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特開2024-30970建設機械用ウォータースイベルの安全装置
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  • 特開-建設機械用ウォータースイベルの安全装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024030970
(43)【公開日】2024-03-07
(54)【発明の名称】建設機械用ウォータースイベルの安全装置
(51)【国際特許分類】
   E02D 3/12 20060101AFI20240229BHJP
【FI】
E02D3/12 102
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022134235
(22)【出願日】2022-08-25
(71)【出願人】
【識別番号】390025759
【氏名又は名称】株式会社ワイビーエム
(74)【代理人】
【識別番号】100093687
【弁理士】
【氏名又は名称】富崎 元成
(74)【代理人】
【識別番号】100168468
【弁理士】
【氏名又は名称】富崎 曜
(72)【発明者】
【氏名】松尾 秀幸
(72)【発明者】
【氏名】平川 真吾
(72)【発明者】
【氏名】武藤 真幸
【テーマコード(参考)】
2D040
【Fターム(参考)】
2D040AB03
2D040BA01
2D040BA02
2D040DC06
(57)【要約】
【課題】供回り回転を常時検知して安全性を高めた、建設機械用ウォータースイベルの安全装置を提供する。
【解決手段】カップリング34の下部にはスケール取付円板37がキー341によって固定されている。また、カップリング34の下端の雄ねじ342には駆動軸24の上端がねじ込まれて固定されている。スケール取付円板37の円筒状の外周面371には、磁気スケール4が接着剤によって貼り付けて固定されている。従って、掘削作業が開始して駆動軸24が回転すると、磁気検出ヘッド44は非接触で磁気スケール4を検出し、カップリング34と上部ヘッド31Aとの間の相対回転数を検出することが可能となる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
建設機械に立設して配置されたリーダと、
前記リーダに沿って上下動可能に駆動され、中空の駆動軸を把持して回転駆動するためのスイベルヘッドと、
前記駆動軸の上部に固定されたカップリング、前記カップリングに回転自在に支承され、前記駆動軸の回転駆動中に液状物質を供給するために注入ホースが連結されているヘッド、前記カップリングと前記ヘッドを回転自在に支持する軸受、及び前記カップリングと前記ヘッド間の液状物質の漏れを防ぐシールとからなるウォータースイベルと
を有する建設機械において、
前記駆動軸の回転を検知する駆動軸回転検知手段と、
前記カップリングと前記ヘッドとの間の相対回転を検知する相対回転検知手段と、
前記駆動軸回転検知手段が検知した駆動軸回転速度と、前記相対回転検知手段が検知した回転速度との速度差を算出し、前記速度差が予め設定された範囲内であるか否かで前記ウォータースイベルの作動を監視するウォータースイベル安全制御手段と
からなるものであることを特徴とする建設機械用ウォータースイベルの安全装置。
【請求項2】
請求項1に記載の建設機械用ウォータースイベルの安全装置において、
前記ウォータースイベル安全制御手段は、前記速度差が予め設定された範囲を越えたとき、前記駆動軸の回転の停止、警告画面の表示、警告ブザーによる警報の少なくともいずれか一つを行う
ものであることを特徴とする建設機械用ウォータースイベルの安全装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の建設機械用ウォータースイベルの安全装置において、
前記相対回転検知手段は、前記カップリングの外周面に配置され複数の永久磁石をテープ状にした磁気スケールと、前記ヘッドに配置され前記磁気スケールを検知する磁気検出ヘッドと
からなるものであることを特徴とする建設機械用ウォータースイベルの安全装置。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の建設機械用ウォータースイベルの安全装置において、
前記相対回転検知手段は、前記カップリングの外周面に等角度間隔に配置された複数の凸部と、前記ヘッドに配置され前記凸部を検知する近接センサーと
からなるものであることを特徴とする建設機械用ウォータースイベルの安全装置。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の建設機械用ウォータースイベルの安全装置において、
前記建設機械は、前記駆動軸で地盤を攪拌する地盤改良機、又は、地盤を穿孔するボーリング機械である
