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特開2024-31726特典算出システム、特典算出方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024031726
(43)【公開日】2024-03-07
(54)【発明の名称】特典算出システム、特典算出方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0238 20230101AFI20240229BHJP
   G06Q 20/20 20120101ALI20240229BHJP
【FI】
G06Q30/02 376
G06Q20/20
【審査請求】有
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022154769
(22)【出願日】2022-09-28
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-01-10
(31)【優先権主張番号】63/400,735
(32)【優先日】2022-08-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】399037405
【氏名又は名称】楽天グループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000154
【氏名又は名称】弁理士法人はるか国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】早坂 大悟
(72)【発明者】
【氏名】スリヴァスタヴァ メグハ
(72)【発明者】
【氏名】ブジケードズ アレクサンダー
(72)【発明者】
【氏名】ジョーンズ ルイーズ
【テーマコード(参考)】
5L049
5L055
【Fターム(参考)】
5L049BB07
5L055AA42
(57)【要約】
【課題】ユーザに対してレシート情報を送信する動機を与える。
【解決手段】特典算出システムは、ユーザが使用するユーザ端末で取り引きした取引対象の決済に関する決済情報を取得する決済情報取得部と、前記ユーザのユーザ属性を取得するユーザ属性取得部と、少なくとも前記決済情報及び前記ユーザ属性に基づいて、前記ユーザ端末に付与され得る推定特典を算出する推定特典算出部と、前記推定特典を前記ユーザ端末に表示させる表示制御部と、推定特典の表示後に、取引対象の取引により発行されるレシートが表示されるレシート画像に含まれるレシート情報を取得するレシート情報取得部と、を有する。
【選択図】図2

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが使用するユーザ端末で取り引きした取引対象の決済に関する決済情報を取得する決済情報取得部と、
前記ユーザのユーザ属性を取得するユーザ属性取得部と、
少なくとも前記決済情報及び前記ユーザ属性に基づいて、前記ユーザ端末に付与され得る推定特典を算出する推定特典算出部と、
前記推定特典を前記ユーザ端末に表示させる表示制御部と、
前記推定特典の表示後に、前記取引対象の取引により発行されるレシートが表示されるレシート画像に含まれるレシート情報を取得するレシート情報取得部と、
を有する特典算出システム。
【請求項2】
少なくとも前記レシート情報及び前記ユーザ属性に基づいて、前記ユーザ端末に付与される確定特典を算出する確定特典算出部と、
を有する請求項1に記載の特典算出システム。
【請求項3】
前記推定特典算出部は、前記決済情報及び前記ユーザ属性と、前記確定特典算出部により過去に算出された確定特典とを含む学習データにより学習された学習モデルを用いて前記推定特典を算出する、
請求項2に記載の特典算出システム。
【請求項4】
取引対象の属性に関連付けて評価係数を記憶する記憶部を含み、
前記確定特典算出部は、前記レシート情報から取引対象の属性を特定する特定部を含み、少なくとも、前記ユーザ属性、及び前記特定部により特定した取引対象の属性に関連付けられる評価係数に基づいて、前記確定特典を算出する、
請求項2又は3に記載の特典算出システム。
【請求項5】
2以上の取引対象の組み合わせに関連付けて評価係数を記憶する記憶部を含み、
前記確定特典算出部は、前記レシート情報から取引対象の組み合わせを特定する特定部を含み、少なくとも、前記ユーザ属性、及び前記特定部により特定した取引対象の組み合わせに関連付けられる前記評価係数に基づいて、前記確定特典を算出する、
請求項2又は3に記載の特典算出システム。
【請求項6】
店舗属性と関連付けて評価係数を記憶する記憶部を含み、
前記確定特典算出部は、前記レシート情報から店舗属性を特定する特定部を含み、少なくとも、前記ユーザ属性、及び前記特定部により特定した店舗属性に関連付けられる前記評価係数に基づいて、前記確定特典を算出する、
請求項2又は3に記載の特典算出システム。
【請求項7】
前記ユーザ端末における前記レシート画像の送信履歴を記憶する記憶部を含み、
前記確定特典算出部は、少なくとも、前記レシート情報、前記ユーザ属性、及び前記送信履歴に基づいて、前記確定特典を算出する、
請求項2又は3に記載の特典算出システム。
【請求項8】
前記特典算出システムは、前記ユーザ端末とサーバを含み、
前記ユーザ端末は、
前記レシートが表示されるレシート画像を取得するレシート画像取得部と、
前記レシート画像を前記サーバに送信するレシート画像送信部と、
を有する、
請求項2又は3に記載の特典算出システム。
【請求項9】
第1ユーザが使用する第1ユーザ端末から送信される、前記取引対象の取引により発行されるレシートが表示されるレシート画像を取得するレシート画像取得部と、
前記レシート画像の少なくとも一部を加工することで、クイズ問題を生成する問題生成部と、
前記クイズ問題を第2ユーザが使用する第2ユーザ端末に送信する問題送信部と、
前記第2ユーザ端末から前記クイズ問題に対する回答を取得する回答取得部と、
を有し、
前記推定特典算出部は、少なくとも前記決済情報及び前記第1ユーザのユーザ属性に基づいて、前記第1ユーザ端末に付与され得る出題者推定特典を算出する、
請求項1に記載の特典算出システム。
【請求項10】
前記回答の正誤を判定すると共に、前記第2ユーザ端末に回答者特典を付与するか否かを判定する判定部を有する、
請求項9に記載の特典算出システム。
【請求項11】
ユーザが使用するユーザ端末で取り引きした取引対象の決済に関する決済情報を取得する手順と、
前記ユーザのユーザ属性を取得する手順と、
少なくとも前記決済情報及び前記ユーザ属性に基づいて、前記ユーザ端末に付与され得る推定特典を算出する手順と、
前記推定特典を前記ユーザ端末に表示させる手順と、
前記推定特典の表示後に、前記取引対象の取引により発行されるレシートが表示されるレシート画像に含まれるレシート情報を取得する手順と、
をコンピュータに実行させる特典算出方法。
【請求項12】
ユーザが使用するユーザ端末で取り引きした取引対象の決済に関する決済情報を取得する手順と、
前記ユーザのユーザ属性を取得する手順と、
少なくとも前記決済情報及び前記ユーザ属性に基づいて、前記ユーザ端末に付与され得る推定特典を算出する手順と、
前記推定特典を前記ユーザ端末に表示させる手順と、
前記推定特典の表示後に、前記取引対象の取引により発行されるレシートが表示されるレシート画像に含まれるレシート情報を取得する手順と、
