IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社小松製作所の特許一覧

特開2024-34241充電制御システム、作業機械、及び充電制御方法
<>
  • 特開-充電制御システム、作業機械、及び充電制御方法 図1
  • 特開-充電制御システム、作業機械、及び充電制御方法 図2
  • 特開-充電制御システム、作業機械、及び充電制御方法 図3
  • 特開-充電制御システム、作業機械、及び充電制御方法 図4
  • 特開-充電制御システム、作業機械、及び充電制御方法 図5
  • 特開-充電制御システム、作業機械、及び充電制御方法 図6
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024034241
(43)【公開日】2024-03-13
(54)【発明の名称】充電制御システム、作業機械、及び充電制御方法
(51)【国際特許分類】
   H02J 7/00 20060101AFI20240306BHJP
【FI】
H02J7/00 S
H02J7/00 P
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022138354
(22)【出願日】2022-08-31
(71)【出願人】
【識別番号】000001236
【氏名又は名称】株式会社小松製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】市丸 篤志
(72)【発明者】
【氏名】渡邉 佑人
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 有
(72)【発明者】
【氏名】長倉 隻人
(72)【発明者】
【氏名】山本 匡史
【テーマコード(参考)】
5G503
【Fターム(参考)】
5G503AA01
5G503BA01
5G503BB01
5G503FA06
5G503GD03
(57)【要約】
【課題】第1充電装置から第2充電装置に電流が供給されることを抑制すること。
【解決手段】充電制御システムは、作業機械に搭載された蓄電池と、作業機械に設けられ、蓄電池を充電する第1充電装置が接続される第1接続部と、作業機械に設けられ、蓄電池を充電する第2充電装置が接続される第2接続部と、第1充電装置が蓄電池を充電中に、第2充電装置が蓄電池の充電を開始するとき、第1充電装置による充電を停止させるコントローラと、を備える。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
作業機械に搭載された蓄電池と、
前記作業機械に設けられ、前記蓄電池を充電する第1充電装置が接続される第1接続部と、
前記作業機械に設けられ、前記蓄電池を充電する第2充電装置が接続される第2接続部と、
前記第1充電装置が前記蓄電池を充電中に、前記第2充電装置が前記蓄電池の充電を開始するとき、前記第1充電装置による充電を停止させるコントローラと、を備える、
充電制御システム。
【請求項2】
前記コントローラは、前記第1充電装置による充電を停止させた後、前記第1充電装置による充電と前記第2充電装置による充電とを開始させる、
請求項1に記載の充電制御システム。
【請求項3】
前記第2充電装置は、前記第2接続部に接続されることにより、充電準備の処理を経た後に前記蓄電池の充電を開始し、
前記コントローラは、前記第2充電装置の充電準備の開始において、前記第1充電装置が前記第1接続部に接続された状態で、前記第1充電装置による充電を停止させる、
請求項1に記載の充電制御システム。
【請求項4】
前記コントローラは、前記第2充電装置の充電準備が完了した後、前記第1充電装置による充電と前記第2充電装置による充電とを開始させる、
請求項3に記載の充電制御システム。
【請求項5】
前記充電準備の処理は、前記第2充電装置による充電が可能な状態であるか否かを診断する処理を含む、
請求項3に記載の充電制御システム。
【請求項6】
請求項1に記載の充電制御システムを備える、
作業機械。
【請求項7】
作業機械の第1接続部に接続された第1充電装置により前記作業機械に搭載された蓄電池の充電を開始することと、
前記第1充電装置が前記蓄電池を充電中に、前記作業機械の第2接続部に接続された第2充電装置が前記蓄電池の充電を開始するとき、前記第1充電装置による充電を停止させることと、を含む、
充電制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、充電制御システム、作業機械、及び充電制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
作業機械に係る技術分野において、バッテリフォークリフト又はバッテリショベルのような、蓄電池を動力源とする作業機械が知られている。特許文献1には、蓄電器式車両に搭載された蓄電器を定置充電器で充電する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】国際公開第2015/040742号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
