IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ JUKI株式会社の特許一覧

特開2024-33893次元計測装置、部品実装装置、及び3次元計測方法
<>
  • 特開-3次元計測装置、部品実装装置、及び3次元計測方法 図1
  • 特開-3次元計測装置、部品実装装置、及び3次元計測方法 図2
  • 特開-3次元計測装置、部品実装装置、及び3次元計測方法 図3
  • 特開-3次元計測装置、部品実装装置、及び3次元計測方法 図4
  • 特開-3次元計測装置、部品実装装置、及び3次元計測方法 図5
  • 特開-3次元計測装置、部品実装装置、及び3次元計測方法 図6
  • 特開-3次元計測装置、部品実装装置、及び3次元計測方法 図7
  • 特開-3次元計測装置、部品実装装置、及び3次元計測方法 図8
  • 特開-3次元計測装置、部品実装装置、及び3次元計測方法 図9
  • 特開-3次元計測装置、部品実装装置、及び3次元計測方法 図10
  • 特開-3次元計測装置、部品実装装置、及び3次元計測方法 図11
  • 特開-3次元計測装置、部品実装装置、及び3次元計測方法 図12
  • 特開-3次元計測装置、部品実装装置、及び3次元計測方法 図13
  • 特開-3次元計測装置、部品実装装置、及び3次元計測方法 図14
  • 特開-3次元計測装置、部品実装装置、及び3次元計測方法 図15
  • 特開-3次元計測装置、部品実装装置、及び3次元計測方法 図16
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024003389
(43)【公開日】2024-01-15
(54)【発明の名称】3次元計測装置、部品実装装置、及び3次元計測方法
(51)【国際特許分類】
   G01B 11/25 20060101AFI20240105BHJP
   H05K 13/04 20060101ALI20240105BHJP
   G01B 11/00 20060101ALI20240105BHJP
【FI】
G01B11/25 H
H05K13/04 C
G01B11/00 H
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022102496
(22)【出願日】2022-06-27
(71)【出願人】
【識別番号】000003399
【氏名又は名称】JUKI株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山田 友美
(72)【発明者】
【氏名】小倉 豊
(72)【発明者】
【氏名】山田 和範
【テーマコード(参考)】
2F065
5E353
【Fターム(参考)】
2F065AA04
2F065AA53
2F065CC01
2F065CC28
2F065DD06
2F065HH06
2F065JJ03
2F065JJ26
2F065LL62
2F065PP22
2F065PP25
2F065QQ25
2F065QQ31
2F065RR08
5E353BB06
5E353CC08
5E353HH51
5E353JJ08
5E353JJ50
5E353KK01
5E353KK11
5E353KK21
5E353QQ01
(57)【要約】
【課題】部品の3次元形状の計測処理を高速化すること。
【解決手段】3次元計測装置は、基板に実装される部品のモデルの3次元点群データを示すモデル点群データを生成するモデル点群データ生成部と、3次元センサにより複数の視点のそれぞれから検出された部品の複数の検出データに基づいて、部品の3次元点群データを示す検出点群データを生成する検出点群データ生成部と、検出点群データをモデル点群データに位置合わせするためのオフセットデータを複数の検出点群データのそれぞれについて算出するオフセットデータ算出部と、オフセットデータに基づいてオフセットされた複数の検出点群データを統合して、部品の統合点群データを生成する統合点群データ生成部と、を備える。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板に実装される部品のモデルの3次元点群データを示すモデル点群データを生成するモデル点群データ生成部と、
3次元センサにより複数の視点のそれぞれから検出された前記部品の複数の検出データに基づいて、前記部品の3次元点群データを示す検出点群データを生成する検出点群データ生成部と、
前記検出点群データを前記モデル点群データに位置合わせするためのオフセットデータを複数の前記検出点群データのそれぞれについて算出するオフセットデータ算出部と、
前記オフセットデータに基づいてオフセットされた複数の前記検出点群データを統合して、前記部品の統合点群データを生成する統合点群データ生成部と、を備える、
3次元計測装置。
【請求項2】
前記部品のモデルを示すモデルデータを記憶するモデルデータ記憶部を備え、
前記モデル点群データ生成部は、前記モデルデータに基づいて前記モデル点群データを生成する、
請求項1に記載の3次元計測装置。
【請求項3】
前記部品は、ボディ部と、前記ボディ部から突出する複数の突出部とを有し、
前記統合点群データは、前記突出部の曲がり量及び前記突出部の先端部の座標を含む、