をコンピュータに実行させるプログラム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、特典算出システム、特典算出方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
実店舗等において商品の購入やサービスの利用といった取引を行った場合、ユーザは支払いを行った証明としてレシートを受け取る。特許文献1には、ユーザ端末によりレシートを撮影し、レシートの画像データをサーバへ送信したユーザにポイントを付与する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2017-146634号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、付与されるポイント(特典)がユーザの期待通りのものであるか否か不明であると、レシート情報を送信してもらえる見込みは薄い。
【0005】
本開示の目的の1つは、ユーザに対してレシート情報を送信する動機を与えることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る特典算出システムは、ユーザが使用するユーザ端末で取り引きした取引対象の決済に関する決済情報を取得する決済情報取得部と、前記ユーザのユーザ属性を取得するユーザ属性取得部と、少なくとも前記決済情報及び前記ユーザ属性に基づいて、前記ユーザ端末に付与され得る推定特典を算出する推定特典算出部と、前記推定特典を前記ユーザ端末に表示させる表示制御部と、前記推定特典の表示後に、前記取引対象の取引により発行されるレシートが表示されるレシート画像に含まれるレシート情報を取得するレシート情報取得部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、ユーザに対してレシート情報を送信する動機を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】第1実施形態に係る特典算出システムの全体構成の一例を示す図である。
図2】第1実施形態に係る特典算出システムで実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。
図3A】ユーザデータベースに格納されるユーザ登録情報の一例を示す図である。
図3B】ユーザデータベースに格納される決済履歴の一例を示す図である。
図4A】確定特典算出用データベースに格納される評価係数に関するテーブルの一例を示す図である。
図4B】確定特典算出用データベースに格納される評価係数に関するテーブルの一例を示す図である。
図5】推定ポイント及び確定ポイントの算出の一例を模式的に示す図である。
図6】第1実施形態における会計時から推定ポイントが表示されるまでのユーザ端末の表示画面の一例を示す図である。
図7図6に示す表示画面の後であって、レシート撮影時から確定ポイントが表示されるまでのユーザ端末の表示画面の一例を示す図である。
図8】第1実施形態に係る特典算出システムにおいて実行される処理の流れの一例を示す図である。
図9】第2実施形態に係る特典算出システムで実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。
図10】出題者端末における会計時からレシート撮影前の画面の一例を示す図である。
図11】回答者端末における問題表示から回答の正誤判定までの画面の遷移であって、正答だった場合の画面の一例を示す図である。
図12】回答者端末における問題表示から回答の正誤判定までの画面の遷移であって、誤答だった場合の画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[第1実施形態の概要]
第1実施形態に係る特典算出システムSでは、レシート画像から読み取られるレシート情報に応じてユーザに対して付与される特典が算出される。第1実施形態においては、次回以降の決済時に現金の代わりに利用可能なポイントが特典としてユーザに対して付与される例を説明する。第1実施形態においては、1ポイントが日本円の1円に相当する例を説明する。ただし、特典はポイントに限られず、ユーザにとって利益となるものであればよく、例えば、次回以降の決済時において支払い額を割り引くクーポンなどであってもよい。
【0010】
ここで、レシート画像から読み取られるレシート情報は、ユーザの取引行動を把握するという観点において有用なものである。従来の決済用アプリケーションにおいては、決済情報から支払いの合計金額を取得することはできるが、何を購入したか等、購入に関する具体的な情報までは取得できない。そのため、購入に関する具体的な情報を取得するためには、ユーザにレシートを撮影してもらい、撮影されたレシート画像を事業者が管理するサーバへ送信してもらう必要がある。しかしながら、ユーザは何らかの動機が無ければ、レシート画像を送信するという操作を行おうとは思わない。
【0011】
そこで、第1実施形態においては、ユーザに対してレシート画像を送信する動機を与えるため、レシート画像を送信したユーザに対して特典としてポイントを付与する。また、レシート画像を送信した場合に付与されると想定されるポイントを、レシート画像を送信する前に予めユーザに提示することとした。また、レシート画像から読み取られるレシート情報の有用性や、ユーザの過去のレシート送信履歴に応じて、より多くのポイントを付与することとした。
【0012】
第1実施形態においては、ユーザが実店舗で商品を購入又はサービスの利用(以下、商品の購入等ともいう)を行い、電子決済を行う場合の例を説明する。電子決済は、硬貨や紙幣などの現金を直接用いない決済手法であり、キャッシュレス決済とも呼ばれる。
【0013】
具体的には、実店舗に設置された読取装置26が、ユーザ端末10にインストールされた決済用アプリケーションを起動することによりユーザ端末10に表示される二次元コードからユーザID及び支払い情報を読み取り、それら情報を決済サーバ30に送信することで決済処理が行われる例について説明する。ただし、これに限られず、店舗側が提示する2次元コードから店舗IDをユーザ端末10で読み取るユーザスキャン方式であってもよい。
【0014】
なお、ユーザ端末10に表示される二次元コードは、後述の図6で示すQR(Quick Response)コードに限られず、縞模様状の線で表されるバーコードであってもよい。また、実店舗に掲示してある二次元コードをユーザ端末10のカメラでスキャンする等の操作により支払いを行う店舗を選択すると共に、ユーザの操作により支払金額が入力されることにより決済が行われてもよい。また、電子決済は、二次元コードを用いたものに限られず、任意の媒体から可能であるとよい。例えば、ユーザ端末10に含まれるICチップ、ICカード、又は磁気カードで決済サービスが利用されてもよい。他にも例えば、ユーザ端末10又はカードを利用せずに、顔認証等の生体認証により決済が行われてもよい。
【0015】
[特典算出システムSの全体構成]
図1は、第1実施形態に係る特典算出システムの全体構成の一例を示す図である。特典算出システムSは、ユーザ端末10、店舗端末20、決済サーバ30、及び特典算出サーバ40を含む。ネットワークNは、インターネット又はLAN等の任意のネットワークである。特典算出システムSは、少なくとも1つのコンピュータを含めばよく、図1の例に限られない。また、図1においては、ユーザ端末10と店舗端末20をそれぞれ1つのみを示しているが、これに限られず、ネットワークNを介して決済サーバ30及び特典算出サーバ40に接続されるユーザ端末10及び店舗端末20は多数であるとよい。
