(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024033546
(43)【公開日】2024-03-13
(54)【発明の名称】請求書処理装置、請求書処理方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 40/12 20230101AFI20240306BHJP
【FI】
G06Q40/00 400
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022137182
(22)【出願日】2022-08-30
(71)【出願人】
【識別番号】507384939
【氏名又は名称】Sansan株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100115749
【弁理士】
【氏名又は名称】谷川 英和
(72)【発明者】
【氏名】柴野 亮
(72)【発明者】
【氏名】大西 真央
【テーマコード(参考)】
5L055
【Fターム(参考)】
5L055BB63
(57)【要約】
【課題】従来、仕入明細書に対して、適切な処理を行うことができなかった。
【解決手段】買手が発行する請求書情報である仕入明細書情報、売手が発行する請求書情報である通常請求書情報を含む2種類以上の請求書情報を受信する請求書受信部121と、請求書受信部121が受信した請求書情報が、仕入明細書情報、通常請求書情報を含む2以上の種類のうち、いずれの種類かを決定する種類決定部131と、種類決定部131が決定した種類を区別可能に、請求書受信部121が受信した請求書情報を、請求書識別子と請求書情報とを有する1以上の管理情報を格納する請求書管理部111に蓄積する請求書蓄積部132とを具備する請求書処理装置1により、仕入明細書に対して、適切な処理を行える。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
買手が発行する請求書情報である仕入明細書情報、売手が発行する請求書情報である通常請求書情報を含む2種類以上の請求書情報を受信する請求書受信部と、
前記請求書受信部が受信した前記請求書情報が、仕入明細書情報、通常請求書情報を含む2以上の種類のうち、いずれの種類かを決定する種類決定部と、
前記種類決定部が決定した前記種類を区別可能に、前記請求書受信部が受信した前記請求書情報を、請求書情報を有する1以上の管理情報を格納する請求書管理部に蓄積する請求書蓄積部とを具備する請求書処理装置。
【請求項2】
前記請求書受信部が受信した前記請求書情報の種類が仕入明細書情報であると、前記種類決定部が決定した場合に、当該請求書情報に対する売手が、当該仕入明細書情報を確認することを支援する支援処理を行う支援部をさらに具備する請求項1記載の請求書処理装置。
【請求項3】
前記支援部は、
仕入明細書情報を確認することを支援する異なる2以上の手段を具備する請求項2記載の請求書処理装置。
【請求項4】
請求書識別子に対応する電子メールであり、当該請求書識別子で識別される仕入明細書情報を売手が確認したことを示す確認メールである電子メールであり、売手端末から送信された電子メールを受信するメール受信部をさらに具備し、
前記支援部は、
前記メール受信部が受信した電子メールが確認メールである場合に、当該確認メールに対応する請求書識別子と対にして、前記仕入明細書情報が前記売手により確認されたことを示す確認情報を蓄積するメール確認処理を行う第一支援手段を具備する請求項2記載の請求書処理装置。
【請求項5】
一の請求書識別子で識別される仕入明細書情報を前記請求書管理部から取得する請求書取得部と、
前記請求書取得部が取得した前記仕入明細書情報を前記売手端末に送信する請求書送信部とをさらに具備し、
前記支援部は、
前記請求書送信部が前記仕入明細書情報を送信したことに応じて、前記売手端末に対応する売手が前記仕入明細書情報を確認した旨の確認フラグを受信し、当該確認フラグに対応する確認情報を、前記一の請求書識別子と対にして、蓄積するオンライン確認処理を行う第二支援手段を具備する請求項2記載の請求書処理装置。
【請求項6】
前記支援部は、
前記請求書受信部が前記仕入明細書情報を受信したことに応じて、当該仕入明細書情報に対する期限情報が示す確認の期限に対応する時までに、前記仕入明細書情報を確認することを支援する確認支援処理を行う第三支援手段を具備する請求項2記載の請求書処理装置。
【請求項7】
前記第三支援手段は、
前記請求書受信部が前記仕入明細書情報を受信したことに応じて、当該仕入明細書情報に対する期限情報が示す確認の期限に対応する時までに、前記仕入明細書情報と対にして、確認情報を蓄積する自動確認処理を行う請求項6記載の請求書処理装置。
【請求項8】
仕入明細書情報には、売手への連絡先を特定する売手連絡先情報が対応付いており、
前記第三支援手段は、
前記請求書受信部が前記仕入明細書情報を受信したことに応じて、当該仕入明細書情報に対する期限情報が示す確認の期限に対応する時までに、前記仕入明細書情報を識別する請求書識別子と対になる確認情報が蓄積されているかいなかを判断し、蓄積されていない場合に、前記仕入明細書情報に対応する売手連絡先情報を用いて、売手に仕入明細書情報を確認することを促すリマインド情報を送信するリマインド処理を行う請求項6記載の請求書処理装置。
【請求項9】
前記第三支援手段は、
前記請求書受信部が前記仕入明細書情報を受信したことに応じて、当該仕入明細書情報に対する期限情報が示す確認の期限に対応する時までに、前記仕入明細書情報を識別する請求書識別子と対になる確認情報が蓄積されているかいなかを判断し、蓄積されていない場合に、前記仕入明細書情報と対にして、確認情報を蓄積する自動確認処理と、
前記請求書受信部が前記仕入明細書情報を受信したことに応じて、当該仕入明細書情報に対する期限情報が示す確認の期限に対応する時までに、前記仕入明細書情報を識別する請求書識別子と対になる確認情報が蓄積されているかいなかを判断し、蓄積されていない場合に、前記仕入明細書情報に対応する売手連絡先情報を用いて、売手に仕入明細書情報を確認することを促すリマインド情報を送信するリマインド処理とを行え、かつ
前記仕入明細書情報に関する関連情報が第一条件を満たす場合には前記自動確認処理を行い、前記仕入明細書情報に関する関連情報が第二条件を満たす場合には前記リマインド処理を行う請求項6記載の請求書処理装置。
【請求項10】
請求書情報を前記請求書管理部から取得する請求書取得部と、
前記請求書取得部が取得した前記請求書情報を前記売手端末に送信する請求書送信部とをさらに具備し、
前記請求書送信部は、
前記請求書情報の種類を明示可能なように、前記請求書情報を前記売手端末に送信する請求項1記載の請求書処理装置。
【請求項11】
請求書受信部と、種類決定部と、請求書蓄積部とにより実現される請求書処理方法であって、
前記請求書受信部が、買手が発行する請求書情報である仕入明細書情報、売手が発行する請求書情報である通常請求書情報を含む2種類以上の請求書情報を受信する請求書受信ステップと、
前記種類決定部が、前記請求書受信ステップで受信された前記請求書情報が、仕入明細書情報、通常請求書情報を含む2以上の種類のうち、いずれの種類かを決定する種類決定ステップと、
前記請求書蓄積部が、前記種類決定ステップで決定された前記種類を区別可能に、前記請求書受信部が受信した前記請求書情報を、請求書情報を有する1以上の管理情報を格納する請求書管理部に蓄積する請求書蓄積ステップとを具備する請求書処理方法。
【請求項12】
コンピュータを、
買手が発行する請求書情報である仕入明細書情報、売手が発行する請求書情報である通常請求書情報を含む2種類以上の請求書情報を受信する請求書受信部と、
前記請求書受信部が受信した前記請求書情報が、仕入明細書情報、通常請求書情報を含む2以上の種類のうち、いずれの種類かを決定する種類決定部と、
前記種類決定部が決定した前記種類を区別可能に、前記請求書受信部が受信した前記請求書情報を、請求書情報を有する1以上の管理情報を格納する請求書管理部に蓄積する請求書蓄積部として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求書情報を管理する請求書処理装置等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、会計処理に要する時間を短縮することを目的とした請求書データ管理装置があった(例えば、特許文献1参照)。かかる請求書データ管理装置は、電子メールを用いて請求書画像データを取得する画像データ取得部231と、請求書画像データに含まれる複数の第1文字列を特定する第1文字列特定部232と、電子メールに関連付けられた請求書画像データ以外の一以上の第2文字列を特定する第2文字列特定部233と、複数の第1文字列のうち一以上の第1文字列と、第2文字列特定部233が特定した一以上の第2文字列に対応する一以上の第3文字列とを関連付けて、請求書データが登録された請求書データベースに登録するデータ登録部234とを有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術においては、仕入明細書に対して、適切な処理を行うことができなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本第一の発明の請求書処理装置は、買手が発行する請求書情報である仕入明細書情報、売手が発行する請求書情報である通常請求書情報を含む2種類以上の請求書情報を受信する請求書受信部と、請求書受信部が受信した請求書情報が、仕入明細書情報、通常請求書情報を含む2以上の種類のうち、いずれの種類かを決定する種類決定部と、種類決定部が決定した種類を区別可能に、請求書受信部が受信した請求書情報を、請求書情報を有する1以上の管理情報を格納する請求書管理部に蓄積する請求書蓄積部とを具備する請求書処理装置である。
