IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 矢崎エナジーシステム株式会社の特許一覧

<>
  • 特開-コネクタ、及び、ジョイントボックス 図1
  • 特開-コネクタ、及び、ジョイントボックス 図2
  • 特開-コネクタ、及び、ジョイントボックス 図3
  • 特開-コネクタ、及び、ジョイントボックス 図4
  • 特開-コネクタ、及び、ジョイントボックス 図5
  • 特開-コネクタ、及び、ジョイントボックス 図6
  • 特開-コネクタ、及び、ジョイントボックス 図7
  • 特開-コネクタ、及び、ジョイントボックス 図8
  • 特開-コネクタ、及び、ジョイントボックス 図9
  • 特開-コネクタ、及び、ジョイントボックス 図10
  • 特開-コネクタ、及び、ジョイントボックス 図11
  • 特開-コネクタ、及び、ジョイントボックス 図12
  • 特開-コネクタ、及び、ジョイントボックス 図13
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024031055
(43)【公開日】2024-03-07
(54)【発明の名称】コネクタ、及び、ジョイントボックス
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/52 20060101AFI20240229BHJP
【FI】
H01R13/52 302C
H01R13/52 302A
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022134351
(22)【出願日】2022-08-25
(71)【出願人】
【識別番号】501418498
【氏名又は名称】矢崎エナジーシステム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002000
【氏名又は名称】弁理士法人栄光事務所
(72)【発明者】
【氏名】廣谷 慶紀
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 慶吾
【テーマコード(参考)】
5E087
【Fターム(参考)】
5E087LL17
5E087LL33
5E087LL34
5E087MM05
5E087RR04
5E087RR11
5E087RR29
(57)【要約】
【課題】部品点数を削減しつつ、ハウジングと相手側ハウジングとの嵌合前における端子の保護、及び、屋内配線時における造営材等への固定が可能なコネクタ、及び、ジョイントボックスを提供すること。
【解決手段】コネクタ2は、相手側ハウジング7との嵌合可能な開口を有するハウジング4と、ハウジング4に収容される端子と、ハウジング4に組み付けられるカバー5と、を備えて、カバー5は、開口を塞ぐ閉位置と開口を塞がない開位置との間で変位可能に構成され、開位置にてコネクタ2を対象部材に固定可能な固定部23を有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
相手側ハウジングとの嵌合可能な開口を有するハウジングと、
前記ハウジングに収容される端子と、
前記ハウジングに組み付けられるカバーと、を備えたコネクタであって、
前記カバーは、
前記開口を塞ぐ閉位置と、前記開口を塞がない開位置と、の間で変位可能に構成され、
前記開位置にて当該コネクタを対象部材に固定可能な固定部を有する、
コネクタ。
【請求項2】
請求項1に記載のコネクタにおいて、
前記ハウジングは、ガイドレール部を有し、
前記カバーは、
当該カバーの前記閉位置と前記開位置との間の変位が可能なように、前記ガイドレール部に組み付けられる突出体を有する、
コネクタ。
【請求項3】
請求項1に記載のコネクタにおいて、
前記カバーは、
前記カバーの前記閉位置と前記開位置との間の変位が可能なように、前記ハウジングと当該カバーとを連結するヒンジ部を有する、
コネクタ。
【請求項4】
請求項1に記載のコネクタにおいて、
前記カバーは、
前記ハウジングと前記相手側ハウジングとが嵌合される際、前記相手側ハウジングと当接して、前記閉位置から前記開位置まで変位されるように構成される、
コネクタ。
【請求項5】
請求項1から請求項4の何れか一項に記載のコネクタと、前記相手側ハウジングを有する相手側コネクタと、を備えたジョイントボックス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタ、及び、ジョイントボックスに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、玄関や居間や寝室等の各部屋別にユニット化した部屋ユニットを住宅メーカーの工場で製造し、これらを施工現場で施主の希望や敷地形状に応じて組み付けることにより、一つの部屋が出来上がるようなプレハブ住宅工法が知られている。プレハブ住宅工法においては、各部屋ユニット別の配線も予め工場内で行われるようになっており、この配線によって屋内配線作業の簡素化を達成することができるようになっている。従来から、屋内配線作業の簡素化を達成するため、ジョイントボックスを備えた屋内配線用ユニットケーブルが用いられている。
