(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024034907
(43)【公開日】2024-03-13
(54)【発明の名称】売買支援装置、及び売買支援方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/08 20120101AFI20240306BHJP
【FI】
G06Q30/08
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022139472
(22)【出願日】2022-09-01
(71)【出願人】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000637
【氏名又は名称】弁理士法人樹之下知的財産事務所
(72)【発明者】
【氏名】泉山 義明
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB73
(57)【要約】
【課題】ユーザが安心してネットショップを介した商品売買ができるように支援する売買支援装置、売買支援方法、及び売買視点プログラムを提供する。
【解決手段】売買支援装置は、第一ウェブサイトでユーザが物品を購入する旨の購入情報を取得する購入情報取得部と、ユーザ間の物品の売買を仲介する第二ウェブサイトで、ユーザが第一ウェブサイトで購入した物品を出品する旨の出品情報を取得する出品情報取得部と、第一ウェブサイトで物品を購入したユーザが当該物品を第二ウェブサイトで出品する際の最低保証額を含む保証情報を取得する保証情報取得部と、第二ウェブサイトでユーザが出品した物品が購入された際の売買価格を含む売買成立情報を取得する売買成立情報取得部と、売買価格が最低保証額を下回る場合に、物品を第二ウェブサイトで出品したユーザに、売買価格と最低保証額との差額分を補填する差額補填処理を実施する保証部と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
インターネットを介して物品を販売する第一ウェブサイトで、ユーザが前記物品を購入する旨の購入情報を取得する購入情報取得部と、
インターネットを介して前記ユーザ間の物品の売買を仲介する第二ウェブサイトで、前記ユーザが前記第一ウェブサイトで購入した前記物品を出品する旨の出品情報を取得する出品情報取得部と、
前記第一ウェブサイトで前記物品を購入したユーザが当該物品を中古品として前記第二ウェブサイトで出品する際の最低保証額を含む保証情報を取得する保証情報取得部と、
前記第二ウェブサイトで、前記ユーザが出品した前記物品が購入された際の売買価格を含む売買成立情報を取得する売買成立情報取得部と、
前記第二ウェブサイトでの前記物品の前記売買価格が、前記物品の最低保証額を下回る場合に、前記物品を前記第二ウェブサイトで出品した前記ユーザに、前記売買価格と前記最低保証額との差額分を補填する差額補填処理を実施する保証部と、
を備える、売買支援装置。
【請求項2】
前記保証情報は、前記保証部による前記差額補填処理を実施する保証期間をさらに含み、
前記購入情報は、前記第一ウェブサイトで前記物品を購入した購入日時を含み、
前記保証部は、前記購入日時から前記保証期間までの間に前記第二ウェブサイトで前記物品を出品した出品日時が含まれる場合に前記差額補填処理を実施する、
請求項1に記載の売買支援装置。
【請求項3】
前記保証期間は、前記物品の種別に応じてそれぞれ異なる、
請求項2に記載の売買支援装置。
【請求項4】
前記最低保証額は、前記物品の種別に応じてそれぞれ異なる、
請求項1に記載の売買支援装置。
【請求項5】
前記最低保証額は、前記第二ウェブサイトで出品される同種の前記物品の出品価格に基づいて設定される、
請求項1に記載の売買支援装置。
【請求項6】
前記第一ウェブサイトでの前記物品の販売を案内する販売案内部を備え、
前記販売案内部は、前記保証情報に基づいた前記最低保証額をさらに案内する、
請求項1に記載の売買支援装置。
【請求項7】
前記出品情報に基づいて、前記第二ウェブサイトでの前記ユーザによる前記物品の出品を案内する仲介案内部を備え、
前記仲介案内部は、前記購入日時から前記保証期間までの間に前記第二ウェブサイトで前記物品を出品した出品日時が含まれる場合に当該物品が新古品である旨を示す保証表示を付与して当該物品の出品を案内する、
請求項2に記載の売買支援装置。
【請求項8】
コンピュータにより物品の売買を支援する売買支援方法であって、
前記コンピュータは、購入情報取得部と、出品情報取得部と、保証情報取得部と、売買成立情報取得部と、保証部とを備え、
前記購入情報取得部が、インターネットを介して物品を販売する第一ウェブサイトで、ユーザが前記物品を購入する旨の購入情報を取得する購入情報取得ステップと、
前記出品情報取得部が、インターネットを介して前記ユーザ間の物品の売買を仲介する第二ウェブサイトで、前記ユーザが前記第一ウェブサイトで購入した前記物品を出品する旨の出品情報を取得する出品情報取得ステップと、
前記保証情報取得部が、前記第一ウェブサイトで前記物品を購入したユーザが当該物品を中古品として前記第二ウェブサイトで出品する際の最低保証額を含む保証情報を取得する保証情報取得ステップと、
前記売買成立情報取得部が、前記第二ウェブサイトで、前記ユーザが出品した前記物品が購入された際の売買価格を含む売買成立情報を取得する売買成立情報取得ステップと、
前記保証部が、前記第二ウェブサイトでの前記物品の前記売買価格が、前記物品の最低保証額を下回る場合に、前記物品を前記第二ウェブサイトで出品した前記ユーザに、前記売買価格と前記最低保証額との差額分を補填する差額補填処理を実施する保証ステップと、
を実施する売買支援方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品の売買を支援する売買支援装置、及び売買支援方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザが新品商品を購入し、不要となった物品を中古販売店に売却する流通形態がある(例えば特許文献1)。
特許文献1は、古書売買管理システムであり、このシステムでは、古本販売店が仕入れたい古本の買取保障に係る情報を作成して、書店が管理する書店端末装置に送信する。買取保障に係る情報とは、書店で販売されて古書となった本を古本販売店が買い取る際の買取条件と、その条件が適用される期間とを含む情報である。新本購入者が書店で新本を購入した後、当該新本を古本販売店に持ち込んで売却する場合に、買取保障の期間内であれば、古本販売店が買取条件で当該古本を買い取る。これにより、新本購入者は、通常よりも高い値段で古本を売却することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年、インターネットの発展により商品を販売するインターネットショップ(以降、ネットショップと略す)が多数展開されている。しかしながら、このようなネットショップを介して通信販売される商品は、実物を手に取って確認することができない。このため、ネットショップで商品を購入したユーザは、自身が意図したものとは異なる商品を購入してしまうことがある。通信販売は、通常、クーリングオフ制度の対象外であり、商品の返品返金ができないケースが多い。
