(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024030932
(43)【公開日】2024-03-07
(54)【発明の名称】接触リスク評価装置及びカーナビゲーションシステム
(51)【国際特許分類】
G01C 21/34 20060101AFI20240229BHJP
G08G 1/16 20060101ALI20240229BHJP
G08G 1/09 20060101ALI20240229BHJP
【FI】
G01C21/34
G08G1/16 A
G08G1/09 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022134179
(22)【出願日】2022-08-25
(71)【出願人】
【識別番号】000000295
【氏名又は名称】沖電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100140958
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 学
(74)【代理人】
【識別番号】100137888
【弁理士】
【氏名又は名称】大山 夏子
(74)【代理人】
【識別番号】100190942
【弁理士】
【氏名又は名称】風間 竜司
(72)【発明者】
【氏名】岡嵜 智憲
【テーマコード(参考)】
2F129
5H181
【Fターム(参考)】
2F129AA03
2F129BB02
2F129EE52
2F129FF02
2F129FF11
2F129FF12
2F129FF20
2F129FF21
2F129FF32
2F129FF72
2F129HH02
2F129HH04
2F129HH12
2F129HH20
5H181AA01
5H181BB04
5H181CC12
5H181FF22
5H181FF32
5H181LL01
(57)【要約】
【課題】人と車両との接触リスクを評価する。
【解決手段】人と車両との距離を示す距離情報、および前記距離情報が測定された地点を特定するための情報を受信する通信部と、前記距離情報に基づき、前記地点における、人と車両との接触リスクを評価する評価部と、を備える、接触リスク評価装置。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
人と車両との距離を示す距離情報、および前記距離情報が測定された地点を特定するための情報を受信する通信部と、
前記距離情報に基づき、前記地点における、人と車両との接触リスクを評価する評価部と、
を備える、
接触リスク評価装置。
【請求項2】
前記評価部は、複数の地点の各々における前記接触リスクを評価し、当該接触リスクに基づいて、人と車両との接触リスクが高いエリアであるハイリスクエリアを決定する、
請求項1に記載の接触リスク評価装置。
【請求項3】
前記接触リスク評価装置は、
前記ハイリスクエリアを走行ルートに含まない、出発地から目的地までのルートを探索するルート探索部をさらに備える、
請求項2に記載の接触リスク評価装置。
【請求項4】
前記接触リスク評価装置は、
出発地から目的地までの複数のルートを算出し、算出した複数のルートのうち、前記ハイリスクエリアを走行する距離が最短または0になるルートを探索するルート探索部をさらに備える、
請求項2に記載の接触リスク評価装置。
【請求項5】
前記距離情報は、前記人が利用する情報端末と、前記車両が搭載する通信装置との近距離無線通信に基づき測定される、
請求項1~3のうちいずれか一項に記載の接触リスク評価装置。
【請求項6】
前記評価部は、前記地点における車両の制限速度、歩道の有無またはガードレールの有無の情報である道路情報に基づき、前記接触リスクを評価する、
請求項1~3のうちいずれか一項に記載の接触リスク評価装置。
【請求項7】
前記評価部は、所定の期間内に測定された前記距離情報に基づき評価された前記接触リスクに基づいて、前記ハイリスクエリアを決定する、
請求項2または3に記載の接触リスク評価装置。
【請求項8】
前記通信部は、前記ハイリスクエリアの情報を、カーナビゲーション装置に送信する、
請求項2または3に記載の接触リスク評価装置。
【請求項9】
人と車両との距離を示す距離情報、および前記距離情報が測定された地点を特定するための情報を受信する通信部と、
前記距離情報に基づき、複数の地点の各々における、人と車両との接触リスクを評価し、当該接触リスクに基づいて、人と車両との接触リスクが高いエリアであるハイリスクエリアを決定する評価部と、
を有する接触リスク評価装置と、
前記接触リスク評価装置から前記ハイリスクエリアの情報を受信する受信部を有するカーナビゲーション装置と、
を備える、カーナビゲーションシステム。
【請求項10】
前記カーナビゲーション装置は、
前記ハイリスクエリアを地図上で表示する表示部をさらに備える、請求項9に記載のカーナビゲーションシステム。
【請求項11】
前記カーナビゲーション装置は、
前記ハイリスクエリアを走行ルートに含まない、出発地から目的地までのルートを探索するルート探索部をさらに備える、請求項9または10に記載のカーナビゲーションシステム。