【0016】
ユーザ端末10は、商品の購入等を行うユーザが操作するコンピュータである。例えば、ユーザ端末10は、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末である。制御部11は、少なくとも1つのプロセッサを含む。記憶部12は、RAM等の揮発性メモリと、ハードディスク等の不揮発性メモリと、を含む。通信部13は、有線通信用の通信インタフェースと、無線通信用の通信インタフェースと、の少なくとも一方を含む。操作部14は、タッチパネル等の入力デバイスである。表示部15は、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイ等である。撮像部16は、撮像対象を撮像するカメラである。
【0017】
ユーザ端末10には、決済及びポイント付与を行うためのアプリケーションがインストールされているとよい。また、ユーザ端末10には、決済用アプリケーションとは別に、ポイント付与を行うためのアプリケーションがインストールされていてもよい。
【0018】
店舗端末20は、小売サービス等が提供される実店舗に配置されるコンピュータである。店舗端末20は、POS(Point Of Sales)端末であるとよい。ただし、これに限られず、店舗端末20は、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、又はスマートフォンであってもよい。制御部21、記憶部22、通信部23、操作部24、及び表示部25の物理的構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、通信部13、操作部14、及び表示部15と同様である。
【0019】
店舗端末20には、読取装置26及び出力装置27が接続される。読取装置26及び出力装置27は、店舗端末20に含まれていてもよい。
【0020】
読取装置26は、画像又は記憶媒体を読み取る装置であり、例えば、コードリーダである。実店舗の店員は、商品に付された二次元コードと、決済用アプリケーションを起動することでユーザ端末10に表示される二次元コードと、を読取装置26で読み取る。なお、無人レジの場合は、ユーザ自らが読取装置26を操作することで、商品バーコードとユーザ端末10に表示される二次元コードとを読取装置26で読み取るとよい。なお、読取装置26は、例えば、カメラ、スキャナ、NFCリーダ、又は磁気カードリーダ等であってもよい。
【0021】
出力装置27は、決済後、ユーザによる商品の購入等に応じて紙媒体であるレシートを出力する。レシートは、ユーザが実店舗において商品の購入等を行った場合、支払いを行った証明として発行されるものである。レシートには、購入に関する文字情報が印刷される。文字情報は、例えば、店舗名、店舗の住所、購入日時、取引された商品の名称、各商品の金額、合計金額等である。
【0022】
なお、出力装置27は、物理的な紙ではなく、電子的なデータとして電子レシートを出力してもよい。この場合、出力された電子レシートはユーザ端末10に表示されるとよい。
【0023】
決済サーバ30は、決済処理を行うサーバコンピュータである。決済サーバ30は、決済口座の残高情報等を管理している。決済サーバ30における決済方式は、例えば、ユーザ端末10に予めインストールされた決済用アプリケーションに残高をチャージしておき、チャージ残高から支払いをする事前チャージ方式であるとよい。または、銀行口座やデビットカードを支払元にして登録しておく即時決済方式であってもよい。または、クレジットカードを支払元にして登録しておく後払い決済方式であってもよい。
【0024】
制御部31、記憶部32、及び通信部33の物理的構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、及び通信部13と同様である。
【0025】
特典算出サーバ40は、ポイントサービスを提供する事業者が管理するサーバコンピュータである。制御部41、記憶部42、及び通信部43の物理的構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、及び通信部13と同様である。
【0026】
なお、記憶部12、22、32、42の各々に記憶されるプログラムは、ネットワークNを介して供給されてもよい。また、コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体に記憶されたプログラムが、情報記憶媒体を読み取るための読取部(例えば、光ディスクドライブ又はメモリカードスロット)、又は、外部機器とデータの入出力をするための入出力部(例えば、USBポート)を介して供給されてもよい。
【0027】
[特典算出システムSで実現される機能]
図2は、第1実施形態に係る特典算出システムで実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。図2で示される各機能は、記憶部に記憶されるプログラムをコンピュータが実行することで実現される。プログラムはコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体に格納されていてもよい。
【0028】
[ユーザ端末10で実現される機能]
ユーザ端末10においては、コード表示部101、レシート画像取得部102、データ送信部103が実現される。コード表示部101は制御部11及び表示部15を主として実現される。レシート画像取得部102は制御部11及び撮像部16を主として実現される。データ送信部103は制御部11及び通信部13を主として実現される。
【0029】
コード表示部101は、ユーザの操作による決済用アプリケーションの起動に伴って、ユーザ端末10に決済用の二次元コードを表示する。レシート画像取得部102は、ユーザ端末10が備えるカメラにより撮影されたレシートが表示されるレシート画像を取得する。
【0030】
データ送信部103は、レシート画像送信部103aを含み、レシート画像送信部103aによりレシート画像を特典算出サーバ40に送信する。また、データ送信部103は、レシート画像の送信と併せてユーザID及び支払い情報等を特典算出サーバ40に送信してもよい。
【0031】
[店舗端末20で実現される機能]
店舗端末20においては、決済要求部201が実現される。決済要求部201は制御部21及び通信部23を主として実現される。決済要求部201は、ユーザ端末10に表示される二次元コードを読み取った読取装置26からの指令を受けて、決済サーバ30に対して決済要求を行う。
【0032】
[決済サーバ30で実現される機能]
決済サーバ30においては、決済要求受付部301、決済処理部302、決済情報送信部303が実現される。決済要求受付部301及び決済情報送信部303は制御部31及び通信部33を主として実現される。決済処理部302は、制御部31を主として実現される。
【0033】
決済要求受付部301は、店舗端末20の決済要求部201からの決済要求を受け付ける。決済処理部302は、決済要求に基づいて決済処理を実行することで決済情報を生成する。決済情報送信部303は、決済処理部302により生成された決済情報を特典算出サーバ40へ送信する。決済情報は、少なくとも、ユーザIDと、店舗IDと、決済金額とを含む情報である。