【0003】
この従来のジョイントボックスは、オス端子及びオス端子を収容するオスハウジングを有するオスコネクタと、メス端子及びメス端子を収容するメスハウジングを有するメスコネクタと、を備えて構成されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2017-208247号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、端子保護の観点から、オスコネクタとメスコネクタとの嵌合前において、オスコネクタ及びメスコネクタの嵌合部(即ち、開口)が保護される必要がある。このため、従来のジョイントボックスは、例えば保護キャップを備えて、保護キャップによって開口を塞いでいる。このジョイントボックスを例えば造営材等に固定する際、オスコネクタ、メスコネクタ、及び保護キャップのほかにブラケット等の固定部材を準備する場合があった。この場合、従来のジョイントボックスは、部品点数が増加する傾向にあった。
【0006】
本発明は、上述した状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、部品点数を削減しつつ、ハウジングと相手側ハウジングとの嵌合前における端子の保護、及び、屋内配線時における造営材等への固定が可能なコネクタ、及び、ジョイントボックスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記を特徴としている。
【0008】
相手側ハウジングとの嵌合可能な開口を有するハウジングと、
前記ハウジングに収容される端子と、
前記ハウジングに組み付けられるカバーと、を備えたコネクタであって、
前記カバーは、
前記開口を塞ぐ閉位置と、前記開口を塞がない開位置と、の間で変位可能に構成され、
前記開位置にて当該コネクタを対象部材に固定可能な固定部を有する、
コネクタであること。
【0009】
前述した目的を達成するために、本発明に係るジョイントボックスは、下記を特徴としている。
【0010】
上記コネクタと、前記相手側ハウジングを有する相手側コネクタと、を備えたジョイントボックス。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係るコネクタ、及び、ジョイントボックスについて以下に述べる。
本構成のコネクタ、及び、ジョイントボックスによれば、カバーが閉位置にあるとき、ハウジングの相手側ハウジングとの嵌合可能な開口を塞ぐことができる。これにより、ハウジングと相手側ハウジングとの嵌合前において、カバーを閉位置にすることで、ハウジングに収容される端子への接触を防止できるとともに、端子への埃等の付着を抑制できる。また、本構成のコネクタ、及び、ジョイントボックスは、カバーが開位置にあるとき、カバーに設けられた固定部によって、コネクタ(ジョイントボックス)を対象部材へ固定可能である。このように、本構成のコネクタ、及び、ジョイントボックスは、従来に比べて部品点数が削減され、更には、ハウジングと相手側ハウジングとの嵌合前における端子の保護、及び、屋内配線時における造営材等への固定が可能である。
【0012】
更に別の効果として、本構成のコネクタ、及び、ジョイントボックスによれば、カバーに固定部が設けられることで、固定部材としてブラケット等を用いる場合に比べて、コネクタ、ひいてはジョイントボックスの小型化を図ることができる。
【0013】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1図1は、本発明の第1実施形態に係るオスコネクタを含むジョイントボックスの斜視図である。
図2図2は、オスコネクタとメスコネクタとの嵌合前を示す斜視図である。
図3図3は、オスハウジングの斜視図である。
図4図4は、オスコネクタとメスコネクタとの嵌合途中を示す斜視図である。
図5図5は、第1実施形態に係るカバーの変形例を示す斜視図である。
図6図6は、本発明の第2実施形態に係るオスコネクタの斜視図であって、カバーが閉位置にあるときの態様を示す図である。
図7図7は、カバーが開位置にあるときの態様を示す図6に相当する図である。
図8図8は、本発明の第2実施形態に係るジョイントボックスの斜視図である。
図9図9は、本発明の第3実施形態に係るオスコネクタの斜視図であって、カバーが閉位置にあるときの態様を示す図である。
図10図10は、カバーが開位置にあるときの態様を示す図9に相当する図である。
図11図11は、本発明の第3実施形態に係るジョイントボックスの斜視図である。
図12図12は、第3実施形態に係るカバーの変形例を示す斜視図である。
