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特開2024-31581ログイン画面切替方法、及び基板処理システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024031581
(43)【公開日】2024-03-07
(54)【発明の名称】ログイン画面切替方法、及び基板処理システム
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/02 20060101AFI20240229BHJP
   H01L 21/304 20060101ALI20240229BHJP
   G06F 15/00 20060101ALI20240229BHJP
【FI】
H01L21/02 Z
H01L21/304 643A
G06F15/00 420Z
H01L21/304 648Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022135227
(22)【出願日】2022-08-26
(71)【出願人】
【識別番号】000207551
【氏名又は名称】株式会社SCREENホールディングス
(74)【代理人】
【識別番号】100168583
【弁理士】
【氏名又は名称】前井 宏之
(72)【発明者】
【氏名】秋田 正史
【テーマコード(参考)】
5F157
【Fターム(参考)】
5F157AB33
5F157AB49
5F157AB90
5F157BB22
5F157BB42
5F157BB43
5F157BC53
5F157CB03
5F157CF02
5F157CF14
5F157CF50
5F157CF52
5F157CF60
5F157CF92
(57)【要約】
【課題】作業者の安全を確保できるログイン画面切替方法を提供する。
【解決手段】ログイン画面切替方法は、第1操作装置200に第1ユーザが直接ログインし、第2操作装置300を介して第2ユーザが第1操作装置200にログインする基板処理システム1000において、ログイン画面を複数種類のログイン画面LG1、LG2の間で切り替える方法である。ログイン画面切替方法は、第1操作装置200に第1ユーザがログインしている際に、第2操作装置300が第1操作装置200にリモート接続したか否かを判定するステップ(S208)と、第2操作装置300が第1操作装置200にリモート接続した場合に、第1ユーザを強制的にログアウトさせるステップ(S210)と、第1ユーザを強制的にログアウトせた後、第1ユーザがログインした際に表示させたログイン画面LG1とは異なるログイン画面LG2を表示させるステップ(S211)とを含む。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板を処理する基板処理装置を制御する第1操作装置に第1ユーザが直接ログインし、前記第1操作装置にリモート接続可能な第2操作装置を介して第2ユーザが前記第1操作装置にログインする基板処理システムにおいて、前記第1ユーザ及び前記第2ユーザがログインするためのログイン画面を複数種類のログイン画面の間で切り替えるログイン画面切替方法であって、
前記第1操作装置に前記第1ユーザがログインしている際に、前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続したか否かを判定するステップと、
前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続したと判定された場合に、前記第1ユーザを強制的にログアウトさせるステップと、
前記第1ユーザを強制的にログアウトせた後、前記第1ユーザがログインした際に表示させたログイン画面とは異なるログイン画面を表示させるステップと
を含む、ログイン画面切替方法。
【請求項2】
前記第1操作装置に前記第1ユーザ及び前記第2ユーザがログインしていない状態において、前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続しているか否かを判定するステップと、
前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続していないと判定された場合、前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続することを拒否するか否かを選択する拒否選択機能を有効にしたログイン画面を表示させるステップと、
前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続していると判定された場合に、前記拒否選択機能を無効にしたログイン画面を表示させるステップと
を更に含む、請求項1に記載のログイン画面切替方法。
【請求項3】
前記第1ユーザを強制的にログアウトさせた後に表示させる前記ログイン画面は、前記拒否選択機能を無効にしたログイン画面である、請求項2に記載のログイン画面切替方法。
【請求項4】
前記第1ユーザを強制的にログアウトさせた後に表示させる前記ログイン画面は、前記第1ユーザを強制的にログアウトさせたことを通知する画像を含む、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のログイン画面切替方法。
【請求項5】
前記第2操作装置によるリモート接続が許可されているか否かを判定するステップと、
前記リモート接続が許可されていない場合、前記第1操作装置の待機状態に対して第1設定時間を設定するステップと、
前記リモート接続が許可されている場合、前記待機状態に対して、前記第1設定時間よりも短い第2設定時間を設定するステップと、
前記リモート接続が許可されていない場合、前記第1操作装置に前記第1ユーザがログインしている状態において前記待機状態が前記第1設定時間以上継続すると、前記第1ユーザをログアウトさせるステップと、
前記リモート接続が許可されている場合、前記第1操作装置に前記第1ユーザ又は前記第2ユーザがログインしている状態において前記待機状態が前記第2設定時間以上継続すると、前記第1ユーザ又は前記第2ユーザをログアウトさせるステップと
を更に含み、
前記待機状態は、前記第1ユーザが前記第1操作装置にログインした後に前記第1操作装置が操作されていない状態と、前記第2ユーザが前記第1操作装置にログインした後に前記第1操作装置が前記第2操作装置を介して操作されていない状態とを含む、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のログイン画面切替方法。
【請求項6】
前記第1ユーザが特定のユーザであるか否かを判定するステップと、
前記第1ユーザが前記特定のユーザであると判定された場合、前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続することを拒否するステップと
を更に含む、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のログイン画面切替方法。
【請求項7】
前記第1操作装置に前記第2ユーザがログインした後、前記第1操作装置及び前記第2操作装置が表示する画面に、前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続していることを示す画像を表示させるステップを更に含む、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のログイン画面切替方法。
【請求項8】
基板を処理する基板処理装置と、
前記基板処理装置を制御する第1操作装置と、
前記第1操作装置にリモート接続可能な第2操作装置と
を備え、
前記第1操作装置は、
第1ユーザ又は第2ユーザがログインするためのログイン画面を表示する第1表示部と、
前記第2操作装置と通信可能に接続する第1通信部と、
第1制御部と
を備え、
前記第1ユーザは、前記第1操作装置を操作して前記第1操作装置にログインするユーザであり、
前記第2操作装置は、
前記第1通信部と通信可能に接続する第2通信部と、
前記第2通信部を制御して、前記第2操作装置を前記第1操作装置にリモート接続させる第2制御部と、
前記ログイン画面を表示する第2表示部と
を備え、
前記第2ユーザは、前記第2操作装置を操作して、前記第2操作装置を介して前記第1操作装置にログインするユーザであり、
前記第1制御部は、
前記第1操作装置に前記第1ユーザがログイン中に、前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続したか否かを判定し、
前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続したと判定した場合に、前記第1ユーザを強制的にログアウトさせ、
前記第1ユーザを強制的にログアウトせた後、前記第1表示部及び前記第2表示部に、前記第1ユーザがログインした際に表示させたログイン画面とは異なるログイン画面を表示させる、基板処理システム。
【請求項9】
前記第1制御部は、
前記第1操作装置に前記第1ユーザ及び前記第2ユーザがログインしていない状態において、前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続しているか否かを判定し、
前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続していないと判定した場合、前記第1表示部に、前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続することを拒否するか否かを選択する拒否選択機能を有効にしたログイン画面を表示させ、
前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続していると判定した場合、前記第1表示部及び前記第2表示部に、前記拒否選択機能を無効にしたログイン画面を表示させる、請求項8に記載の基板処理システム。
【請求項10】
前記第1制御部は、前記第1ユーザを強制的にログアウトさせた後、前記第1表示部及び前記第2表示部に、前記拒否選択機能を無効にしたログイン画面を表示させる、請求項9に記載の基板処理システム。
【請求項11】
前記第1制御部は、前記第1ユーザを強制的にログアウトさせた後、前記第1表示部及び前記第2表示部に、前記第1ユーザを強制的にログアウトさせたことを通知する画像を含むログイン画面を表示させる、請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の基板処理システム。
【請求項12】
前記第1制御部は、
前記第2操作装置によるリモート接続が許可されているか否かを判定し、
前記リモート接続が許可されていない場合、前記第1操作装置の待機状態に対して第1設定時間を設定し、
前記リモート接続が許可されている場合、前記待機状態に対して、前記第1設定時間よりも短い第2設定時間を設定し、
前記リモート接続が許可されていない場合、前記第1操作装置に前記第1ユーザがログインしている状態において前記待機状態が前記第1設定時間以上継続すると、前記第1ユーザをログアウトさせ、
前記リモート接続が許可されている場合、前記第1操作装置に前記第1ユーザ又は前記第2ユーザがログインしている状態において前記待機状態が前記第2設定時間以上継続すると、前記第1ユーザ又は前記第2ユーザをログアウトさせ、
前記待機状態は、前記第1ユーザが前記第1操作装置にログインした後に前記第1操作装置が操作されていない状態と、前記第2ユーザが前記第1操作装置にログインした後に前記第1操作装置が前記第2操作装置を介して操作されていない状態とを含む、請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の基板処理システム。
【請求項13】
前記第1制御部は、
