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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024035097
(43)【公開日】2024-03-13
(54)【発明の名称】半導体装置及び半導体装置の製造方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/3205 20060101AFI20240306BHJP
   H01L 21/768 20060101ALI20240306BHJP
   H01L 21/66 20060101ALI20240306BHJP
【FI】
H01L21/88 T
H01L21/90 J
H01L21/66 J
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023121009
(22)【出願日】2023-07-25
(31)【優先権主張番号】P 2022137451
(32)【優先日】2022-08-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】320012037
【氏名又は名称】ラピステクノロジー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001025
【氏名又は名称】弁理士法人レクスト国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】小池 理
【テーマコード(参考)】
4M106
5F033
【Fターム(参考)】
4M106AA01
4M106AD04
4M106AD09
4M106CA41
5F033HH07
5F033HH13
5F033HH18
5F033HH23
5F033HH33
5F033JJ01
5F033JJ07
5F033JJ13
5F033JJ18
5F033JJ23
5F033JJ33
5F033MM08
5F033NN06
5F033NN07
5F033NN29
5F033PP27
5F033QQ08
5F033QQ09
5F033QQ19
5F033QQ37
5F033QQ48
5F033SS11
5F033VV07
5F033XX14
5F033XX37
(57)【要約】
【課題】バンプ電極の形成前に異物検査装置のアライメントを行うことが可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】表表面に金属配線が設けられた半導体基板と、半導体基板の表面を被覆する絶縁膜と、前記絶縁膜上に配置されかつ互いに同一の平面形状を有する複数の電極と、 を備える。絶縁膜は、複数の電極の各々の下面に面してそれぞれ形成されて金属配線を露出する複数の開口部を有する。複数の開口部は、第1の平面形態を有する第1の開口部及び第1の平面形態とは異なる第2の平面形態を有する第2の開口部を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面に金属配線が設けられた半導体基板と、
前記半導体基板の表面を被覆する絶縁膜と、
前記絶縁膜上に配置されかつ互いに同一の平面形状を有する複数の電極と、
を備え、
前記絶縁膜は、前記複数の電極の各々の下面に面してそれぞれ形成されて前記金属配線を露出する複数の開口部を有し、
前記複数の開口部は、第1の平面形態を有する第1の開口部及び前記第1の平面形態とは異なる第2の平面形態を有する第2の開口部を含むことを特徴とする半導体装置。
【請求項2】
前記複数の電極は前記絶縁膜上に所定の繰り返しパターンで配置され、前記絶縁膜は前記複数の電極のうちの前記所定の繰り返しパターンに含まれる一群の電極を含む領域毎に少なくとも1つの前記第2の開口部を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第2の開口部は、前記半導体基板の表面を検査する検査装置がアライメントを行うために設けられた認識用開口部であり、
前記検査装置の視野に対応する領域ごとに少なくとも1つ形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記開口部を構成する開口の数が、前記第1の開口部と前記第2の開口部とで異なることを特徴とする請求項1の記載の半導体装置。
【請求項5】
前記開口部を構成する開口の平面形状が、前記第1の開口部と前記第2の開口部とで異なることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記開口部を構成する開口の前記開口部の各々の上に配置されている電極の外形との位置関係が、前記第1の開口部と前記第2の開口部とで異なることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記複数の電極は1の方向に沿って配列されており、
前記第2の開口部を構成する開口は、前記第1の開口部を構成する開口よりも前記1の方向と交差する他の方向において大きな幅を有しており、
