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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024030284
(43)【公開日】2024-03-07
(54)【発明の名称】サウナ用ストーブ
(51)【国際特許分類】
   A61H 33/06 20060101AFI20240229BHJP
   F24C 1/00 20060101ALI20240229BHJP
   A61H 33/10 20060101ALI20240229BHJP
【FI】
A61H33/06 Z
F24C1/00 D
A61H33/10 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022133056
(22)【出願日】2022-08-24
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り (イ) 公開開始日 :令和4年3月8日 公開場所 :時ノ寿の森クラブ(静岡県掛川市倉真7021) TAKI駐車場(静岡県浜松市天竜区上野1494) コハラ呉服町ビル1F(静岡県静岡市葵区呉服町2丁目8-5) いいとこ広場(静岡県掛川市大和田485) 大野路ファミリーキャンプ場(静岡県裾野市須山2934-2) アクティ森(静岡県周智郡森町問詰1115-1) つま恋リゾート彩の郷(静岡県掛川市満水2000) 宇久須キャンプ場(静岡県賀茂郡西伊豆町宇久須2102-13) 新川モール(静岡県浜松市中区田町230-28) (ロ) 公開開始日 :令和4年4月25日 公開場所 :NAGAI DESIGN株式会社(静岡県袋井市愛野1344-3) よつばの杜(静岡県浜松市天竜区水窪町奥領家4192-2) エイケン工業株式会社(静岡県御前崎市門屋1370番地) 株式会社Re・lation(静岡県浜松市西区和地町6316) リバーサイド阿多古(静岡県浜松市天竜区石神551) (ハ)ウェブサイ卜掲載開始日:令和4年5月15日 ウェブサイトアドレス :https://www.instagram.com/tent_sauna_eiken (ニ) 配布開始日 :令和4年6月17日 配布場所 :エイケン工業株式会社(静岡県御前崎市門屋1370番地)
(71)【出願人】
【識別番号】000102348
【氏名又は名称】エイケン工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100136674
【弁理士】
【氏名又は名称】居藤 洋之
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 大成
【テーマコード(参考)】
4C094
【Fターム(参考)】
4C094AA01
4C094DD08
4C094EE02
4C094GG04
(57)【要約】
【課題】水蒸気の供給量を増加させることができるサウナ用ストーブを提供する。
【解決手段】サウナ用ストーブ100は、本体101と脚体130a,130bとを備えている。本体101は、木材を燃焼させる炉を構成する箱状の筐体103を有した発熱部102を備えている。筐体103は、上面がサウナストーンSを載置して第1ストーン保持領域E1を形成する第1保持領域形成体107で構成されている。筐体103の側方壁面110a,110bには、熱気生成空間Ca,Cbを形成する板状の熱気空間形成体120a,120bが設けられている。熱気生成空間Ca,Cbの上方には、サウナストーンSを保持する第2ストーン保持領域E2a,E2bを形成する第2保持領域形成体121a,121bが形成されている。第2保持領域形成体121a,121bは、ストーン載置部122a,122bと外側起立壁124a,124bとを備えている。
【選択図】 図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
発熱源を覆う筐体を有した発熱部と、
前記筐体の真上の空間でサウナストーンを保持して第1ストーン保持領域を形成する第1保持領域形成体と、
前記筐体の壁面に対して前記サウナストーンが入り込まない程度の隙間を介して対向配置されて同壁面との間に上下方向に延びる熱気生成空間を形成する熱気空間形成体と、
前記サウナストーンを保持する第2ストーン保持領域を前記熱気生成空間の上方に形成する第2保持領域形成体とを備えたことを特徴とするサウナ用ストーブ。
【請求項2】
請求項1に記載したサウナ用ストーブにおいて、
前記第2保持領域形成体は、
前記第2ストーン保持領域を前記熱気生成空間に繋がった状態で形成することを特徴とするサウナ用ストーブ。
【請求項3】
請求項1に記載したサウナ用ストーブにおいて、
前記第2保持領域形成体は、
水平方向に延びて前記サウナストーンが載置されるストーン載置部と、
前記ストーン載置部の外縁部側に起立する外側起立壁とを備えることを特徴とするサウナ用ストーブ。
【請求項4】
請求項3に記載したサウナ用ストーブにおいて、
前記ストーン載置部は、
前記上下方向に貫通する流通孔を有することを特徴とするサウナ用ストーブ。
【請求項5】