作業機械に搭載された蓄電池を複数の充電装置で充電する場合がある。例えば、第1充電装置で蓄電池を充電中に、第2充電装置のプラグが作業機械に挿入されると、第1充電装置から出力された電流の少なくとも一部が第2充電装置に供給されてしまう可能性がある。第1充電装置から第2充電装置に電流が供給されてしまうと、第2充電装置による蓄電池の充電に支障をきたす可能性がある。
【0005】
本開示は、作業機械に搭載された蓄電池を複数の充電装置で充電する場合において、第1充電装置から第2充電装置に電流が供給されることを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に従えば、作業機械に搭載された蓄電池と、作業機械に設けられ、蓄電池を充電する第1充電装置が接続される第1接続部と、作業機械に設けられ、蓄電池を充電する第2充電装置が接続される第2接続部と、第1充電装置が蓄電池を充電中に、第2充電装置が蓄電池の充電を開始するとき、第1充電装置による充電を停止させるコントローラと、を備える、充電制御システムが提供される。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、作業機械に搭載された蓄電池を複数の充電装置で充電する場合において、第1充電装置から第2充電装置に電流が供給されることが抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態に係る作業機械を示す斜視図である。
図2図2は、実施形態に係る作業機械の接続部を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る充電制御システムを示すブロック図である。
図4図4は、実施形態に係る管理コントローラを示す機能ブロック図である。
図5図5は、実施形態に係る充電制御方法を示すフローチャートである。
図6図6は、実施形態に係るコンピュータシステムを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本開示は実施形態に限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
【0010】
[作業機械]
図1は、実施形態に係る作業機械1を示す斜視図である。実施形態においては、作業機械1が、蓄電池を動力源とするバッテリフォークリフトであることとする。
【0011】
作業機械1は、車体2と、走行装置3と、作業機4と、バッテリパック5と、接続部10とを備える。
【0012】
車体2は、フレーム2Aと、収容部材2Bと、カウンタウエイト2Cとを有する。収容部材2Bは、フレーム2Aに支持される。収容部材2Bは、車体2の後部に配置される。収容部材2Bは、バッテリパック5が配置されるバッテリ室を有する。カウンタウエイト2Cは、収容部材2Bの下方に配置される。
【0013】
走行装置3は、車体2を支持する。走行装置3は、前輪3Fと、後輪3Rとを有する。
【0014】
作業機4は、車体2に支持される。作業機4は、車体2に支持されるマスト4Aと、マスト4Aに支持されるフォーク4Bとを有する。作業機4は、作業機シリンダ7により駆動される。作業機シリンダ7は、マスト4Aを前後方向に傾斜させるチルトシリンダ7Aと、フォーク4Bを上下方向に移動させるリフトシリンダ7Bとを含む。チルトシリンダ7Aの駆動によりマスト4Aが前後方向に傾斜されることにより、フォーク4Bは、マスト4Aに支持された状態で前後方向に傾斜する。フォーク4Bは、リフトシリンダ7Bの駆動により、マスト4Aに支持された状態で上下方向に移動する。
【0015】
バッテリパック5は、蓄電池50を含む。バッテリパック5は、収容部材2Bに収容される。蓄電池50は、作業機械1の動力源である。蓄電池50は、充電と放電とを繰り返すことができる。蓄電池50として、リチウムイオン電池が例示される。実施形態において、複数のバッテリパック5が作業機械1に搭載される。実施形態において、バッテリパック5は、2つ設けられる。バッテリパック5は、第1バッテリパック5Aと、第2バッテリパック5Bとを含む。
【0016】
作業機械1は、運転シート8に着座した操作者による運転操作により稼働する。運転シート8は、フレーム2Aに支持される。作業機械1は、操作者により操作される複数の操作部材を有する。操作部材として、ステアリングホイール9が例示される。操作者は、手でステアリングホイール9を操作して、走行装置3を操舵する。また、不図示ではあるが、操作部材として、アクセルペダル、ブレーキペダル、作業機レバー、及び前後進レバーが例示される。操作者は、足でアクセルペダルを操作して、走行装置3を駆動する。操作者は、足でブレーキペダルを操作して、走行装置3を制動する。操作者は、手で作業機レバーを操作して、作業機4を動作させる。操作者は、手で前後進レバーを操作して、走行装置3の進行方向を前進と後進とに切り換える。
【0017】
接続部10は、充電装置20に接続される。接続部10は、収容部材2Bの後部に配置される。実施形態において、接続部10は、作業機械1に複数設けられる。実施形態において、接続部10は、2つ設けられる。接続部10は、第1接続部10Aと、第2接続部10Bとを含む。
【0018】
