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特開2024-34860改札機、改札システム、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024034860
(43)【公開日】2024-03-13
(54)【発明の名称】改札機、改札システム、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G07B 15/00 20110101AFI20240306BHJP
【FI】
G07B15/00 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022139383
(22)【出願日】2022-09-01
(71)【出願人】
【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
(71)【出願人】
【識別番号】598076591
【氏名又は名称】東芝インフラシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】上原 太
【テーマコード(参考)】
3E127
【Fターム(参考)】
3E127AA03
3E127BA01
3E127CA02
3E127CA35
3E127DA02
3E127DA17
3E127EA02
3E127EA14
3E127EA15
(57)【要約】
【課題】サーバと役割を分担する改札機を提供すること。
【解決手段】実施形態に係る改札機は、取得部、通信部、判定部、及び出力部を備える。前記取得部は、乗車媒体から識別情報を取得する。前記通信部は、前記取得部により取得された前記識別情報及び入場情報を含む入場記録を記憶するサーバに対して、前記識別情報及び出場情報を含む出場記録を送信し、前記サーバから前記入場情報及び前記出場情報を含む入出場記録を受信する。前記判定部は、前記入出場記録に基づき通行可否を判定する。前記出力部は、通行可否の判定結果を出力する。
【選択図】 図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
乗車媒体から識別情報を取得する取得部と、
前記識別情報及び入場情報を含む入場記録を記憶するサーバに対して、前記取得部により取得された前記識別情報及び出場情報を含む出場記録を送信し、前記サーバから前記入場情報及び前記出場情報を含む入出場記録を受信する通信部と、
前記入出場記録に基づき通行可否を判定する判定部と、
通行可否の判定結果を出力する出力部と、
を備える改札機。
【請求項2】
入場駅及び出場駅で定まる区間の乗車料金を含む料金データを記憶する記憶部を備え、
前記判定部は、前記料金データ、前記入場情報に含まれる前記入場駅、及び前記出場情報に含まれる前記出場駅に基づく前記乗車料金を判定し、
前記出力部は、前記乗車料金を出力する、
請求項1の改札機。
【請求項3】
入場駅、連絡駅、及び出場駅で定まる区間の乗車料金を含む料金データを記憶する記憶部を備え、
前記通信部は、前記識別情報及び連絡情報を含む連絡記録を記憶する前記サーバに対して、前記識別情報及び前記出場情報を含む前記出場記録を送信し、前記サーバから前記入場情報、前記連絡情報、及び前記出場情報を含む前記入出場記録を受信し、
前記判定部は、前記料金データ、前記入場情報に含まれる前記入場駅、前記連絡情報に含まれる前記連絡駅、及び前記出場情報に含まれる前記出場駅に基づく前記乗車料金を判定し、
前記出力部は、前記乗車料金を出力する、
請求項1の改札機。
【請求項4】
前記通信部は、前記サーバに対して前記乗車料金を送信する、請求項2又は3の改札機。
【請求項5】
前記通信部は、前記サーバから前記入出場記録のエンコードデータを受信し、
前記判定部は、前記エンコードデータに基づき通行可否を判定する、
請求項1乃至3の何れか一つの改札機。
【請求項6】
前記取得部は、前記識別情報として、クレジットカードからカードIDを取得する、請求項1乃至3の何れか一つの改札機。
【請求項7】
入場改札機及び出場改札機を備える改札システムであって、
前記入場改札機は、
乗車媒体から識別情報を取得する第1の取得部と、
サーバに対して、前記識別情報及び入場情報を含む入場記録を送信する第1の通信部と、
を備え、
前記出場改札機は、
前記乗車媒体から前記識別情報を取得する第2の取得部と、
前記識別情報及び入場情報を含む入場記録を記憶する前記サーバに対して、前記第2の取得部により取得された前記識別情報及び出場情報を含む出場記録を送信し、前記サーバから前記入場情報及び前記出場情報を含む入出場記録を受信する第2の通信部と、
前記入出場記録に基づき通行可否を判定する判定部と、
通行可否の判定結果を出力する出力部と、
