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特開2024-35428情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024035428
(43)【公開日】2024-03-14
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/00 20240101AFI20240307BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20240307BHJP
【FI】
G06Q50/00 300
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022139871
(22)【出願日】2022-09-02
(71)【出願人】
【識別番号】303046244
【氏名又は名称】旭化成ホームズ株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】522350494
【氏名又は名称】株式会社コネプラ
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100188558
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100165179
【弁理士】
【氏名又は名称】田▲崎▼ 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100189337
【弁理士】
【氏名又は名称】宮本 龍
(72)【発明者】
【氏名】中村 磨樹央
(72)【発明者】
【氏名】根本 由美
(72)【発明者】
【氏名】森屋 大輔
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】個人を特定できる情報を入力させる必要なく対象の住宅の住人をアプリケーションのユーザとして登録する。
【解決手段】情報処理システムは、対象の住宅の住人によって構成される会員制コミュニティにおける会員同士の交流を支援するコンテンツを提供する情報処理装置と、対象の住宅の住人によって使用され、コンテンツをアプリケーションによって出力するユーザ端末とを備え、情報処理装置は、対象の住宅の住人の居住場所を示す場所情報と場所情報に対応する対象住宅居住場所コードとを対象住宅顧客情報として記憶する記憶部と、照合部と、ユーザ登録部とを備え、対象住宅顧客情報はユーザ端末を用いることなく対象の住宅の住人に予め伝えられ、入力部が入力を受け付けた情報と対象住宅顧客情報とが一致すると照合部が判定した場合に、ユーザ登録部が対象の住宅の住人をアプリケーションのユーザとして登録する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象の住宅の住人によって構成される会員制コミュニティにおける会員同士の交流を支援するコンテンツを提供する情報処理装置と、前記情報処理装置によって提供される前記コンテンツをアプリケーションによって出力するユーザ端末とを備える情報処理システムであって、
前記ユーザ端末は、
前記対象の住宅の住人によって使用され、
前記対象の住宅の住人による情報の入力を受け付ける入力部を備え、
前記情報処理装置は、
前記対象の住宅の住人の居住場所を示す場所情報と前記場所情報に対応する対象住宅居住場所コードとを対象住宅顧客情報として記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されている前記対象住宅顧客情報と前記入力部が入力を受け付けた情報との照合を行う照合部と、
前記対象の住宅の住人を前記アプリケーションのユーザとして登録する処理を実行するユーザ登録部とを備え、
前記対象住宅顧客情報が、前記ユーザ端末を用いることなく、前記対象の住宅の住人に予め伝えられ、
前記入力部が入力を受け付けた情報と前記対象住宅顧客情報とが一致すると前記照合部が判定した場合に、前記ユーザ登録部は、前記対象の住宅の住人を前記アプリケーションのユーザとして登録する処理を実行する、
情報処理システム。
【請求項2】
前記情報処理装置は、前記対象住宅居住場所コードを発行するコード発行部を備え、
前記コード発行部は、
前記対象の住宅の住人の居住場所を示す1つの前記場所情報に対応させて複数の前記対象住宅居住場所コードを発行する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記ユーザ登録部が前記対象の住宅の住人を前記アプリケーションのユーザとして登録する前には、前記記憶部に、前記場所情報と前記対象住宅居住場所コードとが記憶され、
前記ユーザ登録部が前記対象の住宅の住人を前記アプリケーションのユーザとして登録した後には、前記記憶部に、前記場所情報および前記対象住宅居住場所コード)の他に、前記入力部が入力を受け付ける情報が記憶され得る、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記ユーザ登録部が前記対象の住宅の住人を前記アプリケーションのユーザとして登録した後に、前記記憶部に記憶され得る情報には、前記対象の住宅の住人のニックネーム、前記住人の電話番号、前記住人が利用するアプリケーションコンテンツ提供サービスのアカウント情報、または前記アプリケーションの登録時に発行される個別ID番号が含まれる、
請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記情報処理装置は、
前記対象の住宅の住人によって構成される前記会員制コミュニティにおける会員同士の交流を支援する前記コンテンツを提供するコンテンツ提供部を備え、
前記コンテンツ提供部は、
前記入力部が前記対象の住宅の住人による助けを求める旨の情報の入力を受け付けた場合に、助けの求めに応じることができる他の対象の住宅の住人を募集する前記コンテンツを生成して提供し、
前記コンテンツ提供部によって生成される前記コンテンツには、助けを求める前記対象の住宅の住人の本名が含まれない、
請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記コンテンツには、助けを求める前記対象の住宅の住人のニックネームが含まれる、
請求項5に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記情報処理装置は、
前記対象の住宅の住人によって構成される前記会員制コミュニティにおける会員同士の交流を支援する前記コンテンツを提供するコンテンツ提供部を備え、
前記コンテンツ提供部は、