【0034】
[特典算出サーバ40で実現される機能]
特典算出サーバ40においては、決済情報取得部401、ユーザ属性取得部402、推定特典算出部403、レシート情報取得部404、確定特典算出部405、表示制御部406、データ送信部407、データ記憶部408が実現される。
【0035】
ユーザ属性取得部402、推定特典算出部403、レシート情報取得部404、確定特典算出部405、表示制御部406は、制御部41を主として実現される。決済情報取得部401、データ送信部407は、制御部41及び通信部43を主として実現される。データ記憶部408は、記憶部42を主として実現される。
【0036】
決済情報取得部401は、決済サーバ30から送信された決済情報を受信し、取得する。ユーザ属性取得部402は、決済情報に含まれるユーザIDと、後述のユーザデータベースDB1とに基づいてユーザの属性を特定し、取得する。ユーザ属性は、例えば、年齢、性別、居住地、職業等であるとよい。
【0037】
推定特典算出部403は、少なくともユーザ属性と決済情報に基づいて推定ポイントを算出する。なお、推定特典算出部403は、決済情報に含まれる店舗IDから店舗属性を特定してもよい。そして、推定特典算出部403は、ユーザ属性に加えて店舗属性に基づいて推定ポイントを算出してもよい。
【0038】
推定ポイントとは、ユーザ端末10に付与される得る特典である。後述のように、ユーザ端末10に実際に付与されるポイントは確定ポイントであり、推定ポイントは確定ポイントが付与される前に予めユーザ端末20に表示される特典である。
【0039】
なお、図5を参照して後述するように、推定特典算出部403は、決済情報及びユーザ属性と、確定特典算出部405により過去に算出された確定ポイントとを含む学習データにより学習された学習モデルMを用いて推定ポイントを算出してもよい。
【0040】
レシート情報取得部404は、ユーザ端末20から送信されたレシート画像を受信すると共に、レシート画像に含まれるレシート情報を取得する。レシート情報は、OCR(Optical Character Recognition)等の技術を用いて文字情報を解析することにより取得されるとよい。レシート情報は、店舗名、購入された商品の名称、購入された商品の価格等である。なお、本実施形態においては、レシート情報取得部404がレシート画像を受信すると共に、レシート情報を取得する例を説明するが、これに限られない。例えば、ユーザ端末10側にOCR等のレシート情報を取得する機能が備わっており、ユーザ端末10からレシート画像から取得されたレシート情報が送信される構成であってもよい。
【0041】
確定特典算出部405は、少なくともユーザ属性及びレシート情報に基づいて確定ポイントを算出する。確定特典算出部405は、レシート情報に基づいて必要な情報を特定する特定部405aを含むとよい。特定部405aは、例えば、レシート情報に含まれる店舗IDから店舗属性を特定したり、レシート情報に含まれる商品名から商品属性を特定したり、1のレシート情報に含まれる商品属性の組み合わせを特定するとよい。そして、確定特典算出部405は、特定した店舗属性、商品属性、商品属性の組み合わせ等に基づいて確定ポイントを算出するとよい。
【0042】
また、確定特典算出部405は、決済情報を用いて確定ポイントを算出してもよい。すなわち、確定特典算出部405は、特定部405aにより決済情報に含まれる店舗IDから店舗属性を特定し、決済情報から特定した店舗属性に基づいて確定ポイントを算出してもよい。このように、店舗属性を決済情報から特定することにより、OCR等の技術を用いてレシート画像から店舗属性を読み取るよりも、高い精度で店舗属性を特定することができる。
【0043】
表示制御部406は、ユーザ端末10の表示を制御する。すなわち、表示制御部406はユーザ端末10に表示する画像データを形成する。具体的には、表示制御部406は、推定ポイントをユーザ端末10に表示させるための画像データ、確定ポイントをユーザ端末10に表示させるための画像データを形成するとよい。データ送信部407は、表示制御部406が形成した画像データをユーザ端末10に送信する。
【0044】
データ記憶部408は、ユーザデータベースDB1と確定特典算出用データベースDB2を記憶している。
【0045】
図3Aは、ユーザデータベースに格納されるユーザ登録情報の一例を示す図である。図3Bは、ユーザデータベースに格納される決済履歴の一例を示す図である。図4A及び図4Bは、確定特典算出用データベースに格納される評価係数に関するテーブルの一例を示す図である。
【0046】
[ユーザデータベースDB1]
ユーザデータベースDB1には、決済用アプリケーションを利用するユーザの登録情報が格納されている。また、ユーザデータベースDB1には、ユーザの決済履歴が格納されている。図3Aにおいては、ユーザデータベースDB1に格納される各ユーザのユーザID、氏名、住所、年齢、残高ポイントの一例を示している。また、図3Bにおいては、一例として、あるユーザの決済履歴を示している。図3Bにおいては、決済履歴として、決済日、店舗ID、店舗名、決済額、レシート送信履歴が格納される例を示している。レシート送信履歴とは、各決済に関するレシートの送信の有無に関する情報である。
【0047】
[確定特典算出用データベースDB2]
確定特典算出用データベースDB2には、店舗属性や商品属性に関連付けられる評価係数が格納されている。図4Aにおいては、店舗属性に関連付けられる評価係数の一例を示している。図4Bにおいては、商品属性の組み合わせに関連付けられる評価係数の一例を示している。第1実施形態において、評価係数とは、確定ポイントを算出する際に加味される係数である。
【0048】
評価係数は、情報の有用性に応じて適宜設定されているとよい。すなわち、ポイントサービスを提供する事業者にとって有用な情報であるほど、評価係数は高い値であるとよい。例えば、ポイントサービスを提供する事業者が、商品属性が飲料品である商品を購入した際に発行されたレシートに関する情報を入手したい場合、飲料品に対して高い評価係数を設定するとよい。なお、評価係数は、k-meansクラスタリング法等を用いて不足しているデータを特定し、不足しているデータを補うように設定されてもよい。すなわち、不足しているユーザ属性、店舗属性、商品属性等に対して高い評価係数を設定するとよい。
【0049】
図4Aに示すように、例えば、レシート情報から特定される店舗属性が「店舗属性P」である場合、評価係数は1.05である。確定特典算出部405は、この評価係数を加味して確定ポイントを算出するとよい。例えば、図4Aに示すテーブルを用いて、同じ商品を購入した場合であっても、店舗属性Pで発行されたレシートを送信した場合において、店舗属性Rで発行されたレシートを送信した場合に付与されるポイントの1.05倍のポイントを付与するとよい。
【0050】
また、確定特典算出部405は、レシート情報に含まれる2以上の商品の商品属性の組み合わせを特定すると共に、その商品属性の組み合わせに関連付けられる評価係数を加味して確定ポイントを算出するとよい。
【0051】