請求項3に記載したサウナ用ストーブにおいて、
前記ストーン載置部は、
前記熱気空間形成体よりも外側に形成されていることを特徴とするサウナ用ストーブ。
【請求項6】
請求項3に記載したサウナ用ストーブにおいて、
前記外側起立壁は、
前記筐体を挟んで互いに対向配置された2つの外側起立壁間に架設された起立壁連結体によって互いに連結されていることを特徴とするサウナ用ストーブ。
【請求項7】
請求項3に記載したサウナ用ストーブにおいて、
前記外側起立壁は、
前記第1保持領域形成体の下方からこの第1保持領域形成体よりも上方の高さまで延びて形成されており、
前記ストーン載置部は、
前記第1保持領域形成体から上方に張り出す前記外側起立壁の高さの2倍以下の長さだけ前記第1保持領域形成体より下方位置に形成されていることを特徴とするサウナ用ストーブ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サウナ室内に設置されてこの室内を高温多湿にするサウナ用ストーブに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、サウナ室内に設置されてこの室内を高温多湿にするサウナ用ストーブがある。例えば、下記特許文献1には、電気ヒータの上方にサウナストーンを保持する構成のサウナ用ストーブが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009-195381号公報
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載したサウナ用ストーブにおいては、サウナストーンを保持する部分が電気ヒータの上部のみであるため、設置できるサウナストーンの総量が少なくこれらのサウナストーンに水を掛けて発生させる水蒸気量も少ないという問題があった。
【発明の概要】
【0005】
本発明は上記問題に対処するためなされたもので、その目的は、水蒸気の供給量を増加させることができるサウナ用ストーブを提供することにある。
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の特徴は、発熱源を覆う筐体を有した発熱部と、筐体の真上の空間でサウナストーンを保持して第1ストーン保持領域を形成する第1保持領域形成体と、筐体の壁面に対してサウナストーンが入り込まない程度の隙間を介して対向配置されて同壁面との間に上下方向に延びる熱気生成空間を形成する熱気空間形成体と、サウナストーンを保持する第2ストーン保持領域を熱気生成空間の上方に形成する第2保持領域形成体とを備えたことにある。
【0007】
これによれば、サウナ用ストーブは、発熱部の筐体の周囲(四方)またはこの周囲の上方の空間でサウナストーンを支持して第2ストーン保持領域を形成する第2保持領域形成体を備えているため、第1ストーン保持領域に加えてこの第2ストーン保持領域で保持されているサウナストーンに水を掛けて水蒸気量を増加させることができる。また、このサウナ用ストーブにおいては、第2保持領域形成体の下方で筐体の壁面に対してサウナストーンが入り込まない程度の隙間で熱気生成空間を形成する熱気空間形成体を備えているため、熱気生成空間にて生成された熱気によってサウナ用ストーブの周囲および第2ストーン保持領域内のサウナストーンを短時間に効果的に熱することができる。
【0008】
また、本発明の他の特徴は、前記サウナ用ストーブにおいて、第2保持領域形成体は、第2ストーン保持領域を熱気生成空間に繋がった状態で形成することにある。
【0009】
これによれば、サウナ用ストーブは、第2保持領域形成体が第2ストーン保持領域を熱気生成空間に繋がった状態で形成しているため、熱気生成空間で生成された熱気が第2ストーン保持領域にそれぞれ導かれることで第2ストーン保持領域内のサウナストーンを短時間に効果的に熱するとともにこの熱と発生させた蒸気とを効果的に発散させることができる。
【0010】
また、本発明の他の特徴は、前記サウナ用ストーブにおいて、第2保持領域形成体は、水平方向に延びてサウナストーンが載置されるストーン載置部と、ストーン載置部の外縁部側に起立する外側起立壁とを備えることにある。
【0011】
これによれば、サウナ用ストーブは、第2保持領域形成体が水平方向に延びてサウナストーンが載置されるストーン載置部と、ストーン載置部における発熱部とは反対の端部側に起立する外側起立壁とを備えているため、発熱部の周囲においてサウナストーンを安定的に保持することができる。
【0012】
また、本発明の他の特徴は、前記サウナ用ストーブにおいて、ストーン載置部は、上下方向に貫通する流通孔を有することにある。
【0013】
これによれば、サウナ用ストーブは、ストーン載置部が上下方向に貫通する流通孔を有しているため、熱気空間形成体の外側で温められた外気についても流通孔を通じて第2ストーン保持領域に導かれることで第2ストーン保持領域内のサウナストーンを短時間に効果的に熱することができる。また、このサウナ用ストーブにおいては、第2ストーン保持領域における外側起立壁側の領域でも空気の流通性を向上させることができる。
【0014】