【0006】
かかる構成により、仕入明細書と通常請求書とを区別可能に蓄積することにより、仕入明細書に対して、適切な処理を行える。
【0007】
また、本第二の発明の請求書処理装置は、第一の発明に対して、請求書受信部が受信した請求書情報の種類が仕入明細書情報であると、種類決定部が決定した場合に、請求書情報に対する売手が、仕入明細書情報を確認することを支援する支援処理を行う支援部をさらに具備する請求書処理装置である。
【0008】
かかる構成により、仕入明細書の売手による確認を支援できる。
【0009】
また、本第三の発明の請求書処理装置は、第二の発明に対して、支援部は、仕入明細書情報を確認することを支援する異なる2以上の手段を具備する請求書処理装置である。
【0010】
かかる構成により、仕入明細書の売手による確認を、複数の手段により、適切に支援できる。
【0011】
また、本第四の発明の請求書処理装置は、第二の発明に対して、請求書識別子に対応する電子メールであり、請求書識別子で識別される仕入明細書情報を売手が確認したことを示す確認メールである電子メールであり、売手端末から送信された電子メールを受信するメール受信部をさらに具備し、支援部は、メール受信部が受信した電子メールが確認メールである場合に、確認メールに対応する請求書識別子と対にして、仕入明細書情報が売手により確認されたことを示す確認情報を蓄積するメール確認処理を行う第一支援手段を具備する請求書処理装置である。
【0012】
かかる構成により、仕入明細書の売手による確認を、電子メールによる手段を含む複数の手段により、適切に支援できる。
【0013】
また、本第五の発明の請求書処理装置は、第二の発明に対して、一の請求書識別子で識別される仕入明細書情報を請求書管理部から取得する請求書取得部と、請求書取得部が取得した仕入明細書情報を売手端末に送信する請求書送信部とをさらに具備し、支援部は、請求書送信部が仕入明細書情報を送信したことに応じて、売手端末に対応する売手が仕入明細書情報を確認した旨の確認フラグを受信し、確認フラグに対応する確認情報を、一の請求書識別子と対にして、蓄積するオンライン確認処理を行う第二支援手段を具備する請求書処理装置である。
【0014】
かかる構成により、仕入明細書の売手による確認を、オンラインシステムにおける確認機能により、適切に支援できる。
【0015】
また、本第六の発明の請求書処理装置は、第二の発明に対して、支援部は、請求書受信部が仕入明細書情報を受信したことに応じて、仕入明細書情報に対する期限情報が示す確認の期限に対応する時までに、仕入明細書情報を確認することを支援する確認支援処理を行う第三支援手段を具備する請求書処理装置である。
【0016】
かかる構成により、仕入明細書の内容の確認の期限を設けることにより、仕入明細書の売手による確認を適切に支援できる。
【0017】
また、本第七の発明の請求書処理装置は、第六の発明に対して、第三支援手段は、請求書受信部が仕入明細書情報を受信したことに応じて、仕入明細書情報に対する期限情報が示す確認の期限に対応する時までに、仕入明細書情報と対にして、確認情報を蓄積する自動確認処理を行う請求書処理装置である。
【0018】
かかる構成により、仕入明細書の内容の確認の期限に対応する時までに売手が仕入明細書を確認しなかった場合に、自動的に仕入明細書を確認したこととすることにより、取引の進捗を促進できる。
【0019】
また、本第八の発明の請求書処理装置は、第六の発明に対して、仕入明細書情報には、売手への連絡先を特定する売手連絡先情報が対応付いており、第三支援手段は、請求書受信部が仕入明細書情報を受信したことに応じて、仕入明細書情報に対する期限情報が示す確認の期限に対応する時までに、仕入明細書情報を識別する請求書識別子と対になる確認情報が蓄積されているかいなかを判断し、蓄積されていない場合に、仕入明細書情報に対応する売手連絡先情報を用いて、売手に仕入明細書情報を確認することを促すリマインド情報を送信するリマインド処理を行う請求書処理装置である。
【0020】
かかる構成により、仕入明細書の内容の確認の期限に対応する時に、売手に対して、仕入明細書の内容の確認のリマインドができる。
【0021】
また、本第九の発明の請求書処理装置は、第六の発明に対して、第三支援手段は、請求書受信部が仕入明細書情報を受信したことに応じて、仕入明細書情報に対する期限情報が示す確認の期限に対応する時までに、仕入明細書情報を識別する請求書識別子と対になる確認情報が蓄積されているかいなかを判断し、蓄積されていない場合に、仕入明細書情報と対にして、確認情報を蓄積する自動確認処理と、請求書受信部が仕入明細書情報を受信したことに応じて、仕入明細書情報に対する期限情報が示す確認の期限に対応する時までに、仕入明細書情報を識別する請求書識別子と対になる確認情報が蓄積されているかいなかを判断し、蓄積されていない場合に、仕入明細書情報に対応する売手連絡先情報を用いて、売手に仕入明細書情報を確認することを促すリマインド情報を送信するリマインド処理とを行え、かつ仕入明細書情報に関する関連情報が第一条件を満たす場合には自動確認処理を行い、仕入明細書情報に関する関連情報が第二条件を満たす場合にはリマインド処理を行う請求書処理装置である。
【0022】
かかる構成により、仕入明細書の内容の確認の期限に対応する時までに売手が仕入明細書を確認しなかった場合に、自動確認処理と行うか、リマインド処理を行うかを適切に制御できる。
【0023】
また、本第十の発明の請求書処理装置は、第一の発明に対して、請求書情報を請求書管理部から取得する請求書取得部と、請求書取得部が取得した請求書情報を売手端末に送信する請求書送信部とをさらに具備し、請求書送信部は、請求書情報の種類を明示可能なように、請求書情報を売手端末に送信する請求書処理装置である。
【0024】
かかる構成により、端末装置において、請求書の種類を明示できる。
【発明の効果】
【0025】
本発明による請求書処理装置によれば、仕入明細書に対して、適切な処理を行える。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】実施の形態1における情報システムAの概念図
【
図4】同請求書処理装置1の動作例について説明するフローチャート
【
図5】同請求書処理装置1の動作例について説明するフローチャート
【
図6】同確認支援処理の例について説明するフローチャート
【
図7】同端末装置2の動作例について説明するフローチャート
【
図8】同端末装置2の動作例について説明するフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、請求書処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
【0028】
(実施の形態1)
本実施の形態において、仕入明細書と通常請求書とを区別可能に蓄積する請求書処理装置について説明する。
【0029】
また、本実施の形態において、管理対象が仕入明細書である場合、売手による仕入明細書の確認を行うための支援機能を提供する請求書処理装置について説明する。なお、支援機能は、2以上の異なる手段(例えば、メール、オンライン等)による実現されることは好適である。支援機能のための処理は、例えば、後述するメール確認処理、後述するオンライン確認処理、後述する確認支援処理、後述する署名確認処理である。確認支援処理は、例えば、自動確認処理またはリマインド処理である。
【0030】
さらに、本実施の形態において、仕入明細書であるか通常請求書であるかを、端末装置で明示可能に請求書情報を送信する請求書処理装置について説明する。
【0031】
なお、本実施の形態において、情報Xが情報Yに対応付いていることは、情報Xから情報Yを取得できること、または情報Yから情報Xを取得できることであり、その対応付けの方法は問わない。情報Xと情報Yとがリンク付いていても良いし、同じバッファに存在していても良いし、情報Xが情報Yに含まれていても良いし、情報Yが情報Xに含まれている等でも良い。
【0032】
図1は、本実施の形態における情報システムAの概念図である。情報システムAは、請求書処理装置1、および1または2以上の端末装置2を備える。
【0033】
請求書処理装置1は、請求書情報を受信し、管理する装置である。請求書情報は、ここで、管理対象の請求書情報は、仕入明細書情報と通常請求書情報を含む2種類以上の請求書の情報である。
【0034】
請求書処理装置1は、通常、いわゆるサーバである。請求書処理装置1は、例えば、クラウドサーバ、ASPサーバであるが、その種類は問わない。なお、請求書処理装置1は、スタンドアロンで動作しても良い。
【0035】
端末装置2は、請求書情報に関わるユーザが使用する端末である。端末装置2は、通常、売手または買手が使用する端末である。売手とは、請求書の対象である商品またはサービスを売る側の者である。買手は、請求書の対象である商品またはサービスを買う側の者である。端末装置2は、例えば、請求書情報を、請求書処理装置1に送信する端末である。端末装置2は、例えば、請求書処理装置1から請求書情報を受信し、出力する端末である。
【0036】
端末装置2は、適宜、売手が使用する場合には売手端末、買手が使用する場合には買手端末と言う。なお、一のユーザが、売手にも買手にもなり得ても良い。
【0037】
端末装置2は、いわゆるパソコン、スマートフォン、タブレット端末であるが、その種類は問わない。
【0038】
請求書処理装置1と1以上の各端末装置2とは、インターネット、LAN等のネットワークにより、通信可能である。
【0039】
図2は、本実施の形態における情報システムAのブロック図である。
図3は、請求書処理装置1のブロック図である。
【0040】