請求項1に記載の3次元計測装置。
【請求項4】
基板に実装される部品を保持した状態で駆動するロボットマニピュレータと、
前記部品の3次元形状を計測する請求項1に記載の3次元計測装置と、
前記3次元計測装置の計測処理結果に基づいて、前記部品が基板に実装されるように、前記ロボットマニピュレータを制御する制御装置と、を備える、
部品実装装置。
【請求項5】
基板に実装される部品のモデルの3次元点群データを示すモデル点群データを生成することと、
3次元センサにより複数の視点のそれぞれから検出された前記部品の複数の検出データに基づいて、前記部品の3次元点群データを示す検出点群データを生成することと、
前記検出点群データを前記モデル点群データに位置合わせするためのオフセットデータを複数の前記検出点群データのそれぞれについて算出することと、
前記オフセットデータに基づいてオフセットされた複数の前記検出点群データを統合して、前記部品の統合点群データを生成することと、を含む、
3次元計測方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、3次元計測装置、部品実装装置、及び3次元計測方法に関する。
【背景技術】
【0002】
部品実装装置に係る技術分野において、特許文献1に開示されているような、3次元計測装置を備える電子部品実装装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-144137号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
部品実装装置を用いて電子機器を効率良く生産するために、部品の3次元形状の計測処理を高速化することが要望される。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書は、3次元計測装置を開示する。3次元計測装置は、基板に実装される部品のモデルの3次元点群データを示すモデル点群データを生成するモデル点群データ生成部と、3次元センサにより複数の視点のそれぞれから検出された部品の複数の検出データに基づいて、部品の3次元点群データを示す検出点群データを生成する検出点群データ生成部と、検出点群データをモデル点群データに位置合わせするためのオフセットデータを複数の検出点群データのそれぞれについて算出するオフセットデータ算出部と、オフセットデータに基づいてオフセットされた複数の検出点群データを統合して、部品の統合点群データを生成する統合点群データ生成部と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本明細書で開示する技術によれば、部品の3次元形状の計測処理が高速化される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、実施形態に係る部品実装装置を示す斜視図である。
図2図2は、実施形態に係る部品実装装置を示す側面図である。
図3図3は、実施形態に係るロボットハンドを示す斜視図である。
図4図4は、実施形態に係るロボットハンドに保持された部品を示す側面図である。
図5図5は、実施形態に係る部品を下方から見た図である。
図6図6は、実施形態に係る3次元計測装置を示す斜視図である。
図7図7は、実施形態に係るロボットマニピュレータの動作を説明するための図である。
図8図8は、実施形態に係る部品実装装置を示すブロック図である。
図9図9は、実施形態に係る演算装置の画像処理方法を示すフローチャートである。
図10図10は、実施形態に係るモデル点群データの一例を模式的に示す図である。
図11図11は、実施形態に係る検出点群データの一例を模式的に示す図である。
図12図12は、実施形態に係るオフセットデータを説明するための図である。
図13図13は、実施形態に係る統合点群データの一例を模式的に示す図である。
図14図14は、実施形態に係るリード部品のリードを基板の孔に挿入する動作を説明するための図である。
図15図15は、実施形態に係るリード部品のリードを基板の孔に挿入する動作を説明するための図である。
図16図16は、実施形態に係るコンピュータシステムを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本開示は実施形態に限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
【0009】
実施形態においては、部品実装装置1にローカル座標系を設定し、ローカル座標系を参照しながら各部の位置関係について説明する。ローカル座標系として、XYZ直交座標系を設定する。所定面内においてX軸に平行な方向をX軸方向とする。所定面内においてX軸と直交するY軸に平行な方向をY軸方向とする。X軸及びY軸のそれぞれと直交するZ軸に平行な方向をZ軸方向とする。X軸を中心とする回転方向又は傾斜方向をθX方向とする。Y軸を中心とする回転方向又は傾斜方向をθY方向とする。Z軸を中心とする回転方向又は傾斜方向をθZ方向とする。所定面は、XY平面である。Z軸は、所定面と直交する。実施形態において、所定面は、水平面に平行であることとする。Z軸方向は、鉛直方向である。なお、所定面が水平面に対して傾斜していてもよい。
【0010】
[部品実装装置]
