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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024034732
(43)【公開日】2024-03-13
(54)【発明の名称】粒子センサ及びイオン発生装置
(51)【国際特許分類】
   G01N 27/68 20060101AFI20240306BHJP
   H01T 23/00 20060101ALI20240306BHJP
   H01T 19/04 20060101ALI20240306BHJP
【FI】
G01N27/68 A
H01T23/00
H01T19/04
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022139190
(22)【出願日】2022-09-01
(71)【出願人】
【識別番号】319006047
【氏名又は名称】シャープセミコンダクターイノベーション株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002848
【氏名又は名称】弁理士法人NIP&SBPJ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】藤山 利也
(72)【発明者】
【氏名】佐々部 博一
【テーマコード(参考)】
2G041
【Fターム(参考)】
2G041BA03
2G041CA04
2G041DA07
2G041EA07
(57)【要約】
【課題】小さいサイズを有する粒子の粒子量を検知することができる粒子センサ及びイオン発生装置を提供する。
【解決手段】粒子センサは、検知領域にイオンを放出するイオン放出器と、前記検知領域中のイオン量を検知するイオンカウンタと、基準イオン量からの前記イオン量の減少量を取得する処理部と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
検知領域にイオンを放出するイオン放出器と、
前記検知領域中のイオン量を検知するイオンカウンタと、
基準イオン量からの前記イオン量の減少量を取得する処理部と、
を備える粒子センサ。
【請求項2】
前記処理部は、前記減少量から粒子量を取得し、前記減少量が大きくなるほど前記粒子量を大きくする
請求項1に記載の粒子センサ。
【請求項3】
前記処理部は、前記減少量からイオン追加量を取得し、前記減少量が大きくなるほど前記イオン追加量を多くする
請求項1に記載の粒子センサ。
【請求項4】
請求項1から3までのいずれかに記載の粒子センサと、
外部の空間に吹き出される空気流を生成するファンと、
前記外部の空間に放出される放出イオンを発生するイオン発生器と、
を備え、
前記外部の空間からサンプリングされた空気が前記検知領域に導かれる
イオン発生装置。
【請求項5】
前記粒子センサは、請求項2に記載の粒子センサであり、
前記粒子量に基づいて前記ファン及び前記イオン発生器からなる群より選択される少なくともひとつを制御する制御部を備える
請求項4に記載のイオン発生装置。
【請求項6】
前記粒子センサは、請求項3に記載の粒子センサであり、
前記イオン追加量に基づいて前記イオン発生器を制御する制御部を備える
請求項4に記載のイオン発生装置。
【請求項7】
ホコリ検知領域中のホコリ量を検知するホコリセンサ
を備え、
前記検知領域は、前記ホコリ検知領域を通過した空気を通過させる
請求項4に記載のイオン発生装置。
【請求項8】
前記減少量及び前記ホコリ量に基づいて前記ファン及び前記イオン発生器からなる群より選択される少なくともひとつを制御する制御部を備える
請求項7に記載のイオン発生装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、粒子センサ及びイオン発生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
光散乱方式により粒子の量を検知する粒子センサは、概ね、用いる光の波長の1/3以上のサイズを有する粒子の量しか検知することができない。このため、当該粒子センサは、概ね、0.3μm以上のサイズを有する粒子の量しか検知することができない。
【0003】
特許文献1は、粒子検出センサを開示する。当該粒子検出センサにおいては、投光系が、検知領域に光を投光する。受光系は、検知領域からの光を受光して、パルス状の波形を含む電気信号を生成する。信号処理部は、出力された電気信号を増幅し、増幅した電気信号を用いて粒子を検出する(段落0015,0023,0032,0033及び0047)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】国際公開第2017/130730号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
空気清浄機が空気を清浄にする場合は、空気中を浮遊する有害な粒子を検知することが望まれる。しかし、有害な粒子の多くは、0.1μm以下のサイズを有する。このため、光散乱方式により粒子の量を検知する粒子センサは、検知することが望まれる、0.1μm以下のサイズを有する有害な粒子を検知することができない。
【0006】
