(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024033683
(43)【公開日】2024-03-13
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20240306BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022137421
(22)【出願日】2022-08-31
(71)【出願人】
【識別番号】512301352
【氏名又は名称】週四日株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100150843
【弁理士】
【氏名又は名称】松嶋 芳弘
(72)【発明者】
【氏名】イープ・ゼン
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】ユーザが希望する条件に合致した料理のレシピ情報とともに当該料理に適合する酒類に関する情報を提供する。
【解決手段】情報処理装置2は、料理のレシピに関するレシピ情報を記憶するレシピ情報データベース33と、酒類に関する酒類情報を記憶する酒類情報データベース35と、ユーザが希望する条件に合致したレシピ情報をレシピ情報データベース33から抽出して提供する情報提供部26と、を備える。レシピ情報データベース33は、各前記料理に適合する酒類を識別する情報が記憶可能に構成されている。情報提供部26は、抽出したレシピ情報に酒類を識別する情報が含まれている場合には、酒類情報データベース35から酒類を識別する情報に対応する酒類情報を読み出し、レシピ情報とともに提供する。
【選択図】
図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
料理のレシピに関するレシピ情報を記憶するレシピ情報記憶部と、
酒類に関する酒類情報を記憶する酒類情報記憶部と、
ユーザが希望する条件に合致した前記レシピ情報を前記レシピ情報記憶部から抽出して提供する情報提供部と、を備え、
前記レシピ情報記憶部は、各前記料理に適合する酒類を識別する情報が記憶可能に構成され、
前記情報提供部は、抽出した前記レシピ情報に前記酒類を識別する情報が含まれている場合には、前記酒類情報記憶部から前記酒類を識別する情報に対応する前記酒類情報を読み出し、前記レシピ情報とともに提供する情報処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記酒類情報記憶部は、各前記酒類に適合する前記料理の前記レシピを識別する情報が記憶可能に構成され、
前記情報提供部は、前記ユーザが希望する条件に合致した前記酒類情報を前記酒類情報記憶部から抽出し、抽出した前記酒類情報に前記レシピを識別する情報が含まれている場合には、前記レシピ情報記憶部から前記レシピを識別する情報に対応する前記レシピ情報を読み出し、前記酒類情報とともに提供する情報処理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記料理に適合する酒類には、前記料理に使用される食材、前記料理に使用される調味料、前記料理の味、前記料理の料理法のそれぞれに適合する酒類が含まれる情報処理装置。
【請求項4】
請求項1に記載の情報処理装置において、
嗜好酒類を含む前記ユーザに関するユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部をさらに備え、
前記情報提供部は、前記ユーザについて前記ユーザ情報記憶部を参照して、前記嗜好酒類に合致した前記酒類情報を提供する情報処理装置。
【請求項5】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記ユーザにより投稿された、又は、外部サーバに接続して取得した、前記レシピ情報に基づいて、前記料理に適合する前記酒類を識別する情報を前記レシピ情報記憶部に記憶する適合酒類登録部をさらに備える情報処理装置。
【請求項6】
請求項5に記載の情報処理装置において、
前記適合酒類登録部は、前記レシピ情報記憶部に記憶された各前記レシピ情報の各前記レシピから作製される各前記料理と、前記酒類情報記憶部に記憶された各前記酒類情報の各前記酒類とが適合するか否かについて機械学習により判定し、前記レシピ情報記憶部に記憶された前記レシピ情報に、適合すると判定した前記酒類の前記酒類を識別する情報を含ませる情報処理装置。
【請求項7】
コンピューターにより料理のレシピに関する情報及びこれに関連する情報を処理する情報処理方法であって、
前記コンピューターは、前記料理の前記レシピに関するレシピ情報を記憶するレシピ情報記憶部と、酒類に関する酒類情報を記憶する酒類情報記憶部と、情報提供部と、を備え、
前記レシピ情報記憶部は、各前記料理に適合する酒類を識別する情報が記憶可能に構成され、
前記コンピューターは、
前記情報提供部が、ユーザが希望する条件に合致した前記レシピ情報を前記レシピ情報記憶部から抽出し、抽出した前記レシピ情報に前記酒類を識別する情報が含まれている場合には、前記酒類情報記憶部から前記酒類を識別する情報に対応する前記酒類情報を読み出し、前記レシピ情報とともに提供するステップ、を実施する
情報処理方法。
【請求項8】
コンピューターにより読み込み実行される情報処理プログラムであって、
前記コンピューターを、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の情報処理装置として機能させる
情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、料理のレシピに関する情報及びこれに関連する情報を処理する情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
忙しい現代社会では、毎日食べる料理のレシピを考える時間を短縮したいという要望が高まっている。このような要望に応えるために、従来、ユーザに料理のレシピに関する情報を提供する技術が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1に記載されたレシピ提案装置は、ユーザに関するユーザ情報を格納するユーザデータベースと、料理のレシピに関するレシピ情報を格納するレシピデータベースと、ユーザ情報及びレシピ情報に基づいて、ユーザへ提案するレシピを抽出するレシピ抽出部とを備えている。
【0004】
ユーザ情報は、ユーザごとに設定されたユーザパラメータ(例えば、食材に対する嗜好、摂取を希望する栄養素及び当該栄養素の1食分に必要な量)を有している。レシピ情報は、料理ごとに設定されたレシピパラメータ(例えば、各食材が含まれる程度を示す食材スコア、各栄養素が含まれる程度を示す栄養素スコア)を有している。レシピ抽出部は、ユーザパラメータとレシピパラメータとの適合度を算出し、適合度の高いレシピを抽出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載されたレシピ提案装置では、各料理に適合するワインや日本酒等の酒類に関する情報については提供されない。
