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特開2024-31719全身ほぐしマッサージ具及びその使用法
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  • 特開-全身ほぐしマッサージ具及びその使用法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024031719
(43)【公開日】2024-03-07
(54)【発明の名称】全身ほぐしマッサージ具及びその使用法
(51)【国際特許分類】
   A61H 7/00 20060101AFI20240229BHJP
   A61H 39/04 20060101ALI20240229BHJP
【FI】
A61H7/00 300E
A61H39/04 B
A61H39/04 H
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022144176
(22)【出願日】2022-08-24
(71)【出願人】
【識別番号】513262595
【氏名又は名称】株式会社げんき
(72)【発明者】
【氏名】山本 進
【テーマコード(参考)】
4C100
4C101
【Fターム(参考)】
4C100AA04
4C100AA08
4C100BB01
4C100DA04
4C100DA05
4C100DA08
4C100DA10
4C100EA10
4C101BA01
4C101BB01
4C101BB02
4C101BB04
4C101BB05
4C101BB06
4C101BB07
4C101BB08
4C101BB10
4C101BB11
4C101BB12
4C101BC01
4C101BD17
4C101BD18
4C101BE02
4C101BE05
(57)【要約】
【課題】筋肉をほぐすだけでなく、頭皮や顔全面から全身をほぐすことのできるマッサージ具とその使用方法を提供することである。
【解決手段】異形の円錐形突起装着基盤3の表面に7つの円錐形突起2が所定の間隔で装着されている全身ほぐしマッサージ具1であって、円錐形突起装着基盤3の表面の円錐形突起2の形状は円錐形で形成されていることによって各部位の筋肉や関節に当てることが容易になり、筋肉のコリをほぐすだけでなく顔面や頭皮の硬さも解除できて柔軟性を取り戻すことが出来る形態である
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
平面視において異形の基盤の表面に複数の突起が所定間隔で装着された全身ほぐしマッサージ具であって、前記突起の形状は円錐形で形成されていることを特徴とする全身ほぐしマッサージ具。
【請求項2】
水平面に全身ほぐしマッサージ具を置いて、前記異形の基盤は中央円錐形突起装着面から端部円錐形突起装着面までの正面視からの角度が、端部円錐形突起装着面での接線と水平面に対する角度は5度~20度までの角度のカーブで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の全身ほぐしマッサージ具。
【請求項3】
円錐形突起は、底部直径0.5cm~3cm、高さは0.3cm~5cmまでの高さで形成されていて、突起1個当たり3kg~20kgの垂直圧力に対して変形しない硬質素材で形成されていて、10センチ平方メートルに4個~100個の範囲で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の全身ほぐしマッサージ具。
【請求項4】
全身ほぐしマッサージ具の両端にはバンドで身体を常時押圧マッサージできるようにバンドを装着するためのバンド通し用穴のあるバンド装着用穴付き突起部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の全身ほぐしマッサージ具。
【請求項5】
全身ほぐしマッサージ具の両端にはバンドで身体を常時押圧マッサージできるようにバンドを装着するためのバンド通し用穴のあるバンド装着用穴付き突起部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の全身ほぐしマッサージ具。
【請求項6】
全身ほぐしマッサージ具は、顔を含む頭部から足先までの全身に横方向や縦方向や縦横2方向からのバンドで装着する事が出来、また壁や床面に接地して押圧することで衣服の上からもマッサージが出来る使い方を特徴とする請求項1又は2に記載の全身ほぐしマッサージ具の使用法。
【請求項7】
全身ほぐしマッサージ具は、顔を含む頭部から足先までの全身に横方向や縦方向や縦横2方向からのバンドで装着する事が出来、また壁や床面に接地して押圧することで衣服の上からもマッサージが出来る使い方を特徴とする請求項3に記載の全身ほぐしマッサージ具の使用法。
【請求項8】
全身ほぐしマッサージ具は、顔を含む頭部から足先までの全身に横方向や縦方向や縦横2方向からのバンドで装着する事が出来、また壁や床面に接地して押圧することで衣服の上からもマッサージが出来る使い方を特徴とする請求項4に記載の全身ほぐしマッサージ具の使用法。
【請求項9】
