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  • 特開-止水装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024030387
(43)【公開日】2024-03-07
(54)【発明の名称】止水装置
(51)【国際特許分類】
   E06B 5/00 20060101AFI20240229BHJP
   E06B 7/22 20060101ALI20240229BHJP
【FI】
E06B5/00 Z
E06B7/22 M
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022133247
(22)【出願日】2022-08-24
(71)【出願人】
【識別番号】000239714
【氏名又は名称】文化シヤッター株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000626
【氏名又は名称】弁理士法人英知国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】廣長 遼太
【テーマコード(参考)】
2E036
2E239
【Fターム(参考)】
2E036AA01
2E036BA01
2E036CA01
2E036CA03
2E036DA02
2E036EB02
2E036EC05
2E036GA02
2E239AC04
(57)【要約】
【課題】 止水板をドア側の部材等に干渉しないように設置する。
【解決手段】 扉体15,16を左右の縦枠部材11,12の戸当り面11a,12aに接触又は近接して閉鎖される開き戸に対し、左右の縦枠部材11,12間の開口Aを塞ぐようにした止水装置であって、戸当り面11a,12aよりも奥側で開口Aの左側部分を覆う左板部21と、戸当り面11a,12aよりも奥側で開口Aの右側部分を覆う右板部22と、左板部21と右板部22の間を手前側へ折り曲げ可能に接続する接続部23と、左板部21の左端に固定され左側の戸当り面11aに重なり合う左フランジ部21bと、右板部22の右端に固定され右側の戸当り面12aに重なり合う右フランジ部22bとを具備することを特徴とする。
【選択図】 図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
扉体を左右の縦枠部材の戸当り面に接触又は近接して閉鎖される開き戸に対し、左右の前記縦枠部材間の開口を塞ぐようにした止水装置であって、
前記戸当り面よりも奥側で前記開口の左側部分を覆う左板部と、前記戸当り面よりも奥側で前記開口の右側部分を覆う右板部と、前記左板部と前記右板部の間を手前側へ折り曲げ可能に接続する接続部と、前記左板部の左端に固定され左側の前記戸当り面に重なり合う左フランジ部と、前記右板部の右端に固定され右側の前記戸当り面に重なり合う右フランジ部とを具備することを特徴とする止水装置。
【請求項2】
前記左フランジ部と前記右フランジ部の各々が、閉鎖状態の前記扉体と前記戸当り面の間に位置するようにしたことを特徴とする請求項1記載の止水装置。
【請求項3】
前記左板部及び前記右板部が、閉鎖状態の前記扉体の奥側面に近接又は接触するようにしたことを特徴とする請求項1記載の止水装置。
【請求項4】
前記左板部と前記右板部には、それぞれ、前記縦枠部材における前記戸当り面よりも奥側の見込み面に対し圧接されるように、第一の水密材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の止水装置。
【請求項5】
前記左板部と前記右板部の間には、上下方向にわたって挟まれるように、第二の水密材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の止水装置。
【請求項6】
前記左板部と前記右板部のうち、その一方の横幅寸法を他方よりも小さくしたことを特徴とする請求項1記載の止水装置。
【請求項7】
前記左板部と前記右板部のうち、横幅寸法が大きい方の板部に、取手を設けたことを特徴とする請求項6記載の止水装置。
【請求項8】
一方の前記縦枠部材に、前記扉体を回動可能に支持するヒンジが設けられ、
前記左フランジ部と前記右フランジ部の少なくとも一方には、前記ヒンジを通過可能な切欠部が設けられていることを特徴とする請求項1~7何れか1項記載の止水装置。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、増水時に建物や地下道の開口部を略板状の止水体により閉鎖して水の侵入を阻む止水装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
台風や集中豪雨などによる増水が、開き戸により開閉される開口部に侵入すると、浸水による甚大な被害を及ぼすおそれがある。そこで、このような事態が想定される場合に、前記開口部の下端側のドア枠間に止水板を嵌め込み、この止水板により水の浸入を阻むようにした従来技術が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014-218794