前記金属配線は、前記第1の開口部が形成された領域において前記第1の開口部の大きさに応じた前記他の方向における第1の配線幅を有し、前記第2の開口部が形成された領域において前記第2の開口部の大きさに応じた前記他の方向における第2の配線幅を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第2の開口部は、前記半導体基板の表面を検査する検査装置がアライメントを行うために設けられた認識用開口部であって、前記検査装置の視野に対応する領域ごとに少なくとも1つ形成され、
前記金属配線の前記第2の配線幅を有する配線部分は、前記認識用開口部を形成するために設けられた認識用開口部接続配線であることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第2の開口部は、前記金属配線の前記第1の配線幅を有する部分の上方に形成され且つ前記金属配線の配線方向に沿って延伸する第1の直線部分と、前記第1の直線部分から突出して前記金属配線の前記第2の配線幅を有する部分の上方まで延伸する第2の直線部分と、からなる形状を有することを特徴とする請求項7又は8に記載の半導体装置。
【請求項10】
金属配線が設けられた半導体基板の表面に、前記金属配線を露出し且つ第1の平面形態を有する第1の開口部及び前記第1の平面形態とは異なる第2の平面形態を有する第2の開口部を含む複数の開口部を有する絶縁膜を形成する工程と、
前記第2の開口部を用いて検査装置のアライメントを行い、前記検査装置を用いて前記半導体基板の表面における異物の有無を検査する異物検査工程と、
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置に関し、特に液晶ディスプレイ用ドライバICを構成する半導体装置に関する。
【背景技術】
【0002】
液晶ディスプレイ用ドライバICは、その製造工程において、シリコン基板上にウェハプロセスによる回路形成を行い、表面保護膜であるパッシベーション膜を形成した後、パッシベーション膜上にバンプ電極が形成される。このバンプ電極により、COB(Chip On Board)方式やTAB(Tape Automated Bonding)方式を用いてドライバICが液晶パネルに実装される(例えば、特許文献1)。
【0003】
また、COG(Chip On Glass)方式の実装に用いられるバンプ電極では、研磨された絶縁膜上にパッシベーション膜を形成し、パッシベーション膜表面を平坦化することでバンプ電極表面を平坦化する技術も存在する(例えば、特許文献2)。
【0004】
バンプ電極は、以下のような製造工程を経て形成される。まず、ウェハプロセスにより金属配線が形成された半導体基板の表面に、最上層金属配線を被覆する第1の絶縁膜を形成する第1の絶縁膜形成工程を実施する。次に、第1の絶縁膜を被覆する犠牲絶縁膜を形成した後、CMP法等を用いて犠牲絶縁膜を研磨し、最上層の金属配線による凹凸の平坦化を行う平坦化工程を実行する。次に、平坦化された第1の絶縁膜及び犠牲絶縁膜の表面に第2の絶縁膜を形成する第2の絶縁膜形成工程を実施する。第2の絶縁膜の表面は、第1の絶縁膜及び犠牲絶縁膜の表面の状態を反映し、平坦となる。
【0005】
第2の絶縁膜の形成後、開口部を有するレジストを第2の絶縁膜上に形成する。レジストの開口部は、バンプ電極が接続される最上層金属配線の上部の位置に設けられる。次に、エッチング法を用いて第2の絶縁膜及び犠牲絶縁膜をエッチングし、最上層金属配線を露出させる開口部を形成する。アッシング法を用いてレジストを除去した後、スパッタ法を用いてUBM(Under Barrier Metal)膜を形成するUBM膜形成工程を実施する。UBM膜の形成後、UBM上にレジストを形成し、リソグラフィ技術によりレジストに開口部を設けるリソグラフィ工程を実施する。レジストの開口部は、バンプ電極が配置される領域に形成される。
【0006】
次に、電解メッキ法を用いてメッキ金属を形成するメッキ金属形成工程を実施する。その後、レジストの除去工程、UBM膜の除去工程を経て、バンプ電極が形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平11-31698号公報
【特許文献2】特開2009-117761号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記の通り、バンプ電極は、半導体基板にUBM膜を形成した後、UBM膜上に開口部を有するレジストを形成し、電解メッキ法を用いてメッキ金属を形成することにより形成される。その際、開口部内に異物などが付着した状態で電解メッキを行うと、メッキ金属が所望以上の高さに成長し、所望の高さ以上のバンプ電極が形成される。このような所望の高さ以上のバンプ電極が形成されたドライバICをCOB方式で液晶パネルに実装すると、バンプ電極が液晶パネル側の電極を突き破り、液晶パネルを損傷するという不具合が発生するおそれがある。
【0009】
