特開 2024-30543 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公開特許公報(A)

(11)【公開番号】P2024030543

(43)【公開日】2024-03-07

(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム

(51)【国際特許分類】

   G06Q 10/02 20120101AFI20240229BHJP

   G06Q 50/12 20120101ALI20240229BHJP

【ＦＩ】

G06Q10/02

G06Q50/12

【審査請求】未請求

【請求項の数】9

【出願形態】ＯＬ

(21)【出願番号】P 2022133504

(22)【出願日】2022-08-24

(71)【出願人】

【識別番号】518135412

【氏名又は名称】株式会社リクルート

(74)【代理人】

【識別番号】100079108

【弁理士】

【氏名又は名称】稲葉 良幸

(74)【代理人】

【識別番号】100109346

【弁理士】

【氏名又は名称】大貫 敏史

(74)【代理人】

【識別番号】100117189

【弁理士】

【氏名又は名称】江口 昭彦

(74)【代理人】

【識別番号】100134120

【弁理士】

【氏名又は名称】内藤 和彦

(74)【代理人】

【識別番号】100139066

【弁理士】

【氏名又は名称】伊藤 健太郎

(72)【発明者】

【氏名】今井 隆文

【テーマコード（参考）】

5L049

【Ｆターム（参考）】

5L049AA03

5L049CC23

(57)【要約】

【課題】ユーザにとって店舗の予約可能枠をより適切に提供できる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】場所情報を検索条件として含む地図検索の結果として、前記検索条件を満たす店舗のオブジェクトを含む地図情報を、第１表示領域に表示制御する検索処理部と、前記オブジェクトが選択されたときに、前記店舗の予約可能枠を含む店舗情報を第２表示領域に表示制御する予約処理部と、を備え、前記第１表示領域と前記第２表示領域を、同一画面に表示する情報処理装置。
【選択図】図１

【特許請求の範囲】

【請求項1】

場所情報を検索条件として含む検索の結果として、前記検索条件を満たす店舗のオブジェクトを含む地図情報を、第１表示領域に表示制御する検索処理部と、
前記オブジェクトが選択されたときに、前記店舗の予約可能枠を含む店舗情報を第２表示領域に表示制御する予約処理部と、を備え、
前記第１表示領域と前記第２表示領域を、同一画面に表示する、
情報処理装置。

【請求項2】

前記店舗情報が、日付毎又は時間毎の前記予約可能枠を含む
請求項１に記載の情報処理装置。

【請求項3】

前記予約処理部は、前記予約可能枠の一つが選択されたときに、選択された予約可能枠に関する予約画面を表示制御する、
請求項１に記載の情報処理装置。

【請求項4】

前記予約処理部は、日付毎の前記予約可能枠の一つが選択されたときに、選択された日付が指定された予約画面を表示制御する、
請求項３に記載の情報処理装置。

【請求項5】

前記予約処理部は、時間毎の前記予約可能枠の一つが選択されたときに、選択された時間が指定された予約画面を表示制御する、
請求項３に記載の情報処理装置。

【請求項6】

前記予約処理部は、前記検索条件が日付指定を含むときに、指定された日付の時間毎の前記予約可能枠を前記第２表示領域に表示制御する、
請求項１に記載の情報処理装置。

【請求項7】

前記予約処理部は、前記検索条件が日付指定を含まないときに、日付毎の前記予約可能枠を前記第２表示領域に表示制御する、
請求項１に記載の情報処理装置。

【請求項8】

情報処理装置が、
場所情報を検索条件として含む地図検索の結果として、前記検索条件を満たす店舗のオブジェクトを含む地図情報を、第１表示領域に表示制御する検索処理ステップと、
前記オブジェクトが選択されたときに、前記店舗の予約可能枠を含む店舗情報を、第２表示領域に表示制御する予約処理ステップと、を実行し、
前記第１表示領域と前記第２表示領域が、同一画面に表示される、
情報処理方法。