ことを特徴とする建設機械用ウォータースイベルの安全装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウォータースイベルにおける供回り防止用のための建設機械用ウォータースイベルの安全装置に関する。更に詳しくは、回転駆動されるロッドに回転自在に支承されているウォータースイベルが供回りしていないかを検知できる、建設機械用ウォータースイベルの安全装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ボーリングマシン、地盤改良機等に使用されているウォータースイベルは、回転駆動される中空ロッド内に、ポンプによって加圧された泥水、清水、地盤改良材等の液体をホースを介して送り込むため中空ロッドの頭部に取り付けられている。ウォータースイベルは、概略すると回転中の中空ロッドの上端に固定されるカップリングと、加圧ポンプからホースを介して液体を送り込むヘッドと、カップリングとヘッドを回転自在に支持する軸受と、液体をシールするシール部材等から構成されている。即ち、ホースに連結されたヘッドと、回転中の中空ロッドに固定されたカップリングの間は、上記軸受で回転自在に支承され、かつその隙間は加圧液体が漏れないようにOリング、Vリング等のシール部材でシールされている。ところが、地盤改良材は固化するので、軸受、シール部材に地盤改良材が付着して固化したり、シール部材が劣化したりすることにより、カップリングとヘッドが供回りすることがある。このためにホースが破断したり、加圧液体の供給ができなくなることがある。
【0003】
このためにカップリングとヘッドが供回りしないように、各種の機構が数多く提案されている(例えば、特許文献1)。また、供回りはシール部材の劣化が要因の一つなので、このシール部材の交換時期を予知するものも提案されている(例えば、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002-167747号公報
【特許文献2】特開2002-339343号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1等に記載されている機構的な回り止め装置は、供回りしている否かは実際の稼働中は把握できない。また、特許文献2のようなシール部材の摩耗予測は、実際の不具合を検知するものではなく、また、シール部材の寿命による不具合はある程度予測できても、他の原因による不具合には対応できず不確実である。このために通常は、定期的に軸受やシール部材の清掃等のメンテナンス、摩耗によるシール部材の交換等が行われているが、この管理は簡単ではない。
本発明の目的は、ウォータースイベルの供回り回転を常時検知して安全性を高めた、建設機械用ウォータースイベルの安全装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、ウォータースイベルの供回り回転を常時検知して、ウォータースイベルのメンテナンス管理を容易にした、建設機械用ウォータースイベルの安全装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、前記課題を解決するために、次の手段を採る。
即ち、本発明1の建設機械用ウォータースイベルの安全装置は、建設機械に立設して配置されたリーダと、前記リーダに沿って上下動可能に駆動され、中空の駆動軸を把持して回転駆動するためのスイベルヘッドと、前記駆動軸の上部に固定されたカップリング、前記カップリングに回転自在に支承され、前記駆動軸の回転駆動中に液状物質を供給するために注入ホースが連結されているヘッド、前記カップリングと前記ヘッドを回転自在に支持する軸受、及び前記カップリングと前記ヘッド間の液状物質の漏れを防ぐシールとからなるウォータースイベルとを有する建設機械において、前記駆動軸の回転を検知する駆動軸回転検知手段と、前記カップリングと前記ヘッドとの間の相対回転を検知する相対回転検知手段と、前記駆動軸回転検知手段が検知した駆動軸回転速度と、前記相対回転検知手段が検知した回転速度との速度差を算出し、前記速度差が予め設定された範囲内であるか否かで前記ウォータースイベルの作動を監視するウォータースイベル安全制御手段とからなることを特徴とする。
【0007】
本発明2の建設機械用ウォータースイベルの安全装置は、本発明1において、前記ウォータースイベル安全制御手段は、前記速度差が予め設定された範囲を越えたとき、前記駆動軸の回転の停止、警告画面の表示、警告ブザーによる警報の少なくともいずれか一つを行うことを特徴とする。
本発明3の建設機械用ウォータースイベルの安全装置は、本発明1又は2において、前記相対回転検知手段は、前記カップリングの外周面に配置され複数の永久磁石をテープ状にした磁気スケールと、前記ヘッドに配置され前記磁気スケールを検知する磁気検出ヘッドとからなることを特徴とする。
本発明4の建設機械用ウォータースイベルの安全装置は、本発明1又は2において、前記相対回転検知手段は、前記カップリングの外周面に等角度間隔に配置された複数の凸部と、前記ヘッドに配置され前記凸部を検知する近接センサーとからなることを特徴とする。
