(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024000315
(43)【公開日】2024-01-05
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/015 20230101AFI20231225BHJP
【FI】
G06Q30/02 470
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022099037
(22)【出願日】2022-06-20
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年3月15日公開アドレス https://appstoreconnect.apple.com/apps/521974902/appstore/ios/version/deliverable 令和4年3月22日公開アドレス https://apps.apple.com/jp/app/yahoo-%E5%A4%A9%E6%B0%97/id521974902
(71)【出願人】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】熊田 桂子
(72)【発明者】
【氏名】高菅 雅己
(72)【発明者】
【氏名】畑 裕育
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB08
(57)【要約】
【課題】利用者に対してより快適なアイテムを提案することができる情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムを提供すること。
【解決手段】本願に係る情報処理装置は、環境情報取得部と、画像情報取得部と、提供部とを備える。環境情報取得部は、天気に関する情報を含む環境情報を取得する。画像情報取得部は、環境情報取得部によって取得された環境情報に基づいて、環境情報に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像の情報である画像情報を取得する。提供部は、画像情報取得部によって取得された画像情報を天気に関する情報と共に表示される情報として提供する。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
天気に関する情報を含む環境情報を取得する環境情報取得部と、
前記環境情報取得部によって取得された前記環境情報に基づいて、前記環境情報に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像の情報である画像情報を取得する画像情報取得部と、
前記画像情報取得部によって取得された前記画像情報を天気に関する情報と共に表示される情報として提供する提供部と、を備える
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記環境情報取得部は、
現在の天気および予測される天気の状況の少なくとも一方に応じた指数の情報を含む情報を前記環境情報として取得し、
前記画像情報取得部は、
前記指数に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像の情報を前記画像情報として取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記指数は、
厚着度合いを示す指標であり、
前記画像情報取得部は、
前記指数に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像の情報を前記画像情報として取得する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記環境情報取得部は、
現在の日射量よび予測される日射量の少なくとも一方に応じた指数の情報を含む環境情報を取得し、
前記画像情報取得部は、
前記指数に対応するアイテムを着用している撮像画像の情報を前記画像情報として取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記画像情報取得部は、
前記環境情報に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像を各々示す複数の撮像画像の中から1以上の撮像画像の情報をランダムに前記画像情報として取得する
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記画像情報取得部は、
前記複数の撮像画像の中から予め定められた条件を満たす1以上の撮像画像の情報を、前記画像情報で示される撮像画像と共に表示され且つ前記画像情報で示される撮像画像よりも小さなサイズで表示される撮像画像の情報である第2画像情報としてさらに取得し、
前記提供部は、
前記第2画像情報を提供する
ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記画像情報取得部は、
前記複数の撮像画像の中から前記画像情報の提供先となる利用者の情報に応じた1以上の撮像画像を優先して前記第2画像情報として取得する
ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記利用者の情報は、
前記利用者が所有するアイテム種別を示す情報を含み、
前記画像情報取得部は、
前記複数の撮像画像の中から前記利用者が所有するアイテムの種別に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像の情報を優先して前記第2画像情報として取得する
ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記利用者の情報は、
前記利用者のアイテムに対する嗜好を示す情報を含み、
前記画像情報取得部は、
前記複数の撮像画像の中から前記利用者の前記嗜好に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像の情報を優先して前記第2画像情報として取得する
ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記画像情報取得部は、
前記複数の撮像画像の中から最も新しい撮像画像から新しい順に1以上の撮像画像の情報を優先して前記第2画像情報として取得する
ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記画像情報取得部は、
前記複数の撮像画像の中から評価が高い撮像画像の順に1以上の撮像画像の情報を優先して前記第2画像情報として取得する
ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記画像情報取得部は、
前記複数の撮像画像の中から指定される地域および指定される地域の天気のうちの少なくとも1つが撮像時の地域および天気のうちの少なくとも1つが一致または類似する1以上の撮像画像の情報を優先して前記第2画像情報として取得する
ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項13】
前記画像情報取得部は、
前記複数の撮像画像の中から前記画像情報の提供先となる利用者の年齢と撮像時の前記人物の年齢が一致または類似する1以上の撮像画像の情報を優先して前記第2画像情報として取得する
ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項14】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
天気に関する情報を含む環境情報を取得する環境情報取得工程と、
前記環境情報取得工程によって取得された前記環境情報に基づいて、前記環境情報に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像の情報である画像情報を取得する画像情報取得工程と、
前記画像情報取得工程によって取得された前記画像情報を天気に関する情報と共に表示される情報として提供する提供工程と、を含む
ことを特徴とする情報処理方法。
【請求項15】
天気に関する情報を含む環境情報を取得する環境情報取得手順と、
前記環境情報取得手順によって取得された前記環境情報に基づいて、前記環境情報に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像の情報である画像情報を取得する画像情報取得手順と、
前記画像情報取得手順によって取得された前記画像情報を天気に関する情報と共に表示される情報として提供する提供手順と、をコンピュータに実行させる
ことを特徴とする情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、外出時の服装を提案する技術が知られている。例えば、特許文献1には、利用者の目的地の情報に対応する服装の情報をもとに利用者に服装を提案する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、目的地に応じた服装を提案することができるものの、利用者に対してより快適な服装などのアイテムを提案することが望ましく、この点で改善の余地がある。
【0005】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者に対してより快適なアイテムを提案することができる情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に係る情報処理装置は、環境情報取得部と、画像情報取得部と、提供部とを備える。環境情報取得部は、天気に関する情報を含む環境情報を取得する。画像情報取得部は、環境情報取得部によって取得された環境情報に基づいて、環境情報に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像の情報である画像情報を取得する。提供部は、画像情報取得部によって取得された画像情報を天気に関する情報と共に表示される情報として提供する。
【発明の効果】
【0007】
実施形態の一態様によれば、利用者に対してより快適なアイテムを提案することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
【
図2】
図2は、実施形態に係る情報提供システムの構成の一例を示す図である。
【
図3】
図3は、実施形態に係る端末装置の構成の一例を示す図である。
【
図4】
図4は、実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示す図である。
【
図5】
図5は、実施形態に係る利用者情報記憶部に記憶される利用者情報テーブルの一例を示す図である。
【
図6】
