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特開2024-31099鶏卵処理システムの管理装置および管理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024031099
(43)【公開日】2024-03-07
(54)【発明の名称】鶏卵処理システムの管理装置および管理方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0645 20230101AFI20240229BHJP
   G01G 11/00 20060101ALI20240229BHJP
   G06Q 10/20 20230101ALI20240229BHJP
   G05B 19/418 20060101ALI20240229BHJP
【FI】
G06Q30/06 350
G01G11/00 H
G06Q10/00 300
G05B19/418 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022134425
(22)【出願日】2022-08-25
(71)【出願人】
【識別番号】000162238
【氏名又は名称】共和機械株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】弁理士法人ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】種中 忠司
(72)【発明者】
【氏名】影山 卓男
【テーマコード(参考)】
3C100
5L049
【Fターム(参考)】
3C100AA29
3C100AA63
3C100AA70
3C100BB13
3C100BB15
3C100BB33
3C100BB40
3C100EE14
5L049CC15
(57)【要約】
【課題】卵を処理した個数や運転時間に応じて課金する従量制サービスの提供を可能とする鶏卵処理システムの管理装置を提供する。
【解決手段】鶏卵処理システムの管理装置6は、鶏卵処理システムを構成する第i装置の駆動部の動作に関する第i駆動情報を取得する駆動情報取得部61と、第i装置で処理された被処理物の処理に関する第i処理情報を取得する処理情報取得部62と、駆動情報取得部61で取得された第i駆動情報と、処理情報取得部62で取得された第i処理情報と、前記第i装置の識別情報と関連づけて記憶する記憶装置76と、所定期間において、第i駆動情報および/または第i処理情報から使用基礎データを算出し、使用基礎データに対応した課金条件に基づいて、該使用基礎データから前記第i装置の第i課金を算出し、出力する課金算出部70を有する。
【選択図】図2A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
鶏卵処理システムを構成する第i装置の駆動部の動作に関する第i駆動情報を取得する駆動情報取得部と、
前記第i装置で処理された被処理物の処理に関する第i処理情報を取得する処理情報取得部と、
前記駆動情報取得部で取得された第i駆動情報と、前記処理情報取得部で取得された第i処理情報と、前記第i装置の識別情報と関連づけて記憶する記憶装置と、
所定期間において、前記第i駆動情報および/または前記第i処理情報から使用基礎データを算出し、使用基礎データに対応した課金条件に基づいて、該使用基礎データから前記第i装置の第i課金を算出し、出力する課金算出部と、
を有する、
鶏卵処理システムの管理装置。
【請求項2】
前記第i装置の異常に関する第i異常情報を取得する異常情報取得部と、
前記第i装置に組み込まれているチェーンの異常に関する第iチェーン異常情報を取得するチェーン異常情報取得部と、
前記第i装置に組み込まれている第h部品の動作に関する第i_h部品情報を取得する部品情報取得部と、
前記第i装置に供給あるいは使用される使用物の量に関する第i_p使用物情報を取得する使用物情報取得部と、
前記第i装置で製造された製品の量に関する第i製造製品情報を取得する製造製品情報取得部と、および
前記第i装置に組み込まれている第r操作指示部の操作指示に関する第i_r操作指示情報を取得する操作指示情報取得部のうち、1種以上を有し、
前記課金算出部は、さらに前記1種以上を含めて使用基礎データを算出し、使用基礎データに対応した課金条件に基づいて、該使用基礎データから前記第i装置の第i課金を算出し、出力する、
請求項1に記載の管理装置。
【請求項3】
前記第i駆動情報および/または前記第i処理情報と保守条件とを比較して保守時期および/または保守内容を判断し、出力する保守判断部を、さらに有する、
請求項1に記載の管理装置。
【請求項4】
前記第i装置の異常に関する第i異常情報を取得する異常情報取得部と、
前記第i装置に組み込まれているチェーンの異常に関する第iチェーン異常情報を取得するチェーン異常情報取得部と、
前記第i装置に組み込まれている第h部品の動作に関する第i_h部品情報を取得する部品情報取得部と、
前記第i装置に供給あるいは使用される使用物の量に関する第i_p使用物情報を取得する使用物情報取得部と、
前記第i装置で製造された製品の量に関する第i製造製品情報を取得する製造製品情報取得部と、および
前記第i装置に組み込まれている第r操作指示部の操作指示に関する第i_r操作指示情報を取得する操作指示情報取得部のうち、1種以上を有し、
前記保守判断部は、さらに前記1種以上を含めて保守条件とを比較して保守時期および/または保守内容を判断し、出力する、
請求項3に記載の管理装置。
【請求項5】
鶏卵処理システムの管理方法であって、情報処理装置によって実行され、
所定期間において、第i駆動情報、第i処理情報、第i_k部品情報、第i_p使用物情報、第i_r操作指示情報、第i製造製品情報、第i異常情報、第iチェーン異常情報のうち1種以上から使用基礎データを算出し、使用基礎データに対応した課金条件に基づいて、該使用基礎データから、前記第i装置の第i課金を算出し、出力する課金算出ステップを含む、管理方法。
【請求項6】
第i駆動情報、第i処理情報、第i_k部品情報、第i_p使用物情報、第i_r操作指示情報、第i製造製品情報、第i異常情報、第iチェーン異常情報のうち1種以上と、保守条件とを比較して保守時期および/または保守内容を判断し、出力する保守判断ステップを含む、請求項5に記載の管理方法。
【請求項7】
鶏卵処理システムの管理プログラムであって、
情報処理装置により、
所定期間において、第i駆動情報、第i処理情報、第i_k部品情報、第i_p使用物情報、第i_r操作指示情報、第i製造製品情報、第i異常情報、第iチェーン異常情報のうち1種以上から使用基礎データを算出し、使用基礎データに対応した課金条件に基づいて、該使用基礎データから、前記第i装置の第i課金を算出し、出力する課金算出ステップが実現されるプログラム。
【請求項8】
第i駆動情報、第i処理情報、第i_k部品情報、第i_p使用物情報、第i_r操作指示情報、第i製造製品情報、第i異常情報、第iチェーン異常情報のうち1種以上と、保守条件とを比較して保守時期および/または保守内容を判断し、出力する保守判断ステップをさらに実現させる、請求項7に記載のプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鶏卵処理システムの管理装置および管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
