IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 奇邑科技股▲ふん▼有限公司の特許一覧

特開2024-31751センシングデータ収集方法及びセンシングデータ収集システム
<>
  • 特開-センシングデータ収集方法及びセンシングデータ収集システム 図1
  • 特開-センシングデータ収集方法及びセンシングデータ収集システム 図2
  • 特開-センシングデータ収集方法及びセンシングデータ収集システム 図3
  • 特開-センシングデータ収集方法及びセンシングデータ収集システム 図4
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024031751
(43)【公開日】2024-03-07
(54)【発明の名称】センシングデータ収集方法及びセンシングデータ収集システム
(51)【国際特許分類】
   H04Q 9/00 20060101AFI20240229BHJP
【FI】
H04Q9/00 311J
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023020208
(22)【出願日】2023-02-13
(31)【優先権主張番号】63/401,122
(32)【優先日】2022-08-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】112100939
(32)【優先日】2023-01-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(71)【出願人】
【識別番号】518048972
【氏名又は名称】奇邑科技股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】劉 建宏
【テーマコード(参考)】
5K048
【Fターム(参考)】
5K048AA06
5K048BA34
5K048DC01
5K048EB10
5K048HA01
5K048HA02
5K048HA03
(57)【要約】
【課題】本発明はセンシングデータ収集方法を提供する。
【解決手段】センシングデータ収集方法は、センサを提出するステップと、センサの通信範囲内の少なくとも一つのゲートェイ装置を検出するステップと、少なくとも一つのゲートェイ装置の移動性に基づいて、選択的に、センサによって感知された収集データを少なくとも一つのゲートェイ装置の第1ゲートウェイ装置または第2ゲートウェイ装置に伝送するステップと、第1ゲートウェイ装置または第2ゲートウェイ装置がセンサによって感知された収集データを受信した後、収集データをサーバに伝送するステップとを含む。第1ゲートウェイ装置は固定式ゲートウェイ装置である。第2ゲートウェイ装置は移動式ゲートウェイ装置である。センサの通信範囲内に固定式ゲートウェイ装置が検出されてなかった場合、センサは収集データを移動式ゲートウェイ装置に伝送する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
センシングデータを収集する方法であって、
センサを提供するステップと、
前記センサの通信範囲内の少なくとも一つのゲートウェイ装置を検出するステップと、
前記少なくとも一つのゲートウェイ装置の移動性に基づいて、選択的に、前記センサが感知した収集データを前記少なくとも一つのゲートェイ装置のうちの第1ゲートウェイ装置または第2ゲートウェイ装置に伝送するステップと、
前記第1ゲートウェイ装置または前記第2ゲートウェイ装置は、前記センサが感知した前記収集データを受信した後、前記収集データをサーバに伝送するステップとを含み、
前記第1ゲートウェイ装置は固定式ゲートウェイ装置であり、前記第2ゲートウェイ装置は移動式ゲートウェイ装置であり、
前記センサの前記通信範囲内に前記固定式ゲートウェイ装置を検出しなかった場合、前記センサは前記収集データを前記移動式ゲートウェイ装置に伝送する、方法。
【請求項2】
前記センサの前記通信範囲内に前記第1ゲートウェイ装置を検出した場合、前記センサは前記収集データを前記第1ゲートウェイ装置に伝送するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記センサの前記通信範囲内に前記第1ゲートウェイ装置を検出しなかった場合、前記センサは前記収集データをキュ形式でキャッシングするステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第2ゲートウェイ装置の到達時間を予め設定するステップをさらに含み、