を備える改札システム。
【請求項8】
入場改札機、出場改札機、及びサーバを備える改札システムであって、
前記入場改札機は、
乗車媒体から識別情報を取得する第1の取得部と、
前記サーバに対して、前記識別情報及び入場情報を含む入場記録を送信する第1の通信部と、
を備え、
前記出場改札機は、
前記乗車媒体から前記識別情報を取得する第2の取得部と、
前記識別情報及び入場情報を含む入場記録を記憶する前記サーバに対して、前記第2の取得部により取得された前記識別情報及び出場情報を含む出場記録を送信し、前記サーバから前記入場情報及び前記出場情報を含む入出場記録を受信する第2の通信部と、
前記入出場記録に基づき通行可否を判定する判定部と、
通行可否の判定結果を出力する出力部と、
を備え、
前記サーバは、
前記入場記録及び前記出場記録を記憶する記憶部と、
前記入場改札機から送信される前記入場記録を受信し、前記出場改札機から送信される前記出場記録を受信し、前記出場改札機に対して前記入出場記録を送信する第3の通信部と、
前記入場記録及び前記出場記録に基づき、前記入出場記録を生成する生成部と、
を備える改札システム。
【請求項9】
コンピュータに、
乗車媒体から識別情報を取得させる手順と、
前記識別情報及び入場情報を含む入場記録を記憶するサーバに対して、取得された前記識別情報及び出場情報を含む出場記録を送信させ、前記サーバから前記入場情報及び前記出場情報を含む入出場記録を受信させる手順と、
前記入出場記録に基づき通行可否を判定させる手順と、
通行可否の判定結果を出力させる手順と、
を実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、改札機、改札システム、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
鉄道などの交通機関において、改札機が普及している。改札機に適用される乗車媒体として、交通機関専用のICカード(以下、専用カード)が知られている。入場駅に設けられた改札機は、専用カードから識別情報等を読み取り、入場可否を判定し、入場を許可する場合、専用カードに対して入場記録を書き込む。出場駅に設けられた改札機は、専用カードから入場記録を読み出し、入場記録に基づき出場可否を判定し、出場を許可する場合、専用カードに対して出場記録を書き込む。
【0003】
また、各改札機に接続されるサーバが、各改札機の判定処理を受け持つ仕組みも提案されている。サーバは、改札機で読み取られた情報を受信し、受信した情報に基づき通行可否を判定し、判定結果を改札機へ送信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002-366987号公報
【特許文献2】特開平11-016012号公報
【特許文献3】特開2003-256887号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
サーバが、各改札機の判定処理を受け持つ場合、サーバに接続される改札機の台数によっては、サーバの負荷が重くなることが予想され、スムーズな改札処理を実現する上では高性能なサーバが必要となる。このような高性能なサーバは高価になるため、サーバの負荷を低減し、コスト増を抑制したいという要望がある。
【0006】
また、近年、改札機に適用される専用カードをクレジットカードのような汎用カードへ移行させることが検討されている。クレジットカードのカードIDに基づく情報処理については様々な制約があり、サーバよりも設置台数が多くなる改札機において、このようなカードIDに基づく情報処理を回避したいという要望がある。
【0007】
本発明は、上述した課題を解決するため、サーバと役割を分担する改札機、改札システム、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態に係る改札機は、取得部、通信部、判定部、及び出力部を備える。前記取得部は、乗車媒体から識別情報を取得する。前記通信部は、前記取得部により取得された前記識別情報及び入場情報を含む入場記録を記憶するサーバに対して、前記識別情報及び出場情報を含む出場記録を送信し、前記サーバから前記入場情報及び前記出場情報を含む入出場記録を受信する。前記判定部は、前記入出場記録に基づき通行可否を判定する。前記出力部は、通行可否の判定結果を出力する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、実施形態に係る改札システムの第1例を示すブロック図である。
図2図2は、実施形態に係る改札システムの第2例を示すブロック図である。
図3図3は、実施形態に係る改札機の概略構成の一例を示す図である。
図4図4は、実施形態に係るサーバの概略構成の一例を示すブロック図である。
