(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024032089
(43)【公開日】2024-03-12
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、プログラム、および情報処理システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20240305BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022135540
(22)【出願日】2022-08-29
(71)【出願人】
【識別番号】000000295
【氏名又は名称】沖電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100140958
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 学
(74)【代理人】
【識別番号】100137888
【弁理士】
【氏名又は名称】大山 夏子
(74)【代理人】
【識別番号】100190942
【弁理士】
【氏名又は名称】風間 竜司
(72)【発明者】
【氏名】川端 啓太
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】対面コミュニケーションの実施をより効果的に推奨する。
【解決手段】ユーザ間における対面コミュニケーションの実施状況、およびユーザ間において実施された非対面コミュニケーションの内容に基づき、前記対面コミュニケーションが推奨されるユーザの組み合わせ、および前記対面コミュニケーションの推奨に係る情報の伝達対象である対象ユーザを決定する決定部、を備える、情報処理装置が提供される。
【選択図】
図11
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ間における対面コミュニケーションの実施状況、およびユーザ間において実施された非対面コミュニケーションの内容に基づき、前記対面コミュニケーションが推奨されるユーザの組み合わせ、および前記対面コミュニケーションの推奨に係る情報の伝達対象である対象ユーザを決定する決定部、
を備える、
情報処理装置。
【請求項2】
前記決定部は、前記非対面コミュニケーションのうち規定表現が含まれる規定コミュニケーションに基づいて、前記対面コミュニケーションが推奨されるユーザの組み合わせ、および前記対象ユーザを決定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記決定部は、前記規定コミュニケーションにおいて前記規定表現を行ったユーザおよび前記規定表現の対象であるユーザを、前記対面コミュニケーションが推奨されるユーザの組み合わせとして決定する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記決定部は、前記規定コミュニケーションにおいて前記規定表現を行ったユーザおよび前記規定表現の対象であるユーザを含み、かつ前記規定コミュニケーションの実施後に前記対面コミュニケーションを実施していないユーザの組み合わせを前記対面コミュニケーションが推奨されるユーザの組み合わせとして決定する、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記決定部は、前記規定コミュニケーションにおいて前記規定表現を行ったユーザを前記対象ユーザとして決定する、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記決定部は、前記対面コミュニケーションが推奨されるユーザの各々との前記対面コミュニケーションの実施経験のあるユーザを前記対象ユーザとして決定する、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記決定部により決定された前記対面コミュニケーションが推奨されるユーザの組み合わせ、および当該組み合わせに含まれるユーザ間の位置関係に基づいて、前記対面コミュニケーションに係る推奨の実行を制御する推奨制御部、
をさらに備える、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記規定表現は、感謝表現を含む、
請求項2~6のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項9】
プロセッサが、ユーザ間における対面コミュニケーションの実施状況、およびユーザ間において実施された非対面コミュニケーションの内容に基づき、前記対面コミュニケーションが推奨されるユーザの組み合わせ、および前記対面コミュニケーションの推奨に係る情報の伝達対象である対象ユーザを決定すること、
を含む、
情報処理方法。
【請求項10】
コンピュータを、
ユーザ間における対面コミュニケーションの実施状況、およびユーザ間において実施された非対面コミュニケーションの内容に基づき、前記対面コミュニケーションが推奨されるユーザの組み合わせ、および前記対面コミュニケーションの推奨に係る情報の伝達対象である対象ユーザを決定する決定部、
を備える、
情報処理装置、
として機能させるプログラム。
【請求項11】