図1は、実施形態に係る部品実装装置1を示す斜視図である。図2は、実施形態に係る部品実装装置1を示す側面図である。部品実装装置1は、部品100を基板200に実装する。
【0011】
図1及び図2に示すように、部品実装装置1は、基台2と、部品供給部材3と、基板支持部材4と、ロボットハンド5と、ロボットマニピュレータ6と、3次元計測装置7とを備える。
【0012】
基台2は、部品供給部材3、基板支持部材4、ロボットマニピュレータ6、及び3次元計測装置7のそれぞれを支持する。
【0013】
部品供給部材3は、部品100を供給する。実施形態において、部品供給部材3は、部品100が配置されるトレイを含む。複数の部品100が部品供給部材3に配置される。複数の部品100の種類は、同じでもよいし異なってもよい。
【0014】
基板支持部材4は、部品100が実装される基板200を支持する。基板支持部材4は、基板200の上面とXY平面とが平行になるように、基板200を支持する。
【0015】
ロボットハンド5は、部品100を保持する。ロボットハンド5は、ロボットマニピュレータ6の先端部に設けられる。
【0016】
ロボットマニピュレータ6は、ロボットハンド5を移動する。ロボットマニピュレータ6は、ロボットハンド5を介して部品100を保持する。ロボットマニピュレータ6は、基板200に実装される部品100を保持した状態で駆動する。ロボットマニピュレータ6は、多関節ロボットを含む。実施形態において、ロボットマニピュレータ6は、垂直多関節ロボットである。なお、ロボットマニピュレータ6は、水平多関節ロボットでもよい。ロボットマニピュレータ6は、基台2に固定されるベース部材6Aと、ベース部材6Aに支持される旋回部材6Bと、旋回部材6Bに連結される第1アーム6Cと、第1アーム6Cに連結される第2アーム6Dと、第2アーム6Dに連結される第3アーム6Eとを有する。
【0017】
旋回部材6Bは、旋回軸TXを中心に旋回可能にベース部材6Aに支持される。旋回軸TXは、Z軸に平行である。第1アーム6Cは、第1回動軸AX1を中心に回動可能に旋回部材6Bに連結される。第1回動軸AX1は、Z軸と直交する。第2アーム6Dは、第2回動軸AX2を中心に回動可能に第1アーム6Cに連結される。第2回動軸AX2は、第1回動軸AX1に平行である。第3アーム6Eは、第3回動軸AX3を中心に回動可能に第2アーム6Dに連結される。第3回動軸AX3は、第2回動軸AX2に平行である。ロボットハンド5は、第3アーム6Eに取り付けられる。
【0018】
ロボットマニピュレータ6は、旋回部材6Bを旋回させる旋回アクチュエータと、第1アーム6Cを回動させる第1回動アクチュエータと、第2アーム6Dを回動させる第2回動アクチュエータと、第3アーム6Eを回動させる第3回動アクチュエータとを有する。
【0019】
3次元計測装置7は、ロボットハンド5を介してロボットマニピュレータ6に保持された部品100を計測する。3次元計測装置7は、位相シフト法に基づいて、部品100の3次元形状を計測する。また、3次元計測装置7は、位相シフト法に基づいて、ローカル座標系における部品100の位置及び角度を検出する。
【0020】
[ロボットハンド]
図3は、実施形態に係るロボットハンド5を示す斜視図である。ロボットハンド5は、第3アーム6Eに取り付けられる連結部材5Aと、連結部材5Aに支持される回転部材5Bと、回転部材5Bに支持される一対の移動部材5Cとを有する。
【0021】
回転部材5Bは、回転軸RXを中心に回転可能に連結部材5Aに支持される。回転軸RXは、第3回動軸AX3と直交する。一対の移動部材5Cは、相互に接近する方向及び離隔する方向に移動する。移動部材5Cの下端部にグリップ部5Dが設けられる。一対のグリップ部5Dは、相互に接近及び離隔する。
【0022】
ロボットハンド5は、回転部材5Bを回転させる回転アクチュエータと、一対の移動部材5Cを相互に接近又は離隔させるグリップアクチュエータとを有する。
【0023】
一対のグリップ部5Dの間に部品100が配置された状態で、一対のグリップ部5Dが相互に接近することにより、部品100がグリップ部5Dに保持される。一対のグリップ部5Dが相互に離隔することにより、グリップ部5Dから部品100が解放される。
【0024】
一方の移動部材5Cに力覚センサ8が配置される。力覚センサ8は、グリップ部5Dに掛かる負荷を検出することができる。
【0025】
[部品]
図4は、実施形態に係るロボットハンド5に保持された部品100を示す側面図である。図5は、実施形態に係る部品100を下方から見た図である。
【0026】
部品100は、ボディ部101と、ボディ部101から突出する複数のリード部110とを有する。
【0027】
ボディ部101は、合成樹脂製のハウジングを含む。ボディ部101の内部空間に、例えばコイルのような素子が配置される。リード部110は、ボディ部101から突出する金属製の突出部である。リード部110は、例えばボディ部101の内部空間に配置されている素子に接続される。
【0028】
リード部110は、ボディ部101の下面から下方に突出する。部品100が基板200に実装された状態で、ボディ部101の下面と基板200の上面とが対向する。
【0029】
ロボットハンド5は、部品100のボディ部101を保持する。一対のグリップ部5Dは、ボディ部101を挟むことによって部品100を保持する。
