(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024003087
(43)【公開日】2024-01-11
(54)【発明の名称】移動端末機及び化粧品自動認識システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0601 20230101AFI20231228BHJP
G06F 3/0484 20220101ALI20231228BHJP
A45D 44/00 20060101ALI20231228BHJP
【FI】
G06Q30/0601 330
G06F3/0484
A45D44/00 A
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023188008
(22)【出願日】2023-11-01
(62)【分割の表示】P 2022070060の分割
【原出願日】2019-03-14
(31)【優先権主張番号】10-2018-0047286
(32)【優先日】2018-04-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】514112488
【氏名又は名称】エルジー ハウスホールド アンド ヘルスケア リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(74)【代理人】
【識別番号】100122161
【弁理士】
【氏名又は名称】渡部 崇
(72)【発明者】
【氏名】ヘ・ヨン・ファン
(72)【発明者】
【氏名】ボク・ヒュン・パク
(57)【要約】
【課題】周辺に位置する化粧品を自動的に認識する移動端末機及び化粧品自動認識システムを提供する。
【解決手段】本発明は、周辺に位置する化粧品を認識し、認識された化粧品を利用したメイクアップ方法を推奨可能な移動端末機及び化粧品自動認識システムに関するものであって、化粧品情報が保存されたRFIDタグを付着している化粧品及び化粧品に付着されたRFIDタグを介して化粧品を認識し、認識されたRFIDタグから化粧品情報を受信するRFIDリーダー部、RFIDリーダー部を介して認識された少なくとも一つの化粧品で構成される化粧品リストを生成する制御部、及び化粧品リストを表示するディスプレイ部を有する移動端末機を備えることができる。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザー入力を受信する入力部;
化粧品に付着されたRFIDタグを介して前記化粧品を認識し、認識されたRFIDタグから化粧品情報を受信するRFIDリーダー部;
前記RFIDリーダー部を介して認識された少なくとも一つの化粧品で構成される化粧品リストを生成する制御部;及び
前記化粧品リストを表示するディスプレイ部を含む移動端末機。
【請求項2】
前記化粧品リストは、
前記RFIDリーダー部を介して認識された少なくとも一つの化粧品が化粧品カテゴリーに従って区分されて表示されるリストである、請求項1に記載の移動端末機。
【請求項3】
前記制御部は、
前記化粧品リストに表示された化粧品のうち少なくとも一つを保有化粧品として選択する選択命令を受信し、
前記選択命令に従って選択された化粧品を選択されていない化粧品と区分して表示する、請求項1に記載の移動端末機。
【請求項4】
前記制御部は、
前記選択されていない化粧品と関連した販売情報をさらに表示する、請求項3に記載の移動端末機。
【請求項5】
前記制御部は、
前記化粧品リストを表示する場合、前記化粧品それぞれの残余使用期間を表示する、請求項1に記載の移動端末機。
【請求項6】
前記制御部は、
前記RFIDタグから受信した化粧品情報に含まれた化粧品の生産日付情報及び前記RFIDタグを介して、前記化粧品を認識した認識日付情報のうち少なくとも一つに基づいて化粧品の残余使用期間を算出する、請求項5に記載の移動端末機。
【請求項7】
前記制御部は、
前記化粧品リストに含まれた化粧品を利用したメイクアップ方法を推奨し、推奨されたメイクアップ方法を表示する、請求項1に記載の移動端末機。
【請求項8】
前記制御部は、
前記推奨されたメイクアップ方法によるメイクアップ結果シミュレーションをさらに表示する、請求項7に記載の移動端末機。
【請求項9】
前記制御部は、
ユーザーの日程情報及び気象情報のうち少なくとも一つを受信し、前記ユーザーの日程情報及び気象情報のうち少なくとも一つに基づく背景画像と前記メイクアップ方法によるメイクアップ顔画像を合成して、前記メイクアップ結果のシミュレーションを生成する、請求項8に記載の移動端末機。
【請求項10】
前記制御部は、
前記入力部を介して化粧品認識命令を受信すると、前記化粧品を認識する、請求項1に記載の移動端末機。
【請求項11】
現在位置を検出する位置検出部をさらに含み、
前記制御部は、
前記位置検出部を介して検出した現在位置が既に設定された位置の場合、前記化粧品を認識する、請求項1に記載の移動端末機。
【請求項12】
前記制御部は、
前記現在位置が第1位置の場合、化粧品の認識範囲を第1範囲として設定し、前記現在位置が第2位置の場合、化粧品の認識範囲を第2範囲として設定する、請求項11に記載の移動端末機。
【請求項13】
前記制御部は、
第1位置で化粧品を認識して第1化粧品リストを生成し、第2位置で化粧品を認識して第2化粧品リストを生成する、請求項11に記載の移動端末機。
【請求項14】
前記制御部は、
前記第1位置で化粧品を再認識する場合、第1化粧品リストに含まれた化粧品の一部が認識されないか、または第1化粧品リストに含まれていない化粧品が認識されると、通知を表示し、
前記第2位置で化粧品を再認識する場合、第2化粧品リストに含まれた化粧品の一部が認識されないか、または第2化粧品リストに含まれていない化粧品が認識されると、通知を表示する、請求項13に記載の移動端末機。
【請求項15】
前記制御部は、
化粧品の認識範囲を設定し、前記認識範囲内に存在する化粧品を認識する、請求項1に記載の移動端末機。
【請求項16】
前記制御部は、
化粧品の認識範囲に応じて、前記化粧品を認識するために送信するRF信号の周波数を調節する、請求項1に記載の移動端末機。
【請求項17】
化粧品情報が保存されたRFIDタグを付着している化粧品と、
前記化粧品に付着されたRFIDタグを介して前記化粧品を認識し、認識されたRFIDタグから化粧品情報を受信するRFIDリーダー部、前記RFIDリーダー部を介して認識された少なくとも一つの化粧品で構成される化粧品リストを生成する制御部、及び前記化粧品リストを表示するディスプレイ部を有する移動端末機とを含む化粧品自動認識システム。
【請求項18】
前記化粧品リストは、
前記RFIDリーダー部を介して認識された少なくとも一つの化粧品が、化粧品カテゴリーに従って区分されて表示されるリストである、請求項17に記載の化粧品自動認識システム。
【請求項19】
前記移動端末機は、
前記化粧品リストに含まれた化粧品を利用したメイクアップ方法を推奨し、推奨されたメイクアップ方法を表示する、請求項17に記載の化粧品自動認識システム。
【請求項20】
化粧品情報をアップデート及び保存するサーバーをさらに含み、
前記移動端末機は、
前記化粧品リストの生成と関連した情報をサーバーから受信する、請求項17に記載の化粧品自動認識システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動端末機及び化粧品自動認識システムに関するものであって、より詳細には、化粧品に付着されたRFIDタグを介して化粧品を認識する移動端末機及びRFIDタグを付着した化粧品とRFIDタグを介して化粧品を認識する移動端末機を含む化粧品自動認識システムに関する。
【背景技術】
【0002】
ビューティー産業(beauty industry)の発展に従って、ユーザーは、化粧品、メイクアップ(make-up)などのようなビューティー商品、ビューティーサービスなどに関心が増加している傾向である。また、ビューティー産業の発展に伴い、化粧品の種類も増え、化粧品の活用度が高くなった。
【0003】
このような傾向に合わせて、ユーザーは、多様な 種類の化粧品を購買して使用するようになった。しかし、化粧品の種類が多くなるに従って、ユーザーは、購買した化粧品を管理および活用するのに困難を強いられることがある。例えば、ユーザーは、保有した化粧品を利用した最適のメイクアップ方法を見つけることが困難であり、保有した化粧品それぞれの使用可能期間が異なるので、古い化粧品を使用し続けるなどの問題に直面することがある。