この点、酒類を製造又は販売する会社のウェブサイトには、運営者又は投稿者が各酒類に適合すると推奨する料理について個別に記載されている。また、SNS(Social Networking Service)を提供するフロータイプのウェブサイトや、投稿者が日記風に情報を追加するブログタイプのウェブサイトには、投稿者自身が作製した料理に適合する酒類を紹介する文が記載されている。
しかし、前記レシピ提案装置によって提案されたレシピの料理に適合する酒類をさらに検索するのでは、手間暇がかかり面倒である。
【0007】
本発明は、ユーザが希望する条件に合致した料理のレシピ情報とともに当該料理に適合する酒類に関する情報を提供することが可能な情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る情報処理装置は、料理のレシピに関するレシピ情報を記憶するレシピ情報記憶部と、酒類に関する酒類情報を記憶する酒類情報記憶部と、ユーザが希望する条件に合致した前記レシピ情報を前記レシピ情報記憶部から抽出して提供する情報提供部と、を備え、前記レシピ情報記憶部は、各前記料理に適合する酒類を識別する情報が記憶可能に構成され、前記情報提供部は、抽出した前記レシピ情報に前記酒類を識別する情報が含まれている場合には、前記酒類情報記憶部から前記酒類を識別する情報に対応する前記酒類情報を読み出し、前記レシピ情報とともに提供する。
【0009】
本発明に係る情報処理装置において、前記酒類情報記憶部は、各前記酒類に適合する前記料理の前記レシピを識別する情報が記憶可能に構成され、前記情報提供部は、前記ユーザが希望する条件に合致した前記酒類情報を前記酒類情報記憶部から抽出し、抽出した前記酒類情報に前記レシピを識別する情報が含まれている場合には、前記レシピ情報記憶部から前記レシピを識別する情報に対応する前記レシピ情報を読み出し、前記酒類情報とともに提供する。
【0010】
本発明に係る情報処理装置において、前記料理に適合する酒類には、前記料理に使用される食材、前記料理に使用される調味料、前記料理の味、前記料理の料理法のそれぞれに適合する酒類が含まれる。
【0011】
本発明に係る情報処理装置において、嗜好酒類を含む前記ユーザに関するユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部をさらに備え、前記情報提供部は、前記ユーザについて前記ユーザ情報記憶部を参照して、前記嗜好酒類に合致した前記酒類情報を提供する。
【0012】
本発明に係る情報処理装置において、前記ユーザにより投稿された、又は、外部サーバに接続して取得した、前記レシピ情報に基づいて、前記料理に適合する前記酒類を識別する情報を前記レシピ情報記憶部に記憶する適合酒類登録部をさらに備える。
【0013】
本発明に係る情報処理装置において、前記適合酒類登録部は、前記レシピ情報記憶部に記憶された各前記レシピ情報の各前記レシピから作製される各前記料理と、前記酒類情報記憶部に記憶された各前記酒類情報の各前記酒類とが適合するか否かについて機械学習により判定し、前記レシピ情報記憶部に記憶された前記レシピ情報に、適合すると判定した前記酒類の前記酒類を識別する情報を含ませる。
【0014】
本発明に係る情報処理方法は、コンピューターにより料理のレシピに関する情報及びこれに関連する情報を処理する情報処理方法であって、前記コンピューターは、前記料理の前記レシピに関するレシピ情報を記憶するレシピ情報記憶部と、酒類に関する酒類情報を記憶する酒類情報記憶部と、情報提供部と、を備え、前記レシピ情報記憶部は、各前記料理に適合する酒類を識別する情報が記憶可能に構成され、前記コンピューターは、前記情報提供部が、ユーザが希望する条件に合致した前記レシピ情報を前記レシピ情報記憶部から抽出し、抽出した前記レシピ情報に前記酒類を識別する情報が含まれている場合には、前記酒類情報記憶部から前記酒類を識別する情報に対応する前記酒類情報を読み出し、前記レシピ情報とともに提供するステップ、を実施する。
【0015】
本発明に係る情報処理プログラムは、コンピューターにより読み込み実行される情報処理プログラムであって、前記コンピューターを、本発明に係るいずれかの情報処理装置として機能させる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、ユーザが希望する条件に合致した料理のレシピ情報とともに当該料理に適合する酒類に関する情報を提供することができる。また、ユーザが希望する条件に合致した酒類の酒類情報とともに当該酒類に適合する料理のレシピ情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。
【
図2】
図1に示す情報処理システムを構成する情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【
図3】情報処理装置の記憶部に記憶されるユーザ情報データベースの構成の一例を示す図である。
【
図4】情報処理装置の記憶部に記憶されるレシピ情報データベースの構成の一例を示す図である。
【
図5】情報処理装置の記憶部に記憶される食材情報データベースの構成の一例を示す図である。
【
図6】情報処理装置の記憶部に記憶される酒類情報データベースの構成の一例を示す図である。
【
図7】
図1に示す情報処理システムを構成するユーザ端末の概略構成を示すブロック図である。
【
図8】本発明の一実施形態に係る情報処理方法のレシピ情報提供処理を表すフローチャートである。
【
図9】本発明の一実施形態に係る情報処理方法のレシピ情報提供処理を表すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
1.一実施形態
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理システム1の構成を示すブロック図である。一実施形態に係る情報処理システム1は、1台の情報処理装置2と、複数台のユーザ端末3と、複数台の外部サーバ4とが、インターネット等のネットワーク5を介して接続されて構成されている。
【0019】
[情報処理装置2の構成]
図2は、
図1に示す情報処理システム1を構成する情報処理装置2の概略構成を示すブロック図である。この情報処理装置2は、レシピ情報等を提供する、あるウェブサイトの運営者によって管理されるものとする。当該ウェブサイトには、ユーザ端末3の入力部44(
図7参照)を操作して、ブラウザを起動して当該ウェブサイトのURL(Uniform Resource Locator)アドレス若しくはサイト名等を入力することにより、又は、当該ウェブサイトが配布するアプリケーションをユーザ端末3にインストールした後当該アプリケーションを起動することにより、アクセス可能になるものとする。
【0020】
情報処理装置2は、コンピューターにより構成され、通信部11と、制御部12と、記憶部13と、等を含んで構成されている。
通信部11は、例えば、LAN(Local Area Network)等を介してネットワーク5に接続可能であり、各ユーザ端末3及び各外部サーバ4等と通信する。
【0021】
[制御部12の機能構成]
制御部12は、CPU(Central Processing Unit)等の演算回路、RAM(Random Access Memory)等の記憶回路により構成されている。制御部12は、記憶部13のプログラム記憶エリア31に記憶されている情報処理プログラムをRAMに展開し、RAMに展開されたプログラムとの協働により各種処理を実行する。
