(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024035164
(43)【公開日】2024-03-13
(54)【発明の名称】物体検出手段が取り付けられた牽引車両用の連結装置
(51)【国際特許分類】
B62D 53/08 20060101AFI20240306BHJP
【FI】
B62D53/08 Z
B62D53/08 D
【審査請求】有
【請求項の数】13
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023138800
(22)【出願日】2023-08-29
(31)【優先権主張番号】10 2022 003 183.3
(32)【優先日】2022-08-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(71)【出願人】
【識別番号】508323757
【氏名又は名称】ヨスト-ベルケ・ドイチェラント・ゲーエムベーハー
【住所又は居所原語表記】Siemensstrasse 2, 63263 Neu-Isenburg, Germany
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】マルク・ミュラー
(72)【発明者】
【氏名】シュテッフェン・ハーバー
(72)【発明者】
【氏名】ベンジャミン・カウフホールド
(72)【発明者】
【氏名】シュテファン・ギッツェン
(57)【要約】 (修正有)
【課題】損傷のリスクを低くして、牽引車両の長手方向軸(x)のできるだけ近くに物体検出手段を配置する。
【解決手段】物体検出手段が取り付けられた牽引車両用の連結装置であって、第5輪プレート(40)の形態の連結体(30)と、ロック機構(31)とを有し、ロック機構(31)によって、キングピンの形態の連結手段が、その端部位置(E)において連結体(30)上で解放可能に保持され、連結体(30)は、長手方向軸(x)に沿って延びる、連結手段案内輪郭部(32)によって制限された利用可能な空間(33)を備え、連結手段は、利用可能な空間(33)内への連結中、端部位置(E)に到達するまで少なくとも部分的に嵌め込まれる連結装置。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
物体検出手段(10)が取り付けられた牽引車両用の連結装置であって、第5輪プレート(40)の形態の連結体(30)と、ロック機構(31)とを有し、前記ロック機構(31)によって、キングピン(51)の形態の連結手段(50)が、その端部位置(E)において前記連結体(30)上で解放可能に保持され、前記連結体(30)は、長手方向軸(x)に沿って延びる、連結手段案内輪郭部(32)によって制限された利用可能な空間(33)を備え、前記連結手段(50)は、前記利用可能な空間(33)内への連結中、端部位置(E)に到達するまで少なくとも部分的に嵌め込まれる、連結装置において、
前記物体検出手段(10)が、前記利用可能な空間(33)内に突起する機能位置(11)と、前記連結手段案内輪郭部(32)内に引っ込められる回避位置(12)との間で移動することができるように、前記連結手段案内輪郭部(32)内に取り付けられることを特徴とする、連結装置。
【請求項2】
下降した前記回避位置(12)において、前記物体検出手段(10)が、少なくとも前記連結手段案内輪郭部(32)の隣接するセクションで終端するまで、後方に移動されることを特徴とする、請求項1に記載の連結装置。
【請求項3】
前記物体検出手段(10)が、能動軸(21)に沿ってばね要素(20)によって取り付けられることを特徴とする、請求項1または2に記載の連結装置。
【請求項4】
前記物体検出手段(10)が、1つまたは複数の回転軸(23)の周りにばね要素(20)および/またはレバー(22)によって取り付けられることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の連結装置。
【請求項5】
前記物体検出手段(10)が、アクチュエータ(24)によって移動され得る、請求項1または2に記載の連結装置。
【請求項6】
前記アクチュエータ(24)が、少なくとも1つの近接センサ(25a、25b、25c)に接続されることを特徴とする、請求項5に記載の連結装置。
【請求項7】
前記近接センサ(25a、25b、25c)が、前記物体検出手段(10)から形成されることを特徴とする、請求項6に記載の連結装置。
【請求項8】
前記キングピン(51)の前記端部位置(E)の領域内の前記第5輪プレート(40)が、円周方向に前記キングピン(51)を部分的に包囲するC字形軸受領域(41)を備え、前記連結手段案内輪郭部(32)が、前記C字形軸受領域(41)から形成されることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の連結装置。
【請求項9】