また、本発明の他の特徴は、前記サウナ用ストーブにおいて、ストーン載置部は、熱気空間形成体よりも外側に形成されていることにある。
【0015】
これによれば、サウナ用ストーブは、ストーン載置部が熱気空間形成体よりも外側に形成されているため、より多くのサウナストーンを載置して保持することができる。
【0016】
また、本発明の他の特徴は、前記サウナ用ストーブにおいて、外側起立壁は、筐体を挟んで互いに対向配置された2つの外側起立壁間に架設された起立壁連結体によって互いに連結されていることにある。
【0017】
これによれば、サウナ用ストーブは、発熱部の筐体を挟んで互いに対向配置された2つの外側起立壁が両者間に架設された起立壁連結体によって互いに連結されているため、2つの外側起立壁の剛性を高めて第1ストーン保持領域内および第2ストーン保持領域内により多くのサウナストーンを収容することができる。また、このサウナ用ストーブは、起立壁連結体を把持することでサウナ用ストーブの持ち運びも容易にすることができるとともに、第1ストーン保持領域内および第2ストーン保持領域内でサウナストーンが大きく荷崩れすることを防止することができる
【0018】
また、本発明の他の特徴は、前記サウナ用ストーブにおいて、外側起立壁は、第1保持領域形成体の下方からこの第1保持領域形成体よりも上方の高さまで延びて形成されており、ストーン載置部は、第1保持領域形成体から上方に張り出す外側起立壁の高さの2倍以下の長さだけ第1保持領域形成体より下方位置に形成されていることにある。
【0019】
これによれば、サウナ用ストーブは、ストーン載置部が第1保持領域形成体から上方に張り出す外側起立壁の高さの2倍以下の長さだけ第1保持領域形成体より下方位置に形成されているため、第2ストーン保持領域内に対するサウナストーンの出し入れ作業を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明に係るサウナ用ストーブの外観構成の概略を示す斜視図である。
図2図1に示すサウナ用ストーブを別の視点から見た外観構成の概略を示す斜視図である。
図3図1に示すサウナ用ストーブの外観構成の概略を示す平面図である。
図4図1に示すサウナ用ストーブにサウナストーンを載置した状態を前側起立壁を省略した状態で示す正面図である。
図5図1に示すサウナ用ストーブにおける第1ストーン保持領域、第2ストーン保持領域および熱気生成空間の各形成状態を前側起立壁を省略した状態で示す正面図である。
図6】本発明の変形例に係るサウナ用ストーブを別の視点から見た外観構成の概略を示す斜視図である。
図7図6に示すサウナ用ストーブの外観構成の概略を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明に係るサウナ用ストーブの一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るサウナ用ストーブ100の外観構成の概略を示す斜視図である。図2は、図1に示すサウナ用ストーブ100を別の視点から見た外観構成の概略を示す斜視図である。図3は、図1に示すサウナ用ストーブ100の外観構成の概略を示す平面図である。図4は、図1に示すサウナ用ストーブ100にサウナストーンSを載置した状態を前側起立壁125aを省略した状態で示す正面図である。図5は、図1に示すサウナ用ストーブ100における第1ストーン保持領域E1、第2ストーン保持領域E2a,E2bおよび熱気生成空間Ca,Cbの各形成状態を前側起立壁125aを省略した状態で示す正面図である。なお、図5においては、第1ストーン保持領域E1、第2ストーン保持領域E2a,E2bおよび熱気生成空間Ca,Cbを互いに異なる濃さのドットハッチングで示している。
【0022】
(サウナ用ストーブ100の構成)
このサウナ用ストーブ100は、テント、小屋または建物内の一室からなるサウナ室内に設置されてこのサウナ室内を高温多湿環境にするための加熱装置である。このサウナ用ストーブ100は、主として、本体101と脚体130a,130bとで構成されている。
【0023】
本体101は、サウナ用ストーブ100を構成する主要な部品を一体的に組み付けた組付け体である。具体的には、本体101は、主として、発熱部102、ベース体112a,112b、熱気空間形成体120a,120bおよび第2保持領域形成体121a,121bをそれぞれ備えている。
【0024】
発熱部102は、サウナ室内をサウナに適する温度まで熱するに足りる熱量を発生させる部分であり、筐体103を備えている。筐体103は、発熱源を覆うとともに発熱源が発した熱を外部に伝達するための部品であり、金属板(例えば、ステンレス材)を箱状に形成して構成されている。具体的には、筐体103は、水平方向に延びる略直方体状に形成されており、その内部に可燃物を燃焼させる燃焼空間が形成されている。
【0025】
ここで、可燃物としては、紙、木材、化石燃料(石炭、石油、天然ガス)またはバイオマス燃料などの各種燃料を用いることができるが、本実施形態においては木材を想定している。すなわち、筐体103は、可燃物を燃焼させることで発熱する発熱源を収容する燃焼空間を形成している。この筐体103には、前方壁面104、第1保持領域形成体107および側方壁面110a,110bおよび後方壁面111がそれぞれ形成されている。
