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特開2024-30783表示装置、表示装置の制御方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024030783
(43)【公開日】2024-03-07
(54)【発明の名称】表示装置、表示装置の制御方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G09G 5/34 20060101AFI20240229BHJP
   G06F 3/0488 20220101ALI20240229BHJP
   G06F 3/14 20060101ALI20240229BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20240229BHJP
   G09G 5/36 20060101ALI20240229BHJP
【FI】
G09G5/34 A
G06F3/0488
G06F3/14 360A
G09G5/00 550C
G09G5/36 520F
G09G5/36 530Y
G09G5/00 510H
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022133910
(22)【出願日】2022-08-25
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLU―RAY DISC
(71)【出願人】
【識別番号】000002369
【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100179475
【弁理士】
【氏名又は名称】仲井 智至
(74)【代理人】
【識別番号】100216253
【弁理士】
【氏名又は名称】松岡 宏紀
(74)【代理人】
【識別番号】100225901
【弁理士】
【氏名又は名称】今村 真之
(72)【発明者】
【氏名】山田 裕介
【テーマコード(参考)】
5B069
5C182
5E555
【Fターム(参考)】
5B069CA11
5B069JA06
5B069JA07
5C182AA02
5C182AA03
5C182AB02
5C182AB08
5C182AC03
5C182BA01
5C182BA04
5C182BA06
5C182BA65
5C182BA66
5C182BC03
5C182BC25
5C182BC26
5C182CB13
5C182CB14
5C182CB32
5C182CC01
5C182CC11
5C182CC13
5C182CC21
5E555AA22
5E555BA04
5E555BB04
5E555BC08
5E555CA13
5E555CB12
5E555CB16
5E555CC22
5E555DB33
5E555DB43
5E555DC06
5E555EA11
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】操作性を高めて、ユーザーの利便性を向上させた表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置100は、表示部130のタッチパネル131に対する操作を検出する検出部173と、ファイルのNページの画像と、N+1ページ又はN-1ページの画像とを、所定の表示倍率で拡大し、Nページの画像と、N+1ページ又はN-1ページの画像との一部を表示する閲覧画面20Bをタッチパネル131に拡大表示させた状態において、検出部173が検出する操作が予め設定された条件を満たさない場合、Nページの画像を表示する閲覧画面20Bを表示部130に表示させ、操作が条件を満たす場合、N+1ページ又はN-1ページの画像を表示する閲覧画面20Bを表示部130に表示させる表示制御部175と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部と、
前記表示部の表示面に対する操作を検出する検出部と、
ファイルのNページの画像と、N+1ページ又はN-1ページの画像とを、所定の表示倍率で拡大し、前記Nページの画像と、前記N+1ページ又は前記N-1ページの画像との一部を表示する表示画面を前記表示面に拡大表示する状態において、
前記検出部が検出する操作が予め設定された条件を満たさない場合、前記Nページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させ、
前記操作が前記条件を満たす場合、前記N+1ページ又は前記N-1ページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる制御部と、
を備える、表示装置。
【請求項2】
前記制御部は、
前記操作の操作方向が第1方向である場合、前記拡大表示の状態において、前記Nページの画像と、前記N+1ページの画像との一部を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させ、
前記操作の前記第1方向の操作量が予め設定されたしきい値未満である場合、前記条件を満たさないと判定し、前記Nページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させ、
前記操作の前記第1方向の操作量が前記しきい値以上となる場合、前記条件を満たすと判定し、前記N+1ページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる、
請求項1記載の表示装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記操作の操作方向が前記第1方向とは逆の第2方向である場合、前記拡大表示の状態において、前記Nページの画像と、前記N-1ページの画像との一部を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させ、
前記操作の前記第2方向の操作量が予め設定されたしきい値未満である場合、前記条件を満たさないと判定し、前記Nページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させ、
前記操作の前記第2方向の操作量が前記しきい値以上となる場合、前記条件を満たすと判定し、前記N-1ページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる、
請求項2記載の表示装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記Nページの画像と、前記N+1ページ又は前記N-1ページの画像との一部とを前記表示画面に拡大表示した状態において、
前記検出部が検出する操作がフリング操作である場合、前記条件を満たすと判定し、前記N+1ページ又は前記N-1ページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる、請求項1記載の表示装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記検出部が検出する操作が前記条件を満たし、前記N+1ページの画像又は前記N-1ページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる場合、前記Nページの画像の表示倍率と同一の倍率で、前記N+1ページの画像又は前記N-1ページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる、請求項1記載の表示装置。
【請求項6】
表示部と、
前記表示部の表示面に対する操作を検出する検出部と、
ファイルのNページ及びN+1ページを表示する第1ページ群の画像と、N+2ページ及びN+3ページを表示する第2ページ群の画像、又は、N-2ページ及びN-1ページを表示する第3ページ群の画像と、を所定の表示倍率で拡大し、前記第1ページ群の画像と、前記第2ページ群の画像又は前記第3ページ群の画像との一部を表示する表示画面を前記表示面に拡大表示した状態において、
前記検出部が検出する操作が予め設定された条件を満たさない場合、前記第1ページ群の画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させ、
前記操作が前記条件を満たす場合、前記第2ページ群の画像又は前記第3ページ群の画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる制御部と、
を備える、表示装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記操作の操作方向が第1方向である場合、前記拡大表示の状態において、前記第1ページ群の画像と、前記第2ページ群の画像との一部を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させ、
前記操作の前記第1方向の操作量が予め設定されたしきい値未満である場合、前記条件を満たさないと判定し、前記第1ページ群の画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させ、
前記操作の前記第1方向の操作量が前記しきい値以上となる場合、前記条件を満たすと判定し、前記第2ページ群の画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる、
請求項6記載の表示装置。
【請求項8】
前記制御部は、
前記操作の操作方向が第1方向とは逆の第2方向である場合、前記拡大表示の状態において、前記第1ページ群の画像と、前記第3ページ群の画像との一部を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させ、
前記操作の前記第2方向の操作量が予め設定されたしきい値未満である場合、前記条件を満たさないと判定し、前記第1ページ群の画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させ、
前記操作の前記第2方向の操作量が前記しきい値以上となる場合、前記条件を満たすと判定し、前記第3ページ群の画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる、
請求項6記載の表示装置。
【請求項9】
前記制御部は、
前記第1ページ群の画像と、前記第2ページ群の画像又は前記第3ページ群の画像との一部とを表示する前記表示画面を前記表示面に拡大表示した状態において、
前記検出部が検出する操作がフリング操作である場合、前記条件を満たすと判定し、前記N+1ページ又は前記第3ページ群の画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる、請求項6記載の表示装置。
【請求項10】
前記制御部は、
前記検出部が検出する操作が前記条件を満たし、前記第2ページ群の画像又は前記第3ページ群の画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる場合、前記第1ページ群の画像の表示倍率と同一の倍率で、前記第2ページ群の画像又は前記第3ページ群の画像を前記表示部に表示させる、請求項6記載の表示装置。