図5図5は、実施形態に係る改札システムによる改札処理の第1例を示すシーケンス図である。
図6図6は、実施形態に係る改札システムによる改札処理の第2例(前半)を示すシーケンス図である。
図7図7は、実施形態に係る改札システムによる改札処理の第2例(後半)を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態について図面を参照して説明する。
【0011】
(構成)
図1は、実施形態に係る改札システムの第1例を示すブロック図である。本実施形態では、鉄道などの交通機関に設置される改札システムについて説明するが、改札であることは必須ではなく、施設からの入出場を管理するシステムであってもよい。
【0012】
図1に示すように改札システムは、サーバS、改札機1、及び改札機2を備える。サーバSは、通信回線を介して、改札機1及び改札機2と接続される。例えば、改札機1は、第1の駅(入場駅)の入場改札口に設置される入場改札機の一例である。改札機2は、第2の駅(出場駅)の出場改札口に設置される出場改札機の一例である。
【0013】
本実施形態では、サーバSが、改札機1及び改札機2と通信し、改札機1及び改札機2から送信される情報を記憶するケースについて説明するが、サーバSは、3台以上の改札機と通信し、これら改札機から送信される情報を記憶する。
【0014】
乗車媒体4は、クレジットカード等の汎用カードであり、カード識別情報(カードID)を記憶する。乗車媒体4は、改札システムのための専用の記憶領域を必須としない。
【0015】
例えば、利用者は、スマートフォン等の通信端末を介してサーバSにアクセスし、サーバSに対して利用情報を登録する。サーバSは、利用情報を記憶する。利用情報は、乗車媒体4のカード識別情報を含む。また、利用情報は、乗車料金として利用可能な金額情報を含む。利用情報は、カード識別情報とは異なる改札システム独自のシステム識別情報を含んでもよい。
【0016】
例えば、利用者は、乗車媒体4を利用し、第1の駅の入場改札口に設置される改札機1から駅構内に入り、この第1の駅で所望の列車に乗車する。さらに、利用者は、第2の駅で所望の列車から下車し、乗車媒体4を利用し、第2の駅の出場改札口に設置される改札機2から駅構外へ出る。
【0017】
改札機1は、媒体処理部14(取得部)により乗車媒体4からカード識別情報を読み取り、通信インタフェースによりカード識別情報及び入場情報を含む入場記録をサーバSへ送信する。改札機1のメモリ12(記憶部)は、予め設置駅(第1の駅)を示す情報(入場駅情報)を記憶し、改札機1からサーバSへ送信される入場情報は、予め記憶される入場駅、及び乗車媒体4からカード識別情報を読み取った日時(入場日時)を含む。
【0018】
サーバSは、入場記録に含まれるカード識別情報と同一のカード識別情報を含む利用情報を検索し、利用情報に入場記録を登録する。また、改札機1は、通信インタフェースによりサーバSから送信される入場記録に対応するエンコードデータを受信し、プロセッサ11は、エンコードデータに基づき通行可否を判定する。
【0019】
改札機2は、媒体処理部24(取得部)により乗車媒体4からカード識別情報を読み取り、通信インタフェースによりカード識別情報及び出場情報を含む出場記録をサーバSへ送信する。改札機2のメモリ22(記憶部)は、予め設置駅(第2の駅)を示す情報(出場駅情報)を記憶し、改札機2からサーバSへ送信される出場情報は、予め記憶される出場駅、及び乗車媒体4からカード識別情報を読み取った日時(出場日時)を含む。
【0020】
サーバSは、出場記録に含まれるカード識別情報と同一のカード識別情報を含む利用情報を検索し、利用情報に出場記録を登録する。また、改札機2は、通信インタフェースによりサーバSから送信される入出場記録に対応するエンコードデータを受信し、プロセッサ21は、エンコードデータに基づき通行可否を判定し、また、乗車料金を判定する。
【0021】
図2は、実施形態に係る改札システムの第2例を示すブロック図である。
図2に示すように改札システムは、サーバS、改札機1、改札機2、及び改札機3を備える。サーバSは、通信回線を介して、改札機1、改札機2、及び改札機3と接続される。例えば、改札機1は、第1の駅の入場改札口に設置される入場改札機の一例である。改札機2は、第2の駅の出場改札口に設置される出場改札機の一例である。改札機3は、第3の駅(連絡駅)の連絡改札口に設置される連絡改札機の一例である。図2に示す改札機1及び2は、図1に示す改札機1及び2と同様の構成であり、共通部分についての説明を省略する。
【0022】
例えば、利用者は、乗車媒体4を利用し、第1の駅の入場改札口に設置される改札機1から駅構内に入り、この第1の駅で所望の列車に乗車する。さらに、利用者は、第3の駅で所望の列車から下車し、乗車媒体4を利用し、第3の駅の連絡改札口に設置される改札機3から同じ第3の駅の別の駅構内に入る。