前記第5輪プレート(40)が、後方向(R)に入口開口部(42)を画定する2つの連結ホーン(43)を備え、前記連結手段案内輪郭部(32)が、互いに向き合う連結ホーン(43)の側面(44)から形成されることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の連結装置。
【請求項10】
前記第5輪プレート(40)が、後方向(R)に入口開口部(42)の下方に配置されたクロスブリッジ(45)を有し、前記連結手段案内輪郭部(32)が、前記クロスブリッジ(45)から形成されることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の連結装置。
【請求項11】
前記第5輪プレート(40)が、後方向(R)に、ライン連結システムのコネクタコンソール(46)を有し、前記連結手段案内輪郭部(32)が、前記コネクタコンソール(46)から形成されることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の連結装置。
【請求項12】
前記物体検出手段(10)が、前記長手方向軸(x)に対して横断方向に配向された横断軸(y)の周りに前記連結装置に対して枢動可能に取り付けられることを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載の連結装置。
【請求項13】
前記物体検出手段(10)が、サーボモータ(26)によって、前記横断軸(y)の周りに能動的に配置され得ることを特徴とする、請求項12に記載の連結装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1のプリアンブルにおける特徴による、物体検出手段が取り付けられた牽引車両用の連結装置に関する。
【背景技術】
【0002】
物体検出手段は、特に、カメラであることができ、このカメラによって、特にトレーラ車両が牽引車両に連結されている間、ドライバの客室内で、後方の交通圏の画像と共にそこに止められたトレーラ車両の画像が、ドライバに提供される。その画像により、牽引車両は、トレーラ車両の連結手段に向かってより正確に操縦され得る。
【0003】
第5輪連結部の連結プレート上に配置されたカメラが、たとえば、牽引車両およびトレーラからなる連接式車両用の安全装置に関連して、独国特許第102004048139号に開示されている。安全装置の補助により、トレーラが牽引車両上に載り、キングピンがロック解除され、支持脚部が後退されるときに、牽引車両とトレーラとの間の最大許容距離が、監視および/または維持されることができなければならない。第5輪プレートに対する、セミトレーラ上に位置付けられたキングピンの位置は、第5輪プレート内または第5輪プレート上に配置されたカメラによって決定され得る。
【0004】
別の従来技術が、独国特許第102004029130号に開示されており、ここでは、カメラが、第5輪プレートの側部、下方、または内部において車両の長手方向軸のできるだけ近くに取り付けられている。車両の長手方向軸内、またはその近くにカメラを取り付けることは、カメラがほとんど歪みの無い画像を提供するという利点を有する。しかし、カメラは、その置かれる位置が車両の長手方向軸の近くになるほど、キングピンなどのトレーラ車両上の連結手段の影響領域内に位置しやすくなり、したがって、損傷のリスク増加にさらされる。
【0005】
文献の独国特許第10155056号は、2つの車両間の接続ラインのためのプラグイン連結システムを説明している。プラグイン連結システムは、プラグソケットを備え、このプラグソケットは、第5輪プレートの挿入開口部の領域内に移動可能に配置され、軸方向移動によるセミトレーラの連結後に、セミトレーラ上で待機して保持される相補的プラグに接触する。プラグソケットは、これもまた挿入開口部の領域内に固定式に配置された第1のセンサからの対応する信号によって、出入りするように移動される。
【0006】
文献の独国特許102007053117号は、車両の外に移動される延長位置と、車両内側の後退位置との間に移動可能に取り付けられた、カメラなどの車両内の移動可能な部分用のドライブを取り扱っている。車両の車道は、カメラの補助によって記録される。
【0007】
文献の欧州特許第3141685号は、テールゲート、サイドドア、またはボンネットなどの自動車両の移動可能な部分の非接触の作動のためにモジュールユニット内に組み込まれたセンサ装置を開示している。
【0008】
文献の独国特許第102019008918号は、第5輪プレートとカメラとを備える第5輪連結部を提案している。第5輪プレートは、後方に成形された円錐状のドライブイン開口部を横方向に画定する2つの連結ホーンを有する。カメラは、第5輪プレート上の2つの挿入ホーンの一方に固定されなければならない。
【0009】
第5輪プレートの軸受要素へのカメラの固定式取り付けが、独国特許第102019008919号に見出され得る。
【発明の概要】
【0010】
したがって、本発明は、損傷のリスクを低くして、牽引車両の長手方向軸のできるだけ近くに物体検出手段を配置するという目的に基づいたものである。
【0011】
