(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024032684
(43)【公開日】2024-03-12
(54)【発明の名称】半導体装置及びデータ格納システム
(51)【国際特許分類】
H10B 43/50 20230101AFI20240305BHJP
H10B 43/27 20230101ALI20240305BHJP
H01L 21/8234 20060101ALI20240305BHJP
H01L 21/336 20060101ALI20240305BHJP
H10B 41/27 20230101ALI20240305BHJP
H10B 41/50 20230101ALI20240305BHJP
H01L 21/768 20060101ALN20240305BHJP
【FI】
H10B43/50
H10B43/27
H01L27/088 E
H01L29/78 371
H01L27/088 D
H10B41/27
H10B41/50
H01L21/90 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023137601
(22)【出願日】2023-08-25
(31)【優先権主張番号】10-2022-0108556
(32)【優先日】2022-08-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung-ro,Yeongtong-gu,Suwon-si,Gyeonggi-do,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】鄭 ▲みん▼奎
(72)【発明者】
【氏名】李 相在
(72)【発明者】
【氏名】金 承允
(72)【発明者】
【氏名】沈 載煌
【テーマコード(参考)】
5F033
5F048
5F083
5F101
【Fターム(参考)】
5F033JJ08
5F033JJ11
5F033JJ18
5F033JJ19
5F033JJ20
5F033JJ21
5F033JJ32
5F033JJ33
5F033JJ34
5F033NN06
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5F033NN38
5F033RR04
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5F048AA07
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5F101BA45
5F101BB02
5F101BD16
5F101BD22
5F101BD30
5F101BD34
(57)【要約】 (修正有)
【課題】集積度を上げ信頼性のある半導体装置及びデータ格納システムを提供する。
【解決手段】半導体素子1は、下部積層構造物GS1、下部積層構造物を貫通する下部パッドキャッピングパターンPC1a、b及び下部バッファキャッピングパターンBC1a、b、を含む第1構造物ST1と、中間積層構造物GS2と、中間積層構造物を貫通する中間パッドキャッピングパターンPC2a、bと、を含む第2構造物ST2と、第1、第2構造物を貫通するゲートコンタクトプラグGCと、を含む。下部ゲート層は、下部パッドキャッピングパターンによって覆われる下部ゲートパッドを含み、中間ゲート層は、中間パッドキャッピングパターンによって覆われる中間ゲートパッドを含む。下部パッドキャッピングパターンは、下部バッファキャッピングパターンと同じレベルに配置され、第中間パッドキャッピングパターンは、第下部バッファキャッピングパターンと垂直に重なる。
【選択図】
図2b
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1構造物と、
前記第1構造物上の第2構造物と、
前記第1及び第2構造物を貫通するゲートコンタクトプラグと、を含み、
前記第1構造物は、
交互に積層された第1ゲート層及び第1絶縁層を含む第1積層構造物と、
前記第1積層構造物の少なくとも第1部分を貫通する第1パッドキャッピングパターンと、
前記第1積層構造物の少なくとも第2部分を貫通し、前記第1パッドキャッピングパターンから離隔した第1バッファキャッピングパターンと、を含み、
前記第2構造物は、
交互に積層された第2ゲート層及び第2絶縁層を含む第2積層構造物と、
前記第2積層構造物の少なくとも一部を貫通する第2パッドキャッピングパターンと、を含み、
前記第1ゲート層は、前記第1パッドキャッピングパターンによって覆われる第1ゲートパッドを含み、
前記第2ゲート層は、前記第2パッドキャッピングパターンによって覆われる第2ゲートパッドを含み、
前記第1パッドキャッピングパターンの少なくとも一部は、前記第1バッファキャッピングパターンと同じレベルに配置され、
前記第2パッドキャッピングパターンの少なくとも一部は、前記第1バッファキャッピングパターンと垂直に重なる、半導体装置。
【請求項2】
前記ゲートコンタクトプラグは、
前記第1及び第2構造物を貫通し、前記第1ゲート層の前記第1ゲートパッドと電気的に連結され、前記第2ゲート層と電気的に絶縁される第1ゲートコンタクトプラグと、
前記第1及び第2構造物を貫通し、前記第2ゲート層の前記第2ゲートパッドと電気的に連結され、前記第1ゲート層と電気的に絶縁される第2ゲートコンタクトプラグと、を含み、
前記第1ゲートコンタクトプラグは、前記第1ゲートパッドと接触する部分から上方に延長されて前記第1パッドキャッピングパターン及び前記第2ゲート層を貫通し、前記第2パッドキャッピングパターン及び前記第2ゲート層から離隔し、
前記第2ゲートコンタクトプラグは、前記第2ゲートパッドと接触する部分から下方に延長されて前記第1バッファキャッピングパターン、及び前記第1バッファキャッピングパターンの下方の前記第1ゲート層を貫通し、前記第1ゲート層から離隔している、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1ゲートコンタクトプラグのうちの1つの第1コンタクトプラグは、第1下部プラグ部分、及び前記第1下部プラグ部分上で前記第1下部プラグ部分と接合された第1上部プラグ部分を含み、
前記第2ゲートコンタクトプラグのうちの1つの第2コンタクトプラグは、第2下部プラグ部分、及び前記第2下部プラグ部分上で前記第2下部プラグ部分と接合された第2上部プラグ部分を含み、
前記第1下部プラグ部分は、前記第1ゲート層を貫通する部分を含み、
前記第1上部プラグ部分は、前記第2ゲート層を貫通する部分を含み、
前記第2下部プラグ部分は、前記第1ゲート層を貫通する部分を含み、
前記第2上部プラグ部分は、前記第2パッドキャッピングパターンを貫通する第1部分を含む、請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第2上部プラグ部分の前記第2パッドキャッピングパターンを貫通する前記第1部分の最大幅は、前記第1上部プラグ部分の最大幅よりも大きい、請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第2下部プラグ部分の上部領域の幅は、前記第2上部プラグ部分の下部領域の幅よりも小さい、請求項3に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第1下部プラグ部分の上部領域の幅は、前記第1上部プラグ部分の下部領域の幅よりも小さい、請求項5に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第2上部プラグ部分は、前記第2パッドキャッピングパターンを貫通する前記第1部分から前記第1バッファキャッピングパターンの内部まで延長される、請求項3に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第2下部プラグ部分と前記第2上部プラグ部分との間の接合領域は、前記第1ゲート層のうちの最上位の第1ゲート層よりも低いレベルに位置する、請求項3に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第2下部プラグ部分と前記第2上部プラグ部分との間の接合領域の少なくとも一部は、前記第1下部プラグ部分と前記第1上部プラグ部分との間の接合領域よりも低いレベルに位置する、請求項3に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記第2下部プラグ部分の第1垂直中心軸と前記第2上部プラグ部分の第2垂直中心軸は誤整列され、
前記第2上部プラグ部分の前記第2垂直中心軸を基準としたとき、前記第2下部プラグ部分と前記第2上部プラグ部分との間の接合領域は、前記第2垂直中心軸の第1側に位置する第1接合領域、及び前記第2垂直中心軸の第2側に位置する第2接合領域を含み、
前記第2垂直中心軸の前記第1側と前記第2垂直中心軸の前記第2側は互いに対向し、
前記第1接合領域は、前記第2接合領域よりも高いレベルに位置する、請求項3に記載の半導体装置。
【請求項11】
前記第2上部プラグ部分は、前記第2垂直中心軸の前記第1側に位置する第1下端、及び前記第2垂直中心軸の前記第2側に位置する第2下端を含み、
前記第2上部プラグ部分の前記第1下端及び前記第2下端は、互いに異なるレベルに位置する、請求項10に記載の半導体装置。
【請求項12】
前記第2上部プラグ部分において、前記第1下端は、前記第2下端よりも高いレベルに位置する、請求項11に記載の半導体装置。
【請求項13】
前記第2上部プラグ部分において、
前記第1下端は、前記第1接合領域よりも低いレベルに位置し、前記第2接合領域よりも高いレベルに位置し、
前記第2下端は、前記第2接合領域よりも低いレベルに位置する、請求項12に記載の半導体装置。
【請求項14】
前記第2上部プラグ部分において、
前記第1下端及び前記第2下端は、前記第1接合領域及び前記第2接合領域よりも低いレベルに位置する、請求項12に記載の半導体装置。
【請求項15】
それぞれの前記ゲートコンタクトプラグは、少なくとも1つの物質層を含み、
前記第1ゲートコンタクトプラグのそれぞれの前記少なくとも1つの物質層は、前記第1下部プラグ部分の下部領域から前記第1上部プラグ部分の上部領域まで延長され、
前記第2ゲートコンタクトプラグのそれぞれの前記少なくとも1つの物質層は、前記第2下部プラグ部分の下部領域から前記第2上部プラグ部分の上部領域まで延長される、請求項3に記載の半導体装置。
【請求項16】
前記第1ゲートコンタクトプラグのそれぞれは、前記第1下部プラグ部分から水平方向に突出し、前記第1ゲート層の第1ゲートパッドと接触する第1水平拡張部をさらに含み、
前記第2ゲートコンタクトプラグのそれぞれは、前記第2上部プラグ部分から水平方向に突出し、前記第2ゲート層の第2ゲートパッドと接触する第2水平拡張部をさらに含む、請求項3に記載の半導体装置。
【請求項17】
周辺回路構造物と、
前記周辺回路構造物上のソース構造物と、
前記第1及び第2積層構造物を貫通し、前記ソース構造物と電気的に連結される垂直メモリ構造物と、をさらに含む、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項18】
第1構造物と、
前記第1構造物上の第2構造物と、
前記第2構造物上の第3構造物と、
メモリセルアレイ領域内で前記第1、第2、第3構造物を貫通する垂直メモリ構造物と、
前記メモリセルアレイ領域と隣接する連結領域内で、前記第1、第2、第3構造物を貫通するゲートコンタクトプラグと、を含み、
前記第1構造物は、
交互に積層された下部ゲート層及び下部絶縁層を含む下部積層構造物と、
前記下部積層構造物の少なくとも第1部分を貫通する第1下部パッドキャッピングパターンと、
前記下部積層構造物の少なくとも第2部分を貫通し、前記第1下部パッドキャッピングパターンから離隔した第1下部バッファキャッピングパターンと、を含み、
前記第2構造物は、
交互に積層された中間ゲート層及び中間絶縁層を含む中間積層構造物と、
前記中間積層構造物の少なくとも一部を貫通する第1中間パッドキャッピングパターンと、を含み、
前記第3構造物は、
交互に積層された上部ゲート層及び上部絶縁層を含む上部積層構造物と、
前記上部積層構造物の少なくとも一部を貫通する第1上部パッドキャッピングパターンと、を含み、
前記下部ゲート層は、前記第1下部パッドキャッピングパターンによって覆われる第1下部ゲートパッドを含み、
前記中間ゲート層は、前記第1中間パッドキャッピングパターンによって覆われる第1中間ゲートパッドを含み、
前記上部ゲート層は、前記第1上部パッドキャッピングパターンによって覆われる第1上部ゲートパッドを含み、
前記第1下部パッドキャッピングパターンの少なくとも一部は、前記第1下部バッファキャッピングパターンと同じレベルに配置され、
前記第1中間パッドキャッピングパターンの少なくとも一部は、前記第1下部バッファキャッピングパターンと垂直に重なる、半導体装置。
【請求項19】
前記第1構造物は、前記下部積層構造物の少なくとも一部を貫通する第2下部パッドキャッピングパターンをさらに含み、
前記第2構造物は、
前記中間積層構造物の少なくとも一部を貫通する第2中間パッドキャッピングパターンと、
前記中間積層構造物の少なくとも一部を貫通し、前記第1中間パッドキャッピングパターンから離隔した中間バッファキャッピングパターンをさらに含み、
前記第3構造物は、
前記上部積層構造物の少なくとも一部を貫通する第2上部パッドキャッピングパターンをさらに含み、
前記下部ゲート層は、前記第2下部パッドキャッピングパターンによって覆われる第2下部ゲートパッドをさらに含み、
前記中間ゲート層は、前記第2中間パッドキャッピングパターンによって覆われる第2中間ゲートパッドを含み、
前記上部ゲート層は、前記第2上部パッドキャッピングパターンによって覆われる第2上部ゲートパッドを含み、
前記第2下部ゲートパッドは、前記第1下部ゲートパッドとは異なるレベルに配置され、
前記第2中間ゲートパッドは、前記第1中間ゲートパッドとは異なるレベルに配置され、
前記第2上部ゲートパッドは、前記第1上部ゲートパッドとは異なるレベルに配置され、
前記ゲートコンタクトプラグは、
前記第1下部ゲートパッドと電気的に連結され、前記第1下部パッドキャッピングパターンを貫通する第1下部ゲートコンタクトプラグと、
前記第2下部ゲートパッドと電気的に連結され、前記第2下部パッドキャッピングパターンを貫通する第2下部ゲートコンタクトプラグと、
前記第1中間ゲートパッドと電気的に連結され、前記第1中間パッドキャッピングパターン及び前記第1下部バッファキャッピングパターンを貫通する第1中間ゲートコンタクトプラグと、
前記第2中間ゲートパッドと電気的に連結され、前記第2中間パッドキャッピングパターンを貫通する第2中間ゲートコンタクトプラグと、
前記第1上部ゲートパッドと電気的に連結され、前記第1上部パッドキャッピングパターン及び前記中間バッファキャッピングパターンを貫通する第1上部ゲートコンタクトプラグと、
前記第2上部ゲートパッドと電気的に連結され、前記第2上部パッドキャッピングパターンを貫通する第2上部ゲートコンタクトプラグと、を含む、請求項18に記載の半導体装置。
【請求項20】
入出力パッドを含む半導体装置と、
前記入出力パッドを介して前記半導体装置と電気的に連結されるように構成され、前記半導体装置を制御するコントローラと、を含み、
前記半導体装置は、
第1構造物と、
前記第1構造物上の第2構造物と、
前記第1及び第2構造物を貫通するゲートコンタクトプラグと、を含み、
前記第1構造物は、
交互に積層された第1ゲート層及び第1絶縁層を含む第1積層構造物と、
前記第1積層構造物の少なくとも第1部分を貫通する第1パッドキャッピングパターンと、
前記第1積層構造物の少なくとも第2部分を貫通し、前記第1パッドキャッピングパターンから離隔した第1バッファキャッピングパターンと、を含み、
前記第2構造物は、
交互に積層された第2ゲート層及び第2絶縁層を含む第2積層構造物と、
前記第2積層構造物の少なくとも一部を貫通する第2パッドキャッピングパターンと、を含み、
前記第1ゲート層は、前記第1パッドキャッピングパターンによって覆われる第1ゲートパッドを含み、
前記第2ゲート層は、前記第2パッドキャッピングパターンによって覆われる第2ゲートパッドを含み、
前記第1パッドキャッピングパターンの少なくとも一部は、前記第1バッファキャッピングパターンと同じレベルに配置され、
前記第2パッドキャッピングパターンの少なくとも一部は、前記第1バッファキャッピングパターンと垂直に重なる、データ格納システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置及びこれを含むデータ格納システムに関する。
【背景技術】
【0002】
データ格納を必要とする電子システムにおいて、高容量のデータを格納できる半導体装置が求められている。これに伴い、半導体装置のデータ格納容量を増加させることができる方案についての研究が進みつつある。例えば、半導体装置のデータ格納容量を増加させる方法の一つとして、二次元的に配列されるメモリセルの代わりに、三次元的に配列されるメモリセルを含む半導体装置が提案されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の技術的思想が達成しようとする技術的課題の一つは、集積度を上げることができ、信頼性のある半導体装置を提供することである。
【0004】
本発明の技術的思想が達成しようとする技術的課題のもう一つは、上記半導体装置を含むデータ格納システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の技術的思想の一実施形態による半導体装置を提供する。この半導体装置は、第1構造物と、上記第1構造物上の第2構造物と、上記第1及び第2構造物を貫通するゲートコンタクトプラグと、を含む。上記第1構造物は、交互に積層された第1ゲート層及び第1絶縁層を含む第1積層構造物と、上記第1積層構造物の少なくとも一部を貫通する第1パッドキャッピングパターンと、上記第1積層構造物の少なくとも一部を貫通し、上記第1パッドキャッピングパターンから離隔した第1バッファキャッピングパターンと、を含む。上記第2構造物は、交互に積層された第2ゲート層及び第2絶縁層を含む第2積層構造物と、上記第2積層構造物の少なくとも一部を貫通する第2パッドキャッピングパターンと、を含む。上記第1ゲート層は上記第1パッドキャッピングパターンによって覆われる第1ゲートパッドを含み、上記第2ゲート層は上記第2パッドキャッピングパターンによって覆われる第2ゲートパッドを含む。上記第1パッドキャッピングパターンの少なくとも一部は上記第1バッファキャッピングパターンと同じレベルに配置され、上記第2パッドキャッピングパターンの少なくとも一部は上記第1バッファキャッピングパターンと垂直に重なる。
【0006】
本発明の技術的思想の一実施形態による半導体装置を提供する。この半導体装置は、第1構造物と、上記第1構造物上の第2構造物と、上記第2構造物上の第3構造物と、メモリセルアレイ領域内で上記第1、第2、第3構造物を貫通する垂直メモリ構造物と、上記メモリセルアレイ領域と隣接する連結領域内で、上記第1、第2、第3構造物を貫通するゲートコンタクトプラグと、を含む。上記第1構造物は、交互に積層された下部ゲート層及び下部絶縁層を含む下部積層構造物と、上記第1積層構造物の少なくとも一部を貫通する第1下部パッドキャッピングパターンと、上記第1積層構造物の少なくとも一部を貫通し、上記第1下部パッドキャッピングパターンから離隔した第1下部バッファキャッピングパターンと、を含む。上記第2構造物は、交互に積層された中間ゲート層及び中間絶縁層を含む中間積層構造物と、上記中間積層構造物の少なくとも一部を貫通する第1中間パッドキャッピングパターンと、を含む。上記第3構造物は、交互に積層された上部ゲート層及び上部絶縁層を含む上部積層構造物と、上記上部積層構造物の少なくとも一部を貫通する第1上部パッドキャッピングパターンと、を含む。上記下部ゲート層は上記第1下部パッドキャッピングパターンによって覆われる第1下部ゲートパッドを含み、上記中間ゲート層は上記第1中間パッドキャッピングパターンによって覆われる第1中間ゲートパッドを含み、上記上部ゲート層は上記第1上部パッドキャッピングパターンによって覆われる第1上部ゲートパッドを含み、上記第1下部パッドキャッピングパターンの少なくとも一部は上記第1下部バッファキャッピングパターンと同じレベルに配置され、上記第1中間パッドキャッピングパターンの少なくとも一部は上記第1下部バッファキャッピングパターンと垂直に重なる。
【0007】
本発明の技術的思想の一実施形態によるデータ格納システムを提供する。このデータ格納システムは、入出力パッドを含む半導体装置と、上記入出力パッドを介して上記半導体装置と電気的に連結され、上記半導体装置を制御するコントローラと、を含む。上記半導体装置は、第1構造物と、上記第1構造物上の第2構造物と、上記第1及び第2構造物を貫通するゲートコンタクトプラグと、を含む。上記第1構造物は、交互に積層された第1ゲート層及び第1絶縁層を含む第1積層構造物と、上記第1積層構造物の少なくとも一部を貫通する第1パッドキャッピングパターンと、上記第1積層構造物の少なくとも一部を貫通し、上記第1パッドキャッピングパターンから離隔した第1バッファキャッピングパターンと、を含む。上記第2構造物は、交互に積層された第2ゲート層及び第2絶縁層を含む第2積層構造物と、上記第2積層構造物の少なくとも一部を貫通する第2パッドキャッピングパターンと、を含む。上記第1ゲート層は上記第1パッドキャッピングパターンによって覆われる第1ゲートパッドを含み、上記第2ゲート層は上記第2パッドキャッピングパターンによって覆われる第2ゲートパッドを含み、上記第1パッドキャッピングパターンの少なくとも一部は上記第1バッファキャッピングパターンと同じレベルに配置され、上記第2パッドキャッピングパターンの少なくとも一部は上記第1バッファキャッピングパターンと垂直に重なる。
【発明の効果】
【0008】
