(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024031797
(43)【公開日】2024-03-07
(54)【発明の名称】イメージセンサ
(51)【国際特許分類】
H01L 27/146 20060101AFI20240229BHJP
【FI】
H01L27/146 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023088174
(22)【出願日】2023-05-29
(31)【優先権主張番号】10-2022-0106348
(32)【優先日】2022-08-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung-ro,Yeongtong-gu,Suwon-si,Gyeonggi-do,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】徐 載寛
(72)【発明者】
【氏名】朴 魯山
(72)【発明者】
【氏名】梁 原▲ちょん▼
(72)【発明者】
【氏名】柳 基範
(72)【発明者】
【氏名】柳 ▲は▼濫
【テーマコード(参考)】
4M118
【Fターム(参考)】
4M118AA10
4M118AB01
4M118BA14
4M118CA04
4M118CA07
4M118CA09
4M118CA34
4M118CB02
4M118CB03
4M118CB13
4M118DD04
4M118EA14
4M118FA06
4M118FA27
4M118FA28
4M118FA33
4M118FA38
4M118GC08
4M118GD03
4M118GD04
4M118HA22
4M118HA25
(57)【要約】
【課題】イメージセンサを提供する。
【解決手段】ピクセルと、ピクセル上に配置される背面反射防止層と、背面反射防止層上に配置されるカラーフィルタと、カラーフィルタ上に配置されるカラーフィルタカバー層と、カラーフィルタカバー層上に配置されるパッシベーション層と、パッシベーション層上に配置されるマイクロレンズと、マイクロレンズ上に配置される第1キャッピング層と、第1キャッピング層上に配置される第2キャッピング層と、を含むイメージセンサである。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ピクセルと、
前記第1ピクセルと水平方向に離隔されて配置される第2ピクセルと、
前記第1ピクセルと前記第2ピクセルとの間に配置されるピクセル分離構造体と、
前記第1ピクセル、前記第2ピクセル及び前記ピクセル分離構造体上に配置された背面反射防止層と、
前記背面反射防止層上に配置され、前記第1ピクセル上に配置される第1カラーフィルタ、及び前記第2ピクセル上に配置される第2カラーフィルタを含むカラーフィルタと、
前記カラーフィルタ上に配置されるカラーフィルタカバー層と、
前記カラーフィルタカバー層上に配置されるパッシベーション層と、
前記パッシベーション層上に配置されるマイクロレンズと、
前記マイクロレンズ上に配置される第1キャッピング層と、
前記第1キャッピング層上に配置される第2キャッピング層と、を含み、
前記カラーフィルタカバー層は、前記カラーフィルタ上でコンフォーマルに塗布されることを特徴とするイメージセンサ。
【請求項2】
前記第1カラーフィルタ及び前記第2カラーフィルタそれぞれの上面は、相異なる垂直レベルに位置することを特徴とする請求項4に記載のイメージセンサ。
【請求項3】
前記第2キャッピング層は、前記マイクロレンズ上でコンフォーマルに塗布され、
前記カラーフィルタカバー層及び前記第2キャッピング層は、同一物質を含むことを特徴とする請求項4に記載のイメージセンサ。
【請求項4】
第1ピクセルと、
前記第1ピクセルと水平方向に離隔されて配置される第2ピクセルと、
前記第1ピクセルと前記第2ピクセルとの間に配置されるピクセル分離構造体と、
前記第1ピクセル、前記第2ピクセル及び前記ピクセル分離構造体上に配置された第1背面反射防止層と、
前記第1背面反射防止層上に配置され、前記ピクセル分離構造体と整列されるフェンスと、
前記第1背面反射防止層及び前記フェンス上の第2背面反射防止層と、
前記第2背面反射防止層上に配置され、前記第1ピクセル上に配置される第1カラーフィルタ、及び前記第2ピクセル上に配置される第2カラーフィルタを含むカラーフィルタと、
前記カラーフィルタ上に配置されるカラーフィルタカバー層と、
前記カラーフィルタカバー層上に配置されるパッシベーション層と、
前記パッシベーション層上に配置されるマイクロレンズと、
前記マイクロレンズ上に配置される第1キャッピング層と、
前記第1キャッピング層上に配置される第2キャッピング層と、を含み、
前記カラーフィルタカバー層は、前記カラーフィルタ上でコンフォーマルに塗布され、
前記第2キャッピング層は、前記マイクロレンズ上でコンフォーマルに塗布されることを特徴とするイメージセンサ。
【請求項5】
前記パッシベーション層の上面は、扁平な形状を有し、
前記パッシベーション層の下面は、段差部を含むことを特徴とする請求項4に記載のイメージセンサ。
【請求項6】
前記パッシベーション層及び前記マイクロレンズは、相異なる物質を含むことを特徴とする請求項4に記載のイメージセンサ。
【請求項7】
ピクセルと、
ピクセル上に配置される背面反射防止層と、
前記背面反射防止層上に配置されるカラーフィルタと、
前記カラーフィルタ上に配置されるカラーフィルタカバー層と、
前記カラーフィルタカバー層上に配置されるパッシベーション層と、
前記パッシベーション層上に配置されるマイクロレンズと、
前記マイクロレンズ上に配置される第1キャッピング層と、
前記第1キャッピング層上に配置される第2キャッピング層と、を含むことを特徴とするイメージセンサ。
【請求項8】
前記第2キャッピング層の密度は、前記第1キャッピング層の密度より大きいことを特徴とする請求項7に記載のイメージセンサ。
【請求項9】
前記カラーフィルタカバー層は、酸化物を含むことを特徴とする請求項7に記載のイメージセンサ。
【請求項10】
前記マイクロレンズは、高屈折率物質を含み、
前記高屈折率物質の屈折率の範囲は、1.7以上であることを特徴とする請求項7に記載のイメージセンサ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、イメージセンサに係り、より具体的には、CMOS(complementary metal-oxide semiconductor)イメージセンサに関する。
【背景技術】
【0002】
イメージ(または、画像)を撮影して電気的信号に変換するイメージセンサ、例えば、CMOSイメージセンサは、デジタルカメラ、携帯電話用カメラ及びポータブルカムコーダのような一般消費者向け電子機器だけでなく、自動車、保安装置及びロボットに装着されるカメラにも使用可能である。
【0003】