本発明によれば、基礎となる目的は、請求項1の特徴によって解決される。物体検出手段は、たとえば、非可視範囲内、たとえば赤外範囲内、および/または可視スペクトル内で動作することができるカメラを意味すると理解される。2D画像センサに加えて、3D情報をキャプチャすることができる撮像センサも適している。これらは、特に、レーザスキャナ、レーダセンサ、および超音波センサを含む。外部の影響に対してより良好に保護するために、物体検出手段は、ハウジングを備え、好ましくは、ハウジングと共に共通の構造ユニットを形成することができる。
【0012】
物体検出手段によって提供されるデータは、ドライバの運転席内のディスプレイ装置上に表示され得、トレーラ車両を連結するための視覚的な操縦補助としてドライバによって使用され得る。しかし、物体検出手段によって提供されるデータを牽引車両の電子データシステムに送り、牽引車両がこのデータに基づいてトレーラ車両の自動または半自動の連結を実施することも可能である。
【0013】
半自動連結とは、システムが、操縦している間ドライバをサポートするためのドライバ用の支援システムであることを意味する。
【0014】
連結手段案内輪郭部は、トレーラ側連結手段を内外に駆動すると共に、その端部位置において固定するために使用される、連結体内の後方に開いた自由空間を取り囲む。連結手段案内輪郭部は、通常、本質的に垂直軸の方向に通る連結体の壁構造を備え、この壁構造は、連結中にトレーラ側連結手段をとらえ、牽引車両が後方に駆動されるときに、連結装置のロック機構の方向に横方向にこれらを案内する。
【0015】
物体検出手段の移動可能な取り付けにより、物体検出手段は、その後ある時点まで、牽引車両または連結体の長手方向軸内、またはその近くの好適な領域内でその機能位置にあり続けることができる。後のその時点では、トレーラ側連結手段は、連結体の利用可能な空間内にすでに入っており、連結手段案内輪郭部から横方向に重複される。トレーラ側連結手段が横方向に間違って連結することは、この時点ではもはや予想されない。移動可能な取り付けは、物体検出手段がトレーラ側連結手段の移動経路から除去され、引っ込められた回避位置に到達することを保証する。連結体の案内輪郭部より低いこのよけた回避位置では、トレーラ側の連結手段は、非破壊的に物体検出手段上を進行する。
【0016】
下降した回避位置では、物体検出手段は、有利には、少なくとも連結手段案内輪郭部の隣接セクションで終端するまで、後方に移動される。トレーラ側連結手段は、摺動接触しながら物体検出手段を通り過ぎる。
【0017】
物体検出手段が移動線に沿って移動可能に取り付けられることが、実現される。
【0018】
第1の好ましい実施形態によれば、物体検出手段は、特に効果的な軸に沿ってばね要素によって取り付けられる。ばね要素は、物体検出手段を、押し出された機能位置にばね付勢された状態に保つ。トレーラ側連結手段と接触すると、これは、物体検出手段をばね要素の力に反して、押し戻された回避位置に押し入れる。後退された回避位置および前方に押し出された機能位置は、そのとき、ばね要素の効果的な軸内に位置する。この実施形態の主な利点は、さらなるサーボモータまたはアクチュエータが必要でないことである。
【0019】
第2の好ましい実施形態によれば、物体検出手段は、追加的にまたは代替的に、ばね要素および/またはレバーによって1つまたは複数の回転軸の周りに取り付けられ得る。この実施形態では、トレーラ側連結手段またはトレーラ車両の他の構成要素はここでも、機能位置と後退された回避位置との間の物体検出手段の移動を開始する。しかし、これは、トレーラ側連結手段または他の構成要素と物体検出手段との接触によって直接行われるのではなく、物体検出手段と共に運動連鎖を形成するレバーとの接触によって行われる。この実施形態の利点は、物体検出手段が、駆動しているときのトレーラ車両からの連続的な負荷によって、嵌め込まれた回避位置にあり続け、外部影響から保護されてそこに収容されることである。
【0020】
第3の好ましい実施形態によれば、物体検出手段は、アクチュエータによって移動され得る。この場合、アクチュエータは、トレーラ側連結手段またはトレーラ車両の他の構成要素とは関係なく、非接触で機械式に物体検出手段を移動させる。特に、物体検出手段はまた、トレーラ車両が連結されているか、否かに関わらず、他の業務に、たとえば、逆進するときの操縦補助として使用され得る。
【0021】
アクチュエータが少なくとも1つの近接センサに接続されていれば、特に好適であることが判明している。特に、近接センサは、ドライバのいかなる介入動作も無く、アクチュエータを起動させることによって、物体検出手段が機能位置と回避位置との間で両方向に自動的に移動することを促す。
【0022】
近接センサは、便宜上、物体検出手段から形成される。物体検出手段は、いずれにしてもトレーラ側連結手段の位置を検出するために使用され、したがって、近接センサとして考えられ得る。トレーラ側連結手段が物体検出手段の正面に到達して画像を満たせば、アクチュエータを起動させ、物体検出手段を機能位置から回避位置に移動させるときとなる。
