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特開2024-34333車両用オプション設定装置、車両用オプション変更システムおよび車両用オプション設定プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024034333
(43)【公開日】2024-03-13
(54)【発明の名称】車両用オプション設定装置、車両用オプション変更システムおよび車両用オプション設定プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240306BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022138511
(22)【出願日】2022-08-31
(71)【出願人】
【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
(71)【出願人】
【識別番号】598076591
【氏名又は名称】東芝インフラシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】磯貝 大成
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】      (修正有)
【課題】車両におけるオプション機能の変更を行えるオプション設定装置、オプション変更システムおよびオプション設定プログラムを提供する。
【解決手段】オプション変更システムにおいて、オプション設定装置は、インターフェースとプロセッサとを有する。インターフェースは、通信デバイスと通信する。プロセッサは、通信デバイスから、車両に実装するオプション機能を変更する変更依頼を受け付けた場合に、前記車両に対する車検証が示す車検証情報と利用者が保有する運転免許証に関する運転免許証情報とを取得し、車検証情報と運転免許証情報とが変更依頼で指定されたオプション機能の変更を実施する条件を満たす場合に変更依頼で指定されたオプション機能の変更を許可する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に搭載するオプション機能を設定する車両用オプション設定装置であって、
通信デバイスと通信するインターフェースと、
前記通信デバイスからの前記車両に実装するオプション機能を変更する変更依頼を受け付けた場合に前記車両に対する車検証が示す車検証情報と利用者が保有する運転免許証に関する運転免許証情報とを取得し、前記車検証情報と前記運転免許証情報とが前記変更依頼で指定されたオプション機能の変更を実施する条件を満たす場合に前記変更依頼で指定されたオプション機能の変更を許可するプロセッサと、
を有する車両用オプション設定装置。
【請求項2】
さらに、前記車両におけるオプション機能を変更するための条件を記録したオプションデータベースを格納する記憶部を有し、
前記プロセッサは、前記オプションデータベースに基づいて前記変更依頼で指定されたオプション機能の変更を実施する条件を特定する、
請求項1に記載の車両用オプション設定装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、前記車検証情報と外部装置から取得する前記車検証情報に関連する情報とを含む車両情報および前記運転免許証情報と前記運転免許証情報に関連する情報とを含む利用者情報とを取得し、前記車両情報と前記利用者情報とが前記変更依頼で指定されたオプション機能の変更を実施する条件を満たす場合に前記変更依頼で指定されたオプション機能の変更を許可する、
請求項2に記載の車両用オプション設定装置。
【請求項4】
さらに、前記車両におけるオプション機能を変更するための条件を記録したオプションデータベースを格納する記憶部を有し、
前記プロセッサは、前記オプションデータベースに前記車両におけるオプション機能の設定状態を示す情報を記録する、
請求項2に記載の車両用オプション設定装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、さらに、前記変更依頼で指定されたオプション機能を追加するための料金の支払が確認された場合に前記変更依頼で指定されたオプション機能の変更を許可する、
請求項1乃至4の何れか1項に記載の車両用オプション設定装置。
【請求項6】
通信デバイスと車両用オプション設定装置とを有する車両用オプション変更システムであって、
前記通信デバイスは、
車両に設置されるオプション設定装置と通信する第1のインターフェースと、
前記車両に対する車検証情報を取得する車検証リーダと、
前記車両に実装するオプション機能を変更する変更依頼が入力するための操作部と、
前記操作部により前記変更依頼が入力された場合、前記車検証リーダにより取得する車検証情報と利用者が保有する運転免許証に関する運転免許証情報とを前記オプション設定装置へ送信する第1のプロセッサと、
前記車両用オプション設定装置は、
前記通信デバイスと通信する第2のインターフェースと、
前記通信デバイスからの前記車両に実装するオプション機能を変更する変更依頼を受け付けた場合に前記通信デバイスから前記車検証情報と前記運転免許証情報とを取得し、前記車検証情報と前記運転免許証情報とが前記変更依頼で指定されたオプション機能の変更を実施する条件を満たす場合に前記変更依頼で指定されたオプション機能の変更を許可する第2のプロセッサと、
を有する車両用オプション変更システム。
【請求項7】
前記車検証リーダは、ICカードで構成されるIC車検証から車検証情報を読み取るためのICカードリーダである、
請求項6に記載の車両用オプション変更システム。
【請求項8】
前記通信デバイスは、当該通信デバイスの所有者である人物の運転免許証情報を記憶する記憶部を有し、
前記通信デバイスの前記第1のプロセッサは、前記記憶部から前記運転免許証情報を取得する、
請求項6に記載の車両用オプション変更システム。
【請求項9】
車両に搭載するコンピュータに、
前記車両に実装するオプション機能を変更する変更依頼を受け付ける機能と、
前記車両に対する車検証で示される車検証情報を取得する機能と、
利用者が保有する運転免許証に関する運転免許証情報を取得する機能と、
前記車検証情報と前記運転免許証情報とが前記変更依頼で指定されたオプション機能の変更を実施する条件を満たす場合、前記変更依頼で指定されたオプション機能の変更を許可する機能と、
を実現させるための車両用オプション変更プログラム。
【請求項10】
さらに、前記車両におけるオプション機能を変更するための条件を記録したオプションデータベースに基づいて前記変更依頼で指定されたオプション機能の変更を実施する条件を特定する、
請求項9に記載の車両用オプション変更プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、車両用オプション設定装置、車両用オプション変更システムおよび車両用オプション設定プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、自動車などの車両は、整備工場やサービス店舗などの作業場において、オプション機能が装備されるのが一般的である。作業場で車両にオプション機能が装備される場合、専門知識を有する作業員が、車両の車検証、車両の利用者の情報、および、オプション機能に対する料金の支払状況などを確認することにより、利用者が希望するオプション機能を車両に装備しても良いかを判断する。
【0003】
