(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024034170
(43)【公開日】2024-03-13
(54)【発明の名称】情報通信装置、情報入力装置、情報出力装置、情報通信方法、プログラム及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
H04L 12/66 20060101AFI20240306BHJP
【FI】
H04L12/66
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022138239
(22)【出願日】2022-08-31
(71)【出願人】
【識別番号】000232092
【氏名又は名称】NECソリューションイノベータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100115255
【弁理士】
【氏名又は名称】辻丸 光一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100201732
【弁理士】
【氏名又は名称】松縄 正登
(74)【代理人】
【識別番号】100154081
【弁理士】
【氏名又は名称】伊佐治 創
(74)【代理人】
【識別番号】100227019
【弁理士】
【氏名又は名称】安 修央
(72)【発明者】
【氏名】山上 辰典
(72)【発明者】
【氏名】片山 紘希
(72)【発明者】
【氏名】山地 智
(72)【発明者】
【氏名】足立 浩基
(72)【発明者】
【氏名】外村 彰英
(72)【発明者】
【氏名】高橋 昌也
(72)【発明者】
【氏名】石田 州裕
【テーマコード(参考)】
5K030
【Fターム(参考)】
5K030GA15
5K030HD01
(57)【要約】 (修正有)
【課題】回線が非接続状態の2以上のネットワーク間における通信を行う場合のセキュリティリスクを抑制可能な情報通信装置、情報入力装置、情報出力装置、情報通信方法、プログラム及び記録媒体を提供する。
【解決手段】情報通信装置100は、回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおいて、一方のネットワーク30Aに接続された一方の通信装置40Aと通信可能な情報出力部と、他方のネットワーク30Bに接続された他方の通信装置40Bと通信可能な情報入力部と、を含む。情報出力部は、一方の通信装置から出力対象情報を取得する情報取得部と、出力対象情報を画像に変換する画像変換部と、変換した画像を出力する画像出力部とを含む。情報入力部は、情報出力部が出力した画像を受像する受像部と、受像した画像を出力対象情報に変換する情報変換部と、変換した出力対象情報を他方の通信装置に入力する変換情報入力部と、を含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報出力部と、情報入力部とを含み、
回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおいて、
前記情報出力部は、一方の前記ネットワークに接続された一方の通信装置と通信可能であり、
前記情報入力部は、他方の前記ネットワークに接続された他方の通信装置と通信可能であり、
前記情報出力部は、情報取得部、画像変換部、及び画像出力部を含み、
前記情報取得部は、前記一方の通信装置から出力対象情報を取得し、
前記画像変換部は、前記出力対象情報を画像に変換し、
前記画像出力部は、変換した前記画像を出力し、
前記情報入力部は、受像部、情報変換部、及び変換情報入力部を含み、
前記受像部は、前記情報出力部が出力した前記画像を受像し、
前記情報変換部は、受像した前記画像を前記出力対象情報に変換し、
前記変換情報入力部は、変換した前記出力対象情報を前記他方の通信装置に入力する、
情報通信装置。
【請求項2】
前記画像変換部は、前記出力対象情報を分割して複数の画像に変換し、
前記受像部は、複数の画像を受像し、
前記情報変換部は、受像した前記複数の画像を変換した情報を連結して前記出力対象情報を生成する、
請求項1記載の情報通信装置。
【請求項3】
前記画像変換部は、前記複数の画像の読取順序を指定する順序指定画像を生成し、
前記画像出力部は、前記順序指定画像を出力し、
前記受像部は、前記順序指定画像を受像し、
前記情報変換部は、前記順序指定画像を読取順序に変換し、前記読取順序に従って受像した前記複数の画像を変換した情報を連結して前記出力対象情報を生成する、
請求項2記載の情報通信装置。
【請求項4】
前記画像出力部は、前記複数の画像を順次出力し、
前記受像部は、前記複数の画像を順次受像し、
前記情報変換部は、受像した前記複数の画像を変換した情報を順次連結して前記出力対象情報を生成する、請求項2又は3記載の情報通信装置。
【請求項5】
前記画像変換部は、前記出力対象情報を符号化して符号化情報を生成し、前記符号化情報を画像に変換し、
前記情報変換部は、受像した前記画像を前記符号化情報に変換し、前記符号化情報を復号して前記出力対象情報を生成し、
前変換記情報入力部は、複合した前記出力対象情報を前記他方の通信装置他方の通信装置に入力する、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報通信装置。
【請求項6】
情報取得部、画像変換部、及び画像出力部を含み、
前記情報取得部は、回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおいて、一方の前記ネットワークに接続された一方の通信装置から出力対象情報を取得し、
前記画像変換部は、前記出力対象情報を画像に変換し、
前記画像出力部は、変換した前記画像を出力する、情報出力装置。
【請求項7】
受像部、情報変換部、及び変換情報入力部を含み、
前記受像部は、請求項6記載の情報出力装置が出力した画像を受像し、
前記情報変換部は、受像した前記画像を前記出力対象情報に変換し、
前記変換情報入力部は、変換した前記出力対象情報を、回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおいて、前記一方のネットワークとは異なる他方の前記ネットワークに接続された他方の通信装置に入力する、
情報入力装置。
【請求項8】
情報取得工程、画像変換工程、画像出力工程、受像工程、情報変換工程、及び変換情報入力工程を含み、
前記情報取得工程は、回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおいて、一方の前記ネットワークに接続された一方の通信装置から出力対象情報を取得し、
前記画像変換工程は、前記出力対象情報を画像に変換し、
前記画像出力工程は、変換した前記画像を出力し、
前記受像工程は、前記情報出力部が出力した画像を受像し、
前記情報変換工程は、受像した前記画像を前記出力対象情報に変換し、
前記変換情報入力工程は、変換した前記出力対象情報を回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおいて他方の前記ネットワークに接続された他方の通信装置に入力する、
情報通信方法。
【請求項9】
情報取得手順、画像変換手順、画像出力手順、受像手順、情報変換手順、及び変換情報入力手順を含み、
前記情報取得手順は、回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおいて、一方の前記ネットワークに接続された一方の通信装置から出力対象情報を取得し、
前記画像変換手順は、前記出力対象情報を画像に変換し、
前記画像出力手順は、変換した前記画像を出力し、
