(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024032497
(43)【公開日】2024-03-12
(54)【発明の名称】デバイスサーバ、接続方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
H04L 12/46 20060101AFI20240305BHJP
【FI】
H04L12/46 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022136177
(22)【出願日】2022-08-29
(71)【出願人】
【識別番号】500112146
【氏名又は名称】サイレックス・テクノロジー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109210
【弁理士】
【氏名又は名称】新居 広守
(72)【発明者】
【氏名】八木 祐太朗
(72)【発明者】
【氏名】平尾 英典
(72)【発明者】
【氏名】上田 裕二郎
(72)【発明者】
【氏名】栗林 孝行
【テーマコード(参考)】
5K033
【Fターム(参考)】
5K033CB08
5K033DA06
5K033DA13
5K033DB18
(57)【要約】
【課題】デバイスサーバを利用する際のユーザビリティを向上することができるデバイスサーバを提供する。
【解決手段】デバイスサーバ10は、デバイスサーバ10に接続するために必要なアドレス情報を含む設定ファイルをユーザに通知する通信部11と、アドレス情報を用いてデバイスサーバ10に接続されたデバイスへの接続要求を行ったユーザの端末と、デバイスとを接続する制御部12と、を備える。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
デバイスサーバであって、
前記デバイスサーバに接続するために必要なアドレス情報を含む設定ファイルをユーザに通知する通信部と、
前記アドレス情報を用いて前記デバイスサーバに接続されたデバイスへの接続要求を行った前記ユーザの端末と、前記デバイスとを接続する制御部と、を備える、
デバイスサーバ。
【請求項2】
前記通信部は、前記ユーザのメールアドレスに前記設定ファイルを送信することで、前記設定ファイルを前記ユーザに通知する、
請求項1に記載のデバイスサーバ。
【請求項3】
前記通信部は、前記端末から前記デバイスへの接続要求を受けた場合、前記端末が前記デバイスに接続するためのパスワードを前記ユーザに通知し、
前記制御部は、前記パスワードを用いて前記デバイスへの接続要求を行った前記端末と、前記デバイスとを接続する、
請求項1又は2に記載のデバイスサーバ。
【請求項4】
前記パスワードは、ワンタイムパスワードである、
請求項3に記載のデバイスサーバ。
【請求項5】
前記通信部は、前記端末から前記デバイスへの接続要求を受けた場合、前記ユーザに関するユーザ情報を、前記デバイスサーバを管理する管理者に通知する、
請求項1又は2に記載のデバイスサーバ。
【請求項6】
前記ユーザ情報は、利用する前記デバイスと関連づけて前記ユーザを特定するための情報を含む、
請求項5に記載のデバイスサーバ。
【請求項7】
前記デバイスサーバには、複数の前記デバイスが接続され、
前記設定ファイルは、さらに、複数の前記デバイスのうち、前記端末が接続することを許可された前記デバイスを示す情報を含む、
請求項1又は2に記載のデバイスサーバ。
【請求項8】
前記設定ファイルは、さらに、前記端末が前記デバイスへ接続することを許可された時間帯を示す情報、又は、前記端末が前記デバイスへ接続することを許可された期間を示す情報を含む、
請求項1又は2に記載のデバイスサーバ。
【請求項9】
前記通信部は、前記デバイスサーバを管理する管理者からの指示に応じて、前記設定ファイルを前記ユーザに通知する、
請求項1又は2に記載のデバイスサーバ。
【請求項10】
前記デバイスサーバと前記端末とは、ワイドエリアネットワークを介して接続可能となっており、
前記アドレス情報は、前記端末を前記デバイスサーバに接続するためのルータのグローバルIPアドレスである、
請求項1又は2に記載のデバイスサーバ。
【請求項11】
前記デバイスサーバと前記端末とは、ローカルエリアネットワークを介して接続可能となっており、
前記アドレス情報は、前記デバイスサーバのプライベートIPアドレスである、
請求項1又は2に記載のデバイスサーバ。
【請求項12】
前記通信部は、前記端末と前記デバイスサーバとの接続が切断された場合、前記端末と前記デバイスサーバとの接続が切断されたことを示す情報を、前記デバイスサーバを管理する管理者に通知する、
請求項1又は2に記載のデバイスサーバ。
【請求項13】
ユーザの端末とデバイスサーバに接続されたデバイスとを接続するための、前記デバイスサーバにより実行される接続方法であって、
前記デバイスサーバに接続するために必要なアドレス情報を含む設定ファイルを前記ユーザに通知する通知ステップと、
前記アドレス情報を用いて前記デバイスへの接続要求を行った前記端末と、前記デバイスとを接続する接続ステップと、を含む、
接続方法。
【請求項14】