【0004】
したがって、ユーザーは、ユーザーが保有している化粧品を確認して残余使用期間を教えたり、ユーザーが保有している化粧品を利用した最適のメイクアップ方法を推奨するなどのサービスが必要とすることがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、周辺に位置する化粧品を自動的に認識する移動端末機及び化粧品自動認識システムを提供しようとするものである。
【0006】
本発明は、ユーザーが保有している化粧品を認識する移動端末機及び化粧品自動認識システムを提供しようとするものである。
【0007】
本発明は、ユーザーが保有している化粧品を案内する移動端末機及び化粧品自動認識システムを提供しようとするものである。
【0008】
本発明は、ユーザーが保有している化粧品を利用したメイクアップ方法を推奨する移動端末機及び化粧品自動認識システムを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の実施形態に係る移動端末機は、ユーザー入力を受信する入力部と、化粧品に付着されたRFIDタグを介して化粧品を認識し、認識されたRFIDタグから化粧品情報を受信するRFIDリーダー部と、RFIDリーダー部を介して認識された少なくとも一つの化粧品で構成される化粧品リストを生成する制御部と、化粧品リストを表示するディスプレイ部とを含むことができる。
【0010】
化粧品リストは、RFIDリーダー部を介して認識された少なくとも一つの化粧品が化粧品カテゴリーに従って区分されて表示されるリストであり得る。
【0011】
制御部は、化粧品リストに表示された化粧品のうち少なくとも一つを保有化粧品として選択する選択命令を受信し、選択命令に従って選択された化粧品を選択されていない化粧品と区分して表示することができる。
【0012】
制御部は、選択されていない化粧品と関連した販売情報をさらに表示することができる。
【0013】
制御部は、化粧品リストを表示する場合、化粧品の残余使用期間が短い順に化粧品を表示することができる。
【0014】
制御部は、RFIDタグから受信した化粧品情報に含まれた化粧品の生産日付情報及びRFIDタグを介して、化粧品を認識した認識日付情報のうち少なくとも一つに基づいて化粧品の残余使用期間を算出することができる。
【0015】
制御部は、化粧品リストに含まれた化粧品を利用したメイクアップ方法を推奨し、推奨されたメイクアップ方法を表示することができる。
【0016】
制御部は、推奨されたメイクアップ方法によるメイクアップ結果シミュレーションをさらに含むことができる。
【0017】
制御部は、入力部を介して化粧品認識命令を受信すると、化粧品を認識することができる。
【0018】
移動端末機は、現在位置を検出する位置検出部をさらに含み、制御部は、位置検出部を介して検出した現在位置が既に設定された位置の場合、化粧品を認識することができる。
【0019】
制御部は、現在位置が第1位置の場合、化粧品の認識範囲を第1範囲に設定し、現在位置が第2位置の場合、化粧品の認識範囲を第2範囲に設定することができる。
【0020】
制御部は、第1位置で化粧品を認識して第1化粧品リストを生成し、第2位置で化粧品を認識して第2化粧品リストを生成することができる。
【0021】
制御部は、第1位置で化粧品を再認識する場合、第1化粧品リストに含まれた化粧品の一部が認識されないか、または第1化粧品リストに含まれていない化粧品が認識されると、通知を表示し、第2位置で化粧品を再認識する場合、第2化粧品リストに含まれた化粧品の一部が認識されないか、または第2化粧品リストに含まれていない化粧品が認識されると、通知を表示することができる。
【0022】
制御部は、化粧品の認識範囲を設定し、認識範囲内に存在する化粧品を認識することができる。
【0023】
制御部は、化粧品の認識範囲に応じて、化粧品を認識するために送信するRF信号の周波数を調節することができる。
【0024】
制御部は、化粧品の認識範囲が第1範囲に設定された場合、第1周波数を有するRF信号を送信して化粧品を認識し、化粧品の認識範囲が第2範囲に設定された場合、第2周波数を有するRF信号を送信して化粧品を認識することができる。
【0025】
本発明の実施形態に係る化粧品自動認識システムは、化粧品情報が保存されたRFIDタグを付着している化粧品及び化粧品に付着されたRFIDタグを介して化粧品を認識し、認識されたRFIDタグから化粧品情報を受信するRFIDリーダー部、RFIDリーダー部を介して認識された少なくとも一つの化粧品で構成される化粧品リストを生成する制御部、及び化粧品リストを表示するディスプレイ部を有する移動端末機を含むことができる。
【0026】
化粧品リストは、RFIDリーダー部を介して認識された少なくとも一つの化粧品が、化粧品カテゴリーに従って区分されて表示されるリストであり得る。
【0027】
移動端末機は、化粧品リストに含まれた化粧品を利用したメイクアップ方法を推奨し、推奨されたメイクアップ方法を表示することができる。
【0028】
本発明の実施形態に係る化粧品自動認識システムは、化粧品情報をアップデート及び保存するサーバーをさらに含み、移動端末機は、化粧品リストの生成と関連した情報をサーバーから受信することができる。
【発明の効果】
【0029】
本発明の実施形態によると、移動端末機は、周辺に位置する化粧品を容易に認識してユーザーに案内することによって、ユーザーは失ったり、忘れていた化粧品の存在を確認することができるという利点がある。
【0030】
本発明の実施形態によると、移動端末機は、周辺に位置する化粧品を認識して、カテゴリーごとに整理してユーザーに案内することによって、ユーザーは、どのような種類の化粧品が多く、どのような種類の化粧品が不足しているかを容易に確認することができるという利点がある。
【0031】
本発明の実施形態によると、移動端末機は、周辺に存在する化粧品を認識するだけでなく、ユーザーが実際に保有している化粧品が選択されることによって、ユーザーが実際に保有している化粧品のみを管理することができ、実際に保有していない化粧品については関連情報を提供することができるという利点がある。
【0032】
本発明の実施形態によると、移動端末機は、周辺に存在する化粧品の残余使用期間に基づいて化粧品リストを表示することによって、古い化粧品を使用しないように制限したり、使用可能期間が迫っているので早く使用するようにユーザーに案内することができるという利点がある。
【0033】
本発明の実施形態によると、移動端末機は、メイクアップ結果シミュレーションを表示することによって、ユーザーが保有している化粧品を利用して導出可能なメイクアップ結果をユーザーに案内できるという利点がある。特に、移動端末機は、ユーザー情報または環境情報を考慮してメイクアップ結果シミュレーションを表示することができるので、メイクアップする日の条件や状況などに応じた最適のメイクアップ方法を推奨することができるという利点がある。
【0034】
本発明の実施形態によると、移動端末機は、現在位置に基づいて化粧品の認識範囲を調節することによって、ユーザーが保有している化粧品のみを認識する確率を向上させることができるという利点がある。
【0035】
本発明の実施形態によると、ユーザーの好みに合わせて化粧品の認識範囲を調節することができるという利点がある。
【0036】
本発明の実施形態によると、同じ位置で化粧品を再認識して化粧品リストを所定の周期ごとにアップデートすることによって、化粧品の変更事項を迅速にユーザーに案内することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【
図1】本発明の実施形態に係る化粧品自動認識システムを示す概略図である。
【
図2】本発明の実施形態に係る移動端末機の制御ブロック図である。
【
図3】本発明の実施形態に係る移動端末機の動作方法を示すラダーダイアグラムである。
【
図4】本発明の一実施形態に係る入力部を介して化粧品認識命令を受信する方法を示す例示図である。
【
図5】本発明の実施形態に係る現在位置に基づいて化粧品を認識する方法を示す例示図である。
【