このような不具合の発生を防ぐため、電解メッキによるバンプ電極の形成前に、レジストの開口部内における異物の有無を検査する異物検査工程を設け、異物が存在するドライバICをリジェクトすることが行われる。しかしながら、表面が平坦化された第2の絶縁膜上にメッキ金属を形成する場合、以下のような問題が発生することを発明者は特定した。
【0010】
異物検査工程は、メッキ金属形成工程の前に実施される。通常、異物検査工程に使用される異物検査装置は、金属配線を被覆する絶縁膜の凹凸パターン又は絶縁膜を透過して認識される金属配線パターンのうち、ユニークなパターンを認識してアライメントを行うことで、異物検査領域を特定する。しかし、第2の絶縁膜の表面が平坦化されている場合、第2の絶縁膜及び第1の絶縁膜の下層に形成される最上層金属配線に応じた凹凸パターンが第2の絶縁膜の表面に表れないため、凹凸パターンを用いたアライメントを行うことができない。また、第2の絶縁膜上に形成されるUBM膜は不透過膜であるため、UBM膜越しに最上層金属配線の配線パターンを用いて異物検査装置のアライメントを行うことができない。
【0011】
すなわち、上記のような半導体装置の製造工程において、バンプ電極の形成前に異物検査を行う場合、第2の絶縁膜の表面が平坦化され且つ不透過膜であるUBM膜が形成された状態では、異物検査装置のアライメントを行うことができないため、異物検査領域を特定することができず、バンプ電極の形成位置であるレジストの開口部内の異物検査を行うことができないという問題点があった。
【0012】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、バンプ電極の形成前に異物検査装置のアライメントを行うことが可能な半導体装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明に係る半導体装置は、表面に金属配線が設けられた半導体基板と、前記半導体基板の表面を被覆する絶縁膜と、前記絶縁膜上に配置されかつ互いに同一の平面形状を有する複数の電極と、を備え、前記絶縁膜は、前記複数の電極の各々の下面に面してそれぞれ形成されて前記金属配線を露出する複数の開口部を有し、前記複数の開口部は、第1の平面形態を有する第1の開口部及び前記第1の平面形態とは異なる第2の平面形態を有する第2の開口部を含むことを特徴とする。
【0014】
また、本発明に係る半導体装置の製造方法は、金属配線が設けられた半導体基板の表面に、前記金属配線を露出し且つ第1の平面形態を有する第1の開口部及び前記第1の平面形態とは異なる第2の平面形態を有する第2の開口部を含む複数の開口部を有する絶縁膜を形成する工程と、前記第2の開口部を用いて検査装置のアライメントを行い、前記検査装置を用いて前記半導体基板の表面における異物の有無を検査する異物検査工程と、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明に係る半導体装置によれば、バンプ電極の形成前に異物検査のための検査装置のアライメントを行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】半導体装置100の上面を示す上面図である。
図2図1における2-2線での断面を表す断面図である。
図3】半導体装置100の製造手順を示すフロー図である。
図4A】ウェハ準備工程における半導体装置100の断面図である。
図4B】第1の絶縁膜形成工程における半導体装置100の断面図である。
図4C】犠牲膜形成工程における半導体装置100の断面図である。
図4D】平坦化工程における半導体装置100の断面図である。
図5A】第2の絶縁膜形成工程における半導体装置100の断面図である。
図5B】第1のリソグラフィ工程における半導体装置100の断面図である。
図5C】開口部形成工程における半導体装置100の断面図である。
図5D】第1のレジスト除去工程における半導体装置100の断面図である。
図6A】UBM膜形成工程における半導体装置100の断面図である。
図6B】第2のリソグラフィ工程における半導体装置100の断面図である。
図6C】メッキ金属形成工程における半導体装置100の断面図である。
図7A】第2のレジスト除去工程における半導体装置100の断面図である。
図7B】上層UBM膜除去工程における半導体装置100の断面図である。
図7C】下層UBM膜除去工程における半導体装置100の断面図である。
図8A】異物が存在する状態で金属メッキを形成した場合を模式的に示す断面図である。
図8B】異物が存在する状態で金属メッキを形成した場合を模式的に示す断面図である。
図9】比較例の半導体装置200の上面を示す上面図である。
図10A】認識用開口部の変形例を示す上面図である。
図10B】認識用開口部の変形例を示す上面図である。
図10C】認識用開口部の変形例を示す上面図である。
図10D】認識用開口部の変形例を示す上面図である。
図10E】認識用開口部の変形例を示す上面図である。
図11】実施例2の半導体装置300の上面を示す上面図である。
図12図11の認識用開口部の周辺を拡大して示す上面図である。
図13図11におけるX-X線での断面を表す断面図である。
図14A】認識用開口部の変形例を示す上面図である。