前記第1ユーザが特定のユーザであるか否かを判定し、
前記第1ユーザが前記特定のユーザであると判定した場合、前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続することを拒否する、請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の基板処理システム。
【請求項14】
前記第1制御部は、前記第1操作装置に前記第2ユーザがログインした後、前記第1表示部及び前記第2表示部が表示する画面に、前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続していることを示す画像を表示させる、請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の基板処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ログイン画面切替方法、及び基板処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
基板処理装置にネットワークを介して操作装置が接続される基板処理システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1の基板処理システムは、基板処理装置と、主操作装置と、外部操作装置とを備える。基板処理装置には、主コントローラと、スイッチングハブとが設けられている。主操作装置は、基板処理装置の近傍に配置され、基板処理装置のスイッチングハブを介して主コントローラに接続される。外部操作装置は、基板処理装置から離れた位置に配置され、スイッチングハブを有するLAN(Local Area Network)等の通信ネットワークを介して主コントローラに接続される。
【0003】
特許文献1の基板処理システムは、外部操作装置にログインしたユーザが属するグループに応じて、ユーザが操作する機能を制限する。具体的には、外部操作装置にログインしたユーザがメンテナンスグループに属する場合、プロセスレシピに関しては「参照」の権限のみが与えられ、「編集」は禁止される。アラーム条件に関しては、「参照」及び「編集」の両者とも禁止される。メンテナンスに関しては、「参照」及び「編集」の権限が与えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2013-153216号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の基板処理システムは、主操作装置を操作しているユーザが存在する状況の下、他のユーザが外部操作装置にログインする場合と、主操作装置を操作しているユーザが存在しない状況の下、他のユーザが外部操作装置にログインする場合とで、同じログイン画面が表示される。その結果、外部操作装置にログインするユーザは、主操作装置を操作しているユーザが存在しているかどうかを判断することができない。よって、基板処理装置の近傍で作業をしている作業者の安全面を考慮すると、更なる改良の余地がある。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、基板処理装置の近傍で作業をしている作業者の安全をより確保することができるログイン画面切替方法、及び基板処理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一局面によれば、ログイン画面切替方法は、基板を処理する基板処理装置を制御する第1操作装置に第1ユーザが直接ログインし、前記第1操作装置にリモート接続可能な第2操作装置を介して第2ユーザが前記第1操作装置にログインする基板処理システムにおいて、前記第1ユーザ及び前記第2ユーザがログインするためのログイン画面を複数種類のログイン画面の間で切り替える方法である。当該ログイン画面切替方法は、前記第1操作装置に前記第1ユーザがログインしている際に、前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続したか否かを判定するステップと、前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続したと判定された場合に、前記第1ユーザを強制的にログアウトさせるステップと、前記第1ユーザを強制的にログアウトせた後、前記第1ユーザがログインした際に表示させたログイン画面とは異なるログイン画面を表示させるステップとを含む。
【0008】
ある実施形態において、上記のログイン画面切替方法は、前記第1操作装置に前記第1ユーザ及び前記第2ユーザがログインしていない状態において、前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続しているか否かを判定するステップと、前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続していないと判定された場合、前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続することを拒否するか否かを選択する拒否選択機能を有効にしたログイン画面を表示させるステップと、前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続していると判定された場合に、前記拒否選択機能を無効にしたログイン画面を表示させるステップとを更に含む。
【0009】
ある実施形態において、前記第1ユーザを強制的にログアウトさせた後に表示させる前記ログイン画面は、前記拒否選択機能を無効にしたログイン画面である。
【0010】
ある実施形態において、前記第1ユーザを強制的にログアウトさせた後に表示させる前記ログイン画面は、前記第1ユーザを強制的にログアウトさせたことを通知する画像を含む。
【0011】
ある実施形態において、上記のログイン画面切替方法は、前記第2操作装置によるリモート接続が許可されているか否かを判定するステップと、前記リモート接続が許可されていない場合、前記第1操作装置の待機状態に対して第1設定時間を設定するステップと、前記リモート接続が許可されている場合、前記待機状態に対して、前記第1設定時間よりも短い第2設定時間を設定するステップと、前記リモート接続が許可されていない場合、前記第1操作装置に前記第1ユーザがログインしている状態において前記待機状態が前記第1設定時間以上継続すると、前記第1ユーザをログアウトさせるステップと、前記リモート接続が許可されている場合、前記第1操作装置に前記第1ユーザ又は前記第2ユーザがログインしている状態において前記待機状態が前記第2設定時間以上継続すると、前記第1ユーザ又は前記第2ユーザをログアウトさせるステップとを更に含む。前記待機状態は、前記第1ユーザが前記第1操作装置にログインした後に前記第1操作装置が操作されていない状態と、前記第2ユーザが前記第1操作装置にログインした後に前記第1操作装置が前記第2操作装置を介して操作されていない状態とを含む。
【0012】
ある実施形態において、上記のログイン画面切替方法は、前記第1ユーザが特定のユーザであるか否かを判定するステップと、前記第1ユーザが前記特定のユーザであると判定された場合、前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続することを拒否するステップとを更に含む。
【0013】
ある実施形態において、上記のログイン画面切替方法は、前記第1操作装置に前記第2ユーザがログインした後、前記第1操作装置及び前記第2操作装置が表示する画面に、前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続していることを示す画像を表示させるステップを更に含む。
【0014】
本発明の他の局面によれば、基板処理システムは、基板処理装置と、第1操作装置と、第2操作装置とを備える。前記基板処理装置は、基板を処理する。前記第1操作装置は、前記基板処理装置を制御する。前記第2操作装置は、前記第1操作装置にリモート接続可能である。前記第1操作装置は、第1表示部と、第1通信部と、第1制御部とを備える。前記第1表示部は、第1ユーザ又は第2ユーザがログインするためのログイン画面を表示する。前記第1通信部は、前記第2操作装置と通信可能に接続する。前記第1ユーザは、前記第1操作装置を操作して前記第1操作装置にログインするユーザである。前記第2操作装置は、第2通信部と、第2制御部と、第2表示部とを備える。前記第2通信部は、前記第1通信部と通信可能に接続する。前記第2制御部は、前記第2通信部を制御して、前記第2操作装置を前記第1操作装置にリモート接続させる。前記第2表示部は、前記ログイン画面を表示する。前記第2ユーザは、前記第2操作装置を操作して、前記第2操作装置を介して前記第1操作装置にログインするユーザである。前記第1制御部は、前記第1操作装置に前記第1ユーザがログイン中に、前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続したか否かを判定する。前記第1制御部は、前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続したと判定した場合に、前記第1ユーザを強制的にログアウトさせる。前記第1制御部は、前記第1ユーザを強制的にログアウトせた後、前記第1表示部及び前記第2表示部に、前記第1ユーザがログインした際に表示させたログイン画面とは異なるログイン画面を表示させる。
【0015】
ある実施形態において、前記第1制御部は、前記第1操作装置に前記第1ユーザ及び前記第2ユーザがログインしていない状態において、前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続しているか否かを判定する。前記第1制御部は、前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続していないと判定した場合、前記第1表示部に、前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続することを拒否するか否かを選択する拒否選択機能を有効にしたログイン画面を表示させる。前記第1制御部は、前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続していると判定した場合、前記第1表示部及び前記第2表示部に、前記拒否選択機能を無効にしたログイン画面を表示させる。
【0016】
ある実施形態において、前記第1制御部は、前記第1ユーザを強制的にログアウトさせた後、前記第1表示部及び前記第2表示部に、前記拒否選択機能を無効にしたログイン画面を表示させる。
【0017】
ある実施形態において、前記第1制御部は、前記第1ユーザを強制的にログアウトさせた後、前記第1表示部及び前記第2表示部に、前記第1ユーザを強制的にログアウトさせたことを通知する画像を含むログイン画面を表示させる。
【0018】
ある実施形態において、前記第1制御部は、前記第2操作装置によるリモート接続が許可されているか否かを判定する。前記第1制御部は、前記リモート接続が許可されていない場合、前記第1操作装置の待機状態に対して第1設定時間を設定する。前記第1制御部は、前記リモート接続が許可されている場合、前記待機状態に対して、前記第1設定時間よりも短い第2設定時間を設定する。前記第1制御部は、前記リモート接続が許可されていない場合、前記第1操作装置に前記第1ユーザがログインしている状態において前記待機状態が前記第1設定時間以上継続すると、前記第1ユーザをログアウトさせる。前記第1制御部は、前記リモート接続が許可されている場合、前記第1操作装置に前記第1ユーザ又は前記第2ユーザがログインしている状態において前記待機状態が前記第2設定時間以上継続すると、前記第1ユーザ又は前記第2ユーザをログアウトさせる。前記待機状態は、前記第1ユーザが前記第1操作装置にログインした後に前記第1操作装置が操作されていない状態と、前記第2ユーザが前記第1操作装置にログインした後に前記第1操作装置が前記第2操作装置を介して操作されていない状態とを含む。