前記受像手順は、前記情報出力部が出力した画像を受像し、
前記情報変換手順は、受像した前記画像を前記出力対象情報に変換し、
前記変換情報入力手順は、変換した前記出力対象情報を回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおいて他方の前記ネットワークに接続された他方の通信装置に入力し、
前記各手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項10】
情報取得手順、画像変換手順、画像出力手順、受像手順、情報変換手順、及び変換情報入力手順を含み、
前記情報取得手順は、回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおいて、一方の前記ネットワークに接続された一方の通信装置から出力対象情報を取得し、
前記画像変換手順は、前記出力対象情報を画像に変換し、
前記画像出力手順は、変換した前記画像を出力し、
前記受像手順は、前記情報出力部が出力した画像を受像し、
前記情報変換手順は、受像した前記画像を前記出力対象情報に変換し、
前記変換情報入力手順は、変換した前記出力対象情報を回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおいて他方の前記ネットワークに接続された他方の通信装置に入力し、
前記各手順をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報通信装置、情報入力装置、情報出力装置、情報通信方法、プログラム及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
オープンネットワークとクローズドネットワークのように、複数の異なるネットワークと接続された装置間において通信を可能とするシステムが知られている(特許文献1、2等)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4551218号公報
【特許文献2】特開2022-58599号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
異なるネットワークに接続された装置間で情報のやりとりをする場合、特許文献1および2のように、やり取りをする装置が有線、無線問わず物理的に接続されている場合、装置が接続されたネットワークを介して外部から攻撃や侵入を受けるといったセキュリティリスクがあるという課題がある。
【0005】
そこで、本発明は、回線が非接続状態の2以上のネットワネットワーク間における通信を行う場合のセキュリティリスクを抑制可能な情報通信装置、情報入力装置、情報出力装置、情報通信方法、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明の情報通信装置は、
情報出力部と、情報入力部とを含み、
回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおいて、
前記情報出力部は、一方の前記ネットワークに接続された一方の通信装置と通信可能であり、
前記情報入力部は、他方の前記ネットワークに接続された他方の通信装置と通信可能であり、
前記情報出力部は、情報取得部、画像変換部、及び画像出力部を含み、
前記情報取得部は、前記一方の通信装置から出力対象情報を取得し、
前記画像変換部は、前記出力対象情報を画像に変換し、
前記画像出力部は、変換した前記画像を出力し、
前記情報入力部は、受像部、情報変換部、及び変換情報入力部を含み、
前記受像部は、前記情報出力部が出力した前記画像を受像し、
前記情報変換部は、受像した前記画像を前記出力対象情報に変換し、
前記変換情報入力部は、変換した前記出力対象情報を前記他方の通信装置に入力する。
【0007】
本発明の情報出力装置は、
情報取得部、画像変換部、及び画像出力部を含み、
前記情報取得部は、回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおいて、一方の前記ネットワークに接続された一方の通信装置から出力対象情報を取得し、
前記画像変換部は、前記出力対象情報を画像に変換し、
前記画像出力部は、変換した前記画像を出力する。
【0008】
本発明の情報入力装置は、
受像部、情報変換部、及び変換情報入力部を含み、
前記受像部は、前記本発明の情報出力装置が出力した画像を受像し、
前記情報変換部は、受像した前記画像を前記出力対象情報に変換し、
前記変換情報入力部は、変換した前記出力対象情報を、回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおいて、前記一方のネットワークとは異なる他方の前記ネットワークに接続された他方の通信装置に入力する。
【0009】
本発明の情報通信方法は、
情報取得工程、画像変換工程、画像出力工程、受像工程、情報変換工程、及び変換情報入力工程を含み、
前記情報取得工程は、回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおいて、一方の前記ネットワークに接続された一方の通信装置から出力対象情報を取得し、
前記画像変換工程は、前記出力対象情報を画像に変換し、
前記画像出力工程は、変換した前記画像を出力し、
前記受像工程は、前記情報出力部が出力した画像を受像し、
前記情報変換工程は、受像した前記画像を前記出力対象情報に変換し、
前記変換情報入力工程は、変換した前記出力対象情報を回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおいて他方の前記ネットワークに接続された他方の通信装置に入力する。
【0010】
本発明のプログラムは、
情報取得手順、画像変換手順、画像出力手順、受像手順、情報変換手順、及び変換情報入力手順を含み、
前記情報取得手順は、回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおいて、一方の前記ネットワークに接続された一方の通信装置から出力対象情報を取得し、
前記画像変換手順は、前記出力対象情報を画像に変換し、
前記画像出力手順は、変換した前記画像を出力し、
前記受像手順は、前記情報出力部が出力した画像を受像し、
前記情報変換手順は、受像した前記画像を前記出力対象情報に変換し、
前記変換情報入力手順は、変換した前記出力対象情報を回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおいて他方の前記ネットワークに接続された他方の通信装置に入力し、
前記各手順をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0011】
本発明の記録媒体は、
情報取得手順、画像変換手順、画像出力手順、受像手順、情報変換手順、及び変換情報入力手順を含み、
前記情報取得手順は、回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおいて、一方の前記ネットワークに接続された一方の通信装置から出力対象情報を取得し、
前記画像変換手順は、前記出力対象情報を画像に変換し、
前記画像出力手順は、変換した前記画像を出力し、
前記受像手順は、前記情報出力部が出力した画像を受像し、
前記情報変換手順は、受像した前記画像を前記出力対象情報に変換し、
前記変換情報入力手順は、変換した前記出力対象情報を回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおいて他方の前記ネットワークに接続された他方の通信装置に入力し、
