(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024030828
(43)【公開日】2024-03-07
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
G09F 9/00 20060101AFI20240229BHJP
G02F 1/1333 20060101ALI20240229BHJP
B60K 35/00 20240101ALI20240229BHJP
【FI】
G09F9/00 350Z
G02F1/1333
B60K35/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022133993
(22)【出願日】2022-08-25
(71)【出願人】
【識別番号】000231512
【氏名又は名称】日本精機株式会社
(72)【発明者】
【氏名】馬場 智樹
(72)【発明者】
【氏名】山下 雄介
【テーマコード(参考)】
2H189
3D344
5G435
【Fターム(参考)】
2H189AA52
2H189AA53
2H189AA54
2H189AA55
2H189AA63
2H189AA64
2H189AA70
2H189AA72
2H189HA16
2H189LA02
2H189LA15
2H189LA20
3D344AA00
3D344AB01
3D344AD01
5G435AA00
5G435BB12
5G435EE02
5G435EE07
5G435GG22
5G435GG43
5G435LL17
(57)【要約】
【課題】 第1のケースと第2のケースとの接着剤で固定するにあたって、外観品質の低下を招く虞のない表示装置を提供する。
【解決手段】 表示意匠部21が設けられた保護部材20と、この保護部材20の外側に位置する第1のケース30と、この第1のケース30に接着剤ADにより固定される第2のケース40と、表示意匠部21に照明光を供給する光源50と、この光源50が実装される回路基板60と、光源50を包囲するように保護部材20と回路基板60との間に位置する包囲部74とを備え、包囲部74に爪部74aを設け、屹立部42(第2のケース40)に爪部74aが係合される爪受部42aを設けたものである。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示意匠部が設けられた保護部材と、
前記保護部材の外側に位置する第1のケースと、
前記第1のケースに接着剤により固定される第2のケースと、
前記表示意匠部に照明光を供給する光源と、
前記光源が配設される回路基板と、
前記光源を包囲するように前記保護部材と前記回路基板との間に位置する包囲部とを備え、
前記包囲部と前記第2のケースとのうち一方に第1の係合部を設け、他方に前記第1の係合部が係合される第1の被係合部を設けたことを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記保護部材と前記回路基板との間に所定情報を表示可能な情報表示体を設け、
前記情報表示体と前記回路基板との間に前記包囲部が一体形成された第3のケースを設け、
前記第3のケースは、前記情報表示体と前記回路基板との間に位置する基部と、前記情報表示体の側方を覆う側部とを備え、
前記第2のケースには、第2の係合部を有する腕部が前記側部に沿うように設けられ、
前記側部に前記第2の係合部が係合される第2の被係合部を設けたことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
【請求項3】
前記包囲部と前記第1のケースとは一体化された樹脂ケースであることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
【請求項4】
前記情報表示体は、液晶表示パネルを少なくとも備え、
前記第1の係合部及び前記第1の被係合部は、相対する液晶表示パネルの一対の対向部に対応するように設けられ、
前記第2の係合部及び前記第2の被係合部は、相対する液晶表示パネルの他の一対の対向部に対応するように設けられることを特徴とする請求項2記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、第1のケースと第2のケースとを接着剤により固定する表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、この種の表示装置にあっては、例えば特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1に記載の表示装置は、透光性の保護部材の外側に位置する第1のケースと、この第1のケースに接着剤により固定される第2のケースとを備え、第1のケースの周囲に接着剤が装填される接着剤溝部を設け、第2のケースの周囲には当該接着剤溝部に挿入されて接着される挿入縁部が設けられ、第2のケースに備えられる挿入縁部が第1のケースに備えられる接着剤溝部に挿入されることで、第1のケースと第2ケースとを接着固定するものである。
【0003】