ユーザ間における対面コミュニケーションの実施を検出する対面コミュニケーション検出部と、
ユーザ間における非対面コミュニケーションの実施を検出する非対面コミュニケーション検出部と、
前記対面コミュニケーションの実施状況、前記非対面コミュニケーションの内容に基づき、前記対面コミュニケーションが推奨されるユーザの組み合わせ、および前記対面コミュニケーションの推奨に係る情報の伝達対象である対象ユーザを決定する決定部と、
を備える、
情報処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、プログラム、および情報処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ユーザ間のコミュニケーションを支援する技術が開示されている。例えば、特許文献1には、ユーザ間で行われた会話から重要単語を抽出し、当該重要単語に関連する話題を提供する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に開示される技術は、開始されたコミュニケーションの活発化を目的とするものであり、将来的な別途のコミュニケーションの実現を支援するものではない。
【0005】
また、近年においては、メッセージの送受信等の非対面コミュニケーションを実現するツールが普及している。ユーザ間のコミュニケーションが非対面で完結可能な場合、対面コミュニケーションの実施機会が減少してしまう可能性がある。この場合、対面コミュニケーションにおけるニュアンスの伝達、詳細な情報伝達、雑談への発展などの機会も失われてしまい、ユーザ間の交流が深まらないという問題が発生し得る。
【0006】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、対面コミュニケーションの実施をより効果的に推奨することが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、情報処理方法、プログラム、および情報処理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、ユーザ間における対面コミュニケーションの実施状況、およびユーザ間において実施された非対面コミュニケーションの内容に基づき、前記対面コミュニケーションが推奨されるユーザの組み合わせ、および前記対面コミュニケーションの推奨に係る情報の伝達対象である対象ユーザを決定する決定部、を備える、情報処理装置が提供される。
【0008】
前記決定部は、前記非対面コミュニケーションのうち規定表現が含まれる規定コミュニケーションに基づいて、前記対面コミュニケーションが推奨されるユーザの組み合わせ、および前記対象ユーザを決定してもよい。
【0009】
前記決定部は、前記規定コミュニケーションにおいて前記規定表現を行ったユーザおよび前記規定表現の対象であるユーザを、前記対面コミュニケーションが推奨されるユーザの組み合わせとして決定してもよい。
【0010】
前記決定部は、前記規定コミュニケーションにおいて前記規定表現を行ったユーザおよび前記規定表現の対象であるユーザを含み、かつ前記規定コミュニケーションの実施後に前記対面コミュニケーションを実施していないユーザの組み合わせを前記対面コミュニケーションが推奨されるユーザの組み合わせとして決定してもよい。
【0011】
前記決定部は、前記規定コミュニケーションにおいて前記規定表現を行ったユーザを前記対象ユーザとして決定してもよい。
【0012】
前記決定部は、前記対面コミュニケーションが推奨されるユーザの各々との前記対面コミュニケーションの実施経験のあるユーザを前記対象ユーザとして決定してもよい。
【0013】
前記情報処理装置は、前記決定部により決定された前記対面コミュニケーションが推奨されるユーザの組み合わせ、および当該組み合わせに含まれるユーザ間の位置関係に基づいて、前記対面コミュニケーションに係る推奨の実行を制御する推奨制御部、をさらに備えてもよい。
【0014】
前記規定表現は、感謝表現を含んでもよい。
【0015】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、プロセッサが、ユーザ間における対面コミュニケーションの実施状況、およびユーザ間において実施された非対面コミュニケーションの内容に基づき、前記対面コミュニケーションが推奨されるユーザの組み合わせ、および前記対面コミュニケーションの推奨に係る情報の伝達対象である対象ユーザを決定すること、を含む、情報処理方法が提供される。
【0016】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、ユーザ間における対面コミュニケーションの実施状況、およびユーザ間において実施された非対面コミュニケーションの内容に基づき、前記対面コミュニケーションが推奨されるユーザの組み合わせ、および前記対面コミュニケーションの推奨に係る情報の伝達対象である対象ユーザを決定する決定部、を備える、情報処理装置、として機能させるプログラムが提供される。