図6は、実施形態に係る指数関係情報記憶部に記憶される厚着指数関係情報テーブルの一例を示す図である。
【
図7】
図7は、実施形態に係る情報処理装置によって提供される天気コンテンツの一例を示す図である。
【
図8】
図8は、実施形態に係る情報処理装置によって提供される天気コンテンツの他の例を示す図である。
【
図9】
図9は、実施形態に係る情報処理装置の処理部による情報処理の一例を示すフローチャートである。
【
図10】
図10は、実施形態に係る情報処理装置の処理部によるコンテンツ提供処理の一例を示すフローチャートである。
【
図11】
図11は、実施形態に係る端末装置の構成の他の例を示す図である。
【
図12】
図12は、実施形態に係る情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
〔1.情報処理の一例〕
まず、
図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例について説明する。
図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
【0011】
図1に示す情報処理装置1は、ポータルサイトに関するコンテンツを端末装置2の利用者Uに提供する。ポータルサイトに関するコンテンツには、天気に関するコンテンツである天気コンテンツが含まれる。また、ポータルサイトに関するコンテンツには、ウェブ検索サイト、ニュースサイト、地図提供サイト、SNSサイトなどに関するコンテンツなどが含まれていてもよい。
【0012】
図1に示すように、情報処理装置1は、天気に関する情報を含む環境情報を提供する環境情報提供装置としての機能を有するサーバ3から環境情報を取得する(ステップS1)。環境情報には、各地域の天気に関する情報が含まれる。天気に関する情報には、現在の天気を示す情報および予測される天気の状況を示す情報が含まれる。
【0013】
また、情報処理装置1は、撮像画像の情報である画像情報を提供する画像情報提供装置としての機能を有するサーバ4から取得する(ステップS2)。サーバ4は、例えば、ショッピングサイト、オークションサイト、フリーマーケットサイト、投稿サイトなどを提供する情報処理装置であり、各サイトで提供される画像情報を情報処理装置1に提供する。
【0014】
サーバ4から情報処理装置1に提供される画像情報は、アイテムを着用している人物の撮像画像の情報である。人物が着用するアイテムは、例えば、服、靴、帽子、腕カバー、サングラスなどである。サーバ4は、異なるアイテムを着用している人物の撮像画像の情報を複数含む画像情報を情報処理装置1に提供する。
【0015】
サーバ4から情報処理装置1に提供される画像情報には、撮像画像を示す情報に加え、例えば、撮像画像に含まれるアイテムの種別を示す情報、撮像画像に含まれる人物の属性を示す情報、撮像画像の撮像位置および撮像日時を示す情報、および撮像画像に含まれる人物の属性(例えば、年齢や性別)を示す情報などの付加情報が含まれる。
【0016】
情報処理装置1は、ステップS1においてサーバ3から取得した環境情報とステップS2においてサーバ4から取得した画像情報とを内部の記憶部に記憶する(ステップS3)。
【0017】
つづいて、情報処理装置1は、端末装置2から送信されるコンテンツ要求を受け付ける(ステップS4)。コンテンツ要求は、天気コンテンツの送信要求である。天気コンテンツは、天気に関する情報に加え、天気に関する情報に応じたアイテムを着用している人物の撮像画像の情報である画像情報を含む。
【0018】
コンテンツ要求は、指定地域を示す情報、利用者Uを識別するための情報を含む。指定地域は、利用者Uによって指定された地域である。なお、指定地域を示す情報が利用者Uによって予め情報処理装置1に設定されている場合、コンテンツ要求には、指定地域を示す情報は含まれなくてよい。
【0019】
つづいて、情報処理装置1は、コンテンツ要求で示される指定地域の天気に関する情報を含む環境情報を内部の記憶部から取得する(ステップS5)。ステップS5において、情報処理装置1は、コンテンツ要求に指定地域の情報が含まれていない場合、予め設定されている指定地域を示す情報に基づいて、指定地域の天気に関する情報を含む環境情報を内部の記憶部から取得する。
【0020】
つづいて、情報処理装置1は、ステップS5で取得した環境情報に基づいて、環境情報に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像の情報である画像情報を内部の記憶部から取得する(ステップS6)。環境情報に対応するアイテムは、例えば、現在の天気および予測される天気の状況の少なくとも一方に応じた指数に対応するアイテムである。また、ステップS6で取得される画像情報には、上述した付加情報の一部または全部が含まれないが、かかる例に限定されない。
【0021】
現在の天気および予測される天気の状況の少なくとも一方に応じた指数は、推奨する厚着度合いを示す厚着指数である。かかる厚着指数は、推奨する厚着度合いが高くなるほど値が大きくなるが、かかる例に限定されない。例えば、かかる厚着指数は、推奨する厚着度合いが高くなるほど値が小さくなる指数であってもよい。
【0022】
情報処理装置1は、環境情報に基づいて、厚着指数を算出するが、サーバ3から取得する環境情報に厚着指数を示す情報が含まれる場合、環境情報から厚着指数を示す情報を取得することもできる。
【0023】
また、環境情報に対応するアイテムは、例えば、現在の日射量および予測される日射量の少なくとも一方に応じた指数である日射指数に対応するアイテムを含む。日射指数は、日射量が高くなるほど値が大きくなるが、かかる例に限定されない。例えば、かかる日射指数は、日射量が高くなるほど値が小さくなる指数であってもよい。
【0024】
情報処理装置1は、各指数の値毎または値の範囲毎のアイテムの種別を示す指数関係情報を有しており、かかる指数関係情報に基づいて、指定地域の厚着指数および日射指数に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像の情報である画像情報を内部の記憶部から取得する。
【0025】
例えば、厚着指数が0~100の範囲で示され、指定地域の厚着指数が10であり、厚着指数「10」のアイテムの種別が「Tシャツ/カットソー」であるとする。この場合、情報処理装置1は、「Tシャツ」または「カットソー」を着用している人物の画像情報を内部の記憶部から取得する。
【0026】
また、情報処理装置1は、日射指数が0~100の範囲で示され、指定地域の日射指数が50であり、日射指数「50」のアイテムの種別が「帽子」であるとする。この場合、情報処理装置1は、厚着指数に対応するアイテムに加えて、「帽子」を着用している人物の画像情報を内部の記憶部から取得する。
【0027】
また、指定地域の日射指数が100であり、日射指数「100」のアイテムの種別が「帽子」、「サングラス」、および「腕カバー」であるとする。この場合、情報処理装置1は、厚着指数に対応するアイテムに加えて、「帽子」、「サングラス」、および「腕カバー」を着用している人物の画像情報を内部の記憶部から取得する。
【0028】
情報処理装置1は、ステップS6の処理において、環境情報に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像を各々示す複数の撮像画像の中から1以上の撮像画像の情報をランダムに第1画像情報として取得する。以下において、第1画像情報で示される撮像画像を第1撮像画像と記載する場合がある。
【0029】
また、情報処理装置1は、ステップS6の処理において、環境情報に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像を各々示す複数の撮像画像の中から予め定められた条件を満たす1以上の撮像画像の情報を、第1撮像画像と共に表示され且つ第1撮像画像よりも小さなサイズの撮像画像の情報である第2画像情報としてさらに取得する。以下において、第2画像情報で示される撮像画像を第2撮像画像と記載する場合がある。
【0030】
予め定められた条件は、例えば、画像情報の提供先となる利用者Uの情報に応じた条件、撮像画像に応じた条件などである。利用者Uの情報は、利用者Uが所有するアイテム種別を示す情報、利用者Uのアイテムに対する嗜好を示す情報、利用者Uの属性を示す情報などである。以下において、画像情報の提供先を情報提供先と記載する場合がある。
【0031】
情報処理装置1は、例えば、複数の撮像画像の中から利用者Uの情報に応じた1以上の撮像画像の情報を優先して第2画像情報として取得する。例えば、情報処理装置1は、複数の撮像画像の中から利用者Uが所有するアイテムの種別に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像の情報を優先して第2画像情報として取得する。これにより、利用者Uは、天気に応じたアイテムであって自己が所有するアイテムの中から着用するアイテムを容易に見つけることができる。
【0032】
また、情報処理装置1は、複数の撮像画像の中から利用者Uの嗜好に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像の情報を優先して第2画像情報として取得することができる。これにより、利用者Uは、天気に応じたアイテムであって利用者Uの嗜好にあうアイテムを知ることができる。
【0033】
また、複数の撮像画像の中から撮像画像に応じた条件に応じた1以上の撮像画像の情報を優先して第2画像情報として取得することができる。撮像画像に応じた条件は、例えば、撮像画像の撮像日時の新しさに関する条件、撮像画像に対する評価に関する条件、撮像画像の撮像時の地域および天気のうちの少なくとも1つに関する条件、撮像画像の撮像時における撮像画像に含まれる人物の年齢に関する条件などである。
【0034】
例えば、情報処理装置1は、撮像画像の撮像日時の新しさに関する条件として、複数の撮像画像の中から最も新しい撮像画像から新しい順に1以上の撮像画像の情報を優先して第2画像情報として取得する。これにより、利用者Uは、天気に応じたアイテムであって新しいコーディネイトのアイテムを知ることができる。
【0035】
また、情報処理装置1は、撮像画像に対する評価に関する条件として、複数の撮像画像の中から評価が高い撮像画像の順に1以上の撮像画像の情報を優先して第2画像情報として取得する。撮像画像に対する評価は、例えば、ショッピングサイトなどにおける肯定的な評価である。肯定的な評価は、撮像画像に対するOKボタン(例えば、いいねボタン)の押下数や肯定的なコメントの数などであるが、OKボタンおよびNGボタンの押下総数に対するOKボタンの押下数の比などであってもよい。
【0036】
