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特開2024-32455プログラム、情報処理方法及び情報処理装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024032455
(43)【公開日】2024-03-12
(54)【発明の名称】プログラム、情報処理方法及び情報処理装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0214 20230101AFI20240305BHJP
   G06Q 30/0241 20230101ALI20240305BHJP
   G06Q 30/0273 20230101ALI20240305BHJP
【FI】
G06Q30/02 332
G06Q30/02 446
G06Q30/02 438
【審査請求】未請求
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022136120
(22)【出願日】2022-08-29
(71)【出願人】
【識別番号】522188716
【氏名又は名称】ライバーハウス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】冨山 華奈枝
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB07
5L049BB08
(57)【要約】
【課題】ライブ配信によるアフィリエイトにおいて、アフィリエイト対象商品の販売促進を図ることが可能なプログラム等を提供すること。
【解決手段】一つの側面に係るプログラムは、ライブ配信中に販売するアフィリエイト対象の商品一覧を出力し、前記アフィリエイト対象の商品一覧から選択されたアフィリエイト対象商品を特定し、ライブ配信中の画面に、特定したアフィリエイト対象商品に関する情報を出力する処理をコンピュータに実行させる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ライブ配信中に販売するアフィリエイト対象の商品一覧を出力し、
前記アフィリエイト対象の商品一覧から選択されたアフィリエイト対象商品を特定し、
ライブ配信中の画面に、特定したアフィリエイト対象商品に関する情報を出力する
処理をコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項2】
販売中の前記アフィリエイト対象商品における販売総数、及び前記販売総数に応じた成果報酬を出力する
処理を実行させる請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記アフィリエイト対象商品とは異なるライバーが取り扱う第2対象商品を特定し、
前記ライブ配信中の画面に、特定した第2対象商品、及び、前記アフィリエイト対象商品に関する情報を出力する
処理を実行させる請求項1又は2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記第2対象商品と前記アフィリエイト対象商品とを異なる形態で出力する
処理を実行させる請求項3に記載のプログラム。
【請求項5】
前記ライブ配信中の画面に、販売されている前記アフィリエイト対象商品の販売数及び金額を出力する
処理を実行させる請求項1又は2に記載のプログラム。
【請求項6】
ライバー自身が、アフィリエイト対象商品の購入を通じて成果報酬を受け取ることが可能なセルフバックの申込画面を出力する
処理を実行させる請求項1又は2に記載のプログラム。
【請求項7】
前記セルフバックの申込に際し、成果報酬額及び前記セルフバックを利用するための条件を出力し、
前記条件を出力した後に、前記セルフバックの申込を受け付ける
処理を実行させる請求項6に記載のプログラム。
【請求項8】
前記アフィリエイト対象の商品一覧から選択された複数種類の前記アフィリエイト対象商品を特定し、
前記ライブ配信中の画面に、特定した複数種類のアフィリエイト対象商品に関する情報を出力する
処理を実行させる請求項1又は2に記載のプログラム。
【請求項9】
各ライバーにより特定された、ライブ配信中に販売するアフィリエイト対象商品の特定情報を取得し、
取得した特定情報に基づき、アフィリエイト対象商品毎にライバー数を計数する
処理をコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項10】
前記アフィリエイト対象商品を取り扱う業者の端末装置に、計数した前記アフィリエイト対象商品のライバー数を出力する
処理を実行させる請求項9に記載のプログラム。
【請求項11】
特定された前記アフィリエイト対象商品の販売情報を取得し、
取得した販売情報に基づき、ライバー毎に前記アフィリエイト対象商品の販売数を計数する
処理を実行させる請求項9又は10に記載のプログラム。
【請求項12】
所定期間内の前記アフィリエイト対象商品の販売総数を集計し、
集計した販売総数を出力する
処理を実行させる請求項9又は10に記載のプログラム。
【請求項13】
前記アフィリエイト対象商品を取り扱う業者による前記アフィリエイト対象商品の販売オファーを、前記アフィリエイト対象商品を販売していないライバーに出力する
処理を実行させる請求項9又は10に記載のプログラム。
【請求項14】
ライブ配信中に販売するアフィリエイト対象の商品一覧を出力し、
前記アフィリエイト対象の商品一覧から選択されたアフィリエイト対象商品を特定し、
ライブ配信中の画面に、特定したアフィリエイト対象商品に関する情報を出力する
処理をコンピュータが実行する情報処理方法。
【請求項15】
ライブ配信中に販売するアフィリエイト対象の商品一覧を出力する第1出力部と、
前記アフィリエイト対象の商品一覧から選択されたアフィリエイト対象商品を特定する特定部と、
ライブ配信中の画面に、特定したアフィリエイト対象商品に関する情報を出力する第2出力部と
を備える情報処理装置。
【請求項16】
各ライバーにより特定された、ライブ配信中に販売するアフィリエイト対象商品の特定情報を取得し、
取得した特定情報に基づき、アフィリエイト対象商品毎にライバー数を計数する
処理をコンピュータが実行する情報処理方法。
【請求項17】
各ライバーにより特定された、ライブ配信中に販売するアフィリエイト対象商品の特定情報を取得する取得部と、
取得した特定情報に基づき、アフィリエイト対象商品毎にライバー数を計数する計数部と
を備える情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、情報処理方法及び情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、アフィリエイトに関する技術の開発が進められている。例えば特許文献1には、複数のアフィリエイトサービスプロバイダを利用しつつ、実際に成果が発生したアフィリエイト広告を提供したアフィリエイトサービスプロバイダを正確に特定することが可能なプロモーションシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2022-066684号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に係る発明は、ライブ配信を通じてアフィリエイト対象商品を販売することができないという問題がある。
【0005】
一つの側面では、ライブ配信によるアフィリエイトにおいて、アフィリエイト対象商品の販売促進を図ることが可能なプログラム等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一つの側面に係るプログラムは、ライブ配信中に販売するアフィリエイト対象の商品一覧を出力し、前記アフィリエイト対象の商品一覧から選択されたアフィリエイト対象商品を特定し、ライブ配信中の画面に、特定したアフィリエイト対象商品に関する情報を出力する処理をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0007】
一つの側面では、ライブ配信によるアフィリエイトにおいて、アフィリエイト対象商品の販売促進を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】アフィリエイトシステムの概要を示す説明図である。
図2】サーバの構成例を示すブロック図である。
図3】ライバーDB及び業者DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。
図4】商品DB及び出品情報DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。
図5】ライバー管理DB及び販売履歴DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。
図6】ライバー端末の構成例を示すブロック図である。
図7】アフィリエイト対象の商品一覧画面の一例を示す説明図である。
図8】アフィリエイト対象商品の特定画面の一例を示す説明図である。
図9】ライブ配信画面の一例を示す説明図である。
図10】アフィリエイト対象商品を特定する際の処理手順を示すフローチャートである。
図11】ライブ配信画面にアフィリエイト対象商品に関する情報を出力する際の処理手順を示すフローチャートである。
図12】販売(提携)中のアフィリエイト対象商品の表示画面の一例を示す説明図である。
図13】アフィリエイト対象商品における販売総数及び成果報酬を出力する際の処理手順を示すフローチャートである。
図14】複数種類のアフィリエイト対象商品を特定する際の処理手順を示すフローチャートである。
図15】実施形態2における商品DB及び出品情報DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。
図16】第2対象商品の特定(出品)画面の一例を示す説明図である。
図17】実施形態2におけるライブ配信画面の一例を示す説明図である。
図18】第2対象商品を特定する際の処理手順を示すフローチャートである。