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来技術によれば、止水板をドア枠間に設置する際に、止水板がヒンジ等のドア側部材に干渉し、その設置作業が困難になったり、ヒンジ等に干渉しないように止水板の高さ寸法を低くする必要が生じたりする場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
このような課題に鑑みて、本発明の一つは、以下の構成を具備するものである。
扉体を左右の縦枠部材の戸当り面に接触又は近接して閉鎖される開き戸に対し、左右の前記縦枠部材間の開口を塞ぐようにした止水装置であって、前記戸当り面よりも奥側で前記開口の左側部分を覆う左板部と、前記戸当り面よりも奥側で前記開口の右側部分を覆う右板部と、前記左板部と前記右板部の間を手前側へ折り曲げ可能に接続する接続部と、前記左板部の左端に固定され左側の前記戸当り面に重なり合う左フランジ部と、前記右板部の右端に固定され右側の前記戸当り面に重なり合う右フランジ部とを具備することを特徴とする止水装置。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、以上説明したように構成されているので、止水板をドア側の部材等に干渉しないように設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明に係る止水装置の一例について、開き戸に設置した状態を示す正面図である。
図2図1の(II)-(II)線に沿う横断面図である。
図3】同横断面において、止水装置を開き戸に設置している途中の状態を示す図である。
図4図1の(IV)部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
次に、本発明に係る実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
以下も説明中、「奥側」とは、扉体15,16が閉鎖される方向側である。また、「手前側」とは、扉体15,16が開放される方向側であって、前記奥側に対する逆側である。
【0009】
止水装置1は、開き戸2における扉体15,16よりも奥側で、左右の縦枠部材11,12間の開口Aを塞ぐものである。
【0010】
開き戸2は、左右の扉体15,16をそれぞれ独立して回動する両開き(観音開き)式の開き戸装置を構成している。
この開き戸2は、横幅方向に間隔を置いて立設された左右の縦枠部材11,12と、これら縦枠部材11,12の上端部間を連結する上枠部材13と、縦枠部材11,12の下端部間を連結する下枠部材14と、これら枠部材の内側の開口Aを開閉する左右の扉体15,16と、左右の扉体15,16をそれぞれ縦枠部材11,12に対し回動自在に支持するヒンジ17とを具備する。
【0011】
左側の縦枠部材11は、見込み面を奥側へ向かって開口A幅を狭める段状に形成することで、この見込み面に、閉鎖状態の扉体15の奥側面に接触又は近接する戸当り面11aを有する(図2及び図3参照)。
右側の縦枠部材12は、縦枠部材11と左右対称に形成され、その見込み面に、閉鎖状態の扉体15の奥側面に接触又は近接する戸当り面12aを有する。
【0012】
同様に、上枠部材13及び下枠部材14も、見込み面を奥側へ向かって開口A幅を狭める段状に形成することで、この見込み面に、閉鎖状態の扉体15の奥側面に接触又は近接する戸当り面13a,14a(図1参照)を有する
【0013】
左右の縦枠部材11,12は、戸当り面11a,12aよりも手前側に、閉鎖状態の扉体15,16を収納し、戸当り面11a,12aよりも奥側に、止水装置1を収納する(図2参照)。
【0014】
左側の扉体15は、開口Aの左半部を覆う略矩形板状に形成され、複数のヒンジ17によって左側の縦枠部材11に支持される。
同様に、右側の扉体16は、開口Aの右半部を覆う略矩形板状に形成され、複数のヒンジ17によって右側の縦枠部材12にし支持される。
【0015】
ヒンジ17は、片半部17a(図4参照)に対し他半部を回動可能に支持する一般的な蝶番であり、片半部17aを縦枠部材11(又は12)に止着し。前記他半部を扉体15(又は16)に止着している。
【0016】
止水装置1は、戸当り面11a,11bよりも奥側で開口Aの左側部分を覆う左板部21と、戸当り面11a,11bよりも奥側で開口Aの右側部分を覆う右板部22と、左板部21と右板部22の間を手前へ折り曲げ可能に接続する接続部23とを具備する。左板部21及び右板部22は、閉鎖状態の扉体15,16の奥側面に対し、所定の間隔を置いて近接している。
【0017】
左板部21は、金属等の硬質材料から適宜厚さを有する矩形板状に形成される。