【0023】
キングピンの端部位置の領域において、第5輪連結プレートは、円周方向にキングピンを部分的に包囲するC字形軸受領域を有し、連結手段案内輪郭部は、このC字形軸受領域から形成され得る。後方に向かって開くC字形軸受領域は、しばしば、交換可能な磨耗リングとして設計される。
【0024】
いずれの場合も、C字形軸受領域は、利用可能な空間を第5輪プレートの進行方向に制限し、したがって、連結手段案内輪郭部の進行方向の前端を形成する。移動可能に取り付けられた物体検出手段は、最終的に、C字形保管領域内に挿入される。
【0025】
第5輪連結プレートはまた、後方向に入口開口部を画定する2つの連結ホーンを有することができ、連結手段案内輪郭部は、互いに向き合う連結ホーンの側面から形成され得る。この構成では、物体検出手段は、2つの連結ホーンの一方の側面に挿入され、機能位置において入口開口部内に横方向に突出する。よけた回避位置では、物体検出手段は、関連する連結ホーン内に移動し、好ましくは、連結ホーンの関連する側面と面一になって終端する。
【0026】
代替的には、第5輪連結プレートは、入口開口部の下方に後方向に配置されたクロスブリッジを有することができ、連結手段案内輪郭部は、クロスブリッジから形成され得る。クロスブリッジは、第5輪連結プレートの強度を増大させ、入口開口部の両側で第5輪プレート下面に接続される。クロスブリッジは、垂直軸における利用可能な空間の下側端部を形成し、したがって、連結手段案内輪郭部をその底部において制限する。この改良点では、物体検出手段は、クロスブリッジ内に挿入される。クロスブリッジはまた、一方側のみにおいて第5輪連結プレートに接続され、物体検出手段のホルダとしての役割を果たすこともできる。
【0027】
さらなる代替策は、第5輪プレートが後方向にライン連結システムのコネクタコンソールを有し、連結手段案内輪郭部がコネクタコンソールから形成されることである。
【0028】
コネクタコンソールは、結合プロセス中、相補的なトレーラ車両コネクタと自動的に接続する。コネクタコンソールもまた、連結中、接近するキングピンが妨げられずにコネクタコンソール上を通ることができるように、垂直軸における連結体の利用可能な空間を下方向に制限し、下側の連結手段案内輪郭部を後方向に続ける。この構成では、移動可能に取り付けられた物体検出手段は、コネクタコンソール内またはコネクタコンソール上に締め付けられる。
【0029】
便宜上、物体検出手段は、長手方向軸に横断方向に向けられた横断軸の周りで連結装置に対して枢動可能に取り付けられる。特に、デジタル画像認識の場合、トレーラ側連結手段は認識され得、物体検出手段は連結手段に向けられ得る。この目的のために、物体検出手段は、横断軸の周りで回転するように取り付けられ、好ましくは、サーボモータによってこの横断軸の周りで能動的に配置される。
【0030】
より良好に理解するために、本発明は、9枚の図を参照しながら以下でより詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【
図1】物体検出手段の可能な設置位置を有する連結体の後面図および上面図。
【
図2】物体検出手段が機能位置において第5輪プレートの軸受領域内に配置されている、連結体を貫通する長手方向断面図。
【
図3】物体検出手段が機能位置において第5輪プレートの連結ホーンの一方内に配置されている、連結体の平面図。
【
図4】物体検出手段が回避位置にある、
図3による平面図。
【
図5】物体検出手段が機能位置においてクロスブリッジ内に配置されている、第5輪プレートのクロスブリッジを貫通する長手方向断面図。
【
図6】キングピンが接近しており、物体検出手段が機能位置と回避位置との間にある、
図5による長手方向断面図。
【
図7】物体検出手段が機能位置においてライン連結システムのコネクタコンソール内に配置されている、連結体を貫通する長手方向断面図。
【
図8】第2の代替の実施形態による、物体検出手段が第5輪連結プレートのクロスブリッジ内に配置されている、連結体を貫通する長手方向断面図。
【
図9】第3の代替の実施形態による、物体検出手段が第5輪連結プレートのクロスブリッジ内に配置されている、連結体を貫通する長手方向断面図。
【発明を実施するための形態】
【0032】
図1は、図示されない牽引車両上に通常取り付けられた連結体30の後面図および平面図を示しており、この連結体内に、トレーラ車両の連結手段50(
図6を参照)が入ることができ、ロック機構31によって枢動可能に固定され得る。この例示的な実施形態では、牽引車両上の連結体30は、第5輪プレート40として設計され、トレーラ上の連結手段50は、キングピン51として設計される。組み立てられた状態では、第5輪プレート40は、横断軸yに互いに相対して位置する2つの軸受ブロック47によって牽引車両に締め付けられる。
【0033】