図19】ライブ配信画面にアフィリエイト対象商品及び第2対象商品に関する情報を出力する際の処理手順を示すフローチャートである。
図20】アフィリエイト対象商品におけるセルフバックの申込画面の一例を示す説明図である。
図21】セルフバックの申込を受け付ける際の処理手順を示すフローチャートである。
図22】業者端末の構成例を示すブロック図である。
図23】アフィリエイト対象商品毎に計数されたライバー数の表示画面の一例を示す説明図である。
図24】ライバー毎に計数されたアフィリエイト対象商品の販売数の表示画面の一例を示す説明図である。
図25】所定期間内のアフィリエイト対象商品の販売総数の表示画面の一例を示す説明図である。
図26】アフィリエイト対象商品に関する統計情報を出力する際の処理手順を示すフローチャートである。
図27】アフィリエイト対象商品の販売オファーをライバー端末に出力する際の処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
【0010】
(実施形態1)
実施形態1は、ライブ配信中の画面にアフィリエイト対象商品に関する情報を出力する形態に関する。アフィリエイトは、成果報酬型と呼ばれるインターネット等を利用した広告宣伝手法である。アフィリエイトにおいて、広告またはライブ配信等を通じて商品の購入またはサービスの契約が行われた場合、サイトを運営する個人、またはライブ配信を行うライバーは成果報酬を受け取る。
【0011】
図1は、アフィリエイトシステムの概要を示す説明図である。本実施形態のシステムは、情報処理装置1及び情報処理端末2を含み、各装置はインターネット等のネットワークNを介して情報の送受信を行う。
【0012】
情報処理装置1は、種々の情報に対する処理、記憶及び送受信を行う情報処理装置である。情報処理装置1は、例えばサーバ装置、パーソナルコンピュータまたは汎用のタブレットPC(パソコン)等である。なお、情報処理装置1は、機能をクラウドサービスとして提供するクラウドサーバ装置であっても良い。本実施形態において情報処理装置1はサーバ装置であるものとし、以下では簡潔のため、情報処理装置1をサーバ1と読み替える。
【0013】
情報処理端末2は、ライバーによるアフィリエイト対象商品の選択の受付、当該アフィリエイト対象商品に関する情報の受信及び表示等を行う端末装置である。ライバーは、ライブ配信アプリ等を利用し、ライブ配信を行う配信者またはライブ配信収入を得ている者である。本実施形態でのライバーは、ライブ配信を通じて、視聴者にアフィリエイト対象商品等を販売する。
【0014】
情報処理端末2は、例えばスマートフォン、携帯電話、アップルウォッチ(Apple Watch:登録商標)等のウェアラブルデバイス、タブレット、またはパーソナルコンピュータ端末等の情報処理機器である。以下では簡潔のため、情報処理端末2をライバー端末2と読み替える。
【0015】
本実施形態に係るサーバ1は、ライブ配信中に販売するアフィリエイト対象の商品を複数取得する。サーバ1は、取得した複数のアフィリエイト対象商品に基づいて、アフィリエイト対象の商品一覧を作成する。サーバ1は、作成したアフィリエイト対象の商品一覧をライバー端末2に送信する。ライバー端末2は、サーバ1から送信された商品一覧を受信して表示する。
【0016】
ライバー端末2は、商品一覧からライバーによるアフィリエイト対象商品の選択を受け付ける。ライバー端末2は、受け付けたアフィリエイト対象商品をサーバ1に送信する。サーバ1は、ライバー端末2から送信されたアフィリエイト対象商品を特定する。サーバ1は、ライバー端末2のライブ配信中の画面に、特定したアフィリエイト対象商品に関する情報を出力する。
【0017】
図2は、サーバ1の構成例を示すブロック図である。サーバ1は、制御部11、記憶部12、通信部13、入力部14、表示部15、読取部16及び大容量記憶部17を含む。各構成はバスBで接続されている。
【0018】
制御部11はCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、DSP(Digital Signal Processor)、または量子プロセッサ等の演算処理装置を含み、記憶部12に記憶された制御プログラム1P(プログラム製品)を読み出して実行することにより、サーバ1に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。
【0019】
なお、制御プログラム1Pは、単一のコンピュータ上で、または1つのサイトにおいて配置されるか、もしくは複数のサイトにわたって分散され、通信ネットワークによって相互接続された複数のコンピュータ上で実行されるように展開することができる。なお、図2では制御部11を単一のプロセッサであるものとして説明するが、マルチプロセッサであっても良い。
【0020】
記憶部12はRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリ素子を含み、制御部11が処理を実行するために必要な制御プログラム1P又はデータ等を記憶している。また、記憶部12は、制御部11が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。通信部13は通信に関する処理を行うための通信モジュールであり、ネットワークNを介してライバー端末2等との間で情報の送受信を行う。
【0021】
入力部14は、マウス、キーボード、タッチパネルまたはボタン等の入力デバイスであり、受け付けた操作情報を制御部11へ出力する。表示部15は、液晶ディスプレイ又は有機EL(electroluminescence)ディスプレイ等であり、制御部11の指示に従い各種情報を表示する。
【0022】
読取部16は、CD(Compact Disc)-ROM又はDVD(Digital Versatile Disc)-ROMを含む可搬型記憶媒体1aを読み取る。制御部11が読取部16を介して、制御プログラム1Pを可搬型記憶媒体1aより読み取り、大容量記憶部17に記憶しても良い。また、ネットワークN等を介して他のコンピュータから制御部11が制御プログラム1Pをダウンロードし、大容量記憶部17に記憶しても良い。さらにまた、半導体メモリ1bから、制御部11が制御プログラム1Pを読み込んでも良い。
【0023】
大容量記憶部17は、例えばHDD(Hard disk drive:ハードディスク)、SSD(Solid State Drive:ソリッドステートドライブ)等の記録媒体を備える。大容量記憶部17は、ライバーDB(database)171、業者DB172、商品DB173、出品情報DB174、ライバー管理DB175及び販売履歴DB176を含む。
【0024】
ライバーDB171は、ライバーに関する情報を記憶している。業者DB172は、業者に関する情報を記憶している。商品DB173は、アフィリエイト対象商品を含む商品に関する情報を記憶している。出品情報DB174は、商品を出品した出品情報を記憶している。ライバー管理DB175は、ライバーの提携または提携解除等の管理情報を記憶している。販売履歴DB176は、商品を販売した販売履歴を記憶している。
【0025】
なお、本実施形態において記憶部12及び大容量記憶部17は一体の記憶装置として構成されていても良い。また、大容量記憶部17は複数の記憶装置により構成されていても良い。更にまた、大容量記憶部17はサーバ1に接続された外部記憶装置であっても良い。
【0026】
サーバ1は、種々の情報処理及び制御処理等をコンピュータ単体で実行しても良いし、複数のコンピュータで分散して実行しても良い。また、サーバ1は、1台のサーバ内に設けられた複数の仮想マシンによって実現されても良いし、クラウドサーバを用いて実現されても良い。
【0027】
図3は、ライバーDB171及び業者DB172のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。
ライバーDB171は、ライバーID列及びライバー名列を含む。ライバーID列は、各ライバーを識別するために、一意に特定されるライバーのIDを記憶している。ライバー名列は、ライバーの名前を記憶している。
【0028】
業者DB172は、業者ID列、業者名列及び商品ID列を含む。業者ID列は、アフィリエイト対象商品を取り扱う業者を識別するために、一意に特定される業者のIDを記憶している。業者名列は、業者の名称を記憶している。商品ID列は、業者が取り扱うアフィリエイト対象商品の商品IDを記憶している。
【0029】
図4は、商品DB173及び出品情報DB174のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。
商品DB173は、商品ID列、商品種類列、商品名列、商品説明列、画像列、金額列、商品状態列、配送料負担列、発送元列、発送まで日数列、セルフバック列、成果報酬列、通常成果条件列、セルフバック成果条件列、否認条件列及び成果確定日数列を含む。
【0030】
商品ID列は、各商品を識別するために、一意に特定される商品のIDを記憶している。商品種類列は、商品の種類を記憶している。商品種類は、アフィリエイト対象商品、及びライバーが取り扱う商品(第2対象商品)等を含む。なお、第2対象商品に関しては、実施形態2で説明する。商品名列は、商品の名称を記憶している。
【0031】
商品説明列は、商品の説明情報(機能、性能または使用方法等)を記憶している。画像列は、商品の画像を記憶している。金額列は、商品の販売金額を記憶している。商品状態列は、商品の状態を記憶している。状態は、例えば、「新品、未使用」、「未使用に近い」、「目立った傷や汚れなし」、「やや傷や汚れあり」または「全体的に状態が悪い」等を含む。
【0032】
配送料負担列は、配送料の負担種類を記憶している。負担種類は、例えば、「送料込み」または「着払い」等を含む。発送元列は、商品の発送元の地域を記憶している。発送まで日時列は、発送までの日数を記憶している。セルフバック列は、アフィリエイト対象商品におけるセルフバックの有無を示す情報を記憶している。セルフバックは、ライバー自身が、アフィリエイト対象商品の購入を通じて成果報酬を受け取ることが可能な仕組みである。
【0033】