【請求項12】
前記カーナビゲーション装置は、
出発地から目的地までの複数のルートを算出し、算出した複数のルートのうち、前記ハイリスクエリアを走行する距離が最短または0になるルートを探索するルート探索部をさらに備える、請求項9または10に記載のカーナビゲーションシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、接触リスク評価装置及びカーナビゲーションシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、車両と歩行者の接触を減らすための技術が開発されている。例えば、特許文献1には、制限速度が30km以下の生活道路を回避する、出発地から目的地までのルートを探索するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されるシステムは、制限速度が30km以下の生活道路を一律に回避するルートを探索する。しかし、制限速度が30km以下の生活道路では必ずしも車両と歩行者の接触リスクが高いとは限らず、実際の接触リスクが評価されていないという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、人と車両との接触リスクを評価することが可能な、新規かつ改良された接触リスク評価装置およびカーナビゲーションシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、人と車両との距離を示す距離情報、および前記距離情報が測定された地点を特定するための情報を受信する通信部と、前記距離情報に基づき、前記地点における、人と車両との接触リスクを評価する評価部と、を備える、接触リスク評価装置が提供される。
【0007】
前記評価部は、複数の地点の各々における前記接触リスクを評価し、当該接触リスクに基づいて、人と車両との接触リスクが高いエリアであるハイリスクエリアを決定してもよい。
【0008】
前記接触リスク評価装置は、前記ハイリスクエリアを走行ルートに含まない、出発地から目的地までのルートを探索するルート探索部をさらに備えてもよい。
【0009】
前記接触リスク評価装置は、出発地から目的地までの複数のルートを算出し、算出した複数のルートのうち、前記ハイリスクエリアを走行する距離が最短または0になるルートを探索するルート探索部をさらに備えてもよい。
【0010】
前記距離情報は、前記人が利用する情報端末と、前記車両が搭載する通信装置との近距離無線通信に基づき測定されてもよい。
【0011】
前記評価部は、前記地点における車両の制限速度、歩道の有無またはガードレールの有無の情報である道路情報に基づき、前記接触リスクを評価してもよい。
【0012】
前記評価部は、所定の期間内に測定された前記距離情報に基づき評価された前記接触リスクに基づいて、前記ハイリスクエリアを決定してもよい。
【0013】
前記通信部は、前記ハイリスクエリアの情報を、カーナビゲーション装置に送信してもよい。
【0014】
また、上記課題を解決するために本発明の別の観点によれば、人と車両との距離を示す距離情報、および前記距離情報が測定された地点を特定するための情報を受信する通信部と、前記距離情報に基づき、複数の地点の各々における、人と車両との接触リスクを評価し、当該接触リスクに基づいて、人と車両との接触リスクが高いエリアであるハイリスクエリアを決定する評価部と、を有する接触リスク評価装置と、前記接触リスク評価装置から前記ハイリスクエリアの情報を受信する受信部を有するカーナビゲーション装置と、を備える、カーナビゲーションシステムが提供される。
【0015】
前記カーナビゲーション装置は、前記ハイリスクエリアを地図上で表示する表示部をさらに備えてもよい。
【0016】
前記カーナビゲーション装置は、前記ハイリスクエリアを走行ルートに含まない、出発地から目的地までのルートを探索するルート探索部をさらに備えてもよい。
【0017】
前記カーナビゲーション装置は、出発地から目的地までの複数のルートを算出し、算出した複数のルートのうち、前記ハイリスクエリアを走行する距離が最短または0になるルートを探索するルート探索部をさらに備えてもよい。
【発明の効果】
【0018】
以上説明したように本発明によれば、人と車両との接触リスクを評価することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明の一実施形態によるカーナビゲーションシステムの構成を示す説明図である。
【
図2】本発明の一実施形態によるカーナビゲーション装置20の構成を示す説明図である。
【
図3】本発明の一実施形態による接触リスク評価装置30の構成を示す説明図である。
【
図4】評価部331による、各地点におけるリスク値の評価の例である。
【
図5】操作表示部240に、地図上でハイリスクエリアが表示される例を示す図である。
【
図6】本実施形態に係るカーナビゲーションシステムの動作処理の一例を説明するための説明図である。
【
図7】本実施形態に係る接触リスク評価装置30のハードウェア構成を示したブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0021】