前記到達時間になれば、前記センサに前記第2ゲートウェイ装置を検出させる、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第2ゲートウェイ装置の前記到達時間を予め設定するステップにおいて、前記サーバは前記センサへの設定情報を生成し、前記センサを制御して前記第2ゲートウェイ装置の前記到達時間を予め設定する、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記センサの前記通信範囲内の前記第2ゲートウェイ装置の存在性を検出するステップと、
前記第2ゲートウェイ装置が前記センサの前記通信範囲内に存在する場合、前記センサは前記キュ形式でキャッシングされた前記収集データを前記第2ゲートウェイ装置に伝送する、請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記センサの前記通信範囲内の前記第2ゲートウェイ装置の存在性を検出するステップと、
前記第2ゲートウェイ装置が前記センサの前記通信範囲内に存在しない場合、前記センサは即時の収集データを前記キュ形式でキャッシングし続け、かつ、検出時間帯内において、前記センサの前記通信範囲内の前記第2ゲートウェイ装置の前記存在性を検出し続けるステップとをさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項8】
前記センサが前記検出時間帯内に依然として前記第2ゲートウェイ装置を検出しなかった場合、エネルギー消費を節約するために、前記センサの検出機能を遮断するステップをさらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記移動式ゲートウェイ装置はウエラブルゲートウェイ装置または車載式ゲートウェイ装置である、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
センシングデータ収集システムであって、
物理量を感知するセンサと、
前記センサに接続されて、前記センサと通信する少なくとも一つのゲートェイ装置と、
前記少なくとも一つのゲートェイ装置に接続されるサーバとを含み、
前記センサは通信範囲内の前記少なくとも一つのゲートェイ装置を検出した後、前記センサは前記少なくとも一つのゲートェイ装置の移動性に基づいて、選択的に、前記センサが感知した収集データを前記少なくとも一つのゲートェイ装置のうちの第1ゲートウェイ装置または第2ゲートウェイ装置に伝送し、
前記第1ゲートウェイ装置または前記第2ゲートウェイ装置は、前記センサが感知した前記収集データを受信した後、前記収集データを前記サーバに伝送し、
前記第1ゲートウェイ装置は固定式ゲートウェイ装置であり、前記第2ゲートウェイ装置は移動式ゲートウェイ装置であり、
前記センサの前記通信範囲内に前記固定式ゲートウェイ装置を検出しなかった場合、前記センサは前記収集データを前記移動式ゲートウェイ装置に伝送する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はセンシングデータ収集方法及びセンシングデータ収集システムに関し、特に固定式ゲートウェイ装置または移動式ゲートウェイ装置と通信するセンシングデータ収集方法及びセンシングデータ収集システムに関する。
【背景技術】
【0002】
科学技術が日進月歩で発展する中、各種の家庭用または個人用のセンサもモノのインターネット(Internet of Things,IoT)とスマート家電に整合されるようになった。これらのセンサはネット接続機能を有し、ネットを介してセンサのセンシングデータをホスト端末に伝送して分析する。当業者は分析結果に基づいて、特定建築物または特定領域の各種物理量の情報を把握することができる。
【0003】
センサはネット接続の機能を有するが、現在のセンサの大半は依然として転送装置に頼って各種物理量の情報をホスト端末に伝送する必要がある。転送装置はアクセスポイントまたはゲートウェイ装置などであってもよい。しかし、センサの通信範囲内に必ずしもアクセスポイントまたはゲートウェイ装置があるとは限らない。センサの通信範囲内にアクセスポイントまたはゲートウェイ装置がない場合、現在のセンサは自動的な方式で各種物理量の情報をホスト端末まで伝送することができない。従って、ホスト端末にとって、自動的にデータ収集を完成できなくなる。