【0017】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、ユーザ間における対面コミュニケーションの実施を検出する対面コミュニケーション検出部と、ユーザ間における非対面コミュニケーションの実施を検出する非対面コミュニケーション検出部と、前記対面コミュニケーションの実施状況、前記非対面コミュニケーションの内容に基づき、前記対面コミュニケーションが推奨されるユーザの組み合わせ、および前記対面コミュニケーションの推奨に係る情報の伝達対象である対象ユーザを決定する決定部と、を備える、情報処理システムが提供される。
【発明の効果】
【0018】
以上説明したように本発明によれば、対面コミュニケーションの実施をより効果的に推奨することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明の一実施形態に係る情報処理システム1が備える主要な機能構成を示すブロック図である。
【
図2】同実施形態に係る情報処理システム1の実装例を示すブロック図である。
【
図3】同実施形態に係る対面コミュニケーション検出部130により検出された非対面コミュニケーション情報135の一例を示す図である。
【
図4】同実施形態に係る規定コミュニケーション検出部140による規定コミュニケーションの検出について説明するための図である。
【
図5】同実施形態に係る規定コミュニケーション検出部140により検出された規定コミュニケーション情報145の一例を示す図である。
【
図6】同実施形態に係る対面コミュニケーション情報125の一例を示す図である。
【
図7】同実施形態に係るユーザ70間の位置関係に基づく推奨情報の出力制御について説明するための図である。
【
図8】同実施形態に係る推奨情報の一例を示す図である。
【
図9】同実施形態に係る推奨情報の一例を示す図である。
【
図10】同実施形態に係る推奨情報の一例を示す図である。
【
図11】同実施形態に係る情報処理システム1による処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図12】同実施形態に係るサーバ10の例としての情報処理装置900のハードウェア構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0021】
また、本明細書及び図面においては、複数存在する同一の構成を区別して説明する場合に、符号の末尾にアルファベットを付す場合がある。一方、複数存在する同一の構成を区別する必要がない場合、上記アルファベットを省略し、複数存在する同一の構成のすべてに共通する説明がなされる場合がある。
【0022】
<1.実施形態>
<<1.1.情報処理システム1の構成例>>
まず、本発明の一実施形態に係る情報処理システム1の構成例について述べる。
【0023】
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1が備える主要な機能構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る情報処理システム1は、位置検出部110、対面コミュニケーション検出部120、非対面コミュニケーション検出部130、規定コミュニケーション検出部140、決定部150、および推奨制御部160を備える。
【0024】
(位置検出部110)
本実施形態に係る位置検出部110は、ユーザの位置を検出する。また、本実施形態に係る位置検出部110は、検出した各ユーザの位置に基づき、ユーザ間の位置関係を取得してもよい。
【0025】
(対面コミュニケーション検出部120)
本実施形態に係る対面コミュニケーション検出部120は、ユーザ間における対面コミュニケーションの実施を検出する。
【0026】
本開示における対面コミュニケーションとは、ユーザ同士がオフラインでフェイストゥフェイスに行うコミュニケーションを指す。
【0027】
本実施形態に係る対面コミュニケーション検出部120は、例えば、位置検出部110が検出したユーザの位置に基づいてユーザ間の対面コミュニケーションの実施を検出してもよい。
【0028】
例えば、ある2名のユーザの位置が規定距離内である場合、対面コミュニケーション検出部120は、両ユーザ間において対面コミュニケーションが実施されたと見做してもよい。また、例えば、対面コミュニケーション検出部120は、ある2名のユーザの位置が規定距離内であり、かつ両ユーザ間において過去に対面コミュニケーションまたは非対面コミュニケーションが実施された履歴が存在する場合、両ユーザ間において対面コミュニケーションが実施されたと見做してもよい。
【0029】
(非対面コミュニケーション検出部130)
本実施形態に係る非対面コミュニケーション検出部130は、ユーザ間における非対面コミュニケーションの実施を検出する。
【0030】
本開示における非対面コミュニケーションとは、ユーザ同士がオンラインで行うコミュニケーションを広く含む。
【0031】
本開示における非対面コミュニケーションには、例えば、テキストメッセージの送受信を伴うコミュニケーションが含まれる。この場合、非対面コミュニケーション検出部130は、メーラー、SNS(Social Networking Service)等からテキストメッセージを取得することにより非対面コミュニケーションの実施を検出してもよい。
【0032】
また、本開示における非対面コミュニケーションには、電話等の音声通話システムを用いた音声会話が含まれてもよい。この場合、非対面コミュニケーション検出部130は、音声通話システムから音声を取得し、当該音声に音声認識処理を施すことで非対面コミュニケーションの実施を検出してもよい。