図4Bに示すように、レシート情報から特定される商品属性が「商品属性X」と「商品属性Y」である場合、評価係数は1.3である。例えば、図4Bに示すテーブルを用いて、同じ店舗で2つの商品を購入した場合であっても、商品属性が「商品属性X」と「商品属性Y」である2つの商品を購入することで発行されたレシートを送信した場合において、共に商品属性が「商品属性X」である2つの商品を購入することで発行されたレシートを送信した場合に付与されるポイントの1.3倍のポイントを付与するとよい。
【0052】
具体的には、例えば、商品属性Xが「飲料」であり、商品属性Yが「弁当」である場合、缶ジュースとカレー弁当を一緒に購入することで発行されたレシートを送信したユーザ端末10に対して、1.3の評価係数が加味されたポイントが付与されるとよい。例えば、評価係数を加味する前のポイントが50である場合、確定ポイントとして65ポイントがユーザ端末10に付与されてもよい。
【0053】
図4Bにおいては、2つの商品属性の組み合わせに関連付けられる評価係数を示したが、組み合わせの商品属性の数は3つ以上であってもよい。また、組み合わせは、商品属性同士に限られず、商品属性と店舗属性や、商品属性とユーザ属性の組み合わせ等であってもよい。例えば、男性が医薬品を購入した場合に発行されるレシート情報を入手したい場合、ユーザ属性が男性と、商品属性が医薬品である組み合わせに関連付けられる評価係数の値を大きく設定するとよい。
【0054】
[ポイント算出の一例]
ここで、図5を参照して、推定ポイント及び確定ポイントの算出の一例について説明する。図5は、第1実施形態における推定ポイント及び確定ポイントの算出の一例を模式的に示す図である。
【0055】
図5に示すように、推定特典算出部403は、決済情報及びユーザ属性と、確定特典算出部405により算出された確定ポイントとを含む学習データにより学習された学習モデルMを用いて推定ポイントを算出するとよい。
【0056】
確定特典算出部405は、少なくともユーザ属性及びレシート情報に基づいて確定ポイントを算出するとよい。また、確定特典算出部405は、上述のデータ記憶部408に記憶される各種データを用いて、評価係数を加味して確定ポイントを算出するとよい。
【0057】
また、確定特典算出部405は、図3Bに示した決済履歴に含まれるレシート送信履歴を加味して確定ポイントを算出してもよい。例えば、レシート画像の送信の回数が多いユーザ端末10に対して多くの確定ポイントを付与するとよい。このように、レシート画像の送信回数が多いほど多くのポイントが付与することで、ユーザに対してレシート画像を送信する動機を与えることができる。
【0058】
なお、推定特典算出部403は、ユーザ端末10が過去に取得したレシート情報を用いて推定ポイントを算出してもよい。例えば、過去に取得したレシート情報と同じ属性の店舗であって同額の決済が行われた場合、推定特典算出部403は、当該過去に取得したレシート情報に基づいて算出された確定ポイントと同じ推定ポイントを算出するとよい。
【0059】
[画面遷移]
以下、図6図7を参照して、第1実施形態においてユーザ端末10に表示される画面の遷移を説明する。図6は、第1実施形態における会計時から推定ポイントが表示されるまでのユーザ端末の表示画面の一例を示す図である。図7は、図6に示す表示画面の後であって、レシート撮影時から確定ポイントが表示されるまでのユーザ端末の表示画面の一例を示す図である。
【0060】
以下の説明においては、ユーザからの操作に応じて予め決済用アプリケーションがユーザ端末10にインストールされており、口座情報を含むアカウント情報も登録済みであることとする。
【0061】
図6に示すように、まず、ユーザ端末10には、ユーザの操作による決済用アプリケーションの起動に伴って、二次元コードが表示される。この際、支払い金額に対してチャージ金額が足りているか否かが分かるように、チャージ残高も表示されるとよい。
【0062】
実店舗の店員又はユーザ自らがコードリーダである読取装置26を操作し、ユーザ端末10に表示される二次元コードを読み取る。これにより、決済サーバ30に決済要求が送られ、決済サーバ30において決済処理がなされる。決済処理が完了した場合、図6に示すように、ユーザ端末10は支払い(決済処理)が完了した旨の表示が行われる。
【0063】
さらに、ユーザ端末10には、推定特典である推定ポイントが表示される。図6においては、レシート画像を送信した場合、150ポイントが付与される予定であることが表示される例を示している。推定ポイントが表示される際、ユーザ端末10に搭載されるカメラを起動させるためのボタンが併せて表示されるとよい。図6に示す「レシートを撮影」ボタンをユーザがタップすることにより、ユーザ端末10に搭載されるカメラが起動するとよい。
【0064】
そして、図7に示すように、ユーザの操作により、レシートの撮影が行われるとよい。図7は、AAストアで、おにぎりやお茶などを購入することで800円分の支払いが行われた際に発行されたレシートが、ユーザ端末10のカメラにより撮影される様子を示している。
【0065】
図7に示すように、レシートを撮影した後、ユーザ端末10には送信用のボタンが表示されるとよい。図7に示す「送信」ボタンをユーザがタップすることにより、レシートが表示されるレシート画像は特典算出サーバ40へ送信される。特典算出サーバ40においては、レシート画像に含まれるレシート情報に基づいて確定特典が算出される。そして、算出結果がユーザ端末10に送信されて、ユーザ端末10に表示される。
【0066】
図7においては、確定特典である確定ポイントとして180ポイントが付与される場合にユーザ端末20に表示される画面を示している。この際、今回付与されたポイントを含めたポイント残高も表示されるとよい。
【0067】
なお、確定ポイントは即時に付与されるものに限られず、例えば、数日後に付与されるものであってもよい。
【0068】
[特典算出システムSで実行される処理]
図8は、第1実施形態に係る特典算出システムにおいて実行される処理の流れの一例を示す図である。この処理は、制御部11、21、31、41がそれぞれ記憶部12、22、32、42に記憶されたプログラムに従って動作することによって実行される。
【0069】
まず、ユーザ端末10が、ユーザの操作による決済用アプリケーションの起動に伴って、コード表示部101により二次元コードを表示する(S1)。次に、店舗端末20が、店舗端末20に接続される読取装置26によりユーザ端末10に表示される二次元コードを読み取る(S2)。店舗端末20は、二次元コードの読み取った後、決済要求部201により決済サーバ30に決済要求を送信する(S3)。
【0070】
決済サーバ30は、決済要求受付部301により決済要求を受信する(S4)。決済サーバ30は、受信した決済要求に基づいて、決済処理部302により決済処理を実行する(S5)。決済サーバ30は、決済情報送信部303により決済情報を特典算出サーバ40へ送信する(S6)。
【0071】
特典算出サーバ40は、決済情報取得部401により決済情報を取得すると共に、取得した決済情報、及びユーザ属性取得部402により取得したユーザ属性に基づいて、推定ポイントを算出する(S7)。推定ポイントを算出した後、特典算出サーバ40は、表示制御部406及びデータ送信部407によりユーザ端末10の画面制御を行う(S8)。特典算出サーバ40により画面制御を行われたユーザ端末10は、推定ポイントを表示する(S9)。
【0072】
さらに、ユーザ端末10は、ユーザがカメラでレシートを撮影することで、レシート画像取得部102によりレシート画像を取得した後(S10のYES)、ユーザの操作に応じてレシート画像を特典算出サーバ40へ送信する(S11)。