請求項13に記載の接続方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デバイスサーバ、接続方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、デバイスサーバと呼ばれる装置が普及している(例えば特許文献1参照)。デバイスサーバは、USB(Universal Serial Bus)を介して自身に接続されたMFP(Multi Function Peripheral)、スキャナ又は地デジチューナーといったコンピュータ周辺機器(以下、デバイスとも呼ぶ)をネットワークに接続し、複数のユーザの端末(例えば、PC又はタブレット等)からネットワークを介してこれらのデバイスを利用するための装置である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ユーザの端末がこのようなデバイスサーバにネットワークを介して接続するためには、アドレス情報が必要となる。このため、デバイスサーバの管理者がアドレス情報を、ユーザに直接提供する必要があり、管理者の手間がかかる。また、ユーザの端末が自身にインストールされたアプリケーションを用いてデバイスサーバに接続する際に、ユーザは、管理者から提供されたアドレス情報をアプリケーションに設定する必要があり、事前準備が多くなる。
【0005】
また、例えば、ユーザの端末から外部ネットワーク(例えばインターネットなど)を経由してローカルエリアネットワーク(例えば、社内LAN)上に接続されたデバイスサーバを利用したい場合には、管理者はデバイスサーバのアドレス情報のほかに外部ネットワークを中継するための中継装置(例えばルータなど)のアドレス情報もデバイスサーバを利用する前に、ユーザに提供する必要がある。つまり、デバイスサーバに接続するために必要なアドレス情報をユーザが知っておく必要がある。
【0006】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、デバイスサーバを利用する際のユーザビリティを向上することができるデバイスサーバ等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るデバイスサーバは、デバイスサーバであって、前記デバイスサーバに接続するために必要なアドレス情報を含む設定ファイルをユーザに通知する通信部と、前記アドレス情報を用いて前記デバイスサーバに接続されたデバイスへの接続要求を行った前記ユーザの端末と、前記デバイスとを接続する制御部と、を備える。
【0008】
デバイスサーバからユーザへデバイスサーバに接続するために必要なアドレス情報を含む設定ファイルが通知されるため、デバイスサーバの管理者はユーザにこれらアドレス情報を逐一提供する必要がなく、管理者の手間を減らすことができる。また、ユーザは、ユーザの端末にインストールされたアプリケーション(具体的にはデバイスサーバに接続しデバイスを利用するためのアプリケーション)に、設定ファイルをインポートするだけで、ユーザの端末をデバイスサーバに接続することができるため、事前準備を減らすことができる。このように、本発明のデバイスサーバによれば、デバイスサーバを利用する際のユーザビリティを向上することができる。
【0009】
また、前記通信部は、前記ユーザのメールアドレスに前記設定ファイルを送信することで、前記設定ファイルを前記ユーザに通知してもよい。
【0010】
メールによるファイルの送受信は一般的に広く利用されているため、デバイスサーバは、ユーザのメールアドレスに設定ファイルを送信することで、容易に設定ファイルをユーザに通知することができる。また、ユーザは、ユーザのメールアドレスのメールサーバから設定ファイルを取得して(例えばユーザの端末に設定ファイルをダウンロードして)、ユーザの端末にインストールされたアプリケーションにインポートするだけで、デバイスサーバに接続するための設定を別途することなく、容易にユーザの端末をデバイスサーバに接続することができる。また、設定ファイルは、予め登録されたメールアドレスに送信されるため、セキュリティに優れる。
【0011】
また、前記通信部は、前記端末から前記デバイスへの接続要求を受けた場合、前記端末が前記デバイスに接続するためのパスワードを前記ユーザに通知し、前記制御部は、前記パスワードを用いて前記デバイスへの接続要求を行った前記端末と、前記デバイスとを接続してもよい。
【0012】
ユーザの端末をデバイスに接続するために、パスワードが必要となり、設定ファイルに含まれるアドレス情報を用いて接続要求を行ったユーザにパスワードが通知されるため、さらなるセキュリティの強化が可能となる。
【0013】
また、前記パスワードは、ワンタイムパスワードであってもよい。
【0014】
ユーザに通知されるパスワードがワンタイムパスワードとなっているため、パスワードの漏洩時のリスクを抑制することができ、セキュリティのさらなる強化が可能となる。
【0015】
また、前記通信部は、前記端末から前記デバイスへの接続要求を受けた場合、前記ユーザに関するユーザ情報を、前記デバイスサーバを管理する管理者に通知してもよい。
【0016】
これによれば、デバイスサーバの管理者は、誰がデバイスへの接続要求を行ったかを管理することができる。