【0026】
前方壁面104は、筐体103の内部に燃料を投入するとともにこの内部をメンテナンスするための開口部105aが形成された部分であり、垂直方向に延びる板状に形成されている。この場合、開口部105aは、前方壁面104の板面から前方に向かって方形に張り出して形成されており、扉105bによって開閉自在に閉じられている。また、前方壁面104には、筐体103の内部の燃焼空間内で燃料を支持する簀子状の火皿(図示せず)から延びる取っ手106を露出させるとともに、燃焼空間内に外気を導入するための火皿開口部105cが形成さている。
【0027】
第1保持領域形成体107は、筐体103の上面を構成しつつサウナストーンSが載置される部分であり、水平方向に延びる板状に形成されている。この第1保持領域形成体107は、平面視で長方形状に形成されており、前記開口部105aとは反対側の端部側に排煙用の配管が接続される排煙筒接続部108が形成されている。したがって、第1保持領域形成体107は、排煙筒接続部108以外の部分でサウナストーンSが載置される部分であり、このサウナストーンSが載置される部分の上方にサウナストーンSが保持される第1ストーン保持領域E1を形成している。
【0028】
側方壁面110a,110bは、筐体103を前方壁面104側から見たとき、左右の側壁を構成している部分であり、垂直方向に延びる板状に形成されている。これらの側方壁面110a,110bは、サウナ用ストーブ100の前側の端部が前記前方壁面104に接続されているとともに、後ろ側が後方壁面111に接続されている。また、側方壁面110a,110bの各上端部は、前記第1保持領域形成体107が接続されている。
【0029】
後方壁面111は、筐体103の背面を構成する部分であり、前記前方壁面104に対向する位置に、垂直方向に延びる板状に形成されている。なお、筐体103は、前方壁面104、第1保持領域形成体107、側方壁面110a,110bおよび後方壁面111のほかに、筐体103の底部を構成する底面を有しているが、本実施形態に直接関らないため、その説明は省略する。この筐体103は、底部がベース体112a,112bにそれぞれ取り付けられている。
【0030】
ベース体112a,112bは、発熱部102に対して熱気空間形成体120a,120bおよび脚体130a,130bをそれぞれ取り付けるための部品であり、金属製(例えば、ステンレス材)の角パイプ材によってそれぞれ構成されている。これらのベース体112a,112bは、筐体103の底面における長手方向に直交する幅方向の両端部に長手方向に沿ってボルトによってそれぞれ取り付けられている。この場合、ベース体112a,112bは、筐体103の長手方向両端部からそれぞれ張り出す長さに形成されるとともに、筐体103の側方壁面110a,110bからそれぞれ張り出す状態で取り付けられている。
【0031】
熱気空間形成体120a,120bは、発熱部102の側方で後述する第2ストーン保持領域E2a,E2bにそれぞれ繋がる熱気生成空間Ca,Cbをそれぞれ形成するための部品であり、金属製(例えば、ステンレス材)の板材によって構成されている。これらの熱気空間形成体120a,120bは、筐体103の側方壁面110a,110bにそれぞれ対向して平行に延びるようにベース体112a,112b上にそれぞれ起立した状態で取り付けられている。
【0032】
この場合、熱気空間形成体120a,120bは、側方壁面110a,110bとの間の空間にサウナストーンSが入り込まない程度の隙間X1,X2を介してそれぞれ配置される。すなわち、熱気生成空間Ca,Cbは、それぞれサウナストーンSが入り込まないとともにその他の物も存在しない空洞としての空間で形成されている。これらの熱気空間形成体120a,120bは、筐体103の開口部105aの上端部より高い位置まで垂直方向に平坦に延びて形成された後、第2保持領域形成体121a,121bに繋がっている。
【0033】
第2保持領域形成体121a,121bは、第1ストーン保持領域E1とは別の第2ストーン保持領域E2a,E2bをそれぞれ形成するための部品であり、金属製(例えば、ステンレス材)の板材によって構成されている。ここで、第2ストーン保持領域E2a,E2bは、熱気生成空間Ca,Cbの上方でこれらの熱気生成空間Ca,Cbに繋がった状態でサウナストーンSを保持する空間である。これらの第2保持領域形成体121a,121bは、それぞれストーン載置部122a,122b、外側起立壁124a,124b、前側起立壁125aおよび後側起立壁125bを備えて構成されている。
【0034】
ストーン載置部122a,122bは、サウナストーンSが載置される部分であり、熱気空間形成体120a,120bの上端部から筐体103の外側に向かって水平方向に延びて形成されている。すなわち、ストーン載置部122a,122bは、筐体103の側方において筐体103の長手方向に帯状に延びて形成されている。この場合、ストーン載置部122a,122bの幅は、サウナストーンSの少なくとも一部を載置できる幅に形成される。
【0035】