キングピン51が連結される前、これは、第5輪プレート40の後方向Rに位置付けられ、第5輪プレートは、キングピン51に面する側に遠位方向に円錐状に広がる入口開口部42を有する。入口開口部42は、2つの連結ホーン43によって画定され、これらの連結ホーンは、入口開口部42の両側に配置され、さらに一体型の第5輪プレート40の一体的部分である。
【0034】
入口開口部42は、その近位端部において、第5輪プレート40内の中央に配置された軸受領域41内に合流する。軸受領域41内では、キングピン51は、駆動操作の端部位置Eに到達し、軸受領域41を出入りするように枢動され得るロック機構31によって、その位置に解放可能に保持される。
【0035】
軸受領域41および入口開口部42は、収束しながら(coherent)合流する利用可能な空間33を形成し、この空間は、第5輪プレート40の横断軸yおよび垂直軸zの方向の延長部では、第5輪プレート40に入るために提供されるキングピン51より常に大きく寸法設定される。
【0036】
利用可能な空間33は、連結ホーン43の垂直側面44によって入口開口部42のセクション内に横方向に画定され、この側面44はまた、第5輪プレート40の厚さに対応して軸受領域41内にも続く。利用可能な空間33は、第5輪プレート40の上側側部によって上部において垂直軸zに制限され、その底部では、入口開口部42と軸受領域41との間の移行領域内でクロスブリッジ45によって制限される。クロスブリッジ45は、入口開口部42または軸受領域41の下方を通り、連結および連結解除中、キングピン51がその上を通るようにされる。
【0037】
牽引車両およびトレーラ車両の機械的連結または連結解除プロセス中、供給ラインを自動的に接続し、接続解除するためのライン連結システムのコネクタコンソール46もまた、第5輪プレート40に取り付けられ得る。コネクタコンソール46は、入口開口部42内で全体的にまたは部分的に保持され、または、入口開口部42に対して後方向にオフセットされる。垂直軸zにおいて、コネクタコンソール46は、キングピン51が接触することなくその上を通るようにされ得る。
【0038】
物体検出手段10によって提供される画像における空間的歪みを最小限にし、これらをコンピュータ的に処理する必要を完全にまたはできるだけ避けるために、物体検出手段10は、連結体30上に、可能であれば特に第5輪プレート40上に、そして長手方向軸xにも、または可能であれば長手方向軸xに近づけて配置されなければならない。
【0039】
図1は、軸受領域41の設置位置1、入口開口部42における設置位置2、クロスブリッジ45における設置位置3、およびコネクタコンソール46における設置位置4にある物体検出手段10の適切な設置位置を表す。すべての設置位置1、2、3、4は、衝突が発生した場合に、利用可能な空間33内に静的に突起する物体検出手段10を破壊すると考えられる、入出するキングピン51の影響領域内にある。
【0040】
図2は、物体検出手段10が軸受領域41内に移動可能に取り付けられた第1の設置位置1を示す。軸受領域41は、隣接する連結手段案内輪郭部32を形成する。連結体30内において、第5輪プレート40の軸受領域41内の
図2によって示される実施形態では、物体検出手段10に相補的な受け入れ開口部34が、導入される。受け入れ開口部34は、物体検出手段10が下降されて受け入れ開口部34に完全に入り得るように寸法設定される。
【0041】
連結前、そしてキングピン51が接近しているとき、物体検出手段10は、ばね要素20によって、利用可能な空間33内に突起する機能位置11に保持される。物体検出手段10がばね要素20の予負荷に反して能動軸21において押し戻されて受け入れ開口部34に入るのは、キングピン51が物体検出手段10に当たったときのみである。
【0042】
物体検出手段10が長手方向軸xの後方向Rに位置合わせされるとき、ばね要素20の能動軸21もまた、長手方向軸xに位置合わせされる。この場合、入来するキングピン51の方向は、ばね要素20の能動軸21に対応する。
【0043】
軸受領域41の円周方向における物体検出手段10のオフセット位置合わせの場合、ばね要素20の能動軸21もまた、径方向にオフセットされ得、そして、入来するキングピン51の方向とは位置合わせされなくなる。接近するキングピン51の大きな力により、能動軸21の方向に向けられる比例力ベクトルは、そのとき、物体検出手段10をその受け入れ開口部34内に押し戻すのに十分である。
【0044】
図3は、物体検出手段10が設置位置2によって、連結ホーン43の2つの横方向側面44の一方内に収容される代替的な例示的実施形態に関連する。ばね要素20の能動軸21および受け入れ開口部34の軸方向範囲は、横断軸yに位置合わせされる。機能位置11では、物体検出手段10は、関連する側面44から形成された連結手段案内輪郭部32に対して、ばね付勢されて突起し、入口開口部42内に突起している。機能位置11は、トレーラ側連結手段50、たとえばキングピン51の識別を可能にする。
【0045】