この左板部21の左端側には、縦枠部材11における戸当り面11aよりも奥側の見込み面に対し圧接される第一の水密材21aと、縦枠部材11における戸当り面11aに重ね合わせられる左フランジ部21bとが設けられる。また、左板部21の下端側には、下枠部材14の戸当り面14aに重ね合わせられる下フランジ部21c(図1参照)が設けられる。
また、左板部21の下端部には、下枠部材14に圧接されるように、横幅方向へわたる第三の水密材(図示せず)が設けられる。
【0018】
第一の水密材21aは、ゴムやエラストマー樹脂等の弾性材料から、左板部21の左端部に嵌り合う略キャップ状に形成される。
この第一の水密材21aは、左板部21の左端部及び左フランジ部21bと、縦枠部材11の見込み面との間に挟まれて、これらの間の水密性を保持する。
【0019】
左フランジ部21bは、金属等の硬質材料から、戸当り面11a及びその奥側の見込み面に重なり合うLアングル状に形成され、左板部21の上下方向の全長にわたる長尺状に設けられる。
この左フランジ部21bにおいて、戸当り面11aに重なり合う板状部分は、閉鎖状態の扉体15と戸当り面11aとの間に挟まれるようにして位置する(図2参照)。この板状部分には、ヒンジ17の片半部17aを前後方向へ通過可能な切欠部21b1が設けられる(図4参照)。
【0020】
下フランジ部21cは、左フランジ部21bと同材料からなり、戸当り面14a及びその奥側の見込み面に重なり合うLアングル状に形成され、左板部21の横幅方向の全長にわたって長尺状に設けられる。
この下フランジ部21cにおいて、戸当り面14aに重なり合う板状部分は、閉鎖状態の扉体15と戸当り面14aとの間に挟まれるようにして位置する。
【0021】
右板部22は、金属等の硬質材料から適宜厚さを有する矩形板状に形成され、戸当り面12aよりも奥側にて、開口Aの右側部分を覆う。この右板部22は、左板部21よりも横幅寸法が大きく設定されている。
【0022】
この右板部22の右端側には、縦枠部材12の戸当り面12aよりも奥側の見込み面に対し圧接される第一の水密材22aと、縦枠部材12における戸当り面12aに重なり合う右フランジ部22bとが設けられる。また、右板部22の下端側には、下枠部材14の戸当り面14aに重ね合わせられる下フランジ部22c(図1参照)が設けられる。
右フランジ部22bには、ヒンジ17の片半部17aを、干渉しないように逃がす切欠部22b1が設けられる(図1参照)。
【0023】
右板部22の上端部には、上方へ突出す略逆凹状の取手22dが単数又は複数設けられる。この取手22dは、当該止水装置1を手で持ち上げる際に手掴みされる部位であり、図示例によれば、横幅方向に間隔を置いて二つ設けられる。
【0024】
また、右板部22の下端には、下枠部材14に圧接されるように、横幅方向へわたる第三の水密材(図示せず)が設けられる。
【0025】
接続部23は、左板部21に対し右板部22を回動可能に支持する部材である。この接続部23には、例えば、片半部に対し他半部を回動させる蝶番を用いればよい。
この接続部23は、左板部21と右板部22の間において、左板部21及び右板部22よりも奥側に位置し、左板部21と右板部22の間を、手前側へ折り曲げ可能であって、奥側へは折れ曲がらないように接続している(図3参照)。
【0026】
接続部23によって接続された左板部21と右板部22の間には、上下方向にわたって挟まれるように第二の水密材24が設けられる。
この第二の水密材24は、例えば、ゴム等の弾性材料から長尺帯状に形成され、左板部21の右端面と、右板部22の左端面のうち、その一方又が双方の端面に接着固定される。
この第二の水密材24は、左板部21と右板部22が略直線状に並んだ展開状態では、左板部21と右板部22の間に挟まれ圧縮され、左板部21と右板部22の間の水密性を保持する。
【0027】
次に、上記構成の止水装置1を開き戸2に設置する手順について説明する。
先ず、開き戸2について、左右の扉体15,16が開放される。
そして、左右の縦枠部材11,12間に、止水装置1が挿入される。この際、止水装置1は、左板部21と右板部22の間を手前側へ突出するようにして折り曲げられる(図3参照)。
このため、左板部21や右板部22を、扉体15,16等の開き戸2側の部材にぶつけてしまうようなことを防ぐことができる。特に、左フランジ部21b及び右フランジ部22bは、切欠部21b1,22b1によりヒンジ17(詳細には片半部17a)との干渉を回避する。
【0028】
そして、左フランジ部21bと右フランジ部22bは、開口Aを覆う平面視直線状に配置されるとともに、縦枠部材11,12の戸当り面11a,12aに重ね合わせられる。この後、左右の扉体15,16が全閉される。
この全閉状態において、止水装置1は、左フランジ部21bと右フランジ部22bを、それぞれ、戸当り面11a,12aと扉体15,16の間に挟まれるように配置する。
【0029】
この全閉状態では、左板部21と右板部22が、扉体15,16の奥側面に対し所定の隙間を置いて近接する。したがって、仮に、左板部21と右板部22に折り曲げ方向が作用したとしても、左板部21及び右板部22は、閉鎖状態の扉体15,16に当接するので、折れ曲がることがない。