【0033】
(規定コミュニケーション検出部140)
本実施形態に係る規定コミュニケーション検出部140は、非対面コミュニケーション検出部130が検出した非対面コミュニケーションのうち規定表現が含まれる非対面コミュニケーションを規定コミュニケーションとして検出する。
【0034】
本実施形態に係る規定コミュニケーションの検出については別途詳細に説明する。
【0035】
(決定部150)
本実施形態に係る決定部150は、ユーザ間における対面コミュニケーションの実施状況、およびユーザ間において実施された非対面コミュニケーションの内容に基づき、対面コミュニケーションが推奨されるユーザの組み合わせ、および対面コミュニケーションの推奨に係る情報の伝達対象である対象ユーザを決定する。
【0036】
本実施形態に係る決定部150が有する機能については別途詳細に説明する。
【0037】
(推奨制御部160)
本実施形態に係る推奨制御部160は、決定部150により決定された対面コミュニケーションが推奨されるユーザの組み合わせ、および対象ユーザに基づき、対面コミュニケーションの推奨に係る情報(以下、推奨情報、とも称する)の伝達(出力)を制御する。
【0038】
また、本実施形態に係る推奨制御部160は、位置検出部110が検出したユーザの位置に基づいて、推奨情報の出力タイミングを決定してもよい。
【0039】
本実施形態に係る推奨情報の出力制御については別途詳細に説明する。
【0040】
以上、本実施形態に係る情報処理システム1が備える主要な機能構成について説明した。
【0041】
位置検出部110、対面コミュニケーション検出部120、非対面コミュニケーション検出部130、規定コミュニケーション検出部140、決定部150、および推奨制御部160の各々が有する機能は、各種のプロセッサにより実現される。
【0042】
次に、本実施形態に係る情報処理システム1の実装例について述べる。
図2は、本実施形態に係る情報処理システム1の実装例を示すブロック図である。
【0043】
図2に示すように、本実施形態に係る情報処理システム1は、サーバ10、RFID(Radio Frequency Identification)センサ20、RFIDタグ30、PC(Personal Computer)40、端末50を備えてもよい。
【0044】
RFIDセンサ20、PC40、および端末50の各々は、ネットワーク90を介してサーバ10と情報通信可能に接続される。
【0045】
(サーバ10)
本実施形態に係るサーバ10は、位置検出部110、対面コミュニケーション検出部120、非対面コミュニケーション検出部130、規定コミュニケーション検出部140、決定部150、および推奨制御部160を備える情報処理装置の一例である。
【0046】
ただし、上記の各機能構成は、必ずしも1台のコンピュータに備えられる必要はなく、複数のコンピュータに分散されて実装されてもよい。
【0047】
(RFIDセンサ20、およびRFIDタグ30)
本実施形態に係るRFIDセンサ20、およびRFIDタグ30は、ユーザ70の位置を検出するための構成の一例である。
【0048】
例えば、RFIDセンサ20は、定められたエリアごとに設置され、ユーザ70が携帯するRFIDタグ30の近接を検出する。RFIDセンサ20は、検出したRFIDタグ30の情報をネットワーク90を介してサーバ10に送信する。
【0049】
この場合、サーバ10に備えられる位置検出部110は、受信したRFIDタグ30の情報に基づきユーザ70の位置を検出可能である。なお、RFIDタグ30の各々は単一のユーザ70と紐づけられ、ユーザ70の各々は、紐づけられたRFIDタグ30を携帯する。
【0050】
ただし、RFIDセンサ20、およびRFIDタグ30は、あくまで位置検出手段の一例であり、本実施形態に係る位置検出手段はかかる例に限定されない。
【0051】
本実施形態に係るユーザの位置検出手段としては、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)、UWB(Ultra Wide Band)通信機器、加速度センサ等、位置推定分野において広く用いられる各種の手段が採用されてもよい。GNSS受信機、UWB通信機器、加速度センサ等は、ユーザ70が携帯する端末50に搭載されてもよい。
【0052】
また、例えば、本実施形態に係る位置検出部110は、スケジューラーに登録されたエリア情報(2022-3-1-12:00~18:00:本社D会議室)等に基づいてユーザ70の位置を推定してもよい。
【0053】
(PC40、および端末50)
本実施形態に係るPC40および端末50は、ユーザ70が非対面コミュニケーションを行うための装置、および推奨情報が出力される装置の一例である。なお、端末50は、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット等であってもよい。PC40、および端末50は、一人のユーザ70と紐づけられる。
【0054】
以上、本実施形態に係る情報処理システム1の実装例について述べた。
図2に示す一例の場合、情報処理システム1は、ユーザ70の人数と同数のRFIDタグ30、PC40、および端末50、定められたエリアと同数のRFIDセンサ20を備える。