【0019】
ある実施形態において、前記第1制御部は、前記第1ユーザが特定のユーザであるか否かを判定する。前記第1制御部は、前記第1ユーザが前記特定のユーザであると判定した場合、前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続することを拒否する。
【0020】
ある実施形態において、前記第1制御部は、前記第1操作装置に前記第2ユーザがログインした後、前記第1表示部及び前記第2表示部が表示する画面に、前記第2操作装置が前記第1操作装置にリモート接続していることを示す画像を表示させる。
【発明の効果】
【0021】
本発明に係るログイン画面切替方法、及び基板処理システムによれば、基板処理装置の近傍で作業をしている作業者の安全をより確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明の実施形態に係る基板処理システムを示す図である。
図2】本発明の実施形態に係る基板処理システムに含まれる基板処理装置の一例を示す模式的な平面図である。
図3】基板処理装置に含まれる基板処理部の一例を示す模式図である。
図4】本発明の実施形態に係る基板処理システムに含まれる第1操作装置の構成を示すブロック図である。
図5】本発明の実施形態に係る基板処理システムに含まれる第2操作装置の構成を示すブロック図である。
図6】(a)は、第1ログイン画面を示す図である。(b)は、第2ログイン画面を示す図である。
図7】(a)は、第1操作画面を示す図である。(b)は、第2操作画面を示す図である。
図8】本発明の実施形態に係るログイン画面切替方法を示す図である。
図9】本発明の実施形態に係るログイン画面切替方法を示す図である。
図10】第1切替処理の流れを示すフロチャートである。
図11】第1切替処理の流れを示すフロチャートである。
図12】第1切替処理の流れを示すフロチャートである。
図13】(a)は、第3ログイン画面を示す図である。(b)は、第4ログイン画面を示す図である。(c)は、第5ログイン画面を示す図である。
図14】第2切替処理の流れを示すフロチャートである。
図15】第2切替処理の流れを示すフロチャートである。
図16】第2切替処理の流れを示すフロチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、図面(図1図16)を参照して本発明のログイン画面切替方法、及び基板処理システムに係る実施形態を説明する。但し、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。なお、説明が重複する箇所については、適宜説明を省略する場合がある。また、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
【0024】
本発明に係るログイン画面切替方法、及び基板処理システムにおいて基板処理の対象となる「基板」には、半導体ウエハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示用ガラス基板、プラズマ表示用ガラス基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、及び光磁気ディスク用基板などの各種の基板を適用可能である。以下では主として、円盤状の半導体ウエハを基板処理の対象とする場合を例に本発明の実施形態を説明するが、本発明に係るログイン画面切替方法、及び基板処理システムは、上記した半導体ウエハ以外の各種の基板に対しても同様に適用可能である。また、基板の形状についても、円盤状に限定されず、本発明に係るログイン画面切替方法、及び基板処理システムは、各種の形状の基板に対して適用可能である。
【0025】
まず、図1を参照して、本実施形態の基板処理システム1000を説明する。図1は、本実施形態の基板処理システム1000を示す図である。図1に示すように、基板処理システム1000は、基板処理装置100と、第1操作装置200と、第2操作装置300とを備える。
【0026】
基板処理装置100は、基板Wを処理する。本実施形態において、基板処理装置100は、処理液を用いて基板Wを処理する。第1操作装置200は、基板処理装置100の近傍に配置される。ここで、近傍とは、第1操作装置200を操作する操作者(ユーザ)が基板処理装置100を視認可能な位置を示す。例えば、第1操作装置200は、基板処理装置100と一体化されていてもよい。以下、第1操作装置200を、「ローカル端末」と記載する場合がある。
【0027】
第1操作装置200は、基板処理装置100を制御する。具体的には、第1操作装置200にログインしたユーザが、第1操作装置200に指示を入力すると、その指示に従って第1操作装置200が基板処理装置100を動作させる。
【0028】
第1操作装置200にログインしたユーザは、更に、第1操作装置200を操作して、基板処理装置100の各種レシピの編集、基板処理装置100の各種パラメータの編集、基板処理装置100の各種条件の編集、及び、基板処理装置100の状態の確認等を行うことができる。なお、各種レシピは、例えば、基板Wの処理内容を示す。各種パラメータは、例えば、チャンバ1a(図3参照)から排出される気体の圧力(排気圧)の設定値を含む。条件は、例えば、アラート条件を含む。基板処理装置100の状態は、例えば、チャンバ1a内の様子を含む。チャンバ1a内の様子は、撮像装置によって撮像されたチャンバ1aの内部の映像を表示させることで確認することができる。
【0029】
第2操作装置300は、基板処理装置100から離れた位置に配置される。ここで、離れた位置とは、第2操作装置300を操作する操作者(ユーザ)が基板処理装置100を視認できない位置を示す。例えば、第2操作装置300は、操作者(ユーザ)の自宅に配置されてもよい。第2操作装置300は、例えば、パーソナルコンピュータであってもよい。
【0030】
第2操作装置300は、第1操作装置200にリモート接続可能である。具体的には、第2操作装置300は、通信ネットワークを介して第1操作装置200にリモート接続する。通信ネットワークは、例えば、インターネット回線等の公衆回線網を含んでもよいし、専用の通信回線を含んでもよい。本実施形態では、第2操作装置300は、サーバSEを介して第1操作装置200にリモート接続する。サーバSEは、例えば、クラウドサーバであってもよい。
【0031】
第2操作装置300を操作する操作者(ユーザ)は、第2操作装置300を第1操作装置200にリモート接続させて、第1操作装置200にログインすることができる。以下、第1操作装置200を操作して第1操作装置200にログインするユーザを、「第1ユーザ」と記載する場合がある。また、第2操作装置300を操作して第1操作装置200にログインするユーザを、「第2ユーザ」と記載する場合がある。また、第1ユーザと第2ユーザとを区別して説明する必要のないときは、第1ユーザ及び第2ユーザを「ユーザ」と記載することがある。
【0032】
第2ユーザは、第1操作装置200にログイン後、第2操作装置300を操作して、第1操作装置200に指示を入力することができる。第1操作装置200は、その指示に従って基板処理装置100を動作させる。また、第2ユーザは、第2操作装置300を操作して、基板処理装置100の各種レシピの編集等を第1操作装置200に実行させることができる。なお、第2ユーザが指示を入力できる操作項目は、第1ユーザが指示を入力できる操作項目の一部に限定されていてもよい。つまり、第2ユーザの権限は制限されていてもよい。以下、第2操作装置300を、「リモート端末」と記載する場合がある。
【0033】
続いて、図2を参照して、基板処理装置100を説明する。図2は、本実施形態の基板処理システム1000に含まれる基板処理装置100の一例を示す模式的な平面図である。図2に示すように、基板処理装置100は、インデクサー部U1と、処理部U2と、複数の処理液キャビネットU3とを備えてもよい。この場合、第1操作装置200は、インデクサー部U1、処理部U2、及び、複数の処理液キャビネットU3を制御する。本実施形態において、基板処理装置100は、洗浄装置又はウェットエッチング装置である。
【0034】
インデクサー部U1は、複数のロードポートLPと、インデクサーロボットIRと、第1搬送室CH1とを含む。インデクサーロボットIRは、第1搬送室CH1に配置される。処理部U2は、センターロボットCRと、複数の基板処理部1と、受渡室CHAと、第2搬送室CH2とを含む。センターロボットCRは、第2搬送室CH2に配置される。インデクサー部U1と処理部U2とは、受渡室CHAによって連絡される。受渡室CHAは、受渡部2を含む。
【0035】
ロードポートLPの各々は、複数枚の基板Wを積層して収容する。インデクサーロボットIRは、ロードポートLPとセンターロボットCRとの間で基板Wを搬送する。具体的には、インデクサーロボットIRは、複数のロードポートLPのうちのいずれかのロードポートLPから基板Wを取り出して、基板Wを受渡部2に渡す。受渡部2には、ロードポートLPから取り出された基板Wが載置される。
【0036】
センターロボットCRは、インデクサーロボットIRと基板処理部1との間で基板Wを搬送する。具体的には、センターロボットCRは、受渡部2から基板Wを受け取って、複数の基板処理部1のうちのいずれかの基板処理部1に基板Wを搬入する。
【0037】
基板処理部1は、基板Wを処理する。基板処理部1は、基板Wを1枚ずつ処理する枚葉型である。複数の処理液キャビネットU3の各々から、各基板処理部1に処理液が供給される。本実施形態において、基板処理部1は、処理液によって基板Wを処理する。処理液は、基板Wに接触する液体である限り、特に限定されない。本実施形態において、処理液は、薬液と、リンス液とを含む。
【0038】
薬液は、例えば、希フッ酸(DHF)、フッ酸(HF)、フッ硝酸(フッ酸と硝酸(HNO3)との混合液)、バファードフッ酸(BHF)、フッ化アンモニウム、HFEG(フッ酸とエチレングリコールとの混合液)、燐酸(H3PO4)、硫酸、酢酸、硝酸、塩酸、アンモニア水、過酸化水素水、有機酸(例えば、クエン酸、シュウ酸)、有機アルカリ(例えば、TMAH:テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド)、硫酸過酸化水素水混合液(SPM)、アンモニア過酸化水素水混合液(SC1)、塩酸過酸化水素水混合液(SC2)、イソプロピルアルコール(IPA)、界面活性剤、又は、腐食防止剤である。
【0039】
リンス液は、例えば、脱イオン水、炭酸水、電解イオン水、水素水、オゾン水、又は、希釈濃度(例えば、10ppm~100ppm程度)の塩酸水である。
【0040】
センターロボットCRは、基板処理部1による基板Wの処理後に、処理済みの基板Wを基板処理部1から取り出して、基板Wを受渡部2に渡す。受渡部2には、基板処理部1で処理された基板Wが載置される。
【0041】
インデクサーロボットIRは、受渡部2から処理済みの基板Wを受け取って、複数のロードポートLPのうちのいずれかのロードポートLPに基板Wを収容する。
【0042】
複数の基板処理部1は、平面視においてセンターロボットCRを取り囲むように配置された複数のタワーTW(本実施形態では4つのタワーTW)を形成する。各タワーTWは、上下に積層された複数の基板処理部1(例えば、3つの基板処理部1)を含む。
【0043】
続いて、図3を参照して、基板処理部1を説明する。図3は、基板処理装置100に含まれる基板処理部1の一例を示す模式図である。図3に示すように、基板処理部1は、チャンバ1aと、スピンチャック3と、スピンモータ4と、第1ノズル5と、ノズル移動部6と、第2ノズル8と、ガード11とを備えてもよい。また、基板処理装置100は、薬液供給部7と、リンス液供給部9とを更に備えてもよい。この場合、第1操作装置200は、スピンチャック3、スピンモータ4、ノズル移動部6、薬液供給部7、リンス液供給部9、及びガード11を制御する。