図6】本発明の実施形態に係る現在位置に基づいて化粧品を認識する方法を示す例示図である。
【
図7】本発明の実施形態に係る設定された認識範囲に基づいて化粧品を認識する方法を示す例示図である。
【
図8】本発明の実施形態に係るRFIDタグから受信される化粧品情報を示す例示図である。
【
図9】本発明の実施形態に係る化粧品リストの表示方法を示す例示図である。
【
図10】本発明の実施形態に係る保有化粧品のみを手動で設定する方法を示す例示図である。
【
図11】本発明の第1実施形態に係る保有化粧品を示す化粧品リストの表示方法を示す例示図である。
【
図12】本発明の第2実施形態に係る保有化粧品を示す化粧品リストの表示方法を示す例示図である。
【
図13】本発明の第1実施形態に係る残余使用期間による化粧品リストの表示方法を示す例示図である。
【
図14】本発明の第2実施形態に係る残余使用期間による化粧品リストの表示方法を示す例示図である。
【
図15】本発明の実施形態に係る未使用/購買提案による化粧品リストの表示方法を示す例示図である。
【
図16】本発明の実施形態に係るメイクアップ方法を推奨する例示図である。
【
図17】本発明の第1実施形態に係るメイクアップの結果シミュレーションを示す例示図である。
【
図18】本発明の第2実施形態に係るメイクアップの結果シミュレーションを示す例示図である。
【
図19】本発明の第2実施形態に係るメイクアップの結果シミュレーションを示す例示図である。
【
図20】本発明の第2実施形態に係るメイクアップの結果シミュレーションを示す例示図である。
【
図21】本発明の第2実施形態に係るメイクアップの結果シミュレーションを示す例示図である。
【
図22】本発明の実施形態に係るメイクアップ推奨結果で一部の化粧品の変更方法を示す例示図である。
【
図23】本発明の実施形態に係る他のメイクアップ推奨方法を示す例示図である。
【
図24】本発明の実施形態に係るメイクアップ方法の変更結果を示す方法の例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
以下、添付された図面を参照して本明細書に開示された実施形態を詳しく説明するが、図面符号に関係なく同一または類似の構成要素は同一の参照符号を付与し、これに対する重複説明は省略することにする。以下の説明で使用される構成要素に対する接尾辞「モジュール」および「部」は明細書作成の容易さだけが考慮されて付与されたり混用されるものであって、それ自体で互いに区別される意味または役割を有するものではない。また、本明細書に開示された実施形態を説明するにおいて、関連した公知技術に対する具体的な説明が、本明細書に開示された実施形態の要旨を曖昧にし得ると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。また、添付された図面は、本明細書に開示された実施形態を易しく理解するためのものに過ぎず、添付された図面によって本明細書に開示された技術的思想が制限されず、本発明の思想および技術範囲に含まれるすべての変更、均等物ないし代替物を含むものと理解されるべきである。
【0039】
第1、第2などのように序数を含む用語は多様な構成要素を説明するために使用され得るが、前記構成要素は前記用語によって限定されない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的のみで使用される。
【0040】
単数の表現は文脈上明白に異なるように意味しない限り、複数の表現を含む。
【0041】
本出願において、「含む」または「有する」などの用語は明細書上に記載された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであって、一つ又はそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加可能性を予め排除しないことと理解されるべきである。
【0042】
以下、本発明の実施形態に係る移動端末機及び化粧品自動認識システムを説明する。
【0043】
図1は、本発明の実施形態に係る化粧品自動認識システムを示す概略図である。
【0044】
図1に図示されたように、本発明の実施例係る化粧品自動認識システムは、RFIDタグ11を有する化粧品10と、RFIDタグ11を認識する移動端末機100とを含むことができる。実施例により、化粧品自動認識システムは、移動端末機100と信号を送受信するサーバー1をさらに含むことができる。
【0045】
化粧品10それぞれは、RFIDタグ11を含むことができる。すなわち、一つの化粧品10ごとにRFIDタグ11を含むことができる。
【0046】
化粧品10は、RFIDタグ11を含むことができ、RFIDタグ11は、化粧品10に付着され得る。
【0047】
RFIDタグ11は、化粧品情報を保存することができる。化粧品情報は、RFIDタグ11が付着された化粧品10と関連した情報を示すことができる。例えば、化粧品情報は、名称、画像、カテゴリー、製造日付、属性(成分、色、効果など)及びメーカーのうち、少なくとも一部または全部を含むことができる。しかし、これは例示的なものに過ぎず、化粧品情報は、前に列挙した情報のほかに、他の情報もさらに含むことができる。
【0048】
RFIDタグ11は、化粧品10ごとに異なる情報を保存することができる。具体的には、RFIDタグ11は、付着された化粧品の種類によって異なる情報を保存するだけでなく、RFIDタグ11は、同じ種類の化粧品であっても付着される化粧品10によって異なる情報を保存することができる。例えば、同じ種類の化粧品に付着されたRFIDタグ11の場合、製造日付などが異なる化粧品情報を保存することができる。
【0049】
一方、場合によっては、複数のRFIDタグ11それぞれは、同じ化粧品情報を保存することもできる。
【0050】
RFIDタグ11は、小型ICチップとアンテナ、化粧品情報を保存するメモリ、乾電池などを内蔵しており、保存された化粧品情報をプロトコルを介して後述するRFIDリーダー部に転送することができる。ICチップは、識別コードを保存することができる。
【0051】
一方、実施形態により、化粧品10は、周波数帯域がそれぞれ異なるアンテナを有する複数のRFIDタグ11を含むか、化粧品10は、一つのRFIDタグ11を含み、一つのRFIDタグ11は、周波数帯域がそれぞれ異なるアンテナを含むことができる。これにより、後述するように、RFIDリーダー部は、化粧品の認識範囲を調節することができる。
【0052】
サーバー1は、化粧品リストの生成と関連した情報を移動端末機100に転送することができる。化粧品リストの生成と関連した情報は、化粧品リストを構成するそれぞれの化粧品に対する化粧品情報と、化粧品リストの生成に使用される関数またはアプリケーションデータなどのうち少なくとも一つを含むことができる。
【0053】
サーバー1は、所定の周期ごとに化粧品情報をアップデートし、アップデートされた化粧品情報を保存することができる。これにより、サーバー1は、化粧品それぞれの最新情報を保存することができる。
【0054】
サーバー1は、化粧品リストの生成に使用される関数データまたはアプリケーションデータを保存することができる。
【0055】
サーバー1は、RFIDリーダー部からデータを受信して処理するホストであり得る。
【0056】
サーバー1は、移動端末機100と無線通信を行うことができる。
【0057】
図2は、本発明の実施形態に係る移動端末機の制御ブロック図である。
【0058】
移動端末機100は、無線通信部101、入力部103、カメラ105、位置検出部107、ディスプレイ部109、メモリ111、RFIDリーダー部113、バーコードリーダー部115、及び制御部117のうち少なくとも一部又は全部を含むことができる。一方、
図2に示された構成要素は、例示的なものに過ぎず、移動端末機100は、
図2に示された構成要素のほかに他の構成要素をさらに含むこともできる。
【0059】
無線通信部101は、他の移動端末機と無線信号の送受信をしたり、サーバー1と無線信号を送受信することができる。
【0060】
無線通信部101は、サーバー1から化粧品リストを生成するためのアプリケーションを受信することができる。
【0061】
無線通信部101は、後述するRFIDリーダー部113およびバーコードリーダー部115のそれぞれを含む一つのモジュールに形成されるか、または別のモジュールに形成され得る。