成果報酬列は、ライバーが販売しているアフィリエイト対象商品が購入された場合、当該アフィリエイト対象商品を取り扱う業者からライバーに、支払うべき報酬を記憶している。通常成果条件列は、セルフバック以外の場合、ユーザによるアフィリエイト対象商品の購入に応じて、ライバーが成果報酬(通常の成果報酬)を受け取るための条件を記憶している。例えば、通常の成果条件が「1.WEB注文後、30日以内の入金確認 2.複数個購入した場合も成果報酬一律」であっても良い。なお、上述した通常の成果条件はあくまで一例であり、成果条件の内容を何ら限定するものではない。
【0034】
セルフバック成果条件列は、セルフバックによるアフィリエイト対象商品の購入に応じて、ライバーが成果報酬(セルフバックの成果報酬)を受け取るための条件を記憶している。例えば、セルフバックの成果条件が「1.商品到着後、30日以内にライブ配信で紹介することを確認した。2.セルフバック報酬は初回購入時のみ獲得できることを確認した。3.報酬確定までの予定日数を確認した。」であっても良い。なお、上述したセルフバックの成果条件はあくまで一例であり、成果条件の内容を何ら限定するものではない。
【0035】
否認条件列は、成果報酬を否認するための否認条件を記憶している。例えば、否認条件が「1.ユーザ(購入者)による未入金、返品またはキャンセル 2.ユーザによる受取遅延または受取拒否 3.ライバーによる転売目的」であっても良い。なお、セルフバックの場合、ユーザ(購入者)がライバー自身である。なお、上述した否認条件はあくまで一例であり、否認条件の内容を何ら限定するものではない。成果確定日数列は、成果報酬を確定するまでの日数(例えば、30日)を記憶している。
【0036】
なお、図4では、通常の否認条件と、セルフバックの否認条件とが同一の内容である例を説明したが、これに限るものではない。セルフバックの否認条件は、通常の否認条件とは異なる内容で設定されても良い。
【0037】
出品情報DB174は、出品ID列、商品種類列、商品ID列、ライバーID列及び販売数列を含む。出品ID列は、商品の出品を管理するための出品データを識別するために、一意に特定される出品データのIDを記憶している。商品種類列は、商品の種類を記憶している。商品ID列は、商品を特定するための商品IDを記憶している。ライバーID列は、ライバーを特定するためのライバーIDを記憶している。販売数列は、商品の販売数量を記憶している。
【0038】
図5は、ライバー管理DB175及び販売履歴DB176のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。
ライバー管理DB175は、業者ID列、業者名列、ライバーID列、ステータス列、提携開始日列及び提携解除日列を含む。業者ID列は、アフィリエイト商品を取り扱う業者を識別するために、一意に特定される業者のIDを記憶している。業者名列は、業者の名称を記憶している。
【0039】
ライバーID列は、ライバーを特定するためのライバーIDを記憶している。ステータス列は、業者とライバーとの提携状況を示す提携ステータスを記憶している。提携ステータスは、例えば、ライバーによる提携申込の受付中である「提携申込」、業者とライバーとの提携済みである「提携中」、ライバーによる提携解除申込の受付中である「解除申込」、または、業者とライバーとの提携解除済みである「解除済み」等を含む。提携開始日列は、業者がライバーと提携した日付を記憶している。提携解除日列は、業者がライバーと提携解除した日付を記憶している。
【0040】
販売履歴DB176は、ライバーID列、商品ID列、購入ユーザID列、購入日時列、成果報酬列、承認情報列及び報酬受取状況列を含む。ライバーID列は、ライバーを特定するためのライバーIDを記憶している。商品ID列は、商品を特定するための商品IDを記憶している。購入ユーザID列は、商品を購入したユーザのユーザIDを記憶している。購入日時列は、商品を購入した日時情報を記憶している。
【0041】
成果報酬列は、アフィリエイト対象商品の販売により得られた成果報酬を記憶している。例えば、成果報酬が所定の金額(例えば、7000円)であっても良く、または、所定の販売金額の割合(例えば、15%)であっても良い。承認情報列は、成果報酬を受取可能であるか否かを示す承認情報を記憶している。承認情報は、例えば、「承認済み」、「未承認」または「否認」等を含む。報酬受取状況列は、成果報酬の受取状況を記憶している。受取状況は、例えば、「受取済み」、「受取予定」または「受取不可」等を含む。
【0042】
なお、上述した各DBの記憶形態は一例であり、データ間の関係が維持されていれば、他の記憶形態であっても良い。
【0043】
図6は、ライバー端末2の構成例を示すブロック図である。ライバー端末2は、制御部21、記憶部22、通信部23、入力部24、表示部25及び撮影部26を含む。各構成はバスBで接続されている。
【0044】
制御部21はCPU、MPU等の演算処理装置を含み、記憶部22に記憶された制御プログラム2P(プログラム製品)を読み出して実行することにより、ライバー端末2に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。なお、図6では制御部21を単一のプロセッサであるものとして説明するが、マルチプロセッサであっても良い。
【0045】
記憶部22はRAM、ROM等のメモリ素子を含み、制御部21が処理を実行するために必要な制御プログラム2P又はデータ等を記憶している。また、記憶部22は、制御部21が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。
【0046】
通信部23は通信に関する処理を行うための通信モジュールであり、ネットワークNを介して、サーバ1等と情報の送受信を行う。入力部24は、キーボード、マウスまたは表示部25と一体化したタッチパネルでも良い。表示部25は、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイ等であり、制御部21の指示に従い各種情報を表示する。
【0047】
撮影部26は、例えばCCD(Charge Coupled Device)カメラ、またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラ等の撮影装置である。なお、撮影部26はライバー端末2の中に内蔵せず、外部で直接にライバー端末2と接続し、撮影可能な構成としても良い。
【0048】
続いて、アフィリエイトシステムの処理動作を説明する。
まず、アフィリエイト対象商品の特定処理を説明する。サーバ1は、ライブ配信中に販売するアフィリエイト対象の商品を商品DB173から複数取得する。具体的には、サーバ1は、「アフィリエイト対象商品」である商品の種類に基づき、該当するすべてのアフィリエイト対象商品に関する情報を商品DB173から取得する。
【0049】
アフィリエイト対象商品に関する情報は、商品ID、商品名、商品の説明、画像、セルフバックの有無を示す情報、成果報酬、通常の成果条件、否認条件または成果確定までの日数等を含む。サーバ1は、アフィリエイト対象商品の商品IDに基づき、当該アフィリエイト商品を取り扱う業者の業者情報を業者DB172から取得する。業者情報は、業者ID及び業者名称を含む。
【0050】
サーバ1は、取得した複数のアフィリエイト対象商品に基づいて、アフィリエイト対象の商品一覧を作成する。商品一覧には、各アフィリエイト対象商品に関する情報、及び各アフィリエイト対象商品を取り扱う業者の業者情報が含まれる。サーバ1は、作成したアフィリエイト対象の商品一覧をライバー端末2に送信する。ライバー端末2は、サーバ1から送信されたアフィリエイト対象の商品一覧を受信する。
【0051】
ライバー端末2は、受信したアフィリエイト対象の商品一覧を画面に表示する。ライバー端末2は、アフィリエイト対象の商品一覧から、ライバーによるアフィリエイト対象商品の選択を受け付ける。ライバー端末2は、選択されたアフィリエイト対象商品の特定情報をサーバ1に送信する。特定情報は、ライバーID、アフィリエイト対象商品の商品ID、販売数または業者ID等を含む。
【0052】
サーバ1は、ライバー端末2から送信された特定情報を受信する。サーバ1は、受信した特定情報に基づき、該当するアフィリエイト対象商品を特定する。サーバ1は、特定したアフィリエイト対象商品を出品情報DB174に記憶する。具体的には、サーバ1は、特定したアフィリエイト対象商品に対して出品IDを割り振る。サーバ1は、割り振った出品IDに対応付けて、「アフィリエイト対象商品」である商品の種類、商品ID、ライバーID及び販売数を一つのレコードとして出品情報DB174に記憶する。
【0053】
次に、ライブ配信中の画面に、特定されたアフィリエイト対象商品に関する情報を出力する処理を説明する。ライバー端末2は、ライバーによるライブ配信要求を受け付けた場合、例えば、視聴が可能なライブ配信サービスを提供しているプラットフォームまたはアプリケーション等を通じて、ライブ配信画面を起動して表示する。
【0054】
ライバー端末2は、特定対象となるアフィリエイト対象商品に関する情報の取得リクエストをサーバ1に送信する。アフィリエイト対象商品に関する情報は、販売数及び金額等を含む。取得リクエストには、ライバーID等が含まれる。
【0055】
サーバ1は、ライバー端末2から送信された取得リクエストに応じて、該当するアフィリエイト対象商品の販売数及び金額を取得する。具体的には、サーバ1は、ライバーIDに基づき、当該ライバーが販売しているアフィリエイト対象商品の商品ID及び販売数を出品情報DB174から取得する。サーバ1は、取得したアフィリエイト対象商品の商品IDに基づき、当該アフィリエイト対象商品の金額を商品DB173から取得する。
【0056】
サーバ1は、取得したアフィリエイト対象商品の販売数及び金額をライバー端末2に送信する。ライバー端末2は、サーバ1から送信されたアフィリエイト対象商品の販売数及び金額を受信する。ライバー端末2は、ライブ配信中の画面に、受信したアフィリエイト対象商品の販売数及び金額を表示する。
【0057】