【0030】
[3次元計測装置]
図6は、実施形態に係る3次元計測装置7を示す斜視図である。図6に示すように、3次元計測装置7は、ボディ部101がロボットハンド5に保持された状態で、部品100の3次元形状を計測する。
【0031】
3次元計測装置7は、投影装置7Aと、撮像装置7Bと、演算装置7Cとを有する。実施形態において、投影装置7A及び撮像装置7Bのそれぞれは、ハウジング7Dに収容される。投影装置7A及び撮像装置7Bのそれぞれは、ハウジング7Dに固定される。ハウジング7Dの上端部の開口に透明部材7Eが配置される。透明部材7Eとして、ガラス板が例示される。
【0032】
投影装置7Aは、ボディ部101がロボットハンド5に保持された状態で、部品100に縞パターン光を照射する。投影装置7Aは、光源と、光源から射出された光を光変調して縞パターン光を生成する光変調素子と、光変調素子で生成された縞パターン光を射出する射出光学系とを有する。光変調素子として、デジタルミラーデバイス(DMD:Digital Mirror Device)、透過型の液晶パネル、又は反射型の液晶パネルが例示される。
【0033】
撮像装置7Bは、縞パターン光が照射された部品100を所定の視点から撮像する。撮像装置7Bの視点とは、部品100に対する撮像装置7Bの相対的な撮像位置及び撮像角度をいう。撮像装置7Bは、部品100で反射した縞パターン光を結像する結像光学系と、結像光学系を介して部品100の画像データを取得する撮像素子とを有する。撮像素子として、CMOSイメージセンサ(Complementary Metal Oxide Semiconductor Image Sensor)又はCCDイメージセンサ(Charge Coupled Device Image Sensor)が例示される。
【0034】
実施形態において、撮像装置7Bは、部品100を検出する3次元センサとして機能する。撮像装置7Bにより撮像された部品100の撮像データは、3次元センサにより検出された部品100の検出データとして機能する。
【0035】
演算装置7Cは、撮像装置7Bに撮像された部品100の撮像データに基づいて、部品100の3次元形状の計測処理を実施する。演算装置7Cは、位相シフト法に基づいて、部品100の3次元形状の計測処理を実施する。演算装置7Cの計測処理は、撮像装置7Bに撮像された部品100の撮像データの画像処理を含む。演算装置7Cは、コンピュータシステムを含む。演算装置7Cは、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサ、ROM(Read Only Memory)又はRAM(Random Access Memory)のようなメモリと、信号及びデータを入出力可能な入出力回路を含む入出力インターフェースとを有する。
【0036】
投影装置7Aは、例えば正弦波状の明度分布の縞パターン光を位相シフトさせながら部品100に照射する。ロボットハンド5に保持された部品100は、透明部材7Eの上方に配置される。投影装置7Aから射出された縞パターン光は、透明部材7Eを介して部品100に照射される。
【0037】
撮像装置7Bは、縞パターン光が照射された部品100を撮像する。撮像装置7Bは、透明部材7Eを介して部品100を撮像する。撮像装置7Bは、部品100よりも下方から部品100を撮像する。撮像装置7Bの視点は、部品100の下方に規定される。ロボットマニピュレータ6が作動して、ロボットハンド5に保持されている部品100の位置及び角度が変化することにより、部品100と撮像装置7Bとの相対位置及び相対角度が変化する。部品100と撮像装置7Bとの相対位置及び相対角度が変化することにより、部品100に対する撮像装置7Bの相対的な視点が変化する。
【0038】
演算装置7Cは、撮像装置7Bに撮像された部品100の撮像データを位相シフト法に基づいて画像処理して、リード部110の3次元データを算出する。リード部110の3次元データは、ローカル座標系で規定される3次元空間におけるリード部110の曲がり量及びリード部110の先端部の座標を含む。ボディ部101に対するリード部110の設計値上の角度を理想角度とし、ボディ部101に対するリード部110の実際の角度を実際角度とした場合、リード部110の曲がり量とは、理想角度と実際角度との差をいう。
【0039】
[ロボットマニピュレータの動作]
図7は、実施形態に係るロボットマニピュレータ6の動作を説明するための図である。部品実装装置1は、ロボットマニピュレータ6を制御する制御装置9を備える。制御装置9は、コンピュータシステムを含む。図7に示すように、基板200には、部品100のリード部110が挿入される孔210が設けられる。制御装置9は、3次元計測装置7の演算装置7Cの画像処理結果に基づいて、部品100のリード部110が基板200の孔210に挿入されるように、ロボットマニピュレータ6を制御する。
【0040】
[演算装置]
図8は、実施形態に係る部品実装装置1を示すブロック図である。図8に示すように、部品実装装置1は、演算装置7Cと、制御装置9を有する。
【0041】
演算装置7Cは、モデルデータ記憶部11と、モデル点群データ生成部12と、検出点群データ生成部13と、オフセットデータ算出部14と、統合点群データ生成部15と、出力部16とを有する。