図4は、キングピン51と物体検出手段10の衝突発生時の設置位置2の状況を示し、これにより、比例的な力が横断軸yにおいて物体検出手段10に伝送され、物体検出手段は、キングピン51が入口開口部42内の別様に利用可能な空間33を通過することができるように、受け入れ開口部34内で移動Dの方向に回避位置12まで押し戻される。回避位置12では、物体検出手段10は、部分的に突起しなくなるまで隣接する側面44から遠くに押し入れられ、側面44によって案内されているキングピン51は、軸受領域41の方向に移動する。
【0046】
図5では、別の設置位置3が説明されており、ここでは、物体検出手段10は、クロスブリッジ45内に収容され、垂直軸zに下方向に離れて下がる。クロスブリッジ45は、下側の連結手段案内輪郭部32を形成する。この目的のために、物体検出手段10は、ばね要素20によって受け入れ開口部34内に移動可能に取り付けられ、キングピン51が接近セクタSから接近する場合、ばね要素20の能動軸21に対応する移動方向Dにキングピン51によって移動され、垂直軸zの方向に押し下げられて道を空ける。
【0047】
物体検出手段10は、サーボモータ26も内部に収容されるハウジング13を有する。サーボモータ26は、物体検出手段10の光学軸xoが後方に、すなわち、地形の所与の上側縁部に平行に向くように、横断軸yの周りで物体検出手段10を能動的に位置合わせする。
【0048】
図6は、接近するキングピン51と物体検出手段10との接触直後の
図5と同じ設置位置3を示す。
図6の拡大図では、ハウジング13は、長手方向軸xに対して傾斜された2つのハウジング衝撃表面14を有するマッシュルーム型ヘッド形状を有する、連結手段案内輪郭部32に対して突起する断面で特に良くわかる。
【0049】
近寄ってくるキングピン51は、後方向Rの画像面内の左側に位置するハウジング衝撃表面14に最初に衝突し、それによって物体検出手段10をその回避位置12の方向に受け入れ開口部34内に押し入れる。ハウジング13が乗り上げられる(driven over)とき、ばね要素20の復元力は、ハウジング13が、キングピン51が能動的に接触しなくなるまでキングピン51に押し付けられ続けるというものである。
【0050】
ロック機構31の機械的開放後、牽引車両およびトレーラ車両は、互いから分離される。キングピン51は、後方向Rに移動し、このとき、画像面内の右のハウジング衝撃表面14に最初に当たり、その後、物体検出手段10のハウジング13を受け入れ開口部34内へと押し下げる。
【0051】
図7は、物体検出手段10がコネクタコンソール46によって画定された連結手段案内輪郭部32内に移動可能に取り付けられた設置位置4を示す。垂直軸zに軸方向に延長して配向された受け入れ開口部34が、コネクタコンソール46内に形成され、この開口部に、物体検出手段10は、そのばね要素20によって、能動軸21において移動できるように挿入される。物体検出手段10の移動方向Dは、垂直軸zに対応する。キングピン51が接近するとき、これは、後部の入口開口部42の下方に配置されたコネクタコンソール46に最初に当たり、そして、入口開口部42の全深さがキングピン51のさらなる連結に利用可能になるように、一時的にばね要素20の抵抗に反してコネクタコンソール46内に物体検出手段10を押し入れる。
【0052】
図8は、接近するキングピン51が物体検出手段10またはそのハウジング13と直接接触しないが、物体検出手段10に一方の端部が枢動的に接続され、反対側の第2の端部が接触ビード22bと共に形成されている弓形状のレバー22と接触する別の実施形態を示す。レバー22もまた、横断軸yの周りの回転軸23によって第1と第2の端部間の中央に枢動的に取り付けられる。
【0053】
連結中、キングピン51は、接触ビード22bに最初に当たり、これを、回転軸23の周りで時計回りに枢動させ、その結果、物体検出手段10は、その最初の機能位置11から同じ方向に後退され、下降した回避位置12内に移動する。
【0054】
図9は、物体検出手段10の一部とキングピン51との間に直接的な接触が無い別の実施形態を示す。この実施形態では、物体検出手段10は、アクチュエータ24に連結され、このアクチュエータは、キングピン51が接近するときに、物体検出手段10を、機能位置11から受け入れ開口部34内へと回避位置12に到達するまで後退させる。アクチュエータ24は、最小距離以下に距離が縮まったときに対応する信号をアクチュエータ24に提供する少なくとも1つの近接センサ25a、25b、25cに接続される。物体検出手段10それ自体は、いずれの場合でもキングピン51を識別し、可視サイズに応じた距離値を生成することができる近接センサ25aとしての役割を果たすことができる。代替的にまたは追加的に、少なくとも1つの近接センサ25bを、連結ホーン43、または両方の連結ホーン43の後方向Rの端部上に提供することが可能である。代替的にまたは追加的に、近接センサ25cは、軸受領域41の領域内にも配置されなければならない。この近接センサは、近接センサ25cとキングピン51との間の距離の増大を検出し、これは、機能位置11に位置合わせされ得る物体検出手段10を、アクチュエータ24によって適時に回避位置12に戻すために、連結解除時には特に重要である。