これに対して、近年、多種多様なオプション機能をオンデマンドで自動車に追加するシステムが提案されている。例えば、利用料金を毎月支払うサブスクリプションサービス(以下、サブスク)として、オプション機能を自動車に追加(使用)できるようにするシステムが考えられている。しかしながら、実際には、自動車に装備するオプション機能は、車検などで検査される保安基準などに適合していることや利用者に適していることなどを確認する必要がある。このため、多種多様なオプション機能から利用者が選択するオプション機能を提供するためのシステムにおいては、販売後の自動車に装備するオプション機能が実際の自動車の状態や利用者の状態に適合しているかを確認する仕組みが必要となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2021-68106号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の課題を解決するために、本発明は、車両におけるオプション機能の変更を行える車両用オプション設定装置、車両用オプション変更システムおよび車両用オプション設定プログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態によれば、車両用オプション設定装置は、インターフェースとプロセッサとを有する。インターフェースは、通信デバイスと通信する。プロセッサは、通信デバイスからの車両に実装するオプション機能を変更する変更依頼を受け付けた場合に前記車両に対する車検証が示す車検証情報と利用者が保有する運転免許証に関する運転免許証情報とを取得し、車検証情報と運転免許証情報とが変更依頼で指定されたオプション機能の変更を実施する条件を満たす場合に変更依頼で指定されたオプション機能の変更を許可する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、実施形態に係るオプション変更システムの構成例を概略的に示す図である。
図2図2は、実施形態に係るオプション変更システムにおける通信デバイスの制御系の構成例を示すブロック図である。
図3図3は、実施形態に係るオプション変更システムに用いられるIC車検証の構成例を示すブロック図である。
図4図4は、実施形態に係るオプション変更システムにおけるオプション設定装置の制御系の構成例を示すブロック図である。
図5図5は、実施形態に係るオプション変更システムにおけるオプションデータベースの構成例を示す図である。
図6図6は、実施形態に係るオプション変更システムによる自動車のオプション機能の変更するオプション設定処理の第1の動作例を説明するためのシーケンスである。
図7図7は、実施形態の変形例に係るオプション変更システムの構成例を概略的に示す図である。
図8図8は、実施形態の変形例に係るオプション変更システムにおける通信デバイスの制御系の構成例を示すブロック図である。
図9図9は、実施形態の変形例に係るオプション変更システムによるオプション設定処理の第2の動作例を説明するためのシーケンスである。
図10図10は、実施形態の変形例に係るオプション変更システムによるオプション設定処理の第2の動作例を説明するためのシーケンスである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、実施形態に係る車両用オプション変更システムとしてのオプション変更システム1の構成例を示す図である。
実施形態に係るオプション変更システム1は、自動車にオプション機能を提供するためのシステムである。オプション変更システム1は、通信デバイス11、モバイル運転免許証(以下、mDLと称する)12、IC車検証13、オプション設定装置(車両用オプション設定装置)14、車両制御装置15、および、オプション管理システム16などを有する。
【0009】
通信デバイス11は、車検証リーダ(ICリーダライタ)機能、車両通信機能およびネットワーク通信機能などを有する電子機器である。通信デバイス11は、自動車の利用者に操作される電子機器である。通信デバイス11は、利用者が所持する携帯端末(例えば、スマートフォンやタブレットPCなどの携帯可能な情報機器)であっても良いし、自動車に固定される装置であっても良い。
【0010】
mDL12は、携帯端末を所持する利用者の運転免許証として利用されるアプリケーションプログラムである。通信デバイス11は、利用者のmDL12が示す利用者情報を含む運転免許証に関する情報をmDL12から取得できる構成とする。本実施形態に係るオプション変更システム1では、図1に示すように、通信デバイス11は、自動車の利用者が所持する携帯端末であることを想定して説明するものとする。図1に示す構成例である場合、携帯端末である通信デバイス11には、所持者のmDL12がインストールされているものとする。
【0011】
ただし、mDL12は、通信デバイス11以外の携帯端末にインストールされるものであっても良い。mDL12が通信デバイス11以外の携帯端末にインストールされる場合、通信デバイス11は、mDL12をインストールした携帯端末と通信する機能を備えるようにすれば良い。
【0012】
IC車検証13は、ICカードなどの携帯可能電子媒体で構成される電子車検証である。IC車検証13は、1台の自動車に対して発行され、当該自動車に関する車両情報などを含む車検証情報を記憶する媒体である。IC車検証13は、通信デバイス11のICリーダ機能によって記録されている情報が読み取られるものである。つまり、通信デバイス11のICリーダ機能は、IC車検証13から車検証情報を読み取る機能として作用する。なお、IC車検証13は、車検証情報が記録されているだけでなく、情報が記録可能な領域を有するものであっても良い。IC車検証13に情報が書き込める場合、通信デバイス11のICリーダ機能は、IC車検証13と通信接続するリーダライタで構成しても良い。
【0013】
実施形態において、IC車検証13は、データの読取および書込みが可能な小型電子装置としてのICチップを有する記録媒体であるものとする。例えば、IC車検証13は、ICカードで構成される。例えば、IC車検証13を非接触式ICカードで実現する場合、IC車検証13は、NFCのような近接の距離での非接触通信を行うものであっても良いし、近距離無線通信によって情報の読取および書込みが行える媒体(デバイス)であっても良い。
【0014】
オプション設定装置14および車両制御装置15は、オプション機能が装備される対象となる車両としての自動車に設置されるコンピュータなどの装置である。オプション設定装置14および車両制御装置15は、1つの装置(コンピュータ)であっても良いし、複数の装置(コンピュータ)で構成されるものであっても良い。
【0015】
オプション設定装置14は、自動車に対するオプション機能を設定(追加又は削除)するための装置である。ただし、自動車は、オプション設定装置14によって設定可能なオプション機能を実現するためのハードウエアを備えた状態で利用者に引き渡されているものとする。オプション設定装置14は、自動車に実装されているハードウエアで実行可能なオプション機能を有効又は無効の何れかに設定する。また、オプション設定装置14は、自動車に実装されているハードウエアを用いたオプション機能を有効とするためのソフトウエアをインストールする機能を備えたものであっても良い。
【0016】
車両制御装置15は、自動車を制御する制御ユニットを含むものとする。また、車両制御装置15は、オプション機能を実行する制御機能を含むものとする。実施形態において、車両制御装置15は、オプション設定装置14により有効に設定されたオプション機能を実行したり、オプション設定装置14から無効(削除)に設定されたオプション機能を実行不可としたりするものとする。
【0017】