【0017】
また、前記ユーザ情報は、利用する前記デバイスと関連づけて前記ユーザを特定するための情報を含んでいてもよい。
【0018】
これによれば、デバイスサーバの管理者は、誰がデバイスを利用しているかを管理又は監視することができる。
【0019】
また、前記デバイスサーバには、複数の前記デバイスが接続され、前記設定ファイルは、さらに、複数の前記デバイスのうち、前記端末が接続することを許可された前記デバイスを示す情報を含んでいてもよい。
【0020】
これによれば、ユーザの端末が接続することを許可されたデバイスを示す情報も含まれている設定ファイルをユーザに通知することで、複数のデバイスに対するユーザの端末の接続を容易に制限することができる。
【0021】
また、前記設定ファイルは、さらに、前記端末が前記デバイスへ接続することを許可された時間帯を示す情報、又は、前記端末が前記デバイスへ接続することを許可された期間を示す情報を含んでいてもよい。
【0022】
これによれば、ユーザの端末がデバイスへ接続することを許可された時間帯又は期間も含まれている設定ファイルをユーザに通知することで、デバイスに対するユーザの端末の接続時間帯又は接続期間を容易に制限することができる。
【0023】
また、前記通信部は、前記デバイスサーバを管理する管理者からの指示に応じて、前記設定ファイルを前記ユーザに通知してもよい。
【0024】
これによれば、管理者が許可したユーザに対して設定ファイルを通知することができる。
【0025】
また、前記デバイスサーバと前記端末とは、ワイドエリアネットワークを介して接続可能となっており、前記アドレス情報は、前記端末を前記デバイスサーバに接続するためのルータのグローバルIPアドレスであってもよい。
【0026】
デバイスサーバとユーザの端末とがワイドエリアネットワークを介して接続可能となっている場合には、ルータのグローバルIPアドレスがユーザに通知されるため、ユーザの端末は、このグローバルIPアドレスを用いてデバイスへの接続要求をデバイスサーバに対して行うことができる。
【0027】
また、前記デバイスサーバと前記端末とは、ローカルエリアネットワークを介して接続可能となっており、前記アドレス情報は、前記デバイスサーバのプライベートIPアドレスであってもよい。
【0028】
デバイスサーバとユーザの端末とがローカルエリアネットワークを介して接続可能となっている場合には、デバイスサーバのプライベートIPアドレスがユーザに通知されるため、ユーザの端末は、このプライベートIPアドレスを用いてデバイスへの接続要求をデバイスサーバに対して行うことができる。
【0029】
また、前記通信部は、前記端末と前記デバイスサーバとの接続が切断された場合、前記端末と前記デバイスサーバとの接続が切断されたことを示す情報を、前記デバイスサーバを管理する管理者に通知してもよい。
【0030】
これによれば、デバイスサーバの管理者は、デバイスサーバの利用状況を管理又は監視することができる。
【0031】
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る接続方法は、ユーザの端末とデバイスサーバに接続されたデバイスとを接続するための、前記デバイスサーバにより実行される接続方法であって、前記デバイスサーバに接続するために必要なアドレス情報を含む設定ファイルを前記ユーザに通知する通知ステップと、前記アドレス情報を用いて前記デバイスへの接続要求を行った前記端末と、前記デバイスとを接続する接続ステップと、を含む。
【0032】
これによれば、デバイスサーバを利用する際のユーザビリティを向上することができる接続方法を提供することができる。
【0033】
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るプログラムは、上記の接続方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0034】
これによれば、デバイスサーバを利用する際のユーザビリティを向上することができるプログラムを提供することができる。
【発明の効果】
【0035】
本発明により、デバイスサーバを利用する際のユーザビリティを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【
図1】実施の形態に係るデバイスサーバを含むシステムの一例を示す構成図である。
【
図2】実施の形態に係るデバイスサーバの一例を示す構成図である。
【
図3】実施の形態に係るデバイスサーバを含むシステムにおける動作の流れの一例を示すシーケンス図である。
【
図4】その他の実施の形態に係る接続方法の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0037】
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0038】
以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、より好ましい形態を構成する任意の構成要素として説明される。なお、同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