イメージセンサは、二次元的に配列された複数のピクセルを具備する。イメージセンサの高性能化及び高集積化を介して、複数のピクセルのサイズが減少している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、イメージ品質が向上し、サイズが縮小したイメージセンサを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前述の課題を解決するために、本発明の技術的思想は、ピクセルと、ピクセル上に配置される背面反射防止層と、前記背面反射防止層上に配置されるカラーフィルタと、前記カラーフィルタ上に配置されるカラーフィルタカバー層と、前記カラーフィルタカバー層上に配置されるパッシベーション層と、前記パッシベーション層上に配置されるマイクロレンズと、前記マイクロレンズ上に配置される第1キャッピング層と、前記第1キャッピング層上に配置される第2キャッピング層と、を含むことを特徴とするイメージセンサを提供する。
【0006】
前述の課題を解決するために、本発明の他の技術的思想は、第1ピクセルと、前記第1ピクセルと水平方向に離隔されて配置される第2ピクセルと、前記第1ピクセルと前記第2ピクセルとの間に配置されるピクセル分離構造体と、前記第1ピクセル、前記第2ピクセル及び前記ピクセル分離構造体上に配置された背面反射防止層と、前記背面反射防止層上に配置され、前記第1ピクセル上に配置される第1カラーフィルタ、及び前記第2ピクセル上に配置される第2カラーフィルタを含むカラーフィルタと、前記カラーフィルタ上に配置されるカラーフィルタカバー層と、前記カラーフィルタカバー層上に配置されるパッシベーション層と、前記パッシベーション層上に配置されるマイクロレンズと、前記マイクロレンズ上に配置される第1キャッピング層と、前記第1キャッピング層上に配置される第2キャッピング層と、を含み、前記カラーフィルタカバー層は、前記カラーフィルタ上でコンフォーマルに塗布されることを特徴とするイメージセンサを提供する。
【0007】
前述の課題を解決するために、本発明のさらに他の技術的思想は、第1ピクセルと、前記第1ピクセルと水平方向に離隔されて配置される第2ピクセルと、前記第1ピクセルと前記第2ピクセルとの間に配置されるピクセル分離構造体と、前記第1ピクセル、前記第2ピクセル及び前記ピクセル分離構造体上に配置された第1背面反射防止層と、前記第1背面反射防止層上に配置され、前記ピクセル分離構造体と整列されるフェンスと、前記第1背面反射防止層及び前記フェンス上の第2背面反射防止層と、前記第2背面反射防止層上に配置され、前記第1ピクセル上に配置される第1カラーフィルタ、及び前記第2ピクセル上に配置される第2カラーフィルタを含むカラーフィルタと、前記カラーフィルタ上に配置されるカラーフィルタカバー層と、前記カラーフィルタカバー層上に配置されるパッシベーション層と、前記パッシベーション層上に配置されるマイクロレンズと、前記マイクロレンズ上に配置される第1キャッピング層と、前記第1キャッピング層上に配置される第2キャッピング層と、を含み、前記カラーフィルタカバー層は、前記カラーフィルタ上でコンフォーマルに塗布され、前記第2キャッピング層は、前記マイクロレンズ上でコンフォーマルに塗布されることを特徴とするイメージセンサを提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によるイメージセンサは、カラーフィルタ上に配置されるカラーフィルタカバー層を含むので、パッシベーション層の厚みを減少させ、サイズが減少しうる。
【0009】
本発明によるイメージセンサは、マイクロレンズ上に二重のキャッピング層を含むので、外部汚染に対してマイクロレンズを保護することができ、イメージ品質が向上し、信頼性が向上しうる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の一実施形態によるイメージセンサの概略的なブロック図である。
【
図2】本発明の一実施形態によるイメージセンサに含まれるピクセルの回路図である。
【
図3】本発明の一実施形態によるイメージセンサの平面配置図である。
【
図4】
図3のA-A’線に沿って切ったイメージセンサの断面図である。
【
図5】本発明の一実施形態による
図4のC領域のイメージセンサの拡大図である。
【
図6】本発明の一実施形態によるイメージセンサの断面図である。
【
図7A】本発明の一実施形態によるイメージセンサの製造方法を説明するための断面図である。
【
図7B】本発明の一実施形態によるイメージセンサの製造方法を説明するための断面図である。
【
図7C】本発明の一実施形態によるイメージセンサの製造方法を説明するための断面図である。
【
図7D】本発明の一実施形態によるイメージセンサの製造方法を説明するための断面図である。
【
図7E】本発明の一実施形態によるイメージセンサの製造方法を説明するための断面図である。
【
図7F】本発明の一実施形態によるイメージセンサの製造方法を説明するための断面図である。
【
図7G】本発明の一実施形態によるイメージセンサの製造方法を説明するための断面図である。
【
図8A】本発明の一実施形態によるイメージセンサの製造方法を説明するための断面図である。
【
図8B】本発明の一実施形態によるイメージセンサの製造方法を説明するための断面図である。
【
図9】本発明の一実施形態によるイメージセンサの構成を示すブロック図である。
【
図10】本発明の一実施形態によるイメージセンサを利用したカメラの構成図である。
【
図11】本発明の一実施形態によるイメージセンサを含むイメージングシステムのブロック構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付した図面を参照して、本発明の技術的思想の実施形態について詳細に説明する。図面上の同一構成要素に対しては、同一参照符号を使用し、それらに係わる重複説明は省略する。
【0012】
図1は、本発明の一実施形態によるイメージセンサの概略的なブロック図である。
【0013】
図1を参照すれば、イメージセンサ100は、第1基板2及び第2基板7を含む積層型イメージセンサでもある。イメージセンサ100は、CMOSイメージセンサでもある。
図2ないし
図8Bで説明する本発明の技術的思想は、第1基板2に主に適用可能である。
【0014】
イメージセンサ100は、第2基板7上に第1基板2を積層及び接合して構成することができる。第1基板2は、ピクセル回路を含むセンサ基板でもある。第2基板7は、ピクセル回路を駆動するためのロジック回路が形成されており、第1基板2を支持する支持基板でもある。第1基板2及び第2基板7は、電気的に連結される。
【0015】
より詳細に説明すれば、第1基板2に、光電変換領域を含む単位ピクセルPX(または、単位画素)が規則的に二次元的に配列されたピクセルアレイ領域4が設けられている。ピクセルアレイ領域4には、ピクセル駆動線5がロウ方向に配線され、垂直信号線6がカラム方向に配線されている。
【0016】
1つの単位ピクセルPXは、1本のピクセル駆動線5と1本の垂直信号線6に接続する状態に配置されている。各単位ピクセルPXには、光電変換部と、電荷蓄積部、トランジスタ、例えば、MOS(metal oxide semiconductor)トランジスタ、及び/または容量素子などで構成されたピクセル回路とが設けられうる。
【0017】
第2基板7には、第1基板2に設けられた各単位ピクセルPXを駆動するための垂直駆動回路8、カラム信号処理回路9、水平駆動回路11及びシステム制御回路13などのロジック回路が設けられうる。イメージセンサ100は、水平駆動回路11を介して電圧Vout(出力電圧)が出力される。
【0018】
図2は、本発明の一実施形態によるイメージセンサに含まれるピクセルの回路図である。
【0019】