【0022】
そして、制御部12は、記憶部13のプログラム記憶エリア31に記憶されている情報処理プログラムを読み込み実行することにより、
図2に示すように、ユーザ登録部21、レシピ情報登録部22、食材情報登録部23、酒類情報登録部24、適合酒類登録部25及び情報提供部26等として機能する。
【0023】
なお、本実施形態では、1台の情報処理装置2により構成され、制御部12がユーザ登録部21、レシピ情報登録部22、食材情報登録部23、酒類情報登録部24、適合酒類登録部25及び情報提供部26として機能する例を示すが、これに限定されない。例えば、通信可能に接続された複数台のサーバによって本発明の情報処理装置が構成されていても良く、この場合、各機能に対応したサーバを設けることで、処理負荷の軽減を図ることができる。
【0024】
ユーザ登録部21は、各ユーザ端末3から送信される各ユーザのユーザ情報を取得し、ユーザIDに対応づけて記憶部13のユーザ情報データベース32に記憶する。
【0025】
レシピ情報登録部22は、当該ウェブサイト運営者が当該ウェブサイト起ち上げ前に予め取得した又は当該ウェブサイト起ち上げ後随時取得するレシピ情報に個別のレシピ番号を付与してレシピ情報データベース33に記憶する。また、レシピ情報登録部22は、各ユーザが自己のユーザ端末3を用いて料理のレシピに関するレシピ情報を投稿した場合には、当該レシピ情報に個別のレシピ番号を付与してレシピ情報データベース33に記憶する。
【0026】
食材情報登録部23は、当該ウェブサイト運営者が当該ウェブサイト起ち上げ前に予め取得した又は当該ウェブサイト起ち上げ後随時取得する食材情報に個別の食材番号を付与して食材情報データベース34に記憶する。また、食材情報登録部23は、各ユーザが自己のユーザ端末3を用いて食材に関する食材情報を投稿した場合には、当該食材情報に個別の食材番号を付与して食材情報データベース34に記憶する。
【0027】
酒類情報登録部24は、当該ウェブサイト運営者が当該ウェブサイト起ち上げ前に予め取得した又は当該ウェブサイト起ち上げ後随時取得する酒類情報に個別の酒類番号を付与して酒類情報データベース35に記憶する。また、酒類情報登録部24は、各ユーザが自己のユーザ端末3を用いて酒類に関する酒類情報を投稿した場合には、当該酒類情報に個別の酒類番号を付与して酒類情報データベース35に記憶する。
【0028】
適合酒類登録部25は、当該ウェブサイト運営者が当該ウェブサイト起ち上げ前に予め取得した又は当該ウェブサイト起ち上げ後随時取得する、各料理に適合する酒類の酒類番号を、各料理のレシピ情報のレシピ番号に対応づけてレシピ情報データベース33に適合酒類番号として記憶する。
【0029】
また、各ユーザが自己のユーザ端末3を用いて料理のレシピに関するレシピ情報とともに、当該料理に適合する酒類に関する酒類情報を投稿した場合、適合酒類登録部25は、レシピ情報をレシピ情報登録部22に指示してレシピ情報データベース33に記憶させ、酒類情報を酒類情報登録部24に指示して酒類情報データベース35に記憶させ、前記酒類情報の酒類番号を、前記料理のレシピ情報のレシピ番号に対応づけてレシピ情報データベース33に適合酒類番号として記憶する。
【0030】
情報提供部26は、各ユーザ端末3から送信される各ユーザが希望するレシピの条件に基づいて、希望に合致したレシピ情報をレシピ情報データベース33から抽出し、当該ユーザのユーザ端末3に提供する。また、情報提供部26は、当該レシピ情報に適合酒類番号が含まれている場合には、酒類情報データベース35から当該酒類番号に対応する酒類情報を読み出し、レシピ情報とともに前記ユーザのユーザ端末3に提供する。
【0031】
[記憶部13の構成]
記憶部13は、例えば半導体メモリ、ハードディスク等により構成されたデータ記憶装置である。この記憶部13は、情報処理装置2を制御するための情報処理プログラム(ソフトウェア)が記憶されるプログラム記憶部(プログラム記憶エリア31)、ユーザ情報記憶部(ユーザ情報データベース32)、レシピ情報記憶部(レシピ情報データベース33)、食材情報記憶部(食材情報データベース34)及び酒類情報記憶部(酒類情報データベース35)等を備えている。
【0032】
なお、ここでは、情報処理装置2の記憶部13に、ユーザ情報データベース32、レシピ情報データベース33、食材情報データベース34及び酒類情報データベース35が設けられている例を示すが、情報処理装置2とネットワーク5を介して通信可能に接続された他のデータサーバやクラウドストレージに、これらのデータベース(DB)が設けられており、適宜必要なデータをダウンロードする構成としてもよい。前記他のデータサーバは、
図1に示す外部サーバ4でもよい。
【0033】
[ユーザ情報データベース32に記憶される情報]
図3は、情報処理装置2の記憶部13に記憶されるユーザ情報データベース32の構成の一例を示す図である。
ユーザ情報データベース32は、各ユーザの特徴を示すユーザ情報を記憶するデータベースである。ユーザ情報には、例えば、ユーザID、ユーザ名、年齢、嗜好食材などが含まれる。
【0034】
ユーザIDは、各ユーザを識別するための情報であり、各ユーザにそれぞれ異なる情報が付与される。ユーザIDは、例えば、各ユーザが有するメールアドレスでも良い。ユーザ名は、例えば、ユーザの実名、仮名やハンドルネームである。持病等は、各ユーザが現在患っている病気、妊娠、怪我など、食する料理の栄養素が当該ユーザの体に影響を与えるようなものが含まれる。
【0035】
嗜好食材は各ユーザが好きな食材、嗜好しない食材は各ユーザが嫌いな食材、アレルギー食材は当該ユーザが当該食材を食べたり、触れたりした後にアレルギー反応があらわれる食材、嗜好酒類は各ユーザが好きな酒類である。
【0036】
料理の習熟度は、最も低い「1」から最も高い「5」までの5段階で各ユーザの料理の習熟度を表したものである。料理の習熟度は、後述するユーザ登録の際にユーザ自らが自らの判断で又は予め定められた評価基準に基づいて入力する。また、料理の習熟度は、後述する料理の難易度と一対一に対応しているものとする。
使用レシピ番号は、当該ユーザがこれまでに使用したレシピに対応付けられた番号である。
【0037】
[レシピ情報データベース33に記憶される情報]
図4は、情報処理装置2の記憶部13に記憶されるレシピ情報データベース33の構成の一例を示す図である。
レシピ情報データベース33は、料理を完成させるためのレシピのレシピ情報を記憶するデータベースである。レシピ情報には、例えば、レシピ番号、料理名、カロリー、一人分の材料及び分量などが含まれる。
【0038】
レシピ番号は、レシピ情報を識別するための情報であり、各レシピ情報にそれぞれ異なる番号が付与される。レシピ番号は、例えば、レシピ情報データベース33に記憶された順に付与したり、料理の分野(例えば、日本料理、イタリア料理、ファストフードなど)や食事の目的(例えば、疲労回復、ダイエット、筋肉増強など)ごとにグループ分けして付与したりしてもよい。
料理名は、例えば、レシピ情報に基づいて完成される料理を識別するための情報であり、各レシピ情報にそれぞれ異なる料理名が付与される。料理名は、レシピ情報の投稿者又はウェブサイト運営者によって命名されてもよいが、同一名(例えば、「青椒肉絲」など)で複数の投稿があった場合にはウェブサイト運営者が副題(例えば、「青椒肉絲(時短)」、「青椒肉絲(本格派)」など)を追加してもよい。