このような場合、ユーザが損失を補填するための1つの手段として、購入した商品を中古品や新古品として、例えばフリーマーケットなどで売却することがある。しかしながら、ユーザがこれらの商品を売却する場合に、当該商品の購入時の金額等、ユーザが希望する金額で売却できないことも多い。
上記特許文献1では、中古販売店(古書販売店)が欲しい商品に対して買取保障を行うものであり、それ以外の商品に対しては買取保障がない。したがって、買取保障がない商品を購入したユーザが、自身が意図したものとは異なる商品を購入してしまった場合に同様の問題が起こりえる。
したがって、ユーザは、ネットショップでの商品の購入に慎重になりがちであり、ユーザが安心してネットショップを介した商品の購入を行えるシステムが望まれている。
【0005】
本発明は、ユーザが安心してネットショップを介した商品売買ができるように支援する売買支援装置、売買支援方法、及び売買視点プログラムを提供することを1つの目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第一態様に係る売買支援装置は、インターネットを介して物品を販売する第一ウェブサイトで、ユーザが前記物品を購入する旨の購入情報を取得する購入情報取得部と、インターネットを介して前記ユーザ間の物品の売買を仲介する第二ウェブサイトで、前記ユーザが前記第一ウェブサイトで購入した前記物品を出品する旨の出品情報を取得する出品情報取得部と、前記第一ウェブサイトで前記物品を購入したユーザが当該物品を中古品として前記第二ウェブサイトで出品する際の最低保証額を含む保証情報を取得する保証情報取得部と、前記第二ウェブサイトで、前記ユーザが出品した前記物品が購入された際の売買価格を含む売買成立情報を取得する売買成立情報取得部と、前記第二ウェブサイトでの前記物品の前記売買価格が、前記物品の最低保証額を下回る場合に、前記物品を前記第二ウェブサイトで出品した前記ユーザに、前記売買価格と前記最低保証額との差額分を補填する差額補填処理を実施する保証部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明では、第一ウェブサイトでの購入した物品が、ユーザにとって意図したものではない場合でも、第二ウェブサイトでその物品を売却することができ、その売却価格が最低保証額に満たない場合でも、その差額分の補填を受けることができる。よって、ユーザは、第一ウェブサイトで、低価格でのお試し購入との感覚で安心して物品を購入することができる。これによって、第一ウェブサイトにおける物品の購入率が高まり、第一ウェブサイトの活性化を図ることができる。また、第二ウェブサイトでは、多くのユーザからより物品が出品されることになり、サービスの活性化を図れ、物品の流通向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の一実施形態に係る売買支援システムの概要を示す模式図。
【
図2】本実施形態の売買支援方法における物品の購入処理を示すフローチャート。
【
図3】本実施形態における販売案内コンテンツの一例を示す図。
【
図4】本実施形態におけるリストコンテンツの一例を示す図。
【
図5】本実施形態におけるアイテム詳細コンテンツの一例を示す図。
【
図6】本実施形態における出品案内コンテンツの一例を示す図。
【
図7】本実施形態の売買支援方法における物品の出品処理を示すフローチャート。
【
図8】本実施形態における出品詳細コンテンツの一例を示す図。
【
図9】本実施形態の売買支援方法における差額補填処理のフローチャート。
【
図10】本実施形態における売買仲介コンテンツのトップ画面の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の売買支援システムの概要を示す模式図である。
本実施形態の売買支援システムは、管理サーバ10と、販売サーバ20と、売買仲介サーバ30とを備え、これらの管理サーバ10、販売サーバ20、及び売買仲介サーバ30により本発明の売買支援装置が構成される。管理サーバ10、販売サーバ20、及び売買仲介サーバ30は、インターネットまたは専用通信回線を介して互いに通信可能に接続されている。また、これらの管理サーバ10、販売サーバ20、及び売買仲介サーバ30は、インターネットを介して、ユーザが所有するユーザ端末40と通信可能に接続されている。
なお、本実施形態では、本開示の売買支援装置が、管理サーバ10と、販売サーバ20と、売買仲介サーバ30とにより構成される例を示すが、各サーバ10,20,30を構成するコンピュータの数は特に限定されない。例えば、1台のコンピュータによって各サーバ10、20,30が構成されてもよく、複数のコンピュータをネットワークで接続して構築されるクラウドサーバにより各サーバ10,20,30が構成されていてもよい。さらには、管理サーバ10、販売サーバ20、及び売買仲介サーバ30をそれぞれ別体に設けられる構成を例示するが、1つのコンピュータを管理サーバ10、販売サーバ20、及び売買仲介サーバ30として機能する売買支援装置としてもよい。或いは、複数のコンピュータをネットワークで接続して構築されるクラウドサーバが、管理サーバ10、販売サーバ20、及び売買仲介サーバ30の機能を有する売買支援装置であってもよい。
【0010】
本実施形態において、管理サーバ10は、ユーザに関する各種情報を管理する。
販売サーバ20は、物品を販売するネットショップ(第一ウェブサイト)を展開する。本実施形態では、物品として新品商品をユーザに販売するものとする。
売買仲介サーバ30は、ユーザ間で物品の売買を仲介するサービス(第二ウェブサイト)を提供するサーバであり、例えば、フリーマーケットサービスやオークションサービスを展開する。
ここで、販売サーバ20は、例えば物品を販売する店舗毎に複数設けられていてもよい。例えば、A店舗が管理する販売サーバ20と、B店舗が管理する販売サーバ20とがそれぞれ別体として設けられていてもよい。或いは、1つの販売サーバ20が複数のネットショップを展開するように構成されていてもよい。
売買仲介サーバ30についても同様であり、複数の売買仲介サーバ30が複数設けられていてもよい。例えば、フリーマーケットサービスを展開する売買仲介サーバ30と、オークションサービスを展開する売買仲介サーバ30とがそれぞれ別体として設けられていてもよい。
以下、各構成について詳細に説明する。
【0011】
[管理サーバ10の構成]
管理サーバ10は、コンピュータにより構成され、第一通信部11と、第一記憶部12と、第一制御部13と、等を含んで構成されている。
第一通信部11は、例えばLAN等を介してインターネットに接続されており、販売サーバ20、売買仲介サーバ30、及びユーザ端末40等の外部装置等と通信する。
【0012】
第一記憶部12は、例えばメモリ、ハードディスク等により構成されたデータ記録装置である。この第一記憶部12は、ユーザデータベース(ユーザDB121)、物品データベース(物品DB122)、出品データベース(出品DB123)を備える。
【0013】
ユーザDB121には、売買支援システムを利用するユーザに関するユーザ情報が複数記録される。
ユーザ情報は、例えば、ユーザ管理情報、ユーザ属性情報、及び、アイテムリスト等が記録される。