【0039】
(実施の形態)
以下、実施の形態について
図1から
図3を用いて説明する。
【0040】
図1は、実施の形態に係るデバイスサーバ10を含むシステムの一例を示す構成図である。当該システムには、デバイスサーバ10の他に、例えば、デバイス20、ユーザ100の端末30及びルータ40が含まれ、
図1には、さらに、ユーザ100及びデバイスサーバ10を管理する管理者200も示されている。
【0041】
デバイスサーバ10は、ネットワークを介して端末30と接続されており、USBインタフェースを介して自身にローカル接続(
図1のUSB接続)されたデバイス20を、端末30から利用するための機能を有する装置(コンピュータ)である。例えば、ネットワークは、ワイドエリアネットワーク(WAN)であり、デバイスサーバ10は、NAT(Network Address Translation)機能を持つルータ40と接続される。つまり、デバイスサーバ10と端末30とは、WAN及びLANを介して接続可能となっており、端末30は、ルータ40のグローバルIPアドレスを指定することで、ルータ40と接続可能となり、さらにローカルエリアネットワーク(LAN)を介して接続されたデバイスサーバ10と接続することができる。これにより、端末30はデバイス20と通信可能に接続することができる。
【0042】
なお、上記ネットワークは、LANであってもよく、デバイスサーバ10と端末30とは、同一のネットワークセグメントに属していてもよい。つまり、デバイスサーバ10と端末30とは、LANを介して接続可能となっており、端末30は、デバイスサーバ10のプライベートIPアドレスを指定することで、デバイスサーバ10と接続することができ、そして、デバイス20と接続することができる。この場合、ルータ40が設けられていなくてもよい。
【0043】
デバイス20は、MFP、スキャナ又は地デジチューナーといったコンピュータ周辺機器であり、デバイスサーバ10が有するUSBインタフェースに接続可能なUSB機器である。デバイスサーバ10には、複数のデバイス20が接続されてもよく、デバイスサーバ10は、端末30からネットワークを介して複数のデバイス20のそれぞれを利用するための機能を有していてもよい。ところで、ある端末30がデバイスサーバ10を介してあるデバイス20と接続されている間、この端末は当該デバイス20を占有することとなり、他の端末30は当該デバイス20に接続することができない。このため、誰がどのデバイス20を利用しているかを管理者が認識しておくことは重要となっている。特にWANを介してユーザが端末30からデバイスサーバ10に接続しているデバイス20を利用する場合には、セキュリティ上、管理者が、ユーザ100について把握することは重要である。
【0044】
端末30は、ユーザ100が利用するPC又はタブレット等の装置であり、デバイスサーバ10を介してデバイス20を利用するための接続および切断などの機能を有する。この機能は、例えば、端末30にインストールされたアプリケーション(接続ツールなど)により実現される。なお、この機能を有するアプリケーションを以後、単にアプリケーションとも呼ぶ。ユーザ100は、このアプリケーションを利用することで、端末30と所望のデバイス20とを接続したり、接続中のデバイス20との接続を切断したりすることができ、デバイスサーバ10に接続されたデバイス20を、あたかも端末30に直接接続されたかのように利用することができる。
【0045】
デバイスサーバ10は、ユーザ100及び管理者200へ情報を通知することができる。例えば、デバイスサーバ10は、メール送信機能を備え、メールによって情報を通知することができる。
【0046】
次に、デバイスサーバ10の構成について
図2を用いて説明する。
【0047】
図2は、実施の形態に係るデバイスサーバ10の一例を示す構成図である。
【0048】
デバイスサーバ10は、通信部11、制御部12、ユーザインタフェース(UI)13、テーブル14、及びローカル通信部15を備える。なお、UI13は、必須ではない。デバイスサーバ10は、プロセッサ、メモリ、入出力インタフェース、通信インタフェース及びUSBインタフェース等のハードウェアを備えるコンピュータである。メモリは、ROM及びRAM等であり、プロセッサにより実行されるプログラムを記憶することができる。制御部12は、メモリに格納されたプログラムを実行するプロセッサ等によって実現される。通信部11は、通信インタフェース等によって実現され、制御部12によって制御されることで情報の送受信を行う。ここで、通信部11の通信インタフェースは、例えばIEEE802.3通信規格に準拠した有線インタフェースであってもよいし、IEEE802.11通信規格に準拠した無線インタフェースであってもよい。テーブル14は、メモリに記憶されるが、プログラムが記憶されるメモリとテーブル14が記憶されるメモリとは別のメモリであってもよい。ローカル通信部15は、デバイス20のようなコンピュータ周辺機器と通信を行い、通信インタフェース等によって実現される。ここで、ローカル通信部15の通信インタフェースは、例えばUSB通信規格に準拠したUSBインタフェースを含んでいてもよいし、シリアル通信規格(例えばRS-232Cなど)に準拠したシリアルインタフェースを含んでいてもよい。なお、ローカル通信部15は、例えばIEEE802.3通信規格に準拠した有線インタフェースであってもよいし、IEEE802.11通信規格に準拠した無線インタフェースであってもよい。