【0039】
カロリー及び五大栄養素は、当該料理の一人分のカロリー及び五大栄養素(タンパク質、脂質、糖質、ミネラル、ビタミン)の数値である。
調理時間(分)は、料理の習熟度が標準的な「3」である者が調理した場合にかかる時間である。
材料及び分量(1人分)は当該料理を完成させるのに必要な材料の種類及び分量である。
代用品は材料及び分量(1人分)の欄に記載された材料の一部に変わって用いることができる品を表している。例えば、レシピ番号「R0015」の代用品「厚揚げ、高野豆腐」は、材料及び分量(1人分)の欄においてアンダーラインが付されている牛肉/豚肉の代用品である。この例では、ユーザが宗教、菜食主義、節約又はダイエットその他の理由で牛肉又は豚肉を食することができない場合に厚揚げ又は高野豆腐を用いれば「青椒肉絲」を食することができる。
【0040】
費用(円/人)は、当該料理一人分を作製するのに必要な費用である。この費用(円/人)は、レシピ情報登録部22が定期的に更新することが好ましい。具体的には、食材情報登録部23が定期的に各食材の値段を調査して、後述する食材情報データベース34の各食材の平均価格(円/100g)を更新するので、この更新された各食材の平均価格(円/100g)を用いてレシピ情報登録部22が費用(円/人)を更新する。
【0041】
作り方は、材料の下ごしらえから料理の完成に至るまでを時系列で表した調理手順である。この作り方には、調理手順を箇条書きで表す文字列の他、調理者が実際に調理している様子を表す動画像や、途中及び完成後の料理を表す静止画像も含まれる。
【0042】
料理の難易度は、最も簡単な「1」から最も難しい「5」までの5段階で当該料理を調理する際の難易度を表したものである。料理の難易度は、当該レシピ情報を投稿したユーザ自らが自らの判断で又は予め定められた評価基準に基づいて入力する。前述したように、料理の難易度と料理の習熟度とは一対一に対応しており、情報提供部26が各レシピ情報をユーザ端末3に提供する際、当該料理の難易度と提供を受けるユーザの料理の習熟度とが同一の段階である場合には標準的な作り方を提供し、当該料理の難易度が提供を受けるユーザの料理の習熟度より高い場合には標準的な作り方よりも詳細な作り方を提供し、当該料理の難易度が提供を受けるユーザの料理の習熟度より低い場合には標準的な作り方よりも簡単な作り方又は材料及び分量のみを提供するように構成してもよい。
【0043】
適合酒類番号は、適合酒類登録部25が当該料理に適合するとして登録した酒類の酒類番号である。
採用回数は、当該レシピが各ユーザによって採用された回数である。
ユーザのコメントは、当該レシピを投稿したユーザ又は当該レシピを採用したユーザによって投稿された感想等のコメントである。なお、このユーザのコメントに当該レシピの料理を食する際に飲んで合うとして薦める酒類の種類、名称等が含まれている場合には、適合酒類登録部25は、当該酒類の酒類番号を前記適合酒類番号として登録する。
季節は、当該レシピに使用されている主要食材が最も美味しい時期を表している。
【0044】
[食材情報データベース34に記憶される情報]
図5は、情報処理装置2の記憶部13に記憶される食材情報データベース34の構成の一例を示す図である。
食材情報データベース34は、料理に使用される各食材の食材情報を記憶するデータベースである。食材情報には、例えば、食材番号、食材名、平均価格、カロリーなどが含まれる。
【0045】
食材番号は、食材情報を識別するための情報であり、各食材情報にそれぞれ異なる番号が付与される。食材番号は、例えば、食材情報データベース34に記憶された順に付与したり、食材の種類(例えば、肉類、魚介類、野菜・果物類、乾物・海藻類、きのこ・山菜類、卵類、いも類など)ごとにグループ分けして付与したりしてもよい。
平均価格(円/100g)は、当該食材100g当たりの平均価格である。この平均価格(円/100g)は、食材情報登録部23が定期的に各食材の値段を調査して更新することが好ましい。
【0046】
カロリー、タンパク質、脂質、糖質、塩分、・・・及びビタミンAは、当該食材の単位当たりのカロリー及び各栄養素の含有量である。
使用レシピ番号は、当該食材が使用されているレシピのレシピ情報に付与されているレシピ番号である。
旬は、当該食材が養殖や人工栽培などではなく、天然物、露地物である場合に最も美味しい時期を表している。
【0047】
[酒類情報データベース35に記憶される情報]
図6は、情報処理装置2の記憶部13に記憶される酒類情報データベース35の構成の一例を示す図である。
酒類情報データベース35は、料理に適合する各酒類の酒類情報を記憶するデータベースである。酒類情報には、例えば、酒類番号、種類、名称、産地、平均価格などが含まれる。
【0048】
酒類番号は、酒類情報を識別するための情報であり、各酒類情報にそれぞれ異なる番号が付与される。酒類番号は、例えば、酒類情報データベース35に記憶された順に付与したり、酒類の種類(例えば、赤ワイン、白ワイン、日本酒など)ごとにグループ分けして付与したりしてもよい。種類は、酒類の種類である。名称は、各酒類に付与されている名称である。産地は、各酒類が生産された土地の名称である。生産年は、各酒類が生産された年である。アルコール度数は、各酒類の製造会社によって公表されているアルコール度数である。
【0049】
甘辛度は、各酒類の製造会社によって公表されている甘口、辛口などを表す言葉である。平均価格(円)は、当該酒類の1瓶当たりの平均価格である。価格の右隣に記載した数値は1瓶当たりの容量である。この平均価格(円)は、酒類情報登録部24が定期的に各酒類の値段を調査して更新することが好ましい。
【0050】
採用回数は、当該酒類が推奨されたレシピとともにユーザによって採用された回数である。
ユーザのコメントは、当該酒類を採用したユーザによって投稿された感想等のコメントである。
【0051】
[ユーザ端末3の構成]
図7は、ユーザ端末3の概略構成を示すブロック図である。
ユーザ端末3は、各ユーザが保有する端末装置であり、例えば、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピューター等のコンピューターにより構成されている。
【0052】
このユーザ端末3は、通信部41と、制御部42と、記憶部43と、入力部44と、表示部45と、等を含んで構成されている。
通信部41は、例えば、LAN等を介してネットワーク5に接続可能であり、情報処理装置2及び各外部サーバ4等と通信する。通信部41は、情報処理装置2により送信された情報を受信した場合、受信した情報を制御部42へ供給する。また、通信部41は、制御部42の指示に従って、情報処理装置2及び各外部サーバ4等へ情報を送信する。
【0053】
制御部42は、CPU等の演算回路、RAM等の記憶回路により構成されている。制御部42は、記憶部43に記憶されている情報処理プログラムをRAMに展開し、RAMに展開されたプログラムとの協働により各種処理を実行する。プログラムは、例えば、ネットワーク5を介してアプリケーションサーバからダウンロードされてもよいし、ユーザ端末3にプリインストールされていてもよい。制御部42は、ユーザにより入力された情報を通信部41を介して情報処理装置2へ送信したり、情報処理装置2から通信部41を介して受信した情報を表示部45に表示させたりする。