【0044】
チャンバ1aは略箱形状を有する。チャンバ1aは、基板W、スピンチャック3、スピンモータ4、第1ノズル5、ノズル移動部6の一部、薬液供給部7の一部、第2ノズル8、リンス液供給部9の一部、及びガード11を収容する。
【0045】
スピンチャック3は、基板Wを保持して回転する。具体的には、スピンチャック3は、チャンバ1a内で基板Wを水平に保持しながら、回転軸線AXの回りに基板Wを回転させる。
【0046】
具体的には、スピンチャック3は、スピンベース31と、複数のチャック部材32とを備える。複数のチャック部材32はスピンベース31に設けられる。複数のチャック部材32は基板Wを水平な姿勢で保持する。スピンベース31は、略円板状であり、水平な姿勢で複数のチャック部材32を支持する。
【0047】
スピンモータ4は、スピンベース31を回転軸線AXの回りに回転させる。したがって、スピンベース31は回転軸線AXの回りに回転する。その結果、スピンベース31に設けられた複数のチャック部材32に保持された基板Wが回転軸線AXの回りに回転する。具体的には、スピンモータ4は、モータ本体41と、シャフト42とを備える。シャフト42はスピンベース31に結合される。モータ本体41は、シャフト42を回転させることで、スピンベース31を回転させる。
【0048】
第1ノズル5は、基板Wの回転中に基板Wに向けて薬液を吐出する。薬液供給部7は、第1ノズル5に薬液を供給する。具体的には、薬液供給部7は、薬液供給配管71と、バルブ72とを備える。薬液供給配管71は、第1ノズル5まで薬液を流通させる。バルブ72は、薬液供給配管71を開閉し、第1ノズル5に対する薬液の供給と供給停止とを切り替える。
【0049】
ノズル移動部6は、略鉛直方向及び略水平方向に第1ノズル5を移動させる。具体的には、ノズル移動部6は、アーム61と、回動軸62と、ノズル移動機構63とを備える。
【0050】
アーム61は略水平方向に沿って延びる。アーム61の先端部に第1ノズル5が配置される。アーム61は回動軸62に結合される。回動軸62は、略鉛直方向に沿って延びる。
【0051】
ノズル移動機構63は、回動軸62を略鉛直方向に沿った回動軸線AXSの回りに回動させて、アーム61を略水平面に沿って回動させる。その結果、第1ノズル5が略水平面に沿って移動する。また、ノズル移動機構63は、回動軸62を略鉛直方向に沿って昇降させて、アーム61を昇降させる。その結果、第1ノズル5が略鉛直方向に沿って移動する。ノズル移動機構63は、例えば、ボールねじ機構と、ボールねじ機構に駆動力を与える電動モータとを備えてもよい。
【0052】
第2ノズル8は、基板Wの回転中に基板Wに向けてリンス液を吐出する。第2ノズル8は、固定ノズルである。リンス液供給部9は、第2ノズル8にリンス液を供給する。具体的には、リンス液供給部9は、リンス液供給配管91と、バルブ92とを備える。リンス液供給配管91は、第2ノズル8までリンス液を流通させる。バルブ92は、リンス液供給配管91を開閉し、第2ノズル8に対するリンス液の供給と供給停止とを切り替える。
【0053】
ガード11は略筒形状を有する。ガード11は、基板Wから排出された処理流体を受け止める。ガード11は、上昇又は下降することが可能である。
【0054】
続いて、図4を参照して、第1操作装置200を説明する。図4は、本実施形態の基板処理システム1000に含まれる第1操作装置200の構成を示すブロック図である。図4に示すように、第1操作装置200は、第1通信部201と、第1入力部202と、第1表示部203と、第1記憶部204と、第1制御部205とを備える。
【0055】
第1通信部201は、第2操作装置300と通信可能に接続する。換言すると、第1通信部201は、第2操作装置300との間で通信を行う。本実施形態において、第1通信部201は、サーバSEを介して第2操作装置300と通信可能に接続する。具体的には、第1通信部201は、LANボードのような通信インターフェイス回路を含む。通信インターフェイス回路は、サーバSEを介して第2操作装置300との間で通信を実行する。
【0056】
第1入力部202は、第1ユーザが操作するユーザーインターフェース装置である。第1入力部202は、第1ユーザの操作に応じた指示(制御信号)を第1制御部205に入力する。また、第1入力部202は、第1ユーザの操作に応じたデータを第1制御部205に入力する。例えば、第1ユーザは、第1入力部202を操作して、第1操作装置200にログインする。具体的には、第1ユーザは、第1入力部202を操作してログイン情報を第1制御部205に入力する。この結果、第1操作装置200に第1ユーザがログインされる。ここで、ログイン情報は、ユーザが第1操作装置200にログインするために必要な情報である。
【0057】
第1入力部202は、例えば、キーボード及びマウスを含む。なお、第1入力部202は、タッチセンサーを含んでもよい。タッチセンサーは、第1表示部203の表示面に重畳されて、第1ユーザの表示面に対するタッチ操作を示す信号を生成する。第1ユーザは、タッチ操作により、第1操作装置200に対して各種の指示及びデータを入力することができる。
【0058】
第1表示部203は、各種の画面を表示する。例えば、第1表示部203は、第1操作装置200に第1ユーザがログインするためのログイン画面(例えば、図6(a)を参照して説明する第1ログイン画面LG1)を表示する。第1表示部203は、例えば、液晶表示装置又は有機EL(electroluminescence)表示装置のような表示装置を含む。
【0059】
第1記憶部204は、記憶装置を含み、データ及びコンピュータプログラムを記憶する。例えば、第1記憶部204は、各種のレシピや、予め登録されたログイン情報を記憶する。第1記憶部204は、記憶装置として、半導体メモリのような主記憶装置を含む。第1記憶部204は、記憶装置として、補助記憶装置を更に含んでもよい。補助記憶装置は、例えば、半導体メモリ、ソリッドステートドライブ、及び/又は、ハードディスクドライブを含み得る。第1記憶部204は、記憶装置として、リムーバブルメディアを更に含んでもよい。
【0060】
第1制御部205は、基板処理装置100、第1通信部201、第1表示部203、及び、第1記憶部204を制御する。第1入力部202がタッチセンサーを含む場合、第1制御部205は、タッチセンサーを更に制御する。
【0061】
具体的には、第1制御部205は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサを含む。プロセッサは、第1記憶部204に記憶されたデータ及びコンピュータプログラムに基づいて各種の処理を実行する。
【0062】
例えば、第1制御部205は、第1ユーザにより第1入力部202が操作されてログイン情報が入力されると、第1記憶部204に記憶されているログイン情報のうちのいずれかのログイン情報と一致するか否かを判定する。そして、一致する場合に、第1ユーザのログインを許可する。この結果、第1ユーザは、第1操作装置200(第1制御部205)に各種の指示及びデータを入力できるようになる。例えば、第1ユーザは、基板処理装置100による基板処理の実行を指示することができる。第1制御部205は、第1ユーザが入力した指示に基づいて基板処理装置100を制御する。
【0063】
続いて、図4及び図5を参照して、第2操作装置300を説明する。図5は、本実施形態の基板処理システム1000に含まれる第2操作装置300の構成を示すブロック図である。図5に示すように、第2操作装置300は、第2通信部301と、第2入力部302と、第2表示部303と、第2記憶部304と、第2制御部305とを備える。
【0064】
第2通信部301は、第1操作装置200と通信可能に接続する。換言すると、第2通信部301は、第1操作装置200との間で通信を行う。本実施形態において、第2通信部301は、サーバSEを介して第1操作装置200と通信可能に接続する。具体的には、第2通信部301は、第1通信部201(図4)と通信可能に接続する。第2通信部301は、LANボードのような通信インターフェイス回路を含む。
【0065】
第2入力部302は、第2ユーザが操作するユーザーインターフェース装置である。第2入力部302は、例えば、キーボード及びマウスを含む。なお、第2入力部302は、タッチセンサーを含んでもよい。タッチセンサーは、第2表示部303の表示面に重畳されて、第2ユーザの表示面に対するタッチ操作を示す信号を生成する。
【0066】
第2入力部302は、第2ユーザの操作に応じた指示(制御信号)を第2制御部305に入力する。また、第2入力部302は、第2ユーザの操作に応じたデータを第2制御部305に入力する。例えば、第2ユーザは、第2入力部302を操作して、第2操作装置300を第1操作装置200にリモート接続させることができる。
【0067】
第2表示部303は、例えば、液晶表示装置又は有機EL表示装置のような表示装置を含む。第2表示部303は、各種の画面を表示する。例えば、第2表示部303は、第2操作装置300が第1操作装置200にリモート接続している際に、第2操作装置300を介して第1操作装置200に第2ユーザがログインするためのログイン画面(例えば、図6(a)を参照して説明する第1ログイン画面LG1)を表示する。
【0068】
具体的には、第2操作装置300が第1操作装置200にリモート接続中に、第1制御部205(図4)は、第1表示部203(図4)に表示させる画面を示す画像情報を第2操作装置300に送信する。この結果、第2制御部305が、第1表示部203に表示中の画面と同じ画面を第2表示部303に表示させる。つまり、第1操作装置200(第1表示部203)と第2操作装置300(第2表示部303)との間で画面が共有される。但し、画面を操作する権限は、ログインしたユーザに与えられる。
【0069】
第2記憶部304は、記憶装置を含み、データ及びコンピュータプログラムを記憶する。例えば、第2記憶部304は、第1操作装置200とリモート接続するためのアプリケーションプログラムを記憶する。第2記憶部304は、記憶装置として、半導体メモリのような主記憶装置を含む。第2記憶部304は、記憶装置として、補助記憶装置を更に含んでもよい。第2記憶部304は、記憶装置として、リムーバブルメディアを更に含んでもよい。
【0070】
第2制御部305は、第2通信部301、第2表示部303、及び、第2記憶部304を制御する。第2入力部302がタッチセンサーを含む場合、第2制御部305は、タッチセンサーを更に制御する。
【0071】
具体的には、第2制御部305は、CPUのようなプロセッサを含む。プロセッサは、第2記憶部304に記憶されたデータ及びコンピュータプログラムに基づいて各種の処理を実行する。
【0072】
例えば、第2制御部305は、第2通信部301を制御して、第2操作装置300を第1操作装置200にリモート接続させる。また、第2操作装置300が第1操作装置200にリモート接続して、第2表示部303がログイン画面(例えば、図6(a)を参照して説明する第1ログイン画面LG1)を表示している際に、第2ユーザが第2入力部302を操作してログイン情報を入力すると、第2制御部305は、第2通信部301を介して、第1操作装置200へログイン情報を送信する。この結果、第1通信部201(図4)により受信されたログイン情報が第1制御部205(図4)に入力される。
【0073】