これにより、ストーン載置部122a,122bの上方には、サウナストーンSが保持される第2ストーン保持領域E2a,E2bがそれぞれ形成される。また、ストーン載置部122a,122bの長さは、筐体103の長手方向の長さ未満、同長さと同じ長さまたは同長さよりも長い長さに形成することができる。本実施形態においては、ストーン載置部122a,122bの長さは、筐体103の長手方向の長さよりも長い長さに形成されている。
【0036】
また、ストーン載置部122a,122bは、第1保持領域形成体107より下方の位置に形成されている。本実施形態においては、ストーン載置部122a,122bは、外側起立壁124a,124bが第1保持領域形成体107から上方に張り出す高さの2倍以下の長さだけ第1保持領域形成体107より下方の位置に形成されている。これらのストーン載置部122a,122bには、流通孔123a,123bがそれぞれ形成されている。
【0037】
流通孔123a,123bは、第2ストーン保持領域E2a,E2b内に外気を送り込むための部分であり、貫通孔によって形成されている。本実施形態においては、流通孔123a,123bは、ストーン載置部122a,122bの長手方向に延びる長孔で構成されており、ストーン載置部122a,122bの長手方向に沿って断続的に形成されている。
【0038】
外側起立壁124a,124bは、ストーン載置部122a,122b上にそれぞれ載置されたサウナストーンSの外側への落下を防止して第2ストーン保持領域E2a,E2b内で保持するための部品であり、ストーン載置部122a,122bの各外縁部から起立する壁状に形成されている。この場合、外側起立壁124a,124bは、第1保持領域形成体107の下方からこの第1保持領域形成体107よりも上方の高さまで延びて形成されている。
【0039】
これらのストーン載置部122a,122bおよび外側起立壁124a,124bは、熱気空間形成体120a,120bと同一の材料で板金加工によって一体的に成形されている。また、外側起立壁124aと外側起立壁124bとは、各両端部が前側起立壁125aおよび後側起立壁125bによって互いに連結されているとともに、これらの前側起立壁125aと後側起立壁125bとの間の部分が起立壁連結体126a,126bによって互いに連結されている。
【0040】
前側起立壁125aおよび後側起立壁125bは、外側起立壁124aの両端部と外側起立壁124bの両端部とを互いに連結して第1ストーン保持領域E1および第2ストーン保持領域E2a,E2bをそれぞれ仕切ってこれらの各領域からサウナストーンSが落下することを防止するための部品であり、金属製(例えば、ステンレス材)の板材によって構成されている。これらの前側起立壁125aおよび後側起立壁125bは、第1保持領域形成体107よりも上方で外側起立壁124a,124bと同じ高さまで延びて形成されている。
【0041】
そして、前側起立壁125aおよび後側起立壁125bは、外側起立壁124aの両端部および外側起立壁124bの両端部に対してボルトを介して連結されている。この場合、前側起立壁125aは、前方壁面104に対して離隔した位置で開口部105aの上方から延びて形成されている。また、後側起立壁125bは、後方壁面111に対して離隔した位置でベース体112a,112bから上方に延びて形成されている。
【0042】
起立壁連結体126a,126bは、外側起立壁124aと外側起立壁124bとを互いに連結して外側起立壁124aと外側起立壁124bとが互いに離隔して開かないように補強するとともに、このサウナ用ストーブ100を持ち上げる際に把持するための部分であり、金属製(例えば、ステンレス材)の棒材によって構成されている。起立壁連結体126a,126bは、外側起立壁124aおよび外側起立壁124b対してボルトを介して連結されている。
【0043】
脚体130a,130bは、ベース体112a,112bを介して本体101の全体をサウナ用ストーブ100の設置面G上から浮かした状態で支持するための部品であり、金属製(例えば、ステンレス材)の棒材によって構成されている。具体的には、脚体130a,130bは、脚部131a,131b、第1挟み部132a,132bおよび第2挟み部133a,133bをそれぞれ備えて構成されている。これら2つの脚体130a,130bは、全く同一に形成されているため、説明を分かり易くする観点から脚体130aについてのみ説明する。
【0044】
脚部131aは、互いに離隔する2つの棒体で構成されており、各棒体の一方の端部がそれぞれ設置面G上に載置されるとともに他方の端部がそれぞれ第1挟み部132aの両端部にそれぞれ繋がって形成されている。第1挟み部132aは、2つの脚部131aの各上端部間に延びる棒体で構成されている。すなわち、脚部131aと第1挟み部132aとは、1つの棒体を曲げて正面視で逆U字状に形成されている。
【0045】
第2挟み部133aは、第1挟み部132aと協働してベース体112aを挟む部分であり、第1挟み部132aの下方において脚部131aを構成する2つの棒体間に架設されている。この場合、第2挟み部133aは、第1挟み部132aに対してベース体112aの厚さよりも厚い間隔を介して脚部131aに取り付けられている。