また、情報処理装置1は、指定地域および指定地域の天気のうちの少なくとも1つが撮像画像の撮像時の地域および天気のうちの少なくとも1つが一致または類似する1以上の撮像画像の情報を優先して第2画像情報として取得することもできる。これにより、情報処理装置1は、利用者Uに対して天気に応じたより快適なアイテムを提案することができる。
【0037】
また、情報処理装置1は、情報提供先となる利用者Uの年齢と撮像時の人物の年齢が一致または類似する1以上の撮像画像の情報を優先して第2画像情報として取得する。これにより、情報処理装置1は、利用者Uに対して天気および利用者Uの年齢に応じたより快適なアイテムを提案することができる。
【0038】
また、情報処理装置1は、情報提供先となる利用者Uの情報に応じた重み付けおよび撮像画像に応じた重み付けによって各撮像画像のスコアを算出し、算出したスコアが高い上位の所定数までの撮像画像の情報を第2画像情報として取得することもできる。
【0039】
つづいて、情報処理装置1は、ステップS5で取得した環境情報に含まれる指定地域の天気予報の情報と、ステップS6で取得した画像情報とを含む天気コンテンツを生成する(ステップS7)。そして、情報処理装置1は、ステップS7で生成した天気コンテンツを端末装置2に送信することで、天気コンテンツを利用者Uに提供する(ステップS8)。これにより、利用者Uに対してより快適なアイテムを提案する。
【0040】
図1に示す天気コンテンツには、天気に関する情報を含む天気情報、第1撮像画像、複数の第2撮像画像、厚着指数を示す情報、指数テロップの情報、およびリンクボタンなどが含まれる。
【0041】
図1に示す天気情報には、指定地域の現在の天気を示す情報(例えば、気温、湿度、気圧などの情報)が含まれている。なお、天気情報は、指定地域の現在の天気を示す現在天気情報に代えてまたは加えて、予測される指定地域の天気の状況である天気予報情報を含んでもよい。
【0042】
図1に示す天気コンテンツでは、厚着指数は、60%であり、5つの指標アイコンのうち3つの指標アイコンが強調表示されており、利用者Uは、これら5つの指標アイコンによって、厚着指数が60%であることを容易に把握することができる。かかる指標アイコンによって、利用者Uは、どのくらい厚着をすればよいかを容易に把握することができる。なお、厚着指数は、指標アイコンに代えて、レベルメータなどによって示されてもよい。
【0043】
また、
図1に示す天気コンテンツでは、指数テロップの情報として、「ジャケットなど羽織るものがあると安心」の文字情報が示されている。かかる指数テロップの情報によっても、利用者Uは、どのくらい厚着をすればよいかを容易に把握することができる。
【0044】
また、
図1に示す天気コンテンツでは、リンクボタンが示されており、利用者Uは、リンクボタンを選択(例えば、タップ)することによって、情報処理装置1またはサーバ4から指定地域の天気に応じたアイテムを着用した人物の撮像画像の情報をさらに端末装置2に表示させることができる。
【0045】
このように、情報処理装置1は、天気に関する情報を含む環境情報を取得し、取得した環境情報に基づいて、環境情報に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像の情報である画像情報を取得する。そして、情報処理装置1は、取得した画像情報を天気に関する情報と共に表示される情報として提供する。これにより、情報処理装置1は、利用者Uに対してより快適なアイテムを提案することができる。
【0046】
なお、天気コンテンツは、端末装置2主体の処理により表示されてもよく、API(Application Programming Interface)などのインターフェイスを介して端末装置2から入力された情報に基づき、情報処理装置1が端末装置2に表示させるものであってもよい。また、
図1では、端末装置2と情報処理装置1とが別装置である場合を示したが、端末装置2と情報処理装置1とが一体であってもよい。
【0047】
以下、このような処理を行う情報処理装置1、端末装置2、およびサーバ3,4を含む情報提供システムの構成などについて、詳細に説明する。
【0048】
〔2.情報提供システムの構成〕
図2は、実施形態に係る情報提供システムの構成の一例を示す図である。
図2に示すように、実施形態に係る情報提供システム100は、情報処理装置1と、複数の端末装置2と、サーバ3,4とを含む。
【0049】
情報処理装置1、端末装置2、およびサーバ3,4は、ネットワークNを介して、有線または無線により互いに通信可能に接続される。なお、
図2に示す情報提供システム100には、情報処理装置1およびサーバ3,4の各々が複数含まれてもよい。
【0050】
端末装置2は、例えば、デスクトップ型PC(Personal Computer)、ノート型PC、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話機、またはPDA(Personal Digital Assistant)などである。なお、端末装置2は、上述した例に限定されず、例えば、スマートウォッチまたはウェアラブルデバイス(Wearable Device)などであってもよい。
【0051】
サーバ3は、天気に関する情報を含む環境情報を提供する環境情報提供装置としての機能を有するサーバである。環境情報には、各地域の天気に関する情報が含まれる。天気に関する情報には、現在の天気を示す情報および予測される天気の状況を示す情報が含まれる。天気は、気象状態であり、気象状態には、例えば、気温、湿度、日射、風、雲量、視程、雨、雪、雷などの気象に関係する要素の状態などが含まれる。予測される天気の状況を示す情報は、天気予報の情報である。
【0052】
サーバ4は、撮像画像の情報である画像情報を画像情報提供装置としての機能を有する。サーバ4は、例えば、ショッピングサイト、オークションサイト、フリーマーケットサイト、投稿サイトなどを提供する情報処理装置であり、各サイトで提供される画像情報を情報処理装置1に提供する。各サイトで提供される画像情報は、販売者や出品者などによって投稿された撮像画像の情報であるが、販売者や出品者以外の投稿者が投稿した撮像画像の情報であってもよい。
【0053】
サーバ4から情報処理装置1に提供される画像情報には、撮像画像を示す情報に加え、例えば、撮像画像に含まれるアイテムの種別を示す情報、撮像画像に含まれる人物の属性を示す情報、撮像画像の撮像位置および撮像日時を示す情報、および撮像画像に含まれる人物の属性(例えば、年齢や性別)を示す情報などの付加情報が含まれる。
【0054】
〔3.端末装置2〕
図3は、実施形態に係る端末装置2の構成の一例を示す図である。
図3に示すように、実施形態に係る端末装置2は、通信部10と、表示部11と、操作部12と、センサ群13と、記憶部14と、処理部15とを備える。
【0055】
〔3.1.通信部10〕
通信部10は、例えば、NIC(Network Interface Card)などによって実現される。通信部10は、ネットワークNと有線または無線で接続され、ネットワークNを介して、情報処理装置1との間で情報の送受信を行う。
【0056】
〔3.2.表示部11〕
表示部11は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)または有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどである。
【0057】
〔3.3.操作部12〕
操作部12は、例えば、文字、数字、およびスペースを入力するためのキー、エンターキーおよび矢印キーなどを含むキーボード、マウス、および電源ボタンなどを含む。表示部11は、タッチパネル対応ディスプレイであり場合、操作部12はタッチパネルを含む。
【0058】
〔3.4.センサ群13〕
センサ群13は、例えば、測位センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、およびイメージセンサなどを含む。測位センサは、端末装置2の位置を検出するセンサである。加速度センサは、端末装置2の加速度を検出するセンサである。ジャイロセンサは、端末装置2の傾きおよび回転などの姿勢を検出するセンサである。イメージセンサは、端末装置2の周囲を撮像するセンサである。
【0059】
〔3.5.記憶部14〕
記憶部14は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置によって実現される。
【0060】
記憶部14には、例えば、情報処理装置1から送信されネットワークNおよび通信部10を介して処理部15によって取得された情報およびセンサ群13によって検出された情報である検出情報などが記憶される。
【0061】
〔3.6.処理部15〕
処理部15は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)などによって、端末装置2内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。処理部15は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)またはFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路により一部または全部が実現されてもよい。処理部15は、情報取得部16と、表示処理部17と、情報出力部18とを備える。
【0062】
〔3.6.1.情報取得部16〕
情報取得部16は、情報処理装置1から送信されネットワークNを介して通信部10で受信される種々のコンテンツを取得する。情報処理装置1から送信されるコンテンツは、例えば、上述した天気コンテンツなどである。
【0063】
〔3.6.2.表示処理部17〕
表示処理部17は、情報取得部16によって取得された情報を表示部11に表示させる。例えば、表示処理部17は、情報取得部16によって取得されたコンテンツなどを表示部11に表示させる。
【0064】
〔3.6.3.情報出力部18〕
情報出力部18は、例えば、利用者Uによる操作部12への操作に応じた情報である操作情報を情報処理装置1へ通信部10を介して送信する。また、情報出力部18は、センサ群13によって検出された情報である検出情報を情報処理装置1へ通信部10を介して送信する。
【0065】
〔4.情報処理装置1の構成〕
図4は、実施形態に係る情報処理装置1の構成の一例を示す図である。
図4に示すように、情報処理装置1は、通信部20と、記憶部21と、処理部22とを有する。
【0066】
〔4.1.通信部20〕
通信部20は、例えば、NICなどによって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、他の各種装置との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部20は、端末装置2との間でネットワークNを介して情報の送受信を行う。