【0042】
モデルデータ記憶部11は、部品100のモデルを示すモデルデータを記憶する。部品100のモデルデータは、部品100の設計データを含む。部品100の設計データは、3次元CAD(Computer Aided Design)データを含む。
【0043】
部品100のモデルデータは、既知データである。部品100のモデルデータは、モデルデータ記憶部11に予め記憶される。部品100のモデルデータは、リード部110の長さ、ボディ部101とリード部110との相対位置、ボディ部101に対するリード部110の角度(理想角度)、及び複数のリード部110の間隔を含む。
【0044】
なお、部品100のモデルデータは、設計データでなくてもよい。設計値上の形状である理想形状及び設計値上の寸法である理想寸法の部品100が3次元計測装置7により計測された場合、理想形状及び理想寸法の部品100の3次元データを部品100のモデルデータとしてもよい。
【0045】
モデル点群データ生成部12は、モデルデータ記憶部11に記憶されている部品100のモデルデータに基づいて、部品100のモデルの3次元点群データを示すモデル点群データDaを生成する。モデル点群データDaは、部品100のモデルの表面の3次元形状を示す。モデル点群データDaは、部品100のモデルの表面における3次元計測装置7による複数の計測点の集合体である。複数の計測点のそれぞれの位置は、X座標、Y座標、及びZ座標によって規定される。
【0046】
検出点群データ生成部13は、撮像装置7Bにより複数の視点のそれぞれから撮像された部品100の複数の撮像データに基づいて、部品100の3次元点群データを示す検出点群データDbを生成する。
【0047】
実施形態において、検出点群データ生成部13は、撮像装置7Bから部品100の撮像データを取得する。検出点群データ生成部13は、取得した部品100の撮像データを位相シフト法に基づいて演算処理して、部品100の3次元画像データを生成する。検出点群データ生成部13は、生成した3次元画像データを3次元点群データである検出点群データDbに変換する。検出点群データDbは、部品100の表面の3次元形状を示す。検出点群データDbは、部品100の表面における3次元計測装置7による複数の計測点の集合体である。複数の計測点のそれぞれの位置は、X座標、Y座標、及びZ座標によって規定される。
【0048】
実施形態において、制御装置9は、部品100が複数の視点のそれぞれから撮像装置7Bに撮像されるように、ロボットマニピュレータ6を制御する。検出点群データ生成部13は、複数の視点のそれぞれから撮像された複数の撮像データに基づいて、複数の視点のそれぞれから見た部品100の複数の検出点群データDbを生成する。
【0049】
オフセットデータ算出部14は、規定のアルゴリズムに基づいて、検出点群データDbをモデル点群データDaに位置合わせするためのオフセットデータDfを複数の検出点群データDbのそれぞれについて算出する。オフセットデータDfは、検出点群データDbをモデル点群データDaに位置合わせするための、検出点群データDbのX軸方向の移動量Δx、検出点群データDbのY軸方向の移動量Δy、検出点群データDbのZ軸方向の移動量Δz、検出点群データDbのθX方向の回転量Δθx、検出点群データDbのθY方向の回転量Δθy、検出点群データDbの及びθZ方向の回転量Δθzを含む。
【0050】
規定のアルゴリズムとして、ICP(Iterative Closest Point)マッチングアルゴリズムが例示される。オフセットデータ算出部14は、ICPマッチングアルゴリズムのような既存のアルゴリズムに基づいて、検出点群データDbをモデル点群データDaに位置合わせするためのオフセットデータDfを複数の検出点群データDbのそれぞれについて算出する。
【0051】
統合点群データ生成部15は、オフセットデータDfに基づいてオフセットされた複数の検出点群データDbを統合して、部品100の統合点群データDcを生成する。統合点群データDcは、部品100の3次元点群データである。統合点群データ生成部15は、複数の検出点群データDbのそれぞれがモデル点群データDaに合致するように、複数の検出点群データDbのそれぞれとモデル点群データDaとを3次元空間で位置合わせして、統合点群データDcを生成する。
【0052】
出力部16は、統合点群データ生成部15により生成された部品100の統合点群データDcを制御装置9に出力する。演算装置7Cの計測処理結果は、統合点群データ生成部15により算出されたリード部110の統合点群データDcを含む。リード部110の統合点群データDcは、リード部110の曲がり量及びリード部110の先端部の座標を含む。制御装置9は、リード部110の統合点群データDcに基づいて、リード部110が基板200の孔210に挿入されるように、ロボットマニピュレータ6を制御する。
【0053】
[画像処理方法]