鶏卵の代表的な処理工程として、鶏舎等から運び込まれた鶏卵は、洗浄、一次検査、乾燥、方向整列がなされた後、容器収納前の二次検査、計量を経て等級別に選別して卵容器へ充填し、卵容器を、段ボール、移動式ラックなどへ移送し梱包あるいは包装される。各処理において主に専用設備が使用される。
【0003】
近年、事業者の統廃合などにより養鶏業の大規模化が進んでいる。一方で特色のある経営により、小規模養鶏事業者も一定数存続している。中規模事業者が減少し二極化している状況がある。そのため小規模、中規模事業者にとって、すべての設備を新規に導入することが困難になっている。また、通常のメンテナンスとは異なり、高額となるオーバーホールについても敬遠されがちである。
しかしながら、設備の更新や保守を適切に行わないことにより、稼働率や歩留まりの低下を招き、経営悪化の悪循になることも懸念される。
【0004】
特許文献1は、画像形成装置と課金管理装置とを有する課金管理システムを記載している。特許文献2は、従量課金により提供されるコンピュータリソースを用いてプリペイド方式によるサービスを提供するに当たって、ユーザの利用時間に応じた従量課金を行うことが記載されている。特許文献3は、端末装置からの要求に応じてレンタル品の貸出管理を行うレンタルショップサ-バと、前記レンタル品の集配管理を行う物流管理サ-バとを含んで構成されるレンタルシステムを記載している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2011-28575号公報
【特許文献2】特開2010-277538号公報
【特許文献3】特開2003-91773号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本開示は、卵を処理した個数や運転時間に応じて課金する従量制サービスの提供を可能とする鶏卵処理システムの管理装置およびその管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の鶏卵処理システムの管理装置は、
鶏卵処理システムを構成する第i装置の駆動部(例えば、モータなど)の動作(例えば、電源ON/OFF回数、通電時間、モータ回転数、モータ負荷率)に関する第i駆動情報を取得する駆動情報取得部と、
前記第i装置で処理された被処理物(例えば、卵)の処理に関する第i処理情報(例えば、処理個数、不良品排出個数、不良判定個数、処理重量)を取得する処理情報取得部と、
前記駆動情報取得部で取得された第i駆動情報と、前記処理情報取得部で取得された第i処理情報と、前記第i装置の識別情報と関連づけて記憶する記憶装置と、
所定期間において、前記第i駆動情報および/または前記第i処理情報から使用基礎データを算出し、使用基礎データに対応した課金条件に基づいて、該使用基礎データから前記第i装置の第i課金を算出し、出力する課金算出部と、
を有する。
前記管理装置は、
前記課金算出部で算出された前記第i装置の第i課金のデータを表示する表示装置を有していてもよい。
前記管理装置は、
前記課金算出部で算出された前記第i装置の第i課金のデータを外部装置(携帯端末、サーバ、鶏卵処理システムの各装置の制御部あるいは表示部)へ送信する通信装置を有していてもよい。
前記課金条件は、前記記憶装置に予め保存されていてもよく、課金算出前に外部装置(記憶装置を含む。)から取得される構成であってもよい。
前記使用基礎データおよび第i課金は、前記記憶装置に前記第i装置の識別情報と関連づけて記憶されてもよい。
iは、1からnの整数である。nは鶏卵処理システムの規模、種類で設定される。
所定期間は、例えば、装置を導入時あるいは課金サービス契約日などを起算時として、時間単位(1時間以上で選択可能)、日単位(1日以上で選択可能)、週単位(1週以上で選択可能)、月単位(1月以上で選択可能)、年単位(1年以上で選択可能)であってもよい。
【0008】
前記管理装置は、
前記第i装置の異常に関する第i異常情報(例えば、異常の内容、異常の回数)を取得する異常情報取得部を有していてもよい。
前記管理装置は、
前記第i装置に組み込まれているチェーンの異常に関する第iチェーン異常情報(例えば、チェーンの伸びなど)を取得するチェーン異常情報取得部を有していてもよい。
【0009】
前記管理装置は、
前記第i装置に組み込まれている第h部品(例えば、ソレノイド、エアシリンダ、電動アクチュエータ、フィルタ、コンベア)の動作に関する第i_h部品情報(動作回数、フィルタ圧損(差圧)、コンベア走行距離)を取得する部品情報取得部を有していてもよい。
hは、1からmの整数である。mは各装置が備える部品の種類に応じて設定される。
前記記憶装置は、前記部品情報取得部で取得された第i_h部品情報を前記第i装置の識別情報と関連づけて記憶してもよい。
【0010】
前記管理装置は、
前記第i装置に供給あるいは使用される使用物(例えば、供給用容器、ラベル、帳票、供給用ラック、供給用コンテナ、供給用トレイ、供給用パレット、洗卵水、リンス水、接着テープ)の量に関する第i_p使用物情報(供給数、使用数、帳票印刷枚数、洗卵水およびリンス水の流量と圧力、テープ残量(=最大使用回数-テープ使用回数))を取得する使用物情報取得部を有していてもよい。
pは、1からjの整数である。jは各装置に供給あるいは使用される使用物の種類に応じて設定される。
前記記憶装置は、前記使用物情報取得部で取得された第i_p使用物情報を前記第i装置の識別情報と関連づけて記憶してもよい。
【0011】
前記管理装置は、
前記第i装置で製造された製品(例えば、製造製品の容器、製造製品のトレイ、製造製品のラック、製造製品のコンテナ、製造製品の箱、製造製品のパレット)の量に関する第i製造製品情報(容器数、トレイ数、ラック数、コンテナ数、箱数、パレット数)を取得する製造製品情報取得部を有していてもよい。
前記記憶装置は、前記製造製品情報取得部で取得された第i製造製品情報を前記第i装置の識別情報と関連づけて記憶してもよい。
【0012】
前記管理装置は、
前記第i装置に組み込まれている第r操作指示部(例えば、操作パネル、電源スイッチ、緊急停止ボタンなど)の操作指示に関する第i_r操作指示情報(例えば、操作回数)を取得する操作指示情報取得部を有していてもよい。
rは、1からzの整数である。zは各装置の操作指示の種類に応じて設定される。
前記記憶装置は、前記操作指示情報取得部で取得された第i_r操作指示情報を前記第i装置の識別情報と関連づけて記憶してもよい。
【0013】
前記管理装置は、
第i駆動情報、第i処理情報、第i_k部品情報、第i_p使用物情報、第i_r操作指示情報、第i製造製品情報、第i異常情報、第iチェーン異常情報のうち1種以上と、保守条件(駆動保守条件、部品保守条件など)とを比較して保守時期および/または保守内容を判断し、出力する保守判断部を、有していてもよい。
【0014】
前記課金算出部は、所定期間において、第i駆動情報、第i処理情報、第i_k部品情報、第i_p使用物情報、第i_r操作指示情報、第i製造製品情報、第i異常情報、第iチェーン異常情報のうち1種以上から使用基礎データを算出し、使用基礎データに対応した課金条件に基づいて、該使用基礎データから、前記第i装置の第i課金を算出し、出力してもよい。