図2を参照すれば、イメージセンサ100において、複数のピクセルPXは、マトリックス状またはアレイ状にも配列される。複数のピクセルPXそれぞれは、伝送トランジスタTX及びロジックトランジスタRX、SX、DXを含むものでもある。
【0020】
ロジックトランジスタRX、SX、DXは、リセットトランジスタRX、選択トランジスタSX及びドライブトランジスタDX(または、ソースフォロワトランジスタ)を含む。リセットトランジスタRXは、リセットゲートRGを含み、選択トランジスタSXは、選択ゲートSGを含み、伝送トランジスタTXは、伝送ゲートTGを含む。
【0021】
複数のピクセルPXそれぞれは、光電変換素子PD及びフローティングディフュージョン領域FDを含むものでもある。光電変換素子PDは、
図3ないし
図8Bで説明する光電変換領域にも対応する。光電変換素子PDは、外部からの入射光の量に比例して、光電荷を生成及び蓄積することができ、フォトダイオード、フォトトランジスタ(photo transistor)、フォトゲート、埋め込みフォトダイオード(Pinned Photodiode: PPD)及びそれらの組み合わせが使用されうる。
【0022】
伝送トランジスタTXは、伝送ゲートTGに伝達される伝送制御信号によって動作することができる。伝送ゲートTGは、光電変換素子PDで生成された電荷をフローティングディフュージョン領域FDへ伝送することができる。フローティングディフュージョン領域FDは、光電変換素子PDで生成された電荷を伝送されて累積的に保存することができる。光電変換素子PDで生成される電荷は、伝送トランジスタTXによってフローティングディフュージョン領域FDに伝達されて蓄積されうる。フローティングディフュージョン領域FDに蓄積された光電荷の量によって、ドライブトランジスタDXが制御されうる。
【0023】
リセットトランジスタRXは、フローティングディフュージョン領域FDに蓄積された電荷を周期的にリセットさせることができる。リセットトランジスタRXは、リセットゲートRGを介して伝達されるリセット制御信号によって動作することができる。リセットトランジスタRXのドレイン電極は、フローティングディフュージョン領域FDと連結され、ソース電極は、電源電圧VDDに連結される。
【0024】
リセット制御信号により、リセットトランジスタRXがターンオンされれば、リセットトランジスタRXのソース電極と連結された電源電圧VDDが前記フローティングディフュージョン領域FDに伝達される。リセットトランジスタRXがターンオンされるとき、フローティングディフュージョン領域FDに蓄積された電荷が排出され、フローティングディフュージョン領域FDがリセットされる。リセットトランジスタRXは、フローティングディフュージョン領域FDの電圧を電源電圧VDDにリセットすることができる。
【0025】
ドライブトランジスタDXは、複数のピクセルPXの外部に位置する電流源(図示せず)と連結され、ソースフォロワバッファ増幅器(Source Follower Buffer Amplifier)として機能する。ドライブトランジスタDXは、フローティングディフュージョン領域FDに蓄積された電荷を増幅させ、選択トランジスタSXに伝達することができる。ドライブトランジスタDXは、フローティングディフュージョン領域FDにおける電位変化を増幅し、それを出力電圧Voutとして出力する。
【0026】
選択トランジスタSXは、ロウ単位で複数のピクセルPXを選択することができる。選択トランジスタSXは、選択ゲートSGに伝達される選択制御信号により、単位ピクセルを選択することができる。選択トランジスタSXがターンオンされるとき、電源電圧VDDが選択トランジスタSXのソース電極に伝達される。選択トランジスタSXは、選択制御信号によって動作し、スイッチング動作及びアドレッシング動作を行うことができる。選択制御信号が選択トランジスタSXに印加されれば、選択トランジスタSXは、単位ピクセルに連結された出力電圧Voutを出力することができる。
【0027】
図3は、本発明の一実施形態によるイメージセンサの平面配置図である。
図4は、
図3のA-A’線に沿って切ったイメージセンサの断面図である。
図5は、本発明の一実施形態による
図4のC領域のイメージセンサの拡大図である。
図3では、便宜上、ピクセル分離構造体150上に第1ないし第4ピクセルPX1、PX2、PX3、PX4nのみを例示的に示している。
【0028】
図2ないし
図5を参照すれば、イメージセンサ100は、基板110、光電変換領域120、伝送ゲートTG、前面構造物130、支持基板140、ピクセル分離構造体150、第1背面反射防止層162、フェンス163、第2背面反射防止層164、バリヤー金属層166、第3背面反射防止層161、カラーフィルタカバー層165、パッシベーション層167、カラーフィルタ170、マイクロレンズ180、第1キャッピング層191及び第2キャッピング層192を含むものでもある。
図3ないし
図5の基板110は、
図1の第1基板2にも対応し、
図3ないし
図5の支持基板140は、
図1の第2基板7にも対応する。
【0029】
基板110は、第1面110F1及び第2面110F2を含む。例示的な実施形態において、前記基板110は、IV族半導体物質、III-V族半導体物質またはII-VI族半導体物質のような半導体物質を含んでもよい。前記IV族半導体物質は、例えば、シリコン(Si)、ゲルマニウム(Ge)、またはシリコン(Si)・ゲルマニウム(Ge)を含んでもよい。前記III-V族半導体物質は、例えば、ガリウム砒素(GaAs)、インジウムリン(InP)、ガリウムリン(GaP)、インジウム砒素(InAs)、インジウムアンチモン(InSb)、またはインジウムガリウム砒素(InGaAs)を含んでもよい。前記II-VI族半導体物質は、例えば、テルル化亜鉛(ZnTe)または硫化カドミウム(CdS)を含んでもよい。
【0030】
基板110は、P型半導体基板を含む。例えば、基板110は、P型シリコン基板からなる。例示的な実施形態において、基板110は、P型バルク基板と、その上に成長されたP型またはN型のエピ層とを含む。他の実施形態において、基板110は、N型バルク基板と、その上に成長されたP型またはN型のエピ層とを含むこともできる。代案としては、基板110は、有機(organic)プラスチック基板からなりうる。
【0031】
光電変換領域120は、基板110内に配置される。光電変換領域120において、光信号が電気信号に変換される。光電変換領域120は、基板110の内部に形成されたフォトダイオード領域(図示せず)とウェル領域(図示せず)とを含む。光電変換領域120は、基板110と反対の導電型の不純物がドーピングされた不純物領域でもある。
【0032】
伝送ゲートTGは、基板110内に配置される。伝送ゲートTGは、基板110の第1面110F1から基板110の内部に延びる。伝送ゲートTGは、伝送トランジスタTX(
図2参照)の一部でもある。基板110の第1面110F1上には、例えば、光電変換領域120で生成された電荷をフローティングディフュージョン領域FDへ伝送するように構成される伝送トランジスタTX、フローティングディフュージョン領域FDに保存されている電荷を周期的にリセットさせるように構成されるリセットトランジスタRX、ソースフォロワバッファ増幅器の役割を行い、前記フローティングディフュージョン領域に充電された電荷による信号をバッファリングするように構成されるドライブトランジスタDX、及び複数のピクセルPXを選択するためのスイッチング及びアドレッシングの役割を行う選択トランジスタSXが形成される。
