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  • 特開-運搬台車 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024030287
(43)【公開日】2024-03-07
(54)【発明の名称】運搬台車
(51)【国際特許分類】
   B62B 3/10 20060101AFI20240229BHJP
   B66B 23/00 20060101ALI20240229BHJP
【FI】
B62B3/10 B
B66B23/00 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022133061
(22)【出願日】2022-08-24
(71)【出願人】
【識別番号】000236056
【氏名又は名称】三菱電機ビルソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110423
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道治
(74)【代理人】
【識別番号】100111648
【弁理士】
【氏名又は名称】梶並 順
(74)【代理人】
【識別番号】100147566
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100161171
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 潤一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100188514
【弁理士】
【氏名又は名称】松岡 隆裕
(72)【発明者】
【氏名】中野 秀幸
(72)【発明者】
【氏名】尾岡 弘樹
(72)【発明者】
【氏名】有川 翔大
【テーマコード(参考)】
3D050
3F321
【Fターム(参考)】
3D050AA13
3D050BB02
3D050BB22
3D050BB29
3D050DD01
3D050EE08
3D050EE15
3D050HH03
3D050KK05
3F321HA06
(57)【要約】
【課題】重量物の設置位置調整を容易に行うことができる運搬台車を得る。
【解決手段】中間サポート8の運搬台車6は、支持台61と、複数の車輪62と、複数のジャッキ64と、ステージ構造体65とを備えている。複数の車輪62は、支持台61の下面に設けられている。複数のジャッキ64は、支持台61の上面に設けられている。ステージ構造体65は、支持台61の上方に配置され、複数のジャッキ64を介して支持台61に支持されている。ステージ構造体65は、取付部材651と、ステージ部材652とを有している。取付部材651は、複数のジャッキ64に取り付けられている。ステージ部材652は、取付部材651の上部にスライド可能に設けられ、重量物を載せることが可能である。複数のジャッキ64のそれぞれは、支持台61に対するステージ構造体65の位置を上下方向へ調整可能になっている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持台と、
前記支持台の下面に設けられた複数の車輪と、
前記支持台の上面に設けられた複数のジャッキと、
前記支持台の上方に配置され、前記複数のジャッキを介して前記支持台に支持されたステージ構造体と
を備え、
前記ステージ構造体は、前記複数のジャッキに取り付けられた取付部材と、前記取付部材の上部に、前記支持台の長手方向に沿ってスライド可能に設けられ、重量物を載せることが可能なステージ部材とを有しており、
前記複数のジャッキのそれぞれは、前記支持台に対する前記ステージ構造体の位置を上下方向へ調整可能になっている運搬台車。
【請求項2】
前記取付部材と前記複数のジャッキとの間に設けられ、前記複数のジャッキのそれぞれに対する前記取付部材の角度を自在に変化させ、且つ前記角度を固定可能な傾斜回転ステージをさらに備えている請求項1に記載の運搬台車。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、重量物の設置位置調整に適した運搬台車に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、エスカレーターのトラスを載せる設置台上に直立した複数の支柱を設け、トラスを保持する保持部材を各支柱の上端部分に設けたエスカレーターの運搬台車が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010-000988号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、エスカレーターのトラスを支える構造物である中間サポートをトラスの下面に取り付ける場合、中間サポートがトラスの下面に接する特定の取付位置に中間サポートを運ぶ必要がある。この場合、中間サポートが重量物であるため、特許文献1に示されている従来のエスカレーターの運搬台車を用いることも考えられる。しかし、従来のエスカレーターの運搬台車では、中間サポートを設置台上に保持した状態で、運搬台車を少しずつ動かしながら中間サポートの位置を調整する必要がある。このため、従来のエスカレーターの運搬台車では、中間サポートを特定の取付位置に設置する作業に手間がかかってしまう。
【0005】