請求書処理装置1は、格納部11、受信部12、処理部13、および送信部14を備える。格納部11は、請求書管理部111を備える。受信部12は、請求書受信部121、指示受信部122、およびメール受信部123を備える。処理部13は、種類決定部131、請求書蓄積部132、請求書取得部133、および支援部134を備える。支援部134は、第一支援手段1341、第二支援手段1342、第三支援手段1343、および第四支援手段1344を備える。送信部14は、請求書送信部141を備える。
【0041】
端末装置2は、端末格納部21、端末受付部22、端末処理部23、端末送信部24、端末受信部25、および端末出力部26を備える。
【0042】
請求書処理装置1を構成する格納部11には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、後述する請求書情報、後述する各種の条件、1または2以上のユーザ情報の集合である。各種の条件は、例えば、後述する第一条件、後述する第二条件である。
【0043】
ユーザ情報とは、端末装置2を使用するユーザの情報である。ユーザは、例えば、売手または買手である。ユーザ情報は、例えば、ユーザ識別子、組織識別子を含む。組織識別子とは、組織を識別する情報である。組織識別子は、例えば、会社名、団体名等の組織名、IDである。
【0044】
請求書管理部111には、1または2以上の管理情報が格納される。管理情報は、請求書情報を有する。管理情報は、例えば、請求書識別子を有する。管理情報は、例えば、売手識別子、買手識別子を有する。管理情報は、例えば、売手連絡先情報、買手連絡先情報を有する。売手連絡先情報とは、売手への連絡先を特定する情報である。買手連絡先情報とは、買手への連絡先を特定する情報である。売手連絡先情報および買手連絡先情報は、売手端末2または買手端末2との連絡に使用される情報である。売手連絡先情報および買手連絡先情報は、例えば、メールアドレス、電話番号、ID、IPアドレスであり、
【0045】
請求書情報とは、請求書の情報である。請求書情報は、例えば、請求書画像、請求書を構成する各項目(例えば、宛先、請求人、金額、日付け等)の情報の集合である。請求書画像とは、請求書の画像であり、例えば、請求書を撮影した画像、請求書をスキャンした画像である。請求書画像は、例えば、png、jpeg等であり、そのデータ構造は問わない。請求書を構成する各項目の情報は、文字列である。
【0046】
請求書管理部111には、2種類以上の請求書情報が格納される。2種類以上の請求書情報は、仕入明細書情報、通常請求書情報を含む。
【0047】
仕入明細書情報とは、仕入明細書の情報である。仕入明細書は、買手が発行する請求書である。
【0048】
通常請求書情報とは、通常の請求書の情報である。通常の請求書は、売手が発行する請求書である。
【0049】
請求書識別子とは、請求書を識別する情報である。請求書識別子は、例えば、IDである。
【0050】
売手識別子とは、売手を識別する情報である。売手識別子は、例えば、ID、売手名である。売手名は、通常、会社名、団体名等の組織名であるが、例えば、個人事業主の個人名等でも良い。
【0051】
買手識別子とは、買手を識別する情報である。買手識別子は、例えば、ID、買手名である。買手名は、通常、会社名、団体名等の組織名であるが、例えば、個人事業主の個人名等でも良い。
【0052】
受信部12は、各種の指示や情報を受信する。各種の指示や情報は、例えば、請求書情報、請求書送信指示、後述する確認メール等の電子メール、後述する署名である。
【0053】
請求書送信指示とは、請求書情報の送信の指示である。請求書送信指示は、請求書識別子に対応付く。請求書送信指示に基づいて、請求書情報以外の情報が送信されても良い。
【0054】
請求書受信部121は、1または2以上の請求書情報を端末装置2から受信する。請求書情報は、例えば、仕入明細書情報、または通常請求書情報である。請求書受信部121は、例えば、買手端末2から仕入明細書情報を受信する。請求書受信部121は、例えば、売手端末2から通常請求書情報を受信する。
【0055】
請求書受信部121が受信する請求書情報は、例えば、種類識別子に対応付いている。請求書受信部121が受信する請求書情報は、例えば、当該請求書情報に含まれるタイトルから、種類識別子(例えば、「仕入明細書」「通常明細書」)が取得できるようになっている。なお、タイトルは、請求書情報に含まれる請求書画像に対して文字認識処理を行い取得されても良いし、請求書情報に含まれる文字列であっても良い。
【0056】
指示受信部122は、各種の指示を受信する。各種の指示は、例えば、請求書送信指示である。指示受信部122は、端末装置2から請求書送信指示を受信する。請求書送信指示は、例えば、請求書識別子を有する。
【0057】
メール受信部123は、電子メールを受信する。メール受信部123は、例えば、売手端末2から送信された確認メールを受信する。確認メールは、電子メールの一例である。確認メールは、請求書識別子に対応する電子メールであり、当該請求書識別子で識別される仕入明細書情報を売手が確認したことを示す電子メールである。メール受信部123は、買手端末から、売手とのコミュニケーションのための電子メールを受信しても良い。なお、仕入明細書情報の確認とは、買手が発行した仕入明細書情報が適切であることの確認である。
【0058】
メール受信部123は、端末装置2から電子メールを受信しても良いし、端末装置2から電子メールを受信した図示しない装置(例えば、メールサーバ)を受信しても良い。
【0059】
メール受信部123が受信する電子メールは、請求書識別子に対応付いていることは好適である。請求書識別子に対応付いていることは、電子メールのタイトルまたは本文の中に請求書識別子を含むことでも良い。
【0060】
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、種類決定部131、請求書蓄積部132、請求書取得部133、支援部134が行う処理である。
【0061】
種類決定部131は、請求書受信部121が受信した請求書情報の種類を決定する。種類決定部131は、請求書受信部121が受信した請求書情報が、仕入明細書情報、通常請求書情報を含む2以上の種類のうち、いずれの種類かを決定する。種類を決定することは、例えば、種類識別子を取得することである。種類識別子とは、請求書情報の種類を識別する情報である。種類識別子は、例えば、「仕入明細書」「通常請求書」である。
【0062】
種類決定部131は、例えば、請求書受信部121が受信した請求書情報に対応付く種類識別子を取得する。
【0063】
種類決定部131は、例えば、請求書受信部121が受信した請求書情報の中の宛先(請求先)を取得し、当該宛先(組織名)と、請求書情報を送信した端末装置2のユーザ識別子と対になる組織名とが同じである場合は、当該請求書情報の種類識別子「仕入明細書」を取得する。
【0064】
種類決定部131は、例えば、請求書受信部121が受信した請求書情報の中の宛先(請求先)を取得し、当該宛先(組織名)と、請求書情報を送信した端末装置2のユーザ識別子と対になる組織名とが異なる場合は、当該請求書情報の種類識別子「通常請求書」を取得する。
【0065】
種類決定部131は、例えば、請求書受信部121が受信した請求書情報の中の発行者(請求する側、商品またはサービスの提供者側)の情報を取得し、当該発行者の情報(組織名)と、請求書情報を送信した端末装置2のユーザ識別子と対になる組織名とが同じである場合は、当該請求書情報の種類識別子「通常請求書」を取得する。
【0066】
種類決定部131は、例えば、請求書受信部121が受信した請求書情報に含まれる文字列であるタイトル(例えば、「請求書」「仕入明細書」)を取得し、当該タイトルが示す種類識別子(例えば、「通常請求書」「仕入明細書」)を取得する。
【0067】
種類決定部131は、例えば、請求書受信部121が受信した請求書情報に含まれる請求書画像に対して文字認識処理を行い、タイトル(例えば、「請求書」「仕入明細書」)を取得し、当該タイトルが示す種類識別子(例えば、「通常請求書」「仕入明細書」)を取得する。
【0068】
なお、種類決定部131が請求書情報の種類を決定する方法は種々あり得、問わない。
【0069】
また、種類決定部131が、請求書情報の種類を決定するタイミングは問わない。種類決定部131は、請求書受信部121が請求書情報を受信した際に当該請求書情報の種類を決定しても良いし、請求書情報を端末装置2に送信する際に当該請求書情報の種類を決定する等しても良い。
【0070】
請求書蓄積部132は、種類決定部131が決定した種類を区別可能に、請求書受信部121が受信した請求書情報を、請求書管理部111に蓄積する。
【0071】
請求書蓄積部132は、例えば、種類決定部131が取得した種類識別子に対応付けて、請求書受信部121が受信した請求書情報を、請求書管理部111に蓄積する。
【0072】
請求書蓄積部132は、例えば、種類決定部131が取得した種類識別子に対応付けて、請求書受信部121が受信した請求書情報を、請求書管理部111に蓄積する。
【0073】
なお、請求書受信部121が受信した請求書情報が、当該請求書情報の種類を決定できる情報である場合、請求書蓄積部132が、単に、請求書受信部121が受信した請求書情報を蓄積することは、その種類を区別可能に蓄積することである、と考えても良い。
【0074】
請求書蓄積部132は、請求書受信部121が請求書情報を受信した場合に、ユニークな請求書識別子を取得し、当該請求書識別子と請求書受信部121が受信した請求書情報とを対にして、請求書管理部111に蓄積することは好適である。なお、ユニークな請求書識別子を取得することは、例えば、ユニークな請求書識別子を生成すること、ユニークな請求書識別子を読み出すことなどであり、その取得方法は問わない。
【0075】
請求書取得部133は、一の請求書識別子で識別される請求書情報を請求書管理部111から取得する。請求書取得部133は、例えば、一の請求書識別子で識別される仕入明細書情報を請求書管理部111から取得する。