【請求項11】
前記制御部は、
前記ファイルに横長ページよりも縦長ページが多く含まれる場合、前記Nページの画像、前記N+1ページの画像又は前記N-1ページの画像を、所定の表示倍率で拡大して表示する表示画面を前記表示面に表示させる、請求項1から5のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項12】
前記制御部は、
前記ファイルに横長ページよりも縦長ページが多く含まれる場合、前記第1ページ群の画像、前記第2ページ群の画像又は前記第3ページ群の画像を、所定の表示倍率で拡大して表示する表示画面を前記表示面に表示させる、請求項6から10のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項13】
表示部の表示面に対する操作を検出するステップと、
ファイルのNページの画像と、N+1ページ又はN-1ページの画像とを、所定の表示倍率で拡大し、前記Nページの画像と、前記N+1ページ又は前記N-1ページの画像との一部を表示する表示画面を前記表示面に拡大表示する状態において、
前記検出するステップにより検出する操作が予め設定された条件を満たさない場合、前記Nページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させるステップと、
前記操作が前記条件を満たす場合、前記N+1ページ又は前記N-1ページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させるステップと、
を有する、表示装置の制御方法。
【請求項14】
表示部の表示面に対する操作を検出するステップと、
ファイルのNページ及びN+1ページを表示する第1ページ群の画像と、N+2ページ及びN+3ページを表示する第2ページ群の画像、又は、N-2ページ及びN-1ページを表示する第3ページ群の画像と、を所定の表示倍率で拡大し、前記第1ページ群の画像と、前記第2ページ群の画像又は前記第3ページ群の画像との一部を表示する表示画面を前記表示面に拡大表示した状態において、
前記検出するステップにより検出する操作が予め設定された条件を満たさない場合、前記第1ページ群の画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させるステップと、
前記操作が前記条件を満たす場合、前記第2ページ群の画像又は前記第3ページ群の画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させるステップと、
を有する、表示装置の制御方法。
【請求項15】
コンピューターに、
表示部の表示面に対する操作を検出する手順と、
ファイルのNページの画像と、N+1ページ又はN-1ページの画像とを、所定の表示倍率で拡大し、前記Nページの画像と、前記N+1ページ又は前記N-1ページの画像との一部を表示する表示画面を前記表示面に拡大表示する状態において、
前記検出する手順により検出する操作が予め設定された条件を満たさない場合、前記Nページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる手順と、
前記操作が前記条件を満たす場合、前記N+1ページ又は前記N-1ページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる手順と、
を実行させるプログラム。
【請求項16】
コンピューターに、
表示部の表示面に対する操作を検出する手順と、
ファイルのNページ及びN+1ページを表示する第1ページ群の画像と、N+2ページ及びN+3ページを表示する第2ページ群の画像、又は、N-2ページ及びN-1ページを表示する第3ページ群の画像と、を所定の表示倍率で拡大し、前記第1ページ群の画像と、前記第2ページ群の画像又は前記第3ページ群の画像との一部を表示する表示画面を前記表示面に拡大表示した状態において、
前記検出する手順により検出する操作が予め設定された条件を満たさない場合、前記第1ページ群の画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる手順と、
前記操作が前記条件を満たす場合、前記第2ページ群の画像又は前記第3ページ群の画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる手順と、
を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置、表示装置の制御方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、表示面に複数のサムネイル画像を所定の順序で一覧配列して表示し、所望のサムネイル画像をタッチして選択することにより所望のサムネイル画像に対応付けられたメニューアイコンを表示する装置が知られている。
例えば、特許文献1は、表示画面の第1領域にページ画像を表示する第1表示ステップと、表示画面の第1領域と異なる第2領域に複数のサムネイル画像を表示する第2表示ステップと、を含む表示制御方法を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2017-142711号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ドキュメントファイルの複数ページをスワイプしながら表示させる表示装置において、ページを拡大表示すると、ページの下側を表示しながら次のページへスワイプすると、次のページの先頭が表示されない。このため、都度、表示倍率を縮小して、ページをスワイプし、再び拡大表示させる必要があり、操作が煩雑であるという課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、表示部と、前記表示部の表示面に対する操作を検出する検出部と、ファイルのNページの画像と、N+1ページ又はN-1ページの画像とを、所定の表示倍率で拡大し、前記Nページの画像と、前記N+1ページ又は前記N-1ページの画像との一部を表示する表示画面を前記表示面に拡大表示する状態において、前記検出部が検出する操作が予め設定された条件を満たさない場合、前記Nページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させ、前記操作が前記条件を満たす場合、前記N+1ページ又は前記N-1ページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる制御部とを備える、表示装置である。
【0006】
本開示は、表示部と、前記表示部の表示面に対する操作を検出する検出部と、ファイルのNページ及びN+1ページを表示する第1ページ群の画像と、N+2ページ及びN+3ページを表示する第2ページ群の画像、又は、N-2ページ及びN-1ページを表示する第3ページ群の画像と、を所定の表示倍率で拡大し、前記第1ページ群の画像と、前記第2ページ群の画像又は前記第3ページ群の画像との一部を表示する表示画面を前記表示面に拡大表示した状態において、前記検出部が検出する操作が予め設定された条件を満たさない場合、前記第1ページ群の画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させ、前記操作が前記条件を満たす場合、前記第2ページ群の画像又は前記第3ページ群の画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる制御部と、を備える、表示装置である。
【0007】
本開示は、表示部の表示面に対する操作を検出するステップと、ファイルのNページの画像と、N+1ページ又はN-1ページの画像とを、所定の表示倍率で拡大し、前記Nページの画像と、前記N+1ページ又は前記N-1ページの画像との一部を表示する表示画面を前記表示面に拡大表示する状態において、前記検出するステップにより検出する操作が予め設定された条件を満たさない場合、前記Nページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させるステップと、前記操作が前記条件を満たす場合、前記N+1ページ又は前記N-1ページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させるステップと、を有する、表示装置の制御方法である。
【0008】
本開示は、表示部の表示面に対する操作を検出するステップと、ファイルのNページ及びN+1ページを表示する第1ページ群の画像と、N+2ページ及びN+3ページを表示する第2ページ群の画像、又は、N-2ページ及びN-1ページを表示する第3ページ群の画像と、を所定の表示倍率で拡大し、前記第1ページ群の画像と、前記第2ページ群の画像又は前記第3ページ群の画像との一部を表示する表示画面を前記表示面に拡大表示した状態において、前記検出するステップにより検出する操作が予め設定された条件を満たさない場合、前記第1ページ群の画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させるステップと、前記操作が前記条件を満たす場合、前記第2ページ群の画像又は前記第3ページ群の画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させるステップと、を有する、表示装置の制御方法である。
【0009】
本開示は、コンピューターに、表示部の表示面に対する操作を検出する手順と、ファイルのNページの画像と、N+1ページ又はN-1ページの画像とを、所定の表示倍率で拡大し、前記Nページの画像と、前記N+1ページ又は前記N-1ページの画像との一部を表示する表示画面を前記表示面に拡大表示する状態において、前記検出する手順により検出する操作が予め設定された条件を満たさない場合、前記Nページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる手順と、前記操作が前記条件を満たす場合、前記N+1ページ又は前記N-1ページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる手順と、を実行させるプログラムである。
【0010】
本開示は、コンピューターに、表示部の表示面に対する操作を検出する手順と、ファイルのNページ及びN+1ページを表示する第1ページ群の画像と、N+2ページ及びN+3ページを表示する第2ページ群の画像、又は、N-2ページ及びN-1ページを表示する第3ページ群の画像と、を所定の表示倍率で拡大し、前記第1ページ群の画像と、前記第2ページ群の画像又は前記第3ページ群の画像との一部を表示する表示画面を前記表示面に拡大表示した状態において、前記検出する手順により検出する操作が予め設定された条件を満たさない場合、前記第1ページ群の画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる手順と、前記操作が前記条件を満たす場合、前記第2ページ群の画像又は前記第3ページ群の画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる手順と、を実行させるプログラムである。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】表示装置の構成を示す図。