【請求項9】

情報処理装置に、
場所情報を検索条件として含む地図検索の結果として、前記検索条件を満たす店舗のオブジェクトを含む地図情報を、第１表示領域に表示制御する検索処理ステップと、
前記オブジェクトが選択されたときに、前記店舗の予約可能枠を含む店舗情報を、第２表示領域に表示制御する予約処理ステップと、を実行させ、
前記第１表示領域と前記第２表示領域が、同一画面に表示する、
プログラム。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。

【背景技術】

【0002】

従来から、カテゴリ等によって飲食店の検索を受け付け、検索条件にあう飲食店の情報を検索結果としてユーザに提供可能なシステムが知られている。例えば、特許文献１には、ユーザが関心のあるメニュー名を検索条件として飲食店を検索し、その検索結果の一覧において当該メニュー名に対応する各飲食店のメニューをユーザに把握させ、それにより飲食店の選択をしやすくすることが可能な情報処理装置が開示されている。

【先行技術文献】

【特許文献】

【0003】

【特許文献1】特開２０１７－７６１６２号公報

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0004】

このような検索では、ホテルや飲食店などの店舗の検索結果を地図上に表示することも知られている。しかし、従来の表示態様では、店舗ごとの予約可能枠を把握するためには、地図画面から店舗ごとの予約画面に遷移する必要があった。

【0005】

本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、地図画面から店舗の予約可能枠を把握できる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することを目的とする。

【課題を解決するための手段】

【0006】

本発明の一態様である情報処理装置は、場所情報を検索条件として含む地図検索の結果として、検索条件を満たす店舗のオブジェクトを含む地図情報を、第１表示領域に表示制御する検索処理部と、オブジェクトが選択されたときに、店舗の予約可能枠を含む店舗情報を第２表示領域に表示制御する予約処理部と、を備え、第１表示領域と第２表示領域を、同一画面に表示する。

【発明の効果】

【0007】

本発明によれば、地図画面から店舗の予約可能枠を把握できる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【0008】

【図1】本実施形態の予約管理システムを示す概略図である。

【図2A】本実施形態の端末の構成を示す図である。

【図2B】本実施形態のサーバの構成を示す図である。

【図3】本実施形態の予約管理システムによる処理を示すシーケンス図である。

【図4A】本実施形態の端末に表示される検索画面を例示する図である。

【図4B】本実施形態の端末に表示される検索結果の表示画面の一例を示す図である。

【図4C】本実施形態の端末に表示される検索結果の表示画面に対する操作の一例を示す図である。

【図4D】本実施形態の端末に表示される検索結果の表示画面に対する操作の他の例を示す図である。

【図4E】本実施形態の端末に表示される検索結果の表示画面の他の例を示す図である。

【図4F】本実施形態の端末に表示される検索条件の変更画面を例示する図である。

【図4G】本実施形態の端末に表示される予約画面を例示する図である。

【図4H】本実施形態の端末に表示される予約入力の確認画面を例示する図である。

【図4I】本実施形態の端末に表示される予約完了画面を例示する図である。

【図4J】本実施形態の端末に表示される店舗画面を例示する図である。

【発明を実施するための形態】

【0009】

以下、本発明の実施の形態（以下、「本実施形態」という。）について詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。

【0010】

１．システム
図１は、本実施形態の予約管理システムを示す概略図である。図１に示すように、本実施形態の予約管理システム１は、端末１００と、サーバ２００とを備える。端末１００と、サーバ２００は、ネットワークＮを介して接続されていてもよい。端末１００は、店舗の検索及び予約をするユーザが使用する端末である。また、サーバ２００は、端末１００からの要求に応じて検索処理及び予約処理を実行してもよい。

【0011】

ネットワークＮとしては、特に制限されないがアドホック・ネットワーク、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク（ＶＰＮ）、ローカル・エリア・ネットワーク（ＬＡＮ）、ワイヤレスＬＡＮ（ＷＬＡＮ）、広域ネットワーク（ＷＡＮ）、ワイヤレスＷＡＮ（ＷＷＡＮ）、大都市圏ネットワーク（ＭＡＮ）、インターネットの一部、公衆交換電話網（ＰＳＴＮ）の一部、携帯電話網、ＩＳＤＮｓ、無線ＬＡＮｓ、ＬＴＥ、ＣＤＭＡ、ブルートゥース（登録商標）、衛星通信等であってよく、これらが組み合わせられてもよい。ネットワークは、１つまたは複数のネットワークを含むことができる。