本開示は、この問題に鑑みてなされた。本開示の一態様は、例えば、小さいサイズを有する粒子の粒子量を検知することができる粒子センサ及びイオン発生装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様の粒子センサは、検知領域にイオンを放出するイオン放出器と、前記検知領域中のイオン量を検知するイオンカウンタと、基準イオン量からの前記イオン量の減少量を取得する処理部と、を備える。
【0008】
本開示の他の一態様のイオン発生装置は、本開示の一態様の粒子センサと、外部の空間に吹き出される空気流を生成するファンと、前記外部の空間に放出される放出イオンを発生するイオン発生器と、を備え、前記外部の空間からサンプリングされた空気が前記検知領域に導かれる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】第1実施形態の粒子センサを模式的に図示する図である。
図2】第1実施形態の粒子センサに備えられる処理部により行われる処理の内容を示す図である。
図3】第1実施形態の粒子センサに備えられるイオン放出器及びイオンカウンタを模式的に図示する図である。
図4】第1実施形態の粒子センサによる粒子量の検知の流れを示すフローチャートである。
図5】第1実施形態のイオン発生装置を模式的に図示する図である。
図6】第2実施形態の粒子センサを模式的に図示する図である。
図7】第2実施形態の粒子センサに備えられる処理部により行われる処理の内容を示す図である。
図8】第2実施形態の粒子センサによる粒子量の検知及びイオン追加量の決定の流れを示すフローチャートである。
図9】第2実施形態のイオン発生装置を模式的に図示する図である。
図10】第3実施形態のイオン発生装置を模式的に図示する図である。
図11】第3実施形態のイオン発生装置による処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、図面については、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0011】
1 第1実施形態
1.1 粒子センサ
図1は、第1実施形態の粒子センサを模式的に図示する図である。
【0012】
図1に図示される第1実施形態の粒子センサ1は、サンプリングされた空気中の粒子量104を検知する。粒子センサ1は、当該空気中の粒子111が小さいサイズを有する微粒子を含む場合も、高精度で粒子量104を検知することができる。例えば、粒子センサ1は、粒子111が0.3μm以下のサイズを有する微粒子を含む場合も、高精度で粒子量104を検知することができる。
【0013】
図1に図示されるように、粒子センサ1は、筐体121、イオン放出器122、イオンカウンタ123及び処理部124を備える。
【0014】
筐体121は、イオン放出器122及びイオンカウンタ123を収容する。筐体121が、処理部124を収容してもよい。
【0015】
筐体121には、開口121a、開口121b及び流路121cが形成される。流路121cは、開口121aから開口121bに至る。これにより、流路121cは、開口121aから開口121bへサンプリングされた空気を導くことができる。
【0016】
イオン放出器122及びイオンカウンタ123は、互いに離される。これにより、イオン放出器122とイオンカウンタ123との間には、間隙が形成される。形成された間隙は、検知領域121dとして用いられる。当該間隙以外の空間が検知領域121dとして用いられてもよい。検知領域121dは、流路121c内にある。これにより、流路121cは、開口121aから検知領域121dを経由して開口121bへサンプリングされた空気を導くことができる。これにより、サンプリングされた空気を検知領域121dに導くことができる。
【0017】
イオン放出器122は、検知領域121dにイオン112を放出する。
【0018】
イオンカウンタ123は、検知領域121d中のイオン量101を検知する。検知されるイオン量101は、イオン放出器122により検知領域121dに放出されたイオン112のうち粒子111と反応せず消失しなかったイオン112の量である。
【0019】
図2は、第1実施形態の粒子センサに備えられる処理部により行われる処理の内容を示す図である。
【0020】
粒子センサ1は、粒子量104を直接的に検知せず、検知したイオン量101から粒子量104を間接的に検知する。
【0021】
そのために、図2に示されるように、処理部124は、基準イオン量102からの、検知されたイオン量101の減少量103を取得する。減少量103は、基準イオン量102からイオン量101を減じることにより取得される。基準イオン量102は、検知領域121dに粒子111が存在しない場合にイオンカウンタ123により検知されるイオン量である。基準イオン量102は、イオン放出器122により放出されるイオン112の量である。
【0022】
検知領域121dに存在する粒子111は、検知領域121dに存在する空気中を浮遊する。このため、検知領域121dに存在する粒子111は、検知領域121dに放出されたイオン112と容易に反応し、反応したイオン112を消失させる。このため、取得される減少量103は、粒子量104と正の相関を有する。
【0023】
そこで、処理部124は、取得した減少量103から粒子量104を取得する。処理部124は、減少量103が大きくなるほど取得する粒子量104を大きくする。
【0024】