【0023】
利用者は、乗車媒体4を利用し、第3の駅の別の駅構内で所望の列車に乗車する。さらに、利用者は、第2の駅で所望の列車から下車し、乗車媒体4を利用し、第2の駅の出場改札口に設置される改札機2から駅構外へ出る。
【0024】
図2に示す改札機1及び2は、図1に示す改札機1及び2と同様の構成であり、共通部分についての説明を省略する。
改札機3は、媒体処理部34(取得部)により乗車媒体4からカード識別情報を読み取り、通信インタフェースによりカード識別情報及び連絡情報を含む連絡記録をサーバSへ送信する。改札機3のメモリ32(記憶部)は、予め設置駅(第3の駅)を示す情報(連絡駅情報)を記憶し、改札機3からサーバSへ送信される連絡情報は、予め記憶される連絡駅、及び乗車媒体4からカード識別情報を読み取った日時(連絡日時)を含む。
【0025】
サーバSは、連絡記録に含まれるカード識別情報と同一のカード識別情報を含む利用情報を検索し、利用情報に連絡記録を登録する。また、改札機3は、通信インタフェースによりサーバSから送信される連絡記録に対応するエンコードデータを受信し、プロセッサ11は、エンコードデータに基づき通行可否を判定する。
【0026】
改札機2は、通信インタフェースによりサーバSから送信される入出場記録及び連絡記録に対応するエンコードデータを受信し、プロセッサ21は、エンコードデータに基づき通行可否を判定し、また、乗車料金を判定する。
【0027】
図3は、実施形態に係る改札機の概略構成の一例を示す図である。
実施形態に係る改札機1は、プロセッサ11、メモリ12、ユーザインタフェース13、媒体処理部14、及び通信インタフェース15等を備える。さらに、改札機1は、開閉式のドアを備え、通行判定結果に基づき、ドアの開閉を制御する。ドアが開いた状態では、利用者は、改札機1に沿う改札通路を通行することができ、ドアが閉じた状態では、利用者は、改札通路を通行することはできない。
【0028】
プロセッサ11は、CPU(Central Processing Unit)等であり、各種演算(通行可否判定)を行う。プロセッサ11は、メモリ12に記憶されたプログラムを実行することにより、判定部111及び出力部112の機能を実現する。なお、判定部111及び出力部112は、プロセッサ11がプログラムを実行するのと同様の機能を有するLSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、及びFPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェアにより実現されてもよい。
【0029】
判定部111は、サーバSから送信される入場記録に対応するエンコードデータに基づき、通行可否を判定する。出力部112は、通行可否の判定結果を出力する。
【0030】
メモリ12は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であり、プロセッサ11により実行されるプログラムを記憶する。また、メモリ12は、プロセッサ11が各種の処理を行う上で使用するデータ又は各種の設定値などを記憶する。また、メモリ12は、設置駅(第1の駅)を示す情報を記憶する。
【0031】
ユーザインタフェース13は、ディスプレイ及びスピーカー等を含み、通行許可の判定に対応して、通行許可情報を出力し、また、通行不許可の判定に対応して、通行不許可情報を出力する。ユーザインタフェース13は、乗車料金を出力する。
【0032】
媒体処理部14は、乗車媒体4からカード識別情報を取得する。媒体処理部14は、ワイヤレス通信部であり、乗車媒体4との無線通信により、乗車媒体4からカード識別情報を受信する。また、本実施形態では、媒体処理部14は、所定の乗車媒体に情報を送信しないが、媒体処理部14は、所定の乗車媒体に情報を送信する機能を備えても良い。
【0033】
通信インタフェース15は、読み取ったカード識別情報及び入場情報を含む入場記録をサーバSへ送信し、サーバSから入場記録に対応するエンコードデータを受信する。また、通信インタフェース15は、通行可否の判定結果をサーバSへ送信する。
【0034】
実施形態に係る改札機2は、プロセッサ21、メモリ22、ユーザインタフェース23、媒体処理部24、及び通信インタフェース25等を備える。プロセッサ21は、CPU等であり、各種演算(通行可否判定)を行う。プロセッサ21は、メモリ22に記憶されたプログラムを実行することにより、判定部211及び出力部212の機能を実現する。改札機2については、改札機1との相違点を中心に説明する。
【0035】