前記課金算出部は、前記課金条件に基づいて、前記第i装置を導入した際の初期費用(0円も含む)および前記使用基礎データから前記第i装置の第i課金を算出してもよい。
前記初期費用は、第i装置を新品で導入した際の初期費用(0円を含む)あるいは中古品で導入した際の初期費用(0円も含む)を含む。
前記第i装置の第i課金は、0円、マイナスの金額を含む。課金が-のときは、基準金額からその分が引かれて最終的な請求金額が算出されてもよい。
【0015】
前記管理装置は、
前記所定期間における前記使用基礎データに基づいて、課金条件を変更する課金条件変更部を有していてもよい。変更された課金条件は、次回課金算出の際に使用されてもよい。
【0016】
前記管理装置は、前記鶏卵処理システムを全体的に監視(各装置の駆動状態をモニタリング)する監視装置あるいは第i装置とネットワーム(無線および/または有線)を介して接続可能な構成であってもよい。
前記管理装置は、例えば、情報処理装置で構成されていてもよい。
情報処理装置は、例えば、コンピュータ、クラウドサーバ、オンプレミスサーバ、携帯端末(スマートフォン、タブレット)などで構成されていてもよい。
【0017】
前記管理装置は、各取得部(例えば、駆動情報取得部、異常情報取得部、チェーン異常情報取得部、部品情報取得部、使用物情報取得部、製造製品情報取得部、操作指示情報取得部など)が通信手段(無線および/または有線)を有し、各情報を受信する構成であってもよい。
【0018】
前記管理装置は、
前記第i装置の駆動部(例えば、モータなど)の動作(例えば、電源ON/OFF回数、通電時間、モータ回転数、モータ負荷率)を検出し第i駆動情報として出力する第i駆動情報検出部を有していてもよい。
前記管理装置は、
前記第i装置で処理された被処理物(例えば、卵、卵が収容された状態の卵収容済み容器、卵収容済み容器が詰まれた状態の箱など)の処理を検出し、第i処理情報(例えば、処理個数、不良品排出個数、不良判定個数、処理重量)として出力する第i処理情報検出部を有していてもよい。
前記管理装置は、
前記第i装置の異常に関する第i異常情報(例えば、異常の内容、異常の回数)を検出し第i異常情報として出力する第i異常情報検出部を有していてもよい。
前記管理装置は、
前記第i装置に組み込まれているチェーンの異常に関する第iチェーン異常情報(例えば、チェーンの伸びなど)を検出し第iチェーン異常情報として出力する第iチェーン異常情報検出部を有していてもよい。
前記管理装置は、
前記第i装置に組み込まれている第h部品(例えば、ソレノイド、エアシリンダ、電動アクチュエータ、フィルタ、コンベア)の動作を検出し、第i_h部品情報(動作回数、フィルタ圧損(差圧)、コンベア走行距離)として出力する第i_h部品情報検出部を有していてもよい。
前記管理装置は、
前記第i装置に供給あるいは使用される使用物(例えば、供給用容器、ラベル、帳票、供給用ラック、供給用コンテナ、供給用トレイ、供給用パレット、洗卵水、リンス水、包装用・封函用のテープ)の量を検出し、第i_p使用物情報(供給数、使用数、帳票印刷枚数、洗卵水およびリンス水の流量と圧力、テープ残量)として出力する第i_p使用物情報検出部を有していてもよい。
前記管理装置は、
前記第i装置で製造された製品(例えば、製造製品の容器、製造製品のトレイ、製造製品のラック、製造製品のコンテナ、製造製品の箱、製造製品のパレット)の量を検出し、第i製造製品情報(容器数、トレイ数、ラック数、コンテナ数、箱数、パレット数)として出力する第i製造製品情報検出部を有していてもよい。
前記管理装置は、
前記第i装置に組み込まれている第i_r操作指示部(例えば、操作パネル、電源スイッチ、緊急停止ボタンなど)の操作指示を検出し、第i_r操作指示情報(例えば、操作回数)として出力する第i_r操作指示情報検出部を有していてもよい。
前記第i装置または前記鶏卵処理システムを全体的に監視(各装置の駆動状態をモニタリング)する監視装置が、第i駆動情報検出部、第i異常情報検出部、第iチェーン異常情報検出部、第i_h部品情報検出部、第i_p使用物情報検出部、第i製造製品情報検出部、第i_r操作指示情報検出部のうち1種以上を備えていてもよい。
【0019】
前記記憶装置は、EPROM、HDD、SSD、Nasなどの不揮発性メモリ、DRAMなどの揮発性メモリであってもよい。データを保持したい場合は不揮発性メモリで構成することが好ましい。
前記表示装置は、特に制限されず、液晶モニター、有機ELモニター、CRTモニター、スマートフォン、タブレット、汎用パソコンのモニターなどが例示される。
前記通信装置は、有線通信手段、無線通信手段で構成され、外部装置(サーバ、外部記憶装置)とデータ通信可能に構成される。
【0020】
前記鶏卵処理システムは、例えば、原卵が供給される第一搬送装置、洗卵装置、第一検査装置、第一排除装置、第二排除装置、乾燥装置、方向整列装置、第二検査装置、第三排除装置、計量装置、選別包装装置、第三検査装置、パレタイザー、各装置部をつなぐ搬送装置などを有して構成される。鶏卵処理システムは、最終製品の出荷形態(容器、ラック、箱、パレット)に応じて、下流の装置が変更される。また、原卵の供給の形態(トレイ、ラック、養鶏場所から直接原卵が供給される)に応じて、上流の装置が変更される。また。計量装置、検査装置、排除装置もシステムの形態において種々の装置で構成される。
【0021】
他の開示の鶏卵処理システムの管理方法は、情報処理装置によって実行され、
所定期間において、第i駆動情報、第i処理情報、第i_k部品情報、第i_p使用物情報、第i_r操作指示情報、第i製造製品情報、第i異常情報、第iチェーン異常情報のうち1種以上から使用基礎データを算出し、使用基礎データに対応した課金条件に基づいて、該使用基礎データから、前記第i装置の第i課金を算出し、出力する課金算出ステップと、含む。
前記管理方法は、
第i駆動情報、第i処理情報、第i_k部品情報、第i_p使用物情報、第i_r操作指示情報、第i製造製品情報、第i異常情報、第iチェーン異常情報のうち1種以上と、保守条件(駆動保守条件、部品保守条件など)とを比較して保守時期および/または保守内容を判断し、出力する保守判断ステップを含んでいてもよい。
【0022】
他の開示の鶏卵処理システムの管理プログラムは、
情報処理装置(コンピュータ、サーバ、携帯端末)により、
所定期間において、第i駆動情報、第i処理情報、第i_k部品情報、第i_p使用物情報、第i_r操作指示情報、第i製造製品情報、第i異常情報、第iチェーン異常情報のうち1種以上から使用基礎データを算出し、使用基礎データに対応した課金条件に基づいて、該使用基礎データから、前記第i装置の第i課金を算出し、出力する課金算出ステップが実現されるプログラムである。
【0023】
他の開示の鶏卵処理システムの管理プログラムは、
情報処理装置(コンピュータ、サーバ、携帯端末)により、
第i駆動情報、第i処理情報、第i_k部品情報、第i_p使用物情報、第i_r操作指示情報、第i製造製品情報、第i異常情報、第iチェーン異常情報のうち1種以上と、保守条件(駆動保守条件、部品保守条件など)とを比較して保守時期および/または保守内容を判断し、出力する保守判断ステップが実現されるプログラムである。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1A】鶏卵処理システムの一例を示す図である。