第1制御部205は、第1通信部201により受信されたログイン情報が、第1記憶部204に記憶されているログイン情報のうちのいずれかのログイン情報と一致するか否かを判定する。そして、一致する場合に、第2ユーザのログインを許可する。この結果、第2ユーザは、第2入力部302を操作して、第1操作装置200(第1制御部205)に各種の指示及びデータを入力できるようになる。但し、既に説明したように、第2ユーザが指示を入力できる操作項目は、第1ユーザが指示を入力できる操作項目の一部に限定されていてもよい。
【0074】
続いて、図4図5図6(a)及び図6(b)を参照して、第1ログイン画面LG1及び第2ログイン画面LG2を説明する。図6(a)は、第1ログイン画面LG1を示す図である。図6(b)は、第2ログイン画面LG2を示す図である。
【0075】
図6(a)に示すように、第1ログイン画面LG1は、ユーザ名入力欄R1と、パスワード入力欄R2と、ログインボタンB1と、キャンセルボタンB2とを含む。換言すると、第1ログイン画面LG1は、ユーザ名入力欄R1と、パスワード入力欄R2と、ログインボタンB1と、キャンセルボタンB2とを表示する。第1ログイン画面LG1は、例えば、第2操作装置300が第1操作装置200にリモート接続している際に、第1表示部203及び第2表示部303に表示される。
【0076】
本実施形態において、ログイン情報は、ユーザ名と、パスワードとを含む。ユーザ名入力欄R1はユーザ名を入力するための入力欄であり、パスワード入力欄R2はパスワードを入力するための入力欄である。第1ユーザは、第1入力部202を操作して、ユーザ名入力欄R1にユーザ名を入力することができる。また、第1ユーザは、第1入力部202を操作して、パスワード入力欄R2に、ユーザ名に対応するパスワードを入力することができる。同様に、第2ユーザは、第2入力部302を操作して、ユーザ名入力欄R1にユーザ名を入力することができる。また、第2ユーザは、第2入力部302を操作して、パスワード入力欄R2に、ユーザ名に対応するパスワードを入力することができる。
【0077】
ログインボタンB1は、ログインを実行するためのボタン画像である。第1ユーザは、第1入力部202を操作して、ログインボタンB1を押下する指示を入力することができる。同様に、第2ユーザは、第2入力部302を操作して、ログインボタンB1を押下する指示を入力することができる。
【0078】
例えば、第1ユーザが、ユーザ名入力欄R1及びパスワード入力欄R2にログイン情報を入力後、ログインボタンB1を押下することにより、第1操作装置200に第1ユーザがログインする。詳しくは、ログインボタンB1が押下されると、第1制御部205が、ユーザ名入力欄R1及びパスワード入力欄R2に入力されたログイン情報と、第1記憶部204に予め記憶されているログイン情報とを照合する。第1制御部205は、ユーザ名入力欄R1及びパスワード入力欄R2に入力されたログイン情報と一致するログイン情報が第1記憶部204に記憶されている場合に、第1ユーザをログインさせる。
【0079】
キャンセルボタンB2は、ログインをキャンセルするためのボタン画像である。第1ユーザは、第1入力部202を操作して、キャンセルボタンB2を押下する指示を入力することができる。同様に、第2ユーザは、第2入力部302を操作して、キャンセルボタンB2を押下する指示を入力することができる。ユーザ名入力欄R1及びパスワード入力欄R2にログイン情報が入力された後、キャンセルボタンB2が押下されると、第1制御部205は、入力されたログイン情報を消去する。
【0080】
続いて、図6(b)を参照して、第2ログイン画面LG2を説明する。図6(b)に示すように、第2ログイン画面LG2は、ユーザ名入力欄R1と、パスワード入力欄R2と、ログインボタンB1と、キャンセルボタンB2と、第1通知画像N1とを含む。換言すると、第2ログイン画面LG2は、ユーザ名入力欄R1と、パスワード入力欄R2と、ログインボタンB1と、キャンセルボタンB2と、第1通知画像N1とを表示する。図6(a)及び図6(b)に示すように、第2ログイン画面LG2は、第1通知画像N1を含む点で、第1ログイン画面LG1と異なる。
【0081】
第2ログイン画面LG2は、第1ユーザが第1操作装置200から強制的にログオフされた後に第1表示部203及び第2表示部303に表示される。強制的なログオフは、第1ユーザがログイン中に第2操作装置300が第1操作装置200にリモート接続した場合に実行される。第1通知画像N1は、第1ユーザを強制的にログアウトさせたことを通知する画像を含む。
【0082】
本実施形態によれば、第1ユーザが第1操作装置200にログイン中に第2操作装置300が第1操作装置200にリモート接続した場合、第1ログイン画面LG1と異なるログイン画面(第2ログイン画面LG2)が第2表示部303に表示される。したがって、第2操作装置300(リモート端末)を操作するユーザ(第2ユーザ)は、第2ログイン画面LG2を視認することにより、第1操作装置200(ローカル端末)の近傍に作業者が存在することを認識できる。その結果、第2ユーザは、基板処理装置100の近傍に作業者が存在していることに注意して、基板処理装置100を動作させることができる。よって、基板処理装置100の近傍で作業をしている作業者の安全をより確保することができる。
【0083】
また、本実施形態によれば、第1ユーザが第1操作装置200にログイン中に第2操作装置300が第1操作装置200にリモート接続した場合、第1ログイン画面LG1と異なるログイン画面(第2ログイン画面LG2)が第1表示部203に表示される。したがって、第1操作装置200(ローカル端末)を操作していたユーザ(第1ユーザ)は、第2ログイン画面LG2を視認することにより、第2操作装置300(リモート端末)が第1操作装置200(ローカル端末)にリモート接続したことを認識できる。その結果、基板処理装置100の近傍で作業をしている作業者は、基板処理装置100を視認できないユーザ(第2ユーザ)が基板処理装置100を動作させる可能性があることに注意することができる。よって、基板処理装置100の近傍で作業をしている作業者の安全をより確保することができる。
【0084】
更に、本実施形態では、第2ログイン画面LG2は、第1通知画像N1を表示する。したがって、第2ユーザは、第1操作装置200(ローカル端末)の近傍に作業者が存在することを、より明確に認識できる。また、基板処理装置100の近傍で作業をしている作業者は、基板処理装置100を視認できないユーザ(第2ユーザ)が基板処理装置100を動作させる可能性があることを、より明確に認識できる。したがって、基板処理装置100の近傍で作業をしている作業者の安全をより確保することができる。
【0085】
続いて、図4図5図7(a)、及び、図7(b)を参照して、第1操作画面SG1及び第2操作画面SG2を説明する。図7(a)は、第1操作画面SG1を示す図である。図7(b)は、第2操作画面SG2を示す図である。
【0086】
図7(a)に示す第1操作画面SG1は、第1操作装置200に第1ユーザがログインした後に第1表示部203及び第2表示部303に表示される画面の一例である。
【0087】
図7(a)に示す第1操作画面SG1は、ログアウトボタンB3と、複数の操作対象項目欄TKと、複数の実行ボタンBRとを含む。換言すると、図7(a)に示す第1操作画面SG1は、ログアウトボタンB3と、複数の操作対象項目欄TKと、複数の実行ボタンBRとを表示する。
【0088】
ログアウトボタンB3は、ログアウトを実行するためのボタン画像である。第1ユーザは、第1入力部202を操作して、ログアウトボタンB3を押下する指示を入力することができる。同様に、第2ユーザは、第2入力部302を操作して、ログアウトボタンB3を押下する指示を入力することができる。ログアウトボタンB3が押下されると、第1制御部205は、ログアウトを実行する。
【0089】
複数の操作対象項目欄TKはそれぞれ操作対象を示す。操作対象は、例えば、基板処理開始、シャットダウン、レシピ編集、ログ確認、及びアラーム状況確認を含む。実行ボタンBRは、操作対象項目欄TKごとに設けられている。第1ユーザは、第1入力部202を操作して、実行ボタンBRを押下する指示を入力することができる。同様に、第2ユーザは、第2入力部302を操作して、実行ボタンBRを押下する指示を入力することができる。実行ボタンBRが押下されると、第1制御部205は、押下された実行ボタンBRに対応する処理を実行する。
【0090】
例えば、基板処理開始に対応する実行ボタンBRが押下されると、第1制御部205は、基板処理装置100に基板処理を実行させる。シャットダウンに対応する実行ボタンBRが押下されると、第1制御部205は、基板処理装置100の電源をシャットダウンする。レシピ編集に対応する実行ボタンBRが押下されると、第1制御部205は、第1表示部203及び第2表示部303にレシピ編集画面を表示させる。ログ確認に対応する実行ボタンBRが押下されると、第1制御部205は、ログの一覧画面を第1表示部203及び第2表示部303に表示させる。アラーム状況確認に対応する実行ボタンBRが押下されると、第1制御部205は、アラーム状況の一覧画面を第1表示部203及び第2表示部303に表示させる。
【0091】
続いて、図7(b)を参照して、第2操作画面SG2を説明する。図7(b)に示す第2操作画面SG2は、第2通知画像N2と、ログアウトボタンB3と、複数の操作対象項目欄TKと、複数の実行ボタンBRとを含む。換言すると、図7(b)に示す第2操作画面SG2は、第2通知画像N2と、ログアウトボタンB3と、複数の操作対象項目欄TKと、複数の実行ボタンBRとを表示する。
【0092】
図7(b)に示す第2操作画面SG2は、第1操作装置200に第2ユーザがログインした後に第1表示部203及び第2表示部303に表示される画面の一例である。図7(a)及び図7(b)に示すように、第2操作画面SG2は、第2通知画像N2を含む点で、第1操作画面SG1と異なる。第2通知画像N2は、第2操作装置300が第1操作装置200にリモート接続していることを示す画像を含む。
【0093】
本実施形態によれば、第1表示部203を視認した作業者は、第2通知画像N2により、第2操作装置300(リモート端末)が第1操作装置200(ローカル端末)にリモート接続していることを確認することができる。したがって、基板処理装置100の近傍で作業をしている作業者の安全をより確保することができる。
【0094】
続いて、図1図16を参照して、本実施形態のログイン切替方法及び基板処理システム1000を説明する。図8及び図9は、本実施形態のログイン画面切替方法を示す図である。詳しくは、図8及び図9は、第1制御部205が実行するログイン画面表示処理の流れを示すフロチャートである。図8及び図9に示すように、本実施形態のログイン画面切替方法(ログイン画面表示処理)は、ステップS1~ステップS10、ステップS200、及びステップS300を含む。ログイン画面表示処理は、例えば、第1操作装置200が起動することによって開始する。
【0095】
図8に示すように、第1制御部205は、まず、リモート接続が許可されているか否かを判定する(ステップS1)。具体的には、第1記憶部204に、リモート接続が許可されているか否かを示す情報が予め記憶されており、第1制御部205は、その情報を第1記憶部204から読み出して、リモート接続が許可されているか否かを判定する。リモート接続が許可されているか否かを示す情報は、例えば、フラグである。
【0096】
リモート接続が許可されていないと判定した場合(ステップS1のNo)、第1制御部205は、第1設定時間ST1を設定する(ステップS2)。第1設定時間ST1は、第1操作装置200の待機状態に対して設定される。ここで、第1操作装置200の待機状態は、第1ユーザが第1操作装置200にログインした後に第1操作装置200が操作されていない状態と、第2ユーザが第2操作装置300を介して第1操作装置200にログインした後に、第2操作装置300を介して第1操作装置200が操作されていない状態とを含む。第1設定時間ST1は、例えば、10分である。第1設定時間ST1は、第1記憶部204に予め記憶されている。第1設定時間ST1は、任意の値に変更可能であってもよい。