【0049】
通信部11は、デバイスサーバ10に接続するために必要なアドレス情報を含む設定ファイルをユーザ100に通知する。通知の手段としては、例えば、通信部11は、ユーザ100のメールアドレスに設定ファイルを送信することで、具体的にはユーザ100のメールアドレスのメールサーバに設定ファイルを送信することで、設定ファイルをユーザ100に通知する。設定ファイルを含むメールは、ユーザ100がログインした端末30において受信してもよいし、別途ユーザ100が所持するスマートフォンなどで受信することにしてもよい。メールによるファイルの送受信はWAN環境において一般的に広く利用されているため、デバイスサーバ10は、ユーザ100のメールアドレスに設定ファイルを送信することで、ルータ40を経由する場合であったとしても、容易に設定ファイルをユーザ100に通知することができる。また、ユーザ100は、ユーザ100のメールアドレスのメールサーバから設定ファイルを取得して(例えば端末30に設定ファイルをダウンロードして)、端末30にインストールされたアプリケーションにインポートするだけで、デバイスサーバ10に接続するための設定を別途することなく、容易に端末30をデバイスサーバ10に接続することができる。なお、通信部11は、ユーザ100によるアクセスが可能なクラウドサーバなどに設定ファイルを送信してもよく、これにより、設定ファイルをユーザ100に通知してもよい。
【0050】
例えば、通信部11は、管理者200からの指示に応じて、設定ファイルをユーザ100に通知する。例えば、テーブル14は、ユーザ100のユーザ情報(例えば端末30のIPアドレス及び/又はユーザID等)とユーザ100のメールアドレスとが対応付けられた対応表であり、通信部11は、管理者200から特定のユーザ100を指定する指示があった場合に、テーブル14を参照して、特定のユーザ100に対応するメールアドレスに設定ファイルを送信する。例えば、管理者200は、UI13(例えばタッチパネルディスプレイ、又は、キーボード、マウス及びディスプレイ等)を用いて、特定のユーザ100のユーザ情報を指定することで、通信部11は、特定のユーザ100に対応するメールアドレスに設定ファイルを送信してもよいし、管理者200自身が使用する端末(具体的にはデバイスサーバ10を管理するアプリケーションなど)で指示をすることで、特定のユーザ100に対応するメールアドレスに設定ファイルを送信してもよい。
【0051】
設定ファイルは、端末30にインストールされたアプリケーションにインポートされることで、当該アプリケーションによる端末30の接続先の設定などを自動的に行わせるためのファイルである。デバイスサーバ10に接続するために必要なアドレス情報を含む設定ファイルが端末30のアプリケーションにインポートされることで、アプリケーションは、設定ファイルに含まれるアドレス情報に従って、端末30をデバイスサーバ10に接続することができるようになる。例えば、設定ファイルは、管理者200によって編集可能となっており、管理者200によってユーザ100用に編集された設定ファイルがメールを介してユーザ100に通知されてもよい。
【0052】
デバイスサーバ10と端末30とが、WANを介して接続可能となっている場合には、設定ファイルに含まれるアドレス情報は、端末30をデバイスサーバ10に接続するためのルータ40のグローバルIPアドレスである。この場合には、ルータ40のグローバルIPアドレスがユーザ100に通知されるため、端末30は、このグローバルIPアドレスを用いてデバイス20への接続要求をデバイスサーバ10に対して行うことができる。
【0053】
デバイスサーバ10と端末30とが、LANを介して接続可能となっている場合には、設定ファイルに含まれるアドレス情報は、デバイスサーバ10のプライベートIPアドレスである。この場合には、デバイスサーバ10のプライベートIPアドレスがユーザ100に通知されるため、端末30は、このプライベートIPアドレスを用いてデバイス20への接続要求をデバイスサーバ10に対して行うことができる。
【0054】
また、上述したように、デバイスサーバ10には、複数のデバイス20が接続されてもよく、設定ファイルは、さらに、複数のデバイス20のうち、端末30が接続することを許可されたデバイス20を示す情報を含んでいてもよい。例えば、管理者200は、ユーザ100によって、複数のデバイス20のうち利用させたいデバイス20、或いは、利用させたくないデバイス20が存在する場合がある。そこで、管理者200は、設定ファイルを編集して、端末30が接続することを許可されたデバイス20を示す情報を設定ファイルに含ませることで、複数のデバイス20のうちの特定のデバイス20のみをユーザ100に利用できるようにすることができる。例えば、端末30が接続することを許可されたデバイス20を示す情報は、当該デバイス20が接続されたUSBポートを示す情報、又は、当該デバイス20のプロダクトID等である。
