(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024034108
(43)【公開日】2024-03-13
(54)【発明の名称】ロール包装体
(51)【国際特許分類】
B65D 71/10 20060101AFI20240306BHJP
B65D 77/04 20060101ALI20240306BHJP
【FI】
B65D71/10
B65D77/04 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022138134
(22)【出願日】2022-08-31
(71)【出願人】
【識別番号】390029148
【氏名又は名称】大王製紙株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】藁科 真一
【テーマコード(参考)】
3E067
【Fターム(参考)】
3E067AA12
3E067AB76
3E067BA10B
3E067BA11C
3E067BB01B
3E067BB14C
3E067EB01
3E067FA04
3E067FC01
3E067GD10
(57)【要約】
【課題】包装後の衛生薄葉紙ロールにしわや変形が生じにくく、衛生薄葉紙ロールの包装容量を増やすことが可能なロール包装体を提供すること。
【解決手段】複数の衛生薄葉紙ロールを集積したロール集合体がシュリンク包装されてなるロール包装体であって、前記ロール集合体の下面に配置され、前記ロール集合体の一部を収容する紙製のトレー部材と、前記ロール集合体を前記トレー部材の外側から覆うシュリンクフィルムと、を有する、ロール包装体。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の衛生薄葉紙ロールを集積したロール集合体がシュリンク包装されてなるロール包装体であって、
前記ロール集合体の下面に配置され、前記ロール集合体の一部を収容する紙製のトレー部材と、
前記ロール集合体を前記トレー部材の外側から覆うシュリンクフィルムと、を有する、
ロール包装体。
【請求項2】
前記ロール集合体の上面に配置され、前記衛生薄葉紙ロールの端面に接する紙製のシートを有し、
前記ロール集合体が前記シートの外側から前記シュリンクフィルムで覆われている、
請求項1に記載のロール包装体。
【請求項3】
前記ロール集合体の上面が前記シートで覆われている、
請求項2に記載のロール包装体。
【請求項4】
前記シュリンクフィルムにミシン目が形成されている、
請求項1に記載のロール包装体。
【請求項5】
前記シュリンクフィルムにミシン目が形成されており、
前記ミシン目の少なくとも一部は、前記シートを覆う前記シュリンクフィルムの一部および/または前記トレー部材を覆う前記シュリンクフィルムの一部に形成されている、
請求項2に記載のロール包装体。
【請求項6】
前記シュリンクフィルムは、グリップ剤が添加されている、
請求項1乃至5のいずれか一項に記載のロール包装体。
【請求項7】
前記トレー部材は、前記ロール集合体のシュリンク包装時に周縁部が折れ曲がるシート部材で構成されている、
請求項1乃至5のいずれか一項に記載のロール包装体。
【請求項8】
前記シートは、前記ロール集合体のシュリンク包装時に周縁部が折れ曲るシート部材で構成されている、
請求項2、3または5に記載のロール包装体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロール包装体に関する。
【背景技術】
【0002】
トイレットペーパー等の衛生薄葉紙は、複数のロール製品として樹脂フィルム製の包装袋に収容された状態で流通する(例えば、特許文献1)。このような衛生薄葉紙ロールを樹脂フィルムで包装したロール包装体は、さらに段ケースやクラフト紙で複数梱包された状態で輸送、保管され、販売時にこれらの梱包を解いて店頭に陳列される(例えば、特許文献2)。
【0003】
近年、CO2排出量の削減や脱プラスチックの観点から、樹脂フィルムを使用しない動きが注目されている。また、持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)の観点から、製品の過剰包装を減らすことが求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2017-124868号公報
【特許文献2】特開2021-147094号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
衛生薄葉紙ロールの包装に用いられる樹脂フィルムは、持ち運び用の取っ手または一時的な保管用の包材として利用されるが、最終的には破棄されるため、その使用量を削減することが望ましい。また、衛生薄葉紙ロールを樹脂フィルムで包装したロール包装体をさらに段ケースやクラフト紙で複数梱包することは、過剰包装となる。