【0054】
記憶部43は、例えば、フラッシュメモリ、ROM(Read Only Memory)、RAM、SDカード、HDD(Hard Disc Drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性の記憶媒体と、レジスタ等の揮発性の記憶媒体等により実現される。
【0055】
入力部44は、例えば、ボタン、キーボード、マウス、マイク、タッチパネル、カメラ等のユーザインターフェースである。また、入力部44は、例えば、音声による入力やカメラによる画像入力を受け付けるものであってもよい。なお、表示部45がタッチパネルである場合、入力部44の一部は表示部45と一体として形成される。カメラによる画像入力の場合、ユーザが入力部44を用いて料理、食材、酒類等を撮影し、撮影された画像データを検索条件の1つとして情報処理装置2に送信することが考えられる。この場合、情報処理装置2は、複数の外部サーバ4にアクセスして、受信した画像データに基づいて当該料理、当該食材、当該酒類等の画像検索をして当該料理、当該食材、当該酒類等が具体的にどのようなものであるのかを判定する。
【0056】
表示部45は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどの表示装置である。表示部45は、制御部42から供給される情報に基づいて文字や画像等を表示する。
【0057】
[情報処理方法]
次に、上記構成の情報処理システム1における情報処理方法について説明する。
[ユーザ登録処理]
ユーザ登録処理では、各ユーザからユーザ登録の要求があるごとに、ユーザ登録部21は、ネットワーク5を介して各ユーザ端末3と接続することにより、各ユーザ端末3から送信される各ユーザのユーザ情報を取得し、ユーザIDに対応づけてユーザ情報データベース32に記憶する。
【0058】
ユーザIDは当該ウェブサイト運営者がユーザ情報データベース32への記憶順に又は所定の規則に基づいて付与してもよいし、既に登録したユーザのユーザIDと重複しない場合にはユーザが希望するものをそのまま登録し、重複する場合には変更を促すようにしてもよい。ユーザ名についても同様である。
【0059】
図3に示すユーザ情報の各項目は新規のユーザ登録時にすべて登録する必要はなく、後日登録してもよく、一旦登録したものを後日変更してもよい。また、ユーザ情報は、
図3に示す各項目に限らず、携帯電話番号や、当該ウェブサイトを利用する際に発生する料金を決済するための決済情報(例えば、クレジットカード番号、名義、カード有効期限など)等も含まれる。
【0060】
[レシピ情報登録処理]
レシピ情報登録処理では、レシピ情報登録部22は、当該ウェブサイト運営者が当該ウェブサイト起ち上げ前に予め取得したレシピ情報に個別のレシピ番号を付与してレシピ情報データベース33に記憶する。また、レシピ情報登録部22は、各ユーザが自己のユーザ端末3を用いて料理のレシピに関するレシピ情報を投稿した場合には、当該レシピ情報に個別のレシピ番号を付与してレシピ情報データベース33に記憶する。
【0061】
さらに、レシピ情報登録部22は、定期的又は不定期に、ネットワーク5を介してレシピ情報を提供する他のウェブサイト(例えば、レシピ投稿サイト)に関するデータが記憶されている外部サーバ4に接続することにより、当該他のウェブサイトに掲載されているレシピ情報を取得し、当該レシピ情報に個別のレシピ番号を付与してレシピ情報データベース33に記憶する。
【0062】
前記「他のウェブサイト」には、情報をストックするストックタイプのウェブサイト(いわゆるホームページ)だけでなく、SNSを提供するフロータイプのウェブサイト、投稿者が日記風に情報を追加するブログタイプのウェブサイトも含まれる。[食材情報登録処理]、[酒類情報登録処理]及び[適合酒類情報登録処理]に記載する「他のウェブサイト」は、前記した「他のウェブサイト」と同様の意味で用いている。
【0063】
レシピ情報登録部22は、例えば、当該他のウェブサイトのテキストデータ等から、データマイニング(data mining)、ウェブスクレイピング(web scraping)、機械学習又は人工知能(AI:artificial intelligence)等の手法の少なくとも1つを用いてレシピ情報を取得し、取得したレシピ情報を処理する。後述するように、食材情報登録部23、酒類情報登録部24及び適合酒類登録部25が、定期的又は不定期に、他のウェブサイトに掲載されている食材情報、酒類情報及び適合酒類情報をそれぞれ取得し、取得した食材情報、酒類情報及び適合酒類情報をそれぞれ処理する場合にも前記した手法と同様の手法を用いる。
【0064】
[食材情報登録処理]
食材情報登録処理では、食材情報登録部23は、当該ウェブサイト運営者が当該ウェブサイト起ち上げ前に予め取得した食材情報に個別の食材番号を付与して食材情報データベース34に記憶する。また、食材情報登録部23は、各ユーザが自己のユーザ端末3を用いて食材に関する食材情報を投稿した場合には、当該食材情報に個別の食材番号に付与して食材情報データベース34に記憶する。
【0065】
さらに、食材情報登録部23は、定期的又は不定期に、ネットワーク5を介して食材情報を提供する他のウェブサイトに関するデータが記憶されている外部サーバ4に接続することにより、当該他のウェブサイトに掲載されている食材情報を取得し、当該食材情報に個別の食材番号を付与して食材情報データベース34に記憶する。
【0066】
[酒類情報登録処理]
酒類情報登録処理では、酒類情報登録部24は、当該ウェブサイト運営者が当該ウェブサイト起ち上げ前に予め取得した酒類情報に個別の酒類番号を付与して酒類情報データベース35に記憶する。また、酒類情報登録部24は、各ユーザが自己のユーザ端末3を用いて酒類に関する酒類情報を投稿した場合には、当該酒類情報に個別の酒類番号を付与して酒類情報データベース35に記憶する。
【0067】
さらに、酒類情報登録部24は、定期的又は不定期に、ネットワーク5を介して酒類情報を提供する他のウェブサイトに関するデータが記憶されている外部サーバ4に接続することにより、当該他のウェブサイトに掲載されている酒類情報を取得し、当該酒類情報に個別の酒類番号を付与して酒類情報データベース35に記憶する。
【0068】
[適合酒類情報登録処理]
適合酒類情報登録処理では、適合酒類登録部25は、当該ウェブサイト運営者が当該ウェブサイト起ち上げ前に予め取得した各料理に適合する酒類の酒類番号を、各料理のレシピ情報のレシピ番号に対応づけてレシピ情報データベース33に適合酒類番号として記憶する。
【0069】
また、各ユーザが自己のユーザ端末3を用いて料理のレシピに関するレシピ情報とともに、当該料理に適合する酒類に関する酒類情報を投稿した場合、レシピ情報はレシピ情報登録部22が当該レシピ情報に個別のレシピ番号に付与してレシピ情報データベース33に記憶し、酒類情報は酒類情報登録部24が当該酒類情報に個別の酒類番号に付与して酒類情報データベース35に記憶する。さらに、適合酒類登録部25は、前記酒類情報の酒類番号を、前記料理のレシピ情報のレシピ番号に対応づけてレシピ情報データベース33に適合酒類番号として記憶する。
【0070】