図2】第1サムネイル画像束の一例を示す図。
図3】一覧画面の一例を示す図。
図4】閲覧画面の一例を示す図。
図5】第1表示領域に表示される第1サムネイル画像束の一例を示す図。
図6】拡大表示のときの第1表示領域を示す図。
図7】スワイプ操作の説明図。
図8】スワイプ操作の説明図。
図9】スワイプ操作の説明図。
図10】スワイプ操作の説明図。
図11】スワイプ操作の説明図。
図12】スワイプ操作の説明図。
図13】表示装置の動作を示すフローチャート。
図14】表示装置の動作を示すフローチャート。
図15】表示装置の動作を示すフローチャート。
図16】表示装置の動作を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、添付図面を参照しながら実施形態について説明する。
図1は、表示装置100の構成を示す図である。
図1を参照しながら表示装置100の構成について説明する。
表示装置100は、無線通信部110、表示部130及び制御部150を備える。表示装置100には、例えば、ノート型やデスクトップ型、タブレット型のパーソナルコンピューターや、スマートフォン等が用いられる。
【0013】
無線通信部110は、無線モジュール及びアンテナを備え、無線ネットワークを介してサーバー装置等の外部の装置と通信を行う。無線モジュール及びアンテナの図示は省略する。
【0014】
表示部130は、表示パネルとタッチセンサーとを含むタッチパネル131を備える。タッチパネル131は、表示面に相当する。表示パネルには、例えば、液晶パネルや、有機EL(Electro Luminescence)パネルが用いられる。タッチセンサーは、表示パネルに対するタッチ操作を検出する。タッチセンサーは、電子ペンや、ユーザーの指等の指示体が接触したタッチパネル131の位置であるタッチ位置を検出する。タッチセンサーは、検出したタッチ位置を含む操作信号を制御部150に出力する。タッチ位置は、表示パネルに設定された座標系の座標により示される。
【0015】
制御部150は、記憶部160と、プロセッサー170とを備える。
【0016】
記憶部160は、RAM(Random Access Memory)等の揮発性の半導体メモリーと、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性の半導体メモリーとを備える。また、例えば、表示装置100がスマートフォンである場合、記憶部160としてSDカードを備える構成であってもよい。また、表示装置100が、パーソナルコンピューターである場合、SSD(Solid State Drive)やHDD(Hard Disk Drive)等の補助記憶装置を備える構成であってもよい。
【0017】
記憶部160は、プロセッサー170が実行するOS(Operating System)161や、アプリケーションプログラム163を記憶する。アプリケーションプログラム163を、以下、アプリ163と表記する。
【0018】
また、記憶部160は、ドキュメントファイル165や設定ファイル167を記憶する。ドキュメントファイル165には、例えば、電子マニュアルや電子書籍、ユーザーが作成する文書等が含まれる。ドキュメントファイル165は、ユーザーがアプリ163を実行して生成したファイルであってもよいし、無線通信部110により外部の装置から取得したファイルであってもよい。
【0019】
設定ファイル167は、OS161やアプリ163の動作設定が記録されたファイルである。本実施形態の設定ファイル167には、タッチパネル131が横画面表示の状態であるときに、ページ画像25を2ページ見開きで表示するか否かの設定が含まれる。また、設定ファイル167は、タッチパネル131の画面サイズが含まれる。
【0020】
プロセッサー170は、CPU(Central Processing Unit)により構成される。また、制御部150を、CPUや、GPU(Graphics Processing Unit)、通信インターフェイスや、各種センサー等を搭載したSoC(System-on-a-Chip)により構成してもよい。
プロセッサー170は、OS161やアプリ163を実行して、表示装置100の各部を制御する。
【0021】
制御部150は、機能ブロックとして、サムネイル画像束生成部171と、検出部173と、表示生成部175とを備える。これらの機能ブロックは、プロセッサー170がOS161やアプリ163を実行することにより実現される機能をブロックにより便宜的に示したものである。
【0022】
図2は、第1サムネイル画像束21の一例を示す図である。
サムネイル画像束生成部171は、記憶部160からドキュメントファイル165を読み出し、読み出したドキュメントファイル165の各ページの画像を縮小した第1サムネイル画像211を生成する。サムネイル画像束生成部171は、生成した複数の第1サムネイル画像211の束である第1サムネイル画像束21に基づき、第1サムネイル画像束21を俯瞰した俯瞰画像を生成する。俯瞰画像は、仮想空間内に配置した第1サムネイル画像束21を、観測者が仮想空間内の任意の視点から見た場合に、観測者が視認する画像である。
【0023】
サムネイル画像束生成部171は、タッチパネル131の横方向に平行な第1仮想軸Qに沿って、複数の第1サムネイル画像211を並べる。複数の第1サムネイル画像211は、ユーザーの操作に対応させて第1仮想軸Qに沿って移動させることができる。
さらに、サムネイル画像束生成部171は、タッチパネル131の縦方向に平行であって、第1仮想軸Qと交差する、第2仮想軸Mと平行な軸を中心にして複数の第1サムネイル画像211を回転させる。さらにサムネイル画像束生成部171は、第1仮想軸Qと平行な軸を中心に回転させることで、第1サムネイル画像束21の俯瞰画像を生成する。
【0024】
検出部173は、タッチセンサーから入力される操作信号に基づき、タッチパネル131に対する操作を検出する。
検出部173が検出する操作には、タッチ操作や、スワイプ操作、フリング操作が含まれる。また、検出部173は、スワイプ操作の操作量を検出する。具体的には、検出部173は、タッチパネル131にタッチした指のタッチパネル131上での移動量を操作量として検出する。
【0025】
表示制御部175は、サムネイル画像束生成部171が生成した第1サムネイル画像束21や、ドキュメントファイル165に含まれるページのページ画像25等に基づき、タッチパネル131に表示するアプリ画面20を生成する。アプリ画面20には、図3及び図4等にそれぞれ示す、一覧画面20A及び閲覧画面20Bが含まれる。一覧画面20A及び閲覧画面20Bには、ホーム画面に戻る操作が対応づけられたホームボタン11や、1つ前の画面に戻る操作が対応づけられたバックボタン13がそれぞれ表示される。
【0026】
図3図12を参照しながらアプリ画面20について説明する。
図3図12において、図中で上に向かう方向を上方として符号UPで示し、図中で下に向かう方向を下方として符号DWで示し、図中で左に向かう方向を左方向として符号Lで示し、図中で右に向かう方向を右方向として符号Rで示す。
【0027】
図3は、一覧画面20Aの一例を示す図である。
一覧画面20Aとは、記憶部160が記憶するドキュメントファイル165の一覧を表示した画面である。一覧画面20Aでは、第1サムネイル画像束21とメインサムネイル画像23の組み合わせがドキュメントファイル165ごとに表示される。以下では、記憶部160に、ドキュメントファイル165A、B、C、・・・、Nまでのドキュメントファイル165が記憶されていると仮定して説明する。ドキュメントファイル165Aの第1サムネイル画像束21を、第1サムネイル画像束21Aと表示し、メインサムネイル画像23を、メインサムネイル画像23Aと表す。文書B、・・・、Nについても同様である。また、本実施形態では、一覧画面20Aに、第1サムネイル画像束21A及びメインサムネイル画像23A、・・・、第1サムネイル画像束21N及びメインサムネイル画像23Nが表示される場合について説明する。しかし、一覧画面20Aにはさらに多くのドキュメントファイル165に基づく第1サムネイル画像束21及びメインサムネイル画像23を表示可能である。
【0028】
一覧画面20Aには、ドキュメントファイル165Aに基づく第1サムネイル画像束21Aと、メインサムネイル画像23Aとの組み合わせが所定の位置に表示される。
また、一覧画面20Aには、ドキュメントファイル165Bに基づく第1サムネイル画像束21Bとメインサムネイル画像23Bとの組み合わせが表示される。第1サムネイル画像束21Bとメインサムネイル画像23Bとの組み合わせは、第1サムネイル画像束21Aとメインサムネイル画像23Aとの組み合わせの下に並んで表示される。
また、一覧画面20Aには、ドキュメントファイル165Cに基づく第1サムネイル画像束21Cとメインサムネイル画像23Cの組み合わせが表示される。第1サムネイル画像束21Cとメインサムネイル画像23Cの組み合わせは、第1サムネイル画像束21Bとメインサムネイル画像23Bとの組み合わせの下に並んで表示される。
【0029】
第1サムネイル画像束21は、複数の第1サムネイル画像211が左右方向に並んだ画像群である。第1サムネイル画像束21に含まれる第1サムネイル画像211の各々は、所定の視点から俯瞰した見え方となる状態で表示される。第1サムネイル画像束21に含まれる1の第1サムネイル画像211は、対応するドキュメントファイル165の1ページに対応する。本実施形態の第1サムネイル画像211は、矩形の画像である。
【0030】
メインサムネイル画像23は、ドキュメントファイル165の代表ページに対応するサムネイル画像である。代表ページには、例えば、ドキュメントファイル165のトップページが挙げられる。一覧画面20Aには、メインサムネイル画像23として所定のページの第1サムネイル画像211の一部を表示してもよいし、メインサムネイル画像23として所定のページの第1サムネイル画像211の全体を表示してもよい。
【0031】
一覧画面20Aでは、第1サムネイル画像束21及びメインサムネイル画像23の組み合わせを選択する選択操作をタッチ操作により入力可能である。一覧画面20Aで当該組み合わせが選択されると、表示制御部175は、選択されたドキュメントファイル165に関する閲覧画面20Bを表示する。
【0032】
図4は、閲覧画面20Bの一例を示す図である。閲覧画面20Bは、表示画面の一例に相当する。閲覧画面20Bには、第1表示領域221と、第2表示領域223とが含まれる。
【0033】
第1表示領域221は、一覧画面20Aで選択された第1サムネイル画像束21を表示する領域である。一覧画面20Aでメインサムネイル画像23と第1サムネイル画像束21との組み合わせが選択された場合、選択された組み合わせに含まれる第1サムネイル画像束21が第1表示領域221に表示される。
【0034】
表示制御部175は、第1表示領域221内で、スワイプ操作等の所定のタッチ操作が指示体により行われることで、第1サムネイル画像束21の表示態様を変化させる。
【0035】