図1B】各装置と各情報の対応関係を示す図である。
図1C】各装置と各情報の対応関係を示す図である。
図2A】実施形態1の管理装置の機能の一例を示す機能ブロック図である。
図2B】実施形態2の管理装置の機能の一例を示す機能ブロック図である。
図2C】実施形態3の管理装置の機能の一例を示す機能ブロック図である。
図3】蓄積される使用基礎データの一例を示す図である。
図4】課金条件の一例を示す図である。
図5】課金データの出力の一例を示す図である。
図6】保守条件の一例を示す図である。
図7】保守の出力の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
(実施形態1)
図1Aに、鶏卵処理システム1の一例を示す。本実施形態の鶏卵処理システム1は、搬送装置11、洗卵装置12、第一検査装置13、第一排除装置14、第二排除装置15、乾燥装置16、方向整列装置17、第二検査装置18、計量装置19、選別包装装置20、第三検査装置21、封蓋装置22、箱詰装置23とを有する鶏卵の洗卵選別包装システムである。図1Bに第i装置との対応関係を示す。本実施形態ではi=1から14である。
なお、第一検査装置13または第二検査装置15が省略される場合もある。第一検査装置13が、乾燥装置16と方向整列装置16との間に配置される場合もある。
監視装置5は、鶏卵処理システム1を全体的に監視(各装置の駆動状態をモニタリング)する装置である。
【0026】
搬送部11は、上流から下流まで、各装置間を繋いで卵を搬送する。搬送部11は、ローラコンベア、ベルトコンベアなどで構成されている。
洗卵装置部12は、卵を洗浄する。
第一検査装置部13は、洗卵装置12で処理された卵を検査する。ここでは例えば、大きな汚れ、破卵を検出する。
第一排除装置14は、第一検査装置13で、正常卵とは異なる廃棄すべき不良卵として分類された破卵を、その他の卵から区別できるように排除する(搬送装置11から排除する)。
第二排除装置15は、第一検査装置13で、不良卵として分類された大汚卵、奇形卵、極大卵などを、その他の卵から区別できるように排除する。
乾燥装置16は、本実施形態では、少なくとも第一、第二排除装置14、15より下流に配置され、卵を乾燥する。
【0027】
方向整列装置17は、乾燥装置16より下流に配置され、鈍端または鋭端の方向を揃える。
第二検査装置18は、不良卵(小汚卵)を検出する。第二検査装置18は、画像解析して汚卵を検出する画像解析装置であってもよい。一例として、特開2019-203845で開示されている汚卵検出装置を使用してもよい。
第三排除部(不図示)は、第二検査装置18で検出された不良卵を、正常卵から区別できるように排除する。第三排除装置は、選別包装装置20の一部構成に含まれており、不良卵(小汚卵)を、吸着手段または把持手段などを用いてトレイに移送し排除する。
また、第二検査装置18または別構成として、卵を打撃し際の音からひび入り卵を検出するひび検出装置を備えていてもよい。ひび検出装置で検出されたひび卵は、第三排除部によってトレイに移送し排除される。
【0028】
計量装置19は、第二検査装置18よりも下流に配置され、多列(例えば6列)搬送状態の卵の重量を計量する。
選別包装装置20は、計量装置19で計量された卵の重量に応じて卵を選別し、選別された卵に対応した容器に収容する。本実施形態では、選別包装装置20は、卵容器(透明卵パック)に詰めて包装する装置で構成されている。
【0029】
選別包装装置20は、計量装置19で計量された卵の重量で分類された卵サイズに応じて卵を選別し、卵パック(容器)へ収容する。
計量装置19で計量された卵は、多列搬送から一列搬送に移し替えられる。多列(例えば6列)搬送している卵を一列搬送に移し替える移替装置(不図示)が設けられる。一列搬送状態において上方向が鈍端、下方向が鋭端となるように搬送される。一列搬送状態(搬送コンベア)の卵を検査する第四検査装置が設けられていてもよい。この第四検査装置としては、例えば、卵部の異常(血卵、腐敗など)を分光分析により検査する異常卵検査装置、卵の端部の異常を検査する端部検査装置などが挙げられる。
【0030】
第三検査装置21は、蓋がされていない状態で、卵パックに収容されている卵を検査する。検査後、蓋を封止する封蓋装置22へ送られる。
異常卵は、吸着手段で吸着して容器から排除し、その位置に正常卵が吸着手段で配置されてもよい。異常卵のある卵パックを封蓋装置22へ送るラインから排除してもよい。
【0031】
封蓋装置22より下流に、さらに検査装置(封蓋後検査装置)を配置してあってもよい。
封蓋された卵容器は、箱詰装置23で箱に収納されて製品として送られる。
【0032】
図2Aに、鶏卵処理システム1、監視装置5、管理装置6の機能を示す。監視装置5は、システム1の監視用としてシステム1の設置場所に設置される。管理装置6はシステム1の製造メーカ側においてシステム1の課金と保守を管理するために設置される(クラウドサーバでもよく、メーカ会社内のオンプレミスサーバ、パソコンなどでもよい)。
【0033】
鶏卵処理システム1の第i装置は、第i駆動情報検出部31、第i処理情報検出部32、第i異常情報検出部33、第iチェーン異常情報検出部34、第i_h部品情報検出部35、第i_p使用物情報検出部36、第i製造製品情報検出部37、第i_r操作指示情報検出部38を備える。図1B、1Cに各装置と各情報の対応関係を示す。
【0034】
第i駆動情報検出部31は、第i装置の駆動部(例えば、モータなど)の動作(例えば、電源ON/OFF回数、通電時間、モータ回転数、モータ負荷率)を検出し第i駆動情報として監視装置5へ出力する。
第1装置の第1駆動情報は、例えば、モータ回転数、モータ負荷率、モータ通電時間である。第i(1)駆動検出部31は、公知のモータ回転数計測手段、公知のモータ負荷率計測手段、公知のモータ通電時間計測手段で実現される。第i(1)駆動検出部31で検出されたデータおよび第1装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第2装置の第2駆動情報としては、例えば、通電時間である。第i(2)駆動検出部31は、公知の通電時間計測手段で実現される。第i(2)駆動検出部31で検出されたデータおよび第2装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第3装置から第14装置の駆動情報は、第2装置のそれと同様に構成される。
【0035】
第i処理情報検出部32は、第i装置で処理された被処理物(例えば、卵)の処理を検出し、第i処理情報(例えば、処理個数、不良品排出個数、不良判定個数、処理重量)として監視装置5へ出力する。
第1装置の第1処理情報は、例えば、搬送卵数である。第i(1)処理情報検出部32は、公知の計測手段(画像処理、光電センサなどのカウンターで構成される)で実現される。第i(1)処理情報検出部32で検出されたデータおよび第1装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第2装置の第2処理情報は、例えば、洗卵数である。第i(2)処理情報検出部32は、公知の計測手段(画像処理、光電センサなどのカウンターで構成される)で実現される。第i(2)処理情報検出部32で検出されたデータおよび第2装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第3装置の第3処理情報は、例えば、第一検査卵数である。第i(3)処理情報検出部32は、公知の計測手段(画像処理、光電センサなどで構成された計測手段など)で実現される。第i(3)処理情報検出部32で検出されたデータおよび第3装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
