(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024030980
(43)【公開日】2024-03-07
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0251 20230101AFI20240229BHJP
【FI】
G06Q30/02 398
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022134246
(22)【出願日】2022-08-25
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】青柳 亨
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB08
(57)【要約】
【課題】ユーザのプライバシを適切に保護しつつオプトインを効果的に得る情報処理装置等を提供する。
【解決手段】情報処理装置は、記憶部、質問処理部、推定部、選択要求部および受付部を有する。記憶部190は、ユーザの消費行為に紐付く質問を記憶する。質問処理部110は、質問を提示し、提示した質問に対する回答を取得する。推定部120は、回答に基づいてユーザの心理的属性を推定する。選択要求部130は、ユーザに対して、推定の結果とともに、個人情報の利用を許諾するか否かに関する選択をすることを要求する。推定の結果とともに前記ユーザに対して個人情報の利用を許諾するか否かに関する選択を提示する。受付部140は、選択の結果を受け付ける。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの消費行為に紐付く質問を記憶する記憶部と、
前記質問を提示し、提示した前記質問に対する回答を取得する質問処理部と、
前記回答に基づいて前記ユーザの心理的属性を推定する推定部と、
前記ユーザに対して、前記推定の結果とともに、個人情報の利用を許諾するか否かに関する選択をすることを要求する選択要求部と、
前記選択の結果を受け付ける受付部と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記質問処理部は、受け付けた前記選択が個人情報の利用を許諾するものでない場合に、所定条件が満たされるまでは前記質問の提示を抑制し、前記所定条件が満たされた後に前記質問の提示を再開する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記質問処理部は、過去に受け取った前記回答に関する回答履歴に基づいて、提示する前記質問の内容を決定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記推定部は、前記推定の結果に基づいて、前記推定の結果を更新するための前記質問の提示を継続するか否かを判定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記選択の結果が前記個人情報の利用を許諾するものでない場合には前記選択の結果を外部に出力することを抑制し、前記選択の結果が前記個人情報の利用を許諾するものである場合に、前記選択の結果を情報管理装置に出力するとともに前記個人情報に紐づいた広告データを前記情報管理装置から取得する通信部をさらに備える、
請求項1~4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記通信部は、前記選択の結果が前記個人情報の利用を許諾するものである場合に、前記推定の結果を前記情報管理装置に出力する、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
請求項6に記載の情報処理装置と、
前記情報処理装置から受け取った前記推定の結果と、前記情報処理装置に紐付く前記個人情報と、複数の広告に関する広告データと、を用いて前記情報処理装置に供給する前記広告を選定する前記情報管理装置と、を備える
情報処理システム。
【請求項8】
前記情報管理装置は、前記情報処理装置に前記質問の更新情報を供給する、
請求項7に記載の情報処理システム。
【請求項9】
コンピュータが、
ユーザの消費行為に紐付く質問を記憶し、
前記質問を提示し、提示した前記質問に対する回答を取得し、
前記質問に対する回答に基づいてユーザ属性を推定し、
前記ユーザに対して、前記推定の結果とともに、個人情報の利用を許諾するか否かに関する選択をすることを要求し、
前記選択を受け付ける、
情報処理方法。
【請求項10】
ユーザの消費行為に紐付く質問を記憶し、
前記質問を提示し、提示した前記質問に対する回答を取得し、
前記質問に対する回答に基づいてユーザ属性を推定し、
前記ユーザに対して、前記推定の結果とともに、個人情報の利用を許諾するか否かに関する選択をすることを要求し、
前記選択を受け付ける、
情報処理方法を、コンピュータに実行させる
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
商品やサービスなどを提供する事業者は、ユーザのプロファイルや嗜好などの、ユーザに紐づく情報(個人情報)を入手し、これを利用して広告活動を行う。ユーザ属性情報は、デモグラフィック属性や、サイコグラフィック属性が含まれる。このような個人情報を利用して効果的な広告活動または事業を行うための様々な提案がなされている。