処理部124は、マイクロコントローラを備える。マイクロコントローラは、プロセッサ、メモリ及びインターフェースを備える。プロセッサは、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより、処理部124により行われる処理をマイクロコントローラに行わせる。処理部124が、専用の電子回路を備えてもよく、専用の電子回路が当該処理の全部又は一部を行ってもよい。
【0025】
1.2 イオン放出器
図3は、第1実施形態の粒子センサに備えられるイオン放出器及びイオンカウンタを模式的に図示する図である。
【0026】
図3に図示されるように、イオン放出器122は、電源131、スイッチング素子132、パルストランス133、第1のダイオード134、第2のダイオード135、第1の針電極136、第2の針電極137及び対向電極138を備える。
【0027】
図3に図示されるように、電源131は、正極141及び負極142を備える。電源131は、正極141と負極142との間に直流電圧を発生する。
【0028】
図3に図示されるように、スイッチング素子132は、端子151及び端子152を備える。スイッチング素子132は、閉状態又は開状態となる。スイッチング素子132が閉状態となった場合は、端子152が端子151と導通する。スイッチング素子132が開状態となった場合は、端子152が端子151と導通しない。スイッチング素子132は、金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)等である。
【0029】
図3に図示されるように、パルストランス133は、1次巻線161及び2次巻線162を備える。1次巻線161は、端子171及び端子172を備える。2次巻線162は、端子181及び端子182を備える。パルストランス133は、端子171と端子172との間に発生したパルスの電圧に応じた電圧を有するパルスを端子181と端子182との間に発生させる。パルストランス133は、昇圧トランスである。このため、端子181と端子182との間に発生するパルスの電圧は、端子171と端子172との間に発生するパルスの電圧より高い。
【0030】
図3に図示されるように、第1のダイオード134は、アノード191及びカソード192を備える。第1のダイオード134は、アノード191からカソード192へ向かう電流を通過させる。しかし、第1のダイオード134は、カソード192からアノード191へ向かう電流を阻止する。
【0031】
図3に図示されるように、第2のダイオード135は、アノード201及びカソード202を備える。第2のダイオード135は、アノード201からカソード202へ向かう電流を通過させる。しかし、第2のダイオード135は、カソード202からアノード201へ向かう電流を阻止する。
【0032】
第1の針電極136は、第1の針電極136と対向電極138との間に正パルスが印加された場合に、第1の針電極136と対向電極138との間に放電を発生させて第1の針電極136と対向電極138との間に正イオン211を発生させる。
【0033】
第2の針電極137は、第2の針電極137と対向電極138との間に負パルスが印加された場合に、第2の針電極137と対向電極138との間に放電を発生させて第2の針電極137と対向電極138との間に負イオン212を発生させる。
【0034】
電源131の負極142は、電気的に接地される。電源131の正極141は、スイッチング素子132の端子151に電気的に接続される。スイッチング素子132の端子152は、1次巻線161の端子171に電気的に接続される。1次巻線161の端子172は、電気的に接地され、電源131の負極142に電気的に接続される。これにより、電源131、スイッチング素子132及び1次巻線161が、電気的に直列接続される。また、電源131、スイッチング素子132及び1次巻線161が、ループ状の導通経路に挿入される。スイッチング素子132が閉状態となった場合は、閉回路が形成されて電源131、スイッチング素子132及び1次巻線161に電流が流れる。スイッチング素子132が開状態となった場合は、開回路が形成されて電源131、スイッチング素子132及び1次巻線161に電流が流れない。
【0035】
2次巻線162の端子181は、第1のダイオード134のアノード191及び第2のダイオード135のカソード202に電気的に接続される。第1のダイオード134のカソード192は、第1の針電極136に電気的に接続される。第2のダイオード135のアノード201は、第2の針電極137に電気的に接続される。対向電極138は、2次巻線162の端子182に電気的に接続される。これにより、端子181は、第1のダイオード134を介して第1の針電極136に電気的に接続される。また、端子181は、第2のダイオード135を介して第2の針電極137に電気的に接続される。
【0036】
スイッチング素子132が開状態から閉状態になった場合又はスイッチング素子132が閉状態から開状態になった場合は、1次巻線161に流れる電流が急激に変化する。このため、1次巻線161の端子171と1次巻線161の端子172との間に、リンギングを伴うパルスが発生する。これにより、2次巻線162の端子181と2次巻線162の端子182との間にも、リンギングを伴うパルスが発生する。端子181と端子182との間に発生した正パルスは、第1のダイオード134を経由して第1の針電極136と対向電極138との間まで伝達される。これにより、第1の針電極136と対向電極138との間に正パルスが印加され、第1の針電極136と対向電極138との間に正イオン211が発生する。端子181と端子182との間に発生した負パルスは、第2のダイオード135を経由して第2の針電極137と対向電極138との間まで伝達される。これにより、第2の針電極137と対向電極138との間に負パルスが印加され、第2の針電極137と対向電極138との間に負イオン212が発生する。発生した正イオン211及び負イオン212は、空気流222により検知領域121dまで運ばれる。これにより、正イオン211及び負イオン212からなるイオン112が検知領域121dに放出される。放出されたイオン112の全部又は一部は、検知領域121dに存在する粒子111に付着して消失する。