オプション管理システム16は、自動車に設定されるオプション機能を管理する。また、オプション管理システム16は、各自動車についてオプション機能を使用するに必要となる料金の支払状況を示す情報も管理するものとする。例えば、オプション管理システム16は、自動車のメーカ、あるいは、販売後の自動車の管理運用を実行するサービス会社などに設けられる。
【0018】
次に、実施形態に係わる通信デバイス11の構成について説明する。
図2は、実施形態に係る通信デバイス11における制御系の構成例を概略的に示すブロック図である。
図2に示す構成例において、通信デバイス11は、プロセッサ(第1のプロセッサ)21、ROM22、RAM23、記憶部24、表示部25、操作部26、通信部27、車両通信部(第1のインターフェース)28、および、車検証リーダ(リーダライタ)29などを有する。図2に示す構成例では、通信デバイス11は、利用者が所持するmDL12を備える携帯端末(モバイル端末)であるものとする。
【0019】
プロセッサ21は、プログラムを実行することにより種々の処理を実行する。プロセッサ21は、例えば、CPUである。ROM22は、プログラムや制御データなどを記憶する不揮発性のメモリである。RAM23は、データを一時的に保持するワーキングメモリとして機能する。記憶部24は、書換え可能な不揮発性のメモリを含む記憶装置である。これらの構成により、プロセッサ21は、RAM23を用いてROM22又は記憶部24が記憶するプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
【0020】
記憶部24は、各種の情報を記憶する。通信デバイス11(モバイル端末)が利用者が所持する携帯端末である場合、記憶部24は、モバイル運転免許証(mDL)12としてのデータを記憶するものとする。記憶部24に記憶するmDL12は、アプリケーションプログラムと運転免許証のデータ(個人情報、免許資格情報など)とを含むものとする。この場合、プロセッサ21がmDL12のアプリケーションプログラムを実行することにより、通信デバイス11は、運転免許証として機能するものとする。
【0021】
なお、通信デバイス11が利用者が所持する携帯端末(モバイル端末)でない場合、記憶部24は、モバイル運転免許証(mDL)12としてのデータは、利用者が所持する携帯端末に搭載されるようにしても良い。
【0022】
表示部25は、プロセッサ21の制御に応じて種々の情報を表示する表示装置である。操作部26は、操作者が操作指示を入力するためのデバイスである。表示部25および操作部26は、ユーザインターフェースとして機能する。例えば、表示部25および操作部26は、タッチパネル付の表示装置によって構成される。また、表示部25は、動作状態などに応じて点灯するLEDを含むものであっても良い。また、操作部26は、キーボード、テンキー、ポインティングデバイスなどを含むものであっても良い。
【0023】
通信部27は、ネットワークを介して外部装置と通信するための通信インターフェースである。通信部27は、移動体通信を行うインターフェースであっても良いし、Wifi(登録商標)などの無線通信によってネットワークに接続するインターフェースであっても良い。ただし、後述する図7に示す構成例において、通信部27は、通信デバイス11が自動車内にある状態で、サーバ101、102と通信できるようにするものであれば良く、特定の通信方式に限定されるものではない。
【0024】
車両通信部28は、自動車に設けられるオプション設定装置14と通信するためのインターフェースである。また、車両通信部28は、自動車に設けられるオプション設定装置14が備える通信インターフェースの構成に準じて構成される。例えば、オプション設定装置14が近距離無線通信を行うものであれば、車両通信部28は、オプション設定装置14と通信するための近距離無線通信用のインターフェースにより構成される。
【0025】
車検証リーダ29は、IC車検証13からデータを読み取るためのインターフェースである。車検証リーダ29は、IC車検証13の構成に準じて構成される。例えば、IC車検証13が非接触式ICカードで実現される場合、車検証リーダ29は、非接触式ICカードの通信方式に対応するICカードリーダライタにより構成される。また、IC車検証13が接触式ICカードで実現される場合、車検証リーダ29は、接触式ICカードの通信方式に対応するICカードリーダライタにより構成される。また、IC車検証13が近距離無線通信を行うものであれば、車検証リーダ29は、IC車検証13と通信してデータの読取を行うように構成される。
【0026】
なお、図2に示す構成例では、通信デバイス11がmDL12を備える携帯端末(モバイル端末)であるものとしたが、通信デバイス11は、利用者が所持するmDL12を備える携帯端末(モバイル端末)とは別の装置であっても良い。通信デバイス11とmDLを備える携帯端末とが別々の装置である場合、通信デバイス11は、利用者が所持するmDL12を備える携帯端末(モバイル端末)からmDLデータ(免許証情報や個人情報)を読み取るためのインターフェースを備えるものとする。
以下の説明では、図2に示すように、通信デバイス11がmDL12を備える利用者が所持する携帯端末(モバイル端末)であるものとして説明する。
【0027】
次に、実施形態に係るIC車検証13の構成について説明する。
図3は、実施形態に係るIC車検証13における構成例を概略的に示すブロック図である。
IC車検証13は、自動車ごとに発行され、自動車が保安基準に適合していたことを示す車検証として使用されるものである。IC車検証13は、自動車を運行する場合に携行が義務付けられているものである。IC車検証13は、自動車に対する所定の車両検査による検査結果などを示す情報、自動車が備える装備を示す車両情報、自動車の所有者や使用者に関する情報などを含む車検証情報が記憶される。
【0028】
図3に示す構成例において、IC車検証13は、プロセッサ41、ROM42、RAM43、データメモリ44、通信インターフェース(I/F)45などを有する。
プロセッサ41は、プログラムを実行することにより種々の処理を実行する。プロセッサ41は、例えば、CPUである。ROM42は、プログラムや制御データなどを記憶する不揮発性のメモリである。RAM43は、データを一時的に保持するワーキングメモリとして機能する。データメモリ44は、書換え可能な不揮発性のメモリを含む記憶装置である。これらの構成により、プロセッサ41は、RAM43を用いてROM42又はデータメモリ44が記憶するプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
【0029】
データメモリ44は、書き換え可能な不揮発性のメモリである。データメモリ44は、例えば、NVメモリである。データメモリ44は、自動車が備える装備などを示す車両情報や所定の車両検査に合格したことを示す情報などの車検証情報を記憶する。また、データメモリ44は、車検証として必要な情報の一部又は全部を改ざんできないようなセキュアな記憶領域に記憶する。
【0030】
通信インターフェース45は、リーダライタと通信接続するためのインターフェースである。実施形態において、通信インターフェース45は、通信デバイス11における車検証リーダ29と通信するものである。IC車検証13は、車検証リーダ29からの要求に応じて車検証情報などのデータメモリ44が記憶する情報を出力する。
【0031】
次に、実施形態に係る車両用オプション設定装置としてのオプション設定装置14の構成について説明する。
図4は、実施形態に係るオプション設定装置14における制御系の構成例を概略的に示すブロック図である。
図4に示す構成例において、オプション設定装置14は、プロセッサ(第2のプロセッサ)61、ROM62、RAM63、記憶部64、通信インターフェース(I/F)65、デバイスインターフェース(I/F)(第2のインターフェース)66、および、車両制御インターフェース(I/F)67などを有する。