ユーザ管理情報は、例えば、個々のユーザを識別するためのユーザID,ユーザ名、ログイン方法(パスワード等)等の情報、つまり、本システムを利用するユーザを管理する情報を記録する。また、ユーザ管理情報として、ユーザが物品を購入する際の決済方法等が記録されている。決済方法としては、例えばクレジットカードを用いた支払い、電子決済を用いた支払い、銀行振込を用いた支払い等の複数の決済方法に対応することができる。クレジットカードの支払いでは、ユーザが使用するクレジットカードのカードナンバーが予め登録されていてもよい。電子決済を用いた支払いでは、用いる電子決済種が予め登録されている。
ユーザ属性情報は、例えばユーザのバイタルデータ、居所、職業、趣味、各種履歴情報方等、ユーザに関する様々な情報を記録する。このユーザ属性情報は、主にユーザがユーザ端末40において設定入力することで記録される。また、ユーザがユーザ端末40において、履歴情報の送信を許可している場合では、ユーザが実施した検索処理の検索履歴、商品の売買に関する売買履歴、GPS装置等により計測される移動履歴等の各種履歴情報が記録される。
【0014】
アイテムリストは、ユーザが所有する物品に関するアイテム情報をリスト化した情報である。ユーザがユーザ端末40を操作して所有する物品に係るアイテム情報を入力したり削除したりすることができる。
アイテムリストには、対象アイテムを識別するアイテムID、後述する物品ID、購入日時、アイテム名、画像等が含まれる。また、物品IDは、販売サーバ20が展開するネットショップで購入された物品に付される識別情報である。購入日時は、ネットショップにより購入された物品に関して設けられ、当該物品を購入した日時が記録される。さらには、当該物品に保証額を含む保証情報(詳細は後述する)が含まれている場合、当該保証情報が記録されていてもよい。
【0015】
物品DB122は、ネットショップで販売される物品(新品商品)に関する物品情報を記録したデータベースである。
物品情報は、物品ID、物品紹介情報、販売価格、及び、保証情報等を含む。
物品IDは、物品を識別する識別情報である。ここで、同一の物品に関して同一の物品IDが付されている。
物品紹介情報は、物品を特定及び紹介する各種情報である。例えば、物品の名称、カテゴリ(例えば、食品、日用品、嗜好品等)、物品を製造する製造元、製造年月日等の物品を特定する情報、物品の商品説明や画像、使用方法等の物品を紹介する情報が記録される。
販売価格は、例えば物品の定価である。
【0016】
保証情報は、ネットショップを介して物品を購入したユーザが、物品仲介サービスを介して出品(販売)する場合に保証される保証内容に関する情報である。保証情報としては、例えば、保証条件と、最低保証額とが含まれる。
保証条件は、ユーザが物品をネットショップで購入してから物品仲介サービスに出品するまでの期間(保証期間)や、ユーザ使用による物品の損傷程度等の条件が記録される。
本実施形態では、一例として保証期間が設定される例を示す。また、保証期間は、物品のカテゴリ(種別)等によってそれぞれ異なっていることが好ましく、さらに、季節等の時期によって異なっていてもよい。例えば、食品などの早期に流通させたいものの保証期間は短く設定されていてもよい。また、衣服の場合では、夏季期間における夏服の保証期間を短くし、冬季期間における夏服の保証期間を短くしてもよい。夏季期間において夏服を着る機会は多いため、保証期間を短くすることで、ユーザが当該夏服を着る機会を少なくでき、新品に近い状態の衣服を売買仲介サービスに出品させることができる。
【0017】
最低保証額は、フリーマーケットやオークションでその物品を売却した場合にユーザが保証される最低金額を示している。すなわち、本実施形態では、ユーザが保証条件の範囲内であれば、ネットショップで購入した物品をフリーマーケットやオークションで売却した場合に、保証情報に記録された最低保証額が保証される。
最低保証額は、例えば、物品の定価に対して所定の割合(例えば8割等)の金額が設定されてもよく、当該物品が売買仲介サービスで取引されている平均相場であってもよい。最低保証額として、物品のカテゴリ等によって異なる割合が設定されていることが好ましい。例えば、有名ゲーム等の多くの人に人気の物品に関しては、定価に対して比較的高めの割合となる最低保証額が設定されていてもよい。
また、保険期間と同様、季節などの時期によって最低保証額が異なっていてもよい。
【0018】
なお、複数の販売サーバ20がある場合、販売サーバ20において複数のネットショップが展開されている場合等、それぞれ異なる複数のネットショップを展開している場合では、ネットショップ毎に物品情報が記録されていてもよい。例えば、ネットショップAと、ネットショップBとで、同一の商品(物品α)を販売している場合、ネットショップAで販売する物品αに関する物品情報と、ネットショップBで販売する物品αの物品情報が記録されていてもよい。この場合、物品情報の販売価格として、それぞれのネットショップで実際に販売している実際の価格が記録されていてもよく、これに応じて保証情報(例えば保証期間や、最低保証額)が異なっていてもよい。
【0019】
出品DB123には、ユーザが物品仲介サービスで出品した際の出品情報が記録される。
出品情報は、各々の出品情報を識別する出品ID、物品を出品したユーザを示すユーザID、出品された物品を示す対象物品情報、ユーザが希望する出品価格、対象保証情報等が含まれる。
対象物品情報は、ユーザが出品した物品に関する情報であり、例えば上述した物品特定情報と同様、物品の名称、カテゴリ、製造元、製造年月日等が記録されてもよい。また、出品情報は、対象物品情報はユーザ(出品者)が自由に編集可能な情報であり、その他、ユーザのコメントを記載することが可能である。
対象保証情報は、出品された物品が本システムにおけるネットショップ(第一ウェブサイト)で購入した物品であり、当該物品の物品情報に保証情報が付与されている場合に、当該保証情報が記録される。なお、保証情報の代わりに、当該保証情報を記録した物品情報を示す物品IDが記録されてもよい。
また、本実施形態では、説明の簡略化のため物品仲介サービスが1つである例を示すが、例えば、フリーマーケットサービスとオークションサービスとの双方を展開している場合では、出品情報として、それぞれのサービスを特定するサービスIDがさらに記録されていてもよい。
【0020】
また、第一記憶部12には、管理サーバ10を制御するための各種プログラムや各種データが記録されている。
なお、ここでは、管理サーバ10の第一記憶部12に、ユーザDB121、及び物品DB122、出品DB123が設けられる例を示すが、管理サーバ10とネットワークを介して通信可能に接続された他のデータサーバやクラウドストレージに、これらの、ユーザDB121、物品DB122、及び出品DB123が設けられる構成としてもよい。
また、物品DB122が、販売サーバ20に設けられ、出品DB123が売買仲介サーバ30に設けられる構成としてもよい。さらに、販売サーバ20及び売買仲介サーバ30の双方にユーザDB121が設けられる構成としてもよい。この場合、販売サーバ20が保有するユーザ情報のユーザが、売買仲介サーバ30が保有するどのユーザ情報に対応するかを示す情報が設けられていることが好ましい。例えば、販売サーバ20が提供するネットショップサービスと、売買仲介サーバ30が提供する売買仲介サービスとで同一のユーザIDを用いるようにしてもよい。
【0021】