【0076】
請求書取得部133は、例えば、受信部12が受信した請求書送信指示に対応付く請求書識別子で識別される請求書情報を請求書管理部111から取得する。請求書取得部133は、例えば、受信部12が受信した請求書送信指示に対応付く請求書識別子で識別される仕入明細書情報を請求書管理部111から取得する。請求書取得部133は、例えば、受信部12が受信した請求書送信指示に対応付く請求書識別子で識別される通常請求書情報を請求書管理部111から取得する。
【0077】
なお、請求書取得部133が請求書情報を取得するトリガーやタイミングは問わない。
【0078】
請求書受信部121が受信した請求書情報の種類が仕入明細書情報であると、種類決定部131が決定した場合に、支援部134は、支援処理を行う。
【0079】
支援処理とは、当該請求書情報に対する売手が、仕入明細書情報を確認することを支援する処理である。支援処理は、例えば、メール確認処理、オンライン確認処理、確認支援処理、署名確認処理である。確認支援処理は、例えば、自動確認処理またはリマインド処理である。
【0080】
支援部134は、例えば、仕入明細書情報が受信された場合に、当該仕入明細書情報が受信された旨の情報である連絡情報を取得し、当該連絡情報を売手連絡先情報が示す連絡先に送信しても良い。なお、連絡情報は、例えば、「貴社への仕入明細書が送信されてきました。確認をお願いします。」といった定型文でも良いし、請求書情報等を有する情報でも良い。連絡情報は、売手が仕入明細書を確認することを促進するための情報である。
【0081】
支援部134は、仕入明細書情報を確認することを支援する異なる2以上の手段を具備する。異なる2以上の手段は、例えば、メールによる手段、オンラインによる手段である。手段は、ルートと言っても良い。
【0082】
以下、支援部134が行う各支援処理について説明する。各支援処理は、例えば、第一支援手段1341、第二支援手段1342、第三支援手段1343、第四支援手段1344のいずれかが行う。
(1)メール確認処理
【0083】
第一支援手段1341は、メール受信部123が受信した電子メールが確認メールである場合に、当該確認メールに対応する請求書識別子と対にして、確認情報を蓄積するメール確認処理を行う。なお、確認情報とは、仕入明細書情報が売手により確認されたことを示す情報である。確認情報は、例えば、フラグ、確認日、確認日時である。なお、請求書識別子は、電子メールのタイトルまたは本文に含まれていても良いし、電子メールと対にして受信されても良い。
【0084】
第一支援手段1341は、例えば、メール受信部123が受信した電子メールのタイトルを取得し、当該タイトルの中に「確認メール」であることを示す文字列が含まれる場合に、メール受信部123が受信した電子メールが確認メールである、と判断する。
【0085】
第一支援手段1341は、例えば、メール受信部123が受信した電子メールの本文の中に「確認メール」であることを示す文字列が含まれる場合に、メール受信部123が受信した電子メールが確認メールである、と判断する。
【0086】
なお、第一支援手段1341の確認メールであることの判断方法は問わない。
(2)オンライン確認処理
【0087】
第二支援手段1342は、請求書送信部141が仕入明細書情報を売手端末2に送信したことに応じて、当該売手端末2から確認フラグを受信し、当該確認フラグに対応する確認情報を、一の請求書識別子と対にして、蓄積するオンライン確認処理を行う。
【0088】
なお、確認フラグとは、売手端末2に対応する売手が仕入明細書情報を確認した旨の情報である。確認情報は、確認フラグでも良いし、確認フラグを受信した時を特定する時情報でも良い。時情報は、例えば、日、日時等であるが、その粒度は問わない。
【0089】
また、仕入明細書情報の売手端末2への送信は、例えば、請求書送信指示に受信に応じて行われても良いし、仕入明細書情報が受信されたことに応じて行われても良いし、売手端末2に送信した電子メールに含まれるURLであり、仕入明細書情報にアクセスするためのURLがクリックされたことに応じて行われても良い。仕入明細書情報の売手端末2への送信のトリガーは問わない。
(3)確認支援処理
【0090】
第三支援手段1343は、請求書受信部121が仕入明細書情報を受信したことに応じて、当該仕入明細書情報に対する期限情報が示す確認の期限に対応する時までに、当該仕入明細書情報を確認することを支援する確認支援処理を行う。
【0091】
第三支援手段1343は、例えば、後述する自動確認処理、後述するリマインド処理を行える。
【0092】
第三支援手段1343は、仕入明細書情報に関する関連情報が第一条件を満たす場合には自動確認処理を行い、仕入明細書情報に関する関連情報が第二条件を満たす場合にはリマインド処理を行うことは好適である。第三支援手段1343は、常に、自動確認処理、またはリマインド処理のいずれかを行っても良い。
【0093】
仕入明細書情報に関する関連情報は、例えば、仕入明細書情報と対になる売手識別子と対になるフラグである。仕入明細書情報に関する関連情報は、例えば、仕入明細書情報に含まれる金額である。フラグは、例えば、自動確認処理を行うことを示す自動確認フラグ、リマインド処理を行うことを示すリマインドフラグである。
【0094】
第一条件は、例えば、「自動確認フラグがONであること」「自動確認フラグがON AND 金額が閾値以下または閾値未満であること」「リマインドフラグがOFFであること」「リマインドフラグがOFF AND 金額が閾値以下または閾値未満であること」である。なお、第一条件は、第二条件を満たさないことでも良い。第一条件は、期限情報に関する条件を含んでも良い。期限情報に関する条件は、例えば、本日が、期限情報が満たす期限となっていることである。
【0095】
第二条件は、例えば、「リマインドフラグがONであること」「リマインドフラグがON AND 金額が閾値以上または閾値より大きいこと」「自動確認フラグがOFFであること」「自動確認フラグがOFF AND 金額が閾値以上または閾値より大きいこと」である。なお、第二条件は、第一条件を満たさないことでも良い。第二条件は、期限情報に関する条件を含んでも良い。
(3-1)自動確認処理
【0096】
第三支援手段1343は、請求書受信部121が仕入明細書情報を受信したことに応じて、仕入明細書情報に対する期限情報が示す確認の期限に対応する時までに、仕入明細書情報を確認したこととする確認情報を当該請求書識別子と対に蓄積する自動確認処理を行う。
【0097】
第三支援手段1343は、例えば、請求書受信部121が仕入明細書情報を受信したことに応じて、仕入明細書情報に対する期限情報が示す確認の期限に対応する時までに、仕入明細書情報を識別する請求書識別子と対になる確認情報が蓄積されているかいなかを判断し、確認情報が蓄積されていない場合に、仕入明細書情報を確認したこととする確認情報を当該請求書識別子と対に蓄積する自動確認処理を行う。
【0098】
仕入明細書情報に対する期限情報は、例えば、仕入明細書情報を受信した時から一定期間後、仕入明細書情報の中の日付けから一定期間後等である。
【0099】
期限情報が示す確認の期限に対応する時とは、例えば、期限情報が示す確認の期限の時であるが、当該期限の時を経過した後の時でも良い。
(3-2)リマインド処理
【0100】
第三支援手段1343は、請求書受信部121が仕入明細書情報を受信したことに応じて、仕入明細書情報に対する期限情報が示す確認の期限に対応する時までに、仕入明細書情報を識別する請求書識別子と対になる確認情報が蓄積されているかいなかを判断し、蓄積されていない場合に、仕入明細書情報に対応する売手連絡先情報を用いて、売手に仕入明細書情報を確認することを促すリマインド情報を送信するリマインド処理を行う。
【0101】
期限に対応する時とは、例えば、期限の時、期限の少し前、期限の経過後直ちに等である。
(4)署名確認処理
【0102】
第四支援手段1344は、請求書送信部141が仕入明細書情報を売手端末2に送信したことに応じて、当該売手端末2から署名情報を受信し、当該署名情報に対応する確認情報を、一の請求書識別子と対にして、蓄積する署名確認処理を行う。なお、署名情報は、ユーザのサインの情報であるが、例えば、電子印鑑の情報等でも良い。
【0103】
仕入明細書情報の売手端末2への送信は、例えば、請求書送信指示に受信に応じて行われても良いし、仕入明細書情報が受信されたことに応じて行われても良いし、売手端末2に送信した電子メールに含まれるURLであり、仕入明細書情報にアクセスするためのURLがクリックされたことに応じて行われても良い。仕入明細書情報の売手端末2への送信のトリガーは問わない。
【0104】
送信部14は、各種の情報を端末装置2に送信する。各種の情報は、例えば、請求書情報、確認情報、2以上の請求書情報を含む請求書のリストである。
【0105】
請求書送信部141は、請求書取得部133が取得した請求書情報を売手端末2に送信する。
【0106】
請求書送信部141は、例えば、請求書取得部133が取得した仕入明細書情報を売手端末2に送信する。
【0107】
請求書送信部141は、請求書情報の種類を明示可能なように、請求書情報を端末装置2に送信する。なお、かかる請求書情報は、例えば、仕入明細書情報または普通請求書情報である。
【0108】
端末装置2を構成する端末格納部21には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、請求書情報、ユーザ識別子である。
【0109】
端末受付部22は、各種の情報や指示等を受け付ける。各種の情報や指示等とは、例えば、請求書情報、請求書出力指示、電子メール、確認フラグ、確認情報である。
【0110】
各種の情報や指示等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。