第1表示領域221内で右方向へのスワイプ操作が行われた場合、第1表示領域221内では、複数の第1サムネイル画像211は、指示体の右方向への移動量に応じて、左方向から右方向へ移動する。左方向へのスワイプ操作が行われた場合、第1表示領域221内では、複数の第1サムネイル画像211は、指示体の左方向への移動量に応じて、右方向から左方向へ移動する。
【0036】
第2表示領域223は、第1表示領域221で選択された第1サムネイル画像211に対応するページのページ画像25を表示する領域である。図4及び図5において、ドキュメントファイル165Nが示す文書のMページ目に対応するページ画像25を、ページ画像25N-Mと表記する。Mは1以上の整数である。図4で示すページ画像25B-111は、ドキュメントファイル165Bの111ページ目に対応するページ画像25を示す。
【0037】
第2表示領域223では、スワイプ操作等の所定のタッチ操作が指示体により行われることで、表示するページ画像25が切り替わる。
【0038】
ドキュメントファイル165が左開きのドキュメントであり、第2表示領域223で右方向への所定のタッチ操作が行われた場合、第2表示領域223内では、タッチ操作前に表示されたページ画像25に対応するページの前のページのページ画像25が表示される。第2表示領域223内で左方向への所定のタッチ操作が行われた場合、第2表示領域223内では、タッチ操作前に表示されたページ画像25に対応するページの後のページのページ画像25が表示される。
【0039】
図4の状態において、第2表示領域223内で右方向へのスワイプ操作が行われた場合、ページ画像25B-111の1つ前のページのページ画像25B-110が第2表示領域223に表示される。ページ画像25B-110の図示は省略する。
また、図4の状態において、第2表示領域223内で左方向へのスワイプ操作が行われた場合、ページ画像25B-111の1つ後のページのページ画像25B-112が第2表示領域223に表示される。ページ画像25B-112の図示は省略する。
【0040】
図4及び図5の説明において、ドキュメントファイル165Nが示す文書のMページ目に対応する第1サムネイル画像211を、第1サムネイル画像211N―Mと表記する。例えば、第1サムネイル画像211B-98は、ドキュメントファイル165Bの98ページ目に対応する第1サムネイル画像211を示す。
第2表示領域223に表示されるページ画像25が切り替わると、第1表示領域221内では、第1サムネイル画像束21の表示態様が変化する。すなわち、切り替え後のページ画像25に対応する第1サムネイル画像211が第1表示領域221の左右方向の略中央に表示される。例えば、第2表示領域223に、ページ画像25B-110が表示されると、第1サムネイル画像211B-110が第1表示領域221の左右方向の略中央に表示される。また、第2表示領域223に、ページ画像25B-112が表示されると、第1サムネイル画像211B-112が第1表示領域221の左右方向の略中央に表示される。
なお、図4及び図5において、ページ画像25の左右に余白がある状態では、タッチパネル131の上下方向へのスワイプ操作のみを受け付け、左右方向へのスワイプ操作は受け付けない。
【0041】
また、第1表示領域221内でスワイプ操作が行われ、第1サムネイル画像211B-110が第1表示領域221の左右方向の略中央に表示されると、第2表示領域223には、ページ画像25B-110が表示される。同様に、第1表示領域221内でスワイプ操作が行われ、第1サムネイル画像211B-112が第1表示領域221の左右方向の略中央に表示されると、第2表示領域223には、ページ画像25B-112が表示される。
【0042】
ここで、第1表示領域221に表示される第1サムネイル画像束21について詳細に説明する。図5は、第1表示領域221に表示される第1サムネイル画像束21の一例を示す図である。図5には、第2表示領域223に、ページ画像25B-98が表示されている場合の第1表示領域221の表示態様を示す。第1表示領域221には、第1サムネイル画像束21Bが表示され、第1表示領域221の左右方向の略中央には、第1サムネイル画像211B-98が表示される。
【0043】
第1表示領域221では、第1サムネイル画像211の各々が、タッチパネル131の仮想軸KJ上に並んで表示される。仮想軸KJは、左右方向に平行な軸である。
【0044】
第1表示領域221は、右領域221Rと左領域221Lとを有する。右領域221Rと左領域221Lとは、切替線L1を挟んで左右方向に並ぶ。切替線L1は、第1表示領域221の左右方向の中央を示す中央線L2より左方向に位置する仮想線で、上下方向に延びる。中央線L2も、切替線L1と同様に上下方向に延びる。
【0045】
図5において、第1サムネイル画像211B-98は、中央線L2に重ねて表示される。第1サムネイル画像211B-98に対応するページの前のページに対応する第1サムネイル画像211B-97は、左領域221Lに表示される。第1サムネイル画像211B-98、及び、第1サムネイル画像211B-99は、右領域221Rに表示される。
第1表示領域221では、切替線L1を基準に、第1サムネイル画像211の向きが切り替わる。
【0046】
次に、第2表示領域223に表示されるページ画像25について説明する。
まず、タッチパネル131を縦画面表示で使用する場合について説明する。縦画面表示とは、タッチパネル131が縦長の姿勢に保持されているときに、画像を正立させて表示する表示方法をいう。
【0047】
制御部150は、一覧画面20Aにおいてドキュメントファイル165が選択されると、選択されたドキュメントファイル165に含まれる各ページのページ画像25を第2表示領域223に表示させる。
制御部150は、タッチパネル131を縦画面表示で使用する場合、ドキュメントファイル165に含まれる各ページのページ画像25を1ページずつ第2表示領域223に表示させる。また、制御部150は、縦画面表示において、1ページずつ第2表示領域223に表示させる場合に、ページ画像25の表示倍率を、100%以上の表示倍率に変更する。100%以上の表示倍率でページ画像25を表示させることを拡大表示という。本実施形態では、制御部150は、ページ画像25の左右方向の幅が、第2表示領域223の左右方向の幅に一致するように、ページ画像25の表示倍率を変更する。すなわち、第2表示領域223の左右方向の幅全体に、ページ画像25が表示されるように、ページ画像25の表示倍率を変更する。第2表示領域223に表示されたページ画像25の表示倍率は、ユーザーの操作により変更が可能である。以下では、第2表示領域223にNページのページ画像25が表示されたと仮定して説明する。Nは任意の自然数である。
【0048】
次に、タッチパネル131を横画面表示で使用する場合について説明する。横画面表示とは、タッチパネル131が横長の姿勢に保持されているときに、画像を正立させて表示する表示方法をいう。
【0049】
制御部150は、タッチパネル131を横画面表示で使用する場合、まず、設定ファイル167を参照して、見開き表示が有効に設定されているか否かを判定する。
制御部150は、見開き表示が有効に設定されている場合、2ページ分のページ画像25を第2表示領域223に表示させる。以下では、2ページ分のページ画像25として、Nページ及びN+1ページのページ画像25が表示されたと仮定して説明する。このとき、Nページ及びN+1ページのページ画像25の表示倍率は任意であり、例えば、100%であってもよいし、Nページ及びN+1ページのページ画像25の左右方向の幅が、第2表示領域223の左右方向の幅に一致するように表示倍率が設定されていてもよい。
また、制御部150は、見開き表示が無効に設定されている場合、ページ画像25を1ページずつ第2表示領域223に表示させる。ここでも、1ページずつ表示されるページ画像25として、Nページのページ画像25が表示されたと仮定して説明する。このときのNページのページ画像25の表示倍率も任意であり、例えば、100%であってもよいし、Nページのページ画像25の左右方向の幅が、第2表示領域223の左右方向の幅に一致するように表示倍率が設定されていてもよい。
【0050】
また、制御部150は、ページ画像25を、100%よりも大きい表示倍率で表示する拡大表示の状態では、タッチパネル131の上下方向、及び左右方向へのスワイプ操作を受け付ける。
また、制御部150は、ページ画像25を、100%の表示倍率、又はそれ以下の表示倍率で表示する場合、タッチパネル131の左右方向へのスワイプ操作だけを受け付ける。つまり、制御部150は、ページ画像25を、100%の表示倍率、又はそれ以下の表示倍率で表示する場合、タッチパネル131の上下方向へのスワイプ操作は受け付けない。
【0051】
また、制御部150は、ページ画像25を、100%よりも大きい表示倍率で表示する拡大表示の状態では、タッチパネル131の上下方向における第1表示領域221のサイズを縮小し、第1サムネイル画像束21の一部だけを第1表示領域221に表示する。
【0052】
図6は、拡大表示のときの第1表示領域221及び第2表示領域223の状態を示す図である。
図6に示すように、タッチパネル131を縦画面表示で使用する場合において、ページ画像25を拡大表示させる場合、タッチパネル131の上下方向における第1表示領域221のサイズを縮小し、第1サムネイル画像束21の上方の一部だけを表示させる。タッチパネル131の上下方向における第1表示領域221のサイズを縮小することで、タッチパネル131の上下方向における第2表示領域223のサイズが拡大され、第2表示領域223に表示されるページ画像25の表示範囲を広げることができる。図示は省略するが、タッチパネル131を横画面表示で使用する場合も同様である。
【0053】
また、制御部150は、選択されたドキュメントファイル165に縦長ページと、横長ページとが混在する場合において、縦長ページのページ数が、横長ページのページ数よりも多い場合、ページ画像25を100%よりも大きい表示倍率で拡大表示させる。例えば、Nページのページ画像25の左右方向の幅が、第2表示領域223の左右方向の幅に一致するように表示倍率が設定されていてもよい。また、タッチパネル131を横画面表示で使用する場合に、見開き表示が有効に設定されている場合、Nページ及びN+1ページのページ画像25の左右方向の幅が、第2表示領域223の左右方向の幅に一致するように表示倍率が設定されていてもよい。
また、横長ページのページ数が、縦長ページのページ数よりも多い場合、制御部150は、ページ画像25を100%の表示倍率で表示させる。つまり、ページ画像25は、拡大表示させない。これは、タッチパネル131が縦画面表示の状態であっても、横画面表示の状態であっても同一である。
【0054】
また、設定ファイル167には、タッチパネル131の画面サイズの情報が含まれる。
制御部150は、タッチパネル131の画面サイズが、例えば、7インチ等の所定サイズ未満であって、タッチパネル131を横画面表示で使用する場合、見開き設定が有効に設定されていても、ページ画像25を、1ページ単位に表示するようにしてもよい。これにより、ページ画像25の視認性を高めることができる。
【0055】
また、制御部150は、選択されたドキュメントファイル165の表示回数が2回以上である場合、前回の表示状態を維持するようにしてもよい。