メモリ22は、設置駅(第2の駅)を示す情報を記憶する。また、メモリ22は、入場駅及び出場駅で定まる各区間の乗車料金を含む料金データを記憶する。また、メモリ22は、各区間と乗車日時に応じた乗車料金を含む料金データを記憶してもよい。
【0036】
判定部211は、サーバSから送信される入出場記録に対応するエンコードデータに基づき、通行可否を判定する。さらに、判定部211は、メモリ22に記憶される料金データ、入場情報に含まれる入場駅、及び出場情報に含まれる出場駅に基づく乗車料金を判定する。出力部212は、通行可否の判定結果及び乗車料金を出力する。
【0037】
通信インタフェース25は、読み取ったカード識別情報及び出場情報を含む出場記録をサーバSへ送信し、サーバSから入出場記録に対応するエンコードデータを受信する。また、通信インタフェース25は、通行可否の判定結果及び乗車料金をサーバSへ送信する。
【0038】
実施形態に係る改札機3は、プロセッサ31、メモリ32、ユーザインタフェース33、媒体処理部34、及び通信インタフェース35等を備える。プロセッサ31は、CPU等であり、各種演算(通行可否判定)を行う。プロセッサ31は、メモリ32に記憶されたプログラムを実行することにより、判定部311及び出力部312の機能を実現する。改札機3については、改札機1、2との相違点を中心に説明する。
【0039】
判定部311は、サーバSから送信される入場連絡記録に対応するエンコードデータに基づき、通行可否を判定する。出力部312は、通行可否の判定結果を出力する。メモリ32は、設置駅(第3の駅)を示す情報を記憶する。通信インタフェース35は、読み取ったカード識別情報及び連絡情報を含む連絡記録をサーバSへ送信し、サーバSから入場連絡記録に対応するエンコードデータを受信する。
【0040】
図4は、実施形態に係るサーバの概略構成の一例を示すブロック図である。
実施形態に係るサーバSは、1又は複数のコンピュータにより構成される。サーバSは、プロセッサS1、メモリS2、及び通信インタフェースS3を備える。
【0041】
プロセッサS1は、CPU等であり各種演算を行う。プロセッサS1は、メモリS2に記憶されたプログラムを実行することにより、生成部S11の機能を実現する。なお、生成部S11は、プロセッサS1がプログラムを実行するのと同様の機能を有するLSI、ASIC、及びFPGA等のハードウェアにより実現されてもよい。
【0042】
生成部S11は、改札機1、2、3から送信される情報に基づき、改札機1、2、3のプロセッサ11、12、13が処理可能なエンコードデータを生成する。生成部S11は、改札機1からの入場記録に基づき、入場記録に対応するエンコードデータを生成する。入場記録に対応するエンコードデータは、入場情報を含む。また、生成部S11は、改札機1からの入場記録及び改札機2からの出場記録に基づき、入出場記録に対応するエンコードデータを生成する。入出場記録に対応するエンコードデータは、入場情報及び出場情報を含む。
【0043】
また、生成部S11は、改札機1からの入場記録及び改札機3からの連絡記録に基づき、入場連絡記録に対応するエンコードデータを生成する。入場連絡記録に対応するエンコードデータは、入場情報及び連絡情報を含む。
【0044】
また、生成部S11は、改札機1からの入場記録、改札機3からの連絡記録、及び改札機2からの出場記録に基づき、入場、連絡、及び出場記録に対応するエンコードデータを生成する。入場、連絡、及び出場記録に対応するエンコードデータは、入場情報、連絡情報、及び出場情報を含む。
【0045】
メモリS2(記憶部)は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であり、プロセッサS1により実行されるプログラムを記憶する。また、メモリS2は、上記した利用情報を記憶する。例えば、利用情報は、システム識別情報、カード識別情報、及び金額情報を含み、利用情報として、同一のカード識別情報を含む入場記録、出場記録、連絡記録が順次登録される。
【0046】
通信インタフェースS3は、改札機1、2、3と通信する。通信インタフェースS3は、改札機1から送信される入場記録を受信し、改札機1に対して入場記録に対応するエンコードデータを送信する。また、通信インタフェースS3は、改札機2から送信される出場記録を受信し、改札機2に対して入出場記録に対応するエンコードデータを送信する。また、通信インタフェースS3は、改札機3から送信される連絡記録を受信し、改札機3に対して入場連絡記録に対応するエンコードデータを送信する。
【0047】
(動作)
図5は、実施形態に係る改札システムによる改札処理の第1例を示すシーケンス図である。
【0048】