【0067】
〔4.2.記憶部21〕
記憶部21は、例えば、RAM、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置によって実現される。記憶部21は、利用者情報記憶部30と、指数関係情報記憶部31と、環境情報記憶部32と、画像情報記憶部33とを有する。
【0068】
〔4.2.1.利用者情報記憶部30〕
利用者情報記憶部30は、利用者Uに関する各種の情報を記憶する。
図5は、実施形態に係る利用者情報記憶部30に記憶される利用者情報テーブルの一例を示す図である。
図5に示す例では、利用者情報記憶部30に記憶される利用者情報テーブルは、「利用者ID」、「属性情報」、および「履歴情報」といった項目の情報を含む。
【0069】
「利用者ID」は、利用者Uを識別する識別子である。「属性情報」は、「利用者ID」に対応付けられた利用者Uの属性に関する属性情報である。利用者Uの属性は、例えば、デモグラフィック属性、サイコグラフィック属性などである。デモグラフィック属性は、人口統計学的属性であり、例えば、年齢、性別、職業、居住地、年収、家族構成などである。サイコグラフィック属性は、心理学的属性であり、例えば、ライフスタイル、価値観、興味関心などである。
【0070】
「履歴情報」は、サービスの利用履歴などの情報を含む履歴情報であり、例えば、利用者Uの決済履歴情報、利用者Uの検索履歴情報、利用者Uの閲覧履歴情報、および利用者Uの設定履歴情報などを含む。
【0071】
利用者Uの決済履歴情報には、利用者Uが決済サービスを用いてオンライン、実店舗、または実施設などにおいて購入した商品に関する購入履歴情報、利用者Uが決済サービスを用いてオンライン、実店舗、実施設などにおいて有料で利用したサービスに関するサービス利用履歴情報などが含まれる。
【0072】
購入履歴情報には、利用者Uが購入した商品の情報、購入費用の情報、購入日時、購入店舗の情報などが含まれる。サービス利用履歴情報には、利用者Uが利用したサービスの情報、利用費用の情報、利用日時、利用店舗の情報などが含まれる。
【0073】
利用者Uの検索履歴情報は、例えば、検索サイトでのウェブコンテンツの検索履歴の情報、各種のウェブサイトでの検索履歴の情報などである。利用者Uの閲覧履歴情報は、利用者Uの各サイトでの商品情報の閲覧履歴の情報を含む。利用者Uの設定情報は、利用者Uが情報処理装置1に設定した情報であり、例えば、指定地域の情報などを含む。
【0074】
図5で示す例では、利用者ID「U1」の利用者Uは、属性情報が「CH1」であり、履歴情報が「PH1」であり、利用者ID「U2」の利用者Uは、属性情報が「CH2」であり、履歴情報が「PH2」である。また、利用者ID「U3」の利用者Uは、属性情報が「CH3」であり、履歴情報が「PH3」である。
【0075】
なお、
図5に示した例では、属性情報や履歴情報などを、「CH1」~「CH3」、「PH1」~「PH3」などの抽象的な符号で表現したが、属性情報や履歴情報は、例えば、テキストのデータまたはファイル形式のデータである。また、利用者情報記憶部30は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。
【0076】
〔4.2.2.指数関係情報記憶部31〕
指数関係情報記憶部31は、指数に関するアイテムの情報である指数関係情報を記憶する。指数関係情報には、厚着指数に関係する情報である厚着指数関係情報テーブル、日射指数に関係する情報でわる日射指数関係情報テーブルなどが含まれる。
【0077】
図6は、実施形態に係る指数関係情報記憶部31に記憶される厚着指数関係情報テーブルの一例を示す図である。
図6に示した例では、指数関係情報記憶部31に記憶される厚着指数関係情報テーブルは、「厚着指数」、「指数テロップ」、および「アイテム種別」といった項目の情報を有する。
【0078】
「厚着指数」は、厚着指数を示す情報である。厚着指数は、推奨する厚着度合いを示す値であり、例えば、0~100の範囲内で示される。
図6に示す例では、厚着指数は、0~100の範囲において、10ずつでの区切りの11段階で示される。
【0079】
「指数テロップ」は、厚着指数の値に対応付けられた文字列の情報である。「アイテム種別」は、厚着指数の値に対応付けられたアイテムの種別を示す情報である。
【0080】
図6では、厚着指数「0」では、指数テロップが「風通しのよい服で暑さをのりきって」であり、アイテム種別が「Tシャツ/カットソー」、「タンクトップ」、および「チューブトップ」である。また、厚着指数「10」では、指数テロップが「Tシャツなど真夏の服装で」であり、アイテム種別が「Tシャツ/カットソー」である。
【0081】
また、厚着指数「20」では、指数テロップが「半袖1枚で快適に過ごせます」であり、アイテム種別が「ポロシャツ」である。また、厚着指数「30」では、指数テロップが「暑がりさんは半袖がおすすめ」であり、アイテム種別が「ポロシャツ」および「シャツ/ブラウス」である。
【0082】
なお、
図6に示す例では、厚着指数関係情報テーブルにおける「アイテム種別」として、トップス(上衣)の種別が示されているが、トップス(上衣)の種別に代えてまたは加えてボトムス(下衣)の種別および靴の種別などが含まれてもよい。
【0083】
また、指数関係情報記憶部31に記憶される日射指数関係情報テーブルは、「日射指数」、「指数テロップ」、および「アイテム種別」といった項目の情報を有する。「日射指数」は、日射指数を示す情報であり、日射指数は、日射量が多いほど大きい値になる。
【0084】
「指数テロップ」は、日射指数に対応付けられた文字列の情報である。「アイテム種別」は、日射指数に対応付けられたアイテムの種別を示す情報である。日射指数関係情報テーブルにおいて、例えば、日射指数が50である場合のアイテム種別が「帽子」であり、日射指数が100である場合のアイテム種別が「帽子」、「サングラス」、および「腕カバー」であるとする。
【0085】
なお、日射指数関係情報テーブルは、「帽子」、「サングラス」、および「腕カバー」に代えて、帽子の種別、サングラスの種別、腕カバーの種別などを含んでいてもよい。また、指数関係情報記憶部31は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。
【0086】
また、厚着指数関係情報テーブルでは、厚着指数の値毎に代えて、厚着指数の値の範囲毎に「指数テロップ」および「アイテム種別」が対応付けられてもよい。同様に、日射指数関係情報テーブルでは、日射指数の値毎に代えて、日射指数の値の範囲毎に「指数テロップ」および「アイテム種別」が対応付けられてもよい。
【0087】
〔4.2.3.環境情報記憶部32〕
環境情報記憶部32は、サーバ3から通信部20を介して処理部22によって取得された環境情報を記憶する。環境情報記憶部32に記憶される環境情報には、各地域の天気に関する情報が含まれる。天気に関する情報には、現在の天気を示す情報および予測される天気の状況を示す情報が含まれる。
【0088】
また、環境情報記憶部32に記憶される環境情報には、厚着指数を示す情報および日射指数の情報が含まれる。厚着指数を示す情報は、現在の天気および予測される天気の状況の少なくとも一方に応じた指数の情報である。日射指数の情報は、現在の日射量および予測される日射量の少なくとも一方に応じた指数の情報である。
【0089】
〔4.2.4.画像情報記憶部33〕
画像情報記憶部33は、サーバ4から通信部20を介して処理部22によって取得された画像情報を記憶する。画像情報記憶部33に記憶される画像情報には、撮像画像を示す情報、撮像画像に含まれるアイテムの種別を示す情報、撮像画像に含まれる人物の属性を示す情報、撮像画像の撮像位置および撮像日時を示す情報、撮像画像に含まれる人物の属性(例えば、年齢や性別)を示す情報、およびキーワードの情報などの付加情報が含まれる。
【0090】
〔4.3.処理部22〕
処理部22は、コントローラであり、例えば、CPUまたはMPUなどのプロセッサによって、情報処理装置1内部の記憶装置(例えば、記憶部21)に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、処理部22は、例えば、ASICやFPGAなどの集積回路により一部または全部が実現されてもよい。
【0091】
図4に示すように、処理部22は、取得部40と、受付部41と、生成部42と、提供部43とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、処理部22の内部構成は、
図4に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
【0092】
〔4.3.1.取得部40〕
取得部40は、各種情報を取得する。取得部40は、記憶部21から各種の情報を取得する。取得部40は、利用者情報記憶部30、指数関係情報記憶部31、画像情報記憶部33、および環境情報記憶部32などから各種の情報を取得する。
【0093】
取得部40は、通信部20を介して、外部の情報処理装置から各種情報を受信する。取得部40は、端末装置2、外部装置、サーバ3、またはサーバ4から各種情報を受信する。
【0094】
取得部40は、利用者情報を外部装置から取得し、取得した利用者情報を利用者情報記憶部30に記憶する。例えば、取得部40は、所定の期間毎に、利用者情報を外部装置から取得し、利用者情報記憶部30に記憶される利用者情報を更新する。
【0095】
また、取得部40は、
図4に示すように、サーバ3から環境情報を取得する環境情報取得部44と、サーバ4から画像情報を取得する画像情報取得部45とを備える。
【0096】
〔4.3.1.1.環境情報取得部44〕
環境情報取得部44は、天気に関する情報を含む環境情報をサーバ3から取得し、取得した環境情報を環境情報記憶部32に記憶する。例えば、環境情報取得部44は、所定の期間毎に、サーバ3から環境情報を取得し、取得した環境情報を環境情報記憶部32に記憶する。
【0097】
環境情報取得部44は、サーバ3から取得された環境情報が厚着指数を示す情報および日射指数の情報を含まない場合、サーバ3から取得された環境情報に含まれる天気に関する情報に基づいて、厚着指数を示す情報および日射指数の情報を地域毎の生成する指数情報生成部として機能する。
【0098】
例えば、環境情報取得部44は、天気に関する情報で示される温度、湿度、気圧、および日射量などに基づいて、厚着指数を判定する。環境情報取得部44は、例えば、温度が低いほど、湿度が低いほど、日射量が低いほど、厚着指数の値を大きくする。環境情報取得部44は、例えば、天気に関する情報で示される温度、湿度、気圧、および日射量を重み付け加算した結果に基づいて、厚着指数を判定することができる。
【0099】