例えば、タッチパネル131を横画面表示で使用する場合であって、見開き設定が有効に設定されているが、前回の表示状態が、ページ画像25を1ページずつ表示する表示状態であると仮定する。この場合、制御部150は、ページ画像25を1ページずつ表示する。
【0056】
図7図12は、スワイプ操作について説明する説明図である。
次に、タッチパネル131を縦画面表示で使用する場合、及び横画面表示で使用する場合のスワイプ操作について説明する。
まず、タッチパネル131を縦画面表示で使用する場合について説明する。
図7は、ページ画像25を、1ページずつ第2表示領域223に表示させる場合であって、ページ画像25の左右方向の幅が、第2表示領域223の左右方向の幅に一致するように、ページ画像25を拡大表示させた状態を示す。制御部150は、ページ画像25を拡大表示させた状態では、上下方向及び左右方向へのスワイプ操作を受け付ける。上スワイプは、図面視で、タッチパネル131の上方向にページ画像25を移動させる操作である。下スワイプは、図面視で、タッチパネル131の下方向にページ画像25を移動させる操作である。上方向は第1方向に相当し、下方向は第2方向に相当する。
なお、図10乃至図12において、ページ画像25の上下に余白がある状態では、タッチパネル131の左右方向へのスワイプ操作のみを受け付け、上下方向へのスワイプ操作は受け付けない。
【0057】
図8は、ユーザーが指を上方向にスワイプさせるスワイプ操作に対応して、ページ画像25を上方向にスワイプさせた状態を示す。
図8に示す第2表示領域223には、ユーザーの上方向へのスワイプ操作により、Nページのページ画像25-(N)の一部と、N+1ページのページ画像25-(N+1)の上端部とが表示された状態を示す。
【0058】
制御部150は、入力されるスワイプ操作の操作量を検出する。なお、以下、制御部150が検出する「スワイプ操作の操作量」とは、「スワイプ操作の結果表示されるページ端が画面端を越えた量」を意味する。
制御部150は、図8に示す状態において、検出した操作量が、予め設定された操作しきい値になる前に、ユーザーの指がタッチパネル131から離れると、第2表示領域223の表示状態を、スワイプ操作が入力される前の表示状態に戻す。つまり、制御部150は、Nページのページ画像25-(N)を第2表示領域223に表示させる。このとき、制御部150は、Nページのページ画像25-(N)を、スワイプ操作が入力される前の表示倍率を維持したまま表示させる。
【0059】
図9は、スワイプ操作の操作量が、操作しきい値以上となった場合の第2表示領域223の表示状態を示す図である。
制御部150は、図8に示す状態において、検出した操作量が、予め設定された操作しきい値以上になると、N+1ページのページ画像25-(N+1)を第2表示領域223に表示させる。このとき、制御部150は、N+1ページのページ画像25-(N+1)を、Nページのページ画像25-(N)と同一の表示倍率で表示させる。操作しきい値は、タッチパネル131を縦画面表示で使用する場合、例えば、タッチパネル131の上下方向の幅の20以上、25%以下の範囲で設定できる。また、操作しきい値は、タッチパネル131を横画面表示で使用する場合、例えば、タッチパネル131の左右方向の幅の20以上、25%以下の範囲で設定できる。
【0060】
図7図9には、ユーザーが指を上方向にスワイプさせた場合を示したが、制御部150は、ユーザーが指を下方向にスワイプさせた場合も同様に表示を制御する。
制御部150は、下方向へのスワイプ操作を検出すると、検出したスワイプ操作に対応してNページのページ画像25-(N)の第2表示領域223における表示位置を下方向に移動させる。
ユーザーが指をさらに下方向にスワイプさせると、制御部150は、Nページのページ画像25-(N)の一部と、N-1ページのページ画像25-(N-1)の下端と、を第2表示領域223に表示させる。
【0061】
制御部150は、検出したスワイプ操作の操作量が、予め設定された操作しきい値になる前に、ユーザーの指がタッチパネル131から離れると、第2表示領域223の表示状態を、スワイプ操作が入力される前の表示状態に戻す。つまり、制御部150は、Nページのページ画像25-(N)を第2表示領域223に表示させる。
また、制御部150は、検出した操作量が、予め設定された操作しきい値以上になると、N-1ページのページ画像25-(N-1)を第2表示領域223に表示させる。このとき、制御部150は、N-1ページのページ画像25-(N-1)を、スワイプ操作が入力される前に第2表示領域223に表示していたNページのページ画像25-(N)と同一の表示倍率で表示させる。
【0062】
上述の説明では、ユーザーの指をタッチパネル131上でスワイプさせる操作の場合について説明した。第2表示領域223は、フリング操作を検出した場合も、表示倍率を維持したまま、第2表示領域223に表示するページを変更する。
フリング操作とは、指先をタッチパネル131の上で素早く弾くように払う操作である。
例えば、制御部150は、図8に示す表示状態において、フリング操作が検出されると、N+1ページのページ画像25-(N+1)を第2表示領域223に表示させる。
また、制御部150は、Nページのページ画像25-(N)の一部と、(N-1)ページのページ画像25-(N-1)の下端とが表示された状態において、フリング操作が検出されると、(N-1)ページのページ画像25-(N-1)を第2表示領域223に表示させる。
【0063】
次に、タッチパネル131を横画面表示で使用する場合について説明する。
図10は、見開き表示の設定が有効であり、ページ画像25を、2ページずつ第2表示領域223に表示させる場合を示している。図10に示す第2表示領域223には、Nページ及びN+1ページのページ画像25―(N,N+1)が表示された状態を示す。
制御部150は、見開き表示の状態であって、ページ画像25を拡大表示していない場合、左方向又は右方向へのスワイプ操作を受け付ける。左スワイプは、図面視で、タッチパネル131の左方向にページ画像25を移動させる操作である。右スワイプは、図面視で、タッチパネル131の右方向にページ画像25を移動させる操作である。なお、拡大表示をしているとき、ページ画像25の左方向又は右方向への移動は、一般的な書籍のページをめくるように、3Dでのめくり表示をしてもよい。
【0064】
図11は、拡大表示中に、ユーザーが指を、図面視で右から左にスワイプさせるスワイプ操作に対応して、ページ画像25を左方向にスクロールさせた状態を示す。
図11には、ユーザーの左方向へのスワイプ操作により、Nページ及びN+1ページのページ画像25―(N,N+1)の一部と、N+2ページ及びN+3ページのページ画像25―(N+2,N+3)の左端部と、が表示された状態を示す。
Nページ及びN+1ページのページ画像25―(N,N+1)は、第1ページ群の画像に相当する。
N+2ページ及びN+3ページのページ画像25―(N+2,N+3)は、第2ページ群の画像に相当する。
【0065】
制御部150は、入力されるスワイプ操作の操作量を検出する。
制御部150は、図11に示す状態において、検出した操作量が、予め設定された操作しきい値になる前に、ユーザーの指がタッチパネル131から離れると、第2表示領域223の表示状態を、スワイプ操作が入力される前の表示状態に戻す。つまり、制御部150は、Nページ及びN+1ページのページ画像25―(N,N+1)を第2表示領域223に表示させる。このとき、制御部150は、Nページ及びN+1ページのページ画像25―(N,N+1)を、スワイプ操作が入力される前の表示倍率を維持したまま表示させる。
【0066】
図12は、スワイプ操作の操作量が、操作しきい値以上となった場合の第2表示領域223の表示状態を示す図である。
制御部150は、図11に示す状態において、検出した操作量が、予め設定された操作しきい値以上になると、N+2ページ及びN+3ページのページ画像25―(N+2,N+3)を第2表示領域223に表示させる。このとき、制御部150は、N+2ページ及びN+3ページのページ画像25―(N+2,N+3)を、Nページ及びN+1ページのページ画像25―(N,N+1)と同一の表示倍率で表示させる。
【0067】
図7図9には、ユーザーが指を上方向にスワイプさせた場合を示したが、制御部150は、ユーザーが指を右方向にスワイプさせた場合も同様に表示を制御する。
制御部150は、右方向へのスワイプ操作を検出すると、検出したスワイプ操作に対応してNページ及びN+1ページのページ画像25―(N,N+1)の第2表示領域223における表示位置を右方向に移動させる。
ユーザーが指をさらに右方向にスワイプさせると、制御部150は、Nページ及びN+1ページのページ画像25―(N,N+1)の一部と、N-2ページ及びN-1ページのページ画像25―(N-2,N-1)の右端と、を第2表示領域223に表示させる。
N-2ページ及びN-1ページのページ画像25―(N-2,N-1)は、第3ページ群の画像に相当する。
【0068】
制御部150は、検出したスワイプ操作の操作量が、予め設定された操作しきい値になる前に、ユーザーの指がタッチパネル131から離れると、第2表示領域223の表示状態を、スワイプ操作が入力される前の表示状態に戻す。つまり、制御部150は、Nページ及びN+1ページのページ画像25―(N,N+1)を第2表示領域223に表示させる。
また、制御部150は、検出した操作量が、予め設定された操作しきい値以上になると、N-2ページ及びN-1ページのページ画像25―(N-2,N-1)を第2表示領域223に表示させる。このとき、制御部150は、N-2ページ及びN-1ページのページ画像25―(N-2,N-1)を、Nページ及びN+1ページのページ画像25―(N,N+1)と同一の表示倍率で表示させる。
【0069】
図13図16は、表示装置100の動作を示すフローチャートである。
図13に示すフローチャートを参照しながら表示装置100の動作について説明する。
まず、制御部150は、アプリ163が選択されると、選択されたアプリ163を実行してアプリ画面20に含まれる一覧画面20Aをタッチパネル131に表示させる(ステップS1)。次に、制御部150は、一覧画面20Aに一覧表示されたドキュメントファイル165のなかから1つのドキュメントファイル165が選択されたか否かを判定する(ステップS2)。
【0070】
制御部150は、ドキュメントファイル165が選択されていない場合(ステップS2/NO)、ドキュメントファイル165が選択されるまで待機する。
制御部150は、ドキュメントファイル165が選択されると(ステップS2/YES)、タッチパネル131が縦画面表示の状態であるか否かを判定する(ステップS3)。
タッチパネル131が横画面表示の状態である場合の表示装置100の動作については、図15及び図16に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0071】
制御部150は、タッチパネル131が縦画面表示の状態である場合(ステップS3/YES)、選択されたドキュメントファイル165のNページのページ画像25を第2表示領域223に表示させた閲覧画面20Bを表示させる(ステップS4)。
【0072】