【0055】
このように、端末30が接続することを許可されたデバイス20を示す情報も含まれている設定ファイルをユーザ100に通知することで、複数のデバイス20に対する端末30の接続を容易に制限することができる。
【0056】
また、設定ファイルは、さらに、端末30がデバイス20へ接続することを許可された時間帯を示す情報、又は、端末30がデバイス20へ接続することを許可された期間を示す情報を含んでいてもよい。例えば、管理者200は、ユーザ100によっては、特定の時間帯だけデバイス20を利用させたい場合や、長時間デバイス20を連続して利用させたくない場合がある。そこで、管理者200は、設定ファイルを編集して、上記時間帯を示す情報又は期間を示す情報を設定ファイルに含ませることで、特定の時間帯又は期間のみにユーザ100にデバイス20を利用できるようにすることができる。例えば、上記時間帯は就業時間帯等であり、上記期間は1日等である。時間の管理は、端末30またはデバイスサーバ10が備えるタイマにより行われても良い。
【0057】
このように、端末30がデバイス20へ接続することを許可された時間帯又は期間も含まれている設定ファイルをユーザ100に通知することで、デバイス20に対する端末30の接続時間帯又は接続期間を容易に制限することができる。
【0058】
また、設定ファイルは、デバイスサーバ10が有するファームウェア更新に伴う更新すべき情報などが含まれていてもよい。例えば、管理者200は、デバイスサーバ10の機能が新規追加およびバージョンアップした場合には、設定ファイルを編集して、必要に応じて機能更新に伴う情報を含ませることで、デバイスサーバ10の最新機能をユーザ100に提供できる。
【0059】
このように、設定ファイルをユーザ100に通知することで、ユーザ100はデバイスサーバ10が有する機能のバージョンなどを意識することなく、設定ファイルをインポートするだけで、デバイスサーバ10の最新機能を利用することができる。
【0060】
例えば、通信部11は、端末30から設定ファイルに含まれるアドレス情報を用いてデバイス20への接続要求を受けた場合、端末30をデバイス20に接続するためのパスワードをユーザ100に通知する。例えば、通信部11は、ユーザ100のメールアドレスにパスワードを送信することで、パスワードをユーザ100に通知する。なお、通信部11は、ユーザ100がアクセス可能なクラウドサーバなどにパスワードを送信してもよく、これにより、パスワードをユーザ100に通知してもよい。例えば、通信部11は、接続要求をした端末30のアプリケーションでのユーザID(ログインID)等の情報からユーザ100を特定することで、パスワードをユーザ100に通知することができる。
【0061】
端末30をデバイス20に接続するために、パスワードが必要となり、設定ファイルに含まれるアドレス情報を用いて接続要求を行ったユーザ100にパスワードが通知されるため、セキュリティの強化が可能となる。
【0062】
なお、パスワードは、例えばワンタイムパスワードであることが好ましい。ユーザ100に通知されるパスワードがワンタイムパスワードとなっている場合、パスワードの漏洩時のリスクを抑制することができ、セキュリティのさらなる強化が可能となる。
【0063】
一方、通信部11は、端末30から設定ファイルに含まれるアドレス情報を用いてデバイス20への接続要求を受けた場合、ユーザ100に関するユーザ情報を、管理者200に通知する。例えば、通信部11は、管理者200のメールアドレスに当該ユーザ情報を送信することで、ユーザ情報を管理者200に通知する。これにより、管理者200は、誰がいつデバイス20への接続要求を行ったかを管理することができる。例えば、ユーザ情報は、利用するデバイスと関連づけてユーザ100を特定するための情報(例えば端末30のIPアドレス及び/又はユーザID等)を含んでいてもよい。これにより、管理者200は、誰がデバイス20を利用しているかを管理又は監視することができる。
【0064】
例えば、通信部11は、端末30とデバイスサーバ10との接続が切断された場合、端末30とデバイスサーバ10との接続が切断されたことを示す情報を、管理者200に通知する。これにより、管理者200は、デバイスサーバ10の利用状況を管理又は監視することができる。
【0065】
制御部12は、設定ファイルに含まれるアドレス情報を用いてデバイスサーバ10に接続してきた端末30がデバイス20への接続要求を行うと、当該端末30とデバイス20とを接続する。具体的には、例えば、通信部11が、端末30からデバイス20への接続要求を受けた後、ユーザ100にパスワードを通知した場合には、制御部12は、パスワードを用いてデバイス20への接続要求を行った端末30と、デバイス20とを接続する。例えば、ユーザ100は、端末30のアプリケーション上でパスワードを入力することで、端末30を介してデバイス20を利用できるようになり、デバイス20をあたかも端末30に直接接続されたかのように利用することができる。
【0066】
次に、ユーザ100、端末30、デバイスサーバ10及び管理者200の動作の流れについて、
図3を用いて説明する。
【0067】