【0055】
ただし、
図2を用いて説明した上記の実装はあくまで一例であり、本実施形態に係る情報処理システム1の実装形態は柔軟に変形可能である。
【0056】
<<1.2.詳細>>
次に、本実施形態に係る情報処理システム1が有する機能について、より詳細に説明する。
【0057】
まず、本実施形態に係る非対面コミュニケーション検出部130による非対面コミュニケーションの検出について説明する。
【0058】
図3は、本実施形態に係る対面コミュニケーション検出部130により検出された非対面コミュニケーション情報135の一例を示す図である。
【0059】
なお、
図3には、非対面コミュニケーションが、テキストメッセージの送受信を含むコミュニケーションである場合の一例が示される。
【0060】
非対面コミュニケーション検出部130は、例えばメーラー等からテキストメッセージの本文、送信者(FROM)、受信者(TO)、日時(例えば送信日時)を取得し、これらを記憶してもよい。
【0061】
次に、本実施形態に係る規定コミュニケーション検出部140による規定コミュニケーションの検出について説明する。
【0062】
本実施形態に係る規定コミュニケーション検出部140は、非対面コミュニケーション検出部130により検出された非対面コミュニケーションのうち、規定表現が含まれる非対面コミュニケーションである規定コミュニケーションを検出する。
【0063】
本実施形態に係る決定部150は、規定コミュニケーション検出部140により検出された規定コミュニケーションに基づいて、対面コミュニケーションが推奨されるユーザの組み合わせ、および推奨情報の伝達対象である対象ユーザを決定してもよい。
【0064】
図4は、本実施形態に係る規定コミュニケーション検出部140による規定コミュニケーションの検出について説明するための図である。
【0065】
本実施形態に係る規定コミュニケーション検出部140は、例えば、非対面コミュニケーション情報135と規定表現辞書170とを突合することにより規定コミュニケーションを検出してもよい。
【0066】
ここで、本実施形態に係る規定表現辞書170は、予め定められた規定表現のリストであってもよい。規定コミュニケーション検出部140は、例えば、規定表現辞書170に含まれる規定表現が非対面コミュニケーション情報135の本文にも含まれる場合、該当する非対面コミュニケーションを規定コミュニケーションとして検出してもよい。
【0067】
なお、
図4には、規定表現が感謝表現である場合の一例が示される。感謝の気持ちは非対面コミュニケーションで完結するよりも対面コミュニケーションにおいて伝えることで、より相手に伝わり両者の関係性が向上することが予想される。このため、本実施形態に係る情報処理システム1は、感謝表現等の規定表現を含む規定コミュニケーションの検出をトリガーとして、対面コミュニケーションの推奨を行ってもよい。
【0068】
なお、規定表現には、感謝表現の他、「最近、元気?」、「しばらく会ってないね」などの近況を伺う表現や、謝罪表現などが含まれてもよい。
【0069】
図5は、本実施形態に係る規定コミュニケーション検出部140により検出された規定コミュニケーション情報145の一例を示す図である。規定コミュニケーション検出部140は、非対面コミュニケーション情報135から送信者(FROM)、受信者(TO)、日時を抽出し、規定表現(感謝)等のフラグとともに記憶してもよい。
【0070】
次に、本実施形態に係る対面コミュニケーション検出部120により検出される対面コミュニケーション情報125について説明する。
図6は、本実施形態に係る対面コミュニケーション情報125の一例を示す図である。
【0071】
例えば、上述したように、本実施形態に係る対面コミュニケーション検出部120は、RFIDセンサ20、RFIDタグ30等を用いて検出されたユーザ70の位置に基づき対面コミュニケーションの実施を検出する。
【0072】
図6に示すように、対面コミュニケーション検出部120は、対面コミュニケーションに参加したユーザ70の情報(参加者1、参加者2)、対面コミュニケーションが実施されたエリア、および対面コミュニケーションの実施日時を対応付けて記憶してもよい。
【0073】
以上、本実施形態に係る非対面コミュニケーション、規定コミュニケーション、および対面コミュニケーションの検出について説明した。
【0074】
続いて、本実施形態に係る決定部150による対面コミュニケーションが推奨されるユーザ70の組み合わせ、および推奨情報の伝達対象である対象ユーザの決定について説明する。
【0075】
本実施形態に係る決定部150は、例えば、規定コミュケーションにおいて規定表現を行ったユーザ70および当該規定表現の対象であるユーザ70を、対面コミュニケーションが推奨されるユーザ70の組み合わせとして決定してもよい。
【0076】
図3~
図5に示す一例の場合、規定コミュニケーションにおいて、ユーザ70b(テキストメッセージの送信者)は、ユーザ70a(テキストメッセージの受信者)に対して感謝表現を行っている。
【0077】
この場合、本実施形態に係る決定部150は、ユーザ70bとユーザ70aを対面コミュニケーションが推奨されるユーザ70の組み合わせとして決定してもよい。
【0078】