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットまたは数字を付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、複数の構成要素の各々に同一符号のみを付する。
【0022】
<1.カーナビゲーションシステムの概要>
本発明の実施形態は、人と車両との接触リスクを評価する接触リスク評価装置に関する。以下、
図1を参照し、このような本発明の一実施形態による接触リスク評価装置を備えるカーナビゲーションシステムの概要を説明する。
【0023】
図1は、本発明の一実施形態によるカーナビゲーションシステムの構成を示す説明図である。
図1に示したように、本発明の一実施形態によるカーナビゲーションシステムは、情報端末10、カーナビゲーション装置20、接触リスク評価装置30、およびネットワーク網40を有する。
図1に示したように、カーナビゲーション装置20と接触リスク評価装置30とは、ネットワーク網40を介して通信可能に構成されている。
【0024】
(情報端末10)
情報端末10は、利用者Uにより利用される、携帯可能な情報端末である。
図1においては、情報端末10の一例としてスマートフォンを示しているが、情報端末10は、例えば、タブレット端末、携帯電話、ウェアラブル端末、または携帯ゲーム端末など、利用者により利用される他の端末であってもよい。
【0025】
情報端末10は、無線信号を定期的に発信する。情報端末10は、例えばBluetooth(登録商標)またはBluetooth Low Energy(BLE)のような近距離無線通信方式により、無線信号であるBluetooth信号を発信してもよい。
【0026】
(カーナビゲーション装置20)
カーナビゲーション装置20は、車両Vに搭載され、出発地から目的地までのルートを利用者に提示する。カーナビゲーション装置20は、車両が搭載する通信装置の一例である。
【0027】
カーナビゲーション装置20は、情報端末10との近距離無線通信に基づき、当該情報端末10と車両Vとの距離を測定する。利用者Uが情報端末10を携帯しているので、利用者Uと情報端末10の位置は同一であるとみなせる。このため、以下では、情報端末10と車両Vとの距離を、情報端末10の利用者Uと車両Vとの距離として表現する場合がある。カーナビゲーション装置20は、利用者Uが利用する情報端末10から無線信号を受信する。カーナビゲーション装置20は、当該無線信号に基づき、利用者Uと車両Vとの距離を測定する。
【0028】
また、カーナビゲーション装置20は、カーナビゲーション装置20の現在位置を、車両Vの現在位置として測位する。
【0029】
また、カーナビゲーション装置20は、測定した利用者Uと車両Vとの距離を示す距離情報および距離情報が測定された地点を特定するための情報を、ネットワーク網40を介して接触リスク評価装置30に送信する。距離情報が測定された地点を特定するための情報とは、例えば、距離情報が測定された位置の位置情報である。
【0030】
例えば、
図1に示す、車両V1に搭載されたカーナビゲーション装置20Aは、利用者U1が利用する情報端末10Aから無線信号を受信する。カーナビゲーション装置20Aは、受信した無線信号に基づき、利用者U1と車両V1との距離を測定する。カーナビゲーション装置20は、距離情報が測定された位置の位置情報および当該距離情報を、接触リスク評価装置30に送信する。
【0031】
また、カーナビゲーション装置20は、接触リスク評価装置30から、人と車両との接触リスクが高いエリアであるハイリスクエリアの情報を受信する。また、カーナビゲーション装置20は、接触リスク評価装置30から、出発地から目的地までのルートの情報を受信してもよい。
【0032】
カーナビゲーション装置20は、接触リスク評価装置30から受信したハイリスクエリアの情報に基づき、当該ハイリスクエリアを地図上で表示してもよい。
【0033】
また、カーナビゲーション装置20は、カーナビゲーション装置20の利用者が入力する指示に基づき、出発地から目的地までのルートを利用者に提示する。カーナビゲーション装置20は、当該指示に含まれる、ルート探索に関する情報を、接触リスク評価装置30に送信してもよい。カーナビゲーション装置20は、当該ルート探索に関する情報に基づいて探索されたルートの情報を、接触リスク評価装置30から受信してもよい。カーナビゲーション装置20は、接触リスク評価装置30から受信したルートの情報に基づき、出発地から目的地までのルートを画面表示してもよい。
【0034】
また、カーナビゲーション装置20は、出発地から目的地までのルートを探索し、探索したルートを画面表示してもよい。出発地から目的地までのルートは、接触リスク評価装置30から受信したハイリスクエリアの情報に基づいて決定されてもよい。
【0035】
(接触リスク評価装置30)
接触リスク評価装置30は、距離情報および当該距離情報が測定された地点を特定するための情報に基づき、当該地点における、人と車両との接触リスクを評価するサーバである。
