(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024032036
(43)【公開日】2024-03-11
(54)【発明の名称】いかだ上の風力発電による蓄電の売電システム.
(51)【国際特許分類】
H02J 7/00 20060101AFI20240304BHJP
H02K 7/18 20060101ALI20240304BHJP
F03D 9/11 20160101ALI20240304BHJP
F03D 13/25 20160101ALI20240304BHJP
H02J 3/32 20060101ALI20240304BHJP
H02J 3/38 20060101ALI20240304BHJP
H02J 7/34 20060101ALI20240304BHJP
B63B 35/00 20200101ALI20240304BHJP
B63B 77/10 20200101ALI20240304BHJP
B63J 99/00 20090101ALI20240304BHJP
【FI】
H02J7/00 303B
H02K7/18 A
F03D9/11
F03D13/25
H02J3/32
H02J3/38 160
H02J7/34 A
B63B35/00 T
B63B77/10
B63J99/00 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
【公開請求】
(21)【出願番号】P 2023159221
(22)【出願日】2023-09-05
(71)【出願人】
【識別番号】523323929
【氏名又は名称】柏木 幹男
(72)【発明者】
【氏名】柏木 幹男
【テーマコード(参考)】
3H178
5G066
5G503
5H607
【Fターム(参考)】
3H178AA03
3H178AA24
3H178AA34
3H178AA43
3H178BB31
3H178DD22X
3H178DD61X
5G066HB02
5G066HB09
5G066JB03
5G503AA07
5G503BA01
5G503BB01
5G503DA04
5G503GB06
5H607BB02
5H607CC05
5H607FF26
(57)【要約】 (修正有)
【解決手段】強化樹脂などの素材の、いかだを作り、風力発電設備を据え付けて、風の強い海域を選んで、いかだを浮かべて、発電し蓄電する。いかだの操船と洩航、発電設備の運転監視制御には、電動タグボートを活用する。最寄りの港に売電基地を設けて、電力需要の多い時間帯の売電に備える。売電基地には、バッテリー接続装置、を設けるか、もしくは、予備のバッテリーを保有する。充電が完了した、いかだを洩航して、売電基地の接続装置に、バッテリーを接続するか、もしくは、バッテーを置き換えて、売電に備える。
【効果】風の強い海域を選ぶことができるので発電効率が上ることと、電力需要が多い時間帯に売電することになるので、需給ひっ迫の緩和に貢献できることと、同時に、脱炭素にも貢献できることである。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
強化樹脂などが素材の、いかだに風力発電設備を据え付けて、風の強い海域を選んで、いかだを浮かべ、風力発電を行って、蓄電するシステム。
いかだの操船と洩航、および発電設備の運転監視制御には、電動タグボートを活用するシステム。
最寄り港を選んで売電基地を設置して、バッテリーの接続を行い、放電制御と、直流から交流への変換などを行って、売電に備えるシステム。
いかだ上のバッテリーの充電が完了した後、電動タグボートでいかだを洩航して、売電基地の接続装置にバッテリーを接続、もしくは予備のバッテリーと置き換えるシステム。
上記の一連のシステムが、本特許の請求範囲である。
【発明の詳細な説明】
本発明は、実用されている技術やノウハウを活用するシステムであり、強化樹脂などが素材の、いかだに風力発電設備を据え付けて、風の強い海域を選んで、いかだを浮かべて、発電し、蓄電して、電力需要が多い時間帯に売電するシステムである。
いかだの操船と洩航には、電動タグボートを活用し、風力発電設備の運転監視制御や、風向の変化に対応していかだの向きを調整すること、なども行う。この場合、一隻のタグボートで複数隻の、いかだを受け持てば経済的になる。
電動タグボートの電源として、バッテリーを電源とする補助電源装置を、いかだ上に設置する。
売電基地として、最寄りの港を選定して、バッテリー接続装置、放電制御装置、インバーター、変圧器などを設置して、売電に備える。
バッテリーについては、コストパフォーマンスを十分に検討して、優れたものを選ぶ必要がある。
充電が完了した、いかだを電動タグボートで洩航して、売電基地の接続装置にバッテーを接続して、売電に備える。この場合、売電基地に予備のバッテリーがあれば、バッテリーの置き換えだけで済むので、風力発電の稼働率が上ることになる。
バッテリーの予備を持つかどうかについては、どの時間帯にどれほどの時間売る計画か、バッテリーのコスト、発電の稼働率がどれほど上るのか、などを総合的に評価して決めることになる。
【手続補正書】
【提出日】2023-10-23
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は、実用されている技術やノウハウを活用するシステムであり、強化樹脂などが素材の、いかだに風力発電設備を据え付けて、風の強い海域を選んで、いかだを浮かべて、発電し、蓄電して、電力需要が多い時間帯に売電するシステムである。
運転監視制御や、風向の変化に対応していかだの向きを調整すること、なども行う。この場合、一隻のタグボートで複数隻の、いかだを受け持てば経済的になる。
電動タグボートの電源として、バッテリーを電源とする補助電源装置を、いかだ上に設置する。
売電基地として、最寄りの港を選定して、バッテリー接続装置、放電制御装置、インバーター、変圧器などを設置して、売電に備える。
バッテリーについては、コストパフォーマンスを十分に検討して、優れたものを選ぶ必要がある。
接続装置にバッテーを接続して、売電に備える。この場合、売電基地に予備のバッテリーがあれば、バッテリーの置き換えだけで済むので、風力発電の稼動率が上ることになる。
バッテリーの予備を持つかどうかについては、どの時間帯にどれほどの時間売る計画か、バッテリーのコスト、発電の稼動率がどれほど上るのか、などを総合的に評価して決めることになる。
【図面の簡単な説明】
【0002】
【
図1】強化樹脂などが素材の「いかだ」に風力発電設備を据えつけて、風の強い海域を選んで、「いかだ」を海洋に浮かべて発電し、蓄電する。「いかだ」の操船を洩航には、電動タグボート(3)を活用し、風力発電設備の運転監視制御や、風向の変化に対応して「いかだ」の向きの調整なども行う。電動タグボートの電源として、補助電源装置(7)を設置する。最寄りの港に売電基地を設けて、接続装置(8)、放電制御装置(9)インバーター(10)、変圧器(11)を設置して、売電に備える。充電が完了した「いかだ」を電動タグボートで曳航して、売電基地の接続装置(8)にバッテリー(4)を接続するか、または予備のバッテリーとの置き換えを行う。図には一隻の「いかだ」に2基の小型風車を示しているが、大型風車の場合は一隻に一基となる。