ただし、規定コミュニケーションの実施後、ユーザ70bが既に対面でユーザ70aに対して感謝を伝えている可能性も存在する。
【0079】
上記のような可能性を考慮し、本実施形態に係る決定部150は、対面コミュニケーション情報125にさらに基づいて、対面コミュニケーションが推奨されるユーザ70の組み合わせを決定してもよい。
【0080】
より詳細には、本実施形態に係る決定部150は、規定コミュニケーションにおいて規定表現を行ったユーザおよび当該規定表現の対象であるユーザを含み、かつ規定コミュニケーションの実施後に対面コミュニケーションを実施していないユーザの組み合わせを対面コミュニケーションが推奨されるユーザの組み合わせとして決定してもよい。
【0081】
図5および
図6に示す一例の場合、ユーザ70bとユーザ70aは、[2022-3-15-15:30]に規定コミュニケーションを実施した後、対面コミュニケーションを実施していない。
【0082】
この場合、決定部150は、ユーザ70bがまだ対面でユーザ70aに対して感謝を伝えていないと判断し、ユーザ70bとユーザ70aを対面コミュニケーションが推奨されるユーザ70の組み合わせとして決定してもよい。
【0083】
また、この場合、本実施形態に係る決定部150は、規定コミュニケーションにおいて規定表現を行ったユーザ70bを推奨情報の伝達対象である対象ユーザとして決定してもよい。
【0084】
すなわち、本実施形態に係る情報処理システム1は、非対面コミュニケーションにおいて感謝表現を行ったユーザ70に、対面コミュニケーションにおいて直接相手に感謝を伝えることを推奨してもよい。
【0085】
上記のような推奨によれば、対面コミュニケーションの実施を促進し、ユーザ70間の関係醸成を効果的に支援することが可能である。
【0086】
次に、本実施形態に係る推奨制御部160による推奨情報の出力制御について説明する。
【0087】
本実施形態に係る推奨制御部160は、決定部150により決定された対面コミュニケーションが推奨されるユーザの組み合わせ、および当該組み合わせに含まれるユーザ間の位置関係に基づいて、対面コミュニケーションに係る推奨の実行を制御してもよい。
【0088】
図7は、ユーザ70間の位置関係に基づく推奨情報の出力制御について説明するための図である。
図7には、ユーザ70bとユーザ70aが対面コミュニケーションが推奨されるユーザ70の組み合わせであり、かつユーザ70bが対象ユーザである場合の一例が示される。
【0089】
図7に示す一例の場合、エリア[1001]には、RFIDタグ30aおよび端末50aを携帯するユーザ70aが存在する。この場合、位置検出部110は、エリア[1001]に設置されるRFIDセンサ20aがRFIDタグ30aを検出したことに基づいて、エリア[1001]にユーザ70aが存在することを検出する。
【0090】
また、
図7に示す一例の場合、エリア[1002]には、RFIDタグ30bおよび端末50bを携帯するユーザ70bが存在する。この場合、位置検出部110は、エリア[1002]に設置されるRFIDセンサ20bがRFIDタグ30bを検出したことに基づいて、エリア[1002]にユーザ70bが存在することを検出する。
【0091】
ここで、エリア[1001]とエリア[1002]が、ユーザ70bとユーザ70aによる対面コミュニケーションが実施可能な程度に近い場合、推奨制御部160は、対象ユーザであるユーザ70bが携帯する端末50bに推奨情報が出力されるよう制御する。なお、エリア[1001]とエリア[1002]との距離については、予めサーバ10に記憶されてもよい。
【0092】
すなわち、本実施形態に係る推奨制御部160は、対面コミュニケーションが推奨されるユーザ70同士が対面コミュニケーションが実施可能な程度に近い距離にいる場合、推奨情報が出力されるよう制御する。
【0093】
上記のような制御によれば、実際に対面コミュニケーションが可能なタイミングで対象ユーザに推奨情報を伝達することができ、対面コミュニケーションの実施をより効果的に支援することが可能となる。
【0094】
図8は、本実施形態に係る推奨情報の一例を示す図である。
図8には、
図7に示す状況において推奨制御部160がユーザ70bが携帯する端末50bに推奨情報を出力させる場合の一例が示される。
【0095】
図8に示すように、本実施形態に係る推奨情報には、例えば、対面コミュニケーションを推奨する文章(推奨文)と、推奨のトリガーとなった規定コミュニケーションの内容(最新メッセージ)とが含まれてもよい。
【0096】
このように、推奨情報に規定コミュニケーションの内容が含まれることにより、対象ユーザは相手との過去のやりとりを確認し、対面コミュニケーションに活かすことができる。
【0097】
なお、上記では、決定部150が、非対面コミュニケーションにおけるテキストメッセージの送信者および受信者を対面コミュニケーションが推奨されるユーザ70の組み合わせとして決定する場合を主な例として述べた。
【0098】
しかし、本実施形態に係る対面コミュニケーションが推奨されるユーザ70の組み合わせは、上記の例に限定されない。
【0099】
例えば、
図3に示す非対面コミュニケーション情報135の3行目には、ユーザ70cがユーザ70aに送信したテキストメッセージにおいてユーザ70bに対する感謝表現を行っている例が示される。