【0006】
一方、衛生薄葉紙ロールをシュリンク包装した場合は、樹脂の減量化は図れるものの、フィルムの収縮によって柔らかい衛生薄葉紙ロールにしわや変形が生じるおそれがある。また、衛生薄葉紙ロールを紙だけで包装した場合は、包材としての紙の強度や折り込み性に限界があるため、衛生薄葉紙ロールの包装容量を増やすことができない。
【0007】
本発明の課題は、包装後の衛生薄葉紙ロールにしわや変形が生じにくく、衛生薄葉紙ロールの包装容量を増やすことが可能なロール包装体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る第1の態様は、複数の衛生薄葉紙ロールを集積したロール集合体がシュリンク包装されてなるロール包装体であって、前記ロール集合体の下面に配置され、前記ロール集合体の一部を収容する紙製のトレー部材と、前記ロール集合体を前記トレー部材の外側から覆うシュリンクフィルムと、を有する、ロール包装体である。
【0009】
第1の態様では、ロール集合体の一部が収容されるトレー部材が紙製であり、ロール集合体を該トレー部材と一緒にシュリンク包装するだけであるため、ロール包装体に使用される樹脂を減量化することができる。また、第1の態様では、複数の衛生薄葉紙ロールが紙製のトレー部材とシュリンクフィルムのみで包装されるため、過剰包装を回避することができる。
【0010】
また、第1の態様では、ロール集合体の下面に配置されたトレー部材により、トレー部材に収容されたロール集合体の一部を、シュリンクフィルムの収縮による締め付けから保護することができる。そのため、包装後のロール集合体の下面側に位置する衛生薄葉紙ロールの端面および端面に連続する角部でしわや変形が生じるのを防ぐことができる。
【0011】
また、第1の態様では、ロール集合体の下面にロール集合体の一部を収容するトレー部材が配置されていることで、ロール集合体の重量が最もかかりやすいロール包装体の下面が補強される。これにより、ロール包装体全体の包装強度が高くなるため、ロール包装体における衛生薄葉紙ロールの包装容量を増やすことができる。
【0012】
さらに、第1の態様では、ロール集合体をトレー部材の外側からシュリンクフィルムで覆うことで、シュリンク包装の際にロール集合体がくずれにくい。そのため、第1の態様では、安定したシュリンク包装が可能になる。
【0013】
本発明に係る第2の態様は、前記ロール集合体の上面に配置され、前記衛生薄葉紙ロールの端面に接する紙製のシートを有し、前記ロール集合体が前記シートの外側から前記シュリンクフィルムで覆われている、第1の態様に記載のロール包装体である。
【0014】
第2の態様では、衛生薄葉紙ロールの端面に接するシートが紙製であり、ロール集合体を上述のトレー部材とシートとを一緒にシュリンク包装するだけであるため、ロール包装体に使用される樹脂を減量化することができる。また、複数の衛生薄葉紙ロールが紙製のトレー部材と紙製のシートとシュリンクフィルムのみで包装されるため、過剰包装を回避することができる。
【0015】
また、第2の態様では、ロール集合体の上面に配置されたシートにより、シートが接する衛生薄葉紙ロールの端面を、シュリンクフィルムの収縮による締め付けから保護することができる。そのため、包装後のロール集合体の上面側に位置する衛生薄葉紙ロールの端面でもしわや変形が生じるのを防ぐことができる。
【0016】
さらに、第2の態様では、衛生薄葉紙ロールの端面に接するシートがロール集合体の上面に配置されていることで、シュリンク包装された状態でロール包装体の上面が補強される。これにより、ロール包装体の包装強度がさらに高くなるため、ロール包装体における衛生薄葉紙ロールの包装容量をさらに増やすことができる。
【0017】
本発明に係る第3の態様は、前記ロール集合体の上面が前記シートで覆われている、第2の態様に記載のロール包装体である。
【0018】
第3の態様では、ロール集合体の上面が紙製のシートで覆われていることで、シートが接する衛生薄葉紙ロールの端面および端面に連続する角部を、シュリンクフィルムの収縮による締め付けから保護することができる。そのため、包装後のロール集合体の上面側に位置する衛生薄葉紙ロールの端面および端面に連続する角部でしわや変形が生じるのを防ぐことができる。
【0019】
本発明に係る第4の態様は、前記シュリンクフィルムにミシン目が形成されている、第1乃至第3の態様の何れか一つに記載のロール包装体である。
【0020】
第4の態様では、シュリンクフィルムにミシン目が形成されていることで、該ミシン目を介してロール包装体の開封が可能になる。また、該ミシン目のカットがシュリンク包装の際の空気抜け用の穴として機能するため、シュリンクフィルムの収縮が容易になる。
【0021】