図13図13は、図12に示すカバーを含むジョイントボックスの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
<実施形態>
以下、図面を参照しながら各実施形態に係るオスコネクタ(本発明の「コネクタ」に対応)を含むジョイントボックスについて説明する。
【0016】
以下、説明の便宜上、図1図13に示すように、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」及び「下」を定義する。「前後方向」、「左右方向」及び「上下方向」は、互いに直交している。また、ハウジング本体11の内部に面する側を「内」側と呼び、ジョイントボックス1の外部に面する側を「外」側と呼ぶ。
【0017】
<第1実施形態>
以下、第1実施形態に係るオスコネクタ2及びジョイントボックス1について図1図4を参照して説明する。
【0018】
図1図2及び図4に示すように、ジョイントボックス1は、オスコネクタ2と、メスコネクタ3(本発明の「相手側コネクタ」に対応)と、により構成される。ジョイントボックス1は、屋内配線用ユニットケーブルであって、住宅等の所定箇所に載置又は固定されて設置される。なお、本実施形態に係るジョイントボックス1は、電線(即ち、端子付き電線6,8)を含んで構成される。以下、ジョイントボックス1を構成するオスコネクタ2及びメスコネクタ3について順に説明する。
【0019】
まず、オスコネクタ2について説明する。図1に示すように、オスコネクタ2は、オスハウジング4と、カバー5と、端子付き電線6と、を備えて構成される。端子付き電線6は、電線(符号省略)の前端部にオス端子(図示省略、本発明の「端子」に対応)が接続されて構成される。本実施形態に係るオスコネクタ2は、オス端子に接続される電線を含んで構成される。以下、オスハウジング4及びカバー5について順に説明する。
【0020】
はじめに、オスハウジング4について図2図4を参照して説明する。オスハウジング4は、内部に端子付き電線6が収容される略矩形筒状のハウジング本体11を有している。ハウジング本体11の前端部には、前方に開口して、メスハウジング7の嵌合部32(図2参照)が挿入される嵌合空間12が設けられている。
【0021】
嵌合空間12内の上下方向下側領域には、前後方向に延びるアーム状の被係止部13が設けられている(図3参照)。被係止部13には、上下方向に貫通して、メスハウジング7の係止リブ33(図2参照)が係止される孔部14が形成されている(図3参照)。被係止部13は、オスハウジング4(オスコネクタ2)からのメスハウジング7(メスコネクタ3)の分離を防止する機能を有する。
【0022】
ハウジング本体11の左右方向に対向する一対の壁部における前端部には、それぞれ、ガイドレール部15が一体に設けられている。ガイドレール部15は、前後方向に貫通し且つ上下方向に延びる長孔15aと、長孔15aを画成する枠部15bと、を含んで構成される。ガイドレール部15には、長孔15a内を変位可能なように、カバー5の突出体22が組み付けられる(図1図2及び図4参照)。ガイドレール部15は、カバー5の閉位置(図2参照)と開位置(図1参照)との間の変位をガイドする機能を有する。
【0023】
ハウジング本体11の上側の壁部における左右方向両端部には、それぞれ、左右方向に沿って内側に突出する係止突起を含む、係止部16が一体に設けられている。係止部16は、カバー5が閉位置にあるとき、カバー5を係止する機能を有する。
【0024】
次に、カバー5について図1図2及び図4を参照して説明する。カバー5は、ハウジング本体11の前端開口を塞ぐ閉位置(図2参照)と、前端開口を塞がない開位置(図1参照)と、の間を変位可能に構成されている。なお、カバー5についての説明は、カバー5が閉位置にあるときの態様(図2参照)に基づいて行う。
【0025】
カバー5は、前後方向に厚み(板厚)を有してハウジング本体11の前端開口を塞ぐ略矩形板状の本体部21を有している(図2参照)。本体部21は、カバー5が閉位置にあるときハウジング本体11の前端開口を塞ぎ、カバー5が開位置にあるときハウジング本体11の上端面に載置される。換言すると、本体部21は、カバー5が閉位置にあるときハウジング本体11の壁部と略平行に対向し、カバー5が開位置にあるときハウジング本体11の上端面(上側の壁部)と略平行に対向している。
【0026】
本体部21の左右方向両端縁には、それぞれ、オスハウジング4のガイドレール部15に対応して、突出体22が一体に設けられている。突出体22は、ガイドレール部15の長孔15a内を変位可能なようにガイドレール部15に組み付けられる。突出体22には、枠部15b(具体的には、枠部15bの後端面)と当接して、ガイドレール部15からの突出体22(カバー5)の脱落を防止する規制部22aが設けられている。
【0027】