図14B】認識用開口部の変形例を示す上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下に本発明の好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下の実施例における説明及び添付図面においては、実質的に同一または等価な部分には同一の参照符号を付している。
【実施例0018】
図1は、本発明の実施例1に係る半導体装置100の一部を素子形成面の上方から透視した上面図である。
【0019】
半導体装置100は、液晶ディスプレイ用のドライバに用いられるドライバICである。半導体装置100には、半導体基板の表面を被覆するように絶縁膜11が形成されている。また、絶縁膜11の下部には、複数の金属配線12が形成されている。絶縁膜11の上には、複数の電極13が設けられている。
【0020】
電極13は、半導体装置100の表面に設けられたバンプ電極であり、所定の繰り返しパターンで等間隔に複数配列されている。本実施例では、電極13は、上面視で略長方形の形状を有する。電極13は、絶縁膜11に設けられた開口部を介して金属配線12と電気的に接続されている。
【0021】
絶縁膜11には、複数の開口部14及び開口部15からなる複数の開口部が設けられている。開口部14及び開口部15の各々は、金属配線12の上方且つ電極13の配置位置に対応して設けられている。
【0022】
開口部14は、金属配線12と電極13とを電気的に接続するために形成された開口部である。本実施例では、開口部14は、略正方形の平面形状を有する3つの開口14Aから構成されている。開口14Aは、それぞれ同一の平面形状を有し、金属配線12の延伸方向に沿って等間隔で直線状に配列されている。
【0023】
開口部15は、金属配線12と電極13とを電気的に接続するために形成された開口部であると共に、半導体装置100の表面における異物の有無を検査する異物検査装置がアライメントを行うために設けられた認識用開口部である。開口部15は、異物検査装置がユニークパターンとして認識できる形状を備えており、異物検査装置は開口部15を用いてアライメントを行うことができる。
【0024】
開口部15は、半導体装置100を素子搭載面の上方から上面視した際の形態(以下、平面形態と称する)が開口部14とは異なる。本実施例では、開口部15は、略長方形の平面形状を有する1つの開口から構成されている。開口部15を構成する開口は、開口部14を構成する開口14Aと短辺の長さが等しく、長辺の長さが異なる。
【0025】
また、開口部14及び開口部15は、金属配線12の延伸方向に沿って設けられている。本実施例では、開口部14を構成する開口14Aは、4辺のうちの2辺(互いに平行な対向する2辺)が金属配線12の延伸方向に沿った方向となるように形成され、金属配線の延伸方向に沿って直線状に配列されている。開口部15は、長手方向の2辺が金属配線の延伸方向に沿って伸びており、且つ直線状に配列された開口14Aの延長線上に位置するように設けられている。
【0026】
本実施例では、図1に「A1」として示す異物検査装置の検査視野の領域ごとに1つの開口部15が形成されている。領域A1には、6つの電極13が含まれ、そのうちの5つに対応する位置に開口部14が形成され、1つに対応する位置に開口部15が形成されている。
【0027】
なお、半導体装置100には、上記配列パターンの電極13とは別に、平面形状が異なる複数の電極16が設けられている。電極16の配置位置に対応して、開口部14と同様の平面形態を有する開口部17が複数設けられている。電極16の各々は、半導体基板に設けられた金属配線18に開口部17を介して接続されている。
【0028】
図2は、図1における2-2線に沿った断面図である。半導体基板20は、第1導電型(例えばp型)のSi(シリコン)基板から構成されている。半導体基板20上には、絶縁膜21及び金属配線12が形成されている。なお、以下の説明では、絶縁膜21上に露出した金属配線12を、特に最上層金属配線12Aとも称する。
【0029】
絶縁膜21上には、最上層金属配線12Aを被覆するように絶縁膜22が形成されている。絶縁膜22上には、犠牲絶縁膜23が形成されている。絶縁膜22及び犠牲絶縁膜23は、例えば酸化膜から構成されている。絶縁膜22及び犠牲絶縁膜23の表面は、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法を用いた研磨により平坦化処理が施されている。
【0030】
絶縁膜22及び犠牲絶縁膜23の表面には、絶縁膜11が形成されている。絶縁膜11には、開口部15が形成されている。絶縁膜11上にはUBM膜24が形成され、UBM膜24には電極13が形成されている。電極13は、開口部15においてUBM膜24を介して最上層金属配線12Aに接続されている。
【0031】
次に、半導体装置100の製造方法について、図3に示す製造フローに沿って説明する。なお、各工程の説明では、図4A~D、図5A~D、図6A~C及び図7A~Cを参照しつつ説明を行う。各々の図面は、図1の2-2線に沿った断面図(すなわち、図2)に対応している。