図3は、実施の形態に係るデバイスサーバ10を含むシステムにおける動作の流れの一例を示すシーケンス図である。
【0068】
まず、ユーザ100は、管理者200に対してデバイスサーバ10の利用申請を行う(ステップS101)。利用申請の方法は、管理者200への直接の申請又はメールでの申請等、特に限定されない。例えば、ユーザ100は、デバイスサーバ10の利用申請を行う際に、管理者200にユーザ100のユーザ情報(例えば端末30のIPアドレス及び/又はユーザID等)及びメールアドレスを通知する。
【0069】
次に、管理者200は、デバイスサーバ10に利用申請を行ったユーザ100のユーザ登録を行う(ステップS102)。例えば、管理者200は、デバイスサーバ10のUI13を操作することで、テーブル14に、利用申請を行ったユーザ100のユーザ情報及びメールアドレスを追加する。または、例えば、管理者200は、自身が使用する端末(具体的にはデバイスサーバ10を管理するアプリケーションなど)で指示をすることで、テーブル14に、利用申請を行ったユーザ100のユーザ情報及びメールアドレスを追加する。
【0070】
次に、デバイスサーバ10は、設定ファイルをユーザ100に通知する(ステップS103)。例えば、デバイスサーバ10は、テーブル14にユーザ100のユーザ情報等が追加されたタイミングで、テーブル14に追加されたユーザ100に設定ファイルを通知する。この通知はメールによりなされるが、ユーザ100が操作する端末30に限らず、例えばユーザ100が保有するスマートフォン等に送信されても良い。なお、デバイスサーバ10のアドレス情報が変更になる等、設定ファイルの内容が更新される場合がある。このため、設定ファイルの内容が更新されるごと、又は、所定の期間ごとに、テーブル14に記載されている各ユーザ100に設定ファイルが通知されてもよい。
【0071】
次に、ユーザ100は、通知された設定ファイルを端末30にインストールされたアプリケーションにインポートする(ステップS104)。例えば、ユーザ100は、メールサーバ又はクラウドサーバから設定ファイルを端末30にダウンロードし、端末30のアプリケーションにインポートする。
【0072】
次に、ユーザ100は、デバイスサーバ10に接続されたデバイス20を利用したい場合に、端末30のアプリケーションを介して、デバイス20への接続要求をデバイスサーバ10に対して行う(ステップS105)。上述したように、設定ファイルにはデバイスサーバ10のアドレス情報が含まれており、その設定ファイルがアプリケーションにインポートされているため、端末30は、デバイス20への接続要求をデバイスサーバ10に対して行うことができる。例えば、端末30からデバイス20への接続要求が行われたときに、端末30のアプリケーションは、ユーザ100に対してパスワードの入力を求める。例えば、端末30のアプリケーションは、端末30のディスプレイ等にパスワードの入力画面を表示する。
【0073】
次に、デバイスサーバ10は、ユーザ100にパスワードを通知する(ステップS106)。またこれと共に、デバイスサーバ10は、管理者200にユーザ情報を通知する(ステップS107)。なお、ステップS106が行われた後に、ステップS107が行われてもよく、ステップS107が行われた後に、ステップS106が行われてもよい。この時点で、管理者200にユーザ情報が通知されることで、管理者200は、デバイス20への接続要求を行ったユーザ100を認識することができる。
【0074】
次に、ユーザ100は、通知されたパスワードを入力する(ステップS108)。例えば、ユーザ100は、ステップS105において表示された端末30の入力画面に、通知されたパスワードを入力する。
【0075】
これにより、端末30は、デバイス20と接続される(ステップS109)。
【0076】
そして、デバイスサーバ10は、管理者200にユーザ情報を通知する(ステップS110)。この時点で、管理者200にユーザ情報が通知されることで、管理者200は、ユーザ100がデバイス20を利用中であることを認識することができる。
【0077】
また、ユーザ100がデバイスサーバ10の利用を終えたら、ユーザ100は端末30(具体的には端末30のアプリケーション)を操作することで、端末30とデバイスサーバ10との切断を行う(ステップS111)。そして、端末30とデバイスサーバ10が切断されたら、デバイスサーバ10は管理者200に切断を通知し、ユーザ100がデバイスサーバ10の利用を終了したことを管理者200に知らせる(ステップS112)。
【0078】
なお、端末30から接続要求があったとき、及び、パスワードが入力されて端末30とデバイス20とを接続したときの両方のタイミングでユーザ情報が管理者200に通知される例を説明したが、ユーザ情報の管理者200への通知は、いずれか一方のタイミングのみで行われてもよい。
【0079】