【0097】
第1設定時間ST1の設定後、第1制御部205は、図6(a)を参照して説明した第1ログイン画面LG1を第1表示部203に表示させる(ステップS3)。
【0098】
第1ログイン画面LG1を表示させた後、第1制御部205は、ログイン情報が入力されたか否かを判定する(ステップS4)。詳しくは、第1制御部205は、第1ログイン画面LG1のログインボタンB1が押下されたか否かを判定する。図4及び図6(a)を参照して説明したように、第1ユーザは、第1入力部202を操作して、第1ログイン画面LG1にログイン情報(ユーザ名及びパスワード)を入力することができる。
【0099】
ログイン情報が入力されると(ステップS4のYes)、第1制御部205は、入力されたログイン情報と、第1記憶部204に予め記憶されているログイン情報とを照合する。第1制御部205は、入力されたログイン情報と一致するログイン情報が第1記憶部204に記憶されている場合に、第1ユーザをログインさせる(ステップS5)。ここでは、第1操作装置200(ローカル端末)を操作しているユーザがログインする。
【0100】
第1ユーザのログイン後、第1制御部205は、第1表示部203に表示させる画面を、第1ログイン画面LG1から他の画面に切り替える。例えば、第1制御部205は、第1ユーザのログイン後、図7(a)を参照して説明した第1操作画面SG1を第1表示部203に表示させる。ユーザのログイン後に表示される画面には、図7(a)に示す第1操作画面SG1と同様に、ログアウトボタンB3が含まれる。
【0101】
第1制御部205は、第1表示部203に表示させる画面を、第1ログイン画面LG1から他の画面に切り替えた後、第1ユーザがログアウトボタンB3を押下する操作を実行したか否かを判定する(ステップS6)。以下、ログアウトボタンB3を押下する操作を、「ログアウト操作」と記載する場合がある。
【0102】
ログアウト操作が実行されたと判定された場合(ステップS6のYes)、処理はステップS3に戻り、第1制御部205は、第1表示部203に第1ログイン画面LG1を表示させる。
【0103】
ログアウト操作が実行されていないと判定した場合(ステップS6のNo)、第1制御部205は、第1操作装置200に第1ユーザがログインしている状態において第1操作装置200の待機状態が第1設定時間ST1以上継続しているか否かを判定する(ステップS7)。
【0104】
第1操作装置200の待機状態が第1設定時間ST1以上継続していないと判定された場合(ステップS7のNo)、処理はステップS6に戻る。第1操作装置200の待機状態が第1設定時間ST1以上継続していると判定した場合(ステップS7のYes)、第1制御部205は、第1ユーザをログアウトさせる(ステップS8)。その結果、処理がステップS3に戻り、第1制御部205は、第1表示部203に第1ログイン画面LG1を表示させる。
【0105】
続いて、リモート接続が許可されている場合について説明する。第1制御部205は、リモート接続が許可されていると判定した場合(ステップS1のYes)、図9に示すように、第2設定時間ST2を設定する(ステップS9)。第2設定時間ST2は、第1設定時間ST1と同様に、第1操作装置200の待機状態に対して設定される。第2設定時間ST2は、第1設定時間ST1より短い時間を示す。第2設定時間ST2は、例えば、5分である。第2設定時間ST2は、第1記憶部204に予め記憶されている。第2設定時間ST2は、任意の値に変更可能であってもよい。
【0106】
第2設定時間ST2の設定後、第1制御部205は、拒否選択機能が有効か否かを判定する(ステップS10)。ここで、拒否選択機能は、第2操作装置300が第1操作装置200にリモート接続することを拒否するか否かを選択する機能を示す。具体的には、第1記憶部204に、拒否選択機能の有効/無効を示す情報が予め記憶されており、第1制御部205は、その情報を第1記憶部204から読み出して、拒否選択機能が有効か否かを判定する。拒否選択機能の有効/無効を示す情報は、例えば、フラグである。
【0107】
拒否選択機能が無効の場合(ステップS10のNo)、第1制御部205は、第1切替処理を実行する(ステップS200)。拒否選択機能が有効の場合(ステップS10のYes)、第1制御部205は、第2切替処理を実行する(ステップS300)。なお、拒否選択機能が無効の場合、第2操作装置300が第1操作装置200にリモート接続することを拒否できない。したがって、リモート接続は常に許可される。
【0108】
続いて、図1図7及び図10図12を参照して、第1切替処理(ステップS200)を説明する。図10図12は、第1切替処理の流れを示すフロチャートである。
【0109】
図10に示すように、第1制御部205は、第1切替処理を開始すると、第1表示部203に、図6(a)を参照して説明した第1ログイン画面LG1を表示させる(ステップS201)。
【0110】
第1ログイン画面LG1を表示させた後、第1制御部205は、第1操作装置200に第2操作装置300がリモート接続したことを検知したか否かを判定する(ステップS202)。以下、第1操作装置200に第2操作装置300がリモート接続することを、「リモート接続」と記載する場合がある。具体的には、第1制御部205は、第1通信部201(図4)と第2通信部301(図5)とが通信可能に接続することにより、リモート接続を検知する。
【0111】
リモート接続を検知していない場合(ステップS202のNo)、第1制御部205は、ログイン情報が入力されたか否かを判定する(ステップS203)。
【0112】
ログイン情報が入力されていないと判定した場合(ステップS203のNo)、処理はステップS202に戻り、第1制御部205は、リモート接続を検知したか否かを判定する。
【0113】
ログイン情報が入力されると(ステップS203のYes)、第1制御部205は、入力されたログイン情報と、第1記憶部204に予め記憶されているログイン情報とを照合する。第1制御部205は、入力されたログイン情報と一致するログイン情報が第1記憶部204に記憶されている場合に、第1ユーザをログインさせる(ステップS204)。ここでは、第1操作装置200(ローカル端末)を操作しているユーザがログインする。
【0114】
第1ユーザのログイン後、第1制御部205は、第1操作装置200にログインしたユーザ(第1ユーザ)が特定のユーザであるか否かを判定する(ステップS205)。具体的には、第1記憶部204に、特定のユーザを示す情報が予め記憶されており、第1制御部205は、その情報を第1記憶部204から読み出して、今回入力されたログイン情報と特定のユーザのログイン情報とが一致するか否かを判定する。
【0115】
また、第1制御部205は、第1ユーザのログイン後、第1表示部203に表示させる画面を、第1ログイン画面LG1から他の画面に切り替える。例えば、第1制御部205は、第1ユーザのログイン後、図7(a)を参照して説明した第1操作画面SG1を第1表示部203に表示させる。ユーザのログイン後に表示される画面には、図7(a)に示す第1操作画面SG1と同様に、ログアウトボタンB3が含まれる。
【0116】
第1制御部205は、第1ユーザが特定のユーザでないと判定した場合(ステップS205のNo)、図11に示すように、ログアウト操作が実行されたか否かを判定する(ステップS206)。
【0117】
ログアウト操作が実行されたと判定された場合(ステップS206のYes)、処理はステップS201(図10)に戻り、第1制御部205は、第1表示部203に第1ログイン画面LG1を表示させる。
【0118】
図11に示すように、第1制御部205は、ログアウト操作が実行されていないと判定した場合(ステップS206のNo)、第1操作装置200に第1ユーザがログインしている状態において第1操作装置200の待機状態が第2設定時間ST2以上継続しているか否かを判定する(ステップS207)。
【0119】
第1操作装置200の待機状態が第2設定時間ST2以上継続していないと判定した場合(ステップS207のNo)、第1制御部205は、リモート接続を検知したか否かを判定する(ステップS208)。
【0120】
第1操作装置200の待機状態が第2設定時間ST2以上継続していると判定した場合(ステップS207のYes)、図10に示すように、第1制御部205は、第1ユーザをログアウトさせる(ステップS209)。その結果、処理がステップS201に戻り、第1制御部205は、第1表示部203に第1ログイン画面LG1を表示させる。
【0121】
図11に示すように、第1制御部205がリモート接続を検知していない場合(ステップS208のNo)、処理はステップS206に戻る。その結果、第1制御部205は、ログアウト操作が実行されたか否かを判定する。一方、第1制御部205は、リモート接続を検知した場合(ステップS208のYes)、第1ユーザを強制的にログアウトさせる(ステップS210)。
【0122】
図12に示すように、第1制御部205は、第1ユーザを強制的にログアウトさせた後、第1表示部203及び第2表示部303に、図6(b)を参照して説明した第2ログイン画面LG2を表示させる(ステップS211)。
【0123】
第2ログイン画面LG2を表示させた後、第1制御部205は、ログイン情報が入力されたか否かを判定する(ステップS212)。詳しくは、第1制御部205は、第2ログイン画面LG2のログインボタンB1が押下されたか否かを判定する。図5及び図6(b)を参照して説明したように、第2ユーザは、第2入力部302を操作して、第2ログイン画面LG2にログイン情報(ユーザ名及びパスワード)を入力することができる。
【0124】
ログイン情報が入力されると(ステップS212のYes)、第1制御部205は、入力されたログイン情報と、第1記憶部204に予め記憶されているログイン情報とを照合する。第1制御部205は、入力されたログイン情報と一致するログイン情報が第1記憶部204に記憶されている場合に、ユーザをログインさせる(ステップS213)。ここでは、第2操作装置300(リモート端末)を操作しているユーザ(第2ユーザ)がログインする。
【0125】
第2ユーザのログイン後、第1制御部205は、第1表示部203及び第2表示部303に表示させる画面を、第2ログイン画面LG2から他の画面に切り替える。例えば、第1制御部205は、第2ユーザのログイン後、図7(b)を参照して説明した第2操作画面SG2を第1表示部203及び第2表示部303に表示させる。第2ユーザのログイン後に表示される画面には、図7(b)に示す第2操作画面SG2と同様に、第2通知画像N2と、ログアウトボタンB3とが含まれる。つまり、第1制御部205は、第2操作装置300を介して第1操作装置200にユーザ(第2ユーザ)がログインした後、第1表示部203及び第2表示部303に第2通知画像N2を表示させる(ステップS214)。
【0126】
第1制御部205は、第1表示部203及び第2表示部303に表示させる画面を、第2ログイン画面LG2から他の画面に切り替えた後、ログアウト操作が実行されたか否かを判定する(ステップS215)。
【0127】
ログアウト操作が実行されたと判定された場合(ステップS215のYes)、処理はステップS201(図10)に戻り、第1制御部205は、第1表示部203及び第2表示部303に第1ログイン画面LG1を表示させる。
【0128】
ログアウト操作が実行されていないと判定した場合(ステップS215のNo)、第1制御部205は、第1操作装置200に第2ユーザがログインしている状態において第1操作装置200の待機状態が第2設定時間ST2以上継続しているか否かを判定する(ステップS216)。
【0129】