なお、環境情報取得部44は、温度、湿度、気圧、および日射量以外の要素を用いて厚着指数を判定することもでき、また、温度、湿度、気圧、および日射量のうちの3つ以下の要素を用いて厚着指数を判定することもできる。処理部22において、指数情報生成部は、環境情報取得部44とは別に設けられてよい。
【0100】
また、環境情報取得部44は、天気に関する情報で示される日射量に基づいて、日射指数を判定する。環境情報取得部44は、日射量が多いほど、日射指数の値を大きくする。環境情報取得部44は、判定した厚着指数を示す情報と判定した日射指数の情報とを含む情報を対応する地域の環境情報に追加する。
【0101】
また、環境情報取得部44は、受付部41によってコンテンツ要求が受け付けられた場合、受付部41によって受け付けられたコンテンツ要求で示される指定地域の天気に関する情報を含む環境情報を環境情報記憶部32から取得する。例えば、コンテンツ要求で示される指定地域が東京都千代田区である場合、東京都千代田区の天気に関する情報を含む環境情報を環境情報記憶部32から取得する。
【0102】
また、環境情報取得部44は、受付部41によって受け付けられたコンテンツ要求で示される指定地域の天気に関する情報を含む環境情報が環境情報記憶部32に記憶されていない場合、コンテンツ要求で示される指定地域の天気に関する情報を含む環境情報をサーバ3から取得する。
【0103】
また、環境情報取得部44は、受付部41によって受け付けられたコンテンツ要求に指定地域の情報が含まれていない場合、コンテンツ要求で識別される利用者Uの利用者情報に予め設定している指定地域を示す情報があるか否かを判定する。利用者Uの利用者情報は、利用者情報記憶部30に記憶されている利用者情報テーブルに含まれる複数の利用者Uの利用者情報のうちコンテンツ要求で識別される利用者Uの利用者IDに対応する利用者情報である。
【0104】
環境情報取得部44は、コンテンツ要求で識別される利用者Uの利用者情報に予め設定している指定地域を示す情報がある場合、このように予め設定されている指定地域の天気に関する情報を含む環境情報を環境情報記憶部32から取得する。
【0105】
〔4.3.1.2.画像情報取得部45〕
画像情報取得部45は、サーバ4から画像情報を取得し、取得した画像情報を画像情報記憶部33に記憶する。例えば、画像情報取得部45は、所定の期間毎に、サーバ4から画像情報を取得し、取得した画像情報を画像情報記憶部33に記憶する。
【0106】
画像情報取得部45は、環境情報取得部44によって取得された環境情報に基づいて、環境情報に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像の情報である画像情報を取得する。
【0107】
例えば、画像情報取得部45は、受付部41によってコンテンツ要求が受け付けられた場合に環境情報取得部44によって取得された指定地域の環境情報に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像の情報である画像情報を取得する。かかる画像情報には、上述した付加情報の一部または全部が含まれないが、かかる例に限定されない。
【0108】
画像情報取得部45は、例えば、指定地域の環境情報に含まれる厚着指数に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像の情報を利用者Uに提供する撮像画像の情報である提供画像情報として取得する。
【0109】
例えば、厚着指数関係情報テーブルが
図6に示す状態であり、指定地域の環境情報に含まれる厚着指数が「20」であるとする。この場合、画像情報取得部45は、種別が「ポロシャツ」であるアイテムを着用している人物の撮像画像の情報を画像情報記憶部33から提供画像情報として取得する。
【0110】
画像情報記憶部33に記憶される画像情報には、アイテムの種別を示す情報が含まれており、画像情報取得部45は、指定地域の環境情報に含まれる厚着指数に対応するアイテムの種別を示す情報を含む画像情報を画像情報記憶部33から提供画像情報として取得する。
【0111】
上述したように、
図6に示す厚着指数関係情報テーブルにおける「アイテム種別」には、トップスの種別に加えてまたは代えて、ボトムスの種別および靴の種別などのうちの少なくとも1つが含まれてもよい。この場合、画像情報取得部45は、トップスの種別のアイテムの着用に加えまたは代えて、ボトムスの種別および靴の種別などのうちの少なくとも1つに対応するアイテムを着用している人物の撮像画像の情報を画像情報記憶部33から提供画像情報として取得する。
【0112】
なお、
図6に示す厚着指数関係情報テーブルでは、アイテム(トップス、ボトムス、靴など)のカテゴリをアイテムの種別として規定されているが、かかる例に限定されない。例えば、アイテムの種別は、アイテムのカテゴリに加えて代えて、アイテムの素材を含んでいてもよい。アイテムの素材は、例えば、麻、ウール、綿などである。
【0113】
また、画像情報取得部45は、指定地域の環境情報に含まれる厚着指数に対応するアイテムに加えて、指定地域の環境情報に含まれる日射指数に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像の情報を利用者Uに提供する撮像画像の情報である提供画像情報として取得する。日射指数に対応するアイテムは、帽子、腕カバー、およびサングラスのうちの少なくとも1つである。
【0114】
例えば、日射指数関係情報テーブルにおいて、日射指数が50である場合のアイテム種別が「帽子」であり、日射指数が100である場合のアイテム種別が「帽子」、「サングラス」、および「腕カバー」であるとする。
【0115】
この場合、画像情報取得部45は、指定地域の環境情報に含まれる日射指数が「50」であれば、厚着指数に対応する種別のアイテムに加えて、日射指数に対応する種別のアイテムとして「帽子」を着用している人物の画像情報を画像情報記憶部33から提供画像情報として取得する。
【0116】
また、画像情報取得部45は、指定地域の環境情報に含まれる日射指数が「100」であれば、厚着指数に対応する種別のアイテムに加えて、日射指数に対応する種別のアイテムとして、「帽子」、「サングラス」、および「腕カバー」を着用している人物の画像情報を画像情報記憶部33から提供画像情報として取得する。
【0117】
このように、画像情報取得部45は、指数関係情報テーブルにおいて指数の値毎または指数の値の範囲毎にアイテム群が対応付けられている場合、指定地域の環境情報に含まれる指数に対応するアイテム群で示される複数の種別のアイテム着用している人物の画像情報を画像情報記憶部33から提供画像情報として取得する。
【0118】
画像情報取得部45は、環境情報に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像を各々示す複数の撮像画像である複数の対象撮像画像の中から1以上の対象撮像画像の情報を1以上の第1撮像画像の情報である第1画像情報としてランダムに取得する。
【0119】
また、画像情報取得部45は、複数の対象撮像画像の中から予め定められた条件を満たす1以上の撮像画像の情報を第2撮像画像の情報である第2画像情報としてさらに取得する。第2撮像画像は、第1画像情報で示される第1撮像画像と共に表示され且つ第1撮像画像よりも小さなサイズで表示される撮像画像の情報である。第1画像情報および第2撮像画像の各々は、上述した提供画像情報の一例である。
【0120】
予め定められた条件は、例えば、情報提供先となる利用者Uの情報に応じた条件である利用者条件、撮像画像に応じた条件である撮像画像条件などである。利用者Uの情報は、利用者Uが所有するアイテム種別を示す情報、利用者Uのアイテムに対する嗜好を示す情報、利用者Uの属性を示す情報などである。
【0121】
画像情報取得部45は、例えば、複数の撮像画像の中から利用者Uの情報に応じた1以上の対象撮像画像の情報を優先して第2画像情報として取得する。例えば、画像情報取得部45は、複数の対象撮像画像の中から利用者Uが所有するアイテムの種別に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像の情報を優先して第2画像情報として取得する。これにより、利用者Uは、天気に応じたアイテムであって自己が所有するアイテムの中から着用するアイテムを容易に見つけることができる。
【0122】
また、画像情報取得部45は、複数の対象撮像画像の中から利用者Uの嗜好に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像の情報を優先して第2画像情報として取得することができる。これにより、利用者Uは、天気に応じたアイテムであって利用者Uの嗜好にあうアイテムを知ることができる。
【0123】
また、画像情報取得部45は、複数の対象撮像画像の中から利用者Uの属性に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像の情報を優先して第2画像情報として取得することができる。これにより、利用者Uは、天気に応じたアイテムであって利用者Uの属性にあうアイテムを知ることができる。
【0124】
また、画像情報取得部45は、複数の対象撮像画像の中から撮像画像条件に応じた1以上の対象撮像画像の情報を優先して第2画像情報として取得することができる。撮像画像条件は、例えば、撮像画像の撮像日時の新しさに関する条件、撮像画像に対する評価に関する条件、撮像画像の撮像時の地域および天気のうちの少なくとも1つに関する条件、撮像画像の撮像時における撮像画像に含まれる人物の年齢に関する条件などである。
【0125】
例えば、画像情報取得部45は、撮像画像の撮像日時の新しさに関する条件として、複数の対象撮像画像の中から最も新しい対象撮像画像から新しい順に1以上の対象撮像画像の情報を優先して第2画像情報として取得する。これにより、利用者Uは、天気に応じたアイテムであって新しいコーディネイトのアイテムを知ることができる。
【0126】
また、画像情報取得部45は、撮像画像に対する評価に関する条件として、複数の対象撮像画像の中から評価が高い対象撮像画像の順に1以上の対象撮像画像の情報を優先して第2画像情報として取得する。撮像画像に対する評価は、例えば、ショッピングサイトなどにおける肯定的な評価である。肯定的な評価は、撮像画像に対するOKボタン(例えば、いいねボタン)の押下数や肯定的なコメントの数などであるが、OKボタンおよびNGボタンの押下総数に対するOKボタンの押下数の比などであってもよい。
【0127】
また、画像情報取得部45は、複数の対象撮像画像のうち指定地域および指定地域の天気のうちの少なくとも1つが撮像画像の撮像時の地域および天気のうちの少なくとも1つが一致または類似する1以上の対象撮像画像の情報を優先して第2画像情報として取得することもできる。
【0128】