【0033】
図4に示されていないが、基板110の第1面110F1上には、活性領域(図示せず)及びフローティングディフュージョン領域FDを定義する素子分離膜(図示せず)がさらに形成されてもよい。
【0034】
光電変換領域120、伝送ゲートTG、複数のトランジスタ及びフローティングディフュージョン領域は、ピクセルPXを形成することができる。以後、
図4を参照して、ピクセルPXの構成要素についてより詳細に説明する。
【0035】
複数のピクセルPXは、二次元的に配列される。例えば、第2ピクセルPX2及び第3ピクセルPX3は、第1ピクセルPX1から第1水平方向(X方向)に離隔され、第4ピクセルPX4は、第3ピクセルPX3から第2水平方向(Y方向)に離隔される。第4ピクセルPX4は、第2ピクセルPX2から対角方向(D方向)に離隔される。一部実施形態において、第1水平方向(X方向)は、第2水平方向(Y方向)に垂直である。一部実施形態において、対角方向(D方向)は、第1水平方向(X方向)及び第2水平方向(Y方向)に対して斜めである。一部実施形態において、対角方向(D方向)は、第1水平方向(X方向)及び第2水平方向(Y方向)と45°をなす。しかし、他の実施形態において、対角方向(D方向)は、第1水平方向(X方向)及び第2水平方向(Y方向)と異なる角度をなすこともできる。
【0036】
ピクセル分離構造体150は、基板110を貫通し、1つのピクセルPXを隣接したピクセルPXから、例えば、第3ピクセルPX3を第2ピクセルPX2から、そして、第3ピクセルPX3を第4ピクセルPX4から、物理的及び電気的に分離させることができる。平面視において、ピクセル分離構造体150は、メッシュ状またはグリッド状にも配置される。すなわち、ピクセル分離構造体150は、複数のピクセルPX間に延びる。例えば、ピクセル分離構造体150は、第1ピクセルPX1と第2ピクセルPX2との間、第1ピクセルPX1と第3ピクセルPX3との間、第2ピクセルPX2と第4ピクセルPX4との間、及び第3ピクセルPX3と第4ピクセルPX4との間に延びる。
図4に示されたように、ピクセル分離構造体150は、基板110の第1面110F1から第2面110F2まで延びる。
【0037】
ピクセル分離構造体150は、導電層152及び絶縁ライナー154を含む。導電層152及び絶縁ライナー154それぞれは、基板110の第1面110F1から第2面110F2まで基板110を貫通することができる。絶縁ライナー154は、基板110と導電層152との間に配置され、導電層152を基板110から電気的に分離することができる。例示的な実施形態において、導電層152は、ポリシリコンまたは金属などの導電物質を含んでもよい。絶縁ライナー154は、ハフニウム酸化物、アルミニウム酸化物、タンタル酸化物のような金属酸化物を含み、その場合、絶縁ライナー154は、負の固定電荷層(negative fixed charge layer)として作用することができる。他の実施形態において、絶縁ライナー154は、シリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン酸窒化物などの絶縁物質を含むこともできる。
【0038】
基板110の第1面110F1上には、前面構造物(front side structure)130が配置される。前面構造物130は、配線層134及び絶縁層136を含む。絶縁層136は、基板110の第1面110F1上から配線層134を電気的に分離することができる。
【0039】
配線層134は、基板110の第1面110F1上のトランジスタと電気的に連結される。配線層134は、タングステン、アルミニウム、銅、タングステンシリサイド、チタンシリサイド、タングステン窒化物、チタン窒化物、ドーピングされたポリシリコンなどを含んでもよい。絶縁層136は、シリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン酸窒化物、低誘電(low-k)物質などの絶縁物質を含んでもよい。前記低誘電物質は、例えば、FOX(Flowable Oxide)、TOSZ(Torene Silazene)、USG(Undoped Silica Glass)、BSG(Borosilica Glass)、PSG(Phosphosilica Glass)、BPSG(Borophosphosilica Glass)、PETEOS(Plasma Enhanced Tetra Ethyl Ortho Silicate)、FSG(Fluoride Silicate Glass)、CDO(Carbon Doped silicon Oxide)、キセロゲル、エアロゲル、アモルファスフッ素化カーボン、OSG(Organo Silicate Glass)、パリレン、ビス-ベンゾシクロブテン(BCB)、シルク、ポリイミド、多孔性ポリマー物質及びそれらの組み合わせのうち少なくとも1つを含むが、それらに制限されるものではない。
【0040】
選択的に、前面構造物130上には、支持基板140が配置される。支持基板140と前面構造物130との間には、接着部材(図示せず)がさらに配置されてもよい。
【0041】
第1背面反射防止層162は、基板110の第2面110F2上に配置される。すなわち、第1背面反射防止層162は、全てのピクセルPX及びピクセル分離構造体150上に配置される。一部実施形態において、第1背面反射防止層162は、ハフニウム酸化物を含むものでもある。他の実施形態において、第1背面反射防止層162は、窒化シリコン(SiN)、酸化アルミニウム(Al2O3)、酸化ジルコニウム(ZrO2)、酸化タンタル(Ta2O5)、酸化チタン(TiO2)、酸化ランタン(La2O3)、酸化プラセオジム(Pr2O3)、酸化セリウム(CeO2)、酸化ネオジム(Nd2O3)、酸化プロメチウム(Pm2O3)、酸化サマリウム(Sm2O3)、酸化ユーロピウム(Eu2O3)、酸化ガドリニウム(Gd2O3)、酸化テルビウム(Tb2O3)、酸化ジスプロシウム(Dy2O3)、酸化ホルミウム(Ho2O3)、酸化ツリウム(Tm2O3)、酸化イッテルビウム(Yb2O3)、酸化ルテチウム(Lu2O3)または酸化イットリウム(Y2O3)を含むこともできる。
【0042】
フェンス163は、第1背面反射防止層162上に配置される。フェンス163は、平面視において、ピクセル分離構造体150と垂直方向(Z方向)に重畳される。すなわち、フェンス163は、平面視において、ピクセルPX間に沿って延びる。例えば、平面視において、フェンス163は、第1ピクセルPX1と第2ピクセルPX2との間、第1ピクセルPX1と第3ピクセルPX3との間、第2ピクセルPX2と第4ピクセルPX4との間、及び第3ピクセルPX3と第4ピクセルPX4との間に延びる。
【0043】
一部実施形態において、フェンス163は、低屈折率物質を含むものでもある。例えば、低屈折率物質は、約1.0より大きく、かつ約1.4より小さいか、あるいはそれと同一の屈折率を有することができる。例示的な実施形態において、低屈折率物質は、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、シリコンアクリレート(silicon acrylate)、酪酸酢酸セルロース(CAB)、シリカ(silica)またはFSA(fluoro-silicon acrylate)を含んでもよい。例えば、低屈折率物質は、シリカ(SiOx)粒子が分散されたポリマー物質を含んでもよい。