【0030】
そして、この状態において、扉体15,16の手前側に水が押し寄せた場合でも、その水が、扉体15,16周囲の隙間を通って奥側へ浸入するのを、止水装置1によって阻むことができる。
【0031】
また、止水装置1を開き戸2から外す際には、扉体15,16を開放し、左板部21と右板部22の間を手前側へ折り曲げるようにして、止水装置1を開き戸2に干渉させることなく容易に取り外すことができる。
【0032】
また、止水装置1を運搬する際には、左板部21を右板部22に対し折り曲げて重ね合わせ、横幅寸法の大きい右板部22の取手22dを掴むようにすれば、その運搬作業を容易かつ効率的に行うことができる。
【0033】
<変形例>
図示例によれば、左板部21及び右板部22が、閉鎖状態の扉体15,16に対し隙間を置いて近接するようにしたが、図示例以外の他例としては、左板部21及び右板部22が扉体15,16に対し直接接触する構成や、左板部21及び右板部22が図示しないスペーサ等を介して扉体15,16に対し接触する構成等とすることも可能である。
これらの構成によれば、装着状態において、左板部21と右板部22の間の部分が手前側へ折れ曲がるのを効果的に防ぐことができる。
【0034】
また、図示例以外の他例としては、左板部21と右板部22が直線状に展開された状態で、これら左板部21と右板部22を図示しない係止具により係止して直線状に保持するようにしてもよい。
【0035】
上記実施形態では、開き戸2を両開き(観音開き)式に構成したが、止水装置1の設置対象の開き戸は、単一の扉体を開閉させる片開き式のものであってもよい。
【0036】
また、本発明は上述した具体的構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更可能である。
【0037】
<総括>
以上のとおり、上記実施形態では以下の発明を開示している。
(1)
扉体を左右の縦枠部材の戸当り面に接触又は近接して閉鎖される開き戸に対し、左右の前記縦枠部材間の開口を塞ぐようにした止水装置であって、前記戸当り面よりも奥側で前記開口の左側部分を覆う左板部と、前記戸当り面よりも奥側で前記開口の右側部分を覆う右板部と、前記左板部と前記右板部の間を手前側へ折り曲げ可能に接続する接続部と、前記左板部の左端に固定され左側の前記戸当り面に重なり合う左フランジ部と、前記右板部の右端に固定され右側の前記戸当り面に重なり合う右フランジ部とを具備することを特徴とする止水装置(図1図4参照)。
(2)
前記左フランジ部と前記右フランジ部の各々が、閉鎖状態の前記扉体と前記戸当り面の間に位置するようにしたことを特徴とする(1)に記載の止水装置(図2参照)。
(3)
前記左板部及び前記右板部が、閉鎖状態の前記扉体の奥側面に近接又は接触するようにしたことを特徴とする(1)または(2)に記載の止水装置(図2参照)。
(4)
前記左板部と前記右板部には、それぞれ、前記縦枠部材における前記戸当り面よりも奥側の見込み面に対し圧接されるように、第一の水密材が設けられていることを特徴とする(1)~(3)いずれかに記載の止水装置(図2及び図3参照)。
(5)
前記左板部と前記右板部の間には、上下方向にわたって挟まれるように、第二の水密材が設けられていることを特徴とする(1)~(4)のいずれかに記載の止水装置(図2及び図3参照)。
(6)
前記左板部と前記右板部のうち、その一方の横幅寸法を他方よりも小さくしたことを特徴とする(1)に記載の止水装置(図2及び図3参照)。
(7)
前記左板部と前記右板部のうち、横幅寸法が大きい方の板部に、取手を設けたことを特徴とする(6)に記載の止水装置(図1図3参照)。
(8)
一方の前記縦枠部材に、前記扉体を回動可能に支持するヒンジが設けられ、
前記左フランジ部と前記右フランジ部の少なくとも一方には、前記ヒンジを通過可能な切欠部が設けられていることを特徴とする(1)~(7)のいずれかに記載の止水装置(図4参照)。
【0038】
また、上記実施形態では、次の構成要件のみを必須とした発明も開示している。
すなわち、この発明の一つは、ヒンジにより回動する扉体を左右の縦枠部材の戸当り面に接触又は近接して閉鎖するようにした開き戸に対し、左右の前記縦枠部材間の開口を板部により塞ぐようにした止水装置であって、前記板部には、前記戸当り面に重なり合うフランジ部が設けられ、前記フランジ部には、前記ヒンジを通過可能な切欠部が設けられていることを特徴とする止水装置(図1及び図4参照)。
ここで、前記板部には、単一の板材からなる態様、及び横幅方向に隣接する複数の板材からなる態様を含む。
この発明によれば、左右の縦枠間に止水板を設置する際に、フランジ部がヒンジに干渉するのを防ぐことができる。
【符号の説明】
【0039】
1:止水装置
2:開き戸
11,12:縦枠部材
11a,12a:戸当り面
15,16:扉体
21:左板部
21a:第一の水密材
21b:左フランジ部
22:右板部
22a:第一の水密材
22b:右フランジ部
22d:取手
23:接続部
24:第二の水密材
A:開口
図1
図2
図3
図4