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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024030991
(43)【公開日】2024-03-07
(54)【発明の名称】開口部建材の製造方法
(51)【国際特許分類】
   E06B 1/58 20060101AFI20240229BHJP
【FI】
E06B1/58
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022134263
(22)【出願日】2022-08-25
(71)【出願人】
【識別番号】000175560
【氏名又は名称】三協立山株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000626
【氏名又は名称】弁理士法人英知国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】高嶋 信一
【テーマコード(参考)】
2E011
【Fターム(参考)】
2E011JA02
2E011KA02
2E011KD25
2E011KD28
2E011KG04
2E011KG05
(57)【要約】      (修正有)
【課題】躯体開口に開口部建材を取り付ける作業効率性を高める。
【解決手段】開口部建材の製造方法は、圧縮可能な装填材を包装材により圧縮状態で密封梱包した装填部材を用意する工程、開口部建材は枠体を備えており、開口部建材を躯体開口に対して取付具により本固定する工程、装填部材を、本固定前または本固定後に枠体の外側又は躯体開口の内側に配設する工程、装填部材の密封を解除して、装填材を膨張させて枠体と躯体開口の間の空間の少なくとも一部を膨張させた装填材で塞ぐ工程を含む。
【選択図】図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
圧縮可能な装填材を包装材により圧縮状態で密封梱包した装填部材を用意する工程、
開口部建材は枠体を備えており、開口部建材を躯体開口に対して取付具により本固定する工程、
装填部材を、本固定前または本固定後に枠体の外側又は躯体開口の内側に配設する工程、
装填部材の密封を解除して、装填材を膨張させて枠体と躯体開口の間の空間の少なくとも一部を膨張させた装填材で塞ぐ工程を含む開口部建材の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、躯体開口に開口部建材を取り付ける製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、躯体開口に開口部建材を取り付ける各種工程の一つに、躯体開口と開口部建材の枠との間の空間を断熱性、吸音性、遮音性等の機能を有する材料により塞ぐ工程がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
躯体開口に開口部建材を取り付ける各種工程では、前述の材料の充填作業に時間や労力がかかっていた。
この工程によって、躯体開口に開口部建材を取り付ける作業効率性を悪化させる要因となっていた。
このため、躯体開口に開口部建材を取り付ける作業効率性を高めることが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前述の課題を解決するために請求項1記載による開口部建材の製造方法は、圧縮可能な装填材を包装材により圧縮状態で密封梱包した装填部材を用意する工程、開口部建材は枠体を備えており、開口部建材を躯体開口に対して取付具により本固定する工程、装填部材を、本固定前または本固定後に枠体の外側又は躯体開口の内側に配設する工程、装填部材の密封を解除して、装填材を膨張させて枠体と躯体開口の間の空間の少なくとも一部を膨張させた装填材で塞ぐ工程を含む。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、前述の構成により、躯体開口に開口部建材を取り付ける作業効率性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】本発明に係る製造方法で製造された開口部建材の内観正面図である。
図2】(a)は、図1において上横枠2b側の取付具4aが無い部分での拡大縦断面図、(b)は、図1において上横枠2b側の取付具4a部分での拡大縦断面図である。
図3】(a)は図1において下横枠2c側の取付具4b、4cが無い部分での拡大縦断面図、(b)は、図1において下横枠2c側の取付具4b部分での拡大縦断面図、(c)は、図1において下横枠2c側の取付具4c部分での拡大縦断面図である。
図4】本発明に係る製造方法で用いられる装填部材の構成を示し、(a)は、装填部材の平面図、(b)は、(a)の横断面図、(c)は、装填部材の他の例の平面図である。
図5】本発明に係る製造方法の工程2の窓枠取り付け工程を示す内観正面図である。