乗車媒体4は、クレジットカード等であり、カード識別情報を記憶する。例えば、カード識別情報としては、クレジットカードのカードIDを流用する。また、改札機2のメモリ22は、入場駅及び出場駅で定まる区間の乗車料金を含む料金データを記憶する。
【0049】
第1の駅(入場駅)の入場改札口において、利用者により提示される乗車媒体4が、改札機1の媒体処理部14の通信範囲に入ると、媒体処理部14は、乗車媒体4からカード識別情報を読み取る(ST11)。改札機1の通信インタフェース15は、カード識別情報及び入場情報を含む入場記録をサーバSへ送信する(ST12)。入場情報は、入場駅情報及び入場日時を含む。
【0050】
サーバSの通信インタフェースS3は、入場記録を受信し(ST411)、メモリS12は、入場記録を記憶する(ST412)。例えば、プロセッサS1は、入場記録に含まれるカード識別情報と同一のカード識別情報を含む利用情報に対して、この入場記録を追加登録する。プロセッサS1の生成部S11は、入場記録に対応するエンコードデータを生成する(ST413)。エンコードデータは、改札機1の判定部111により認識可能なコードデータである。エンコードデータは、利用情報に含まれるシステム識別情報を含んでもよい。通信インタフェースS3は、入場記録に対応するエンコードデータを改札機1へ送信する(ST414)。
【0051】
改札機1の通信インタフェース15は、入場記録に対応するエンコードデータを受信する(ST13)。プロセッサ11の判定部111は、入場記録に対応するエンコードデータに基づき通行可否を判定し(ST14)、出力部112は、判定結果を出力する(ST15)。
【0052】
例えば、判定部111は、入場記録に対応するエンコードデータに含まれる入場駅情報が、メモリ12に記憶される入場駅情報と一致し、入場記録に対応するエンコードデータに含まれる入場日時が現在日時から所定時間以内であれば通行可能と判定し、不一致又は所定時間以内でなければ、通行不能と判定する。ユーザインタフェース13は、通行可能を示す判定結果に基づき、通行可能であることを案内表示する。また、改札機1は、通行可能を示す判定結果に基づき、ドアを開けて、改札通路の通行を許可する。
【0053】
第2の駅(出場駅)の出場改札口において、利用者により提示される乗車媒体4が、改札機2の媒体処理部24の通信範囲に入ると、媒体処理部24は、乗車媒体4からカード識別情報を読み取る(ST21)。改札機2の通信インタフェース25は、カード識別情報及び出場情報を含む出場記録をサーバSへ送信する(ST22)。出場情報は、出場駅情報及び出場日時を含む。
【0054】
サーバSの通信インタフェースS3は、出場記録を受信し(ST421)、メモリS12は、出場記録を記憶する(ST422)。例えば、プロセッサS1は、出場記録に含まれるカード識別情報と同一のカード識別情報を含む利用情報に対して、この出場記録を追加登録する。プロセッサS1の生成部S11は、入出場記録に対応するエンコードデータを生成する(ST423)。即ち、生成部S11は、共通の利用情報に含まれる入場記録及び出場記録に対応するエンコードデータを生成する。エンコードデータは、改札機2の判定部211により認識可能なコードデータである。エンコードデータは、利用情報に含まれるシステム識別情報を含んでもよい。通信インタフェースS3は、入出場記録に対応するエンコードデータを改札機2へ送信する(ST424)。
【0055】
改札機2の通信インタフェース25は、入出場記録に対応するエンコードデータを受信する(ST23)。プロセッサ21の判定部211は、入出場記録に対応するエンコードデータに基づき通行可否を判定する(ST24)。さらに、判定部211は、メモリ22に記憶される各区間の乗車料金を含む料金データと、エンコードデータに含まれる入場駅情報及び出場駅情報とに基づき、乗車料金を判定する(ST25)。或いは、判定部211は、各区間と乗車日時に応じた乗車料金を含む料金データと、エンコードデータに含まれる入場駅情報、入場日時、出場駅情報、及び出場日時とに基づき、乗車料金を判定する(ST25)。出力部112は、判定結果及び乗車料金を出力する(ST26)。
【0056】
例えば、判定部211は、入出場記録に対応するエンコードデータに含まれる出場駅情報が、メモリ22に記憶される出場駅情報と一致し、入出場記録に対応するエンコードデータに含まれる出場日時が現在日時から所定時間以内であれば通行可能と判定し、不一致又は所定時間以内でなければ、通行不能と判定する。ユーザインタフェース23は、通行可能を示す判定結果に基づき、通行可能であることを案内表示し、さらに、乗車料金を表示する。また、改札機2は、通行可能を示す判定結果に基づき、ドアを開けて、改札通路の通行を許可する。
【0057】