【0003】
例えば、特許文献1に記載のシステムは、利用許諾のある分類に含まれる健康情報について、健康対応情報をマッチングさせ、マッチングされた健康対応情報を抽出し、抽出した健康対応情報とともに、利用許諾を促す情報を提供する。
【0004】
特許文献2に記載のシステムは、アンケートに対する回答から認識される嗜好情報及びマーケティング情報に基づいて、母集団候補から選択された母集団に含まれる一次候補者から二次候補者を認識し、二次候補者に対し、個人識別子の利用の可否を問い合わせる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2015-187764号公報
【特許文献2】特許第6940904号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
事業者は、例えば上述のような技術を用いて効果的なターゲティング広告を出すために、ユーザの閲覧情報(例えばクッキー(HTTP Cookie)等を利用する。一方で、昨今、プライバシ保護の観点に基づくサードパーティクッキーの利用制限や、ユーザに対して個人情報の利用等に関する許諾(オプトイン)を得る手続きの厳格化が進んでいる。そのため、多くのユーザに対してターゲティング広告を出すことが難しくなっている。しかしながらオプトインができないと、ターゲティング広告を出すことができない。
【0007】
本開示は上記課題に鑑みて、ユーザのプライバシの適切に保護しつつオプトインを効果的に得る情報処理装置等を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示にかかる情報処理装置は、記憶部、質問処理部、推定部、選択要求部および受付部を有する。記憶部は、ユーザの消費行為に紐付く質問を記憶する。質問処理部は、質問を提示し、提示した質問に対する回答を取得する。推定部は、回答に基づいてユーザの心理的属性を推定する。選択要求部は、ユーザに対して、推定の結果とともに、個人情報の利用を許諾するか否かに関する選択をすることを要求する。受付部は、選択の結果を受け付ける。
【0009】
本開示にかかる情報処理方法は、コンピュータが、以下の方法を実行する。コンピュータは、ユーザの消費行為に紐付く質問を記憶する。コンピュータは、質問を提示し、提示した質問に対する回答を取得する。コンピュータは、質問に対する回答に基づいてユーザ属性を推定する。コンピュータは、ユーザに対して、推定の結果とともに、個人情報の利用を許諾するか否かに関する選択をすることを要求する。コンピュータは、選択を受け付ける。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、ユーザのプライバシを適切に保護しつつオプトインを効果的に得る情報処理装置等を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】実施の形態1にかかる情報処理装置のブロック図である。
【
図2】実施の形態1にかかる情報処理方法のフローチャートである。
【
図3】実施の形態2にかかる情報処理システムの概要構成図である。
【
図4】実施の形態2にかかる情報処理装置のブロック図である。
【
図5】実施の形態2にかかる情報管理装置のブロック図である。
【
図6】実施の形態2にかかるサービス提供装置のブロック図である。
【
図7】実施の形態2にかかる情報処理方法のフローチャートである。
【
図8】情報処理装置に提示する質問の例を示す図である。
【
図9】情報処理装置に提示する推定結果の例を示す図である。
【
図10】情報処理装置に提示する選択の例を示す図である。
【
図11】コンピュータのハードウェア構成を例示するブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、特許請求の範囲にかかる発明を以下の実施形態に限定するものではない。また、実施形態で説明する構成の全てが課題を解決するための手段として必須であるとは限らない。説明の明確化のため、以下の記載および図面は、適宜、省略、および簡略化がなされている。なお、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
【0013】
<実施の形態1>
以下、図面を参照して実施の形態1について説明する。
図1は、実施の形態1にかかる情報処理装置10のブロック図である。情報処理装置10は例えば、ユーザが使用するスマートフォン、タブレット端末、パソコン等の端末である。情報処理装置10は、主な構成として、質問処理部110、推定部120、選択要求部130、受付部140および記憶部190を有している。
【0014】
質問処理部110は、ユーザに対して所定の質問を提示し、提示した質問に対する回答を取得する。質問処理部110は、ユーザの心理的属性(サイコグラフィック属性とも称される)を推定するための質問を提示する。質問処理部110が提示する質問は、記憶部190に格納されている。心理的属性は、ユーザの生活や価値観における心理的な特性のデータである。心理的属性は例えば、ユーザのライフスタイル、趣味、嗜好、価値観などを反映したものである。より具体的には、心理的属性は例えば、ユーザが好きな音楽、映画またはその他の著作物のジャンルを含み得る。あるいは心理的属性は、ユーザのアクティビティまたは趣味や、好きな飲食物の傾向は何かを示す情報を含み得る。なお、ユーザの心理的属性は、ユーザ個人に紐づく情報であって、個人情報に含まれ得る。