図9は、実施形態に係る演算装置7Cの画像処理方法を示すフローチャートである。部品100を基板200に実装するために、制御装置9は、ロボットハンド5が部品供給部材3に接近するように、ロボットマニピュレータ6を制御する。部品供給部材3に移動したロボットハンド5は、部品供給部材3に配置されている部品100のボディ部101を保持する。部品100のボディ部101がロボットハンド5に保持された後、制御装置9は、ロボットハンド5に保持された部品100が3次元計測装置7に計測されるように、ロボットマニピュレータ6を制御する。すなわち、制御装置9は、図6を参照して説明したように、ロボットハンド5に保持された部品100が3次元計測装置7の上方に配置されるように、ロボットマニピュレータ6を制御する。
【0054】
実施形態において、制御装置9は、部品100が複数の視点のそれぞれから撮像装置7Bに撮像されるように、ロボットマニピュレータ6を制御する。すなわち、制御装置9は、3次元計測装置7の上方において、ロボットハンド5に保持された部品100の位置及び角度が変化するように、ロボットマニピュレータ6を制御する。撮像装置7Bは、異なる複数の視点のそれぞれから部品100を撮像する。
【0055】
モデル点群データ生成部12は、モデルデータ記憶部11に記憶されている部品100のモデルデータに基づいて、モデル点群データDaを生成する(ステップS1)。
【0056】
図10は、実施形態に係るモデル点群データDaの一例を模式的に示す図である。図10に示すように、モデル点群データDaにおいて、計測点は、ボディ部101の表面の全部及びリード部110の表面の全部に設けられる。モデル点群データDaにおいて、計測点に欠損は存在しない。モデル点群データDaにおいて、計測点は、理想的に配置される。
【0057】
検出点群データ生成部13は、撮像装置7Bにより複数の視点のそれぞれから撮像された部品100の複数の撮像データを取得する。検出点群データ生成部13は、複数の視点のそれぞれから撮像された部品100の複数の撮像データに基づいて、複数の視点のそれぞれから見た部品100の検出点群データDbを生成する(ステップS2)。
【0058】
図11は、実施形態に係る検出点群データDbの一例を模式的に示す図である。複数の視点から部品100が撮像された場合、検出点群データ生成部13は、複数の視点のそれぞれから見た部品100の複数の検出点群データDbを生成する。例えば、3つの視点から部品100が撮像された場合、図11に示すように、検出点群データ生成部13は、第1の視点から見た部品100の検出点群データDb1と、第2の視点から見た部品100の検出点群データDb2と、第3の視点から見た部品100の検出点群データDb3とを生成する。
【0059】
部品100に対する撮像装置7Bの相対的な撮像位置及び撮像角度により、撮像装置7Bは、部品100の全部を撮像できない可能性がある。すなわち、撮像装置7Bの視点によっては、部品100に死角が生じて、撮像装置7Bで撮像できない範囲が部品100に生じる可能性がある。図11に示すように、検出点群データDbにおいて、計測点がボディ部101の表面の少なくとも一部に設けられない場合がある。また、検出点群データDbにおいて、計測点がリード部110の表面の少なくとも一部に設けられない場合がある。すなわち、検出点群データDbにおいて、計測点に欠損が生じる可能性がある。
【0060】
なお、図11に示す検出点群データDbは、一例である。2つの視点のそれぞれから見た2つの検出点群データDbが生成されてもよいし、4つ以上の任意の複数の視点のそれぞれから見た複数の検出点群データDbが生成されてもよい。
【0061】
オフセットデータ算出部14は、規定のアルゴリズムに基づいて、検出点群データDbをモデル点群データDaに位置合わせするためのオフセットデータDfを複数の検出点群データDbのそれぞれについて算出する(ステップS3)。
【0062】
図12は、実施形態に係るオフセットデータDfを説明するための図である。図12に示すように、オフセットデータDfは、検出点群データDbをモデル点群データDaに位置合わせするための、検出点群データDbのX軸方向の移動量Δx、検出点群データDbのY軸方向の移動量Δy、検出点群データDbのZ軸方向の移動量Δz、検出点群データDbのθX方向の回転量Δθx、検出点群データDbのθY方向の回転量Δθy、検出点群データDbの及びθZ方向の回転量Δθzを含む。ローカル座標系におけるモデル点群データDaの位置及び角度は、基準位置及び基準角度に予め定められている。ローカル座標系における検出点群データDbの位置及び角度は、例えばロボットマニピュレータ6の駆動量に基づいて算出可能である。したがって、オフセットデータ算出部14は、ローカル座標系におけるモデル点群データDaの位置及び角度と、ローカル座標系における検出点群データDbの位置及び角度とに基づいて、検出点群データDbをモデル点群データDaに位置合わせするためのオフセットデータDfを算出することができる。
【0063】
オフセットデータ算出部14は、部品100の特徴部に基づいて、オフセットデータDfを算出する。部品100の特徴部として、ボディ部101の角部、又はボディ部101とリード部110との境界部が例示される。オフセットデータ算出部14は、モデル点群データDaの特徴部と検出点群データDbの特徴部とが位置合わせされるように、オフセットデータDfを算出する。
【0064】
なお、図12には、第1の視点から見た部品100の検出点群データDb1をモデル点群データDaに位置合わせするためのオフセットデータDfが示されている。オフセットデータ算出部14は、ステップS2において生成された複数の検出点群データDbのそれぞれについてオフセットデータDfを生成する。