本発明に係る第5の態様は、前記シュリンクフィルムにミシン目が形成されており、前記ミシン目の少なくとも一部は、前記シートを覆う前記シュリンクフィルムの一部および/または前記トレー部材を覆う前記シュリンクフィルムの一部に形成されている、第2の態様に記載のロール包装体である。
【0022】
第5の態様では、シュリンクフィルムにミシン目が形成されていることで、上述のように、シュリンク包装の際にシュリンクフィルムの収縮が容易になるが、包装される衛生薄葉紙ロールに香料や保湿成分が含まれる(添加されている)場合は、添加された香料や保湿成分がミシン目のカットからロール包装体の外部に漏れやすくなり、衛生薄葉紙ロールに添加された香料や保湿成分の機能が低下するおそれがある。
【0023】
しかしながら、第5の態様では、シートおよび/またはトレー部材を覆うシュリンクフィルムの一部に形成されたミシン目の部分では、包装された衛生薄葉紙ロールに添加された香料や保湿成分がシートおよび/またはトレー部材に遮られ、漏れにくくなる。そのため、第5の態様では、シュリンクフィルムにミシン目が形成されている場合でも、衛生薄葉紙ロールに添加された香料または保湿成分の機能を維持することができる。
【0024】
本発明に係る第6の態様は、前記シュリンクフィルムは、グリップ剤が添加されている、第1乃至5の態様のいずれか一つに記載のロール包装体である。第6の態様では、シュリンクフィルムにグリップ剤が添加されていることで、複数のロール包装体を上下に積載した際に、積載された2つのロール包装体間に摩擦力が生じ、相互に滑りにくくなる。そのため、第6の態様では、ロール包装体の保管時または輸送時に荷くずれが生じにくくなる。
【0025】
本発明に係る第7の態様は、前記トレー部材は、前記ロール集合体のシュリンク包装時に周縁部が折れ曲がるシート部材で構成されている、第1乃至6の態様のいずれか一つに記載のロール包装体である。
【0026】
第7の態様では、このようにシュリンク包装時に折れ曲がるシート部材でトレー部材を構成することで、ロール集合体の下面に配置されたシート部材がシュリンク包装と同時にトレー部材に変形することができる。そのため、第7の態様では、シュリンク包装の前に予めトレー部材を用意しなくても、ロール集合体の下面にトレー部材が配置された状態でロール包装体を構成することができる。
【0027】
本発明に係る第8の態様は、前記シートは、前記ロール集合体のシュリンク包装時に周縁部が折れ曲るシート部材で構成されている、第2乃至7の態様のいずれか一つに記載のロール包装体である。
【0028】
第8の態様では、このようにシュリンク包装時に折れ曲がるシート部材でシートを構成することで、ロール集合体の上面に配置されたシートがシュリンク包装と同時にロール集合体の上面全体と該上面寄りの側面を覆うことができる。そのため、第8の態様では、ロール集合体の上面側の角部をシートで保護することができる。
【0029】
また、第8の態様では、ロール集合体の上面全体と該上面寄りの側面がシートで覆われることで、該シートを覆うシュリンクフィルムの一部にミシン目の一部が形成されている場合に、該ミシン目の一部とロール集合体との間にシートを配置することができる。そのため、第8の態様では、折れ曲がったシートにより、ロール集合体上面全体と上面寄りの側面でも、衛生薄葉紙ロールに添加された香料や保湿成分が、漏れにくくなる。
【発明の効果】
【0030】
本発明の一態様によれば、包装後の衛生薄葉紙ロールにしわや変形が生じにくく、衛生薄葉紙ロールの包装容量を増やすことが可能なロール包装体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【
図1】第1実施形態のロール包装体を示す図である。
【
図3】ロール集合体をトレー部材に収容した状態(シュリンク包装前の状態)を示す図である。
【
図4】複数のロール包装体を積載した状態を示す図である。
【
図5】第2実施形態のロール包装体を示す図である。
【
図6】第3実施形態のロール包装体を示す図である。
【
図7】第4実施形態のロール包装体を示す図である。
【
図8】
図7で、周縁部が折れ曲がるシート部材でシートが構成されたロール包装体を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、共通する部分は、同一の符号を付して説明を省略する場合がある。また、各図において、各部材の縮尺は実際とは異なる場合がある。なお、各図では、3軸方向(X方向、Y方向、Z方向)の3次元直交座標系を用い、ロール包装体の長手方向をX方向とし、幅方向をY方向とし、高さ方向(上下方向または厚さ方向)をZ方向とする。
【0033】
また、本明細書において、直交などの方向には、実施形態の作用、効果を損なわない程度のずれが許容される。直交には、略直交が含まれてもよい。また、角部の形状は、直角に限られず、弓状に丸みを帯びてもよい。
【0034】
