IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社富士通ゼネラルの特許一覧

特開2024-34597ケーブルダクト及びそれを備えた電子機器
<>
  • 特開-ケーブルダクト及びそれを備えた電子機器 図1
  • 特開-ケーブルダクト及びそれを備えた電子機器 図2
  • 特開-ケーブルダクト及びそれを備えた電子機器 図3
  • 特開-ケーブルダクト及びそれを備えた電子機器 図4
  • 特開-ケーブルダクト及びそれを備えた電子機器 図5
  • 特開-ケーブルダクト及びそれを備えた電子機器 図6
  • 特開-ケーブルダクト及びそれを備えた電子機器 図7
  • 特開-ケーブルダクト及びそれを備えた電子機器 図8
  • 特開-ケーブルダクト及びそれを備えた電子機器 図9
  • 特開-ケーブルダクト及びそれを備えた電子機器 図10
  • 特開-ケーブルダクト及びそれを備えた電子機器 図11
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024034597
(43)【公開日】2024-03-13
(54)【発明の名称】ケーブルダクト及びそれを備えた電子機器
(51)【国際特許分類】
   H05K 7/02 20060101AFI20240306BHJP
   H05K 7/00 20060101ALI20240306BHJP
   H05K 7/18 20060101ALI20240306BHJP
   G06F 1/18 20060101ALI20240306BHJP
【FI】
H05K7/02 N
H05K7/00 Q
H05K7/18 E
G06F1/18 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022138946
(22)【出願日】2022-09-01
(71)【出願人】
【識別番号】000006611
【氏名又は名称】株式会社富士通ゼネラル
(72)【発明者】
【氏名】橋本 憲明
【テーマコード(参考)】
4E352
【Fターム(参考)】
4E352AA03
4E352AA16
4E352BB02
4E352BB04
4E352BB07
4E352BB08
4E352CC08
4E352CC53
4E352DD10
4E352DD11
4E352DD16
4E352DR05
4E352DR13
4E352DR37
4E352DR40
4E352GG18
(57)【要約】
【課題】収容したケーブル4が重なったり、絡んだりすることがなく引き出すことが可能となるケーブルダクト1を提供する。
【解決手段】少なくとも一つの面に設けられ複数のケーブル4を引き込むための第一の開口66と、前記第一の開口66が設けられた面に対向する面以外の面に設けられた複数のケーブル4を引き出すための第二の開口54を備えた中空の角筒状のケーブルダクト1であって、前記ケーブルダクト1は、前記第一の開口66から引き込まれた複数のケーブル4の方向を変えて前記第二の開口54に導くためのケーブル位置決め手段を備える。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一つの面に設けられ複数のケーブルを引き込むための第一の開口と、前記開口が設けられた面に対向する面以外の面に設けられた複数のケーブルを引き出すための第二の開口を備えた中空の角筒状のケーブルダクトであって、
前記ケーブルダクトは、前記第一の開口から引き込まれた複数のケーブルの方向を変えて前記第二の開口に導くためのケーブル位置決め手段を備えたことを特徴とするケーブルダクト。
【請求項2】
前記第二の開口は、前記電子回路基板のコネクタの位置に対応させて同一面上に複数設けられ、前記ケーブル位置決め手段は前記第二の開口のそれぞれに対応する位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のケーブルダクト。
【請求項3】
前記ケーブル位置決め手段は複数設けられ、前記第一の開口から前記ケーブルが引き込まれる方向に離れるにしたがって対応する第二の開口との間の距離が大きくなるように配置されている請求項2に記載のケーブルダクト。
