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特開2024-31025マウスピース型歯ブラシ及びマウスピース型電動歯ブラシ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024031025
(43)【公開日】2024-03-07
(54)【発明の名称】マウスピース型歯ブラシ及びマウスピース型電動歯ブラシ
(51)【国際特許分類】
   A61C 17/22 20060101AFI20240229BHJP
   A46B 5/00 20060101ALI20240229BHJP
【FI】
A61C17/22 G
A46B5/00 A
A61C17/22
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022134312
(22)【出願日】2022-08-25
(71)【出願人】
【識別番号】520173222
【氏名又は名称】株式会社西尾
(74)【代理人】
【識別番号】100125265
【弁理士】
【氏名又は名称】貝塚 亮平
(72)【発明者】
【氏名】西尾 秀俊
【テーマコード(参考)】
3B202
【Fターム(参考)】
3B202AA06
3B202AA07
3B202BA09
3B202BD01
3B202BE10
3B202CB10
3B202EA01
(57)【要約】
【課題】汎用性を有して製造コストの低減を図ることができるとともに、カスタマイズ化や経時的な歯列の歪みにも対応できるマウスピース型歯ブラシを提供する。
【解決手段】マウスピース型歯ブラシ2Aは、U字状の本体部4と、本体部4の上面に形成された複数の小孔12と、これらの小孔12に着脱自在に装着された複数の小ブラシ体8と、本体部4に一体に形成された持手部10と、を備えている。小ブラシ体8は一部の小孔12を除いて標準の歯並びに対応するように配置されており、使用者個々の歯列との位置ずれがあった場合には小ブラシ体8の配置位置を適宜変えてカスタマイズ化する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上顎の歯列及び/又は下顎の歯列に沿う形状の本体部と、
前記歯列に対向するように前記本体部に着脱自在に配置され、複数本の毛が植毛された複数の小ブラシ体と、
を備えていることを特徴とするマウスピース型歯ブラシ。
【請求項2】
前記小ブラシ体が、前記歯列に沿って略等間隔に且つ前記歯列と交差する方向に複数列をなすように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のマウスピース型歯ブラシ。
【請求項3】
前記本体部に複数の小孔が形成され、前記小ブラシ体を前記小孔に挿入して固定するための軸部を有し、前記小孔の数が前記小ブラシ体の数よりも多いことを特徴とする請求項2に記載のマウスピース型歯ブラシ。
【請求項4】
前記本体部に複数の凸部が形成され、前記小ブラシ体を前記凸部に嵌合して固定するための嵌合凹部を有し、前記凸部の数が前記小ブラシ体の数よりも多いことを特徴とする請求項2に記載のマウスピース型歯ブラシ。
【請求項5】
前記本体部が手で持つための持手部を有していることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のマウスピース型歯ブラシ。
【請求項6】
前記持手部が振動駆動源に接続可能な構成を有していることを特徴とする請求項5に記載のマウスピース型歯ブラシ。
【請求項7】
振動駆動源と、
前記振動駆動源に前記持手部を介して接続された請求項6に記載のマウスピース型歯ブラシと、
を備えていることを特徴とするマウスピース型電動歯ブラシ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯列全体を同時に磨くことができるマウスピース型歯ブラシ及びマウスピース型電動歯ブラシに関する。
【背景技術】
【0002】
この種の歯ブラシは、例えば、マウスピース状の本体部に植毛した構成を有しており、歯列全体に覆い被せて使用される。本体部を手で動かしたり振動駆動源に接続して振動させたりすることで歯列全体を同時に磨くことができる。手が不自由な人でも上下の歯で噛むことにより歯列全体の歯磨きが可能となる利点も有している。しかしながら、上顎や下顎の骨格の違い等の要因により歯列形状や歯並びの状態は人それぞれであり、汎用的に製造されたマウスピース型歯ブラシが、歯垢除去等の観点から誰にでも好適にフィットするとは限らない。
【0003】