本体部21における外面(図2では前端面)の左右方向略中央領域には、略四角推状の固定部23が一体に設けられている。固定部23は、下端面24が前方から後方に下る傾斜状に形成され、上端面26が本体部21の上端縁から前後方向に延びる平面状に形成されている。上端面26には、下端面24の孔部25と連通する孔部27が設けられている。孔部25,27は、ジョイントボックス1を対象部材へ固定する際に、例えば、結束バンド等が挿通される。なお、下端面24は、オスハウジング4とメスハウジング7との嵌合時における、メスハウジング7の嵌合部32(図2参照)との当接面である。
【0028】
以上、オスハウジング4及びカバー5について説明した。オスハウジング4とカバー5とは、カバー5の突出体22をオスハウジング4のガイドレール部15の長孔15aに挿入することで、互いに組み付けられる。そして、規制部22aが枠部15bに当接することで、ガイドレール部15からの突出体22(カバー5)の脱落が防止される。以上、オスコネクタ2について説明した。
【0029】
次いで、メスコネクタ3について説明する。図1に示すように、メスコネクタ3は、メスハウジング7(本発明の「相手側ハウジング」に対応)と、端子付き電線8と、を備えて構成される。
【0030】
図2及び図4に示すように、メスハウジング7は、内部に端子付き電線8(メス端子及びメス端子に接続される電線)が収容される略矩形筒状のハウジング本体31を有している。ハウジング本体31の後端部は、オスハウジング4の嵌合空間12に挿入される嵌合部32としての機能を有する。嵌合部32の後端部32aは、前方から後方に下る傾斜状に形成されている。嵌合部32の下端面には、オスハウジング4の被係止部13に対応して、下方に突出して前後方向に延びる係止リブ33が設けられている(図2参照)。
【0031】
端子付き電線8は、電線(符号省略)の後端部にメス端子(図示省略)が接続されて構成される。本実施形態に係るメスコネクタ3は、メス端子に接続される電線を含んで構成される。以上、メスコネクタ3について説明した。
【0032】
以上、ジョイントボックス1を構成するオスコネクタ2及びメスコネクタ3について説明した。ジョイントボックス1を得るためには、オスハウジング4(オスコネクタ2)とメスハウジング7(メスコネクタ3)とを嵌合させる必要がある。なお、オスハウジング4とメスハウジング7との嵌合前においては、端子保護の観点から、カバー5は閉位置に配置される。
【0033】
オスハウジング4とメスハウジング7との嵌合について、具体的には、まず、オスコネクタ2及びメスコネクタ3を所定位置にて前後方向に対向するように配置させる(図2参照)。そして、オスコネクタ2及びメスコネクタ3を前後方向に相対的に近付けるようにして、オスハウジング4の嵌合空間12にメスハウジング7の嵌合部32を挿入する。
【0034】
嵌合空間12への嵌合部32の挿入初期段階において、嵌合部32の後端部32aが、カバー5における固定部23の下端面24と当接する(図4参照)。この状態で、嵌合空間12への嵌合部32の挿入を続けると、カバー5は、嵌合部32の後端部32aの傾斜によって案内されながら持ち上げられるようにして、上方へ(即ち、閉位置に向けて)変位する。このとき、カバー5の持ち上げに伴って、カバー5の突出体22がガイドレール部15の長孔15a内を上方に移動する。
【0035】
そして、嵌合部32が嵌合空間12の所定位置まで挿入されると、オスハウジング4の被係止部13にメスハウジング7の係止リブ33が係止されて、オスハウジング4とメスハウジング7とが嵌合される。このとき、カバー5は、後方に倒れて、本体部21の内面(図2では後端面)が係止部16の上端部に乗っかるようにして当接される。この状態で、本体部21を下方に向けて押圧すると、本体部21が係止部16の係止突起を下方に乗り越えて、カバー5が係止部16に係止される(図1参照)。
【0036】
これにより、ジョイントボックス1が完成される。完成されたジョイントボックス1は、オス端子及びメス端子が嵌合されて、オスコネクタ2及びメスコネクタ3が電気的に接続される。また、ジョイントボックス1の完成後、即ちカバー5が開位置に配置されることで、固定部23がハウジング本体11の上方に配置されるため、ジョイントボックス1を対象部材(例えば造営材等)へ固定する際に固定部23を使用できる状態になる。例えば、対象部材へのジョイントボックス1の固定は、固定部23の孔部25,27に結束バンド等が挿通されて、この結束バンド等によって、対象部材にジョイントボックス1が括りつけられるようにして行われる。
【0037】
このように、本実施形態に係るオスコネクタ2によれば、オスハウジング4とメスハウジング7との嵌合前において、カバー5が閉位置に配置されることで、作業者のオス端子への接触を防止できるとともに、端子への埃等の付着を抑制できる。また、本実施形態に係るオスコネクタ2によれば、オスハウジング4とメスハウジング7との嵌合後において、カバー5が開位置に配置されることで、オスコネクタ2(ジョイントボックス1)を対象部材へ固定可能である。このように、オスコネクタ2は、従来コネクタに比べて、部品点数が削減されつつ、オスハウジング4とメスハウジング7との嵌合前における端子(特に、オス端子)の保護、及び、屋内配線時における造営材等への固定が可能である。