実施形態によると、垂直に積層される複数の構造物のうち、下部構造物又は中間構造物はバッファキャッピングパターンを含むことができ、上記複数の構造物を貫通するゲートコンタクトプラグの一部は上記バッファキャッピングパターンを貫通することができる。上記複数の構造物のそれぞれは交互に積層されたゲート層及び層間絶縁層を含むことができ、上記ゲートコンタクトプラグは上記ゲート層のゲートパッドと電気的に連結されることができる。上記バッファキャッピングパターンは上記複数の構造物を貫通するゲートコンタクトプラグに対する信頼性を向上させることができる。これによって、集積度を上げることができ、信頼性のある半導体装置を提供することができる。
【0009】
本発明の多様かつ有益な長所及び効果は、上述した内容に限定されず、本発明の具体的な実施形態を説明する過程でより容易に理解されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の一実施形態による半導体装置の例示的な例を概念的に示した図面である。
【
図2a】本発明の一実施形態による半導体装置の例示的な例を概念的に示した図面である。
【
図2b】本発明の一実施形態による半導体装置の例示的な例を概念的に示した図面である。
【
図3a】本発明の一実施形態による半導体装置の例示的な例を概念的に示した図面である。
【
図3b】本発明の一実施形態による半導体装置の例示的な例を概念的に示した図面である。
【
図3c】本発明の一実施形態による半導体装置の例示的な例を概念的に示した図面である。
【
図3d】本発明の一実施形態による半導体装置の例示的な例を概念的に示した図面である。
【
図3e】本発明の一実施形態による半導体装置の例示的な例を概念的に示した図面である。
【
図4】本発明の一実施形態による半導体装置の例示的な例を概念的に示した図面である。
【
図5a】本発明の一実施形態による半導体装置の例示的な例を概念的に示した図面である。
【
図5b】本発明の一実施形態による半導体装置の例示的な例を概念的に示した図面である。
【
図5c】本発明の一実施形態による半導体装置の例示的な例を概念的に示した図面である。
【
図6a】本発明の一実施形態による半導体装置の例示的な例を概念的に示した図面である。
【
図6b】本発明の一実施形態による半導体装置の例示的な例を概念的に示した図面である。
【
図7】本発明の一実施形態による半導体装置の変形例を概念的に示した部分拡大断面図である。
【
図8a】本発明の一実施形態による半導体装置の変形例を概念的に示した部分拡大断面図である。
【
図8b】本発明の一実施形態による半導体装置の変形例を概念的に示した部分拡大断面図である。
【
図9】本発明の一実施形態による半導体装置の変形例を概念的に示した部分拡大断面図である。
【
図10】本発明の一実施形態による半導体装置の変形例を概念的に示した部分拡大断面図である。
【
図11】本発明の一実施形態による半導体装置の変形例を概念的に示した部分拡大断面図である。
【
図12】本発明の一実施形態による半導体装置の変形例を概念的に示した断面図である。
【
図13a】本発明の一実施形態による半導体装置の変形例を概念的に示した図面である。
【
図13b】本発明の一実施形態による半導体装置の変形例を概念的に示した図面である。
【
図13c】本発明の一実施形態による半導体装置の変形例を概念的に示した図面である。
【
図14】本発明の一実施形態による半導体装置の変形例を概念的に示した断面図である。
【
図15】本発明の一実施形態による半導体装置の変形例を概念的に示した断面図である。
【
図16a】本発明の一実施形態による半導体装置の変形例を概念的に示した図面である。
【
図16b】本発明の一実施形態による半導体装置の変形例を概念的に示した図面である。
【
図17a】本発明の一実施形態による半導体装置の変形例を概念的に示した図面である。
【
図17b】本発明の一実施形態による半導体装置の変形例を概念的に示した図面である。
【
図18】本発明の一実施形態による半導体装置の変形例を概念的に示した断面図である。
【
図19】本発明の一実施形態による半導体装置の変形例を概念的に示した断面図である。
【
図20a】本発明の一実施形態による半導体装置の変形例を概念的に示した断面図である。
【
図20b】本発明の一実施形態による半導体装置の変形例を概念的に示した断面図である。
【
図20c】本発明の一実施形態による半導体装置の変形例を概念的に示した断面図である。
【
図21a】本発明の一実施形態による半導体装置の変形例を概念的に示した断面図である。
【
図21b】本発明の一実施形態による半導体装置の変形例を概念的に示した断面図である。
【
図22】本発明の一実施形態による半導体装置の変形例を概念的に示した断面図である。
【
図23a】本発明の一実施形態による半導体装置の形成方法を概略的に示した工程フローチャートである。
【
図23b】本発明の一実施形態による半導体装置の形成方法を概略的に示した工程フローチャートである。
【
図23c】本発明の一実施形態による半導体装置の形成方法を概略的に示した工程フローチャートである。
【
図24】本発明の例示的な実施形態による半導体装置を含むデータ格納システムを概略的に示した図面である。
【
図25】本発明の例示的な実施形態による半導体装置を含むデータ格納システムを概略的に示した斜視図である。
【
図26】本発明の例示的な実施形態による半導体装置を含むデータ格納システムを概略的に示した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下において、『上部』、『中間』、及び『下部』などの用語は、他の用語、例えば、『第1』、『第2』、及び『第3』などの用語に代わって明細書の構成要素を説明するために使用されてもよい。『第1』、『第1下部』、『第1中間』、『第1上部』、『第2』、『第2下部』、『第2中間』、『第2上部』、『第3』、『第3下部』、『第3中間』、及び『第3上部』などの用語は、多様な構成要素を説明するために使用されることができるが、これらの構成要素は上記用語によって限定されるものではない。例えば、『第1構成要素』は『第2構成要素』と名付けられることができる。同様に、『第2下部構成要素』は『第1構成要素』と名付けられることができ、『第2上部構成要素』は『第1構成要素』と名付けられることができる。
【0012】
先ず、
図1、
図2a、
図2b、
図3aから
図3e、
図4、
図5aから
図5c、
図6a、及び
図6bを参照して、本発明の一実施形態による半導体装置の例示的な例について説明する。
図1から
図6eにおいて、
図1は、本発明の一実施形態による半導体装置の例示的な例を概念的に示したトップビューであり、
図2aは、
図1のI-I’線に沿った領域を概念的に示した断面図であり、
図2bは、
図1のII-II’線に沿った領域を概念的に示した断面図であり、
図3aは、
図2aの‘Aa’で表示された領域を拡大した部分拡大図であり、
図3bは、
図2aの‘Ab’で表示された領域を拡大した部分拡大図であり、
図3cは、
図2aの‘Ac’で表示された領域を拡大した部分拡大図であり、
図3dは、
図2bの‘Ba’及び‘Bb’で表示された領域を拡大した部分拡大図であり、
図3eは、
図2bの‘Bc’で表示された領域を拡大した部分拡大図であり、
図4は、
図1のIII-III’線に沿った領域を概念的に示した断面図であり、
図5aは、
図2bの‘Da’で表示された領域を拡大した部分拡大図であり、
図5bは、
図2bの‘Db’で表示された領域を拡大した部分拡大図であり、
図5cは、
図2bの‘Dc’で表示された領域を拡大した部分拡大図であり、
図6aは、本発明の一実施形態による半導体装置の例示的な例を概念的に示したトップビューであり、
図6bは、
図6aのIV-IV’線に沿った領域を概念的に示した断面図である。
【0013】
先ず、
図1、
図2a、
図2b、
図3aから
図3e、及び
図4を参照して、本発明の一実施形態による半導体装置の例示的な例について説明する。
【0014】
図1から
図4のうち、
図1、
図2a、
図2b、及び
図3aから
図3eを中心に参照すると、一実施形態による半導体装置1は、下部構造物LS、及び上記下部構造物LS上の上部構造物USを含むことができる。
【0015】
上記下部構造物LSは、ソース構造物SSを含むことができる。上記ソース構造物SSは、N型の導電型を有するポリシリコンを含むことができる。
【0016】
上記下部構造物LSは、基板SUB、及び上記基板SUB上の周辺回路構造物PERIをさらに含むことができる。
【0017】
上記基板SUBは、半導体基板とすることができる。例えば、上記基板SUBは、単結晶シリコンを含む半導体基板とすることができる。上記周辺回路構造物PERIは、周辺トランジスタなどのような周辺回路を含むことができる。上記ソース構造物SSは、上記周辺回路構造物PERI上に配置されることができる。
【0018】
上記上部構造物USは、上記基板SUBの上部面に垂直な垂直方向Zに積層された複数の構造物ST、及び上記複数の構造物ST上の上部配線領域ISを含むことができる。
【0019】
上記半導体装置1は、メモリセルアレイ領域MA、及び上記メモリセルアレイ領域MAの少なくとも一側に配置される連結領域CAを含むことができる。上記メモリセルアレイ領域MAは、情報を格納するメモリセルが3次元的に配列される領域とすることができる。上記連結領域CAは、延長領域、コンタクト領域、パッド領域、又は階段領域と称されてもよい。
【0020】
上記複数の構造物STは、上記メモリセルアレイ領域MA及び上記連結領域CA内に配置されることができる。
【0021】
上記複数の構造物STは、第1構造物ST1、及び上記第1構造物ST1上の第2構造物ST2を含むことができる。上記複数の構造物STは、上記第2構造物ST2上の第3構造物ST3をさらに含むことができる。
【0022】
実施形態において、上記第1構造物ST1は下部構造物と称し、上記第2構造物ST2は中間構造物と称し、上記第3構造物ST3は上部構造物と称して説明する。
【0023】
上記下部構造物ST1は、下部積層構造物GS1を含むことができる。上記中間構造物ST2は、中間積層構造物GS2を含むことができる。上記上部構造物ST3は、上部積層構造物GS3を含むことができる。
【0024】
上記下部積層構造物GS1は、上記垂直方向Zに交互に積層された下部層間絶縁層ILD1及び下部ゲート層GL1を含むことができる。上記下部層間絶縁層ILD1は、最下位の下部層間絶縁層、最上位の下部層間絶縁層ILD1_U、及び上記最下位の下部層間絶縁層と上記最上位の下部層間絶縁層ILD1_Uとの間の下部層間絶縁層ILD1_Mを含むことができる。上記下部層間絶縁層ILD1及び上記下部ゲート層GL1のうちの最下位層は最下位の下部層間絶縁層とすることができ、最上位層は最上位の下部層間絶縁層ILD1_Uとすることができる。
【0025】
上記中間積層構造物GS2は、交互に積層された中間層間絶縁層ILD2及び中間ゲート層GL2を含むことができる。上記中間層間絶縁層ILD2は、最下位の中間層間絶縁層ILD2_L、最上位の中間層間絶縁層ILD2_U、及び上記最下位の中間層間絶縁層ILD2_Lと上記最上位の中間層間絶縁層ILD2_Uとの間の中間層間絶縁層ILD2_Mを含むことができる。上記中間層間絶縁層ILD2及び上記中間ゲート層GL2のうちの最下位層は最下位の中間層間絶縁層ILD2_Lとすることができ、最上位層は最上位の中間層間絶縁層ILD2_Uとすることができる。
【0026】
上記上部積層構造物GS3は、交互に積層された上部層間絶縁層ILD3及び上部ゲート層GL3を含むことができる。上記上部層間絶縁層ILD3は、最下位の上部層間絶縁層ILD3_L、最上位の上部層間絶縁層ILD3_U、及び上記最下位の上部層間絶縁層ILD3_Lと上記最上位の上部層間絶縁層ILD3_Uとの間の上部層間絶縁層ILD3_Mを含むことができる。上記上部層間絶縁層ILD3及び上記上部ゲート層GL3のうちの最下位層は最下位の上部層間絶縁層ILD3_Lとすることができ、最上位層は最上位の上部層間絶縁層ILD3_Uとすることができる。
【0027】
一実施形態において、上記下部、中間、及び上部層間絶縁層ILD1、ILD2、ILD3のそれぞれは、シリコン酸化物などのような絶縁性物質を含むことができる。
【0028】
一実施形態において、上記下部、中間、及び上部ゲート層GL1、GL2、GL3のそれぞれは、ゲート電極を含むことができる。上記下部、中間、及び上部ゲート層GL1、GL2、GL3のそれぞれは、上記ゲート電極の上部面及び下部面を覆い、上記ゲート電極の側面の少なくとも一部を覆うゲート誘電体層をさらに含むことができる。
【0029】
上記下部積層構造物GS1は、少なくとも1つの下部パッドリセス領域PR1a、PR1b、及び少なくとも1つの下部バッファリセス領域BR1a、BR1bを含むことができる。
【0030】
上記少なくとも1つの下部パッドリセス領域PR1a、PR1b、及び上記少なくとも1つの下部バッファリセス領域BR1a、BR1bは上記連結領域CA内に配置されることができる。
【0031】
上記下部積層構造物GS1において、上記少なくとも1つの下部パッドリセス領域PR1a、PR1bは、上部がオープン形状になるようにすることができる。上記少なくとも1つの下部バッファリセス領域BR1a、BR1bは、上部がオープン形状になるようにすることができる。
【0032】
上記少なくとも1つの下部パッドリセス領域PR1a、PR1bは、第1下部パッドリセス領域PR1a及び上記第1下部パッドリセス領域PR1aよりも上記メモリセルアレイ領域MAから遠く離れた第2下部パッドリセス領域PR1bを含むことができる。
【0033】
上記第1下部パッドリセス領域PR1aは、第1下部ゲートパッド領域GP1a及び第1ダミー側壁PR_Sd1aを含むことができる。上記第2下部パッドリセス領域PR1bは、第2下部ゲートパッド領域GP1b及び第2ダミー側壁PR_Sd1b、PR_Sd1c、PR_Sd1dを含むことができる。
【0034】
上記第1下部ゲートパッド領域GP1aは、上記メモリセルアレイ領域MAから遠ざかる方向に第1平均勾配で低くなる階段状とすることができる。
【0035】
上記第1ダミー側壁PR_Sd1aは、上記メモリセルアレイ領域MAに向かう方向に上記第1平均勾配よりも大きい第2平均勾配で低くなる階段状とすることができる。上記第1ダミー側壁PR_Sd1aは、上記第1下部ゲートパッド領域GP1aよりも急な傾斜を有することができる。上記第1ダミー側壁PR_Sd1a及び上記第1下部ゲートパッド領域GP1aは、互いに向かい合って、実質的に同じ高さレベルに配置されることができる。上記第1ダミー側壁PR_Sd1aと上記第1下部ゲートパッド領域GP1aとの間の距離は、上から下に行くほど狭くなることができる。
【0036】
上記第2下部ゲートパッド領域GP1bは、上記第1下部ゲートパッド領域GP1aと実質的に同じ階段状とすることができる。上記第2下部ゲートパッド領域GP1bは、上記メモリセルアレイ領域MAから遠ざかる方向に第1平均勾配で低くなる階段状とすることができる。
【0037】
上記第2下部パッドリセス領域PR1bの上記第2ダミー側壁PR_Sd1b、PR_Sd1c、PR_Sd1dは、第1ダミー部分PR_Sd1b、第2ダミー部分PR_Sd1c、及び第3ダミー部分PR_Sd1dを含むことができる。
【0038】
上記第1ダミー部分PR_Sd1bは、上記第1ダミー側壁PR_Sd1aと実質的に同じ形状とすることができる。例えば、上記第1ダミー部分PR_Sd1bは、上記メモリセルアレイ領域MAに向かう方向に上記第2平均勾配で低くなる階段状とすることができる。上記第1ダミー部分PR_Sd1bは、上記第2下部ゲートパッド領域GP1bよりも急な傾斜を有することができる。上記第1ダミー部分PR_Sd1b及び上記第2下部ゲートパッド領域GP1bは、互いに向かい合って、実質的に同じ高さレベルに配置されることができる。上記第1ダミー部分PR_Sd1bと上記第2下部ゲートパッド領域GP1bとの間の距離は、上から下に行くほど狭くなることができる。
【0039】
上記第2ダミー部分PR_Sd1cは、上記第1ダミー部分PR_Sd1bよりも高いレベルで上記第1ダミー部分PR_Sd1bと隣接し、上記第1ダミー部分PR_Sd1bの勾配よりも急な勾配を有することができる。
【0040】
上記第3ダミー部分PR_Sd1dは、上記第2下部ゲートパッド領域GP1bよりも高いレベルで上記第2下部ゲートパッド領域GP1bと隣接し、上記第2ダミー部分PR_Sd1cと向かい合うことができる。上記第3ダミー部分PR_Sd1dは、上記第1ダミー部分PR_Sd1bの勾配よりも急な勾配を有することができる。上記第2ダミー部分PR_Sd1cと上記第3ダミー部分PR_Sd1dとの間の距離は、上から下に行くほど狭くなることができる。上記第2ダミー部分PR_Sd1cと上記第3ダミー部分PR_Sd1dとの間の最小距離は、上記第1ダミー部分PR_Sd1bと上記第2下部ゲートパッド領域GP1bとの間の最大距離と同じか又はそれよりも大きいことがある。上記第2ダミー部分PR_Sd1c及び上記第3ダミー部分PR_Sd1dは、上記第1ダミー側壁PR_Sd1a及び上記第1下部ゲートパッド領域GP1aと実質的に同じレベルに配置されることができる。
【0041】
上記第1下部ゲートパッド領域GP1a及び上記第2下部ゲートパッド領域GP1bは、上記下部ゲート層GL1のゲートパッドを含むことができる。
【0042】
上記第1下部ゲートパッド領域GP1a及び上記第2下部ゲートパッド領域GP1bの少なくとも1つは、第1上部パッドPb1_U、上記第1上部パッドPb1_Uよりも低いレベルの第1階段パッドグループPb1_S、及び上記第1階段パッドグループPb1_Sの間に配置される1つ以上の第1中間パッドPb1_Mを含むことができる。上記第1下部ゲートパッド領域GP1a及び上記第2下部ゲートパッド領域GP1bの少なくとも1つは、上記第1階段パッドグループPb1_Sよりも低いレベルの第1下部パッドPb1_Lをさらに含むことができる。
【0043】
上記第1下部ゲートパッド領域GP1aの上記第1下部パッドPb1_Lは、上記第1下部パッドリセス領域PR1aの底面に配置されることができる。
【0044】
上記第1階段パッドグループPb1_Sは、第1水平方向Xに低くなる階段状に配列されるゲートパッドを含むことができる。上記第1水平方向Xは、上記基板SUBの上部面と平行であり、上記メモリセルアレイ領域MAから上記連結領域CAに向かう方向とすることができる。
【0045】
上記第1階段パッドグループPb1_Sには「n」個が配置されることができ、上記1つ以上の第1中間パッドPb1_Mには「n-1」個が配置されることができる。上記「n」は、2又は2よりも大きい自然数とすることができる。
【0046】
一実施形態において、上記1つ以上の第1中間パッドPb1_Mは複数個とすることができる。以下では、複数個の上記第1中間パッドPb1_Mを中心に説明する。
【0047】
それぞれの上記第1中間パッドPb1_Mは、互いに隣接する上記第1階段パッドグループPb1_Sの間に配置されることができる。例えば、互いに隣接する上記第1階段パッドグループPb1_Sの間に1つの第1中間パッドPb1_Mが配置されることができる。上記第1中間パッドPb1_Mのそれぞれの上記第1水平方向Xの幅は、上記第1階段パッドグループPb1_Sのゲートパッドのそれぞれの上記第1水平方向Xの幅よりも大きいことがある。
【0048】
上記少なくとも1つの下部バッファリセス領域BR1a、BR1bは、互いに同じレベルに配置される第1下部バッファリセス領域BR1a及び第2下部バッファリセス領域BR1bを含むことができる。上記第1下部バッファリセス領域BR1a及び上記第2下部バッファリセス領域BR1bは、実質的に同じ又は類似の形状とすることができる。
【0049】
上記第1下部バッファリセス領域BR1a及び上記第2下部バッファリセス領域BR1bのそれぞれは、底面BR_L及び側壁BR_Sを含むことができる。上記側壁BR_Sは、上記底面BR_Lに向かう方向に徐々に低くなる階段状とすることができる。
【0050】
上記少なくとも1つの下部バッファリセス領域BR1a、BR1bにおいて、上記底面BR_Lは、上記第1下部パッドリセス領域PR1aの底面よりも高いレベルとすることができる。
【0051】
上記少なくとも1つの下部バッファリセス領域BR1a、BR1bにおいて、上記底面BR_Lは、上記第1下部ゲートパッド領域GP1aの上記第1中間パッドPb1_Mのうちの最上部の第1中間パッドと実質的に同じ又は類似のレベルに配置されることができる。
【0052】
上記少なくとも1つの下部バッファリセス領域BR1a、BR1bにおいて、上記底面BR_Lは、上記第1階段パッドグループPb1_Sのうちの最上位の第1階段パッドグループと次に上位の第1階段パッドグループとの間のレベルに配置されることができる。
【0053】
上記下部構造物ST1は、上記少なくとも1つの下部パッドリセス領域PR1a、PR1b上の少なくとも1つの下部パッドキャッピングパターンPC1a、PC1b、及び上記少なくとも1つの下部バッファリセス領域BR1a、BR1b上の少なくとも1つの下部バッファキャッピングパターンBC1a、BC1bをさらに含むことができる。上記少なくとも1つの下部パッドキャッピングパターンPC1a、PC1bは、上記少なくとも1つの下部パッドリセス領域PR1a、PR1bを埋めることができ、上記少なくとも1つの下部バッファキャッピングパターンBC1a、BC1bは、上記少なくとも1つの下部バッファリセス領域BR1a、BR1bを埋めることができる。
【0054】
上記少なくとも1つの下部パッドキャッピングパターンPC1a、PC1b及び上記少なくとも1つの下部バッファキャッピングパターンBC1a、BC1bは、互いに同じ絶縁性物質で形成されることができる。例えば、上記少なくとも1つの下部パッドキャッピングパターンPC1a、PC1b及び上記少なくとも1つの下部バッファキャッピングパターンBC1a、BC1bは、シリコン酸化物などのような絶縁性物質を含むことができる。
【0055】