図6】(a)は図6において上横枠2b側の取付具4a部分での拡大縦断面図、(b)は、図6において下横枠2b側の取付具4b部分での拡大縦断面図、(c)は、図6において下横枠2b側の取付具4c部分での拡大縦断面図である。
図7】本発明に係る製造方法の工程3の装填部材の装填工程を示す内観正面図である。
図8】(a)~(c)は、本発明に係る製造方法の工程3~5を示す図であり、図7において上横枠2b側の取付具4aが無い部分での拡大縦断面図である。
図9】(a)~(c)は、本発明に係る製造方法の工程3~5を示す図であり、図7において上横枠2b側の取付具4a部分での拡大縦断面図である。
図10】(a)~(c)は、本発明に係る製造方法の工程3~5を示す図であり、図7において下横枠2c側の取付具4b、4cが無い部分での拡大縦断面図である。
図11】(a)~(c)は、本発明に係る製造方法の工程3~5を示す図であり、図7において下横枠2c側の取付具4b部分での拡大縦断面図である。
図12】(a)~(c)は、本発明に係る製造方法の工程3~5を示す図であり、図7において下横枠2c側の取付具4c部分での拡大縦断面図である。
図13】(a)~(c)は、装填部材の配設構成の他の例1で配設した状態での本発明に係る製造方法の工程3~5を示す図であり、下横枠2c側の取付具4b、4cが無い部分での拡大縦断面図である。
図14】(a)~(c)は、装填部材の配設構成の他の例2で配設した状態での本発明に係る製造方法の工程3~5を示す図であり、下横枠2c側の取付具4b、4cが無い部分での拡大縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態の開口部建材の製造方法を説明する。
以下の説明で、異なる図における同一符号は同一機能の部位を示しており、各図における重複説明は適宜省略する。
【0008】
本実施形態の製造方法では、図1に示す引き違い窓としての開口部建材1について説明するが、開口部建材1は、引き違い窓に限るものではなく、枠体を有する構造のものであればよい。
【0009】
(開口部建材の基本構造)
最初に、躯体aの躯体開口a1に取り付けられた開口部建材1の基本構造を説明する。 図1に示すように、開口部建材1は、枠体2と、枠体2内にスライド自在に支持された左右2枚の障子3を備えており、枠体2の外周と躯体aの躯体開口a1の内周との間の空間sに所定の位置で介在された取付具4a、4b、4cにより取り付けられている。
枠体2は、左右の縦枠2aと、上横枠2bと、下横枠2cによって、四方を囲むように形成され、枠体2の内周側に障子3がスライド自在に支持されている。
取付具4aは、縦枠2a及び上横枠2b用のものであり、取付具4bは、下横枠2c用のものであり、取付具4cは、下横枠2c用のものであって、高さの調整機能を有するものである。
空間sには、図1図3に示すように、装填材5が充満するように装填され、空間sから露出する部分にテープbを貼り付けて露出する装填材を隠している。
装填材5は、断熱性、吸音性、遮音性等を確保するのに用いられるものであり、素材としては、容易に圧縮できると共に、圧縮から元の形状に戻るように膨らむものである。
このような素材として、例えば、柔軟な繊維により作られた不織布やスポンジ等の発泡材等を挙げることができる。
【0010】
(開口部建材の製造方法)
次に、図4図12を参照して前述の開口部建材1の製造方法を説明する。
[工程1:図4参照]
工程1は、前述した素材からなる圧縮及び膨らむ装填材5を包装材6により圧縮状態で密封梱包した装填部材7を用意する工程である。
装填部材7は、装填材5を予めポリエチレン等を用いて規定化した形状の包装材6に装填封入し、減圧を施して圧縮小型化したものであり、開口部建材1と共に建築現場へ搬入する。
装填部材7は、装填位置に応じて規定化された形状のものを各種用意する
装填部材7の形状例としては、以下のサイズのものが例示できる。

装填位置(ア)の上横枠側及び竪枠側用:幅約70mm×厚さ(減圧時 20~30mm)×長さ 約400mm(以下「特大サイズ」という)。
装填位置(イ)の下横枠側:幅約70mm×厚さ(減圧時 20~30mm)×長さ 約200mm(以下「大サイズ」という)。
装填位置(ウ)の端部コーナー用:幅約70mm×厚さ(減圧時 20~30mm)×長さ 約100mm(以下「中サイズ」という)
装填位置(エ)の取付具側用:巾 約30mm×厚さ(減圧時 10~20mm)×長さ 約100mm(以下「小サイズ」という)。

端部コーナー用の装填部材7の他の例として、図4(c)に示すように、装填材5のコーナー部分を直角に切り欠いて、装填位置の端部コーナーの形状に対応させたものとしてもよい。
また、端部コーナー用の装填部材7の他の例として、90度曲折した装填部材であってもよい(図示せず)。
また、端部コーナー用の装填部材7として、装填材5のコーナー部分を45度に切り欠いいたもの(図示せず)、装填材5を三角形状にしたもの(図示せず)が例示できる。
【0011】
[工程2:図5図6(a)~(c)参照]
工程2は、開口部建材1を躯体開口a1に対して取付具4a~4cにより固定する工程である。
