(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024035149
(43)【公開日】2024-03-13
(54)【発明の名称】超臨界二酸化炭素サイクルを利用した自己洗浄型ヒートポンプ給湯器ユニット
(51)【国際特許分類】
F24H 9/20 20220101AFI20240306BHJP
F24F 13/22 20060101ALI20240306BHJP
F24F 1/0059 20190101ALI20240306BHJP
【FI】
F24H9/20 Z
F24F1/0007 361Z
F24F1/0059
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023137779
(22)【出願日】2023-08-28
(31)【優先権主張番号】202211064114.3
(32)【優先日】2022-09-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】520137305
【氏名又は名称】安徽工業大学
【氏名又は名称原語表記】ANHUI UNIVERSITY OF TECHNOLOGY
【住所又は居所原語表記】59 Hudong Road Maanshan,Anhui 243032 China
(74)【代理人】
【識別番号】110001863
【氏名又は名称】弁理士法人アテンダ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】王 棟
(72)【発明者】
【氏名】李 夢雪
(72)【発明者】
【氏名】陶 銀双
(72)【発明者】
【氏名】蒋 天成
(72)【発明者】
【氏名】▲とう▼ 森森
【テーマコード(参考)】
3L050
3L051
【Fターム(参考)】
3L050AA10
3L050BD05
3L051BF10
(57)【要約】 (修正有)
【課題】蒸発器の表面を除霜する過程で蒸発器の表面の埃を除去する。
【解決手段】ベースを含み、前記ベースの頂部の外壁にはボックス本体と水タンクが固定接続され、前記ボックス本体の底部の内壁にはコンプレッサーが固定接続され、前記コンプレッサーの輸入口にはリフローアセンブリが固定接続され、前記コンプレッサーの輸出口には輸出アセンブリが固定接続され、且つ輸出アセンブリは水タンクを貫通し、前記ボックス本体の片側の外壁にはコンプレッサー放熱用の送風アセンブリが固定接続され、前記ベース頂部の外壁には、送風アセンブリと連通する冷却アセンブリが固定接続されている。本発明は空気圧アセンブリの作動により、冷却ボックスの中に負圧が発生し、圧力差により水タンク内のお湯が除霜アセンブリを通って噴出して、蒸発管表面を洗い流す。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベース(1)を含む超臨界二酸化炭素サイクルを利用した自己洗浄型ヒートポンプ給湯器ユニットであって、前記ベース(1)頂部の外壁には、ボックス本体(101)と水タンク(102)が固定接続され、前記ボックス本体(101)底部の内壁には、コンプレッサーが固定接続され、前記コンプレッサーの輸入口には、リフローアセンブリ(4)が固定接続され、前記コンプレッサーの輸出口には、輸出アセンブリ(5)が固定接続され、且つ輸出アセンブリ(5)は水タンク(102)を貫通し、前記ボックス本体(101)片側の外壁にはコンプレッサー放熱用の送風アセンブリ(8)が固定接続され、前記ベース(1)頂部の外壁には、送風アセンブリ(8)と連通する冷却アセンブリ(3)が固定接続され、前記冷却アセンブリ(3)には、ベース(1)頂部の外壁に固定接続された冷却ボックス(301)が含まれ、前記冷却ボックス(301)頂部の内壁には冷却用の蒸発アセンブリ(9)が固定接続され、且つ蒸発アセンブリ(9)は、輸出アセンブリ(5)及びリフローアセンブリ(4)の両方と連通し、前記冷却ボックス(301)片側の内壁頂部には、蒸発アセンブリ(9)表面を除霜するための除霜アセンブリ(6)が固定接続され、且つ除霜アセンブリ(6)と水タンク(102)は連通し、前記送風アセンブリ(8)内には、冷却ボックス(301)と送風アセンブリ(8)をシールするためのシーリングアセンブリ(7)が固定接続され、前記冷却ボックス(301)頂部の外壁には丸穴が開いており、前記丸穴内には、蒸発アセンブリ(9)を洗浄するための洗浄アセンブリが固定接続され、前記ボックス本体(101)頂部の外壁には洗浄アセンブリ及びシーリングアセンブリ(7)の作動を駆動するための空気圧アセンブリ(2)が固定接続され、前記冷却ボックス(301)片側の外壁には、等間隔に配置された複数の空気入口穴が開いており、前記冷却ボックス(301)片側の外壁には、空気入口穴を塞ぐためのシーリングプラグアセンブリが固定接続されていることを特徴とする超臨界二酸化炭素サイクルを利用した自己洗浄型ヒートポンプ給湯器ユニット。
【請求項2】