上記少なくとも1つの下部パッドキャッピングパターンPC1a、PC1bは、上記第1下部パッドリセス領域PR1a上で上記第1下部パッドリセス領域PR1aを埋める第1下部パッドキャッピングパターンPC1a、及び上記第2下部パッドリセス領域PR1b上で上記第2下部パッドリセス領域PR1bを埋める第2下部パッドキャッピングパターンPC1bを含むことができる。
【0056】
上記第2下部パッドキャッピングパターンPC1bの上記垂直方向Zの最大厚さは、上記第1下部パッドキャッピングパターンPC1aの上記垂直方向Zの最大厚さよりも大きいことがある。
【0057】
上記少なくとも1つの下部バッファキャッピングパターンBC1a、BC1bは、上記第1下部バッファリセス領域BR1a上で上記第1下部バッファリセス領域BR1aを埋める第1下部バッファキャッピングパターンBC1a、及び上記第2下部バッファリセス領域BR1b上で上記第2下部バッファリセス領域BR1bを埋める第2下部バッファキャッピングパターンBC1bを含むことができる。
【0058】
上記第1下部バッファキャッピングパターンBC1a及び上記第2下部バッファキャッピングパターンBC1bは、互いに同じ厚さを有することができる。上記第1下部バッファキャッピングパターンBC1a及び上記第2下部バッファキャッピングパターンBC1bのそれぞれの厚さは、上記第1下部パッドキャッピングパターンPC1aの上記垂直方向Zの最大厚さよりも小さいことがある。
【0059】
上記中間積層構造物GS2は、少なくとも1つの中間パッドリセス領域PR2a、PR2b、及び少なくとも1つの中間バッファリセス領域BR2a、BR2bを含むことができる。
【0060】
上記少なくとも1つの中間パッドリセス領域PR2a、PR2b、及び上記少なくとも1つの中間バッファリセス領域BR2a、BR2bは、上記連結領域CA内に配置されることができる。
【0061】
上記中間積層構造物GS2において、上記少なくとも1つの中間パッドリセス領域PR2a、PR2bは、上部がオープン形状になるようにすることができる。上記少なくとも1つの中間バッファリセス領域BR2a、BR2bは、上部がオープン形状になるようにすることができる。
【0062】
上記少なくとも1つの中間パッドリセス領域PR2a、PR2bは、第1中間パッドリセス領域PR2a、及び上記第1中間パッドリセス領域PR2aよりも上記メモリセルアレイ領域MAから遠く離れた第2中間パッドリセス領域PR2bを含むことができる。
【0063】
上記第1中間パッドリセス領域PR2aは、第1中間ゲートパッド領域GP2a及び第1ダミー側壁PR_Sd2aを含むことができる。上記第2中間パッドリセス領域PR2bは、第2中間ゲートパッド領域GP2b及び第2ダミー側壁PR_Sd2b、PR_Sd2c、PR_Sd2dを含むことができる。
【0064】
上記第1中間ゲートパッド領域GP2aは、上記第1下部ゲートパッド領域GP1aと実質的に同じ勾配で低くなる階段状とすることができる。
【0065】
上記第1中間パッドリセス領域PR2aの上記第1ダミー側壁PR_Sd2aは、上記第1下部パッドリセス領域PR1aの上記第1ダミー側壁PR_Sd1aと実質的に同じ勾配で低くなる階段状とすることができる。上記第1ダミー側壁PR_Sd2aは、上記第1中間ゲートパッド領域GP2aよりも急な傾斜を有することができる。上記第1ダミー側壁PR_Sd2a及び上記第1中間ゲートパッド領域GP2aは、互いに向かい合って、実質的に同じ高さレベルに配置されることができる。上記第1ダミー側壁PR_Sd2aと上記第1中間ゲートパッド領域GP2aとの間の距離は、上から下に行くほど狭くなることができる。
【0066】
上記第2中間ゲートパッド領域GP2bは、上記第1中間ゲートパッド領域GP2aと実質的に同じ階段状とすることができる。
【0067】
上記第1中間パッドリセス領域PR2aの上記第2ダミー側壁PR_Sd2b、PR_Sd2c、PR_Sd2dは、第1ダミー部分PR_Sd2b、第2ダミー部分PR_Sd2c、及び第3ダミー部分PR_Sd2dを含むことができる。
【0068】
上記第1ダミー部分PR_Sd2bは、上記第1ダミー側壁PR_Sd2aと実質的に同じ形状とすることができる。例えば、上記第1ダミー部分PR_Sd2bは、上記メモリセルアレイ領域MAに向かう方向に上記第2平均勾配で低くなる階段状とすることができる。上記第1ダミー部分PR_Sd2bは、上記第2中間ゲートパッド領域GP2bよりも急な傾斜を有することができる。上記第1ダミー部分PR_Sd2b及び上記第2中間ゲートパッド領域GP2bは、互いに向かい合って、実質的に同じ高さレベルに配置されることができる。上記第1ダミー部分PR_Sd2bと上記第2中間ゲートパッド領域GP2bとの間の距離は、上から下に行くほど狭くなることができる。
【0069】
上記第2ダミー部分PR_Sd2cは、上記第1ダミー部分PR_Sd2bよりも高いレベルで上記第1ダミー部分PR_Sd2bと隣接し、上記第1ダミー部分PR_Sd2bの勾配よりも急な勾配を有することができる。
【0070】
上記第3ダミー部分PR_Sd2dは、上記第2中間ゲートパッド領域GP2bよりも高いレベルで上記第2中間ゲートパッド領域GP2bと隣接し、上記第2ダミー部分PR_Sd2cと向かい合うことができる。上記第3ダミー部分PR_Sd2dは、上記第1ダミー部分PR_Sd2bの勾配よりも急な勾配を有することができる。上記第2ダミー部分PR_Sd2cと上記第3ダミー部分PR_Sd2dとの間の距離は、上から下に行くほど狭くなることができる。上記第2ダミー部分PR_Sd2cと上記第3ダミー部分PR_Sd2dとの間の最小距離は、上記第1ダミー部分PR_Sd2bと上記第2中間ゲートパッド領域GP2bとの間の最大距離と同じか又はそれよりも大きいことがある。上記第2ダミー部分PR_Sd2c及び上記第3ダミー部分PR_Sd2dは、上記第1ダ及びと上記第1中間ゲートパッド領域GP2aと実質的に同じレベルに配置されることができる。
【0071】
上記第1中間ゲートパッド領域GP2a及び上記第2中間ゲートパッド領域GP2bは、上記中間ゲート層GL2のゲートパッドを含むことができる。
【0072】
上記第1中間ゲートパッド領域GP2a及び上記第2中間ゲートパッド領域GP2bの少なくとも1つは、第2上部パッドPb2_U、上記第2上部パッドPb2_Uよりも低いレベルの第2階段パッドグループPb2_S、及び上記第2階段パッドグループPb2_Sの間に配置される1つ以上の第2中間パッドPb2_Mを含むことができる。上記第1中間ゲートパッド領域GP2a及び上記第2中間ゲートパッド領域GP2bの少なくとも1つは、上記第2階段パッドグループPb2_Sよりも低いレベルの第2下部パッドPb2_Lをさらに含むことができる。
【0073】
上記第1中間ゲートパッド領域GP2aの上記第2下部パッドPb2_Lは、上記第1中間パッドリセス領域PR2aの底面に配置されることができる。
【0074】
上記第2階段パッドグループPb2_Sは、上記第1水平方向Xに低くなる階段状に配列されるゲートパッドを含むことができる。
【0075】
上記第1階段パッドグループPb1_Sには「n」個が配置されることができ、上記第2階段パッドグループPb2_Sには「m」個が配置されることができ、上記1つ以上の第2中間パッドPb2_Mには「m-1」個が配置されることができる。
【0076】
上記「m」は上記「n」とは異なる自然数とすることができる。例えば、上記「m」は上記「n」より小さい自然数とすることができる。例えば、上記「n」は「m+1」とすることができる。例えば、上記第1階段パッドグループPb1_Sには「4」個が配置されることができ、上記第2階段パッドグループPb2_Sには「3」個が配置されることができるが、実施形態はこれに限定されない。例えば、上記第1階段パッドグループPb1_Sには「5」個が配置されることができ、上記第2階段パッドグループPb2_Sには「4」個が配置されることができる。
【0077】
一実施形態において、上記1つ以上の第2中間パッドPb2_Mは複数個とすることができる。以下では、複数個の上記第2中間パッドPb2_Mを中心に説明する。
【0078】
それぞれの上記第2中間パッドPb2_Mは、互いに隣接する上記第2階段パッドグループPb2_Sの間に配置されることができる。例えば、互いに隣接する上記第2階段パッドグループPb2_Sの間に1つの第2中間パッドPb2_Mが配置されることができる。上記第2中間パッドPb2_Mのそれぞれの上記第1水平方向Xの幅は、上記第2階段パッドグループPb2_Sのゲートパッドのそれぞれの上記第1水平方向Xの幅よりも大きいことがある。
【0079】
上記少なくとも1つの中間バッファリセス領域BR2a、BR2bは、互いに同じレベルに配置される第1中間バッファリセス領域BR2a及び第2中間バッファリセス領域BR2bを含むことができる。上記第1中間バッファリセス領域BR2a及び上記第2中間バッファリセス領域BR2bは、実質的に同じ又は類似の形状とすることができる。
【0080】
上記第1中間バッファリセス領域BR2a及び上記第2中間バッファリセス領域BR2bはそれぞれ、底面BR_L及び側壁BR_Sを含むことができる。上記側壁BR_Sは、上記底面BR_Lに向かう方向に徐々に低くなる階段状とすることができる。
【0081】
上記少なくとも1つの中間バッファリセス領域BR2a、BR2bにおいて、上記底面BR_Lは、上記第1中間パッドリセス領域PR2aの底面よりも高いレベルとすることができる。
【0082】
上記少なくとも1つの中間バッファリセス領域BR2a、BR2bにおいて、上記底面BR_Lは、上記第1中間ゲートパッド領域GP2aの上記第2中間パッドPb2_Mのうちの最上部の第2中間パッドを含む第2ゲート層と実質的に同じ又は類似のレベルに配置されることができる。
【0083】
上記少なくとも1つの中間バッファリセス領域BR2a、BR2bにおいて、上記底面BR_Lは、上記第2階段パッドグループPb2_Sのうちの最上位の第2階段パッドグループと次に上位の第2階段パッドグループとの間のレベルに配置されることができる。
【0084】
上記中間構造物ST2は、上記少なくとも1つの中間パッドリセス領域PR2a、PR2b上の少なくとも1つの中間パッドキャッピングパターンPC2a、PC2b、及び上記少なくとも1つの中間バッファリセス領域BR2a、BR2b上の少なくとも1つの中間バッファキャッピングパターンBC2a、BC2bをさらに含むことができる。
【0085】
上記少なくとも1つの中間パッドキャッピングパターンPC2a、PC2bは、上記少なくとも1つの中間パッドリセス領域PR2a、PR2bを埋めることができ、上記少なくとも1つの中間バッファキャッピングパターンBC2a、BC2bは、上記少なくとも1つの中間バッファリセス領域BR2a、BR2bを埋めることができる。
【0086】
上記少なくとも1つの中間パッドキャッピングパターンPC2a、PC2b及び上記少なくとも1つの中間バッファキャッピングパターンBC2a、BC2bは、互いに同じ絶縁性物質で形成されることができる。例えば、上記少なくとも1つの中間パッドキャッピングパターンPC2a、PC2b及び上記少なくとも1つの中間バッファキャッピングパターンBC2a、BC2bは、シリコン酸化物などのような絶縁性物質を含むことができる。
【0087】
上記少なくとも1つの中間パッドキャッピングパターンPC2a、PC2bは、上記第1中間パッドリセス領域PR2a上で上記第1中間パッドリセス領域PR2aを埋める第1中間パッドキャッピングパターンPC2a、及び上記第2中間パッドリセス領域PR2b上で上記第2中間パッドリセス領域PR2bを埋める第2中間パッドキャッピングパターンPC2bを含むことができる。
【0088】
上記第2中間パッドキャッピングパターンPC2bの上記垂直方向Zの最大厚さは、上記第1中間パッドキャッピングパターンPC2aの上記垂直方向Zの最大厚さよりも大きいことがある。
【0089】
上記少なくとも1つの中間バッファキャッピングパターンBC2a、BC2bは、上記第1中間バッファリセス領域BR2a上で上記第1中間バッファリセス領域BR2aを埋める第1中間バッファキャッピングパターンBC2a、及び上記第2中間バッファリセス領域BR2b上で上記第2中間バッファリセス領域BR2bを埋める第2中間バッファキャッピングパターンBC2bを含むことができる。
【0090】
上記第1中間バッファキャッピングパターンBC2a及び上記第2中間バッファキャッピングパターンBC2bは、互いに同じ厚さを有することができる。上記第1中間バッファキャッピングパターンBC2a及び上記第2中間バッファキャッピングパターンBC2bのそれぞれの厚さは、上記第1中間パッドキャッピングパターンPC2aの上記垂直方向Zの最大厚さよりも小さいことがある。
【0091】
上記第1下部バッファリセス領域BR1a及び上記第1下部バッファキャッピングパターンBC1aは、上記第1中間パッドリセス領域PR2a及び上記第1中間パッドキャッピングパターンPC2aと垂直に重なることができる。上記第2下部バッファリセス領域BR1b及び上記第2下部バッファキャッピングパターンBC1bは、上記第2中間パッドリセス領域PR2b及び上記第2中間パッドキャッピングパターンPC2bと垂直に重なることができる。
【0092】
上記上部積層構造物GS3は、第1上部積層構造物GS3a、及び上記第1上部積層構造物GS3a上の第2上部積層構造物GS3bを含むことができる。
【0093】
上記第1上部積層構造物GS3aは、少なくとも1つの上部パッドリセス領域PR3a、PR3bを含むことができる。上記少なくとも1つの中間パッドリセス領域PR3a、PR3bは、上記連結領域CA内に配置されることができる。
【0094】
上記第1上部積層構造物GS3aにおいて、上記少なくとも1つの上部パッドリセス領域PR3a、PR3bは、上部がオープン形状になるようにすることができる。上記少なくとも1つの上部パッドリセス領域PR3a、PR3bは、第1上部パッドリセス領域PR3a、及び上記第1上部パッドリセス領域PR3aよりも上記メモリセルアレイ領域MAから遠く離れた第2上部パッドリセス領域PR3bを含むことができる。
【0095】
上記第1上部パッドリセス領域PR3aは、第1上部ゲートパッド領域GP3a及び第1ダミー側壁PR_Sd3aを含むことができる。上記第2上部パッドリセス領域PR3bは、第2上部ゲートパッド領域GP3b及び第2ダミー側壁PR_Sd3b、PR_Sd3c、PR_Sd3dを含むことができる。
【0096】
上記第1上部ゲートパッド領域GP3aは、上記第1中間ゲートパッド領域GP2aと実質的に同じ勾配で低くなる階段状とすることができる。
【0097】
上記第1上部パッドリセス領域PR3aの上記第1ダミー側壁PR_Sd3aは、上記第1中間パッドリセス領域PR2aの上記第1ダミー側壁PR_Sd2aと実質的に同じ勾配で低くなる階段状とすることができる。上記第1ダミー側壁PR_Sd3aは、上記第1上部ゲートパッド領域GP3aよりも急な傾斜を有することができる。上記第1ダミー側壁PR_Sd3a及び上記第1上部ゲートパッド領域GP3aは、互いに向かい合って、実質的に同じ高さレベルに配置されることができる。上記第1ダミー側壁PR_Sd3aと上記第1上部ゲートパッド領域GP3aとの間の距離は、上から下に行くほど狭くなることができる。
【0098】
上記第2上部ゲートパッド領域GP3bは、上記第1上部ゲートパッド領域GP3aと実質的に同じ階段状とすることができる。
【0099】
上記第2上部パッドリセス領域PR3bの上記第2ダミー側壁PR_Sd3b、PR_Sd3c、PR_Sd3dは、第1ダミー部分PR_Sd3b、第2ダミー部分PR_Sd3c、及び第3ダミー部分PR_Sd3dを含むことができる。
【0100】
上記第1ダミー部分PR_Sd3bは、上記第1ダミー側壁PR_Sd3aと実質的に同じ形状とすることができる。例えば、上記第1ダミー部分PR_Sd3bは、上記メモリセルアレイ領域MAに向かう方向に上記第2平均勾配で低くなる階段状とすることができる。上記第1ダミー部分PR_Sd3bは、上記第2上部ゲートパッド領域GP3bよりも急な傾斜を有することができる。上記第1ダミー部分PR_Sd3b及び上記第2上部ゲートパッド領域GP3bは、互いに向かい合って、実質的に同じ高さレベルに配置されることができる。上記第1ダミー部分PR_Sd3bと上記第2上部ゲートパッド領域GP3bとの間の距離は、上から下に行くほど狭くなることができる。
【0101】
上記第2ダミー部分PR_Sd3cは、上記第1ダミー部分PR_Sd3bよりも高いレベルで上記第1ダミー部分PR_Sd3bと隣接し、上記第1ダミー部分PR_Sd3bの勾配よりも急な勾配を有することができる。
【0102】
上記第3ダミー部分PR_Sd3dは、上記第2上部ゲートパッド領域GP3bよりも高いレベルで上記第2上部ゲートパッド領域GP3bと隣接し、上記第2ダミー部分PR_Sd3cと向かい合うことができる。上記第3ダミー部分PR_Sd3dは、上記第1ダミー部分PR_Sd3bの勾配よりも急な勾配を有することができる。上記第2ダミー部分PR_Sd3cと上記第3ダミー部分PR_Sd3dとの間の距離は、上から下に行くほど狭くなることができる。上記第2ダミー部分PR_Sd3cと上記第3ダミー部分PR_Sd3dとの間の最小距離は、上記第1ダミー部分PR_Sd3bと上記第2上部ゲートパッド領域GP3bとの間の最大距離と同じか又はそれよりも大きいことがある。上記第2ダミー部分PR_Sd3c及び上記第3ダミー部分PR_Sd3dは、上記第1ダミー側壁PR_Sd3a及び上記第1上部ゲートパッド領域GP3aと実質的に同じレベルに配置されることができる。
【0103】
上記第1上部ゲートパッド領域GP3a及び上記第2上部ゲートパッド領域GP3bの少なくとも1つは、第3上部パッドPb3_U、上記第3上部パッドPb3_Uよりも低いレベルの第3階段パッドグループPb3_S、及び上記第3階段パッドグループPb3_Sの間に配置される1つ以上の第3中間パッドPb3_Mを含むことができる。
【0104】
上記第1上部ゲートパッド領域GP33a及び上記第2上部ゲートパッド領域GP3bの少なくとも1つは、上記第3階段パッドグループPb3_Sよりも低いレベルの第3下部パッドPb3_Lをさらに含むことができる。
【0105】
上記第1上部ゲートパッド領域GP3aの上記第2下部パッドPb3_Lは、上記第1上部パッドリセス領域PR3aの底面に配置されることができる。
【0106】
上記第3階段パッドグループPb3_Sは、上記第1水平方向Xに低くなる階段状に配列されるゲートパッドを含むことができる。
【0107】
上記第1階段パッドグループPb1_Sには「n」個が配置されることができ、上記第2階段パッドグループPb2_Sには「m」個が配置されることができ、上記第3階段パッドグループPb3_Sには「m」個が配置されることができる。
【0108】
上記1つ以上の第3中間パッドPb3_Mには「m-1」個が配置されることができる。上記「m」は上記「n」よりも大きい自然数とすることができる。例えば、上記「m」は「n-1」とすることができる。例えば、上記第1階段パッドグループPb1_Sには「4」個が配置されることができ、上記第2階段パッドグループPb2_Sには「3」個が配置されることができ、上記第3階段パッドグループPb3_Sには「3」個が配置されることができるが、実施形態はこれに限定されない。例えば、上記第1階段パッドグループPb1_Sには「5」個が配置されることができ、上記第2階段パッドグループPb2_Sには「4」個が配置されることができ、上記第3階段パッドグループPb3_Sには「4」個が配置されることができる。
【0109】
一実施形態において、上記1つ以上の第3中間パッドPb3_Mは複数個とすることができる。以下では、複数個の上記第3中間パッドPb3_Mを中心に説明する。
【0110】
それぞれの上記第3中間パッドPb3_Mは、互いに隣接する上記第3階段パッドグループPb3_Sの間に配置されることができる。例えば、互いに隣接する上記第3階段パッドグループPb3_Sの間に1つの第3中間パッドPb3_Mが配置されることができる。上記第3中間パッドPb3_Mのそれぞれの上記第1水平方向Xの幅は、上記第3階段パッドグループPb3_Sのゲートパッドのそれぞれの上記第1水平方向Xの幅よりも大きいことがある。
【0111】
上記第2上部積層構造物GS3bは、上記少なくとも1つの上部パッドリセス領域PR3a、PR3bを露出させることができる。上記上部積層構造物GS3bは、第3上部パッドリセス領域PR3cをさらに含むことができる。上記第3上部パッドリセス領域PR3cは、上記メモリセルアレイ領域MAから遠ざかる方向に低くなる階段状のゲートパッド領域GP_U、及び上記メモリセルアレイ領域MAに近づく方向に低くなる階段状のダミーパッド領域GP_Dを含むことができる。
【0112】
上記上部構造物ST3は、上記少なくとも1つの上部パッドリセス領域PR3a、PR3b上の少なくとも1つの上部パッドキャッピングパターンPC3a、PC3bをさらに含むことができる。上記少なくとも1つの上部パッドキャッピングパターンPC3a、PC3bは、上記少なくとも1つの上部パッドリセス領域PR3a、PR3bを埋めることができる。上記少なくとも1つの上部パッドキャッピングパターンPC3a、PC3bは、シリコン酸化物などのような絶縁性物質を含むことができる。上記少なくとも1つの上部パッドキャッピングパターンPC3a、PC3bは、上記第1上部パッドリセス領域PR3a上で上記第1上部パッドリセス領域PR3aを埋める第1上部パッドキャッピングパターンPC3a、及び上記第2上部パッドリセス領域PR3b上で上記第2上部パッドリセス領域PR3bを埋める第2上部パッドキャッピングパターンPC3bを含むことができる。上記第2上部パッドキャッピングパターンPC3bの上記垂直方向Zの最大厚さは、上記第1上部パッドキャッピングパターンPC3aの上記垂直方向Zの最大厚さよりも大きいことがある。
【0113】
上記上部構造物ST3は、上記第3上部パッドリセス領域PR3c上で上記第3上部パッドリセス領域PR3cを埋める第3パッドキャッピングパターンPC3cをさらに含むことができる。
【0114】