第1操作装置200の待機状態が第2設定時間ST2以上継続していないと判定された場合(ステップS216のNo)、処理はステップS215に戻る。第1操作装置200の待機状態が第2設定時間ST2以上継続していると判定した場合(ステップS216のYes)、図10に示すように、第1制御部205は、第2ユーザをログアウトさせる(ステップS209)。その結果、処理がステップS201に戻り、第1制御部205は、第1表示部203及び第2表示部303に第1ログイン画面LG1を表示させる。
【0130】
続いて、図10及び図11を参照して、第1ユーザが特定のユーザである場合の処理を説明する。図10及び図11に示すように、第1制御部205は、第1ユーザが特定のユーザであると判定した場合(ステップS205のYes)、リモート接続を拒否する機能を有効にする(ステップS217)。
【0131】
第1制御部205は、リモート接続を拒否する機能を有効にした後、ステップS206と同様に、ログアウト操作が実行されたか否かを判定する(ステップS218)。
【0132】
ログアウト操作が実行されたと判定された場合(ステップS218のYes)、処理はステップS201(図10)に戻り、第1制御部205は、第1表示部203に第1ログイン画面LG1を表示させる。
【0133】
図11に示すように、第1制御部205は、ログアウト操作が実行されていないと判定した場合(ステップS218のNo)、ステップS207と同様に、第1操作装置200の待機状態が第2設定時間ST2以上継続しているか否かを判定する(ステップS219)。
【0134】
第1操作装置200の待機状態が第2設定時間ST2以上継続していないと判定された場合(ステップS219のNo)、処理はステップS218に戻り、第1制御部205は、ログアウト操作が実行されたか否かを判定する。
【0135】
第1操作装置200の待機状態が第2設定時間ST2以上継続していると判定した場合(ステップS219のYes)、図10に示すように、第1制御部205は、第1ユーザをログアウトさせる(ステップS209)。その結果、処理がステップS201に戻り、第1制御部205は、第1表示部203に第1ログイン画面LG1を表示させる。
【0136】
本実施形態によれば、第1ユーザが特定のユーザである場合、第2操作装置300が第1操作装置200にリモート接続できなくなるため、第1表示部203と第2表示部303との間で画面が共有されることを回避できる。よって、第2操作装置300(リモート端末)を操作するユーザにより、特定のユーザに対してのみ公開されるべき情報(非公開情報)が覗き見されることを回避できる。
【0137】
続いて、図10及び図12を参照して、第1ユーザがログインする前に第2ユーザがログインする場合の処理を説明する。図10に示すように、第1制御部205は、リモート接続を検知した場合(ステップS202のYes)、ログイン情報が入力されたか否かを判定する(ステップS220)。詳しくは、第1制御部205は、第1ログイン画面LG1のログインボタンB1が押下されたか否かを判定する。図5及び図6(a)を参照して説明したように、第2ユーザは、第2入力部302を操作して、第1ログイン画面LG1にログイン情報(ユーザ名及びパスワード)を入力することができる。
【0138】
ログイン情報が入力されると(ステップS220のYes)、第1制御部205は、入力されたログイン情報と、第1記憶部204に予め記憶されているログイン情報とを照合する。第1制御部205は、入力されたログイン情報と一致するログイン情報が第1記憶部204に記憶されている場合に、ユーザをログインさせる(ステップS221)。ここでは、第2操作装置300(リモート端末)を操作しているユーザ(第2ユーザ)がログインする。
【0139】
第2ユーザのログイン後、処理はステップS214(図12)に進む。したがって、第1制御部205は、第1表示部203及び第2表示部303に表示させる画面を、第1ログイン画面LG1から他の画面に切り替えて、第1表示部203及び第2表示部303に第2通知画像N2を表示させる。
【0140】
続いて、図1図5図7(a)、図7(b)、図13(a)~図13(c)、及び図14図16を参照して、第2切替処理(ステップS300)を説明する。
【0141】
まず、図13(a)~図13(c)を参照して、第3ログイン画面LG3~第5ログイン画面LG5を説明する。図13(a)は、第3ログイン画面LG3を示す図である。図13(b)は、第4ログイン画面LG4を示す図である。図13(c)は、第5ログイン画面LG5を示す図である。第3ログイン画面LG3~第5ログイン画面LG5は、第2切替処理に用いられる。
【0142】
図13(a)に示すように、第3ログイン画面LG3は、ユーザ名入力欄R1と、パスワード入力欄R2と、ログインボタンB1と、キャンセルボタンB2と、拒否ボタンB4とを含む。換言すると、第3ログイン画面LG3は、ユーザ名入力欄R1と、パスワード入力欄R2と、ログインボタンB1と、キャンセルボタンB2と、拒否ボタンB4とを表示する。第3ログイン画面LG3は、例えば、第2操作装置300が第1操作装置200にリモート接続していないとき、第1表示部203に表示される。図6(a)及び図13(a)に示すように、第3ログイン画面LG3は、拒否ボタンB4を含む点で、第1ログイン画面LG1と異なる。
【0143】
拒否ボタンB4は、第2操作装置300が第1操作装置200にリモート接続することを拒否するか否かを選択するためのボタン画像である。つまり、拒否ボタンB4は、リモート接続を拒否するためのボタン画像である。第3ログイン画面LG3において拒否ボタンB4は有効である。つまり、第3ログイン画面LG3は、拒否選択機能を有効にしたログイン画面である。したがって、第1ユーザは、第1入力部202を操作して、拒否ボタンB4を押下する指示を入力することができる。
【0144】
第1制御部205は、拒否ボタンB4が押下された状態で第1ユーザがログインすると、リモート接続を拒否する機能を有効にする。この結果、第2操作装置300は第1操作装置200にリモート接続できなくなる。一方、拒否ボタンB4が押下されていない状態で第1ユーザがログインした場合、第2操作装置300は第1操作装置200にリモート接続することができる。
【0145】
続いて、図13(b)を参照して、第4ログイン画面LG4を説明する。図13(b)に示すように、第4ログイン画面LG4は、ユーザ名入力欄R1と、パスワード入力欄R2と、ログインボタンB1と、キャンセルボタンB2と、拒否ボタンB4と、第1通知画像N1とを含む。換言すると、第4ログイン画面LG4は、ユーザ名入力欄R1と、パスワード入力欄R2と、ログインボタンB1と、キャンセルボタンB2と、拒否ボタンB4と、第1通知画像N1とを表示する。第4ログイン画面LG4は、図6(b)を参照して説明した第2ログイン画面LG2と同様に、第1ユーザが第1操作装置200から強制的にログオフされた後に第1表示部203及び第2表示部303に表示される。
【0146】
図13(a)及び図13(b)に示すように、第4ログイン画面LG4では、第3ログイン画面LG3と異なり、拒否ボタンB4がグレイアウトしている。したがって、第4ログイン画面LG4において拒否ボタンB4は無効である。つまり、第4ログイン画面LG4は、拒否選択機能を無効にしたログイン画面である。したがって、ユーザは拒否ボタンB4を押下することができない。
【0147】
また、第4ログイン画面LG4は、図6(b)を参照して説明した第2ログイン画面LG2と同様に、第1通知画像N1を含む点で、第3ログイン画面LG3と異なる。
【0148】
本実施形態によれば、第1ユーザが第1操作装置200にログイン中に第2操作装置300が第1操作装置200にリモート接続した場合、第3ログイン画面LG3と異なるログイン画面(第4ログイン画面LG4)が第2表示部303に表示される。よって、基板処理装置100の近傍で作業をしている作業者の安全をより確保することができる。
【0149】
また、本実施形態によれば、第1ユーザが第1操作装置200にログイン中に第2操作装置300が第1操作装置200にリモート接続した場合、第3ログイン画面LG3と異なるログイン画面(第4ログイン画面LG4)が第1表示部203に表示される。よって、基板処理装置100の近傍で作業をしている作業者の安全をより確保することができる。
【0150】
更に、本実施形態では、第4ログイン画面LG4は、第1通知画像N1を表示する。したがって、基板処理装置100の近傍で作業をしている作業者の安全をより確保することができる。
【0151】
また、第4ログイン画面LG4に含まれる拒否ボタンB4は無効化されている。したがって、第2ユーザが誤って拒否ボタンB4を押下することを回避できる。詳しくは、第4ログイン画面LG4に含まれる拒否ボタンB4が有効である場合、第2ユーザが誤って拒否ボタンB4を押下する可能性がある。既に説明したように、拒否ボタンB4が押下されると、第2操作装置300が第1操作装置200にリモート接続できなくなる。本実施形態によれば、第4ログイン画面LG4に含まれる拒否ボタンB4を無効化することで、第2ユーザが誤ってリモート接続を拒否する機能を有効にすることを回避できる。
【0152】
続いて、図13(c)を参照して、第5ログイン画面LG5を説明する。図13(c)に示すように、第5ログイン画面LG5は、ユーザ名入力欄R1と、パスワード入力欄R2と、ログインボタンB1と、キャンセルボタンB2と、拒否ボタンB4とを含む。換言すると、第4ログイン画面LG4は、ユーザ名入力欄R1と、パスワード入力欄R2と、ログインボタンB1と、キャンセルボタンB2と、拒否ボタンB4とを表示する。第5ログイン画面LG5は、第2操作装置300が第1操作装置200にリモート接続している際に第1表示部203及び第2表示部303に表示される。
【0153】
図13(a)及び図13(c)に示すように、第5ログイン画面LG5は、第3ログイン画面LG3と異なり、拒否ボタンB4がグレイアウトしている。したがって、ユーザは拒否ボタンB4を押下することができない。よって、第4ログイン画面LG4と同様に、第2ユーザが誤って拒否ボタンB4を押下することを回避できる。
【0154】
図14図16は、第2切替処理の流れを示すフロチャートである。図14に示すように、第1制御部205は、第2切替処理を開始すると、リモート接続を検知したか否かを判定する(ステップS301)。
【0155】
リモート接続を検知していない場合(ステップS301のNo)、第1制御部205は、図13(a)を参照して説明した第3ログイン画面LG3を第1表示部203に表示させる(ステップS302)。
【0156】
第1制御部205は、第3ログイン画面LG3を表示させた後、ログイン情報が入力されたか否かを判定する(ステップS303)。
【0157】
ログイン情報が入力されていないと判定した場合(ステップS303のNo)、処理はステップS301に戻り、第1制御部205は、リモート接続を検知したか否かを判定する。
【0158】
ログイン情報が入力されると(ステップS303のYes)、第1制御部205は、入力されたログイン情報と、第1記憶部204に予め記憶されているログイン情報とを照合する。第1制御部205は、入力されたログイン情報と一致するログイン情報が第1記憶部204に記憶されている場合に、第1ユーザをログインさせる(ステップS304)。ここでは、第1操作装置200(ローカル端末)を操作しているユーザがログインする。
【0159】
第1ユーザのログイン後、第1制御部205は、第1操作装置200にログインしたユーザ(第1ユーザ)が特定のユーザであるか否かを判定する(ステップS305)。
【0160】
第1制御部205は、第1ユーザが特定のユーザでないと判定した場合(ステップS305のNo)、第3ログイン画面LG3の拒否ボタンB4が押下された状態でログインしたか否かを判定する(ステップS306)。
【0161】
第3ログイン画面LG3の拒否ボタンB4が押下された状態でログインした場合(ステップS306のYes)、第1制御部205は、リモート接続を拒否する機能を有効にする。
【0162】