本実施形態における工程2での取付具4a~4cによる開口部建材1の固定は、本固定であり、本固定後に後述の工程3での装填部材7の装填作業が行われる。
工程3での装填部材7の装填作業は、取付具4a~4cによる開口部建材1の本固定前に行ってもよい。
【0012】
ここで、取付具4aは、金属製のものであり、躯体開口a1の内周側に設けられる躯体側固定部材40aと、枠側固定部材41aとを備えている。
躯体側固定部材40aは、凸形状のものであり、コンクリートアンカー42aにより、凸側を下向きとして躯体開口a1に固定されている。
枠側固定部材41aは、凹形状のものであり、上横枠2bに対して凹凸係合により、開口側を上向きとして取り付けられている。
躯体側固定部材40aに対して枠側固定部材41aは、上下方向でスライド自在に凹凸係合されており、高さの調整機能を有する取付具4cの高さ調整に伴う開口部建材1の上下動を吸収することができるようになっている。
この取付具4aは、竪枠側にも同じものが使用されるが、この場合、躯体側固定部材40aの凸方向が左右方向となり、枠側固定部材41aの開口側が左右方向となる(図示せず)。
すなわち、開口部建材1を躯体開口a1に配置するときの開口部建材1の左右方向の調整を行うことができる。
【0013】
取付具4bは、金属製のものであり、躯体開口a1の内周側に設けられる躯体側固定部材40bと、枠側固定部材41bとを備えている。
躯体側固定部材40bは、凸形状のものであり、コンクリートアンカー42bにより、凸側を上向きとして凸躯体開口a1に固定されている。
枠側固定部材41bは、凹形状のものであり、下横枠2cに対して凹凸係合により、開口側を下向きとして取り付けられている。
躯体側固定部材40bに対して枠側固定部材41bは、上下方向でスライド自在に凹凸係合されており、高さの調整機能を有する取付具4cの高さ調整に伴う開口部建材1の上下動に対応できるようになっている。
【0014】
取付具4cは、金属製のものであり、高さ調整具40cと、高さ調整具40cを連結した枠側固定部材41cとを備えている。
高さ調整具40cは、ボルト・ナットで構成されており、枠側固定部材41cに回転不能に設けられたナット400に下方からボルト401がねじ込まれ、ボルト401の頭が躯体開口a1に載るようにされている。
この高さ調整具40cは、ボルト401を回転させることによる高さ調整であるので、作業は容易であるにも関わらず、開口部建材1の高さの位置決めを高精度にすることができる。
【0015】
(工程3:図1図8図12参照)
工程3は、装填部材7を枠体2の外周と躯体aの躯体開口a1の内周との間の空間sの所定の位置に配設する工程である。
本実施形態では、装填部材7の装填は、各装填位置(ア)~(エ)の形態に合わせて、躯体開口a1、枠体2、取付具4a~4cに装填する。
装填部材7の装填保持方法は、各装填位置(ア)~(エ)において、躯体開口a1、枠体2、取付具4a~4cに剥離紙(両面テープ)等(図示せず)を用いて装填保持する、枠体2の竪枠2a、上横枠2b、下横枠2cに対して紐等で結わいて装填保持する等が挙げられ、各装填位置(ア)~(エ)の形態に合わせて適宜選択する。
装填部材7の装填保持方法は、各装填位置(ア)~(エ)において装填部材7を保持できると共に、装填材5の膨張を妨げない方法であれば前述の方法に限らない。
取付具4a、4bによる固定が本固定でない場合には、装填部材7の装填後に取付具4a、4bの本固定を行う。
【0016】
図7及び図8(a)に示すように、竪枠2a側及び上横枠2b側の最も範囲の大きい装填位置(ア)には、特大サイズの装填部材7を配設する。
また、図7及び図10(a)に示すように、下横枠2c側の装填位置(イ)には、大サイズの装着部材7を配設する。
すなわち、装填位置(ア)(イ)に配設する場合には、この位置に合うように規定化された特大サイズまたは大サイズの装填部材7を取付具4a、4b、4cの左右に配設すればよいので、配設作業が容易である。
図7に示すように、端部コーナーの装填位置(ウ)には、中サイズの装填部材7を端部コーナーの縦横に一つずつ配設する。
すなわち、装着位置(ウ)に配設される装填部材7は、この位置に対応するように規定化された中サイズの装填部材7を端部コーナーの縦横に一つずつ配設すればよいので、配設作業が容易である。
また、装着位置(ウ)に配設される装填部材7を、前述した図4(c)に示すもの、装填材5のコーナー部分を45度に切り欠いいたもの、90度曲折させたもの、装填材5のコーナー部分を45度に切り欠いいたもの、装填材5を三角形状にしたもののように、端部コーナーに対応させたものとすることで、一つの装填部材7で配設が完了するため、配設作業が容易である上に、迅速に行うことができる。
図7及び図8(a)、図9(a)、図11(a)、図12(a)に示すように、取付具4a、4b、4c部分の装填位置(エ)には、小サイズの装填部材7を配設する。
装填部材7を各装填位置(ア)~(エ)に装填する際には、均一に配設されるように行い、装填材5の膨張後に隙間が生じないようにする。