前記入力部が前記対象の住宅の住人による質問の入力を受け付けた場合に、質問に対する他の対象の住宅の住人による回答を含む前記コンテンツを生成して提供し、
前記コンテンツ提供部によって生成される前記コンテンツには、質問者である前記対象の住宅の住人の本名と回答者である前記他の対象の住宅の住人の本名とが含まれない、
請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記コンテンツには、前記質問者のニックネームと前記回答者のニックネームとが含まれる、
請求項7に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記情報処理装置は、
前記対象の住宅の住人によって構成される前記会員制コミュニティにおける会員同士の交流を支援する前記コンテンツを提供するコンテンツ提供部を備え、
前記コンテンツ提供部は、
前記入力部が前記対象の住宅の住人による物品の譲り渡しを希望する旨の情報の入力を受け付けた場合に、前記物品の譲り受けを希望する他の対象の住宅の住人を募集する前記コンテンツを生成して提供し、
前記コンテンツ提供部によって生成される前記コンテンツには、前記物品の譲渡希望者である前記対象の住宅の住人の本名が含まれない、
請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項10】
前記コンテンツには、前記譲渡希望者のニックネームが含まれる、
請求項9に記載の情報処理システム。
【請求項11】
前記対象の住宅の住人は、対象の集合住宅の住人であり、
前記場所情報は、前記集合住宅の部屋番号であり、
前記対象住宅居住場所コードは、前記部屋番号に対応する部屋コードである、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項12】
前記対象の住宅の住人は、対象の地域の住宅の住人であり、
前記場所情報は、前記対象の地域の住宅の番地であり、
前記対象住宅居住場所コードは、前記対象の地域の住宅の番地に対応する番地コードである、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項13】
対象の住宅の住人によって構成される会員制コミュニティにおける会員同士の交流を支援するコンテンツを提供する情報処理装置であって、
前記情報処理装置によって提供される前記コンテンツは、ユーザ端末にインストールされたアプリケーションによって出力され、
前記ユーザ端末は、
前記対象の住宅の住人によって使用され、
前記対象の住宅の住人による情報の入力を受け付ける入力部を備え、
前記情報処理装置は、
前記対象の住宅の住人の居住場所を示す場所情報と前記場所情報に対応する対象住宅居住場所コードとを対象住宅顧客情報として記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されている前記対象住宅顧客情報と前記入力部が入力を受け付けた情報との照合を行う照合部と、
前記対象の住宅の住人を前記アプリケーションのユーザとして登録する処理を実行するユーザ登録部とを備え、
前記対象住宅顧客情報が、前記ユーザ端末を用いることなく、前記対象の住宅の住人に予め伝えられ、
前記入力部が入力を受け付けた情報と前記対象住宅顧客情報とが一致すると前記照合部が判定した場合に、前記ユーザ登録部は、前記対象の住宅の住人を前記アプリケーションのユーザとして登録する処理を実行する、
情報処理装置。
【請求項14】
対象の住宅の住人によって構成される会員制コミュニティにおける会員同士の交流を支援するコンテンツを提供する情報処理装置の情報処理方法あって、
前記情報処理装置によって提供される前記コンテンツは、ユーザ端末にインストールされたアプリケーションによって出力され、
前記ユーザ端末は、
前記対象の住宅の住人によって使用され、
前記対象の住宅の住人による情報の入力を受け付ける入力部を備え、
前記情報処理方法は、
前記対象の住宅の住人の居住場所を示す場所情報と前記場所情報に対応する対象住宅居住場所コードとを対象住宅顧客情報として記憶する記憶ステップと、
前記記憶ステップにおいて記憶された前記対象住宅顧客情報と前記入力部が入力を受け付けた情報との照合を行う照合ステップと、
前記対象の住宅の住人を前記アプリケーションのユーザとして登録する処理を実行するユーザ登録ステップとを備え、
前記対象住宅顧客情報が、前記ユーザ端末を用いることなく、前記対象の住宅の住人に予め伝えられ、
前記入力部が入力を受け付けた情報と前記対象住宅顧客情報とが一致すると前記照合ステップにおいて判定された場合に、前記ユーザ登録ステップにおいて前記対象の住宅の住人を前記アプリケーションのユーザとして登録する処理が実行される、
情報処理方法。
【請求項15】
情報処理装置を構成するコンピュータに、
対象の住宅の住人によって構成される会員制コミュニティにおける会員同士の交流を支援するコンテンツを提供するコンテンツ提供ステップを実行させるためのプログラムであって、
前記コンテンツ提供ステップにおいて提供される前記コンテンツは、ユーザ端末にインストールされたアプリケーションによって出力され、
前記ユーザ端末は、
前記対象の住宅の住人によって使用され、
前記対象の住宅の住人による情報の入力を受け付ける入力部を備え、
前記プログラムは、
前記対象の住宅の住人の居住場所を示す場所情報と前記場所情報に対応する対象住宅居住場所コードとを対象住宅顧客情報として記憶する記憶ステップと、
前記記憶ステップにおいて記憶された前記対象住宅顧客情報と前記入力部が入力を受け付けた情報との照合を行う照合ステップと、
前記対象の住宅の住人を前記アプリケーションのユーザとして登録する処理を実行するユーザ登録ステップとを前記コンピュータに実行させるためのものであり、
前記対象住宅顧客情報が、前記ユーザ端末を用いることなく、前記対象の住宅の住人に予め伝えられ、
前記入力部が入力を受け付けた情報と前記対象住宅顧客情報とが一致すると前記照合ステップにおいて判定された場合に、前記ユーザ登録ステップにおいて前記対象の住宅の住人を前記アプリケーションのユーザとして登録する処理が実行される、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、交流支援コンテンツを生成し、ユーザ端末装置に提供する交流支援サーバ装置について記載されている。特許文献1には、ユーザが他のユーザとの交流を希望する際に交流支援サーバ装置宛てに近くにいる他のユーザの状況を示す交流支援コンテンツを要求する旨が記載されている。更に、特許文献1には、ユーザと他のユーザとのマッチング処理が終了すると、他のユーザの状態を示す交流支援コンテンツが交流支援サーバ装置によって生成される旨が記載されている。