図7は、アフィリエイト対象の商品一覧画面の一例を示す説明図である。当該画面は、アフィリエイト対象商品表示欄11a及び遷移ボタン11bを含む。アフィリエイト対象商品表示欄11aは、アフィリエイト対象商品に関する情報を表示する表示欄である。遷移ボタン11bは、アフィリエイト対象商品の特定画面(図8)に遷移するためのボタンである。
【0058】
サーバ1は、「アフィリエイト対象商品」である商品の種類に基づき、該当するすべてのアフィリエイト対象商品に関する情報(商品ID、商品名、商品の説明、画像、セルフバックの有無を示す情報、成果報酬、通常の成果条件、否認条件または成果確定までの日数等)を商品DB173から取得する。サーバ1は、各アフィリエイト対象商品の商品IDに基づき、各アフィリエイト商品を取り扱う業者の業者名称を業者DB172から取得する。
【0059】
サーバ1は、取得した複数のアフィリエイト対象商品に基づき、アフィリエイト対象の商品一覧を生成する。サーバ1は、生成した商品一覧をライバー端末2に送信する。ライバー端末2は、サーバ1から送信された商品一覧を受信して表示する。図示のように、各アフィリエイト対象商品において、商品名、画像、成果報酬、セルフバックの有無を示す情報及び業者名称がアフィリエイト対象商品表示欄11aに表示される。
【0060】
ライバー端末2は、遷移ボタン11bのタッチ(クリック)操作を受け付けた場合、該当するアフィリエイト対象商品の商品IDを後述するアフィリエイト対象商品の特定画面(図8)に受け渡し、当該特定画面に遷移する。
【0061】
図8は、アフィリエイト対象商品の特定画面の一例を示す説明図である。特定(出品)画面は、商品概要表示欄12a、商品詳細表示欄12b及び特定ボタン(配信で紹介して報酬をゲット)12cを含む。
【0062】
商品概要表示欄12aは、アフィリエイト対象商品の概要を表示する表示欄である。商品詳細表示欄12bは、アフィリエイト対象商品の詳細を表示する表示欄である。特定ボタン12cは、アフィリエイト対象商品を特定するための特定ボタンである。
【0063】
ライバー端末2は、アフィリエイト対象の商品一覧画面(図7)から受け渡されたアフィリエイト対象商品の商品IDを取得する。ライバー端末2は、取得した商品IDをサーバ1に送信する。サーバ1は、ライバー端末2から送信された商品IDに基づき、当該アフィリエイト対象商品に関する情報を商品DB173から取得する。
【0064】
具体的には、サーバ1は、商品IDに基づき、商品名、商品説明、画像、セルフバックの有無を示す情報、成果報酬、通常の成果条件、否認条件及び成果確定までの日数を商品DB173から取得する。サーバ1は、商品IDに基づき、当該アフィリエイト対象商品を取り扱う業者の名称を業者DB172から取得する。サーバ1は、取得したアフィリエイト対象商品に関する情報及び業者の名称をライバー端末2に送信する。
【0065】
ライバー端末2は、サーバ1から送信されたアフィリエイト対象商品に関する情報及び業者名称を受信して画面に表示する。図示のように、アフィリエイト対象商品の商品ID、画像、業者名称及びセルフバックの有無を示す情報が商品概要表示欄12aに表示される。アフィリエイト対象商品の商品名、商品の説明、成果報酬、通常の成果条件、否認条件及び成果確定までの日数が商品詳細表示欄12bに表示される。
【0066】
ライバー端末2は、特定ボタン12cのタッチ操作を受け付けた場合、当該アフィリエイト対象商品の特定情報(ライバーID、商品ID及び業者ID等)をサーバ1に送信する。サーバ1は、ライバー端末2から送信された特定情報を受信する。サーバ1は、受信した特定情報を出品情報DB174に記憶する。なお、特定ボタン12cは、アフィリエイト対象の商品一覧画面(図7)の各アフィリエイト対象商品表示欄11aに対応付けて設けられても良い。
【0067】
図9は、ライブ配信画面の一例を示す説明図である。ライブ配信画面は、アフィリエイト対象商品表示欄13aを含む。アフィリエイト対象商品表示欄13aは、アフィリエイト対象商品を表示する表示欄である。
【0068】
ライバー端末2は、例えば、視聴が可能なライブ配信サービスを提供しているプラットフォーム等を通じて、当該ライブ配信画面を起動する。ライバー端末2は、ライバーIDをサーバ1に送信する。サーバ1は、ライバー端末2から送信されたライバーIDに基づき、当該ライバーが販売している単一または複数のアフィリエイト対象商品の商品ID及び販売数を出品情報DB174から取得する。サーバ1は、各商品IDに基づき、各アフィリエイト対象商品の画像及び金額を商品DB173から取得する。
【0069】
サーバ1は、取得した各アフィリエイト対象商品の画像、金額及び販売数をライバー端末2に送信する。ライバー端末2は、サーバ1から送信された各アフィリエイト対象商品の画像、金額及び販売数を受信する。ライバー端末2は、受信した各アフィリエイト対象商品の画像、金額及び販売数を、該当するアフィリエイト対象商品表示欄13aに表示する。
【0070】
図10は、アフィリエイト対象商品を特定する際の処理手順を示すフローチャートである。サーバ1の制御部11は、「アフィリエイト対象商品」である商品の種類に基づき、該当する複数のアフィリエイト対象商品に関する情報を大容量記憶部17の商品DB173から取得する(ステップS101)。アフィリエイト対象商品に関する情報は、商品ID、商品名、商品の説明、画像、セルフバックの有無を示す情報、成果報酬、通常の成果条件、否認条件または成果確定までの日数等を含む。
【0071】
制御部11は、取得した複数のアフィリエイト対象商品に基づいて、アフィリエイト対象の商品一覧を作成する(ステップS102)。制御部11は、作成したアフィリエイト対象の商品一覧を通信部13によりライバー端末2に送信する(ステップS103)。ライバー端末2の制御部21は、サーバ1から送信された商品一覧を通信部23により受信し(ステップS201)、受信した商品一覧を表示部25により表示する(ステップS202)。
【0072】
制御部21は、アフィリエイト対象の商品一覧から、ライバーによるアフィリエイト対象商品の選択を入力部24により受け付ける(ステップS203)。制御部21は、選択されたアフィリエイト対象商品の特定情報(ライバーID、商品ID、販売数または業者ID等)を通信部23によりサーバ1に送信する(ステップS204)。
【0073】
サーバ1の制御部11は、ライバー端末2から送信された特定情報を通信部13により受信する(ステップS104)。制御部11は、受信した特定情報を大容量記憶部17の出品情報DB174に記憶し(ステップS105)、処理を終了する。具体的には、制御部11は、アフィリエイト対象商品に対して出品IDを割り振る。サーバ1は、割り振った出品IDに対応付けて、「アフィリエイト対象商品」である商品の種類、商品ID、ライバーID及び販売数を一つのレコードとして出品情報DB174に記憶する。
【0074】
図11は、ライブ配信画面にアフィリエイト対象商品に関する情報を出力する際の処理手順を示すフローチャートである。ライバー端末2の制御部21は、例えば、視聴が可能なライブ配信サービスを提供しているプラットフォーム等を通じて、ライブ配信画面を起動する(ステップS211)。
【0075】
制御部21は、特定対象となるアフィリエイト対象商品に関する情報(販売数及び金額等)の取得リクエストを通信部23によりサーバ1に送信する(ステップS212)。取得リクエストには、ライバーID等が含まれる。サーバ1の制御部11は、ライバー端末2から送信された取得リクエストを通信部13により受信する(ステップS111)。
【0076】
制御部11は、受信した取得リクエストに応じて、当該ライバーが販売している単一または複数のアフィリエイト対象商品に関する情報を取得する(ステップS112)。具体的には、制御部11はライバーIDに基づき、該当するアフィリエイト対象商品の商品ID及び販売数を大容量記憶部17の出品情報DB174から取得する。制御部11は、取得した各商品IDに基づき、各アフィリエイト対象商品の商品名、画像または金額等を大容量記憶部17の商品DB173から取得する。
【0077】
制御部11は、取得したアフィリエイト対象商品に関する情報を通信部13によりライバー端末2に送信する(ステップS113)。アフィリエイト対商品に関する情報には、商品ID、商品名、画像、金額または販売数等が含まれる。ライバー端末2の制御部21は、サーバ1から送信されたアフィリエイト対象商品に関する情報を通信部23により受信する(ステップS213)。制御部21は、ライブ配信中の画面に、受信したアフィリエイト対象商品に関する情報を表示部25により表示し(ステップS214)、処理を終了する。
【0078】
なお、ライブ配信の視聴者がライブ配信を視聴している場合、上述したライブ配信画面(図9)が視聴者の端末装置(以下では、視聴者端末という)に表示される。視聴者端末は、図9のアフィリエイト対象商品表示欄13aに表示されているアフィリエイト対象商品の選択を受け付けた場合、選択されたアフィリエイト対象商品の決済画面(図示なし)に遷移する。
【0079】
視聴者端末は、例えば決済プラットフォーム等を通じて、決済画面でアフィリエイト対象商品の決済を実行する。視聴者端末は、決済されたアフィリエイト対象商品の販売情報をサーバ1に送信する。販売情報には、商品ID、ライバーID、視聴者ID、成果報酬または決済ID等が含まれる。
【0080】
サーバ1は、視聴者端末から送信された販売情報を受信する。サーバ1は、受信した販売情報を販売履歴DB176に記憶する。具体的には、サーバ1は、ライバーID及び商品IDに対応付けて、視聴者ID(購入ユーザID)、購入日時及び成果報酬(例えば、7000円)を一つのレコードとして販売履歴DB176に記憶する。
【0081】
サーバ1は、通常の成果条件を満たすか否かを判定する。例えば、通常の成果条件が「WEB注文後、30日以内の入金確認」である。サーバ1は、決済プラットフォーム等を通じて、決済IDに基づき、当該アフィリエイト対象商品が決済済みであるか否かを判定する。サーバ1は、決済済みであると判定した場合、通常の成果条件を満たすと判定する。
【0082】