【0032】
まず、図4Aに示すように、半導体基板20と、半導体基板20を被覆する絶縁膜21と、半導体基板20に形成された最上層金属配線12A(金属配線12)と、を備える半導体ウェハを準備する(ウェハ準備工程:STEP101)。なお、当該半導体ウェハは所定のウェハプロセスにより製造され、図示せぬ拡散層、ゲート電極、コンタクト、金属配線及びVIA等を含む。
【0033】
次に、図4Aに示すウェハに対し、第1の絶縁膜形成工程を実行する(STEP102)。具体的には、CVD法を用いて、ウェハ表面を被覆する酸化膜を形成する。これにより、図4Bに示すように、最上層金属配線12Aの表面と絶縁膜21の表面とを被覆する絶縁膜22が形成される。
【0034】
次に、図4Bに示すウェハに対し、犠牲膜形成工程を実行する(STEP103)。具体的には、CVD法を用いてウェハ表面を被覆する酸化膜を形成する。これにより、図4Cに示すように、絶縁膜22を被覆する犠牲絶縁膜23が形成される。
【0035】
次に、図4Cに示すウェハに対し、平坦化工程を実行する(STEP104)。具体的には、CMP法などを用いて犠牲絶縁膜23を研磨し、最上層金属配線12Aにより生じる凹凸の凹部に犠牲絶縁膜23を残しつつ絶縁膜22を露出させる。これにより、図4Dに示すように、絶縁膜22及び犠牲絶縁膜23により構成されるウェハ表面が平坦化される。
【0036】
次に、図4Dに示すウェハに対し、第2の絶縁膜形成工程を実行する(STEP105)。具体的には、平坦化されたウェハ表面を被覆するように、窒化膜を形成する。これにより、図5Aに示すように、絶縁膜22及び犠牲絶縁膜23の表面に絶縁膜11が形成される。絶縁膜11の表面は、絶縁膜22及び犠牲絶縁膜23により構成される表面の状態を反映し、平坦(すなわち、平滑化された表面)となる。
【0037】
次に、図5Aに示すウェハに対し、第1のリソグラフィ工程を実行する(STEP106)。具体的には、後述する開口部形成工程で形成される開口部14及び開口部15にそれぞれ対応する位置に開口を有するレジストパターンとなるように、リソグラフィ技術を用いてレジスト25を形成する。これにより、図5Bに示すように、開口部15に対応する位置に開口15Aを有するレジスト25が形成される。
【0038】
次に、図5Bに示すウェハに対し、開口部形成工程を実行する(STEP107)。具体的には、エッチング法を用いて、レジスト25の開口15Aに対応する位置に設けられた絶縁膜11及び絶縁膜22をエッチングすることにより、最上層金属配線12Aを露出する開口部15を形成する。これにより、図5Cに示すように、開口部15において最上層金属配線12Aの表面の一部が露出したウェハが形成される。
【0039】
次に、図5Cに示すウェハに対し、第1のレジスト除去工程を実行する(STEP108)。具体的には、アッシング法を用いてレジスト25の除去を行う。これにより、図5Dに示すように、絶縁膜11の表面が露出し且つ開口部15において最上層金属配線12Aの表面が露出したウェハが形成される。
【0040】
次に、図5Dに示すウェハに対し、UBM膜形成工程を実行する(STEP109)。具体的には、絶縁膜11の表面と、開口部15の側壁と、開口部15によって露出される最上層金属配線12Aの表面とを被覆するように延在するUBM膜24を形成する。UBM膜24の形成は、スパッタ法により、下層UBM膜24B及び上層UBM膜24Aが積層された積層膜を形成することにより行う。これにより、図6Aに示すように、上層UBM膜24A及び下層UBM膜24BからなるUBM膜24がウェハ表面に形成される。下層UBM膜24Bは、Ti、TiN又はTiW等からなり、絶縁膜11との密着性を高める機能を有する密着層である。上層UBM膜24Aは、Au膜等から構成され、後述する電解メッキ工程においてシード層として機能する。
【0041】
次に、図6Aに示すウェハに対し、第2のリソグラフィ工程を実行する(STEP110)。具体的には、UBM膜24上にレジスト27を形成し、リソグラフィ技術を用いて開口部28を形成する。これにより、図6Bに示すように、開口部28を有するレジスト27が形成される。開口部28は、後述するメッキ金属形成工程により形成される電極13(バンプ電極)の配置位置に形成される。
【0042】
次に、図6Bに示すウェハに対し、異物検査工程を実行する(STEP111)。異物検査工程は、金属メッキの形成前に異物の有無を検査するために行われる。
【0043】
図8A及び図8Bは、開口部28内に異物が存在する状態で金属メッキ形成工程を実行した場合を模式的に示す断面図である。
【0044】
第2のリソグラフィ工程の後、開口部28内に異物FMが存在する状態で金属メッキの形成を行うと、図8Aに示すように、所望の高さ以上の高さまでメッキ金属29が成長する。その後、レジスト27及びUBM膜24の除去を経て形成される電極13も、図8Bに示すように、所望の高さ以上の高さとなる。
【0045】