【0032】
プロセッサ61は、プログラムを実行することにより種々の処理を実行する。プロセッサ61は、例えば、CPUである。ROM62は、プログラムや制御データなどを記憶する不揮発性のメモリである。RAM63は、データを一時的に保持するワーキングメモリとして機能する。記憶部64は、書換え可能な不揮発性のメモリを含む記憶装置である。これらの構成により、プロセッサ61は、RAM63を用いてROM62又は記憶部64が記憶するプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
【0033】
記憶部64は、各種の情報を記憶する。記憶部64は、オプション機能に関するデータを格納するオプションデータベース(DB)64aを有する。オプションデータベース64aには、当該自動車に各種のオプション機能を追加又は削除するための条件などを示す情報を格納する。
【0034】
通信インターフェース65は、外部の機器と通信するための通信インターフェースである。本実施形態において、オプション設定装置14は、通信インターフェース65によりネットワークを介してオプション管理システム16と通信する。
車両制御インターフェース67は、車両制御装置15と通信するための通信インターフェースである。
【0035】
デバイスインターフェース66は、通信デバイス11と通信するための通信インターフェースである。例えば、デバイスインターフェース66は、通信デバイス11が車検証リーダ29を用いて読み取る車検証情報を取得するためのインターフェースとして機能する。また、デバイスインターフェース66は、通信デバイス11が備えるmDL12からmDLデータを取得するためのインターフェースとして機能する。
【0036】
なお、オプション設定装置14は、IC車検証13に対するインターフェース(ICカードリーダライタ)を備えるものであっても良い。また、オプション設定装置14は、利用者が所持するmDL12を備える携帯端末から運転免許証情報を取得する機能(インターフェース)を備えるものであっても良い。
【0037】
次に、実施形態に係るオプション設定装置14の記憶部64に設けるオプションデータベース64aの構成例について説明する。
図5は、実施形態に係るオプション設定装置14が自動車に設定可能なオプション機能に関する情報を格納するオプションデータベースの構成例を示す図である。
オプションデータベース64aには、オプション機能の追加又は削除するために必要とする条件の設定例を示す情報が格納される。オプション設定装置14は、オプションデータベース64aを参照して利用者から要求(依頼)されるオプション機能の変更の可否を判断する。
【0038】
図5では、オプション機能として、「全自動運転」、「レーンキープ」、「追従支援」、「ワンペダルドライブ」、「速度制限解除」などを例示する。「全自動運転」は、運転操作なしで自動車が道路を走行する機能である。「レーンキープ」は、自動車が走行するレーンをキープすることを支援する運転支援機能である。「追従支援」は、前方を走行する車両に対して適度な車間距離を維持しながら追従することを支援する運転支援機能である。「ワンペダルドライブ」は、ペダル操作によって加速だけでなく減速も制御する運転支援機能である。「速度制限解除」は、自動車に走行速度の制限を解除する機能である。
【0039】
また、図5に例示するように、各オプション機能には、追加(有効化)する場合の条件として、車検証で明示される情報などの車両情報から特定される車両に関する条件(車両条件)と運転免許証の情報などの利用者情報から特定される利用者に関する条件(利用者条件)とが設定される。
【0040】
車両条件は、IC車検証13から読み取れる情報に対する条件であり、オプション機能を安全に実行するために必要となる当該自動車の装備や車検での検査結果などに対する条件である。つまり、各オプション機能には、実行するために必要な装備が車検での検査が完了していることが追加するための条件(車両条件)として設定される。例えば、オプション機能としての「全自動運転」には、全自動運転を可能とするための各種の装備が有効であることを車検で検査されていることが追加するための車両条件として設定される。なお、車両条件は、IC車検証13から読み取れる情報だけに限らず、車両の識別情報や各種装備の識別情報(例えば、エンジンの型番)に対応する情報として外部装置から取得される車両情報に対する条件であっても良い。
【0041】
また、利用者条件は、mDL12から読み取れる情報に対する条件であり、オプション機能を有効化するために必要とする利用者の条件である。例えば、オプション機能としての「速度制限解錠」は、ゴールド免許(所定期間の無事故無違反)の利用者であることを条件に有効化できるように設定する。また、利用者条件は、オプション機能を追加できる人物を車検証に記載の使用者に限定する場合、利用者(mDL12を保有する人物)がIC車検証13に記載の使用者であることを前提するようにしても良い。なお、利用者条件は、mDL12から読み取れる情報だけに限らず、個人の識別情報に対応する情報として外部装置から取得される利用者情報に対する条件であっても良い。
【0042】
また、各オプション機能には、削除(無効化)する場合の条件(削除条件)が設定される。削除条件は、実装(有効化)されているオプション機能を削除(無効化)するために必要とする条件である。例えば、オプション機能としての運転支援機能は、高齢者に対して安全な運転を提供することができる機能であるため、無効化することができる年齢に制限を設定する。また、特定のオプション機能が自動車を運転するための条件として定められている特定の利用者については当該オプション機能を無効化できないように設定しても良い。なお、削除条件は、mDL12から読み取れる情報だけに限らず、個人の識別情報に対応する情報として外部装置から取得される利用者情報に対する条件であっても良い。
【0043】
また、オプションデータベース64aは、各オプション機能の設定状態を示す情報を記憶する。オプションデータベース64aでは、設定状態として、各オプション機能が有効化されているか無効化されているかを示す情報を記録する。オプションデータベース64aにおける設定状態は、オプション機能の変更が実行されることに更新される。
【0044】
さらに、オプションデータベース64aでは、各オプション機能に対して支払うべき料金や契約済みの料金体系などを各オプション機能に規定(設定)するようにしても良い。例えば、オプションデータベース64aには、サブスクの料金の支払によって有効化可能となるオプション機能があっても良いし、料金の一時払いによって有効化が可能となるオプション機能があっても良い。
【0045】
次に、実施形態に係るオプション変更システム1において自動車のオプション機能を変更するオプション設定処理の第1の動作例について説明する。
図6は、実施形態に係るオプション変更システム1におけるオプション設定処理の第1の動作例を説明するためのシーケンスである。
利用者は、自動車にオプション機能を追加したい場合、又は、自動車に実装されているオプション機能を削除(無効)にしたい場合、通信デバイス11に自動車のオプションの変更を指示する。例えば、利用者は、自身が所持する携帯端末としての通信デバイス11と自動車のオプション設定装置14とを通信接続させる。通信デバイス11は、車両通信部28によりオプション設定装置14に通信接続する。利用者は、通信デバイス11とオプション設定装置14とが通信接続すると、通信デバイス11の操作部26により自動車のオプションの変更を指示する。
【0046】