【0037】
第1の針電極136と対向電極138との間に発生する放電及び第2の針電極137と対向電極138との間に発生する放電は、放出されるイオン112の量が一定となるように制御される。
【0038】
イオン放出器122が、図3に示される構造と異なる構造を有してもよい。
【0039】
1.3 イオンカウンタ
図3に図示されるように、イオンカウンタ123は、第1のイオンカウンタ231及び第2のイオンカウンタ232を備える。
【0040】
第1のイオンカウンタ231は、ゲルディエン法により検知領域121d中の正イオン量を検知する。第2のイオンカウンタ232は、ゲルディエン法により検知領域121d中の負イオン量を検知する。これにより、イオンカウンタ123は、検知領域121d中の正イオン量及び負イオン量の合計であるイオン量101を検知することができる。
【0041】
図3に図示されるように、第1のイオンカウンタ231は、第1の電源241、第1の二重円筒242及び第1の電流センサ243を備える。
【0042】
図3に図示されるように、第1の電源241は、正極251及び負極252を備える。第1の電源241は、正極251と負極252との間に直流電圧を発生する。
【0043】
図3に図示されるように、第1の二重円筒242は、内側円筒261及び外側円筒262を備える。第1の二重円筒242は、内側円筒261と外側円筒262との間に印加された電圧に応じた電界を内側円筒261と外側円筒262との間に発生させる。
【0044】
図3に図示されるように、第1の電流センサ243は、端子271及び端子272を備える、第1の電流センサ243は、端子271と端子272との間に流れる電流の電流値を検知する。
【0045】
第1の電源241の正極251は、第1の二重円筒242の内側円筒261に電気的に接続される。第1の電源241の負極252は、接地される。第1の二重円筒242の外側円筒262は、第1の電流センサ243の端子271に電気的に接続される。第1の電流センサ243の端子272は、接地され、第1の電源241の負極252に電気的に接続される。これにより、外側円筒262は、第1の電流センサ243を介して接地され、第1の電流センサ243を介して負極252に電気的に接続される。これにより、正極251と負極252との間に発生させられた直流電圧が内側円筒261と外側円筒262との間に印加される。また、外側円筒262から負極252へ流れる電流の電流値が第1の電流センサ243により検知される。検知される電流値からは、正イオン量を取得することができる。
【0046】
図3に図示されるように、第2のイオンカウンタ232は、第2の電源281、第2の二重円筒282及び第2の電流センサ283を備える。
【0047】
図3に図示されるように、第2の電源281は、正極291及び負極292を備える。第2の電源281は、正極291と負極292との間に直流電圧を発生する。
【0048】
図3に図示されるように、第2の二重円筒282は、内側円筒301及び外側円筒302を備える。第2の二重円筒282は、内側円筒301と外側円筒302との間に印加された電圧に応じた電界を内側円筒301と外側円筒302との間に発生させる。
【0049】
図3に図示されるように、第2の電流センサ283は、端子311及び端子312を備える、第2の電流センサ283は、端子311と端子312との間に流れる電流の電流値を検知する。
【0050】
第2の電源281の負極292は、第2の二重円筒282の内側円筒301に電気的に接続される。第2の電源281の正極291は、接地される。第2の二重円筒282の外側円筒302は、第2の電流センサ283の端子311に電気的に接続される。第2の電流センサ283の端子312は、接地され、第2の電源281の正極291に電気的に接続される。これにより、外側円筒302は、第2の電流センサ283を介して接地され、第2の電流センサ283を介して正極291に電気的に接続される。これにより、正極291と負極292との間に発生させられた直流電圧が外側円筒302と内側円筒301との間に印加される。また、正極291から外側円筒302へ流れる電流の電流値が第2の電流センサ283により検知される。検知される電流値からは、負イオン量を取得することができる。
【0051】
イオンカウンタ123が、図3に示される構造と異なる構造を有してもよい。
【0052】
1.4 粒子量の検知の流れ
図4は、第1実施形態の粒子センサによる粒子量の検知の流れを示すフローチャートである。
【0053】
粒子センサ1は、図4に示されるステップS101からS105までを実行する。
【0054】
ステップS101においては、イオン放出器122が、イオン112を発生させる。
【0055】
続くステップS102においては、発生させられたイオン112が、空気流222より検知領域121dまで運ばれる。これにより、イオン放出器122は、検知領域121dにイオン112を放出する。