【0038】
更に、本実施形態に係るオスコネクタ2によれば、カバー5に固定部23が設けられることで、固定部材としてブラケット等を用いる場合に比べて、オスコネクタ2、ひいてはジョイントボックス1の小型化を図ることができる。
【0039】
更に、本実施形態に係るオスコネクタ2によれば、ガイドレール部15及び突出体22によって、簡素な構造でカバー5の閉位置と開位置との間の変位を容易に実現できる。
【0040】
更に、本実施形態に係るオスコネクタ2によれば、オスハウジング4とメスハウジング7との嵌合操作に伴って、カバー5が閉位置から開位置まで変位される。これにより、オスハウジング4とメスハウジング7とを嵌合させるワンアクションで、カバー5の変位を実現できる。つまり、本実施形態に係るオスコネクタ2は、作業性に優れる。
【0041】
なお、本実施形態に係るジョイントボックス1についてもオスコネクタ2と同様の効果を奏し得る。
【0042】
<第1実施形態に係るカバーの変形例>
以下、第1実施形態に係るカバー5の変形例であるカバー40について図5を参照して説明する。以下、カバー5と同様の構成については説明を省略する。
【0043】
カバー40は、前後方向に厚み(板厚)を有してハウジング本体11の前端開口を塞ぐ略矩形板状の本体部41を有している。本体部41は、カバー40が閉位置にあるときハウジング本体11の前端開口を塞ぎ、カバー40が開位置にあるときハウジング本体11の上端面に載置される。
【0044】
本体部41の上下方向下側領域の外面(前端面)42は、前方から後方に下る傾斜状に形成されている。外面42は、オスハウジング4とメスハウジング7との嵌合時における、メスハウジング7の嵌合部32との当接面である。
【0045】
本体部41の左右方向両端縁には、それぞれ、オスハウジング4のガイドレール部15に対応して、突出体43が一体に設けられている。突出体43は、ガイドレール部15の長孔15a内を変位可能なようにガイドレール部15に組み付けられる。突出体43には、枠部15bと当接して、ガイドレール部15からの突出体43(カバー40)の脱落を防止する規制部43aが設けられている。
【0046】
本体部41の左右方向両端縁における突出体43よりも上方には、それぞれ、左右方向に沿って本体部41の外側に張り出したフランジ状の固定部44が一体に設けられている。固定部44は、前後方向に貫通する孔部45が設けられている。孔部45は、ジョイントボックスを対象部材へ固定する際に、例えば、締結部材等が挿通される。以上、カバー40について説明した。第1実施形態において、カバー5の代わりにカバー40を用いることができる。
【0047】
<第2実施形態>
以下、第2実施形態に係るオスコネクタ2aについて図6図8を参照して説明する。第1実施形態と同様の構成については、説明を省略する。なお、第2実施形態のメスコネクタ103は、例えば第1実施形態のメスコネクタ3と同様の構成である。具体的には、メスコネクタ103は、メスハウジング107と、端子付き電線8と、を備えて構成される(図8参照)。つまり、第2実施形態におけるジョイントボックス101は、オスコネクタ2a及びメスコネクタ103を備えている。なお、メスコネクタ103とメスコネクタ3の外周形状に多少の相違はあるが機能や構成は同様のため、同様の構成については同様の符号を付して説明を省略する。
【0048】
オスコネクタ2aは、オスハウジング4aと、カバー5aと、端子付き電線6と、を備えて構成される。以下、オスハウジング4a及びカバー5aについて順に説明する。
【0049】
はじめに、オスハウジング4aについて説明する。オスハウジング4aは、内部に端子付き電線6が収容される略矩形筒状のハウジング本体11aを有している。ハウジング本体11aの前端部には、前方に開口して、メスハウジング7の嵌合部32(図2参照)が挿入される嵌合空間12が設けられている。嵌合空間12内の上下方向下側領域には、前後方向に延びるアーム状の被係止部(図示省略)が設けられている。なお、被係止部は、オスハウジング4a(オスコネクタ2a)からのメスハウジング107(メスコネクタ103)の分離を防止する機能を有する。また、ハウジング本体11aの前端開口の開口端縁11aaは、後方から前方に下る傾斜状に形成されている。
【0050】
ハウジング本体11aの左右方向に対向する一対の壁部における前端部には、それぞれ、ガイドレール部115が一体に設けられている。ガイドレール部115は、前後方向に貫通し且つ上下方向に延びる長孔115aと、長孔115aを画成する枠部115bと、を含んで構成される。ガイドレール部115には、長孔115a内を変位可能なように、カバー5aの突出体53が組み付けられる。ガイドレール部115は、カバー5aの閉位置(図6参照)と開位置(図7参照)との間の変位をガイドする機能を有する。