前記各手順をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、回線が非接続状態の2以上のネットワーク間における通信を行う場合のセキュリティリスクを抑制可能である。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】
図1は、実施形態1情報通信装置の一例の構成を示すブロック図である。
【
図2】
図2は、実施形態1の情報出力装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【
図3】
図3は、実施形態1の情報入力装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【
図4】
図4は、実施形態1の情報通信装置が含む情報出力部及び情報入力部における処理の一例を示すフローチャートである。
【
図5】
図5は、情報通信装置の変形例の構成の一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
次に、本発明の実施形態について図を用いて説明する。本発明は、以下の実施形態には限定されない。以下の各図において、同一部分には、同一符号を付している。また、各実施形態の説明は、特に言及がない限り、互いの説明を援用でき、各実施形態の構成は、特に言及がない限り、組合せ可能である。
【0015】
[実施形態1]
本実施形態の情報通信装置について、
図1を用いて説明する。
図1は、本実施形態の情報出力部10、及び情報入力部20を含む情報通信装置100の一例の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、情報通信装置100は、情報出力部10及び情報入力部20を含むため、例えば、情報通信システム100ともいう。情報出力部10及び情報入力部20は、例えば、独立した装置であってもよく、この場合、情報出力部10は、情報出力装置10ともいい、情報入力部20は、情報入力装置20ともいう。情報通信装置100は、回線が非接続状態の二つ以上のネットワーク(例えば、一方のネットワーク30A及び他方のネットワーク30B)に接続された2以上の通信装置と通信可能である。具体的に、例えば、情報出力部10は、回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおける一方のネットワーク30Aに接続された一方の通信装置40Aと通信可能であり、情報入力部20は、他方のネットワーク30Bに接続された他方の通信装置40Bと通信可能である。
図1において、情報出力部10と接続されている一方の通信装置40Aは、1つであるが、本発明はこれには限定されず、2以上の複数であってもよい。
図1において、情報入力部20と接続されている他方の通信装置40Bは、1つであるが、本発明はこれには限定されず、2以上の複数であってもよい。情報入力部10と一方の通信装置40Aとの接続、及び、情報出力部20と他方の通信装置40Bとの接続は、例えば、有線で接続されてもよいし、無線で接続されてもよい。図示していないが、情報出力部10及び情報入力部20は、例えば、通信回線網を介して、システム管理者の外部端末とも接続可能であり、システム管理者は、前記外部端末から情報出力部10及び情報入力部20の管理を実施してもよい。情報通信装置100は、例えば、情報出力部10、及び情報入力部20の少なくとも一方を複数含んでもよい。また、
図1において、情報通信装置100は、非接続状態の一方のネットワーク30Aに接続された一方の通信装置40Aおよび他方のネットワーク30Bに接続された他方の通信装置40Bと通信可能な場合を図示しているが、本発明はこれには限定されず、通信装置100は、一方のネットワーク30A及び他方のネットワーク30Bの少なくとも一方と非接続状態のさらに異なるネットワークに接続されたさらなる通信装置と通信可能であってもよい。
【0016】
一方のネットワーク30Aは、複数の一方の通信装置40Aが接続された通信回線網であり、他方のネットワーク30Bは、複数の他方の通信装置40Bが接続された通信回線網である。通信装置40(一方の通信装置40A及び他方の通信装置40B)は、特に制限されず、例えば、パーソナルコンピュータ、スーパーコンピュータ、メインフレーム、サーバ、マイクロコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話、PDA等の各種情報処理装置である。前記通信回線網は、例えば、オープンネットワークでもよいし、クローズドネットワークでもよい。前記通信回線網は、例えば、インターネット回線、WWW(World Wide Web)、電話回線、LAN(Local Area Network)、SAN(Storage Area Network)、DTN(Delay Tolerant Networking)、LPWA(Low Power Wide Area)、L5G(ローカル5G)、等があげられる。一方のネットワーク30Aと他方のネットワーク30Bとは、例えば、互いに非接続状態のネットワークである。前記「非接続状態のネットワーク」とは、例えば、一方のネットワーク30Aに接続された複数の一方の通信装置40Aと、他方のネットワーク30Bに接続された複数の他方の通信装置40Bとが接続されていない状態を意味する。前記接続されていない状態は、例えば、一方の通信装置40A及び他方の通信装置40Bが物理的(有線、無線問わず)非接続であり通信が行うことができない状態、又は、実質的に通信を行うことができない状態を意味する。前記「実質的に通信を行うことができない」とは、例えば、一方の通信装置40A及び他方の通信装置40Bが、物理的には接続されており通信が可能であるが、通信が禁止されている(例えば、アクセス制限、運用上の接続禁止等)場合、通信を一時的に停止している状態等を含む。
【0017】
以下、情報通信装置100が含む情報出力部10(情報出力装置10)について説明する。
図1に示すように、情報出力装置10(以下、「本装置10」ともいう)は、情報取得部11、画像変換部12、及び画像出力部13を含む。図示していないが、本装置10は、例えば、入力部、出力部、表示部及び/又は記憶部を含んでもよい。
【0018】
本装置10は、例えば、前記各部を含む1つの装置でもよいし、前記各部が、通信回線網を介して接続可能な装置でもよい。また、本装置10は、通信回線網を介して、後述する外部装置と接続可能である。通信回線網は、特に制限されず、公知のネットワークを使用でき、例えば、有線でも無線でもよい。通信回線網は、例えば、前述の通りである。無線通信としては、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ローカル5G、LPWA等が挙げられる。前記無線通信としては、各装置が直接通信する形態(Ad Hoc通信)、インフラストラクチャ(infrastructure通信)、アクセスポイントを介した間接通信等であってもよい。本装置10は、例えば、システムとしてサーバに組み込まれていてもよい。また、本装置10は、例えば、本発明のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ(PC、例えば、デスクトップ型、ノート型)、スマートフォン、タブレット端末等であってもよい。さらに、本装置10は、例えば、前記各部のうち少なくとも一つがサーバ上にあり、その他の前記各部が端末上にあるような、クラウドコンピューティングやエッジコンピューティング等の形態であってもよい。
【0019】