搬送卵数と洗卵数と第一検査卵数は同じであるため、3つの検査部はいずれか一つで兼用されていてもよい。
【0036】
第4装置の第4処理情報は、例えば、第一不良排出数である。第i(4)処理情報検出部32は、公知の計測手段(画像処理、光電センサ、ロードセルなどで構成された計測手段など)で実現される。第i(4)処理情報検出部32で検出されたデータおよび第4装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第5装置の第5処理情報は、例えば、第二不良排出数である。第i(5)処理情報検出部32は、公知の計測手段(画像処理、光電センサ、ロードセルなどで構成された計測手段など)で実現される。第i(5)処理情報検出部32で検出されたデータおよび第5装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
【0037】
第6装置の第6処理情報は、例えば、乾燥卵数である。第i(6)処理情報検出部32は、公知の計測手段(画像処理、光電センサ、ロードセルなどで構成された計測手段など)で実現される。第i(6)処理情報検出部32で検出されたデータおよび第6装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。乾燥卵数は、第一検査卵数から第一、第二不良排出数を除した数である。そのため、検出部32は省略され、監視装置5が第6処理情報を算出してもよい。
第7装置の第7処理情報は、例えば、搬送卵数である。第i(7)処理情報検出部32は、公知の計測手段(画像処理、光電センサ、ロードセルなどで構成された計測手段など)で実現される。第i(7)処理情報検出部32で検出されたデータおよび第7装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第8装置の第8処理情報は、例えば、第二検査卵数である。第i(8)処理情報検出部32は、公知の計測手段(画像処理、光電センサ、ロードセルなどで構成された計測手段など)で実現される。第i(8)処理情報検出部32で検出されたデータおよび第8装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第9装置の第9処理情報は、例えば、計量卵数である。第i(9)処理情報検出部32は、公知の計測手段(画像処理、光電センサなどで構成された計測手段など)で実現される。第i(9)処理情報検出部32で検出されたデータおよび第9装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
乾燥卵数と搬送卵数と第二検査卵数と計量卵数は同じであるため、4つの検査部はいずれか一つで兼用されてもよく、監視装置5で算出されてもよい。
【0038】
第10装置の第10処理情報は、例えば、包装数(MS包装、L包装、LL包装)である。第i(10)処理情報検出部32は、公知の計測手段(画像処理、光電センサなどで構成された計測手段など)で実現される。第i(10)処理情報検出部32で検出されたデータおよび第10装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第11装置の第11処理情報は、例えば、第三検査容器数である。第i(11)処理情報検出部32は、公知の計測手段(画像処理、光電センサ、ロードセルなどで構成された計測手段など)で実現される。第i(11)処理情報検出部32で検出されたデータおよび第11装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第12装置の第12処理情報は、例えば、包装数(封蓋数)である。第i(12)処理情報検出部32は、公知の計測手段(画像処理、光電センサなどで構成された計測手段など)で実現される。第i(12)処理情報検出部32で検出されたデータおよび第12装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
包装数と第三検査容器数と包装数(封蓋数)は同じであるため、3つの検査部はいずれか一つで兼用されてもよい。
【0039】
第13装置の第13処理情報は、例えば、箱詰数である。第i(13)処理情報検出部32は、公知の計測手段(画像処理、光電センサなどで構成された計測手段など)で実現される。第i(13)処理情報検出部32で検出されたデータおよび第13装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第14装置の第14処理情報は、例えば、パレット積数(箱数)である。第i(14)処理情報検出部32は、公知の計測手段(画像処理、光電センサなどで構成された計測手段など)で実現される。第i(14)処理情報検出部32で検出されたデータおよび第14装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
【0040】
第i異常情報検出部33は、第i装置の異常に関する第i異常情報(例えば、異常の内容、異常の回数)を検出し第i異常情報として監視装置5へ出力する。
第1装置の第1異常情報は、例えば、異常停止回数である。第i(1)異常情報検出部33は、異常停止ボタンを押した回数、異常停止した回数をカウントする計測手段で実現される。第i(1)異常情報検出部33で検出されたデータおよび第1装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第2装置から第14装置の異常情報は、第1装置のそれと同様に構成される。
【0041】
第iチェーン異常情報検出部34は、第i装置に組み込まれているチェーンの異常に関する第iチェーン異常情報(例えば、チェーンの伸びなど)を検出し第iチェーン異常情報として監視装置5へ出力する。
第1装置の第1チェーン異常情報は、例えば、チェーンの伸び量である。第i(1)チェーン異常情報検出部34は、チェーンの伸びを計測する計測手段(例えば、画像処理で解析する手段など)で実現される。第i(1)チェーン異常情報検出部34で検出されたデータおよび第1装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第7装置の第7チェーン異常情報は、例えば、チェーンの伸び量である。第i(7)チェーン異常情報検出部34は、チェーンの伸びを計測する計測手段(例えば、画像処理で解析する手段など)で実現される。第i(7)チェーン異常情報検出部34で検出されたデータおよび第7装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
他の装置でもチェーン異常を検出するように構成されていてもよい。
【0042】
第i_h部品情報検出部35は、第i装置に組み込まれている第h部品(例えば、ソレノイド、エアシリンダ、電動アクチュエータ、フィルタ、コンベア)の動作を検出し、第i_h部品情報(動作回数、フィルタ圧損(差圧)、コンベア走行距離)として監視装置5へ出力する。