【0036】
接触リスク評価装置30は、車両Vが搭載するカーナビゲーション装置20から、人と車両との距離を示す距離情報を受信する。また、接触リスク評価装置30は、カーナビゲーション装置20から、距離情報が測定された地点を特定するための情報を受信する。
【0037】
接触リスク評価装置30は、距離情報が測定された地点における、人と車両との接触リスクを評価する。また、接触リスク評価装置30は、複数の地点の各々における接触リスクに基づいて、人と車両との接触リスクが高いエリアであるハイリスクエリアを決定する。接触リスク評価装置30は、決定したハイリスクエリアの情報を、カーナビゲーション装置20に送信する。
【0038】
また、接触リスク評価装置30は、カーナビゲーション装置20から、ルート探索に関する情報を受信してもよい。接触リスク評価装置30は、受信したルート探索に関する情報に基づき、出発地から目的地までのルートを探索してもよい。出発地から目的地までのルートは、決定したハイリスクエリアに基づいて決定されてもよい。
【0039】
(ネットワーク網40)
ネットワーク網40は、ネットワーク網40に接続されている装置から送信される情報の有線、または無線の伝送路である。例えば、ネットワーク網40は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、ネットワーク網40は、IP-VPN(Internet Protocol-Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。
【0040】
<2.カーナビゲーション装置20の構成>
以上、本発明の一実施形態によるカーナビゲーションシステムの概要を説明した。続いて、カーナビゲーション装置20の構成例を説明する。
【0041】
図2は、本発明の一実施形態によるカーナビゲーション装置20の構成を示す説明図である。
図2に示したように、本発明の一実施形態によるカーナビゲーション装置20は、測位部210、近距離通信部220、ネットワーク通信部230、操作表示部240、記憶部250、および制御部260を有する。
【0042】
(測位部210)
測位部210は、カーナビゲーション装置20の現在位置を検出するセンサである。測位部210は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機であってもよい。測位部210は、GNSS衛星からの信号に基づいて、カーナビゲーション装置20の現在位置の緯度および経度を示す情報である位置情報を生成する。測位部210は、カーナビゲーション装置20の現在位置を検出することにより、カーナビゲーション装置20を搭載する車両の現在位置を特定する。
【0043】
(近距離通信部220)
近距離通信部220は、情報端末10と近距離無線通信を行う。近距離通信部220は、例えばBLE通信により情報端末10から無線信号を受信する。
【0044】
(ネットワーク通信部230)
ネットワーク通信部230は、ネットワーク網40を介して接触リスク評価装置30と通信する。例えば、ネットワーク通信部230は、近距離通信部220が受信した無線信号に基づき測定された、人と車両との距離を示す距離情報を、接触リスク評価装置30に送信する。また、ネットワーク通信部230は、人と車両との距離を示す距離情報を測定した際の、測位部210により検出された位置情報を、距離情報が測定された地点を特定するための情報として接触リスク評価装置30に送信する。
【0045】
また、ネットワーク通信部230は、接触リスク評価装置30から、ハイリスクエリアの情報を受信する、受信部としての機能を有する。また、ネットワーク通信部230は、接触リスク評価装置30から、出発地から目的地までのルートの情報を受信してもよい。
【0046】
(操作表示部240)
操作表示部240は、カーナビゲーション装置20の利用者による操作を検出する操作部としての機能、および多様な画面を表示する表示部としての機能を有する。例えば、操作表示部240は、後述の記憶部250に記憶された地図、またはネットワーク通信部230によって接触リスク評価装置30から受信された地図を表示する。また、操作表示部240は、ネットワーク通信部230によって受信されたハイリスクエリアを地図上で表示してもよい。
【0047】
また、利用者は、操作表示部240を操作することにより、カーナビゲーション装置20に対するルート探索の指示を入力してもよい。利用者は、ルート探索の指示の際に、ルート探索に関する情報を入力してもよい。例えば、利用者は、操作表示部240を操作することにより、ルートの出発地および目的地の情報を入力してもよい。出発地および目的地の情報は、場所を特定する情報であれば特に限定されず、例えば測位部210によって検出された現在位置であってもよいし、建物等の名称または住所等であってもよい。
【0048】
また、利用者は、操作表示部240を操作することにより、ルート探索の条件を入力してもよい。ルート探索の条件とは、例えば、ハイリスクエリアを避ける等の条件であってもよい。
【0049】