図2に、本装置10のハードウェア構成のブロック図を例示する。本装置10は、例えば、中央処理装置(CPU、GPU等)101、メモリ102、バス103、記憶装置104、入力装置105、出力装置106、通信デバイス107等を含む。本装置10の各部は、それぞれのインタフェース(I/F)により、バス103を介して相互に接続されている。
【0020】
中央処理装置101は、コントローラ(システムコントローラ、I/Oコントローラ等)等により、他の構成と連携動作し、本装置10の全体の制御を担う。本装置10において、中央処理装置101により、例えば、本発明のプログラムやその他のプログラムが実行され、また、各種情報の読み込みや書き込みが行われる。具体的には、例えば、中央処理装置101が、情報取得部11、画像変換部12、及び画像出力部13として機能する。本装置10は、演算装置として、CPU、GPU(Graphics Processing Unit)、APU(Accelerated Processing Unit)等の他の演算装置を備えてもよいし、これらの組合せを備えてもよい。
【0021】
バス103は、例えば、外部装置とも接続できる。前記外部装置は、例えば、一方の通信装置40A、外部記憶装置(外部データベース等)、プリンタ、外部入力装置、外部表示装置、外部撮像装置等があげられる。本装置10は、例えば、バス103に接続された通信デバイス(通信部)107により、外部ネットワーク(前記通信回線網)に接続でき、外部ネットワークを介して、他の装置と接続することもできる。なお、本装置10は、例えば、よりセキュアな通信を行う観点から、一方のネットワーク30Aと非接続状態の他のネットワーク(例えば、他方のネットワーク30B)に接続された通信装置(例えば、通信装置40B)とは接続されていないことが好ましい。
【0022】
メモリ102は、例えば、メインメモリ(主記憶装置)が挙げられる。中央処理装置101が処理を行う際には、例えば、後述する記憶装置104に記憶されている本発明のプログラム等の種々の動作プログラムを、メモリ102が読み込み、中央処理装置101は、メモリ102からデータを受け取って、プログラムを実行する。前記メインメモリは、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)である。また、メモリ102は、例えば、ROM(読み出し専用メモリ)であってもよい。
【0023】
記憶装置104は、例えば、前記メインメモリ(主記憶装置)に対して、いわゆる補助記憶装置ともいう。前述のように、記憶装置104には、本発明のプログラムを含む動作プログラムが格納されている。記憶装置104は、例えば、記録媒体と、記録媒体に読み書きするドライブとの組合せであってもよい。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、内蔵型でも外付け型でもよく、HD(ハードディスク)、CD-ROM、CD-R、CD-RW、MO、DVD、フラッシュメモリー、メモリーカード等が挙げられる。記憶装置104は、例えば、記録媒体とドライブとが一体化されたハードディスクドライブ(HDD)、及びソリッドステートドライブ(SSD)であってもよい。本装置10が前記記憶部を含む場合、例えば、記憶装置104は、前記記憶部として機能する。
【0024】
本装置10において、メモリ102及び記憶装置104は、ログ情報、外部データベース(図示せず)や外部の装置から取得した情報、本装置10によって生成した情報、本装置10が処理を実行する際に用いる情報等の種々の情報を記憶することも可能である。この場合、メモリ102及び記憶装置104は、例えば、前述の本装置のユーザの情報等を記憶していてもよい。なお、少なくとも一部の情報は、例えば、メモリ102及び記憶装置104以外の外部サーバに記憶されていてもよいし、複数の端末にブロックチェーン技術等を用いて分散して記憶されていてもよい。
【0025】
本装置10は、例えば、さらに、入力装置105、出力装置106を備える。入力装置105は、例えば、タッチパネル、トラックパッド、マウス等のポインティングデバイス;キーボード;カメラ、スキャナ等の撮像手段;ICカードリーダ、磁気カードリーダ等のカードリーダ;マイク等の音声入力手段;等があげられる。出力装置106は、例えば、LEDディスプレイ、液晶ディスプレイ等の表示装置;スピーカ等の音声出力装置;プリンタ;等があげられる。本実施形態において、入力装置105と出力装置106とは、別個に構成されているが、入力装置105と出力装置106とは、タッチパネルディスプレイのように、一体として構成されてもよい。
【0026】
以下、情報通信装置100が含む情報入力部20(情報入力装置20)について説明する。
図1に示すように、情報入力部20(以下、「本装置20」ともいう)は、受像部21、情報変換部22、及び変換情報入力部23を含む。図示していないが、本装置20は、例えば、入力部、出力部、表示部及び/又は記憶部を含んでもよい。
【0027】
本装置20は、例えば、前記各部を含む1つの装置でもよいし、前記各部が、通信回線網を介して接続可能な装置でもよい。また、本装置20は、通信回線網を介して、後述する外部装置と接続可能である。通信回線網は、特に制限されず、公知のネットワークを使用でき、例えば、有線でも無線でもよい。通信回線網は、例えば、前述の通りである。無線通信としては、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ローカル5G、LPWA等が挙げられる。前記無線通信としては、各装置が直接通信する形態(Ad Hoc通信)、インフラストラクチャ(infrastructure通信)、アクセスポイントを介した間接通信等であってもよい。本装置20は、例えば、システムとしてサーバに組み込まれていてもよい。また、本装置20は、例えば、本発明のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ(PC、例えば、デスクトップ型、ノート型)、スマートフォン、タブレット端末等であってもよい。さらに、本装置20は、例えば、前記各部のうち少なくとも一つがサーバ上にあり、その他の前記各部が端末上にあるような、クラウドコンピューティングやエッジコンピューティング等の形態であってもよい。
【0028】
図3に、本装置20のハードウェア構成のブロック図を例示する。本装置20は、例えば、中央処理装置(CPU、GPU等)201、メモリ202、バス203、記憶装置204、入力装置205、出力装置206、通信デバイス207等を含む。本装置20の各部は、それぞれのインタフェース(I/F)により、バス203を介して相互に接続されている。
【0029】
中央処理装置201は、コントローラ(システムコントローラ、I/Oコントローラ等)等により、他の構成と連携動作し、本装置20の全体の制御を担う。本装置20において、中央処理装置201により、例えば、本発明のプログラムやその他のプログラムが実行され、また、各種情報の読み込みや書き込みが行われる。具体的には、例えば、中央処理装置201が、受像部21、情報変換部22、及び変換情報入力部23として機能する。本装置20は、演算装置として、CPU、GPU(Graphics Processing Unit)、APU(Accelerated Processing Unit)等の他の演算装置を備えてもよいし、これらの組合せを備えてもよい。
【0030】
バス203は、例えば、外部装置とも接続できる。前記外部装置は、例えば、他方の通信装置40B、外部記憶装置(外部データベース等)、プリンタ、外部入力装置、外部表示装置、外部撮像装置等があげられる。本装置20は、例えば、バス203に接続された通信デバイス(通信部)207により、外部ネットワーク(前記通信回線網)に接続でき、外部ネットワークを介して、他の装置と接続することもできる。なお、本装置20は、例えば、よりセキュアな通信を行う観点から、他方のネットワーク30Bと非接続状態の他のネットワーク(例えば、一方のネットワーク30A)と接続された通信装置(例えば、通信装置40A)とは接続されていないことが好ましい。