【0015】
推定部120は、質問処理部110が取得した回答を用いて、ユーザの心理的属性を推定する。例えば、複数の異なるジャンルの映画から1つをユーザが選択した場合に、その映画のジャンルを選択したことに対して、ユーザが興味を持つと推定される音楽のジャンルを推定する。この場合、推定される音楽のジャンルは複数でもよいし、それぞれ複数の音楽ジャンルにスコアを付与するものであってもよい。推定部120は上述の推定をするための所定のアルゴリズムを有している。推定部120は、機械学習により学習された推論器であってもよい。
【0016】
選択要求部130は、推定部120が算出した推定の結果を提示する。推定の結果は、推定部120が推定した心理的属性を含むものであって、その提示態様は限定されない。ただし、推定の結果の提示態様は、ユーザが共感できる内容であることが好ましい。あるいは、推定の結果の掲示態様は、ユーザがさらなる情報を欲する内容であることが好ましい。このような態様により、情報処理装置10はユーザに対して個人情報の利用の許諾を促しやすくなる。
【0017】
また選択要求部130は、上述した推定の結果を提示するとともに、ユーザに対して個人情報の利用を許諾するか否かに関する選択をすることを要求する。個人情報の利用を許諾するか否かに関する選択は、例えば「許諾する」という選択と、「許諾しない」という選択である。
【0018】
受付部140は、ユーザが選択した結果を受け付ける。すなわち受付部140はユーザの操作を受け付けるインタフェースを含み得る。受付部140はユーザが選択した結果を受け付けると、受け付けた選択の結果を情報処理装置10が有する他の機能に利用できる。他の機能とは例えば、ユーザに対して提示する広告である。
【0019】
推定の結果とともに個人情報の利用を許諾するか否かに関する選択を提示することにより、情報処理装置10は、ユーザに対して個人情報を利用することの意図を理解用意に示すことができる。そのため、情報処理装置10は、ユーザに対して個人情報の利用を許諾することについて許諾することを好適に促進できる。また情報処理装置10は、個人情報の利用を許諾しないユーザのプライバシを適切に保護できる。
【0020】
記憶部190は、不揮発性メモリを含む記憶装置である。記憶部190は、質問データと、履歴データと、を記憶する。質問データは、質問処理部110が提示する複数の質問の集合体である。ユーザに対する質問は、ユーザの消費行為に紐付く。またユーザに対する質問は、ユーザの心理的属性に紐づく。すなわちユーザが複数の質問を回答することにより、情報処理装置10はこの回答からユーザの消費行動に関連する心理的属性を推定できる。
【0021】
記憶部190が記憶する履歴データは、提示した質問の内容およびこの質問に対する回答を含む。また履歴データは、取得した回答から推定した心理的属性に関する情報を含む。さらに、履歴データは、選択の結果を含む。
【0022】
以上、情報処理装置10の構成について説明した。上記構成により、情報処理装置10は、所定の質問からユーザの心理的属性を推定し、推定結果を提示する。推定結果はユーザが興味を持ちそうな情報を含む。これにより、情報処理装置10は、ユーザが個人情報の利用を許諾することを好適に促す。また情報処理装置10は、ユーザが個人情報の利用を許諾しない場合には、ユーザのプライバシを適切に保護する。また情報処理装置10は、ユーザが個人情報の利用を許諾するまでは、上述の推定に関するユーザの個人情報を情報処理装置10の内部で扱う。すなわち情報処理装置10は、ユーザが個人情報の利用を許諾するまでは、ネットワーク上には情報を出さない。そのため、情報処理装置10は、ユーザのプライバシを適切に保護できる。
【0023】
次に、情報処理装置10が実行する処理について説明する。
図2は、実施の形態1にかかる情報処理方法のフローチャートである。
【0024】
まず、記憶部190は、ユーザの消費行為に紐付く質問を記憶する(ステップS10)。なお、記憶部190が質問を記憶する処理は、これ以降に説明する処理を実行する前に予め行われていることが好ましい。
【0025】
次に、質問処理部110は、質問を提示し、提示した質問に対する回答を取得する(ステップS11)。すなわち質問処理部110は、記憶部190が記憶する質問データから質問を読み取り、読み取った質問をユーザに提示する。質問処理部110は、提示した質問に対する回答を取得すると、取得した回答を推定部120に供給する。
【0026】
次に、推定部120は、質問処理部110から回答を受け取り、受け取った回答からユーザ属性を推定する(ステップS12)。推定部120は、推定の結果として心理的属性に関する情報を、選択要求部130に供給する。
【0027】
次に、選択要求部130は、推定部120から受け取った推定の結果とともに、個人情報の利用を許諾するか否かに関する選択をすることをユーザに対して要求する(ステップS13)。
【0028】
次に、受付部140は、ユーザの選択を受け付ける(ステップS14)。選択を受け付けると、情報処理装置10は一連の処理を終了する。なお、以上に説明した情報処理方法は、コンピュータに上述の方法を実行させるためにコンピュータ可読媒体に格納されるものであってもよい。