第1装置の第1_1部品情報は、例えば、コンベア回転距離である。第i_h(1_1)部品情報検出部35は、公知のコンベア回転距離計測手段で実現される。第i_h(1_1)部品情報検出部35で検出されたデータおよび第1装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第1装置の第1_2部品情報は、例えば、チェーン伸び量である。第i_h(1_2)部品情報検出部35は、チェーンの伸びを計測する計測手段(例えば、画像処理で解析する手段など)で実現される。第i_h(1_2)部品情報検出部35で検出されたデータおよび第1装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第2装置の第2_1部品情報は、例えば、ノズル詰まり(液圧)である。第i_h(2_1)部品情報検出部35は、公知の液圧計測手段で実現される。第i_h(2_1)部品情報検出部35で検出されたデータおよび第2装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第2装置の第2_2部品情報は、例えば、ブラシ消耗度である。第i_h(2_2)部品情報検出部35は、公知のブラシ回転数計測手段で実現される。第i_h(2_2)部品情報検出部35で検出されたデータおよび第2装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第3装置の第3_1部品情報は、例えば、光源通電時間である。第i_h(3_1)部品情報検出部35は、公知の通電時間計測手段で実現される。第i_h(3_1)部品情報検出部35で検出されたデータおよび第3装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第8装置および第11装置の部品情報(光源通電時間)は、第3装置のそれと同様に構成される。
第6装置の第6_1部品情報は、例えば、フィルタ圧損である。第i_h(6_1)部品情報検出部35は、公知のフィルタ一次側と二次側の圧力差を計測手段で実現される。第i_h(6_1)部品情報検出部35で検出されたデータおよび第6装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第10装置の第10_1部品情報は、例えば、アクチュエータ動作回数である。第i_h(10_1)部品情報検出部35は、公知のアクチュエータ動作を計測手段で実現される。第i_h(10_1)部品情報検出部35で検出されたデータおよび第10装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第12装置、第13装置および第14装置の部品情報(アクチュエータ動作回数)は、第10装置のそれと同様に構成される。
【0043】
第i_p使用物情報検出部36は、第i装置に供給あるいは使用される使用物(例えば、供給用容器、ラベル、帳票、供給用ラック、供給用コンテナ、供給用トレイ、供給用パレット、洗卵水、リンス水、テープ)の量を検出し、第i_p使用物情報(供給数、使用数、帳票印刷枚数、洗卵水およびリンス水の流量と圧力)として監視装置5へ出力する。
第1装置の第1_1使用物情報は、例えば、供給用コンテナ数である。第i_p(1_1)使用物情報検出部35は、公知の計測手段で実現される。第i_p(1_1)使用物情報検出部35で検出されたデータおよび第1装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第2装置の第2_1使用物情報は、例えば、洗卵水の使用量である。第i_p(2_1)使用物情報検出部35は、公知の流量計で実現される。第i_p(2_1)使用物情報検出部35で検出されたデータおよび第2装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第2装置の第2_2使用物情報は、例えば、リンス水の使用量である。第i_p(2_2)使用物情報検出部35は、公知の流量計で実現される。第i_p(2_2)使用物情報検出部35で検出されたデータおよび第2装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第10装置の第10_1使用物情報は、例えば、MS卵容器数である。第i_p(10_1)使用物情報検出部35は、公知の計測手段(画像処理、光電センサなどで構成された計測手段など)で実現される。第i_p(10_1)使用物情報検出部35で検出されたデータおよび第10装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第10装置の第10_2使用物情報は、例えば、L卵容器数である。第i_p(10_2)使用物情報検出部35は、公知の計測手段(画像処理、光電センサなどで構成された計測手段など)で実現される。第i_p(10_2)使用物情報検出部35で検出されたデータおよび第10装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第10装置の第10_3使用物情報は、例えば、LL卵容器数である。第i_p(10_3)使用物情報検出部35は、公知の計測手段(画像処理、光電センサなどで構成された計測手段など)で実現される。第i_p(10_3)使用物情報検出部35で検出されたデータおよび第10装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第12装置の第12_1使用物情報は、例えば、ラベル数である。第i_p(12_1)使用物情報検出部35は、公知の計測手段(画像処理、光電センサなどで構成された計測手段、ラベラーのカウンターなど)で実現される。第i_p(12_1)使用物情報検出部35で検出されたデータおよび第12装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第12装置の第12_2使用物情報は、例えば、接着テープ使用量である。第i_p(12_2)使用物情報検出部35は、公知のテープ使用(容器封止)回数計測手段などで実現される。第i_p(12_2)使用物情報検出部35で検出されたデータおよび第12装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第13装置の第13_1使用物情報は、例えば、箱数である。第i_p(13_1)使用物情報検出部35は、公知の計測手段(画像処理、光電センサなどで構成された計測手段など)で実現される。第i_p(13_1)使用物情報検出部35で検出されたデータおよび第13装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第13装置の第13_2使用物情報は、例えば、接着テープ使用量である。第i_p(13_2)使用物情報検出部35は、公知のテープ使用(箱封函)回数計測手段などで実現される。第i_p(13_2)使用物情報検出部35で検出されたデータおよび第13装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第14装置の第14_1使用物情報は、例えば、箱数である。第i_p(14_1)使用物情報検出部35は、公知の計測手段(画像処理、光電センサなどで構成された計測手段など)で実現される。第i_p(14_1)使用物情報検出部35で検出されたデータおよび第14装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