ところで、特許文献1には、交流支援システムを利用するようとするユーザによるチェックイン、認証(ログイン処理)について記載されているものの、会員登録(ユーザ登録)の詳細について記載されていない。そのため、特許文献1に記載された技術によっては、例えばユーザ登録が煩雑である、ユーザ登録時にユーザを特定できる情報が漏洩するリスクがある等のように、ユーザ登録が適切に行われないおそれがある。
【0003】
特許文献2には、会員制のコミュニティに属するユーザ間の交流を支援するコミュニケーション支援システムについて記載されている。特許文献2には、コミュニティを利用するユーザが、コミュニティへの会員登録(入会登録)時に入会申請情報の登録を行う旨が記載されている。
ところで、特許文献2に記載された技術では、ユーザが、コミュニティへの会員登録(入会登録)時に、入会申請情報として、ユーザの性別、名前、生年月日、住所(郵便番号)等の登録を行う必要がある。また、特許文献2に記載された技術では、コミュニティへのユーザの入会の審査においてユーザの入会が認められた場合に、ユーザは、審査後登録情報(ニックネーム、最終学歴、結婚歴、収入、趣味、価値観、ライフプラン等)を端末装置に入力してコミュニケーション支援サーバに送信する必要がある。
つまり、特許文献2に記載された技術では、ユーザが、コミュニティへの会員登録を行うためにユーザを特定できる情報を入力する必要があり、ユーザを特定できる情報が漏洩するリスクがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2013-025613号公報
【特許文献2】特開2020-190955号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した問題点に鑑み、本発明は、個人を特定できる情報を入力させる必要なく対象の住宅の住人をアプリケーションのユーザとして登録することができる情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、対象の住宅の住人によって構成される会員制コミュニティにおける会員同士の交流を支援するコンテンツを提供する情報処理装置と、前記情報処理装置によって提供される前記コンテンツをアプリケーションによって出力するユーザ端末とを備える情報処理システムであって、前記ユーザ端末は、前記対象の住宅の住人によって使用され、前記対象の住宅の住人による情報の入力を受け付ける入力部を備え、前記情報処理装置は、前記対象の住宅の住人の居住場所を示す場所情報と前記場所情報に対応する対象住宅居住場所コードとを対象住宅顧客情報として記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている前記対象住宅顧客情報と前記入力部が入力を受け付けた情報との照合を行う照合部と、前記対象の住宅の住人を前記アプリケーションのユーザとして登録する処理を実行するユーザ登録部とを備え、前記対象住宅顧客情報が、前記ユーザ端末を用いることなく、前記対象の住宅の住人に予め伝えられ、前記入力部が入力を受け付けた情報と前記対象住宅顧客情報とが一致すると前記照合部が判定した場合に、前記ユーザ登録部は、前記対象の住宅の住人を前記アプリケーションのユーザとして登録する処理を実行する、情報処理システムである。
【0007】
本発明の一態様は、対象の住宅の住人によって構成される会員制コミュニティにおける会員同士の交流を支援するコンテンツを提供する情報処理装置であって、前記情報処理装置によって提供される前記コンテンツは、ユーザ端末にインストールされたアプリケーションによって出力され、前記ユーザ端末は、前記対象の住宅の住人によって使用され、前記対象の住宅の住人による情報の入力を受け付ける入力部を備え、前記情報処理装置は、前記対象の住宅の住人の居住場所を示す場所情報と前記場所情報に対応する対象住宅居住場所コードとを対象住宅顧客情報として記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている前記対象住宅顧客情報と前記入力部が入力を受け付けた情報との照合を行う照合部と、前記対象の住宅の住人を前記アプリケーションのユーザとして登録する処理を実行するユーザ登録部とを備え、前記対象住宅顧客情報が、前記ユーザ端末を用いることなく、前記対象の住宅の住人に予め伝えられ、前記入力部が入力を受け付けた情報と前記対象住宅顧客情報とが一致すると前記照合部が判定した場合に、前記ユーザ登録部は、前記対象の住宅の住人を前記アプリケーションのユーザとして登録する処理を実行する、情報処理装置である。
【0008】
本発明の一態様は、対象の住宅の住人によって構成される会員制コミュニティにおける会員同士の交流を支援するコンテンツを提供する情報処理装置の情報処理方法あって、前記情報処理装置によって提供される前記コンテンツは、ユーザ端末にインストールされたアプリケーションによって出力され、前記ユーザ端末は、前記対象の住宅の住人によって使用され、前記対象の住宅の住人による情報の入力を受け付ける入力部を備え、前記情報処理方法は、前記対象の住宅の住人の居住場所を示す場所情報と前記場所情報に対応する対象住宅居住場所コードとを対象住宅顧客情報として記憶する記憶ステップと、前記記憶ステップにおいて記憶された前記対象住宅顧客情報と前記入力部が入力を受け付けた情報との照合を行う照合ステップと、前記対象の住宅の住人を前記アプリケーションのユーザとして登録する処理を実行するユーザ登録ステップとを備え、前記対象住宅顧客情報が、前記ユーザ端末を用いることなく、前記対象の住宅の住人に予め伝えられ、前記入力部が入力を受け付けた情報と前記対象住宅顧客情報とが一致すると前記照合ステップにおいて判定された場合に、前記ユーザ登録ステップにおいて前記対象の住宅の住人を前記アプリケーションのユーザとして登録する処理が実行される、情報処理方法である。
【0009】
本発明の一態様は、情報処理装置を構成するコンピュータに、対象の住宅の住人によって構成される会員制コミュニティにおける会員同士の交流を支援するコンテンツを提供するコンテンツ提供ステップを実行させるためのプログラムであって、前記コンテンツ提供ステップにおいて提供される前記コンテンツは、ユーザ端末にインストールされたアプリケーションによって出力され、前記ユーザ端末は、前記対象の住宅の住人によって使用され、前記対象の住宅の住人による情報の入力を受け付ける入力部を備え、前記プログラムは、前記対象の住宅の住人の居住場所を示す場所情報と前記場所情報に対応する対象住宅居住場所コードとを対象住宅顧客情報として記憶する記憶ステップと、前記記憶ステップにおいて記憶された前記対象住宅顧客情報と前記入力部が入力を受け付けた情報との照合を行う照合ステップと、前記対象の住宅の住人を前記アプリケーションのユーザとして登録する処理を実行するユーザ登録ステップとを前記コンピュータに実行させるためのものであり、前記対象住宅顧客情報が、前記ユーザ端末を用いることなく、前記対象の住宅の住人に予め伝えられ、前記入力部が入力を受け付けた情報と前記対象住宅顧客情報とが一致すると前記照合ステップにおいて判定された場合に、前記ユーザ登録ステップにおいて前記対象の住宅の住人を前記アプリケーションのユーザとして登録する処理が実行される、プログラムである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、個人を特定できる情報を入力させる必要なく対象の住宅の住人をアプリケーションのユーザとして登録することができる情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】第1実施形態の情報処理システム1の一例を示す図である。