充電装置20は、蓄電池50を充電する。充電装置20は、作業機械1の外部に配置される。充電装置20は、作業機械1の外部から蓄電池50を充電する。実施形態において、蓄電池50は、複数の充電装置20により同時に充電可能である。実施形態において、蓄電池50は、2台の充電装置20により同時に充電可能である。複数の接続部10のそれぞれに複数の充電装置20のそれぞれが接続される。実施形態において、充電装置20は、第1接続部10Aに接続される第1充電装置20Aと、第2接続部10Bに接続される第2充電装置20Bとを含む。
【0019】
充電装置20は、ケーブル21及びプラグ22を介して接続部10に接続される。接続部10は、プラグ22が挿入される挿入口を含む。
【0020】
充電装置20は、インタフェース装置23を有する。インタフェース装置23は、操作者により操作される操作装置23Aと、表示データを表示する表示装置23Bとを含む。操作装置23Aは、充電開始操作部231と、充電停止操作部232と、緊急停止操作部233とを含む。充電開始操作部231及び充電停止操作部232として、トグルスイッチ、ロッカスイッチ、又はプッシュボタンスイッチが例示される。緊急停止操作部233として、プッシュボタンスイッチが例示される。表示装置23Bとして、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのようなフラットパネルディスプレイが例示される。
【0021】
[接続部]
図2は、実施形態に係る作業機械1の接続部10を示す図である。図1及び図2に示すように、作業機械1は、接続部10を覆うカバー2Dを有する。第1接続部10Aと第2接続部10Bとは、作業機械1の車幅方向に間隔をあけて配置される。車体2の後部に電源スイッチ51及び稼働ランプ52が配置される。電源スイッチ51及び稼働ランプ52は、第1接続部10Aと第2接続部10Bとの間に配置される。電源スイッチ51として、モーメンタリスイッチが例示される。稼働ランプ52は、蓄電池50の作動状態に基づいて作動する。蓄電池50の作動状態は、充電状態及び放電状態を含む。一例として、蓄電池50が充電状態である場合、稼働ランプ52が点滅し、蓄電池50が放電状態である場合、稼働ランプ52が点灯する。
【0022】
[充電制御システム]
図3は、実施形態に係る充電制御システム100を示すブロック図である。充電制御システム100は、バッテリパック5と、充電装置20と、接続部10と、管理コントローラ11と、制御回路30と、電源コントローラ12と、マスタコントローラ13と、を有する。
【0023】
バッテリパック5は、作業機械1に搭載される。バッテリパック5は、蓄電池50と、蓄電池50の電圧を検出する電圧センサ53と、蓄電池50の温度を検出する温度センサ54と、蓄電池50を加温するヒータ55と、バッテリコントローラ56とを有する。
【0024】
充電装置20は、作業機械1の外部に配置される。充電装置20は、操作装置23Aと、表示装置23Bと、商用電源27に接続されるAC/DC変換モジュール24と、商用電源27とAC/DC変換モジュール24との間に配置されるコンタクタ25と、充電コントローラ26とを有する。
【0025】
操作装置23Aは、充電装置20に充電動作させる充電開始操作部231と、充電装置20に充電停止動作させる充電停止操作部232と、充電装置20に緊急停止動作させる緊急停止操作部233とを含む。
【0026】
接続部10は、充電装置20に接続される。接続部10は、プラグ22をロックするロック機構を有する。接続部10は、充電装置20のプラグ22と接続部10とがロックされたことを検出するロックセンサ14を有する。接続部10には、充電装置20のプラグ22と接続部10とが接続されたときに通電される通電ライン15が設けられる。通電ライン15は、検出ライン16を介して電源コントローラ12に接続される。電源コントローラ12は、例えば検出ライン16を介して取得される通電ライン15の通電状態に基づいて、充電装置20のプラグ22と接続部10とが接続されたか否かを判定することができる。
【0027】
制御回路30は、接続部10を介して充電装置20の正極に接続される正極ライン31と、接続部10を介して充電装置20の負極に接続される負極ライン32と、接続部10を介して管理コントローラ11と充電コントローラ26とを接続する信号ライン33と、管理コントローラ11とバッテリコントローラ56とを接続する信号ライン34とを有する。
【0028】
信号ライン33は、管理コントローラ11と第1充電装置20Aの充電コントローラ26とを接続する信号ライン33Aと、管理コントローラ11と第2充電装置20Bの充電コントローラ26とを接続する信号ライン33Bとを含む。
【0029】
信号ライン34は、管理コントローラ11と第1バッテリパック5Aのバッテリコントローラ56とを接続する信号ライン34Aと、管理コントローラ11と第2バッテリパック5Bのバッテリコントローラ56とを接続する信号ライン34Bとを含む。
【0030】
第1充電装置20Aと第2充電装置20Bとは、正極ライン31に対して並列接続される。第1充電装置20Aと第2充電装置20Bとは、負極ライン32に対して並列接続される。第1充電装置20Aと正極ライン31とは、正極ライン31Aを介して接続される。第2充電装置20Bと正極ライン31とは、正極ライン31Bを介して接続される。第1充電装置20Aと負極ライン32とは、負極ライン32Aを介して接続される。第2充電装置20Bと負極ライン32とは、負極ライン32Bを介して接続される。