例えば、指定地域が東京都千代田区であり、および東京都千代田区の天気が、気温が30度および湿度が54%の天気であるとする。画像情報取得部45は、複数の対象撮像画像のうち、東京都千代田区と一致または周辺の地域で撮像された画像であって、気温が30度および湿度が54%の天気と一致または類似する天気で撮像された画像の情報を第2画像情報として取得する。これにより、画像情報取得部45は、利用者Uに対して天気および地域に応じたより快適なアイテムを提案することができる。
【0129】
また、画像情報取得部45は、複数の対象撮像画像のうち情報提供先の利用者Uの年齢と撮像時の人物の年齢が一致または類似する1以上の対象撮像画像の情報を優先して第2画像情報として取得する。
【0130】
例えば、情報提供先の利用者Uの年齢が20代とする。この場合、画像情報取得部45は、撮像時の人物の年齢が20代の1以上の対象撮像画像の情報を優先して第2画像情報として取得する。これにより、画像情報取得部45は、利用者Uに対して天気および利用者Uの年齢に応じたより快適なアイテムを提案することができる。
【0131】
また、画像情報取得部45は、情報提供先となる利用者Uの情報に応じた重み付けおよび撮像画像に応じた重み付けによって各対象撮像画像のスコアを算出し、算出したスコアが高い上位の所定数までの対象撮像画像の情報を第2画像情報として取得することもできる。
【0132】
また、画像情報取得部45は、受付部41によって撮像画像要求が受け付けられた場合、撮像画像要求で示される指定地域の厚着指数および日射指数に基づいて、撮像画像要求に応じた複数の対象撮像画像の情報を画像情報記憶部33から取得する。撮像画像要求に応じた撮像画像の情報の取得方法は、例えば、第1画像情報の取得方法と同じであるが、第2画像情報の取得方法と同じであってもよい。
【0133】
また、画像情報取得部45は、受付部41によって受け付けられた撮像画像要求にタグキーワードが含まれている場合、撮像画像要求で示される指定地域の厚着指数および日射指数に対応する対象撮像画像の情報のうちタグキーワードと一致するキーワードの情報を含む対象撮像画像の情報を画像情報記憶部33から取得する。例えば、タグキーワードが「パンツスタイル」である場合、「パンツスタイル」をキーワードに含む対象撮像画像の情報を画像情報記憶部33から取得する。
【0134】
〔4.3.2.受付部41〕
受付部41は、端末装置2から送信されるコンテンツ要求を受け付ける。コンテンツ要求は、指定地域を示す情報、利用者Uを識別するための情報(例えば、利用者ID)を含む。指定地域は、利用者Uによって指定された地域である。なお、指定地域を示す情報が利用者Uによって予め情報処理装置1に設定されている場合、コンテンツ要求には、指定地域を示す情報は含まれない場合がある。
【0135】
また、受付部41は、撮像画像要求を受け付ける。撮像画像要求には、例えば、指定地域の厚着指数および日射指数などの情報などが含まれている。なお、受付部41は、コンテンツ要求および撮像画像要求以外の要求を受け付けることもできる。
【0136】
〔4.3.3.生成部42〕
生成部42は、環境情報取得部44によって取得された環境情報に含まれる指定地域の天気予報の情報と、画像情報取得部45によって取得された画像情報とを含む天気コンテンツを生成する。
【0137】
また、生成部42は、受付部41によって撮像画像要求が受け付けられた場合、撮像画像要求で示される指定地域の厚着指数および日射指数に基づいて画像情報取得部45によって取得された複数の撮像画像の情報を含む撮像画像コンテンツを生成する。
【0138】
〔4.3.4.提供部43〕
提供部43は、画像情報取得部45によって取得された画像情報を天気に関する情報と共に表示される情報として提供する。例えば、提供部43は、生成部42によって生成された天気コンテンツを端末装置2に送信することで、天気コンテンツを利用者Uに提供する。
【0139】
図7は、実施形態に係る情報処理装置1によって提供される天気コンテンツの一例を示す図である。
図7に示す天気コンテンツ50は、天気情報51、第1撮像画像52、複数の第2撮像画像53、厚着指数情報54、テロップ情報55、およびリンクボタン56などを含む。
【0140】
天気情報51は、天気に関する情報である。
図7に示す天気情報51は、指定地域である千代田区の現在の天気を示す情報(例えば、気温、湿度、気圧などの情報)が含まれている。天気情報51は、指定地域の現在の天気を示す現在天気情報に代えてまたは加えて、予測される指定地域の天気の状況である天気予報情報を含んでもよい。
【0141】
第1撮像画像52は、ランダムに選択される撮像画像であり、複数の第2撮像画像53は、予め定められた条件を満たす撮像画像である。複数の第2撮像画像53の各々のサイズは、第1撮像画像52のサイズよりも小さいため、第1撮像画像52を優先的に利用者Uに提示しつつ、複数の第2撮像画像53を並べて利用者Uに提示することができる。
【0142】
図7に示す厚着指数情報54は、厚着指数を示すための5つの指標アイコンのうち3つの指標アイコンが強調表示されており、利用者Uは、これら5つの指標アイコンによって、厚着指数が60%であることを容易に把握することができる。かかる指標アイコンによって、利用者Uは、どのくらい厚着をすればよいかを容易に把握することができる。なお、厚着指数は、指標アイコンに代えて、レベルメータなどによって示されてもよい。
【0143】
また、
図7に示すテロップ情報55では、「ジャケットなど羽織るものがあると安心」の文字情報が示されている。かかるテロップ情報55によって、利用者Uは、どのくらい厚着をすればよいかを容易に把握することができる。
【0144】
図7に示すリンクボタン56は、指定地域の天気に応じたアイテムを着用した人物の撮像画像の情報であって第1撮像画像52および第2撮像画像53以外の撮像画像の情報を端末装置2に表示させるためのボタンである。利用者Uは、リンクボタン56を選択(例えば、タップ)することによって、情報処理装置1の提供部43またはサーバ4は、指定地域の天気に応じたアイテムを着用した人物の撮像画像の情報をさらに端末装置2に表示させる。
【0145】
提供部43によって提供される天気コンテンツ50は
図7に示す例に限定されない。
図8は、実施形態に係る情報処理装置1によって提供される天気コンテンツ50の他の例を示す図である。
【0146】
図8に示す天気コンテンツ50は、天気情報51、第1撮像画像52、複数の第2撮像画像53、厚着指数情報54、テロップ情報55、リンクボタン56、複数の第1選択タグ57、および複数の第2選択タグ58などを含む。
【0147】
図8に示す天気コンテンツ50において、第1撮像画像52、複数の第2撮像画像53、厚着指数情報54、テロップ情報55、およびリンクボタン56は、
図7に示す天気コンテンツ50の第1撮像画像52、複数の第2撮像画像53、厚着指数情報54、テロップ情報55、およびリンクボタン56と同じである。
図8に示す天気情報51は、予測される指定地域である千代田区の天気の状況である天気予報情報を含む。
【0148】
第1選択タグ57は、指定地域の天気に応じたアイテムを着用した人物の撮像画像の情報の中からタグで示されるタグキーワードで絞り込まれる撮像画像の情報を端末装置2に表示させるためのタグである。
図8に示す天気コンテンツ50では、複数の第1選択タグ57として、「パンツスタイル」をタグキーワードとするタグ、「キレイめ」をタグキーワードとするタグ、「低身長コーデ」をタグキーワードとするタグを含む。
【0149】
第2選択タグ58は、日付を選択するタグである。
図8に示す天気コンテンツ50では、「今日:11/19(火)」の天気情報が表示されている。利用者Uは、「明日:11/20(水)」の第2選択タグ58を選択(例えば、タップ)することで、「明日:11/20(水)」の天気情報を端末装置2に表示させることができる。
【0150】
また、提供部43は、受付部41によって撮像画像要求が受け付けられた場合、生成部42によって生成された撮像画像コンテンツを端末装置2に送信することによって、撮像画像コンテンツを利用者Uに提供する。
【0151】
例えば、リンクボタン56が選択された場合、端末装置2の情報出力部18は、リンクボタン56に応じた撮像画像要求を通信部10およびネットワークNを介して情報処理装置1に送信する。提供部43は、受付部41によって撮像画像要求が受け付けられた場合、生成部42によって生成された撮像画像コンテンツを端末装置2に送信する。
【0152】
また、第2選択タグ58が選択された場合、端末装置2の情報出力部18は、第2選択タグ58に応じた撮像画像要求を通信部10およびネットワークNを介して情報処理装置1に送信する。撮像画像要求には、「パンツスタイル」などのタグキーワードが含まれており、提供部43は、受付部41によって撮像画像要求が受け付けられた場合、生成部42によって生成された「パンツスタイル」に対応する撮像画像の情報を含む撮像画像コンテンツを端末装置2に送信する。
【0153】
なお、提供部43は、例えば、APIなどのインターフェイスを介して端末装置2から入力された情報に基づき、環境情報取得部44によって取得された環境情報や画像情報取得部45によって取得された画像情報に送信し、端末装置2に天気コンテンツ50を表示させることもできる。
【0154】
〔5.処理手順〕
次に、実施形態に係る情報処理装置1の処理部22による情報処理の手順について説明する。
図9は、実施形態に係る情報処理装置1の処理部22による情報処理の一例を示すフローチャートである。
【0155】
図9に示すように、情報処理装置1の処理部22は、環境情報取得タイミングになったか否かを判定する(ステップS10)。環境情報取得タイミングは、所定期間毎に到来するタイミングまたはコンテンツ要求を受け付けたタイミングである。
【0156】
処理部22は、環境情報取得タイミングになったと判定した場合(ステップS10:Yes)、サーバ3から環境情報を取得し、取得した環境情報を記憶部21に記憶させる(ステップS11)。また、処理部22は、ステップS11で取得した環境情報に各種の指数の情報が含まれない場合、各種の指数を算出する(ステップS12)。ステップS12の処理において、処理部22は、厚着指数および日射指数を算出し、算出した厚着指数および日射指数を含む指数情報を環境情報に追加する。
【0157】
処理部22は、ステップS12の処理が終了した場合、または環境情報取得タイミングになっていないと判定した場合(ステップS10:No)、画像取得タイミングになったか否かを判定する(ステップS13)。画像取得タイミングは、所定期間毎に到来するタイミングまたはコンテンツ要求を受け付けたタイミングである。
【0158】
処理部22は、画像取得タイミングになったと判定した場合(ステップS13:Yes)、サーバ3から画像情報を取得し、取得した画像情報を記憶部21に記憶させる(ステップS14)。
【0159】