上記第1中間バッファリセス領域BR2a及び上記第1中間バッファキャッピングパターンBC2aは、上記第1上部パッドリセス領域PR3a及び上記第1上部パッドキャッピングパターンPC3aと垂直に重なることができる。上記第2中間バッファリセス領域BR2b及び上記第2中間バッファキャッピングパターンBC2bは、上記第2上部パッドリセス領域PR3b及び上記第2上部パッドキャッピングパターンPC3bと垂直に重なることができる。
【0115】
上記上部積層構造物GS3の第3ゲート層GL3のゲートパッドは、上記第1及び第2上部ゲートパッド領域GP3a、GP3bを構成することができ、上記第2上部積層構造物GS3の第3ゲート層GL3のゲートパッドは、上記第3上部ゲートパッド領域GP_Uを構成することができる。
【0116】
上記第3ゲート層GL3のうち、上記第1上部積層構造物GS3aの第3ゲート層は、第1上部ゲート層GL3_Lと称されて説明されることができ、上記第2上部積層構造物GS3bの第3ゲート層は、第2及び第3上部ゲート層GL3_Ua、GL3_Ubと称されて説明されることができる。
【0117】
上記第2及び第3上部ゲート層GL3_Ua、GL3_Ubのうち、上記第2上部ゲート層GL3_Uaは、上記メモリセルアレイ領域MAから上記連結領域CA内に延長されることができ、上記第3上部ゲート層GL3_Ubは、上記第2上部ゲート層GL3_Uaから離隔することができ、上記連結領域CA内に配置されることができる。上記第3上部ゲート層GL3_Ubは、電気的に孤立したダミー上部ゲート層と称されてもよい。
【0118】
上記第1構造物ST1において、上記第1下部パッドキャッピングパターンPC1a、上記第1下部バッファキャッピングパターンBC1a、上記第2下部バッファキャッピングパターンBC1b、及び上記第2下部パッドキャッピングパターンPC1bは、上記メモリセルアレイ領域MAから遠ざかる方向、即ち、上記第1水平方向Xに順次配列しながら互いに離隔することができる。上記第1下部パッドキャッピングパターンPC1a、上記第1下部バッファキャッピングパターンBC1a、上記第2下部バッファキャッピングパターンBC1b、及び上記第2下部パッドキャッピングパターンPC1bはそれぞれ、上記下部積層構造物GS1の上部面から下方に延長される形状とすることができる。上記第1下部バッファキャッピングパターンBC1a及び上記第2下部バッファキャッピングパターンBC1bの下部面は、互いに同じレベルに配置されることができ、上記第1下部パッドキャッピングパターンPC1aの下端よりも高いレベルに配置されることができる。上記第1下部パッドキャッピングパターンPC1aと上記第1下部バッファキャッピングパターンBC1aとの間に上記第1ゲート層GL1の一部が配置されることができ、上記第1下部バッファキャッピングパターンBC1aと上記第2下部バッファキャッピングパターンBC1bとの間に上記第1ゲート層GL1の一部が配置されることができ、上記第2下部バッファキャッピングパターンBC1bと上記第2下部パッドキャッピングパターンPC1bとの間に上記第1ゲート層GL1の一部が配置されることができる。
【0119】
上記第2構造物ST2において、上記第1中間パッドキャッピングパターンPC2a、上記第1中間バッファキャッピングパターンBC2a、上記第2中間バッファキャッピングパターンBC2b、及び上記第2中間パッドキャッピングパターンPC2bは、上記第1水平方向Xに順次配列しながら互いに離隔することができる。上記第1中間パッドキャッピングパターンPC2a、上記第1中間バッファキャッピングパターンBC2a、上記第2中間バッファキャッピングパターンBC2b、及び上記第2中間パッドキャッピングパターンPC2bはそれぞれ、上記中間積層構造物GS2の上部面から下方に延長される形状とすることができる。上記第1中間バッファキャッピングパターンBC2a及び上記第2中間バッファキャッピングパターンBC2bの下部面は、互いに同じレベルに配置されることができ、上記第1中間パッドキャッピングパターンPC2aの下端よりも高いレベルに配置されることができる。上記第1中間パッドキャッピングパターンPC2aと上記第1中間バッファキャッピングパターンBC2aとの間に上記第2ゲート層GL2の一部が配置されることができ、上記第1中間バッファキャッピングパターンBC2aと上記第2中間バッファキャッピングパターンBC2bとの間に上記第2ゲート層GL2の一部が配置されることができ、上記第2中間バッファキャッピングパターンBC2bと上記第2中間パッドキャッピングパターンPC2bとの間に上記第2ゲート層GL2の一部が配置されることができる。
【0120】
上記第3構造物ST3において、上記第3上部パッドキャッピングパターンPC3c、上記第1上部パッドキャッピングパターンPC3a、及び上記第2上部パッドキャッピングパターンPC3bは、上記第1水平方向Xに順次配列されることができる。上記第1上部パッドキャッピングパターンPC3aと上記第2上部パッドキャッピングパターンPC3bとの間に上記第1上部ゲート層GL3_Lの一部が配置されることができる。
【0121】
全ての実施形態によると、それぞれの上記複数の構造物STにおいて、互いに離隔したパターンの間には、交互に積層された層間絶縁層及びゲート層が配置されることができる。例えば、上記第1構造物ST1内において、上記第1下部パッドキャッピングパターンPC1a及び上記第1下部バッファキャッピングパターンBC1aは、交互に積層された上記第1下部ゲート層GL1及び上記下部層間絶縁層ILD1によって互いに離隔することができる。即ち、上記第1下部パッドキャッピングパターンPC1aと上記第1下部バッファキャッピングパターンBC1aとの間に上記第1下部ゲート層GL1及び上記下部層間絶縁層ILD1が配置されることができる。したがって、上記第1構造物ST1内において、上記パターンPC1a、BC1a、BC1b、PC1bのうち互いに隣接したパターンは、交互に積層された上記第1層間絶縁層ILD1及び上記第1ゲート層GL1によって互いに離隔することができる。同様に、上記第2構造物ST2内において、上記パターンPC2a、BC2a、BC2b、PC2bは、交互に積層された上記第2層間絶縁層ILD2及び上記第2ゲート層GL2によって互いに離隔することができ、上記第2構造物ST1内において、上記パターンPC3a、PC3bは、交互に積層された上記第3層間絶縁層ILD3及び上記第3ゲート層GL3によって互いに離隔することができる。
【0122】
上記第1から第3ゲート層GL1、GL2、GL3は、下部ゲート層、上記下部ゲート層上の中間ゲート層、及び上記中間ゲート層上の上部ゲート層を含むことができる。上記下部ゲート層は、下部選択ゲート電極及び下部消去制御ゲート電極を含むことができる。上記中間ゲート層は、ワードラインを含むことができる。上記上部ゲート層は、上部選択ゲート電極及び上部消去制御ゲート電極を含むことができる。
【0123】
上記第1ゲート層GL1は、上記下部ゲート層と、上記中間ゲート層の一部を構成することができる。上記第2ゲート層GL2は、上記中間ゲート層の一部を構成することができる。上記第3ゲート層GL3のうち上記第1上部ゲート層GL3_Lは、上記中間ゲート層の一部を構成することができ、上記第2上部ゲート層GL3_Uaは、上記上部ゲート層を構成することができる。したがって、上記第1ゲート層GL1は、上記下部選択ゲート電極及び上記下部消去制御ゲート電極とともに、上記ワードラインの一部を含むことができ、上記第2ゲート層GL2は、上記ワードラインの一部を含むことができ、上記第1上部ゲート層GL3_Lは、上記ワードラインの一部を含むことができ、上記第2上部ゲート層GL3_Uaは、上記上部選択ゲート電極及び上記上部消去制御ゲート電極を含むことができる。
【0124】
上記半導体装置1は、上記メモリセルアレイ領域MA内で上記積層構造物GS1、GS2、GS3を貫通する垂直メモリ構造物VCをさらに含むことができる。上記垂直メモリ構造物VCは、上記積層構造物GS1、GS2、GS3を貫通する上記ソース構造物SSと電気的に連結されることができる。上記垂直メモリ構造物VCは、垂直チャネル構造物と称されてもよい。
【0125】
上記半導体装置1は、少なくとも上記構造物STを貫通するコンタクトプラグGC、PCaをさらに含むことができる。上記コンタクトプラグGC、PCaは、上記連結領域CA内に配置されることができる。上記コンタクトプラグGC、PCaは、上記構造物ST及び上記ソース構造物SSを貫通して上記周辺回路構造物PERI内に延長されることができる。
【0126】
上記コンタクトプラグGC、PCaは、ゲートコンタクトプラグGC、GCa及び第1周辺コンタクトプラグPCaを含むことができる。
【0127】
上記ゲートコンタクトプラグGC、GCaは、第1ゲートコンタクトプラグGC及び第2ゲートコンタクトプラグGCaを含むことができる。
【0128】
上記下部積層構造物GS1は第1分離絶縁層SP1をさらに含むことができ、上記中間積層構造物GS2は第2分離絶縁層SP2をさらに含むことができ、上記上部積層構造物GS3は第3分離絶縁層SP3をさらに含むことができる。
【0129】
上記第1分離絶縁層SP1は、上記第1ゲート層GL1のうち上記第1ゲートコンタクトプラグGCと電気的に連結されていない第1ゲート層GL1と、上記第1ゲートコンタクトプラグGCとの間に配置されることができる。上記第2分離絶縁層SP2は、上記第2ゲート層GL2のうち上記第1ゲートコンタクトプラグGCと電気的に連結されていない第2ゲート層GL2と、上記第1ゲートコンタクトプラグGCとの間に配置されることができる。上記第3分離絶縁層SP3は、上記第3ゲート層GL3のうち上記第1ゲートコンタクトプラグGCと電気的に連結されていない第3ゲート層GL3と、上記第1ゲートコンタクトプラグGCとの間に配置されることができる。上記第1から第3分離絶縁層SP1、SP2、SP3は、シリコン酸化物などのような絶縁性物質で形成されることができる。
【0130】
上記第1ゲートコンタクトプラグGCは、上記下部積層構造物GS1、上記中間積層構造物GS2、及び上記第1上部積層構造物GS3aの上記ゲート層GL1、GL2、GL3_Lのゲートパッドと電気的に連結されることができる。上記第1ゲートコンタクトプラグGCは、上記下部積層構造物GS1、上記中間積層構造物GS2、及び上記第1上部積層構造物GS3aの上記ゲート層GL1、GL2、GL3_LのゲートパッドGPを貫通しながら上記下部積層構造物GS1、上記中間積層構造物GS2、及び上記第1上部積層構造物GS3aの上記ゲート層GL1、GL2、GL3_LのゲートパッドGPと接触することができる。
【0131】
上記第1ゲートコンタクトプラグGCは、上記下部積層構造物GS1、上記中間積層構造物GS2、及び上記第1上部積層構造物GS3aの上記ゲート層GL1、GL2、GL3_LのゲートパッドGPとそれぞれ接触する水平拡張部PEを含むことができる。上記第1ゲートコンタクトプラグGCのうち1つの第1ゲートコンタクトプラグの上記水平拡張部PEは、上記ゲートパッドGPのうち1つのゲートパッドと接触することができる。上記水平拡張部PEは、上記ゲートパッドGPを貫通しながら接触する形状とすることができる。例えば、上記水平拡張部PEの側面は、上記ゲートパッドGPと接触することができる。1つの上記第1ゲートコンタクトプラグPEにおいて、上記水平拡張部PEは、上記第1ゲートコンタクトプラグPEの中心から上記ゲートパッドGPに向かう方向に延長又は突出した部分とすることができる。
【0132】
上記第2ゲートコンタクトプラグGCaは、上記第2上部積層構造物GS3bの上記第2上部ゲート層GL3_Uaのゲートパッドと電気的に連結されることができる。上記第2ゲートコンタクトプラグGCaは、上記第2上部積層構造物GS3bの上記第2上部ゲート層GL3_Uaのゲートパッド上で上記第2上部積層構造物GS3bの上記第2上部ゲート層GL3_Uaのゲートパッドと接触することができる。
【0133】
上記第1ゲートコンタクトプラグGCは、実質的に互いに同じ高さに配置されることができる。例えば、上記第1ゲートコンタクトプラグGCは、実質的に互いに同じレベルに位置する上端、及び実質的に互いに同じレベルに位置する下端を有することができる。
【0134】
上記第1ゲートコンタクトプラグGCは、上記メモリセルアレイ領域MAから遠ざかる上記第1方向Xに順次配列される第1下部ゲートコンタクトプラグGC1a、第1中間ゲートコンタクトプラグGC2a、第1上部ゲートコンタクトプラグGC3a、第2上部ゲートコンタクトプラグGC3b、第2中間ゲートコンタクトプラグGC2b、及び第2下部ゲートコンタクトプラグGC1bを含むことができる。
【0135】
上記第1下部ゲートコンタクトプラグGC1aは、上記下部積層構造物GS1、上記第1下部パッドキャッピングパターンPC1a、上記中間積層構造物GS2、及び上記上部積層構造物GS3を貫通することができ、上記下部積層構造物GS1の上記第1下部パッドリセス領域PR1aの上記第1下部ゲートパッド領域GP1aのゲートパッドと電気的に連結されることができ、残りのゲート層及び上記第1から第3分離絶縁層SP1、SP2、SP3によって電気的に絶縁、即ち離隔することができる。上記第2下部ゲートコンタクトプラグGC1bは、上記下部積層構造物GS1、上記第2下部パッドキャッピングパターンPC1b、上記中間積層構造物GS2、及び上記上部積層構造物GS3を貫通することができ、上記下部積層構造物GS1の上記第2下部パッドリセス領域PR1bの上記第2下部ゲートパッド領域GP1bのゲートパッドと電気的に連結されることができ、残りのゲート層及び上記第1から第3分離絶縁層SP1、SP2、SP3によって電気的に絶縁、即ち離隔することができる。上記第1及び第2下部ゲートコンタクトプラグGC1a、GC1bは、上記第1及び第2下部ゲートパッド領域GP1a、GP1bのゲートパッドを介して上記下部ゲート層GL1と電気的に連結されることができ、上記中間及び上部ゲート層GL2、GL3と電気的に絶縁されることができる。
【0136】
上記第1中間ゲートコンタクトプラグGC2aは、上記下部積層構造物GS1、上記第1下部バッファキャッピングパターンBC1a、上記中間積層構造物GS2、上記第1中間パッドキャッピングパターンPC2a、及び上記上部積層構造物GS3を貫通することができ、上記中間積層構造物GS2の上記第1中間パッドリセス領域PR2aの上記第1中間ゲートパッド領域GP2aのゲートパッドGP2aと電気的に連結されることができ、残りのゲート層及び上記第1から第3分離絶縁層SP1、SP2、SP3によって電気的に絶縁、即ち離隔することができる。上記第2中間ゲートコンタクトプラグGC2bは、上記下部積層構造物GS1、上記第2下部バッファキャッピングパターンBC1b、上記中間積層構造物GS2、上記第2中間パッドキャッピングパターンPC2b、及び上記上部積層構造物GS3を貫通することができ、上記中間積層構造物GS2の上記第2中間パッドリセス領域PR2bの上記第2中間ゲートパッド領域GP2bのゲートパッドと電気的に連結されることができ、残りのゲート層及び上記第1から第3分離絶縁層SP1、SP2、SP3によって電気的に絶縁、即ち離隔することができる。上記第1及び第2中間ゲートコンタクトプラグGC2a、GC2bは、上記第1及び第2中間ゲートパッド領域GP2a、GP2bのゲートパッドを介して上記中間ゲート層GL2と電気的に連結されることができ、上記下部及び上部ゲート層GL1、GL3と電気的に絶縁されることができる。
【0137】
上記第1上部ゲートコンタクトプラグGC3aは、上記下部積層構造物GS1、上記中間積層構造物GS2、上記第1中間バッファキャッピングパターンBC2a、上記上部積層構造物GS3、及び上記第1上部パッドキャッピングパターンPC3aを貫通することができ、上記第1上部積層構造物GS3aの上記第1上部パッドリセス領域PR3aの上記第1上部ゲートパッド領域GP3aのゲートパッドと電気的に連結されることができ、残りのゲート層及び上記第1から第3分離絶縁層SP1、SP2、SP3によって電気的に絶縁、即ち離隔することができる。上記第2上部ゲートコンタクトプラグGC3bは、上記下部積層構造物GS1、上記中間積層構造物GS2、上記第2中間バッファキャッピングパターンBC2b、上記上部積層構造物GS3、及び上記第2上部パッドキャッピングパターンPC3bを貫通することができ、上記第1上部積層構造物GS3aの上記第2上部パッドリセス領域PR3bの上記第2上部ゲートパッド領域GP3bのゲートパッドと電気的に連結されることができ、残りのゲート層及び上記第1から第3分離絶縁層SP1、SP2、SP3によって電気的に絶縁、即ち離隔することができる。上記第1及び第2上部ゲートコンタクトプラグGC3a、GC3bは、上記第1及び第2上部ゲートパッド領域GP3a、GP3bのゲートパッドを介して上記第1上部ゲート層GL3_Lと電気的に連結されることができ、上記下部及び中間ゲート層GL1、GL2、及び上記第2及び第3上部ゲート層GL3_Ua、GL3_Ubと電気的に絶縁されることができる。
【0138】
上記第1ゲートコンタクトプラグGCのそれぞれは、一体をなして形成されることができる。例えば、上記第1ゲートコンタクトプラグGCのそれぞれは、下部領域から上部領域まで延長される少なくとも1つの物質層を含むことができる。
【0139】
上記第1ゲートコンタクトプラグGCのそれぞれは、下部プラグ部分P_1、上記下部プラグ部分P_1上の中間プラグ部分P_2、上記中間プラグ部分P_2上の上部プラグ部分P_3、上記下部プラグ部分P_1と上記中間プラグ部分P_2との間の下部接合領域BP_L、及び上記中間プラグ部分P_2と上記上部プラグ部分P_3との間の上部接合領域BP_Uを含むことができる。
【0140】
それぞれの上記第1ゲートコンタクトプラグGCにおいて、上記下部プラグ部分P_1の上部領域の幅及び上記中間プラグ部分P_2の下部領域の幅が互いに異なることができ、上記中間プラグ部分P_2の上部領域の幅及び上記上部プラグ部分P_3の下部領域の幅は互いに異なることができる。それぞれの上記第1ゲートコンタクトプラグGCにおいて、上記下部プラグ部分P_1の上部領域の幅及び上記中間プラグ部分P_2の下部領域の幅が互いに異なることによって、上記下部接合領域BP_Lで下部折曲部(bending portion)が形成されることができ、上記上部接合領域BP_Uで上部折曲部が形成されることができる。上記下部接合領域BP_Lは、上記第1ゲートコンタクトプラグGCのそれぞれの側面の下部折曲部と称されることができ、上記上部接合領域BP_Uは、上記第1ゲートコンタクトプラグGCのそれぞれの側面の上部折曲部と称されることができる。上記第1ゲートコンタクトプラグGCのそれぞれの側面は、上記下部折曲部BP_L及び上記上部折曲部BP_Uを含むものとして説明されることができる。
【0141】
図1から
図4のうち、
図4を中心に参照すると、上記下部構造物LSの上記周辺回路構造物PERIは、上記基板SUB上で周辺活性領域3aを限定するフィールド領域3b、上記基板SUB上の周辺回路素子9、上記基板SUB上で上記周辺回路素子9と電気的に連結される周辺配線構造物15、上記基板SUB上で上記周辺回路素子9、及び上記周辺配線構造物15を覆う周辺絶縁構造物18を含むことができる。
【0142】
上記周辺回路素子9は、上記周辺活性領域3a上のゲート9a、及び上記ゲート9aの両側に隣接する上記周辺活性領域3a内の周辺ソース/ドレイン9bを含む周辺トランジスタを含むことができる。上記周辺配線構造物15は、多層配線構造とすることができる。
【0143】
上記ソース構造物SSは、第1層21、上記第1層21上の第2層23a、及び上記第2層23a上の第3層25を含むことができる。上記第1から第3層21、3a、25の少なくとも1つは、共通ソース(common source)とすることができる。上記第1から第3層21、3a、25の少なくとも1つは、ドープシリコン、例えば、N型の導電型を有するポリシリコンを含むことができる。上記第1層21は、金属層及びポリシリコン層の少なくとも1つを含むことができる。上記第2層23aは、ポリシリコン層を含むことができる。上記第3層23aは、ポリシリコン層を含むことができる。
【0144】
上記垂直メモリ構造物VCは、下部垂直部分VC_L、上記下部垂直部分VC_L上の中間垂直部分VC_M、上記中間垂直部分VC_M上の上部垂直部分VC_U、上記下部垂直部分VC_Lと上記中間垂直部分VC_Mとの間の下部接合領域VC_B1、及び上記中間垂直部分VC_Mと上記上部垂直部分VC_Uとの間の上部接合領域VC_B2を含むことができる。
【0145】
上記垂直メモリ構造物VCにおいて、上記下部垂直部分VC_Lの上部領域の幅及び上記中間垂直部分VC_Mの下部領域の幅が互いに異なることができ、上記中間垂直部分VC_Mの上部領域の幅及び上記上部垂直部分VC_Uの下部領域の幅は互いに異なることができる。
【0146】
上記垂直メモリ構造物VCにおいて、上記下部垂直部分VC_Lの上部領域の幅及び上記中間垂直部分VC_Mの下部領域の幅が互いに異なることによって、上記下部接合領域VC_B1で下部折曲部(bending portion)が形成されることができ、上記上部接合領域VC_B2で上部折曲部が形成されることができる。上記下部接合領域VC_B1は、上記垂直メモリ構造物VCの側面の下部折曲部と称されることができ、上記上部接合領域VC_B2は、上記垂直メモリ構造物VCの側面の上部折曲部と称されることができる。上記垂直メモリ構造物VCの側面は、上記下部折曲部VC_B1及び上記上部折曲部VC_B2を含むものとして説明されることができる。
【0147】
上記垂直メモリ構造物VCは、絶縁性コア領域56、上記絶縁性コア領域56の側面及び底面を覆うチャネル層53、上記絶縁性コア領域56上で上記チャネル層53と接触するパッドパターン59、及び少なくとも上記チャネル層53の外側面を覆う情報格納構造物50を含むことができる。上記情報格納構造物50は、第1誘電体層50a、第2誘電体層50c、及び上記第1及び第2誘電体層50a、50cの間の情報格納層50bを含むことができる。上記第1誘電体層50aは、上記情報格納層50bと上記チャネル層53との間に介在することができる。
【0148】