【0062】
入力部103は、ユーザーから命令を入力され得る。入力部103は、キーボタンを備えたり、タッチスクリーンに形成されてもよい。
【0063】
入力部103は、化粧品の認識命令を受信することができる。また、入力部103は、保有する化粧品だけを特定するための命令、メイクアップの推奨を受けるための命令、化粧品リストの表示方式を変更する命令などを受信することができる。
【0064】
カメラ105は、ユーザーの顔画像を撮影することができる。制御部117は、カメラ105で撮影した顔画像に推奨のメイクアップを適用してメイクアップ結果シミュレーションを実行することができる。
【0065】
位置検出部107は、移動端末機100の現在位置を検出することができる。位置検出部107は、GPS(Global Positioning System)を含むことができる。
【0066】
制御部117は、ホームの位置とオフィスの位置などを予め設定することができ、位置検出部107を介して、現在位置がホームであるか、またはオフィスであるかなどを検出することができる。
【0067】
ディスプレイ部109は、周辺に位置した化粧品を認識し、認識された化粧品を示す化粧品リストを表示することができる。このほかにも、ディスプレイ部109は、化粧品リストと関連した多様な情報を表示することができる。
【0068】
メモリ111は、化粧品リストの生成と関連した情報、既に生成された化粧品リスト、認識された化粧品の化粧品情報などを保存することができる。
【0069】
RFIDリーダー部113は、少なくとも一つのRFIDタグ11を認識して化粧品を認識することができる。具体的には、RFIDリーダー部113は、RF信号を送信し、RF信号がRFIDタグ11に到達することにしたがってRFIDタグ11から化粧品情報を受信することによって化粧品を認識することができる。
【0070】
具体的には、RFIDリーダー部113は、アンテナを含むことができ、アンテナを用いて設定された周波数とプロトコルを介してRFIDタグ11から化粧品情報を受信することができる。
【0071】
一実施形態によると、RFIDリーダー部113は、多様な周波数帯域と異種プロトコルをサポートするマルチバンド/マルチプロトコル端末機であり得る。
【0072】
別の実施形態によると、RFIDリーダー部113は、複数のRFIDリーダー(Reader)を含み、複数のRFIDリーダーそれぞれは、周波数帯域が異なるアンテナを有することができる。
【0073】
また、別の実施形態によると、RFIDリーダー部113は、一つのRFIDリーダーを含み、一つのRFIDリーダーは、周波数帯域が異なる複数のアンテナを備えることができる。
【0074】
一方、本発明の実施形態に係る移動端末機100は、RFIDを利用するRFIDリーダー部113を含むことが望ましいが、実施形態により、RFIDリーダー部113ではなく、他の近距離通信技術を利用する近距離通信モジュールを含むこともできる。
【0075】
移動端末機100は、バーコードリーダー部115をさらに含むことができる。バーコードリーダー部115は、バーコード(Bar code)を読み取ることができる。特に、本発明では、化粧品10に付着されたバーコードを認識することができる。
【0076】
場合によって、ユーザーは、RFID方式で周辺に位置した化粧品を認識するように制御したが、認識されなかった化粧品が存在することがある。このとき、ユーザーは、バーコードリーダー部115を利用して、認識されなかった化粧品を手動で認識することができる。このように、本発明の実施形態に係る移動端末機100は、RFIDリーダー部113とバーコードリーダー部115の両方とも備えて、化粧品を自動及び手動で認識可能であり、周辺に位置した化粧品を漏れなくすべて認識することができるという利点がある。
【0077】
制御部117は、移動端末機100の全般的な動作を制御することができる。制御部117は、RFIDリーダー部113を介して周辺に位置した化粧品を認識するように制御したり、RFIDリーダー部113及び/又はバーコードリーダー部115を介して認識した化粧品を利用して化粧品リストを生成したり、化粧品リストに含まれた化粧品を利用したメイクを推奨するなどの動作を制御することができる。
【0078】
図3は、本発明の実施形態に係る移動端末機の動作方法を示すラダーダイアグラムである。
【0079】
サーバー1は、化粧品情報をアップデート及び保存することができる(S301)。
【0080】
サーバー1は、既にリリースされた化粧品情報を保存しており、既にリリースされた化粧品情報に変更事項が生じた場合、変更事項を反映して化粧品情報をアップデート及び保存することができる。
【0081】
また、サーバー1は、新しい化粧品がリリースされると、新しい化粧品の情報を受信して保存することができる。
【0082】
また、サーバー1は、化粧品リストの生成と関連した多様な情報を保存することができる。
【0083】
一方、移動端末機100の制御部117は、ユーザー情報を受信することができる(S303)。
【0084】
ここで、ユーザー情報は、化粧品リストを生成しようとするユーザーと関連した情報として、移動端末機100の現在位置情報、移動端末機100に登録された日程(schedule)情報などを含むことができる。
【0085】
制御部117は、リアルタイムで位置検出部107を介して現在位置を検出して、現在位置情報を受信したり、メモリ111に保存された日程情報を読み込んで日程情報を受信することができる。
【0086】
制御部117は、化粧品の認識範囲を設定するとき、現在位置情報を利用することができる。制御部117は、メイクアップを推奨するとき、日程情報を利用することができる。
【0087】
実施例により、制御部117は、現在位置が既に設定された位置の場合、ステップS307の化粧品認識命令が受信されたことと認識することができる。または、制御部117は、メモリ111に保存された日程情報に応じた日付および時間に到来すると、ステップS307の化粧品認識命令が受信されたことと認識することができる。
【0088】
又は、ステップS303とステップS307の順序は、変更されてもよい。
【0089】
制御部117は、環境情報を受信することができる(S305)。
【0090】
ここで、環境情報は、気象情報または粒子状物質濃度情報などを含むことができる。
【0091】
制御部117は、所定の周期ごとに無線通信部101を介して環境情報を受信することができる。
【0092】
又は、ステップS305とステップS307の順序は、変更され得、順序が変更される場合、制御部117は、化粧品認識命令を受信することによって環境情報を受信することができる。
【0093】
制御部117は、メイクアップを推奨するとき、環境情報を利用することができる。
【0094】
制御部117は、化粧品認識命令を受信することができる(S307)。制御部117は、化粧品認識命令を受信すると、RFIDリーダー部113及びバーコードリーダー部115のうち少なくとも一つを介して化粧品を認識することができる(S309)。
【0095】
一実施形態によると、制御部117は、入力部103を介して化粧品認識命令を受信することができる。ユーザーは、入力部103を介して化粧品認識命令を入力することができる。
【0096】
別の実施形態によると、制御部117は、現在地が既に設定された位置として認識されることによって化粧品認識命令を受信することができる。既に設定された位置は、少なくとも一つであり得、例えば、ホーム、オフィスなどであり得る。制御部117は、現在地がホームである場合、化粧品を認識するように設定された場合、現在地がホームとして検出される度に化粧品認識命令が受信されたことと見なして化粧品を認識することができる。ホーム、オフィスなどの位置は、例示的なものに過ぎないので、これに限定されない。
【0097】
また、別の実施形態に係ると、制御部117は、日程情報に応じた日付及び時刻に基づいて化粧品認識命令を受信することができる。例えば、制御部117は、2018年04月18日夜7時に集まりなどの日程が登録された場合、2018年04月18日午前6時に化粧品認識命令が受信されたことと見なして、化粧品を認識することができる。
【0098】
次に、
図4は、本発明の一実施形態に係る入力部を介して化粧品認識命令を受信する方法を示す例示図であり、