閲覧画面20Bの第2表示領域223には、Nページのページ画像25-(N)が所定の表示倍率で拡大表示される。Nページのページ画像25-(N)は、横幅が、第2表示領域223の横幅に一致するように拡大表示される。
【0073】
次に、制御部150は、スワイプ操作が入力されたか否かを判定する(ステップS5)。制御部150は、スワイプ操作が入力されていない場合(ステップS5/NO)、ステップS10の判定に移行する。
制御部150は、スワイプ操作が入力されると(ステップS5/YES)、まず、第2表示領域223に表示したNページのページ画像25-(N)の表示倍率が、予め設定された表示しきい値よりも大きいか否かを判定する(ステップS6)。本実施形態では、表示しきい値は、表示倍率100%に設定されているが、表示倍率100%に限定されるものではない。ページ画像25-Nの表示倍率が表示しきい値よりも大きい場合、拡大表示の状態と判定される。
【0074】
制御部150は、Nページのページ画像25-(N)の表示倍率が表示しきい値よりも大きい場合(ステップS6/YES)、ステップS5で入力されたスワイプ操作の操作方向が、タッチパネル131の左方向又は右方向への操作であるか否かを判定する(ステップS7)。
制御部150は、ステップS5で入力されたスワイプ操作の操作方向が、タッチパネル131の左方向又は右方向への操作ではないと判定した場合(ステップS7/NO)、スワイプ操作を受け付けない(ステップS8)。
【0075】
また、制御部150は、ステップS5で入力されたスワイプ操作の操作方向が、タッチパネル131の左方向又は右方向への操作である場合(ステップS7/YES)、Nページのページ画像25-(N)を横スクロールさせる(ステップS9)。制御部150は、スワイプ操作の操作方向である左方向又は右方向にNページのページ画像25-(N)をスクロールさせる。
【0076】
次に、制御部150は、表示倍率の変更操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS10)。制御部150は、表示倍率の変更操作を受け付けていない場合(ステップS10/NO)、ステップS12の判定に移行する。
また、制御部150は、表示倍率の変更操作を受け付けた場合(ステップS10/YES)、Nページのページ画像25-(N)の表示倍率を、この操作により指定された表示倍率に変更する(ステップS11)。
【0077】
次に、制御部150は、前の画面である一覧画面20Aに戻る操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS12)。制御部150は、前の画面に戻る操作を受け付けていない場合(ステップS12/NO)、ステップS5の判定に戻る。
また、制御部150は、前の画面に戻る操作を受け付けると(ステップS12/YES)閲覧画面20Bを閉じて一覧画面20Aに戻る(ステップS13)。
【0078】
次に、図14を参照しながら、ステップS6で、表示倍率が表示しきい値よりも大きいと判定され、Nページのページ画像25-(N)を拡大表示させた状態である場合の制御部150の動作について説明する。
制御部150は、Nページのページ画像25-(N)を拡大表示させた状態である場合(ステップS6/YES)、ステップS5で入力されたスワイプ操作の操作方向が、タッチパネル131の上方向又は下方向への操作であるか否かを判定する(ステップS14)。
【0079】
制御部150は、スワイプ操作の操作方向が、タッチパネル131の上方向又は下方向への操作ではない場合(ステップS14/NO)、ステップS5で入力されたスワイプ操作を受け付けず(ステップS16)、図13に示すステップS10の判定に移行する。
【0080】
また、制御部150は、スワイプ操作の操作方向が、タッチパネル131の上方向又は下方向への操作である場合(ステップS14/YES)、Nページのページ画像25-(N)を縦スクロールさせる(ステップS15)。制御部150は、スワイプ操作の操作方向である上方向又は下方向にNページのページ画像25-(N)をスクロールさせる。
【0081】
その後、制御部150は、スワイプ操作の操作量が操作しきい値以上となったか否かを判定する(ステップS17)。スワイプ操作の操作量が増加すると、まず、第2表示領域223に、Nページのページ画像25-(N)と、N-1ページ又はN+1のページ画像25-(N-1)又は(N+1)と、の一部を表示した状態となる。その後、制御部150は、スワイプ操作の操作量が操作しきい値未満で、スワイプ操作が検出されなくなった場合(ステップS17/NO)、元々表示していたNページのページ画像25-(N)を第2表示領域223に表示させる(ステップS19)。
【0082】
また、制御部150は、スワイプ操作の操作量が操作しきい値以上になると(ステップS17/YES)、N-1ページ又はN+1のページ画像25-(N-1)又は(N+1)を第2表示領域223に表示させる(ステップS18)。制御部150は、スワイプ操作の操作方向が上方向である場合、N+1のページ画像25-(N+1)を第2表示領域223に表示させる。また、制御部150は、スワイプ操作の操作方向が下方向である場合、N-1のページ画像25-(N-1)を第2表示領域223に表示させる。
このとき、制御部150は、N-1ページ又はN+1のページ画像25-(N-1)又は(N+1)を第2表示領域223に表示させる場合、スワイプ操作が入力される前に表示していたNページのページ画像25-(N)の表示倍率と同一の倍率で表示させる。その後、制御部150は、ステップS10の判定に戻る。
【0083】
次に、タッチパネル131が横画面表示の状態である場合の表示装置100の動作については、図15及び図16に示すフローチャートを参照しながら説明する。
制御部150は、ステップS3の判定が否定判定であり(ステップS3/NO)、タッチパネル131が横画面表示の状態である場合、見開き表示の設定が有効に設定されているか否かを判定する(ステップS20)。
【0084】
制御部150は、見開き表示の設定が有効に設定されていない場合(ステップS20/NO)、Nページのページ画像25-(N)を第2表示領域223に表示させる。
また、制御部150は、見開き表示の設定が有効に設定されている場合(ステップS20/YES)、Nページ及びN+1ページのページ画像25-(N,N+1)を第2表示領域223に表示させる(ステップS21)。
【0085】
この後の制御部150のステップS23~ステップS31の動作は、図13に示すステップS5~ステップS13と同一であるため説明は省略する。
なお、ステップS21でNページ及びN+1ページのページ画像25-(N,N+1)を表示させた場合、ステップS27では、Nページ及びN+1ページのページ画像25-(N,N+1)を横スクロールさせる。
また、ステップS22でNページのページ画像25-(N)を表示させた場合、ステップS27では、Nページのページ画像25-(N)を横スクロールさせる。
【0086】
次に、図15のステップS23においてスワイプ操作が入力され、ステップS24において表示倍率が表示しきい値よりも大きいと判定された場合の動作について、図16のフローチャートを参照しながら説明する。
制御部150は、表示倍率が表示しきい値よりも大きいと判定すると(ステップS24/YES)、ステップS23で受け付けたスワイプ操作の操作方向がタッチパネル131の上方向又は下方向への操作であるか否かを判定する(ステップS32)。
【0087】
制御部150は、スワイプ操作の操作方向が、タッチパネル131の上方向又は下方向への操作ではない場合(ステップS32/NO)、ステップS5で入力されたスワイプ操作を受け付けず(ステップS34)、図15に示すステップS28の判定に移行する。
【0088】
また、制御部150は、スワイプ操作の操作方向が、タッチパネル131の上方向又は下方向への操作である場合(ステップS32/YES)、ページ画像25を縦スクロールさせる(ステップS33)。制御部150は、ステップS21でNページ及びN+1ページのページ画像25-(N,N+1)を表示させた場合、ステップS33では、Nページ及びN+1ページのページ画像25-(N,N+1)を縦スクロールさせる。
また、ステップS22でNページのページ画像25-(N)を表示させた場合、ステップS27では、Nページのページ画像25-(N)を縦スクロールさせる。
【0089】
その後、制御部150は、スワイプ操作の操作量が操作しきい値以上となったか否かを判定する(ステップS35)。スワイプ操作の操作量の増加により、ステップS21でNページ及びN+1ページのページ画像25-(N,N+1)を表示させた場合、スワイプ操作により、Nページ及びN+1ページのページ画像25-(N,N+1)と、N+2ページ及びN+3ページのページ画像25-(N+2,N+3)、又は、N-2ページ及びN-1ページのページ画像25-(N-2,N-1)との一部が第2表示領域223に表示される。
ステップS21でNページのページ画像25-(N)を表示させた場合、スワイプ操作により、Nページのページ画像25-(N)と、N+1ページのページ画像25-(N+1)と、N-1ページのページ画像25-(N-1)との一部が第2表示領域223に表示される。
【0090】
その後、制御部150は、スワイプ操作の操作量が操作しきい値未満で、スワイプ操作が検出されなくなった場合(ステップS35/NO)、第2表示領域223の表示状態が見開き表示の状態であるか否かを判定する(ステップS39)。制御部150は、第2表示領域223の表示状態が見開き表示の状態ではない場合(ステップS39/NO)、Nページのページ画像25-(N)を第2表示領域223に表示させる(ステップS40)。また、制御部150は、第2表示領域223の表示状態が見開き表示の状態である場合ステップS39/YES)、Nページ及びN+1ページのページ画像25-(N,N+1)を第2表示領域223に表示させる(ステップS41)。
【0091】
また、制御部150は、ステップS35の判定において、スワイプ操作の操作量が操作しきい値以上になったと判定した場合(ステップS35/YES)、第2表示領域223の表示状態が見開き表示の状態であるか否かを判定する(ステップS36)。
【0092】
制御部150は、第2表示領域223の表示状態が見開き表示の状態ではない場合(ステップS36/NO)、N-1ページのページ画像25-(N-1)、又はN+1ページのページ画像25-(N+1)を第2表示領域223に表示させる(ステップS37)。
また、制御部150は、第2表示領域223の表示状態が見開き表示の状態である場合(ステップS36/YES)、N-2ページ及びN-1ページのページ画像25-(N-2,N-1)、又は、N+2ページ及びN+3ページのページ画像25-(N+2,N+3)を第2表示領域223に表示させる(ステップS38)。
【0093】
[4.本開示のまとめ]
以下、本開示のまとめを付記する。
(付記1)
表示部と、
前記表示部の表示面に対する操作を検出する検出部と、
ファイルのNページの画像と、N+1ページ又はN-1ページの画像とを、所定の表示倍率で拡大し、前記Nページの画像と、前記N+1ページ又は前記N-1ページの画像との一部を表示する表示画面を前記表示面に拡大表示する状態において、
前記検出部が検出する操作が予め設定された条件を満たさない場合、前記Nページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させ、