【0031】
第1バッテリパック5Aの蓄電池50と第2バッテリパック5Bの蓄電池50とは、直列接続される。正極ライン31は、正極ライン35を介して第1バッテリパック5Aの蓄電池50の正極に接続される。負極ライン32は、負極ライン36を介して第2バッテリパック5Bの蓄電池50の負極に接続される。正極ライン35にヒューズ35Aが配置される。
【0032】
第1バッテリパック5Aのヒータ55と第2バッテリパック5Bのヒータ55とは、直列接続される。正極ライン31は、正極ライン57を介して第1バッテリパック5Aのヒータ55の正極に接続される。負極ライン32は、負極ライン58を介して第2バッテリパック5Bのヒータ55の負極に接続される。
【0033】
正極ライン35は、正極ライン37及び正極ライン39を介して走行インバータ61及び作業機インバータ62のそれぞれに接続される。負極ライン36は、負極ライン38及び負極ライン40を介して走行インバータ61及び作業機インバータ62のそれぞれに接続される。走行インバータ61と作業機インバータ62とは、正極ライン39に対して並列接続される。走行インバータ61と作業機インバータ62とは、負極ライン40に対して並列接続される。
【0034】
また、制御回路30は、正極ライン31に配置される充電コンタクタ41を有する。充電コンタクタ41がONされることにより、充電装置20と蓄電池50とが正極ライン31及び正極ライン35を介して接続され、蓄電池50が充電装置20により充電される。充電コンタクタ41がOFFされることにより、充電装置20と蓄電池50とが分離され、蓄電池50が充電されない。
【0035】
実施形態において、充電コンタクタ41は、第1充電装置20Aと蓄電池50との接続と分離とを切り換える充電コンタクタ41Aと、第2充電装置20Bと蓄電池50との接続と分離とを切り換える充電コンタクタ41Bとを含む。充電コンタクタ41Aは、正極ライン31Aに配置される。充電コンタクタ41Bは、正極ライン31Bに配置される。充電コンタクタ41AがONされることにより、第1充電装置20Aと蓄電池50とが接続され、蓄電池50が第1充電装置20Aにより充電される。充電コンタクタ41AがOFFされることにより、第1充電装置20Aと蓄電池50とが分離され、蓄電池50が第1充電装置20Aでは充電されない。充電コンタクタ41BがONされることにより、第2充電装置20Bと蓄電池50とが接続され、蓄電池50が第2充電装置20Bにより充電される。充電コンタクタ41BがOFFされることにより、第2充電装置20Bと蓄電池50とが分離され、蓄電池50が第2充電装置20Bでは充電されない。
【0036】
管理コントローラ11は、制御ライン71を介して充電コンタクタ41に接続される。制御ライン71は、管理コントローラ11と充電コンタクタ41Aとを接続する制御ライン71Aと、管理コントローラ11と充電コンタクタ41Bとを接続する制御ライン71Bとを含む。管理コントローラ11は、制御ライン71を介して充電コンタクタ41を制御する。
【0037】
また、制御回路30は、正極ライン37に配置される放電コンタクタ42を有する。放電コンタクタ42がONされることにより、蓄電池50と走行インバータ61及び作業機インバータ62のそれぞれとが正極ライン37及び正極ライン39を介して接続され、蓄電池50からの放電により走行インバータ61及び作業機インバータ62のそれぞれに電力が供給される。放電コンタクタ42がOFFされることにより、蓄電池50と走行インバータ61及び作業機インバータ62のそれぞれとが分離され、蓄電池50から走行インバータ61及び作業機インバータ62のそれぞれに電力が供給されない。
【0038】
管理コントローラ11は、制御ライン72を介して放電コンタクタ42に接続される。管理コントローラ11は、制御ライン72を介して放電コンタクタ42を制御する。
【0039】
また、制御回路30は、正極ライン57に配置されるヒータコンタクタ43を有する。ヒータコンタクタ43がONされることにより、充電装置20及び蓄電池50の少なくとも一方とヒータ55とが正極ライン57を介して接続され、ヒータ55に電力が供給される。ヒータコンタクタ43がOFFされることにより、充電装置20及び蓄電池50とヒータ55とが分離され、ヒータ55に電力が供給されない。
【0040】
管理コントローラ11は、制御ライン73を介してヒータコンタクタ43に接続される。管理コントローラ11は、制御ライン73を介してヒータコンタクタ43を制御する。
【0041】
実施形態において、電圧センサ53の検出信号は、信号ライン34を介してバッテリコントローラ56から管理コントローラ11に送信される。温度センサ54の検出信号は、信号ライン34を介してバッテリコントローラ56から管理コントローラ11に送信される。
【0042】
管理コントローラ11は、電圧センサ53の検出信号に基づいて、蓄電池50の電圧が推奨電圧範囲でないと判定した場合、又は、温度センサ54の検出信号に基づいて、蓄電池50の温度が推奨温度範囲でないと判定した場合、放電コンタクタ42をOFFにする。管理コントローラ11は、蓄電池50の電圧が推奨電圧範囲であり、且つ、蓄電池50の温度が推奨温度範囲であると判定した場合、放電コンタクタ42をONにする。