この問題に対処すべく、特許文献1には、植毛の形状、寸法、分布密度等を個々の使用者の歯列及び歯茎形状の測定データに基づいて決定し、そのデータを基に3Dプリンタで作製するマウスピース型歯ブラシが提案されている。すなわち、マウスピース型歯ブラシのカスタマイズ化である。測定データは、CTスキャン等により得られた歯列及び歯茎の3次元画像を用いて決定されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2022-63101号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のマウスピース型歯ブラシによれば、個々の使用者の歯列及び歯茎形状の測定データに基づいて植毛の形状や分布密度等が決定されているので、使用者個々の歯列の特徴に適合した高精度なフィット構成となり、歯垢除去等の歯磨き機能を高めることができる。
【0006】
しかしながら、個人の測定データに基づいて作製する必要があるので、データ取得のための拘束時間が必要となるとともに、カスタマイズ化であるが故に汎用性が低く、製造コストの上昇に繋がり易い。さらに、経時的に歯列の歪みが生じた場合には、測定データの取り直しが必要となる。
【0007】
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、汎用性を有して製造コストの低減を図れるとともに、カスタマイズ化や経時的な歯列の歪みにも対応できるマウスピース型歯ブラシ及びマウスピース型電動歯ブラシを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明のマウスピース型歯ブラシ(2A~2D)は、上顎の歯列及び/又は下顎の歯列に沿う形状の本体部(4)と、歯列に対向するように本体部(4、22、24)に着脱自在に配置され、複数本の毛(6)が植毛された複数の小ブラシ体(8、28)と、を備えていることを特徴とする。
【0009】
本発明に係るマウスピース型歯ブラシによれば、汎用性を有して製造コストの低減を図れるとともに、小ブラシ体の配置を任意に変えることにより、使用者個々の歯並びにフィットしたカスタマイズ化が可能となり、経時的な歯列の歪みにも対応できる。
【0010】
また、上記マウスピース型歯ブラシ(2A~2D)では、小ブラシ体(8、28)が、歯列に沿って略等間隔に且つ歯列と交差する方向に複数列をなすように配置されていることを特徴とする。これによれば、標準の歯並びに対応した汎用構成とすることができ(低コスト化)、且つ、小ブラシ体の配置を任意に変えることにより使用者個々の歯並びに対応したカスタマイズ化を容易に図ることができる。
【0011】
また、上記マウスピース型歯ブラシ(2A~2D)では、本体部(4、22、24)に複数の小孔(12)が形成され、小ブラシ体(8、28)を小孔(12)に挿入して固定するための軸部(16)を有し、小孔(12)の数が小ブラシ体(8、28)の数よりも多いことを特徴とする。これによれば、使用者個々の歯並びの状態に応じて小ブラシ体を容易に配置替えすることができ、歯磨きに実質寄与しない小ブラシ体の存在を低減することができる。
【0012】
また、上記マウスピース型歯ブラシ(2A~2D)では、本体部(4、22、24)に複数の凸部(26)が形成され、小ブラシ体(28)を凸部(26)に嵌合して固定するための嵌合凹部(30)を有し、凸部(26)の数が小ブラシ体(28)の数よりも多いことを特徴とする。これによれば、使用者個々の歯並びの状態に応じて小ブラシ体を容易に配置替えすることができ、歯磨きに実質寄与しない小ブラシ体の存在を低減することができる。
【0013】
また、上記マウスピース型歯ブラシ(2A~2D)では、本体部(4、22、24)が手で持つための持手部(10)を有していることを特徴とする。これによれば、片手で持って全体を動かすことができ、歯磨き動作の容易化を図ることができる。
【0014】
また、上記マウスピース型歯ブラシ(2A~2D)では、持手部(10)が振動駆動源(34)に接続可能な構成を有していることを特徴とする。これによれば、電動歯ブラシ化を任意且つ容易に実現できる。
【0015】
また、本発明のマウスピース型電動歯ブラシ(32)は、振動駆動源(34)と、該振動駆動源(34)に持手部(10)を介して接続されたマウスピース型歯ブラシ(2A~2Dのいずれか)と、を備えていることを特徴とする。これによれば、少ない労力で歯磨きを自動的に行うことができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、汎用性を有して製造コストの低減を図ることができるとともに、カスタマイズ化や経時的な歯列の歪みにも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の第1実施形態に係るマウスピース型歯ブラシの斜視図である。
図2図1で示したマウスピース型歯ブラシの小ブラシ体を装着しない状態を示す分解斜視図である。
図3図1における図2のX1-X1線の位置での断面図である。