前記操作が前記条件を満たす場合、前記N+1ページ又は前記N-1ページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる制御部と、
を備える、表示装置。
【0094】
この構成によれば、Nページの画像と、N+1ページ又はN-1ページの画像との一部を表示する表示画面を表示した拡大表示の状態において、予め設定された条件を満たさない操作を入力することで、Nページの画像を表示する表示画面を表示することができ、操作が予め設定された条件を満たす操作を入力することで、N+1ページ又はN-1ページの画像を表示する表示画面を表示することができる。このため、操作性を高め、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0095】
(付記2)
前記制御部は、
前記操作の操作方向が第1方向である場合、前記拡大表示の状態において、前記Nページの画像と、前記N+1ページの画像との一部を表示する前記表示画面を表示させ、
前記操作の前記第1方向の操作量が予め設定されたしきい値未満である場合、前記条件を満たさないと判定し、前記Nページの画像を表示する前記表示画面を表示させ、
前記操作の前記第1方向の操作量が前記しきい値以上となる場合、前記条件を満たすと判定し、前記N+1ページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる、
付記1記載の表示装置。
【0096】
この構成によれば、Nページの画像と、N+1ページの画像との一部を表示する表示画面を表示した拡大表示の状態において、第1方向への操作の操作量を変更することで、Nページの画像を表示する表示画面を表示させたり、N+1ページの画像を表示する表示画面を表示させたりすることができる。このため、操作性を高め、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0097】
(付記3)
前記制御部は、
前記操作の操作方向が前記第1方向とは逆の第2方向である場合、前記拡大表示の状態において、前記Nページの画像と、前記N-1ページの画像との一部を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させ、
前記操作の前記第2方向の操作量が予め設定されたしきい値未満である場合、前記条件を満たさないと判定し、前記Nページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させ、
前記操作の前記第2方向の操作量が前記しきい値以上となる場合、前記条件を満たすと判定し、前記N-1ページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる、
付記2記載の表示装置。
【0098】
この構成によれば、Nページの画像と、N-1ページの画像との一部を表示する表示画面を表示した拡大表示の状態において、第2方向への操作の操作量を変更することで、Nページの画像を表示する表示画面を表示させたり、N-1ページの画像を表示する表示画面を表示させたりすることができる。このため、操作性を高め、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0099】
(付記4)
前記制御部は、
前記Nページの画像と、前記N+1ページ又は前記N-1ページの画像との一部とを前記表示画面に拡大表示した状態において、
前記検出部が検出する操作がフリング操作である場合、前記条件を満たすと判定し、前記N+1ページ又は前記N-1ページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる、付記1記載の表示装置。
【0100】
この構成によれば、Nページの画像と、N+1ページ又はN-1ページの画像との一部を表示する表示画面を表示した拡大表示の状態において、フリング操作を行うことで、N+1ページ又はN-1ページの画像を表示する表示画面を表示させることができる。このため、操作性を高め、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0101】
(付記5)
前記制御部は、
前記検出部が検出する操作が前記条件を満たし、前記N+1ページの画像又は前記N-1ページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる場合、前記Nページの画像の表示倍率と同一の倍率で、前記N+1ページの画像又は前記N-1ページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる、付記1から4のいずれか一項に記載の表示装置。
【0102】
この構成によれば、N+1ページの画像又はN-1ページの画像を、Nページの画像の表示倍率と同一の倍率で表示させることができる。
【0103】
(付記6)
表示部と、
前記表示部の表示面に対する操作を検出する検出部と、
ファイルのNページ及びN+1ページを表示する第1ページ群の画像と、N+2ページ及びN+3ページを表示する第2ページ群の画像、又は、N-2ページ及びN-1ページを表示する第3ページ群の画像と、を所定の表示倍率で拡大し、前記第1ページ群の画像と、前記第2ページ群の画像又は前記第3ページ群の画像との一部を表示する表示画面を前記表示面に拡大表示した状態において、
前記検出部が検出する操作が予め設定された条件を満たさない場合、前記第1ページ群の画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させ、
前記操作が前記条件を満たす場合、前記第2ページ群の画像又は前記第3ページ群の画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる制御部と、
を備える、表示装置。
【0104】
この構成によれば、第1ページ群の画像と、第2ページ群の画像又は第3ページ群の画像との一部を表示する表示画面を表示した拡大表示の状態において、予め設定された条件を満たさない操作を入力することで、第1ページ群の画像を表示する表示画面を表示することができ、操作が予め設定された条件を満たす操作を入力することで、第2ページ群の画像又は第3ページ群の画像を表示する表示画面を表示することができる。このため、操作性を高め、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0105】
(付記7)
前記制御部は、
前記操作の操作方向が第1方向である場合、前記拡大表示の状態において、前記第1ページ群の画像と、前記第2ページ群の画像との一部を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させ、
前記操作の前記第1方向の操作量が予め設定されたしきい値未満である場合、前記条件を満たさないと判定し、前記第1ページ群の画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させ、
前記操作の前記第1方向の操作量が前記しきい値以上となる場合、前記条件を満たすと判定し、前記第2ページ群の画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる、
付記6記載の表示装置。
【0106】
この構成によれば、第1ページ群の画像と、第2ページ群の画像との一部を表示する表示画面を表示した拡大表示の状態において、第1方向への操作の操作量を変更することで、第1ページ群の画像を表示する表示画面を表示させたり、第2ページ群の画像を表示する表示画面を表示させたりすることができる。このため、操作性を高め、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0107】
(付記8)
前記制御部は、
前記操作の操作方向が前記第1方向とは逆の第2方向である場合、前記拡大表示の状態において、前記第1ページ群の画像と、前記第3ページ群の画像との一部を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させ、
前記操作の前記第2方向の操作量が予め設定されたしきい値未満である場合、前記条件を満たさないと判定し、前記第1ページ群の画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させ、
前記操作の前記第2方向の操作量が前記しきい値以上となる場合、前記条件を満たすと判定し、前記第3ページ群の画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる、
付記6又は7記載の表示装置。
【0108】
この構成によれば、第1ページ群の画像と、第3ページ群の画像との一部を表示する表示画面を表示した拡大表示の状態において、第2方向への操作の操作量を変更することで、第1ページ群の画像を表示する表示画面を表示させたり、第3ページ群の画像を表示する表示画面を表示させたりすることができる。このため、操作性を高め、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0109】
(付記9)
前記制御部は、
前記第1ページ群の画像と、前記第2ページ群の画像又は前記第3ページ群の画像との一部とを表示する前記表示画面を前記表示面に拡大表示した状態において、
前記検出部が検出する操作がフリング操作である場合、前記条件を満たすと判定し、前記N+1ページ又は前記第3ページ群の画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる、付記6記載の表示装置。
【0110】
この構成によれば、第1ページ群の画像と、第2ページ群の画像又は第3ページ群の画像との一部を表示する表示画面を表示した拡大表示の状態において、フリング操作を行うことで、第2ページ群の画像又は第3ページ群の画像を表示する表示画面を表示させることができる。このため、操作性を高め、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0111】
(付記10)
前記制御部は、
前記検出部が検出する操作が前記条件を満たし、前記第2ページ群の画像又は前記第3ページ群の画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる場合、前記第1ページ群の画像の表示倍率と同一の倍率で、前記第2ページ群の画像又は前記第3ページ群の画像を前記表示部に表示させる、付記6記載の表示装置。
【0112】
この構成によれば、第2ページ群の画像又は第3ページ群の画像を、第1ページ群の画像の表示倍率と同一の倍率で表示させることができる。
【0113】
(付記11)
前記制御部は、
前記ファイルに横長ページよりも縦長ページが多く含まれる場合、前記Nページの画像、前記N+1ページの画像又は前記N-1ページの画像を、所定の表示倍率で拡大して表示する表示画面を前記表示面に表示させる、付記1から5のいずれか一項に記載の表示装置。
【0114】
この構成によれば、ファイルに横長ページよりも縦長ページが多く含まれる場合、ファイルに含まれるNページの画像を所定の表示倍率で拡大して表示することができる。このためユーザーの視認性を向上させることができる。