【0043】
また、管理コントローラ11は、温度センサ54の検出信号に基づいて、蓄電池50の温度が推奨温度範囲の下限値を示す所定値以下であると判定した場合、ヒータ55に電力が供給されるように、ヒータコンタクタ43を制御する。ヒータ55に電力が供給されることにより、蓄電池50がヒータ55により加温される。蓄電池50がヒータ55により加温されることにより、蓄電池50の温度が推奨温度範囲になるまで上昇する。
【0044】
また、制御回路30は、管理コントローラ11の電源回路17と、管理コントローラ11の自己保持リレー44とを有する。正極ライン31は、電源スイッチ51及び正極ライン45を介して電源回路17に接続される。また、正極ライン31は、自己保持リレー44を介して電源回路17に接続される。負極ライン32は、負極ライン46を介して電源回路17に接続される。上述のように、電源スイッチ51は、車体2の後部に配置される。操作者は、電源スイッチ51を操作することができる。電源スイッチ51がONされることにより、電源回路17に電力が供給され、管理コントローラ11が起動する。電源スイッチ51がOFFされることにより、電源回路17に対する電力の供給が遮断され、管理コントローラ11が停止する。
【0045】
管理コントローラ11は、制御ライン74を介して自己保持リレー44に接続される。管理コントローラ11は、制御ライン74を介して自己保持リレー44を制御する。管理コントローラ11は、蓄電池50の容量が予め定められている閾値以下になったときに、電源回路17に対する電力の供給が遮断されるように自己保持リレー44を制御する。
【0046】
また、制御回路30は、正極ライン31Aの電圧を検出する電圧センサ47Aと、正極ライン31Bの電圧を検出する電圧センサ47Bと、正極ライン39の電圧を検出する電圧センサ48と、負極ライン36の電流を検出する電流センサ49とを有する。
【0047】
管理コントローラ11は、電圧センサ47Aの検出信号に基づいて、充電コンタクタ41Aの動作不良が発生したか否かを判定することができる。管理コントローラ11は、電圧センサ47Bの検出信号に基づいて、充電コンタクタ41Bの動作不良が発生したか否かを判定することができる。管理コントローラ11は、電圧センサ48の検出信号に基づいて、放電コンタクタ42の動作不良が発生したか否かを判定することができる。
【0048】
走行インバータ61は、正極ライン39からの直流電流を三相交流電流に変換して、走行モータ63に供給する。走行モータ63は、走行インバータ61から供給された三相交流電流に基づいて駆動する。走行モータ63は、走行装置3を動作させる。実施形態において、走行モータ63は、前輪3F及び後輪3Rの少なくとも一方を回転させる動力を発生する。
【0049】
作業機インバータ62は、正極ライン39からの直流電流を三相交流電流に変換して、作業機モータ64に供給する。作業機モータ64は、作業機インバータ62から供給された三相交流電流に基づいて駆動する。作業機モータ64は、作業機4を動作させる。実施形態において、作業機モータ64は、不図示の油圧ポンプを駆動させる動力を発生する。油圧ポンプから吐出された作動油は、作業機シリンダ7に供給される。作業機シリンダ7に作動油が供給されることにより、作業機4が動作する。
【0050】
電源コントローラ12は、通信ライン75を介して管理コントローラ11に接続される。電源コントローラ12は、通信ライン76を介してマスタコントローラ13に接続される。電源コントローラ12は、管理コントローラ11の上位コントローラである。管理コントローラ11は、電源コントローラ12からの制御信号に基づいて作動する。
【0051】
マスタコントローラ13は、上述の操作部材の操作に基づいて、走行インバータ61及び作業機インバータ62を制御する。マスタコントローラ13は、例えばアクセルペダル及びブレーキペダルの少なくとも一方の操作に基づいて、走行インバータ61を制御する。マスタコントローラ13は、作業レバーの操作に基づいて、作業機インバータ62を制御する。
【0052】
作業機械1は、キースイッチ80を有する。キースイッチ80は、車体2の少なくとも一部に配置される。キースイッチ80は、例えば運転シート8に着座した操作者により操作される。キースイッチ80がONされることにより、作業機械1は稼働可能な状態になる。
【0053】
[管理コントローラ]
図4は、実施形態に係る管理コントローラ11を示す機能ブロック図である。図4に示すように、充電制御システム100は、管理コントローラ11と、第1充電装置20Aと、第2充電装置20Bとを備える。管理コントローラ11は、第1接続部10Aに接続された第1充電装置20Aと通信する。管理コントローラ11は、第2接続部10Bに接続された第2充電装置20Bと通信する。
【0054】
管理コントローラ11は、接続検知部11Aと、充電許可部11Bと、充電開始指令部11Cと、充電停止指令部11Dとを有する。
【0055】
接続検知部11Aは、接続部10に充電装置20が接続されたか否かを検知する。例えば、接続検知部11Aは、充電装置20の信号ライン33を介して取得される充電装置20の通信状態に基づいて、充電装置20のプラグ22と接続部10とが接続されたことを検知することができる。又は、接続検知部11Aは、検出ライン16を介して取得される充電装置20の通電ライン15の通電状態に基づいて、充電装置20のプラグ22と接続部10とが接続されたことが電源コントローラ12により検知されたことを、通信ライン75を介して取得してもよい。なお、通電ライン15が検出ライン16を介して管理コントローラ11に接続されてもよい。