前記蒸発アセンブリ(9)には、冷却ボックス(301)頂部の内壁に固定接続された第3接続座(901)を含み、前記冷却ボックス(301)底部の内壁には第4接続座(902)が固定接続され、前記第3接続座(901)底部の外壁には、等間隔に配置された複数の蒸発管(903)が固定接続され、且つすべての蒸発管(903)が第4接続座(902)と連通していることを特徴とする請求項1に記載の超臨界二酸化炭素サイクルを利用した自己洗浄型ヒートポンプ給湯器ユニット。
【請求項3】
前記洗浄アセンブリには、丸穴内に固定接続されたスリーブ(204)が含まれ、前記スリーブ(204)内には、第1中空ロッド(205)がスライド可能に接続され、前記第1中空ロッド(205)内には、第2中空ロッドがスライド可能に接続され、前記第1中空ロッド(205)と第2中空ロッド(206)の両方の一端には、シールリングが固定接続され、前記第2中空ロッド(206)の下端には、接続ブロック(905)が固定接続され、前記接続ブロック(905)の頂部には、貫通穴が開いており、前記貫通穴内には、第2中空ロッド(206)と連通する第3電磁弁(906)が固定接続され、前記接続ブロック(905)片側の外壁には、カウンタウエイト台座(904)が固定接続され、且つ蒸発管(903)は、いずれもカウンタウエイト台座(904)底部の外壁を貫通し、前記カウンタウエイト台座(904)の底部外壁の蒸発管(903)に近い処には、いずれもスポンジリング(907)が固定接続されていることを特徴とする請求項2に記載の超臨界二酸化炭素サイクルを利用した自己洗浄型ヒートポンプ給湯器ユニット。
【請求項4】
前記送風アセンブリ(8)には、ボックス本体(101)片側の外壁に固定接続された角管(803)を含み、前記角管(803)内壁には水平に配置された固定板(801)が固定接続され、前記固定板(801)片側の外壁には、二つのファン(802)が固定接続されることを特徴とする請求項3に記載の超臨界二酸化炭素サイクルを利用した自己洗浄型ヒートポンプ給湯器ユニット。
【請求項5】
前記シーリングアセンブリ(7)には、角管(803)の内壁に固定接続され、等間隔で配置された複数のシール座(703)を含み、前記シール座(703)の対面する内壁には、ゴム膜(704)が固定接続され、前記シール座(703)頂部の外壁には、いずれも第3接続管(705)が固定接続され、且つ第3接続管(705)は、いずれも角管(803)頂部の外壁を貫通し、前記第3接続管(705)の上端には、同一の第2接続座(701)が固定接続され、前記第2接続座(701)頂部の外壁には、第2電磁弁(702)が固定接続されていることを特徴とする請求項4に記載の超臨界二酸化炭素サイクルを利用した自己洗浄型ヒートポンプ給湯器ユニット。
【請求項6】
前記空気圧アセンブリ(2)には、ボックス本体(101)頂部の外壁に固定接続されたエアポンプボックス(201)を含み、前記エアポンプボックス(201)底部の内壁にはエアポンプが固定接続され、前記エアポンプの輸出口には、第2接続座(701)と連通するエアパイプ(203)が固定接続され、前記エアポンプの輸入口にはスリーブ(204)と連通する吸気管(202)が固定接続されることを特徴とする請求項5に記載の超臨界二酸化炭素サイクルを利用した自己洗浄型ヒートポンプ給湯器ユニット。
【請求項7】
前記除霜アセンブリ(6)には、冷却ボックス(301)片側の内壁頂部に固定接続された第1接続座(603)を含み、前記第1接続座(603)片側の外壁のそれぞれの蒸発管(903)に近い処には、いずれもノズル(604)が固定接続され、前記第1接続座(603)片側の外壁には、送水管(601)が固定接続され、且つ送水管(601)は水タンク(102)片側の内壁を貫通し、前記送水管(601)の水タンク(102)内部にある一端には、自力式制御弁(602)が固定接続され、前記冷却ボックス(301)底部の外壁には、固定穴が開いており、前記固定穴内には、第1電磁弁(306)が固定接続されていることを特徴とする請求項2に記載の超臨界二酸化炭素サイクルを利用した自己洗浄型ヒートポンプ給湯器ユニット。
【請求項8】
前記輸出アセンブリ(5)には、コンプレッサーの輸出口に固定接続された第2接続管(505)を含み、且つ第2接続管(505)は水タンク(102)底部の内壁を貫通し、前記第2接続管(505)の水タンク(102)内部にある一端には、コイル管(504)が固定接続され、前記コイル管(504)の一端には、輸出管(501)が固定接続され、且つ輸出管(501)は水タンク(102)片側の外壁を貫通し、前記輸出管(501)の円弧状の外壁には、一方向絞り弁(502)が固定接続され、前記一方向絞り弁(502)片側の外壁には、第4接続座(902)と連通する分流管(503)が固定接続されていることを特徴とする請求項2に記載の超臨界二酸化炭素サイクルを利用した自己洗浄型ヒートポンプ給湯器ユニット。
【請求項9】
前記リフローアセンブリ(4)には、コンプレッサーの輸入口に固定接続されたリフロー管(403)を含み、前記冷却ボックス(301)片側の外壁には、断熱パイプ(401)が固定接続され、前記断熱パイプ(401)底部の外壁には、リフロー管(403)と連通する連通座(402)が固定接続され、前記連通座(402)頂部の外壁には、対称的に配置された2つの螺旋曲がり管(406)が固定接続され、そのうち一つの前記螺旋曲がり管(406)の上端には、輸入管(404)が固定接続され、もう一つの前記螺旋曲がり管(406)の上端には、第3接続座(901)と連通する第1接続管(405)が固定接続されていることを特徴とする請求項8に記載の超臨界二酸化炭素サイクルを利用した自己洗浄型ヒートポンプ給湯器ユニット。