【0031】
メモリ202は、例えば、メインメモリ(主記憶装置)が挙げられる。中央処理装置201が処理を行う際には、例えば、後述する記憶装置204に記憶されている本発明のプログラム等の種々の動作プログラムを、メモリ202が読み込み、中央処理装置201は、メモリ202からデータを受け取って、プログラムを実行する。前記メインメモリは、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)である。また、メモリ202は、例えば、ROM(読み出し専用メモリ)であってもよい。
【0032】
記憶装置204は、例えば、前記メインメモリ(主記憶装置)に対して、いわゆる補助記憶装置ともいう。前述のように、記憶装置204には、本発明のプログラムを含む動作プログラムが格納されている。記憶装置204は、例えば、記録媒体と、記録媒体に読み書きするドライブとの組合せであってもよい。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、内蔵型でも外付け型でもよく、HD(ハードディスク)、CD-ROM、CD-R、CD-RW、MO、DVD、フラッシュメモリー、メモリーカード等が挙げられる。記憶装置204は、例えば、記録媒体とドライブとが一体化されたハードディスクドライブ(HDD)、及びソリッドステートドライブ(SSD)であってもよい。本装置20が前記記憶部を含む場合、例えば、記憶装置204は、前記記憶部として機能する。
【0033】
本装置20において、メモリ202及び記憶装置204は、ログ情報、外部データベース(図示せず)や外部の装置から取得した情報、本装置20によって生成した情報、本装置20が処理を実行する際に用いる情報等の種々の情報を記憶することも可能である。この場合、メモリ202及び記憶装置204は、例えば、前述の本装置のユーザの情報等を記憶していてもよい。なお、少なくとも一部の情報は、例えば、メモリ202及び記憶装置204以外の外部サーバに記憶されていてもよいし、複数の端末にブロックチェーン技術等を用いて分散して記憶されていてもよい。
【0034】
本装置20は、例えば、さらに、入力装置205、出力装置206を備える。入力装置205は、例えば、タッチパネル、トラックパッド、マウス等のポインティングデバイス;キーボード;カメラ、スキャナ等の撮像手段;ICカードリーダ、磁気カードリーダ等のカードリーダ;マイク等の音声入力手段;等があげられる。出力装置206は、例えば、LEDディスプレイ、液晶ディスプレイ等の表示装置;スピーカ等の音声出力装置;プリンタ;等があげられる。本実施形態において、入力装置205と出力装置206とは、別個に構成されているが、入力装置205と出力装置206とは、タッチパネルディスプレイのように、一体として構成されてもよい。
【0035】
つぎに、本実施形態の情報通信方法の一例を、
図4のフローチャートに基づき説明する。本実施形態の情報通信方法は、例えば、
図1に示す情報通信装置100を用いて、次のように実施する。なお、本実施形態の情報通信方法は、
図1の情報通信装置100の使用には限定されない。
図4は、左から情報出力部10(情報出力装置10)の処理(S11~S13)、及び、情報入力部20(情報入力装置20)の処理(S21~S23)の一例を示すフローチャートである。以下の説明において、情報通信装置100が、一方のネットワーク30Aに接続された一方の通信装置40Aと通信可能な情報出力部10と、他方のネットワーク30Bに接続された他方の通信装置40Bと通信可能な情報入力部20とを一つずつ含み、一方のネットワーク30Aに接続された一方の通信装置40Aから取得した情報を、情報通信装置100を介して他方のネットワーク30Bに接続された他方の通信装置40Bに入力する場合を例に挙げて説明するが、本発明は以下の例示にはなんら制限されない。
【0036】
まず、情報出力部10の情報取得部11は、一方の通信装置40Aから出力対象情報を取得する(S11、情報取得工程)。前記出力対象情報は、例えば、一方の通信装置40Aから他方の通信装置40Bへ送信する対象の情報であり、任意の情報が使用できる。前記出力対象情報において、例えば、その種類、形式、サイズ等は特に制限されない。
【0037】
つぎに、画像変換部12は、前記出力対象情報を画像に変換する(S12、画像変換工程)。前記画像は、例えば、前記出力対象情報に再変換が可能な画像であれば特に制限されない。前記画像の具体例としては、情報を格納可能なシンボル画像があげられる。前記シンボル画像の具体例としては、バーコード等の一次元コード;QRコード(登録商標)、CPコード、DataMatrix、MaxiCode、VeriCode、Semacode、AztecCode、PDF417(登録商標)、UCC/EANコンポジット、カメレオンコード(登録商標)等の二次元コード;等があげられる。画像変換部12が変換する画像は前記シンボル画像には限定されず、例えば、前記出力対象情報がテキスト情報である場合、前記テキストを画像データに変換した物であってもよい。画像変換部12は、例えば、変換する画像の種類に応じた種々の画像生成方法を利用して、前記出力対象情報を前記画像に変換できる。具体的に、前記シンボル画像がQRコード(登録商標)である場合、画像変換部12は、例えば、公知のQRコード(登録商標)生成手段、例えば、クルクルマネージャー(製品名、株式会社デンソーウェーブ)等を利用して、前記出力対象情報をQRコード(登録商標)に変換できる。
【0038】
画像変換部12は、例えば、前記出力対象情報を分割して複数の画像に変換してもよい。前記画像がシンボル画像である場合、その種類に応じて格納可能な情報のサイズ(データ量)に上限がある。このため、画像変換部12は、例えば、生成する画像が格納可能なデータ量に基づいて出力対象画像を分割し、分割した出力対象情報を複数の画像に変換できる。また、この場合、後述する情報入力装置20により画像から出力対象画像に再変換する際の読取順序が重要になる。このため、画像変換部12は、例えば、さらに、読取順序を指定する順序指定画像を生成してもよい。前記順序指定画像は、例えば、読取順序の情報が格納されていること以外は前記出力対象画像が変換された画像と同様である。
【0039】
画像変換部12は、例えば、前記出力対象情報を符号化(エンコード)して符号化情報を生成し、前記符号化情報を画像に変換してもよい。前記符号化は、例えば、前記出力対象情報および変換する画像の種類に応じて適切なエンコード方式が選択できる。具体例として、画像変換部12は、Base64エンコード、バイナリ変換した16進数文字列等の手法により前記出力対象情報を符号化できる。
【0040】
つぎに、画像出力部13は、変換した前記画像を出力する(S13、画像出力工程)。画像出力部13は、例えば、本装置10が備える出力装置(ディスプレイ)106に前記画像を出力(表示)してもよいし、バス103を介して接続された外部表示装置に前記画像を出力し、前記外部表示装置に画像を表示させてもよい。
【0041】
画像変換部12が前記出力対象情報を複数の画像に変換している場合、画像出力部13は、例えば、前記複数の画像を同時に出力(表示)してもよいし、順次出力してもよい。また、画像変換部12が前記順序指定画像を生成している場合、画像出力部13は、例えば、前記順序指定画像を前記画像と併せて出力する。
【0042】