サーバ1は、通常の成果条件を満たすと判定した場合、ライバーID及び商品IDに対応付けて、「承認済み」である承認情報を販売履歴DB176に更新する。サーバ1は、アフィリエイト対象商品の承認情報を含む販売中のアフィリエイト対象商品の表示画面(図12)を、当該アフィリエイト対象商品を販売しているライバーのライバー端末2に送信する。なお、販売中のアフィリエイト対象商品の表示画面に関しては後述する。ライバー端末2は、サーバ1から送信された販売中のアフィリエイト対象商品の表示画面に表示する。
【0083】
続いて、販売中のアフィリエイト対象商品における販売総数、及び当該販売総数に応じた成果報酬を出力する処理を説明する。
図12は、販売(提携)中のアフィリエイト対象商品の表示画面の一例を示す説明図である。当該画面は、画像表示欄14a、商品名表示欄14b、成果報酬表示欄14c、成果実績表示欄14d及び購入情報表示欄14eを含む。
【0084】
画像表示欄14aは、アフィリエイト対象商品の画像を表示する表示欄である。商品名表示欄14bは、アフィリエイト対象商品の商品名を表示する表示欄である。成果報酬表示欄14cは、成果報酬の内容を表示する表示欄である。例えば、成果報酬が「新規購入7000円」であっても良い。
【0085】
成果実績表示欄14dは、アフィリエイト対象商品における販売総数(累積成果件数)、販売総数に応じた成果報酬(累計受取成果報酬)、及び受取予定成果報酬を表示する表示欄である。購入情報表示欄14eは、アフィリエイト対象商品の購入日時及び承認情報を表示する表示欄である。承認情報は、例えば、アフィリエイト対象商品における「承認済み」、「未承認」または「否認」等を含む。
【0086】
ライバー端末2は、アフィリエイト対象商品の商品IDに基づき、アフィリエイト対象の商品名、画像、成果報酬を商品DB173から取得する。ライバー端末2は、取得したアフィリエイト対象の商品名、画像及び成果報酬を画面に表示する。図示のように、アフィリエイト対象商品の画像が画像表示欄14aに表示され、商品名が商品名表示欄14bに表示され、成果報酬が成果報酬表示欄14cに表示される。
【0087】
ライバー端末2は、成果実績をサーバ1から取得し、取得した成果実績を成果実績表示欄14dに表示する。
まず、サーバ1は、販売総数(累積成果件数)、及び販売総数に応じた成果報酬(累計受取成果報酬)を取得する。具体的には、サーバ1は、ライバーID及び商品IDに基づき、「承認済み」であるアフィリエイト対象商品の販売総数を販売履歴DB176から計数する。
【0088】
サーバ1は、計数した「承認済み」であるアフィリエイト対象商品の販売総数(例えば、2件)を取得する。サーバ1は、当該アフィリエイト対象商品の成果報酬(例えば、7000円/件)に基づき、取得した販売総数に応じて得られた成果報酬(例えば、2件×7000円=14000円)を算出する。
【0089】
次に、サーバ1は、受取予定成果報酬を取得する。具体的には、サーバ1は、ライバーID及び商品IDに基づき、「承認済み」であるアフィリエイト対象商品と、「未承認」であるアフィリエイト対象商品との合計件数を第1件数として販売履歴DB176から計数する。
【0090】
サーバ1は、「承認済み」であるアフィリエイト対象商品において、報酬受取状況が「受取済み」であるアフィリエイト対象商品の件数を第2件数として販売履歴DB176から計数する。サーバ1は、計数した第1件数から第2件数を除いて、受取予定成果報酬に対応するアフィリエイト対象商品の件数を算出する。サーバ1は、算出した件数に基づき、受取予定成果報酬を算出する。
【0091】
例えば、「承認済み」であるアフィリエイト対象商品と、「未承認」であるアフィリエイト対象商品との合計件数(第1件数)が3件であり、そのうち、報酬受取状況が「受取済み」であるアフィリエイト対象商品の件数(第2件数)が2件である場合、受取予定成果報酬の件数が1件である。サーバ1は、アフィリエイト対象商品の成果報酬が7000円/件である場合、受取予定成果報酬が7000円であると算出する。
【0092】
サーバ1は、取得したアフィリエイト対象商品の販売総数(累積成果件数)、販売総数に応じた成果報酬(累計受取成果報酬)、及び受取予定成果報酬を含む成果実績をライバー端末2に送信する。ライバー端末2は、サーバ1から送信された成果実績を受信して成果実績表示欄14dに表示する。図示のように、成果実績表示欄14dに、「2件」である累積成果件数(販売総数)、「14000円」である累計受取成果(報酬販売総数に応じた成果報酬)、及び「7000」である受取予定成果報酬が表示される。
【0093】
ライバー端末2は、ライバーID及び商品IDに基づき、アフィリエイト対象商品の購入情報をサーバ1の販売履歴DB176から取得する。購入情報は、購入日時及び承認情報(例えば、「承認済み」、「否認」または「未承認」)等を含む。ライバー端末2は、取得した購入情報を購入情報表示欄14eに表示する。
【0094】
図13は、アフィリエイト対象商品における販売総数及び成果報酬を出力する際の処理手順を示すフローチャートである。ライバー端末2の制御部21は、ライバーID及び商品IDを通信部23によりサーバ1に送信する(ステップS221)。サーバ1の制御部11は、ライバー端末2から送信されたライバーID及び商品IDを通信部13により受信する(ステップS121)。
【0095】
制御部11は、受信したライバーID及び商品IDに基づき、「承認済み」であるアフィリエイト対象商品の販売総数(例えば、2件)を大容量記憶部17の販売履歴DB176から計数する(ステップS122)。制御部11は、商品IDに基づき、当該アフィリエイト対象商品の成果報酬(例えば、7000円/件)を大容量記憶部17の商品DB173から取得する(ステップS123)。
【0096】
制御部11は、取得した成果報酬に基づき、取得した販売総数に応じて得られた成果報酬(例えば、2件×7000円=14000円)を算出する(ステップS124)。制御部11は、取得した販売総数、及び当該販売総数に応じた成果報酬を通信部13によりライバー端末2に送信する(ステップS125)。
【0097】
ライバー端末2の制御部21は、サーバ1から送信された販売総数及び当該販売総数に応じた成果報酬を通信部23により受信する(ステップS222)。制御部21は、受信した販売総数及び成果報酬を表示部25により表示し(ステップS223)、処理を終了する。
【0098】
本実施形態によると、ライブ配信中に販売するアフィリエイト対象の商品一覧から選択されたアフィリエイト対象商品を特定することが可能となる。
【0099】
本実施形態によると、ライブ配信中の画面に、ライバーにより特定されたアフィリエイト対象商品に関する情報を出力することが可能となる。
【0100】
本実施形態によると、販売中のアフィリエイト対象商品における販売総数、及び当該販売総数に応じた成果報酬を出力することが可能となる。
【0101】
<変形例1>
アフィリエイト対象の商品一覧から複数種類のアフィリエイト対象商品が選択された場合、選択された複数種類のアフィリエイト対象商品を特定する処理を説明する。
図14は、複数種類のアフィリエイト対象商品を特定する際の処理手順を示すフローチャートである。なお、図10と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。
【0102】
ライバー端末2は、ステップS202の処理を実行した後に、アフィリエイト対象の商品一覧から、ライバーによる複数種類のアフィリエイト対象商品の選択を入力部24により受け付ける(ステップS205)。制御部21は、選択された複数種類のアフィリエイト対象商品の特定情報を送信するステップS204の処理を実行する。
【0103】
本変形例によると、アフィリエイト対象の商品一覧から複数種類のアフィリエイト対象商品を特定することが可能となる。
【0104】
(実施形態2)
実施形態2は、アフィリエイト対象商品と、当該アフィリエイト対象商品とは異なるライバーが取り扱う第2対象商品とを特定する形態に関する。なお、実施形態1と重複する内容については説明を省略する。第2対象商品は、ライバー自身が取り扱う商品であり、例えば、洋服、靴、帽子、ハンドメイド、アクセサリー、家電または家具等のあらゆる商品が含まれる。
【0105】
図15は、実施形態2における商品DB173及び出品情報DB174のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。なお、レコードレイアウトに関しては、図4と同様であるため、説明を省略する。図示のように、商品の種類が「第2対象商品」である商品が商品DB173及び出品情報DB174に記憶されている。
【0106】
ライバー端末2は、ユーザにより選択されたアフィリエイト対象商品、及び当該アフィリエイト対象商品とは異なる第2対象商品の特定情報をサーバ1に送信する。特定情報は、ライバーID、商品ID、販売数または業者ID等を含む。
【0107】
サーバ1は、ライバー端末2から送信されたアフィリエイト対象商品及び第2対象商品の特定情報を受信する。サーバ1は、受信した特定情報に基づき、該当するアフィリエイト対象商品及び第2対象商品を特定する。サーバ1は、特定したアフィリエイト対象商品及び第2対象商品を出品情報DB174に記憶する。なお、アフィリエイト対象商品及び第2対象商品のどちらの一方を特定しても良い。
【0108】
ライバー端末2は、ライバーによるライブ配信要求を受け付けた場合、例えば、配信サービスを提供しているプラットフォーム等を通じて、ライブ配信画面を起動して表示する。ライバー端末2は、特定対象となるアフィリエイト対象商品及び第2対象商品に関する情報(販売数及び金額等)の取得リクエストをサーバ1に送信する。取得リクエストには、ライバーID等が含まれる。
【0109】
サーバ1は、ライバー端末2から送信された取得リクエストに応じて、該当するアフィリエイト対象商品及び第2対象商品の販売数及び金額を取得する。サーバ1は、取得したアフィリエイト対象商品及び第2対象商品の販売数及び金額をライバー端末2に送信する。ライバー端末2は、サーバ1から送信されたアフィリエイト対象商品及び第2対象商品の販売数及び金額を受信する。ライバー端末2は、受信したアフィリエイト対象商品及び第2対象商品の販売数及び金額をライブ配信画面に表示する。