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態のロール包装体100を示す。第1実施形態のロール包装体100では、複数の衛生薄葉紙ロール10を集積したロール集合体AGがシュリンク包装されている。ロール包装体100は、トレー20と、シュリンクフィルム30とを有する。
【0035】
ここで、シュリンク包装は、包装する対象物をシュリンクフィルムで被覆した後、シュリンクトンネルまたはヒータートンネルとも称されるシュリンク包装装置に通して、熱風を当てることでシュリンクフィルムを収縮させて、シュリンクフィルムを対象物の外面に密着させる包装形態である。
【0036】
シュリンクフィルムの材質は、特に限定されず、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン(PS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の熱収縮が可能な樹脂フィルムが挙げられる。なお、これらの樹脂フィルムは、2種以上の樹脂で構成された積層体であってもよい。
【0037】
図1に示す例では、ロール包装体100は、衛生薄葉紙ロール10がシュリンク包装された状態で、上下方向(Z方向)の上方が上面TSを構成し、下方が下面USを構成する。
【0038】
衛生薄葉紙ロール10は、衛生薄葉紙がロール状に巻回されたもの(以下、ロール体またはロールという場合がある)である。本実施形態では、衛生薄葉紙ロール10の一例としてトイレットペーパーのロール体であるトイレットロールが用いられる。
【0039】
なお、ロールを構成する衛生薄葉紙の態様は、トイレットペーパーに限定されず、例えば、キッチンペーパー、ペーパータオル、ティシューペーパー等に適用可能である。衛生薄葉紙の用途は、特に限定されず、産業用、家庭用、携帯用の何れも適用できる。
【0040】
衛生薄葉紙ロール10は、
図2に示すように、中空コア11に長尺の衛生薄葉紙(本実施形態ではトイレットペーパー)12がロール状に巻かれ(巻回され)ている。衛生薄葉紙ロール(トイレットロール)10は、一対の端面10A、10Bと周面10Cを有する。ロール10を構成する衛生薄葉紙12は、長手方向の一端12Aはロール10の周面10Cに露出し、長手方向の他端(図示せず)は中空コア11に接着されている。
【0041】
衛生薄葉紙ロール10の寸法は、特に限定されないが、上下方向(Z方向)の寸法(ロール幅)が好ましくは85mm以上300mm以下であり、横方向(X方向またはY方向)の寸法(ロール径)が好ましくは80mm以上130mm以下である(
図2参照)。
【0042】
ロール10を構成する衛生薄葉紙12は、幅が85mm以上300mm以下である。また、衛生薄葉紙12は、巻長さが20m以上200m以下で、巻密度が0.50m/cm2以上3.50m/cm2以下である。
【0043】
衛生薄葉紙12のプライ数は、特に限定されないが、1プライ以上にすることができ、好ましくは1プライまたは2プライ(2枚重ね)である。
【0044】
衛生薄葉紙12の材質は、特に限定されないが、例えば、紙、不織布、または布等を用いることができる。なお、衛生薄葉紙12には、パルプを主原料とする原紙が用いられる。パルプ組成は、衛生薄葉紙における公知の組成を用いることができる。例えば、パルプの配合割合を、50質量%以上、好ましくは90質量%以上、より好ましくは100質量%とすることができる。
【0045】
また、衛生薄葉紙12におけるパルプ組成は、特に限定されない。例えば、NBKP(針葉樹クラフトパルプ)やNUKP(針葉樹未晒しパルプ)などの針葉樹パルプと、LBKP(広葉樹クラフトパルプ)やLUKP(広葉樹未晒しパルプ)などの広葉樹パルプとを、任意の比率で使用することができる。
【0046】
なお、衛生薄葉紙12のパルプ組成において、広葉樹パルプと針葉樹パルプの比は、限定されないが、好ましくは10:90~80:20であり、より好ましくは広葉樹パルプに対して針葉樹パルプの比率がより多いパルプ組成である。また、衛生薄葉紙12に含まれるパルプには、古紙パルプを用いても良い。
【0047】
衛生薄葉紙12の坪量(米坪)は、特に限定されないが、プライ数に応じて、紙の場合は5g/m2以上80g/m2以下であり、好ましくは10g/m2以上60g/m2以下、より好ましくは10g/m2以上45g/m2以下である。また、不織布の場合は20g/m2以上100g/m2以下のものが望ましい。なお、坪量(米坪)は、JIS P 8124:2011の規定に準拠して測定される紙の単位面積当たりの質量を示す。
【0048】
また、衛生薄葉紙12の厚さ(紙厚)は、特に限定されず、JIS P 8118:1998の規定に準拠して測定される紙厚を示す。例えば、衛生薄葉紙12が紙の場合、紙厚は、2プライあたり、50μm以上200μm以下であり、好ましくは60μm以上150μm以下、より好ましくは80μm以上140μm以下である。
【0049】