【請求項10】
前記シーリングプラグアセンブリには、冷却ボックス(301)片側の外壁に固定接続された電動伸縮ロッド(305)を含み、前記電動伸縮ロッド(305)の輸出端には伝動板(304)が固定接続され、前記伝動板(304)片側の外壁には、二つの連結フレーム(302)が固定接続され、且つ二つの連結フレーム(302)は、いずれも冷却ボックス(301)片側の外壁を貫通し、且つ二つの前記連結フレーム(302)片側の外壁には等間隔に配置された複数のシールブロック(303)が固定接続され、且つシールブロック(303)と空気入口穴は適合していることを特徴とする請求項1に記載の超臨界二酸化炭素サイクルを利用した自己洗浄型ヒートポンプ給湯器ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、二酸化炭素ヒートポンプの技術分野に関し、特に、超臨界二酸化炭素サイクルを利用した自己洗浄型ヒートポンプ給湯器ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
ヒートポンプの動作原理は、低温の物体から高温の物体へ熱を逆サイクルで流す機械装置であり、ヒートポンプ給湯機は、ヒートポンプの原理を利用して水を加熱するユニットであり、その主な動作原理は:空気状の冷媒をコンプレッサーで高温及び高圧の超臨界状態に圧縮し、当該状態の冷媒を空気冷却器に輸送し、空気冷却器を水槽内に置いて、水槽内の冷水と熱交換させて、水槽内の冷水を加熱し、同時に冷媒を冷却させて、完全に液体状態にし、次に液体状態の冷媒を蒸発器に輸送し、蒸発器を介して外部環境の熱を吸収し、冷房が必要な他の建物に冷源を提供し、温水システム全体は、二酸化炭素を冷媒として利用する場合、超臨界二酸化炭素サイクルを利用した自己洗浄型ヒートポンプ給湯器ユニットと呼ばれる。
【0003】
公開番号がCN208504740Uの中国実用新案特許には、ヒートポンプ給湯器ユニット本体を含み、前記ヒートポンプ給湯器ユニット本体には、ヒートポンプボックスを含み、前記ヒートポンプボックス頂部にはブラケットが設けられ、前記ブラケットにはファンが設けられ、前記ヒートポンプボックスの底部にはケーシング脚1が設けられ、前記ヒートポンプボックスの片側に制御ボタンが設けられ、前記ヒートポンプボックスには通気板が設けられ、前記ヒートポンプボックス内にはコンプレッサーが設置され、前記コンプレッサーには接続管1が設けられ、蒸発器は接続管1を介してコンプレッサーに接続され、前記蒸発器には接続管3が設けられ、前記接続管3には膨張弁が設けられ、冷熱交換器は接続管3を介して蒸発器に接続され、前記冷熱交換器には接続パイプ2が設けられ、前記コンプレッサーは接続パイプ2を介して冷熱交換器と接続され、前記冷熱交換器には加熱循環パイプが設けられるヒートポンプ給湯器ユニットが開示され、当該ヒートポンプ給湯器ユニットの構造設計は合理的であり、水に対する加熱効果が良好である。
【0004】
当該技術的解決策には次のような欠陥がある:
当該技術的解決策では、冷媒が蒸発器の中で液体状態から気体に変化する過程で多量の熱を吸収するため、蒸発器の表面温度が低下し、使用時間が長くなると蒸発器の表面に霜が付き、外部との熱交換効率に影響を及ぼすが、既存の技術では、通常、四方弁を使用して高温の冷媒を蒸発器内部に輸送して、除霜するが、当該タイプの除霜方法では、除霜する際に、蒸発器表面の埃を同時に掃除できず、空気中の埃は蒸発器表面を通過する際に必然的に蒸発器表面に付着するため、蒸発器と外部との熱交換効率の低下も引き起こし、また、湿気の多い蒸発器の表面に埃が付着すると、多くの細菌が繁殖し、換気時に埃が室内に侵入すると、室内の空気の質に影響を与え、屋内活動に従事する人の健康を害する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、蒸発器の表面を除霜する過程で蒸発器の表面の埃を除去できないという従来技術の技術的問題を解決するために、超臨界二酸化炭素サイクルを利用した自己洗浄型ヒートポンプ給湯器ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によって提供される超臨界二酸化炭素サイクルを利用した自己洗浄型ヒートポンプ給湯器ユニットは、ベースを含み、前記ベースの頂部の外壁にはボックス本体と水タンクが固定接続され、前記ボックス本体の底部の内壁にはコンプレッサーが固定接続され、前記コンプレッサーの輸入口にはリフローアセンブリが固定接続され、前記コンプレッサーの輸出口には輸出アセンブリが固定接続され、且つ輸出アセンブリは水タンクを貫通し、前記ボックス本体の片側の外壁にはコンプレッサー放熱用の送風アセンブリが固定接続され、前記ベース頂部の外壁には、送風アセンブリと連通する冷却アセンブリが固定接続され、前