上記絶縁性コア領域56は、上記下部垂直部分VC_L内から上記上部垂直部分VC_Uまで連続的に延長されることができる。上記チャネル層63は、上記下部垂直部分VC_L内から上記上部垂直部分VC_Uまで連続的に延長されることができる。上記情報格納構造物50の少なくとも一部は、上記下部垂直部分VC_L内から上記上部垂直部分VC_Uまで連続的に延長されることができる。
【0149】
上記絶縁性コア領域56は、シリコン酸化物、例えば、原子層蒸着工程によって形成されることができるシリコン酸化物、又は内部にボイドが形成されたシリコン酸化物を含むことができる。上記第1誘電体層50aは、シリコン酸化物又は不純物がドープされたシリコン酸化物を含むことができる。上記第2誘電体層50cは、シリコン酸化物及び高誘電体の少なくとも1つを含むことができる。
【0150】
一例において、上記情報格納層50bは、電荷(charge)をトラップして情報を格納できる物質、例えば、シリコン窒化物を含むことができる。上記情報格納層50bは、フラッシュメモリ素子のような半導体装置において、情報を格納できる情報格納領域を含むことができる。
【0151】
他の例において、上記情報格納層50bは注入された電荷を用いて情報を格納できるフローティングゲートに代替されることができる。
【0152】
他の例において、上記情報格納構造物50は、酸素空孔濃度変化による抵抗変化を用いて情報を格納する可変抵抗物質層、相変化による抵抗変化を用いて情報を格納する相変化物質層、及び強誘電体を用いて情報を格納する強誘電体物質層の少なくとも1つを含む情報格納構造物に代替されることができる。
【0153】
上記チャネル層53は、シリコン層を含むことができる。例えば、上記チャネル層53の少なくとも一部は、非ドープシリコン層を含むことができる。
【0154】
上記パッドパターン59は、ドープポリシリコン、金属窒化物(例えば、TiNなど)、金属(例えば、Wなど)、及び金属-半導体化合物(例えば、TiSiなど)の少なくとも1つを含むことができる。
【0155】
一例において、上記パッドパターン59は、上記ゲート層GL1、GL2、GL3のうちの最上位ゲート層よりも高いレベルに配置されることができる。
【0156】
一例において、上記パッドパターン59の少なくとも一部は、上記ゲート層GL1、GL2、GL3のうちの最上位ゲート層の少なくとも一部と同じレベルに配置されることができる。
【0157】
上記メモリセルアレイ領域MA内に配置される上記垂直メモリ構造物VCは、上記下部、中間、及び上部積層構造物GS1、GS2、GS3を貫通して上記ソース構造物SS内に延長されることができる。上記垂直メモリ構造物VCは、上記ソース構造物SSと接触することができる。例えば、上記垂直メモリ構造物VCは、上記第3層25及び上記第2層23aを順次貫通して上記第1層21内に延長されることができる。
【0158】
上記第1、第2、及び第3層21、3a、25の少なくとも1つは、上記チャネル層53と接触することができる。例えば、上記第2層23aは、上記情報格納構造物50を貫通して上記チャネル層53と接触することができる。上記第2層23aと接触する上記チャネル層53の部分は、上記第2層23aと同じ導電型、例えば、N型の導電型を有するシリコン層とすることができる。
【0159】
上記ゲート層GL1、GL2、GL3のそれぞれは、第1層GLa及び第2層GLbを含むことができる。上記第1層GLaは、上記第2層GLbの上部面及び下部面を覆い、上記垂直メモリ構造物VCと上記第2層GLbとの間に延長されることができる。
【0160】
例示的な例において、上記第1層GLaは、誘電体物質を含むことができ、上記第2層GLbは、導電性物質を含むことができる。例えば、上記第1層GLaは、AlOなどのような高誘電体(high-k dielectric)を含むことができ、上記第2層GLbは、TiN、WN、Ti、又はWなどのような導電性物質を含むことができる。
【0161】
他の例において、上記第1層GLaは、第1導電性物質(例えば、TiN又はWなど)を含むことができ、上記第2層GLbは、上記第1導電性物質とは異なる第2導電性物質(例えば、Ti又はWなど)を含むことができる。
【0162】
さらに他の例において、上記ゲート層GL1、GL2、GL3のそれぞれは、ドープポリシリコン、金属-半導体化合物(例えば、TiSi、TaSi、CoSi、NiSi、又はWSi)、金属窒化物(例えば、TiN、TaN、又はWN)、又は金属(例えば、Ti又はW)で形成されることができる。
【0163】
上記下部ゲート層GL1、上記中間ゲート層GL2、及び上記第1上部ゲート層GL3_Lは、下部ゲート電極、及び上記下部ゲート電極上の中間ゲート電極を含むことができ、上記第2上部ゲート層GL3_Uaは、上部ゲート電極を含むことができる。
【0164】
上記下部ゲート層GL1は、上記中間ゲート電極の一部と、上記中間ゲート電極の下方に配置される上記下部ゲート電極と、を含むことができる。
【0165】
上記下部ゲート層GL1のうち上記下部ゲート電極は、下部選択ゲート電極を含むことができる。上記下部ゲート層GL1のうち上記下部ゲート電極は、下部選択ゲート電極の下方の下部消去制御ゲート電極をさらに含むことができる。
【0166】
上記下部ゲート層GL1、上記中間ゲート層GL2、及び上記第1上部ゲート層GL3_Lの上記中間ゲート電極は、ワードラインを含むことができる。
【0167】
上記第2上部ゲート層GL3_Uaの上記上部ゲート電極は、上部選択ゲート電極を含むことができる。上記第2上部ゲート層GL3_Uaの上記上部ゲート電極は、上部消去制御ゲート電極をさらに含むことができる。
【0168】
一例において、上記第2上部ゲート層GL3_Uaのうち上記上部選択ゲート電極は、上記上部消去制御ゲート電極の下方に配置されることができる。
【0169】
他の例において、上記第2上部ゲート層GL3_Uaのうち上記上部選択ゲート電極は、上記上部消去制御ゲート電極上に配置されることができる。
【0170】
上記半導体装置1は、上記第2上部ゲート層GL3_Uaを貫通するストリング分離パターン60をさらに含むことができる。上記第2上部ゲート層GL3_Uaは、上記ストリング分離パターン60によって上記第1方向Xと垂直な第2方向Yとに分離することができる。上記ストリング分離パターン60は、シリコン酸化物などのような絶縁性物質を含むことができる。
【0171】
上記上部配線領域ISは、上部絶縁層80、上記上部絶縁層80を貫通するビットラインコンタクトプラグ86、及び上記上部絶縁層80上に配置されて上記ビットラインコンタクトプラグ86と電気的に連結されるビットラインBLを含むことができる。上記ビットラインBLは、上記第2方向Yに延長されるライン状とすることができる。
【0172】
上記半導体装置1は、上記複数の構造物STを貫通する分離構造物83をさらに含むことができる。上記分離構造物83は、メモリブロックを定義することができる。上記分離構造物83の少なくとも一部は、上記第1方向Xに延長されるライン状とすることができる。
【0173】
一例において、上記分離構造物83のそれぞれは、シリコン酸化物などのような絶縁性物質で形成されることができる。
【0174】
他の例において、上記分離構造物83のそれぞれは、上記ソース構造物SSと電気的に連結される導電性パターン、及び上記導電性パターンの側面上の絶縁性スペーサを含むことができる。
【0175】
次に、
図5aから
図5cを参照して、本発明の一実施形態による半導体装置の例示的な例について説明する。
図5aは、
図2bの‘Ca’の矢印で表示される領域を概念的に示した部分拡大図であって、上記第2中間ゲートコンタクトプラグGC2bのうちの1つの第2中間ゲートコンタクトプラグGC2bを中心に示すことができ、
図5bは、
図2bの‘Cb’の矢印で表示される領域を概念的に示した部分拡大図であって、上記第2上部ゲートコンタクトプラグGC3bのうちの1つの第2上部ゲートコンタクトプラグGC3bを中心に示すことができ、
図5cは、
図2bの‘Cc’の矢印で表示される領域を概念的に示した部分拡大図であって、上記第1下部ゲートコンタクトプラグGC1aのうちの1つの第1下部ゲートコンタクトプラグGC1aを中心に示すことができる。
【0176】
図1から
図4に加えて、
図5aから
図5cを参照すると、上記第1ゲートコンタクトプラグGCのそれぞれは、上述したような上記下部プラグ部分P_1、上記中間プラグ部分P_2、上記上部プラグ部分P_3、上記下部接合領域BP_L、及び上記上部接合領域BP_Uを含むことができる。
【0177】
上記第1ゲートコンタクトプラグGCのそれぞれは、上記下部プラグ部分P_1から下方に延長されて上記ソース構造物SSを貫通する第1下部部分P_S、及び上記第1下部部分P_Sから下方に延長されて上記周辺配線構造物15の周辺パッド15Pと電気的に連結される第2下部部分P_Laをさらに含むことができる。それぞれの第1ゲートコンタクトプラグGCにおいて、上記第1下部部分P_Sの幅は、上記下部プラグ部分P_1の幅及び上記第2下部部分P_Laの幅よりも大きいことがある。したがって、上記第1ゲートコンタクトプラグGCのそれぞれの側面は、上記第1下部部分P_Sの側面と上記下部プラグ部分P_1の側面との間の折曲部、及び上記第1下部部分P_Sの側面と上記第2下部部分P_Laの側面との間の折曲部を含むことができる。
【0178】
上記第1ゲートコンタクトプラグGCのそれぞれは、上記上部プラグ部分P_3から上記上部絶縁層80内に延長された上部部分P_Uをさらに含むことができる。それぞれの第1ゲートコンタクトプラグGCにおいて、上記上部部分P_Uの幅は、上記上部プラグ部分P_3の幅とは異なることがある。例えば、上記上部部分P_Uの幅は、上記上部プラグ部分P_3の幅よりも大きいことがある。したがって、上記第1ゲートコンタクトプラグGCのそれぞれの側面は、上記上部部分P_Uの側面と上記上部プラグ部分P_3の側面との間の折曲部をさらに含むことができる。
【0179】
上記第1ゲートコンタクトプラグGCのそれぞれは、上記第1ゲートコンタクトプラグGCのそれぞれの下部領域から上部領域まで延長される少なくとも1つの物質層を含むことができる。例えば、上記第1ゲートコンタクトプラグGCのそれぞれは、第1導電性物質層GCp、及び上記第1導電性物質層G_Cpの側面及び下部面を覆う第2導電性物質層GCbを含むことができる。上記第2導電性物質層GCbは、バリア層とすることができる。上記第1導電性物質層GCpの物質は、上記第2導電性物質層GCbの物質とは異なることがある。上記第1導電性物質層GCpは、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、銅(Cu)、及びアルミニウム(Al)の少なくとも1つを含むことができ、上記第2導電性物質層GCbは、チタン(Ti)、チタン窒化物(TiN)、タンタル(Ta)、タンタル窒化物(TaN)、タングステン窒化物(WN)、及びそれらの組み合わせの少なくとも1つを含むことができる。
【0180】
上記第1導電性物質層G_Cpの下端は、上記第1から第3ゲート層GL1、GL2のうちの最下位ゲート層よりも低いレベルに配置されることができ、上記第1導電性物質層G_Cpの上端は、上記第1から第3ゲート層GL1、GL2のうちの最上位ゲート層よりも高いレベルに配置されることができる。
【0181】
上記第1導電性物質層G_Cpは、上記第1ゲートコンタクトプラグGCのそれぞれの下部領域から上部領域まで延長されることができる。
【0182】
上記半導体装置1は、上記第1下部部分P_Sの側面を取り囲み、上記第1下部部分P_Sと上記ソース/構造物SSを離隔させる絶縁層30をさらに含むことができる。上記絶縁層30は、シリコン酸化物などのような絶縁性物質を含むことができる。
【0183】
上記連結領域CA内において、上記ソース構造物SSは、上記第1層21、上記第3層25、及び上記第1層21と上記第3層25との間の第4層23bを含むことができる。上記第4層23bは、単一絶縁層又は多重絶縁層で形成されることができる。例えば、上記第4層23bは、順次積層されたシリコン酸化物層、シリコン窒化物層、及びシリコン酸化物層を含むことができる。
【0184】
上記ソース構造物SSにおいて、上記第1層21及び上記第3層25は、上記メモリセルアレイ領域MA及び上記連結領域CA内に配置されることができ、上記第2層23aは、上記メモリセルアレイ領域MA内に配置されることができ、上記第4層23bは、上記連結領域CA内に配置されることができる。
【0185】
それぞれの第1ゲートコンタクトプラグGCにおいて、上記水平拡張部PEは、上記第1から第3分離絶縁層SP1、SP2、SP3の少なくとも1つの分離絶縁層よりも小さい幅を有することができる。
【0186】
明細書全般に亘って、『A構成要素は、B部分、B部分上のC部分、及びB部分とC部分との間の「接合領域」を含む』という形式の表現において、B部分及びC部分は、一体をなして形成されることができ、接合領域は、B部分の側面とC部分の側面とが垂直整列されていないために発生する場合があるB部分の側面とC部分の側面との間の領域と理解されることができる。例えば、A構成要素は、少なくとも1つの物質層を含むことができ、かかる少なくとも1つの物質層は、B部分の下部領域からC部分の上部領域まで連続的に延長されることができる。
【0187】
次に、
図6a及び
図6bを参照して、本発明の一実施形態による半導体装置1の例示的な例について説明する。
図6aは、上述した上記メモリセルアレイ領域MA、及び上記メモリセルアレイ領域MAの上記第2方向Yに位置する貫通領域TAを概念的に示したトップビューであり、
図6bは、
図6aのIV-IV’線に沿った領域を概念的に示した断面図である。
【0188】
図1から
図5に加えて、
図6a及び
図6bを参照すると、上述した上記半導体装置1は、上記メモリセルアレイ領域MAの上記第2方向Yに位置する貫通領域TAをさらに含むことができる。
【0189】
上記下部、中間、及び上部積層構造物GS1、GS2、GS3は、上記メモリセルアレイ領域MA内に配置されることができ、上記メモリセルアレイ領域MAに隣接する上記貫通領域TAの一部に配置されることができる。
【0190】
上記貫通領域TAは、貫通絶縁領域THをさらに含むことができる。上記貫通絶縁領域THは、上記下部、中間、及び上部ゲート層GL1、GL2、GL3と同じレベルに配置される下部、中間、及び上部水平層ML1、ML2、ML3を含むことができる。上記下部、中間、及び上部水平層ML1、ML2、ML3は、上記下部、中間、及び上部層間絶縁層ILD1、ILD2、ILD3とは異なる絶縁性物質、例えば、シリコン窒化物を含むことができる。
【0191】
上記下部、中間、及び上部積層構造物GS1、GS2、GS3の上記下部、中間、及び上部層間絶縁層ILD1、ILD2、ILD3は、上記貫通絶縁領域TH内に延長されることができる。したがって、上記貫通絶縁領域THは、上記下部、中間、及び上部水平絶縁層ML1、ML2、ML3と上記下部、中間、及び上部層間絶縁層ILD1、ILD2、ILD3とを含むことができる。したがって、上記貫通絶縁領域TH内において、上記下部積層構造物GS1は、交互に繰り返し積層された上記下部層間絶縁層ILD1及び上記下部水平層ML1を含むことができ、上記中間積層構造物GS2は、交互に繰り返し積層された上記中間層間絶縁層ILD2及び上記中間水平層ML2を含むことができ、上記上部積層構造物GS3は、交互に繰り返し積層された上記上部層間絶縁層ILD3及び上記上部水平層ML3を含むことができる。
【0192】
上記貫通領域TAは、少なくとも上記貫通絶縁領域THを貫通する第2周辺コンタクトプラグPCをさらに含むことができる。上記第2周辺コンタクトプラグPCは、上記下部、中間、及び上部水平絶縁層ML1、ML2、ML3によって上記ゲート層GL1、GL2、GL3から離隔することができる。
【0193】
上記第2周辺コンタクトプラグPCは、上記貫通絶縁領域TH内の上記下部積層構造物GS1を貫通する下部プラグ部分PC_1、上記貫通絶縁領域TH内の上記中間積層構造物GS2を貫通する中間プラグ部分PC_2、上記貫通絶縁領域TH内の上記上部積層構造物GS3を貫通する上部プラグ部分PC_3、上記下部プラグ部分PC_1と上記中間プラグ部分PC_2との間の下部接合領域PC_B1、及び上記中間プラグ部分PC_2と上記上部プラグ部分PC_3との間の上部接合領域PC_B2を含むことができる。上記周辺コンタクトプラグPCの側面は、上記下部接合領域PC_B1で折曲部を有することができ、上記上部接合領域PC_B1で折曲部を有することができる。
【0194】
上記第2周辺コンタクトプラグPCは、上記下部プラグ部分PC_1から下方に延長されて上記ソース構造物SSを貫通する第1下部部分PC_S、及び上記第1下部部分PC_Sから下方に延長されて上記周辺配線構造物15の周辺パッド15Pと電気的に連結される第2下部部分PC_Laをさらに含むことができる。上記第1下部部分PC_Sは、上記絶縁層30によって上記ソース構造物SSから離隔することができる。
【0195】
上記第2周辺コンタクトプラグPCにおいて、上記第1下部部分PC_Sの幅は、上記下部プラグ部分PC_1の幅及び上記第2下部部分PC_Laの幅よりも大きいことがある。したがって、上記周辺コンタクトプラグPCの側面は、上記第1下部部分PC_Sの側面と上記下部プラグ部分PC_1の側面との間の折曲部、及び上記第1下部部分PC_Sの側面と上記第2下部部分PC_Laの側面との間の折曲部を含むことができる。
【0196】
上記第2周辺コンタクトプラグPCは、上記上部プラグ部分PC_3から上記上部絶縁層80内に延長された上部部分PC_Uをさらに含むことができる。上記周辺コンタクトプラグPCにおいて、上記上部部分PC_Uの幅は、上記上部プラグ部分PC_3の幅とは異なることがある。例えば、上記上部部分PC_Uの幅は、上記上部プラグ部分PC_3の幅よりも大きいことがある。したがって、上記周辺コンタクトプラグPCの側面は、上記上部部分PC_Uの側面と上記上部プラグ部分PC_3の側面との間の折曲部をさらに含むことができる。
【0197】
上記第2周辺コンタクトプラグPCは、上記第1ゲートコンタクトプラグGCと実質的に同じレベルに配置されることができ、上記第1ゲートコンタクトプラグGCと同じ物質で形成されることができる。
【0198】
上述した上記第1周辺コンタクトプラグ(
図2bのPCa)のそれぞれは、上記第2周辺コンタクトプラグPCの構造と実質的に同じ構造を有することができる。上記第1周辺コンタクトプラグ(
図2bのPCa)のそれぞれは、上記第2周辺コンタクトプラグPCと同様に、上記下部、中間、及び上部水平絶縁層ML1、ML2、ML3によって上記ゲート層GL1、GL2、GL3から離隔することができる。
【0199】
上記ビットラインBLは、上記メモリセルアレイ領域MAから上記貫通領域TA内に延長されることができる。
【0200】
上記半導体装置1は、上記ビットラインBLと上記周辺コンタクトプラグPCとの間で、上記ビットラインBLと上記周辺コンタクトプラグPCを電気的に連結するプラグ89をさらに含むことができる。したがって、上記垂直メモリ構造物VCは、上記ビットラインBL及び上記周辺コンタクトプラグPCを介して、上記周辺回路構造物PERI内の周辺回路と電気的に連結されることができる。
【0201】
以下では、上述した実施形態の構成要素の多様な変形例について説明する。以下で説明する上述した実施形態の構成要素の多様な変形例は、変形される構成要素又は代替される構成要素を中心に説明する。また、以下で説明する変形又は代替可能な構成要素については、以下の図面を参照して説明するが、変形又は代替可能な構成要素は互いに組み合わせられるか、又は、上述した構成要素と組み合わせられて本発明の実施形態による半導体素子を構成することができる。
【0202】
上記の
図5aから
図5cを参照して説明したように、それぞれの第1ゲートコンタクトプラグGCにおいて、上記水平拡張部PEは、上記第1から第3分離絶縁層SP1、SP2、SP3の少なくとも1つの分離絶縁層よりも小さい幅を有することができるが、実施形態はこれに限定されない。それぞれの第1ゲートコンタクトプラグGCにおいて、上記水平拡張部PEが上記第1から第3分離絶縁層SP1、SP2、SP3の少なくとも1つの分離絶縁層と同じか又はそれよりも大きい幅を有するように変形される例について、
図7を参照して説明する。
図7は、
図2bの‘Cc’の矢印で表示される領域を概念的に示した部分拡大図であって、上記第1下部ゲートコンタクトプラグGC1aのうちの1つの第1下部ゲートコンタクトプラグGC1aを中心に示すことができ、上述した上記第1ゲートコンタクトプラグGCの変形例を示すことができる。
【0203】
変形例において、
図7を参照すると、
図5aから
図5cを参照して説明したそれぞれの第1ゲートコンタクトプラグGCの上記水平拡張部PEは、上記第1から第3分離絶縁層SP1、SP2、SP3の少なくとも1つの分離絶縁層と同じか又はそれよりも大きい幅を有する水平拡張部PE’に変形されることができる。
【0204】
次に、
図8a、
図8b、
図9、及び
図10を参照して、上記の
図5aから
図5cを参照して上述した上記第1ゲートコンタクトプラグGCの多様な変形例について説明する。
図8aは、
図5aの断面図に対応できる断面図であって、
図5aの上記第2中間ゲートコンタクトプラグGC2bを代替できる第2中間ゲートコンタクトプラグGC2baを説明するための概念的な断面図であり、
図8bは、
図5bに対応できる断面図であって、
図5bにおける上記第2上部ゲートコンタクトプラグGC3bを代替できる第2上部ゲートコンタクトプラグGC3baを説明するための概念的な断面図であり、
図9は、
図8aの断面図に対応できる断面図であって、
図8aの上記第2中間ゲートコンタクトプラグGC2baを代替できる第2中間ゲートコンタクトプラグGC2bbを説明するための概念的な断面図であり、
図10は、
図9bの上記第2上部ゲートコンタクトプラグGC3baを代替できる第2上部ゲートコンタクトプラグGC3bbを説明するための概念的な断面図である。
【0205】
変形例において、
図8aを参照すると、
図5aにおける上記第2中間ゲートコンタクトプラグ(
図5aのGC2b)は、
図8aにおける第2中間ゲートコンタクトプラグGC2baに変形されることができる。例えば、