第一制御部13は、CPU(Central Processing Unit)等の演算回路、RAM(Random Access Memory)等の記録回路により構成される。第一制御部13は、第一記憶部12等に記録されている各種プログラムをRAMに展開し、RAMに展開されたプログラムとの協働により各種処理を実行する。そして、第一制御部13は、第一記憶部12に記録された売買支援プログラムを読み込み実行することで、
図1に示すように、購入情報取得部131、出品情報取得部132、保証情報取得部133、売買成立情報取得部134、保証部135、及び情報更新部136等として機能する。
【0022】
購入情報取得部131は、ユーザがネットショップで物品を購入した場合に、販売サーバ20から購入情報を取得する。購入情報としては、少なくとも、物品を購入したユーザを特定する情報(ユーザID等)、及び購入対象の物品の物品IDを含む。
【0023】
出品情報取得部132は、ユーザが物品をフリーマーケットやオークション等の売買仲介サービスに出品した場合に、売買仲介サーバ30から出品情報を取得する。出品した物品が、過去にユーザがネットショップで購入した物品である場合、その物品IDが出品情報に含まれる。
【0024】
保証情報取得部133は、出品情報に含まれる物品IDの物品に対して、保証情報が付与されているか否かを判定し、さらに、保証情報が付与されている場合は、物品DB122の対象の物品情報から保証情報を取得する。
【0025】
売買成立情報取得部134は、売買仲介サーバ30から出品した物品の売買が成立した旨の売買成立情報を取得する。売買成立情報には、例えばユーザID、出品ID、物品の売買価格が含まれる。
【0026】
保証部135は、売買成立情報と保証情報とに基づいて、売買価格と最低保証額との差額分に相当する補填をユーザに提供する差額補填処理を実施する。なお、売買価格と最低保証額との差分に相当する補填とは、差額分の金銭の提供であってもよく、差額分に相当するクーポンや他の物品の提供であってもよい。
【0027】
情報更新部136は、ユーザDB121、物品DB122、出品DB123の各情報を更新(編集)したり、新規に登録したり、削除したりする。例えば、ユーザが販売サーバ20で物品を購入した場合、情報更新部136は、購入した物品をユーザ情報のアイテムリストに登録する。また、当該アイテムリストに登録された物品が売買仲介サービスで出品され、他のユーザに売却された場合に、アイテムリストからその物品を削除し、代わりに、物品を購入したユーザのアイテムリストに当該物品を登録する。
【0028】
[販売サーバ20の構成]
販売サーバ20は、コンピュータにより構成され、第二通信部21と、第二記憶部22と、第二制御部23と、等を含んで構成されている。
第二通信部21は、第一通信部11と同様、例えばLAN等を介してインターネットに接続されており、管理サーバ10、売買仲介サーバ30、及びユーザ端末40等の外部装置等と通信する。
【0029】
第二記憶部22は、例えばメモリ、ハードディスク等により構成されたデータ記録装置である。この第二記憶部22は、販売サーバ20を制御する各種プログラムや各種データを記憶する。
第二記憶部22に記憶されるデータとして、上述したように、ユーザ情報や物品情報が記録されていてもよい。この場合、販売サーバ20が展開するネットショップで販売する物品に関する物品情報が記録されていればよく、当該ネットショップを利用するユーザのユーザ情報が記録されていればよい。つまり、管理サーバ10の第一記憶部12に記憶される物品DB122に、全ての販売サーバ20において販売される物品が記憶されるのに対し、第二記憶部22に記憶される物品情報は、個々の販売サーバ20が展開するネットショップサービスで販売する商品に関する物品情報が記録されていればよい。
【0030】
ユーザ情報に関しても同様であり、管理サーバ10のユーザDB121に本システムを利用する全てのユーザのユーザ情報が記録されるのに対し、第二記憶部22には、販売サーバ20が提供するネットショップサービスを利用するユーザに関するユーザ情報が記録されていてもよい。
【0031】
第二制御部23は、CPU等の演算回路、RAM等の記録回路により構成される。第二制御部23は、第二記憶部22等に記録されている各種プログラムをRAMに展開し、RAMに展開されたプログラムとの協働により各種処理を実行する。そして、第二制御部23は、第二記憶部22に記録されたプログラムを読み込み実行することで、
図1に示すように、販売案内部231、販売処理部232、及び購入情報送信部233として機能する。
【0032】
販売案内部231は、ユーザ端末40から販売サーバ20が提供するネットショップを利用する旨の要求が送信された場合に、ユーザ端末40に販売案内コンテンツを送信する。具体的には、販売案内部231は、インターネット上に、物品を販売するネットショップコンテンツをユーザ端末40から閲覧可能に公開する。これにより、ユーザは、ユーザ端末40でネットショップコンテンツにアクセスすることで、当該ネットショップコンテンツを閲覧することができる。
【0033】
販売処理部232は、販売案内コンテンツに対して所定の物品を購入する旨の購入要求がユーザ端末40から送信された場合に販売処理を実施する。
【0034】
購入情報送信部233は、ユーザにより物品が購入されると、管理サーバ10に購入情報を送信する。
【0035】
[売買仲介サーバ30の構成]
売買仲介サーバ30は、コンピュータにより構成され、第三通信部31と、第三記憶部32と、第三制御部33と、等を含んで構成されている。
第三通信部31は、第一通信部11と同様、例えばLAN等を介してインターネットに接続されており、管理サーバ10、販売サーバ20、及びユーザ端末40等の外部装置と通信する。
【0036】
第三記憶部32は、例えばメモリ、ハードディスク等により構成されたデータ記録装置である。この第三記憶部32は、売買仲介サーバ30を制御する各種プログラムや各種データを記憶する。
第三記憶部32に記憶されるデータとして、上述したように、ユーザ情報や出品情報が記録されていてもよい。また、管理サーバ10の第一記憶部12に記憶される出品DB123に、全ての売買仲介サーバ30において売買仲介される物品が記憶されるのに対し、第三記憶部32に記憶される出品情報は、個々の売買仲介サーバ30が展開する売買仲介サービスで取り扱われる物品に関する出品情報が記録されていてもよい。
【0037】
ユーザ情報に関しても同様であり、管理サーバ10のユーザDB121に本システムを利用する全てのユーザのユーザ情報が記録されるのに対し、第三記憶部32には、売買仲介サーバ30が提供する売買仲介サービスを利用するユーザに関するユーザ情報のみが記録されていてもよい。
【0038】
第三制御部33は、CPU等の演算回路、RAM等の記録回路により構成される。第三制御部33は、第三記憶部32等に記録されている各種プログラムをRAMに展開し、RAMに展開されたプログラムとの協働により各種処理を実行する。そして、第三制御部33は、第三記憶部32に記録されたプログラムを読み込み実行することで、
図1に示すように、仲介案内部331、出品受付部332、売買処理部333、及び売買成立情報送信部334として機能する。
【0039】