つぎに、情報入力部20の受像部21は、情報出力部10が出力した画像を受像する(S21、受像工程)。受像部21は、例えば、本装置20が備える入力装置(撮像装置)206により、前記画像を撮像することにより画像を受像してもよいし、バス203を介して接続された外部撮像装置により前記画像を撮像し、前記外部撮像装置が撮像した画像を取得することにより前記画像を受像してもよい。
【0043】
情報変換部22は、受像した前記画像を前記出力対象情報に変換する(S22、情報変換工程)。情報変換部22は、例えば、前記画像の種類に応じて適切な手法を用いて前記画像を出力対象情報に変換できる。具体例として、例えば、前記画像が前記シンボル画像である場合、前記シンボル画像の種類に応じた情報読取手段が利用できる。具体的に、前記シンボル画像がQRコード(登録商標)である場合、情報変換部22は、例えば、公知のQRコード(登録商標)読取手法によりQRコード(登録商標)を読み取り、前記出力対象情報に変換できる。また、例えば、前記画像がテキスト情報を画像情報に変換した画像である場合、OCR(Optical Character Recognition:光学文字認識)により前記画像をテキスト情報である出力対象情報に変換できる。
【0044】
また、例えば、S12において、出力対象情報が分割されて複数の画像に変換されている場合、受像部21は、複数の画像を順次受像し、情報変換部22は、受像した複数の画像を変換した情報を順次連結して前記出力対象情報を生成できる。この際、さらに、前記順序指定画像が生成されている場合、受像部21は、前記順序指定画像を受像し、情報変換部22は、前記順序指定画像を読取順序に変換し、前記読取順序に従って受像した前記複数の画像を変換した情報を連結して前記出力対象情報を生成できる。
【0045】
変換情報入力部23は、変換した前記出力対象情報を、他方のネットワーク30Bに接続された他方の通信装置40Bに入力する(S23、変換情報入力工程)。これにより、例えば、非接続状態の異なるネットワークである一方のネットワーク30Aおよび他方のネットワーク30B間において、一方の通信装置40A及び他方の通信装置40Bを接続することなく、一方の通信装置40Aの出力対象情報を他方の通信装置40Bに送信することができる。
【0046】
なお、本実施形態においては、S11~S13、及びS21~S23を順次実行しているが、本発明の情報通信方法はこれに限定されない。S11~S13は、例えば、同時に実行してもよいし、S11を実行した後、S12とS13とを同時に実行してもよい。同様に、S21~S23は、例えば、同時に実行してもよい。
【0047】
また、本実施形態の情報通信装置100は、例えば、筐体部(図示せず)を含んでもよい。情報通信装置100が前記筐体部を含む場合、例えば、情報出力装置10及び情報入力装置20は、前記筐体部に収容される。前記筐体は、例えば、収容された情報出力装置10が出力する前記画像を外部から見ることができないよう、不透明な素材で形成されることが好ましい。前記筐体部は、例えば、一方の情報通信装置40Aと情報出力部10とを接続する一方の接続部と、他方の通信装置40Bと情報入力部20とを接続する他方の接続部とを備えていてもよい。情報通信装置100が前記筐体部を含み、情報出力装置10及び情報入力装置20が外部から視認できないように、前記筐体部に収容されている場合、情報出力装置10が出力した前記画像は、情報入力装置20以外で受像できなくなる。このため、生成された前記画像を外部から読み取ることができなくなるため、例えば、よりセキュアな通信が可能となる。
【0048】
(変形例)
本実施形態においては、情報通信装置100が、一方のネットワーク30Aに接続された一方の通信装置40Aと通信可能な情報出力部10(情報出力装置10)と、他方のネットワーク30Bに接続された他方の通信装置40Bと通信可能な情報入力部20(情報入力装置20)とを一つずつ含み、一方のネットワーク30Aに接続された一方の通信装置40Aから取得した情報を、情報通信装置100を介して他方のネットワーク30Bに接続された他方の通信装置40Bに出力(入力)する場合を例に挙げて説明したが、本発明は上記の例示にはなんら制限されない。前述のように、情報通信装置100は、例えば、情報出力部10、及び情報入力部20の少なくとも一方を複数含んでもよい。この場合、情報通信装置100は、例えば、
図5に示すように、一方の通信装置40Aと通信可能な情報出力装置10A(情報出力部10A)及び情報入力装置20A(情報入力部20A)、並びに他方の通信装置40Bと通信可能な情報入力装置20B(情報入力部20B)及び情報出力装置10B(情報出力装置10B)を含むことが好ましい。また、変形例の情報通信装置100が前記筐体部を含む場合、前記筐体部は、例えば、一方の情報通信装置40Aと情報出力装置10A及び情報入力装置20Aとを接続する一方の接続部と、他方の通信装置40Bと情報入力装置20B及び情報出力装置10Bとを接続する他方の接続部とを備えていてもよい。
【0049】
本変形例のような態様によれば、例えば、情報出力装置10A及び情報入力装置20Bを用いて一方のネットワーク30Aに接続された一方の通信装置40Aから取得した情報を他方のネットワーク30Bに接続された他方の通信装置40Bに入力でき、情報出力装置10B及び情報入力装置20Aを用いて他方のネットワーク30Bに接続された他方の通信装置40Bから取得した情報を一方のネットワーク30Aに接続された一方の通信装置40Aに入力できる。すなわち、本装置100を介した一方のネットワーク30A及び他方のネットワーク30Bの双方向通信が可能となる。
【0050】
本実施形態の情報通信装置によれば、例えば、回線が非接続状態の二つ以上のネットワークに接続された装置を直接接続することなく情報を送受信できる。このため、ネットワーク間におけるデータの送受信時に、外部から侵入や攻撃を受けるリスクを抑制できる。したがって、本発明は、例えば、クローズドネットワークに接続された装置と、オープンネットワークに接続された装置との間での情報のやり取りを行う際に特に好適に利用できる。
【0051】
[実施形態2]
本実施形態のプログラムは、前述の情報通信方法の各工程を、コンピュータに実行させるためのプログラムである。具体的に、本実施形態のプログラムは、コンピュータに、情報取得手順、画像変換手順、画像出力手順、受像手順、情報変換手順、及び変換情報入力手順を実行させるためのプログラムである。
【0052】
情報取得手順、画像変換手順、画像出力手順、受像手順、情報変換手順、及び変換情報入力手順を含み、
前記情報取得手順は、回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおいて、一方の前記ネットワークに接続された一方の通信装置から出力対象情報を取得し、
前記画像変換手順は、前記出力対象情報を画像に変換し、
前記画像出力手順は、変換した前記画像を出力し、
前記受像手順は、前記情報出力部が出力した画像を受像し、
前記情報変換手順は、受像した前記画像を前記出力対象情報に変換し、
前記変換情報入力手順は、変換した前記出力対象情報を回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおいて他方の前記ネットワークに接続された他方の通信装置に入力する。
【0053】
また、本実施形態のプログラムは、コンピュータを、情報取得手順、画像変換手順、画像出力手順、受像手順、情報変換手順、及び変換情報入力手順として機能させるプログラムということもできる。
【0054】