【0073】
特典算出サーバ40は、ユーザ端末10から送信されたレシート画像に基づいて、レシート情報取得部404によりレシート情報を取得する(S12)。特典算出サーバ40は、少なくともレシート情報及びユーザ属性に基づいて、確定特典算出部405により確定ポイントを算出する(S13)。確定ポイントを算出した後、特典算出サーバ40は、表示制御部406及びデータ送信部407によりユーザ端末10の画面制御を行う(S14)。特典算出サーバ40により画面制御を行われたユーザ端末10は、確定ポイントを表示する(S15)。
【0074】
[その他]
第1実施形態においては、推定ポイントを、ユーザ端末10に実際に付与されるポイントの最低ポイントとしてもよい。すなわち、確定特典算出部405により算出された確定ポイントが、推定特典算出部403により算出された推定ポイントよりも低かった場合、ユーザ端末10には推定ポイントと同値の確定ポイントが付与されるとよい。これにより、レシート画像を送信する前に表示された推定ポイントを獲得することが最低限確保されることとなり、ユーザがレシート画像を送信する動機が失われることを抑制できる。
【0075】
また、ユーザ端末10からレシート画像を送信する際に、併せてアンケートに対する回答を送信させることとしてもよい。アンケートは、例えば、ユーザの趣味等であるとよい。確定特典算出部405は、アンケートを送信したユーザ端末10に対して、より高い確定ポイントを付与することとしてもよい。
【0076】
また、ポイントサービスを提供する事業者は、特定の属性が表示されるレシート画像を入手したい場合、ユーザ端末10に通知を行うとよい。例えば、男性が衣服を購入した場合に発行されるレシートが表示されるレシート画像を入手したい場合、ユーザ属性が男性であるユーザ端末10に、衣服店で発行されたレシート画像を送信すると高いポイントが付与される旨通知するとよい。
【0077】
なお、特典算出サーバ40で実現されるものとして説明した機能は、ユーザ端末10、店舗端末20、決済サーバ30、又は他のコンピュータで実現されてもよい。また、1台のコンピュータで実現されるものとして説明した機能は、複数のコンピュータで分担されてもよい。
【0078】
[第1実施形態のまとめ]
以上説明した第1実施形態においては、ユーザに対して付与され得る推定ポイントを予め提示することができる。それにより、ユーザに対してレシート情報を送信する動機を与えることができる。また、ユーザ属性、店舗属性、商品属性等に応じた評価係数を加味して確定ポイントを算出することにより、特定のユーザに対して多くのポイントを付与することができる、その結果、ポイントサービスを提供する事業者は、所望のレシート情報を入手することができる。
【0079】
[第2実施形態]
次に、図9図12を参照して、第2実施形態について説明する。第2実施形態においては、レシート画像を用いたクイズ問題を作成し、その回答に応じてユーザ端末にポイントを付与する例を説明する。第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、ユーザ属性と決済情報に基づいて出題者推定特典である推定ポイントが算出されるとよい。そして、推定ポイントは、レシート画像を送信する前のユーザ端末(出題者端末10A)に表示されるとよい。
【0080】
図9は、第2実施形態に係る特典算出システムで実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。なお、第2実施形態に係る特典算出システムS2に含まれる特典算出サーバ240は、第1実施形態に係る特典算出システムSに含まれる特典算出サーバ40と同様の物理構成及び機能構成を含むとよい。また、図9に示す出題者端末10A及び回答者端末10Bは、第1実施形態で説明したユーザ端末10と同様の物理構成及び機能構成を含むとよい。図9においては、第1実施形態で説明した機能構成の一部を省略して図示している。
【0081】
[出題者端末10Aで実現される機能]
第1端末である出題者端末10Aにおいては、問題作成要求受信部101A、レシート画像取得部102A、レシート画像送信部103Aが実現される。
【0082】
問題作成要求受信部101Aは、特典算出サーバ240から送信された問題作成要求を受信する。レシート画像取得部102Aは、ユーザの操作に応じてレシートが表示されるレシート画像を取得する。レシート画像送信部103Aは、特典算出サーバ240にレシート画像を送信する。
【0083】
[回答者端末10Bで実現される機能]
第2端末である回答者端末10Bにおいては、問題受信部107B、回答受付部108B、回答送信部109Bが実現される。
【0084】
問題受信部107Bは、特典算出サーバ240からクイズ問題を受信する。回答受付部108Bは、回答者端末10Bのユーザの操作に応じて、クイズ問題に対する回答の入力を受け付ける。回答送信部109Bは、回答を特典算出サーバ240に送信する。
【0085】
[特典算出サーバ240で実現される機能]
特典算出サーバ240においては、問題作成要求部241、レシート画像取得部242、問題生成部243、問題送信部244、回答取得部245、判定部246が実現される。
【0086】
問題作成要求部241は、図2で示した決済情報取得部401により決済サーバ30から送信された決済情報を取得した後、出題者端末10Aに問題作成要求を行う。レシート画像取得部242は、出題者端末10Aから送信されたレシート画像を取得する。問題生成部243は、レシート画像の少なくとも一部を加工することで、クイズ問題を生成する。問題送信部244は、出題者端末10A及び回答者端末10Bにクイズ問題を送信する。回答取得部245は、回答者端末10Bからクイズ問題に対する回答を取得する。
【0087】
判定部246は、回答の正誤を判定する。また、判定部246は、回答の正誤に応じて、出題者端末10Aにポイント(出題者特典)を付与するか否か、及び回答者端末10Bにポイント(回答者特典)を付与するか否かを判定するとよい。例えば、判定部246は、回答者端末10Bから送信された回答が誤答である場合、出題者端末10Aにポイントを付与すると判定するとよい。一方、判定部246は、回答者端末10Bから送信された回答が正答である場合、回答者端末10Bにポイントを付与すると判定するとよい。または、回答の正誤に関わらず、レシート画像を送信した出題者端末10Aにポイントが付与されることとしてもよい。
【0088】
[画面遷移]
図10を参照して、出題者端末10Aに表示される画面の遷移を説明する。また、図11図12を参照して、回答者端末10Bに表示される画面の遷移を説明する。図10は、出題者端末における会計時からレシート撮影前の画面の一例を示す図である。図11は、回答者端末における問題表示から回答の正誤判定までの画面の遷移であって、正答だった場合の画面の一例を示す図である。図12は、回答者端末における問題表示から回答の正誤判定までの画面の遷移であって、誤答だった場合の画面の一例を示す図である。
【0089】