【0012】

以下、本実施形態の情報処理装置が端末である場合を例に説明するが、本実施形態はこれに限定されるものではない。

【0013】

１．１．端末
図２Ａに、本実施形態の端末の構成を示す図を示す。図２Ａに示すように、端末１００は、例えば、プロセッサ１１０、通信インターフェース１２０、入出力インターフェース１３０、メモリ１４０、ストレージ１５０、及びこれらの構成要素を相互接続するための１つ又は複数のバス１６０を含む。端末１００は、例えば、スマートフォン、携帯電話、デスクトップ、ラップトップ、タブレット、ハンドヘルドコンピュータデバイス、ウェアラブル端末等であってもよい。

【0014】

プロセッサ１１０は、ストレージ１５０に記憶されるプログラムに含まれるコード、又は、命令によって実現する処理、機能、又は、方法を実行する。図２Ａに示すように、本実施形態のプロセッサ１１０は、検索処理部１１１、予約処理部１１２として機能してもよい。

【0015】

検索処理部１１１は、場所情報を検索条件として含む地図検索の結果として、検索条件を満たす店舗のオブジェクトを含む地図情報を、第１表示領域Ｒ１に表示制御する。この際、検索処理部１１１は、ユーザの操作により場所情報を含む検索条件の入力を受け付け、受け付けた検索条件をサーバ２００に送信し、検索結果として検索条件を満たす店舗の位置情報をサーバ２００から受信してもよい。また、検索処理部１１１は、店舗の位置情報とともに、店舗の予約可能枠に関する情報をサーバ２００から受信してもよい。

【0016】

予約処理部１１２は、店舗のオブジェクトが選択されたときに、店舗の予約可能枠を含む店舗情報を第２表示領域Ｒ２に表示制御する。この際、検索処理部１１１と予約処理部１１２は、第１表示領域Ｒ１と第２表示領域Ｒ２を、同一画面に表示する。なお、店舗情報とは、それぞれの店舗に関する任意の情報であってよい。また、第１表示領域Ｒ１の少なくとも一部と第２表示領域Ｒ２の少なくとも一部とが重畳して同一画面に表示されてもよいし、第１表示領域Ｒ１と第２表示領域Ｒ２とが同一画面内のそれぞれ異なる領域に表示されてもよい。

【0017】

プロセッサ１１０は、限定でなく例として、１又は複数の中央処理装置（ＣＰＵ）、マイクロプロセッサ（ＭＰＵ、画像処理装置（ＧＰＵ）、プロセッサコア、マルチプロセッサ、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、特定用途向け集積回路（ＦＰＧＡ）等を含み、集積回路（ＩＣ）チップ、ＬＳ）や専用回路によって各実施形態に開示されるそれぞれの、処理、機能、又は、方法を実現してもよい。

【0018】

通信インターフェース１２０は、ネットワークを介して他の装置と各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。例えば、通信インターフェース１２０は、ネットワークアダプタ等のハードウェア、各種の通信用ソフトウェア、又はこれらの組み合わせとして実装される。

【0019】

入出力インターフェース１３０は、端末１００に対する各種操作を入力する入力装置、及び、端末１００で処理された処理結果を出力する出力装置を含む。例えば、入出力インターフェース１３０は、キーボード、マウス、及びタッチパネル等の情報入力装置、及びディスプレイ等の情報出力装置を含む。なお、端末１００は、外付けの入出力インターフェース１３０を接続することで、所定の入力を受け付けてもよいし、所定の出力を実行してもよい。