【0044】
フェンス163が相対的に低い屈折率を有する低屈折率物質を含む場合、フェンス163に向かって入射される光が全反射され、ピクセルPXの中心部方向にも指向される。フェンス163は、1つのピクセルPX上に配置されるカラーフィルタ170の内部に斜めに入射する光が、隣接したピクセルPX上に配置されるカラーフィルタ170に進入することを防止することができ、これにより、複数のピクセルPX間のクロストークが防止されうる。
【0045】
第2背面反射防止層164は、第1背面反射防止層162及びフェンス163上に配置される。すなわち、第2背面反射防止層164は、第1背面反射防止層162及びフェンス163を覆うことができる。具体的には、第2背面反射防止層164は、第1背面反射防止層162の上面、フェンス163の側面、及びフェンス163の上面上に配置される。
【0046】
第2背面反射防止層164は、一部実施形態において、シリコン酸化物を含むものでもある。他の実施形態において、第2背面反射防止層164は、窒化シリコン(SiN)、酸化ハフニウム(HfO2)、酸化アルミニウム(Al2O3)、酸化ジルコニウム(ZrO2)、酸化タンタル(Ta2O5)、酸化チタン(TiO2)、酸化ランタン(La2O3)、酸化プラセオジム(Pr2O3)、酸化セリウム(CeO2)、酸化ネオジム(Nd2O3)、酸化プロメチウム(Pm2O3)、酸化サマリウム(Sm2O3)、酸化ユーロピウム(Eu2O3)、酸化ガドリニウム(Gd2O3)、酸化テルビウム(Tb2O3)、酸化ジスプロシウム(Dy2O3)、酸化ホルミウム(Ho2O3)、酸化ツリウム(Tm2O3)、酸化イッテルビウム(Yb2O3)、酸化ルテチウム(Lu2O3)または酸化イットリウム(Y2O3)を含むこともできる。
【0047】
バリヤー金属層166は、フェンス163の下面上に配置される。すなわち、バリヤー金属層166は、フェンス163と第1背面反射防止層162との間に配置される。一部実施形態において、バリヤー金属層166は、チタン窒化物のようなバリヤー金属を含むものでもある。
【0048】
第3背面反射防止層161は、第1背面反射防止層162とピクセルPXとの間、及び第1背面反射防止層162とピクセル分離構造体150との間に配置される。すなわち、第3背面反射防止層161は、第1背面反射防止層162と基板110との間に配置される。一部実施形態において、第3背面反射防止層161は、例えば、アルミニウム酸化物を含むものでもある。他の実施形態において、第3背面反射防止層161は、窒化シリコン(SiN)、酸化ハフニウム(HfO2)、酸化ジルコニウム(ZrO2)、酸化タンタル(Ta2O5)、酸化チタン(TiO2)、酸化ランタン(La2O3)、酸化プラセオジム(Pr2O3)、酸化セリウム(CeO2)、酸化ネオジム(Nd2O3)、酸化プロメチウム(Pm2O3)、酸化サマリウム(Sm2O3)、酸化ユーロピウム(Eu2O3)、酸化ガドリニウム(Gd2O3)、酸化テルビウム(Tb2O3)、酸化ジスプロシウム(Dy2O3)、酸化ホルミウム(Ho2O3)、酸化ツリウム(Tm2O3)、酸化イッテルビウム(Yb2O3)、酸化ルテチウム(Lu2O3)または酸化イットリウム(Y2O3)を含むこともできる。
【0049】
カラーフィルタカバー層165は、複数のカラーフィルタ170それぞれの上面及び側面の一部を覆って配置される。例えば、カラーフィルタカバー層165は、複数のカラーフィルタ170それぞれの上面及び側面の一部をコンフォーマルに覆って配置される。カラーフィルタカバー層165は、複数のカラーフィルタ170を保護することができる。一部実施形態において、カラーフィルタカバー層165は、シリコン酸化物及び/またはアルミニウム酸化物を含むものでもある。他の実施形態において、カラーフィルタカバー層165は、窒化シリコン(SiN)、酸化ハフニウム(HfO2)、酸化アルミニウム(Al2O3)、酸化ジルコニウム(ZrO2)、酸化タンタル(Ta2O5)、酸化チタン(TiO2)、酸化ランタン(La2O3)、酸化プラセオジム(Pr2O3)、酸化セリウム(CeO2)、酸化ネオジム(Nd2O3)、酸化プロメチウム(Pm2O3)、酸化サマリウム(Sm2O3)、酸化ユーロピウム(Eu2O3)、酸化ガドリニウム(Gd2O3)、酸化テルビウム(Tb2O3)、酸化ジスプロシウム(Dy2O3)、酸化ホルミウム(Ho2O3)、酸化ツリウム(Tm2O3)、酸化イッテルビウム(Yb2O3)、酸化ルテチウム(Lu2O3)または酸化イットリウム(Y2O3)を含むこともできる。カラーフィルタカバー層165の垂直方向(Z方向)への厚みである第1厚みT1は、例えば、約5nmないし約35nmでもある。カラーフィルタカバー層165は、複数のカラーフィルタ170それぞれの垂直方向(Z方向)への厚みにかかわらず、同一の第1厚みT1を有することができる。また、カラーフィルタカバー層165の第1水平方向(X方向)への幅である第1幅W1は、例えば、約5nmないし約35nmでもある。
【0050】
パッシベーション層167は、第2背面反射防止層164及びカラーフィルタカバー層165上に配置される。パッシベーション層167は、第1背面反射防止層162、フェンス163、第2背面反射防止層164及びカラーフィルタカバー層165を保護することができる。パッシベーション層167は、一部実施形態において、例えば、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン・アクリル共重合樹脂、またはシロキサン系樹脂などの樹脂系材料を含むものでもある。パッシベーション層167の垂直方向(Z方向)への厚みは、複数のカラーフィルタ170それぞれの垂直方向(Z方向)への厚みによっても変わる。例えば、パッシベーション層167の垂直方向(Z方向)への厚みは、第2ないし第4厚みT2、T3、T4でもある。例えば、第2厚みT2は、約50nmないし約200nmでもあり、第3厚みT3は、約100nmないし250nmでもあり、第4厚みT4は、約50nm以下でもある。パッシベーション層167の下面は、段差部を有し、パッシベーション層167の上面は、ほぼ扁平状でもある。
【0051】
複数のカラーフィルタ170は、パッシベーション層167上に配置され、フェンス163によっても互いに分離される。平面視において、複数のカラーフィルタ170は、ピクセルPXに対応するように配置される。複数のカラーフィルタ170は、例えば、緑色フィルタ、青色フィルタ及び赤色フィルタの組み合わせでもある。他の実施形態において、複数のカラーフィルタ170は、例えば、シアン(cyan)、マゼンタ(magenta)または黄色(yellow)の組み合わせでもある。
【0052】
複数のカラーフィルタ170は、互いに異なるフィルタを含む第1カラーフィルタ170-1、第2カラーフィルタ170-2及び第3カラーフィルタ170-3を含む。例えば、第1カラーフィルタ170-1が緑色フィルタであり、第2カラーフィルタ170-2が青色フィルタであり、第3カラーフィルタ170-3が赤色フィルタである。但し、それは例示的なものであり、第1ないし第3カラーフィルタ170-1、170-2、170-3のフィルタ組み合わせは多様に変形可能である。複数のカラーフィルタ170それぞれの下面は、同一の垂直レベルに位置し、複数のカラーフィルタ170それぞれの上面は、互いに異なる垂直レベルに位置しうる。