また、衛生薄葉紙12には、エンボス加工が施されていてもよい。このようなエンボス加工は、公知のエンボス付与方法により実施することができる。
【0050】
また、中空コア11は、周方向(R方向)に衛生薄葉紙12が巻き付けられる円筒状の巻芯である(
図2参照)。また、中空コア11には、巻芯が存在しない構造(コアレス構造)も含まれる。中空コア11の材質は、特に限定されず、紙、樹脂等を用いることができる。
【0051】
中空コア11の形態は、特に限定されず、例えば、中空コア11が紙管の場合は、一層の厚紙で構成したもの、複数層の厚紙で構成したものの何れでもよく、厚紙への印刷や消臭剤の塗工を事前に行った塗工厚紙原紙でも良い。また、紙管の巻き方は、特に限定されず、例えば、平巻きのもの、螺旋状に巻かれたもの(いわゆるスパイラル紙管)等の何れでもよい。
【0052】
中空コア11の寸法は、特に限定されない。例えば、中空コア11の長手方向の長さは、ロール10のロール幅と同程度(85mm以上300mm以下)である。また、中空コア11の径方向(X方向またはY方向)の径寸法は、33mm以上50mm以下であり、好ましくは35mm以上45mm以下である(
図2参照)。
【0053】
ロール包装体100において包装可能な複数の衛生薄葉紙ロール10の個数は、限定されないが、例えば、衛生薄葉紙ロール10がトイレットロールの場合、2個以上64個以下、好ましくは4個以上40個以下、より好ましくは8個~36個以下のトイレットペーパーが収容可能である。
【0054】
本実施形態では、ロール包装体100では、複数の衛生薄葉紙ロールの包装態様は、限定されないが、径方向(X方向およびY方向)に少なくとも2行及び少なくとも2列に配置され、且つ軸方向(Z方向)に少なくとも2段に積み重ねられた集合体として包装され得る。
【0055】
ここで、軸方向は、衛生薄葉紙ロール10の周方向(R方向)の中心を通る軸線方向(Z方向)を示す。径方向は、軸方向(Z方向)と直交する方向(X方向およびY方向)を示す。「積み重ねる」とは、ロール包装体100の上下方向(Z方向)に2つの衛生薄葉紙ロール10の端面10A同士が対面するように衛生薄葉紙ロール10を積み上げることを示す(
図1、
図3)。
【0056】
「行」は、ロール包装体100を構成する複数の衛生薄葉紙ロール10のうち、ロール包装体100の横方向または左右方向(本実施形態ではX方向を示す)に衛生薄葉紙ロール10の側面(周面)10C同士が対面する1組の衛生薄葉紙ロール10を示す。「列」は、ロール包装体を構成する複数の衛生薄葉紙ロールのうち、ロール包装体の縦方向(前後方向)に衛生薄葉紙ロールの側面(周面)10C同士が対面する1組の衛生薄葉紙ロールを示す。
【0057】
例えば、包装される衛生薄葉紙ロール10が18個(18ロール)の場合は、衛生薄葉紙ロール10が3行、3列、かつ2段で包装される。また、衛生薄葉紙ロール10の個数が32個(32ロール)の場合は、衛生薄葉紙ロール10が4行、4列、かつ2段で包装される。本実施形態では、18個のトイレットロール10が、周面10C同士が左右方向(X方向)および前後方向(Y方向)に重なり、端面11A、11Bが上下方向(Z方向)に重なるように、包装されている(
図1)。
【0058】
トレー20は、本実施形態に係るロール包装体100を構成するトレー部材の一例である。トレー20は、紙製であり、好ましくは段ボール製である。段ボールは、特に限定されず、例えば、片面段ボール、両面段ボール、複両面段ボール、複々両面段ボール等が挙げられる。すなわち、トレー20は、紙の比率が100%である。なお、トレー20には、段ボールの代わりに厚紙を用いてもよい。
【0059】
厚紙のパルプ組成は、特に限定されず、例えば、パルプの配合割合を、50質量%以上、好ましくは90質量%以上、より好ましくは100質量%とすることができる。厚紙は、例えば、バージンパルプ、古紙パルプなどを原料とするコートボール紙が用いられている。
【0060】
また、厚紙の坪量は、限定されないが、使用に耐え得る十分な強度を確保する観点から、厚紙の坪量が120g/m2以上1000g/m2以下であり、好ましくは230g/m2以上900g/m2以下であり、より好ましくは270g/m2以上800g/m2以下である。なお、ここで、坪量は、JIS P 8124(2011)の規定に準じて測定される。
【0061】
厚紙の厚みは、特に限定されず、JIS P 8111(1998)の環境下で測定された紙厚を採用することができる。例えば、厚紙がコートボール紙の場合、厚紙の紙厚は、0.1mm以上3mm以下にすることができ、好ましくは0.2mm以上2mm以下、より好ましくは0.3mm以上1.5mm以下である。
【0062】
トレー20は、ロール集合体AGの下面AUに配置され、ロール集合体AGの一部を収容する。本実施形態では、18個の衛生薄葉紙ロール10が2段に積み重ねられたロール集合体AGの1段目の9個の衛生薄葉紙ロール10の端面10B側の一部がトレー20に収容される(