【0044】
第i製造製品情報検出部37は、第i装置で製造された製品(例えば、製造製品の容器、製造製品のトレイ、製造製品のラック、製造製品のコンテナ、製造製品の箱、製造製品のパレット)の量を検出し、第i_s製造製品情報(容器数、トレイ数、ラック数、コンテナ数、箱数、パレット数)として監視装置5へ出力する。
第10装置の第10製造製品情報は、例えば、卵容器数である。第i(10)製造製品情報検出部37は、公知の計測手段(画像処理、光電センサなどで構成された計測手段など)で実現される。第i(10)製造製品情報検出部37で検出されたデータおよび第10装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第13装置の第13製造製品情報は、例えば、箱数である。第i(13)製造製品情報検出部37は、公知の計測手段(画像処理、光電センサなどで構成された計測手段など)で実現される。第i(13)製造製品情報検出部37で検出されたデータおよび第13装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第14装置の第14製造製品情報は、例えば、パレット数である。第i(14)製造製品情報検出部37は、公知の計測手段(画像処理、光電センサなどで構成された計測手段など)で実現される。第i(14)製造製品情報検出部37で検出されたデータおよび第14装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
【0045】
第i_r操作指示情報検出部38は、第i装置に組み込まれている第r操作指示部(例えば、操作パネル、電源スイッチ、緊急停止ボタンなど)の操作指示を検出し、第i_r操作指示情報(例えば、操作回数)として監視装置5へ出力する。
第1装置の第1_1操作指示情報は、例えば、電源スイッチ指示回数(ONおよびOFF)である。第i_r(1_1)操作指示情報検出部38は、電源スイッチ指示をONおよびOFFした回数をカウントする計測手段で実現される。第i_r(1_1)操作指示情報検出部38で検出されたデータおよび第1装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第1装置の第1_2操作指示情報は、例えば、緊急停止ボタン指示回数である。第i_r(1_2)操作指示情報検出部38は、緊急停止ボタンを押した回数をカウントする計測手段で実現される。第i_r(1_2)操作指示情報検出部38で検出されたデータおよび第1装置の識別情報は、有線あるいは無線通信手段により監視装置5へ送られる。
第2装置から第14装置の操作指示は、第1装置のそれと同様に構成される。
【0046】
監視装置5は、各検出部からデータを通信装置54で受信し、装置識別情報と関連づけて記憶装置53に保存する。
監視装置5は、所定のタイミング(例えば、夜間、作業停止時、リアルタイムなど)で各情報を管理装置6へ送る。
【0047】
管理装置6は、駆動情報取得部61、処理情報取得部62、異常情報取得部63、チェーン異常情報取得部64、部品情報取得部65、使用物情報取得部66、製造製品情報取得部67、操作指示情報取得部68を備える。各取得部は通信装置77の機能を使用してデータを受信する。
駆動情報取得部61は、監視装置5から、第i装置の駆動部(例えば、モータなど)の動作(例えば、電源ON/OFF回数、通電時間、モータ回転数、モータ負荷率)に関する第i駆動情報を受信する。
処理情報取得部62は、監視装置5から、第i装置で処理された被処理物(例えば、卵)の処理に関する第i処理情報(例えば、処理個数、不良品排出個数、不良判定個数)を受信する。
異常情報取得部63は、監視装置5から、第i装置の異常に関する第i異常情報(例えば、異常の内容、異常の回数)を受信する。
チェーン異常情報取得部64は、監視装置5から、第i装置に組み込まれているチェーンの異常に関する第iチェーン異常情報(例えば、チェーンの伸びなど)を受信する。
部品情報取得部65は、監視装置5から、第i装置に組み込まれている第h部品(例えば、ソレノイド、エアシリンダ、電動アクチュエータ、フィルタ、コンベア)の動作に関する第i_h部品情報(動作回数、フィルタ圧損(差圧)、コンベア走行距離)を受信する。
使用物情報取得部66は、監視装置5から、第i装置に供給あるいは使用される使用物(例えば、供給用容器、ラベル、帳票、供給用ラック、供給用コンテナ、供給用トレイ、供給用パレット、洗卵水、リンス水)の量に関する第i_p使用物情報(供給数、使用数、帳票印刷枚数、洗卵水およびリンス水の流量と圧力、テープ使用回数)を受信する。
製造製品情報取得部67は、監視装置5から、第i装置で製造された製品(例えば、製造製品の容器、製造製品のトレイ、製造製品のラック、製造製品のコンテナ、製造製品の箱、製造製品のパレット)の量に関する第i製造製品情報(容器数、トレイ数、ラック数、コンテナ数、箱数、パレット数)を受信する。
操作指示情報取得部68は、監視装置5から、第i装置に組み込まれている第r操作指示部(例えば、操作パネル、電源スイッチ、緊急停止ボタンなど)の操作指示に関する第i_r操作指示情報(例えば、操作回数)を受信する。
管理装置6は、受信した各情報を装置識別情報と関連づけて記憶装置76に保存する。
【0048】
(課金)
課金算出部70は、所定期間において、第i駆動情報、第i処理情報、第i_k部品情報、第i_p使用物情報、第i_r操作指示情報、第i製造製品情報、第i異常情報、第iチェーン異常情報のうち1種以上から使用基礎データを算出し、使用基礎データに対応した課金条件に基づいて、該使用基礎データから第i装置の第i課金を算出し、出力する。課金算出部70は、第1課金(従量課金)と、基本料金とを加算して最終料金を算出してもよい。
図3に使用基礎データの一例を示す。図4に課金条件を示す。表示装置75は、課金算出部70で算出された第i装置の第i課金のデータを表示する。図5に課金の出力の一例を示す。
通信装置77は、課金算出部70で算出された第i装置の第i課金のデータを管理装置5あるいはユーザの携帯端末へ送信する。
【0049】
課金算出部70は、すべての情報を考慮してもよく、優先順位を設定して判断してもよい。
<算出1:単純平均しての課金算出:課金=従量制の基準金額×従量に比例して増減させる割合>
(A1)第i駆動情報に基づいて課金を算出する。例えば、基準金額の90%
(A2)(A1)の後で、第i処理情報に基づいて課金を算出する。例えば、基準金額の100%
(A3)(A1)と(A2)のそれぞれで算出された課金に基づいて、課金(従量課金)を出力する。例えば、基準金額の(90%+100%)の平均値(95%)。
また、第i異常情報、第iチェーン異常情報、第i製造製品情報、第i_h部品情報、第i_p使用物情報、第i_r操作指示情報のうち1種以上に基づいて課金を算出し、上記(A3)において平均値を求めてもよい。
上記課金(従量課金)と基本料金を加算した合計値を最終料金としてもよい。
【0050】
<算出2:加重平均しての課金算出>
(B1)第i駆動情報に基づいて課金を算出する。例えば、基準金額の90%