図5及び
図6は、本発明の実施形態に係る現在位置に基づいて化粧品を認識する方法を示す例示図であり、
図7は、本発明の実施形態に係る設定された認識範囲に基づいて化粧品を認識する方法を示す例示図である。
【0099】
図4を参照すると、ディスプレイ部109は、化粧品認識入力画面を表示することができる。化粧品認識入力画面は、少なくとも一つの化粧品認識設定項目410、420、430と、認識アイコン31と、キャンセルアイコン32とを含むことができる。
【0100】
化粧品認識設定項目410、420、430は、位置ベースの化粧品認識項目410と、設定距離ベースの化粧品認識項目420と、バーコードベースの化粧品認識項目430とを含むことができる。
【0101】
制御部117は、いずれか一つの化粧品認識設定項目410、420、430を選択した後、認識アイコン31の選択命令を受信することができる。制御部117は、認識アイコン31が選択されることに従って化粧品認識命令を受信することができる。制御部117は、化粧品認識命令を受信すると、選択された化粧品認識設定項目に基づいて化粧品を認識することができる。
【0102】
制御部117は、位置ベースの化粧品認識項目410が選択された場合、現在位置を基準に化粧品を認識することができる。
【0103】
具体的には、制御部117は、現在位置を検出し、現在地が第1位置である場合、化粧品の認識範囲を第1範囲として設定して化粧品を認識し、現在地が第2位置である場合、化粧品の認識範囲を第2範囲として設定して化粧品を認識することができる。
【0104】
第1位置と第2位置は、予め設定されていることがある。例えば、第1位置は、ホームとして設定された位置であり、第2位置は、オフィスとして設定された位置であり得る。
【0105】
第1範囲と第2範囲は、予め設定されていることがある。例えば、第1範囲は、半径D1以内の範囲であり、第2範囲は、半径D2以内の範囲であり得る。
【0106】
図5に示されたように、制御部117は、現在地がホームである場合、半径D1以内の化粧品を認識して、第1ないし第6化粧品C1~C6を認識することができる。
【0107】
一方、
図6に示されたように、制御部117は、現在地がオフィスである場合、半径D2以内の化粧品を認識して、第10及び第11化粧品C10、C11を認識し、第1ないし第9化粧品C1~C9と第12ないし第15化粧品C12~C15を認識できないことがある。
【0108】
この場合、制御部117は、現在位置の特性に合わせて認識範囲を設定して化粧品を認識可能であるという利点がある。即ち、現在地がホームである場合は、ホームに位置する化粧品のほとんどは、ユーザーの化粧品である可能性が高いので、認識範囲を広く設定し、現在地がオフィスである場合、オフィスに位置する化粧品は、他のユーザーの化粧品が多く存在するので、認識範囲を狭く設定して、ユーザーが保有した化粧品のみを認識する可能性を高めることができる。
【0109】
一方、位置ベースの化粧品認識項目410が選択された場合を例として挙げたが、
図5及び
図6は、現在位置が既に設定された位置である場合に、化粧品認識命令を受信した場合にも適用できる。
【0110】
再び、
図4を参照すると、制御部117は、設定距離ベースの化粧品認識項目420が選択された場合、設定距離を基準に化粧品を認識することができる。設定距離ベースの化粧品認識項目420は、第1半径(例えば、3m)以内の化粧品を認識するための項目421、第2半径(例えば、1m)以内の化粧品を認識するための項目422及び第3半径(例えば、50cm)以内の化粧品を認識するための項目423を含むことができる。しかし、設定半径と項目の個数は例示的なものに過ぎないので、これに限定されない。
【0111】
制御部117は、設定距離ベースの化粧品認識項目420が選択されると、設定された認識範囲内に存在する化粧品を認識することができる。例えば、
図7に示されたように、設定された認識範囲が半径D3以内の範囲である場合、制御部117は、半径D3以内の化粧品を認識して、第3化粧品C3、第6化粧品C6、および第12及び第13化粧品C12、C13を認識し、第1及び第2化粧品C1、C2、第4及び第5化粧品C4、C5、第7ないし第11化粧品C7~C11、および第14及び 第15化粧品C14、C15を認識できないことがある。
【0112】
この場合、ユーザーの好みに合わせて認識範囲を設定し、設定された認識範囲内でのみ化粧品を認識することができるという利点がある。
【0113】
このように、本発明の実施形態によると、制御部117は、化粧品の認識範囲を設定し、認識範囲内に存在する化粧品のみ認識することができる。
【0114】
制御部117は、化粧品の認識範囲によって化粧品を認識するためにRFIDリーダー部113が送信するRF信号の周波数を調節することができる。
【0115】
具体的には、制御部117は、化粧品の認識範囲が第1範囲として設定された場合、第1周波数を有するRF信号を送信して化粧品を認識し、化粧品の認識範囲が第2範囲として設定された場合、第2周波数を有するRF信号を送信して化粧品を認識し、化粧品の認識範囲が第3範囲として設定された場合、第3周波数を有するRF信号を送信して化粧品を認識することができる。このとき、第1範囲は半径500cm以内の範囲であり、第1周波数は125kHzであり、第2範囲は半径1m以内の範囲であり、第2周波数は2.45GHzであり、第3範囲は半径50m以内の範囲であり、第3周波数は433MHzであり得るが、これは説明の便宜のために例示を挙げたものに過ぎないので、これに限定される必要はない。
【0116】
本発明の一実施形態によると、RFIDリーダー部113は、相異なる周波数を有するアンテナを複数備えているので、RF信号の周波数を調節することができる。または、RFIDリーダー部113は、相異なる周波数を有する複数のRFIDリーダーを含んでいるので、いずれか一つのRFIDリーダーを駆動させることによってRF信号の周波数を調節することができる。
【0117】
RFIDタグ11も同様に、周波数の相異なるアンテナを複数備えたり、複数のRFIDタグを含むことができる。
【0118】
制御部117は、このような方法でRF信号の周波数を調節して認識範囲を変更することができる。しかし、これもまた例示的なものに過ぎないので、他の方法で認識範囲を変更することもできる。
【0119】
再び、
図4を参照すると、制御部117は、バーコードベースの化粧品認識項目430が選択された場合、バーコードリーダー部115を駆動させて化粧品を認識することができる。バーコードリーダー部115は、化粧品に付着されたバーコードを読み取って化粧品を認識することができる。
【0120】
この場合、ユーザーは、バーコードリーダー部115に化粧品のバーコードを近接して位置させることにより、化粧品を手動で認識させることができるという利点がある。
【0121】
制御部117は、ステップS309で化粧品を認識することにより、化粧品情報を受信することができる。即ち、制御部117は、RFIDリーダー部113がRFIDタグ11にRF信号を送信するように制御し、RFIDタグ11から化粧品情報を受信して化粧品を認識することができる。
【0122】
図8は、本発明の実施形態に係るRFIDタグから受信される化粧品情報を示す例示図である。
【0123】
RFIDリーダー部113は、RFIDタグ11から化粧品情報を受信することができ、化粧品情報は、RFIDタグ11が付着された化粧品10と関連した情報であり得る。化粧品情報は、名称、イメージ、カテゴリー、製造日付、RFIDタグを認識した認識日付及び属性のうち少なくとも一部または全部を含むことができる。
【0124】
【0125】
制御部117は、認識された化粧品情報をサーバー1に送信し(S311)、認識された化粧品の詳細情報をサーバー1から受信することができる(S313)。
【0126】
制御部117は、ステップS311及びステップS313を介して認識された化粧品と関連した詳細情報及び最新情報を受信することができる。
【0127】
実施例により、ステップS311及びステップS313は省略されることもある。
【0128】
制御部117は、認識された化粧品から構成される化粧品リストを生成することができる(S315)。
【0129】
制御部117は、化粧品情報に基づいて化粧品リストを生成することができる。
【0130】