【0065】
統合点群データ生成部15は、オフセットデータDfに基づいてオフセットされた複数の検出点群データDbを統合して、部品100の統合点群データDcを生成する。すなわち、統合点群データ生成部15は、ステップS2において生成された複数の検出点群データDbのそれぞれを、ステップS3において算出されたオフセットデータDfに基づいてオフセットして、複数の検出点群データDbを統合する(ステップS4)。
【0066】
図13は、実施形態に係る統合点群データDcの一例を模式的に示す図である。ICPマッチングアルゴリズムのような既存のアルゴリズムに基づいて、複数の検出点群データDbが統合されることにより、統合点群データDcが生成される。図11を参照して説明したように、検出点群データDbにおいて計測点に欠損が生じても、複数の検出点群データDbが統合されることにより、計測点の欠損が複数の検出点群データDbで相互に補われる。これにより、図13に示すように、統合点群データDcにおいて、計測点は、ボディ部101の表面の全部及びリード部110の表面の全部に設けられる。統合点群データDcにおいて、計測点に欠損は実質的に存在しない。
【0067】
なお、図13に示す統合点群データDcは、部品100の一方のリード部110が僅かに曲がっている例を示す。
【0068】
出力部16は、ステップS4において生成された統合点群データDcを制御装置9に出力する。統合点群データDcは、3次元計測装置7の計測処理結果に相当する(ステップS5)。
【0069】
制御装置9は、出力部16から出力された統合点群データDcに基づいて、部品100が基板200に実装されるように、ロボットマニピュレータ6を制御する。統合点群データDcは、リード部110の曲がり量及びリード部110の先端部の座標を含む。制御装置9は、統合点群データDcに基づいて、リード部110が基板200の孔210に挿入されるように、ロボットマニピュレータ6を制御する。
【0070】
[リード部の挿入]
図14及び図15のそれぞれは、実施形態に係る部品100のリード部110を基板200の孔210に挿入する動作を説明するための図である。図14及び図15に示す例において、部品100は、2本のリード部110を有する。リード部110は、第1リード部111と、第2リード部112とを含む。基板200の孔210は、第1リード部111が挿入される第1孔211と、第2リード部112が挿入される第2孔212とを含む。
【0071】
実施形態において、ロボットマニピュレータ6は、多関節ロボットである。そのため、ロボットマニピュレータ6は、基板200の上面に対して部品100を傾斜させることができる。ロボットマニピュレータ6は、基板200の上面とロボットハンド5に保持されているボディ部101の下面とがなす角度を任意に調整することができる。
【0072】
図14に示すように、例えば第2リード部112が曲がっている場合、制御装置9は、演算装置7Cの画像処理結果に基づいて、第1リード部111が第1孔211に挿入される前に、第2リード部112が第2孔212に挿入されるように、ロボットマニピュレータ6を制御する。ロボットマニピュレータ6は、部品100を傾斜させながら、第2リード部112を第2孔212に挿入する。
【0073】
第2リード部112が第2孔212に挿入された後、制御装置9は、第1リード部111の先端部が基板200の第1孔211に対向するまで、部品100を-X方向に移動させる。これにより、第2リード部112が矯正される。第1リード部111が基板200の第1孔211に対向するまで第2リード部112が矯正された後、図15に示すように、制御装置9は、第2リード部112が第2孔212に配置された状態で、第1リード部111が第1孔211に挿入されるように、ロボットマニピュレータ6を制御する。
【0074】
[コンピュータシステム]
図16は、実施形態に係るコンピュータシステム1000を示すブロック図である。上述の演算装置7C及び制御装置9のそれぞれは、コンピュータシステム1000を含む。コンピュータシステム1000は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサ1001と、ROM(Read Only Memory)のような不揮発性メモリ及びRAM(Random Access Memory)のような揮発性メモリを含むメインメモリ1002と、ストレージ1003と、入出力回路を含むインターフェース1004とを有する。演算装置7C及び制御装置9のそれぞれの機能は、コンピュータプログラムとしてストレージ1003に記憶されている。プロセッサ1001は、コンピュータプログラムをストレージ1003から読み出してメインメモリ1002に展開し、コンピュータプログラムに従って上述の処理を実行する。なお、コンピュータプログラムは、ネットワークを介してコンピュータシステム1000に配信されてもよい。
【0075】