また、第1制御部205は、第1ユーザのログイン後、第1表示部203に表示させる画面を、第3ログイン画面LG3から他の画面に切り替える。例えば、第1制御部205は、第1ユーザのログイン後、図7(a)を参照して説明した第1操作画面SG1を第1表示部203に表示させる。ユーザのログイン後に表示される画面には、図7(a)に示す第1操作画面SG1と同様に、ログアウトボタンB3が含まれる。
【0163】
また、第1制御部205は、第3ログイン画面LG3の拒否ボタンB4が押下された状態でログインした場合(ステップS306のYes)、図15に示すように、ログアウト操作が実行されたか否かを判定する(ステップS307)。
【0164】
ログアウト操作が実行されたと判定された場合(ステップS307のYes)、処理はステップS301(図14)に戻り、第1制御部205は、リモート接続を検知したか否かを判定する。
【0165】
図15に示すように、第1制御部205は、ログアウト操作が実行されていないと判定した場合(ステップS307のNo)、第1操作装置200に第1ユーザがログインしている状態において第1操作装置200の待機状態が第2設定時間ST2以上継続しているか否かを判定する(ステップS308)。
【0166】
第1操作装置200の待機状態が第2設定時間ST2以上継続していないと判定された場合(ステップS308のNo)、処理はステップS307に戻り、第1制御部205は、ログアウト操作が実行されたか否かを判定する。
【0167】
第1操作装置200の待機状態が第2設定時間ST2以上継続していると判定した場合(ステップS308のYes)、第1制御部205は、第1ユーザをログアウトさせる(ステップS309)。その結果、処理がステップS301(図14)に戻り、第1制御部205は、リモート接続を検知したか否かを判定する。
【0168】
なお、図14に示すように、第1制御部205は、第1ユーザが特定のユーザであると判定した場合(ステップS305のYes)、拒否ボタンB4が押下された場合と同様に、リモート接続を拒否する機能を有効にする(ステップS310)。その後、処理は、図15に示すステップS307に進む。
【0169】
本実施形態によれば、リモート接続を拒否する機能が有効な場合に、第1設定時間ST1よりも短い時間で第1ユーザをログアウトさせることができる。その結果、第1操作装置200が待機状態となった後に、第2ユーザがより短い時間で第1操作装置200にログインできるようになる。詳しくは、リモート接続を拒否する機能が有効な場合、第1操作装置200が待機状態である間も第2ユーザは第1操作装置200にログインすることができない。本実施形態では、第2設定時間ST2を設定することにより、第1操作装置200が待機状態となった後に、第1設定時間ST1よりも短い時間でリモート接続を拒否する機能を無効にすることができる。
【0170】
続いて、図14図16を参照して、拒否ボタンB4が押下されなかった場合を説明する。図14及び図15に示すように、第1制御部205は、第3ログイン画面LG3の拒否ボタンB4が押下されなかった場合(ステップS306のNo)、ステップS307と同様に、ログアウト操作が実行されたか否かを判定する(ステップS311)。
【0171】
ログアウト操作が実行されたと判定された場合(ステップS311のYes)、処理はステップS301(図14)に戻り、第1制御部205は、リモート接続を検知したか否かを判定する。
【0172】
図15に示すように、第1制御部205は、ログアウト操作が実行されていないと判定した場合(ステップS311のNo)、ステップS308と同様に、第1操作装置200の待機状態が第2設定時間ST2以上継続しているか否かを判定する(ステップS312)。
【0173】
第1操作装置200の待機状態が第2設定時間ST2以上継続していないと判定した場合(ステップS312のNo)、第1制御部205は、リモート接続を検知したか否かを判定する(ステップS313)。
【0174】
第1操作装置200の待機状態が第2設定時間ST2以上継続していると判定した場合(ステップS312のYes)、第1制御部205は、第1ユーザをログアウトさせる(ステップS314)。その結果、処理がステップS301(図14)に戻り、第1制御部205は、リモート接続を検知したか否かを判定する。
【0175】
図15に示すように、第1制御部205がリモート接続を検知していない場合(ステップS313のNo)、処理はステップS311に戻る。その結果、第1制御部205は、ログアウト操作が実行されたか否かを判定する。一方、第1制御部205は、リモート接続を検知した場合(ステップS313のYes)、図16に示すように、第1ユーザを強制的にログアウトさせる(ステップS315)。
【0176】
第1制御部205は、第1ユーザを強制的にログアウトさせた後、第1表示部203及び第2表示部303に、図13(b)を参照して説明した第4ログイン画面LG4を表示させる(ステップS316)。
【0177】
第4ログイン画面LG4を表示させた後、第1制御部205は、ログイン情報が入力されたか否かを判定する(ステップS317)。詳しくは、第1制御部205は、第4ログイン画面LG4のログインボタンB1が押下されたか否かを判定する。
【0178】
ログイン情報が入力されると(ステップS317のYes)、第1制御部205は、入力されたログイン情報と、第1記憶部204に予め記憶されているログイン情報とを照合する。第1制御部205は、入力されたログイン情報と一致するログイン情報が第1記憶部204に記憶されている場合に、ユーザをログインさせる(ステップS318)。ここでは、第2操作装置300(リモート端末)を操作しているユーザ(第2ユーザ)がログインする。
【0179】
第2ユーザのログイン後、第1制御部205は、第1表示部203及び第2表示部303に表示させる画面を、第4ログイン画面LG4から他の画面に切り替える。例えば、第1制御部205は、第2ユーザのログイン後、図7(b)を参照して説明した第2操作画面SG2を第1表示部203及び第2表示部303に表示させる。第2ユーザのログイン後に表示される画面には、図7(b)に示す第2操作画面SG2と同様に、第2通知画像N2と、ログアウトボタンB3とが含まれる。つまり、第1制御部205は、第2操作装置300を介して第1操作装置200にユーザ(第2ユーザ)がログインした後、第1表示部203及び第2表示部303に第2通知画像N2を表示させる(ステップS319)。
【0180】
第1制御部205は、第1表示部203及び第2表示部303に表示させる画面を、第4ログイン画面LG4から他の画面に切り替えた後、ログアウト操作が実行されたか否かを判定する(ステップS320)。
【0181】
ログアウト操作が実行されたと判定された場合(ステップS320のYes)、処理はステップS301(図14)に戻り、第1制御部205は、リモート接続を検知したか否かを判定する。
【0182】
ログアウト操作が実行されていないと判定した場合(ステップS320のNo)、第1制御部205は、第1操作装置200に第2ユーザがログインしている状態において第1操作装置200の待機状態が第2設定時間ST2以上継続しているか否かを判定する(ステップS321)。
【0183】
第1操作装置200の待機状態が第2設定時間ST2以上継続していないと判定された場合(ステップS321のNo)、処理はステップS320に戻る。第1操作装置200の待機状態が第2設定時間ST2以上継続していると判定した場合(ステップS321のYes)、第1制御部205は、第2ユーザをログアウトさせる(ステップS322)。その結果、処理がステップS301(図14)に戻り、第1制御部205は、リモート接続を検知したか否かを判定する。
【0184】
続いて、図14及び図16を参照して、第1ユーザがログインする前に第2ユーザがログインする場合の処理を説明する。図14及び図16に示すように、第1制御部205は、リモート接続を検知した場合(ステップS301のYes)、図13(c)を参照して説明した第5ログイン画面LG5を第1表示部203及び第2表示部303に表示させる(ステップS323)。
【0185】
第5ログイン画面LG5を表示させた後、第1制御部205は、ログイン情報が入力されたか否かを判定する(ステップS324)。詳しくは、第1制御部205は、第5ログイン画面LG5のログインボタンB1が押下されたか否かを判定する。
【0186】
ログイン情報が入力されると(ステップS324のYes)、第1制御部205は、入力されたログイン情報と、第1記憶部204に予め記憶されているログイン情報とを照合する。第1制御部205は、入力されたログイン情報と一致するログイン情報が第1記憶部204に記憶されている場合に、ユーザをログインさせる(ステップS325)。ここでは、第2操作装置300(リモート端末)を操作しているユーザ(第2ユーザ)がログインする。その後、処理はステップS319に進む。
【0187】
以上、図面(図1図16)を参照して本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施できる。また、上記の実施形態に開示される複数の構成要素は適宜改変可能である。例えば、ある実施形態に示される全構成要素のうちのある構成要素を別の実施形態の構成要素に追加してもよく、又は、ある実施形態に示される全構成要素のうちのいくつかの構成要素を実施形態から削除してもよい。
【0188】
図面は、発明の理解を容易にするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚さ、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の構成は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることは言うまでもない。
【0189】
例えば、図1図16を参照して説明した実施形態において、基板処理装置100は洗浄装置又はウェットエッチング装置であったが、基板処理装置100は洗浄装置及びウェットエッチング装置に限定されない。基板処理装置100は、基板Wを処理する装置であればよい。例えば、基板処理装置100は、ドライエッチング装置、ベーク装置、塗布装置、又は現像装置であってもよい。
【0190】
また、図1図16を参照して説明した実施形態において、基板処理装置100は枚葉式であったが、基板処理装置100はバッチ式であってもよい。
【0191】
また、図13(b)を参照して説明した第4ログイン画面LG4において、拒否ボタンB4はグレイアウトしたが、拒否ボタンB4は消去されてもよい。つまり、拒否ボタンB4は表示されなくてもよい。同様に、図13(c)を参照して説明した第5ログイン画面LG5において、拒否ボタンB4はグレイアウトしたが、拒否ボタンB4は消去されてもよい。つまり、拒否ボタンB4は表示されなくてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0192】
本発明は、基板を処理する装置に利用可能である。
【符号の説明】
【0193】
100 :基板処理装置
200 :第1操作装置
201 :第1通信部
203 :第1表示部
205 :第1制御部
300 :第2操作装置
301 :第2通信部
303 :第2表示部
305 :第2制御部
1000 :基板処理システム
B1 :ログインボタン
B2 :キャンセルボタン
B3 :ログアウトボタン
B4 :拒否ボタン
BR :実行ボタン
LG1 :第1ログイン画面
LG2 :第2ログイン画面
LG3 :第3ログイン画面
LG4 :第4ログイン画面
LG5 :第5ログイン画面
N1 :第1通知画像
N2 :第2通知画像
R1 :ユーザ名入力欄
R2 :パスワード入力欄
ST1 :第1設定時間
ST2 :第2設定時間
TK :操作対象項目欄
W :基板
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16