図4図1における図2のX2-X2線の位置での断面図で、(a)は標準配置の小ブラシ体に対して奥歯の位置がずれている状態を示す図、(b)は外側の小ブラシ体を内側に配置替えして奥歯にフィットさせた状態を示す図である。
図5】第2実施形態に係るマウスピース型歯ブラシにおける図4相当図である。
図6】第3実施形態に係るマウスピース型歯ブラシにおける図4相当図である。
図7】第4実施形態に係るマウスピース型歯ブラシにおける図4相当図である。
図8】第5実施形態に係るマウスピース型電動歯ブラシを示す概要平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0019】
[第1実施形態]
図1に示すように、本実施形態に係るマウスピース型歯ブラシ2Aは、上顎の歯列に沿う形状の本体部4と、上顎の歯列に対向するように本体部4に着脱自在に配置され、複数本の毛6が植毛された複数の小ブラシ体8と、本体部4に一体に形成され、手で持つための持手部10と、を備えている。持手部10は後述する振動駆動源34(図8参照)に接続可能な構成を有しており、マウスピース型歯ブラシ2Aは手動、電動(自動)の両方での歯磨きが可能な構成となっている。
【0020】
図2に示すように、本体部4は平面視で凹状ないしU字状の形状を有しており、上顎の歯列に対向する面である上面4aには、一定の径及び深さを有する複数の小孔12が該歯列に沿って略等間隔に且つ該歯列と交差する方向(ここでは略直交)に複数列をなすように形成されている。本実施形態では小孔12は、歯列の前歯領域Ftでは2列に、左右の奥歯領域Rt1、Rt2では3列に形成されている。
【0021】
小ブラシ体8は、複数本の毛(ブラシの構成単位)6が植毛された円板状の植毛台14と、植毛台14の下面中央に一体に形成され、小孔12に挿入して固定するための軸部16と、を備えている。小孔12の径の大きさは、軸部16をきつめに挿入して小ブラシ体8を本体部4にしっかりと固定できる程度、換言すれば使用者が手で着脱操作できる軽圧入の程度に設定されている。各小孔12に小ブラシ体8を装着することにより、図1に示すように、小ブラシ体8が、上顎の歯列に沿って略等間隔に且つ該歯列と交差する方向に複数列をなすように配置されている。
【0022】
左右の奥歯領域Rt1、Rt2における小孔12の列L1、L2、L3のうち最も内側の列L3の各小孔12には小ブラシ体8が装着されていない。これにより、小孔12の数が小ブラシ体8の数よりも多くなっている。列L1、L2は標準的な歯列に対応する位置であり、列L3は標準的な位置からずれた歯(使用者個々の特徴に基づく歯)に対応するための是正列である。
【0023】
図3は、図1における図2のX1-X1線の位置(前歯領域Ft)での断面図である。前歯18は標準的な歯列からずれる可能性は低く、標準的な歯列に対応して配置された小ブラシ体8が好適にフィットする。しかしながら、図1における図2のX2-X2線の位置(奥歯領域Rt2)での断面図である図4(a)に示すように、奥歯20の場合には個人差が出る場合が多く、標準的な歯列からずれることがある。この場合には、図4(b)に示すように、列L1の小孔12に装着されている小ブラシ体8を取り外して列L3の小孔12に装着すれば、2つの小ブラシ体8が奥歯20に好適にフィットし、歯垢除去等の歯磨き機能を高めることができる。左側の奥歯領域Rt1においても同様のカスタマイズ化が可能である。
【0024】
持手部10を片手で持って、マウスピース型歯ブラシ2Aを上顎の歯列に当てた状態で例えば前後、左右、上下に小刻みに動かすことで歯磨きを行うことができる。手が不自由な使用者であっても、上顎の歯列と下顎の歯列でマウスピース型歯ブラシ2Aを噛み挟むことにより歯磨きを行うことができる。
【0025】
このように、本実施形態に係るマウスピース型歯ブラシ2Aによれば、使用者個々の歯列の状態変化に合わせて小ブラシ体8の装着位置を変えるという簡単な操作で使用者個々に対応したカスタマイズ化を実現できる。使用前の基本的な構成は標準的な歯列に対応したものであるため汎用性があり、大量生産が可能でコスト低減にも寄与する。すなわち、マウスピース型歯ブラシ2Aによれば、汎用性(低コスト化)とカスタマイズ化の両立を図ることができる。全ての小孔12に小ブラシ体8を装着したものを基本構成とし、使用者個々の歯列の状態変化に合わせて不要又は邪魔となる小ブラシ体8を取り外すことによりカスタマイズ化するようにしてもよい。この場合、取り外した小ブラシ体8は、毛6が摩耗した場合の交換用としてストックしておけばよい。また、前歯領域Ftも3列とし、前歯の標準的な歯列に対する位置ずれにも対応できる構成としてもよい。マウスピース型歯ブラシ2Aは、下向きにして下顎の歯列に対応した歯ブラシとして使用することも可能である。
【0026】
[第2実施形態]