【0100】
このように、感謝表現の対象は、テキストメッセージの受信者、すなわち非対面コミュニケーションの相手ではない場合もある。
【0101】
このため、決定部150は、非対面コミュニケーションにおけるテキストメッセージを解析することで感謝表現の対象であるユーザを抽出してもよい。
【0102】
例えば、
図3に示す非対面コミュニケーション情報135の3行目の一例の場合、決定部150は、テキストメッセージの受信者であるユーザ70aではなく、感謝表現の対象であるユーザ70bと、感謝表現を行ったユーザ70cとを対面コミュニケーションが推奨されるユーザ70の組み合わせとして決定してもよい。また、決定部150は、感謝表現を行ったユーザ70cを、推奨情報を伝達する対象ユーザとして決定してもよい。
【0103】
この場合、推奨制御部160は、
図9に示すように、ユーザ70cが携帯する端末50cにユーザ70bとの対面コミュニケーションを促す推奨情報を出力させる。
【0104】
また、上記では、推奨情報を伝達する対象ユーザが感謝表現を行ったユーザ70である場合を主な例として述べたが、本実施形態に係る対象ユーザはかかる例に限定されない。
【0105】
本実施形態に係る決定部150は、対面コミュニケーションが推奨されるユーザ70の各々との対面コミュニケーションの実施経験のあるユーザ70を対象ユーザとして決定してもよい。
【0106】
例えば、
図3に示す非対面コミュニケーション情報135の3行目の一例において、ユーザ70cとユーザ70bは、過去に対面コミュニケーションを行ったことがなく、ユーザ70aは、ユーザ70cおよびユーザ70bとそれぞれ対面コミュニケーションを行ったことがある場合を想定する。
【0107】
この場合、ユーザ70cを対象ユーザとして推奨情報を出力しても、ユーザ70cが対面で話したことがないユーザ70bを認識できない可能性や、ユーザ70cがユーザ70bに声を掛けることを躊躇する可能性がある。
【0108】
そこで、決定部150は、ユーザ70cおよびユーザ70bとそれぞれ対面コミュニケーションを行ったことがあるユーザ70aを対象ユーザとして決定してもよい。
【0109】
この場合、推奨制御部160は、
図10に示すように、ユーザ70aが携帯する端末50aに、ユーザ70cとユーザ70bとの対面コミュニケーションの仲介を促す推奨情報を出力させてもよい。
【0110】
上記のような制御によれば、ユーザ70間の対面コミュニケーションをより一層に活発化し、ユーザ70間の関係醸成を効果的に支援することができる。
【0111】
<<1.3.処理の流れ>>
次に、本実施形態に係る情報処理システム1による処理の流れについて一例を挙げて説明する。
図11は、情報処理システム1による処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0112】
図11に示す一例の場合、まず、位置検出部110がユーザ70の位置を検出する(S102)。
【0113】
次に、対面コミュニケーション検出部120が、ステップS102において検出されたユーザ70の位置に基づいて、ユーザ70間の対面コミュニケーションの実施を検出する(S104)。
【0114】
また、非対面コミュニケーション検出部130が、ユーザ70間の非対面コミュニケーションの実施を検出する(S106)。非対面コミュニケーションの検出は、対面コミュニケーションの検出と並行して行われてもよい。
【0115】
次に、規定コミュニケーション検出部140が、ステップS106において検出された非対面コミュニケーションから規定コミュニケーションを検出する(S108)。
【0116】
次に、決定部150が、ステップS104において検出された対面コミュニケーション、およびステップS108において検出された規定コミュニケーションに基づいて、対面コミュニケーションが推奨されるユーザ70の組み合わせ、および推奨情報の伝達の対象である対象ユーザを決定する(S110)。
【0117】
次に、位置検出部110が、ステップS110において決定された対面コミュニケーションが推奨されるユーザ70、対象ユーザの位置関係を検出する(S112)。
【0118】
次に、推奨制御部160が、ステップS112において検出された位置関係に基づいて、推奨情報の出力制御を行う(S114)。
【0119】
<2.ハードウェア構成>
続いて、本発明の一実施形態に係るサーバ10のハードウェア構成例について説明する。以下では、本発明の一実施形態に係るサーバ10のハードウェア構成例として、情報処理装置900のハードウェア構成例について説明する。
【0120】
なお、以下に説明する情報処理装置900のハードウェア構成例は、一例に過ぎない。したがって、サーバ10のハードウェア構成は、以下に説明する情報処理装置900のハードウェア構成から不要な構成が削除されてもよいし、新たな構成が追加されてもよい。
【0121】
図12は、本発明の一実施形態に係るサーバ10の例としての情報処理装置900のハードウェア構成を示す図である。情報処理装置900は、プロセッサ901と、ROM(Read Only Memory)902と、RAM(Random Access Memory)903と、ホストバス904と、ブリッジ905と、外部バス906と、インタフェース907と、入力装置908と、出力装置909と、ストレージ装置910と、通信装置911と、を備える。