【0051】
次に、カバー5aについて説明する。カバー5aは、ハウジング本体11aの前端開口を塞ぐ閉位置と、前端開口を塞がない開位置と、の間を変位可能に構成されている。カバー5aは、閉位置にてハウジング本体11aの前端開口の開口端縁に沿って傾斜した状態で配置される。なお、カバー5aについての説明は、カバー5aが閉位置にあるときの態様(図6参照)に基づいて行う。
【0052】
カバー5aは、前後方向に厚み(板厚)を有する略矩形板状の本体部51と、本体部51の下端縁と連続してハウジング本体11aの前端開口を塞ぐ蛇腹状のシャッター部52と、を一体に有している。
【0053】
本体部51の左右方向両端縁には、それぞれ、オスハウジング4aのガイドレール部115に対応して、突出体53が一体に設けられている。突出体53は、ガイドレール部115の長孔115a内を変位可能なようにガイドレール部115に組み付けられる。
【0054】
本体部51の左右方向両端縁における突出体53よりも上方には、それぞれ、左右方向に沿って本体部51の外側に張り出したフランジ状の固定部54が一体に設けられている。固定部54は、前後方向に貫通する孔部55が設けられている。孔部55は、ジョイントボックスを対象部材へ固定する際に、例えば、締結部材等が挿通される。
【0055】
以上、オスハウジング4a及びカバー5aについて説明した。第2実施形態においても、カバー5aは、オスハウジング4a(オスコネクタ2a)とメスハウジング107(メスコネクタ103)との嵌合前においては閉位置に配置され、オスハウジング4aとメスハウジング107との嵌合後(即ち、ジョイントボックス101の完成後)においては開位置に配置される。
【0056】
オスハウジング4aとメスハウジング107との嵌合について、具体的には、オスハウジング4aの嵌合空間12へのメスハウジング107の嵌合部32の挿入初期段階において、嵌合部32の後端部32aが、カバー5aにおけるシャッター部52の下端部と当接する。この状態で、嵌合空間12への嵌合部32の挿入を続けると、シャッター部52が上方へ折り畳まれるとともに、本体部51が上方へ持ち上げられる。嵌合部32が嵌合空間12の所定位置付近まで挿入されると、本体部51が上方へ持ち上げられるのに伴って、カバー5aの突出体53がガイドレール部115の長孔115a内を移動する。
【0057】
そして、嵌合部32が嵌合空間12の所定位置まで挿入されると、オスハウジング4aの被係止部(図示省略)にメスハウジング107の係止リブ33が係止されて、オスハウジング4aとメスハウジング107とが嵌合される。このとき、カバー5aは、本体部51が後方に倒れた状態にある(図7参照)。なお、本体部51は、不図示の係止手段によってオスハウジング4aに係止されて後方に倒れた状態(即ち、カバー5aが開位置にある状態)が維持される。これにより、固定部54がハウジング本体11aの上方に配置されるため、ジョイントボックス101を対象部材(例えば造営材等)へ固定する際に固定部54を使用できる状態になる。
【0058】
本実施形態に係るオスコネクタ2aは、第1実施形態と同様の効果を奏し得る。なお、本実施形態に係るオスコネクタ2aを含むジョイントボックス101についても第1実施形態と同様の効果を奏し得る。
【0059】
<第3実施形態>
以下、第3実施形態に係るオスコネクタ2bについて図9図11を参照して説明する。第1実施形態と同様の構成については、説明を省略する。なお、第3実施形態のメスコネクタ203は、例えば第1実施形態のメスコネクタ3と概ね等しい構成である。具体的には、メスコネクタ203は、メスハウジング207と、端子付き電線8と、を備えて構成される(図11参照)。つまり、第3実施形態におけるジョイントボックス201は、オスコネクタ2b及びメスコネクタ203を備えている。なお、メスコネクタ203とメスコネクタ3との相違点は、メスコネクタ203が凸部34を有している点である。相違点を除く他の点について、メスコネクタ203とメスコネクタ3の外周形状に多少の相違はあるが機能や構成は同様のため、同様の構成については同様の符号を付して説明を省略する。
【0060】
オスコネクタ2bは、オスハウジング4bと、カバー5bと、端子付き電線6と、を備えて構成される。以下、オスハウジング4b及びカバー5bについて順に説明する。
【0061】
はじめに、オスハウジング4bについて説明する。オスハウジング4bは、内部に端子付き電線6が収容される略矩形筒状のハウジング本体11bを有している。ハウジング本体11bの前端部には、前方に開口して、メスハウジング207の嵌合部32が挿入される嵌合空間12が設けられている。嵌合空間12内の上下方向下側領域には、前後方向に延びるアーム状の被係止部(図示省略)が設けられている。なお、被係止部は、オスハウジング4b(オスコネクタ2b)からのメスハウジング207(メスコネクタ203)の分離を防止する機能を有する。また、ハウジング本体11bの前端開口の開口端縁11baは、後方から前方に下る傾斜状に形成されている。