以上説明したように、デバイスサーバ10からユーザ100へアドレス情報を含む設定ファイルが通知されるため、管理者200は逐一ユーザ100にアドレス情報を直接提供する必要がなく、管理者200の手間を減らすことができる。また、ユーザ100は、端末30にインストールされたアプリケーションに、設定ファイルをインポートするだけで、端末30をデバイスサーバ10に接続することができるため、事前準備を減らすことができる。このように、デバイスサーバ10によれば、デバイスサーバ10を利用する際のユーザビリティを向上することができる。また、WAN環境であっても、管理者200が、デバイスサーバ10にユーザ登録を行うことによりユーザ100によるアクセス可能なデバイス20を制限することができるため、セキュリティを強化することができる。特に、メールで各種通知が行われることで、管理者200がユーザ100の監視を行いやすくなり、また、ユーザビリティもさらに向上することができる。
【0080】
(その他の実施の形態)
以上、本発明のデバイスサーバ10について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したもの、及び、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
【0081】
例えば、上記実施の形態では、通信部11は、端末30から接続要求を受けた場合に、端末30をデバイス20に接続するためのパスワードをユーザ100に通知する例を説明したが、パスワードをユーザ100に通知しなくてもよい。つまり、端末30は、パスワードなしでデバイス20と接続することができてもよい。
【0082】
例えば、上記実施の形態では、通信部11は、端末30から接続要求を受けた場合に、ユーザ情報を管理者200に通知する例を説明したが、ユーザ情報を管理者200に通知しなくてもよく、例えば、代わりにログ情報として格納しておいてもよい。
【0083】
例えば、本発明は、デバイスサーバ10として実現できるだけでなく、デバイスサーバ10を構成する構成要素(例えば通信部11及び制御部12)が行うステップ(処理)を含む接続方法として実現できる。
【0084】
図4は、その他の実施の形態に係る接続方法の一例を示すフローチャートである。
【0085】
接続方法は、ユーザ100の端末30とデバイスサーバ10に接続されたデバイス20とを接続するための、デバイスサーバ10により実行される接続方法であって、
図4に示されるように、デバイスサーバ10のアドレス情報を含む設定ファイルをメール等によりユーザ100に通知する通知ステップ(ステップS11)と、設定ファイルに含まれるアドレス情報を用いてデバイス20への接続要求を行った端末30と、デバイス20とを接続する接続ステップ(ステップS12)と、を含む。
【0086】
また、例えば、接続方法における各ステップは、コンピュータ(コンピュータシステム)によって実行されてもよい。そして、本発明は、接続方法に含まれるステップを、コンピュータに実行させるためのプログラムとして実現できる。さらに、本発明は、そのプログラムを記録したCD-ROM等である非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体として実現できる。
【0087】
例えば、本発明が、プログラム(ソフトウェア)で実現される場合には、コンピュータのCPU、メモリ及び入出力回路等のハードウェア資源を利用してプログラムが実行されることによって、各ステップが実行される。つまり、CPUがデータをメモリ又は入出力回路等から取得して演算したり、演算結果をメモリ又は入出力回路等に出力したりすることによって、各ステップが実行される。
【0088】
また、上記実施の形態のデバイスサーバ10に含まれる複数の構成要素は、それぞれ、専用又は汎用の回路として実現されてもよい。これらの構成要素は、1つの回路として実現されてもよいし、複数の回路として実現されてもよい。
【0089】
また、上記実施の形態のデバイスサーバ10に含まれる複数の構成要素は、集積回路(IC:Integrated Circuit)であるLSI(Large Scale Integration)として実現されてもよい。これらの構成要素は、個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。LSIは、集積度の違いにより、システムLSI、スーパーLSI又はウルトラLSIと呼称される場合がある。
【0090】
また、集積回路はLSIに限られず、専用回路又は汎用プロセッサで実現されてもよい。上述したように、プログラム可能なFPGA、又は、LSI内部の回路セルの接続及び設定が再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサが、利用されてもよい。
【0091】
さらに、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて、デバイスサーバ10に含まれる各構成要素の集積回路化が行われてもよい。
【0092】
その他、実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0093】
本発明は、ユーザの端末からネットワークを介してコンピュータ周辺機器等のデバイスを利用するためのデバイスサーバ等に利用できる。
【符号の説明】
【0094】
10 デバイスサーバ
11 通信部
12 制御部
13 UI
14 テーブル
15 ローカル通信部
20 デバイス
30 端末
40 ルータ
100 ユーザ
200 管理者