本実施形態のプログラムは、前記本発明の情報通信装置及び情報通信方法における記載を援用できる。前記各手順は、例えば、「手順」を「処理」と読み替え可能である。また、本実施形態のプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。前記記録媒体は、例えば、非一時的なコンピュータ可読記録媒体(non-transitory computer-readable storage medium)である。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク(HD)、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等があげられる。
【0055】
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をできる。
【0056】
<付記>
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のように記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
情報出力部と、情報入力部とを含み、
回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおいて、
前記情報出力部は、一方の前記ネットワークに接続された一方の通信装置と通信可能であり、
前記情報入力部は、他方の前記ネットワークに接続された他方の通信装置と通信可能であり、
前記情報出力部は、情報取得部、画像変換部、及び画像出力部を含み、
前記情報取得部は、前記一方の通信装置から出力対象情報を取得し、
前記画像変換部は、前記出力対象情報を画像に変換し、
前記画像出力部は、変換した前記画像を出力し、
前記情報入力部は、受像部、情報変換部、及び変換情報入力部を含み、
前記受像部は、前記情報出力部が出力した前記画像を受像し、
前記情報変換部は、受像した前記画像を前記出力対象情報に変換し、
前記変換情報入力部は、変換した前記出力対象情報を前記他方の通信装置に入力する、
情報通信装置。
(付記2)
前記画像変換部は、前記出力対象情報を分割して複数の画像に変換し、
前記受像部は、複数の画像を受像し、
前記情報変換部は、受像した前記複数の画像を変換した情報を連結して前記出力対象情報を生成する、
付記1記載の情報通信装置。
(付記3)
前記画像変換部は、前記複数の画像の読取順序を指定する順序指定画像を生成し、
前記画像出力部は、前記順序指定画像を出力し、
前記受像部は、前記順序指定画像を受像し、
前記情報変換部は、前記順序指定画像を読取順序に変換し、前記読取順序に従って受像した前記複数の画像を変換した情報を連結して前記出力対象情報を生成する、
付記2記載の情報通信装置。
(付記4)
前記画像出力部は、前記複数の画像を順次出力し、
前記受像部は、前記複数の画像を順次受像し、
前記情報変換部は、受像した前記複数の画像を変換した情報を順次連結して前記出力対象情報を生成する、付記2又は3記載の情報通信装置。
(付記5)
前記画像変換部は、前記出力対象情報を符号化して符号化情報を生成し、前記符号化情報を画像に変換し、
前記情報変換部は、受像した前記画像を前記符号化情報に変換し、前記符号化情報を復号して前記出力対象情報を生成し、
前変換記情報入力部は、複合した前記出力対象情報を前記他方の通信装置他方の通信装置に入力する、付記1から4のいずれかに記載の情報通信装置。
(付記6)
筐体部を含み、
前記情報出力部及び前記情報入力部は、前記筐体部に収容されている、付記1から5のいずれかに記載の情報通信装置。
(付記7)
情報取得部、画像変換部、及び画像出力部を含み、
前記情報取得部は、回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおいて、一方の前記ネットワークに接続された一方の通信装置から出力対象情報を取得し、
前記画像変換部は、前記出力対象情報を画像に変換し、
前記画像出力部は、変換した前記画像を出力する、情報出力装置。
(付記8)
前記画像変換部は、前記出力対象情報を分割して複数の画像に変換する、付記7記載の情報出力装置。
(付記9)
前記画像変換部は、前記複数の画像の読取順序を指定する順序指定画像を生成し、
前記画像出力部は、前記順序指定画像を出力する、付記8記載の情報出力装置。
(付記10)
前記画像出力部は、前記複数の画像を順次出力する、付記8又は9記載の情報出力装置。
(付記11)
前記画像変換部は、前記出力対象情報を符号化して符号化情報を生成し、前記符号化情報を画像に変換する、付記7から10のいずれかに記載の情報出力装置。
(付記12)
付記1から6のいずれかに記載の情報通信装置に使用する、付記7から11のいずれかに記載の情報出力装置。
(付記13)
受像部、情報変換部、及び変換情報入力部を含み、
前記受像部は、付記7から12のいずれかに記載の情報出力装置が出力した画像を受像し、
前記情報変換部は、受像した前記画像を前記出力対象情報に変換し、
前記変換情報入力部は、変換した前記出力対象情報を、回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおいて、前記一方のネットワークとは異なる他方の前記ネットワークに接続された他方の通信装置に入力する、
情報入力装置。
(付記14)
前記受像部は、複数の画像を受像し、
前記情報変換部は、受像した前記複数の画像を変換した情報を連結して前記出力対象情報を生成する、
付記13記載の情報入力装置。
(付記15)
前記受像部は、付記9記載の情報出力装置が出力した前記順序指定画像を受像し、
前記受像部は、前記順序指定画像を受像し、
前記情報変換部は、前記順序指定画像を読取順序に変換し、前記読取順序に従って受像した前記複数の画像を変換した情報を連結して前記出力対象情報を生成する、付記14記載の情報入力装置。
(付記16)
前記受像部は、前記複数の画像を順次受像し、
前記情報変換部は、受像した前記複数の画像を変換した情報を順次連結して前記出力対象情報を生成する、付記14又は15記載の情報入力装置。
(付記17)
前記情報変換部は、受像した前記画像を、付記11記載の情報出力装置が生成した前記符号化情報に変換し、前記符号化情報を復号して前記出力対象情報を生成し、
前記変換情報入力部は、複合した前記出力対象情報を前記他方の通信装置に入力する、
付記13から16のいずれかに記載の情報入力装置。
(付記18)
付記1から6のいずれかに記載の情報通信装置に使用する、付記13から17のいずれかに記載の情報入力装置。
(付記19)
情報取得工程、画像変換工程、画像出力工程、受像工程、情報変換工程、及び変換情報入力工程を含み、
前記情報取得工程は、回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおいて、一方の前記ネットワークに接続された一方の通信装置から出力対象情報を取得し、
前記画像変換工程は、前記出力対象情報を画像に変換し、
前記画像出力工程は、変換した前記画像を出力し、
前記受像工程は、前記情報出力部が出力した画像を受像し、
前記情報変換工程は、受像した前記画像を前記出力対象情報に変換し、
前記変換情報入力工程は、変換した前記出力対象情報を回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおいて他方の前記ネットワークに接続された他方の通信装置に入力する、
情報通信方法。
(付記20)
前記画像変換工程は、前記出力対象情報を分割して複数の画像に変換し、
前記受像工程は、複数の画像を受像し、
前記情報変換工程は、受像した前記複数の画像を変換した情報を連結して前記出力対象情報を生成する、
付記19記載の情報通信方法。
(付記21)
前記画像変換工程は、前記複数の画像の読取順序を指定する順序指定画像を生成し、