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、重量物の設置位置調整を容易に行うことができる運搬台車を得ることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る運搬台車は、支持台と、支持台の下面に設けられた複数の車輪と、支持台の上面に設けられた複数のジャッキと、支持台の上方に配置され、複数のジャッキを介して支持台に支持されたステージ構造体とを備え、ステージ構造体は、複数のジャッキに取り付けられた取付部材と、取付部材の上部に、前記支持台の長手方向に沿ってスライド可能に設けられ、重量物を載せることが可能なステージ部材とを有しており、複数のジャッキのそれぞれは、支持台に対するステージ構造体の位置を上下方向へ調整可能になっている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、重量物の設置位置調整を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施の形態1における中間サポートの運搬台車の使用例を示す図である。
図2図1の取付部材及びステージ部材の詳細構成例を示す図である。
図3図2の傾斜回転ステージの構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における中間サポート8の運搬台車6の使用例を示す図である。まず初めに、図1を参照しながら、エスカレーターの概要について説明する。
【0010】
図1に示すように、エスカレーターは、トラス1と、複数の踏段2とを備えている。トラス1は、上下の階に架け渡されている。よって、トラス1の傾斜部は、一定の角度で傾斜している。
【0011】
また、トラス1の内部のうち、上部乗降口4の下方には機械室5が設けられている。機械室5には、制御装置7が設けられている。また、機械室5には、駆動スプロケット9等が設けられている。
【0012】
また、トラス1の内部のうち、下部乗降口3の下方には従動スプロケット10が設けられている。また、トラス1の内部には、一対の無端状のチェーン11が配置されている。一対の無端状のチェーン11は、駆動スプロケット9と、従動スプロケット10とに架け渡されたものである。
【0013】
それぞれのチェーン11は、踏段2の幅方向に沿って各踏段2に設けられた軸芯12の両端部に1個ずつ固定されている。よって、各踏段2は、一対のチェーン11を介して、無端状に連結されている。
【0014】
駆動スプロケット9は、機械室5に設けられている不図示の電動機により不図示の減速機を介して双方向に回転可能である。電動機が駆動スプロケット9を一方の方向に回転させた場合には、利用者を乗せた踏段2は斜め上方の移動方向に沿って上り移動する。
【0015】
また、電動機が駆動スプロケット9を他方の方向に回転させた場合には、利用者を乗せた踏段2は斜め下方の移動方向に沿って下り移動する。よって、各踏段2は、階段状に下の階と上の階との間を上り移動又は下り移動することが可能である。
【0016】
次に、エスカレーターのトラス1を支持する中間サポート8を運搬する運搬台車6について説明する。
【0017】
運搬台車6は、支持台61と、複数の車輪62と、複数のジャッキ64と、ステージ構造体65とを備えている。
【0018】
支持台61は、重量物を載せることが可能な台である。支持台61の形状は、長方形形状である。
【0019】
複数の車輪62は、支持台61の下面に設けられている。複数の車輪62は、回転可能に構成されている。取っ手70は、支持台61の上面後端に設けられている。よって、作業者が、取っ手70を掴みながら運搬台車6を押すことにより、複数の車輪62が回転する。
【0020】
従って、作業者は、運搬台車6を容易に移動させることができる。
【0021】
複数のジャッキ64は、支持台61の上面に設けられている。複数のジャッキ64のそれぞれは、ロッド63を収納可能に構成されている。ロッド63は、支持台61に対して垂直に設けられている。
【0022】
複数のジャッキ64のそれぞれは、エアシリンダから構成されている。複数のジャッキ64のそれぞれには、図示しないエアシリングへのエアーの充填量を調整する機構が設けられている。複数のジャッキ64のそれぞれは、エアシリンダに充填されたエアーに応じてロッド63を突出可能である。
【0023】
よって、作業者は、複数のジャッキ64のエアシリンダへのエアーの充填量を調整することにより、複数のジャッキ64のそれぞれを個別に操作することができる。
【0024】
従って、複数のジャッキ64のそれぞれは、支持台61に対するステージ構造体65の位置を上下方向の1軸方向へ個別に調整可能になっている。
【0025】
ステージ構造体65は、取付部材651と、ステージ部材652とを有している。
【0026】
取付部材651は、複数のジャッキ64に取り付けられている。
【0027】
ステージ部材652は、取付部材651の上部にスライド可能に設けられている。ステージ部材652は、重量物を載せることが可能である。
【0028】
なお、取付部材651に対してステージ部材652を、支持台61の長手方向に沿ってスライドさせる構成の詳細については図2を用いて後述する。
【0029】
取付部材651に対してステージ部材652をスライドさせて伸びる方向の先端下面には、複数の補助ジャッキ69が設けられている。
【0030】