全身ほぐしマッサージ具は、顔を含む頭部から足先までの全身に横方向や縦方向や縦横2方向からのバンドで装着する事が出来、また壁や床面に接地して押圧することで衣服の上からもマッサージが出来る使い方を特徴とする請求項5に記載の全身ほぐしマッサージ具の使用法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通常生活で筋肉が拘縮して関節が固まって動きにくくなった可動域制限された各部位の、機能低下などの防止に使用することを目的にした全身ほぐしマッサージ具及びその使用法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、腕や足などの体の各部位をマッサージするための器具として、複数の突起が設けられたマッサージ具が知られている。
【0003】
この特許文献1に記載のマッサージ具は、その突起部を互いに非接触となるように隙間を開けて配置し、マッサージ対象部位を挟んだ状態で使用者の表面上を移動させるマッサージ具である。(特許文献1参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2021-194369号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したマッサージ具においては、身体上を移動させながら身体の広い範囲をマッサージしても十分なマッサージ効果が得られるようにする。
【0006】
自分の指圧力を発生させて、筋肉のコリのある部位に自由に自分で指圧点の移動や指圧の強弱を操作できてコリをほぐすことは難しいものであり、さらに頭皮や顔全面から手の届かない背中部位まで全身をほぐすことのできるマッサージ具の実現が望まれていた。
【0007】
本発明の目的は、手で持って筋肉をほぐすだけでなく、バンドで装着することにより頭部から足先まで全身の柔軟性も取り戻すなど多くの部位に使用できるマッサージ具及びその使用法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、平面視において異形の基盤の表面に複数の突起が所定間隔で装着された全身ほぐしマッサージ具であって、前記突起の形状は円錐形で形成されていることを特徴とする。
【0009】
水平面に全身ほぐしマッサージ具を置いて、前記異形の基盤は中央円錐形突起装着面から端部円錐形突起装着面までの正面視からの角度が、端部円錐形突起装着面での接線と水平面に対する角度は5度~20度までの角度のカーブで形成されていることを特徴とする。
【0010】
円錐形突起は、底部直径0.5cm~3cm、高さは0.3cm~5cmまでの高さで形成されていて、突起1個当たり3kg~20kgの垂直圧力に対して変形しない硬質素材で形成されていて、10センチ平方メートルに4個~100個の範囲で形成されていることを特徴とする。
【0011】
さらに、全身ほぐしマッサージ具の両端にはバンドで身体を常時押圧マッサージできるようにバンドを装着するためのバンド通し用穴のあるバンド装着用穴付き突起部が形成されていることを特徴とする。
【0012】
全身ほぐしマッサージ具は、顔を含む頭部から足先までの全身に横方向や縦方向や縦横2方向からのバンドで装着する事が出来、また壁や床面に接地して押圧することで衣服の上からもマッサージが出来る使い方を特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明の請求項1に記載の平面視において、異形の基盤の表面に複数の突起が所定間隔で装着された全身ほぐしマッサージ具であって、前記突起の形状は円錐形で形成されていることによって各部位の筋肉や関節に当てることが容易になり、筋肉のコリをほぐすだけでなく顔面や頭皮の硬さも解除できて柔軟性を取り戻すことができる。
【0014】
また、本発明の請求項2に記載の全身ほぐしマッサージ具を水平面に置いて、前記異形の基盤は中央円錐形突起装着面から端部円錐形突起装着面までの正面視からの角度が、端部円錐形突起装着面での接線と水平面に対する角度は5度~20度までの角度のカーブで形成されていることよって頭蓋骨などのカーブしている骨部分に沿って当てることが容易になりスムーズに押圧マッサージが出来る。
【0015】
また、本発明の請求項3に記載の全身ほぐしマッサージ具では円錐形突起は、底部直径0.5cm~3cm、高さは0.3cm~5cmまでの高さで形成されていて、突起1個当たり3kg~20kgの垂直圧力に対して変形しない硬質素材で形成されていて、10センチ平方メートルに4個~100個の範囲で形成されていることによって手に持ってのマッサージだけでなく、身体を仰向けや横向きやうつ伏せに横たえた状態で前記全身ほぐしマッサージ具を身体の下に置くことで自分の重みで押圧マッサージが出来る。
【0016】
また、本発明の請求項4に記載の全身ほぐしマッサージ具の両端にはバンドで身体を常時押圧マッサージできるようにバンドを装着するためのバンド通し用穴のあるバンド装着用穴付き突起部が形成されていることでバンドを装着して、手に持たずに押圧マッサージが出来る。
【0017】
また、本発明の請求項5に記載の全身ほぐしマッサージ具の両端にはバンドで身体を常時押圧マッサージできるようにバンドを装着するためのバンド装着用穴付き突起部が形成されていることでバンドを装着して、手に持たずに押圧マッサージが出来る。
【0018】
また、本発明の請求項6に記載の全身ほぐしマッサージ具の使用方法では、手に持ってのマッサージや顔を含む頭部から足先までの全身に横方向や縦方向や縦横2方向からのバンドで装着する事が出来、また壁や床面に接地して押圧することで衣服の上からもマッサージが出来る。