通信デバイス11のプロセッサ21は、操作部26に入力された指示に応じてされたオプション機能の変更を依頼する変更依頼をオプション設定装置14へ送信する(ステップS11)。ここで、通信デバイス11のプロセッサ21は、変更依頼において操作部26を用いて利用者が指定したオプションの変更内容を示す情報もオプション設定装置14へ送信する。
【0047】
オプション設定装置14のプロセッサ61は、通信デバイス11からオプション機能の変更(以下、単に、オプション変更とも称する)を依頼する変更依頼を受信すると、変更依頼で指定されたオプション変更を行うためのオプション設定処理を開始する(ステップT12)。オプション設定装置14のプロセッサ61は、オプション設定処理を開始すると、オプション変更を実行するための条件を確認するための車両情報を通信デバイス11に要求する(ステップS13)。
【0048】
ここで、車両情報は、IC車検証13で示される車検証情報を含む車両に関する情報である。図6に示す第1の動作例において、車両情報は、IC車検証13から取得する車検証情報であるものとする。また、オプション設定装置14のプロセッサ61は、車両情報(車検証情報)のうち変更依頼で指定されたオプション変更の条件を満たすか否かを判定するために必要な情報を車両情報として要求するようにしても良い。
【0049】
通信デバイス11のプロセッサ21は、オプション設定装置14からの車両情報の要求に応じて、車検証リーダ29を用いて当該自動車のIC車検証13から車検証情報を車両情報として読み取る。すなわち、プロセッサ21は、車検証リーダ29により当該自動車のIC車検証13にアクセスし、IC車検証13に記憶されている車検証情報を要求する(ステップS14)。プロセッサ21は、IC車検証13が車検証情報の要求に対する応答として出力する車検証情報を車検証リーダ29により取得する(ステップS15)。
【0050】
通信デバイス11のプロセッサ21は、車検証リーダ29によりIC車検証13から車検証情報を読み取ると、オプション設定装置14からの車両情報の要求に対する応答として、IC車検証13から読み取った車検証情報をオプション設定装置14へ送信する(ステップS16)。
【0051】
オプション設定装置14のプロセッサ61は、通信デバイス11から車両情報を取得すると、取得した車両情報が指定されたオプションの変更に対する条件を満たしているか否かを判断する(ステップS17)。例えば、変更依頼においてオプション(OP1)の追加が指定された場合、プロセッサ61は、オプションデータベース64aを参照し、車両情報がオプション(OP1)を追加するための条件を満たしているか否かを判断する。
【0052】
車両情報が指定されたオプション変更の条件を満たしていない場合(ステップS17、YES)、プロセッサ61は、変更依頼で指定されたオプション変更が不可であるものとしてステップS18へ進む。つまり、プロセッサ61は、車両情報が指定されたオプション変更の条件を満たしていなければ、変更依頼に対する応答としてオプション変更が不可である旨を通信デバイス11へ通知する(ステップS18)。オプション変更不可の通知を受けた場合、通信デバイス11のプロセッサ21は、例えば、表示部25によりオプション変更が不可である旨を表示することにより利用者にオプション変更ができなかった旨を案内する。
【0053】
また、車両情報が指定されたオプション変更の条件を満たす場合(ステップS17、NO)、プロセッサ61は、ステップS19へ進む。すなわち、プロセッサ61は、車両情報が指定されたオプション変更の条件を満たすと、利用者情報を通信デバイス11へ要求する(ステップS19)。
【0054】
ここで、利用者情報は、運転免許証としてのmDL12で示される運転免許証情報を含む利用者に関する情報である。図6に示す例において、利用者情報は、mDL12で示される運転免許証情報であるものとする。また、オプション設定装置14のプロセッサ61は、運転免許証情報のうち変更依頼で指定されたオプション変更の条件を満たすか否かを判定するために必要な情報を利用者情報として要求するようにしても良い。
【0055】
通信デバイス11のプロセッサ21は、オプション設定装置14から利用者情報が要求されると、mDL12のアプリケーションプログラムを起動し、mDL12が保持している当該利用者の運転免許証情報(mDLデータ)を利用者情報として取得する(ステップS20)。ここで、プロセッサ21は、利用者情報として必要な情報が指定されている場合には指定された必要な情報をmDL12から取得するようにしても良い。
【0056】
ここでは、通信デバイス11がmDL12を備える利用者の携帯端末であることを想定している。このため、プロセッサ21は、記憶部24にインストールしているmDLのアプリケーションを起動し、利用者を認証した後に記憶部24に記憶している運転免許証情報(mDLデータ)を利用者情報として取得する。
【0057】
なお、通信デバイス11とmDL12を備える携帯端末とが異なる装置である場合、通信デバイス11のプロセッサ21は、通信部27によりmDL12を備える携帯端末と通信し、mDL12を備える携帯端末から運転免許証情報を利用者情報としての運転免許証情報を取得するようにすれば良い。
【0058】
通信デバイス11のプロセッサ21は、mDL12から運転免許証情報を取得すると、オプション設定装置14からの利用者情報の要求に対する応答として、取得した運転免許証情報を利用者情報としてオプション設定装置14へ送信する(ステップS21)。
【0059】
オプション設定装置14のプロセッサ61は、通信デバイス11から利用者情報を取得すると、取得した利用者情報が変更依頼で指定されたオプション機能の変更(追加又は削除)に対する条件を満たすか否かを判断する(ステップS22)。例えば、変更依頼においてオプション(OP1)の追加が指定された場合、プロセッサ61は、オプションデータベース64aを参照し、利用者情報が指定されたオプションOP1を追加するための条件を満たしているか否かを判断する。
【0060】
なお、車検証で規定される自動車の使用者だけがオプション機能の変更を依頼(要求)であきるものとしても良い。この場合、プロセッサ61は、利用者情報として取得した運転免許証情報の人物が車両情報としての車検証情報で示される自動車の使用者(車検証に記載の使用者)であるか否かを判定する。プロセッサ61は、利用者情報として取得した運転免許証情報の人物が車検証情報で示される使用者でなければ、オプション機能の変更を不可と判断する。
【0061】
利用者情報が指定されたオプション変更の条件を満たさない場合(ステップS22、YES)、プロセッサ61は、変更依頼で指定されたオプション変更が不可であるもの判断する。プロセッサ61は、利用者情報が指定されたオプション変更の条件を満たしていない場合(オプション変更不可と判断した場合)、変更依頼に対する応答としてオプション変更が不可である旨を通信デバイス11へ通知する(ステップS23)。通信デバイス11のプロセッサ21は、オプション変更不可の通知を受けた場合、例えば、利用者の条件が合わないためにオプション変更が不可である旨を表示部25に表示することにより利用者にオプション変更ができなかった旨を案内する。
【0062】
利用者情報が指定されたオプション変更の条件を満たす場合(ステップS22、NO)、オプション設定装置14のプロセッサ61は、指定されたオプション機能を利用するための料金の支払状況を確認する。すなわち、オプション設定装置14のプロセッサ61は、支払状況を確認するために、利用者情報で特定される利用者又は車両情報で特定される自動車に対する料金の支払状況をオプション管理システム16に問い合わせる(ステップS24)。
【0063】