仲介案内部331は、ユーザ端末40から売買仲介サーバ30が提供する売買仲介サービスを利用する旨の要求が送信された場合に、ユーザ端末40に売買仲介コンテンツを送信する。具体的には、仲介案内部331は、インターネット上に、物品の売買仲介を支援する売買仲介コンテンツをユーザ端末40から閲覧可能に公開する。これにより、ユーザは、ユーザ端末40で売買仲介コンテンツにアクセスすることで、当該売買仲介コンテンツを閲覧することができる。なお、売買仲介コンテンツの詳細は後述する。
【0040】
出品受付部332は、ユーザ端末40から、物品を売却する旨の出品情報を受け付ける。また、出品受付部332は、受け付けた出品情報を管理サーバ10に送信する。出品受付部332は、受け付けた出品情報をさらに第三記憶部32に記憶してもよい。
【0041】
売買処理部333は、仲介案内コンテンツに対して、ユーザ間での物品の売買を支援する。つまり、仲介案内コンテンツに紹介されている出品情報を閲覧するユーザが物品を購入する旨の情報をユーザ端末40に入力することで、売買処理部333は、物品の売買が成立したと判定し、決済処理を実施する。
【0042】
売買成立情報送信部334は、売買が成立した出品情報の出品IDと、売買価格とを含む売買成立情報を管理サーバ10に送信する。
【0043】
[ユーザ端末40の構成]
ユーザ端末40は、ユーザが保有する端末装置であり、例えばスマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピューター等のコンピュータにより構成されている。ユーザ端末40の具体的な構成の図示は省略するが、ユーザ端末40は、一般的なコンピュータが有する基本的な構成を有する。すなわち、ユーザ端末40は、ユーザの操作を受け付ける入力操作部、画像情報を表示させるディスプレイ、各種情報を記録する記録装置、各種情報を演算処理する演算回路(CPU等)を備えている。
【0044】
[売買支援方法]
次に、上述したような売買支援システム1を用いた売買支援方法について説明する。
図2は、本実施形態の売買支援方法における物品の購入処理を示すフローチャートである。
ユーザは、ユーザ端末40を操作し、販売サーバ20が展開するネットショップ(第一ウェブサイト)にアクセスすると、販売サーバ20の販売案内部231は、ユーザ端末40に物品の販売を案内する販売案内コンテンツを送信する(ステップS11)。
図3は、販売案内コンテンツ50の一例を示す図である。
なお、
図3は、1つの物品を紹介する販売案内コンテンツ50の一例であるが、複数の物品を一覧表示したコンテンツ等であってもよく、物品を一覧表示したコンテンツにおいていずれかの物品を選択することで
図3のような販売案内コンテンツ50が表示されてもよい。
【0045】
この販売案内コンテンツ50は、物品の販売を案内するコンテンツであり、例えば、
図3に示すように、物品紹介欄51、販売価格表示部52、購入選択部53、及び保証表示部54等を備える。
物品紹介欄51は、物品情報に記録される物品特定情報、物品紹介情報等に基づく情報が表示される部分であり、例えば商品である物品の写真やイラスト、物品の名称や製造元、物品のカテゴリ、物品についての説明文等が表示される。
販売価格表示部52は、物品の販売価格を表示する部分である。
購入選択部53は、物品の購入手続きに進む旨のアイコンである。
【0046】
保証表示部54は、保証情報の記録された保証内容が表示される。
例えば、
図3の例では、保証表示部54として、「お試し購入」と記載された画像が表示されている。これは、ユーザが物品を購入したものの気に入らなかった場合に所定の売買仲介サービスで最低保証額以上での売却が可能な旨を示している。つまり、最低保証額を含む保証情報が関連付けられている物品であることを示す。
また、保証表示部54として、さらに最低保証額が表示されていることが好ましい。これにより、仮にユーザが、意図しない物品を購入してしまった場合に、その物品を売買仲介サービスで売却した際に、どの程度の返金を受けることができるかを把握することができる。
【0047】
ユーザがユーザ端末40を操作して購入選択部53を選択すると、ユーザ端末40から販売サーバ20に購入要求が送信される。販売処理部232は、購入要求を受信すると(ステップS12)、販売処理を実施する(ステップS13)。
例えば、販売処理部232は、ユーザ端末40に対して決済処理の実施を促し、決済処理が完了した後に配送処理を実施する。
決済処理としては、従来の手法を用いることができ、例えば、クレジットカード決済、電子マネー決済、銀行振込決済等が例示できる。クレジットカード決済の場合、販売処理部232は、登録されたクレジットカードに対応したカード管理サーバと通信して、物品の販売価格の支払いを要求する決済要求を送信する。また、電子マネー決済の場合、販売処理部232は、ユーザ端末40に電子マネー決済を利用するための電子決済アプリケーション(決済アプリ)の起動を促し、電子マネー決済による電子マネーの送金先と金額とをユーザ端末40に送信する。銀行振込決済の場合、販売処理部232は、振込先の情報と金額とをユーザ端末40に送信してもよく、銀行がオンライン決済に対応している場合、オンライン決済を行う銀行管理サイトのURLを案内して決済処理を促す。
また、配送処理は、例えば第二記憶部22に記録された配送リストに、決済処理が完了した物品、及び送付先等の配送に必要な情報を登録し、配送担当者に通知する。配送担当者が配送リストを確認することで、配送担当者による配送作業が実施される。
【0048】
この後、購入情報送信部233は、物品を購入したユーザのユーザID、及び購入対象の物品の物品ID、購入日時等を含む購入情報を、管理サーバ10に送信する(ステップS14)。
【0049】
管理サーバ10の購入情報取得部131は、販売サーバ20から購入情報を受信すると(ステップS21)、ユーザ情報のアイテムリストに当該購入情報に対応する物品の情報を登録する(ステップS22)。例えば、購入情報取得部131は、購入日時及び物品IDをアイテムリストに登録する。これにより、物品DB122からユーザが購入した物品を容易に特定でき、物品に保証情報が関連付けられているかを容易に判定できる。
なお、ここでは、アイテムリストに購入日時と物品IDを記録する例を示すが、物品DB122の物品情報を読み出して、物品紹介情報、保証情報をアイテムリストに登録するようにしてもよい。
【0050】
なお、管理サーバ10は、ユーザ端末40からアイテムリストの閲覧を要求する要求情報を受信することで、ユーザ端末40にリストコンテンツ60(
図4参照)を送信する。また、図示は省略するが、
図3に示すような販売案内コンテンツ50からリストコンテンツ60に遷移できるように、販売案内コンテンツ50にリストコンテンツ60へのリンクを設けてもよい。
図4は、リストコンテンツ60の一例を示す図である。
このリストコンテンツ60は、例えば、
図4に示すように、アイテム欄61と、アイテム追加欄62と、ソート部63と、編集部64と、総価値表示部65と等を有する。
アイテム欄61には、ユーザが所有する物品に関するアイテム情報61Aの一覧が表示され、各アイテム情報61Aには、例えば物品の名称、写真又はイラスト、相場価格等が表示される。アイテム欄61に並ぶアイテム情報61Aのいずれかが選択されると、後述するアイテム詳細コンテンツ66(
図5参照)に遷移する。
アイテム追加欄62は、ユーザが任意の物品をアイテム欄61(アイテムリスト)に追加する場合に選択する部分である。ユーザがユーザ端末40においてアイテム追加欄62を選択することで、物品の追加を案内するアイテム追加案内画面(図示略)に遷移し、アイテム欄61に表示する物品を追加することができる。