【0056】
充電許可部11Bは、接続検知部11Aにより接続部10との接続が検知された充電装置20に充電許可を出力する。充電許可が出力されると、充電装置20の充電準備の処理が開始される。充電準備の内容及び順序は、予め定められている。実施形態において、充電準備の処理は、接続部10に設けられているロック機構を作動させて、接続部10とプラグ22とをロックする処理を含む。また、充電準備の処理は、充電コンタクタ41をONする処理を含む。また、充電準備の処理は、充電装置20による蓄電池50の充電が可能な状態であるか否かを診断する処理を含む。充電が可能な状態であるか否かを診断する処理は、ロックセンサ14の検出信号に基づいて、充電装置20のプラグ22と接続部10とがロックされたことを確認する処理を含む。充電が可能な状態であるか否かを診断する処理は、正極ライン31(31A,31B)と充電装置20のハウジングとが短絡していないことを確認する処理を含む。
【0057】
充電開始指令部11Cは、充電準備の処理を経た充電装置20に蓄電池50の充電を開始させる充電開始指令を出力する。充電開始指令を受信した充電装置20の充電コントローラ26は、蓄電池50に電流を供給する処理を開始する。
【0058】
実施形態においては、接続部10にプラグ22が接続されると、操作装置23Aが操作されることなく、充電装置20は、充電準備の処理を経た後に、蓄電池50の充電を開始する。すなわち、充電装置20が接続部10に接続されると、充電準備の処理及び充電開始の処理が自動的に実施される。第1充電装置20Aは、第1接続部10Aに接続されていない状態からプラグ22を介して第1接続部10Aに接続されることにより、充電準備の処理を経た後に、蓄電池50の充電を開始する。第2充電装置20Bは、第2接続部10Bに接続されていない状態からプラグ22を介して第2接続部10Bに接続されることにより、充電準備の処理を経た後に、蓄電池50の充電を開始する。
【0059】
充電停止指令部11Dは、充電装置20による蓄電池50の充電を停止させる充電停止指令を出力する。充電停止指令は、充電装置20から出力される電流をゼロにする指令を含む。充電停止指令を受信した充電装置20の充電コントローラ26は、蓄電池50に対する電流の供給を停止する。例えば、第1充電装置20Aが第1接続部10Aに接続された状態で蓄電池50を充電中に、第1充電装置20Aの充電コントローラ26が充電停止指令部11Dから充電停止指令を受信した場合、第1充電装置20Aと第1接続部10Aとが接続された状態で、第1充電装置20Aからの電流の出力が停止される。
【0060】
[充電制御方法]
次に、実施形態に係る充電制御方法について説明する。図5は、実施形態に係る充電制御方法を示すフローチャートである。実施形態においては、第1充電装置20Aが第1接続部10Aに接続されて第1充電装置20Aによる蓄電池50の充電が開始された後、第2充電装置20Bが第2接続部10Bに接続されたときの充電制御システム100の動作について説明する。
【0061】
操作者は、第1充電装置20Aと第1接続部10Aとを接続する作業を実施する。第1充電装置20Aがプラグ22を介して第1接続部10Aに接続されると、第1充電装置20Aの充電準備の処理が自動的に開始される。第1充電装置20Aの充電準備の処理が完了した後、第1充電装置20Aによる蓄電池50の充電が自動的に開始される(ステップSA1)。
【0062】
第1充電装置20Aが第1接続部10Aに接続され、第1充電装置20Aによる蓄電池50の充電が開始された後、操作者は、第2充電装置20Bと第2接続部10Bとを接続する作業を実施する(ステップSB1)。
【0063】
接続検知部11Aは、第2充電装置20Bの信号ライン33Bを介して取得される第2充電装置20Bの通信状態に基づいて、第2充電装置20Bのプラグ22と第2接続部10Bとが接続されたことを検知する(ステップSC1)。又は、接続検知部11Aは、検出ライン16を介して取得される第2充電装置20Bの通電ライン15の通電状態に基づいて、第2充電装置20Bのプラグ22と第2接続部10Bとが接続されたことが電源コントローラ12により検知されたたことを、通信ライン75を介して取得してもよい。
【0064】
第2充電装置20Bのプラグ22と第2接続部10Bとの接続が検知されると、充電停止指令部11Dは、第1充電装置20Aによる蓄電池50の充電を停止させる充電停止指令を出力する。充電停止指令は、第1充電装置20Aから出力される電流をゼロにする指令を含む。充電停止指令を受信した第1充電装置20Aの充電コントローラ26は、蓄電池50に対する電流の供給を停止する。第1充電装置20Aは、第1接続部10Aと接続された状態で、蓄電池50に対する電流の出力を停止する。第1充電装置20Aは、蓄電池50に電流を出力する充電状態から、電流の出力を停止する充電停止状態に移行する(ステップSA2)。
【0065】