化粧品リストは、認識された化粧品を示すリストであって、RFIDリーダー部113を介して認識された少なくとも一つの化粧品が化粧品カテゴリーに従って区分されるリストであり得る。化粧品リストは、バーコードリーダー部115を介して認識された化粧品をさらに含むことができる。また、化粧品リストは、入力部103を介してユーザーから手動で入力された化粧品をさらに含むことができる。
【0131】
例えば、化粧品カテゴリーは、基礎化粧品と色調化粧品を区分する大分類カテゴリーと、基礎化粧品のスキン、エッセンス、アイクリーム、ローション、デイクリーム及びサンスクリーンクリームを区分する小分類カテゴリーと、色調化粧品のベース、ファンデーション、アイブロー、アイライン、リップ、及びブラッシャーを区分する小分類カテゴリーを含むことができる。即ち、化粧品リストは、認識された化粧品それぞれに対して、基礎化粧品のスキン、エッセンス、アイクリーム、ローション、デイクリーム、及びサンスクリーンクリームのいずれか一つ、または、色調化粧品のベース、ファンデーション、アイブロー、アイライン、リップ、及びブラッシャーのいずれか一つに属するかを判断して、各カテゴリーごとに表示されるリストであり得る。
【0132】
ディスプレイ部109は、生成された化粧品リストを表示することができる(S317)。
【0133】
制御部117は、化粧品リストのビューオプション設定命令を受信したかを判断し(S319)、ビューオプション設定命令を受信した場合、ビューオプション設定命令に従って、化粧品リストを変更することができる(S321)。
【0134】
図9ないし
図15を参照して、本発明の実施形態に係る化粧品リストの表示方法を説明する。
【0135】
図9は、本発明の実施形態に係る化粧品リストの表示方法を示す例示図である。
【0136】
図9を参照すると、ディスプレイ部109は、化粧品リスト90を表示することができる。実施例により、ディスプレイ部109は、化粧品リスト90と共にビューオプション設定項目80をさらに表示することができる。
【0137】
制御部117は、ビューオプション設定項目80のうちいずれか一つを選択する命令を受信すると、選択されたビューオプション設定項目に従って化粧品リストを変更して表示することができる。ビューオプションの設定項目は「保有化粧品のみ設定後のビュー」項目、「残余使用期間によるビュー」項目および「未使用/購買提案のビュー」項目を含むことができるが、これは例示的なものに過ぎない。
【0138】
図10は、本発明の実施形態に係る保有化粧品のみ手動で設定する方法を示す例示図であり、
図11は、本発明の第1実施形態に係る保有化粧品を示す化粧品リストの表示方法を示す例示図であり、
図12は、本発明の第2実施形態に係る保有化粧品を示す化粧品リストの表示方法を示す例示図である。
【0139】
図10に図示されたように、制御部117は、化粧品リスト90に認識された化粧品それぞれを示す認識化粧品アイコン91を表示し、認識化粧品アイコン91それぞれを化粧品カテゴリーに従って区分することができる。ユーザーは、認識化粧品アイコン91のうち保有している化粧品を示す認識化粧品アイコン91を選択することができる。制御部117は、認識化粧品アイコン91のうち選択された認識化粧品アイコンに対しては、状態アイコン92に選択アイコン93をさらに表示し、選択されていない認識化粧品アイコンに対しては、状態アイコン92に選択アイコン93を表示しないことがある。
【0140】
このような方法で、ユーザーは認識された化粧品の中からユーザーが実際に保有している化粧品のみを手動で選択することができる。
【0141】
制御部117は、化粧品リスト90から少なくとも一つの認識化粧品アイコン91を選択する命令を受信した後、保存アイコン35を選択する命令を受信すると、選択された認識化粧品で構成される化粧品リストを保存することができる。
【0142】
図11を参照すると、制御部117は、認識された化粧品のうち選択された化粧品のみで構成された化粧品リスト90aを表示することができる。
【0143】
即ち、制御部117は、認識された化粧品で構成された化粧品リスト90をユーザーが実際に保有しているものとして選択した化粧品のみで構成された化粧品リスト90aに変更して、ディスプレイ部109に表示することができる。
【0144】
一方、
図12に示されたように、制御部117は、認識された化粧品の中で選択された化粧品と選択されない化粧品とを区別して構成された化粧品リスト90bを表示することができる。
【0145】
即ち、制御部117は、認識された化粧品で構成された化粧品リスト90をユーザーが実際に保有しているものとして選択した化粧品と選択していない化粧品が相異なるように表示されるように構成された化粧品リスト90bに変更して、ディスプレイ部109に表示することができる。
【0146】
制御部117は、保有化粧品リスト94をさらに表示することができる。保有化粧品リスト94は、
図10を介して説明したような方法により特定化粧品が選択されて保存された化粧品リストを含むことができる。
【0147】
これにより、制御部117は、それぞれの場所に存在するユーザーだけの保有化粧品リストを生成することができる。例えば、制御部117は、ホームに存在する化粧品を示す保有化粧品リスト、オフィスに存在する化粧品を示す保有化粧品リスト、および外出用として使用する化粧品を示す保有化粧品リストを保存することができる。
【0148】
制御部117は、ユーザーが選択した化粧品を示す保有アイコン91aと選択していない化粧品を示す未保有アイコン91bを介して保有化粧品を示す化粧品リスト90bを表示することができる。このとき、制御部117は、未保有化粧品情報95をさらに表示することができる。未保有化粧品情報95は、化粧品リスト90bの未保有アイコン91bに対応する化粧品それぞれの情報を示すことができる。特に、未保有化粧品情報95は、未保有アイコン91bに対応する化粧品それぞれの購買情報または販売情報を含むことができ、例えば、化粧品の購買可能場所、品切れ状態、生産中止状態、販売順位状態などを含むことができる。
【0149】
次に、
図13は、本発明の第1実施形態に係る残余使用期間による化粧品リストの表示方法を示す例示図であり、
図14は、本発明の第2実施形態に係る残余使用期間による化粧品リストの表示方法を示す例示図である。
【0150】
制御部117は、化粧品リスト90を表示する場合、化粧品の残余使用期間が短い順に化粧品を表示することができる。
【0151】
また、
図13に示されたように、本発明の第1実施形態によると、制御部117は、認識化粧品アイコン91と残余期間アイコン96を含む化粧品リスト90を表示することができる。化粧品リスト90は、RFIDリーダー部113又はバーコードリーダー部115を介して認識された化粧品を示す少なくとも一つの認識化粧品アイコン91を含み、認識化粧品アイコン91それぞれは、残余期間アイコン96を含むことができる。
【0152】
残余期間アイコン96は、認識化粧品アイコン91に対応する化粧品の残余使用期間を含むことができる。化粧品の残余使用期間は、化粧品情報に含まれた化粧品の生産日付情報及び化粧品を認識した認識日付情報のうち少なくとも一つに基づいて算出することができる。具体的な例を挙げると、制御部117は、化粧品情報に含まれた化粧品の生産日付に当該化粧品の平均的な使用可能期間を加えて化粧品の有効期間を算出した後、現在の日付から有効期間までの残りの期間を残余使用期間として算出することができる。または、化粧品情報に化粧品の生産日付の情報がない場合、RFIDリーダー部113またはバーコードリーダー部115を介して化粧品を認識した認識日付に当該化粧品の平均使用期間、または当該化粧品の平均使用期間から一定の期間を引いた期間を加えて化粧品の有効期間を算出し、現在の日付から有効期間までの残りの期間を残余期間として算出することができる。場合によって、RFIDタグ11から受信される化粧品情報には、化粧品の有効期限情報が含まれることもある。
【0153】
例えば、残余期間アイコン96は「6M」、「5D」、「1W」または「1Y」などのように化粧品の残余使用期間を示すことができ、「6M」は残余使用期間が6ヶ月であることを示し、「5D」は残余使用期間が5日であることを示し、「1W」は残余使用期間が1週間であることを示し、「1Y」は残余使用期間が1年であることを示すことができる。しかし、このような方法は例示的なものに過ぎないので、これに限定される必要はない。