さらに、適合酒類登録部25は、定期的又は不定期に、ネットワーク5を介して料理のレシピに関するレシピ情報及び当該料理に適合する酒類の酒類情報のいずれも提供する他のウェブサイトに関するデータが記憶されている外部サーバ4に接続することにより、当該他のウェブサイトに掲載されている各レシピ情報及び各レシピに適合する酒類の酒類情報を取得する。そして、適合酒類登録部25は、レシピ情報はレシピ情報登録部22にレシピ情報データベース33に記憶させ、酒類情報は酒類情報登録部24に酒類情報データベース35に記憶させ、前記酒類情報の酒類番号を、前記料理のレシピ情報のレシピ番号に対応づけてレシピ情報データベース33に適合酒類番号として記憶する。
【0071】
[レシピ情報提供処理]
図8及び
図9は、本発明の一実施形態に係る情報処理方法のレシピ情報提供処理を表すフローチャートである。
ユーザは、自己が所持するユーザ端末3の入力部44を操作して、予めユーザ登録を済ませており、自己に付与されたユーザID及びパスワードにより当該ウェブサイトにログインしているものとする。
【0072】
ユーザ端末3の表示部45には、例えば、ユーザの本日の健康状態、直近1週間に食べたレシピリスト、本日食べたい食材、手元にある食材、調理に使える時間、食事をとる目的(例:胎児の成長、疲労回復、数日後の試合出場のための体調管理など)、予算などの項目を直接入力したり、複数の選択肢の中から選択したりするためのテキストボックス、コンボボックス、ドロップダウンリスト等が表示されている。
【0073】
この状態でユーザ端末3の制御部42は、テキストボックス、コンボボックス、ドロップダウンリスト等に、本日の健康状態、本日食べたい食材、手元にある食材、調理に使える時間等が入力されたり、選択されたりするなど、検索条件が入力されたか否か判断する(
図8のステップS1)。ステップS1の判断結果が「NO」の場合には、制御部42は、同判断を繰り返す。
【0074】
ステップS1の判断結果が「YES」の場合には、制御部42は、テキストボックスやコンボボックスに入力された情報や、ドロップダウンリストで選択された情報等からなる検索条件を情報処理装置2へ送信する(ステップS2)。
【0075】
情報処理装置2の制御部12を構成する情報提供部26は、検索条件を受信した後(ステップS21)、受信したユーザIDに基づいて、
図3に示すユーザ情報データベース32を検索し、当該ユーザの詳細な情報を入手するとともに、前記検索条件に基づいて、当該ユーザの現状を把握する(ステップS22)。
【0076】
例えば、ユーザは、
図3に示すユーザID「D0016」、ユーザ名「山田太郎」であり、本日の健康状態「良好」、直近1週間に食べたレシピリスト「カレー、豚骨ラーメン、肉じゃが、麻婆豆腐、焼き鯖定食、卵掛けご飯、鮭茶漬け、フルーツサンド、サーロインステーキ」、本日食べたい食材「豚肉」、手元にある食材「厚揚げ」、調理に使える時間「10~20分」、食事をとる目的「疲労回復」、予算「500円以下」という、検索条件を入力又は選択したとする。
【0077】
これにより、情報提供部26は、ユーザID「D0016」に基づいて
図3に示すユーザ情報データベース32を検索して、当該ユーザがユーザ名「山田太郎」、年齢「57歳」、性別「男性」、身長「155cm」、体重「73kg」、持病等「高血圧」、嗜好食材「鶏肉」、嗜好しない食材及びアレルギーなし、嗜好酒類「日本酒」、料理の習熟度「1」、使用レシピ番号「R0001」であることを把握する。この際、身長「155cm」及び体重「73kg」であることから、当該ユーザのBMI(Body Mass Index)は約30.4であり、情報提供部26は、当該ユーザが肥満(2度)であることも把握する。
【0078】
また、情報提供部26は、本日の健康状態「良好」、直近1週間に食べたレシピリスト「カレー、豚骨ラーメン、肉じゃが、麻婆豆腐、焼き鯖定食、卵掛けご飯、鮭茶漬け、フルーツサンド、サーロインステーキ」、本日食べたい食材「豚肉」、手元にある食材「厚揚げ」、調理に使える時間「10~20分」、食事をとる目的「疲労回復」、予算「500円以下」という検索条件に基づいて、当該ユーザはBMIの数値(約30.4)が高いにも関わらず、直近1週間の肉類の摂取が多いことを把握する。
【0079】
次に、情報提供部26は、受信した検索条件及びステップS22の処理で把握した当該ユーザの現状に基づいて、当該ユーザの希望に合致したレシピ情報を
図4に示すレシピ情報データベース33から抽出する(ステップS23)。この場合、情報提供部26は、機械学習又は人工知能等の手法を用いて当該ユーザの希望に合致したレシピ情報を
図4に示すレシピ情報データベース33から抽出してもよい。後述するステップS28におけるレシピ情報再抽出処理についても同様である。
【0080】
今の場合、特に、本日食べたい食材「豚肉」、手元にある食材「厚揚げ」、BMIの数値(約30.4)、料理の習熟度「1」、直近1週間の肉類の摂取が多いことなどを考慮して、情報提供部26は、例えば、
図4に示すレシピ番号「R0015」の料理名「青椒肉絲」を含めた複数のレシピ情報をレシピ情報データベース33から抽出する。何故なら、手元にある食材「厚揚げ」は本日食べたい食材「豚肉」の代用品であり、肉類摂取量を削減できるからであり、料理の難易度が「1」であって当該ユーザの料理の習熟度「1」に対応しているからである。
【0081】
次に、情報提供部26は、ステップS23の処理においてレシピ情報データベース33から抽出した複数のレシピ情報の中に適合酒類番号が含まれているか否かを判断する(ステップS24)。ステップS24の判断結果が「YES」の場合には、情報提供部26は、ステップS25へ進む。今の場合、
図4に示すレシピ番号「R0015」の料理名「青椒肉絲」のレシピ情報には、適合酒類番号として酒類番号「L0137」が含まれているので、情報提供部26は、ステップS25へ進む。
【0082】
ステップS25では、情報提供部26は、ステップS23の処理においてレシピ情報データベース33から抽出した複数のレシピ情報に含まれている各適合酒類番号(酒類番号)に対応した各酒類情報を酒類情報データベース35から読み出した後、ステップS26へ進む。
【0083】
一方、ステップS24の判断結果が「NO」の場合、すなわち、ステップS23の処理においてレシピ情報データベース33から抽出したすべてのレシピ情報の中に適合酒類番号が含まれていない場合には、情報提供部26は、何もせず、ステップS26へ進む。
【0084】
ステップS26では、情報提供部26は、ステップS23の処理においてレシピ情報データベース33から抽出した複数のレシピ情報を当該ユーザのユーザ端末3に送信する。また、ステップS25の処理において酒類情報データベース35から各酒類情報が読み出されている場合には、当該各酒類情報を前記複数のレシピ情報とともに当該ユーザのユーザ端末3に送信する。
【0085】
ユーザ端末3の制御部42は、複数のレシピ情報又は酒類情報を受信し、表示部45に表示する(ステップS3)。表示部45の表示例としては、例えば、各レシピの料理名、カロリー、調理時間、材料及び分量、代用品、費用、料理の難易度又は酒類情報等からなる一覧表が表示され、ユーザが入力部44を操作して料理名等を選択すると、当該料理名のレシピに関する詳細な情報が表示されることが考えられる。この場合、例えば、前記一覧表の欄外には、「検索条件を変更しますか?」という文字列横に「YES」及び「NO」ボタンが表示され、各料理のレシピに関する詳細な情報の表示画面では、「このレシピを選択しますか?」という文字列横に「YES」ボタン及び「NO」ボタンが表示されるものとする。