コンピュータプログラムは、上述の実施形態に従って、コンピュータシステム1000に、基板200に実装される部品100のモデルの3次元点群データを示すモデル点群データDaを生成することと、3次元センサである撮像装置7Bにより複数の視点のそれぞれから検出(撮像)された部品100の複数の検出データ(撮像データ)に基づいて、部品100の3次元点群データを示す検出点群データDbを生成することと、検出点群データDbをモデル点群データDaに位置合わせするためのオフセットデータDfを複数の検出点群データDbのそれぞれについて算出することと、オフセットデータDfに基づいてオフセットされた複数の検出点群データDbを統合して、部品100の統合点群データDcを生成することと、を実行させることができる。
【0076】
[効果]
以上説明したように、3次元計測装置7は、基板200に実装される部品100のモデルの3次元点群データを示すモデル点群データDaを生成するモデル点群データ生成部12と、3次元センサである撮像装置7Bにより複数の視点のそれぞれから検出(撮像)された部品100の複数の検出データ(撮像データ)に基づいて、部品100の3次元点群データを示す検出点群データDbを生成する検出点群データ生成部13と、検出点群データDbをモデル点群データDaに位置合わせするためのオフセットデータDfを複数の検出点群データDbのそれぞれについて算出するオフセットデータ算出部14と、オフセットデータDfに基づいてオフセットされた複数の検出点群データDbを統合して、部品100の統合点群データDcを生成する統合点群データ生成部と、を備える。
【0077】
実施形態によれば、複数の検出点群データDbを統合するときに、モデル点群データDaが参照される。モデル点群データDaを基準として複数の検出点群データDbのそれぞれが統合される。モデル点群データDaが無い場合、複数の検出点群データDbの統合のために、複数の検出点群データDbのそれぞれにおいて相互に重複する共通部分が必要になる。そのため、多数の検出点群データDbを取得する必要がある。多数の検出点群データDbを取得するためには、相互に異なる多数の視点で部品100を撮像しなければならない。すなわち、撮像装置7Bによる撮像回数を増やさなければならない。その結果、部品100の3次元形状の計測処理に時間を要してしまう。計測処理に要する時間の短縮のために、検出点群データDbの数を少なくしてしまうと、相互に重複する共通部分が少なくなってしまうため、複数の検出点群データDbを統合することが困難となる。
【0078】
実施形態においては、モデル点群データDaを基準として複数の検出点群データDbのそれぞれが統合される。そのため、検出点群データDbの数が少なくても、検出点群データDbを統合して統合点群データDcを生成することができる。したがって、部品100の3次元形状の計測処理が高速化される。
【0079】
3次元計測装置7は、部品100のモデルを示すモデルデータを記憶するモデルデータ記憶部11を備える。モデル点群データ生成部12は、モデルデータに基づいてモデル点群データDaを生成する。モデルデータが予め定められているので、モデル点群データ生成部12は、モデル点群データDaを適正に生成することができる。
【0080】
部品100は、ボディ部101と、ボディ部101から突出する複数の突出部であるリード部110とを有する。統合点群データDcは、リード部110の曲がり量及びリード部110の先端部の座標を含む。これにより、制御装置9は、統合点群データDcに基づいて、部品100のリード部110を基板200の孔210に挿入することができる。
【0081】
[その他の実施形態]
上述の実施形態において、3次元センサが投影装置7Aにより縞パターン光が投影された部品100を殺属する撮像装置7Bであることとした。3次元センサは、部品100の3次元形状を検出できればよい。3次元センサは、例えばレーザスキャナでもよいし、ステレオカメラでもよい。
【0082】
上述の実施形態において、部品100の突出部が金属製のリード部110であることとした。突出部は、合成樹脂製でもよい。例えば、突出部として、ボディ部101から合成樹脂製のボス部が突出し、ボス部が基板200の孔210に挿入されてもよい。
【符号の説明】
【0083】
1…部品実装装置、2…基台、3…部品供給部材、4…基板支持部材、5…ロボットハンド、5A…連結部材、5B…回転部材、5C…移動部材、5D…グリップ部、6…ロボットマニピュレータ、6A…ベース部材、6B…旋回部材、6C…第1アーム、6D…第2アーム、6E…第3アーム、7…3次元計測装置、7A…投影装置、7B…撮像装置、7C…演算装置、7D…ハウジング、7E…透明部材、8…力覚センサ、9…制御装置、11…モデルデータ記憶部、12…モデル点群データ生成部、13…検出点群データ生成部、14…オフセットデータ算出部、15…統合点群データ生成部、16…出力部、100…部品、101…ボディ部、110…リード部、111…第1リード部、112…第2リード部、200…基板、210…孔、211…第1孔、212…第2孔、1000…コンピュータシステム、1001…プロセッサ、1002…メインメモリ、1003…ストレージ、1004…インターフェース、AX1…第1回動軸、AX2…第2回動軸、AX3…第3回動軸、Da…モデル点群データ、Db…検出点群データ、Dc…統合点群データ、Df…オフセットデータ、RX…回転軸、TX…旋回軸。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16