【0062】
ハウジング本体11bの左右方向に対向する一対の壁部における前端部には、それぞれ、被係止部17が一体に設けられている。被係止部17は、カバー5bが閉位置にあるとき、カバー5bを係止する機能を有する。
【0063】
次に、カバー5bについて説明する。カバー5bは、ハウジング本体11bの前端開口を塞ぐ閉位置と、前端開口を塞がない開位置と、の間を変位可能に構成されている。カバー5bは、閉位置にてハウジング本体11bの前端開口の開口端縁に沿って傾斜した状態で配置される。なお、カバー5bについての説明は、カバー5bが閉位置にあるときの態様(図9参照)に基づいて行う。
【0064】
カバー5bは、前後方向に厚み(板厚)を有してハウジング本体11bの前端開口を塞ぐ略矩形板状の本体部61を有している。
【0065】
本体部61の左右方向両端縁には、それぞれ、オスハウジング4bの被係止部17に対応して、左右方向に沿って本体部61の外側に短く突出する突起状の係止部62が一体に設けられている。
【0066】
本体部61の上端縁には、カバー5bの閉位置と開位置との間の変位が可能なように、オスハウジング4bとカバー5bとを連結するヒンジ部63が設けられている。
【0067】
本体部61の下端縁には、本体部61と直交するように前方に延びる固定部64が一体に設けられている。固定部64には、上下方向に貫通する孔部65が設けられている。孔部65には、ジョイントボックス201を対象部材へ固定する際に、例えば、結束バンド等が挿通される。なお、固定部64の下端面は、オスハウジング4bとメスハウジング207との嵌合時における、メスハウジング207の嵌合部32との当接面である。
【0068】
以上、オスハウジング4b及びカバー5bについて説明した。第3実施形態においても、カバー5bは、オスハウジング4b(オスコネクタ2b)とメスハウジング207(メスコネクタ203)との嵌合前においては閉位置に配置され、オスハウジング4bとメスハウジング207との嵌合後(即ち、ジョイントボックス201の完成後)においては開位置に配置される。
【0069】
オスハウジング4bとメスハウジング207との嵌合について、具体的には、オスハウジング4bの嵌合空間12へのメスハウジング207の嵌合部32の挿入初期段階において、嵌合部32の後端部32aが、カバー5bにおける固定部64の下端面と当接する。この状態で、嵌合空間12への嵌合部32の挿入を続けると、ヒンジ部63が作用し、カバー5bが嵌合部32に上方へ持ち上げられる。
【0070】
そして、嵌合部32が嵌合空間12の所定位置まで挿入されると、オスハウジング4bの被係止部(図示省略)にメスハウジング207の係止リブ33が係止されて、オスハウジング4bとメスハウジング207とが嵌合される。このとき、カバー5bは、例えば、固定部64の下端面に設けられた凹部66にメスハウジング207の凸部34(図11参照)が係止されて、本体部61が上方に持ち上げられた状態(即ち、カバー5bが開位置にある状態)が維持される。これにより、固定部64がハウジング本体11bの上方に配置されるため、ジョイントボックスを対象部材(例えば造営材等)へ固定する際に固定部64を使用できる状態になる。
【0071】
なお、オスハウジング4bとメスハウジング207との嵌合は、作業者の操作により閉位置にあるカバー5bを上方へ持ち上げて開位置へと変位させた状態で、嵌合空間12への嵌合部32の挿入を開始してもよい。
【0072】
このように、本実施形態に係るオスコネクタ2bによれば、ヒンジ部63によって、簡素な構造でカバー5bの閉位置と開位置との間の変位を容易に実現できる。
【0073】
更に、本実施形態に係るオスコネクタ2bは、第1実施形態と同様の効果を奏し得る。なお、本実施形態に係るオスコネクタ2bを含むジョイントボックス201についても第1実施形態と同様の効果を奏し得る。
【0074】
<第3実施形態に係るカバーの変形例>
以下、第3実施形態に係るカバー5bの変形例であるカバー70について図12図13を参照して説明する。以下、カバー5bと同様の構成については説明を省略する。
【0075】
カバー70は、前後方向に厚み(板厚)を有してハウジング本体11の前端開口を塞ぐ略矩形板状の本体部71を有している。本体部71は、カバー70が閉位置にあるときハウジング本体11bの前端開口を塞ぎ、カバー70が開位置にあるとき上方へ持ち上げられてハウジング本体11b(具体的には、メスハウジング307)の上方に配置される。
【0076】
本体部71の上端縁には、カバー70の閉位置と開位置との間の変位が可能なように、オスハウジング4bとカバー70とを連結するヒンジ部72が設けられている。
【0077】