図5aの上記第2中間ゲートコンタクトプラグ(
図5aのGC2b)の上記中間プラグ部分P_2は、
図8aのように幅が増加した中間プラグ部分GC2_P2aに変形されることができ、
図5aの上記第2中間ゲートコンタクトプラグ(
図5aのGC2b)の上記下部プラグ部分P_1は、
図8aのように上記中間プラグ部分GC2_P2aと接合される下部プラグ部分GC2_P1aに変形されることができ、
図5aの上記第2中間ゲートコンタクトプラグ(
図5aのGC2b)の上記上部プラグ部分P_3は、
図8aのように上記中間プラグ部分GC2_P2aと接合される上部プラグ部分GC2_P3aに変形されることができる。したがって、上記第2中間ゲートコンタクトプラグGC2baは、上記下部プラグ部分GC2_P1a、上記中間プラグ部分GC2_P2a、上記上部プラグ部分GC2_P3a、上記下部プラグ部分GC2_P1aと上記中間プラグ部分GC2_P2aとの間の下部接合領域GC2_B1ab、及び上記中間プラグ部分GC2_P2aと上記上部プラグ部分GC2_P3aとの間の上部接合領域GC2_B2aを含むことができる。
【0206】
上記中間プラグ部分GC2_P2aの下部領域の幅は、上記下部プラグ部分GC2_P1aの上部領域の幅よりも大きいことがある。上記中間プラグ部分GC2_P2aの最大幅は、上記下部プラグ部分GC2_P1aの最小幅よりも約1.5倍以上とすることができる。上記中間プラグ部分GC2_P2aの最大幅は、上記下部プラグ部分GC2_P1aの最小幅よりも約2倍以上とすることができる。上記中間プラグ部分GC2_P2aの上部領域の幅は、上記上部プラグ部分GC2_P3aの下部領域の幅よりも大きいことがある。上記中間プラグ部分GC2_P2aの最大幅は、上記上部プラグ部分GC2_P3aの最小幅よりも1.5倍以上とすることができる。上記中間プラグ部分GC2_P2aの最大幅は、上記上部プラグ部分GC2_P3aの最小幅よりも2倍以上とすることができる。
【0207】
上記中間プラグ部分GC2_P2aの下端GC2_B1aaは、上記下部接合領域GC2_B1abよりも低いレベルに位置することができる。上記中間プラグ部分GC2_P2aの下端GC2_B1aaは、上記下部プラグ部分GC2_P1aの上部領域から離隔し、上記下部プラグ部分GC2_P1aの上部領域を取り囲む形状とすることができる。
【0208】
上記中間プラグ部分GC2_P2aの下端GC2_B1aaは、上記第2中間ゲートコンタクトプラグGC2baの側面の第1折曲部(bending portion)とすることができ、上記下部プラグ部分GC2_P1aの側面の上端又は上記下部接合領域GC2_B1abは、上記第2中間ゲートコンタクトプラグGC2baの側面の第2折曲部とすることができる。
【0209】
上記中間プラグ部分GC2_P2aの下端GC2_B1aa及び上記下部接合領域GC2_B1abの少なくとも1つは、上記第2下部バッファキャッピングパターンBC1b内に位置することができる。したがって、上記中間プラグ部分GC2_P2aの下端GC2_B1aa及び上記下部接合領域GC2_B1abの少なくとも1つは、上記第2下部バッファキャッピングパターンBC1bの上部面よりも低いレベルに位置することができ、上記第2下部バッファキャッピングパターンBC1bの下部面よりも高いレベルに位置することができる。
【0210】
上記中間プラグ部分GC2_P2aの下端GC2_B1aa及び上記下部接合領域GC2_B1abの少なくとも1つは、上記第2下部バッファキャッピングパターンBC1bと垂直に重ならない上記第1ゲート層GL1のうちの最上位の第1ゲート層よりも低いレベルに位置することができる。上記中間プラグ部分GC2_P2aの下端GC2_B1aa及び上記下部接合領域GC2_B1abの少なくとも1つは、上記第2下部バッファキャッピングパターンBC1bと垂直に重ならない上記第1ゲート層GL1のうちの次に上位の第1ゲート層よりも低いレベルに位置することができる。
【0211】
上記中間プラグ部分GC2_P2aの最大幅は、上記第1下部ゲートコンタクトプラグ(
図5cのGC1a)の上記中間プラグ部分(
図5cのP_2)の最大幅よりも大きいことがある。
【0212】
上記下部接合領域GC2_B1abは、上記第1下部ゲートコンタクトプラグ(
図5cのGC1a)の上記下部接合領域(
図5cのBP_L)よりも低いレベルに位置することができる。
【0213】
実施形態によると、上記下部接合領域GC2_B1abが上記第1ゲート層GL1のうちの最上位の第1ゲート層よりも低いレベルに形成される場合に、上記第2下部バッファキャッピングパターンBC1bは、上記第2中間ゲートコンタクトプラグGC2baと上記第1ゲート層GL1との間に電気的ショート又は漏れ電流が発生することを防止することができる。
【0214】
変形例において、
図8bを参照すると、
図5bにおける上記第2上部ゲートコンタクトプラグ(
図5bのGC3b)は、
図8bにおける第2上部ゲートコンタクトプラグGC3baに変形されることができる。例えば、
図5bの上記第2上部ゲートコンタクトプラグ(
図5bのGC3b)の上記上部プラグ部分P_3は、
図8bのように幅が増加した上部プラグ部分GC3_P3aに変形されることができ、
図5bの上記第2上部ゲートコンタクトプラグ(
図5bのGC3b)の上記中間プラグ部分P_2は、
図8bのように上記上部プラグ部分GC3_P3aと接合される中間プラグ部分GC3_P2aに変形されることができる。したがって、上記第2上部ゲートコンタクトプラグGC3_P3aは、上記中間プラグ部分GC3_P2a及び上記上部プラグ部分GC3_P3aを含むことができる。上記第2上部ゲートコンタクトプラグGC3_P3aは、
図5bの上記第2上部ゲートコンタクトプラグ(
図5bのGC3b)の上記下部プラグ部分P_1と実質的に同じ下部プラグ部分GC3_P1aをさらに含むことができる。したがって、上記第2上部ゲートコンタクトプラグGC3_P3aは、上記下部プラグ部分GC3_P1a、上記中間プラグ部分GC3_P2a、上記上部プラグ部分GC3_P3a、上記下部プラグ部分GC3_P1aと上記中間プラグ部分GC3_P2aとの間の下部接合領域GC3_B1、及び上記中間プラグ部分GC3_P2aと上記上部プラグ部分GC3_P3aとの間の上部接合領域GC3_B2abを含むことができる。上記下部接合領域GC3_B1は、
図5bの上記第2上部ゲートコンタクトプラグ(
図5bのGC3b)の上記下部接合領域(
図5bのBP_L)と実質的に同一とすることができる。
【0215】
上記上部プラグ部分GC3_P3aの下部領域の幅は、上記中間プラグ部分GC3_P2aの上部領域の幅よりも大きいことがある。上記上部プラグ部分GC3_P3aの最大幅は、上記中間プラグ部分GC3_P2aの最小幅よりも約1.5倍以上とすることができる。上記上部プラグ部分GC3_P3aの最大幅は、上記中間プラグ部分GC3_P2aの最小幅よりも約2倍以上とすることができる。
【0216】
上記上部プラグ部分GC3_P3aの下端GC3_B2aaは、上記中間プラグ部分GC3_P2aの上端及び上記上部接合領域GC3_B2abよりも低いレベルに位置することができる。上記上部プラグ部分GC3_P3aの下端GC3_B2aaは、上記中間プラグ部分GC3_P2aの上部領域から離隔し、上記中間プラグ部分GC3_P2aの上部領域を取り囲むように配置されることができる。
【0217】
上記上部プラグ部分GC3_P3aの下端GC3_B2aaは、上記第2上部ゲートコンタクトプラグGC3baの側面の第1折曲部(bending portion)とすることができ、上記中間プラグ部分GC3_P2aの側面の上端又は上記上部接合領域GC3_B2abは、上記第2上部ゲートコンタクトプラグGC3baの側面の第2折曲部とすることができる。
【0218】
上記上部プラグ部分GC3_P3aの下端GC3_B2aa及び上記上部接合領域GC3_B2abは、上記第2中間バッファキャッピングパターンBC2b内に位置することができる。したがって、上記上部プラグ部分GC3_P3aの下端GC3_B2aa及び上記上部接合領域GC3_B2abは、上記第2中間バッファキャッピングパターンBC2bの上部面よりも低いレベルに位置することができ、上記第2中間バッファキャッピングパターンBC2bの下部面よりも高いレベルに位置することができる。
【0219】
上記上部プラグ部分GC3_P3aの下端GC3_B2aa及び上記上部接合領域GC3_B2abの少なくとも1つは、上記第2中間バッファキャッピングパターンBC2bと垂直に重ならない上記第2ゲート層GL2のうちの最上位の第2ゲート層よりも低いレベルに位置することができる。上記上部プラグ部分GC3_P3aの下端GC3_B2aa及び上記上部接合領域GC3_B2abの少なくとも1つは、上記第2中間バッファキャッピングパターンBC2bと垂直に重ならない上記第2ゲート層GL2のうちの次に上位の第2ゲート層よりも低いレベルに位置することができる。
【0220】
変形例において、
図9を参照すると、
図8aにおける上記第2中間ゲートコンタクトプラグ(
図8aのGCba)は、
図9における第2中間ゲートコンタクトプラグGC2bbに変形されることができる。
図8aにおける上記中間プラグ部分(
図8aのGC2_P2a)は、
図9のように、ある水平方向にシフトされた中間プラグ部分GC2_P2a’に変形されることができ、
図8aにおける上記下部プラグ部分GC2_P1aは、上記中間プラグ部分GC2_P2a’と接合される下部プラグ部分GC_P1a’に変形されることができ、
図8aにおける上記上部プラグ部分GC2_P3aは、上記中間プラグ部分GC2_P2a’と接合される上部プラグ部分GC_P3a’に変形されることができる。したがって、上記第2中間ゲートコンタクトプラグGC2bbは、上記下部プラグ部分GC_P1a’、上記中間プラグ部分GC2_P2a’、上記上部プラグ部分GC_P3a’、上記下部プラグ部分GC_P1a’と上記中間プラグ部分GC2_P2a’との間の下部接合領域GC2_B1aa1、GC2_B1aa2、GC2_B1ab1、GC2_Bab2、及び上記中間プラグ部分GC2_P2a’と上記上部プラグ部分GC_P3a’との間の上部接合領域GC2_B2a’を含むことができる。
【0221】
上記中間プラグ部分GC2_P2a’の垂直中心軸Cz2aは、上記上部プラグ部分GC2_P3a’の垂直中心軸Cz1a又は上記下部プラグ部分GC_P1a’の垂直中心軸Cz1aと誤整列(misaligned:位置ずれ)される場合がある。例えば、上記中間プラグ部分GC2_P2a’の垂直中心軸Cz2aは、上記上部プラグ部分GC2_P3a’の垂直中心軸Cz1a又は上記下部プラグ部分GC_P1a’の垂直中心軸Cz1aからある一方向にシフトされることがある。
【0222】
上記中間プラグ部分GC2_P2a’の上記垂直中心軸Cz2aを基準としたとき、上記下部接合領域GC2_B1ab1、GC2_B1ab2は、上記垂直中心軸Cz2aの第1側に位置する第1下部接合領域GC2_B1ab1、及び上記垂直中心軸Cz2aの第2側に位置する第2下部接合領域GC2_B1ab2を含むことができる。ここで、上記垂直中心軸Cz2aの上記第1側及び上記第2側は、互いに対向することができる。上記第1下部接合領域GC2_B1ab1は、上記第2下部接合領域GC2_B1ab2よりも高いレベルに位置することができる。
【0223】
上記中間プラグ部分GC2_P2a’の上記垂直中心軸Cz2aを基準としたとき、上記中間プラグ部分GC2_P2a’は、上記垂直中心軸Cz2aの上記第1側に位置する第1下端GC2_B1aa1、及び上記垂直中心軸Cz2aの上記第2側に位置する第2下端GC2_B1aa2を含むことができる。
【0224】
一例において、上記中間プラグ部分GC2_P2a’で、上記垂直中心軸Cz2aの上記第1下端GC2_B1aa1は、上記第1下部接合領域GC2_B1ab1よりも低いレベルに位置することができ、上記第2下部接合領域GC2_B1ab2よりも高いレベルに位置することができる。
【0225】
他の例において、上記中間プラグ部分GC2_P2a’で、上記垂直中心軸Cz2aの上記第1下端GC2_B1aa1は、上記第1下部接合領域GC2_B1ab1及び上記第2下部接合領域GC2_B1ab2よりも低いレベルに位置することができる。
【0226】
上記垂直中心軸Cz2aの上記第1側で、上記中間プラグ部分GC2_P2a’の上記第1下端GC2_B1aa1は、上記第2中間ゲートコンタクトプラグGC2bbの側面の第1折曲部(bending portion)とすることができ、上記第1下部接合領域GC2_B1ab1は、上記第2中間ゲートコンタクトプラグGC2bbの側面の第2折曲部とすることができる。上記垂直中心軸Cz2aの上記第2側で、上記中間プラグ部分GC2_P2a’の上記第2下端GC2_B1aa2は、上記第2中間ゲートコンタクトプラグGC2bbの側面の第3折曲部とすることができ、上記第2下部接合領域GC2_B1ab2は、上記第2中間ゲートコンタクトプラグGC2bbの側面の第4折曲部とすることができる。ここで、上記第1から第4折曲部の間の高さレベルの関係は、上述した上記第1下端GC2_B1aa1、上記第1下部接合領域GC2_B1ab1、上記第2下端GC2_B1aa2、及び上記第2下部接合領域GC2_B1ab1の間の高さレベルの関係と同一とすることができる。
【0227】
上記中間プラグ部分GC2_P2a’の上記第1及び第2下端GC2_B1aa1、GC2_B1aa2、及び上記第1及び第2下部接合領域GC2_B1ab1、GC2_B1ab2の少なくとも1つは、上記第2下部バッファキャッピングパターンBC1b内に位置することができる。例えば、上記中間プラグ部分GC2_P2a’の上記第1及び第2下端GC2_B1aa1、GC2_B1aa2、及び上記第1及び第2下部接合領域GC2_B1ab1、GC2_B1ab2は、上記第2下部バッファキャッピングパターンBC1b内に位置することができる。したがって、上記中間プラグ部分GC2_P2a’の上記第1及び第2下端GC2_B1aa1、GC2_B1aa2、及び上記第1及び第2下部接合領域GC2_B1ab1、GC2_B1ab2は、上記第2下部バッファキャッピングパターンBC1bの上部面よりも低いレベルに位置することができ、上記第2下部バッファキャッピングパターンBC1bの下部面よりも高いレベルに位置することができる。
【0228】
上記中間プラグ部分GC2_P2a’の上記第1及び第2下端GC2_B1aa1、GC2_B1aa2、及び上記第1及び第2下部接合領域GC2_B1ab1、GC2_B1ab2は、上記第2下部バッファキャッピングパターンBC1bと垂直に重ならない上記第1ゲート層GL1のうちの最上位の第1ゲート層よりも低いレベルに位置することができる。上記中間プラグ部分GC2_P2a’の上記第1及び第2下端GC2_B1aa1、GC2_B1aa2、及び上記第1及び第2下部接合領域GC2_B1ab1、GC2_B1ab2は、上記第2下部バッファキャッピングパターンBC1bと垂直に重ならない上記第1ゲート層GL1のうちの次に上位の第1ゲート層よりも低いレベルに位置することができる。
【0229】
変形例において、
図10を参照すると、
図8bにおける上記第2上部ゲートコンタクトプラグ(
図8bのGC3ba)は、
図10における第2上部ゲートコンタクトプラグGC3bbに変形されることができる。例えば、
図8bの上記第2上部ゲートコンタクトプラグ(
図8bのGC3ba)の上記上部プラグ部分GC3_P3aは、
図10のように、ある水平方向にシフトされた(shifted)上部プラグ部分GC3_P3a’に変形されることができ、
図8bの上記第2上部ゲートコンタクトプラグ(
図8bのGC3ba)の上記中間プラグ部分GC3_P2aは、
図10のように、上記上部プラグ部分GC3_P3a’と接合される中間プラグ部分GC3_P2a’に変形されることができる。したがって、上記第2上部ゲートコンタクトプラグGC3_P3a’は、上記中間プラグ部分GC3_P2a’及び上記上部プラグ部分GC3_P3a’を含むことができる。上記第2上部ゲートコンタクトプラグGC3_P3a’は、
図8bの上記第2上部ゲートコンタクトプラグGC3baの上記下部プラグ部分GC3_P1aと実質的に同じ下部プラグ部分GC3_P1aをさらに含むことができる。したがって、上記第2上部ゲートコンタクトプラグGC3_P3a’は、上記下部プラグ部分GC3_P1a、上記中間プラグ部分GC3_P2a’、上記上部プラグ部分GC3_P3a’、上記下部プラグ部分GC3_P1aと上記中間プラグ部分GC3_P2aとの間の下部接合領域GC3_B1、及び上記中間プラグ部分GC3_P2a’と上記上部プラグ部分GC3_P3a’との間の上部接合領域GC3_B2ab1、GC3_B2ab2を含むことができる。上記下部接合領域GC3_B1は、
図8bの上記第2上部ゲートコンタクトプラグ(
図8bのGC3ba)の上記下部接合領域(
図8bのGC3_B1)と実質的に同一とすることができる。
【0230】
上記上部プラグ部分GC3_P3a’の垂直中心軸Cz2bは、上記中間プラグ部分GC3_P2a’の垂直中心軸Cz1bと誤整列される場合がある。例えば、上記上部プラグ部分GC3_P3a’の垂直中心軸Cz2bは、上記中間プラグ部分GC3_P2a’の垂直中心軸Cz1bからある一方向にシフトされることがある。
【0231】
上記上部プラグ部分GC3_P3a’の下部領域の幅は、上記中間プラグ部分GC3_P2a’の上部領域の幅よりも大きいことがある。上記上部プラグ部分GC3_P3a’の最大幅は、上記中間プラグ部分GC3_P2a’の最小幅よりも約1.5倍以上とすることができる。上記上部プラグ部分GC3_P3a’の最大幅は、上記中間プラグ部分GC3_P2a’の最小幅よりも約2倍以上とすることができる。
【0232】
上記上部プラグ部分GC3_P3a’の上記垂直中心軸Cz2bを基準としたとき、上記上部接合領域GC3_B2ab1、GC3_B2ab2は、上記垂直中心軸Cz2aの第1側に位置する第1上部接合領域GC3_B2ab1、及び上記垂直中心軸Cz2aの第2側に位置する第2上部接合領域GC3_B2ab2を含むことができる。ここで、上記垂直中心軸Cz2bの上記第1側及び上記第2側は、互いに対向することができる。上記第1上部接合領域GC3_B2ab1は、上記第2上部接合領域GC3_B2ab2よりも高いレベルに位置することができる。
【0233】
上記上部プラグ部分GC3_P3a’の上記垂直中心軸Cz2bを基準としたとき、上記上部プラグ部分GC3_P3a’は、上記垂直中心軸Cz2bの上記第1側に位置する第1下端GC3_B2aa1、及び上記垂直中心軸Cz2bの上記第2側に位置する第2下端GC3_B2aa2を含むことができる。
【0234】
一例において、上記上部プラグ部分GC3_P3a’で、上記垂直中心軸Cz2bの上記第1下端GC3_B2aa1は、上記第1上部接合領域GC3_B2ab1よりも低いレベルに位置することができ、上記第2上部接合領域GC3_B2ab2よりも高いレベルに位置することができる。
【0235】
他の例において、上記上部プラグ部分GC3_P3a’で、上記垂直中心軸Cz2bの上記第1下端GC3_B2aa1は、上記第1上部接合領域GC3_B2ab1及び上記第2上部接合領域GC3_B2ab2よりも低いレベルに位置することができる。
【0236】
上記垂直中心軸Cz2bの上記第1側で、上記上部プラグ部分GC3_P3a’の上記第1下端GC3_B2aa1は、上記第2上部ゲートコンタクトプラグGC3bbの側面の第1折曲部(bending portion)とすることができ、上記第1上部接合領域GC3_B2ab1は、上記第2上部ゲートコンタクトプラグGC3bbの側面の第2折曲部とすることができる。上記垂直中心軸Cz2bの上記第2側で、上記上部プラグ部分GC3_P3a’の上記第2下端GC3_B2aa2は、上記第2上部ゲートコンタクトプラグGC3bbの側面の第3折曲部とすることができ、上記第2上部接合領域GC3_B2ab2は、上記第2上部ゲートコンタクトプラグGC3bbの側面の第4折曲部とすることができる。ここで、上記第1から第4折曲部の間の高さレベルの関係は、上述した上記第1下端GC3_B2aa1、上記第1上部接合領域GC3_B2ab1、上記第2下端GC3_B2aa2、及び上記第2上部接合領域GC3_B2ab1の間の高さレベルの関係と同一とすることができる。
【0237】
上記上部プラグ部分GC3_P3a’の上記第1及び第2下端GC3_B2aa1、GC3_B2aa2、及び上記第1及び第2上部接合領域GC3_B2ab1、GC3_B2ab2の少なくとも1つは、上記第2中間バッファキャッピングパターンBC2b内に位置することができる。上記上部プラグ部分GC3_P3a’の上記第1及び第2下端GC3_B2aa1、GC3_B2aa2、及び上記第1及び第2上部接合領域GC3_B2ab1、GC3_B2ab2の少なくとも1つは、上記第2中間バッファキャッピングパターンBC2bの上部面よりも低いレベルに位置することができ、上記第2中間バッファキャッピングパターンBC2bの下部面よりも高いレベルに位置することができる。
【0238】
上記上部プラグ部分GC3_P3a’の上記第1及び第2下端GC3_B2aa1、GC3_B2aa2、及び上記第1及び第2上部接合領域GC3_B2ab1、GC3_B2ab2の少なくとも1つは、上記第2中間バッファキャッピングパターンBC2bと垂直に重ならない上記第2ゲート層GL2のうちの最上位の第2ゲート層よりも低いレベルに位置することができる。上記上部プラグ部分GC3_P3a’の上記第1及び第2下端GC3_B2aa1、GC3_B2aa2、及び上記第1及び第2上部接合領域GC3_B2ab1、GC3_B2ab2の少なくとも1つは、上記第2中間バッファキャッピングパターンBC2bと垂直に重ならない上記第2ゲート層GL2のうちの次に上位の第2ゲート層よりも低いレベルに位置することができる。
【0239】
次に、
図11を参照して、上記第1ゲートコンタクトプラグGCのそれぞれの下部領域の変形例について説明する。
図11は、上述した上記下部構造物LSの一部、及び上記第1ゲートコンタクトプラグGCのそれぞれの一部を概念的に示した部分拡大断面図である。ここで、上記第1ゲートコンタクトプラグGCのうちの1つの第1ゲートコンタクトプラグGC及び