【0110】
図16は、第2対象商品の特定(出品)画面の一例を示す説明図である。当該画面は、商品画像設定欄15a、商品情報設定欄15b及び出品ボタン15cを含む。商品画像設定欄15aは、第2対象商品の画像を設定する設定欄である。商品情報設定欄15bは、第2対象商品の商品情報を設定する設定欄である。出品ボタン15cは、第2対象商品を出品(特定)するボタンである。
【0111】
ライバー端末2は、商品画像設定欄15aの設定操作を受け付けた場合、第2対象商品の画像の選択または撮影を受け付ける。ライバー端末2は、商品情報設定欄15bの設定操作を受け付けた場合、第2対象商品の商品情報の設定を受け付ける。商品情報は、商品名、説明の情報、商品の状態(「新品、未使用」、「未使用に近い」または「目立った傷や汚れなし」等)、配送料の負担、発送元の地域、発送までの日数、販売数量または金額等を含む。
【0112】
ライバー端末2は、出品ボタン15cのタッチ操作を受け付けた場合、商品画像設定欄15aにより設定された商品画像、及び商品情報設定欄15bにより設定された商品情報をサーバ1に送信する。サーバ1は、ライバー端末2から送信された商品画像及び商品情報を受信する。サーバ1は、受信した商品画像及び商品情報を商品DB173及び出品情報DB174に記憶する。
【0113】
図17は、実施形態2におけるライブ配信画面の一例を示す説明図である。当該画面は、アフィリエイト対象商品表示欄13a及び第2対象商品表示欄13bを含む。アフィリエイト対象商品表示欄13aは、アフィリエイト対象商品を表示する表示欄である。第2対象商品表示欄13bは、第2対象商品を表示する表示欄である。
【0114】
ライバー端末2は、例えば、視聴が可能なライブ配信サービスを提供しているプラットフォーム等を通じて、当該ライブ配信画面を起動する。ライバー端末2は、ライバーIDをサーバ1に送信する。サーバ1は、ライバー端末2から送信されたライバーIDに基づき、当該ライバーが販売しているアフィリエイト対象商品の商品ID及び販売数と、第2対象商品の商品ID及び販売数とを出品情報DB174から取得する。サーバ1は、各商品IDに基づき、各アフィリエイト対象商品及び第2対象商品の画像及び金額を商品DB173から取得する。
【0115】
サーバ1は、取得した各アフィリエイト対象商品及び第2対象商品の画像、金額及び販売数をライバー端末2に送信する。ライバー端末2は、サーバ1から送信された各アフィリエイト対象商品及び第2対象商品の画像、金額及び販売数を受信する。ライバー端末2は、受信した各アフィリエイト対象商品の画像、金額及び販売数を、該当するアフィリエイト対象商品表示欄13aに表示する。ライバー端末2は、受信した各第2対象商品の画像、金額及び販売数を、該当する第2対象商品表示欄13bに表示する。
【0116】
図示のように、アフィリエイト対象商品と、第2対象商品とが異なる形態で画面に表示される。例えば、アフィリエイト対象商品表示欄13aの枠、及び第2対象商品表示欄13bの枠を異なるパターンで表示しても良い。例えば、アフィリエイト対象商品表示欄13aの枠を実線で表示し、第2対象商品表示欄13bの枠を点線で表示する。または、アフィリエイト対象商品表示欄13aの枠、及び第2対象商品表示欄13bの枠を色分けで表示しても良い。例えば、アフィリエイト対象商品表示欄13aの枠を赤で表示し、第2対象商品表示欄13bの枠を青で表示する。
【0117】
なお、アフィリエイト対象商品の特定処理に関しては、実施形態1と同様であるため、説明を省略する。以下では、第2対象商品の特定処理を説明する。
【0118】
図18は、第2対象商品を特定する際の処理手順を示すフローチャートである。ライバー端末2の制御部21は、ライバーによる第2対象商品の画像の設定を入力部24または撮影部26により受け付ける(ステップS231)。制御部21は、ライバーによる第2対象商品の商品情報の設定を入力部24により受け付ける(ステップS232)。第2対象商品の商品情報は、商品名、説明の情報、商品の状態、配送料の負担、発送元の地域、発送までの日数、販売数量または金額等を含む。
【0119】
制御部21は、受け付けた第2対象商品の画像及び商品情報を通信部23によりサーバ1に送信する(ステップS233)。サーバ1の制御部11は、ライバー端末2から送信された第2対象商品の画像及び商品情報を通信部13により受信する(ステップS131)。制御部11は、受信した画像及び商品情報を大容量記憶部17に記憶し(ステップS132)、処理を終了する。
【0120】
具体的には、制御部11は、第2対象商品に対して商品IDを割り振る。制御部11は、割り振った商品IDに基づき、「第2対象商品」である商品の種類、商品名、商品の説明、画像、金額、商品の状態、配送料の負担、発送元の地域及び発送までの日数を一つのレコードとして商品DB173に記憶する。制御部11は、当該第2対象商品に対して出品IDを割り振る。制御部11は、割り振った出品IDに対応付けて、「第2対象商品」である商品の種類、商品ID、ライバーID及び販売数を一つのレコードとして出品情報DB174に記憶する。
【0121】
図19は、ライブ配信画面にアフィリエイト対象商品及び第2対象商品に関する情報を出力する際の処理手順を示すフローチャートである。ライバー端末2の制御部21は、例えば、視聴が可能なライブ配信サービスを提供しているプラットフォーム等を通じて、ライブ配信画面を起動する(ステップSS241)。
【0122】
制御部21は、特定対象となるアフィリエイト対象商品及び第2対象商品に関する情報(販売数及び金額等)の取得リクエストを通信部23によりサーバ1に送信する(ステップS242)。取得リクエストには、ライバーID等が含まれる。サーバ1の制御部11は、ライバー端末2から送信された取得リクエストを通信部13により受信する(ステップS141)。
【0123】
制御部11は、受信した取得リクエストに応じて、当該ライバーが販売している単一または複数のアフィリエイト対象商品及び第2対象商品に関する情報を取得する(ステップS142)。具体的には、制御部11は、取得リクエストに含まれるライバーIDに基づき、該当するアフィリエイト対象商品及び第2対象商品の商品ID及び販売数を大容量記憶部17の出品情報DB174から取得する。制御部11は、取得した各商品IDに基づき、各アフィリエイト対象商品及び第2対象商品の商品名、画像または金額を大容量記憶部17の商品DB173から取得する。
【0124】
制御部11は、取得したアフィリエイト対象商品及び第2対象商品に関する情報を通信部13によりライバー端末2に送信する(ステップS143)。アフィリエイト対象商品及び第2対象商品に関する情報には、商品ID、商品名、画像、金額または販売数等が含まれる。ライバー端末2の制御部21は、サーバ1から送信されたアフィリエイト対象商品及び第2対象商品に関する情報を通信部23により受信する(ステップS243)。制御部21は、ライブ配信中の画面に、受信したアフィリエイト対象商品及び第2対象商品に関する情報を表示部25により表示し(ステップS244)、処理を終了する。
【0125】
本実施形態によると、アフィリエイト対象商品とは異なる第2対象商品を特定することが可能となる。
【0126】
本実施形態によると、ライブ配信中の画面に、アフィリエイト対象商品及び第2対象商品に関する情報を出力することが可能となる。
【0127】
本実施形態によると、ライブ配信中にアフィリエイト対象商品と第2対象商品との両方を販売することにより、販売商品の多様性を向上させることが可能となる。
【0128】
(実施形態3)
実施形態3は、ライバー自身が、アフィリエイト対象商品の購入を通じて成果報酬を受け取ることが可能なセルフバックの申込を受け付ける形態に関する。なお、実施形態1~2と重複する内容については説明を省略する。
【0129】
図20は、アフィリエイト対象商品におけるセルフバックの申込画面の一例を示す説明図である。当該画面は、画像表示欄16a、商品名表示欄16b、金額表示欄16c、商品説明表示欄16d、商品情報表示欄16e及び申込ボタン(セルフバックで購入する)16fを含む。
【0130】
画像表示欄16aは、アフィリエイト対象商品の画像を表示する表示欄である。商品名表示欄16bは、アフィリエイト対象商品の商品名を表示する表示欄である。金額表示欄16cは、アフィリエイト対象商品の金額を表示する表示欄である。
【0131】
商品説明表示欄16dは、アフィリエイト対象商品の説明情報を表示する表示欄である。商品情報表示欄16eは、アフィリエイト対象商品に関する情報を表示する表示欄である。申込ボタン16fは、アフィリエイト対象商品におけるセルフバックの申込を受け付けるボタンである。
【0132】
ライバー端末2は、アフィリエイト対象商品の商品IDをサーバ1に送信する。サーバ1は、ライバー端末2から送信された商品IDに基づき、アフィリエイト対象商品に関する情報を商品DB173から取得する。アフィリエイト対象商品に関する情報は、商品名、商品の説明、画像、金額、商品状態(例えば、「新品、未使用」)、配送料の負担、発送元の地域、発送までの日数、セルフバックの報酬またはセルフバックの成果条件等を含む。
【0133】
サーバ1は、アフィリエイト対象商品の商品IDに基づき、当該アフィリエイト対象商品を取り扱う業者の業者名称を業者DB172から取得する。サーバ1は、取得したアフィリエイト対象商品に関する情報及び業者名称をライバー端末2に送信する。ライバー端末2は、サーバ1から送信されたアフィリエイト対象商品に関する情報及び業者名称を受信して画面に表示する。
【0134】
具体的には、ライバー端末2は、アフィリエイト対象商品の画像を画像表示欄16aに表示し、商品名を商品名表示欄16bに表示する。ライバー端末2は、アフィリエイト対象商品の金額を金額表示欄16cに表示し、商品の説明を商品説明表示欄16dに表示する。
【0135】
ライバー端末2は、商品状態、配送料の負担、発送元の地域、発送までの日数、セルフバックの報酬、業者名称(出品企業)及びセルフバックの成果条件を商品情報表示欄16eに表示する。図示のように、例えば、セルフバックの報酬が「新規購入7000円」であり、セルフバックの成果条件が「商品到着後、30日以内ライブ配信で紹介することを確認した。セルフバック報酬は初回購入時のみ獲得できることを確認した。報酬確定までの予定日数を確認した。」であっても良い。