【0111】
端末処理部23は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、受け付けられた情報や指示等を、送信する構造の情報や指示等にする処理である。各種の処理は、例えば、受信された情報を出力する構造の情報にする処理である。
【0112】
端末送信部24は、各種の情報や指示等を請求書処理装置1に送信する。各種の情報や指示等は、例えば、請求書情報、請求書出力指示、電子メール、確認フラグ、確認情報である。
【0113】
端末受信部25は、各種の情報を請求書処理装置1から受信する。各種の情報は、例えば、請求書情報、確認フラグ、確認情報である。
【0114】
端末出力部26は、各種の情報を出力する。各種の情報は、例えば、請求書情報、確認フラグ、確認情報である。端末出力部26は、請求書情報の種類を明示可能なように、当該請求書情報を出力する。
【0115】
ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
【0116】
格納部11、請求書管理部111、および端末格納部21は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0117】
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
【0118】
受信部12、請求書受信部121、指示受信部122、メール受信部123、および端末受信部25は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
【0119】
処理部13、種類決定部131、請求書蓄積部132、請求書取得部133、支援部134、第一支援手段1341、第二支援手段1342、第三支援手段1343、第四支援手段1344、および端末処理部23は、通常、プロセッサやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。なお、プロセッサは、CPU、MPU、GPU等であり、その種類は問わない。
【0120】
送信部14、請求書送信部141、および端末送信部24は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
【0121】
端末受付部22は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0122】
端末出力部26は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部26は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
【0123】
次に、情報システムAの動作例について説明する。まず、請求書処理装置1の動作例について、
図4、
図5のフローチャートを用いて説明する。
【0124】
(ステップS401)請求書受信部121は、端末装置2から請求書情報等を受信したか否かを判断する。請求書情報等を受信した場合はステップS402に行き、受信しなかった場合はステップS410に行く。
【0125】
なお、請求書情報等とは、例えば、請求書情報、請求書情報を送信したユーザのユーザ識別子である。請求書情報等とは、例えば、請求書情報、ユーザ識別子、および種類識別子である。
【0126】
(ステップS402)請求書蓄積部132は、ステップS401で受信された請求書情報等を取得する。
【0127】
(ステップS403)種類決定部131は、ステップS402で取得された請求書情報の種類を識別する種類識別子を取得する。
【0128】
(ステップS404)請求書蓄積部132は、ステップS401で受信された請求書情報を識別する請求書識別子を取得する。次に、請求書蓄積部132は、当該請求書識別子、ステップS401で受信された請求書情報、ステップS403で取得された種類識別子を有する情報であり、蓄積する情報を構成する。
【0129】
(ステップS405)請求書蓄積部132は、ステップS404で構成した情報を、ユーザ識別子に対応付けて、請求書管理部111に蓄積する。
【0130】
(ステップS406)支援部134は、ステップS403で取得された種類識別子が「仕入明細書」であるか否かを判断する。「仕入明細書」であればステップS407に行き、「仕入明細書」でなければステップS401に戻る。
【0131】
(ステップS407)支援部134は、受信された請求書情報の中の売手識別子、または請求書情報と対になる売手識別子を取得する。支援部134は、当該売手識別子と対になる売手連絡先情報を、格納部11のユーザ情報の集合から取得する。なお、売手識別子は、ユーザ識別子でもある。支援部134は、当該売手識別子と対になる売手連絡先情報を、受信された請求書情報の中から取得しても良い。売手連絡先情報の取得方法は問わない。
【0132】
(ステップS408)支援部134は、仕入明細書情報が受信された旨の情報である連絡情報を取得する。
【0133】
(ステップS409)送信部14は、ステップS408で取得された連絡情報を、 売手連絡先情報が示す連絡先に送信する。ステップS401に戻る。なお、かかる送信は、支援部134が行っても良い。
【0134】
(ステップS410)指示受信部122は、端末装置2から請求書送信指示を受信したか否かを判断する。請求書送信指示を受信した場合はステップS411に行き、受信しなかった場合はステップS413に行く。
【0135】
(ステップS411)請求書取得部133は、ステップS410で受信された請求書送信指示に対応する1または2以上の請求書識別子を取得する。次に、請求書取得部133は、当該1または2以上の各請求書識別子で識別される請求書情報を含む情報を請求書管理部111から取得する。なお、請求書情報を含む情報は、請求書情報のみでも良いし、請求書情報に加えて、種類識別子、確認情報、売手識別子、買手識別子のうちの1または2以上の情報を有しても良い。
【0136】
(ステップS412)請求書送信部141は、ステップS411で取得された1または2以上の請求書情報等を、請求書送信指示を送信してきた端末装置2に送信する。ステップS401に戻る。
【0137】
(ステップS413)メール受信部123は、端末装置2から送信された電子メールを受信したか否かを判断する。電子メールを受信した場合ステップS414に行き、電子メールを受信しなかった場合はステップS420に行く。
【0138】
(ステップS414)処理部13は、ステップS413で受信された電子メールを取得する。
【0139】
(ステップS415)処理部13は、ステップS414で取得した電子メールに対応する請求書識別子を取得する。
【0140】
(ステップS416)処理部13は、ステップS415で取得した請求書識別子と対にして、ステップS414で取得した電子メールを格納部11に蓄積する。
【0141】
(ステップS417)第一支援手段1341は、ステップS414で取得された電子メールが確認メールであるか否かを判断する。確認メールである場合はステップS418に行き、確認メールでない場合はステップS401に戻る。
【0142】
(ステップS418)第一支援手段1341は、ステップS415で取得された請求書識別子で識別される仕入明細書に対する確認情報を取得する。なお、確認情報は、例えば、確認フラグ(例えば、「ON」)、現在の日または日時等の時を特定する時情報である。
【0143】
(ステップS419)第一支援手段1341は、ステップS415で取得された請求書識別子と対にして、ステップS418で取得した確認情報を、請求書管理部111に蓄積する。ステップS401に戻る。
【0144】
(ステップS420)受信部12は、確認フラグ等を受信したか否かを判断する。確認フラグ等を受信した場合はステップS421に行き、受信しなかった場合はステップS424に行く。
【0145】
なお、確認フラグ等とは、例えば、確認フラグと請求書識別子である。確認フラグ等とは、例えば、確認フラグと請求書識別子と売手識別子である。
【0146】
(ステップS421)第二支援手段1342は、受信された確認フラグに対応する確認情報を取得する。
【0147】
(ステップS422)第二支援手段1342は、受信された確認フラグに対応する請求書識別子を取得する。
【0148】
(ステップS423)第二支援手段1342は、ステップS421で取得した確認情報を、ステップS422で取得した請求書識別子と対にして蓄積する。ステップS401に戻る。
【0149】
(ステップS424)受信部12は、署名等を受信したか否かを判断する。署名等を受信した場合はステップS425に行き、受信しなかった場合はステップS428に行く。
【0150】
なお、署名等とは、例えば、署名と請求書識別子である。署名等とは、例えば、署名と請求書識別子と売手識別子である。
【0151】
(ステップS425)第四支援手段1344は、受信された署名に対応する確認情報を取得する。
【0152】
(ステップS426)第四支援手段1344は、受信された署名に対応する請求書識別子を取得する。
【0153】
(ステップS427)ステップS425で取得した確認情報を、ステップS426で取得した請求書識別子と対にして蓄積する。ステップS401に戻る。
【0154】
(ステップS428)第三支援手段1343は、確認支援処理のタイミングであるか否かを判断する。確認支援処理のタイミングあればステップS429に行き、確認支援処理のタイミングでなければステップS401に戻る。
なお、確認支援処理のタイミングは、例えば、予め決められた時刻になったこと、受信部12が確認支援処理の指示を端末装置2から受信したことであるが、問わない。
【0155】
(ステップS429)第三支援手段1343は、確認支援処理を行う。ステップS401に戻る。確認支援処理の例について、
図6のフローチャートを用いて説明する。
【0156】
なお、