操作表示部240に入力されたルート探索に関する情報は、ネットワーク通信部230によって接触リスク評価装置30に送信されてもよい。
【0050】
また、このような操作表示部240は、例えば、タッチパネルとディスプレイの積層構造であってもよい。なお、操作部としての機能と表示部としての機能は分離して実現されてもよい。
【0051】
(記憶部250)
記憶部250は、制御部260の処理に関するデータ、制御部260の動作プログラムファイルなどの各種データを一時的あるいは永続的に記憶する。例えば、記憶部250は、後述のルート探索部261がルート探索可能な範囲の地図を記憶してもよい。
【0052】
(制御部260)
制御部260は、カーナビゲーション装置20の動作全般を制御する。例えば、制御部260は、近距離通信部220によって情報端末10から無線信号が受信されると、当該情報端末10を利用する利用者と、カーナビゲーション装置20が搭載される車両との距離を測定する。制御部260は、例えば、情報端末10から受信された無線信号の強度に基づいて利用者と車両との距離を測定してもよい。
【0053】
制御部260は、情報端末10とカーナビゲーション装置20との距離を、当該情報端末10の利用者と当該カーナビゲーション装置20を搭載する車両との距離として算出してもよい。また、制御部260は、情報端末10と、カーナビゲーション装置20を搭載する車両の外装部分との距離を、当該情報端末10を利用する利用者と当該車両との距離として算出してもよい。この場合、記憶部250は、車両におけるカーナビゲーション装置20の相対位置を示す情報を記憶していてもよい。当該相対位置を示す情報、およびカーナビゲーション装置20の位置情報に基づき、車両の外装部分の各位置を特定可能である。上記相対位置を示す情報に基づき、制御部260は、カーナビゲーション装置20を搭載する車両の外装部分と、情報端末10の利用者との距離を算出してもよい。
【0054】
また、制御部260は、所定の時間内に同一の情報端末10から複数の無線信号が受信された場合には、最も信号強度が強い無線信号に基づいて利用者と車両との距離を測定してもよい。
【0055】
(ルート探索部261)
また、制御部260は、ルート探索部261としても機能する。ルート探索部261は、操作表示部240により入力されたルート探索に関する情報に基づき、出発地から目的地までのルートを探索する。
【0056】
ルート探索部261は、ルート探索に関する情報に含まれる出発地および目的地の情報に基づき、出発地から目的地までのルートを探索する。また、ルート探索部261は、ルート探索に関する情報に含まれるルート探索の条件に基づき、出発地から目的地までのルートを探索する。
【0057】
例えば、ルート探索部261は、ルート探索に関する情報が、ハイリスクエリアを避けるという条件を含む場合に、ハイリスクエリアを走行ルートに含まない、出発地から目的地までのルートを探索してもよい。かかる構成によれば、カーナビゲーション装置20の利用者は、実際の状況に基づき評価された、人と車両との接触リスクが高いエリアを走行しないルートを探索できる。人と車両との接触リスクが高いエリアは運転手にとっては運転しづらいエリアであるため、このようなエリアを避けることで運転手の利便性の向上が実現できる。
【0058】
また、人と車両との接触リスクが高いエリアでは、制限速度が低く設定されている場合が多く、運転手が走行を所望する速度より低い速度で車両を運転する必要が生じる。また、人と車両との接触リスクが高いエリアでは、人に注意して走行する必要が生じるため、制限速度より大幅に低い速度で車両を運転することがある。そのため、このようなエリアを避けることで、目的地までの所要時間が削減される。また、運転手がこのようなエリアを避けることにより、ハイリスクエリアを歩行する歩行者は、車両との接触の危険を感じずに歩行することが可能になる。
【0059】
また、ルート探索部261は、出発地から目的地までの複数のルートを算出し、算出した複数のルートのうち、ハイリスクエリアを走行する距離が最短または0になるルートを探索してもよい。例えば、ルート探索部261は、出発地から目的地までの所要時間が短い順に複数のルートを算出し、算出した複数のルートのうち、ハイリスクエリアを走行する距離が最短または0になるルートを探索してもよい。ハイリスクエリアを走行ルートに含まないルートを探索する方法によれば、ハイリスクエリアが複数ある際に遠回りになってしまう場合がある。しかし、上記で説明した方法によれば、運転手にとって運転効率が高いルートの中から、人と車両との接触リスクが高いエリアを避けるルートを探索できるため、運転手の利便性の向上が実現できる。
【0060】
<3.接触リスク評価装置30の構成>
以上、本発明の一実施形態によるカーナビゲーション装置20の構成例を説明した。続いて、接触リスク評価装置30の構成例を説明する。
【0061】
図3は、本発明の一実施形態による接触リスク評価装置30の構成を示す説明図である。
図3に示したように、本発明の一実施形態による接触リスク評価装置30は、通信部310、記憶部320、および制御部330を有する。
【0062】
(通信部310)