図3)。
【0063】
なお、トレー20は、予めトレーの形態でもよく、また、ロール集合体AGのシュリンク包装時に周縁部が折れ曲がるシート部材(
図8参照)で構成されていてもよい。
【0064】
シュリンクフィルム30は、ロール包装体におけるシュリンクフィルムの一例であり、ロール集合体AGをシュリンク包装することで形成される。シュリンクフィルム30は、ロール集合体AGをトレー20の外側から覆う。本実施形態では、ロール集合体AGの一部をトレー20に収容した状態で、シュリンクフィルム30によりロール集合体AGとロール集合体AGの一部を収容したトレー20とが一緒にシュリンク包装される(
図1)。
【0065】
第1実施形態のロール包装体100では、シュリンクフィルム30にグリップ剤が添加されている。ここで、グリップ剤は、シュリンクフィルム30の表面(シュリンクフィルム30の外面31)の摩擦係数を増加させる添加剤である。なお、シュリンクフィルム30の外面31は、シュリンクフィルム30の外側の面を示す。
【0066】
本実施形態では、グリップ剤は、シュリンクフィルム30を形成する樹脂に予め含有されている。なお、グリップ剤は、シュリンク包装後のシュリンクフィルム30に塗工することで、グリップ剤の層を形成してもよい。
【0067】
本実施形態では、シュリンクフィルム30の外面31の静摩擦係数が0.2以上であり、好ましくは0.4以上、より好ましくは0.6以上である。ここで、静摩擦係数は、JIS P8147:2010の規定に準拠して測定される最大摩擦力と垂直抗力との比を示す。
【0068】
なお、静摩擦係数の上限は、特に制限されないが、ロール包装体の保管時または輸送時の操業性等の観点から、2.0以下であり、好ましくは1.8以下、より好ましくは1.5以下である。
【0069】
第1実施形態のロール包装体100では、上述のように、ロール集合体AGの一部が収容されるトレー20が紙製であり、ロール集合体AGを該トレー20と一緒にシュリンク包装するだけであるため、ロール包装体100に使用される樹脂を減量化することができる。また、第1実施形態では、複数の衛生薄葉紙ロール10が紙製のトレー20とシュリンクフィルムのみで包装されるため、過剰包装を回避することができる(
図1)。
【0070】
また、第1実施形態では、ロール集合体AGの下面AUに配置されたトレー20により、トレー20に収容されたロール集合体AGの一部を、シュリンクフィルムの収縮による締め付けから保護することができる。そのため、包装後のロール集合体AGの下面AU側に位置する衛生薄葉紙ロール10の端面10Bおよび端面に連続する角部C2でしわや変形が生じるのを防ぐことができる(
図1、
図2)。
【0071】
また、第1実施形態では、ロール集合体AGの下面AUにロール集合体AGの一部を収容するトレー20が配置されていることで、ロール集合体AGの重量が最もかかりやすいロール包装体100の下面USが補強される。これにより、ロール包装体100全体の包装強度が高くなるため、ロール包装体100における衛生薄葉紙ロール10の包装容量を増やすことができる(
図1)。
【0072】
さらに、第1実施形態では、ロール集合体AGをトレー20の外側からシュリンクフィルムで覆うことで、シュリンク包装の際にロール集合体AGがくずれにくい。そのため、第1実施形態では、安定したシュリンク包装が可能になる(
図1、
図3)。
【0073】
なお、第1実施形態では、上述のように、シュリンク包装時に周縁部が折れ曲がるシート部材でトレー20を構成することで、ロール集合体AGの下面AUに配置されたシート部材がシュリンク包装と同時にトレー20に変形することができる。そのため、本実施形態では、シュリンク包装の前に予めトレー20を用意しなくても、ロール集合体AGの下面AUにトレー20が配置された状態でロール包装体を構成することができる。
【0074】
第1実施形態では、上述のように、シュリンクフィルム30にグリップ剤が添加されていることで、複数のロール包装体100を上下に積載した際に、積載された2つのロール包装体100間に摩擦力が生じ、相互に滑りにくくなる。そのため、第1実施形態では、ロール包装体100の保管時または輸送時に荷くずれが生じにくくなる(
図4)。
【0075】
第1実施形態では、シュリンクフィルム30の外面31の静摩擦係数が0.2以上であることで、上下に積載された2つのロール包装体100間に生じる摩擦力を高くなる。そのため、第1実施形態では、複数のロール包装体100の保管時または輸送時における荷くずれを防ぐことができる(
図4)。
【0076】
<第2実施形態>
図5は、第2実施形態のロール包装体200を示す。なお、
図5では、第1実施形態(
図1)と共通する部分に、
図1に付した符号と同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。