【0029】
以上、実施の形態1について説明した。なお、情報処理装置10は、ユーザが使用する端末であって、上述の機能を実現できるものであればよい。例えば情報処理装置10の形態は、テレビ、スピーカ、腕時計、眼鏡、ペット型ロボット等であってもよい。情報処理装置10は質問の提示や個人情報の利用許諾の要求を、所定の画像情報としてユーザが視認可能に表示してもよい。あるいは情報処理装置10は、提示や個人情報の利用許諾の要求を、所定の音声情報としてユーザが認識可能に出力してもよい。また情報処理装置10は、質問の回答や、個人情報の利用許諾の可否を、ボタンなどの入力装置を用いて受け付けてもよいし、タッチパネル、音声入力やジェスチャ検知など種々の方法により受け付けてもよい。
【0030】
情報処理装置10は、図示しない構成としてプロセッサおよび記憶装置を有するものである。情報処理装置10が有する記憶装置は、例えばフラッシュメモリやSSD(Solid State Drive)などの不揮発性メモリを含む記憶装置を含む。この場合に、記憶装置は、上述の方法を実行するためのコンピュータプログラム(以降、単にプログラムとも称する)を記憶している。またプロセッサは、記憶装置からコンピュータプログラムをDRAM(Dynamic Random Access Memory)等のバッファメモリへ読み込ませ、当該プログラムを実行する。この記憶装置は、上述した記憶部190と同じものであってもよい。
【0031】
情報処理装置10が有する各構成は、それぞれが専用のハードウェアで実現されていてもよい。また、各構成要素の一部又は全部は、汎用または専用の回路(circuitry)、プロセッサ等やこれらの組合せによって実現されてもよい。これらは、単一のチップによって構成されてもよいし、バスを介して接続される複数のチップによって構成されてもよい。各装置の各構成要素の一部又は全部は、上述した回路等とプログラムとの組合せによって実現されてもよい。また、プロセッサとして、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(field-programmable gate array)等を用いることができる。なお、ここに説明した構成に関する説明は、本開示において以下に説明するその他の装置またはシステムにおいても、適用され得る。
【0032】
以上、本実施の形態によれば、ユーザのプライバシの適切に保護しつつオプトインを効果的に得るための情報処理装置等を提供することができる。
【0033】
<実施の形態2>
次に、実施の形態2について説明する。
図3は、実施の形態2にかかる情報処理システム1の概要構成図である。情報処理システム1は主な構成として、情報処理装置20および情報管理装置200を有する。情報処理装置20と情報管理装置200とはネットワークN1を介して互いに通信可能に接続している。
【0034】
情報処理装置20は、ユーザが使用する携帯端末である。情報処理装置20は、ユーザに対して、所定の質問をし、質問に対する回答からユーザの心理的属性を推定する。この際に、情報処理装置20は、回答の結果などの個人情報を外部に出さない態様により処理を実行する。さらに情報処理装置20は、推定の結果をユーザに提示するとともに、個人情報を利用することを許諾するか否かの選択をすることをユーザに要求する。情報処理装置20はこの要求の後に受け付けたユーザの選択が、許諾をするものであった場合には、ネットワークN1を介して、情報管理装置200に対して許諾を得たことを通知する。
【0035】
情報管理装置200は、情報処理装置20から許諾を得たことの通知を受け取った後に、情報処理装置20に供給する広告を選定する。この際に、情報管理装置200は、情報処理装置20に紐付く個人情報と、複数の広告に関する広告データと、を用いて広告を選定する。また、情報管理装置200は、広告の選定に際して、ユーザの許諾内容に含まれる範囲内において、サービス提供装置300からユーザの個人情報を取得してもよい。そして、情報管理装置200は選定した広告を、ネットワークN1を介して情報処理装置20に供給する。
【0036】
情報処理システム1は、ネットワークN1を介してサービス提供装置300とも通信可能に接続している。サービス提供装置300は、情報処理装置20を介してユーザに対して任意の事業を行う事業者が管理するものである。サービス提供装置300は事業者が複数存在する場合には、事業者ごとに存在しうる。
図3に示す例の場合、サービス提供装置300は、事業者Aが管理するサービス提供装置300Aと、事業者Bが管理するサービス提供装置300Bと、を含む。
【0037】
サービス提供装置300は、ユーザに対して行う事業を通じて、ユーザの個人情報を取得している。この場合のユーザの個人情報は、ユーザの人口統計学的属性(デモグラフィック属性とも称される)を含む。すなわち人口統計的属性は、ユーザの年齢、性別、居住地などの人口統計的なデータである。またサービス提供装置300が有する個人情報は、ユーザが利用したサービスや購入した商品の履歴も含み得る。サービス提供装置300が有する個人情報は、ユーザの心理的属性も含まれ得る。
【0038】
次に、
図4を参照して情報処理装置20についてさらに説明する。
図4は、実施の形態2にかかる情報処理装置20のブロック図である。情報処理装置20は、表示部150と通信部160とを有する点が、