第1充電装置20Aによる蓄電池50の充電が停止された後、充電許可部11Bは、接続検知部11Aにより第2接続部10Bとの接続が検知された第2充電装置20Bに充電許可を出力する(ステップSC3)。
【0066】
充電許可が出力されると、第2充電装置20Bの充電準備の処理が開始される(ステップSB2)。
【0067】
上述のように、充電準備の内容及び順序は、予め定められている。一例として、第2充電装置20Bの充電コントローラ26は、第2接続部10Bに設けられているロック機構を作動させて、第2接続部10Bと第2充電装置20Bのプラグ22とをロックする。次に、充電許可部11Bは、充電コンタクタ41BをONする制御信号を出力する。次に、充電許可部11Bは、正極ライン31Bと第2充電装置20Bのハウジングとが短絡していないことを確認する。
【0068】
第2充電装置20Bについての充電準備の処理が終了すると、充電許可部11Bは、第2充電装置20Bについての充電準備が完了したと判定する(ステップSC4)。
【0069】
第2充電装置20Bについての充電準備が完了した後、充電開始指令部11Cは、第1充電装置20A及び第2充電装置20Bのそれぞれに充電開始指令を出力する(ステップSC5)。
【0070】
充電開始指令を受信した第1充電装置20Aの充電コントローラ26は、蓄電池50に電流を供給する処理を開始する(ステップSA3)。充電開始指令を受信した第2充電装置20Bの充電コントローラ26は、蓄電池50に電流を供給する処理を開始する(ステップSB3)。
【0071】
実施形態において、充電開始指令部11Cは、第1充電装置20Aによる蓄電池50の充電と第2充電装置20Bによる蓄電池50の充電とが同時に開始されるように、充電開始指令を出力する。第1充電装置20Aから蓄電池50への電流の供給と、第2充電装置20Bから蓄電池50への電流の供給とが、同時に開始される。
【0072】
[コンピュータシステム]
図6は、実施形態に係るコンピュータシステム1000を示すブロック図である。上述の管理コントローラ11、電源コントローラ12、マスタコントローラ13、充電コントローラ26、及びバッテリコントローラ56のそれぞれは、コンピュータシステム1000を含む。コンピュータシステム1000は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサ1001と、ROM(Read Only Memory)のような不揮発性メモリ及びRAM(Random Access Memory)のような揮発性メモリを含むメインメモリ1002と、ストレージ1003と、入出力回路を含むインタフェース1004とを有する。上述の管理コントローラ11、電源コントローラ12、マスタコントローラ13、充電コントローラ26、及びバッテリコントローラ56のそれぞれの機能は、コンピュータプログラムとしてストレージ1003に記憶されている。プロセッサ1001は、コンピュータプログラムをストレージ1003から読み出してメインメモリ1002に展開し、プログラムに従って上述の処理を実行する。なお、コンピュータプログラムは、ネットワークを介してコンピュータシステム1000に配信されてもよい。
【0073】
コンピュータプログラム又はコンピュータシステム1000は、上述の実施形態に従って、作業機械1の第1接続部10Aに接続された第1充電装置20Aにより作業機械1に搭載された蓄電池50の充電を開始することと、第1充電装置20Aが蓄電池50を充電中に、作業機械1の第2接続部10Bに接続された第2充電装置20Bが蓄電池50の充電を開始するとき、第1充電装置20Aによる充電を停止させることと、を実行することができる。
【0074】
[効果]
以上説明したように、実施形態に係る充電制御システム100は、作業機械1に搭載された蓄電池50と、作業機械1に設けられ、蓄電池50を充電する第1充電装置20Aが接続される第1接続部10Aと、作業機械1に設けられ、蓄電池50を充電する第2充電装置20Bが接続される第2接続部10Bと、第1充電装置20Aが蓄電池50を充電中に、第2充電装置20Bが蓄電池50の充電を開始するとき、第1充電装置20Aによる充電を停止させる管理コントローラ11と、を備える。
【0075】
実施形態によれば、第2充電装置20Bが第2接続部10Bに接続されて第2充電装置20Bによる蓄電池50の充電が開始されるとき、第1充電装置20Aからの電流の出力が停止される。これにより、第1充電装置20Aから第2充電装置20Bに電流が供給されることが抑制される。第1充電装置20Aから第2充電装置20Bに電流が供給されてしまうと、例えば第1充電装置20Aから蓄電池50に出力される電流が目標値とは異なる値になってしまう可能性がある。第1充電装置20Aから第2充電装置20Bに電流が供給されることが抑制されるので、第1充電装置20Aによる蓄電池50の充電に支障をきたすことが抑制される。
【0076】