オプション管理システム16は、オプション設定装置14からの問い合わせに応じて、指定された利用者又は自動車に関する料金の支払状況を確認する(ステップS25)。オプション管理システム16は、問い合わせに対する確認結果として、指定された利用者又は自動車に関する料金の支払状況を示す情報をオプション設定装置14へ通知する(ステップS26)。
【0064】
ここで、オプション管理システム16は、個々の利用者又は自動車ごとに料金の支払状況を管理するものとする。例えば、利用料金を毎月支払うサブスクリプションサービス(サブスク)によってオプション機能を利用可能とするサービスを提供する場合、オプション管理システム16は、利用者又は自動車ごとにサブスクの料金の支払状況を管理する。オプション管理システム16は、サブスクを複数のグレードに分けて支払状況を管理しても良い。この場合、オプション管理システム16は、サブスクのグレードごとの支払状況をオプション設定装置14に通知するようにしても良い。また、オプション管理システム16は、オプション機能ごとに設定される利用料金の支払状況を管理するようにしても良い。この場合、オプション管理システム16は、各オプション機能ごとの利用料金の支払状況をオプション設定装置14に通知するようにしても良い。
【0065】
オプション設定装置14のプロセッサ61は、オプション管理システム16から取得する支払状況を示す情報に基づいて変更依頼において指定されたオプション変更を行うための料金が支払済みであるか否かを判断する(ステップS27)。
【0066】
オプション設定装置14のプロセッサ61は、指定されたオプション機能を利用するための料金が未払いであることを確認した場合(ステップS27、YES)、変更依頼で指定されたオプション変更が不可であるもの判断し、変更依頼に対する応答としてオプション変更が不可である旨を通信デバイス11へ通知する(ステップS28)。通信デバイス11のプロセッサ21は、料金の未払いによるオプション変更不可の通知を受けた場合、料金の未払いためにオプション変更が不可である旨の案内表示を表示部25に表示するようにしても良い。
【0067】
なお、オプション管理システム16は、利用者が操作する通信デバイス11を用いたオンライン決済を行うようにしても良い。例えば、オプション機能を利用するために料金の支払ができていない場合、オプション管理システム16は、オンライン決済によって料金の支払を受け付けるようにしても良い。この場合、オプション設定装置14のプロセッサ61は、オプション機能を利用するために料金の支払が完了したことを確認した後、ステップS29へ進んで、オプション変更処理を実行するようにしても良い。
【0068】
オプション設定装置14のプロセッサ61は、指定されたオプション変更を実行するための料金が支払済みであることを確認した場合(ステップS27、NO)、通信デバイス11からの変更依頼において指定されたオプション機能の変更(追加又は削除)を実行するオプション変更処理を行う(ステップS29)。
【0069】
オプション設定装置14のプロセッサ61は、オプション変更処理が完了すると、記憶部64に設けたオプションデータベース64aにおける各オプション機能の設定状態を示す情報を記録(更新)する(ステップS30)。これにより、オプション設定装置14は、当該自動車におけるオプション機能の設定状態をオプションデータベース64aによって管理することができる。
【0070】
また、オプション設定装置14のプロセッサ61は、オプション変更処理が完了すると、通信デバイス11に変更依頼されたオプション機能の変更が完了したことを通知する(ステップS31)。通信デバイス11のプロセッサ21は、オプション設定装置14から変更依頼したオプション機能の設定が完了した旨の通知を受けた場合、当該自動車において利用者が指定したオプション機能の変更が完了したことを表示部25に表示するようにしても良い。
【0071】
なお、オプション設定装置14のプロセッサ61は、オプション管理システム16に当該自動車におけるオプション機能の設定内容(変更内容)を通知するようにしても良い。これにより、オプション管理システム16は、各自動車におけるオプション機能の設定状態を管理することができる。
【0072】
さらに、オプション設定装置14のプロセッサ61は、当該自動車におけるオプション機能の設定内容(変更内容)をIC車検証13に書き込むようにしても良い。例えば、オプション設定装置14のプロセッサ61は、通信デバイス11に当該自動車におけるオプション機能の設定内容を示す情報をIC車検証13に書き込むことを要求し、通信デバイス11が車検証リーダ29としてのカードリーダライタによりIC車検証にオプション機能の設定内容を示す情報を書き込む。ただし、オプション設定装置14がICカードとしてのIC車検証13に対するICカードリーダライタを備え、オプション設定装置14のICカードリーダライタが当該自動車におけるオプション機能の設定内容(変更内容)をIC車検証13に書き込むようにしても良い。これにより、自動車に対応する車検証(IC車検証)に当該自動車におけるオプション機能の設定内容を記録することができる。
【0073】
(変形例)
次に、上述した実施形態の変形例について説明する。
上述した実施形態では、IC車検証13から読み取る車検証情報とmDL12から読み取る運転免許証情報とに基づいてオプション機能の変更(追加又は削除)の条件が満たされているか否かを判断したが、車検証情報に関連する車両情報を外部装置(サーバ)から取得したり、免許証情報に関連する利用者情報を外部装置から取得したりするようにしても良い。
【0074】
以下、変形例に係るオプション変更システム100として、車検証情報に関連する車両情報を車両情報サーバ101から取得し、免許証情報に関連する利用者情報を利用者情報サーバ102から取得するシステムについて説明するものとする。
図7は、変形例に係るオプション変更システム100の構成例を概略的に示すブロック図である。また、図8は、オプション変更システム100における通信デバイス11の構成例を示すブロックである。
【0075】
図7に示すように、変形例に係るオプション変更システム100は、図1に示す構成に車両情報サーバ101と利用者情報サーバ102とを加えた構成となる。また、図8に示すように、変形例に係るオプション変更システム100において、通信デバイス11は、図2に示す構成と同様な構成を有し、通信部27により車両情報サーバ101および利用者情報サーバ102と通信可能に構成される。
【0076】
なお、オプション変更システム100は、車両情報サーバ101および利用者情報サーバ102以外の構成は上述したオプション変更システム1と同様であるため、詳細な説明を省略する。また、オプション変更システム100における通信デバイス11は、上述した図2に示す構成と同様な構成であるため、詳細な説明を省略する。
【0077】
また、図7および図8に示す構成例では、車両情報サーバ101および利用者情報サーバ102が通信デバイス11と通信するものとしたが、オプション設定装置14が通信インターフェース65により車両情報サーバ101および利用者情報サーバ102と通信するようにしても良い。
【0078】
車両情報サーバ101は、車検証情報には含まれない車両情報を保持する。例えば、車両情報サーバ101は、ネットワークを介して通信可能な1つ又は複数のサーバ装置によって構成される。車両情報サーバ101は、車検証情報に関連する車両情報として、通信デバイス11又はオプション設定装置14に提供可能な情報を管理する。例えば、車両情報サーバ101は、車検証情報で特定される各種の情報に対する詳細情報を保持する。具体例としては、車両情報サーバ101は、車検証情報に含まれ車両の型式に応じて車両の詳細情報、あるいは、原動機の型式に応じた原動機の詳細情報などを保持する。車両情報サーバ101は、通信デバイス11又はオプション設定装置14からの要求に応じて車検証情報に関連する車両情報を出力する。