処理部22は、ステップS14の処理が終了した場合、または画像取得タイミングになっていないと判定した場合(ステップS13:No)、コンテンツ要求があるか否かを判定する(ステップS15)。処理部22は、コンテンツ要求があると判定した場合(ステップS15:Yes)、コンテンツ提供処理を行う(ステップS16)。ステップS16の処理は、
図10に示すステップS20~25の処理であり、後で詳述する。
【0160】
処理部22は、ステップS16の処理が終了した場合、またはコンテンツ要求がないと判定した場合(ステップS15:No)、撮像画像要求があるか否かを判定する(ステップS17)。処理部22は、撮像画像要求があると判定した場合(ステップS17:Yes)、撮像画像要求に応じた撮像画像の情報を含む撮像画像コンテンツを提供する(ステップS18)。
【0161】
処理部22は、ステップS18の処理が終了した場合、または撮像画像要求がないと判定した場合(ステップS17:No)、動作終了タイミングになったか否かを判定する(ステップS19)。処理部22は、例えば、情報処理装置1の電源がオフにされた場合、または情報処理装置1の不図示の操作部への操作によって終了操作が行われたと判定した場合に、動作終了タイミングになったと判定する。
【0162】
処理部22は、動作終了タイミングになっていないと判定した場合(ステップS19:No)、処理をステップS10へ移行し、動作終了タイミングになったと判定した場合(ステップS19:Yes)、
図9に示す処理を終了する。
【0163】
図10は、実施形態に係る情報処理装置1の処理部22によるコンテンツ提供処理の一例を示すフローチャートである。
図10に示すように、処理部22は、コンテンツ要求で示される指定地域に応じた環境情報を記憶部21から取得する(ステップS20)。そして、処理部22は、厚着指数や日射指数などの指数に対応するアイテムの種別を判定する(ステップS21)。
【0164】
次に、処理部22は、ステップS21で判定したアイテムを着用した人物の撮像画像の情報を記憶部21からランダムに第1画像情報として取得する(ステップS22)。また、処理部22は、ステップS22で判定したアイテムを着用した人物の撮像画像の情報を記憶部21から第2画像情報として予め定められた条件に基づいて取得する(ステップS23)。
【0165】
そして、処理部22は、ステップS22で取得した第1画像情報とステップS23で取得した第2画像情報と天気情報とを含む天気コンテンツを生成する(ステップS24)。そして、処理部22は、ステップS24で生成した天気コンテンツ50を提供し(ステップS25)、
図10に示す処理を終了する。
【0166】
〔6.変形例〕
上述した例では、画像情報取得部45は、指数に対応する種別のアイテムを着用した撮像画像の情報を取得するが、かかる例に限定されない。例えば、各指数の値の範囲に対して特定メーカの特定品番のアイテムが指数関係情報テーブルに含まれている場合、画像情報取得部45は、指数に対応する特定メーカの特定品番のアイテムを着用した撮像画像の情報を取得する。
【0167】
また、上述した例では、指数関係情報テーブルにおいて、アイテムの種別に利用者Uの情報は対応付けられていないが、アイテムの種別に利用者Uの情報が対応づけられてもよい。例えば、指数関係情報テーブルにおいて、利用者Uの性別として、男性、女性、および不明の各々にアイテムの種別が指数の値または指数の値の範囲毎に対応づけられていてもよい。この場合、画像情報取得部45は、厚着指数や日射指数などの指数と利用者Uの性別とに対応付けられた種別のアイテムを着用している人物の撮像画像の情報を対象撮像画像の情報として取得する。
【0168】
また、アイテムの種別に対応付けられる利用者Uの情報は、利用者Uの性別に限定されず、例えば、性別、年代、居住地域、および職業の組み合わせ毎にアイテムの種別が対応付けられていてもよい。この場合、画像情報取得部45は、厚着指数や日射指数などの指数と性別、年代、居住地域、および職業の組み合わせとに対応付けられた種別のアイテムを着用している人物の撮像画像の情報を対象撮像画像の情報として取得する。
【0169】
また、上述した例では、天気コンテンツ50には、第1画像情報と第2画像情報とを含むが、天気コンテンツ50には、第1画像情報および第2画像情報のうちの一方のみが含まれていてもよい。例えば、提供部43は、天気コンテンツ50を提供する利用者Uの属性情報および行動履歴の一方に基づいて、第1画像情報および第2画像情報のうちの一方のみが含まれる天気コンテンツを提供する。
【0170】
また、上述した例では、画像情報取得部45は、指数に対応するアイテムとして人物に着用されるアイテムを含む撮像画像の情報を取得するが、人物に着用されるアイテムに加えて、人物に携帯または所持されるアイテム(例えば、タオル、日傘、雨傘など)をさらに含む撮像画像の情報を取得することもできる。
【0171】
この場合、指数の値の範囲毎に着用されるアイテムの種別に加えて携帯または所持されるアイテムの種別が対応付けられたテーブルが指数関係情報記憶部31に記憶される。画像情報取得部45は、指数に対応するアイテムとして着用されるアイテムに加えて携帯または所持されるアイテムを含む撮像画像の情報を取得する。
【0172】
また、画像情報取得部45は、指定地域の環境情報を入力とし、アイテム種別毎のスコアを出力するアイテム推奨モデルを用いて、指定地域の環境情報に応じたアイテムの種別を決定することもできる。この場合、画像情報取得部45は、指定地域の環境情報をアイテム推奨モデルに入力し、アイテム推奨モデルから出力されるアイテムの種別毎のスコアに基づいて、指定地域の環境情報に応じたアイテムの種別を決定する。
【0173】
例えば、画像情報取得部45は、スコアが最も高いアイテムの種別を指定地域の環境情報に応じたアイテムの種別として決定する。そして、画像情報取得部45は、アイテム推奨モデルを用いて決定した種別のアイテムを着用する人物の撮像画像の情報を対象撮像画像の情報として取得する。アイテム推奨モデルの入力は、現在の天気および予測される天気の状況の少なくとも一方の情報であるが、かかる情報に代えてまたは加えて、厚着指数や日射指数の情報を含んでいてもよい。また、天気アイテム推奨モデルは、例えば、トップス(上衣)およびボトムス(下衣)の各々毎に設けられてもよい。
【0174】
アイテム推奨モデルは、例えば、GBDT(Gradient Boosting Decision Tree)によって生成される学習モデルまたはディープニューラルネットワーク(DNN:Deep Neural Network)を利用した深層学習(Deep Learning)によって生成される学習モデルなどであるが、かかる例に限定されず、その他の機械学習方法で生成される学習モデルであってもよい。例えば、アイテム推奨モデルは、線形回帰、重回帰、またはロジスティック回帰といった回帰手法やサポートベクタマシンなどの学習アルゴリズムなどのように他の学習アルゴリズムによる機械学習を用いて生成されてもよい。
【0175】
また、画像情報取得部45は、指数関係情報テーブルにおける「アイテム種別」の情報を取得し、生成部42は、画像情報取得部45によって取得された「アイテム種別」の情報をさらに含む天気コンテンツ50を生成することもできる。
【0176】
例えば、厚着指数関係情報テーブルが
図6に示す状態であり、指定地域の厚着指数が「30」であるとする。この場合、生成部42は、アイテム種別を示す情報として、例えば、「『ポロシャツ』または『シャツやブラウス』などがおすすめです」などの文字列を示す情報を含む天気コンテンツ50を生成する。
【0177】
また、上述した例では、情報処理装置1が天気コンテンツ50を生成して端末装置2に表示させるが、端末装置2が情報処理装置1から情報を収集して天気コンテンツ50を生成し、生成した天気コンテンツ50を表示する構成であってもよい。この場合、端末装置2が、情報処理装置1と共に情報処理装置1の上述した機能の一部を実行する情報提供装置の一部として機能する。また、端末装置2は、情報処理装置1の上述した機能のすべてを実行する情報提供装置として機能する構成であってもよい。
【0178】
図11は、実施形態に係る端末装置2の構成の他の例を示す図である。
図11に示す端末装置2は、処理部15の機能が、
図3に示す端末装置2と異なる。
図11に示す端末装置2の処理部15は、受付部41と、生成部42と、提供部43とをさらに備える点で、
図3に示す端末装置2と異なる。
【0179】
図11に示す受付部41、生成部42、および提供部43の各々は、例えば、
図4に示す受付部41、生成部42、および提供部43の各々の一部または全部の機能を有する。受付部41は、利用者Uの操作部12への操作が特定操作である場合にかかる特定操作をコンテンツ要求として受け付ける。
【0180】
情報取得部16は、取得部40の機能を含む。例えば、情報取得部16は、受付部41によってコンテンツ要求が受け付けられた場合、上述した環境情報取得部44として機能してコンテンツ要求で示される指定地域の環境情報をサーバ3から取得する。また、情報取得部16は、受付部41によってコンテンツ要求が受け付けられた場合、情報取得部16によって取得された指定地域の環境情報に基づいて、上述した画像情報取得部45として機能してサーバ4から画像情報を取得する。
【0181】
端末装置2の生成部42は、情報取得部16によって取得された画像情報を含む天気コンテンツ50を生成する。そして、端末装置2の提供部43は、生成部42によって生成された天気コンテンツ50を表示部11に表示させる処理を表示処理部17に実行させる。提供部43は、表示処理部17の機能を含んでいてもよい。
【0182】
なお、端末装置2は、情報処理装置1と連携して天気コンテンツ50を生成し、生成した天気コンテンツ50を表示部11に表示させることができればよく、上述した構成に限定されない。例えば、端末装置2は、受付部41を含まない構成であってもよい。
【0183】
このように、端末装置2は、情報処理装置1と連携して受付部41、生成部42、および提供部43の機能を実行することができ、受付部41、生成部42、および提供部43の機能を有する情報提供装置の一部として機能することができる。なお、以下において、上述した情報処理装置1と端末装置2の一部または全部とを含む構成を情報処理装置1と記載する場合がある。
【0184】
図11に示す処理部15は、例えば、CPUまたはMPUなどのプロセッサによって、端末装置2内部の記憶装置(例えば、記憶部14)に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。
【0185】
〔7.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る情報処理装置1または端末装置2は、例えば
図12に示すような構成のコンピュータ80によって実現される。以下、情報処理装置1を例に挙げて説明する。