図2】対象の集合住宅の各部屋の郵便ポスト等に投函される対象住宅顧客情報(部屋番号と部屋コードとを含むもの)が記載された紙媒体の一例を示す図である。
図3】対象の集合住宅の部屋番号「AAAA」の住人の1人(例えば夫)がアプリケーションのユーザ登録を行う時のユーザ端末12の表示画面の遷移の一例を説明するための図である。
図4】対象の集合住宅の部屋番号「AAAA」の住人の1人(例えば夫)がアプリケーションのユーザ登録を行う時のユーザ端末12の表示画面の遷移の一例を説明するための図である。
図5】第1実施形態の情報処理装置11によって実行される処理の一例を説明するためのフローチャートである。
図6】対象の地域の各住宅の郵便ポスト等に投函される対象住宅顧客情報(番地と番地コードとを含むもの)が記載された紙媒体の一例を示す図である。
図7】対象の地域の番地「DD-DD」の住宅の住人の1人(例えば夫)がアプリケーションのユーザ登録を行う時のユーザ端末12の表示画面の遷移の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムの実施形態について、添付図面を参照して説明する。
【0013】
<第1実施形態>
図1は第1実施形態の情報処理システム1の一例を示す図である。
図1に示す例では、情報処理システム1が、対象の集合住宅の住人によって構成される会員制コミュニティにおける会員同士の交流を支援する。情報処理システム1は、情報処理装置11と、ユーザ端末12、12-2、…、12-N(Nは3以上の数)とを備えている。
図1に示す例では、情報処理システム1が情報処理装置11と3以上のユーザ端末12、12-2、…、12-Nとを備えているが、他の例では、情報処理システム1が情報処理装置11と2つのユーザ端末12、12-2とを備えていてもよい。
【0014】
図1に示す例では、情報処理装置11が、会員制コミュニティの会員同士の交流を支援するコンテンツの提供などを行う。ユーザ端末12、12-2、…、12-Nのそれぞれは、会員制コミュニティの会員(対象の集合住宅の住人)によって使用され、情報処理装置11によって提供されるコンテンツの受信、出力などを行う。情報処理装置11によって提供されるコンテンツの受信、出力に必要なアプリケーションは、会員制コミュニティの会員(情報処理装置11により提供されるコンテンツを必要とする対象の集合住宅の住人)によって、ユーザ端末12、12-2、…、12-Nにインストールされる。
具体的には、ユーザ端末12、12-2、…、12-Nのそれぞれは、通信部12Aと、入力部12Bと、出力部12Cとを備えている。通信部12Aは、ネットワークNWを介して情報処理装置11等との通信を行う。入力部12Bは、会員制コミュニティの会員(対象の集合住宅の住人)による情報などの入力を受け付ける。出力部12Cは、情報処理装置11によって提供されるコンテンツをアプリケーションによって出力する処理などを行う。
図1に示す例では、ユーザ端末12、12-2、…、12-Nの構成が同一であるが、他の例では、ユーザ端末12、12-2、…、12-Nの構成が異なっていてもよい。
【0015】
図1に示す例では、情報処理装置11は、通信部11Aと、記憶部11Bと、入力情報取得部11Cと、照合部11Dと、ユーザ登録部11Eと、コード発行部11Fと、コンテンツ提供部11Gとを備えている。通信部11Aは、ネットワークNWを介してユーザ端末12、12-2、…、12-N等との通信を行う。
記憶部11Bは、対象の集合住宅の住人(会員制コミュニティの会員)の居住場所を示す場所情報と場所情報に対応する対象住宅居住場所コードとを対象住宅顧客情報として記憶する。具体的には、記憶部11Bが、対象の集合住宅の住人の居住場所を示す場所情報として、対象の集合住宅の部屋番号を記憶し、場所情報に対応する対象住宅居住場所コードとして、部屋コードを記憶する。
コード発行部11Fは、対象の集合住宅の住人(会員制コミュニティの会員)の居住場所を示す場所情報に対応する部屋コード(対象住宅居住場所コード)を発行する。
図1に示す例では、情報処理システム1の運営者などが、対象の集合住宅の管理者などから対象の集合住宅の部屋番号の情報を取得し、コード発行部11Fが、各部屋番号に対応する部屋コードを発行し、部屋番号と部屋コードとを含む対象住宅顧客情報を生成する。情報処理装置11の記憶部11Bは、コード発行部11Fによって生成された対象住宅顧客情報を記憶する。
他の例では、対象住宅顧客情報が、情報処理装置11のコード発行部11F以外の構成要素によって生成されてもよい。
【0016】
図1に示す例では、対象住宅顧客情報(部屋番号と部屋コードとを含むもの)が、ユーザ端末12、12-2、…、12-Nを用いることなく、対象の集合住宅の住人に予め伝えられる。具体的には、情報処理システム1の運営者、対象の集合住宅の管理者などが、部屋番号と部屋コードとを含む対象住宅顧客情報が記載された紙媒体を対象の集合住宅の各部屋の郵便ポスト等に投函する。
【0017】
図2は対象の集合住宅の各部屋の郵便ポスト等に投函される対象住宅顧客情報(部屋番号と部屋コードとを含むもの)が記載された紙媒体の一例を示す図である。
図2に示す例では、紙媒体に記載された対象住宅顧客情報に、部屋番号「AAAA」と、部屋番号「AAAA」に対応する部屋コード「●●●-BBBB」と、部屋番号「AAAA」に対応する部屋コード「●●●-CCCC」とが含まれる。
つまり、図2に示す例では、コード発行部11Fが、対象の集合住宅の住人の居住場所を示す1つの場所情報(部屋番号「AAAA」)に対応させて複数の対象住宅居住場所コード(部屋コード「●●●-BBBB」および部屋コード「●●●-CCCC」)を発行する。
対象の集合住宅の部屋番号「AAAA」の住人の1人(例えば夫)は、上述したアプリケーションのユーザ登録を行うために、例えばユーザ端末12にインストールされたアプリケーションを使用し、投函された紙媒体に記載された対象住宅顧客情報のうちの部屋番号「AAAA」と部屋コード「●●●-BBBB」とを入力する。