本発明5の建設機械用ウォータースイベルの安全装置は、本発明1又は2において、前記建設機械は、前記駆動軸で地盤を攪拌する地盤改良機、又は、地盤を穿孔するボーリング機械であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の建設機械用ウォータースイベルの安全装置は、ウォータースイベルの供回り回転を常時検知して、ウォータースイベルのメンテナンスを行うため、ウォータースイベルのメンテナンス管理が容易で、ウォータースイベルを有する建設機械の安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、本発明の実施の形態の建設機械用ウォータースイベルの安全装置を備えた地盤改良機の全体側面図である。
図2図2は、図1の駆動軸の上端に取り付けられたウォータースイベル周辺の拡大縦断面図である。
図3図3は、図2のウォータースイベルのカップリングとヘッドとの間の相対回転を検知する磁気スケールを示す説明図であり、図3(a)は平面図、図3(b)は図3(a)の右側面図である。
図4図4は、本発明の実施の形態の建設機械用ウォータースイベルの安全装置の制御ブロック図である。
図5図5は、本発明の実施の形態の建設機械用ウォータースイベルの安全装置の動作を示すフローチャートである。
図6図6は、ウォータースイベルのカップリングとヘッドとの間の相対回転を検知する相対回転検知手段の他の実施例を示す説明図であり、図6(a)は縦断面図、図6(b)は図6(a)のA-A断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態の建設機械用ウォータースイベルの安全装置を備えた地盤改良機の全体側面図、図2図1の駆動軸の上端に取り付けられたウォータースイベル周辺の拡大縦断面図である。図3図2のウォータースイベルのカップリングとヘッドとの間の相対回転を検知する磁気スケールを示す説明図である。図4は本発明の実施の形態の建設機械用ウォータースイベルの安全装置の制御ブロック図である。図1に示すように、本発明の実施の形態の建設機械は、地盤改良機1であって、クローラ装置11によって走行する車体12と、車体12に起立及び傾倒可能に取り付けられた柱状のリーダ13を有している。リーダ13にはスイベルヘッド21が移動可能に取り付けられ、リーダ13の上端の油圧モータ22によって昇降される。スイベルヘッド21の駆動軸チャック23には駆動軸24が把持され、図示しない回転モータによって駆動軸24が回転駆動される。駆動軸24は中空のパイプであって、下端に取り付けられた撹拌翼25で地盤を攪拌、掘削する。駆動軸24の上端にはウォータースイベル3が取り付けられ、加圧された液状の地盤改良材がウォータースイベル3を介して駆動軸24に供給される。
【0011】
図1図2に示すように、ウォータースイベル3の上部ヘッド31Aには、地盤改良材(液状物質)を供給する加圧ポンプ(図示せず)に接続されている注入ホース32が連結されている。また、ウォータースイベル3の上部ヘッド31Aの下面には、板状の連結部材33がボルト311で固定され、この連結部材33に注入ホース32が保持される。ガイドロッド26は、多段に積層されたテレスコピック構造のパイプで構成され、最上段(最内部)のパイプの上端が連結部材33に固定されている。また、ガイドロッド26の最下段(最外部)のパイプの下端がスイベルヘッド21にボルト(図示せず)で固定されている。このガイドロッド26によって、地盤改良の運転中、ウォータースイベル3の上部ヘッド31Aが駆動軸24の回転で供回りしないように係止している。
【0012】
上部ヘッド31Aの下面には、中空円筒状の下部ヘッド31Bがボルト312で固定され、下部ヘッド31Bの内部に中空円筒状ののカップリング34が軸受35A、35Bによって回転自在に支持されている。上部ヘッド31Aには、カップリング34と上部ヘッド31Aの間の液状物質の漏れを防ぐシール36が取り付けられている。カップリング34の下部にはスケール取付円板37がキー341によって固定されている。また、カップリング34の下端の雄ねじ342には駆動軸24の上端がねじ込まれて固定されている。スケール取付円板37の円筒状の外周面371には、図3に示す磁気スケール4が接着剤によって貼り付けて固定されている。磁気スケール4は、非磁性体のステンレス製の基台41にゴム磁石42を接着してテープ状に形成されている。ゴム磁石42には、N極とS極が交互に等間隔(例えば20ミリ間隔)に着磁して形成されている。基台41は厚さが0.3ミリ、幅が35ミリ、ゴム磁石42は厚さが1.6ミリ、幅が20ミリである。図2に示すように、連結部材33の下面にはL字型のステー43が固定され、ステー43の下端に磁気検出ヘッド44が固定されている。磁気検出ヘッド44は磁気スケール4に対向して取り付けられている。従って、掘削作業が開始して駆動軸24が回転すると、磁気検出ヘッド44は非接触で磁気スケール4を検出し、カップリング34と上部ヘッド31Aとの間の相対回転数を検出することが可能となる。
【0013】