支払いが完了した後、図10に示すように、出題者端末10Aにおいて、支払い(決済処理)が完了した旨の表示が行われる。さらに、出題者端末10Aには、クイズの出題を促す表示が行われる。クイズの出題を促す表示が行われる際、ユーザ端末10に搭載されるカメラを起動させるためのボタンが併せて表示されるとよい。図10に示す「レシートを撮影」をユーザがタップすることにより、出題者端末10Aに搭載されるカメラが起動するとよい。また、クイズの出題を促す表示が行われる際、図10に示すように、付与予定のポイントが表示されてもよい。これにより、出題者端末10Aのユーザに対して、レシート画像を送信する動機を与えることができる。
【0090】
その後、出題者端末10Aのユーザの操作に伴い、レシートが表示されるレシート画像が特典算出サーバ240に送信されるとよい。レシート画像を受信した特典算出サーバ240において、レシート画像に基づいてクイズ問題が作成され、回答者端末10Bに送信される。なお、誰を回答者にするかについては、出題者端末10Aのユーザが指定可能であってもよいし、特典算出サーバ240において任意に決められてもよい。例えば、特典算出サーバ240は、ユーザ登録情報が格納されるユーザデータベースに基づいて、出題者端末10Aを使用するユーザの友人を検出し、検出されたユーザが使用する端末を回答者端末10Bに選択するとよい。
【0091】
特典算出サーバ240からクイズ問題を受信した回答者端末10Bには、図11に示す表示が行われる。図11においては、レシート画像のうち店舗名が塗りつぶされる加工が行われることにより生成されたクイズ問題を示している。また、回答の選択肢が3つ挙げられている例を示している。回答者端末10Bのユーザは、レシート画像に表示される商品名やその値段、店舗の住所等を確認することで、正解を考えることとなる。
【0092】
図11においては、回答者端末10Bのユーザがクイズ問題に正答した場合の例を示している。具体的には、回答者端末10Bの回答送信部19Bから送信された回答に基づいて、特典算出サーバ240の判定部246により正誤判定が行われ、表示制御部406により回答者端末10Bに正解であった旨及び回答者端末10Bに付与されるポイントが表示される例を示している。
【0093】
一方、図12においては、回答者端末10Bのユーザがクイズ問題に誤答した場合の例を示している。具体的には、回答者端末10Bの回答送信部19Bから送信された回答に基づいて、特典算出サーバ240の判定部246により正誤判定が行われ、表示制御部406により回答者端末10Bに、不正解であった旨及び出題者端末10Aに付与されるポイントが表示される例を示している。
【0094】
なお、第2実施形態においては、特典算出サーバ240において、問題生成部243によりクイズ問題が生成される例を説明したが、これに限られない。例えば、出題者端末10Aにおいてクイズ問題が生成されてもよい。この場合、例えば、特典算出サーバ240において、クイズ問題のフォーマットが生成され、そのフォーマットが出題者端末10Aに送信されてもよい。そして、出題者端末10Aのユーザが、受信したクイズ問題のフォーマットの編集を行うことで、クイズ問題を生成してもよい。また、回答の選択肢についても、出題者端末10Aのユーザが任意に入力できることとしてもよい。
【0095】
第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、ユーザの過去のレシート送信履歴に応じて、より多くのポイントを付与するとよい。また、ユーザの過去のクイズ問題に回答した回数や、正答した回数に応じて、より多くのポイントを付与することとしてもよい。
【0096】
また、過去にレシートを送信した回数や、クイズに回答した回数が少ないユーザが使用するユーザ端末に対して、通知を行うこととしてもよい。これにより、ユーザに対してレシートを送信する動機を与えることができる。
【0097】
[第2実施形態のまとめ]
以上説明した第2実施形態においては、レシート画像に基づいてクイズ問題を出題するというエンターテイメント性を持たせることで、ユーザに対してレシート画像を送信する動機を与えることができる。また、回答者であるユーザにもポイント付与の機会を与えることで、クイズ問題のやり取りをより活発にすることができる。その結果、ポイントサービスを提供する事業者は、より多くのレシート情報を入手することが可能となる。
【0098】
[付記]
例えば、特典算出システムは、下記のような構成も可能である。
(1)
ユーザが使用するユーザ端末で取り引きした取引対象の決済に関する決済情報を取得する決済情報取得部と、
前記ユーザのユーザ属性を取得するユーザ属性取得部と、
少なくとも前記決済情報及び前記ユーザ属性に基づいて、前記ユーザ端末に付与され得る推定特典を算出する推定特典算出部と、
前記推定特典を前記ユーザ端末に表示させる表示制御部と、
前記推定特典の表示後に、前記取引対象の取引により発行されるレシートが表示されるレシート画像に含まれるレシート情報を取得するレシート情報取得部と、
を有する特典算出システム。
(2)
少なくとも前記レシート情報及び前記ユーザ属性に基づいて、前記ユーザ端末に付与される確定特典を算出する確定特典算出部と、
を有する(1)に記載の特典算出システム。
(3)
前記推定特典算出部は、前記決済情報及び前記ユーザ属性と、前記確定特典算出部により過去に算出された確定特典とを含む学習データにより学習された学習モデルを用いて前記推定特典を算出する、
(2)に記載の特典算出システム。
(4)
取引対象の属性に関連付けて評価係数を記憶する記憶部を含み、
前記確定特典算出部は、前記レシート情報から取引対象の属性を特定する特定部を含み、少なくとも、前記ユーザ属性、及び前記特定部により特定した取引対象の属性に関連付けられる評価係数に基づいて、前記確定特典を算出する、
(2)又は(3)に記載の特典算出システム。
(5)
2以上の取引対象の組み合わせに関連付けて評価係数を記憶する記憶部を含み、
前記確定特典算出部は、前記レシート情報から取引対象の組み合わせを特定する特定部を含み、少なくとも、前記ユーザ属性、及び前記特定部により特定した取引対象の組み合わせに関連付けられる前記評価係数に基づいて、前記確定特典を算出する、
(2)~(4)のいずれかに記載の特典算出システム。
(6)
店舗属性と関連付けて評価係数を記憶する記憶部を含み、
前記確定特典算出部は、前記レシート情報から前記店舗属性を特定する特定部を含み、少なくとも、前記ユーザ属性、及び前記特定部により特定した店舗属性に関連付けられる前記評価係数に基づいて、前記確定特典を算出する、
(2)~(5)のいずれかに記載の特典算出システム。
(7)
前記ユーザ端末における前記レシート画像の送信履歴を記憶する記憶部を含み、
前記確定特典算出部は、少なくとも、前記レシート情報、前記ユーザ属性、及び前記送信履歴に基づいて、前記確定特典を算出する、
(2)~(6)のいずれかに記載の特典算出システム。
(8)
前記特典算出システムは、前記ユーザ端末とサーバを含み、
前記ユーザ端末は、
前記レシートが表示されるレシート画像を取得するレシート画像取得部と、
前記レシート画像を前記サーバに送信するレシート画像送信部と、
を有する、
(2)~(7)のいずれかに記載の特典算出システム。
(9)
第1ユーザが使用する第1ユーザ端末から送信される、前記取引対象の取引により発行されるレシートが表示されるレシート画像を取得するレシート画像取得部と、
前記レシート画像の少なくとも一部を加工することで、クイズ問題を生成する問題生成部と、
前記クイズ問題を第2ユーザが使用する第2ユーザ端末に送信する問題送信部と、
前記第2ユーザ端末から前記クイズ問題に対する回答を取得する回答取得部と、