通信部310は、ネットワーク網40を介してカーナビゲーション装置20と通信する。例えば、通信部310は、カーナビゲーション装置20から、人と車両との距離を示す距離情報を受信する。また、通信部310は、カーナビゲーション装置20から車両の位置を特定するための情報を受信する。例えば、通信部310は、カーナビゲーション装置20から、距離情報が測定された地点を特定するための情報を受信する。また、通信部310は、カーナビゲーション装置20から、ルート探索に関する情報を受信してもよい。
【0063】
また、通信部310は、カーナビゲーション装置20に、後述の評価部331によって決定された人と車両との接触リスクが高いエリアであるハイリスクエリアの情報を送信する。また、通信部310は、カーナビゲーション装置20に、後述のルート探索部332によって探索されたルートを送信してもよい。
【0064】
(記憶部320)
記憶部320は、制御部330の処理に関するデータ、制御部330の動作プログラムファイルなどの各種データを一時的あるいは永続的に記憶する。例えば、記憶部320は、後述のルート探索部332がルート探索可能な範囲の地図を記憶してもよい。また、記憶部320は、後述のルート探索部332がルート探索可能な範囲にある道路のうち、車両が走行可能な道路の、車両の制限速度、歩道の有無またはガードレールの有無の情報である、道路情報を記憶してもよい。
【0065】
(制御部330)
制御部330は、接触リスク評価装置30の動作全般を制御する。また、制御部330は、評価部331およびルート探索部332としても機能する。
【0066】
(評価部331)
評価部331は、通信部310によって受信された距離情報に基づき、当該距離情報が測定された地点における、人と車両との接触リスクを評価する。評価部331は、複数の地点の各々における接触リスクを評価してもよい。実際に測定された人と車両との距離に基づき接触リスクを評価することで、実際の接触リスクを評価することが可能である。
【0067】
評価部331は、例えば、接触リスクを値で表したリスク値を算出することにより、地点における接触リスクを評価してもよい。例えば、評価部331は、リスク値を0~5の6段階で評価してもよい。また、評価部331は、リスク値が大きいほど接触リスクが高いことを示すように、リスク値を算出してもよい。評価部331は、人と車両との距離が近いほど、リスク値を高く算出してもよい。本実施例においては、接触リスクの一例としてリスク値を説明するが、接触リスクの具体例はリスク値に限定されない。評価部331は、例えば、ある地点における接触リスクの有無を、当該地点における接触リスクとして評価してもよい。
【0068】
また、評価部331は、記憶部320に記憶された道路情報に基づき、当該地点における接触リスクを評価してもよい。評価部331は、車両の制限速度が遅いほど、リスク値が高くなるようリスク値を算出してもよい。また、評価部331は、歩道が無い道のリスク値を、歩道が有る道のリスク値より、高くなるようにリスク値を算出してもよい。また、評価部331は、ガードレールが無い道のリスク値を、ガードレールが有る道のリスク値より、高くなるようにリスク値を算出してもよい。道路情報に基づき地点における接触リスクを評価することで、各地点における接触リスクをより正確に評価することが可能である。
【0069】
評価部331は、距離情報が測定された地点を特定するための情報に基づき、当該距離情報が測定された地点を特定する。地点とは、緯度および経度によって示される位置であってもよい。また、地点とは、車両が走行可能な道路のうち所定の範囲の道路であってもよい。地点が、車両が走行可能な道路のうち所定の範囲の道路を示す場合、各地点が示す道路の範囲が、予め記憶部320に記憶される。
【0070】
図4は、評価部331による、各地点におけるリスク値の評価の例である。
図4には、各地点における距離情報が測定された時刻、当該距離情報が示す距離、地点における道路条件および評価されたリスク値が示されている。
【0071】
例えば、制限速度30km、歩道が無いという道路条件である地点A1において、21/10/29 10:01に、人と車両との距離が2.0mと測定された場合に、評価部331はリスク値を1と評価する。一方、同一の地点A1において21/10/29 10:05に、人と車両との距離が1.5mと測定された場合に、評価部331はリスク値を3と評価する。
【0072】
また、評価部331は、複数の地点の各々における接触リスクに基づいて、人と車両との接触リスクが高いエリアであるハイリスクエリアを決定する。評価部331は、所定の期間内に測定された距離情報に基づき評価された接触リスクに基づいて、ハイリスクエリアを決定してもよい。
【0073】
評価部331は、所定の期間内に測定された距離情報に基づき算出されたリスク値の集計を行うことにより、ハイリスクエリアを決定する。評価部331は、リスク値が算出された地点のうち、一または複数の地点をハイリスクエリアとして決定してもよい。評価部331は、例えば、同一地点におけるリスク値の統計値(平均値、中央値または最大値など)を、期間内における地点のリスク値として算出する。評価部331は、集計期間内における地点のリスク値が高い順に、複数の地点を、ハイリスクエリアとして決定してもよい。また、評価部331は、集計期間内における地点のリスク値が所定の数値を上回る場合に、当該地点を、ハイリスクエリアとして決定してもよい。