記冷却アセンブリには、ベース頂部の外壁に固定接続された冷却ボックスが含まれ、前記冷却ボックス頂部の内壁には冷却用の蒸発アセンブリが固定接続され、且つ蒸発アセンブリは輸出アセンブリとリフローアセンブリの両方と連通し、前記冷却ボックス片側の内壁頂部には、蒸発アセンブリ表面を除霜するための除霜アセンブリが固定接続され、且つ除霜アセンブリと水タンクは連通し、前記送風アセンブリ内には、冷却ボックスと送風アセンブリをシールするためのシーリングアセンブリが固定接続され、前記冷却ボックス頂部の外壁には丸穴が開いており、前記丸穴内には蒸発アセンブリを洗浄するための洗浄アセンブリが固定接続され、前記ボックス本体頂部の外壁には洗浄アセンブリ及びシーリングアセンブリの作動を駆動するための空気圧アセンブリが固定接続され、前記冷却ボックス片側の外壁には、等間隔に配置された複数の空気入口穴が開いており、前記冷却ボックス片側の外壁には、空気入口穴を塞ぐためのシーリングプラグアセンブリが固定接続される。
【0007】
好ましくは、前記蒸発アセンブリには、冷却ボックス頂部の内壁に固定接続された第3接続座を含み、前記冷却ボックス底部の内壁には第4接続座が固定接続され、前記第3接続座底部の外壁には等間隔に配置された複数の蒸発管が固定接続され、且つすべての蒸発管が第4接続座と連通している。
【0008】
好ましくは、前記洗浄アセンブリには、丸穴内に固定接続されたスリーブが含まれ、前記スリーブ内には第1中空ロッドがスライド可能に接続され、前記第1中空ロッド内には第2中空ロッドがスライド可能に接続され、前記第1中空ロッドと第2中空ロッドの両方の一端にはシールリングが固定接続され、前記第2中空ロッドの下端には接続ブロックが固定接続され、前記接続ブロックの頂部には貫通穴が開いており、前記貫通穴内には、第2中空ロッドと連通する第3電磁弁が固定接続され、前記接続ブロックの片側の外壁にはカウンタウエイト台座が固定接続され、且つ蒸発管はいずれもカウンタウエイト台座の底部外壁を貫通し、前記カウンタウエイト台座の底部外壁の蒸発管に近い処にはいずれもスポンジリングが固定接続されている。
【0009】
好ましくは、前記送風アセンブリには、ボックス本体片側の外壁に固定接続された角管を含み、前記角管の内壁には水平に配置された固定板が固定接続され、前記固定板の片側の外壁には二つのファンが固定接続される。
【0010】
好ましくは、前記シーリングアセンブリには、角管の内壁に固定接続され、等間隔で配置された複数のシール座を含み、前記シール座の対面する一対の内壁には、ゴム膜が固定接続され、前記シール座頂部の外壁にはいずれも第3接続管が固定接続され、且つ第3接続管はいずれも角管の頂部外壁を貫通し、前記第3接続管の上端には同一の第2接続座が固定接続され、前記第2接続座頂部の外壁には第2電磁弁が固定接続されている。
【0011】
好ましくは、前記空気圧アセンブリには、ボックス本体頂部の外壁に固定接続されたエアポンプボックスを含み、前記エアポンプボックス底部の内壁にはエアポンプが固定接続され、前記エアポンプの輸出口には第2接続座と連通するエアパイプが固定接続され、前記エアポンプの輸入口にはスリーブと連通する吸気管が固定接続される。
【0012】
好ましくは、前記除霜アセンブリには、冷却ボックス片側の内壁頂部に固定接続された第1接続座を含み、前記第1接続座片側の外壁のそれぞれの蒸発管に近い処には、いずれもノズルが固定接続され、前記第1接続座片側の外壁には送水管が固定接続され、且つ送水管は水タンク片側の内壁を貫通し、前記送水管の水タンク内部にある一端には自力式制御弁が固定接続され、前記冷却ボックス底部の外壁には固定穴が開いており、前記固定穴内には第1電磁弁が固定接続されている。
【0013】
好ましくは、前記輸出アセンブリには、コンプレッサーの輸出口に固定接続された第2接続管を含み、且つ第2接続管は水タンク底部の内壁を貫通し、前記第2接続管の水タンク内部にある一端にはコイル管が固定接続され、前記コイル管の一端には輸出管が固定接続され、且つ輸出管は水タンク片側の外壁を貫通し、前記輸出管の円弧状の外壁には一方向絞り弁が固定接続され、前記一方向絞り弁片側の外壁には、第4接続座と連通する分流管が固定接続されている。
【0014】
好ましくは、前記リフローアセンブリには、コンプレッサーの輸入口に固定接続されたリフロー管を含み、前記冷却ボックス片側の外壁には断熱パイプが固定接続され、前記断熱パイプ底部の外壁にはリフロー管と連通する連通座が固定接続され、前記連通座頂部の外壁には、対称的に配置された2つの螺旋曲がり管が固定接続され、そのうち一つの前記螺旋曲がり管の上端には、輸入管が固定接続され、もう一つの前記螺旋曲がり管の上端には、第3接続座と連通する第1接続管が固定接続されている。
【0015】
好ましくは、前記シーリングプラグアセンブリには、冷却ボックス片側の外壁に固定接続された電動伸縮ロッドを含み、前記電動伸縮ロッドの輸出端には伝動板が固定接続され、前記伝動板片側の外壁には二つの連結フレームが固定接続され、且つ二つの連結フレームはいずれも冷却ボックス片側の外壁を貫通し、二つの前記連結フレーム片側の外壁には等間隔に配置された複数のシールブロックが固定接続され、且つシールブロックと空気入口穴は適合している。