【0004】
そのため、高い利便性および高い信頼性を有する自動化のセンシングデータ収集方法の開発は、重要な設計課題である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】台湾出願公開202224463
【特許文献2】米国出願公開2022/0303647
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、センシングデータ収集方法及びセンシングデータ収集システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施例はセンシングデータ収集方法を提供する。センシングデータ収集方法は、センサを提供するステップと、センサの通信範囲内の少なくとも一つのゲートェイ装置を検出するステップと、少なくとも一つのゲートェイ装置の移動性に基づいて、選択的に、センサが感知した収集データを少なくとも一つのゲートェイ装置のうちの第1ゲートウェイ装置または第2ゲートウェイ装置に伝送するステップと、第1ゲートウェイ装置または第2ゲートウェイ装置はセンサが感知した収集データを受信した後、収集データをサーバに伝送するステップとを含む。第1ゲートウェイ装置は固定式ゲートウェイ装置である。第2ゲートウェイ装置は移動式ゲートウェイ装置である。センサの通信範囲内に固定式ゲートウェイ装置が検出されなかった場合、センサは収集データを移動式ゲートウェイ装置に伝送する。
【0008】
本発明の別の実施例はセンシングデータ収集システムを提供する。センシングデータ収集システムは、センサと、少なくとも一つのゲートェイ装置およびサーバを含む。センサは物理量を感知する。少なくとも一つのゲートェイ装置はセンサに接続されて、センサと通信する。サーバは少なくとも一つのゲートェイ装置に接続される。センサは通信範囲内の少なくとも一つのゲートェイ装置を検出した後、センサは少なくとも一つのゲートェイ装置の移動性に基づいて、選択的に、センサが感知した収集データを少なくとも一つのゲートェイ装置のうちの第1ゲートウェイ装置または第2ゲートウェイ装置に伝送する。第1ゲートウェイ装置または第2ゲートウェイ装置はセンサが感知した収集データを受信した後、収集データをサーバに伝送する。第1ゲートウェイ装置は固定式ゲートウェイ装置である。第2ゲートウェイ装置は移動式ゲートウェイ装置である。センサの通信範囲内に固定式ゲートウェイ装置が検出されなかった場合、センサは収集データを移動式ゲートウェイ装置に伝送する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明のセンシングデータ収集システムの実施例の構成図。
図2図1のセンシングデータ収集システムおける、センサと第1ゲートウェイ装置の通信モードのフローチャート。
図3図1のセンシングデータ収集システムにおける、センサと第2ゲートウェイ装置の通信モードのフローチャート。
図4図1のセンシングデータ収集システムがセンシングデータ収集方法を実行するフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は本発明のセンシングデータ収集システム100の実施例の構成図である。センシングデータ収集システム100は、センサ10a、11a、12a、少なくとも一つのゲートェイ装置10b、11b、14、およびサーバ15を含む。センサは物理量を感知する。センサは任意の種類のセンサであってもよい。例を挙げると、図1において、センサ10aは建築物10内のガスメーター(Gas Meter)であってもよい。センサ11aは建築物11内の電気メーター(Electricity Meter)であってもよい。センサ12aは建築物12内の温度計であってもよい。少なくとも一つのゲートウェイ(Gateway)装置はセンサに接続されて、センサと通信する。例を挙げると、図1において、建築物10内のセンサ10aはゲートウェイ装置10bと通信可能である。建築物11内のセンサ11aはゲートウェイ装置11bと通信可能である。建築物12内のセンサ12aは人間13が携帯するゲートウェイ装置14と通信可能である。