【0053】
本発明の一実施形態によれば、赤色フィルタが最も厚く、緑色フィルタは、青色フィルタよりは厚いものの、赤色フィルタよりは薄い。例えば、青色フィルタが最も薄い。しかし、赤色フィルタ、緑色フィルタ及び青色フィルタの厚みの関係は、それに限定されず、多様に変形可能である。
【0054】
本発明の一実施形態によれば、第3カラーフィルタ170-3の垂直方向(Z方向)への厚みが最も厚く、第2カラーフィルタ170-2の垂直方向(Z方向)への厚みが最も薄い。したがって、第3カラーフィルタ170-3上に配置されるパッシベーション層167の垂直方向(Z方向)への厚みは、第4厚みT4であり、パッシベーション層167のうち最も薄い垂直方向(Z方向)への厚みでもある。また、第2カラーフィルタ170-2上に配置されるパッシベーション層167の垂直方向(Z方向)への厚みは、第3厚みT3であり、パッシベーション層167のうち最も厚い垂直方向(Z方向)への厚みでもある。
【0055】
マイクロレンズ180は、カラーフィルタ170及びパッシベーション層167上に配置される。平面視において、マイクロレンズ180は、ピクセルPXに対応するように配置される。マイクロレンズ180は、透明でもある。例えば、マイクロレンズ180は、可視光線領域の光に対して90%以上の透過率を有することができる。可視光線領域の光は、約380nmないし約770nmの波長を有することができる。本発明の一実施形態において、マイクロレンズ180は、フォトレジストがリフローされて形成されうる。例えば、マイクロレンズ180は、屈折率が約1.7以上である高屈折率物質を含むものでもある。他の実施形態において、マイクロレンズ180は、例えば、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン・アクリル共重合樹脂、またはシロキサン系樹脂などの樹脂系材料でも形成される。マイクロレンズ180は、入射光を集光し、集光された光は、カラーフィルタ170を介して光電変換領域120に入射される。マイクロレンズ180は、垂直方向(Z方向)への厚みである第5厚みT5を有することができる。第5厚みT5の範囲は、約200nmないし約500nmでもある。
【0056】
マイクロレンズ180上に第1キャッピング層191が配置され、第1キャッピング層191上に第2キャッピング層192が配置される。第2キャッピング層192は、第1キャッピング層191上をコンフォーマルに覆って形成される。第2キャッピング層192が第1キャッピング層191上にコンフォーマルに塗布され、複数のマイクロレンズ180が屈曲した構造を有することによって生じる谷(trough)構造を容易に保護することができる。したがって、第2キャッピング層192は、イメージセンサ100を外部の汚染から容易に保護することができる。第2キャッピング層192は、垂直方向(Z方向)への厚みである第6厚みT6を有することができる。第6厚みT6の範囲は、約5nmないし約35nmでもある。
【0057】
一部実施形態において、第1キャッピング層191は、多孔性(porous)物質を含むものでもある。一部実施形態において、第2キャッピング層192は、シリコン酸化物及び/またはアルミニウム酸化物を含むものでもある。他の実施形態において、第2キャッピング層192は、窒化シリコン(SiN)、酸化ハフニウム(HfO2)、酸化ジルコニウム(ZrO2)、酸化タンタル(Ta2O5)、酸化チタン(TiO2)、酸化ランタン(La2O3)、酸化プラセオジム(Pr2O3)、酸化セリウム(CeO2)、酸化ネオジム(Nd2O3)、酸化プロメチウム(Pm2O3)、酸化サマリウム(Sm2O3)、酸化ユーロピウム(Eu2O3)、酸化ガドリニウム(Gd2O3)、酸化テルビウム(Tb2O3)、酸化ジスプロシウム(Dy2O3)、酸化ホルミウム(Ho2O3)、酸化ツリウム(Tm2O3)、酸化イッテルビウム(Yb2O3)、酸化ルテチウム(Lu2O3)または酸化イットリウム(Y2O3)を含むこともできる。
【0058】
例えば、第2キャッピング層192の密度は、第1キャッピング層191の密度よりも高い。すなわち、第2キャッピング層192は、第1キャッピング層191よりさらに密集した(dense)物質を含む。
【0059】
一般的なイメージセンサは、カラーフィルタカバー層を含まないので、相対的に厚いパッシベーション層を含んでいる。したがって、イメージセンサの厚みが相対的に厚いので、イメージセンサを含む半導体パッケージのサイズが相対的に大きいという短所があった。また、カラーフィルタを保護する構造が相対的に不足しているので、カラーフィルタが汚染に脆弱であるという短所があった。
【0060】
本発明のイメージセンサ100は、カラーフィルタ170上に塗布されるカラーフィルタカバー層165を含むので、カラーフィルタ170を汚染から保護し、相対的に高い信頼性を有することができる。また、カラーフィルタカバー層165が配置されるので、パッシベーション層167の垂直方向(Z方向)への厚みを相対的に減少させ、イメージセンサ100を含む半導体パッケージのサイズを相対的に減少させることができる。
【0061】
また、本発明のイメージセンサ100は、二重のキャッピング層を含み、外部の汚染からマイクロレンズ180を効果的に保護することができる。特に、第2キャッピング層192は、マイクロレンズ180及び第1キャッピング層191上にコンフォーマルに塗布され、マイクロレンズ180の谷部分まで保護することができる。したがって、イメージセンサ100のクロストークが減少し、イメージ品質が向上しうる。
【0062】
図6は、本発明の一実施形態によるイメージセンサの断面図である。以下、
図3ないし
図5を参照して説明したイメージセンサ100と、
図6に示されたイメージセンサ100aとの相違点について説明する。
【0063】
図6を参照すれば、イメージセンサ100aは、ピクセル分離構造体150(
図4参照)の代わりに、ピクセル分離構造体150aを含む。ピクセル分離構造体150aは、基板110を完全に貫通しない。具体的には、ピクセル分離構造体150aは、基板110の第2面110F2から基板110内に延びるが、基板110の第1面110F1まで達しない。
【0064】
また、イメージセンサ100aは、伝送ゲートTG(
図4参照)の代わりに、伝送ゲートTGaを含む。伝送ゲートTGaは、基板110の第1面110F1上に形成され、基板110内にリセスされない。
【0065】
図7Aないし
図7Gは、本発明の一実施形態によるイメージセンサの製造方法を説明するための断面図である。
図7Aないし
図7Gは、
図3のA-A’線に沿って切った断面図に対応する断面図を示す。
【0066】
図7Aを参照すれば、互いに反対になる第1面110F1と第2面110F2とを有する基板110を準備する。基板110の第1面110F1上にマスクパターン(図示せず)を形成し、前記マスクパターンを使用して、基板110の第1面110F1から基板110の一部分を除去し、トレンチ150Tを形成することができる。
【0067】
次いで、トレンチ150T内に絶縁ライナー154と導電層152とを順次に形成し、基板110の第1面110F1上に配置される絶縁ライナー154と導電層152部分とを平坦化工程などにより除去することにより、トレンチ150T内にピクセル分離構造体150を形成することができる。
【0068】