図1に示した情報処理装置10と異なる。また情報処理装置20の各構成は、後述の機能をそれぞれ有している。
【0039】
本実施の形態にかかる質問処理部110は、受付部140が受け付けた選択が個人情報の利用を許諾するものでない場合に、所定条件が満たされるまでは質問の提示を抑制し、所定条件が満たされた後に質問の提示を再開する。例えば、個人情報の利用について許諾しなかったユーザに対して直ぐに許諾を促す選択を要求することはユーザの心象を低下させるため好ましくない。
【0040】
そこで、質問処理部110は、例えば予め設定された期間(例えば1か月、100日、1年等)は、許諾を得るための質問の提示を抑制する。あるいは質問処理部110は、実際にユーザが情報処理装置20を利用した時間を計測し、計測した利用時間に応じて、質問を再開することを設定してもよい。あるいは質問処理部110は、ユーザが所定の広告の閲覧を選択した場合に、質問を再開するように設定されていてもよい。このような構成により、情報処理装置20は、オプトインを得ることに成功しなかった場合に、好適なタイミングにより再びユーザに対してオプトインの訴求を図ることができる。
【0041】
本実施の形態にかかる質問処理部110は、過去に受け取った回答に関する回答履歴に基づいて、提示する質問の内容を決定するものであってもよい。この場合、例えば質問処理部110は、心理的属性を推定するための所定の因子を有する。所定の因子は例えば、ライフスタイル、趣味、嗜好、価値観などの項目である。質問処理部110は、質問の回答と、それぞれの因子とを関連付けて記憶する。そして新たな質問をする場合には、質問処理部110は以前得た回答を利用し、心理的属性を推定するために必要な因子に関連する質問を選定して提示する。これにより、情報処理装置は、効率的に推定結果を提示できる。
【0042】
本実施の形態にかかる推定部120は、推定の結果に基づいて、推定の結果を更新するための質問の提示を継続するか否かを判定する。すなわち推定部120は、心理的属性を推定する際に、推定する心理的属性の確かさを示すスコアを算出し、算出したスコアが所定の閾値を超えている場合には質問を継続しないと判定する。一方、算出したスコアが所定の閾値を超えていない場合には、推定部120は、質問を継続すると判定する。推定する心理的属性の確かさを示すスコアは、例えば回答に関連する因子ごとに設定される。また閾値は例えば、所定の数の因子におけるスコアが予め設定された閾値を超えた場合には質問を継続しない、と設定される。このような構成により、情報処理装置20は、推定結果の精度を向上させることができる。
【0043】
表示部150は、液晶パネルまたは有機エレクトロルミネッセンス等を含む表示装置であって、ユーザに対して種々の情報を表示する。表示部150は例えば、ユーザに対して質問を表示し、あるいは、推定の結果を表示する。また表示部150は、個人情報を利用することについての選択を要求するメッセージを表示する。
【0044】
通信部160は、ネットワークN1に接続するためのインタフェースを含む。また通信部160は、受付部140が受け付ける選択の結果に応じて、外部に情報を出力するか否かを判定する機能を有している。より具体的には、通信部160は、受付部140が受け付けた選択の結果が個人情報の利用を許諾するものでない場合には、選択の結果を外部に出力することを抑制する。一方、受付部140が受け付けた選択の結果が個人情報の利用を許諾するものである場合に、通信部160は、選択の結果を情報管理装置200に出力する。また通信部160は、選択の結果を情報管理装置200に出力した場合には、個人情報に紐づいた広告データを情報管理装置200から取得する。このような構成により、情報処理装置20は、個人情報の保護と利用を適切に行うことができる。
【0045】
また本実施の形態にかかる通信部160は、選択の結果が個人情報の利用を許諾するものである場合に、推定の結果を情報管理装置200に出力するものであってもよい。すなわち通信部160は、選択の結果が個人情報の利用を許諾するものである場合に、履歴情報に含まれるユーザの心理的属性を情報管理装置200に提供してもよい。これにより、情報処理システム1は、許諾された個人情報を好適に利用して、ユーザにとってより関心が高い情報をユーザに提供できる。
【0046】
次に、
図5を参照して、情報管理装置200について説明する。
図5は、実施の形態2にかかる情報管理装置200のブロック図である。情報管理装置200は主な構成として、通信部210、個人情報取得部220、広告送信部230、マッチング部240、制御部250および記憶部290を有している。
【0047】
通信部210は、情報管理装置200がネットワークN1に接続するためのインタフェースを含む。通信部210は、ネットワークN1を介して、情報処理装置20から個人情報の利用の許諾に関する情報を受け取る。また通信部210は、広告送信部230から広告データを受け取り、受け取った広告データを、情報処理装置20に供給する。また通信部210は、サービス提供装置300と通信可能に接続し、ユーザの許諾の範囲内においてサービス提供装置300が有する個人情報を受け取る。さらに通信部210は、記憶部290が記憶する質問データが更新された場合に、更新された質問データを情報処理装置20に供給する。
【0048】