複数の補助ジャッキ69のそれぞれは、補助ロッド67を収納可能に構成されている。複数の補助ロッド67のそれぞれの先端には、基部68が設けられている。複数の補助ジャッキ69のそれぞれは、エアシリンダから構成されている。
【0031】
複数の補助ジャッキ69のそれぞれには、図示しないエアシリングへのエアーの充填量を調整する機構が設けられている。複数の補助ジャッキ69のそれぞれは、エアシリンダに充填されたエアーに応じて補助ロッド67を突出可能である。
【0032】
よって、作業者は、複数の補助ジャッキ69のエアシリンダへのエアーの充填量を調整することにより、複数の補助ジャッキ69のそれぞれを個別に操作することができる。
【0033】
従って、複数の補助ジャッキ69のそれぞれは、基部68に対するステージ部材652の位置を、取付部材651と一体的に上下方向の1軸方向へ個別に調整可能になっている。
【0034】
図2は、図1の取付部材651及びステージ部材652の詳細構成例を示す図である。
【0035】
取付部材651には、第1の取付溝651aと、第2の取付溝651bとが設けられている。
【0036】
第1の取付溝651a及び第2の取付溝651bのそれぞれには、取付部材651の下面側にザグリ加工が施されたザグリ穴が形成されている。
【0037】
ステージ部材652には、第1のステージ溝652aと、第2のステージ溝652bとが設けられている。
【0038】
第1のステージ溝652a及び第2のステージ溝652bのそれぞれには、ステージ部材652の上面側にザグリ加工が施されたザグリ穴が形成されている。
【0039】
第1の取付溝651aの貫通箇所と、第1のステージ溝652aの貫通箇所とを合わせた状態で、複数の第1のピン665が通されている。複数の第1のピン665のそれぞれの両端には第1のピン665の径以上であって、第1の取付溝651a及び第1のステージ溝652aのそれぞれのザグリ穴のザグリ径未満の大きさのヘッドが設けられている。
【0040】
第2の取付溝651bの貫通箇所と、第2のステージ溝652bの貫通箇所とを合わせた状態で、複数の第2のピン666が通されている。複数の第2のピン666のそれぞれの両端には第2のピン666の径以上であって、第2の取付溝651b及び第2のステージ溝652bのそれぞれのザグリ穴のザグリ径未満の大きさのヘッドが設けられている。
【0041】
これにより、ステージ部材652は、取付部材651に対してスライド可能となっている。よって、ステージ部材652は、複数の第1のピン665及び複数の第2のピン666による制限の範囲内で、取付部材651に対して支持台61の長手方向に沿った1軸方向に移動可能となっている。
【0042】
取付部材651と、ジャッキ64のそれぞれとの間には、傾斜回転ステージ667が設けられている。
【0043】
ステージ部材652と、補助ジャッキ69のそれぞれとの間にも、傾斜回転ステージ667が設けられている。
【0044】
傾斜回転ステージ667のそれぞれは、2軸の傾斜を実現する構成となっている。傾斜回転ステージ667について図3を用いて説明する。
【0045】
図3は、図2の傾斜回転ステージ667の構成例を示す図である。
【0046】
傾斜回転ステージ667は、基部ステージ671と、上部ステージ672と、胴体部673とを有している。
【0047】
取付部材651に設けられている傾斜回転ステージ667においては、ジャッキ64の先端に、基部ステージ671の下面が取り付けられている。
【0048】
ステージ部材652に設けられている傾斜回転ステージ667においては、補助ジャッキ69の先端に、基部ステージ671の下面が取り付けられている。
【0049】
取付部材651に設けられている傾斜回転ステージ667においては、取付部材651の下面四隅のそれぞれに、上部ステージ672の上面が取り付けられている。上部ステージ672の中心が重心であり、図3においては原点Oとして示されている。
【0050】
ステージ部材652に設けられている傾斜回転ステージ667においては、ステージ部材652の下面先端の両端のそれぞれに、上部ステージ672の上面が取り付けられている。
【0051】
胴体部673の下面は、基部ステージ671の上面に取り付けられている。胴体部673の上面は、傾斜回転部674を介して上部ステージ672の下面に取り付けられている。
【0052】
胴体部673には、第1のクランプ701と、第2のクランプ702とが設けられている。
【0053】
傾斜回転部674は、第1の軸を中心とする回転軸と、第1の軸と直交する第2の軸を中心とする回転軸との何れかの回転軸により回転可能に構成されている。傾斜回転部674の第1の軸は、原点Oを通り、且つ、第1のクランプ701の中心軸に沿った軸である。傾斜回転部674の第2の軸は、原点Oを通り、且つ、第2のクランプ702の中心軸に沿った軸である。
【0054】
第1のクランプ701は、第1の軸を中心として回転した傾斜回転部674の角度を固定する機構を有している。第2のクランプ702は、第2の軸を中心として回転した傾斜回転部674の角度を固定する機構を有している。
【0055】
よって、上部ステージ672は原点Oを重心として第1の軸を中心とする回転軸により傾斜回転することで、第1の調整方向A上における傾斜回転が可能である。
【0056】
また、上部ステージ672は原点Oを重心として第2の軸を中心とする回転軸により傾斜回転することで、第2の調整方向B上における傾斜回転が可能である。