【0019】
また、本発明の請求項7に記載の全身ほぐしマッサージ具の使用方法では、手に持ってのマッサージや顔を含む頭部から足先までの全身に横方向や縦方向や縦横2方向からのバンドで装着して、装着面の円錐形の突起が行動中に動くことでマッサージ出来、また壁や床面に接地して身体に密着出来る部位を押圧することで衣服の上からもマッサージが出来る。
【0020】
また、本発明の請求項8に記載の全身ほぐしマッサージ具の使用方法では、手に持ってのマッサージや顔を含む頭部から足先までの全身に横方向や縦方向や縦横2方向からのバンドで装着して、装着面の円錐形の突起が行動中に動くことでマッサージ出来、また壁や床面に接地して身体に密着出来る部位を押圧することで衣服の上からもマッサージが出来る。
【0021】
また、本発明の請求項9に記載の全身ほぐしマッサージ具の使用方法では、手に持ってのマッサージや顔を含む頭部から足先までの全身に横方向や縦方向や縦横2方向からのバンドで装着して、装着面の円錐形の突起が行動中に動くことでマッサージ出来、また壁や床面に接地して身体に密着出来る部位を押圧することで衣服の上からもマッサージが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】 本発明に係る全身ほぐしマッサージ具の斜視図である。
図2図1の全身ほぐしマッサージ具の正面図である。
図3図1の全身ほぐしマッサージ具の平面図である。
図4図1の全身ほぐしマッサージ具の床面から端部円錐形突起装着面までの正面図からの角度図である。
図5図1の全身ほぐしマッサージ具の両端にバンドを二重に装着している図である。
図6図1の全身ほぐしマッサージ具を肩に装着している状態を示す図である。
図7図1の全身ほぐしマッサージ具を鼠径部に装着している状態を示す図である。
図8図1の全身ほぐしマッサージ具を足首内面に装着している状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、図1図8は本考案の全身ほぐしマッサージ具1の実施形態を示し、図1は、全身ほぐしマッサージ具1の形状を示す斜視図であり、図2は正面図であり、図3は平面図であり、図4は水平面6に置いて円錐形突起装着基盤3の角度を示す正面図であり、図5はバンド8をバンド通し穴5に通している斜視図であり、図6は肩にバンド8で装着していて図7はバンド8で鼠径部に装着していて図8はバンド8で足に装着している状態を説明するための図である。
【0024】
図1図3において、異形の円錐形突起装着基盤3の表面に7つの円錐形突起2が所定の間隔で装着されている全身ほぐしマッサージ具1であって、円錐形突起装着基盤3の表面の形状は複数の円錐形で形成されていることによって各部位の筋肉や関節に当てることが容易になり、筋肉のコリをほぐすだけでなく顔面や頭皮の硬さも解除できて柔軟性を取り戻すことが出来る形態である
【0025】
図4において、全身ほぐしマッサージ具1を水平面6に置いて、前記異形の基盤は中央円錐形突起装着面から端部円錐形突起装着面までの正面視からの角度が、端部円錐形突起装着面での接線と水平面6に対する角度は5度~20度までの角度のカーブで形成されていることによって頭蓋骨などのカーブしている骨部分に沿って当てることが容易になりスムーズに押圧マッサージが出来る形態である。
【0026】
全身ほぐしマッサージ具1では、円錐形突起2は、底部直径0.5cm~3cm、高さは0.3cm~5cmまでの高さで形成されていて、突起1個当たり3kg~20kgの垂直圧力に対して変形しない硬質素材で形成されていて、10センチ平方メートルに4個~100個の範囲で形成されていることによって手に持ってのマッサージだけでなく、身体を仰向けや横向きやうつ伏せに横たえた状態で全身ほぐしマッサージ具1を身体の下に置くことで自分の重みで押圧マッサージが出来る形態である。
【0027】
図5において、全身ほぐしマッサージ具1の両端にはバンド8で身体を常時押圧マッサージできるようにバンド8を装着するためのバンド通し用穴5のあるバンド装着用穴付き突起4が形成されていることでバンド8を装着して、手に持たずに押圧マッサージが出来る形態である。
【0028】
図6図8において、全身ほぐしマッサージ具1の使い方では、手に持ってのマッサージや顔を含む頭部から肩や鼠径部や足首まで装着者9の全身に横方向や縦方向や縦横2方向からバンド8で装着して装着面の円錐形突起2が行動中に動くことでマッサージ出来、また壁や床面に接地して身体に密着出来る部位を押圧することで背中など衣服の上からもマッサージが出来る形態である。
【0029】
以上、本発明の全身ほぐしマッサージ具1の請求項1から請求項9までに記載の形態や使い方について説明したが、円錐形突起装着基盤3は身体の場所に合わせて円形状や楕円状やメガネ形状、又は変形横長六角形状など様々な形状で作ることが出来、また円錐形突起装着基盤3も全身をカバー出来る大きさで作ることも本発明の範囲を逸脱することなく変形乃至修正が可能である。
【符号の説明】
【0030】
1 全身ほぐしマッサージ具
2 円錐形突起
3 円錐形突起装着基盤
4 バンド装着用穴付き突起
5 バンド通し用穴
6 水平面
7 水平面に対しての角度
8 バンド
9 装着者
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8