図12は、実施形態に係る情報処理装置1の機能を実現するコンピュータ80の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ80は、CPU81、RAM82、ROM(Read Only Memory)83、HDD(Hard Disk Drive)84、通信インターフェイス(I/F)85、入出力インターフェイス(I/F)86、およびメディアインターフェイス(I/F)87を有する。
【0186】
CPU81は、ROM83またはHDD84に記憶されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM83は、コンピュータ80の起動時にCPU81によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ80のハードウェアに依存するプログラムなどを記憶する。
【0187】
HDD84は、CPU81によって実行されるプログラム、および、かかるプログラムによって使用されるデータなどを記憶する。通信インターフェイス85は、ネットワークN(
図2参照)を介して他の機器からデータを受信してCPU81へ送り、CPU81が生成したデータを、ネットワークNを介して他の機器に送信する。
【0188】
CPU81は、入出力インターフェイス86を介して、ディスプレイやプリンタなどの出力装置、および、キーボードまたはマウスなどの入力装置を制御する。CPU81は、入出力インターフェイス86を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU81は、入出力インターフェイス86を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
【0189】
メディアインターフェイス87は、記録媒体88に記憶されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM82を介してCPU81に提供する。CPU81は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス87を介して記録媒体88からRAM82上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体88は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)などの光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)などの光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリなどである。
【0190】
例えば、コンピュータ80が実施形態に係る情報処理装置1として機能する場合、コンピュータ80のCPU81は、RAM82上にロードされたプログラムを実行することにより、処理部22の機能を実現する。また、HDD84には、記憶部21内のデータが記憶される。コンピュータ80のCPU81は、これらのプログラムを記録媒体88から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0191】
〔8.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の一部を手動的に行うこともできる。あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0192】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0193】
例えば、上述した情報処理装置1は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットホームなどをAPIやネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。また、情報処理装置1の上述した処理の一部は、端末装置2が担ってもよく。この場合、端末装置2の一部の機能は、情報処理装置1と共に情報処理装置として機能する。
【0194】
また、例えば、
図4に示した記憶部21の一部または全部は、各装置によって保持されるのではなく、ストレージサーバなどに保持されてもよい。この場合、各装置は、ストレージサーバにアクセスすることで、各種情報を取得する。
【0195】
〔9.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置1は、環境情報取得部44と、画像情報取得部45と、提供部43とを備える。環境情報取得部44は、天気に関する情報を含む環境情報を取得する。画像情報取得部45は、環境情報取得部44によって取得された環境情報に基づいて、環境情報に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像の情報である画像情報を取得する。提供部43は、画像情報取得部45によって取得された画像情報を天気に関する情報と共に表示される情報として提供する。これにより、情報処理装置1は、利用者Uに対してより快適なアイテムを提案することができる。
【0196】
また、環境情報取得部44は、現在の天気および予測される天気の状況の少なくとも一方に応じた指数の情報を含む情報を環境情報として取得する。画像情報取得部45は、指数に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像の情報を画像情報として取得する。これにより、情報処理装置1は、利用者Uに対してより快適なアイテムを提案することができる。
【0197】
また、指数は、厚着度合いを示す指標であり、画像情報取得部45は、指数に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像の情報を画像情報として取得する。これにより、情報処理装置1は、利用者Uに対してより快適なアイテムを提案することができる。
【0198】
また、環境情報取得部44は、現在の日射量および予測される日射量の少なくとも一方に応じた指数の情報を含む環境情報を取得する。画像情報取得部45は、指数に対応するアイテムを着用している撮像画像の情報を画像情報として取得する。これにより、情報処理装置1は、利用者Uに対してより快適なアイテムを提案することができる。
【0199】
また、画像情報取得部45は、環境情報に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像を各々示す複数の撮像画像の中から1以上の撮像画像の情報をランダムに画像情報として取得する。これにより、情報処理装置1は、利用者Uに対して提案するアイテムが固定されることを抑制することができ、利用者Uに対してより快適なアイテムを提案することができる。
【0200】
また、画像情報取得部45は、複数の撮像画像の中から予め定められた条件を満たす1以上の撮像画像の情報を、画像情報で示される撮像画像と共に表示され且つ画像情報で示される撮像画像よりも小さなサイズで表示される撮像画像の情報である第2画像情報としてさらに取得する。提供部は、第2画像情報を提供する。これにより、情報処理装置1は利用者Uに対してより快適なアイテムを提案することができる。
【0201】
また、画像情報取得部45は、複数の撮像画像の中から画像情報の提供先となる利用者Uの情報に応じた1以上の撮像画像を優先して第2画像情報として取得する。これにより、情報処理装置1は利用者Uに対してより快適なアイテムを提案することができる。
【0202】
また、利用者Uの情報は、利用者Uが所有するアイテム種別を示す情報を含む。画像情報取得部45は、複数の撮像画像の中から利用者Uが所有するアイテムの種別に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像の情報を優先して第2画像情報として取得する。これにより、利用者Uは、天気に応じたアイテムであって自己が所有するアイテムの中から着用するアイテムを容易に見つけることができる。
【0203】
また、利用者Uの情報は、利用者Uのアイテムに対する嗜好を示す情報を含む。画像情報取得部45は、複数の撮像画像の中から利用者Uの嗜好に対応するアイテムを着用している人物の撮像画像の情報を優先して第2画像情報として取得する。これにより、利用者Uは、天気に応じたアイテムであって利用者Uの嗜好にあうアイテムを知ることができる。
【0204】
また、画像情報取得部45は、複数の撮像画像の中から最も新しい撮像画像から新しい順に1以上の撮像画像の情報を優先して第2画像情報として取得する。これにより、利用者Uは、天気に応じたアイテムであって新しいコーディネイトのアイテムを知ることができる。
【0205】
また、画像情報取得部45は、複数の撮像画像の中から評価が高い撮像画像の順に1以上の撮像画像の情報を優先して第2画像情報として取得する。これにより、画像情報取得部45は、利用者Uに対して天気に応じたより快適で評価が高いアイテムを提案することができる。
【0206】
また、画像情報取得部45は、複数の撮像画像の中から指定される地域および指定される地域の天気のうちの少なくとも1つが撮像時の地域および天気のうちの少なくとも1つが一致または類似する1以上の撮像画像の情報を優先して第2画像情報として取得する。これにより、画像情報取得部45は、利用者Uに対して天気および地域に応じたより快適なアイテムを提案することができる。
【0207】
また、画像情報取得部45は、複数の撮像画像の中から画像情報の提供先となる利用者Uの年齢と撮像時の人物の年齢が一致または類似する1以上の撮像画像の情報を優先して第2画像情報として取得する。これにより、画像情報取得部45は、利用者Uに対して天気および利用者Uの年齢に応じたより快適なアイテムを提案することができる。
【0208】
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0209】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0210】
1 情報処理装置
2 端末装置
3,4 サーバ
10,20 通信部
11 表示部
12 操作部
13 センサ群
14,21 記憶部
15,22 処理部
16 情報取得部
17 表示処理部
18 情報出力部
30 利用者情報記憶部
31 指数関係情報記憶部
32 環境情報記憶部
33 画像情報記憶部
40 取得部
41 受付部
42 生成部
43 提供部
44 環境情報取得部
45 画像情報取得部
50 天気コンテンツ
51 天気情報
52 第1撮像画像
53 第2撮像画像
54 厚着指数情報
55 テロップ情報
56 リンクボタン
57 第1選択タグ
58 第2選択タグ
100 情報提供システム