【0086】
これにより、ユーザ名「山田太郎」の当該ユーザは、表示部45に表示された複数のレシピ情報又は酒類情報を順次閲覧して調理したいレシピを選択することができる。
【0087】
次に、制御部42は、検索条件の変更があったか否かを判断する(ステップS4)。前記表示例の場合、制御部42は、「検索条件を変更しますか?」という文字列横の「YES」ボタンがクリック又はタッチされた場合には、前記ステップS1の処理において説明したテキストボックス、コンボボックス、ドロップダウンリスト等を再度表示部45に表示させる。これにより、当該ユーザがいずれかの検索条件(例えば、本日食べたい食材など)を変更し、「検索条件を確定しますか?」という文字列横の「YES」ボタンをクリック又はタッチする。これにより、ステップS4の判断結果が「YES」となり、制御部42は、ステップS5へ進む。
【0088】
一方、ステップS4の判断結果が「NO」の場合、すなわち、検索条件の変更がなかった場合、例えば、前記表示例において、「検索条件を変更しますか?」という文字列横の「NO」ボタンがクリック又はタッチされた場合には、制御部42は、何もせず、
図9に示すステップS7へ進む。ステップS7の処理については後述する。
【0089】
ステップS5では、制御部42は、変更された検索条件を情報処理装置2へ送信した後、
図9に示すステップ6へ進む。
【0090】
制御部12の情報提供部26は、変更された検索条件を受信した後(ステップS27)、受信した変更された検索条件及びステップS22の処理で把握した当該ユーザの現状に基づいて、当該ユーザの希望に合致したレシピ情報を
図4に示すレシピ情報データベース33から再抽出する(ステップS28)。
【0091】
例えば、本日食べたい食材が「豚肉」から「鶏肉」に変更された場合、食材「鶏肉」を新たな検索条件として、情報提供部26は、複数のレシピ情報をレシピ情報データベース33から抽出する。例えば、本日食べたい食材「鶏肉」に対応して、
図4に示すレシピ番号「R0001」の料理名「鶏胸肉のガーリックソテー」に関するレシピ情報等、食材「鶏肉」を使用した料理のレシピ情報を新たに抽出する。
図3に示すユーザ情報データベース32によれば、レシピ番号「R0001」の料理名「鶏胸肉のガーリックソテー」に関するレシピ情報は当該ユーザが過去に使用しており、採用される可能性は高いと思われる。
【0092】
次に、情報提供部26は、ステップS28の処理においてレシピ情報データベース33から再抽出した複数のレシピ情報の中に適合酒類番号が含まれているか否かを判断する(ステップS29)。ステップS29の判断結果が「YES」の場合には、情報提供部26は、ステップS30へ進む。
【0093】
ステップS30では、情報提供部26は、ステップS28の処理においてレシピ情報データベース33から抽出した複数のレシピ情報に含まれている各適合酒類番号(酒類番号)に対応した各酒類情報を酒類情報データベース35から読み出した後、
図9に示すステップS31へ進む。
【0094】
一方、ステップS29の判断結果が「NO」の場合、すなわち、ステップS28の処理においてレシピ情報データベース33から抽出したすべてのレシピ情報の中に適合酒類番号が含まれていない場合には、情報提供部26は、何もせず、
図9のステップS31へ進む。
【0095】
ステップS31では、情報提供部26は、ステップS28の処理においてレシピ情報データベース33から再抽出した複数のレシピ情報を当該ユーザのユーザ端末3に送信する。また、ステップS30の処理において酒類情報データベース35から各酒類情報が読み出されている場合には、当該各酒類情報を前記複数のレシピ情報とともに当該ユーザのユーザ端末3に再送信する。
【0096】
図9に示すステップS6では、ユーザ端末3の制御部42は、複数のレシピ情報又は酒類情報を再受信し、表示部45に表示する。表示部45の表示例は、前記ステップS3の処理の場合と同様である。
これにより、ユーザ名「山田太郎」の当該ユーザは、表示部45に表示された新たな複数のレシピ情報又は酒類情報を順次閲覧して調理したいレシピを選択することができる。
【0097】
次に、制御部42は、あるレシピ情報が選択されたか否かを判断する(ステップS7)。例えば、前記表示例の各料理のレシピに関する情報の表示画面において、「このレシピを選択しますか?」という文字列横の「YES」ボタンがクリック又はタッチされた場合には、ステップS7の判断結果が「YES」となり、制御部42は、ステップS8へ進む。
【0098】
一方、ステップS7の判断結果が「NO」の場合、すなわち、あるレシピ情報が選択されなかった場合、例えば、前記表示例において、「このレシピを選択しますか?」という文字列横の「NO」ボタンがクリック又はタッチされた場合には、制御部42は、
図8に示すステップS4へ戻り、ステップS4以下の処理を実行する。
【0099】
ステップS8では、制御部42は、あるレシピが選択された旨を情報処理装置2へ送信する。
【0100】
制御部12の情報提供部26は、あるレシピが選択された旨を受信する(ステップS32)。
次に、選択されたレシピのレシピ情報に動画像が含まれており、当該動画像の再生を要求するデータをユーザ端末3の制御部42が送信した場合(ステップS9)には、情報提供部26は、当該動画像をユーザ端末3へ送信する(ステップS33)。これにより、ユーザ端末3の表示部45には当該動画像が表示される。
【0101】
また、当該レシピの印刷を要求するデータをユーザ端末3の制御部42が送信した場合(ステップS9)には、情報提供部26は、当該レシピの印刷データをユーザ端末3へ送信する(ステップS33)。これにより、ユーザ端末3に接続された印刷装置では当該レシピが印刷される。
【0102】
この後、制御部42は、当該ユーザによるユーザ端末3の入力部44を操作に応じて、当該ウェブサイトからログアウト等の終了処理を行うとともに、その旨を情報処理装置2へ送信する(ステップS10)。これにより、情報処理装置2の情報提供部26は、当該ユーザ端末3との接続を終了する等の終了処理を行う(ステップS34)。
【0103】
以上説明したように、本実施形態によれば、情報提供部26は、ユーザが希望する条件に合致したレシピ情報をレシピ情報データベース33から抽出し、抽出したレシピ情報に適合酒類番号が含まれている場合には、レシピ情報とともに酒類情報を提供している。このため、ユーザは、従来のように、提案されたレシピの料理に適合する酒類をウェブサイトでさらに検索する必要がなく、便利であるとともに、料理と酒類を堪能できるため、満足度が高い。
【0104】
また、本実施形態によれば、検索条件として、本日の健康状態、直近1週間に食べたレシピリスト、本日食べたい食材、手元にある食材、調理に使える時間、食事をとる目的、予算など詳細に設定することができるので、ユーザは満足度の高いレシピ情報を入手することができる。
【0105】
2.変形例
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0106】
[第1変形例]