また、この場合、第2のケースの外表面に爪部からなる係合部を設け、第1のケースの外周部に係合部が係合される矩形孔形状の被係合部を設け、前記係合部と前記被係合部との嵌合固定を利用して第1のケースと第2ケースとを接着固定する構成が採用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した特許文献1に記載の表示装置の場合、第1のケースの外周部に設けられた矩形孔形状の被係合部の一部に第2のケースに備えられる前記爪部(係合部)が係合する構成であるため、装置外部から前記爪部が見えることで、外観品質の低下を招く虞がある。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、第1のケースと第2のケースとの接着剤で固定するにあたって、外観品質の低下を招く虞のない表示装置の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、表示意匠部が設けられた保護部材と、前記保護部材の外側に位置する第1のケースと、前記第1のケースに接着剤により固定される第2のケースと、前記表示意匠部に照明光を供給する光源と、前記光源が配設される回路基板と、前記光源を包囲するように前記保護部材と前記回路基板との間に位置する包囲部とを備え、前記包囲部と前記第2のケースとのうち一方に第1の係合部を設け、他方に前記第1の係合部が係合される第1の被係合部を設けたことを特徴とする。
【0007】
また本発明は、前記保護部材と前記回路基板との間に所定情報を表示可能な情報表示体を設け、前記情報表示体と前記回路基板との間に第3のケースを設け、前記第3のケースは、前記情報表示体と前記回路基板との間に位置する基部と、前記情報表示体の側方を覆う側部とを備え、前記第2のケースには、前記側部に沿うように腕部が設けられ、前記腕部に第2の係合部を設け、前記側部に前記第2の係合部が係合される第2の被係合部を設けたことを特徴とする。
【0008】
また本発明は、前記包囲部と前記第1のケースとは一体化された樹脂ケースであることを特徴とする。
【0009】
また本発明は、前記情報表示体は、液晶表示パネルを少なくとも備え、前記第1の係合部及び前記第1の被係合部は、相対する液晶表示パネルの一対の対向部に対応するように設けられ、前記第2の係合部及び前記第2の被係合部は、相対する液晶表示パネルの他の一対の対向部に対応するように設けられることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、所期の目的を達成でき、第1のケースと第2のケースとの接着剤で固定するにあたって、外観品質の低下を招く虞のない表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、添付図面を用いて本発明の一実施形態を説明する。なお、以下の説明では、表示装置Mを視認する視認者側を前方側とし、視認者側とは反対側となる反視認者側を背後側として各部の説明を行うことがある。
【0013】
表示装置Mは、例えば自動2輪車や自動車に搭載された車両用計器であり、
図1、
図2に示すように所定情報を表示可能な情報表示体10と、この情報表示体10を覆うように設けられ、前記所定情報を透視可能に構成された保護部材20と、この保護部材20の外側に位置する第1のケース30と、この第1のケース30に接着剤ADにより固定される第2のケース40と、保護部材20に備えられる後述する表示意匠部に照明光を供給する光源50と、この光源50が実装(配設)される回路基板60と、回路基板60上に載置された第3のケース70とを備えている。
【0014】
情報表示体10は、例えば矩形状のディスプレイであり、保護部材20と第3のケース70(回路基板60)との間に設けられる。情報表示体10は、例えば所定情報(例えば車速情報や燃費情報等の各種車両情報)を表示する略矩形状の液晶表示パネル11と、この液晶表示パネル11に光を供給するための図示省略したバックライトユニットと、液晶表示パネル11及びバックライトユニットを収容する金属製のフレーム部材12とを備える。フレーム部材12には液晶表示パネル11の表示面に対応する位置に開口部12aが開口形成されている。
【0015】
保護部材20は、例えば透光性の合成樹脂材料または無機ガラスによって形成され、情報表示体10の前方側を覆うように設けられた略平板状の透光性保護パネル部材である。また、この場合、保護部材20には、光源50から発せられる照明光を受けて発光表示可能な表示意匠部21と、保護部材20の後面に部分的に形成された黒色印刷層である不透過部22とが設けられている。
【0016】
ここで、開口部12aに対応する保護部材20箇所及び表示意匠部21は、不透過部22を保護部材20の後面に印刷形成するにあたって、不透過部22が形成されない抜き印刷部(抜き部)として構成されている。
【0017】
表示意匠部21は、各種車両状態を報知する(所定の表示意匠を形成する)インジケータ表示部であり、