【0018】
図3および図4は対象の集合住宅の部屋番号「AAAA」の住人の1人(例えば夫)がアプリケーションのユーザ登録を行う時のユーザ端末12の表示画面の遷移の一例を説明するための図である。詳細には、図3(A)はアプリケーションの起動時のユーザ端末12の表示画面の一例を示しており、図3(B)は利用規約同意時のユーザ端末12の表示画面の一例を示している。図4(A)はタイプ選択時のユーザ端末12の表示画面の一例を示しており、図4(B)は部屋番号および部屋コードの入力時のユーザ端末12の表示画面の一例を示している。
【0019】
図2図4に示す例では、ユーザ端末12の入力部12Bが、ユーザ端末12にインストールされたアプリケーションを起動する入力操作を受け付けると、ユーザ端末12の通信部12Aが、アプリケーションを起動する入力操作を示す情報を情報処理装置11に送信する。情報処理装置11の通信部11Aは、ユーザ端末12の入力部12Bが受け付けたアプリケーションを起動する入力操作に応じて、図3(A)に示すアプリケーション起動時用画像のデータをユーザ端末12に送信し、ユーザ端末12の出力部12Cが図3(A)に示すアプリケーション起動時用画像を出力する(つまり、ユーザ端末12が図3(A)に示すアプリケーション起動時画面を表示する。
次いで、ユーザ端末12の入力部12Bが、対象の集合住宅の部屋番号「AAAA」の住人(例えば夫)による「新規登録する」入力操作を受け付けると(つまり、対象の集合住宅の部屋番号「AAAA」の住人(例えば夫)が、ユーザ端末12の表示画面中の「新規登録する」の箇所をタップすると)、ユーザ端末12の通信部12Aが、「新規登録する」入力操作を示す情報を情報処理装置11に送信する。情報処理装置11の通信部11Aは、ユーザ端末12の入力部12Bが受け付けた「新規登録する」入力操作に応じて、図3(B)に示す利用規約同意用画像のデータをユーザ端末12に送信し、ユーザ端末12の出力部12Cが図3(B)に示す利用規約同意用画像を出力する(すなわち、ユーザ端末12の表示画面が、図3(A)に示すアプリケーション起動時画面から図3(B)に示す利用規約同意用画面に遷移する。
【0020】
次いで、ユーザ端末12の入力部12Bが、対象の集合住宅の部屋番号「AAAA」の住人(例えば夫)による利用規約に「同意する」入力操作を受け付けると(つまり、対象の集合住宅の部屋番号「AAAA」の住人(例えば夫)が、ユーザ端末12の表示画面中の「同意する」の箇所をタップすると)、ユーザ端末12の通信部12Aが、利用規約に「同意する」入力操作を示す情報を情報処理装置11に送信する。情報処理装置11の通信部11Aは、ユーザ端末12の入力部12Bが受け付けた利用規約に「同意する」入力操作に応じて、図4(A)に示すタイプ選択用画像のデータをユーザ端末12に送信し、ユーザ端末12の出力部12Cが図4(A)に示すタイプ選択用画像を出力する(すなわち、ユーザ端末12の表示画面が、図3(B)に示す利用規約同意用画面から図4(A)に示すタイプ選択用画面に遷移する。
次いで、ユーザ端末12の入力部12Bが、対象の集合住宅の部屋番号「AAAA」の住人(例えば夫)によるタイプ選択の入力操作を受け付けると(詳細には、対象の集合住宅の部屋番号「AAAA」の住人(例えば夫)が、ユーザ端末12の表示画面中の「対象のマンションに該当される方」の箇所をタップすると)、ユーザ端末12の通信部12Aが、タイプ選択の入力操作を示す情報を情報処理装置11に送信する。情報処理装置11の通信部11Aは、ユーザ端末12の入力部12Bが受け付けたタイプ選択の入力操作に応じて、図4(B)に示す部屋番号・部屋コード入力用画像のデータをユーザ端末12に送信し、ユーザ端末12の出力部12Cが図4(B)に示す部屋番号・部屋コード入力用画像を出力する(すなわち、ユーザ端末12の表示画面が、図4(A)に示すタイプ選択用画面から図4(B)に示す部屋番号・部屋コード入力用画面に遷移する。
【0021】
図2図4に示す例では、次いで、ユーザ端末12の入力部12Bが、対象の集合住宅の部屋番号「AAAA」の住人(例えば夫)による部屋番号「AAAA」および部屋コード「●●●-BBBB」の入力操作を受け付けると(つまり、対象の集合住宅の部屋番号「AAAA」の住人(例えば夫)が、投函された紙媒体に記載された部屋番号「AAAA」および部屋コード「●●●-BBBB」を入力すると)、ユーザ端末12の通信部12Aが、部屋番号「AAAA」および部屋コード「●●●-BBBB」の入力操作を示す情報を情報処理装置11に送信する。
【0022】
図2に示す例では、対象の集合住宅の部屋番号「AAAA」の住人の他の1人(例えば妻)は、アプリケーションのユーザ登録を行うために、例えばユーザ端末12-2にインストールされたアプリケーションを使用し、投函された紙媒体に記載された対象住宅顧客情報のうちの部屋番号「AAAA」と部屋コード「●●●-CCCC」とを入力する。
詳細には、ユーザ端末12-2の入力部12Bが、対象の集合住宅の部屋番号「AAAA」の住人(例えば妻)による部屋番号「AAAA」および部屋コード「●●●-CCCC」の入力操作を受け付けると(つまり、対象の集合住宅の部屋番号「AAAA」の住人(例えば妻)が、投函された紙媒体に記載された部屋番号「AAAA」および部屋コード「●●●-CCCC」を入力すると)、ユーザ端末12-2の通信部12Aが、部屋番号「AAAA」および部屋コード「●●●-CCCC」の入力操作を示す情報を情報処理装置11に送信する。
【0023】
図1に示す例では、入力情報取得部11Cは、ユーザ端末12、12-2、…、12-Nの入力部12Bが受け付けた情報を取得する。
図2に示す例では、入力情報取得部11Cは、ユーザ端末12の入力部12Bが受け付けた部屋番号「AAAA」および部屋コード「●●●-BBBB」を示す情報と、ユーザ端末12-2の入力部12Bが受け付けた部屋番号「AAAA」および部屋コード「●●●-CCCC」を示す情報とを取得する。
【0024】
図1に示す例では、照合部11Dが、記憶部11Bに記憶されている対象住宅顧客情報とユーザ端末12、12-2、…、12-Nの入力部12Bが入力を受け付けた情報との照合を行う。
【0025】
図2に示す例では、記憶部11Bに記憶されている対象住宅顧客情報に、部屋番号「AAAA」と、部屋番号「AAAA」に対応する部屋コード「●●●-BBBB」および部屋コード「●●●-CCCC」とが含まれる。
ユーザ端末12の入力部12Bが入力を受け付けた情報には、部屋番号「AAAA」および部屋コード「●●●-BBBB」が含まれる。