【0056】
続くステップS103においては、検知領域121dに空気が導かれる。放出されたイオン112の全部又は一部は、導かれた空気中を浮遊する粒子111に付着して消失する。
【0057】
続くステップS104においては、イオンカウンタ123が、検知領域121d中のイオン量101を検知する。検知されるイオン量101は、粒子111に付着せず消失しなかったイオン112の量である。
【0058】
続くステップS105においては、処理部124が、基準イオン量102からの、検知されたイオン量101の減少量103を取得し、取得した減少量103から粒子量104を取得する。
【0059】
1.5 イオン発生装置
図5は、第1実施形態のイオン発生装置を模式的に図示する図である。
【0060】
図5に図示されるイオン発生装置10は、外部の空間321に放出される放出イオン331を発生する。放出された放出イオン331は、外部の空間321に存在する空気332を清浄にする。例えば、放出イオン331は、空気332を除菌する。したがって、イオン発生装置10は、空気清浄機である。外部の空間321は、イオン発生装置10が置かれた部屋の内部の空間等である。
【0061】
図5に図示されるように、イオン発生装置10は、第1実施形態の粒子センサ1を備える。また、イオン発生装置10は、筐体341、フィルタ342、ファン343、イオン発生器344及び制御部345を備える。粒子センサ1が、イオン発生装置10以外の装置に備えられてもよい。粒子センサ1が、単体で使用されてもよい。
【0062】
筐体341は、粒子センサ1、フィルタ342、ファン343、イオン発生器344及び制御部345を収容する。
【0063】
筐体341には、開口341a、開口341b、流路341c及び流路341dが形成される。
【0064】
流路341cは、開口341aから粒子センサ1の開口121aに至る。これにより、流路341cは、開口341aから開口121aへ空気332を導くことができる。
【0065】
流路341dは、粒子センサ1の開口121bから開口341bに至る。これにより、流路341dは、開口121bから開口341bへ空気332を導くことができる。
【0066】
開口341a及び開口341bは、外部の空間321に露出する。これにより、外部の空間321から開口341a、流路341c、粒子センサ1の開口121a、粒子センサ1の流路121c、粒子センサ1の開口121b、流路341d及び開口341bを経由して外部の空間321まで空気332を導くことができる。これにより、外部の空間321からサンプリングされた空気332を流路121c内にある検知領域121dに導くことができる。
【0067】
筐体341には、開口341e、開口341f及び流路341gが形成される。流路341gは、開口341eからフィルタ342、ファン343及びイオン発生器344を経由して開口341fに至る。これにより、流路341gは、開口341eからフィルタ342、ファン343及びイオン発生器344を経由して開口341fへ空気332を導くことができる。開口341e及び開口341fは、外部の空間321に露出する。これにより、流路341gは、外部の空間321から開口341e、フィルタ342、ファン343、イオン発生器344及び開口341fを経由して外部の空間321へ空気332を導くことができる。
【0068】
ファン343は、空気流351を生成する。生成される空気流351は、外部の空間321から開口341e、フィルタ342、ファン343、イオン発生器344及び開口341fを経由して外部の空間321へ至る。このため、空気流351は、外部の空間321に吹き出される。
【0069】
イオン発生器344は、放出イオン331を発生する。発生させられた放出イオン331は、生成された空気流351により外部の空間321まで運ばれて外部の空間321に放出される。
【0070】
フィルタ342は、生成された空気流351を通過させる。これにより、フィルタ342は、空気流351により流される粒子111を濾過する。フィルタ342は、集塵フィルタ、脱臭フィルタ、高効率微粒子エア(HEPA)フィルタ等である。
【0071】
制御部345は、取得された粒子量104に基づいてファン343及びイオン発生器344からなる群より選択される少なくともひとつを制御する。
【0072】
減少量103が大きいことは、空気332中を浮遊する、放出イオン331と反応していない粒子111の量が多いことを意味する。したがって、減少量103が大きいことは、粒子111の量に対して放出イオン331の量が少ないこと、すなわち、空気332が十分に清浄にされていないことを意味する。このため、制御部345は、減少量103が大きくなるほど、空気332がより清浄にされるように、ファン343及びイオン発生器344からなる群より選択される少なくともひとつに対してフィードバック制御を行う。例えば、制御部345は、減少量103が大きくなるほど、ファン343に、生成する空気流351の風量を大きくさせ、フィルタ342により濾過される粒子111の量を大きくする。制御部345は、そのために、検知された粒子量104が大きくなるほど、ファン343に、生成する空気流351の風量を大きくさせる。又は、制御部345は、減少量103が大きくなるほど、イオン発生器344に、発生する放出イオン331の量を多くさせる。制御部345は、そのために、検知された粒子量104が大きくなるほど、イオン発生器344に、放出イオン331の量を多くさせる。