ソート部63は、アイテム欄61に表示されるアイテム情報61Aの表示順を変更する。ユーザによりソート部63が選択されると、例えば、購入日時の新しい順、購入日時の古い順、価格が高い順、価格が低い順等のソート選択部(図示略)が表示され、ユーザがいずれかを選択することで、アイテム欄61の表示されるアイテム情報61Aの表示順が変更される。
編集部64は、ユーザにより選択されることで、アイテム欄61に表示されたアイテム情報61Aの削除や編集を行う。
総価値表示部65は、アイテム欄61に並ぶアイテム情報61Aの物品の相場価格の合計値である。
【0051】
次に、本実施形態の売買支援方法における物品の出品処理を説明する。
図5は、アイテム詳細コンテンツ66の一例を示す図である。
図4に示すリストコンテンツ60において、アイテム欄61に表示さればアイテム情報61Aが選択されることで、管理サーバ10は、ユーザ端末40に、
図5に示すようなアイテム詳細コンテンツ66を送信して表示させる。
アイテム詳細コンテンツ66では、アイテム詳細欄67と、アイテム編集部68と、出品アイコン69と等が設けられる。
アイテム詳細欄67は、物品の詳細情報である。このアイテム詳細情報は、例えば、ユーザがネットショップ(販売案内コンテンツ50)で購入した物品に関して、物品DB122の物品情報から取得された情報が表示される。また、ユーザが任意にアイテムリストに追加した物品に関してはユーザが編集した内容が表示される。
アイテム編集部68は、アイテム詳細欄67に記載の情報をユーザが編集するためのアイコンである。アイテム編集部68がユーザにより選択されることで、例えばアイテム詳細の編集画面(図示略)に遷移し、情報の編集が可能となる。
【0052】
出品アイコン69は、物品を所定の売買仲介サービスに出品する際に選択するアイコンである。出品アイコン69が選択されることで、売買仲介サービスのURLを入力したり、売買仲介サービスが提供する専用のアプリケーションを起動させたりすることなく、売買仲介サービスが提供する出品案内コンテンツに遷移し、当該物品の出品が可能となる。
【0053】
図6は、出品案内コンテンツ70の一例を示す図である。
出品案内コンテンツ70は、例えば、紹介表示欄71と、コメント記載欄72と、出品価格入力欄73と、確定アイコン74とを備える。
【0054】
紹介表示欄71は、出品する物品に関する情報を表示する部分である。
本実施形態では、
図5に示すようなアイテム詳細コンテンツ66においてユーザが出品アイコン69を選択することで、出品案内コンテンツ70が表示されるため、紹介表示欄71には、物品情報に基づいた物品の詳細が予め入力される。
この際、物品情報として保証情報が記録されている場合、
図6に示すように、当該物品が新古品である旨が自動的に付与される。
コメント記載欄72は、ユーザによるユーザ端末40の操作により、任意のコメントを入力可能な入力欄である。
出品価格入力欄73は、ユーザによるユーザ端末40の操作により、物品の初期価格を入力する入力欄である。
確定アイコン74は、出品を確定し、出品情報を売買仲介サーバ30に送信する旨のアイコンである。
ユーザがユーザ端末40を操作して確定アイコン74を選択することで、ユーザIDとともに出品情報が売買仲介サーバ30に送信される。
【0055】
なお、本実施形態では、ネットショップで購入した保証情報が付与された物品を売買仲介サービスに出品する例であるが、その他のユーザ所有の物品を売買仲介サービスに出品することももちろん可能である。この場合、従来と同様に、売買仲介サービスが提供するコンテンツの案内にしたがって出品情報を売買仲介サーバ30に送信すればよい。
【0056】
図7は、本実施形態の売買支援方法における物品の出品処理を示すフローチャートである。
本実施形態において、売買仲介サーバ30の出品受付部332は、ユーザ端末40から出品情報を受信すると(ステップS31)、当該出品情報を管理サーバ10に送信する(ステップS32)。この出品情報には、ユーザIDと、アイテムリストにおけるアイテムIDユーザIDが含まれている。
管理サーバ10の出品情報取得部132は、売買仲介サーバ30から出品情報を受信すると(ステップS41)、出品DB123に登録する(ステップS42)。
また、管理サーバ10の保証情報取得部133は、得られた出品情報のユーザID、及びアイテムIDから、出品された物品が、販売サーバ20が公開する販売案内コンテンツ50(ネットショップ)から購入されたものであるか否かを判定する(ステップS43)。つまり、出品情報取得部132は、例えばユーザIDに対応するユーザ情報のアイテムリストから、アイテムIDに対応するアイテム情報を特定し、当該アイテム情報に含まれる物品IDから、物品情報を特定する。
なお、ユーザがアイテム追加欄62から任意に追加したアイテム情報である場合、物品IDが付されないため、対応する物品情報を特定できない。
【0057】
ステップS43でYESと判定されると、さらに、保証情報取得部133は、出品された物品に保証情報が関連付いているか否か、つまり、物品情報に保証情報が含まれるか否かを判定する(ステップS44)。つまり、特定した物品情報に保証情報が含まれているか否かを判定する。
ステップS44でYESと判定される場合、保証情報取得部133は、その保証情報を取得し、保証情報と物品購入日時とを含む応答情報を売買仲介サーバ30に送信する(ステップS45)。
なお、ステップS43及びステップS44でNOと判定される場合、保証情報取得部133は、保証情報がない旨の応答情報を売買仲介サーバ30に送信する(ステップS46)。
【0058】
売買仲介サーバ30の出品受付部332は、ステップS45またはステップS46により送信された応答情報を受信すると、出品詳細コンテンツ80(
図8参照)を生成する(ステップS33)。
出品受付部332は、保証条件を満たす場合、つまり、ネットショップでの物品の購入日時から保証期間内に当該物品を出品する出品日時が含まれる場合に、保証内容を含む出品詳細コンテンツ80を生成する。一方、保証条件を満たさない、又は保証情報がない場合に、保証内容を含まない出品詳細コンテンツ80を生成する。
【0059】
図8は、出品詳細コンテンツ80の一例を示す図である。
出品詳細コンテンツ80では、商品紹介情報81と、出品価格82と、価格相談欄83と、購入アイコン84とを備える。
商品紹介情報81は、出品情報に基づいた物品の紹介が表示される。また、出品された物品が、販売サーバ20が展開するネットショップから購入した物品である場合、管理サーバ10に物品情報が記録されている。したがって、商品紹介情報として、物品情報に記録された物品特定情報や物品紹介情報を用いてもよい。出品情報としてコメント記載欄72に記載されたコメントがある場合は、当該コメントも商品紹介情報81に表示される。
さらに、ステップS33において、保証内容を含む出品詳細コンテンツ80が生成される場合、商品紹介情報81に保証内容が含まれる。例えば、
図8の例では、保証表示81A及び未使用経過時間81Bが表示される。
保証表示81Aは、例えば、出品された物品が、ネットショップによって購入された後、ほぼ使用されていないもの(つまり、新古品)であることを証明する表示であり、例えば、
図8に示すように、「新古品保証」である旨を表示する。また、未使用経過時間81Bは、当該物品が購入されてからの経過日数を示す。