このような電極13が形成されたドライバICをCOB方式で液晶パネルに実装すると、バンプ電極である電極13が液晶パネル側の電極を突き破り、液晶パネルを損傷する不具合が生じる可能性がある。そこで、金属メッキ形成工程の前に、異物検査装置を用いて開口部28内における異物の有無を検査することが必要となる。
【0046】
STEP111の異物検査工程は、開口部15を認識パターンとして異物検査装置のアライメントを行い、開口部28内の異物の有無を検査することにより行う。図1に示すように、異物検査装置の検査領域である領域A1毎に認識用開口部としての開口部15が1つ設けられており、各検査領域で開口部15を用いたアライメントを実行しつつ、異物検査が行われる。異物検査の結果、異物の存在が検知されたドライバICは、例えばそのウェハ上の位置座標が図示せぬメモリに記録された後、製品の出荷工程でリジェクトされる。
【0047】
次に、異物検査工程を実行後のウェハに対し、電解メッキ法を用いてメッキ金属を形成するメッキ金属形成工程を実行する(STEP112)。具体的には、ウェハのUBM膜24が形成された面をメッキ液に浸漬し、UBM膜24に通電して金属膜を形成することにより、開口部28にメッキ金属29を形成する。これにより、図6Cに示すように、レジスト27の開口部28にメッキ金属29が形成される。なお、メッキ金属29にはAuやパラジウム等が用いられる。
【0048】
次に、図6Cに示すウェハに対し、第2のレジスト除去工程を実行する(STEP113)。具体的には、レジスト27をウェットエッチング法又はアッシング法を用いて除去する。これにより、図7Aに示すように、レジスト27が除去され、メッキ金属29の側面が露出したウェハが形成される。
【0049】
次に、図7Aに示すウェハに対し、上層UBM膜除去工程を実行する(STEP114)。具体的には、ウェットエッチングにより、上層UBM膜24Aを除去する。これにより、図7Bに示すように、上層UBM膜24Aが除去されたウェハが形成される。
【0050】
次に、図7Bに示すウェハに対し、下層UBM膜除去工程を実行する(STEP115)。具体的には、ウェットエッチングにより、下層UBM膜24Bを除去する。これにより、図7Cに示すように、バンプ電極である電極13が形成される。
【0051】
以上のような工程を経て半導体装置100が製造される。
【0052】
本実施例の半導体装置100では、電極13と金属配線12とを接続するために設けられた通常の開口部14の他に、開口部15が設けられている。開口部15は、異物検査装置がユニークパターンとして認識できる形状を備えており、開口部15を用いて異物検査装置のアライメントを行うことができる。
【0053】
開口部15は、上記の通り、異物検査工程(STEP111)よりも前の工程である開口部形成工程(STEP107)で形成される。開口部15は、異物検査装置の検査視野に対応する領域ごとに設けられており、異物検査工程では、領域を変えてアライメント及び異物検査を繰り返し実行することにより、ウェハ表面の全領域に亘って異物検査を行うことができる。なお、異物検査工程の実行後は、開口部15も通常の開口部14と同様、電極13と金属配線12とを接続するための開口部として用いられる。
【0054】
図8は、本実施例とは異なり、認識用開口部を有しない比較例の半導体装置200の構成を示す上面図である。なお、ここでは異物検査工程(STEP111)の実行前の状態を示している。すなわち、本実施例の半導体装置100における図6Bの状態に対応する上面図である。
【0055】
異物検査工程前の半導体装置200の表面には、開口部28を有するレジスト27が形成されている。開口部28は、後の工程で形成されるバンプ電極の配置位置(すなわち、金属メッキの形成位置)に対応するレジスト27の開口部であり、上面視で略長方形の平面形状を有する。開口部28は、所定の配列パターンに沿って等間隔で複数設けられている。
【0056】
開口部28の各々には、電極13と金属配線12とを接続するための開口部14が形成されている。開口部14は、略正方形の平面形状を有する3つの開口14Aが等間隔で直線状に配列されることにより構成されている。
【0057】
比較例の半導体装置200では、本実施例の半導体装置100とは異なり、異物検査装置のアライメントを行うための認識用開口部が形成されていない。このため、以下のような問題が発生する。
【0058】
バンプ電極の形成前、すなわち金属メッキ形成工程の前に異物検査を行う場合、異物検査装置のアライメントを行うことが必要となる。例えば、金属配線を被覆する絶縁膜の凹凸パターン又は絶縁膜を透過して認識される金属パターンのうち、ユニークなパターンを認識してアライメントを行うことで、異物検査領域を特定することができる。
【0059】
しかし、絶縁膜22及び犠牲絶縁膜23の表面に形成された絶縁膜11は、STEP104で行われた絶縁膜22及び犠牲絶縁膜23の平坦化の影響により、平滑化されている。このため、絶縁膜11の表面には、最上層金属配線12Aの形状に応じた凹凸パターンが表れず、凹凸パターンを用いた異物検査装置のアライメントを行うことができない。また、絶縁膜11上には不透過膜であるUBM膜24が形成されているため、絶縁膜11を透過して認識される最上層金属配線12Aの配線パターンを用いたアライメントも行うことができない。