次いで、基板110の第1面110F1から、イオン注入工程により、フォトダイオード領域(図示せず)とウェル領域(図示せず)とを含む光電変換領域120が形成される。例えば、前記フォトダイオード領域は、N型不純物をドーピングして形成され、前記ウェル領域は、P型不純物をドーピングして形成される。
【0069】
図7Bを参照すれば、基板110の第1面110F1から基板110の内部に延びる伝送ゲートTGを形成し、基板110の第1面110F1上の一部領域にイオン注入工程を遂行し、フローティングディフュージョン領域(図示せず)及び活性領域(図示せず)を形成することができる。これにより、第1ないし第3ピクセルPX1、PX2、PX3が形成される。
【0070】
次いで、基板110の第1面110F1上に前面構造物130が形成される。基板110の第1面110F1上に導電層(図示せず)を形成し、前記導電層をパターニングし、前記パターニングされた導電層を覆うように絶縁層(図示せず)を形成する段階を反復的に遂行することにより、基板110上に配線層134と絶縁層136とを形成することができる。次いで、絶縁層136上に支持基板140を接着させることができる。
【0071】
図7Cを参照すれば、基板110の第2面110F2が上向きになるように基板110を上下逆さまにすることができる。次いで、導電層152が露出されるまで、CMP(chemical mechanical polishing)工程またはエッチバック工程などの平坦化工程により、基板110の第2面110F2から基板110の一部分を除去することができる。前記除去工程が遂行されることにより、基板110の第2面110F2の垂直レベルは低くなる。このとき、ピクセル分離構造体150により取り囲まれる1つのピクセルPXは、それに隣接したピクセルPXと物理的及び電気的に分離されうる。
【0072】
図7Dを参照すれば、基板110の第2面110F2上に、第3背面反射防止層161、第1背面反射防止層162、バリヤー金属層166、フェンス163、第2背面反射防止層164及び複数のカラーフィルタ170が順に形成される。一部実施形態において、第3背面反射防止層161は、アルミニウム酸化物でも形成され、第1背面反射防止層162は、ハフニウム酸化物でも形成され、第2背面反射防止層164は、シリコン酸化物でも形成され、バリヤー金属層166は、チタン窒化物でも形成され、フェンス163は、低屈折率物質でも形成される。第2背面反射防止層164は、蒸発のような直進性が高い蒸着方法によっても形成される。
【0073】
図7Eを参照すれば、複数のカラーフィルタ170上にカラーフィルタカバー層165及び予備パッシベーション層167pを形成することができる。カラーフィルタカバー層165は、複数のカラーフィルタ170上にコンフォーマルに形成される。例えば、カラーフィルタカバー層165は、酸化物を含んでもよい。例えば、カラーフィルタカバー層165は、シリコン酸化物及び/またはアルミニウム酸化物を含んでもよい。カラーフィルタカバー層165は、原子層蒸着法(atomic layer deposition: ALD)により、カラーフィルタ170上に形成される。他の実施形態において、カラーフィルタカバー層165は、化学気相蒸着法(chemical vapor deposition: CVD)及び/または分子気相蒸着法(molecular vapor deposition: MVD)によっても、カラーフィルタ170上に形成される。
【0074】
カラーフィルタカバー層165及び第2背面反射防止層164上に、予備パッシベーション層167pが形成される。予備パッシベーション層167pは、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン・アクリル共重合樹脂、またはシロキサン系樹脂などの樹脂系材料でも形成される。
【0075】
図7Fを参照すれば、予備パッシベーション層167p(
図7E参照)の上面をエッチングし、パッシベーション層167が形成される。予備パッシベーション層167p(
図7E参照)は、CMP工程またはエッチバック工程などの平坦化工程により、予備パッシベーション層167p(
図7E参照)の上面の一部分が除去されうる。
【0076】
酸化物で形成されたカラーフィルタカバー層165は、予備パッシベーション層167p(
図7E参照)をエッチングするとき、エッチング停止層として機能することができる。したがって、更なるエッチング停止層を形成する必要がないので、製造工程が単純化され、製造コスト及び製造時間が節約される。
【0077】
図7Gを参照すれば、カラーフィルタ170及びパッシベーション層167上にマイクロレンズ物質層(図示せず)が形成され、前記マイクロレンズ物質層上にマスクパターン(図示せず)が形成される。
【0078】
次いで、リフロー工程を遂行し、前記マスクパターンを半球状に変形させることができる。例示的な実施形態において、前記リフロー工程は、約100℃ないし200℃の温度で数秒ないし数十分間遂行されるが、それに限定されるものではない。次いで、前記マスクパターンをエッチングマスクとして使用して、前記マイクロレンズ物質層をエッチングすることにより、マイクロレンズ180が形成される。
【0079】
次いで、マイクロレンズ180上に第1キャッピング層191及び第2キャッピング層192が形成される。これにより、
図4に示されたイメージセンサ100が完成される。
【0080】
図8A及び
図8Bは、本発明の一実施形態によるイメージセンサの製造方法を説明するための断面図である。
【0081】
図8Aを参照すれば、互いに反対になる第1面110F1と第2面110F2とを有する基板110を準備する。基板110の第2面110F2上にマスクパターン(図示せず)を形成し、前記マスクパターンを使用して、基板110の第2面110F2から基板110の一部分を除去し、トレンチ150Taを形成することができる。
【0082】
次いで、トレンチ150Ta内に絶縁ライナー154と導電層152とを順次に形成し、基板110の第2面110F2上に配置される絶縁ライナー154と導電層152部分とを平坦化工程などにより除去し、トレンチ150Ta内にピクセル分離構造体150aを形成することができる。
【0083】
次いで、基板110の第1面110F1から、イオン注入工程により、フォトダイオード領域(図示せず)とウェル領域(図示せず)とを含む光電変換領域120が形成される。例えば、前記フォトダイオード領域は、N型不純物をドーピングして形成され、前記ウェル領域は、P型不純物をドーピングして形成される。
【0084】
図8Bを参照すれば、基板110の第1面110F1上に伝送ゲートTGaを形成し、基板110の第1面110F1上の一部領域にイオン注入工程を遂行し、フローティングディフュージョン領域(図示せず)及び活性領域(図示せず)を形成することができる。これにより、ピクセルPX1、PX2、PX3が形成される。
【0085】
次いで、基板110の第1面110F1上に前面構造物130が形成される。基板110の第1面110F1上に導電層(図示せず)を形成し、前記導電層をパターニングし、前記パターニングされた導電層を覆うように絶縁層(図示せず)を形成する段階を反復的に遂行することにより、基板110上に配線層134と絶縁層136とを形成することができる。次いで、絶縁層136上に支持基板140を接着させることができる。
【0086】
次いで、
図7Dないし