【0077】
第2実施形態のロール包装体200は、ロール集合体AGの上面ATに配置され、衛生薄葉紙ロール10の端面10Aに接するシートを有する。そして、ロール集合体AGが、シートの外側からシュリンクフィルム30で覆われている。
【0078】
第2実施形態では、ロール集合体AGの上面ATに紙製のシート40が配置され、シート40が衛生薄葉紙ロール10の端面10Aに接する状態で、ロール集合体AGがシート40の外側からシュリンクフィルム30で覆われている(
図5)。
【0079】
シート40は、紙製であり、好ましくは段ボール製である。段ボールは、特に限定されず、例えば、片面段ボール、両面段ボール、複両面段ボール、複々両面段ボール等が挙げられる。すなわち、トレー20は、紙の比率が100%である。なお、シートには、段ボールの代わりに厚紙を用いてもよい。
【0080】
厚紙のパルプ組成は、特に限定されず、例えば、パルプの配合割合を、50質量%以上、好ましくは90質量%以上、より好ましくは100質量%とすることができる。厚紙は、例えば、バージンパルプ、古紙パルプなどを原料とするコートボール紙が用いられている。
【0081】
また、厚紙の坪量は、限定されないが、使用に耐え得る十分な強度を確保する観点から、厚紙の坪量が120g/m2以上1000g/m2以下であり、好ましくは230g/m2以上900g/m2以下であり、より好ましくは270g/m2以上800g/m2以下である。なお、ここで、坪量は、JIS P 8124(2011)の規定に準じて測定される。
【0082】
厚紙の厚みは、特に限定されず、JIS P 8111(1998)の環境下で測定された紙厚を採用することができる。例えば、厚紙がコートボール紙の場合、厚紙の紙厚は、0.1mm以上3mm以下にすることができ、好ましくは0.2mm以上2mm以下、より好ましくは0.3mm以上1.5mm以下である。
【0083】
なお、シート40は、後述のようにロール集合体AGのシュリンク包装時に周縁部が折れ曲るシート部材40で構成されていてもよい(
図8参照)。
【0084】
第2実施形態のロール包装体200では、ロール集合体AGの上面ATがシート40で覆われている。第2実施形態では、上面視で、シート40の面積がロール集合体AGの上面ATの面積と同じ又はそれ以上であり、ロール集合体AGの上面ATが隠れるようにシート40で覆われている(
図5)。第2実施形態では、シート40は、トレー20と同じ材質が用いられているが、シート40は、トレー20と異なる材質を用いてもよい。
【0085】
第2実施形態のロール包装体200では、衛生薄葉紙ロール10の端面10Aに接するシート40が紙製であり、ロール集合体AGを上述のトレー20とシート40とを一緒にシュリンク包装するだけであるため、ロール包装体200に使用される樹脂の減量化が可能になる。また、複数の衛生薄葉紙ロール10が紙製のトレー20と紙製のシート40とシュリンクフィルム30のみで包装されるため、過剰包装を回避することができる(
図5)。
【0086】
また、第2実施形態では、ロール集合体AGの上面ATに配置されたシート40により、シート40が接する衛生薄葉紙ロール10の端面10Aを、シュリンクフィルム30の収縮による締め付けから保護することができる。そのため、包装後のロール集合体AGの上面AT側に位置する衛生薄葉紙ロール10の端面10Aでもしわや変形が生じるのを防ぐことができる(
図5)。
【0087】
さらに、第2実施形態では、衛生薄葉紙ロール10の端面10Aに接するシート40がロール集合体AGの上面ATに配置されていることで、シュリンク包装された状態でロール包装体200の上面TSが補強される。これにより、ロール包装体200の包装強度がさらに高くなるため、ロール包装体200における衛生薄葉紙ロール10の包装容量をさらに増やすことができる(
図5)。
【0088】
また、第2実施形態のロール包装体200では、ロール集合体AGの上面ATがシート40で覆われていることで、シート40が接する衛生薄葉紙ロール10の端面10Aおよび端面10Aに連続する角部C1を、シュリンクフィルムの収縮による締め付けから保護することができる。そのため、包装後のロール集合体AGの上面AT側に位置する衛生薄葉紙ロール10の端面10Aおよび端面10Aに連続する角部C1でしわや変形が生じるのを防ぐことができる(
図2、
図5)。
【0089】
なお、第2実施形態では、上述のように、シュリンク包装時に周縁部が折れ曲がるシート部材でシート40を構成することで、ロール集合体AGの上面ATに配置されたシート40がシュリンク包装と同時にロール集合体AGの上面AT全体と上面AT寄りの側面SSとを覆うことができる。そのため、第2実施形態では、ロール集合体AGの上面AT側の角部をシート40で保護することができる(
図8参照)。
【0090】
<第3実施形態>