【0046】
(サウナ用ストーブ100の作動)
次に、このように構成したサウナ用ストーブ100の作動について説明する。まず、使用者は、サウナ用ストーブ100をサウナ室内に搬入して設置する。具体的には、使用者は、本体101と脚体130a,130bをそれぞれサウナ室内に搬入する。この場合、使用者は、起立壁連結体126a,126bを把持して持ち上げることで本体101の全体を一体的に持ち上げて運ぶことができる。
【0047】
次に、使用者は、脚体130aにおける第1挟み部132aと第2挟み部133aとの間の隙間内にベース体112aを挿し込んで脚体130aを傾斜させることで脚体130aとベース体112aとを&#22169;合わせることができる。また、使用者は、脚体130bにおける第1挟み部132bと第2挟み部133bとの間の隙間内にベース体112bを挿し込んで脚体130bを傾斜させることで脚体130bを脚体130aと同様にベース体112bに&#22169;合わせることができる。これにより、本体101は、設置面G上から浮いた状態で脚体130a,130bによって支持される。
【0048】
次に、使用者は、排煙筒接続部108に排煙筒(図示せず)を接続した後、発熱部102を発熱させる。具体的には、使用者は、発熱部102の筐体103内に燃料を投入するとともにこの燃料に着火して燃焼させることで発熱部102を発熱させることができる。ここで、使用者は、燃料に着火する前または着火した後にサウナストーンSを第1ストーン保持領域E1および第2ストーン保持領域E2a,E2bにそれぞれサウナストーンSを配置する。
【0049】
具体的には、使用者は、第1保持領域形成体107上および第2保持領域形成体121a,121bにおけるストーン載置部122a,122b上にそれぞれサウナストーンSを積み上げる。この場合、使用者は、外側起立壁124a,124b、前側起立壁125aおよび後側起立壁125bの高さ未満または同高さ以上にサウナストーンSを積み上げることができる。また、この場合、第1ストーン保持領域E1内および第2ストーン保持領域E2a,E2b内においては起立壁連結体126a,126bによってサウナストーンSの荷崩れを防止することができる。
【0050】
サウナ用ストーブ100は、発熱部102の外表面が加熱されることでその周囲に存在するサウナストーンSが加熱される。例えば、サウナ用ストーブ100は、第1保持領域形成体107が加熱されることでこの第1保持領域形成体107上に載置されたサウナストーンSおよびこれらのサウナストーンS上に積み上げられたサウナストーンSが加熱される。
【0051】
また、サウナ用ストーブ100は、発熱部102の発熱に応じて筐体103の周囲の空気が熱せされて上昇気流が発生する。これにより、サウナ用ストーブ100は、熱気生成空間Ca,Cb内においても上昇気流(図4における破線矢印参照)が生じて第2ストーン保持領域E2a,E2b内に下方から熱気が進入することで第2ストーン保持領域E2a,E2b内のサウナストーンSが熱せられる。また、サウナ用ストーブ100は、熱気空間形成体120a,120bの外側においても上昇気流(図4における二点鎖線矢印参照)が発生する。これにより、サウナ用ストーブ100は、熱気空間形成体120a,120bの外側で生じた上昇気流が流通孔123a,123bを介して第2ストーン保持領域E2a,E2b内に進入することで第2ストーン保持領域E2a,E2b内のサウナストーンSが熱せられる。
【0052】
なお、この場合、筐体103の前方壁面104と前側起立壁125aとの間の隙間、および後方壁面111と後側起立壁125bとの間の隙間においても熱気の上昇気流が生成されて第2ストーン保持領域E2a,E2b内のサウナストーンSが熱せられる。すなわち、これらの隙間は、熱気生成空間Ca,Cbと同様に熱気生成空間として機能している。
【0053】
次に、使用者は、サウナストーンSが十分に熱せられた場合には、このサウナストーンSに水を掛けて蒸気を発生させる。この場合、サウナ用ストーブ100は、熱気生成空間Ca,Cbに発生した上昇気流によって第2ストーン保持領域E2a,E2b内で発生した蒸気を効果的に拡散することができる。これらにより、使用者は、サウナ室内をサウナに適した高温多湿の環境にすることができる。なお、この場合、流通孔123a,123bは、サウナストーンSに掛けられた過剰な水を第2ストーン保持領域E2a,E2bから排出することができる。
【0054】
次に、使用者は、サウナ用ストーブ100の使用を終了する際には、発熱部102内での燃焼を中断させることで発熱部102を自然冷却させることができる。この場合、使用者は、第1ストーン保持領域E1および第2ストーン保持領域E2a,E2b内のサウナストーンSを撤去することができる。そして、使用者は、本体101に対してベース体112a,112bおよび排煙筒を取り外すことでサウナ室内から撤去可能な状態に戻すことができる。
【0055】