を有し、
前記推定特典算出部は、少なくとも前記決済情報及び前記第1ユーザのユーザ属性に基づいて、前記第1ユーザ端末に付与され得る出題者推定特典を算出する、
(1)に記載の特典算出システム。
(10)
前記回答の正誤を判定すると共に、前記第2ユーザ端末に回答者特典を付与するか否かを判定する判定部を有する、
(9)に記載の特典算出システム。
【符号の説明】
【0099】
10 ユーザ端末、11 制御部、12 記憶部、13 通信部、14 操作部、15 表示部、16 撮像部、101 コード表示部、102 レシート画像取得部、103 データ送信部、103a レシート画像送信部、20 店舗端末、21 制御部、22 記憶部、23 通信部、24 操作部、25 表示部、26 読取装置、27 出力装置、201 決済要求部、30 決済サーバ、31 制御部、32 記憶部、33 通信部、301 決済要求受付部、302 決済処理部、303 決済情報送信部、40 特典算出サーバ、41 制御部、42 記憶部、43 通信部、401 決済情報取得部、402 ユーザ属性取得部、403 推定特典算出部、404 レシート情報取得部、405 確定特典算出部、405a 特定部、406 表示制御部、407 データ送信部、408 データ記憶部、10A 出題者端末、101A 問題作成要求受信部、102A レシート画像取得部、103A レシート画像送信部、10B 回答者端末、107B 問題受信部、108B 回答受付部、109B 回答送信部、240 特典算出サーバ、241 問題作成要求部、242 レシート画像取得部、243 問題生成部、244 問題送信部、回答取得部245、246 判定部、247 特典算出部、S,S2 特典算出システム、DB1 ユーザデータベース、DB2 確定特典算出用データベース、N ネットワーク、M 学習モデル。

図1
図2
図3A
図3B
図4A
図4B
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2023-12-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが使用するユーザ端末で取り引きした取引対象の決済に関する決済情報を取得する決済情報取得部と、
前記ユーザのユーザ属性を取得するユーザ属性取得部と、
少なくとも前記決済情報及び前記ユーザ属性に基づいて、前記ユーザ端末に付与され得る推定特典を算出する推定特典算出部と、
前記推定特典を前記ユーザ端末に表示させる表示制御部と、
前記推定特典の表示後に、前記取引対象の取引により発行されるレシートが表示されるレシート画像に含まれるレシート情報を取得するレシート情報取得部と、
少なくとも前記レシート情報及び前記ユーザ属性に基づいて、前記ユーザ端末に付与される確定特典を算出する確定特典算出部と、
を有し、
前記ユーザ端末は、前記レシート画像を取得するレシート画像取得部を有する、
特典算出システム。
【請求項2】
前記推定特典算出部は、前記決済情報及び前記ユーザ属性と、前記確定特典算出部により過去に算出された確定特典とを含む学習データにより学習された学習モデルを用いて前記推定特典を算出する、
請求項に記載の特典算出システム。
【請求項3】
取引対象の属性に関連付けて評価係数を記憶する記憶部を含み、
前記確定特典算出部は、前記レシート情報から取引対象の属性を特定する特定部を含み、少なくとも、前記ユーザ属性、及び前記特定部により特定した取引対象の属性に関連付けられる評価係数に基づいて、前記確定特典を算出する、
請求項1又は2に記載の特典算出システム。
【請求項4】
2以上の取引対象の組み合わせに関連付けて評価係数を記憶する記憶部を含み、
前記確定特典算出部は、前記レシート情報から取引対象の組み合わせを特定する特定部を含み、少なくとも、前記ユーザ属性、及び前記特定部により特定した取引対象の組み合わせに関連付けられる前記評価係数に基づいて、前記確定特典を算出する、
請求項1又は2に記載の特典算出システム。
【請求項5】
店舗属性と関連付けて評価係数を記憶する記憶部を含み、
前記確定特典算出部は、前記レシート情報から店舗属性を特定する特定部を含み、少なくとも、前記ユーザ属性、及び前記特定部により特定した店舗属性に関連付けられる前記評価係数に基づいて、前記確定特典を算出する、
請求項1又は2に記載の特典算出システム。
【請求項6】
前記ユーザ端末における前記レシート画像の送信履歴を記憶する記憶部を含み、
前記確定特典算出部は、少なくとも、前記レシート情報、前記ユーザ属性、及び前記送信履歴に基づいて、前記確定特典を算出する、
請求項1又は2に記載の特典算出システム。
【請求項7】
前記特典算出システムは、前記ユーザ端末とサーバを含み、
前記ユーザ端末は、前記レシート画像を前記サーバに送信するレシート画像送信部を有する、
請求項1又は2に記載の特典算出システム。
【請求項8】
ユーザが使用するユーザ端末で取り引きした取引対象の決済に関する決済情報を取得する決済情報取得部と、
前記ユーザのユーザ属性を取得するユーザ属性取得部と、
少なくとも前記決済情報及び前記ユーザ属性に基づいて、前記ユーザ端末に付与され得る推定特典を算出する推定特典算出部と、
前記推定特典を前記ユーザ端末に表示させる表示制御部と、
第1ユーザが使用する第1ユーザ端末から送信される、前記取引対象の取引により発行されるレシートが表示されるレシート画像を取得するレシート画像取得部と、
前記レシート画像の少なくとも一部を加工することで、クイズ問題を生成する問題生成部と、
前記クイズ問題を第2ユーザが使用する第2ユーザ端末に送信する問題送信部と、
前記第2ユーザ端末から前記クイズ問題に対する回答を取得する回答取得部と、
を有し、
前記推定特典算出部は、少なくとも前記決済情報及び前記第1ユーザのユーザ属性に基づいて、前記第1ユーザ端末に付与され得る出題者推定特典を算出する、
典算出システム。
【請求項9】
前記回答の正誤を判定すると共に、前記第2ユーザ端末に回答者特典を付与するか否かを判定する判定部を有する、
請求項に記載の特典算出システム。
【請求項10】
ユーザが使用するユーザ端末で取り引きした取引対象の決済に関する決済情報を取得する手順と、
前記ユーザのユーザ属性を取得する手順と、
少なくとも前記決済情報及び前記ユーザ属性に基づいて、前記ユーザ端末に付与され得る推定特典を算出する手順と、
前記推定特典を前記ユーザ端末に表示させる手順と、
前記推定特典の表示後に、前記取引対象の取引により発行されるレシートが表示される、前記ユーザ端末が取得するレシート画像に含まれるレシート情報を取得する手順と、
少なくとも前記レシート情報及び前記ユーザ属性に基づいて、前記ユーザ端末に付与される確定特典を算出する手順と、
をコンピュータが実行する特典算出方法。
【請求項11】
ユーザが使用するユーザ端末で取り引きした取引対象の決済に関する決済情報を取得する手順と、
前記ユーザのユーザ属性を取得する手順と、
少なくとも前記決済情報及び前記ユーザ属性に基づいて、前記ユーザ端末に付与され得る推定特典を算出する手順と、
前記推定特典を前記ユーザ端末に表示させる手順と、
前記推定特典の表示後に、前記取引対象の取引により発行されるレシートが表示される、前記ユーザ端末が取得するレシート画像に含まれるレシート情報を取得する手順と、
少なくとも前記レシート情報及び前記ユーザ属性に基づいて、前記ユーザ端末に付与される確定特典を算出する手順と、
をコンピュータに実行させるログラム。