【0136】
ライバー端末2は、申込ボタン16fのタッチ操作を受け付けた場合、ライバーID及びアフィリエイト対象商品の商品IDをサーバ1に送信する。サーバ1は、ライバー端末2から送信されたライバーID及び商品IDを受信する。サーバ1は、受信したライバーID及び商品IDに対応付けて、当該アフィリエイト対象商品の販売履歴を販売履歴DB176に記憶する。
【0137】
具体的には、サーバ1は、ライバーID及び商品IDに対応付けて、購入ユーザID、購入日時、成果報酬、「未承認」である承認情報、及び「受取予定」である報酬受取状況を一つのレコードとして販売履歴DB176に記憶する。購入ユーザIDは、セルフバックによる購入の場合、ライバー自身のライバーIDと同一である。
【0138】
図21は、セルフバックの申込を受け付ける際の処理手順を示すフローチャートである。ライバー端末2の制御部21は、セルフバック購入対象となるアフィリエイト対象商品の商品IDを通信部23によりサーバ1に送信する(ステップS251)。サーバ1の制御部11は、ライバー端末2から送信された商品IDを通信部13により受信する(ステップS150)。
【0139】
制御部11は、受信した商品IDに基づき、商品名、商品の説明、画像、金額、商品状態、配送料の負担、発送元の地域、発送までの日数、セルフバックの報酬またはセルフバックの成果条件等を含むアフィリエイト対象商品に関する情報を大容量記憶部17の商品DB173から取得する(ステップS151)。制御部11は、取得したアフィリエイト対象商品に関する情報に基づき、セルフバックの申込画面を生成する(ステップS152)。
【0140】
制御部11は、生成したセルフバックの申込画面を通信部13によりライバー端末2に送信する(ステップS153)。ライバー端末2の制御部21は、サーバ1から送信されたセルフバックの申込画面を通信部23により受信する(ステップS252)。制御部21は、受信したセルフバックの申込画面を表示部25により表示する(ステップS253)。
【0141】
制御部21は、ライバーによるセルフバックの申込を入力部24により受け付ける(ステップS254)。制御部21は、セルフバック購入による当該アフィリエイト対象商品の販売情報を通信部23によりサーバ1に送信する(ステップS255)。販売情報には、ライバーID、商品IDまたは購入日時等が含まれる。サーバ1の制御部11は、ライバー端末2から送信された販売情報を通信部13により受信する(ステップS154)。
【0142】
制御部11は、受信した販売情報を大容量記憶部17の販売履歴DB176に記憶する(ステップS155)。具体的には、制御部11は、ライバーID及び商品IDに対応付けて、ライバーIDと同一である購入ユーザID、購入日時、成果報酬、「未承認」である承認情報、及び「受取予定」である報酬受取状況を一つのレコードとして販売履歴DB176に記憶する。
【0143】
制御部11は、セルフバックの成果条件を満たすか否かを判定する(ステップS156)。例えば、セルフバックの成果条件が「商品到着後、30日以内ライブ配信で紹介することを確認した。セルフバック報酬は初回購入時のみ獲得できることを確認した。報酬確定までの予定日数を確認した。」である。
【0144】
例えば、制御部11は、当該アフィリエイト対象商品の届け日を、例えば配送業者の管理サーバから取得する。制御部11は、ライバーが利用しているライブ配信サービスのプラットフォームから、当該ライバーのライブ配信履歴を取得する。制御部11は、取得した届け日とライブ配信履歴とに基づき、所定の期間(例えば、30日)内のライブ配信を実施したか否かを判定する。
【0145】
制御部11は、ライバーID及びアフィリエイト対象商品の商品IDに基づき、ライバー自身による当該アフィリエイト対象商品の購入回数を販売履歴DB176から集計する。制御部11は、集計した購入回数に基づき、当該セルフバック購入が初回購入であるか否かを判定する。制御部11は、商品IDに基づき、成果確定日数(報酬確定までの予定日数)を商品DB173から取得する。制御部11は、取得した成果確定日数が経過したか否かを判定する。
【0146】
制御部11は、ライバーが所定の期間内のライブ配信を実施したこと、当該セルフバック購入が初回購入であること、及び成果確定日数が経過したことを判定した場合、セルフバックの成果条件を満たすと判定する。または、制御部11は、上記条件のうちいずれかの条件を満たしていない場合、セルフバックの成果条件を満たしていないと判定する。
【0147】
制御部11は、セルフバックの成果条件を満たしていないと判定した場合(ステップS156でNO)、セルフバックによるアフィリエイト対象商品の購入に対し、成果報酬を受け取ることができない否認処理を行う(ステップS157)。制御部11は、後述するステップS159の処理に遷移する。なお、制御部11は、セルフバックの成果条件を満たしていない場合、未承認処理を行っても良い。
【0148】
制御部11は、セルフバックの成果条件を満たすと判定した場合(ステップS156でYES)、セルフバックによるアフィリエイト対象商品の購入に対し、成果報酬を受け取ることが可能である承認処理を行う(ステップS158)。制御部11は、ライバーID及び商品IDに対応付けて、承認または否認等を含む成果報酬の承認情報を大容量記憶部17の販売履歴DB176に記憶する(ステップS159)。
【0149】
制御部11は、成果報酬の承認情報を通信部13によりライバー端末2に送信する(ステップS160)。ライバー端末2の制御部21は、サーバ1から送信された承認情報を通信部23により受信する(ステップS256)。制御部21は、受信した承認情報を表示部25により表示し(ステップS257)、処理を終了する。
【0150】
本実施形態によると、セルフバックの申込を受け付けることが可能となる。
【0151】
(実施形態4)
実施形態4は、アフィリエイト対象商品に関する統計情報を出力する形態に関する。なお、実施形態1~3と重複する内容については説明を省略する。
【0152】
本実施形態では、アフィリエイト対象商品を取り扱う業者の情報処理端末3を有する。情報処理端末3は、アフィリエイト対象商品に関する統計情報の受信及び表示等を行う端末装置である。情報処理端末3は、例えばスマートフォン、携帯電話、アップルウォッチ等のウェアラブルデバイス、タブレット、またはパーソナルコンピュータ端末等の情報処理機器である。以下では簡潔のため、情報処理端末3を業者端末3と読み替える。
【0153】
図22は、業者端末3の構成例を示すブロック図である。業者端末3は、制御部31、記憶部32、通信部33、入力部34、表示部35及び撮影部36を含む。各構成はバスBで接続されている。なお、業者端末3の構成に関しては、ライバー端末2の構成と同様であるため、説明を省略する。
【0154】
アフィリエイト対象商品に関する統計情報は、アフィリエイト対象商品毎に計数されたライバー数、ライバー毎に計数されたアフィリエイト対象商品の販売数、または、所定期間(例えば、週、月、四半期または年等)内のアフィリエイト対象商品の販売総数等を含む。
【0155】
図23は、アフィリエイト対象商品毎に計数されたライバー数の表示画面の一例を示す説明図である。業者端末3は、アフィリエイト対象商品毎のライバー数の取得リクエストをサーバ1に送信する。取得リクエストには、業者ID、商品ID及び対象月(例えば、当月)等が含まれる。
【0156】
サーバ1は、業者端末3から送信された取得リクエストを受信する。サーバ1は、受信した業者ID、商品ID及び対象月に基づき、アフィリエイト対象商品の特定情報を業者DB172及び出品情報DB174から取得する。特定情報は、ライバーID、アフィリエイト対象商品の商品IDまたは業者ID等を含む。
【0157】
サーバ1は、取得した特定情報に基づき、ライバー管理DB175から対象月におけるライバー数(提携ライバー数)、及び累計ライバー数(累計提携ライバー数)を計数する。サーバ1は、ライバーID及び対象月に基づき、承認情報が「承認済み」であるアフィリエイト対象商品及び「未承認」であるアフィリエイト対象商品に対し、対象月における成果件数を販売履歴DB176から計数する。
【0158】
サーバ1は、計数した対象月におけるライバー数、累計ライバー数及び成果件数を業者端末3に送信する。業者端末3は、サーバ1から送信された対象月におけるライバー数、累計ライバー数及び成果件数を受信して画面に表示する。図示のように、例えば、商品IDが「A-0001」であるアフィリエイト対象商品に対し、対象月(当月)におけるライバー数が10人であり、累計ライバー数が20人であり、且つ、成果件数が10件である。
【0159】
なお、図23では、アフィリエイト対象商品毎のライバー数を計数したが、これに限るものではない。例えば、複数種類のアフィリエイト対象商品に対し、対象月におけるライバー数、累計ライバー数及び成果件数を計数しても良い。
【0160】
図24は、ライバー毎に計数されたアフィリエイト対象商品の販売数の表示画面の一例を示す説明図である。業者端末3は、ライバー毎のアフィリエイト対象商品の販売数の取得リクエストをサーバ1に送信する。取得リクエストには、業者ID、商品ID及び対象月(例えば、当月)等が含まれる。
【0161】
サーバ1は、業者端末3から送信された取得リクエストを受信する。サーバ1は、受信した業者ID、商品ID及び対象月に基づき、当該アフィリエイト対象商品の販売情報を販売履歴DB176から取得する。販売情報は、商品ID及び購入日時等を含む。サーバ1は、取得した販売情報に基づき、ライバー毎に対象月におけるアフィリエイト対象商品の販売数を計数する。サーバ1は、計数した販売数に基づき、対象月における月間ランキングを算出する。
【0162】
サーバ1は、対象月において、ライバー毎に計数されたアフィリエイト対象商品の販売数、及び月間ランキングを業者端末3に送信する。業者端末3は、サーバ1から送信されたアフィリエイト対象商品の販売数及び月間ランキングを受信して画面に表示する。