【0154】
図14に示されたように、本発明の第2実施形態によると、制御部117は、化粧品リスト90に含まれた化粧品のうち、残余使用期間が既に設定された期間未満の化粧品に対して期間切迫アイコン97をさらに表示することができる。具体的には、制御部117は、化粧品リスト90に含まれた化粧品のうち、残余使用期間が設定された期間未満の化粧品を獲得し、獲得された化粧品の認識化粧品アイコン91に対応して期間切迫アイコン97を表示することができる。
【0155】
これにより、ユーザーは、保有している化粧品のうち、早く使用しなければならないか、または使用を自制しなければならない化粧品を早く確認することができるという利点がある。
【0156】
次に、
図15は、本発明の実施形態に係る未使用/購買提案に従う化粧品リストの表示方法を示す例示図である。
【0157】
制御部117は、化粧品リスト90に化粧品の使用を制限する未使用提案アイコン98または化粧品購買を提案する購買提案アイコン99をさらに表示することができる。
【0158】
未使用提案アイコン98は、認識された化粧品のうち、化粧品の有効期間が経過した(残余使用期間がマイナスの場合)化粧品、化粧品の成分の中に有害な成分が存在する化粧品、化粧品の成分の中にユーザーの肌に合わない成分が存在する化粧品などの認識化粧品アイコン91に表示され得る。
【0159】
購買提案アイコン99は、ユーザーに購買を提案する化粧品を示すアイコンであって、認識されていない化粧品を示すアイコンであり得る。制御部117は、認識された化粧品がない化粧品カテゴリーが存在する場合、当該化粧品カテゴリーに該当する少なくとも一つの化粧品を含む購買提案アイコン99を表示することができる。または、制御部117は、同じ位置で化粧品を再認識する場合、直前に認識されていた化粧品が再認識時に認識されない場合、通知を表示することができる。即ち、制御部117は、第1位置で化粧品を認識して第1化粧品リストを生成し、第2位置で化粧品を認識して第2化粧品リストを生成することができる。制御部117は、第1位置で化粧品を再認識する場合、第1化粧品リストに含まれた化粧品の一部が認識されないか、または第1化粧品リストに含まれていない化粧品が認識されると通知を表示することができ、第2位置で化粧品を再認識する場合、第2化粧品リストに含まれた化粧品の一部が認識されないか、または第2化粧品リストに含まれない化粧品が認識されると通知を表示することができる。ここで、通知は、当該化粧品が消えるなどの変更事項が生じることを示す通知であるか、または類似した他の化粧品の購買を提案する購買提案アイコン99を表示する通知であり得る。
【0160】
前述した化粧品リストのビューオプションは、例示的なものに過ぎないので、これに限定される必要はない。即ち、本発明の実施形態 によると、制御部117は、所定の距離で認識された化粧品を示す化粧品リストを多様な方法で表示することができる。
【0161】
【0162】
制御部117は、化粧品リストに従ったメイクアップ推奨命令を受信したかを判断し(S323)、メイクアップ推奨命令を受信すると、化粧品リストに含まれた少なくとも一つの化粧品を利用したメイクアップ方法を表示することができる(S325)。
【0163】
制御部117は、化粧品リスト90を表示する場合、メイクアップ推奨アイコン33をさらに表示することができる。制御部117は、メイクアップ推奨アイコン33を選択する命令を受信すると、化粧品リスト90に従ったメイクアップ推奨命令を受信したことと判断することができる。
【0164】
制御部117は、メイクアップ推奨命令を受信すると、化粧品リスト90に含まれた化粧品を利用するメイクアップ方法を推奨および表示することができる。
【0165】
図16は、本発明の実施形態に係るメイクアップ方法の推奨する方法を示す例示図である。
【0166】
図16に図示されたように、制御部117は、メイクアップ推奨結果70を表示することができる。メイクアップ推奨結果70は、化粧品リスト90から複数の化粧品を獲得し、獲得された複数の化粧品を使用する順序情報を含むことができる。
【0167】
実施例により、制御部117は、化粧品リスト90に含まれた化粧品のうち、化粧品カテゴリーごとに一つの化粧品を獲得することができる。または、制御部117は、化粧品カテゴリーごとに残余使用期間が短い化粧品を優先的に獲得することができる。または、制御部117は、ステップS303及びステップS305で受信したユーザー情報または環境情報に基づいて化粧品を獲得することができる。
【0168】
制御部117は、メイクアップ推奨結果70と共に、メイクアップ詳細方法情報(図示せず)をさらに表示することができ、メイクアップ詳細方法情報は、メイクアップ推奨結果70に含まれた各化粧品ごとに化粧品使用方法情報を含むことができる。
【0169】
制御部117は、メイクアップ推奨結果70と共に、メイクアップ結果シミュレーションアイコン36、または、他のメイクアップ推奨アイコン37をさらに含むことができる。
【0170】
メイクアップ結果シミュレーションアイコン36は、メイクアップ推奨結果70によるメイクアップをユーザーが利用した場合をシミュレーションで示すアイコンであり得る。
【0171】
他のメイクアップ推奨アイコン37は、表示されたメイクアップ推奨結果70ではなく、他のメイクアップ推奨結果を表示するアイコンであって、同様に、他のメイクアップ推奨結果も化粧品リスト90に含まれた化粧品で構成されるメイクアップの順序と方法を示すことができる。
【0172】
図17は、本発明の第1実施形態に係るメイクアップ結果シミュレーションを示す例示図である。
【0173】
制御部117は、メイクアップ結果シミュレーションアイコン36を選択する命令を受信すると、
図17に図示されたようにメイクアップシミュレーションイメージ71を表示することができる。
【0174】
メイクアップシミュレーションイメージ71は、カメラ105で撮影したユーザーの顔にメイクアップ推奨結果70によるメイクアップを適用した結果を仮想的に予想したイメージであり得る。即ち、メイクアップシミュレーションイメージ71は、メイクアップ推奨結果70による化粧品の種類及び化粧の順序でメイクアップを完成した場合のユーザーの姿を示すイメージであり得る。
【0175】
これにより、ユーザーはメイクアップ推奨結果70によるメイクアップを実際に利用する前にメイクアップ結果を確認してメイクアップ方法を選択できるという利点がある。
【0176】
図18ないし
図21は、本発明の第2実施形態に係るメイクアップ結果シミュレーションを示す例示図である。
【0177】
制御部117は、メイクアップ推奨結果70にユーザー情報及び環境情報のうち少なくとも一つを反映して、メイクアップシミュレーションイメージ71aを表示することができる。
【0178】
具体的には、制御部117は、メイクアップ推奨結果70によるメイクアップを完成したメイクアップ顔画像71bと、ユーザー情報及び環境情報のうち少なくとも一つに基づく背景画像71cとを合成して、メイクアップシミュレーションイメージ71aを生成及び表示することができる。
【0179】
ここで、メイクアップ顔画像71bは、
図17で説明したようなメイクアップシミュレーションイメージ71と同一であり得る。
【0180】
背景画像71cは、メイクアップ顔画像71bの背景として合成される画像であって、ユーザー情報または環境情報によって変わることがある。
【0181】
具体的には、制御部117は、ユーザー情報として特定の場所での日程が登録されている場合、日程が登録された場所のイメージをサーバー1から受信して、背景画像71cとして合成することができる。例えば、制御部117は、博物館での日程が登録されている場合、
図18に図示されたように、博物館の画像を受信して背景画像71cとして獲得した後、メイクアップ顔画像71bの背景として合成することができる。
【0182】
また、制御部117は、ユーザー情報として特定の時間での日程が登録されている場合、日程が登録された時間のイメージをサーバー1から受信して、背景画像71cとして合成することができる。例えば、制御部117は、日程が登録されている時間帯の明るさを有するイメージを背景画像71cとして獲得した後、メイクアップ顔画像71bの背景として合成することができる。これにより、制御部117は、昼間の時間帯の日程が登録されている場合には、