個人情報取得部220は、通信部210を介して、サービス提供装置300から個人情報を取得する。また個人情報取得部220は、情報処理装置20から推定の結果にかかる心理的属性を取得する。個人情報取得部220は取得したこれらの情報を、記憶部290に総合個人情報として記憶させる。
【0049】
広告送信部230は、マッチング部240が選定した広告にかかる広告データを、記憶部290から読み取り、読み取った広告データを、通信部210を介して情報処理装置20に供給する。
【0050】
マッチング部240は、情報処理装置20から受け取った推定の結果と、情報処理装置20に紐付く個人情報と、複数の広告に関する広告データと、を用いて情報処理装置20に供給する広告を選定する。すなわち、マッチング部240は、ユーザの心理的属性および人口統計的属性と、広告データとを照合して、ユーザに提供する広告を選定する。マッチング部240は先制した広告に関する情報を、広告送信部230に供給する。
【0051】
制御部250は、CPU等の演算装置を含み、情報管理装置200が有する各構成の処理を適宜制御する。例えば制御部250は、記憶部290が記憶する質問データを更新することについて情報管理装置200を管理する管理者から指示を受けた場合には、質問データを適宜更新し、さらに、更新した質問データ、あるいは、質問データの更新情報を、通信部210を介して情報処理装置20に供給する。よって、情報処理システム1は、よりユーザが興味を持ち易い質問を提示できる。なお、制御部250は通信部210、個人情報取得部220、広告送信部230およびマッチング部240が有する機能の一部または全部を含むものであってもよい。
【0052】
記憶部290は、不揮発性メモリを含む記憶装置である。記憶部290は、総合個人情報、広告データおよび質問データを記憶している。総合個人情報は、ユーザに紐づく情報であって、情報処理装置20から取得した心理的属性やサービス提供装置300から取得した個人情報を含む。広告データは、情報処理装置20に供給する広告のデータである。広告データは、広告のコンテンツと、広告の付帯情報と、を含む。広告の付帯情報は、マッチング部240によって個人情報との紐づけを行うために利用される情報である。広告の付帯情報は例えば、著作物のジャンル、ライフスタイル、アクティビティなどに関連付くものである。質問データは情報処理装置20が記憶する質問データと同じものであってもよい。また質問データは、ユーザごとに供給する質問の内容が設定されていてもよい。
【0053】
次に、
図6を参照して、サービス提供装置300について説明する。
図6は、実施の形態2にかかるサービス提供装置300のブロック図である。サービス提供装置300はそれぞれの事業者が管理するコンピュータ、サーバあるいはクラウドの一部等である。サービス提供装置300は主な構成として、通信部310、制御部320およびデータベース390を有している。
【0054】
通信部310は、サービス提供装置300がネットワークN1に接続するためのインタフェースを含む。通信部310は、情報処理装置20との間において、ユーザおよび事業者のそれぞれの権限の範囲内におけるデータ通信を行う。このときサービス提供装置300は例えば情報処理装置20に対して所定の役務を提供するために、情報処理装置20から個人情報を取得する。サービス提供装置300は情報処理装置20から個人情報を取得すると、データベース390に記憶する。また通信部310は、情報管理装置200からの要求に応じて、個人情報を情報管理装置200に提供する。
【0055】
制御部320は、サービス提供装置300の各構成を制御するための演算装置を含む。データベース390は、不揮発性メモリを含む記憶装置であって、情報処理装置20から取得した個人情報を記憶する。
【0056】
次に、
図7を参照して、情報処理システム1の情報処理装置20が実行する処理について説明する。
図7は、実施の形態2にかかる情報処理方法のフローチャートである。なお、
図7のフローチャートに示す処理のうち、
図2に示した処理と同等の処理については、
図2に示した符号が付されている。具体的には、ステップS11、ステップS12、ステップS13は、
図2に示した処理と同等である。そのためここではこれらの処理の詳述を省略する。
【0057】
まず、情報処理装置20は、質問データの記憶または予め記憶している質問データの更新処理を行う(ステップS20)。なお、既に質問データを記憶している場合であって、質問データの更新を行う必要がない場合には、この処理は省略される。
【0058】
次に、質問処理部110は、質問を提示する(ステップS11)。この場合、具体的には情報処理装置20の表示部150が、質問を表示する。次に、推定部120は、取得した回答から心理的属性を推定する(ステップS12)。
【0059】
次に、推定部120は、質問を継続するか否かを判定する(ステップS21)。質問を継続すると判定した場合(ステップS21:YES)、情報処理装置20はステップS11に戻り質問を提示する。なお、このとき、質問処理部110は履歴情報を参照し、既に回答を取得したものと異なる質問を提示する。一方、質問を継続すると判定しない場合(ステップS21:NO)、情報処理装置20はステップS13に進む。ステップS13において、選択要求部130は、推定結果を表示するとともに、個人情報の利用をすることについて拒否の選択を要求する(ステップS13)。
【0060】