センシングデータ収集システム100において、ゲートウェイ装置は固定式ゲートウェイ装置または移動式ゲートウェイ装置であってもよく、例を挙げると、建築物10内のゲートウェイ装置10bおよび建築物11内のゲートウェイ装置11bは固定式ゲートウェイ装置である。人間13が携帯するゲートウェイ装置14は移動式ゲートウェイ装置である。かつ、移動式ゲートウェイ装置はウエラブルゲートウェイ装置または車載式ゲートウェイ装置であってもよい。本発明に対するすべての合理的な技術変更はその開示範囲に属するとする。サーバ15は少なくとも一つのゲートェイ装置に接続される。例えば、図1において、サーバ15はゲートウェイ装置10a、ゲートウェイ装置11aおよびゲートウェイ装置14に接続されている。本発明は、センサとゲートウェイ装置との間の接続方法および通信プロトコルについて制限しない。本発明は、ゲートウェイ装置とサーバとの間の接続方法および通信プロトコルについても制限しない。センシングデータ収集システム100において、センサが通信範囲内の少なくとも一つのゲートェイ装置を検出した後、センサは少なくとも一つのゲートェイ装置の移動性に基づいて、選択的に、センサが感知した収集データを少なくとも一つのゲートェイ装置のうちの第1ゲートウェイ装置または第2ゲートウェイ装置に伝送してもよい。ここで、第1ゲートウェイ装置を固定式ゲートウェイ装置(例えば、建築物10内のゲートウェイ装置10bおよび建築物11内のゲートウェイ装置11b)と定義する。第2ゲートウェイ装置を移動式ゲートウェイ装置(例えば、人間13が携帯するゲートウェイ装置14)と定義する。第1ゲートウェイ装置または第2ゲートウェイ装置はセンサが感知した収集データを受信した後、収集データをサーバ15に伝送してもよい。簡潔の見地から、第1ゲートウェイ装置を以下は第1ゲートウェイ装置11aとする。第2ゲートウェイ装置を以下は第2ゲートウェイ装置14とする。かつ、センシングデータ収集システム100において、センサが通信範囲内に固定式ゲートウェイ装置を検出できなかった場合、センサは収集データを移動式ゲートウェイ装置に伝送してもよい。例を挙げると、センサ12aはLoRa(Long Range)の無線通信技術を用いて、通信範囲内のゲートウェイ装置と通信することができる。センサ12aが通信範囲内に固定式ゲートウェイ装置を発見しなかった場合、センサ12aは収集データを通信範囲内の移動式ゲートウェイ装置(例えば、第2ゲートウェイ装置14)に伝送する。センシングデータ収集システム100は、自動化の、かつ高い利便性と信頼性を有するセンシングデータ収集方法を実行し、その詳細は以下の通りである。
【0011】
図2はセンシングデータ収集システム100における、センサ11aと第1ゲートウェイ装置11bの通信モードのフローチャートである。センサ11aと第1ゲートウェイ装置11bの通信モードのフローチャートは、ステップS201からステップS204を含む。ステップS201からステップS204に対するすべての合理的な技術変更は、本発明の開示範囲に属するとする。ステップS201からステップS204は以下の通りである。
【0012】
【表1】
ステップS201において、センサ11aはセンシングデータの収集を開始する。例えば、各種物理量の収集を開始する。ステップS202において、センサ11aは、その通信範囲内に第1ゲートウェイ装置11b(固定式ゲートウェイ装置)が存在するか否かを検出してもよい。ステップS203において、センサ11aの通信範囲内に第1ゲートウェイ装置11bが検出された場合、センサ11aは収集データを第1ゲートウェイ装置11bに伝送してもよい。一方、ステップS204において、センサ11aの通信範囲内に第1ゲートウェイ装置11bが検出されなかった場合、センサ11aは収集データをキュ形式でキャッシング(Caching)してもよい。例えば、センサ11aは内蔵メモリを有し、収集データを先入先出(First In First Out,FIFO)の方式で、キュ形式でそのメモリにキャッシングしてもよい。
【0013】
図3はセンシングデータ収集システム100における、センサ12aと第2ゲートウェイ装置14の通信モードのフローチャートである。センサ12aと第2ゲートウェイ装置14の通信モードのフローチャートは、ステップS301からステップS304を含む。ステップS301からステップS304に対するすべての合理的な技術変更は本発明の開示範囲に属するとする。ステップS301からステップS304は以下の通りである。