【0020】

メモリ１４０は、ストレージ１５０からロードしたプログラムを一時的に記憶し、プロセッサ１１０に対して作業領域を提供する。メモリ１４０には、プロセッサ１１０がプログラムを実行している間に生成される各種データも一時的に格納される。メモリ１４０は、例えば、ＤＲＡＭ、ＳＲＡＭ、ＤＤＲ ＲＡＭ又は他のランダムアクセス固体記憶装置などの高速ランダムアクセスメモリであってよく、これらが組み合わせられてもよい。

【0021】

ストレージ１５０は、プログラム、各機能部、及び各種データを記憶する。ストレージ１５０は、例えば、アカウントデータ１５１を格納してもよい。アカウントデータ１５１は、本実施形態の予約管理システム１におけるユーザのアカウント情報、検索履歴、予約履歴などが含まれてもよい。

【0022】

また、ストレージ１５０は、例えば、１つ又は複数の磁気ディスク記憶装置、光ディスク記憶装置、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性固体記憶装置などの不揮発性メモリ等であってよく、これらが組み合わせられてもよい。ストレージ１５０の他の例としては、プロセッサ１１０から遠隔に設置される１つ又は複数の記憶装置を挙げることができる。

【0023】

１．２．サーバ
図２Ｂに、本実施形態のサーバの構成を示す図を示す。図２Ｂに示すように、サーバ２００は、例えば、プロセッサ２１０、通信インターフェース２２０、入出力インターフェース２３０、メモリ２４０、ストレージ２５０、及びこれらの構成要素を相互接続するための１つ又は複数のバス２６０を含む。サーバ２００は、例えば、デスクトップ、ラップトップ、その他コンピュータであってもよい。また、サーバ２００は、汎用的なコンピュータであり、一台のコンピュータで構成されてもよいし、ネットワークＮ上に雲散する複数台のコンピュータで構成されてもよい。

【0024】

プロセッサ２１０は、ストレージ２５０に記憶されるプログラムに含まれるコード、又は、命令によって実現する処理、機能、又は、方法を実行する。図２Ｂに示すように、本実施形態のプロセッサ２１０は、検索処理部２１１、予約処理部２１２として機能してもよい。

【0025】

検索処理部２１１は、端末１００から場所情報を含む検索条件を受信し、当該検索条件に該当する店舗を店舗データ２５２から抽出し、抽出した店舗の位置情報と予約可能枠を含む店舗情報を検索結果として端末１００に送信してもよい。

【0026】

予約処理部２１２は、端末１００から予約可能枠を指定した予約情報を受信し、指定された予約可能枠において予約処理を実行し、予約結果を端末１００に送信してもよい。

【0027】

ストレージ２５０は、例えば、ユーザデータ２５１と店舗データ２５２を格納してもよい。ユーザデータ２５１は、本実施形態の予約管理システム１における各ユーザのアカウント情報、検索履歴、予約履歴などを含んでもよい。また、店舗データ２５２は、店舗の位置情報、店舗の紹介情報、店舗の予約可能枠などを含んでもよい。

【0028】

その他、プロセッサ２１０、通信インターフェース２２０、入出力インターフェース２３０、メモリ２４０、ストレージ２５０、及びバス２６０の構成は、プロセッサ１１０、通信インターフェース１２０、入出力インターフェース１３０、メモリ１４０、ストレージ１５０、及びバス１６０と、同様としてもよい。

【0029】

１．３．動作処理
図３及び図４Ａ～図４Ｇを参照し、本実施形態に係る情報処理装置の処理と各機能部の詳細について説明する。図３は、本実施形態における予約管理システム１が行う処理を示すシーケンス図の一例を示す。図４Ａ～図４Ｉは、各ステップにおいて端末に表示される画面の一例を示す図である。なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は、本開示の技術思想の範囲内において可能な限り変更されてよく、また、適宜、ステップの省略、置換、および追加が可能である。