【0060】
したがって、比較例の半導体装置200では、異物検査装置のアライメントを適切に行うことができないため、検査領域の特定ができず、開口部28内の異物検査を行うことができない。
【0061】
これに対し、本実施例の半導体装置100では、電極13と最上層金属配線12Aとの接続のために設けられた開口部14の他に、開口部14とは平面形態の異なる認識用の開口部である開口部15が形成されている。開口部14は、異物検査装置の検査視野に対応する領域ごとに設けられており、開口部14を認識パターンとして用いることにより、異物検査装置のアライメントを行うことができる。
【0062】
したがって、本実施例の半導体装置100によれば、絶縁膜11の表面が平滑化され且つ不透過膜であるUBM膜24が形成されている状態であっても、異物検査装置のアライメントを行いつつ検査対象領域を遷移させることにより、ウェハ全体に亘ってバンプ電極の形成前の異物検査を行うことが可能となる。
【0063】
なお、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、上記実施例では認識用開口部である開口部15が略長方形の平面形状を有する開口から構成されている場合を例として説明した。しかし、開口部15は上記実施例で示したものに限られず、上面視で開口部14と異なる平面形態を有していればよい。
【0064】
例えば、図10Aに示すように、開口部15は複数の開口15Aから構成されていてもよい。その際、仮に開口部15を構成する開口15Aのひとつひとつは図1に示す開口部14を構成する開口14Aと同じ平面形状を有していたとしても、開口部15を構成する開口の数が開口部14を構成する開口の数と異なっていれば、開口部14とは異なる平面形態の開口部として、異物検査装置のアライメントに用いることが可能となる。
【0065】
また、図10Bに示すようなT字型あるいは凸の字型の形状を有する開口15B、図10Cに示すようなコの字型あるいは凹の字型の形状を有する開口15C、図10Dに示すようなL字型の形状を有する開口15D等によって、開口部15を構成してもよい。また、図10Eに示すように、複数の開口15Eをこれらの形状となるように配列してもよい。このように、開口部15が特徴的なパターンの平面形態であればあるほど、異物検査装置のアライメントを容易に行うことが可能となる。
【実施例0066】
次に、本発明の実施例2について説明する。図11は、本発明の実施例2に係る半導体装置300の一部を示す上面図である。
【0067】
実施例1の半導体装置100と同様に、半導体装置300には、半導体基板の表面を被覆するように絶縁膜11が形成されている。絶縁膜11の上には、複数の電極13が設けられている。電極13は、上面視で略長方形の形状を有し、マトリクス状に(すなわち、縦横に列をなすように)配置されている。
【0068】
絶縁膜11には、複数の開口部14、及び開口部14とは開口の形状及び大きさが異なる開口部31が設けられている。開口部31は、異物検査装置の検査視野の領域ごとに1つ形成されている。開口部31は、金属配線32と電極13とを電気的に接続するために形成された開口部であると共に、半導体装置300の表面における異物の有無を検査する異物検査装置がアライメントを行うために設けられた認識用開口部である。
【0069】
開口部31は、図11に「A1」として示す異物検査装置の検査視野の領域ごとに1つ形成されている。本実施例では、開口部31は、領域A1に設けられた6つの電極13のうちの1つ(図中、13Xとして示す)が配置される領域に形成されている。
【0070】
開口部31は、開口31Aから構成されている。開口31Aは、開口部14を構成する開口14Aよりも大きく且つ異物検査装置がユニークパターンとして認識できる形状を備える。本実施例では、開口31Aは、上面視でT字型の平面形状を有する。
【0071】
絶縁膜11の下部には、複数の金属配線12が形成されている。金属配線12の各々は、上面視において、複数の電極13の配置領域に跨って延伸する帯状の平面形状を有する。
【0072】
また、絶縁膜11の下部には、上面視で金属配線12とは異なる平面形状を有する金属配線32が形成されている。本実施例では、金属配線32は、電極13X及びこれに隣接して配置された電極13の配置領域に跨って延伸する形状を有する。金属配線32は、金属配線12と同じ配線幅で延伸する帯状の領域と、当該帯状の領域から突出する矩形形状の領域と、を有する。
【0073】
図12は、図11におけるX-X線に沿った断面図である。半導体基板20上には、絶縁膜21、金属配線12及び金属配線32が形成されている。
【0074】
絶縁膜21上には、金属配線12に対応する最上層金属配線12A及び金属配線32に対応する最上層金属配線32Aを被覆するように絶縁膜22が形成されている。絶縁膜22上には、犠牲絶縁膜23が形成されている。絶縁膜22及び犠牲絶縁膜23の表面は、CMP法を用いた研磨により平坦化処理が施されている。
【0075】