【符号の説明】
【0055】
1 設置位置 軸受領域
2 設置位置 入口開口部
3 設置位置 クロスブリッジ
4 設置位置 コネクタコンソール
10 物体検出手段
11 機能位置
12 回避位置
13 ハウジング 物体検出手段
14 ハウジング衝撃表面
20 ばね要素
21 能動軸 ばね要素
22 レバー
22b 接触ビード
23 回転レバー/ばね要素の軸
24 アクチュエータ
25a~c 近接センサ
26 サーボモータ
30 連結体
31 ロック機構
32 連結手段案内輪郭部
33 利用可能な空間
34 受け入れ開口部 物体検出手段
40 第5輪プレート
41 軸受領域
42 入口開口部
43 連結ホーン
44 側面 連結ホーン
45 クロスブリッジ
46 コネクタコンソール ライン連結システム
47 軸受ブロック
50 トレーラ車両の連結手段
51 キングピン
D 物体検出手段の移動方向
E 端部位置
R 後方向
S 接近セクタ 連結手段
x 長手方向軸
xo 光学軸 物体検出手段
y 横断軸
z 垂直軸
【手続補正書】
【提出日】2023-10-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
物体検出手段(10)が取り付けられた牽引車両用の連結装置であって、第5輪プレート(40)の形態の連結体(30)と、ロック機構(31)とを有し、前記ロック機構(31)によって、キングピン(51)の形態の連結手段(50)が、その端部位置(E)において前記連結体(30)上で解放可能に保持され、前記連結体(30)は、長手方向軸(x)に沿って延びる、連結手段案内輪郭部(32)によって制限された利用可能な空間(33)を備え、前記連結手段(50)は、前記利用可能な空間(33)内への連結中、端部位置(E)に到達するまで少なくとも部分的に嵌め込まれる、連結装置において、
前記物体検出手段(10)が、前記利用可能な空間(33)内に突起する機能位置(11)と、前記連結手段案内輪郭部(32)内に引っ込められる回避位置(12)との間で移動することができるように、前記連結手段案内輪郭部(32)内に取り付けられることを特徴とする、連結装置。
【請求項2】
下降した前記回避位置(12)において、前記物体検出手段(10)が、少なくとも前記連結手段案内輪郭部(32)の隣接するセクションで終端するまで、後方に移動されることを特徴とする、請求項1に記載の連結装置。
【請求項3】
前記物体検出手段(10)が、能動軸(21)に沿ってばね要素(20)によって取り付けられることを特徴とする、請求項1に記載の連結装置。
【請求項4】
前記物体検出手段(10)が、1つまたは複数の回転軸(23)の周りにばね要素(20)および/またはレバー(22)によって取り付けられることを特徴とする、請求項1に記載の連結装置。
【請求項5】
前記物体検出手段(10)が、アクチュエータ(24)によって移動され得る、請求項1に記載の連結装置。
【請求項6】
前記アクチュエータ(24)が、少なくとも1つの近接センサ(25a、25b、25c)に接続されることを特徴とする、請求項5に記載の連結装置。
【請求項7】
前記近接センサ(25a、25b、25c)が、前記物体検出手段(10)から形成されることを特徴とする、請求項6に記載の連結装置。
【請求項8】
前記キングピン(51)の前記端部位置(E)の領域内の前記第5輪プレート(40)が、円周方向に前記キングピン(51)を部分的に包囲するC字形軸受領域(41)を備え、前記連結手段案内輪郭部(32)が、前記C字形軸受領域(41)から形成されることを特徴とする、請求項1に記載の連結装置。
【請求項9】
前記第5輪プレート(40)が、後方向(R)に入口開口部(42)を画定する2つの連結ホーン(43)を備え、前記連結手段案内輪郭部(32)が、互いに向き合う連結ホーン(43)の側面(44)から形成されることを特徴とする、請求項1に記載の連結装置。
【請求項10】
前記第5輪プレート(40)が、後方向(R)に入口開口部(42)の下方に配置されたクロスブリッジ(45)を有し、前記連結手段案内輪郭部(32)が、前記クロスブリッジ(45)から形成されることを特徴とする、請求項1に記載の連結装置。
【請求項11】
前記第5輪プレート(40)が、後方向(R)に、ライン連結システムのコネクタコンソール(46)を有し、前記連結手段案内輪郭部(32)が、前記コネクタコンソール(46)から形成されることを特徴とする、請求項1に記載の連結装置。
【請求項12】
前記物体検出手段(10)が、前記長手方向軸(x)に対して横断方向に配向された横断軸(y)の周りに前記連結装置に対して枢動可能に取り付けられることを特徴とする、請求項1に記載の連結装置。
【請求項13】
前記物体検出手段(10)が、サーボモータ(26)によって、前記横断軸(y)の周りに能動的に配置され得ることを特徴とする、請求項12に記載の連結装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0054】
