(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024003422
(43)【公開日】2024-01-15
(54)【発明の名称】半導体装置
(51)【国際特許分類】
H03K 21/40 20060101AFI20240105BHJP
H03K 17/22 20060101ALI20240105BHJP
H03K 5/1252 20060101ALI20240105BHJP
【FI】
H03K21/40
H03K17/22 Z
H03K5/1252
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022102548
(22)【出願日】2022-06-27
(71)【出願人】
【識別番号】000220033
【氏名又は名称】東京コスモス電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】久邇 之明
【テーマコード(参考)】
5J039
5J055
【Fターム(参考)】
5J039BB06
5J039KK10
5J039KK23
5J055AX23
5J055BX41
5J055EZ25
5J055EZ34
(57)【要約】
【課題】誤作動の発生を抑制できる半導体装置を提供すること。
【解決手段】半導体装置は、クロック信号が入力されるカウンタ回路と、カウンタ回路の出力信号と、自身の出力信号とが入力される第1OR回路と、クロック信号と、第1OR回路の出力信号とが入力される第1AND回路と、第1AND回路の出力信号と、自身の出力信号とが入力される第2OR回路と、第2OR回路の出力信号が入力されるNOT回路と、第1OR回路の出力信号と、NOT回路の出力信号とが入力される第2AND回路と、を有し、カウンタ回路には、第2AND回路の出力信号が入力される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
クロック信号が入力されるカウンタ回路と、
前記カウンタ回路の出力信号と、自身の出力信号とが入力される第1OR回路と、
前記クロック信号と、前記第1OR回路の出力信号とが入力される第1AND回路と、
前記第1AND回路の出力信号と、自身の出力信号とが入力される第2OR回路と、
前記第2OR回路の出力信号が入力されるNOT回路と、
前記第1OR回路の出力信号と、前記NOT回路の出力信号とが入力される第2AND回路と、を有し、
前記カウンタ回路には、前記第2AND回路の出力信号が入力される、
半導体装置。
【請求項2】
前記第1OR回路に入力される前記カウンタ回路の出力信号は、1ビットである、
請求項1に記載の半導体装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、入力されるクロック信号(クロックパルス、または、単にクロックともいう)をカウントするカウンタ回路が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のカウンタ回路では、電源供給時にノイズが発生し、それにより誤作動が発生することがあった。
【0005】
本開示の一態様の目的は、誤作動の発生を抑制できる半導体装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る半導体装置は、クロック信号が入力されるカウンタ回路と、前記カウンタ回路の出力信号と、自身の出力信号とが入力される第1OR回路と、前記クロック信号と、前記第1OR回路の出力信号とが入力される第1AND回路と、前記第1AND回路の出力信号と、自身の出力信号とが入力される第2OR回路と、前記第2OR回路の出力信号が入力されるNOT回路と、前記第1OR回路の出力信号と、前記NOT回路の出力信号とが入力される第2AND回路と、を有し、前記カウンタ回路には、前記第2AND回路の出力信号が入力される。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、誤作動の発生を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本開示の一態様に係る半導体装置の構成を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態に係る半導体装置100について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態の半導体装置100の構成を示す図である。
【0010】
図1に示すように、半導体装置100は、カウンタ回路10、第1OR回路20、第1AND回路30、第2OR回路40、NOT回路50、および第2AND回路60を有する。
【0011】
カウンタ回路10には、矩形波であるクロック信号(CLK)が入力される。カウンタ回路10は、クロック信号が入力されると、そのカウントを開始する。また、カウンタ回路10は、第1OR回路20へ1ビットの信号を出力する。
【0012】
第1OR回路20には、カウンタ回路10の出力信号(1ビットの信号)と、第1OR回路20自身の出力信号とが入力される。第1OR回路20の出力信号は、第1OR回路20、第1AND回路30、および第2AND回路60に入力される。
【0013】
第1AND回路30には、クロック信号と、第1OR回路20の出力信号とが入力される。第1AND回路30の出力信号は、第2OR回路40に入力される。
【0014】
第2OR回路40には、第1AND回路30の出力信号と、第2OR回路40自身の出力信号とが入力される。第2OR回路40の出力信号は、NOT回路50に入力される。
【0015】
NOT回路50には、第2OR回路40の出力信号が入力される。NOT回路50の出力信号は、第2AND回路60に入力される。
【0016】
第2AND回路60には、第1OR回路20の出力信号と、NOT回路50の出力信号とが入力される。第2AND回路60の出力信号は、カウンタ回路10に入力される。
【0017】
半導体装置100では、カウンタ回路10へ電源が供給され、カウンタ回路10にクロック信号が入力されたときに、1度だけ動作が行われる。これにより、カウンタ回路10のカウンタがゼロにリセットされる。よって、電源供給時に発生するノイズを原因とする誤作動の発生を抑制することができる。
【0018】
なお、本開示は、上記実施の形態の説明に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0019】
本開示の半導体装置は、カウンタ回路の誤作動の抑制に有用である。
【符号の説明】
【0020】
10 カウンタ回路
20 第1OR回路
30 第1AND回路
40 第2OR回路
50 NOT回路
60 第2AND回路
100 半導体装置