前記画像出力工程は、前記順序指定画像を出力し、
前記受像工程は、前記順序指定画像を受像し、
前記情報変換工程は、前記順序指定画像を読取順序に変換し、前記読取順序に従って受像した前記複数の画像を変換した情報を連結して前記出力対象情報を生成する、
付記20記載の情報通信方法。
(付記22)
前記画像出力工程は、前記複数の画像を順次出力し、
前記受像工程は、前記複数の画像を順次受像し、
前記情報変換工程は、受像した前記複数の画像を変換した情報を順次連結して前記出力対象情報を生成する、付記20又は21記載の情報通信方法。
(付記23)
前記画像変換工程は、前記出力対象情報を符号化して符号化情報を生成し、前記符号化情報を画像に変換し、
前記情報変換工程は、受像した前記画像を前記符号化情報に変換し、前記符号化情報を復号して前記出力対象情報を生成し、
前記変換情報入力工程は、複合した前記出力対象情報を前記他方の通信装置に入力する、付記19から22のいずれかに記載の情報通信方法。
(付記24)
付記1から6のいずれかに記載の情報通信装置、又は、付記7から12のいずれかに記載の情報出力装置及び付記13から18のいずれかに記載の情報入力装置を使用する、付記19から23のいずれかに記載の情報通信方法。
(付記25)
情報取得手順、画像変換手順、画像出力手順、受像手順、情報変換手順、及び変換情報入力手順を含み、
前記情報取得手順は、回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおいて、一方の前記ネットワークに接続された一方の通信装置から出力対象情報を取得し、
前記画像変換手順は、前記出力対象情報を画像に変換し、
前記画像出力手順は、変換した前記画像を出力し、
前記受像手順は、前記情報出力部が出力した画像を受像し、
前記情報変換手順は、受像した前記画像を前記出力対象情報に変換し、
前記変換情報入力手順は、変換した前記出力対象情報を回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおいて他方の前記ネットワークに接続された他方の通信装置に入力し、
前記各手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記26)
前記画像変換手順は、前記出力対象情報を分割して複数の画像に変換し、
前記受像手順は、複数の画像を受像し、
前記情報変換手順は、受像した前記複数の画像を変換した情報を連結して前記出力対象情報を生成する、
付記25記載のプログラム。
(付記27)
前記画像変換手順は、前記複数の画像の読取順序を指定する順序指定画像を生成し、
前記画像出力手順は、前記順序指定画像を出力し、
前記受像手順は、前記順序指定画像を受像し、
前記情報変換手順は、前記順序指定画像を読取順序に変換し、前記読取順序に従って受像した前記複数の画像を変換した情報を連結して前記出力対象情報を生成する、
付記26記載のプログラム。
(付記28)
前記画像出力手順は、前記複数の画像を順次出力し、
前記受像手順は、前記複数の画像を順次受像し、
前記情報変換手順は、受像した前記複数の画像を変換した情報を順次連結して前記出力対象情報を生成する、付記26又は27記載のプログラム。
(付記29)
前記画像変換手順は、前記出力対象情報を符号化して符号化情報を生成し、前記符号化情報を画像に変換し、
前記情報変換手順は、受像した前記画像を前記符号化情報に変換し、前記符号化情報を復号して前記出力対象情報を生成し、
前記変換情報入力手順は、複合した前記出力対象情報を前記他方の通信装置に入力する、付記25から28のいずれかに記載のプログラム。
(付記30)
前記情報出力装置が、付記1から6のいずれかに記載の情報通信装置が含む情報出力装置であるか、付記7から12のいずれかに記載の情報出力装置であり、
前記情報入力装置が、付記1から6のいずれかに記載の情報通信装置が含む情報入力装置であるか、付記13から18のいずれかに記載の情報入力装置である、付記25から29のいずれかに記載のプログラム。
(付記31)
情報取得手順、画像変換手順、画像出力手順、受像手順、情報変換手順、及び変換情報入力手順を含み、
前記情報取得手順は、回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおいて、一方の前記ネットワークに接続された一方の通信装置から出力対象情報を取得し、
前記画像変換手順は、前記出力対象情報を画像に変換し、
前記画像出力手順は、変換した前記画像を出力し、
前記受像手順は、前記情報出力部が出力した画像を受像し、
前記情報変換手順は、受像した前記画像を前記出力対象情報に変換し、
前記変換情報入力手順は、変換した前記出力対象情報を回線が非接続状態の二つ以上のネットワークにおいて他方の前記ネットワークに接続された他方の通信装置に入力し、
前記各手順をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記32)
前記画像変換手順は、前記出力対象情報を分割して複数の画像に変換し、
前記受像手順は、複数の画像を受像し、
前記情報変換手順は、受像した前記複数の画像を変換した情報を連結して前記出力対象情報を生成する、
付記31記載の記録媒体。
(付記33)
前記画像変換手順は、前記複数の画像の読取順序を指定する順序指定画像を生成し、
前記画像出力手順は、前記順序指定画像を出力し、
前記受像手順は、前記順序指定画像を受像し、
前記情報変換手順は、前記順序指定画像を読取順序に変換し、前記読取順序に従って受像した前記複数の画像を変換した情報を連結して前記出力対象情報を生成する、
付記32記載の記録媒体。
(付記34)
前記画像出力手順は、前記複数の画像を順次出力し、
前記受像手順は、前記複数の画像を順次受像し、
前記情報変換手順は、受像した前記複数の画像を変換した情報を順次連結して前記出力対象情報を生成する、付記32又は33記載の記録媒体。
(付記35)
前記画像変換手順は、前記出力対象情報を符号化して符号化情報を生成し、前記符号化情報を画像に変換し、
前記情報変換手順は、受像した前記画像を前記符号化情報に変換し、前記符号化情報を復号して前記出力対象情報を生成し、
前記変換情報入力手順は、複合した前記出力対象情報を前記他方の通信装置に入力する、付記31から34のいずれかに記載の記録媒体。
(付記36)
前記情報出力装置が、付記1から6のいずれかに記載の情報通信装置が含む情報出力装置であるか、付記7から12のいずれかに記載の情報出力装置であり、
前記情報入力装置が、付記1から6のいずれかに記載の情報通信装置が含む情報入力装置であるか、付記13から18のいずれかに記載の情報入力装置である、付記31から25のいずれかに記載の記録媒体。
【産業上の利用可能性】
【0057】
本発明によれば、回線が非接続状態の2以上のネットワークに接続された装置を直接接続することなく情報を送受信できる。このため、ネットワーク間におけるデータの送受信時に、外部から侵入や攻撃を受けるリスクを抑制できる。したがって、本発明は、ネットワーク間での通信を行う様々な分野において有用である。
【符号の説明】
【0058】
100 情報通信装置
10、10A、10B 情報出力装置(情報出力部)
11 情報取得部
12 画像変換部
13 画像出力部
101 中央処理装置
102 メモリ
103 バス
104 記憶装置
105 入力装置
106 出力装置
20、20A、20B 情報入力装置(情報入力部)
21 受像部
22 情報変換部
23 情報入力部
201 中央処理装置
202 メモリ
203 バス
204 記憶装置
205 入力装置
206 出力装置
30A 一方のネットワーク
40A 一方の通信装置
30B 他方のネットワーク
40B 他方の通信装置