本体部71の左右方向両端縁には、それぞれ、左右方向に沿って本体部71の外側に張り出したフランジ状の固定部73が一体に設けられている。固定部73は、前後方向に貫通する孔部74が設けられている。孔部74は、ジョイントボックスを対象部材へ固定する際に、例えば、締結部材等が挿通される。
【0078】
本体部71の下端縁の左右方向略中央領域には、上方へ窪む凹部75が設けられている。凹部75は、例えば、メスハウジング307の凸部35(図13参照)に係止されて、本体部71が上方に持ち上げられた状態(即ち、カバー70が開位置にある状態)が維持される。以上、カバー70について説明した。第3実施形態において、カバー5bの代わりにカバー70を用いることができる。
【0079】
なお、第3実施形態の変形例のメスコネクタ303は、例えば第3実施形態のメスコネクタ203と概ね等しい構成である。具体的には、メスコネクタ303は、メスハウジング307と、端子付き電線8と、を備えて構成される(図13参照)。つまり、第3実施形態の変形例におけるジョイントボックス301は、オスコネクタ2b及びメスコネクタ303を備えている。メスコネクタ303とメスコネクタ203との相違点は、メスコネクタ303が凸部34を有していない且つ凸部35を有している点である。相違点を除く他の点について、メスコネクタ303とメスコネクタ203の外周形状に多少の相違はあるが機能や構成は同様のため、同様の構成については同様の符号を付して説明を省略する。
【0080】
<他の形態>
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
【0081】
ここで、上述した本発明に係るコネクタ、及び、ジョイントボックスの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[5]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
相手側ハウジング(メスハウジング7,107,207,307)との嵌合可能な開口を有するハウジング(オスハウジング4,4a,4b)と、
前記ハウジングに収容される端子(端子付き電線6)と、
前記ハウジングに組み付けられるカバー(5,5a,5b,40,70)と、を備えたコネクタ(オスコネクタ2,2a,2b)であって、
前記カバー(5,5a,5b,40,70)は、
前記開口を塞ぐ閉位置と、前記開口を塞がない開位置と、の間で変位可能に構成され、
前記開位置にて当該コネクタを対象部材に固定可能な固定部(23,44,54,64,73)を有する、
コネクタ(オスコネクタ2,2a,2b)。
[2]
上記[1]に記載のコネクタ(オスコネクタ2,2a)において、
前記ハウジング(オスハウジング4,4a)は、ガイドレール部(15,115)を有し、
前記カバー(5,5a,40)は、
当該カバーの前記閉位置と前記開位置との間の変位が可能なように、前記ガイドレール部に組み付けられる突出体(22,43,53)を有する、
コネクタ(オスコネクタ2,2a)。
[3]
上記[1]に記載のコネクタ(オスコネクタ2b)において、
前記カバー(5b,70)は、
前記カバーの前記閉位置と前記開位置との間の変位が可能なように、前記ハウジング(オスハウジング4b)と当該カバー(5b,70)とを連結するヒンジ部(63,72)を有する、
コネクタ(オスコネクタ2b)。
[4]
上記[1]から上記[3]の何れか一つに記載のコネクタ(オスコネクタ2,2a,2b)において、
前記カバー(5,5a,5b,40,70)は、
前記ハウジングと前記相手側ハウジングとが嵌合される際、前記相手側ハウジングと当接して、前記閉位置から前記開位置まで変位されるように構成される、
コネクタ(オスコネクタ2,2a,2b)。
[5]
上記[1]から上記[4]の何れか一つに記載のコネクタ(オスコネクタ2,2a,2b)と、前記相手側ハウジングを有する相手側コネクタ(メスコネクタ3,103,203,303)と、を備えたジョイントボックス(1,101,201,301)。
【符号の説明】
【0082】
1,101,201,301 ジョイントボックス
2,2a,2b オスコネクタ(コネクタ)
3,103,203。303 メスコネクタ(相手側コネクタ)
4,4a,4b オスハウジング(ハウジング)
5,5a,5b,40,70 カバー
6 端子付き電線
7,107,207,307 メスハウジング(相手側ハウジング)
8 端子付き電線
11,11a,11b ハウジング本体
12 嵌合空間
15,115 ガイドレール部
15a,115a 長孔
15b,115b 枠部
21,41,51,61,71 本体部
22,43,53 突出体
22a,43a 規制部
23,44,54,64,73 固定部
31 ハウジング本体
32 嵌合部
63,72 ヒンジ部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13