図4のフローチャートにおいて、仕入明細書情報が受信されたことをトリガーとして、連絡情報を送信しなくても良い。
【0157】
また、
図4、
図5のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0158】
次に、ステップS429の確認支援処理の例について、
図6のフローチャートを用いて説明する。
【0159】
(ステップS601)第三支援手段1343は、カウンタiに1を代入する。
【0160】
(ステップS602)第三支援手段1343は、i番目の請求書情報が請求書管理部111に存在するか否かを判断する。i番目の請求書情報が存在する場合はステップS603に行き、存在しない場合は上位処理にリターンする。
【0161】
(ステップS603)第三支援手段1343は、i番目の請求書情報に対応する種類識別子を取得する。第三支援手段1343は、例えば、請求書管理部111から種類識別子を取得する。第三支援手段1343は、例えば、i番目の請求書情報を解析し、種類識別子を取得する。なお、種類識別子を取得する処理は、種類決定部131が行っても良い。
【0162】
(ステップS604)第三支援手段1343は、ステップS603で取得した種類識別子が「仕入明細書」であるか否かを判断する。「仕入明細書」であればステップS605に行き、「仕入明細書」でなければステップS611に行く。
【0163】
(ステップS605)第三支援手段1343は、i番目の請求書情報に対応する確認情報を請求書管理部111から取得する。なお、ここで、第三支援手段1343は、確認情報を取得できない場合もある。
【0164】
(ステップS606)第三支援手段1343は、ステップS605での処理の結果、i番目の請求書情報である仕入明細書情報が、売手による確認済みが否かを判断する。確認済みである場合はステップS611に行き、確認済みでない場合はステップS607に行く。
【0165】
(ステップS607)第三支援手段1343は、i番目の請求書情報に対応する期限情報を取得する。なお、期限情報は、例えば、i番目の請求書情報と対になる受信日またはi番目の請求書情報の中に含まれる日付けが示す日から、所定日数(例えば、10日)経過後の日である。
【0166】
(ステップS608)第三支援手段1343は、図示しない時計から本日の日付けを取得し、本日の日付けがステップS607で取得した期限情報に対して、期限の日となっている場合であり、かつi番目の請求書情報が第一条件を満たすか否かを判断する。第一条件等を満たす場合ステップS609に行き、第一条件等を満たさない場合はステップS612に行く。
【0167】
(ステップS609)第三支援手段1343は、i番目の請求書情報に対する確認情報を取得する。
【0168】
(ステップS610)第三支援手段1343は、i番目の請求書情報に対応付けて、ステップS609で取得した確認情報を請求書管理部111に蓄積する。
【0169】
(ステップS611)第三支援手段1343は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS602に戻る。
【0170】
(ステップS612)第三支援手段1343は、図示しない時計から本日の日付けを取得し、本日の日付けがステップS607で取得した期限情報に対して、期限の日となっている場合であり、かつi番目の請求書情報が第二条件を満たすか否かを判断する。第二条件等を満たす場合ステップS613に行き、第二条件等を満たさない場合はステップS611に行く。
【0171】
(ステップS613)第三支援手段1343は、i番目の請求書情報と対になる売手識別子を取得する。第三支援手段1343は、当該売手識別子と対になる売手連絡先情報を格納部11から取得する。
【0172】
(ステップS614)第三支援手段1343は、i番目の請求書情報の確認を行うことのリマインド情報を取得する。なお、リマインド情報は、上述した連絡情報と同じでも良い。
【0173】
(ステップS615)第三支援手段1343は、ステップS614で取得したリマインド情報を、ステップS613で取得した売手連絡先情報が示す連絡先に送信する。ステップS611に行く。
【0174】
次に、端末装置2の動作例について、
図7、
図8のフローチャートを用いて説明する。
【0175】
(ステップS701)端末受付部22は、請求書情報を受け付けたか否かを判断する。請求書情報を受け付けた場合はステップS702に行き請求書情報を受け付けなかった場合はステップS704に行く。
【0176】
(ステップS702)端末処理部23は、送信する情報を構成する。なお、送信する情報は、ステップS701で受け付けられた請求書情報を含む。送信する情報は、例えば、請求書情報を送信するユーザのユーザ識別子、または種類識別子を含む。
【0177】
(ステップS703)端末送信部24は、ステップS702で構成された請求書情報等を請求書情報に送信する。ステップS701に戻る。
【0178】
(ステップS704)端末受付部22は、請求書送信指示を受け付けたか否かを判断する。請求書送信指示を受け付けた場合はステップS705に行き、請求書送信指示を受け付けなかった場合はステップS710に行く。
【0179】
(ステップS705)端末処理部23は、送信する請求書送信指示を構成する。なお、送信する請求書送信指示は、請求書情報を特定する情報を含む。請求書情報を特定する情報は、例えば、請求書識別子、請求書情報の検索条件である。
【0180】
(ステップS706)端末送信部24は、ステップS705で構成された請求書送信指示を請求書処理装置1に送信する。
【0181】
(ステップS707)端末受信部25は、1または2以上の請求書情報等を、請求書処理装置1から受信したか否かを判断する。請求書情報等を受信した場合はステップS708に行き、受信しなかった場合はステップS707に戻る。
【0182】
(ステップS708)端末処理部23は、ステップS707で受信された1または2以上の請求書情報等を用いて、出力する1以上の請求書情報等を構成する。
【0183】
なお、端末処理部23は、1以上の各請求書情報の種類を明示する態様の情報を構成することは好適である。
【0184】
(ステップS709)端末出力部26は、ステップS708で構成された1以上の請求書情報等を出力する。ステップS701に戻る。
【0185】
なお、端末出力部26は、1以上の各請求書情報の種類を明示する態様で、1以上の請求書情報等を出力することは好適である。
【0186】
(ステップS710)端末受付部22は、電子メールを受け付けたか否かを判断する。電子メールを受け付けた場合はステップS711に行き、電子メールを受け付けなかった場合はステップS712に行く。
【0187】
(ステップS711)端末処理部23は、送信する電子メールを取得する。端末送信部24は、当該電子メールを送信する。ステップS701に戻る。なお、電子メールの送信先は、例えば、請求書処理装置1である。
【0188】
(ステップS712)端末受付部22は、確認フラグを受け付けたか否かを判断する。確認フラグを受け付けた場合はステップS713に行き、確認フラグを受け付けなかった場合はステップS715に行く。
【0189】
(ステップS713)端末処理部23は、送信する確認フラグ等を構成する。なお、送信する確認フラグ等は、例えば、送信する確認フラグと請求書識別子とを有する。確認フラグ等は、例えば、送信する確認フラグと請求書識別子と売手識別子とを有する。
【0190】
(ステップS714)端末送信部24は、ステップS713で構成された確認フラグ等を請求書処理装置1に送信する。ステップS701に戻る。
【0191】
(ステップS715)端末受付部22は、署名を受け付けたか否かを判断する。署名を受け付けた場合はステップS716に行き、署名を受け付けなかった場合はステップS718に行く。
【0192】
(ステップS716)端末処理部23は、送信する署名情報等を構成する。なお、送信する署名情報等は、例えば、送信する署名情報と請求書識別子とを有する。署名情報等は、例えば、送信する署名情報と請求書識別子と売手識別子とを有する。署名情報等は、例えば、署名された請求書情報を有する。なお、署名情報は、適宜、単に署名と言う。
【0193】
(ステップS717)端末送信部24は、ステップS716で構成された署名情報等を請求書処理装置1に送信する。ステップS701に戻る。
【0194】
(ステップS718)端末受信部25は、請求書処理装置1からリマインド情報を受信したか否かを判断する。リマインド情報を受信した場合はステップS719に行き、受信しなかった場合はステップS701に戻る。
【0195】
(ステップS719)端末処理部23は、出力するリマインド情報を構成する。
【0196】
(ステップS720)端末出力部26は、ステップS719で構成されたリマインド情報を出力する。ステップS701に戻る。
【0197】
なお、
図7、
図8のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0198】
以下、本実施の形態における情報システムAの具体的な動作例について説明する。
【0199】
今、請求書処理装置1の格納部11には、
図9に示す構造を有するユーザ管理表が格納されている、とする。ユーザ管理表とは、ユーザ情報を管理する表である。ここでのユーザ管理表は、「ID」「ユーザ識別子」「ユーザ属性値」を有する1以上のレコードを管理する。「ユーザ属性値」は、ここでは「氏名」「会社名」「部署名」「メールアドレス」を有する。「ID」はレコードを識別する情報である。「会社名」はユーザが所属する組織を識別する組織識別子の一例である。「部署名」は部署識別子の一例である。
【0200】
請求書管理部111には、