【0030】

ステップＳ０１において、端末１００の検索処理部１１１は、ユーザの操作により場所情報を含む検索条件の入力を受け付け、受け付けた検索条件をサーバ２００に送信する。この際、端末１００の検索処理部１１１は、ユーザが場所情報を指定したときには、その情報をサーバ２００に送信する。また、端末１００の検索処理部１１１は、ユーザが場所情報を指定しなかったとき、あるいは、ユーザの現在地を場所情報として指定したときには、ＧＰＳなどの公知の機能により端末１００の位置情報を取得し、その位置情報を含む検索条件をサーバ２００に送信してもよい。

【0031】

また、検索条件には、検索したい店舗の場所情報のほか、予約を希望する日付、予約を希望する時間、予約を希望する人数などが含まれてもよい。さらに、検索処理部１１１は、アカウントデータ１５１に記録されたユーザのアカウント情報を検索条件と合わせて、サーバ２００に送信してもよい。これにより、サーバ２００の検索処理部２１１による検索処理においてユーザデータ２５１を参照したり、その後の予約処理部２１２における予約処理において、ユーザデータ２５１をして予約内容とユーザ情報を速やかに対応付けることができる。

【0032】

図４Ａに、端末１００に表示される検索画面Ｄ０１を例示する図を示す。図４Ａに示すように、検索画面Ｄ０１は、位置情報を入力するフォームＦ１１を有する。また、検索画面Ｄ０１は、日付を入力するフォームＦ１２、時間を入力するフォームＦ１３、人数を入力するフォームＦ１４、ジャンルを入力するフォームＦ１５などを有してもよい。また、その他、検索画面Ｄ０１は、詳細検索画面へ推移する詳細検索ボタンＯ１２を有していてもよい。端末１００の検索処理部１１１は、これらフォームおよびオブジェクトを検索画面Ｄ０１に表示制御してもよい。

【0033】

ユーザが検索実行ボタンＯ１１をタップすることにより、端末１００の検索処理部１１１は、各フォームＦ１１～Ｆ１５等に入力された情報を検索条件として、サーバ２００に送信してもよい。また、これに代えて、端末１００の検索処理部１１１は、ユーザが周辺の店舗の検索実行ボタンＯ１３をタップしたときには、ユーザの現在地を場所情報として指定したとみなして、ＧＰＳなどの公知の機能により端末１００の位置情報を取得し、その位置情報を含む検索条件をサーバ２００に送信してもよい。

【0034】

ここで、検索する店舗には、飲食店や宿泊施設のほか、ヘアサロンなどのその他の予約可能な店舗が含まれてもよい。

【0035】

ステップＳ０２において、サーバ２００の検索処理部２１１は、端末１００から場所情報を含む検索条件を受信し、当該検索条件に該当する店舗を店舗データ２５２から検索結果として抽出する。この際に、サーバ２００の検索処理部２１１は、店舗の位置情報とその店舗の予約可能枠を含む店舗情報を検索結果として抽出してもよい。また、検索条件が日付及び／又は時間の指定を含むときは、サーバ２００の検索処理部２１１は、指定された日付及び／又は時間において予約可能枠を有する店舗を検索結果として抽出してもよい。

【0036】

さらに、サーバ２００の検索処理部２１１は、検索結果に含まれる各店舗に優先度を付してもよい。この際、サーバ２００の検索処理部２１１は、検索条件に対する該当度の高い店舗に対して、より高い優先度を付してもよい。

【0037】

ステップＳ０３において、サーバ２００の検索処理部２１１は、検索結果を端末１００に送信する。そして、ステップＳ０４において、端末１００の検索処理部１１１は、検索結果として検索条件を満たす店舗の位置情報をサーバ２００から受信する。そして、端末１００の検索処理部１１１は、受信した店舗のオブジェクトＯ２１を含む地図情報を第１表示領域Ｒ１に表示制御してもよい。

【0038】

この際、端末１００の予約処理部１１２は、ユーザが所定の店舗のオブジェクトＯ２１をタップなどにより選択したときに、店舗の予約可能枠を含む店舗情報を第２表示領域Ｒ２に表示制御してもよい。また、端末１００の予約処理部１１２は、ユーザが所定の店舗のオブジェクトＯ２１をタップする前には、優先度の高い店舗の情報を第２表示領域Ｒ２に表示制御してもよい。