【発明の効果】
【0016】
従来技術と比較して、本発明の有利な効果は次のとおりである:
(1)本発明は、設置された除霜アセンブリと洗浄アセンブリにより、蒸発管の表面の除霜を行う際、シーリングプラグアセンブリにより冷却ボックスの上にある空気入口穴がシールされ、空気圧アセンブリにより、洗浄アセンブリが上昇するように駆動され、シーリングアセンブリが角管をシールするように駆動されることを実現し、シーリングアセンブリが角管を完全にシールすると、冷却ボックス内部は密閉環境にあり、この時、空気圧アセンブリの作動により、冷却ボックスの中に負圧が発生し、圧力差により水タンク内のお湯が除霜アセンブリを通って噴出して、蒸発管表面の洗い流しを実現し、高温のお湯で蒸発管表面を洗い流すことにより、蒸発管表面の除霜を実現すると同時に、蒸発管表面の埃の洗い流しも実現した。
【0017】
(2)本発明は、設置された洗浄アセンブリと空気圧アセンブリにより、蒸発管の表面の除霜を行う際、まず第3電磁弁を閉じて、スリーブ、第1中空ロッド及び第2中空ロッド内の空気圧が低下し、第2中空ロッドは第1中空ロッドの中に収縮し、第1中空ロッドはさらにスリーブの中に収縮させて、カウンタウエイト台座はスポンジリングを第3接続座まで上昇するように駆動させることを実現し、除霜アセンブリの作動が終了後、第2電磁弁のスイッチをオンにして、第2接続座を外部と連通させ、ゴム膜が回復し、冷却ボックスと外部は連通され、エアポンプのスイッチをオフにすると、外部の空気はエアポンプと吸気管を通ってスリーブの中に入り、カウンタウエイト台座及び重力の作用下で、スポンジリングは蒸発管表面に沿って移動するように駆動されて蒸発管表面の水分を吸収し、カウンタウエイト台座にあるスポンジリングが第4接続座に接続すると、カウンタウエイト台座と第4接続座の圧迫により、スポンジリング内の水分が絞り出されて、再び作業を開始できる。
【0018】
(3)本発明は設置された送風アセンブリと第1電磁弁により、除霜アセンブリの洗い流しで発生した水やスポンジリングから絞り出された水を、冷却ボックスにある第1電磁弁を通って排出することが実現でき、冷却ボックス水の排出は除霜後の余分な熱を取り除くので、再びコンプレッサーを放熱する場合、除霜作業によってもたらされる熱がコンプレッサーの放熱に負担をかけることがなく、蒸発管を通過する高温の熱媒体の除霜作業に比べ、コンプレッサーの放熱圧力が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【0019】
本発明の具体的な実施形態または従来技術における技術的解決策をより明確に示すために、以下では、具体的な実施形態または従来技術の説明に使用する必要がある図面を簡単に紹介するが、明らかに、これらは本発明のいくつかの実施形態であるが、当業者であれば、創造的な作業を行わずに、これらの図面に従って他の図面を取得することもできる。
【
図2】本発明のエアポンプ箱、吸気管及びエアパイプの構造概略図であり、
【
図3】本発明の
図2中のAにおける部分拡大構造の概略図であり、
【
図5】本発明の角管、固定板及びファンの構造概略図であり、
【
図6】本発明の断熱パイプの断面構造概略図であり、
【
図7】本発明のエアパイプと第2接続座の構造概略図であり、
【
図8】本発明の角管、シール座及び第2接続座の分解構造概略図であり、
【
図9】本発明の電動伸縮ロッドと伝動板の構造概略図であり、
【
図10】本発明の第3接続座、第4接続座及び蒸発管の構造概略図であり、
【
図11】本発明の接続ブロックと第3電磁弁の分解構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の技術的解決策について、図面と併せて明確且つ完全に説明するが、明らかに、記載された実施形態は本発明の一部の実施形態であり、全ての実施形態ではない。
【0021】
通常、本明細書に記載及び示されている本発明実施形態の部品は、様々な構成で配置及び設計できる。したがって、図面に記載された本発明の実施形態に関する以下の詳細な説明は、保護が主張される本発明の範囲を限定することを意図するものではなく、むしろ本発明の選択された実施形態のみを表すものである。
【0022】
本発明の実施形態に基づいて、創造的な努力をすることなく当業者によって得られる他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲に属する。
【0023】
本発明の説明において、留意すべきことは、用語「中央」、「上」、「下」、「左」、「右」、「縦」、「横」、「内側」、「外側」等で示される向きや位置関係は、図面に示される向きや位置関係に基づくものであり、単に本発明の説明を容易にし、説明を簡略化することを目的とするものであり、言及された装置または要素が特定の向きを有し、特定の向きで構成され、動作しなければならないことを示すものでも、暗示するものでもなく、したがって、本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。また、「第1」、「第2」、「第3」という用語は説明にのみ使用され、相対的な重要性を示したり示唆したりするものとして理解されるものではない。