【0014】
【表2】
ステップS301において、サーバ15はセンサ12aへの設定情報を生成し、センサ12aを制御して第2ゲートウェイ装置14の到達時間を予め設定させてもよい。例えば、センサ12aは、予め第2ゲートウェイ装置14の到達時間を7:00AMに設定して、センサ12aが到達時間(例えば7:00AM)になれば第2ゲートウェイ装置14を検出する。ステップS302において、センサ12aはその通信範囲内の第2ゲートウェイ装置14(移動式ゲートウェイ装置)の存在性を検出してもよい。ステップS303において、第2ゲートウェイ装置14がセンサ12aの通信範囲内に存在する場合、センサ12aはキュ形式でキャッシングされた収集データを第2ゲートウェイ装置12aに伝送する。一方、ステップS304において、第2ゲートウェイ装置14がセンサ12aの通信範囲内に存在しない場合、センサ12aは即時の収集データをキュ形式でキャッシングし続け(例えば、前記のFIFO方式であるが、これに限定されない)、かつ、検出時間帯内(例えば、7:00AM~8:00AM)にセンサ12aの通信範囲内の第2ゲートウェイ装置14の存在性を検出し続ける。前記の通り、ステップS301からステップS304に対し任意に合理的な技術変更を行うこと可能である。例えば、一実施例において、センサ12aが検出時間帯(例えば、7:00AM~8:00AM)内にも以前として第2ゲートウェイ装置12aを検出できなかった場合、エネルギー消費を節約するために、センサ12aの検出機能を遮断してもよい。
【0015】
なお、ステップS301からステップS304をステップS201からステップS204の後続ステップと見なしてもよい。言い換えれば、センシングデータ収集システム100において、センサはその通信範囲内に固定式のゲートウェイ装置が存在するか否を優先的に検出する。固定式のゲートウェイ装置が存在する場合、センサは収集データを固定式のゲートウェイ装置に伝送する。固定式のゲートウェイ装置が存在しなかった場合、センサは移動式のゲートウェイ装置の検出を試み、かつ、収集データを移動式のゲートウェイ装置に伝送する。従って、センシングデータ収集システム100は固定式のゲートウェイ装置および移動式のゲートウェイ装置のノードリソースを検出し、自動化のデータ収集およびサーバ15に伝送する機能を達成できる。
【0016】
図4はセンシングデータ収集システム100がセンシングデータ収集方法を実行するフローチャートである。センシングデータ収集方法の流れはステップS401からステップS404を含む。ステップS401からステップS404に対するすべての合理的な技術変更は本発明の開示範囲に属するとする。ステップS401からステップS404は以下の通りである。
【0017】
【表3】
ステップS401からステップS404の詳細は以上に述べた通りであり、ここで省略する。センシングデータ収集システム100において、センサはその通信モードを切り換えることができるため、例えば、固定式ゲートウェイ装置または移動式ゲートウェイ装置と通信できるため、自動化の、かつ高い利便性のデータ収集機能を提供できる。
【0018】
以上を纏める、本発明はセンシングデータ収集システムおよびセンシングデータ収集方法に提供する。データ収集システム内のセンサは、その通信範囲内に固定式のゲートウェイ装置が存在するか否かを優先的に検出する。固定式のゲートウェイ装置が存在する場合、センサは収集データを固定式のゲートウェイ装置に伝送する。固定式のゲートウェイ装置が存在しない場合、センサは移動式のゲートウェイ装置の検出を試み、かつ、収集データを移動式のゲートウェイ装置に伝送する。従って、本発明のセンシングデータ収集システムは、固定式のゲートウェイ装置および移動式のゲートウェイ装置のノードリソースを検出し、自動化のデータ収集機能を達成できる。
【0019】
以上は本発明の好ましい実施例であり、本発明の請求の範囲における等価な変更と修飾はすべて本発明の範囲に属する。
【符号の説明】
【0020】
100 センシングデータ収集システム
10、11、12 建築物
10a、11a、12a センサ
10b、11b 第1ゲートウェイ装置
13 人間
14 第2ゲートウェイ装置
15 サーバ
S201からS204 ステップ
S301からS304 ステップ
S401からS404 ステップ
図1
図2
図3
図4