図5aの断面構造で変形された構成要素を中心に説明する。
【0240】
変形例において、
図11を参照すると、上記第1ゲートコンタクトプラグGCにおいて、上述した上記第1下部部分(
図5aのP_S)は、上記第1ゲートコンタクトプラグGCの上記下部プラグ部分P_1から延長され、上記下部プラグ部分P_1の側面と整列された側面を有する第1下部部分P_S’に変形されることができ、上述した上記第2下部部分(
図5aのP_La)は、上記第1下部部分P_S’よりも大きい幅を有する第2下部部分P_La’に変形されることができる。上記第2下部部分P_La’は、上記ソース構造物SSよりも低いレベルに配置されることができ、上記周辺パッド15Pと接触しながら電気的に連結されることができる。
【0241】
次に、
図12を参照して、
図2b及び
図3eで説明した上記第2ゲートコンタクトプラグ(
図3eのGCa)の変形例について説明する。
【0242】
変形例において、
図12を参照すると、
図2b及び
図3eで説明した上記第2ゲートコンタクトプラグ(
図3eのGCa)は、
図12のように、上記積層構造物GS1、GS2、GS3、及び上記ソース構造物SSを貫通して上記周辺回路構造物PERI内に延長される第2ゲートコンタクトプラグPC2a’に変形されることができる。上記第2ゲートコンタクトプラグPC2a’は、上記第2上部積層構造物GS3bの第2上部ゲート層のゲートパッドと接触して電気的に連結されることができ、上述した上記第1ゲートコンタクトプラグ(
図5aから
図5c、
図11のGC)と実質的に同じ又は類似の構造とすることができる。したがって、上記第2ゲートコンタクトプラグPC2a’と接触する上記第2上部積層構造物GS3bの第2上部ゲート層のゲートパッドは、上記第2ゲートコンタクトプラグPC2a’と接触する上記ゲートパッドGPと実質的に同じ又は類似の形状とすることができ、上記第2ゲートコンタクトプラグPC2a’は、上記第2ゲートコンタクトプラグPC2a’と接触しない残りのゲート層と上記第1から第3分離絶縁層SP1、SP2、SP3と実質的に同じ分離絶縁層によって電気的に絶縁されることができる。
【0243】
次に、
図13aから
図13cを参照して、上述した上記第2上部積層構造物GS3bの変形例について説明する。
図13aは、
図1のI-I’線に沿った領域を概念的に示した断面図であり、
図13bは、
図1のII-II’線に沿った領域を概念的に示した断面図であり、
図13cは、
図13aの‘Bd’で表示された領域を拡大した部分拡大図である。
【0244】
図13a、
図13b、及び
図13cを参照すると、上記第2上部積層構造物GS3bは、上記上部ゲート層GL3上に配置され、順次積層された絶縁層ILD4及び上部ゲートパターンSSL、SSLdをさらに含むことができる。
【0245】
順次積層された上記絶縁層ILD4及び上記上部ゲートパターンSSL、SSLdは、上記上部ゲート層GL3のうちの最上位の上部ゲート層上に配置されることができ、順次積層された上記絶縁層ILD4及び上記上部ゲートパターンSSL、SSLdは、キャッピング絶縁層PC_U’によって覆われることができる。
【0246】
上記上部ゲートパターンSSL、SSLdは、ドープポリシリコン、金属窒化物(例えば、TiN、WN、又はTaNなど)、金属(例えば、W又はMoなど)、及び金属-半導体化合物(例えば、TiSi、TaN、WSi、CoSi、又はNiSiなど)の少なくとも1つを含むことができる。
【0247】
上記上部ゲートパターンSSL、SSLdは、上記メモリセルアレイ領域MA内に配置され、上記連結領域CA内に延長されるストリング選択ゲートラインSSL及び上記連結領域CA内で上記ストリング選択ゲートラインSSLから離隔するダミーゲートパターンSSLdを含むことができる。
【0248】
上記第1ゲートコンタクトプラグGC1a及び上記第1周辺コンタクトプラグPCaは、上記ダミーゲートパターンSSLdを貫通することができ、上記ダミーゲートパターンSSLdから離隔することができる。
【0249】
上記半導体装置1は、上記連結領域CA内で上記ストリング選択ゲートラインSSLのゲートパッドGP_Ua上に配置され、上記ストリング選択ゲートラインSSLの上記ゲートパッドGP_Uaと接触して電気的に連結されるコンタクトプラグPC2bをさらに含むことができる。
【0250】
図13b及び
図13cは、
図2b及び
図3eのような上記第2ゲートコンタクトプラグ(
図3eのGCa)を図示しているが、実施形態はこれに限定されない。例えば、
図13b及び
図13cに図示された上記第2ゲートコンタクトプラグ(
図3eのGCa)は、
図12で説明したように変形された上記第2ゲートコンタクトプラグPC2a’に代替されることができる。
【0251】
次に、
図14を参照して、上述した上記上部積層構造物GS3の変形例について説明する。
図14は、
図1のII-II’線に沿った領域を概念的に示した断面図である。
【0252】
変形例において、
図14を参照すると、上述した第1上部積層構造物(
図2a及び
図2bのGS3a)及び上記第2上部積層構造物(
図2a及び
図2bのGS3b)を含む上記上部積層構造物GS3は、上記第2上部積層構造物GS3bが省略されて上記第1上部積層構造物(
図2a及び
図2bのGS3a)で構成された上部積層構造物GS3に代替されることができる。上記上部積層構造物GS3の上部ゲート層は、上部ワードライン及び上記上部ワードライン上の上部選択ゲートを構成することができる。
【0253】
次に、
図15を参照して、上述した上記上部構造物USの変形例について説明する。
図15は、
図1のI-I’線に沿った領域を概念的に示した断面図である。
【0254】
変形例において、
図15を参照すると、上述した上記上部構造物USの上記下部積層構造物GS1は、第3下部バッファリセス領域BR1c及び第4下部バッファリセス領域BR1dをさらに含むことができ、上記上部構造物USの上記第1構造物ST1は、上記第3下部バッファリセス領域BR1c上の第3下部バッファキャッピングパターンBC1c、及び上記第4下部バッファリセス領域BR1d上の第4下部バッファキャッピングパターンBC1dをさらに含むことができる。上記第1から第4下部バッファキャッピングパターンBC1a、BC1b、BC1c、BC1dは、互いに離隔することができ、実質的に同じ形状又は同じ構造とすることができる。
【0255】
上記第3下部バッファキャッピングパターンBC1cは、上記第1上部パッドキャッピングパターンPC3a及び上記第1中間バッファキャッピングパターンBC2aと垂直に重なることができる。上記第4下部バッファキャッピングパターンBC1dは、上記第2上部パッドキャッピングパターンPC3b及び上記第2中間バッファキャッピングパターンBC2bと垂直に重なることができる。
【0256】
上述した上記第1上部ゲートコンタクトプラグ(
図2bのGC3a)のそれぞれは、上記第3下部バッファキャッピングパターンBC1cを貫通する部分を含むことができる。上述した上記第2上部ゲートコンタクトプラグ(
図2bのGC3b)のそれぞれは、上記第4下部バッファキャッピングパターンBC1dを貫通する部分を含むことができる。
【0257】
次に、
図16a及び
図16bを参照して、上述した上記バッファリセス領域(
図15のBR1a、BR1b、BR1c、BR1d、BR2a、BR2b)及び上記バッファキャッピングパターン(
図15のBC1a、BC1b、BC1c、BC1d、BC2a、BC2b)の変形例について説明する。
図16aは、
図15に図示された上記バッファリセス領域(
図15のBR1a、BR1b、BR1c、BR1d、BR2a、BR2b)及び上記バッファキャッピングパターン(
図15のBC1a、BC1b、BC1c、BC1d、BC2a、BC2b)の変形例を概念的に示した断面図であり、
図16bは、
図16aの‘Ca’で表示された領域を概念的に示した部分拡大図である。
【0258】
変形例において、
図16a及び
図16bを参照すると、上述した上記バッファリセス領域(
図15のBR1a、BR1b、BR1c、BR1d、BR2a、BR2b)は、さらに深くなったバッファリセス領域BR1a’、BR1b’、BR1c’、BR1d’、BR2a’、BR2b’に変形されることができ、上述した上記バッファキャッピングパターン(
図15のBC1a、BC1b、BC1c、BC1d、BC2a、BC2b)は、厚さが増加したバッファキャッピングパターンBC1a’、BC1b’、BC1c’、BC1d’、BC2a’、BC2b’に変形されることができる。上記バッファリセス領域BR1a’、BR1b’、BR1c’、BR1d’、BR2a’、BR2b’は、実質的に同じ又は類似の形状とすることができ、上記バッファキャッピングパターンBC1a’、BC1b’、BC1c’、BC1d’、BC2a’、BC2b’は、実質的に同じ又は類似の形状とすることができる。例えば、上記第1中間バッファリセス領域BR2a’は、底面BR_L’及び側壁BR_S’を含むことができる。上記側壁BR_S’は、上記底面BR_L’に向かう方向に徐々に低くなる階段状とすることができ、上記第1中間バッファリセス領域BR2a’の上記底面BR_L’は、上記第2中間パッドP2_Mのうちの最上位の第2中間パッドよりも低いレベルに位置する第2中間パッドを含む第2ゲート層と実質的に同じ又は類似のレベルに配置されることができる。上記底面BR_L’は、上記第2階段パッドグループPb2_Sのうちの次に上位の第2階段パッドグループと最上位の第2階段パッドグループとの間のレベルに配置されることができる。
【0259】
次に、
図17a及び
図17bを参照して、上述した上記バッファリセス領域(
図15のBR1a、BR1b、BR1c、BR1d、BR2a、BR2b)及び上記バッファキャッピングパターン(
図15のBC1a、BC1b、BC1c、BC1d、BC2a、BC2b)の変形例について説明する。
図17aは、
図15に図示された上記バッファリセス領域(
図15のBR1a、BR1b、BR1c、BR1d、BR2a、BR2b)及び上記バッファキャッピングパターン(
図15のBC1a、BC1b、BC1c、BC1d、BC2a、BC2b)の変形例を概念的に示した断面図であり、
図17bは、
図17aの‘Da’で表示された領域を概念的に示した部分拡大図である。
【0260】
変形例において、
図17a及び
図17bを参照すると、上述した上記バッファリセス領域(
図15のBR1a、BR1b、BR1c、BR1d、BR2a、BR2b)は、さらに深くなったバッファリセス領域BR1a”、BR1b”、BR1c”、BR1d”、BR2a”、BR2b”に変形されることができ、上述した上記バッファキャッピングパターン(
図15のBC1a、BC1b、BC1c、BC1d、BC2a、BC2b)は、厚さが増加したバッファキャッピングパターン(BC1a”、BC1b”、BC1c”、BC1d”、BC2a”、BC2b”)に変形されることができる。上記バッファリセス領域BR1a”、BR1b”、BR1c”、BR1d”、BR2a”、BR2b”は、実質的に同じ又は類似の形状とすることができ、上記バッファキャッピングパターンBC1a”、BC1b”、BC1c”、BC1d”、BC2a”、BC2b”は、実質的に同じ又は類似の形状とすることができる。例えば、上記第1中間バッファリセス領域BR2a”は、底面BR_L”及び側壁BR_S”を含むことができる。上記側壁BR_S”は、上記底面BR_L”に向かう方向に徐々に低くなる階段状とすることができ、上記第1中間バッファリセス領域BR2a”の上記底面BR_L”により露出する上記第2ゲート層は上記第2下部パッドPb2_Lを含む第2ゲート層とすることができる。上記第1中間パッドキャッピングパターンPC2aの厚さ及び上記第1中間バッファキャッピングパターンBC2a”の厚さは、実質的に同一とすることができる。
【0261】
上記第1下部パッドキャッピングパターンPC1aと上記第1から第4下部バッファキャッピングパターンBC1a”、BC1b”、BC1c”、BC1d”は、実質的に同じ厚さを有することができ、上記第1中間パッドキャッピングパターンPC2aと上記第1及び第2中間バッファキャッピングパターンBC2a”、BC2b”は、実質的に同じ厚さを有することができる。
【0262】
次に、
図18を参照して、上述した上記上部構造物USの変形例について説明する。
図18は、
図1のI-I’線に沿った領域を概念的に示した断面図である。
【0263】
変形例において
図18を参照すると、
図2a及び
図2bのような上記下部構造物ST1において上述した上記第1下部バッファキャッピングパターンBC1aが省略され、
図2a及び
図2bのような上記中間構造物ST2において上記第1中間バッファキャッピングパターンBC1aが省略されることができる。同様に、
図15、
図16a、及び
図17aにおいて、上記第1、第3、及び第4下部バッファキャッピングパターンBC1a、BC1a’、BC1a”、BC1c、BC1c’、BC1c”、BC1d、BC1d’、BC1d”が省略され、上記第1中間バッファキャッピングパターンBC2a、BC2a’、BC2a”が省略されることができる。
【0264】
次に、
図19を参照して、上述した上記上部構造物USの変形例について説明する。
図19は、
図1のI-I’線に沿った領域を概念的に示した断面図である。
【0265】
変形例において
図19を参照すると、
図2a、
図2b、及び
図15で説明した上記第1方向Xに互いに離隔しながら順次配列される上記第1中間パッドキャッピングパターンPC2a、上記第1中間バッファキャッピングパターンBC2a、上記第2中間バッファキャッピングパターンBC2b、及び上記第2中間パッドキャッピングパターンPC2bは、
図19のように、上記第1方向Xに互いに離隔しながら順次配列される第1中間パッドキャッピングパターンPC2a、第1中間バッファキャッピングパターンBC2a、第2中間パッドキャッピングパターンPC2b’、及び第2中間バッファキャッピングパターンBC2b’に変形されることができる。
【0266】
上記第2中間パッドキャッピングパターンPC2b’は、
図2a、
図2b、及び
図15で説明した上記第2中間パッドキャッピングパターンPC2bと実質的に同じ形状及び構造とすることができ、上記第2中間バッファキャッピングパターンBC2b’は、
図2a、
図2b、及び
図15で説明した上記第2中間バッファキャッピングパターンBC2bと実質的に同じ形状及び構造とすることができる。
【0267】
上記第2中間パッドキャッピングパターンPC2b’は、
図15で説明した上記第1から第4下部バッファキャッピングパターンBC1a、BC1b、BC1c、BC1dのうち、上記第4下部バッファキャッピングパターンBC1dと垂直に重なることができる。
【0268】
図2a、
図2b、及び
図15で説明した上記第2上部パッドキャッピングパターンPC3bは、上記第2中間バッファキャッピングパターンBC2b’と垂直に重なるようにシフトされた第2上部パッドキャッピングパターンPC3b’に代替されることができる。上記第2上部パッドキャッピングパターンPC3b’は、上記第2中間バッファキャッピングパターンBC2b’、及び
図15で説明した上記第1から第4下部バッファキャッピングパターンBC1a、BC1b、BC1c、BC1dのうち、上記第2下部バッファキャッピングパターンBC1bと垂直に重なることができる。
【0269】
上記メモリセルアレイ領域MAと上記第2上部パッドキャッピングパターンPC3b’との間の距離は、上記メモリセルアレイ領域MAと上記第2中間パッドキャッピングパターンPC2b’との間の距離よりも大きいことがある。
【0270】
次に、
図20aを参照して、上述した上記上部構造物USの変形例について説明する。
図20aは、
図1のI-I’線に沿った領域を概念的に示した断面図である。
【0271】
変形例において
図20aを参照すると、
図19における上記第1から第4下部バッファキャッピングパターンBC1a、BC1b、BC1c、BC1dのうち、上記第1、第2、及び第3下部バッファキャッピングパターンBC1a、BC1b、BC1cが省略され、上記第1下部バッファキャッピングパターンBC1aは残存することができる。
図19における上記第1及び第2中間バッファキャッピングパターンBC2a、BC2bのうち、上記第1中間バッファキャッピングパターンBC2aが省略され、上記第2中間バッファキャッピングパターンBC2bは残存することができる。
【0272】
次に、
図20bを参照して、上述した上記上部構造物USの変形例について説明する。
図20bは、
図1のI-I’線に沿った領域を概念的に示した断面図である。
【0273】
変形例において
図20bを参照すると、
図20aにおける上記第1下部バッファキャッピングパターンBC1aは、
図16aのように、厚さが増加した上記第1下部バッファキャッピングパターンBC1a’に変形されることができ、
図20aにおける上記第2中間バッファキャッピングパターンBC2bは、
図16aのように、厚さが増加した上記第2中間バッファキャッピングパターンBC2b’に変形されることができる。
【0274】
次に、
図20cを参照して、上述した上記上部構造物USの変形例について説明する。
図20cは、
図1のI-I’線に沿った領域を概念的に示した断面図である。
【0275】
変形例において
図20cを参照すると、
図20aにおける上記第1下部バッファキャッピングパターンBC1aは、
図17aのように、厚さが増加した上記第1下部バッファキャッピングパターンBC1a”に変形されることができ、
図20aにおける上記第2中間バッファキャッピングパターンBC2bは、
図17aのように、厚さが増加した上記第2中間バッファキャッピングパターンBC2b”に変形されることができる。
【0276】
次に、
図21aを参照して、上述した上記上部構造物USの変形例について説明する。
図21aは、
図1のI-I’線に沿った領域を概念的に示した断面図である。
【0277】
変形例において
図21aを参照すると、
図19における上記第1から第4下部バッファキャッピングパターンBC1a、BC1b、BC1c、BC1dは、
図16aのように、厚さが増加した第1から第4下部バッファキャッピングパターンBC1a’、BC1b’、BC1c’、BC1d’に変形されることができ、
図19における上記第1及び第2中間バッファキャッピングパターンBC2a、BC2bは、
図16aのように、厚さが増加した第1及び第2中間バッファキャッピングパターンBC2a’、BC2b’に変形されることができる。
【0278】
次に、
図21bを参照して、上述した上記上部構造物USの変形例について説明する。
図21bは、
図1のI-I’線に沿った領域を概念的に示した断面図である。
【0279】
変形例において
図21bを参照すると、
図19における上記第1から第4下部バッファキャッピングパターンBC1a、BC1b、BC1c、BC1dは、
図17aのように、厚さが増加した第1から第4下部バッファキャッピングパターンBC1a”、BC1b”、BC1c”、BC1d”に変形されることができ、
図19における上記第1及び第2中間バッファキャッピングパターンBC2a、BC2bは、
図17aのように、厚さが増加した第1及び第2中間バッファキャッピングパターンBC2a”、BC2b”に変形されることができる。
【0280】
次に、
図22を参照して、上述した上記下部構造物LSの変形例について説明する。
図21bは、
図1のI-I’線に沿った領域を概念的に示した断面図である。
【0281】
変形例において
図22を参照すると、上記の
図1から
図21bの実施形態において、上記周辺回路構造物PERIを含む上記下部構造物LSは、
図22のように、上記複数の構造物ST上に配置される下部構造物LS’に代替されることができる。ここで、上記下部構造物LS’は、周辺構造物の用語に代えて説明されることができる。上記周辺構造物LS’は、上記複数の構造物STと垂直に重なることができる。上記周辺構造物LS’は、上記ゲートコンタクトプラグGCと接触して電気的に連結される連結構造物IS’、上記連結構造物IS’上の配線構造物PERI’、及び上記配線構造物PERI’上の基板SUB’を含むことができる。上記垂直メモリ構造物VCは、上記複数の構造物STの下方の上記ソース構造物SS’の共通ソースと接触して電気的に連結されることができる。上記ゲートコンタクトプラグGCは、上記ソース構造物SS’の共通ソースと電気的に絶縁されることができる。
【0282】
上記配線構造物PERI’の一部は、ウェーハ接合工程によって接合された金属間ボンディングによって接合されることができる。上記配線構造物PERI’は、周辺トランジスタなどのような周辺回路及び周辺回路配線を含むことができ、上記基板SUBは、半導体基板とすることができる。
【0283】
次に、
図23aから
図23cを参照して、本発明の一実施形態による半導体装置の形成方法の例示的な例について説明する。
図23aから
図23cは、本発明の一実施形態による半導体装置の形成方法を説明するための概略的な工程フローチャートである。
【0284】
図23aから
図23cのうち
図23aを参照すると、下部構造物を形成することができる(S10)。上記下部構造物は、
図1から
図3eにおける上記下部構造物LSとすることができる。
【0285】
上記第1モールド構造物を形成することができる(S15)。上記第1モールド構造物は、上記下部構造物LS上に形成されることができる。上記第1モールド構造物は、交互に繰り返し積層される下部層間絶縁層及び下部犠牲ゲート層を含むことができる。
【0286】
上記第1モールド構造物をパターニングして、少なくとも1つのパッドリセス領域及び少なくとも1つのバッファリセス領域を形成することができる(S20)。上記少なくとも1つのパッドリセス領域を埋める少なくとも1つのパッドキャッピングパターン、及び上記少なくとも1つのバッファリセス領域を埋める少なくとも1つのバッファキャッピングパターンを同時に形成することができる(S25)。上記少なくとも1つのパッドキャッピングパターンは、上述した少なくとも1つの下部パッドキャッピングパターン(