図7Gを参照して説明した段階により、第3背面反射防止層161、第1背面反射防止層162、バリヤー金属層166、フェンス163、第2背面反射防止層164、パッシベーション層167、カラーフィルタ170、カラーフィルタカバー層165、マイクロレンズ180、第1キャッピング層191及び第2キャッピング層192が形成される。これにより、
図6に示されたイメージセンサ100aが完成される。
【0087】
図9は、本発明の一実施形態によるイメージセンサの構成を示すブロック図である。
【0088】
図9を参照すれば、イメージセンサ210は、ピクセルアレイ211、コントローラ213、ロウドライバ212及びピクセル信号処理部214を含むものでもある。イメージセンサ210は、前述のイメージセンサ100、100aのうち少なくとも1つを含む。
【0089】
ピクセルアレイ211は、二次元的に配列された複数の単位ピクセルを含み、各単位ピクセルは、光電変換素子を含む。光電変換素子は、光を吸収して電荷を生成し、生成された電荷による電気的信号(出力電圧)は、垂直信号ラインを介してピクセル信号処理部214に提供される。ピクセルアレイ211が含む単位ピクセルは、ロウ単位で一度に1つずつ出力電圧を提供することができる。
【0090】
これにより、ピクセルアレイ211の1本のロウに属する単位ピクセルは、ロウドライバ212が出力する選択信号によって同時に活性化される。選択されたロウに属する単位ピクセルは、吸収した光による出力電圧を、対応するカラムの出力ラインに提供することができる。
【0091】
コントローラ213は、ピクセルアレイ211が光を吸収して電荷を蓄積させるか、あるいは蓄積された電荷を臨時に保存させ、保存された電荷による電気的信号をピクセルアレイ211の外部に出力させるように、ロウドライバ212を制御することができる。また、コントローラ213は、ピクセルアレイ211が提供する出力電圧を測定するように、ピクセル信号処理部214を制御することができる。
【0092】
ピクセル信号処理部214は、相関二重サンプラー(CDS)216、アナログ-デジタルコンバータ(ADC)218及びバッファ220を含むものでもある。相関二重サンプラー216は、ピクセルアレイ211で提供した出力電圧をサンプリング及びホールドすることができる。相関二重サンプラー216は、特定のノイズレベルと、生成された出力電圧によるレベルとを二重にサンプリングし、その差に該当するレベルを出力することができる。また、相関二重サンプラー216は、ランプ信号生成器222が生成したランプ信号を入力され、互いに比較して比較結果を出力することができる。アナログ-デジタルコンバータ218は、相関二重サンプラー216から受信するレベルに対応するアナログ信号をデジタル信号に変換することができる。バッファ220は、デジタル信号をラッチ(latch)し、ラッチされた信号は、順次にイメージセンサ210の外部に出力され、イメージプロセッサ(図示せず)に伝達されうる。
【0093】
図10は、本発明の一実施形態によるイメージセンサを利用したカメラの構成図である。
【0094】
図10を参照すれば、カメラ230は、イメージセンサ210と、イメージセンサ210の受光センサ部に入射光を誘導する光学系231と、シャッタ装置232と、イメージセンサ210を駆動する駆動回路234と、イメージセンサ210の出力信号を処理する信号処理回路236とを有する。
【0095】
イメージセンサ210は、前述のイメージセンサ100、100aのうち少なくとも1つを含む。光学レンズを含む光学系231は、被写体からのイメージ光(image light)、すなわち、入射光をイメージセンサ210の撮像面上に結像させる。これにより、イメージセンサ210内に一定期間信号電荷が蓄積される。
【0096】
当該光学系231は、複数の光学レンズで構成された光学レンズ系であってもよい。シャッタ装置232は、イメージセンサ210への光照射期間及び遮光期間を制御する。駆動回路234は、イメージセンサ210及びシャッタ装置232に駆動信号を供給し、供給した駆動信号またはタイミング信号により、イメージセンサ210の信号処理回路236への信号出力動作の制御、及びシャッタ装置232のシャッタ動作の制御を行う。
【0097】
駆動回路234は、駆動信号またはタイミング信号の供給により、イメージセンサ210から信号処理回路236への信号伝送動作を行う。信号処理回路236は、イメージセンサ210から伝送された信号に対し、各種信号処理を行う。信号処理が行われた映像(ビデオ)信号は、メモリなどの記憶媒体に記憶されるか、あるいはモニタに出力される。
【0098】
図11は、本発明の一実施形態によるイメージセンサを含むイメージングシステムのブロック構造図である。
【0099】
図11を参照すれば、イメージングシステム310は、イメージセンサ210の出力イメージを処理するシステムである。イメージセンサ210は、前述のイメージセンサ100、100aのうち少なくとも1つを含む。イメージングシステム310は、コンピュータシステム、カメラシステム、スキャナ、イメージ安全化システムなど、イメージセンサ210を装着した全ての種類の電気電子システムでもある。
【0100】
コンピュータシステムのようなプロセッサ基盤のイメージングシステム310は、バス305を介して入出力(I/O)素子330とコミュニケーションが可能なマイクロプロセッサまたは中央処理装置(CPU)のようなプロセッサ320を含む。バス305を介して、CD ROMドライブ350、ポート360及びRAM(random access memory)340は、プロセッサ320と互いに連結されてデータを交換し、イメージセンサ210のデータに係わる出力イメージを再生することができる。
【0101】
ポート360は、ビデオカード、サウンドカード、メモリカード、USB素子などをカップリングするか、あるいは他のシステムとデータを通信することができるポートでもある。イメージセンサ210は、CPU、デジタル信号処理装置(DSP)またはマイクロプロセッサなどのプロセッサと共に集積されてもよく、メモリと共に集積されてもよい。もちろん、場合によって、イメージセンサ210は、プロセッサと別々のチップにも集積される。イメージングシステム310は、デジタル機器のうちカメラフォン、デジタルカメラなどのシステムブロックダイヤグラムでもある。
【0102】
以上、本発明を、図面に示した実施形態を参照して説明したが、これは、例示的なものに過ぎず、当該技術分野における通常の知識を有する者であれば、それらから多様な変形、置換及び均等な他の実施形態が可能であるという点を理解できるであろう。前述の実施形態は、全ての面において、例示的なものであり、限定的ではないものと理解しなければならない。本発明の真の技術的保護範囲は、特許請求の範囲の技術的思想によって決まらなければならない。
【符号の説明】
【0103】
100,100a イメージセンサ
110 基板
110F1 第1面
110F2 第2面
120 光電変換領域
130 前面構造物
134 配線層
136 絶縁層
140 支持基板
150 ピクセル分離構造体
152 導電層
154 絶縁ライナー
161 第3背面反射防止層
162 第1背面反射防止層
163 フェンス
164 第2背面反射防止層
165 カラーフィルタカバー層
166 バリヤー金属層
167 パッシベーション層
170 カラーフィルタ
180 マイクロレンズ
191 第1キャッピング層
192 第2キャッピング層
TG 伝送ゲート