図10に示す構造を有する請求書管理表が格納されている、とする。請求書管理表とは、1以上の請求書情報を管理する表である。ここでの請求書管理表は、「ID」「請求書識別子」「請求書情報」を有する1以上のレコードを管理する。「請求書情報」は、ここでは「種類識別子」「売手識別子」「買手識別子」「金額」「日付」「請求書画像」「確認情報」を有する。「種類識別子」は、ここでは「通常請求書」または「仕入明細書」のどちらかを採り得る。「確認情報」は、種類識別子が「仕入明細書」の場合のみ必要な属性である。「確認情報」は、ここでは「OFF」または「ON」を採り得る。確認情報「OFF」は、売手による仕入明細書の確認が未完了であることを示す。確認情報「ON」は、売手による仕入明細書の確認が完了したことを示す。
【0201】
かかる状況において、以下の4つの具体例について説明する。具体例1は、請求書の一覧表を出力する場合であり、通常請求書と仕入明細書とを視覚的に区別可能に一覧表を出力する場合である。具体例2は、仕入明細書情報が受信された場合に、当該仕入明細書情報の種類識別子「仕入明細書」を蓄積するとともに、売手側に仕入明細書情報の確認を促す連絡情報を送信する場合である。具体例2において、売手側から確認フラグを受信し、確認情報を蓄積する処理についても説明する。具体例3において、確認が未完了である仕入明細書情報に対する自動確認処理について説明する。具体例4において、確認が未完了である仕入明細書情報に対するリマインド処理について説明する。
【0202】
(具体例1)
受領商事株式会社の経理部の経理花子は、自分の端末装置2に、自社が支払いの対象の請求書情報を送信する請求書送信指示「買手識別子=”受領商事株式会社”」を、入力した、とする。そして、端末装置2は、当該請求書送信指示を受け付け、請求書処理装置1に送信する。
【0203】
次に、請求書処理装置1の指示受信部122は、請求書送信指示「買手識別子=”受領商事株式会社”」を受信する。
【0204】
次に、請求書取得部133は、請求書送信指示「買手識別子=”受領商事株式会社”」に合致する請求書情報を請求書管理表(
図10)から取得した、とする。なお、かかる請求書情報は、請求書識別子「R001,R002,R068」の3つの請求書情報である、とする。
【0205】
次に、請求書取得部133は、3つの各請求書情報から売手識別子、売手側の担当者名、種類識別子、金額、買手側の担当者名、確認情報、および請求書画像のファイル名(URL)を取得し、一覧表を構成した、とする。
【0206】
次に、請求書送信部141は、構成された一覧表を、請求書送信指示を送信してきた経理花子の端末装置2に送信する。
【0207】
次に、経理花子の端末装置2は、自社が支払いの対象の請求書情報の一覧表を受信し、出力する。かかる一覧表の例は、
図11である。
図11において、「種類」に、請求書情報の種類が明示されている。また、「確認」に、種類識別子が「仕入明細書」である請求書情報に対して、売手が、確認済み(合意済)か、未確認かが明示されている。なお、
図11の1101は、請求書情報の詳細(ここでは、請求書画像)を出力するためのアイコン(ボタン)である。
【0208】
以上、本具体例において、請求書情報の種類が視覚的に区別可能に明示されている。なお、アイコン1101を指示した場合に、例えば、対応する請求書画像が出力されるが、その請求書画像に、「仕入明細書」である旨が明示されている等、請求書情報を出力する際に、その種類が明示されることは好適である。
【0209】
(具体例2)
今、yonyon株式会社の担当者(田中平蔵)が、株式会社発行物産に依頼したサービスの請求書情報(仕入明細書情報)を、自分の端末装置2に入力した、とする。
【0210】
次に、田中平蔵の端末装置2は、当該請求書情報を受け付け、当該請求書情報を含む情報を請求書処理装置1に送信する。なお、請求書情報を含む情報は、例えば、請求書画像、田中平蔵のユーザ識別子「U289」、売手識別子「株式会社発行物産」、買手識別子「yonyon株式会社」を含む、とする。
【0211】
次に、請求書処理装置1の請求書受信部121は、当該請求書情報等を受信する。次に、請求書蓄積部132は、受信された請求書情報等を取得する。また、種類決定部131は、請求書画像を画像認識し、当該請求書画像の中の宛先の会社名「yonyon株式会社」を取得する。また、種類決定部131は、受信された田中平蔵のユーザ識別子と対になる組織識別子「yonyon株式会社」を、ユーザ管理表(
図9)から取得する。次に、種類決定部131は、請求書画像の宛先と、請求書情報等を送信したユーザの組織識別子とが一致すると判断し、受信された請求書情報等に対する種類識別子「仕入明細書」を取得する。
【0212】
次に、請求書蓄積部132は、ユニークな請求書識別子「R101」を取得する。また、請求書蓄積部132は、請求書画像から金額「105,900」、日付「2021年9月24日」を取得する。また、請求書蓄積部132は、アップロード者ID「U289」、売手識別子「株式会社発行物産」、買手識別子「yonyon株式会社」を取得する。また、請求書蓄積部132は、請求書画像のファイル名「img4.png」を取得する。さらに、請求書蓄積部132は、受信された仕入明細書情報は未確認であるので、確認情報「OFF」を取得する。次に、請求書蓄積部132は、取得した情報を用いて、蓄積する請求書情報を構成し、当該情報を請求書管理表(
図10)に蓄積する。かかる請求書情報は、
図10の「ID=101」のレコードである。
【0213】
次に、支援部134は、蓄積された請求書情報に対応する種類識別子が「仕入明細書」である、と判断する。
【0214】
次に、支援部134は、受信された請求書情報の中の売手識別子「株式会社発行物産」を取得する。次に、支援部134は、当該売手識別子と対になる売手連絡先情報(ここでは、メールアドレス)を取得する。なお、売手識別子と対になる売手連絡先情報は、例えば、ユーザ管理表に格納されているが、受信された請求書情報に対応付いている等でも良い。次に、支援部134は、仕入明細書情報が受信された旨の情報である連絡情報(ここでは、電子メール)を取得する。なお、支援部134は、例えば、連絡情報の雛形を格納部11から読み出し、当該雛形に、受信された請求書情報に固有の情報(例えば、宛先、請求書画像のURL)を代入し、連絡情報を構成する。
【0215】
次に、送信部14は、取得された連絡情報を、売手連絡先情報が示す連絡先(例えば、「株式会社発行物産の発行太郎」)に送信する。
【0216】
次に、売手連絡先情報が示す連絡先の端末装置2は、連絡情報である電子メールを受信し、出力する。かかる出力例は、
図12である。
【0217】
ここで、「発行太郎」は、端末装置2に表示された
図12のURL(1201)を指示した、とする。
【0218】
すると、端末装置2は、かかるURLに対応する請求書情報の請求書送信指示を構成し、請求書処理装置1に送信する。
【0219】
次に、請求書処理装置1の指示受信部122は、端末装置2から請求書送信指示を受信する。
【0220】
次に、請求書取得部133は、URL(1201)に対応する請求書画像「img4.png」を取得する。また、請求書取得部133は、当該請求書画像と、請求書画像の確認を促すユーザインターフェースである「条件合意」ボタンとを含む画面情報を構成する。なお、「条件合意」ボタンは、仕入明細書を確認したことを示す確認フラグを入力するためのボタンである。
【0221】
次に、請求書送信部141は、当該画面情報を、請求書送信指示を送信してきた発行太郎の端末装置2に送信する。なお、当該画面情報は、請求書識別子「R101」を含む、とする。
【0222】
次に、発行太郎の端末装置2は、当該画面情報を受信し、画面を出力する。かかる画面例は、
図13である。
【0223】
そして、発行太郎は、
図13の請求書画像1301を見て、請求書の内容を確認し、「条件合意」ボタン1302を指示した、とする。
【0224】
次に、発行太郎の端末装置2は、確認フラグを受け付ける。次に、端末処理部23は、送信する確認フラグ等を構成する。なお、確認フラグ等は、当該請求書画像を識別する請求書識別子「R101」を含む。次に、端末送信部24は、構成された確認フラグ等を請求書処理装置1に送信する。
【0225】
次に、請求書処理装置1の受信部12は、確認フラグ等を受信する。次に、第二支援手段1342は、受信された確認フラグに対応する確認情報「ON」を取得する。次に、第二支援手段1342は、受信された確認フラグに対応する請求書識別子「R101」を取得する。次に、第二支援手段1342は、確認情報「ON」を、取得した請求書識別「R101」子と対にして蓄積する。かかる処理により、請求書管理表(
図10)の「ID=101」のレコードの確認情報が「OFF」から「ON」に更新される。
【0226】
以上、本具体例によれば、仕入明細書情報が受信された場合に、当該仕入明細書情報の種類識別子「仕入明細書」を蓄積し、かつ売手側に仕入明細書情報の確認を促す連絡情報を送信した。また、本具体例において、売手側から確認フラグを受信し、確認情報を蓄積された。
【0227】
(具体例3)
今、請求書処理装置1の格納部11には、第一条件「期限情報が示す日付になったこと AND 金額<10万円」が格納されている、とする。そして、請求書処理装置1の第三支援手段1343は、確認支援処理のタイミングである、と判断した、とする。
【0228】
そして、第三支援手段1343は、請求書管理表(
図10)を参照し、種類識別子が「仕入明細書」であり、かつ確認情報が「OFF」(未確認)である請求書情報を検知する。ここで、第三支援手段1343は、「ID=2」の請求書情報を検知した、とする。
【0229】
次に、第三支援手段1343は、「ID=2」の請求書情報の日付「2020年6月14日」を取得する。そして、第三支援手段1343は、日付「2020年6月14日」から、ここでは1週間後である期限情報「2020年6月21日」を取得した、とする。また、第三支援手段1343は、図示しない時計から、本日の日付「2020年6月21日」を取得した、とする。また、第三支援手段1343は、「ID=2」の請求書情報の金額「30,000」を取得する。そして、第三支援手段1343は、第一条件を満たす、と判断する。