【0060】
出品価格82は、出品者により設定された物品の希望販売価格である。
価格相談欄83は、例えば、購入希望者が値下げを要求する場合に金額を入力する希望額入力欄83Aや、出品者とのメッセージのやり取りを行うためのメッセージアイコン83Bを備える。
購入アイコン84は、購入希望者が、設定された金額での購入を希望する場合に選択するアイコンである。
なお、上記のように、ユーザ情報のアイテムリストから出品情報が生成された場合、情報更新部136は、当該アイテムリストの出品対象となっているアイテム情報について、売買仲介サービスにおいて出品中である旨を示すフラグ情報を付与することが好ましい。これにより、ユーザがアイテムリストのどのアイテムが出品中であるかを容易に確認することができる。
【0061】
次に、本実施形態の売買支援方法において、売買仲介サービスで保証情報が付与された物品が購入された場合の差額補填処理について説明する。
図9は、本実施形態の売買支援方法における差額補填処理のフローチャートである。
売買仲介サービスを利用して物品の購入を希望するユーザ(購入ユーザ)が、ユーザ端末40を操作し、売買仲介サーバ30が展開する売買仲介サービス(第二ウェブサイト)にアクセスすると、売買仲介サーバ30の仲介案内部331は、購入ユーザのユーザ端末40に売買仲介コンテンツを送信する(ステップS51)。
【0062】
図10は、売買仲介コンテンツ85のトップ画面の一例を示す図である。
売買仲介コンテンツ85では、例えば
図10に示すように、下部のタブにホームアイコン86、出品アイコン87、お気に入りアイコン88、マイページアイコン89等が設けられる。
ホームアイコン86は、
図10に示すような売買仲介コンテンツ85のトップ画面を表示させるアイコンである。ホームアイコン86が選択されることで、複数のユーザが出品する物品(出品情報90)の一覧が表示される。
【0063】
出品アイコン87は、ユーザが物品を出品する場合に選択するアイコンであり、選択されることで、所定の出品案内コンテンツ(図示略)に遷移し、ユーザが所有する物品の出品が可能となる。
お気に入りアイコン88は、ユーザがお気に入りとしてマーキングした物品を表示させるアイコンである。お気に入りアイコン88が選択されることで、お気に入り登録された物品(出品情報)の一覧が表示される。
マイページアイコン89は、売買仲介サービスにおける各種設定を行うアイコンであり、ユーザにより選択されることで、例えば、自身のプロフィールの編集、支払い方法の設定等を編集することが可能となる。
【0064】
図10に示すような売買仲介コンテンツ85において、一覧表示された出品情報90のいずれか1つがユーザ端末40で選択されると、ユーザ端末40は、当該出品情報の詳細を表示させる旨の出品詳細要求を売買仲介サーバ30に送信する。
売買仲介サーバ30は、出品詳細要求を受信すると(ステップS52)、ユーザ端末40に
図8に示すような出品詳細コンテンツ80を送信し、ユーザ端末40に表示させる(ステップS53)。
ここで、上述したように、保証情報が関連付けられた物品に関する出品詳細コンテンツ80では、保証表示81A及び未使用経過時間81Bが表示される。これらの保証表示81A及び未使用経過時間81Bが表示されるは、物品を出品するユーザ(出品ユーザ)がコメントとして記載されたものではなく、自動で付与されるものであるため、信頼性が高い情報となり、物品の購入を希望するユーザ(購入ユーザ)は、物品の購入に関して適正な判断を行うことができる。
【0065】
購入ユーザが、ユーザ端末40において、購入アイコン84を選択すると、ユーザ端末40から売買仲介サーバ30に出品された物品を購入する旨の購入要求が送信される。
売買仲介サーバ30の売買処理部333は、購入要求を受信すると(ステップS54)、物品の売買が成立したと判定し、決済処理を実施する(ステップS55)。
決済処理としては、例えば、出品ユーザが予め送金先を登録しておき、購入ユーザが、売買仲介サーバ30を介して、決済を実施することが好ましい。購入ユーザが、売買仲介サーバ30が指定する送金先に購入費用を送金する決済処理を実施した後、売買処理部333が、出品ユーザが登録した送金先に当該購入費用を送金する。決済方法としては特に限定されず、例えばクレジットカードを用いた支払い、電子決済を用いた支払い、銀行振込を用いた支払い等の複数の決済方法に対応することができる。これにより、価格相談等によって購入価格が変動していた場合でも、売買仲介サーバ30が売買成立時の売買価格を把握することができる。
なお、売買仲介サーバ30を介さずにユーザ間で送金が実施されてもよい。この場合では、売買処理部333は、例えば、出品ユーザ及び購入ユーザの一方、若しくは双方に対して、物品の売買が成立した場合の物品の売買価格の入力を求める金額入力要求を送信し、出品ユーザ及び購入ユーザの一方又は双方のユーザ端末40から売買価格を取得する。
【0066】
この後、売買仲介サーバ30の売買成立情報送信部334は、管理サーバ10に売買が成立した出品情報の出品IDと、売買価格とを含む売買成立情報を送信する(ステップS56)。
【0067】
管理サーバ10の売買成立情報取得部134が、売買成立情報を受信すると(ステップS61)、保証部135が差額補填処理を実施する。なお、保証部135が差額補填処理を実施する対象は保証条件を満たす物品であり、物品の購入日時から保証期間内に当該物品の出品日時が含まれる場合である。
具体的には、保証部135は、売買価格が最低保証額よりも小さいか否かを判定する(ステップS62)。ステップS62でYESと判定される場合、その差額分に相当する補填を出品ユーザに提供する(ステップS63)。例えば、保証部135は、売買価格と最低保証額との差額部の金銭を、出品ユーザが予め登録しておいた送金先に送金してもよい。送金は、電子マネーや銀行振込、クレジットカードによる送金等いずれを用いてもよい。また、金銭の送金に限定されるものではなく、例えば、所定のサービスを利用する際に得られる特典ポイントであってもよく、他の商品を購入する際に割引券などとして使用可能なクーポンであってもよい。なお、差額部の補填を行う主体は、管理サーバ10の管理者であってもよく、当該物品の販売元であるネットショップであってもよい。
ステップS62でNoと判定される場合は、保証部135による差額補填処理は実施されない。
以上の後、情報更新部136は、アイテムリストから、売買成立した物品に関するアイテム情報を削除してアイテムリストを更新する(ステップS64)。
【0068】
[本実施形態の作用効果]
本実施形態の売買支援システム1は、管理サーバ10、販売サーバ20、及び売買仲介サーバ30を備え、各サーバ10,20,30がユーザ端末40とインターネットを介して通信可能となる。管理サーバ10では、第一制御部13が第一記憶部12に記憶されたプログラムを読み込み実行することで、購入情報取得部131、出品情報取得部132、保証情報取得部133、売買成立情報取得部134、保証部135、及び情報更新部136として機能する。
購入情報取得部131は、販売サーバ20が展開するネットショップ(第一ウェブサイト)でユーザが物品を購入する旨の購入情報を取得する。
出品情報取得部132は、売買仲介サーバ30が展開する売買仲介サービス(第二ウェブサイト)で、ユーザがネットショップで購入した物品を出品する旨の出品情報を取得する。