図19に図示されたようにメイクアップ顔画像71bの背景画像71cに明るさが明るい背景画像を合成し、夜の時間帯の日程が登録されている場合には、
図20に図示されたようにメイクアップ顔画像71bの背景画像71cに明るさが暗い背景画像を合成することができる。制御部117は、同じ昼間の時間帯または夜の時間帯であっても、該当する季節の当該時間帯の明るさを獲得して、明るさが相異なる背景イメージを獲得することができる。これにより、ユーザーのメイクアップ結果を日程による周辺環境まで考慮して、より繊細に表示できるという利点がある。
【0183】
また、制御部117は、環境情報として天候を反映した背景画像71cを獲得して、メイクアップ顔画像71bに合成することができる。例えば、制御部117は、今日の天候が曇りの場合、
図19に示されたように雲のかかった背景画像71cをサーバー1から受信して、メイクアップ顔画像71bの背景として合成することができる。
【0184】
このように、本発明の実施形態によると、ユーザーのメイクアップ完成に伴う顔画像だけでなく、今日の天候、日程登録された場所、日程登録された時間帯に基づいて、背景画像の明るさ、照明の色などを考慮した背景画像を共に表示することができる。これにより、ユーザーは、単純にメイクアップ完成に伴う顔画像だけでなく、今日の天候、今日の場所などに適切であるかどうかまで確認できるという利点がある。
【0185】
制御部117は、メイクアップシミュレーションイメージ71を表示する場合、一部の化粧品の変更アイコン38をさらに表示することができる。
【0186】
一部の化粧品の変更アイコン38は、メイクアップ推奨結果70に表示された少なくとも一つの化粧品または化粧の順序を変更するためのアイコンであり得る。
【0187】
図22は、本発明の実施形態に係るメイクアップ推奨結果で一部の化粧品の変更方法を示す例示図である。
【0188】
制御部117は、一部の化粧品の変更アイコン38を選択した後、メイクアップ推奨結果70からいずれか一つの化粧品を選択する命令を受信することができる。この場合、
図22に示されたように、制御部117は、選択された化粧品に対応する化粧品変更ガイド72をさらに表示することができる。化粧品変更ガイド72は、認識された化粧品のみで構成され得る。または、化粧品変更ガイド72は、認識された化粧品と共に購買提案化粧品をさらに含むことができる。
【0189】
制御部117は、化粧品変更ガイド72を介して他の化粧品を選択する命令を受信すると、選択された他の化粧品を適用してメイクアップシミュレーションイメージ71を変更することができる。
【0190】
また、制御部117は、メイクアップ推奨結果70から化粧品を選択及びドラッグして他の化粧品の位置にドロップして、化粧の順序変更命令を受信すると、それにより、メイクアップシミュレーションイメージ71を変更して表示することができる。
【0191】
これにより、ユーザーは、メイクアップの結果を容易に予測可能であるという利点がある。
【0192】
一方、制御部117は、メイクアップ推奨結果70が表示された画面で、他のメイクアップ推奨アイコン37を選択する命令を受信することもできる。
【0193】
図23は、本発明の実施形態に係る他のメイクアップを推奨する方法を示す例示図である。
【0194】
制御部117は、他のメイクアップ推奨アイコン37を選択する命令を受信すると、メイクアップ方法選択項目73を表示することができる。
【0195】
メイクアップ方法選択項目73は、メイクアップの種類を示すことができる。例えば、メイクアップ方法選択項目73は、「超簡単メイクアップ」、「フルメイクアップ」、「午前用メイクアップ」、「就寝前メイクアップ」、「人気メイクアップ」及び「美容機器追加」などを含むことができるが、これは例示的なものに過ぎないので、これに限定される必要はない。
【0196】
制御部117は、「超簡単メイクアップ」が選択されると、化粧品の個数を既に設定された個数未満とするメイクアップ方法を示すようにメイクアップ推奨結果70を変更し、「フルメイクアップ」が選択されると、化粧品リスト90に含まれた色調カテゴリーに該当する化粧品の個数が既に設定された個数以上とするメイクアップ方法を示すようにメイクアップ推奨結果70を変更し、「午前用メイクアップ」が選択されると、日程などのようなユーザー情報または天候などの環境情報に基づいて化粧品リスト90から化粧品を選択してメイクアップ推奨結果70を変更し、「就寝前メイクアップ」が選択されると、保湿成分などが多い化粧品に、化粧品リスト90から化粧品を選択してメイクアップ推奨結果70を変更し、「人気メイクアップ」が選択されると、サーバー1から人気のあるメイクアップ方法を受信して、それに使用される化粧品を選択してメイクアップ推奨結果70を変更し、「美容機器追加」が選択されると、既に登録された美容機器または周辺に存在する美容機器を認識して、メイクアップ方法に追加されるようにメイクアップ推奨結果70を変更することができる。
【0197】
図24は、本発明の実施形態に係るメイクアップ方法の変更結果を示す方法の例示図である。
【0198】
特に、
図24は、メイクアップ方法選択項目73において「美容機器追加」が選択された場合を示す例示図である。
【0199】
制御部117は、メイクアップ方法選択項目73から「美容機器追加」が選択されると、移動端末機100に既に設定された美容機器を確認したり、所定の距離内に存在する美容機器を確認することができる。一実施形態によると、化粧品と同様に、美容機器にはRFIDタグ(図示せず)が付着されていることがあり、制御部117は、RFIDリーダー部113を介して美容機器を認識して、美容機器の存在を確認することができる。
【0200】
制御部117は、少なくとも一つの美容機器が確認されると、メイクアップ方法に表示された化粧品の間に美容機器アイコン74が追加されるように変更されたメイクアップ推奨結果70aを表示することができる。
【0201】
しかし、
図23及び
図24で説明したメイクアップの種類及びメイクアップの変更方法は例示的なものに過ぎないので、これに限定される必要はない。
【0202】
前述の本発明は、プログラムが記録された媒体にコンピュータが判読可能なコードとして実現することが可能である。コンピュータの判読可能な媒体は、コンピュータシステムによって判読され得るデータが保存されるすべての種類の記録装置を含む。コンピュータが判読可能な媒体の例としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Disk)、SDD(Silicon Disk Drive)、ROM、RAM、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ保存装置などがある。また、前記コンピュータは、移動端末機の制御部を含むこともできる。従って、前記の詳細な説明はすべての面で制限的に解釈されてはならず、例示的なものとして考慮されなければならない。
【0203】
本発明の範囲は、添付された請求項の合理的な解釈によって決定されなければならず、本発明の等価的範囲内でのすべての変更は本発明の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0204】
1 サーバー
10 化粧品
11 RFIDタグ
100 移動端末機
101 無線通信部
103 入力部
105 カメラ
107 位置検出部
109 ディスプレイ部
111 メモリ
113 RFIDリーダー部
115 バーコードリーダー部
117 制御部
【手続補正書】
【提出日】2023-11-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
メイクアップ推奨命令を受信する入力部と、
前記メイクアップ推奨命令に応じたメイクアップ推奨結果と、前記メイクアップ推奨結果によるメイクアップの適用様子を表わすメイクアップシミュレーションイメージを表示するディスプレイ部と、
前記入力部を介して前記メイクアップ推奨結果に対する化粧品変更命令を受信する制御部と、
を含み、
前記制御部は、前記化粧品変更命令を受信する場合、変更された化粧品を適用して前記メイクアップシミュレーションイメージを変更する移動端末機。
【外国語明細書】