次に、情報処理装置20は、受付部140が受け付けた選択が許諾を選択するものであったか否かを判定する(ステップS22)。受け付けた選択が許諾を選択するものであったと判定する場合(ステップS22:YES)、情報処理装置20はステップS23に進む。一方、受け付けた選択が許諾を選択するものであったと判定しない場合(ステップS22:NO)、情報処理装置20はステップS24に進む。
【0061】
ステップS23において、通信部160は、ユーザの選択が個人情報の利用について許諾をするということを示すものであるという情報を受け取り、受け取ったこの情報を情報管理装置200に出力する(ステップS23)。情報管理装置200に許諾の情報を出力すると、情報処理装置20はステップS25に進む。
【0062】
ステップS24において、通信部160は、選択の結果を外部に出力することを抑制し(ステップS24)、ステップS25に進む。
【0063】
ステップS25において、情報処理装置20は、記憶部190の履歴情報に選択の結果を保存する(ステップS25)。なおこの場合、選択の結果は許諾することを示すものであっても、許諾しないことを示すものであっても、この選択の結果は履歴情報に記録される。履歴情報に選択の結果が保存されると、情報処理装置20は一連の処理を終了する。
【0064】
次に、
図8を参照して、情報処理装置20が表示部150に表示する質問の例について説明する。
図8は、情報処理装置に提示する質問の例を示す図である。
図8は、第1画面410、第2画面420および第3画面430が示されている。
【0065】
第1画面410は、「興味のある映画を以下の中から選択してください」というメッセージとともに、「A」から「F」の6つの異なる映画が表示されている。表示部150は、タッチパネルが重畳されており、「A」から「F」の6つの映画を示す表示はそれぞれがタッチパネルにより選択できる。ユーザが「A」から「F」のうちのいずれか1つを選択すると、第1画面410は終了し、表示部150は次の画面に移行する。
【0066】
第2画面420は、「興味のある風景を以下の中から選択してください」というメッセージとともに、「A」から「F」の6つの異なる風景写真が表示されている。ユーザが「A」から「F」のうちのいずれか1つを選択すると、第2画面420は終了し、表示部150は次の画面に移行する。
【0067】
第3画面430は、「興味のあるアイテムを以下の中から選択してください」というメッセージとともに、「A」から「D」の4つの異なるアイテムの説明が表示されている。ユーザが「A」から「D」のうちのいずれか1つを選択すると、第3画面430は終了し、表示部150は次の画面に移行する。
【0068】
次に、
図9を参照して、選択要求部130が表示部150に表示させる推定結果の例について説明する。
図9は、情報処理装置に提示する推定結果の例を示す図である。
図9は第4画面440が示されている。第4画面440は、「以下の情報はあなたのお好みではありませんか?」というメッセージとともに、「音楽」、「ライフスタイル」およびその他のドメインに関する所定の特徴を示す推定結果表示441が示されている。
【0069】
ここでは「音楽」ドメインに関する表示は、質問に対するユーザの回答から得られた推定の結果に紐づく表示であって、「ロック」「クラシック」「ジャズ」などの音楽ジャンルや、特定のアーティスト名などが表示される。また「ライフスタイル」ドメインに関する表示は、質問に対するユーザの回答から得られた推定の結果に紐づく表示であって、「ヨガ」「旅」「家族と過ごす時間」などについて表示される。同様に、その他のドメインに関しても、質問に対するユーザの回答から得られた推定の結果に紐づく情報が示される。
【0070】
第4画面440はまた、推定結果表示441の下に、「次へ」を表示されたボタン442が示されている。ユーザがこのボタン442をタップすることにより、情報処理装置20は表示部150の内容を次の画面に移行する。
【0071】
次に、
図10を参照して、選択要求画面について説明する。
図10は、情報処理装置20に提示する選択の例を示す図である。
図9は第5画面450が示されている。第5画面450は、「個人情報の利用について」というメッセージとともに、第1要求メッセージ451、第1ボタン452、第2ボタン453および第2要求メッセージ454が示されている。
【0072】
第1要求メッセージ451は、個人情報の利用の選択を要求するメッセージである。
図10の場合、第1要求メッセージには、「あなたに合った情報をさらに表示するため個人情報を利用してもよろしいでしょうか?」と表示されている。
【0073】
第1ボタン452は、「今はしない」と表示されたボタンであって、ユーザが個人情報の利用を許諾しない場合にタップするためのボタンである。第2ボタン453は、「許諾する」と表示されたボタンであって、ユーザが個人情報の利用を許諾する場合にタップするためのボタンである。
【0074】
第2要求メッセージ454は「許諾すると、あなたにおすすめの商品やサービスにつてお知らせします。」というメッセージが表示されている。
【0075】
以上、情報処理装置20が表示する例について説明した。本実施の形態は、このように例えば携帯端末のアプリケーションプログラムにおいて、質問を行い、回答を受け取る。そして情報処理装置20は表示部150にユーザが興味を持ちそうなドメインを表示する。これにより情報処理装置20は、個人情報の利用を許諾することを好適に促す。