図4は本発明の実施の形態の建設機械用ウォータースイベルの安全装置の制御ブロック図である。図4に示すように、演算装置51には、ROM52、RAM53、表示装置54、警報ブザー55、駆動軸回転検知用ロータリーエンコーダー56、デイテクター57が接続されている。デイテクター57には磁気検出ヘッド44が接続されている。デイテクター57は磁気検出ヘッド44からのアナログ信号をAB相のパルス信号に変換する。ROM52にはシステムプログラム及びデータが記憶されている。RAM53には供回り監視プログラム531、施工支援プログラム532等がロードされている。供回り監視プログラム531は、磁気検出ヘッド44と駆動軸回転検知用ロータリーエンコーダー56の回転数検出結果に応じて、ウォータースイベル3の供回りの監視、表示装置54への警告の表示、警告ブザーを鳴らすためのプログラムがロードされている。施工支援プログラム532は地盤改良のための施工支援プログラムがロードされている。演算装置51はROM52に記憶されているシステムプログラムとRAM53にロードされているプログラムに従って地盤改良機1を制御する。
【0014】
次に、上記した建設機械用ウォータースイベルの安全装置の制御動作を説明する。図5は本発明の実施の形態の建設機械用ウォータースイベルの安全装置の動作を示すフローチャートである。掘削作業を開始して駆動軸24が回転すると、まず、ステップS10で、駆動軸回転検知用ロータリーエンコーダー56が駆動軸24の回転数(rpm)を検出する。次に、ステップS20で、磁気検出ヘッド44が磁気スケール4を検出し、カップリング34と上部ヘッド31Aとの間の相対回転数を検出する。次に、ステップS30で、駆動軸24の回転数とカップリング34と上部ヘッド31Aとの間の相対回転数を比較する。すなわち、掘削作業を続けた結果、ウォータースイベル3に供給される地盤改良材がウォータースイベル3内部で個化すると、カップリング34と上部ヘッド31Aが供回りするので、カップリング34と上部ヘッド31Aとの間の相対回転数が低下するので、駆動軸24の回転数に対して差が生じる。
【0015】
この回転数の差(%)に応じて、複数の警告レベルを予め設定しておく。例えば、警告レベル1、警告レベル2の2つの警告レベルを表示装置54の回転数監視画面で予め設定しておく。例えば、警告レベル1が2%で「警告画面表示」に設定し、警告レベル2が4%で「駆動軸24の回転停止」、「警告画面表示」、「ブザー警報」に設定しておく。次に、ステップS40で、この回転数の差(%)が警告レベル以下か否かを判断し、警告レベル以下であれば、ステップS50で駆動軸24の回転を継続する。警告レベル以上であれば、ステップS60で警告レベル1か否かを判断し、警告レベル1であればステップS70で、表示装置54に「ウォータースイベル回転の異常を検出しました」「ウォータースイベルの点検を行ってください」との警告画面を表示し、駆動軸24の回転を継続する。ステップS60で警告レベル2であればステップS80で、駆動軸24の回転を停止し、表示装置54に「ウォータースイベル回転の異常を検出しました」、「駆動軸の回転を停止させました」、「ウォータースイベルの点検を行ってください」との警告画面を表示し、ブザー警報を鳴らす。本発明の実施の形態の建設機械用ウォータースイベルの安全装置は、ウォータースイベル3の供回り回転を常時検知して、ウォータースイベルのメンテナンスを行うため、ウォータースイベルのメンテナンス管理が容易で、ウォータースイベルを有する建設機械の安全性が向上する。
【0016】
図6は、ウォータースイベル3のカップリング34と上部ヘッド31Aとの間の相対回転を検知する相対回転検知手段の他の実施例を示す説明図であり、図6(a)は縦断面図、図6(b)は図6(a)のA-A断面図である。図6に示すように、スケール取付円板37の円筒状の外周面371に等角度間隔に複数の凸部45を形成している。また、連結部材33に固定されたL字型のステー43の下端に凸部45を検知する近接センサー46を取り付けている。従って、掘削作業が開始して駆動軸24が回転すると、近接センサー46は非接触で凸部45を検出し、カップリング34と上部ヘッド31Aとの間の相対回転数を検出することが可能となる。
【0017】
[他の実施の形態]
本発明の建設機械用ウォータースイベルの安全装置の上記実施の形態では、地盤改良機に適用したものであったが、ウォータースイベル構造を有するものであれば、地盤を穿孔するボーリング機械等の他の建設機械でも適用可能である。
【符号の説明】
【0018】
1…地盤改良機
11…クローラ装置
12…車体
13…リーダ
21…スイベルヘッド
22…油圧モータ
23…駆動軸チャック
24…駆動軸
25…撹拌翼
26…ガイドロッド
3…ウォータースイベル
31A…上部ヘッド
31B…下部ヘッド
311、312…ボルト
32…注入ホース
33…連結部材
34…カップリング
341…キー
342…雄ねじ
35A、35B…軸受
36…シール
37…スケール取付円板
371…外周面
4…磁気スケール
41…基台
42…ゴム磁石
43…ステー
44…磁気検出ヘッド
45…凸部
46…近接センサー
51…演算装置
52…ROM
53…RAM
531…供回り監視プログラム
532…施工支援プログラム
54…表示装置
55…警報ブザー
56…駆動軸回転検知用ロータリーエンコーダー
57…デイテクター
図1
図2
図3
図4
図5
図6