改札機2の通信インタフェース25は、判定結果及び乗車料金をサーバSへ送信する。サーバSの通信インタフェースS3は、これら判定結果及び乗車料金を受信し、メモリS2は、これら判定結果及び乗車料金を記憶する。例えば、メモリS2に記憶される利用情報に、これら判定結果及び乗車料金が登録される。
【0058】
図6は、実施形態に係る改札システムによる改札処理の第2例(前半)を示すシーケンス図である。図7は、実施形態に係る改札システムによる改札処理の第2例(後半)を示すシーケンス図である。
【0059】
図6に示す改札機1のST11~ST15は、図5に示す改札機1のST11~ST15と同様であり、説明を省略する。また、図6に示すサーバSのST411~ST414は、図5に示すサーバSのST411~ST414と同様であり、説明を省略する。
【0060】
第3の駅(連絡駅)の連絡改札口において、利用者により提示される乗車媒体4が、改札機3の媒体処理部34の通信範囲に入ると、媒体処理部34は、乗車媒体4からカード識別情報を読み取る(ST31)。改札機3の通信インタフェース35は、カード識別情報及び連絡情報を含む連絡記録をサーバSへ送信する(ST32)。連絡情報は、連絡駅情報及び連絡日時を含む。
【0061】
サーバSの通信インタフェースS3は、連絡記録を受信し(ST431)、メモリS12は、連絡記録を記憶する(ST432)。例えば、プロセッサS1は、連絡記録に含まれるカード識別情報と同一のカード識別情報を含む利用情報に対して、この連絡記録を追加登録する。プロセッサS1の生成部S11は、連絡記録に対応するエンコードデータを生成する(ST433)。エンコードデータは、改札機3の判定部311により認識可能なコードデータである。エンコードデータは、利用情報に含まれるシステム識別情報を含んでもよい。通信インタフェースS3は、連絡記録に対応するエンコードデータを改札機3へ送信する(ST434)。
【0062】
改札機3の通信インタフェース15は、連絡記録に対応するエンコードデータを受信する(ST33)。プロセッサ31の判定部311は、連絡記録に対応するエンコードデータに基づき通行可否を判定し(ST34)、出力部312は、判定結果を出力する(ST35)。
【0063】
例えば、判定部311は、連絡記録に対応するエンコードデータに含まれる連絡駅情報が、メモリ32に記憶される連絡駅情報と一致し、連絡記録に対応するエンコードデータに含まれる連絡日時が現在日時から所定時間以内であれば通行可能と判定し、不一致又は所定時間以内でなければ、通行不能と判定する。ユーザインタフェース33は、通行可能を示す判定結果に基づき、通行可能であることを案内表示する。また、改札機3は、通行可能を示す判定結果に基づき、ドアを開けて、改札通路の通行を許可する。
【0064】
図6に示す改札機3のST21は、図5に示す改札機3のST21と同様であり、説明を省略する。また、図6に示すサーバSのST421~ST422は、図5に示すサーバSのST411~ST412と同様であり、説明を省略する。
【0065】
サーバSが、出場記録を記憶した後、プロセッサS1の生成部S11は、入場、出場、及び連絡記録に対応するエンコードデータを生成する(ST423)。即ち、生成部S11は、共通の利用情報に含まれる入場記録、出場記録、及び連絡記録に対応するエンコードデータを生成する。エンコードデータは、改札機2の判定部211により認識可能なコードデータである。通信インタフェースS3は、入場記録、出場記録、及び連絡記録に対応するエンコードデータを改札機2へ送信する(ST424)。
【0066】
改札機2の通信インタフェース25は、入場記録、出場記録、及び連絡記録に対応するエンコードデータを受信する(ST23)。プロセッサ21の判定部211は、入場記録、出場記録、及び連絡記録に対応するエンコードデータに基づき通行可否を判定する(ST24)。さらに、判定部211は、メモリ22に記憶される各区間の乗車料金を含む料金データと、エンコードデータに含まれる入場駅情報、連絡駅情報、及び出場駅情報とに基づき、乗車料金を判定する(ST25)。或いは、判定部211は、各区間と乗車日時に応じた乗車料金を含む料金データと、エンコードデータに含まれる入場駅情報、入場日時、連絡駅情報、連絡日時、出場駅情報、及び出場日時とに基づき、乗車料金を判定する(ST25)。出力部112は、判定結果及び乗車料金を出力する(ST26)。
【0067】
例えば、判定部211は、入場記録、出場記録、及び連絡記録に対応するエンコードデータに含まれる出場駅情報が、メモリ22に記憶される出場駅情報と一致し、エンコードデータに含まれる出場日時が現在日時から所定時間以内であれば通行可能と判定し、不一致又は所定時間以内でなければ、通行不能と判定する。ユーザインタフェース23は、通行可能を示す判定結果に基づき、通行可能であることを案内表示し、さらに、乗車料金を表示する。また、改札機23は、通行可能を示す判定結果に基づき、ドアを開けて、改札通路の通行を許可する。