【0163】
図示のように、例えば、商品IDが「A-0001」であるアフィリエイト対象商品に対し、当月において、ライバーAの販売数が6件であり、ライバーBの販売数が1件であり、且つ、ライバーCの販売数が3件である。月間ランキングについて、ライバーAが第1位であり、ライバーCが第2位であり、且つ、ライバーBが第3位である。
【0164】
なお、図23では、対象月におけるライバー毎のアフィリエイト対象商品の販売数を計数したが、これに限るものではない。例えば、対象月に関係なく、ライバー毎のアフィリエイト対象商品の販売総数を計数しても良い。
【0165】
図25は、所定期間内のアフィリエイト対象商品の販売総数の表示画面の一例を示す説明図である。所定期間は、例えば、週、月、四半期または年等を含む。業者端末3は、所定期間内のアフィリエイト対象商品の販売総数の取得リクエストをサーバ1に送信する。取得リクエストには、業者ID、商品ID及び所定期間(例えば、月)等が含まれる。
【0166】
サーバ1は、業者端末3から送信された取得リクエストを受信する。サーバ1は、受信した業者ID、商品ID及び所定期間(例えば、月)に基づき、月毎のライバー数(提携ライバー数)をライバー管理DB175から集計する。サーバ1は、受信した商品ID及び所定期間(例えば、月)に基づき、月毎のアフィリエイト対象商品の販売総数、及び承認情報が「承認済み」である当該アフィリエイト対象商品の承認件数を集計する。サーバ1は、集計した月毎のライバー数、アフィリエイト対象商品の販売総数及び承認件数を業者端末3に送信する。
【0167】
業者端末3は、サーバ1から送信された月毎のライバー数、アフィリエイト対象商品の販売総数及び承認件数を受信する。業者端末3は、受信した月毎のライバー数、アフィリエイト対象商品の販売総数及び承認件数に基づき、ライバー数、販売総数及び承認件数のそれぞれの合計を算出する。業者端末3は、受信した月毎のライバー数、アフィリエイト対象商品の販売総数及び承認件数、並びに、それぞれの合計を画面に表示する。
【0168】
図26は、アフィリエイト対象商品に関する統計情報を出力する際の処理手順を示すフローチャートである。業者端末3の制御部31は、アフィリエイト対象商品に関する統計情報の取得リクエストを通信部33によりサーバ1に送信する(ステップS361)。取得リクエストには、業者ID、商品ID及び対象月等が含まれる。サーバ1の制御部11は、業者端末3から送信された取得リクエストを通信部13により受信する(ステップS161)。
【0169】
制御部11は、受信した業者ID、商品ID及び対象月に基づき、アフィリエイト対象商品の特定情報(ライバーID、商品IDまたは業者ID等)を大容量記憶部17の業者DB172及び出品情報DB174から取得する(ステップS162)。制御部11は、取得した特定情報に基づき、大容量記憶部17のライバー管理DB175から、アフィリエイト対象商品毎に対象月におけるライバー数を計数する(ステップS163)。
【0170】
制御部11は、受信した業者ID、商品ID及び対象月に基づき、当該アフィリエイト対象商品の販売情報(商品ID及び購入日時等)を大容量記憶部17の販売履歴DB176から取得する(ステップS164)。制御部11は、取得した販売情報に基づき、ライバー毎に対象月におけるアフィリエイト対象商品の販売数を計数する(ステップS165)。
【0171】
制御部11は、受信した商品ID及び対象月に基づき、対象月におけるアフィリエイト対象商品の販売総数を集計する(ステップS166)。制御部11は、対象月において、アフィリエイト対象商品毎に計数されたライバー数、ライバー毎に計数されたアフィリエイト対象商品の販売数、及び所定期間(例えば、対象月)内のアフィリエイト対象商品の販売総数を含む統計情報を通信部13により業者端末3に送信する(ステップS167)。
【0172】
業者端末3の制御部31は、サーバ1から送信された統計情報を通信部33により受信する(ステップS362)。制御部31は、受信した統計情報を表示部35により表示し(ステップS363)、処理を終了する。
【0173】
なお、図26には、統計情報が、アフィリエイト対象商品毎に計数されたライバー数、ライバー毎に計数された販売数、及び所定期間内の販売総数を含む例を説明したが、これに限らず、これらの統計情報の一部、または他の種類の統計情報であっても良い。
【0174】
本実施形態によると、アフィリエイト対象商品の特定情報に基づき、アフィリエイト対象商品毎にライバー数を計数することが可能となる。
【0175】
本実施形態によると、アフィリエイト対象商品の販売情報に基づき、ライバー毎にアフィリエイト対象商品の販売数を計数することが可能となる。
【0176】
本実施形態によると、所定期間内のアフィリエイト対象商品の販売総数を出力することが可能となる。
【0177】
(実施形態5)
実施形態5は、業者によるアフィリエイト対象商品の販売オファーを、当該アフィリエイト対象商品を販売していないライバーに出力する形態に関する。なお、実施形態1~4と重複する内容については説明を省略する。
【0178】
図27は、アフィリエイト対象商品の販売オファーをライバー端末2に出力する際の処理手順を示すフローチャートである。サーバ1の制御部11は、アフィリエイト対象商品を取り扱う業者による、当該アフィリエイト対象商品の販売オファーの送信リクエストを通信部13により業者端末3から受信する(ステップS171)。送信リクエストには、業者ID及びアフィリエイト対象商品の商品ID等が含まれる。
【0179】
制御部11は、受信した販売オファーの送信リクエストに応じて、当該アフィリエイト対象商品に関する情報(商品名、商品の説明、画像、セルフバックの有無を示す情報または成果報酬等)を大容量記憶部17の商品DB173から取得する(ステップS172)。制御部11は、取得したアフィリエイト対象商品に関する情報に基づき、販売オファーを生成する(ステップS173)。販売オファーには、業者の名称及びアフィリエイト対象商品に関する情報等が含まれる。
【0180】
制御部11は、販売オファーの送信対象となるライバーを特定する(ステップS174)。具体的には、制御部11は、各ライバーのライバーIDを大容量記憶部17のライバーDB171から取得する。制御部11は、アフィリエイト対象商品の商品IDに基づき、当該アフィリエイト対象商品を販売しているライバーのライバーIDを出品情報DB174から抽出する。制御部11は、ライバーDB171から取得された全てのライバーIDから、出品情報DB174から抽出されたライバーIDを除いた後の各ライバーIDを取得する。制御部11は、取得した各ライバーIDを送信対象となるライバーのライバーIDとして特定する。
【0181】
制御部11は、特定したライバーIDに基づき、通信部13を介して、生成したアフィリエイト対象商品の販売オファーを該当するライバー端末2に送信する(ステップS175)。例えば、ライバーの電子メールアドレスまたはSNSのアカウント等が予め大容量記憶部17のライバーDB171に記憶された場合(図3に図示なし)、制御部11は、特定したライバーIDに基づき、該当するライバーの電子メールアドレスまたはSNSのアカウントをライバーDB171から取得する。制御部11は、取得した電子メールアドレスまたはSNSのアカウント宛に、生成した販売オファーを通信部13によりライバー端末2に送信しても良い。該当するライバー端末2の制御部21は、サーバ1から送信された販売オファーを通信部23により受信する(ステップS271)。制御部21は、受信した販売オファーを表示部25により表示し(ステップS272)、処理を終了する。
【0182】
本実施形態によると、業者によるアフィリエイト対象商品の販売オファーを、当該アフィリエイト対象商品を販売していないライバーに出力することが可能となる。
【0183】
本実施形態によると、販売オファーを提供することにより、アフィリエイト対象商品を提携するライバーを増加させることが可能となる。
【0184】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0185】
各実施形態に記載した事項は相互に組み合わせることが可能である。また、特許請求の範囲に記載した独立請求項及び従属請求項は、引用形式に関わらず全てのあらゆる組み合わせにおいて、相互に組み合わせることが可能である。さらに、特許請求の範囲には他の2以上のクレームを引用するクレームを記載する形式(マルチクレーム形式)を用いているが、これに限るものではない。マルチクレームを少なくとも一つ引用するマルチクレーム(マルチマルチクレーム)を記載する形式を用いて記載しても良い。
【符号の説明】
【0186】
1 情報処理装置(サーバ)
11 制御部
12 記憶部
13 通信部
14 入力部
15 表示部
16 読取部
17 大容量記憶部
171 ライバーDB
172 業者DB
173 商品DB
174 出品情報
175 ライバー管理
176 販売履歴
1a 可搬型記憶媒体
1b 半導体メモリ
1P 制御プログラム
2 情報処理端末(ライバー端末)
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
24 入力部
25 表示部
26 撮影部
2P 制御プログラム
3 情報処理端末(業者端末)
31 制御部
32 記憶部
33 通信部
34 入力部
35 表示部
36 撮影部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
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図15
図16
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図21
図22
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図24
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図26
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