上記作動説明からも理解できるように、上記実施形態によれば、サウナ用ストーブ100は、発熱部102の側方およびこの側方の上方の空間でサウナストーンSを支持して第2ストーン保持領域E2a,E2bをそれぞれ形成する第2保持領域形成体121a,121bをそれぞれ備えている。これにより、サウナ用ストーブ100は、第1ストーン保持領域E1に加えてこれらの第2ストーン保持領域E2a,E2b内でそれぞれ保持されているサウナストーンSに水を掛けることで水蒸気量を増加させることができる。
【0056】
また、このサウナ用ストーブ100においては、第2保持領域形成体121a,121bの各下方で筐体103の側方壁面110a,110bに対してサウナストーンSが入り込まない程度の隙間X1,X2で熱気生成空間Ca,Cbを形成する熱気空間形成体120a,120bをそれぞれ備えている。これにより、サウナ用ストーブ100は、熱気生成空間Ca,Cbにてそれぞれ生成された熱気によってサウナ用ストーブ100の周囲および第2ストーン保持領域E2a,E2b内の各サウナストーンSを短時間に効果的に熱することができる。
【0057】
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
【0058】
例えば、上記実施形態においては、発熱部102は、燃料を燃やして発熱する炉で構成した。しかし、発熱部102は、発熱源が筐体で覆われて構成されていればよい。したがって、発熱部102は、例えば、電気ヒータからなる発熱源が筐体103で覆われて構成されていてもよい。
【0059】
また、上記実施形態においては、第1保持領域形成体107は、筐体103の上面で構成した。しかし、第1保持領域形成体107は、発熱部102の真上の空間にサウナストーンSを保持する第1ストーン保持領域E1を形成するように構成されていればよい。したがって、第1保持領域形成体107は、筐体103の上面に別途設けた板状体で構成することもできる。
【0060】
また、上記実施形態においては、サウナ用ストーブ100は、発熱部102を正面から見て左右の両側に熱気空間形成体120a,120bおよび第2保持領域形成体121a,121bをそれぞれ備えて構成した。しかし、サウナ用ストーブ100は、発熱部102を正面から見て前後左右の壁面のうちの少なくとも一つの壁面に対して熱気空間形成体および第2保持領域形成体が形成されていればよい。したがって、サウナ用ストーブ100は、筐体103を正面から見て前方壁面104または後方壁面111に熱気空間形成体120a,120bおよび第2保持領域形成体121a,121bをそれぞれ備えて構成することもできる。
【0061】
例えば、サウナ用ストーブ100は、図6および図7にそれぞれ示すように、筐体103の後方壁面111側に第2ストーン保持領域E2cをそれぞれ形成する第2保持領域形成体140を設けることができる。この第2保持領域形成体140は、後側起立壁125bおよびストーン載置部141で構成されている。
【0062】
後側起立壁125bは、下端部から熱気空間形成体120a,120bと同じ高さまでの部分が本願発明に係る熱気形成体として機能する部分であり、熱気空間形成体120a,120bよりも高い部分が外側起立壁124a,124bと同様の機能を発揮する部分である。この後側起立壁125bは、後方壁面111に対して隙間X1,X2と同じ隙間X3を介した位置に配置されている。
【0063】
すなわち、熱気空間形成体120a,120bおよび外側起立壁124a,124bが上記実施形態における熱気空間形成体120a,120bおよび外側起立壁124a,124bよりも長手方向に隙間X3の分だけ長く形成されている。これにより、筐体103の後方壁面111と後側起立壁125bとの間には、熱気生成空間Ca,Cbと同様の熱気生成空間Ccが形成される。なお、図7においては、ストーン載置部141よりも上方に形成される第2ストーン保持領域E2cを濃いドットハッチングで示すとともに、ストーン載置部141よりも下方に形成される熱気生成空間Ccを薄いドットハッチングで示している。
【0064】
ストーン載置部141は、ストーン載置部122a,122bと同様に、サウナストーンSが載置される部分であり、隙間X3に対応する幅で筐体103の外側に向かって水平方向に延びる金属製(例えば、ステンレス材)板状体で構成されている。また、ストーン載置部141は、ストーン載置部122aとストーン載置部122bとの間に架設される長さに形成されている。
【0065】
すなわち、ストーン載置部141は、ストーン載置部122aおよびストーン載置部122bの各上面に架設された状態で載置されている。このストーン載置部141には、流通孔123a,123bと同様の流通孔142が形成されている。これにより、ストーン載置部141の上方には、サウナストーンSが保持される第2ストーン保持領域E2cが第1ストーン保持領域E1および第2ストーン保持領域E2a,E2bにそれぞれ繋がった状態で形成される。
【0066】
このよう構成された図6および図7にそれぞれ示すサウナ用ストーブ100においては、第2ストーン保持領域E2c内にもサウナストーンSを配置することができる。そして、このサウナ用ストーブ100においては、筐体103から発せられる熱によって熱気生成空間Cc内で生成された熱気が流通孔142を介して第2ストーン保持領域E2cに流入する。これにより、第2ストーン保持領域E2c内のサウナストーンSが熱せられる。