図5を参照して第2実施形態を説明する。なお、第1実施形態と同一又は同一と見做せる部分は同一符号で示し、構成上及び機能上の重複説明は適宜省略する(以下の他の実施形態において同じ)。
【0027】
第1実施形態におけるマウスピース型歯ブラシ2Aは、上顎の歯列に対応する構成であったが、本実施形態に係るマウスピース型歯ブラシ2Bは、上顎の歯列と下顎の歯列に同時に対応可能な構成を有している。すなわち、本体部4の下顎の歯列に対向する面である下面4bには、上面4aと同様の配置形態で小孔12が複数形成され、内側の列L3の小孔12を除いて小ブラシ体8が装着されている。マウスピース型歯ブラシ2Bを上顎の歯列と下顎の歯列で噛み挟んだ状態でマウスピース型歯ブラシ2B全体を動かすことにより、上下の歯列の歯磨きを同時に行うことができる。小ブラシ体8の配置を使用者個々の歯並びの状態に応じて変えることにより、上顎の歯列と下顎の歯列に個別に対応したカスタマイズ化が可能となる。
【0028】
[第3実施形態]
図6を参照して第3実施形態を説明する。本実施形態に係るマウスピース型歯ブラシ2Cは、本体部22が断面U字状(樋状)に形成されており、文字通りマウスピース型となっている。本体部22の底面22aは肉厚に形成されており、該底面22aに複数の小孔12が形成されて小ブラシ体8が装着されている。図6に示す使用状態は上顎の歯列に対応したものであるが、下向きにすれば下顎の歯列に対応した歯ブラシとして使用することも可能である。
【0029】
[第4実施形態]
図7を参照して第4実施形態を説明する。本実施形態に係るマウスピース型歯ブラシ2Dは、第3実施形態と同様に本体部24が断面U字状(樋状)に形成されており、その底面24aには小孔12と同様の配置形態で複数の凸部26が形成されている。小ブラシ体28は、複数本の毛6が植毛された円板状の植毛台14と、植毛台14の下面中央に一体に形成され、凸部26に嵌合して固定するための筒状の嵌合凹部30と、を備えている。すなわち、第1~第3実施形態における小ブラシ体8の着脱自在な嵌合構成の逆態様である。この逆態様の嵌合構成は第1、第2に実施形態においても同様に実施することができる。
【0030】
[第5実施形態]
図8を参照して第5実施形態を説明する。本実施形態に係るマウスピース型電動歯ブラシ32は、電池内蔵タイプ又は充電タイプの振動駆動源34と、該振動駆動源34に持手部10を介して振動伝達可能に接続(連結)されたマウスピース型歯ブラシ2(2A~2Dのいずれか)と、を備えている。符号36は振動駆動源34側の接続ジョイントを、38は電源スイッチをそれぞれ示している。電源スイッチ38をオンにすると、持手部10を介して振動がマウスピース型歯ブラシ2に伝わり、少ない労力で歯磨きを行うことができる。図8では、マウスピース型歯ブラシ2における小ブラシ体8等の具体的構成を省略し、外観形状のみを示している。
【0031】
上記各実施形態におけるマウスピース型歯ブラシ2A~2Dの毛6を除く具体的な材質としては、PP(ポリプロピレン)、飽和ポリエステル樹脂、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)、ポリオレフィン、ポリウレタン、シリコン樹脂をはじめとする任意の樹脂材料を用いることができる。毛6の材質としては、ナイロン、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PP(ポリプロピレン)、飽和ポリエステル樹脂、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)、ポリオレフィン、ポリウレタン、シリコン樹脂をはじめとする任意の樹脂材料を用いることができる。なお、毛6とその他の構成要素との材質を同一としてもよい。
【0032】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変更が可能である。例えば小ブラシ体8の配置列は上記に限らず、4列以上としてもよく、整然とした列を形成せずにランダム配置としてもよい。本体部4や毛6の材質も上記に限定されない。また、上記各実施形態では個別に構成を説明したが、各実施形態間で特徴構成を相互に入れ替えて組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0033】
2A、2B、2C、2D マウスピース型歯ブラシ
4、22、24 本体部
6 毛
8、28 小ブラシ体
10 持手部
12 小孔
14 植毛台
16 軸部
26 凸部
30 嵌合凹部
32 マウスピース型電動歯ブラシ
34 振動駆動源
36 接続ジョイント
38 電源スイッチ
L1、L2、L3 列
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8