【0039】

図４Ｂ～図４Ｅに、本実施形態の端末に表示される検索結果の表示画面Ｄ０２の一例を示す。図４Ｂに示すように、表示画面Ｄ０２は、第１表示領域Ｒ１と第２表示領域Ｒ２を有する。第１表示領域Ｒ１は、地図データＭと検索条件を満たす店のオブジェクトＯ２１を有する。この際、端末１００の検索処理部１１１は、他の情報処理装置が提供する地図データを参照し、当該地図データＭ上に、店舗のオブジェクトＯ２１を表示制御してもよい。

【0040】

図４Ｂの第１表示領域Ｒ１に示す一つの操作例として、ユーザが、第１表示領域Ｒ１においてオブジェクトＯ２１をタップ（操作ＯＰ１）すると、端末１００の予約処理部１１２は、第２表示領域Ｒ２に、タップされた店舗の情報を表示制御してもよい。

【0041】

第２表示領域Ｒ２は、店舗の予約可能枠を示すオブジェクトＯ２２とその他の店舗情報を示すオブジェクトＯ２３を有してもよい。オブジェクトＯ２２は、図４Ｂに示すように、時間毎の予約可能枠を示すものであってもよいし、後述する図４Ｅに示すように、日付毎の予約可能枠を示すものであってもよい。オブジェクトＯ２２は、予約可能な日付又は時間の枠と、予約できない日付又は時間の枠とで、色やフォントが異なる表示であってもよい。オブジェクトＯ２３は、店舗名、ジャンル、価格帯、店舗の写真、その他店舗情報の少なくともいずれかを示す表示であってもよい。

【0042】

オブジェクトＯ２３に表示する店舗情報は、特に限定されないが、例えば、店舗名、平均予算、ジャンル、詳細画面へ推移する店舗詳細ボタンＯ２４などが表示されてもよい。

【0043】

図４Ｂは、検索条件が日時の指定を含む場合の表示画面Ｄ０２の例である。検索条件が日付指定を含む場合、端末１００の予約処理部１１２は、指定された日付の時間毎の予約可能枠を、オブジェクトＯ２２として、第２表示領域Ｒ２に表示制御してもよい。また、検索条件が日付及び時間指定を含む場合、オブジェクトＯ２２は、指定された日付及び時間における予約可能な時間の予約可能枠を、オブジェクトＯ２２として、第２表示領域Ｒ２に表示制御してもよいし、その時間の前後の予約可能枠についてもオブジェクトＯ２２として、第２表示領域Ｒ２に表示制御してもよい。

【0044】

図４Ｃに、第２表示領域Ｒ２に示す一つの操作例を示す。ユーザが、予約可能枠の表示領域（オブジェクトＯ２２）をタップした状態で水平方向にスワイプ（操作ＯＰ３）したとき、端末１００の予約処理部１１２は、表示していた予約可能枠の前後の時間における予約可能枠を表示制御してもよい。

【0045】

また、図４Ｄに、第２表示領域Ｒ２に示す他の操作例を示す。ユーザが、第２表示領域Ｒ２をタップした状態で水平方向にスワイプ（操作ＯＰ４）したとき、端末１００の予約処理部１１２は、第２表示領域Ｒ２に記載した店舗情報に代えて、第１表示領域Ｒ１に表示された別の店舗情報を表示制御してもよい。この際に、端末１００の予約処理部１１２は、優先度の高い店舗の情報から順に表示されるように、店舗情報を第２表示領域Ｒ２に表示制御してもよい。

【0046】

また、図４Ｅに、本実施形態の端末に表示される検索結果の表示画面Ｄ０２の他の例を示す。図４Ｅは、検索条件が日時の指定を含まない場合の表示画面Ｄ０２の例である。端末１００の予約処理部１１２は、検索条件が日付指定を含まないときに、日付毎の予約可能枠を第２表示領域Ｒ２に表示制御してもよい。この際、オブジェクトＯ２２は、検索日を含む数日間において予約可能枠を表示してもよい。また、一日当たりの予約可能枠の数に応じて、オブジェクトＯ２２は〇、△、×等の符号を示してもよい。例えば、〇符号は予約可能枠の数に余裕があることを示し、△符号は予約可能枠の数が残り少ないことを示し、〇符号は予約可能枠がいっぱいであることを示してもよい。