【0079】
利用者情報サーバ102は、運転免許証情報には含まれない利用者情報を保持する。例えば、利用者情報サーバ102は、ネットワークを介して通信可能な1つ又は複数のサーバ装置によって構成される。利用者情報サーバ102は、運転免許証情報に関連する利用者情報として、通信デバイス11又はオプション設定装置14に提供可能な情報を管理する。例えば、利用者情報サーバ102は、各利用者に関する情報(利用者情報)として、運転履歴、交通違反歴、健康情報、任意保険の加入情報などの情報を保持する。利用者情報サーバ102は、通信デバイス11又はオプション設定装置14からの要求に応じて運転免許証情報に関連する利用者情報を出力する。
【0080】
次に、実施形態の変形例に係るオプション変更システム100において自動車のオプション機能を変更するオプション設定処理の第2の動作例について説明する。
図9および図10は、実施形態の変形例に係るオプション変更システム100におけるオプション設定処理の第2の動作例を説明するためのシーケンスである。
利用者は、自身が所持する携帯端末としての通信デバイス11の操作部26を用いて自動車におけるオプション機能の変更(追加又は削除)を指示する。通信デバイス11のプロセッサ21は、操作部26を用いて指定されたオプション機能の変更内容とともに変更依頼をオプション設定装置14へ送信する(ステップS41)。
【0081】
オプション設定装置14のプロセッサ61は、通信デバイス11からオプション変更を依頼する変更依頼を受信すると、変更依頼で指定されたオプション変更を行うためのオプション設定処理を開始する(ステップT42)。プロセッサ61は、オプション設定処理を開始すると、オプション変更を実行するための条件を確認するための車両情報を通信デバイス11に要求する(ステップS43)。
【0082】
図9および10に示す第2の動作例において、車両情報は、IC車検証13から取得する車検証情報と車両情報サーバ101から取得する車両情報とを含むものとする。オプション設定装置14のプロセッサ61は、車両情報のうち変更依頼で指定されたオプション変更の条件を満たすか否かを判定するために必要な情報を車両情報として要求するようにしても良い。
【0083】
通信デバイス11のプロセッサ21は、オプション設定装置14からの車両情報の要求に応じて、車検証リーダ29により当該自動車のIC車検証13にアクセスし、IC車検証13に記憶されている車検証情報を要求する(ステップS44)。プロセッサ21は、IC車検証13が車検証情報の要求に対する応答として出力する車検証情報を車検証リーダ29により取得する(ステップS45)。
【0084】
通信デバイス11のプロセッサ21は、IC車検証13の車検証情報を取得すると、車検証情報に関連する車両情報を車両情報サーバ101に要求する(ステップS46)。例えば、車検証情報で示される型式や原動機の型式などに基づき車両やエンジンの詳細なデータを車両情報サーバ101に要求する。
【0085】
車両情報サーバ101は、通信デバイス11からの要求に応じて車両情報を出力する。これにより、通信デバイス11のプロセッサ21は、IC車検証13から読み取った車検証情報に関連する車両情報を車両情報サーバ101から取得する(ステップS47)。
【0086】
通信デバイス11のプロセッサ21は、車両情報サーバ101から車両情報を取得すると、オプション設定装置14からの車両情報の要求に対する応答として、IC車検証13から読み取った車検証情報と車両情報サーバ101から取得した車両情報とを合わせた車両情報をオプション設定装置14へ送信する(ステップS48)。
【0087】
なお、車両情報サーバ101からの車両情報は、オプション設定装置14が車両情報サーバ101から取得するようにしても良い。この場合、オプション設定装置14は、通信デバイス11からIC車検証13の車検証情報を取得した後、車検証情報に関連する車両情報を車両情報サーバ101から取得するようにすれば良い。これにより、オプション設定装置14は、IC車検証13の車検証情報と車両情報サーバ101からの車両情報とを合わせた車両情報を取得するようにしても良い。
【0088】
オプション設定装置14のプロセッサ61は、車検証情報と車両情報サーバ101からの車両情報と含む車両情報を取得すると、取得した車両情報が指定されたオプションの変更に対する条件を満たしているか否かを判断する(ステップS49)。
【0089】
車両情報が指定されたオプション変更の条件を満たしていない場合(ステップS49、YES)、プロセッサ61は、変更依頼で指定されたオプション変更が不可であるものとし、変更依頼に対する応答としてオプション変更が不可である旨を通信デバイス11へ通知する(ステップS50)。オプション変更不可の通知を受けた場合、通信デバイス11のプロセッサ21は、オプション変更が不可である旨を表示することにより利用者にオプション変更ができなかった旨を表示部25に案内表示するようにしても良い。
【0090】
また、車両情報が指定されたオプション変更の条件を満たす場合(ステップS49、NO)、プロセッサ61は、オプション変更の可否を判断するための利用者情報を通信デバイス11へ要求する(ステップS51)。図9および10に示す第2の動作例において、利用者情報は、mDL12で示される運転免許証情報と利用者情報サーバ102から取得する利用者情報とを含むものとする。ここで、オプション設定装置14のプロセッサ61は、オプション変更の条件を満たすか否かを判定するために必要な情報を指定した利用者情報を要求するようにしても良い。
【0091】
通信デバイス11のプロセッサ21は、オプション設定装置14から利用者情報が要求されると、mDL12のアプリケーションプログラムを起動し、mDL12が保持している当該利用者の運転免許証情報(mDLデータ)を取得する(ステップS52)。なお、通信デバイス11とmDL12を備える携帯端末とが異なる装置である場合、通信デバイス11のプロセッサ21は、mDL12を備える携帯端末から運転免許証情報を取得するようにすれば良い。
【0092】
通信デバイス11のプロセッサ21は、mDL12から運転免許証情報を取得すると、運転免許証情報に関連する利用者情報を利用者情報サーバ102に要求する(ステップS53)。利用者情報サーバ102は、通信デバイス11からの要求に応じて利用者情報を出力する。これにより、通信デバイス11のプロセッサ21は、IC車検証13から読み取った利用者情報に関連する利用者情報を利用者情報サーバ102から取得する(ステップS54)。
【0093】
通信デバイス11のプロセッサ21は、利用者情報サーバ102から利用者情報を取得すると、オプション設定装置14からの利用者情報の要求に対する応答として、IC車検証13から読み取った運転免許証情報と利用者情報サーバ102から取得した利用者情報とを合わせた利用者情報をオプション設定装置14へ送信する(ステップS55)。
【0094】
なお、利用者情報サーバ102からの利用者情報は、オプション設定装置14が利用者情報サーバ102から取得するようにしても良い。この場合、オプション設定装置14は、通信デバイス11からmDL12の運転免許証情報を取得した後、運転免許証情報に関連する利用者情報を利用者情報サーバ102から取得するようにすれば良い。これにより、オプション設定装置14は、mDL12の運転免許証情報と利用者情報サーバ102からの利用者情報とを合わせた利用者情報を取得するようにしても良い。
【0095】