【請求項4】
前記ケーブル位置決め手段の一部は、そのケーブル位置決め手段に対応する第二の開口との距離が等しくなるように配置されていることを特徴とする請求項3に記載のケーブルダクト。
【請求項5】
前記第一の開口側と前記第三の開口側の前記ケーブル位置決め手段が前面側に配置され、中央の前記ケーブル位置決め手段が背面側中央に配置され、前記ケーブル位置決め手段を前面から背面の中央に向けて山型に前後左右均等に配置されることを特徴とする請求項1に記載のケーブルダクト。
【請求項6】
前記ケーブル位置決め手段は、ピン形状で形成され前記ケーブルダクトの底面に嵌め込まれるピン基台と、前記ピン基台にねじ止めする上部ピンとからなることを特徴とする請求項1乃至5に記載のケーブルダクト。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はケーブルを収容するケーブルダクト及びそれを備えた電子機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
電子機器等の筐体内に複数のケーブルを敷設する際、ケーブルを収容して所定の方向に案内するケーブルダクトが用いられることがある。ケーブルダクトは、例えば特許文献1に記載されるように、ケーブルを収容する溝部が形成されたダクト本体と、溝部の底面と対向するように配置されるカバーとを備えると共にダクト本体に固定される固定部と、固定部から溝部を横断する方向に突出して溝部の底面と対向するように配置される屈曲可能な複数のケーブル保持部とからなり、ケーブル保持部を屈曲させることによってケーブル保持部と溝部の底面との離間距離を調整するものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008-00625号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ダクト本体の溝部に収容されたケーブルは、カバーのケーブル保持部を屈曲させることによってケーブル保持部と溝部の底面との離間距離を調整して抑えるが、配線されるそれぞれのケーブルを整理するものがないため、ダクト本体内でケーブルがねじれる。また、自由に動いて引き出す側に寄ってしまうことで、ケーブルどうしが絡むおそれがある。ケーブルどうしが絡むと、例えばメンテナンス時に特定のケーブルを選択的に抜き出す作業が困難になり、作業性が悪くなる。また、ケーブルどうしが絡まることによりケーブルの断線を引き起こす可能性もある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様は、少なくとも一つの面に設けられ複数のケーブルを引き込むための第一の開口と、前記開口が設けられた面に対向する面以外の面に設けられた複数のケーブルを引き出すための第二の開口を備えた中空の角筒状のケーブルダクトであって、
前記ケーブルダクトは、前記第一の開口から引き込まれた複数のケーブルの方向を変えて前記第二の開口に導くためのケーブル位置決め手段を備えたことを特徴とする。
【0006】
また、前記第二の開口は、前記電子回路基板のコネクタに合わせて同一面上に複数設けられ、前記ケーブル位置決め手段は前記第二の開口のそれぞれに対応する位置に設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ケーブルダクトに収容された複数のケーブルどうしが重なったり、絡んだりすることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明に係るケーブルダクトと同ケーブルダクト内のケーブルと接続する電子機器が複数台設置されたラックを示す図であり、(a)はラックの扉を閉めた状態で、(b)はラックの扉を開いた状態の図である。
図2図1(b)のA部拡大図でケーブルの接続を示す図ある。
図3】ケーブルダクトを上端に搭載した電子機器を示す図である。
図4】ケーブルダクトを示す図である。
図5】ケーブルダクトの分解図である。
図6】ケーブルダクトを左側面側から見たケーブルを外した状態の図である。