図1中、矢印Y方向に沿うように表示装置Mの左端側及び右端側に設けられている。表示意匠部21は、この場合、方向指示器の作動状態を示す報知マークである第1のインジケータ表示部D1と、前照灯の光軸向きがハイビーム位置にあることを示す報知マークである第2のインジケータ表示部D2と、ABS(アンチロックブレーキシステム)が異常であることを示す報知マークである第3のインジケータ表示部D3と、ギヤポジションが「N(ニュートラル)」の位置にあることを示す報知マークである第4のインジケータ表示部D4とで構成される。なお、必要に応じて保護部材20と情報表示体10とを透明接着剤にて接合してもよい。
【0018】
第1のケース30は、例えば黒色の合成樹脂材料によって形成され、保護部材20の外縁部分を囲むように設けられる外周壁部31と、外周壁部31の内側に延出するように設けられた延出部32と、この延出部32の内周縁から背後側に向けて垂下形成された内周壁部33と、外周壁部31と延出部32と内周壁部33とで囲まれた部位となる溝部34とを備えている。延出部32は、保護部材20の外縁部分を載置するための載置部としての機能を有している。内周壁部33は、その背後側への突き出し量が外周壁部31よりも短いリブ形状となっている。溝部34は、接着剤ADを入れるための窪み部分となっている。なお、必要に応じて保護部材20と延出部32(第1のケース30)とを透明接着剤にて接合してもよい。
【0019】
第2のケース40は、例えば合成樹脂材料によって形成され、回路基板60の背後側を覆う底壁部41と、底壁部41の外縁部分から屹立するように設けられた屹立部42と、この屹立部42の上端部から外側に向けて張り出すように設けられた張出部43と、この張出部43の略中間部分から溝部34に向けて突出形成された突出部44とを備えている。
【0020】
光源50は、適宜色の光を発する複数個のチップ型発光ダイオードを適用することができ、各インジケータ表示部D1~D4に向けて照明光を発する(供給する)ように各インジケータ表示部D1~D4(表示意匠部21)の真下(背後側)に各々設けられる。
【0021】
つまり、ここでの光源50は、緑色光を発する第1のインジケータ用光源51と、青色光を発する第2のインジケータ用光源52と、橙色光を発する第3のインジケータ用光源53とで構成される。
【0022】
そして、例えば第1のインジケータ用光源51は第1のインジケータ表示部D1及び第4のインジケータ表示部D4の真下に位置し、第2のインジケータ用光源52は第2のインジケータ表示部D2の真下に位置し、第3のインジケータ用光源53は第3のインジケータ表示部D3の真下に位置する。
【0023】
回路基板60は、例えばガラスエポキシ系基材に配線パターンが施された硬質配線基板であり、液晶表示パネル11の表示制御や光源50の点灯制御を行うマイクロコンピュータとしての制御部(図示せず)と、光源50と、抵抗、コンデンサ等の各種回路部品とが前記配線パターンに導通接続されている。そして、この回路基板60と情報表示体10との間には後述する包囲部が一体形成された第3のケース70が設けられている。
【0024】
第3のケース70は、例えば白色の合成樹脂材料によって形成され、
図2、
図3に示すように略平板状に形成された基部71と、情報表示体10の側方を覆うように設けられる立壁形状の側部72と、基部71から背後側に向けて垂下形成された複数個のボス部73と、光源50を包囲するように保護部材20と回路基板60との間に位置する包囲部74とを備えている。
【0025】
基部71は、回路基板60と平行状態をなすように情報表示体10と回路基板60との間に位置している。側部72は、
図1中、矢印X方向に沿うように表示装置Mの上端側及び下端側に設けられている。ボス部73は、回路基板60上に載置されるリブ形状を適用することができる。包囲部74は、例えば光源50から発せられる照明光を表示意匠部21へと導くための略枠状の仕切壁(光源ボックス)として構成されている。なお、必要に応じて包囲部74と保護部材20との間にパッキン等の緩衝部材(図示せず)を配置してもよい。
【0026】
また、この場合、包囲部74を含む第3のケース70と第1のケース30とは一体化された樹脂ケース(ここでの樹脂ケースとはその色調が第1のケース30の色調である黒色樹脂ケース、もしくは第1のケース30を構成する黒色樹脂と第3のケース70を構成する白色樹脂とを二色成形により一体化した樹脂ケースとする)で構成されていてもよいし、第3のケース70と第1のケース30とは別部材により構成されていてもよい。なお、この実施形態では、第3のケース70(包囲部74)は、第1のケース30と一体的に設けてられているものとする。
【0027】
ここで、本例の場合、
図2に示すように回路基板60の端部に位置する包囲部74の下端部分に第1の係合部としての爪部74aを設け、屹立部42(第2のケース40)に爪部74aが係合される第1の被係合部としての爪受部42aを設けた構成としている。爪部74aは、屹立部42の内側に位置してお降り、表示装置Mの外部からは不可視状態となっている。
【0028】