【0057】
よって、複数のジャッキ64のそれぞれに対する取付部材651の角度は、自在に変化する。さらに、複数のジャッキ64のそれぞれに対する取付部材651の角度を、所望の角度で固定させることができる。
【0058】
また、複数の補助ジャッキ69のそれぞれに対するステージ部材652の角度も、自在に変化する。さらに、複数の補助ジャッキ69のそれぞれに対するステージ部材652の角度も、所望の角度で固定させることができる。
【0059】
次に、中間サポート8を支持する運搬台車6の使用例について説明する。
【0060】
ステージ部材652の上に中間サポート8を乗せた状態で、作業者は、運搬台車6をトラス1の下方まで移動させることにより、中間サポート8を運搬する。
【0061】
次に、トラス1に対する中間サポート8の取付位置に合わせて運搬台車6の設置場所を微調整する。この微調整は、作業者が取っ手70を掴んで進むことにより複数の車輪62を回転させて運搬台車6の位置を調整することにより実施されればよい。
【0062】
次に、ジャッキ64及び補助ジャッキ69を使用しながら中間サポート8とトラス1との間の上下方向の距離を調整する。この上下方向の距離の調整において、作業者は、ジャッキ64のそれぞれの高さと、補助ジャッキ69のそれぞれの高さとを個別に調整することにより、トラス1の下面の凹凸に応じた中間サポート8の位置の微調整が可能となる。
【0063】
また、取付部材651に対してステージ部材652をスライドさせながらトラス1に対する中間サポート8の支持台61の長手方向に沿った前後方向の距離を調整する。
【0064】
以上の一連処理により、作業者は、運搬台車6を移動させることにより、トラス1に対する中間サポート8の取付位置に、中間サポート8の位置を調整することができる。次に、作業者は、ジャッキ64、補助ジャッキ69、及びステージ部材652の少なくとも1つを調整し、第1のクランプ701及び第2のクランプ702を操作して中間サポート8の位置決めを行う。この後、作業者は、ボルト等を用いて中間サポート8をトラス1に設けることができる。
【0065】
以上のように、本実施の形態1において、ステージ構造体65は、複数のジャッキ64に取り付けられた取付部材651と、取付部材651の上部に、支持台61の長手方向に沿ってスライド可能に設けられ、重量物を載せることが可能なステージ部材652とを有している。
【0066】
さらに、複数のジャッキ64のそれぞれは、支持台61に対するステージ構造体65の位置を支持台61に対して上下方向へ調整可能になっている。
【0067】
これにより、重量物である中間サポート8の位置を、支持台61に対する上下方向の1軸と支持台61の長手方向に沿った1軸との合計2軸方向に微調整することができる。従って、中間サポート8を容易に設置することができる。
【0068】
また、複数のジャッキ64のそれぞれに対する取付部材651の角度は、自在に変化する。
【0069】
これにより、支持台61に対する上下方向の1軸方向、支持台61の長手方向に沿った1軸方向、傾斜回転部674の2軸方向の合計4軸方向に中間サポート8の位置を微調整することができる。従って、中間サポート8を特に顕著に容易に設置することができる。
【0070】
なお、上記の実施の形態1においては、複数のジャッキ64のそれぞれ及び複数の補助ジャッキ69のそれぞれがエアシリンダから構成されている一例について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、複数のジャッキ64のそれぞれ及び複数の補助ジャッキ69のそれぞれは油圧シリンダから構成されてもよい。これにより、より重い重量物を上下動させることができる。
【0071】
また、上記の実施の形態1においては、重量物として、エスカレーターのトラス1に取り付けられた中間サポート8を一例として説明したが、重量物は、これに限定されない。本開示に係る運搬台車6による設置位置調整機構を適用できる他の重量物に対しても、同等の効果を実現できる。
【0072】
また、上記の実施の形態1においては、複数の補助ジャッキ69も調整する一例について説明したが、支持台61に対する高さ方向の調整に、複数の補助ジャッキ69を調整せず、複数のジャッキ64を調整するだけであってもよい。
【0073】
以上、好ましい実施の形態等について詳説したが、上述した実施の形態等に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態等に種々の変形及び置換を加えることができる。
【符号の説明】
【0074】
1 トラス、2 踏段、3 下部乗降口、4 上部乗降口、5 機械室、6 運搬台車、7 制御装置、8 中間サポート、9 駆動スプロケット、10 従動スプロケット、11 チェーン、12 軸芯、14 駆動用レール、16 従動用レール、61 支持台、62 車輪、63 ロッド、64 ジャッキ、65 ステージ構造体、651 取付部材、652 ステージ部材、67 補助ロッド、68 基部、69 補助ジャッキ、70 取っ手、651a 第1の取付溝、651b 第2の取付溝、652a 第1のステージ溝、652b 第2のステージ溝、665 第1のピン、666 第2のピン、667 傾斜回転ステージ、671 基部ステージ、672 上部ステージ、673 胴体部、674 傾斜回転部、701 第1のクランプ、702 第2のクランプ、A 第1の調整方向、B 第2の調整方向、O 原点。
図1
図2
図3