【0024】
本発明の説明において、留意すべきことは、「取り付」、「連結」および「接続」という用語は特に指定および限定されない限り、広い意味で理解されるべきであり、例えば、固定接続であってもよく、取り外し可能に接続、または一体型接続してもよい;機械的に連結してもよく、または電気的に連結してもよい;直接連結してもよく、仲介物を介して間接的に連結してもよく、2つの要素内部の連通であってもよい。当業者であれば、特定の状況に応じて本発明の上記の用語の特定の意味を理解できる。
【0025】
以下
図1~
図11と併せて示されるように、本発明の実施形態は、超臨界二酸化炭素サイクルを利用した自己洗浄型ヒートポンプ給湯器ユニットを提供し、ベース1を含み、ベース1の頂部の外壁にはボックス本体101と水タンク102が固定接続され、ボックス本体101底部の内壁にはコンプレッサーが固定接続され、コンプレッサーの輸入口にはリフローアセンブリ4が固定接続され、コンプレッサーの輸出口には輸出アセンブリ5が固定接続され、且つ輸出アセンブリ5は水タンク102を貫通し、ボックス本体101の片側の外壁にはコンプレッサー放熱用の送風アセンブリ8が固定接続され、ベース1頂部の外壁には、送風アセンブリ8と連通する冷却アセンブリ3が固定接続され、冷却アセンブリ3には、ベース1頂部の外壁に固定接続された冷却ボックス301が含まれ、冷却ボックス301頂部の内壁には冷却用の蒸発アセンブリ9が固定接続され、且つ蒸発アセンブリ9は輸出アセンブリ5とリフローアセンブリ4の両方と連通し、蒸発アセンブリ9には、冷却ボックス301頂部の内壁に固定接続された第3接続座901を含み、冷却ボックス301底部の内壁には第4接続座902が固定接続され、第3接続座901底部の外壁には等間隔に配置された複数の蒸発管903が固定接続され、且つすべての蒸発管903が第4接続座902と連通し、第4接続座902の中に入った液体状態の二酸化炭素は蒸発して気体状態の二酸化炭素になって、多量の熱を吸収し、ファン802の作用下で、気体の流れが生じ、気体は蒸発管903を通過する際に冷却され、低温気体は角管803を通ってボックス本体101内に輸送され、ボックス本体101中のコンプレッサーを放熱し、コンプレッサーの放熱を補助するために他の冷却装置を使用する必要がないので、不必要なエネルギー消費を削減し、冷却ボックス301片側の内壁頂部には、蒸発アセンブリ9表面を除霜するための除霜アセンブリ6が固定接続され、且つ除霜アセンブリ6と水タンク102は連通し、送風アセンブリ8内には、冷却ボックス301と送風アセンブリ8をシールするためのシーリングアセンブリ7が固定接続され、冷却ボックス301頂部の外壁には丸穴が開いており、丸穴内には蒸発アセンブリ9を洗浄するための洗浄アセンブリが固定接続され、ボックス本体101頂部の外壁には洗浄アセンブリ及びシーリングアセンブリ7の作動を駆動するための空気圧アセンブリ2が固定接続され、冷却ボックス301片側の外壁には、等間隔に配置された複数の空気入口穴が開いており、冷却ボックス301片側の外壁には、空気入口穴を塞ぐためのシーリングプラグアセンブリが固定接続される。
【0026】
さらに、洗浄アセンブリには、丸穴内に固定接続されたスリーブ204が含まれ、スリーブ204内には第1中空ロッド205がスライド可能に接続され、第1中空ロッド205内には第2中空ロッド206がスライド可能に接続され、第1中空ロッド205と第2中空ロッド206の一端にはいずれもシールリングが固定接続され、第2中空ロッド206の下端には接続ブロック905が固定接続され、接続ブロック905の頂部には貫通穴が開いており、貫通穴内には、第2中空ロッド206と連通する第3電磁弁906が固定接続され、接続ブロック905の片側の外壁にはカウンタウエイト台座904が固定接続され、且つ蒸発管903はいずれもカウンタウエイト台座904の底部外壁を貫通し、カウンタウエイト台座の底部外壁の蒸発管903に近い処にはいずれもスポンジリング907が固定接続され、エアポンプのスイッチをオフにすると、外部の空気はエアポンプと吸気管202を通ってスリーブ204の中に入り、カウンタウエイト台座904及び重力の作用下で、スポンジリング907は蒸発管903表面に沿って移動するように駆動されて蒸発管903表面の水分を吸収し、カウンタウエイト台座904にあるスポンジリング907が第4接続座902に接続すると、カウンタウエイト台座904と第4接続座902に圧迫されて、スポンジリング907内の水分を絞り出す。
【0027】
送風アセンブリ8は、ボックス本体101の片側の外壁に固定接続された角管803を含み、角管803の内壁には水平に配置された固定板801が固定接続され、固定板801の片側の外壁には二つのファン802が固定接続される。
【0028】