【0047】

ステップＳ０４において、希望する店舗が見つからないときは、ユーザは再検索をしてもよい。例えば、ユーザが表示画面Ｄ０２の再検索ボタンＯ２５をタップすると、端末１００の検索処理部１１１が、再検索画面を表示制御してもよい。図４Ｆに、再検索画面Ｄ０３を示す。

【0048】

図４Ｆに示すように、再検索画面Ｄ０３は、位置情報を入力するフォームＦ３１を有する。また、再検索画面Ｄ０３は、日付を入力するフォームＦ３２、時間を入力するフォームＦ３３、人数を入力するフォームＦ３４、ジャンルを入力するフォームＦ３５、その他こだわり条件やポイントやクーポンの使用の有無などを選択するフォームＦ３６を有してもよい。端末１００の検索処理部１１１は、これらフォームを検索画面Ｄ０１に表示制御してもよい。

【0049】

ユーザが検索ボタンＯ３１をタップすることにより、端末１００の検索処理部１１１は、各フォームに入力された情報を検索条件として、サーバ２００に送信してもよい。

【0050】

端末１００の予約処理部１１２は、予約可能枠の一つが選択されたときに、選択された予約可能枠に関する予約画面Ｄ０４を表示制御してもよい。具体的には、ステップＳ０５において、ユーザが第２表示領域Ｒ２において表示された店舗の予約可能枠のオブジェクトＯ２２をタップ（操作ＯＰ２）することにより、端末１００の予約処理部１１２は、選択された予約可能枠に関する予約画面Ｄ０４を表示制御してもよい。このとき、端末１００の予約処理部１１２は、図４Ｂに示すように時間毎の予約可能枠の一つが選択されたときに、選択された時間が指定された予約画面を表示制御し、図４Ｅに示すように日付毎の予約可能枠の一つが選択されたときに、選択された日付が指定された予約画面を表示制御してもよい。

【0051】

予約画面Ｄ０４において、端末１００の予約処理部１１２は、タップされた予約可能枠に対応する日付又は時間が予約日時として指定された、予約画面を表示制御してもよい。図４Ｇに、本実施形態の端末に表示される予約画面Ｄ０４の例を示す。図４Ｇにおいては、表示画面Ｄ０２において、予約可能枠として８月８日の１９：００がタップされたときに表示される予約画面を示す。予約画面Ｄ０４において、ユーザは、任意に、日時、人数などに関する予約情報を変更または入力できる。そして、ユーザが予約ボタンＯ４１をタップすると、端末１００の予約処理部１１２は、各フォームに入力された情報を予約情報として、サーバ２００に送信してもよい。

【0052】

ステップＳ０６において、サーバ２００の予約処理部２１２は、端末１００から予約情報を受信し、予約処理を実行してもよい。この際、サーバ２００の予約処理部２１２は、店舗データ２５２に記録された予約可能枠の情報を更新してもよい。

【0053】

そして、ステップＳ０７において、サーバ２００の予約処理部２１２は、予約結果を端末１００へ送信してもよい。端末１００の予約処理部１１２は、予約結果を受信し、その内容を表示制御してもよい。図４Ｈに予約入力の確認画面Ｄ０５の一例を示し、図４Ｉに予約結果の表示画面Ｄ０６の一例を示し、す。表示画面Ｄ０５に表示される表示項目は、予約内容を含むものであれば特に制限されない。また、表示画面Ｄ０６には、予約の変更やキャンセルについてのポリシーが記載されていてもよい。

【0054】

１．４．変形例
上記動作処理では、表示画面Ｄ０２から予約可能枠を選択するフローを例示したが、これに代えて、表示画面Ｄ０２から店舗の詳細画面Ｄ０７に遷移し、店舗の詳細画面Ｄ０７から予約可能枠を選択してもよい。