【0067】
また、上記実施形態においては、第2保持領域形成体121a,121bは、ストーン載置部122a,122bと外側起立壁124a,124bとを備えて構成した。しかし、第2保持領域形成体121a,121bは、ストーン載置部122a,122bおよび外側起立壁124a,124bのうちの一方で構成することもできる。この場合、ストーン載置部122a,122bは、サウナストーンSを安定的に載置できる幅で形成するとよい。また、外側起立壁124a,124bは、側方壁面110a,110bに対してサウナストーンSの幅よりも狭い幅で設けられることでサウナストーンSを載置することができる。
【0068】
また、ストーン載置部122a,122bは、水平方向以外に発熱部102側に向かって下り傾斜となる傾斜面で構成することができる。また、ストーン載置部122a,122bは、流通孔123a,123bを備えて構成した。しかし、ストーン載置部122a,122bは、流通孔123a,123bを省略して構成することもできる。また、ストーン載置部122a,122bおよび外側起立壁124a,124bは、貫通孔を有さない板状体のほかに、無数の貫通孔を有するパンチングプレートまたはワイヤー材を編んだ網状体で構成することもできる。
【0069】
また、上記実施形態においては、ストーン載置部122a,122bは、側方壁面110a,110bに対して隙間X1,X2を介した離隔した位置に設けた。すなわち、サウナ用ストーブ100は、熱気生成空間Ca,Cbが第2ストーン保持領域E2a,E2bに繋がった状態で形成した。しかし、サウナ用ストーブ100は、側方壁面110a,110bに対してストーン載置部122a,122bを接続して熱気生成空間Ca,Cbが第2ストーン保持領域E2a,E2bに直接繋がらないように構成することもできる。これによれば、第2ストーン保持領域E2a,E2b内の水が熱気生成空間Ca,Cbに進入することを防止することができる。
【0070】
また、上記実施形態においては、ストーン載置部122a,122bは、熱気空間形成体120a,120bに対して筐体103のサウナ用ストーブ100の外側方向に延びて形成した。これにより、サウナ用ストーブ100は、第2ストーン保持領域E2a,E2bが熱気生成空間Ca,Cbの上方および外側方向に形成されている。しかし、サウナ用ストーブ100は、第2ストーン保持領域E2a,E2bが熱気生成空間Ca,Cbの上方にのみ形成することもできる。具体的には、サウナ用ストーブ100は、ストーン載置部122a,122bを熱気空間形成体120a,120bから張り出さないように内側にのみ形成することができる。
【0071】
また、上記実施形態においては、外側起立壁124a,124bは、起立壁連結体126a,126bによって互いに連結するように構成した。しかし、外側起立壁124a,124bは、起立壁連結体126a,126bを省略して構成することもできる。
【0072】
また、上記実施形態においては、サウナ用ストーブ100は、本体101と脚体130a,130bとで構成した。しかし、サウナ用ストーブ100は、脚体130a,130bを省略して本体101のみで構成することもできる。この場合、サウナ用ストーブ100は、本体101を設置面G上に直接または台などを介して間接的に配置して使用することができる。
【0073】
また、上記実施形態においては、ストーン載置部122a,122bは、外側起立壁124a,124bが第1保持領域形成体107から上方に張り出す高さの2倍以下の長さだけ第1保持領域形成体107より下方の位置に形成されている。しかし、ストーン載置部122a,122bは、外側起立壁124a,124bが第1保持領域形成体107から上方に張り出す高さの2倍を超える長さだけ第1保持領域形成体107より下方の位置に形成することもできる。
【符号の説明】
【0074】
S…サウナストーン、X1,X2…側方壁面と熱気空間形成体との間の隙間(熱気生成空間の幅)、X3…後方壁面と熱気空間形成体との間の隙間(熱気生成空間の幅)、E1…第1ストーン保持領域、E2a,E2b,E2c…第2ストーン保持領域、Ca,Cb,Cc…熱気生成空間、G…設置面、
100…サウナ用ストーブ、
101…本体、102…発熱部、103…筐体、104…前方壁面、105a…開口部、105b…扉、105c…火皿開口部、106…取っ手、107…第1保持領域形成体、108…排煙筒接続部、110a,110b…側方壁面、111…後方壁面、112a,112b…ベース体、
120a,120b…熱気空間形成体、121a,121b…第2保持領域形成体、122a,122b…ストーン載置部、123a,123b…流通孔、124a,124b…外側起立壁、125a…前側起立壁、125b…後側起立壁、126a,126b…起立壁連結体、
130a,130b…脚体、131a,131b…脚部、132a,132b…第1挟み部、133a,133b…第2挟み部、
140…第2保持領域形成体、141…ストーン載置部、142…流通孔。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7