【0017】
取付具4a、4b、4c部分の装填位置(エ)においては、小サイズの装填部材7を室内側と室外側にそれぞれ一つずつ配設することで、装填材5の膨張時に取付具4a、4b、4cによって狭くなった空間sに、入り込ませることができる。
すなわち、図示するように、取付具4cの高さ調整具40cのボルト401を境にして室外側と室内側の枠側固定部材41cの下方に装填部材7を一つずつ装填する(工程3)。
このような装填形態とした場合、図14(b)に示すように、二つの装填材5が膨張して空間sを塞ぐと共に、ボルト401を巻き込むように装填材5同士が当接して接合する(後述の工程4)。
そして、図14(c)に示すように、露出した装填材5をテープbにより隠す(工程5)。
このような装填部材7の装填工程においても、前述した実施形態と同じ効果を得ることができる。
【0018】
(工程4:図7図12参照)
工程4は、装填部材7の密封を解除して、装填材5を膨張させて枠体2と躯体開口a1の間の空間sを膨張させた装填材5で塞ぐ工程である。
装填部材7の密封解除は、装填部材7が各装填位置(ア)~(エ)に全箇所装着され均一に配置されたことを確認後、室内側より針やカッターまたは熱により、装填部材7の包装材6を破ることで、装填部材7の密封を解除する。
装填部材7の密封が解除されると、図1図8(b)、図9(b)、図10(b)、図11(b)、図12(b)に示すように、装填材5が圧縮状態から膨張し、膨張した装填材5により各装填位置(ア)~(エ)の空間sが密閉状に塞がれる。
このとき、各装填材5同志の接合部を棒状のものでなじませながら、枠体2の室内側の見込み面に揃うようにする。
【0019】
(工程5:図8図12参照)
工程5は、装填材5で各装填位置(ア)~(エ)の空間sが塞がれた後、室内側で露出した装填材5部分の全周をテープ(剥離紙等)bにより隠す仕上げ工程である。
この工程5の終了後、開口部建材1の製造方法の一連の工程が終了する。
【0020】
そして、工程1~工程5により、装填材5の装填が完了し、以後、テープbを下地として、壁材を含めて、残熱材を吹込み内装仕上げ工程が行われる(図示せず)。
【0021】
このような製造方法によると、工程2により、溶接を行うことなく開口部建材1を躯体開口部に配置することができる。
工程3により、各装填位置(ア)~(エ)に装填部材7を装填し、工程4により、装填部材7の密封解除をすることで、自動的に装填材5の装填ができる。
さらに、溶接作業が不要であるので、枠体2に障子3をはめ込んだ状態で各工程の作業を行うことができる。
すなわち、本実施形態の製造方法は、溶接作業やモルタル等で隙間sに充填する作業が必要な製造方法に比べて、極めて容易な方法作業であり、迅速に行うことができる製造方法である。
したがって、躯体開口a1に開口部建材1を取り付ける作業効率性を高めることができる。
また、解体時においては、リサイクルユースや分別廃棄が容易であるので、環境にやさしいものとなる。
【0022】
[装填部材の配設構成の他の例1]
装填部材7の配設構成の他の例1として、図13(a)に示すように、装填部材7の一つを躯体開口a1の室外側寄りに配設し、もう一つを上横枠2bの外周に室内側寄りに配設して、室外側と室内側にそれぞれ一つずつの装填部材7を装填する(工程3)。
このような配設構成とした場合、図13(b)に示すように、二つの装填材5が膨張して空間sを塞ぐと共に、装填材5同士が当接して接合する(工程4)。
そして、図13(c)に示すように、露出した装填材5をテープbにより隠す(工程5)。
このような装填部材7の配設構成の他の例1によっても、前述した実施形態と同じ効果を得ることができる。
【0023】
[装填部材の装填形態の他の例2]
図14は、装填部材の装填形態の他の変形例を示す。
この変形例は、図14(a)に示すように、装填部材7を下横枠2cの外周に配設する。 このような配設形態とした場合、図14(b)に示すように、装填材5が膨張して空間sを塞ぐ。
そして、図14(c)に示すように、露出した装填材5をテープbにより隠す(工程5)。
このような装填部材7の配設構成の他の例2によっても、前述した実施形態と同じ効果を得ることができる。
【0024】
以上、本発明に係る実施形態について、図面を参照して詳述し、多様な変更可能な態様を説明してきたが、具体的な構成は、これらの実施の態様に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0025】
また、前述の実施例および多様な態様は、その目的および構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用して組み合わせることが可能である。
【符号の説明】
【0026】
1:開口部建材
2:枠体
4a:取付具
4b:取付具
4c:取付具
5:装填材
6:包装材
7:装填部材
a:躯体
a1:躯体開口
s:空間
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14