【0055】

図４Ｊに、店舗の詳細画面Ｄ０７の一例を示す。例えば、表示画面Ｄ０２の店舗詳細ボタンＯ２４をタップしたときに、サーバ２００の予約処理部２１２は、店舗の詳細画面Ｄ０７を表示制御してもよい。この際、サーバ２００の予約処理部２１２は、時間毎の予約可能枠や、日付毎の予約可能枠を示す表示領域Ｒ７を表示制御してもよい。

【0056】

そして、端末１００の予約処理部１１２は、予約可能枠の一つが選択されたときに、選択された予約可能枠に関する予約画面Ｄ０４を表示制御してもよい。予約画面Ｄ０４が表示された後のフローについては、上記と同様にすることができる。

【0057】

２．情報処理方法
本実施形態の情報処理方法は、情報処理装置が、場所情報を検索条件として含む地図検索の結果として、検索条件を満たす店舗のオブジェクトを含む地図情報を、第１表示領域Ｒ１に表示制御する検索処理ステップと、オブジェクトが選択されたときに、店舗の予約可能枠を含む店舗情報を、第２表示領域Ｒ２に表示制御する予約処理ステップと、を実行し、第１表示領域Ｒ１と第２表示領域Ｒ２が、同一画面に表示される。

【0058】

なお、本実施形態の方法の具体的態様については、上記動作処理で述べているため、ここでは詳細な説明は省略する。

【0059】

２．プログラム
本実施形態のプログラムは、情報処理装置に、場所情報を検索条件として含む地図検索の結果として、検索条件を満たす店舗のオブジェクトを含む地図情報を、第１表示領域Ｒ１に表示制御する検索処理ステップと、オブジェクトが選択されたときに、店舗の予約可能枠を含む店舗情報を、第２表示領域Ｒ２に表示制御する予約処理ステップと、を実行させ、第１表示領域Ｒ１と第２表示領域Ｒ２が、同一画面に表示する。

【0060】

プログラムは、読み取り可能な記録媒体に記録された物であってもよい。なお、本実施形態のプログラムが実行する処理の具体的態様については、上記動作処理で述べているため、ここでは詳細な説明は省略する。

【産業上の利用可能性】

【0061】

本発明は、店舗の予約システムを構成する情報処理装置として産業上の利用可能性を有する。

【符号の説明】

【0062】

１…予約管理システム、１００…端末、１１０…プロセッサ、１１１…検索処理部、１１２…予約処理部、１２０…通信インターフェース、１３０…入出力インターフェース、１４０…メモリ、１５０…ストレージ、１５１…アカウントデータ、１６０…バス、２００…サーバ、２１０…プロセッサ、２１１…検索処理部、２１２…予約処理部、２２０…通信インターフェース、２３０…入出力インターフェース、２４０…メモリ、２５０…ストレージ、２５１…ユーザデータ、２５２…店舗データ、２６０…バス、Ｄ０１…検索画面、Ｄ０２…表示画面、Ｄ０３…再検索画面、Ｄ０４…予約画面、Ｄ０５…表示画面、Ｄ０６…詳細画面、Ｆ１１，Ｆ１２，Ｆ１３，Ｆ１４，Ｆ１５，Ｆ３１，Ｆ３２，Ｆ３３，Ｆ３４，Ｆ３５，Ｆ３６…フォーム，Ｎ…ネットワーク、Ｏ１１…検索実行ボタン、Ｏ１２…詳細検索ボタン、Ｏ１３…検索実行ボタン、Ｏ２１…オブジェクト、Ｏ２２…オブジェクト、Ｏ２３…オブジェクト、Ｏ２４…店舗詳細ボタン、Ｏ２５…再検索ボタン、Ｏ３１…検索ボタン、Ｏ４１…予約ボタン。

【図1】

【図2A】

【図2B】

【図3】

【図4A】

【図4B】

【図4C】

【図4D】

【図4E】

【図4F】

【図4G】

【図4H】

【図4I】

【図4J】