オプション設定装置14のプロセッサ61は、利用者情報を取得すると、取得した利用者情報が変更依頼で指定されたオプション機能の変更(追加又は削除)に対する条件を満たすか否かを判断する(ステップS56)。
【0096】
なお、車検証で規定される自動車の使用者だけがオプション機能の変更を依頼(要求)できるものとしても良い。この場合、プロセッサ61は、運転免許証情報の人物が車検証情報で示される自動車の使用者(車検証に記載の使用者)であるか否かを判定し、運転免許証情報の人物が車検証情報で示される使用者でなければ、オプション機能の変更を不可と判断するようにすれば良い。
【0097】
利用者情報が指定されたオプション変更の条件を満たさない場合(ステップS56、YES)、プロセッサ61は、変更依頼で指定されたオプション変更が不可であるもの判断し、変更依頼に対する応答としてオプション変更が不可である旨を通信デバイス11へ通知する(ステップS57)。通信デバイス11のプロセッサ21は、オプション変更不可の通知を受けた場合、利用者の条件が合わないためにオプション変更が不可である旨を表示部25に表示することにより、オプション変更ができなかった旨を案内表示するようにしても良い。
【0098】
利用者情報が指定されたオプション変更の条件を満たす場合(ステップS56、NO)、オプション設定装置14のプロセッサ61は、指定されたオプション機能を利用するための料金の支払状況を確認する。すなわち、プロセッサ61は、車両情報で特定される自動車又は利用者情報で特定される利用者による料金の支払状況をオプション管理システム16に問い合わせる(ステップS58)。
【0099】
オプション管理システム16は、オプション設定装置14からの問い合わせに応じて、指定された利用者又は自動車に関する料金の支払状況を確認する(ステップS59)。オプション管理システム16は、問い合わせに対する確認結果として、指定された利用者又は自動車に関する料金の支払状況を示す情報をオプション設定装置14へ通知する(ステップS60)。
【0100】
オプション設定装置14のプロセッサ61は、オプション管理システム16から取得する支払状況を示す情報に基づいて変更依頼において指定されたオプション変更を行うための料金が支払済みであるか否かを判断する(ステップS61)。
【0101】
オプション設定装置14のプロセッサ61は、指定されたオプション機能を利用するための料金が未払いであることを確認した場合(ステップS61、YES)、変更依頼で指定されたオプション変更が不可であるもの判断し、変更依頼に対する応答としてオプション変更が不可である旨を通信デバイス11へ通知する(ステップS62)。通信デバイス11のプロセッサ21は、料金の未払いによるオプション変更不可の通知を受けた場合、料金の未払いためにオプション変更が不可である旨の案内表示を表示部25に表示するようにしても良い。
【0102】
なお、オプション管理システム16は、利用者が操作する通信デバイス11を用いたオンライン決済を行うようにしても良い。例えば、オプション機能を利用するために料金の支払ができていない場合、オプション管理システム16は、オンライン決済によって料金の支払を受け付けるようにしても良い。この場合、オプション設定装置14のプロセッサ61は、オプション機能を利用するために料金の支払が完了したことを確認した後、ステップS29へ進んで、オプション変更処理を実行するようにしても良い。
【0103】
オプション設定装置14のプロセッサ61は、指定されたオプション変更を実行するための料金が支払済みであることを確認した場合(ステップS61、NO)、通信デバイス11からの変更依頼において指定されたオプション機能の変更(追加又は削除)を実行するオプション変更処理を行う(ステップS63)。
【0104】
オプション設定装置14のプロセッサ61は、オプション変更処理が完了すると、記憶部64に設けたオプションデータベース64aにおける各オプション機能の設定状態を示す情報を記録(更新)する(ステップS64)。これにより、オプション設定装置14は、当該自動車におけるオプション機能の設定状態をオプションデータベース64aによって管理することができる。
【0105】
また、オプション設定装置14のプロセッサ61は、オプション変更処理が完了すると、通信デバイス11に変更依頼されたオプション機能の変更が完了したことを通知する(ステップS64)。通信デバイス11のプロセッサ21は、オプション設定装置14から変更依頼したオプション機能の設定が完了した旨の通知を受けた場合、当該自動車において利用者が指定したオプション機能の変更が完了したことを表示部25に表示するようにしても良い。
【0106】
なお、オプション設定装置14のプロセッサ61は、オプションデータベース64aにオプション機能の設定内容(変更内容)を記憶するようにしても良い。これにより、オプション設定装置14は、当該自動車におけるオプション機能の設定状態をオプションデータベース64aで管理することができる。
【0107】
また、オプション設定装置14のプロセッサ61は、当該自動車におけるオプション機能の設定内容(変更内容)をIC車検証13に書き込むようにしても良い。例えば、オプション設定装置14のプロセッサ61は、通信デバイス11に当該自動車におけるオプション機能の設定内容を示す情報をIC車検証13に書き込むことを要求し、通信デバイス11が車検証リーダ29としてのカードリーダライタによりIC車検証にオプション機能の設定内容を示す情報を書き込む。
【0108】
ただし、オプション設定装置14がICカードとしてのIC車検証13に対するインターフェースとしてのICカードリーダライタを備えるものとしても良い。この場合、オプション設定装置14は、ICカードリーダライタにより当該自動車におけるオプション機能の設定内容(変更内容)をIC車検証13に書き込むようにしても良い。これにより、自動車に対応する車検証(IC車検証)に当該自動車におけるオプション機能の設定内容を記録することができる。
【0109】
以上のように、実施形態に係るオプション設定装置は、自動車に実装するオプション機能の変更を要求する変更依頼を受け付けた場合、IC車検証が示す車検証情報と利用者の運転免許証情報とを取得する。オプション設定装置は、IC車検証の免許証情報と利用者の運転免許証情報とが指定されたオプション機能の変更を実施する条件を満たす場合に指定されたオプション機能の変更を実行する。
【0110】
これにより、実施形態に係るオプション設定装置によれば、利用者が自動車にオプション機能の追加又は削除を要求した場合、車検証および運転免許証に記載される事項に基づいて簡単にオプション機能の変更を実行することができる。この結果、利用者が利用料金を所定期間ごとに支払うサブスクリプションサービスの形でオプション機能の変更を実施する場合であっても、安全および確実に自動車および利用者に適したオプション機能を利用者の要求に応じて自動車に設定することできる。
【0111】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0112】
1、100…オプション変更システム(車両用オプション変更システム)、11…通信デバイス、12…mDL、13…IC車検証、14…オプション設定装置(車両用オプション設定装置)、15…車両制御装置、16…オプション管理システム、21…プロセッサ、24…記憶部、25…表示部、26…操作部、27…通信部、28…車両通信部、29…車検証リーダ、61…プロセッサ、64…記憶部、65…通信部、66…デバイスインターフェース、67…車両制御インターフェース、101…車両情報サーバ、102…利用者情報サーバ。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10