絶縁膜22及び犠牲絶縁膜23の表面には、絶縁膜11が形成されている。絶縁膜11には、開口部31が形成されている。絶縁膜11上にはUBM膜24が形成され、UBM膜24には電極13が形成されている。電極13は、開口部31においてUBM膜24を介して最上層金属配線32Aに接続されている。
【0076】
図13は、図11の開口31Aを含む領域を拡大して示す上面図である。金属配線32の最上層金属配線32Aは、開口31Aの形成位置において、矩形状の拡張領域33を含む認識用開口部接続配線部を有する。認識用開口部接続配線部は、金属配線32の配線方向(すなわち、金属配線32に接続される電極13及び13Xの配列方向)に垂直な方向における配線幅(以下、単に配線幅と称する)が、拡張領域33の分だけ他の部分の配線幅と比べて大きい。かかる形状の認識用開口部接続配線部が存在することにより、エッチングによる開口部形成工程(実施例1のSTEP107を参照)において、図13に示すような大きさの開口31Aを形成することができる。
【0077】
開口31Aは、金属配線32の配線方向に沿った方向(横方向)に延伸する第1の部分と、当該第1の部分に対して垂直方向(縦方向)に延伸する第2の部分と、からなるT字形状を有する。第1の部分は、金属配線32の金属配線12と同じ配線幅の領域(以下、帯状領域と称する)の範囲内に位置している。第2の部分は、当該帯状領域の範囲から突出して拡張領域33まで延伸している。
【0078】
このように、本実施例の認識用開口部を構成する開口31Aは、縦方向の長さが通常の金属配線12の配線幅よりも大きく形成されており、異物検査装置がユニークパターンとして認識しやすい大きさを有する。実施例1の開口部15を構成する開口と比べてユニークパターンとしての開口のサイズが大きいため、異物検査工程におけるアライメントの認識率をさらに向上させることができる。
【0079】
また、一般的に、同一の電位に接続されるバンプ電極下に配置される複数の最上層金属配線12A(金属配線12の最上層金属配線)は、上面視において互いに幅が同じ同一の形状を有している。エッチングにより開口部を形成する際、その直下に最上層金属配線12Aが配置されていないと、開口部のエッチングが進行し、開口部が最上層金属配線12Aの下方に配置された金属配線12に到達する。最上層金属配線12Aの下方に配置された金属配線12への開口部の到達は、電極13と本来意図されない金属配線12への接続となる虞がある。このため、最上層金属配線が配置されていない位置には開口部を設けることはできない。
【0080】
これに対し、本実施例の半導体装置300では、同一の電位に接続される隣接したバンプ電極のうち、認識用開口部である開口部31を備えるバンプ電極下に配置される最上層金属配線32A(金属配線32の最上層金属配線)に、開口部31に応じた大きさの拡張領域33を有する認識用開口部接続配線部が設けられている。このため、エッチングによって、認識用開口部接続配線部上に開口サイズの大きい開口部31を認識用開口部として形成することができる。したがって、異物検査工程でのアライメントに好適なサイズの認識用開口部を提供することが可能となる。
【0081】
なお、認識用開口部は、本実施例の開口部31のように金属配線32の帯状部分の領域と矩形状の拡張領域33とに跨って形成されてもよいし、拡張領域33にのみ形成されてもよい。
【0082】
また、認識用開口部の開口の形状は、図13に示すものに限られない。例えば、開口部31を構成する開口は、上面視で開口31Aと同様の大きさ及び形状を有しつつその向きを変えたものであってもよい。
【0083】
図14Aは、かかる変形例の認識用開口部の開口である開口31Bの形状を示す上面図である。開口31Bは、図13の開口31Aを反時計回りに90度回転した平面形状を有する。
【0084】
図14Bは、他の変形例の認識用開口部の開口である開口31Cの形状を示す上面図である。開口31Cは、図13の開口31Aの上限を反転、すなわち180度回転した平面形状を有する。
【0085】
これらの変形例の開口形状も、ユニークパターンとして認識できる形状であり、且つ通常の開口部である開口部14や実施例1の開口部15を構成する開口よりも大きいサイズを有する。したがって、これらの形状を有する開口を認識用開口部とすることにより、異物検査工程におけるアライメントの認識率を向上させることができる。
【符号の説明】
【0086】
100 半導体装置
11 絶縁膜
12 金属配線
12A 最上層金属配線
13 電極
14 開口部
15 開口部
16 電極
17 開口部
18 金属配線
20 半導体基板
21 絶縁膜
22 絶縁膜
23 犠牲絶縁膜
24 UBM膜
24A 上層UBM膜
24B 下層UBM膜
25 レジスト
27 レジスト
28 開口部
300 半導体装置
31 開口部
31A~31C 開口
32 金属配線
32A 最上層金属配線
33 拡張領域
図1
図2
図3
図4A
図4B
図4C
図4D
図5A
図5B
図5C
図5D
図6A
図6B
図6C
図7A
図7B
図7C
図8A
図8B
図9
図10A
図10B
図10C
図10D
図10E
図11
図12
図13
図14A
図14B