【0073】
制御部345は、マイクロコントローラを備える。マイクロコントローラは、プロセッサ、メモリ及びインターフェースを備える。プロセッサは、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより、制御部345により行われる処理をマイクロコントローラに行わせる。制御部345が、専用の電子回路を備えてもよく、専用の電子回路が当該処理の全部又は一部を行ってもよい。
【0074】
第1実施形態のイオン発生装置10においては、放出イオン331が外部の空間321に存在する空気332に及ぼす影響を、イオン112が外部の空間321からサンプリングされた空気332に及ぼす影響により把握することができる。このため、前者の影響を定量的に判定することができる。これにより、放出イオン331の量を空気332の汚れに適した量に制御することができる。また、空気流351の風量を空気332の汚れに適した風量に制御することができる。これにより、イオン発生装置10の消費電力及び騒音を抑制することができる。また、空気332を清浄にするのに要する時間を短くすることができる。
【0075】
2 第2実施形態
以下では、第2実施形態が第1実施形態と相違する点が説明される。説明されない点については、第1実施形態において採用される構成と同様の構成が第2実施形態においても採用される。
【0076】
図6は、第2実施形態の粒子センサを模式的に図示する図である。図7は、第2実施形態の粒子センサに備えられる処理部により行われる処理の内容を示す図である。
【0077】
外部の空間321からサンプリングされた空気332中を浮遊する粒子111と反応するイオン112の量は、外部の空間321に存在する空気332中を浮遊する粒子111と反応しうる放出イオン331の量と正の相関を有する。
【0078】
そこで、第2実施形態の粒子センサ2においては、図6及び図7に図示されるように、処理部124が、減少量103からイオン追加量361を取得する。処理部124は、減少量103が大きくなるほど取得するイオン追加量361を大きくする。
【0079】
図8は、第2実施形態の粒子センサによる粒子量の検知及びイオン追加量の決定の流れを示すフローチャートである。
【0080】
粒子センサ2は、図8に示されるステップS111からS116までを実行する。
【0081】
ステップS111からS115までにおいては、図4に示されるステップS101からS105までにおいて実行される処理と同様の処理が実行される。
【0082】
ステップS116においては、処理部124が、取得された減少量103からイオン追加量361を取得する。
【0083】
図9は、第2実施形態のイオン発生装置を模式的に図示する図である。
【0084】
図9に図示されるように、第2実施形態のイオン発生装置20は、第2実施形態の粒子センサ2を備える。
【0085】
第2実施形態のイオン発生装置20においては、制御部345は、決定されたイオン追加量361に基づいてイオン発生器344を制御する。制御部345は、外部の空間321に放出される放出イオン331の量がイオン追加量361だけ増加するようにイオン発生器344を制御する。
【0086】
取得された減少量103が0でない場合、すなわち、検知されたイオン量101が基準イオン量102より小さい場合は、外部の空間321に放出された放出イオン331の量が適量より少ない。このため、処理部124は、イオン追加量361を0より大きくする。これにより、制御部345は、イオン発生装置20が追加的に放出イオン331を放出するように、イオン発生器344を制御する。例えば、基準イオン量102が「100」であり、検知されたイオン量101が基準イオン量102より少ない「50」であり、減少量103が「50」であり、イオン放出器122により放出されたイオン112の半分が消失している場合は、外部の空間321に存在する空気332が清浄でなく、空気332中に粒子111が存在する。このため、制御部345は、イオン発生装置20が追加的に放出イオン331を放出するようにする。
【0087】
一方、減少量103が0である場合、すなわち、検知されたイオン量101が基準イオン量102と等しい場合は、外部の空間321に放出された放出イオン331の量が適量である。このため、処理部124は、イオン追加量361を0にする。これにより、制御部345は、イオン発生装置20が追加的に放出イオン331を放出しないように、イオン発生器344を制御する。例えば、基準イオン量102が「100」であり、検知されたイオン量101が基準イオン量102と等しい「100」であり、減少量103が「0」であり、イオン放出器122により放出されたイオン112の全部が消失せずに残っている場合は、外部の空間321に存在する空気332が既に清浄である。このため、制御部345は、イオン発生装置20が追加的に放出イオン331を放出しないようにする。
【0088】
一般的に、空気清浄機は、空気中を浮遊する粒子の量を検知し、検知した量に基づいて吹き出す空気流の風量を制御する。また、空気清浄機は、イオンを発生する機能を有する場合は、ユーザにより行われた操作に従って発生するイオンの量を制御する。しかし、ユーザにより行われた操作に従って発生するイオンの量が制御された場合は、発生するイオンの量を適切に制御することができない場合が多い。
【0089】