【0074】
また、評価部331は、複数の地点を含むエリアを、ハイリスクエリアとして決定してもよい。この場合、記憶部320は、各エリアに含まれる地点を記憶する。例えば、評価部331は、各エリアに含まれる地点において算出されたすべてのリスク値の統計値(平均値、中央値、最大値または合計値など)を、集計期間内におけるエリアのリスク値として算出する。評価部331は、集計期間内におけるエリアのリスク値が高い順に、複数の地点を、ハイリスクエリアとして決定してもよい。また、評価部331は、集計期間内におけるエリアのリスク値が所定の数値を上回る場合に、当該エリアを、ハイリスクエリアとして決定してもよい。
【0075】
また、評価部331は、集計期間内に同一地点または同一エリアで取得された距離情報のデータの個数を集計し、集計結果に応じてハイリスクエリアを決定してもよい。距離情報のデータの個数が多い地点またはエリアほど人が多いことを示すため、評価部331は、当該データの個数が多い地点またはエリアをハイリスクエリアと決定してもよい。なお、ここまで評価部331によるハイリスクエリアの決定の方法を複数説明したが、これらの方法が組み合わされることによってハイリスクエリアが決定されてもよい。
【0076】
評価部331によってハイリスクエリアが決定されると、通信部310は、カーナビゲーション装置20に、決定されたハイリスクエリアの情報を送信する。カーナビゲーション装置20の操作表示部240は、受信されたハイリスクエリアを、地図上で表示する。ハイリスクエリアが地図上で表示されることにより、利用者はハイリスクエリアを認識可能になる。これにより、利用者はハイリスクエリアを走行するか否かを判断できるため、利用者の利便性が向上する。
【0077】
図5は、操作表示部240に、地図上でハイリスクエリアが表示される例を示す図である。
図5では、評価部331が、車両走行道路Rのうち、地点A1および地点A2をハイリスクエリアと決定し、地点A3をハイリスクエリアと決定しなかった例を示す。地
図M上で、地点A1および地点A2は、ハイリスクエリアとして利用者が認識可能なように表示される。一方、地点A3を示す情報は、地
図M上に表示されない。
【0078】
(ルート探索部332)
ルート探索部332は、通信部310によりカーナビゲーション装置20から受信されたルート探索に関する情報に基づき、出発地から目的地までのルートを探索する。
【0079】
ルート探索部332は、ルート探索に関する情報に含まれる出発地および目的地の情報に基づき、出発地から目的地までのルートを探索する。また、ルート探索部332は、ルート探索に関する情報に含まれるルート探索の条件に基づき、出発地から目的地までのルートを探索する。
【0080】
例えば、ルート探索部332は、ルート探索に関する情報が、ハイリスクエリアを避けるという条件を含む場合に、評価部331によって決定されたハイリスクエリアを走行ルートに含まない、出発地から目的地までのルートを探索してもよい。また、ルート探索部332は、出発地から目的地までの複数のルートを算出し、算出した複数のルートのうち、ハイリスクエリアを走行する距離が最短または0になるルートを探索してもよい。
【0081】
<4.本実施形態による動作処理例>
以上、本発明の一実施形態によるカーナビゲーションシステムの構成を説明した。続いて、本発明の一実施形態によるカーナビゲーションシステムの動作を整理する。
図6は、本実施形態に係るカーナビゲーションシステムの動作処理の一例を説明するための説明図である。
【0082】
まず、通信部310は、人と車両との距離を示す距離情報を受信する(S104)。評価部331は、距離情報が測定された地点における人と車両とのリスク値を評価する(S108)。続いて、評価部331は、所定の時間内に取得されたリスク値を集計する(S112)。
【0083】
評価部331は、リスク値の集計に基づいて、ハイリスクエリアを決定する(S116)。通信部310は、ハイリスクエリアの情報を、カーナビゲーション装置20に送信する(S120)。カーナビゲーション装置20の操作表示部240は、通信部310が受信したハイリスクエリアを地図上で表示する(S124)。
【0084】
利用者が操作表示部240を操作することにより、カーナビゲーション装置20に対する、ハイリスクエリアを避けるという条件を含むルート探索の指示を入力した場合(S128/Yes)、ルート探索部261は、出発地から目的地までの、ハイリスクエリアを避けるルートを探索し、カーナビゲーションシステムは処理を終了する(S132)。利用者が、カーナビゲーション装置20に対するルート探索の指示を入力しなかった場合(S128/No)、カーナビゲーションシステムは処理を終了する。
【0085】
<5.本実施形態に係る接触リスク評価装置30のハードウェア構成>
以上説明した情報処理は、ソフトウェアと以下に説明する接触リスク評価装置30のハードウェアとの協働により実現される。