前記一実施形態では、レシピ情報データベース33には各料理に適合する酒類に関する情報として適合酒類番号のみを記憶する例を示したが、これに限定されない。レシピ情報データベース33には、各料理に適合する酒類に関する情報として、例えば、酒類情報データベース35に前記適合酒類番号に対応づけて記憶された酒類情報のすべて又は一部を記憶可能に構成してもよい。
【0107】
[第2変形例]
前記一実施形態では、完成された料理と、酒類のみとを関連づける例を示したが、これに限定されない。例えば、各料理に使用される食材、各料理に使用される調味料、各料理の味、各料理の料理法と、これらに適合する酒類とについても関連づけるように構成してもよい。各料理に使用される食材としては、例えば、肉、魚、野菜などがあり、各料理に使用される調味料としては、例えば、オリーブオイル、唐辛子、オイスターソースなどがある。また、各料理の味としては、例えば、あっさり、塩辛い、油っぽい、酸味が強いなどがあり、各料理の料理法としては、例えば、日本料理、イタリア料理、フランス料理などがある。例えば、ウニを使用した日本料理には、甘口の日本酒や酸味が立っているシャンパンなどが適合する、ある酒類番号の日本酒は日本料理だけでなく、イタリア料理やフランス料理などが適合するなどである。
【0108】
具体的には、レシピ情報として、各料理に使用される調味料、各料理全体の味及び各料理の料理法を新たに含めるとともに、
図4に示すレシピ情報データベース33には、調味料に関する項目、味に関する項目及び料理法に関する項目を新たに設ける。また、レシピ情報データベース33の適合酒類番号には当該料理に使用される食材及び調味料、当該料理の味、当該料理の料理法にそれぞれ適合する酒類の酒類番号を記憶可能に構成する。さらに、食材情報として、各食材に適合する酒類を新たに含めるとともに、
図5に示す食材情報データベース34には、食材に適合する酒類の適合酒類番号に関する項目を新たに設ける。なお、各料理に使用される調味料に関する調味料情報を記憶する調味料情報データベースを記憶部13に新たに設けてもよい。
【0109】
そして、
図8に示すステップS1の処理では、検索条件として、新たに、調味料、料理の味及び料理法を入力又は選択可能に構成する。また、
図8に示すステップS23及びS28の処理では、前記調味料、前記料理の味及び前記料理法も加味してレシピ情報を抽出するように構成する。このように構成すれば、今まで知らなかった食材、調味料、料理の味及び料理法に適合する酒類に関する酒類情報を知ることができ、ユーザは高いモチベーションを持って料理を作製することができるとともに、作製した料理及びこれに適合した酒類により満足のいく食事を摂ることができる。
【0110】
[第3変形例]
前記一実施形態では、適合酒類登録部25が、各ユーザが投稿した各レシピ情報の各レシピに適合する酒類の酒類番号や、他のウェブサイトに既に掲載されている各レシピ情報の各レシピに適合する酒類の酒類番号をレシピ情報データベース33に適合酒類番号として記憶する例を示している。つまり、前記一実施形態では、ある料理にある酒類が適合するか否かについて、ユーザ等の他者の判断をそのまま用いている。しかし、これに限定されない。
【0111】
適合酒類登録部25は、例えば、機械学習により、レシピ情報データベース33に記憶された各レシピ情報の各レシピからそれぞれ作製される各料理と、酒類情報データベース35に記憶された各酒類情報の各酒類とが適合するか否かを判定し、各料理に適合する酒類の酒類番号を、レシピ番号に対応づけてレシピ情報データベース33に適合酒類番号として記憶するように構成してもよい。
【0112】
この場合、適合酒類登録部25は、例えば、抽出部と、生成部と、推定部とから構成する。抽出部は、レシピ情報から作製される料理と酒類情報との適合に関する複数の情報を解析して、レシピ情報を構成する各食材と酒類に関連する変数の組を複数抽出する。生成部は、抽出された複数の変数の組を統計モデルに機械学習させることにより推定モデルを生成する。推定部は、料理を入力として、機械学習により生成された推定モデルを用いて、最適な酒類を推定する。
【0113】
このように構成すれば、すべて料理に適合する酒類を独自に判定して、ユーザに提供することができる。
【0114】
[第4変形例]
前記一実施形態では、ユーザ一人分のレシピ情報を提供する例を示したが、これに限定されず、複数人数分のレシピ情報を提供するように構成してもよい。この場合、
図8に示すステップS1の処理において、食事をいっしょにとる人の情報(例えば、年齢、性別、身長、体重、持病等の情報)の入力を促したり、食事をいっしょにとる人が既にユーザ登録されている場合には各人のユーザIDの入力を促したりする。このように構成すれば、食事をいっしょにとる人々全員の満足のいくレシピ情報を提供することができる。
【0115】
[第5変形例]
前記一実施形態では、各ユーザは
図3に示すユーザ情報データベース32を構成する自己の情報にアクセスできない例を示したが、これに限定されず、各ユーザが前記自己の情報にアクセスして自由に追加又は修正できるように構成してもよい。この場合、ユーザ情報として、
図3に示す各項目の他、自己が現在所有する食材や酒類、さらには、近々購入すべき商品のリスト(買い物リスト)を追加してもよい。このように構成すれば、ユーザは、食材や酒類の在庫管理をすることができるため、無駄な買い物を防ぐことができるとともに、買い忘れを防ぐことができる。また、ユーザは、紙に書いた買い物リストを持参したり、自己が所持するユーザ端末3に買い物リストを記憶させておく必要がない。
【0116】
[第6変形例]
前記一実施形態では、ユーザが希望する条件に合致した料理のレシピ情報及び当該料理に適合する酒類に関する情報を提供する例を示したが、これに限定されない。例えば、ユーザが飲みたい酒類又は、現在の気分や飲みたい場所などの条件を入力する(
図8のステップS1参照)ことにより、前記酒類又は前記条件に合致した酒類の酒類情報とともに当該酒類に適合する料理のレシピに関するレシピ情報を提供するように構成してもよい。
【0117】
この場合、
図6に示す酒類情報データベース35は、各酒類に適合する料理のレシピ情報を構成するレシピ番号を適合レシピ番号として記憶可能に構成する。そして、
図8に示すステップS23及びS28の処理では、レシピ情報(再)抽出処理とともに酒類情報データベース35からの酒類情報(再)抽出処理を実行し、ステップS24及びS29の処理では、適合酒類番号の有無を判断する処理ともに適合レシピ番号の有無を判断する処理を実行する。また、ステップS25及びS30の処理では、酒類情報読み出し処理とともにレシピ情報読み出し処理を実行する。このように構成すれば、ユーザは、飲みたい酒類又は飲みたい条件に合致した酒類の酒類情報とともに当該酒類に適合する料理のレシピに関するレシピ情報を入手することができる。
【符号の説明】
【0118】
1…情報処理システム、2…情報処理装置、3…ユーザ端末、4…外部サーバ、5…ネットワーク、11,41…通信部、12,42…制御部、13,43…記憶部、21…ユーザ登録部、22…レシピ情報登録部、23…食材情報登録部、24…酒類情報登録部、25…適合酒類登録部、26…情報提供部、31…プログラム記憶エリア、32…ユーザ情報データベース、33…レシピ情報データベース、34…食材情報データベース、35…酒類情報データベース、44…入力部、45…表示部