管理コントローラ11は、第2充電装置20Bの充電準備の開始において、第1充電装置20Aが第1接続部10Aに接続された状態で、第1充電装置20Aによる蓄電池50の充電を停止させる。実施形態においては、第2充電装置20Bの充電準備の開始前に、第1充電装置20Aによる蓄電池50の充電が停止される。なお、第2充電装置20Bの充電準備の開始と同時に、第1充電装置20Aによる蓄電池50の充電が停止されてもよい。第2充電装置20Bの充電準備中に、第1充電装置20Aから第2充電装置20Bに電流が供給されてしまうと、第2充電装置20Bの充電準備の処理が適正に実施されない可能性がある。第1充電装置20Aから第2充電装置20Bに電流が供給されてしまうと、例えば、正極ライン31Bと第2充電装置20Bのハウジングとが短絡していないことを確認する処理の精度が低下する可能性がある。実施形態によれば、第2充電装置20Bの充電準備の開始において、第1充電装置20Aからの電流の出力が停止されるので、第2充電装置20Bの充電準備の処理が適正に実施される。
【0077】
管理コントローラ11は、第1充電装置20Aによる蓄電池50の充電を停止させた後(ステップSC2)、第1充電装置20Aによる蓄電池50の充電と第2充電装置20Bによる蓄電池50の充電とを開始させる(ステップSC5)。実施形態において、管理コントローラ11は、第2充電装置20Bの充電準備が完了した後(ステップSC4)、第1充電装置20Aによる蓄電池50の充電と第2充電装置20Bによる蓄電池50の充電とを開始させる(ステップSC5)。これにより、蓄電池50は、少なくとも2台の充電装置20(20A,20B)により短時間で満充電される。
【0078】
[その他の実施形態]
上述の実施形態においては、第2充電装置20Bが第2接続部10Bに接続されていない状態から接続されることにより、第2充電装置20Bによる蓄電池50の充電が開始され、第2充電装置20Bが蓄電池50の充電を開始するときに、第1充電装置20Aによる充電が一旦停止されることとした。第1充電装置20Aが蓄電池50を充電中に、第2充電装置20Bと第2接続部10Bとが接続された状態で、第2充電装置20Bの充電停止操作部232が操作された後、充電開始操作部231が操作されることにより蓄電池50の充電が開始され、第2充電装置20Bが蓄電池50の充電を開始するときに、第1充電装置20Aによる充電が一旦停止されてもよい。第2充電装置20Bが第2接続部10Bに接続された状態で、第2充電装置20Bの充電停止操作部232が操作された後、充電開始操作部231が操作されることにより、第2充電装置20Bは、充電準備の処理を経た後に蓄電池50の充電を開始する。管理コントローラ11は、充電開始操作部231の操作により第2充電装置20Bの充電準備が開始されるときに、第1充電装置20Aが第1接続部10Aに接続された状態で、第1充電装置20Aによる蓄電池50の充電を停止させてもよい。
【0079】
上述の実施形態において、作業機械1がバッテリフォークリフトであることとした。作業機械1は、バッテリショベル、バッテリホイールローダ、バッテリダンプトラック、又はバッテリブルドーザ等でもよい。上述の実施形態において説明した構成要素は、蓄電池を動力源とする作業機械に適用することができる。
【符号の説明】
【0080】
1…作業機械、2…車体、2A…フレーム、2B…収容部材、2C…カウンタウエイト、2D…カバー、3…走行装置、3F…前輪、3R…後輪、4…作業機、4A…マスト、4B…フォーク、5…バッテリパック、5A…第1バッテリパック、5B…第2バッテリパック、7…作業機シリンダ、7A…チルトシリンダ、7B…リフトシリンダ、8…運転シート、9…ステアリングホイール、10…接続部、10A…第1接続部、10B…第2接続部、11…管理コントローラ、11A…接続検知部、11B…充電許可部、11C…充電開始指令部、11D…充電停止指令部、12…電源コントローラ、13…マスタコントローラ、14…ロックセンサ、15…通電ライン、16…検出ライン、17…電源回路、20…充電装置、20A…第1充電装置、20B…第2充電装置、21…ケーブル、22…プラグ、23…インタフェース装置、23A…操作装置、23B…表示装置、24…AC/DC変換モジュール、25…コンタクタ、26…充電コントローラ、27…商用電源、30…制御回路、31…正極ライン、31A…正極ライン、31B…正極ライン、32…負極ライン、32A…負極ライン、32B…負極ライン、33…信号ライン、33A…信号ライン、33B…信号ライン、34…信号ライン、34A…信号ライン、34B…信号ライン、35…正極ライン、35A…ヒューズ、36…負極ライン、37…正極ライン、38…負極ライン、39…正極ライン、40…負極ライン、41…充電コンタクタ、41A…充電コンタクタ、41B…充電コンタクタ、42…放電コンタクタ、43…ヒータコンタクタ、44…自己保持リレー、45…正極ライン、46…負極ライン、47A…電圧センサ、47B…電圧センサ、48…電圧センサ、49…電流センサ、50…蓄電池、51…電源スイッチ、52…稼働ランプ、53…電圧センサ、54…温度センサ、55…ヒータ、56…バッテリコントローラ、57…正極ライン、58…負極ライン、61…走行インバータ、62…作業機インバータ、63…走行モータ、64…作業機モータ、71…制御ライン、71A…制御ライン、71B…制御ライン、72…制御ライン、73…制御ライン、74…制御ライン、75…通信ライン、76…通信ライン、80…キースイッチ、100…充電制御システム、231…充電開始操作部、232…充電停止操作部、233…緊急停止操作部、1000…コンピュータシステム、1001…プロセッサ、1002…メインメモリ、1003…ストレージ、1004…インタフェース。
図1
図2
図3
図4
図5
図6