さらに、空気圧アセンブリ2には、ボックス本体101頂部の外壁に固定接続されたエアポンプボックス201を含み、エアポンプボックス201底部の内壁にはエアポンプが固定接続され、エアポンプの輸出口には第2接続座701と連通するエアパイプ203が固定接続され、エアポンプの輸入口にはスリーブ204と連通する吸気管202が固定接続され、シーリングアセンブリには、角管803の内壁に固定接続され、等間隔で配置された複数のシール座703を含み、シール座703の対面する一対の内壁にはゴム膜704が固定接続され、シール座703頂部の外壁にはいずれも第3接続管705が固定接続され、且つ第3接続管705はいずれも角管803の頂部外壁を貫通し、第3接続管705の上端には同一の第2接続座701が固定接続され、第2接続座701頂部の外壁には第2電磁弁702が固定接続され、エアポンプにより抽出された空気はシール座703の中に送られ、ゴム膜704を変形させ、複数のゴム膜704の変形及び相互の圧迫により、冷却ボックス301と角管803をシールする。
【0029】
さらに、除霜アセンブリ6には、冷却ボックス301片側内壁の頂部に固定接続された第1接続座603を含み、第1接続座603片側外壁の各本の蒸発管に近い処には、いずれもノズル604が固定接続され、第1接続座603片側の外壁には送水管601が固定接続され、且つ送水管601は水タンク102片側の内壁を貫通し、送水管601の水タンク102内部にある一端には自力式制御弁602が固定接続され、冷却ボックス301底部の外壁には固定穴が開いており、固定穴内には第1電磁弁306が固定接続され、冷却ボックス301と水タンク102との間の圧力差が大きい場合、水タンク102中のお湯は自力式制御弁602を通って送水管601の中に入り、そして、第1接続座603の上にあるノズル604を通って噴出して、蒸発管903の表面に対する洗い流しを実現し、超臨界二酸化炭素サイクルでは、コンプレッサーからの空気は超臨界状態にあり、排気温度が高いため、加熱効果が非常によく、得られるお湯の温度が比較的に高いため、洗い流しによる除霜効果もより良く、高温のお湯で蒸発管903表面を洗い流すことで、蒸発管903表面の除霜を実現すると同時に、蒸発管903表面の埃の洗い流しも実現した。
【0030】
さらに、輸出アセンブリ5には、コンプレッサーの輸出口に固定接続された第2接続管505を含み、且つ第2接続管505は水タンク102底部の内壁を貫通し、第2接続管505の水タンク102内部にある一端にはコイル管504が固定接続され、コイル管504の一端には輸出管501が固定接続され、且つ輸出管501は水タンク102片側の外壁を貫通し、輸出管501の円弧状の外壁には一方向絞り弁502が固定接続され、一方向絞り弁502片側の外壁には、第4接続座902と連通する分流管503が固定接続され、低温液体状態の二酸化炭素の一部は、一方向絞り弁502、分流管503を介して第4接続座902に輸入され、低温液体状態の二酸化炭素の他の一部は、他の蒸発器の中に輸送される。
【0031】
さらに、リフローアセンブリ4には、コンプレッサー輸入口に固定接続されたリフロー管403を含み、冷却ボックス301片側の外壁には断熱パイプ401が固定接続され、断熱パイプ401底部の外壁にはリフロー管403と連通する連通座402が固定接続され、連通座402頂部の外壁には、対称的に配置された2つの螺旋曲がり管406が固定接続され、そのうち一つの螺旋曲がり管406の上端には、輸入管404が固定接続され、もう一つの螺旋曲がり管406の上端には、第3接続座901と連通する第1接続管405が固定接続されている。
【0032】
さらに、シーリングプラグアセンブリには、冷却ボックス301片側の外壁に固定接続された電動伸縮ロッド305を含み、電動伸縮ロッド305の輸出端には伝動板304が固定接続され、伝動板304片側の外壁には二つの連結フレーム302が固定接続され、且つ二つの連結フレーム302は、いずれも冷却ボックス301片側の外壁を貫通し、二つの連結フレーム302片側の外壁には、等間隔に配置された複数のシールブロック303が固定接続され、且つシールブロック303と空気入口穴は適合し、電動伸縮ロッド305のスイッチをオンにすると、電動伸縮ロッド305は伝動板304を介して連結フレーム302を駆動して移動させて、シールブロック303は、冷却ボックス301の上にある空気入口穴の中に入るように駆動されて、冷却ボックス301の上にある空気入口穴をシールする。
【0033】
具体的な作業方法は:使用時に、コンプレッサーのスイッチをオンにすると、作動する際にコンプレッサーは、二酸化炭素を高温、高圧の超臨界状態にし、次に第2接続管505を介して水タンク102中のコイル管504の中に輸送して、コイル管504と水タンク102内の水の熱交換により、水タンク102内の水を加熱し、同時に、コイル管504に於ける気液共存状態にある二酸化炭素を低温液体状態の二酸化炭素に変換させ、最後に輸出管501を介して輸出し、低温液体状態の二酸化炭素の一部は、一方向絞り弁502と分流管503を介して第4接続座902に輸入され、低温液体状態の二酸化炭素の他の一部は、他の蒸発器の中に輸送されて、冷却が必要な建物に冷気源を提供し、第4接続座902の中に入った液体状態の二酸化炭素は蒸発して気体状態の二酸化炭素になって、多量の熱を吸収し、ファン802の作用下で、気体の流れが生じ、外部の気体は冷却ボックス301