図7】ケーブルダクトへのピンの取り付け方を示す摸式図である。
図8】ケーブルダクトを底面側から見た部分拡大図である。
図9図4のB-B断面図である。
図10図9のケーブルダクトにケーブルを取り付けた図である。
図11】他の実施例のケーブルダクトにケーブルを取り付けた断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
次に、図面を参照しながら、本発明のいくつかの実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0010】
図1は、本実施形態に係るケーブルダクト1と、同ケーブルダクト1に案内されるケーブル4と接続される電子機器2が複数台設置されたラック3を示す図であり、(a)はラック3の扉31を閉めた状態で、(b)はラック3の扉31を開けた状態の図である。図2図1(b)のA部拡大図でケーブル4の接続を示す図である。図3は、ケーブルダクト1を上端に搭載した電子機器2を示す図である。電子機器2には、複数枚の電子回路基板21が並列かつ等間隔に実装される。各電子回路基板21にはコネクタ22が設けられる。本実施形態では電子機器2がラック3に複数台(図1では上下方向に4台)設置され、例えば、消防システムの回線制御装置や大型の通信機器などの通信装置として用いられ、図示しないが施設内に複数台設置される。
【0011】
電子機器2の上端には、ケーブルダクト1が載置される。ケーブルダクト1は内部に複数本のケーブル4を通し、それぞれのケーブル4を電子回路基板21に案内する。それぞれのケーブル4はLANケーブルであり両端にLANコネクタ41、42が設けられており、それぞれのケーブル4の一方のLANコネクタ41は前述した電子回路基板21内のコネクタ22に接続され、それぞれのケーブル4の他方のLANコネクタ42は他の通信装置と繋がる端子台23に接続されている。
【0012】
図4はケーブルダクト1を示す図で、図5はケーブルダクト1の分解図で、図6はケーブルダクト1を左側面側から見たケーブル4を外した状態の図である。尚、図4において上ケース5の第二の開口(以下ケーブル引出孔54とする)のある前面板51が形成する面を前面とし、下ケース6の背面板62が形成する面を背面とし、上ケース5の天面板52が形成する面を天面とし、下ケース6の底面板61が形成する面を底面とし、第一の開口66が形成される面を左側面とし、第三の開口69が形成される面を右側面とする。また前面と背面に直交する方向を前後方向、天面と底面に直交する方向を上下方向、左側面と右側面に直交する方向を左右方向として以下説明する。
【0013】
ケーブルダクト1は底面板61と背面板62を備える下ケース6と、下ケース6を覆う前面板51と天面板52を備える上ケース5を有する。ケーブルダクト1は左右方向に長い直方体で、少なくとも一つの面に設けられ複数のケーブルを引き込むための第一の開口が設けられている。本実施形態では第一の開口66とする。また、第一の開口66が設けられた面の対面には第三の開口69が設けられ、ケーブルダクト1は内部が中空の角筒状に形成される。ケーブルダクト1は第一の開口66と第三の開口69以外の面(本実施例では前面)に設けられた複数のケーブルを引き出すための第二の開口であるケーブル引出孔54を備える。ケーブル引出孔54は、前述した電子回路基板21のコネクタ22の位置に対応させて同一面上に複数個が設けられている。なお、ケーブル引出孔54は電子回路基板21のコネクタ22に合わせた位置に設けられてよく、ケーブル引出孔54の中心とコネクタ22の中心は前後方向に合う位置に配置されてもよい。また、複数の引出孔54の間隔は等間隔としてもよい。
【0014】