保証情報取得部133は、ユーザがネットショップで購入した物品を中古品(新古品)として売買仲介サービスで出品する際の最低保証額を含む保証情報を取得する。
売買成立情報取得部134は、売買仲介サービスで、ユーザが出品した物品が購入された際の売買価格を含む売買成立情報を取得する。
保証部135は、売買仲介サービスでの物品の売買価格が最低保証額を下回る場合に、出品ユーザに、売買価格と最低保証額との差額分を補填する差額補填処理を実施する。
【0069】
このような売買支援システム1では、ネットショップでの購入した物品が、ユーザにとって意図したものではない場合でも、売買仲介サービスで売却することができ、その売却価格が最低保証額に満たない場合でも、その差額分の補填を受けることができる。つまり、実際に物品を手にすることができないネットショップでは、購入した物品が自分の意図した物とは異なる場合があるが、このような場合でも売買仲介サービスで最低保証額での売却が保証されることになる。よって、ユーザは、ネットショップで、低価格でのお試し購入との感覚で物品を手軽に購入することができる。また、売買仲介サービスでは、多くの出品が得られることで、サービスの活性化を図れ、物品の流通向上を図れる。
【0070】
本実施形態において、保証情報は、保証部135による差額補填処理を実施する保証期間を含む。そして、保証部135は、物品に関する購入情報を取得した後、当該物品に関する出品情報が取得されるまでの期間が、保証期間内である場合に差額補填処理を実施する。
これにより、新古品に近い物品が多く売買仲介サービスで流通することになり、売買仲介サービスを利用するユーザの拡大を図ることができる。
【0071】
本実施形態において、前記保証期間は、前記物品の種別に応じてそれぞれ異なる。
例えば、物品によって傷みやすさが異なり、傷みやすい物品程短い保証期間を設定する。これにより、痛みが大きい物品が新古品や、新品に近い中古品として出品される不都合を抑制できる。
【0072】
本実施形態において、最低保証額は、物品の種別に応じてそれぞれ異なることが好ましい。
これにより、例えば人気で品薄の商品に対しては高い最低保証額を設定することで、出品ユーザの損失を少なくでき、物品の流通をより活性化することができる。
【0073】
本実施形態において、最低保証額は、売買仲介サービスで出品される同種の物品の出品価格に基づいて設定されてもよく、例えば、同種の物品の平均相場であってもよい。
このように、その物品の一般的な流通価格に基づいて最低保証額を設定することで、出品ユーザが意図しない物品をネットショップで購入してしまった場合でも、その物品の適正価格での売却が保証されることになり、出品ユーザの損失を抑制できる。
【0074】
本実施形態では、売買支援装置を構成する販売サーバ20の第二制御部23は、第二記憶部22に記憶されたプログラムを読み込み実行することで、販売案内部231として機能する。この販売案内部231は、販売案内コンテンツをユーザ端末40に送信することで、ネットショップでの物品の販売を案内する。そして、販売案内部231は、保証情報に基づいた最低保証額をさらに案内する。
これにより、ネットショップで物品を購入するユーザが、仮に意図しない物品を購入してしまった場合に、どの程度の返金を受けることができるかを把握することができる。このため、ユーザが物品を購入しやすくなり、ネットショップでの買い物の敷居を下げることができ、ネットショップの活性化を図ることができる。
【0075】
本実施形態では、売買支援装置を構成する売買仲介サーバ30の第三制御部33は、第三記憶部32に記憶されたプログラムを読み込み実行することで、仲介案内部331として機能する。仲介案内部331は、出品情報に基づいて、売買仲介サービスでのユーザが出品した物品を案内する。そして、仲介案内部331は、物品に関する購入情報を取得した後、物品に関する出品情報が取得されるまでの期間が、保証期間内である場合、つまり、ネットショップで購入した物品を売買仲介サービスに出品する時に、出品タイミングが保証期間内であれば、当該物品が新古品である旨を示す保証表示を付与した出品詳細コンテンツ80を生成して物品の出品を案内する。
これにより、売買仲介サービスにおいて、購入希望のユーザはどの物品が新古品であるかが容易に確認できる。また、出品ユーザのコメントは、自由記載であるために「新古品」とのコメントがあったとしてもその信頼性は低い。これに対して、本実施形態では、出品ユーザのコメントとしてではなく、出品ユーザがネットショップで物品を購入した日時から予め設定された保険期間内で出品された物品を新古品として自動的に保証表記を行うため、新古品の記載の信頼性が非常に高い。したがって、購入ユーザは安心して新古品を購入することが可能となり、売買仲介サービスにおける信頼性の向上、及び活性化を図ることができる。
【0076】
[変形例]
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で、以下に示される変形をも含むものである。
【0077】
[変形例1]
上記実施形態において、ネットショップでのユーザの購入日時から所定の保険期間内であるか否かを保険条件とする例を示した。これに対して、保険条件としては、例えば物品の傷の程度、使用感等を条件としてもよい。この場合、例えば、新品の物品のサンプル写真と、出品される物品の写真との画像比較により、傷の程度や使用感を判定すればよい。
【0078】
[変形例2]
上記実施形態において、管理サーバ10、販売サーバ20,及び売買仲介サーバ30により構成される売買支援システム1を、本発明の売買支援装置とした。これに対して、単一のサーバ装置により本発明の売買支援装置が構成されてもよい。なお、例えば複数のコンピュータによりされるクラウドサーバを当該サーバ装置としてもよい。
この場合、サーバ装置に、管理サーバ10、販売サーバ20、及び売買仲介サーバ30の機能を集約させればよい。
【0079】
[変形例3]
上記実施形態では、第一ウェブサイトが、販売サーバ20によりインターネット上に展開されるネットショップであり、第二ウェブサイトが、売買仲介サーバ30によりインターネット上に展開される売買仲介サービス(フリーマーケットやオークション等)である例を示した。これに対して、第一ウェブサイトは、第二ウェブサイトと同一の売買仲介サービスであってもよい。すなわち、フリーマーケットやオークションで販売する物品に関して、上記実施形態のような保証情報を関連付ける構成としてもよい。
【0080】
また、上記実施形態では、ネットショップで販売される物品が新品商品である例を示したが、例えば中古商品であってもよい。
【符号の説明】
【0081】
1…売買支援システム、10…管理サーバ、11…第一通信部、12…第一記憶部、13…第一制御部、20…販売サーバ、21…第二通信部、22…第二記憶部、23…第二制御部、30…売買仲介サーバ、31…第三通信部、32…第三記憶部、33…第三制御部、40…ユーザ端末、50…販売案内コンテンツ、54…保証表示部、80…出品詳細コンテンツ、81A…保証表示、81B…未使用経過時間、131…購入情報取得部、132…出品情報取得部、133…保証情報取得部、134…売買成立情報取得部、135…保証部、136…情報更新部、231…販売案内部、232…販売処理部、233…購入情報送信部、331…仲介案内部、332…出品受付部、333…売買処理部、334…売買成立情報送信部。