これに対して、第2実施形態のイオン発生装置20においては、粒子センサ2のイオン放出器122及び検知領域121dは、イオン発生装置20及び外部の空間321の縮図となっている。このため、イオン発生装置20により放出された放出イオン331が外部の空間321に存在する空気332中を浮遊する粒子111に与える影響は、粒子センサ2のイオン放出器122により放出されたイオン112が検知領域121dに存在する空気332中を浮遊する粒子111に与える影響から高い精度で推認することができる。第2実施形態のイオン発生装置20においては、このことを利用して、放出イオン331の量を適切に制御することができる。これにより、放出イオン331の量を空気332の汚れに適した量に制御することができる。また、空気332を清浄にするのに要する時間を短くすることができる。
【0090】
3 第3実施形態
以下では、第3実施形態が第1実施形態と相違する点が説明される。説明されない点については、第1実施形態において採用される構成と同様の構成が第3実施形態においても採用される。
【0091】
図10は、第3実施形態のイオン発生装置を模式的に図示する図である。
【0092】
図10に図示されるように、第3実施形態のイオン発生装置30は、ホコリセンサ371を備える。
【0093】
ホコリセンサ371は、サンプリングされた空気332中のホコリ量381を検知する。検知されるホコリ量381は、粒子111に含まれる、大きなサイズを有する粒子であるホコリ385の量である。例えば、検知されるホコリ量381は、0.3μm以上のサイズを有する粒子であるホコリ385の量である。
【0094】
図10に図示されるように、ホコリセンサ371は、筐体391、光源392、受光素子393及び処理部394を備える。
【0095】
筐体391は、光源392及び受光素子393を収容する。筐体121が、処理部394を収容してもよい。
【0096】
筐体391には、開口391a、開口391b及び流路391cが形成される。流路391cは、開口391aから開口391bに至る。これにより、流路391cは、開口391aから開口391bへ空気332を導くことができる。流路391c内には、ホコリ検知領域391dがある。これにより、流路391cは、開口391aからホコリ検知領域391dを経由して開口391bへ空気332を導くことができる。これにより、サンプリングされた空気332をホコリ検知領域391dに導くことができる。
【0097】
光源392は、ホコリ検知領域391dに向けて光を発する。光源392は、発光ダイオード、白熱電球、水銀灯、エレクトロルミネッセンス素子等である。
【0098】
受光素子393は、ホコリ検知領域391dから到来する光の強度400を検知する。受光素子393は、フォトダイオード、フォトレジスタ等である。
【0099】
処理部394は、検知された強度400からホコリ検知領域391d中のホコリ量381を取得する。これにより、ホコリセンサ371は、ホコリ検知領域391d中のホコリ量381を検知する。
【0100】
処理部394は、マイクロコントローラを備える。マイクロコントローラは、プロセッサ、メモリ及びインターフェースを備える。プロセッサは、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより、処理部394により行われる処理をマイクロコントローラに行わせる。処理部394が、専用の電子回路を備えてもよく、専用の電子回路が当該処理の全部又は一部を行ってもよい。
【0101】
第3実施形態のイオン発生装置30においては、流路341p、流路341q及び流路341rが筐体341に形成される。
【0102】
流路341pは、開口341aからホコリセンサ371の開口391aに至る。これにより、流路341pは、開口341aから開口391aへ空気332を導くことができる。
【0103】
流路341qは、ホコリセンサ371の開口391bから粒子センサ1の開口121aに至る。これにより、流路341qは、開口391bから開口121aへ空気332を導くことができる。
【0104】
流路341rは、粒子センサ1の開口121bから開口341bに至る。これにより、流路341rは、開口121bから開口341bへ空気332を導くことができる。
【0105】
開口341a及び開口341bは、外部の空間321に露出する。これにより、外部の空間321から開口341a、流路341p、ホコリセンサ371の開口391a、ホコリセンサ371の流路391c、ホコリセンサ371の開口391b、流路341q、粒子センサ1の開口121a、粒子センサ1の流路121c、粒子センサ1の開口121b及び流路341rを経由して外部の空間321まで空気332を導くことができる。これにより、外部の空間321からサンプリングされた空気332を流路391c内にあるホコリ検知領域391d及び流路121c内にある検知領域121dに導くことができる。また、検知領域121dは、ホコリ検知領域391dを通過した空気332を通過させることができる。ホコリセンサ371は、ホコリ検知領域391dを通過する空気332中を浮遊する粒子111の量を増減させない。このため、ホコリ検知領域391dを通過した空気に検知領域121dを通過させることにより、粒子量104及びホコリ量381の両方を高精度で検知することができる。
【0106】
第3実施形態のイオン発生装置30においては、制御部345は、取得された減少量103及びホコリ量381に基づいてファン343及びイオン発生器344からなる群より選択される少なくともひとつを制御する。