下ケース6は、背面板62の上端から前面方向に折れ曲がる折曲片63(第一折曲片)を備える。下ケース6の底面板61の前面側の端部611は、後述する上ケース5の折曲片53の折曲端部531と当接する。下ケース6は複数本のケーブル4を第一の開口66およびまたは第三の開口69のいずれか一方、もしくは、両方から引き込む。下ケースの底面板61の第一の開口66側と第三の開口69側の端には、上ケースを固定するネジ81のためのネジ孔67を設けたL字状の固定片68が固定されている。L字状の固定片68は底面板61に固定され底面板61の前面側の端部611よりも前方に突出するように配置される第一片681と、第一片681の前端部から上ケース5の方向に折れ曲がる第二片682でなり、第二片682の上部に前述したネジ穴67が設けられる。下ケース6の底面板61には左右方向に沿って第一の開口66側から第三の開口69側に向けて、第一の開口66から引き込まれた複数のケーブル4の方向を変えてケーブル引出孔54に導くためのケーブル位置決め手段である複数本のケーブル位置決めピン7(以下ピン7とする)が配置される。それぞれのピン7は第二の開口であるケーブル引出孔54のそれぞれに対応する位置に設けられている。本実施形態では、左右に隣り合うピン7同士の間隔は等間隔73(後述する図9を参照)で、後述する左右に隣り合うケーブル引出孔54同士の間隔も同様に等間隔73である。
【0015】
上ケース5は前面板51と天面板52を有し、前面板51は前面板51の下端から背面方向へ折れ曲がる折曲片53(第二折曲片)を備える。前面板51と折曲片53に渡って複数のケーブル引出孔54が設けられている。
【0016】
前面板51と折曲片53に渡って設けられたケーブル引出孔54は前面板51から折曲片53にまたがって折れ曲がる長孔で、上端(前面板51側)と下端(折曲片53側)は円弧状に形成されている。図4図5においてケーブル引出孔54は第一の開口66側に偏らせて設けられているが、これはケーブル4のLANコネクタ42が電子機器2の左側面側にある端子台23に接続されていることからである。
【0017】
図7は下ケース6へのピン7の取り付け方を示す摸試図である。下ケース6の底面板61には、底面板61に嵌め込まれるピン基台72と、ピン基台72にネジ止めされる上部ピン71からなるピン7が配置される。ピン7は円柱状の金属製である。上部ピン71の下部には下方に突出する雄ネジ部711が設けられ、また、上部ピン71のピン天面713にはピン内部に達する第一雌ネジ部712が形成されている。ピン基台72は中心軸に沿って雄ネジ部711をネジ止めできる第二雌ネジ部721が設けられている。上部ピン71の雄ネジ部711をピン基台72の第二雌ネジ部721にネジ止めすることでピン7が形成され、上部ピン71の長さを変えることでピン7の高さ(全長)を調整できる。ピン7の高さの調整を可能とすることで、案内するケーブル4の本数に応じて天面板52と底面板61の間の距離(ケーブルダクト1の上下方向の内側の高さ)を異ならせたケーブルダクト1にも対応可能となる。
【0018】
図8は下ケース6を底面側から見た部分拡大図である。下ケース6の底面板61にはピン用孔65が設けられる。ピン基台72の下端部全周には底面板61の厚さに合わせた高さの溝7が設けられ、ピン用孔65にピン基台72の下端部が圧入により嵌め込まれる。これにより、ピン基台72が下ケース6に固定されて底面板61に立設される。
【0019】
図9図4のB-B断面図でケーブルダクト1内のピン7の配置を示す図である。ピン7は下ケース6の底面板61に左右方向に間隔73で等間隔に13本配置されている。第一の開口66側から4本のピン7aは、前面板51(ケーブル引出孔54)からの距離Z1が等しく、ピン7aの右隣にあるピン7b1を含む7本のピン(7b1、7b2、7b3、7b4、7b5、7b6、7b7)は、左右方向に隣り合うピン同士の左右の間隔は間隔73で等間隔で、第一の開口66からケーブル4が引き込まれる方向に離れるにしたがって対応するケーブル引出孔54(前面板51)との間の距離が間隔74つ大きくなるように配置されている。ピン7b7の右隣のピン7cの2本は背面板62からの距離Z2が等しく配置される。第一の開口66側から4本のピン7aの前面板51からの距離と、ピン7cの2本の背面板62からの距離をそれぞれ等しくすることで、ケーブルダクト1の前後の幅を抑えているが、大型のケーブルダクトであれば、ピン7は全て前後方向に等間隔で配置してもよい。
【0020】