の空気入口穴を通って冷却ボックス301の中に入り、気流は蒸発管903を通過する際に冷却され、低温気体は角管803を通ってボックス本体101内に輸送され、ボックス本体101中のコンプレッサーを放熱し、コンプレッサーの放熱を補助するために他の冷却装置を使用する必要がないので、不必要なエネルギー消費を削減し、蒸発後の気体状態の二酸化炭素は第3接続座901と第1接続管405を介してそのうち一つの螺旋曲がり管406の中に輸送され、他の蒸発器内で蒸発された気体状態の二酸化炭素は、輸入管404を通ってもう一つの螺旋曲がり管406の中に入るので、二つの螺旋曲がり管406内部の気体状態の二酸化炭素の温度は同じ程度になり、コンプレッサーの中に入る気体状態の二酸化炭素の温度の不均一を防ぎ、使用時間の増加に伴い、蒸発管903の表面に必然的に霜が付き、除霜作業が必要なときは、電動伸縮ロッド305のスイッチをオンにすると、電動伸縮ロッド305は伝動板304を介して連結フレーム302を駆動して移動させて、シールブロック303は、冷却ボックス301の上にある空気入口穴の中に入るように駆動されて、冷却ボックス301の上にある空気入口穴をシールし、次に、エアポンプのスイッチをオンにし、第3電磁弁906のスイッチをオフにしてエアポンプが作動すると、スリーブ204、第1中空ロッド205、第2中空ロッド206中の空気圧は低下し、第2中空ロッド206は第1中空ロッド205の中に収縮し、第1中空ロッド205はさらにスリーブ204の中に収縮して、カウンタウエイト台座904はスポンジリング907を第3接続座まで上昇するように駆動し、エアポンプにより抽出された空気はシール座703の中に送られ、ゴム膜704を変形させ、複数のゴム膜704の変形及び相互の圧迫により、冷却ボックス301と角管803をシールし、次に、第3電磁弁906を開いて、エアポンプを介して冷却ボックス301内に負圧を発生させ、冷却ボックス301と水タンク102との間の圧力差が大きい場合、水タンク102中のお湯は自力式制御弁602を通って送水管601の中に入り、そして、第1接続座603の上にあるノズル604を通って噴出して、蒸発管903の表面の洗い流しを実現し、高温のお湯で蒸発管903表面を洗い流すことで、蒸発管903表面の除霜を実現すると同時に、蒸発管903表面の埃の洗い流しも実現でき、除霜作業が終了したら、第2電磁弁をオンにすると、第2接続座701と外部は連通し、ゴム膜704が回復して冷蔵ボックス301が外部と連通し、エアポンプのスイッチをオフにすると、外部の気体はエアポンプと吸気管202を通ってスリーブ204の中に入り、カウンタウエイト台座904及び重力の作用下で、スポンジリング907は蒸発管903の表面に沿って移動するように駆動されて、蒸発管903表面の水分を吸収し、カウンタウエイト台座904にあるスポンジリング907が第4接続座902に接続すると、カウンタウエイト904台座と第4接続座902の圧迫により、スポンジリング907内の水分が絞り出され、次に第1電磁弁306のスイッチをオンにすると、洗い流しで発生した水やスポンジリング907から絞り出された水は、冷却ボックス301にある第1電磁弁306を通って排出し、冷却ボックス301から排出された水は、除霜後の余分な熱を取り除くので、再びコンプレッサーを放熱する場合、除霜作業によってもたらされる熱がコンプレッサーの放熱に負担をかけることがなく、蒸発管903を通過する高温の熱媒体の除霜作業に比べ、コンプレッサーの放熱圧力を軽減した。
【0034】
最後に注意すべきことは、上記実施形態は、本発明の技術的解決策を説明するために使用されるに過ぎず、その限定を意図するものではない;前記各実施形態を参照して本発明を詳細に説明したが、当業者であれば、前述の実施形態に記録された技術的解決策を修正したり、技術的特徴の一部または全部について同等の置換を実行したりすることは依然として可能であり;これらの修正または置換は、対応する技術的解決策の本質を本発明の実施形態の技術的解決策の範囲から逸脱させるものではない。
【符号の説明】
【0035】
1-ベース、101-ボックス本体、102-水タンク、2-空気圧アセンブリ、201-エアポンプボックス、202-吸気管、203-エアパイプ、204-スリーブ、205-第1中空ロッド、206-第2中空ロッド、3-冷却アセンブリ、301-冷却ボックス、302-連結フレーム、303-シールブロック、304-伝動板、305-電動伸縮ロッド、306-第1電磁弁、4-リフローアセンブリ、401断熱パイプ、402連通座、403-リフロー管、404-輸入管、405-第1接続管、406-螺旋曲がり管、5-輸出アセンブリ、501-輸出管、502-一方向絞り弁、503-分流管、504-コイル管、505-第2接続管、6-除霜アセンブリ、601-送水管、602-自力式制御弁、603-第1接続座、604-ノズル、7-シーリングアセンブリ、701-第2接続座、702-第2電磁弁、703-シール座、704-ゴム膜、705-第3接続管、8-送風アセンブリ、801-固定板、802-ファン、803-角管、9-蒸発アセンブリ、901-接続ブロック、906-第3電磁弁、907-スポンジリング。