【0107】
第3実施形態においては、粒子センサ1が、大小様々なサイズを有する粒子111の量と正の相関を有する減少量103を取得する。また、ホコリセンサ371が、大きなサイズを有する粒子の量であるホコリ量381を取得する。このため、取得される減少量103及びホコリ量381から空気332中を浮遊する粒子111のサイズの分布等の粒子111の特性を特定することができる。例えば、ホコリ量381が小さく、減少量103が大きい場合は、0.3μm以下のサイズを有する粒子が粒子111に多く含まれることを特定することができる。また、ホコリ量381が大きく、減少量103が大きい場合は、0.3μmより大きいサイズを有する粒子が粒子111に多く含まれることを特定することができる。ホコリ量381が大きく、減少量103が小さい場合は、イオン112と反応しない粒子が粒子111に多く含まれることを特定することができる。
【0108】
このため、制御部345は、取得された減少量103及びホコリ量381から特定することができる粒子111の特性に適した運転が行われるように、ファン343及びイオン発生器344からなる群より選択される少なくともひとつを制御する。これにより、ファン343及びイオン発生器344を適切に制御することができる。例えば、制御部345は、ホコリ量381が大きく、減少量103が大きい場合は、ファン343に、生成する空気流351の風量を大きくさせ、イオン発生器344に、発生する放出イオン331の量を多くさせない。また、制御部345は、ホコリ量381が小さく、減少量103が大きい場合は、ファン343に、生成する空気流351の風量を大きくさせ、イオン発生器344に、発生する放出イオン331の量を多くさせる。
【0109】
図11は、第3実施形態のイオン発生装置による処理の流れを示すフローチャートである。
【0110】
第3実施形態のイオン発生装置30は、図11に示されるステップS121からS128までを実行する。
【0111】
ステップS121からS125までにおいては、図4に示されるステップS101からS105までにおいて実行される処理と同様の処理が実行される。
【0112】
続くステップS126においては、ホコリセンサ371が、ホコリ量381を検知する。図11に示される処理の流れにおいては、ステップS126は、ステップS121からS125までの後に実行される。しかし、ステップS126は、ステップS121からS125までの前に実行されてよいし、ステップS121からS125までと同時に実行されてもよい。なぜならば、検知領域121d及びホコリ検知領域391dに空気332が導かれてくるタイミングはほぼ同時であり、減少量103の取得並びにホコリ量381の検知のいずれかを先に行う必要はないからである。
【0113】
続くステップS127においては、制御部345は、減少量103及びホコリ量381から空気332の空気質を分析する。分析される空気質は、上述した粒子111の特性を含む。
【0114】
続くステップS128においては、制御部345は、分析した空気質に基づいてファン343及びイオン発生器344を制御する。
【0115】
本開示は、上記実施の形態に限定されるものではなく、上記実施の形態で示した構成と実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えてもよい。
【符号の説明】
【0116】
1 粒子センサ、2 粒子センサ、10 イオン発生装置、20 イオン発生装置、30 イオン発生装置、101 イオン量、102 基準イオン量、103 減少量、104 粒子量、111 粒子、112 イオン、121 筐体、121a 開口、121b 開口、121c 流路、121d 検知領域、122 イオン放出器、123 イオンカウンタ、124 処理部、131 電源、132 スイッチング素子、133 パルストランス、134 第1のダイオード、135 第2のダイオード、136 第1の針電極、137 第2の針電極、138 対向電極、141 正極、142 負極、151 端子、152 端子、161 1次巻線、162 2次巻線、171 端子、172 端子、181 端子、182 端子、191 アノード、192 カソード、201 アノード、202 カソード、211 正イオン、212 負イオン、222 空気流、231 第1のイオンカウンタ、232 第2のイオンカウンタ、241 第1の電源、242 第1の二重円筒、243 第1の電流センサ、251 正極、252 負極、261 内側円筒、262 外側円筒、271 端子、272 端子、281 第2の電源、282 第2の二重円筒、283 第2の電流センサ、291 正極、292 負極、301 内側円筒、302 外側円筒、311 端子、312 端子、321 外部の空間、331 放出イオン、332 空気、341 筐体、341a 開口、341b 開口、341c 流路、341d 流路、341e 開口、341f 開口、341g 流路、341p 流路、341q 流路、341r 流路、342 フィルタ、343 ファン、344 イオン発生器、345 制御部、351 空気流、361 イオン追加量、371 ホコリセンサ、381 ホコリ量、385 ホコリ、391 筐体、391a 開口、391b 開口、391c 流路、391d ホコリ検知領域、392 光源、393 受光素子、394 処理部、400 強度。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11