図9は、物体検出手段10の一部とキングピン51との間に直接的な接触が無い別の実施形態を示す。この実施形態では、物体検出手段10は、アクチュエータ24に連結され、このアクチュエータは、キングピン51が接近するときに、物体検出手段10を、機能位置11から受け入れ開口部34内へと回避位置12に到達するまで後退させる。アクチュエータ24は、最小距離以下に距離が縮まったときに対応する信号をアクチュエータ24に提供する少なくとも1つの近接センサ25a、25b、25cに接続される。物体検出手段10それ自体は、いずれの場合でもキングピン51を識別し、可視サイズに応じた距離値を生成することができる近接センサ25aとしての役割を果たすことができる。代替的にまたは追加的に、少なくとも1つの近接センサ25bを、連結ホーン43、または両方の連結ホーン43の後方向Rの端部上に提供することが可能である。代替的にまたは追加的に、近接センサ25cは、軸受領域41の領域内にも配置されなければならない。この近接センサは、近接センサ25cとキングピン51との間の距離の増大を検出し、これは、機能位置11に位置合わせされ得る物体検出手段10を、アクチュエータ24によって適時に回避位置12に戻すために、連結解除時には特に重要である。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 物体検出手段(10)が取り付けられた牽引車両用の連結装置であって、第5輪プレート(40)の形態の連結体(30)と、ロック機構(31)とを有し、前記ロック機構(31)によって、キングピン(51)の形態の連結手段(50)が、その端部位置(E)において前記連結体(30)上で解放可能に保持され、前記連結体(30)は、長手方向軸(x)に沿って延びる、連結手段案内輪郭部(32)によって制限された利用可能な空間(33)を備え、前記連結手段(50)は、前記利用可能な空間(33)内への連結中、端部位置(E)に到達するまで少なくとも部分的に嵌め込まれる、連結装置において、
前記物体検出手段(10)が、前記利用可能な空間(33)内に突起する機能位置(11)と、前記連結手段案内輪郭部(32)内に引っ込められる回避位置(12)との間で移動することができるように、前記連結手段案内輪郭部(32)内に取り付けられることを特徴とする、連結装置。
[2] 下降した前記回避位置(12)において、前記物体検出手段(10)が、少なくとも前記連結手段案内輪郭部(32)の隣接するセクションで終端するまで、後方に移動されることを特徴とする、[1]に記載の連結装置。
[3] 前記物体検出手段(10)が、能動軸(21)に沿ってばね要素(20)によって取り付けられることを特徴とする、[1]または[2]に記載の連結装置。
[4] 前記物体検出手段(10)が、1つまたは複数の回転軸(23)の周りにばね要素(20)および/またはレバー(22)によって取り付けられることを特徴とする、[1]から[3]のいずれか一項に記載の連結装置。
[5] 前記物体検出手段(10)が、アクチュエータ(24)によって移動され得る、[1]または[2]に記載の連結装置。
[6] 前記アクチュエータ(24)が、少なくとも1つの近接センサ(25a、25b、25c)に接続されることを特徴とする、[5]に記載の連結装置。
[7] 前記近接センサ(25a、25b、25c)が、前記物体検出手段(10)から形成されることを特徴とする、[6]に記載の連結装置。
[8] 前記キングピン(51)の前記端部位置(E)の領域内の前記第5輪プレート(40)が、円周方向に前記キングピン(51)を部分的に包囲するC字形軸受領域(41)を備え、前記連結手段案内輪郭部(32)が、前記C字形軸受領域(41)から形成されることを特徴とする、[1]から[7]のいずれか一項に記載の連結装置。
[9] 前記第5輪プレート(40)が、後方向(R)に入口開口部(42)を画定する2つの連結ホーン(43)を備え、前記連結手段案内輪郭部(32)が、互いに向き合う連結ホーン(43)の側面(44)から形成されることを特徴とする、[1]から[7]のいずれか一項に記載の連結装置。
[10] 前記第5輪プレート(40)が、後方向(R)に入口開口部(42)の下方に配置されたクロスブリッジ(45)を有し、前記連結手段案内輪郭部(32)が、前記クロスブリッジ(45)から形成されることを特徴とする、[1]から[7]のいずれか一項に記載の連結装置。
[11] 前記第5輪プレート(40)が、後方向(R)に、ライン連結システムのコネクタコンソール(46)を有し、前記連結手段案内輪郭部(32)が、前記コネクタコンソール(46)から形成されることを特徴とする、[1]から[7]のいずれか一項に記載の連結装置。
[12] 前記物体検出手段(10)が、前記長手方向軸(x)に対して横断方向に配向された横断軸(y)の周りに前記連結装置に対して枢動可能に取り付けられることを特徴とする、[1]から[11]のいずれか一項に記載の連結装置。
[13] 前記物体検出手段(10)が、サーボモータ(26)によって、前記横断軸(y)の周りに能動的に配置され得ることを特徴とする、[12]に記載の連結装置。
【外国語明細書】