【0076】
また情報処理装置20は、許諾を得る前には個人情報を外部に漏らさない。また許諾を得た後は、情報管理装置200からユーザにとって関心が高い情報を提供できる。これにより、ユーザのプライバシの適切に保護しつつオプトインを効果的に得るための情報処理装置、情報処理システムを提供することができる。
【0077】
<ハードウェア構成の例>
以下、本開示における判定装置の各機能構成がハードウェアとソフトウェアとの組み合わせで実現される場合について説明する。
【0078】
図11は、コンピュータのハードウェア構成を例示するブロック図である。本開示における情報処理装置は、図に示すハードウェア構成を含むコンピュータ500により上述の機能を実現できる。コンピュータ500は、スマートフォンやタブレット端末などといった可搬型のコンピュータであってもよいし、PCなどの据え置き型のコンピュータであってもよい。コンピュータ500は、各装置を実現するために設計された専用のコンピュータであってもよいし、汎用のコンピュータであってもよい。コンピュータ500は、所定のプログラムをインストールされることにより、所望の機能を実現できる。
【0079】
コンピュータ500は、バス502、プロセッサ504、メモリ506、ストレージデバイス508、入出力インタフェース510(インタフェースはI/F(Interface)とも称される)およびネットワークインタフェース512を有する。バス502は、プロセッサ504、メモリ506、ストレージデバイス508、入出力インタフェース510、およびネットワークインタフェース512が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ504などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。
【0080】
プロセッサ504は、CPU、GPUまたはFPGAなどの種々のプロセッサである。メモリ506は、RAM(Random Access Memory)などを用いて実現される主記憶装置である。
【0081】
ストレージデバイス508は、ハードディスク、SSD、メモリカード、またはROM(Read Only Memory)などを用いて実現される補助記憶装置である。ストレージデバイス508は、所望の機能を実現するためのプログラムが格納されている。プロセッサ504は、このプログラムをメモリ506に読み出して実行することで、各装置の各機能構成部を実現する。
【0082】
入出力インタフェース510は、コンピュータ500と入出力デバイスとを接続するためのインタフェースである。例えば入出力インタフェース510には、キーボードなどの入力装置や、ディスプレイ装置などの出力装置が接続される。
【0083】
ネットワークインタフェース512は、コンピュータ500をネットワークに接続するためのインタフェースである。
【0084】
以上、本開示におけるハードウェア構成の例を説明したが、上述の実施形態は、これに限定されるものではない。本開示は、任意の処理を、プロセッサにコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
【0085】
上述の例において、プログラムは、コンピュータに読み込まれた場合に、実施形態で説明された1またはそれ以上の機能をコンピュータに行わせるための命令群(またはソフトウェアコード)を含む。プログラムは、非一時的なコンピュータ可読媒体または実体のある記憶媒体に格納されてもよい。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体または実体のある記憶媒体は、random-access memory(RAM)、read-only memory(ROM)、フラッシュメモリ、solid-state drive(SSD)またはその他のメモリ技術、CD-ROM、digital versatile disc(DVD)、Blu-ray(登録商標)ディスクまたはその他の光ディスクストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージまたはその他の磁気ストレージデバイスを含む。プログラムは、一時的なコンピュータ可読媒体または通信媒体上で送信されてもよい。限定ではなく例として、一時的なコンピュータ可読媒体または通信媒体は、電気的、光学的、音響的、またはその他の形式の伝搬信号を含む。
【0086】
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
【符号の説明】
【0087】
1 情報処理システム
10 情報処理装置
20 情報処理装置
110 質問処理部
120 推定部
130 選択要求部
140 受付部
150 表示部
160 通信部
190 記憶部
200 情報管理装置
210 通信部
220 個人情報取得部
230 広告送信部
240 マッチング部
250 制御部
290 記憶部
300 サービス提供装置
310 通信部
320 制御部
390 データベース
500 コンピュータ
502 バス
504 プロセッサ
506 メモリ
508 ストレージデバイス
510 入出力インタフェース
512 ネットワークインタフェース
N1 ネットワーク