【0122】
プロセッサ901は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って情報処理装置900内の動作全般を制御する。ROM902は、プロセッサ901が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM903は、プロセッサ901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。これらはCPUバス等から構成されるホストバス904により相互に接続されている。
【0123】
ホストバス904は、ブリッジ905を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バス等の外部バス906に接続されている。なお、必ずしもホストバス904、ブリッジ905および外部バス906を分離構成する必要はなく、1つのバスにこれらの機能を実装してもよい。
【0124】
入力装置908は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチおよびレバー等ユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、プロセッサ901に出力する入力制御回路等から構成されている。情報処理装置900を操作するユーザは、この入力装置908を操作することにより、情報処理装置900に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
【0125】
出力装置909は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置、ランプ等の表示装置およびスピーカ等の音声出力装置を含む。
【0126】
ストレージ装置910は、データ格納用の装置である。ストレージ装置910は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置等を含んでもよい。ストレージ装置910は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)で構成される。このストレージ装置910は、ハードディスクを駆動し、プロセッサ901が実行するプログラムや各種データを格納する。
【0127】
通信装置911は、例えば、ネットワークに接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。また、通信装置911は、無線通信または有線通信のどちらに対応してもよい。
【0128】
以上、本発明の一実施形態に係るサーバ10の例としての情報処理装置900のハードウェア構成例について説明した。
【0129】
<3.むすび>
以上説明したように、本発明の一実施形態に係る情報処理装置は、ユーザ間における対面コミュニケーションの実施状況、およびユーザ間において実施された非対面コミュニケーションの内容に基づき、対面コミュニケーションが推奨されるユーザの組み合わせ、および対面コミュニケーションの推奨に係る情報の伝達対象である対象ユーザを決定する決定部150を備える。
【0130】
上記構成によれば、対面コミュニケーションの実施をより効果的に推奨することが可能となる。
【0131】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0132】
例えば、上記実施形態では、規定コミュニケーション検出部140が規定表現辞書170を用いて規定コミュニケーションを検出する例を説明したが、これはあくまで一例である。規定コミュニケーション検出部140は、例えば、教師あり機械学習により生成された検出器を用いて規定コミュニケーションを検出してもよい。
【0133】
また、本明細書において説明した処理に係る各ステップは、必ずしもフローチャートやシーケンス図に記載された順序に沿って時系列に処理される必要はない。例えば、各装置の処理に係る各ステップは、記載された順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
【0134】
また、本明細書において説明した各装置による一連の処理は、コンピュータにより読み取り可能な非一過性の記憶媒体(non-transitory computer readable storage medium)に格納されるプログラムにより実現されてもよい。各プログラムは、例えば、コンピュータによる実行時にRAMに読み込まれ、CPUなどのプロセッサにより実行される。上記記憶媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等である。また、上記のプログラムは、記憶媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信されてもよい。
【符号の説明】
【0135】
1 情報処理システム
10 サーバ
20 RFIDセンサ
30 RFIDタグ
40 PC
50 端末
110 位置検出部
120 対面コミュニケーション検出部
130 非対面コミュニケーション検出部
140 規定コミュニケーション検出部
150 決定部
160 推奨制御部