【0115】
(付記12)
前記制御部は、
前記ファイルに横長ページよりも縦長ページが多く含まれる場合、前記第1ページ群の画像、前記第2ページ群の画像又は前記第3ページ群の画像を、所定の表示倍率で拡大して表示する表示画面を前記表示面に表示させる、付記6から10のいずれか一項に記載の表示装置。
【0116】
この構成によれば、ファイルに横長ページよりも縦長ページが多く含まれる場合、ファイルに含まれる第1ページ群の画像、第2ページ群の画像又は第3ページ群の画像を所定の表示倍率で拡大して表示することができる。このため、ユーザーの視認性を向上させることができる。
【0117】
(付記13)
表示部の表示面に対する操作を検出するステップと、
ファイルのNページの画像と、N+1ページ又はN-1ページの画像とを、所定の表示倍率で拡大し、前記Nページの画像と、前記N+1ページ又は前記N-1ページの画像との一部を表示する表示画面を前記表示面に拡大表示する状態において、
前記検出するステップにより検出する操作が予め設定された条件を満たさない場合、前記Nページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させるステップと、
前記操作が前記条件を満たす場合、前記N+1ページ又は前記N-1ページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させるステップと、
を有する、表示装置の制御方法。
【0118】
これにより、Nページの画像と、N+1ページ又はN-1ページの画像との一部を表示する表示画面を表示した拡大表示の状態において、予め設定された条件を満たさない操作を入力することで、Nページの画像を表示する表示画面を表示することができ、操作が予め設定された条件を満たす操作を入力することで、N+1ページ又はN-1ページの画像を表示する表示画面を表示することができる。このため、操作性を高め、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0119】
(付記14)
表示部の表示面に対する操作を検出するステップと、
ファイルのNページ及びN+1ページを表示する第1ページ群の画像と、N+2ページ及びN+3ページを表示する第2ページ群の画像、又は、N-2ページ及びN-1ページを表示する第3ページ群の画像と、を所定の表示倍率で拡大し、前記第1ページ群の画像と、前記第2ページ群の画像又は前記第3ページ群の画像との一部を表示する表示画面を前記表示面に拡大表示した状態において、
前記検出するステップにより検出する操作が予め設定された条件を満たさない場合、前記第1ページ群の画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させるステップと、
前記操作が前記条件を満たす場合、前記第2ページ群の画像又は前記第3ページ群の画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させるステップと、
を有する、表示装置の制御方法。
【0120】
これにより、第1ページ群の画像と、第2ページ群の画像又は第3ページ群の画像との一部を表示する表示画面を表示した拡大表示の状態において、予め設定された条件を満たさない操作を入力することで、第1ページ群の画像を表示する表示画面を表示することができ、操作が予め設定された条件を満たす操作を入力することで、第2ページ群の画像又は第3ページ群の画像を表示する表示画面を表示することができる。このため、操作性を高め、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0121】
(付記15)
コンピューターに、
表示部の表示面に対する操作を検出する手順と、
ファイルのNページの画像と、N+1ページ又はN-1ページの画像とを、所定の表示倍率で拡大し、前記Nページの画像と、前記N+1ページ又は前記N-1ページの画像との一部を表示する表示画面を前記表示面に拡大表示する状態において、
前記検出する手順により検出する操作が予め設定された条件を満たさない場合、前記Nページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる手順と、
前記操作が前記条件を満たす場合、前記N+1ページ又は前記N-1ページの画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる手順と、
を実行させるプログラム。
【0122】
これにより、Nページの画像と、N+1ページ又はN-1ページの画像との一部を表示する表示画面を表示した拡大表示の状態において、予め設定された条件を満たさない操作を入力することで、Nページの画像を表示する表示画面を表示することができ、操作が予め設定された条件を満たす操作を入力することで、N+1ページ又はN-1ページの画像を表示する表示画面を表示することができる。このため、操作性を高め、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0123】
(付記16)
コンピューターに、
表示部の表示面に対する操作を検出する手順と、
ファイルのNページ及びN+1ページを表示する第1ページ群の画像と、N+2ページ及びN+3ページを表示する第2ページ群の画像、又は、N-2ページ及びN-1ページを表示する第3ページ群の画像と、を所定の表示倍率で拡大し、前記第1ページ群の画像と、前記第2ページ群の画像又は前記第3ページ群の画像との一部を表示する表示画面を前記表示面に拡大表示した状態において、
前記検出する手順により検出する操作が予め設定された条件を満たさない場合、前記第1ページ群の画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる手順と、
前記操作が前記条件を満たす場合、前記第2ページ群の画像又は前記第3ページ群の画像を表示する前記表示画面を前記表示部に表示させる手順と、
を実行させるプログラム。
【0124】
これにより、第1ページ群の画像と、第2ページ群の画像又は第3ページ群の画像との一部を表示する表示画面を表示した拡大表示の状態において、予め設定された条件を満たさない操作を入力することで、第1ページ群の画像を表示する表示画面を表示することができ、操作が予め設定された条件を満たす操作を入力することで、第2ページ群の画像又は第3ページ群の画像を表示する表示画面を表示することができる。このため、操作性を高め、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0125】
[5.他の形態]
上述した実施形態は、本発明の好適な実施の形態である。ただし、上述の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、図1に示した表示装置100の各機能部は、機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。つまり、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上記実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアで実現してもよく、また、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、表示装置100の他の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
【0126】
また、表示装置100は、表示部130がタッチパネルを備えない、ノート型やデスクトップ型のパーソナルコンピューターであってもよい。この場合、ユーザーは、例えば、マウスを用いて表示部130を操作することができ、検出部173が検出する操作には、クリック操作、ドラッグ&ドロップ操作、ホイール回転操作、ホイールクリック操作などが含まれる。より具体的には、例えば、タッチパネル131での上下方向へのスワイプ操作には、ホイールクリック後のマウスの上下方向への移動操作を対応させ、タッチパネル131での左右方向へのスワイプ操作には、ドラッグ&ドロップ操作を対応させればよい。また、例えば、タッチパネル131での上下方向へのフリング操作には、ホイール回転操作を対応させ、タッチパネル131での左右方向へのフリング操作には、左クリック操作及び右クリック操作を対応させればよい。
【0127】
また、図13図16に示すフローチャートの処理単位は、表示装置100の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。図13図16のフローチャートに示す処理単位の分割の仕方や名称によって本発明が制限されることはない。また、制御部150の処理は、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割することもできるし、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割することもできる。また、上記のフローチャートの処理順序も、図示した例に限られるものではない。
【0128】
また、表示装置の制御方法を、表示装置100が備えるコンピューター、及び、表示装置100が備えるコンピューターを用いて実現する場合、これらのコンピューターに実行させるプログラムを記録媒体の態様で構成することも可能である。又は、これらのコンピューターに実行させるプログラムを伝送する伝送媒体の態様で構成することも可能である。記録媒体には、磁気的、光学的記録媒体又は半導体メモリーデバイスを用いることができる。具体的には、フレキシブルディスク、HDD(Hard Disk Drive)、CD-ROM、DVD(Digital Versatile Disc)、Blu-ray Disc、光磁気ディスク、フラッシュメモリー、カード型記録媒体等の可搬型、或いは固定式の記録媒体が挙げられる。また、上記記録媒体は、サーバー装置が備える内部記憶装置であるRAM、ROM、HDD等の不揮発性記憶装置であってもよい。Blu-rayは、登録商標である。
【符号の説明】
【0129】
11…ホームボタン、13…バックボタン、20…アプリ画面、20A…一覧画面、20B…閲覧画面(表示画面)、21、21A、21B、21C、21N…第1サムネイル画像束、23、23A、23B、23C、23N…メインサムネイル画像、25、25B、25N…ページ画像、25―(N,N+1)…第1ページ群の画像、25―(N+2,N+3)…第2ページ群の画像、25―(N-2,N-1)…第3ページ群の画像、100…表示装置、110…無線通信部、130…表示部、131…タッチパネル、150…制御部、160…記憶部、161…OS、163…アプリ、165、165A、165B、165C、165N…ドキュメントファイル、167…設定ファイル、170…プロセッサー、171…サムネイル画像束生成部、173…検出部、211、211B、211N…第1サムネイル画像、221…第1表示領域、221L…左領域、221R…右領域、223…第2表示領域。
図1
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