【0086】
図7は、本発明の実施形態に係る接触リスク評価装置30の例としての情報処理装置900のハードウェア構成を示す図である。情報処理装置900は、CPU(Central Processing Unit)901と、ROM(Read Only Memory)902と、RAM(Random Access Memory)903と、ホストバス904と、ブリッジ905と、外部バス906と、インタフェース907と、入力装置908と、出力装置909と、ストレージ装置910と、通信装置911と、を備える。
【0087】
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って情報処理装置900内の動作全般を制御する。また、CPU901は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM902は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM903は、CPU901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。これらはCPUバス等から構成されるホストバス904により相互に接続されている。
【0088】
ホストバス904は、ブリッジ905を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バス等の外部バス906に接続されている。なお、必ずしもホストバス904、ブリッジ905および外部バス906を分離構成する必要はなく、1つのバスにこれらの機能を実装してもよい。
【0089】
入力装置908は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチおよびレバー等ユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路等から構成されている。情報処理装置900を操作するユーザは、この入力装置908を操作することにより、情報処理装置900に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
【0090】
出力装置909は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置、ランプ等の表示装置およびスピーカ等の音声出力装置を含む。
【0091】
ストレージ装置910は、データ格納用の装置である。ストレージ装置910は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置等を含んでもよい。ストレージ装置910は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)で構成される。このストレージ装置910は、ハードディスクを駆動し、CPU901が実行するプログラムや各種データを格納する。
【0092】
通信装置911は、例えば、ネットワークに接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。また、通信装置911は、無線通信または有線通信のどちらに対応してもよい。
【0093】
<6.補足>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0094】
例えば、上記実施形態では人と車両との距離が、情報端末10とカーナビゲーション装置20との近距離無線通信に基づき測定される例を説明した。しかし、当該距離は、カーナビゲーション装置20以外の、車両が搭載する通信装置と情報端末10との近距離無線通信によって測定されてもよい。例えば、通信装置は、車両の運転手が利用する情報端末であってもよいし、車両に搭載される車載器であってもよい。
【0095】
また、人と車両との距離は、電波センシングによって測定されてもよい。人と車両との距離は、例えば、車両に搭載されるドップラーセンサ、位置推定センサまたは到来方向推定センサによる電波センシングによって測定されてもよい。
【0096】
また、人と車両との距離は、画像センシングによって測定されてもよい。人と車両との距離は、例えば、車両に搭載される人物認識センサまたは車両認識センサ等による画像センシングによって測定されてもよい。
【0097】
また、カーナビゲーション装置20および接触リスク評価装置30などに内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアに、上述したカーナビゲーション装置20および接触リスク評価装置30の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた非一時的な記憶媒体も提供される。
【符号の説明】
【0098】
10 情報端末
20 カーナビゲーション装置
30 接触リスク評価装置
210 測位部
220 近距離通信部
230 ネットワーク通信部
240 操作表示部
250 記憶部
260 制御部
261 ルート探索部
310 通信部
320 記憶部
330 制御部
331 評価部
332 ルート探索部