【0068】
改札機2の通信インタフェース25は、判定結果及び乗車料金をサーバSへ送信する。サーバSの通信インタフェースS3は、これら判定結果及び乗車料金を受信し、メモリS2は、これら判定結果及び乗車料金を記憶する。例えば、メモリS2に記憶される利用情報に、これら判定結果及び乗車料金が登録される。
【0069】
本実施形態によれば、サーバと役割を分担する改札機、改札システム、及びプログラムを提供することができる。
【0070】
例えば、改札機1、2、3は、サーバSを利用しない改札システムに適合できるものである。従来、入場改札機は、サーバSを利用せずに、所定の乗車媒体から情報を読み取り、所定の乗車媒体に入場記録を書き込む。出場改札機は、所定の乗車媒体から入場記録を読み取り、改札可否を判定したり、料金を算出したりする。
【0071】
しかしながら、サーバSを利用せずに、従来の入場改札機及び出場改札機と、クレジットカードのような乗車媒体4で改札処理を実現しようとすると、クレジットカードIDを入場改札機及び出場改札機の内部で処理する必要が生じる。各改札機の内部でクレジットカードIDを処理するためには、改札機毎にその承認手続が必要となり、事業者にとって負担が重い。一方で、サーバSが、判定処理及び料金算出処理を集中管理する場合、サーバSにかかるコストが増加する。
【0072】
本実施形態の改札システムによれば、改札機1は、乗車媒体4から読み取ったカード識別情報を特段処理することなく、入場記録の一部としてサーバSへ送信する。また、改札機2は、乗車媒体4から読み取ったカード識別情報を特段処理することなく、出場記録の一部としてサーバSへ送信する。また、改札機3は、乗車媒体4から読み取ったカード識別情報を特段処理することなく、連絡記録の一部としてサーバSへ送信する。よって、改札機毎の承認手続は不要となる。
【0073】
また、サーバSは、改札機1から送信される入場記録に基づき、改札機1が処理可能なエンコードデータを生成し、改札機1へエンコードデータを送信するが、判定処理は改札機1に委ねる。また、サーバSは、改札機2から送信される出場記録に基づき、改札機2が処理可能なエンコードデータを生成し、改札機2へエンコードデータを送信するが、判定処理は改札機2に委ねる。また、サーバSは、改札機3から送信される連絡記録に基づき、改札機3が処理可能なエンコードデータを生成し、改札機3へエンコードデータを送信するが、判定処理は改札機3に委ねる。これにより、サーバSの処理負荷を大幅に軽減することができ、サーバSにかかるコストの増加を抑制できる。
【0074】
例えば、改札機2は、出場改札機であるが、改札機2が設置される出場駅に応じた料金テーブルを記憶し、乗車料金を判定するようにしてもよい。また、所定の改札機2が、改札機3を経由した場合に適用する料金テーブル、及び経由しない場合に適用する料金テーブルを記憶し、料金テーブルを使い分けるようにしてもよい。このような複雑な料金をサーバSで処理しようとすると、サーバSの負荷が大きくなるが、本実施形態では、各改札機2が、通行可否を判定し、料金も判定するので、サーバSの負荷を増大させることなく、独自の料金処理を実施することができる。
【0075】
また、本実施形態では、サーバSが、入場記録、連絡記録、及び入出場記録等に対応するエンコードデータを生成するケースについて説明したが、サーバSに替えて改札機3(プロセッサ31)が、入場記録、連絡記録、及び入出場記録等に対応するエンコードデータを生成してもよい。即ち、サーバSは、改札機3に対して、入場記録、連絡記録、及び入出場記録等を送信し、改札機3は、これら入場記録、連絡記録、及び入出場記録等を受信し、受信した入場記録、連絡記録、及び入出場記録等に対応するエンコードデータを生成し、生成されたエンコードデータに基づき通行可否を判定する。改札機3のプロセッサ31によるエンコードデータの生成は、既存の改札機のエンコードデータの生成機能を利用して実現することができる。
【0076】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0077】
1、2、3…改札機
4…乗車媒体
11…プロセッサ
12…メモリ
13…ユーザインタフェース
14…媒体処理部
15…通信インタフェース
21…プロセッサ
22…メモリ
23…ユーザインタフェース
24…媒体処理部
25…通信インタフェース
31…プロセッサ
32…メモリ
33…ユーザインタフェース
34…媒体処理部
35…通信インタフェース
111…判定部
112…出力部
211…判定部
212…出力部
311…判定部
312…出力部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7