そのため、図2に示す例では、照合部11Dは、ユーザ端末12の入力部12Bが入力を受け付けた情報(部屋番号「AAAA」および部屋コード「●●●-BBBB」)と、記憶部11Bに記憶されている対象住宅顧客情報(部屋番号「AAAA」、部屋コード「●●●-BBBB」および部屋コード「●●●-CCCC」)とが一致すると判定する。
【0026】
更に、図2に示す例では、ユーザ端末12-2の入力部12Bが入力を受け付けた情報に、部屋番号「AAAA」および部屋コード「●●●-CCCC」が含まれる。
そのため、図2に示す例では、照合部11Dは、ユーザ端末12-2の入力部12Bが入力を受け付けた情報(部屋番号「AAAA」および部屋コード「●●●-CCCC」)と、記憶部11Bに記憶されている対象住宅顧客情報(部屋番号「AAAA」、部屋コード「●●●-BBBB」および部屋コード「●●●-CCCC」)とが一致すると判定する。
【0027】
図1に示す例では、ユーザ登録部11Eが、対象の集合住宅の住人を上述したアプリケーションのユーザとして登録する処理を実行する。詳細には、ユーザ登録部11Eは、入力部12Bが入力を受け付けた情報と対象住宅顧客情報とが一致すると照合部11Dが判定した場合に、対象の集合住宅の住人をアプリケーションのユーザとして登録する処理を実行する。
【0028】
図2に示す例では、上述したように、ユーザ端末12の入力部12Bが入力を受け付けた情報(部屋番号「AAAA」および部屋コード「●●●-BBBB」)と、記憶部11Bに記憶されている対象住宅顧客情報(部屋番号「AAAA」、部屋コード「●●●-BBBB」および部屋コード「●●●-CCCC」)とが一致すると照合部11Dが判定する。そのため、ユーザ登録部11Eは、対象の集合住宅の住人(具体的には、部屋コード「●●●-BBBB」を用いるユーザ端末12の使用者)をアプリケーションのユーザとして登録する処理を実行する。
また、図2に示す例では、上述したように、ユーザ端末12-2の入力部12Bが入力を受け付けた情報(部屋番号「AAAA」および部屋コード「●●●-CCCC」)と、記憶部11Bに記憶されている対象住宅顧客情報(部屋番号「AAAA」、部屋コード「●●●-BBBB」および部屋コード「●●●-CCCC」)とが一致すると照合部11Dが判定する。そのため、ユーザ登録部11Eは、対象の集合住宅の住人(具体的には、部屋コード「●●●-CCCC」を用いるユーザ端末12-2の使用者)をアプリケーションのユーザとして登録する処理を実行する。
【0029】
図1に示す例では、ユーザ登録部11Eが対象の集合住宅の住人をアプリケーションのユーザとして登録する前に、場所情報としての部屋番号および対象住宅居住場所コードとしての部屋コードが記憶部11Bに記憶されている。
ユーザ登録部11Eが対象の集合住宅の住人をアプリケーションのユーザとして登録した後には、場所情報としての部屋番号および対象住宅居住場所コードとしての部屋コードの他に、ユーザ端末12、12-2、…、12-Nの入力部12Bが入力を受け付ける情報が、記憶部11Bに記憶され得る。
詳細には、ユーザ登録部11Eが対象の集合住宅の住人をアプリケーションのユーザとして登録した後に、記憶部11Bに記憶され得る情報には、対象の集合住宅の住人のニックネーム、対象の集合住宅の住人が使用する電話番号、対象の集合住宅の住人が利用するアプリケーションコンテンツ提供サービスのアカウント情報、またはアプリケーションの登録時に発行される個別ID番号などが含まれる。
【0030】
つまり、ユーザ登録部11Eが対象の集合住宅の住人をアプリケーションのユーザとして登録した後、アプリケーションの起動中(実行中)に、ユーザ端末12、12-2、…、12-Nの入力部12Bが対象の集合住宅の住人のニックネームの入力を受け付ける場合には、入力部12Bが入力を受け付けた対象の集合住宅の住人のニックネームが、記憶部11Bに対象住宅顧客情報として記憶される。
また、ユーザ登録部11Eが対象の集合住宅の住人をアプリケーションのユーザとして登録した後、アプリケーションの起動中(実行中)に、ユーザ端末12、12-2、…、12-Nの入力部12Bが対象の集合住宅の住人によって使用される電話番号の入力を受け付ける場合には、入力部12Bが入力を受け付けた電話番号が、記憶部11Bに対象住宅顧客情報として記憶される。ユーザ端末12、12-2、…、12-Nの入力部12Bが対象の集合住宅の住人によって使用される電話番号の入力を受け付ける時に、情報処理装置11が、対象の集合住宅の住人による確認コードの入力をユーザ端末12、12-2、…、12-Nに要求させてもよい。確認コードは、ショートメール等を用いることによって対象の集合住宅の住人に伝えられる。
【0031】
図1に示す例では、コンテンツ提供部11Gが、対象の集合住宅の住人によって構成される会員制コミュニティにおける会員同士の交流を支援するコンテンツを提供する。
【0032】
コンテンツ提供部11Gは、例えば、ユーザ端末12の入力部12Bが対象の集合住宅の住人による助けを求める旨の情報の入力を受け付けた場合に、助けの求めに応じることができる他の対象の集合住宅の住人を募集するコンテンツを生成し、ユーザ端末12-2、…、12-Nに提供する。
コンテンツ提供部11Gによって生成されるコンテンツには、助けを求める対象の集合住宅の住人の本名(ユーザ端末12の使用者の本名)が含まれず、助けを求める対象の集合住宅の住人のニックネーム(ユーザ端末12の使用者のニックネーム)が含まれる。また、コンテンツ提供部11Gは、ニックネームを使った投稿や返信ができるコンテンツ以外に、匿名での投稿や返信ができるコンテンツを生成してもよい。
そのため、助けを求める対象の集合住宅の住人(ユーザ端末12の使用者)は、情報処理システム1を気軽に利用することができ、対象の集合住宅の住人同士の助け合いを促進することができる。
【0033】
コンテンツ提供部11Gは、例えば、ユーザ端末12の入力部12Bが対象の集合住宅の住人による質問の入力を受け付けた場合に、質問に対する他の対象の集合住宅の住人(例えばユーザ端末12-Nの使用者)による回答を含むコンテンツを生成し、ユーザ端末12、12-2、…、12-Nに提供する。
コンテンツ提供部11Gによって生成されるコンテンツには、質問者である対象の集合住宅の住人の本名(ユーザ端末12の使用者の本名)と回答者である他の集合対象の住宅の住人の本名(ユーザ端末12-Nの使用者の本名)とが含まれず、質問者のニックネーム(ユーザ端末12の使用者のニックネーム)と回答者のニックネーム(ユーザ端末12-Nの使用者のニックネーム)とが含まれる。また、コンテンツ提供部11Gは、ニックネームを使った投稿や返信ができるコンテンツ以外に、匿名での投稿や返信ができるコンテンツを生成してもよい。
そのため、質問者である対象の集合住宅の住人(ユーザ端末12の使用者)および回答者である他の対象の集合住宅の住人(ユーザ端末12-Nの使用者)は、情報処理システム1を気軽に利用することができ、対象の集合住宅の住人同士の情報交換を促進することができる。