【0230】
次に、第三支援手段1343は、「ID=2」の請求書情報に対する確認情報「ON」を取得する。次に、第三支援手段1343は、「ID=2」の請求書情報に含まれる確認情報を「ON」に更新する。
【0231】
以上、本具体例によれば、第一条件を満たす請求書情報の確認情報が、自動的に「ON」に変更された。
【0232】
(具体例4)
今、請求書処理装置1の格納部11には、第一条件「期限情報が示す日付になったこと AND 金額<2万円」、および第二条件「期限情報が示す日付になったこと AND 金額<=2万円」が格納されている、とする。そして、請求書処理装置1の第三支援手段1343は、確認支援処理のタイミングである、と判断した、とする。
【0233】
そして、第三支援手段1343は、請求書管理表(
図10)を参照し、種類識別子が「仕入明細書」であり、かつ確認情報が「OFF」(未確認)である請求書情報を検知する。ここで、第三支援手段1343は、「ID=2」の請求書情報を検知した、とする。
【0234】
次に、第三支援手段1343は、「ID=2」の請求書情報の日付「2020年6月14日」を取得する。そして、第三支援手段1343は、日付「2020年6月14日」から、ここでは1週間後である期限情報「2020年6月21日」を取得した、とする。また、第三支援手段1343は、図示しない時計から、本日の日付「2020年6月21日」を取得した、とする。また、第三支援手段1343は、「ID=2」の請求書情報の金額「30,000」を取得する。そして、第三支援手段1343は、取得した情報に基づいて、第一条件を満たさず、第二条件を満たす、と判断する。
【0235】
次に、第三支援手段1343は、「ID=2」の請求書情報と対になる売手識別子「発行物産株式会社」を取得する。次に、第三支援手段1343は、当該売手識別子と対になる売手連絡先情報(例えば、発行物産株式会社の担当者のメールアドレス)を格納部11から取得した、とする。
【0236】
次に、第三支援手段1343は、「ID=2」の請求書情報の確認を行うことのリマインド情報「以下の仕入明細書を確認してください。 URL1」を取得する。なお、URL1は、「ID=2」の請求書情報へのリンクの情報である。また、第三支援手段1343は、手段1343は、「ID=2」の請求書情報の確認を行うことのリマインド情報の雛形を格納部11から取得し、当該雛形が有するURLの領域に、取得した請求書情報へのリンクの情報を書き込んだ、とする。
【0237】
次に、第三支援手段1343は、取得したリマインド情報を取得した売手連絡先情報が示す連絡先に送信する。なお、送信されたリマインド情報には、請求書識別子「R002」が対応付いている。
【0238】
次に、発行物産株式会社の担当者の端末装置2は、電子メールであるリマインド情報を受信し、出力する。かかる出力は、「以下の仕入明細書を確認してください。 URL1」を含む。
【0239】
そして、発行物産株式会社の担当者は、かかるリマインド情報に対して、仕入明細書情報を確認し、確認情報を有する電子メール(例えば、「確認しました。」を含む電子メール)を、リプライする、とする。なお、かかる電子メールには、請求書識別子「R002」が対応付いている。
【0240】
すると、請求書処理装置1のメール受信部123は、「確認しました。」を含み、請求書識別子「R002」が対応付いている電子メールを受信する。
【0241】
次に、処理部13は、受信された電子メールを取得する。次に、処理部13は、取得した電子メールに対応する請求書識別子「R002」を取得する。次に、処理部13は、請求書識別子「R002」と対にして、取得した電子メールを蓄積する。
【0242】
次に、第一支援手段1341は、得された電子メールを解析し、「確認しました。」から確認したことを示す情報を含むと判断し、当該電子メールが確認メールである、と判断する。次に、第一支援手段1341は、請求書識別子「R002」で識別される仕入明細書に対する確認情報「ON」を取得する。そして、第一支援手段1341は、請求書識別子「R002」と対にして、確認情報「ON」を、請求書管理表に蓄積する。かかる処理により、請求書識別子「R002」と対になる確認情報が「ON」に更新された。
【0243】
以上、本具体例において、確認が未完了である仕入明細書情報に対するリマインド処理を行える。
【0244】
以上、本実施の形態によれば、仕入明細書と通常請求書とを区別可能に蓄積することにより、仕入明細書に対して、適切な処理を行える。
【0245】
また、本実施の形態によれば、仕入明細書の売手による確認を支援できる。
【0246】
また、本実施の形態によれば、仕入明細書の売手による確認を、複数の手段により、適切に支援できる。なお、複数の手段は、例えば、電子メールによる手段、オンラインシステムによる手段である。
【0247】
また、本実施の形態によれば、仕入明細書の内容の確認の期限を設けることにより、仕入明細書の売手による確認を適切に支援できる。
【0248】
また、本実施の形態によれば、仕入明細書の内容の確認の期限に対応する時までに売手が仕入明細書を確認しなかった場合に、自動的に仕入明細書を確認したこととすることにより、取引の進捗を促進できる。
【0249】
また、本実施の形態によれば、仕入明細書の内容の確認の期限に対応する時に、売手に対して、仕入明細書の内容の確認のリマインドができる。
【0250】
また、本実施の形態によれば、仕入明細書の内容の確認の期限に対応する時までに売手が仕入明細書を確認しなかった場合に、自動確認処理と行うか、リマインド処理を行うかを適切に制御できる。
【0251】
さらに、本実施の形態によれば、端末装置2において、請求書の種類を明示できる。
【0252】
なお、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における請求書処理装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、買手が発行する請求書情報である仕入明細書情報、売手が発行する請求書情報である通常請求書情報を含む2種類以上の請求書情報を受信する請求書受信部と、前記請求書受信部が受信した前記請求書情報が、仕入明細書情報、通常請求書情報を含む2以上の種類のうち、いずれの種類かを決定する種類決定部と、前記種類決定部が決定した前記種類を区別可能に、前記請求書受信部が受信した前記請求書情報を、請求書情報を有する1以上の管理情報を格納する請求書管理部に蓄積する請求書蓄積部として機能させるためのプログラムである。
【0253】
また、
図14は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の請求書処理装置1等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。
図14は、このコンピュータシステム300の概観図であり、
図15は、システム300のブロック図である。
【0254】
図14において、コンピュータシステム300は、CD-ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
【0255】
図15において、コンピュータ301は、CD-ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、CD-ROMドライブ3012等に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
【0256】
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の請求書処理装置1等の機能を実行させるプログラムは、CD-ROM3101に記憶されて、CD-ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD-ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
【0257】
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の請求書処理装置1等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
【0258】
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
【0259】
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0260】
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
【0261】
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0262】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0263】
以上のように、本発明にかかる請求書処理装置1は、仕入明細書に対して、適切な処理を行えるという効果を有し、請求書情報を管理するサーバ等として有用である。
【符号の説明】
【0264】
A 情報システム
1 請求書処理装置
2 端末装置
11 格納部
12 受信部
13 処理部
14 送信部
21 端末格納部
22 端末受付部
23 端末処理部
24 端末送信部
25 端末受信部
26 端末出力部
111 請求書管理部
121 請求書受信部
122 指示受信部
123 メール受信部
131 種類決定部
132 請求書蓄積部
133 請求書取得部
134 支援部
141 請求書送信部
1341 第一支援手段
1342 第二支援手段
1343 第三支援手段
1344 第四支援手段