上ケース5には、前述したコネクタ22の上方に前述したケーブル引出孔54が14か所設けられている。尚、第一の開口66に近いケーブル引出孔541の背面側にはピン7aを設けていないが、これはケーブル引出孔541から引き出されるケーブルより引き込み側(第一の開口66側)に他のケーブルがなく、ピン7aがなくてもケーブル同士が絡むおそれがないためである。
【0021】
次に、ケーブルダクト1へのケーブル4の配線について説明する。図10は、図9に示した下ケース6にケーブル4を配線した図である。ケーブル4を配線する際は、まず、端子台23に接続されたケーブル4を下ケース6に引き込む。下ケース6の第一の開口66からケーブル4を引き込み、ケーブル4aを除いたケーブル4を順に、一本毎にピン7とピン7の間にケーブル4を通して前方に引き出す。次に、それぞれのピン7の前方に位置する上ケース5のケーブル引出孔54からケーブル4を通す。このように複数のケーブル4を配線することで、ケーブルダクト1の内部では複数のケーブル4がフラットな状態で配線され、互いに絡むことが防止される。尚、ケーブル4は一本毎にケーブル引出孔54から引き出されることには限定されず、2本以上のケーブル4をケーブル引出孔54から引き出してもよい。
【0022】
それぞれのケーブル4をそれぞれの引出孔54から引き出した後に、下ケース6に上ケース5を組み付ける。図5図6を参照して、下ケース6の折曲片63の上に上ケース5の天面板52を重ね、下ケース6の端部611に上ケース5の折曲片53の折曲端部531を当接させ、第一の開口66と第二の開口69に段差がなく面一になるように上ケース5と下ケース6を合わせる。下ケース6の底面板61には固定片68が設けられており、上ケース5の前面板51の左右端のネジ孔55と下ケース6の固定片68のネジ孔67にネジ81を螺着することで上ケース5と下ケース6が固定され、内部に複数のケーブル4が通されたケーブルダクト1が組み立てられる。
【0023】
組み立てられたケーブルダクト1は、図6に示すようにピン天面713と上ケースの天面板52との隙間Yがケーブル4の直径よりも狭い高さに設定されている。これにより、ケーブル4がピン天面713を超えて移動し隣のケーブル4と重なったり絡んだりすることを防止する。
【0024】
以上により、底面板61と背面板62を有し複数本のケーブル4を収容する下ケース6と、前面板51と天面板52を有し、下ケース6を覆う上ケース5とを備えるケーブルダクト1において、ケーブルダクト1は左側面および右側面の少なくとも一方にケーブル4を引き込むための第一の開口66を備え、下ケース6は、底面板61に左右方向に等間隔73で複数本のピン7が配置され、上ケース5の前面には、ケーブル4を引き出すケーブル引出孔54を設けることで、複数のケーブル4どうしが重なったり、絡んだりすることがなくなり、それぞれケーブル引出孔54から個々に前方に引き出すことが可能となる。
【0025】
また、図11に示す下ケース6のピン7は、第一の開口66側と第三の開口69側のピン72が前面側に配置され、中央のピン71が背面側中央に配置され、ピン7を前面から背面の中央に向けて山型に前後左右均等に配置されたものである。この場合、ケーブル4は第一の開口66と第三の開口69の両方から引き込むが、この場合もケーブル4同士が重なったり、絡んだりすることなく、それぞれ個々に前方に引き出すことが可能となる。
【符号の説明】
【0026】
1:ケーブルダクト
2:電子機器、21:電子回路基板、22:コネクタ、23:端子台
3:ラック、31:扉
4:ケーブル、41/42:LANコネクタ
5:上ケース、51:前面板、52:天面板、53:折曲片(第二折曲片)、531:折曲端部、54:ケーブル引出孔(第二の開口)
6:下ケース、61:底面板、611:端部、62:背面板、63:折曲片(第一折曲片)、65:ピン用孔、66:第一の開口、67:ネジ孔、68:固定片、681:第一片、682:第二片、69:第三の開口
7/7a/7b/7c:ピン(位置決めピン)、71:上部ピン、711:ネジ部、712:ネジ溝、713:ピン天面、72:ピン基台、721:ネジ溝、73/74:間隔、75:溝
81:ネジ
Y:隙間、Z1/Z2:距離
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11