【0034】
コンテンツ提供部11Gは、例えば、ユーザ端末12の入力部12Bが対象の集合住宅の住人による物品の譲り渡しを希望する旨の情報の入力を受け付けた場合に、物品の譲り受けを希望する他の対象の集合住宅の住人を募集するコンテンツを生成し、ユーザ端末12-2、…、12-Nに提供する。
コンテンツ提供部11Gによって生成されるコンテンツには、物品の譲渡希望者である対象の集合住宅の住人の本名(ユーザ端末12の使用者の本名)が含まれず、譲渡希望者のニックネーム(ユーザ端末12の使用者のニックネーム)が含まれる。また、コンテンツ提供部11Gは、ニックネームを使った投稿や返信ができるコンテンツ以外に、匿名での投稿や返信ができるコンテンツを生成してもよい。
そのため、物品の譲渡希望者である対象の集合住宅の住人(ユーザ端末12の使用者)は、情報処理システム1を気軽に利用することができ、物品の譲り合い(物品のリユース)を促進することができる。
【0035】
図5は第1実施形態の情報処理装置11によって実行される処理の一例を説明するためのフローチャートである。
図5に示す例では、ステップS1において、情報処理装置11の記憶部11Bが、対象の集合住宅の住人(会員制コミュニティの会員)の居住場所を示す場所情報と場所情報に対応する対象住宅居住場所コードとを対象住宅顧客情報として記憶する。具体的には、記憶部11Bが、対象の集合住宅の住人の居住場所を示す場所情報として、対象の集合住宅の部屋番号を記憶し、場所情報に対応する対象住宅居住場所コードとして、部屋コードを記憶する。
ステップS2では、情報処理装置11の照合部11Dが、ステップS1において記憶された対象住宅顧客情報とユーザ端末12、12-2、…、12-Nの入力部12Bが入力を受け付けた情報との照合を行う。
ステップS3では、情報処理装置11のユーザ登録部11Eが、対象の集合住宅の住人をアプリケーションのユーザとして登録する処理を実行する。詳細には、ユーザ登録部11Eは、ステップS1において記憶された対象住宅顧客情報とユーザ端末12、12-2、…、12-Nの入力部12Bが入力を受け付けた情報とが一致するとステップS2において判定された場合に、対象の集合住宅の住人をアプリケーションのユーザとして登録する処理を実行する。
ステップS4では、情報処理装置11のコンテンツ提供部11Gが、対象の集合住宅の住人によって構成される会員制コミュニティにおける会員同士の交流を支援するコンテンツを提供する。
【0036】
上述したように、第1実施形態の情報処理システム1では、アプリケーションのユーザとして登録されるために、対象の集合住宅の住人は、対象の集合住宅の住人の居住場所を示す場所情報である部屋番号と、場所情報に対応する対象住宅居住場所コードである部屋コードとをユーザ端末12、12-2、…、12-Nに入力すればよい。
そのため、第1実施形態の情報処理システム1では、個人を特定できる情報を対象の集合住宅の住人に入力させる必要なく対象の集合住宅の住人をアプリケーションのユーザとして登録することができる。
【0037】
<第2実施形態>
以下、本発明の情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムの第2実施形態について説明する。
第2実施形態の情報処理システム1は、後述する点を除き、上述した第1実施形態の情報処理システム1と同様に構成されている。従って、第2実施形態の情報処理システム1によれば、後述する点を除き、上述した第1実施形態の情報処理システム1と同様の効果を奏することができる。
【0038】
第2実施形態の情報処理システム1は、図1に示す第1実施形態の情報処理システム1と同様に構成されている。
第2実施形態の情報処理システム1の一例では、情報処理システム1が、対象の地域の住宅(例えば戸建住宅)の住人によって構成される会員制コミュニティにおける会員同士の交流を支援する。
【0039】
第2実施形態の情報処理システム1の一例では、情報処理装置11が、会員制コミュニティの会員同士の交流を支援するコンテンツの提供などを行う。ユーザ端末12、12-2、…、12-Nのそれぞれは、会員制コミュニティの会員(対象の地域の住宅の住人)によって使用され、情報処理装置11によって提供されるコンテンツの受信、出力などを行う。情報処理装置11によって提供されるコンテンツの受信、出力に必要なアプリケーションは、会員制コミュニティの会員(情報処理装置11により提供されるコンテンツを必要とする対象の地域の住宅の住人)によって、ユーザ端末12、12-2、…、12-Nにインストールされる。
ユーザ端末12、12-2、…、12-Nのそれぞれの入力部12Bは、会員制コミュニティの会員(対象の地域の住宅の住人)による情報などの入力を受け付ける。
【0040】
第2実施形態の情報処理システム1の一例では、情報処理装置11の記憶部11Bが、対象の地域の住宅の住人(会員制コミュニティの会員)の居住場所を示す場所情報と場所情報に対応する対象住宅居住場所コードとを対象住宅顧客情報として記憶する。具体的には、記憶部11Bが、対象の地域の住宅の住人の居住場所を示す場所情報として、対象の地域の住宅の番地を記憶し、場所情報に対応する対象住宅居住場所コードとして、番地コードを記憶する。対象住宅居住場所コードは、番地までのコード、号までのコード、部屋番号までのコードであってもよい。
情報処理装置11のコード発行部11Fは、対象の地域の住宅の住人(会員制コミュニティの会員)の居住場所を示す場所情報に対応する番地コード(対象住宅居住場所コード)を発行する。
第2実施形態の情報処理システム1の一例では、情報処理システム1の運営者などが、対象の地域の自治会などから対象の地域の住宅の番地の情報を取得し、コード発行部11Fが、各番地に対応する番地コードを発行し、番地と番地コードとを含む対象住宅顧客情報を生成する。また、自治会以外に、情報処理システム1の運営者などが、インターネットから情報を取得してもよい。情報処理装置11の記憶部11Bは、コード発行部11Fによって生成された対象住宅顧客情報を記憶する。
第2実施形態の情報処理システム1の他の例では、対象住宅顧客情報(番地および番地コード)が、情報処理装置11のコード発行部11F以外の構成要素によって生成されてもよい。
【0041】
第2実施形態の情報処理システム1の一例では、対象住宅顧客情報(番地と番地コードとを含むもの)が、ユーザ端末12、12-2、…、12-Nを用いることなく、対象の地域の住宅の住人に予め伝えられる。具体的には、情報処理システム1の運営者、対象の地域の自治会などが、番地と番地コードとを含む対象住宅顧客情報が記載された紙媒体を対象の地域の各住宅の郵便ポスト等に投函する。