爪受部42aは、表示装置Mの外部からは不可視状態となるように屹立部42の内面に設けられ、例えば第2のケース40に向けて隆起形成された爪部74aが嵌合可能な溝形状となっている。ここでの爪部74a及び爪受部42aは、2箇所(例えば表示装置Mの左端側中央付近及び右端側中央付近に)設けられ、爪部74a(爪受部42a)と液晶表示パネル11との位置関係に着目すると、爪部74a及び爪受部42aは、相対する液晶表示パネル11の一対の対向部T1に対応した位置に各々設けられる。一対の対向部T1は、上述した矢印Y方向と概ね平行な部位となっている。
【0029】
さらには、
図3に示すように張出部43(第2のケース40)には、第2の係合部である爪部43aを有する腕部(弾性腕部)43bが側部72の外側に沿うように設けられ、当該側部72に爪部43aが係合される第2の被係合部としての爪受部72aを設けた構成としている。
【0030】
爪受部72aは、例えば側部72の前方側に位置する平坦面である。つまり、爪受部72aは、液晶表示パネル11に向けて隆起形成された爪部43aが嵌合可能な平坦面形状となっている。ここでの爪部43a及び爪受部72aは4箇所(例えば表示装置Mの上端側及び下端側に2箇所ずつ)設けられ、爪部43a(爪受部72a)と液晶表示パネル11との位置関係に着目すると、爪部43a及び爪受部72aは、相対する液晶表示パネル11の他の一対の対向部T2に対応するように2つずつ設けられる。一対の対向部T2は、上述した矢印X方向と概ね平行な部位となっている。
【0031】
以上の各部により表示装置Mが構成される。なお、このように構成された表示装置Mにおいて、第3のケース70が一体形成された第1のケース30と第2のケース40とを接着固定は、例えば次のように行われる。
【0032】
まず、上下を反転した第1のケース30の溝部34に接着剤ADを充填した後、上下を反転した第2のケース40の突出部44を溝部34に挿入する。この際、第1のケース30に一体的に設けられた2つの爪部74aが屹立部42(第2のケース40)の2つの爪受部42aとそれぞれ係合(嵌合)するとともに、張出部43(第2のケース40)に設けられた4つの爪部43aが側部72(第3のケース70)の4つの爪受部72aとそれぞれ係合(嵌合)し、このように第3のケース70が一体形成された第1のケース30と第2のケース40とが係合固定された状態で突出部44が溝部34に挿入され、第3のケース70が一体形成された第1のケース30と第2のケース40との接着作業が完了する。
【0033】
以上のように本実施形態によれば、表示意匠部21が設けられた保護部材20と、この保護部材20の外側に位置する第1のケース30と、この第1のケース30に接着剤ADにより固定される第2のケース40と、表示意匠部21に照明光を供給する光源50と、この光源50が実装される回路基板60と、光源50を包囲するように保護部材20と回路基板60との間に位置する包囲部74とを備え、包囲部74に爪部74aを設け、屹立部42(第2のケース40)に爪部74aが係合される爪受部42aを設けたものである。
【0034】
従って、爪部74aと爪受部42aとの係合固定を利用して、第1のケース30と第2のケース40とを接着剤ADで接着固定するにあたり、爪部74a、及び、爪部74aが係合される爪受部42aはともに表示装置Mの外部からは不可視状態となっている。つまり、表示装置Mの外部からは爪部74a等の構造物(内機部品)が見えず、主に第1のケース30や第2のケース40の外表面が視認されるので、外観品質の低下を招く虞のない表示装置Mを提供することができる。また、接着剤ADが充填される溝部34から比較的、近い位置に爪部74a、43a及び爪受部42a、72aが形成されているため、表示装置Mの外縁全周に渡って、溝部34への突出部44の没入量が概ね一定となり、(第3のケース70が一体形成された)第1のケース30と第2のケース40との接着強度を高めることができるという利点もある。
【0035】
なお、本発明は、上述の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、実施形態及び図面に変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。
【0036】
例えば、上述した実施形態では、包囲部74に爪部(第1の係合部)74aを設け、屹立部42(第2のケース40)に爪部74aが係合される爪受部(第1の被係合部)42aを設けたものであったが、これとは逆に、屹立部42(第2のケース40)に爪部(第1の係合部)を設け、包囲部74に当該爪部が係合される爪受部(第1の被係合部)を設ける構成としてもよい。
【符号の説明】
【0037】
10 情報表示体
11 液晶表示パネル
20 保護部材
21 表示意匠部
30 第1のケース
31 外周壁部
32 延出部
33 内周壁部
34 溝部
40 第2のケース
41 底壁部
42 屹立部
42a 爪受部(第1の被係合部)
43 張出部
43a 爪部(第2の係合部)
43b 腕部(弾性腕部)
44 突出部
50 光源
60 回路基板
70 第3のケース
71 基部
72 側部
72a 爪受部(第2の被係合部)
74 包囲部
74a 爪部(第1の係合部)
AD 接着剤