(B2)(B1)の後で、第i処理情報に基づいて課金を算出する。例えば、基準金額の100%
(B3)(B1)と(B2)のそれぞれで算出された課金に重み付けして、課金(従量課金)を出力する。例えば、各情報に重みづけを設定し、加重平均値を求めてもよい。例えば、基準金額の(90%×1.1+100%×0.9)/2としてもよい。
また、第i異常情報、第iチェーン異常情報、第i製造製品情報、第i_h部品情報、第i_p使用物情報、第i_r操作指示情報のうち1種以上に基づいて課金を算出し、上記(B3)において加重平均値を求めてもよい。
上記課金(従量課金)と基本料金を加算した合計値を最終料金としてもよい。
【0051】
<算出3:装置毎、項目毎に加算して課金算出>
(C1)第i駆動情報に第i_1従量単価を掛けて課金を算出。
(C2)第i処理情報に第i_2従量単価を掛けて課金を算出。
(C3)(C1)と(C2)のそれぞれで算出された課金を加算して、従量課金を出力する。
また、第i異常情報、第iチェーン異常情報、第i製造製品情報、第i_h部品情報、第i_p使用物情報、第i_r操作指示情報のうち1種以上に基づいて同様に課金を算出し、上記(C3)に加算して求めてもよい。
第i_1従量単価と第i_2従量単価、その他の従量単価は、各種情報に対応して予め設定されている。
上記課金(従量課金)と基本料金を加算した合計値を最終料金としてもよい。
【0052】
(保守)
保守判断部71は、第i駆動情報、第i処理情報、第i_k部品情報、第i_p使用物情報、第i_r操作指示情報、第i_s製造製品情報、第i異常情報、第iチェーン異常情報のうち1種以上と、保守条件(駆動保守条件、部品保守条件など)とを比較して保守時期および/または保守内容を判断し、出力する。
図6に保守条件を示す。表示装置75は、保守判断部71で得られた保守のデータを表示する。図7に保守のデータの出力の一例を示す。
通信装置77は、保守判断部71で判断された結果のデータを管理装置5あるいはユーザの携帯端末へ送信する。
【0053】
保守判断部71は、すべての情報を考慮してもよく、優先順位を設定して判断してもよい。以下に判断例を示す。
<判断1:装置全体の保守を判断>
(D1)第i駆動情報から保守の判断を行う。
(D2)(D1)の後で、第i処理情報から保守の判断を行う。
(D3)(D1)と(D2)の両方の判断が、同じ結果のメンテナンス(清掃を含む)を必要と判断したときに、その旨を出力する。
例えば、第1装置のモータ動作時間が50時間経過する毎に駆動チェーンの表面状態確認と注油を促し、250時間経過する毎にチェーンのテンション確認を求める旨の出力を行う。
例えば、第2装置において、モータの運転が200時間を経過する毎に、または/および、洗卵個数が500万個を超えるごとにブラシ高さの確認を求める旨の出力を行う。
(D3)の判断において、さらに、第i製造製品情報、第i_r操作指示情報、第i_p使用物情報のうち1種以上を判断し、全てが同じ結果のメンテナンス(清掃を含む)を必要と判断したときに、その旨を出力する。
<判断2:装置全体の保守を判断>
(E1)第i異常情報から保守の判断を行う。
(E2)判断結果が、メンテナンス(清掃を含む)を必要と判断したときに、その旨を出力する。
例えば、第9装置を通過して多列搬送から1列搬送部に移し替えられた卵の姿勢が悪く異常が検出されると搬送コンベヤは停止して警報を出力(異常情報を出力)する。この警報の出力頻度が閾値を超えた場合には、装置間のタイミング調整を促す旨の出力を行う。
<判断3:装置全体の保守を判断>
(F1)第iチェーン異常情報から保守の判断を行う。
(F2)判断結果が、メンテナンス(清掃を含む)を必要と判断したときに、その旨を出力する。
例えば、第1装置の第1チェーンの伸びが所定以上になったことが検出されたら、メンテナンスが必要と判断し、チェーンテンションの調整が必要なことを示めすとともに、関連する調整項目を示す旨の出力を行う。
<判断4:部品の保守を判断>
(G1)第i_h部品情報から保守の判断を行う。
(G2)判断結果が、メンテナンス(清掃を含む)を必要と判断したときに、その旨を出力する。
例えば、第8装置のフィルタの圧損が閾値を超えたらフィルタ清掃が必要なことを促す旨の出力を行う。例えば、第10装置の電動アクチュエータの動作回数が閾値を超えたら注油を促すあるいは交換を促す旨の出力を行う。
<判断5:部品の保守を判断>
(H1)第i_p使用物情報から保守の判断を行う。
(H2)判断結果が、メンテナンス(清掃を含む)を必要と判断したときに、その旨を出力する。
例えば、第14装置の処理した箱数が閾値に達する毎に、吸着パッドの清掃や交換を促す旨の出力を行う。
<判断6:部品の保守を判断>
(K1)第i_h部品情報から保守の判断を行う。
(K2)第i_p使用物情報から保守の判断を行う。
(K3)(K1)と(K2)の両方の判断が、同じ結果のメンテナンス(清掃を含む)を必要と判断したときに、その旨を出力する。
【0054】
課金条件変更部72は、所定期間における使用基礎データに基づいて、課金条件を変更する。変更された課金条件は、次回課金算出の際に使用されてもよい。
【0055】
(別実施形態)
(1)図2Bに実施形態2を示す。図2Aの実施形態1で示した、第i駆動情報検出部31、第i処理情報検出部32、第i異常情報検出部33、第iチェーン異常情報検出部34、第i_h部品情報検出部35、第i_p使用物情報検出部36、第i_s製造製品情報検出部37、第i_r操作指示情報検出部38が、監視装置5に備えられている。各装置や部品から各種センサ信号、各種電気信号、各種画像情報などを受信し、各検出部が各情報を作成する構成である。システム1の通信装置25を使用して各種データを監視装置56へ送ることができる。
(2)図2Cに実施形態3を示す。図2Aの実施形態1で示した、第i駆動情報検出部31、第i処理情報検出部32、第i異常情報検出部33、第iチェーン異常情報検出部34、第i_h部品情報検出部35、第i_p使用物情報検出部36、第i_s製造製品情報検出部37、第i_r操作指示情報検出部38が、管理装置6に備えられている。監視装置5が省略されている。各装置や部品からのセンサ信号、電気信号、画像情報などを受信し、各検出部が対応する各情報を作成する構成である。この場合、各検出部が各取得部の機能を兼ねる構成である。各装置や部品から各種センサ信号、各種電気信号、各種画像情報などを受信し、各検出部が各情報を作成する構成である。システム1の通信装置25を使用して各種データを管理装置6へ送ることができる。
(3)鶏卵処理システム1として、鶏卵の洗卵選別包装システムを例示したが、これに制限されず、一部の装置が省略された処理システムであってもよい。
(4)鶏卵処理システムは、液卵加工施設における、卵供給装置、割卵装置、各種検査装置などを有していてもよい。
(5)鶏卵処理システムは、孵卵施設における、卵移載装置、孵卵装置、各種検査装置などを有していてもよい。
【符号の説明】
【0056】
1 鶏卵処理システム
5 監視装置
6 管理装置
61 駆動情報取得部
62 処理情報取得部
63 異常情報取得部
64 チェーン異常情報取得部
65 部品情報取得部
66 使用物情報取得部
67 製造製品情報取得部
68 操作指示情報取得部
70 課金算出部
71 保守判断部
72 課金条件変更部
図1A
図1B
図1C
図2A
図2B
図2C
図3
図4
図5
図6
図7