図2a及び
図2bのPC1a、PC1b)とすることができ、上記少なくとも1つのバッファキャッピングパターンは、上述した上記少なくとも1つの下部バッファキャッピングパターンBC1a、BC1bとすることができる。
【0287】
第1犠牲垂直構造物を形成することができる(S30)。上記第1犠牲垂直構造物は、上記第1モールド構造物、上記少なくとも1つのパッドキャッピングパターン、及び上記少なくとも1つのバッファキャッピングパターンを含む下部構造物を貫通することができる。
【0288】
第2モールド構造物を形成することができる(S35)。上記第2モールド構造物は、上記第1犠牲垂直構造物及び上記下部構造物上に形成されることができる。上記第2モールド構造物は、交互に繰り返し積層される中間層間絶縁層及び中間犠牲ゲート層を含むことができる。
【0289】
上記第2モールド構造物をパターニングして、少なくとも1つのパッドリセス領域及び少なくとも1つのバッファリセス領域を形成することができる(S40)。上記少なくとも1つのパッドリセス領域を埋める少なくとも1つのパッドキャッピングパターン、及び上記少なくとも1つのバッファリセス領域を埋める少なくとも1つのバッファキャッピングパターンを同時に形成することができる(S45)。上記少なくとも1つのパッドキャッピングパターンは、上述した少なくとも1つの中間パッドキャッピングパターン(
図2a及び
図2bのPC2a、PC2b)とすることができ、上記少なくとも1つのバッファキャッピングパターンは、上述した上記少なくとも1つの中間バッファキャッピングパターンBC2a、BC2bとすることができる。
【0290】
第2犠牲垂直構造物を形成することができる(S50)。上記第2犠牲垂直構造物は、上記第2モールド構造物、上記少なくとも1つのパッドキャッピングパターン、及び上記少なくとも1つのバッファキャッピングパターンを含む中間構造物を貫通することができ、上記第1犠牲垂直構造物と垂直に重なって接触することができる。
【0291】
図23aから
図23cのうち
図23bを参照すると、第3モールド構造物を形成することができる(S55)。上記第3モールド構造物は、上記第2犠牲垂直構造物及び上記中間構造物上に形成されることができる。上記第3モールド構造物は、交互に繰り返し積層される上部層間絶縁層及び上部犠牲ゲート層を含むことができる。
【0292】
上記第3モールド構造物をパターニングして、少なくとも1つのパッドリセス領域を形成することができる(S60)。上記少なくとも1つのパッドリセス領域を埋める少なくとも1つのパッドキャッピングパターンを形成することができる(S65)。上記少なくとも1つのパッドキャッピングパターンは、上述した少なくとも1つの上部パッドキャッピングパターン(
図2a及び
図2bのPC3a、PC3b)とすることができる。
【0293】
第3犠牲垂直構造物を形成することができる(S70)。上記第3犠牲垂直構造物は、上記第3モールド構造物及び上記少なくとも1つのパッドキャッピングパターンを含む上部構造物を貫通することができ、上記第2犠牲垂直構造物と垂直に重なって接触することができる。
【0294】
上記第1から第3垂直構造物のうち、メモリセルアレイ領域内の第1から第3犠牲垂直構造物を垂直メモリ構造物に代替することができる(S75)。上記垂直メモリ構造物は、
図2b及び
図4における上記垂直メモリ構造物VCとすることができる。
【0295】
図23aから
図23cのうち
図23cを参照すると、上記第1から第3垂直構造物のうち、連結領域内の第1から第3犠牲垂直構造物を除去して予備ホールを形成することができる(S80)。上記予備ホールを拡張して貫通ホールを形成することができる(S85)。上記貫通ホール内に分離絶縁層及びコンタクトプラグを形成することができる(S90)。上記分離絶縁層は、
図3d、及び
図5aから
図5cにおける上記第1から第3分離絶縁層SP1、SP2、SP3とすることができ、上記コンタクトプラグは、
図1から
図6bにおける上記第1ゲートコンタクトプラグGC、及び上記第1及び第2周辺コンタクトプラグPCa、PCとすることができる。
【0296】
分離トレンチを形成することができる(S95)。上記分離トレンチは、上記第1から第3モールド構造物を横切って上記犠牲ゲート層を露出させることができる。上記第1から第3モールド構造物の上記犠牲ゲート層をゲート層に代替することができる(S105)。上記ゲート層は、上述した上記下部ゲート層GL1、上記中間ゲート層GL2、及び上記上部ゲート層GL3を含む上記ゲート層GLとすることができる。上記分離トレンチを埋める分離構造物を形成することができる(S110)。上記分離構造物は、上述した上記分離構造物83とすることができる。配線工程を行うことができる(S115)。上記配線工程は、上述した上記ビットラインBLを含む上記上部配線領域ISを形成するための工程とすることができる。
【0297】
次に、
図24、
図25、及び
図26をそれぞれ参照して、本発明の例示的な実施形態による半導体装置を含むデータ格納システムについて説明する。
【0298】
図24は、本発明の例示的な実施形態による半導体装置を含むデータ格納システムを概略的に示した図面である。
【0299】
図24を参照すると、本発明の例示的な実施形態によるデータ格納システム1000は、半導体装置1100、及び上記半導体装置1100と電気的に連結されて上記半導体装置1100を制御するコントローラ1200を含むことができる。上記データ格納システム1000は、半導体装置1100を含むストレージ装置(storage device)、又はストレージ装置を含む電子装置(electronic device)とすることができる。例えば、データ格納システム1000は、上記半導体装置1100を含むSSD装置(solid state drive device)、USB(Universal Serial Bus)、コンピュータシステム、医療装置、又は通信装置とすることができる。
【0300】
実施形態において、上記データ格納システム1000は、データを格納する電子システムとすることができる。
【0301】
上記半導体装置1100は、非揮発性メモリ装置とすることができる。例えば、上記半導体装置1110は、
図1から
図22を参照して上述した実施形態のいずれかによる半導体装置1とすることができる。上記半導体装置1100は、第1構造物1100F、及び第1構造物1100F上の第2構造物1100Sを含むことができる。
【0302】
上記第1構造物1100Fは、デコーダ回路1110、ページバッファ1120、及びロジッグ回路1130を含む周辺回路構造物とすることができる。例えば、上記第1構造物1100Fは、上述した上記周辺回路構造物PERIを含むことができる。上述した上記周辺回路素子(
図4の9又は
図5aの9)は、デコーダ回路1110、ページバッファ1120、及びロジッグ回路1130を構成できるトランジスタとすることができる。
【0303】
上記第2構造物1100Sは、ビットラインBL、共通ソースラインCSL、ワードラインWL、第1及び第2ゲート上部ラインUL1、UL2、第1及び第2ゲート下部ラインLL1、LL2、及び上記ビットラインBLと上記共通ソースラインCSLとの間のメモリセルストリングCSTRを含むメモリ構造物とすることができる。
【0304】
上記第2構造物1100Sにおいて、それぞれのメモリセルストリングCSTRは、上記共通ソースラインCSLに隣接する下部トランジスタLT1、LT2、上記ビットラインBLに隣接する上部トランジスタUT1、UT2、及び下部トランジスタLT1、LT2と上部トランジスタUT1、UT2との間に配置される複数のメモリセルトランジスタMCTを含むことができる。上記下部トランジスタLT1、LT2の個数及び上記上部トランジスタUT1、UT2の個数は、実施形態によって多様に変形されることができる。
【0305】
上記複数のメモリセルトランジスタMCTは、上述した上記ゲート層(
図4のGL)のうちワードラインとすることができるゲート層、上記チャネル層(
図4の53)、及び上記情報格納構造物50を含むことができる。
【0306】
例示的な実施形態において、上記上部トランジスタUT1、UT2は、ストリング選択トランジスタを含むことができ、上記下部トランジスタLT1、LT2は、接地選択トランジスタを含むことができる。上記ゲート下部ラインLL1、LL2はそれぞれ、下部トランジスタLT1、LT2のゲート電極とすることができる。上記ワードラインWLは、メモリセルトランジスタMCTのゲート電極とすることができ、上記ゲート上部ラインUL1、UL2はそれぞれ、上部トランジスタUT1、UT2のゲート電極とすることができる。
【0307】
上述した上記ゲート層GLは、上記ゲート下部ラインLL1、LL2、上記ワードラインWL、及び上記ゲート上部ラインUL1、UL2を構成することができる。
【0308】
上記共通ソースラインCSL、上記第1及び第2ゲート下部ラインLL1、LL2、ワードラインWL、及び上記第1及び第2ゲート上部ラインUL1、UL2は、上記第1構造物1100F内から上記第2構造物1100Sまで延長される第1連結配線1115を介して上記デコーダ回路1110と電気的に連結されることができる。
【0309】
上記ビットラインBLは、上記第1構造物1100F内から上記第2構造物1100Sまで延長される第2連結配線1125を介して上記ページバッファ1120と電気的に連結されることができる。上記ビットラインBLは、上述した上記ビットライン(
図4のBL)とすることができる。
【0310】
上記第1構造物1100Fにおいて、上記デコーダ回路1110及び上記ページバッファ1120は、上記複数のメモリセルトランジスタMCTの少なくとも1つの選択メモリセルトランジスタMCTに対する制御動作を行うことができる。上記デコーダ回路1110及び上記ページバッファ1120は、ロジッグ回路1130によって制御されることができる。
【0311】
上記半導体装置1000は、入出力パッド1101をさらに含むことができる。上記半導体装置1000は、上記ロジッグ回路1130と電気的に連結される上記入出力パッド1101を介して、上記コントローラ1200と通信することができる。上記入出力パッド1101は、上記第1構造物1100F内から上記第2構造物1100Sまで延長される入出力連結配線1135を介して上記ロジッグ回路1130と電気的に連結されることができる。したがって、上記コントローラ1200は、上記入出力パッド1101を介して上記半導体装置1000と電気的に連結され、上記半導体装置1000を制御することができる。
【0312】
上記コントローラ1200は、プロセッサ1210、NANDコントローラ1220、及びホストインターフェース1230を含むことができる。実施形態によって、上記データ格納システム1000は、複数の半導体装置1100を含むことができ、この場合、上記コントローラ1200は、上記複数の半導体装置1000を制御することができる。
【0313】
上記プロセッサ1210は、上記コントローラ1200を含む上記データ格納システム1000の全般の動作を制御することができる。上記プロセッサ1210は、所定のファームウェアによって動作することができ、上記NANDコントローラ1220を制御して上記半導体装置1100にアクセスすることができる。上記NANDコントローラ1220は、上記半導体装置1100との通信を処理するNANDインターフェース1221を含むことができる。上記NANDインターフェース1221を介して、上記半導体装置1100を制御するための制御命令、上記半導体装置1100の上記メモリセルトランジスタMCTに記録しようとするデータ、上記半導体装置1100の上記メモリセルトランジスタMCTから読み込もうとするデータなどが伝送されることができる。上記ホストインターフェース1230は、上記データ格納システム1000と外部ホストとの間の通信機能を提供することができる。上記ホストインターフェース1230を介して外部ホストから制御命令を受信すると、上記プロセッサ1210は制御命令に応答して上記半導体装置1100を制御することができる。
【0314】
図25は、本発明の例示的な実施形態による半導体装置を含むデータ格納システムを概略的に示した斜視図である。
【0315】
図25を参照すると、本発明の例示的な実施形態によるデータ格納システム2000は、メイン基板2001、上記メイン基板2001に実装されるコントローラ2002、1つ以上の半導体パッケージ2003、及びDRAM2004を含むことができる。上記半導体パッケージ2003及び上記DRAM2004は、上記メイン基板2001に形成される配線パターン2005によって上記コントローラ2002と互いに連結されることができる。
【0316】
上記メイン基板2001は、外部ホストと結合される複数のピンを含むコネクタ2006を含むことができる。上記コネクタ2006において上記複数のピンの個数及び配置は、上記データ格納システム2000と上記外部ホストとの間の通信インターフェースによって変わることができる。例示的な実施形態において、上記データ格納システム2000は、USB(Universal Serial Bus)、PCI-Express(Peripheral Component Interconnect Express)、SATA(Serial Advanced Technology Attachment)、UFS(Universal Flash Storage)用のM-Phyなどのインターフェースのうちいずれか1つによって外部ホストと通信することができる。例示的な実施形態において、上記データ格納システム2000は、上記コネクタ2006を介して外部ホストから供給される電源によって動作することができる。上記データ格納システム2000は、上記外部ホストから供給される電源を上記コントローラ2002及び上記半導体パッケージ2003に分配するPMIC(Power Management Integrated Circuit)をさらに含んでもよい。
【0317】
上記コントローラ2002は、上記半導体パッケージ2003にデータを記録するか、又は、上記半導体パッケージ2003からデータを読み込むことができ、上記データ格納システム2000の動作速度を改善することができる。
【0318】
上記DRAM2004は、データ格納空間である上記半導体パッケージ2003と外部ホストとの速度差を緩和するためのバッファメモリとすることができる。上記データ格納システム2000に含まれる上記DRAM2004は、一種のキャッシュメモリとしても動作することができ、上記半導体パッケージ2003に対する制御動作において仮にデータを格納するための空間を提供することもできる。上記データ格納システム2000に上記DRAM2004が含まれる場合、上記コントローラ2002は、上記半導体パッケージ2003を制御するためのNANDコントローラの他に、上記DRAM2004を制御するためのDRAMコントローラをさらに含むことができる。
【0319】
上記半導体パッケージ2003は、互いに離隔した第1及び第2半導体パッケージ2003a、2003bを含むことができる。上記第1及び第2半導体パッケージ2003a、2003bはそれぞれ、複数の半導体チップ2200を含む半導体パッケージとすることができる。上記半導体チップ2200のそれぞれは、
図1から
図22を参照して上述した実施形態のいずれかによる半導体装置を含むことができる。
【0320】
上記第1及び第2半導体パッケージ2003a、2003bのそれぞれは、パッケージ基板2100、パッケージ基板2100上の半導体チップ2200、上記半導体チップ2200のそれぞれの下部面に配置される接着層2300、上記半導体チップ2200とパッケージ基板2100を電気的に連結する連結構造物2400、及び上記パッケージ基板2100上で上記半導体チップ2200と上記連結構造物2400を覆うモールディング層2500を含むことができる。
【0321】
上記パッケージ基板2100は、パッケージ上部パッド2130を含む印刷回路基板とすることができる。それぞれの上記半導体チップ2200は、入出力パッド2210を含むことができる。
【0322】
例示的な実施形態において、上記連結構造物2400は、上記入出力パッド2210及び上記パッケージ上部パッド2130を電気的に連結するボンディングワイヤとすることができる。したがって、それぞれの第1及び第2半導体パッケージ2003a、2003bにおいて、上記半導体チップ2200は、ボンディングワイヤ方式で互いに電気的に連結されることができ、上記パッケージ基板2100の上記パッケージ上部パッド2130と電気的に連結されることができる。実施形態によれば、それぞれの上記第1及び第2半導体パッケージ2003a、2003bにおいて、上記半導体チップ2200は、ボンディングワイヤ方式の上記連結構造物2400の代わりに、貫通電極(Through Silicon Via,TSV)を含む連結構造物によって互いに電気的に連結されてもよい。
【0323】
例示的な実施形態において、上記コントローラ2002及び上記半導体チップ2200は、一つのパッケージに含まれてもよい。例えば、上記メイン基板2001とは異なる別途のインターポーザ基板に上記コントローラ2002及び上記半導体チップ2200が実装され、上記インターポーザ基板に形成される配線によって上記コントローラ2002と上記半導体チップ2200が互いに連結されてもよい。
【0324】
図26は、本発明の例示的な実施形態による半導体パッケージを概略的に示した断面図である。
図26は、
図25の半導体パッケージ2003の例示的な実施形態を説明し、
図25の半導体パッケージ2003を切断線V-V’線に沿って切断した領域を概念的に示す。
【0325】
図25及び
図26を参照すると、半導体パッケージ2003において、パッケージ基板2100は、印刷回路基板とすることができる。パッケージ基板2100は、パッケージ基板本体部2120、パッケージ基板本体部2120の上面に配置されるパッケージ上部パッド2130、パッケージ基板本体部2120の下面に配置されるか又は下面を介して露出する下部パッド2125、及びパッケージ基板本体部2120の内部で上部パッド2130と下部パッド2125を電気的に連結する内部配線2135を含むことができる。上部パッド2130は、連結構造物2400と電気的に連結されることができる。下部パッド2125は、導電性連結部2800を介してデータ格納システム2000のメイン基板2010の配線パターン2005に連結されることができる。
【0326】
半導体チップ2200のそれぞれは、半導体基板3010及び半導体基板3010上に順次積層される第1構造物3100及び第2構造物3200を含むことができる。第1構造物3100は、周辺配線3110を含む周辺回路領域を含むことができる。第2構造物3200は、共通ソースライン3205、共通ソースライン3205上の積層構造物3210、積層構造物3210を貫通するメモリチャネル構造物3220と分離構造物3230、メモリチャネル構造物3220と電気的に連結されるビットライン3240、及び積層構造物3210のワードラインWLと電気的に連結されるゲートコンタクトプラグ(
図2aの106)を含むことができる。上記第1構造物3100は、
図24の上記第1構造物1100Fを含むことができ、上記第2構造物3200は、
図24の上記第2構造物1100Sを含むことができる。
【0327】
上記半導体チップ2200のそれぞれは、第1構造物3100の周辺配線3110と電気的に連結され、第2構造物3200内に延長される貫通配線3245を含むことができる。貫通配線3245は、積層構造物3210を貫通することができ、積層構造物3210の外側にさらに配置されることができる。
【0328】
上記半導体チップ2200のそれぞれは、第1構造物3100の周辺配線3110と電気的に連結され、第2構造物3200内に延長される入出力連結配線3265、及び入出力連結配線3265と電気的に連結される入出力パッド(
図25の2210)をさらに含むことができる。
【0329】
図26において、図面符号1で示される部分拡大部分は、
図25及び
図26の半導体チップ2200が
図2aのような断面構造の部分拡大された部分を含むように変形可能なことを説明するためのものである。したがって、上記半導体チップ2200のそれぞれは、
図1から
図22を参照して上述した実施形態のいずれかによる半導体装置1を含むことができる。
【0330】
以上、添付された図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者は本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更せずに、他の具体的な形態で実施できることを理解可能であろう。そのため、以上で記述した実施形態には全ての面で例示的なものであり、限定的なものではないと理解しなければならない。
【符号の説明】
【0331】
1:半導体素子
MCA:メモリセルアレイ領域
CA:連結領域(コンタクト領域、パッド領域)
LS:下部構造物
SUB:基板
PERI:周辺回路領域
SS:ソース構造物
US:上部構造物
ST:複数の構造物
ST1:第1構造物
GS1:第1積層構造物(下部積層構造物)
GL1:第1ゲート層(=下部ゲート層)
PR1a、PR1b:下部パッドリセス領域
GP1a、GP1b:下部ゲートパッド領域
BR1a、BR1b:下部バッファリセス領域
PC1a、PC1b:下部パッドキャッピングパターン
BC1a、BC1b:下部バッファキャッピングパターン
ST2:第2構造物
GS2:第2積層構造物(中間積層構造物)
GL2:第2ゲート層(=中間ゲート層)
PR2a、PR2b:中間パッドリセス領域
BR2a、BR2b:中間バッファリセス領域
PC2a、PC2b:中間パッドキャッピングパターン
BC2a、BC2b:中間バッファ絶縁パターン
ST3:第3構造物
GS3:第3積層構造物(上部積層構造物)
GS3a:第1上部積層構造物
GS3b:第2上部積層構造物
GL3:第3ゲート層(=上部ゲート層)
PR3a、PR3b:上部パッドリセス領域
PC3a、PC3b:上部パッドキャッピングパターン
IS:上部配線領域
GC:ゲートコンタクトプラグ
VC:垂直メモリ構造物