図6は、第3実施形態のロール包装体300を示す。なお、
図6では、第1実施形態(
図1)と共通する部分に、
図1に付した符号と同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。
【0091】
第3実施形態のロール包装体300では、シュリンクフィルムにミシン目50が形成されている(
図6)。ミシン目は、カットCとタイT(2つのカットC間のカットされていない部分)が交互に配置され、タイTが破断すると両隣のカットCが連続したカットになる断続的な切目線を示す(
図6)。
【0092】
第3実施形態では、ロール包装体300の四方の側面SSのシュリンクフィルム30がトレー20にかからない部分にミシン目50が形成されている(
図6)。
【0093】
なお、ミシン目50が形成されるシュリンクフィルム30の部分は、ロール包装体300の四方の側面SSに限定されず、ロール包装体300の側面SSの少なくとも一面に形成されていればよい。また、ミシン目50は、ロール包装体300の側面SSの一面以上に連続していなくてもよく、対向する2つの側面SSに1つずつ形成してもよい。
【0094】
第3実施形態のロール包装体300では、シュリンクフィルム30にミシン目50が形成されていることで、該ミシン目50を介してロール包装体300の開封が可能になる。また、該ミシン目50のカットCがシュリンク包装の際の空気抜け用の穴として機能するため、シュリンクフィルム30の収縮が容易になる(
図6)。
【0095】
<第4実施形態>
【0096】
図7は、第4実施形態のロール包装体400を示す。なお、
図7では、第1実施形態(
図1)、第2実施形態(
図5)、第3実施形態(
図6)と共通する部分に、
図1に付した符号と同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。
【0097】
第4実施形態のロール包装体400では、シュリンクフィルム30にミシン目60が形成されているが、ミシン目60の少なくとも一部が、シート40を覆うシュリンクフィルム30の一部30Aおよび/またはトレー20を覆うシュリンクフィルム30の一部30Bに形成されている(
図7)。
【0098】
第4実施形態では、ロール包装体400の上面TSで、ミシン目60の一部61がシュリンクフィルム30の一部30Aに形成されている。また、ロール包装体400の下面USで、ミシン目60の一部62がシュリンクフィルム30の一部30Bに形成されている(
図7)。
【0099】
第4実施形態では、シュリンクフィルム30にミシン目60が形成されていることで、上述のように、シュリンク包装の際にシュリンクフィルム30の収縮が容易になるが、包装される衛生薄葉紙ロール10に香料や保湿成分が含まれる(添加されている)場合は、添加された香料や保湿成分がミシン目60のカットからロール包装体400の外部に漏れやすくなり、衛生薄葉紙ロール10に添加された香料や保湿成分の機能が低下するおそれがある。
【0100】
しかしながら、第4実施形態では、上述のように、シート40および/またはトレー20を覆うシュリンクフィルム30の一部(シート40を覆う一部31A、トレー20を覆う一部31B)に形成されたミシン目60の部分(ミシン目の一部61、62、63)では、包装された衛生薄葉紙ロール10に添加された香料や保湿成分がシート40および/またはトレー20に遮られ、漏れにくくなる。そのため、第4実施形態では、シュリンクフィルム30にミシン目60が形成されている場合でも、衛生薄葉紙ロール10に添加された香料または保湿成分の機能を維持することができる。
【0101】
また、上述のように、ロール集合体AGの上面AT全体と上面AT寄りの側面SSとがシート40で覆われることで、第4実施形態のようにシートを覆うシュリンクフィルム30の一部にミシン目の一部が形成されている場合に、ミシン目60の一部とロール集合体AGとの間にシート40を配置することができる(
図8)。そのため、第4実施形態では、折れ曲がったシート40により、ロール集合体AGの上面AT全体と上面AT寄りの側面SSでも、衛生薄葉紙ロールに添加された香料や保湿成分が、漏れにくくなる。
【0102】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
【符号の説明】
【0103】
100、200、300、400 ロール包装体
TS 上面
US 下面
SS 側面
10 衛生薄葉紙ロール(トイレットロール)
10A 端面
10B 端面
10C 側面(周面)
11 中空コア
12 衛生薄葉紙(トイレットペーパー)
12A 一端
AG ロール集合体
AT 上面
AU 下面
20 トレー
21 開口
22 底面
23 側壁(周縁部)
30 シュリンクフィルム
31 外面
31A シートを覆う一部
31B トレー部材を覆う一部
40 シート
50、60 ミシン目
61、62、63 一部