【0042】
図6は対象の地域の各住宅の郵便ポスト等に投函される対象住宅顧客情報(番地と番地コードとを含むもの)が記載された紙媒体の一例を示す図である。
図6に示す例では、紙媒体に記載された対象住宅顧客情報に、番地「DD-DD」と、番地「DD-DD」に対応する番地コード「■■■-EEEE」と、番地「DD-DD」に対応する番地コード「■■■-FFFF」とが含まれる。対象住宅顧客情報には、市区町村・丁目に対応するコードが含まれていてよい。
つまり、図6に示す例では、コード発行部11Fが、対象の地域の住宅の住人の居住場所を示す1つの場所情報(番地「DD-DD」)に対応させて複数の対象住宅居住場所コード(番地コード「■■■-EEEE」および番地コード「■■■-FFFF」)を発行する。
対象の地域の番地「DD-DD」の住宅の住人の1人(例えば夫)は、アプリケーションのユーザ登録を行うために、例えばユーザ端末12にインストールされたアプリケーションを使用し、投函された紙媒体に記載された対象住宅顧客情報のうちの番地「DD-DD」と番地コード「■■■-EEEE」とを入力する。
【0043】
図7は対象の地域の番地「DD-DD」の住宅の住人の1人(例えば夫)がアプリケーションのユーザ登録を行う時のユーザ端末12の表示画面の遷移の一例を説明するための図である。詳細には、図7は番地および番地コードの入力時のユーザ端末12の表示画面の一例を示している。
【0044】
第2実施形態の情報処理システム1の一例では、ユーザ端末12の入力部12Bが、ユーザ端末12にインストールされたアプリケーションを起動する入力操作を受け付けると、第1実施形態の情報処理システム1の図3(A)に示す例と同様に、ユーザ端末12の出力部12Cが図3(A)に示すアプリケーション起動時用画像を出力する(つまり、ユーザ端末12が図3(A)に示すアプリケーション起動時画面を表示する。
次いで、ユーザ端末12の入力部12Bが、対象の地域の番地「DD-DD」の住宅の住人(例えば夫)による「新規登録する」入力操作を受け付けると(つまり、対象の地域の番地「DD-DD」の住宅の住人(例えば夫)が、ユーザ端末12の表示画面中の「新規登録する」の箇所をタップすると)、第1実施形態の情報処理システム1の図3(B)に示す例と同様に、ユーザ端末12の出力部12Cが図3(B)に示す利用規約同意用画像を出力する(すなわち、ユーザ端末12の表示画面が、図3(A)に示すアプリケーション起動時画面から図3(B)に示す利用規約同意用画面に遷移する。
【0045】
次いで、ユーザ端末12の入力部12Bが、対象の地域の番地「DD-DD」の住宅の住人(例えば夫)による利用規約に「同意する」入力操作を受け付けると(つまり、対象の地域の番地「DD-DD」の住宅の住人(例えば夫)が、ユーザ端末12の表示画面中の「同意する」の箇所をタップすると)、第1実施形態の情報処理システム1の図4(A)に示す例と同様に、ユーザ端末12の出力部12Cが図4(A)に示すタイプ選択用画像を出力する(すなわち、ユーザ端末12の表示画面が、図3(B)に示す利用規約同意用画面から図4(A)に示すタイプ選択用画面に遷移する。
次いで、ユーザ端末12の入力部12Bが、対象の地域の番地「DD-DD」の住宅の住人(例えば夫)によるタイプ選択の入力操作を受け付けると(詳細には、対象の地域の番地「DD-DD」の住宅の住人(例えば夫)が、ユーザ端末12の表示画面中の「対象の自治会に該当される方」の箇所をタップすると)、ユーザ端末12の通信部12Aが、タイプ選択の入力操作を示す情報を情報処理装置11に送信する。情報処理装置11の通信部11Aは、ユーザ端末12の入力部12Bが受け付けたタイプ選択の入力操作に応じて、図7に示す番地・番地コード入力用画像のデータをユーザ端末12に送信し、ユーザ端末12の出力部12Cが図7に示す番地・番地コード入力用画像を出力する(すなわち、ユーザ端末12の表示画面が、図4(A)に示すタイプ選択用画面から図7に示す部屋番号・部屋コード入力用画面に遷移する。
【0046】
第2実施形態の情報処理システム1の一例では、次いで、ユーザ端末12の入力部12Bが、対象の地域の番地「DD-DD」の住宅の住人(例えば夫)による番地「DD-DD」および番地コード「■■■-EEEE」の入力操作を受け付けると(つまり、対象の地域の番地「DD-DD」の住宅の住人(例えば夫)が、投函された紙媒体に記載された番地「DD-DD」および番地コード「■■■-EEEE」を入力すると)、ユーザ端末12の通信部12Aが、番地「DD-DD」および番地コード「■■■-EEEE」の入力操作を示す情報を情報処理装置11に送信する。
【0047】
図6に示す例では、対象の地域の番地「DD-DD」の住宅の住人の他の1人(例えば妻)は、アプリケーションのユーザ登録を行うために、例えばユーザ端末12-2にインストールされたアプリケーションを使用し、投函された紙媒体に記載された対象住宅顧客情報のうちの番地「DD-DD」と番地コード「■■■-FFFF」とを入力する。
詳細には、ユーザ端末12-2の入力部12Bが、対象の地域の番地「DD-DD」の住宅の住人(例えば妻)による番地「DD-DD」および番地コード「■■■-FFFF」の入力操作を受け付けると(つまり、対象の地域の番地「DD-DD」の住宅の住人(例えば妻)が、投函された紙媒体に記載された番地「DD-DD」および番地コード「■■■-FFFF」を入力すると)、ユーザ端末12-2の通信部12Aが、番地「DD-DD」および番地コード「■■■-FFFF」の入力操作を示す情報を情報処理装置11に送信する。
【0048】
図6に示す例では、入力情報取得部11Cは、ユーザ端末12の入力部12Bが受け付けた番地「DD-DD」および番地コード「■■■-EEEE」を示す情報と、ユーザ端末12-2の入力部12Bが受け付けた番地「DD-DD」および番地コード「■■■-FFFF」を示す情報とを取得する。
【0049】
図6に示す例では、記憶部11Bに記憶されている対象住宅顧客情報に、番地「DD-DD」と、番地「DD-DD」に対応する番地コード「■■■-EEEE」および番地コード「■■■-FFFF」とが含まれる。
ユーザ端末12の入力部12Bが入力を受け付けた情報には、番地「DD-DD」および番地コード「■■■-EEEE」が含まれる。
そのため、図6に示す例では、照合部11Dは、ユーザ端末12の入力部12Bが入力を受け付けた情報(番地「DD-DD」および番地コード「■■■-EEEE」)と、記憶部11Bに記憶されている対象住宅顧客情報(番地「DD-DD」、番地コード「■■■-EEEE」および番地コード「■■■-FFFF」)とが一致すると判定する。
【0050】
更に、図6に示す例では、ユーザ端末12-2の入力部12Bが入力を受け付けた情報に、番地「DD-DD」および番地コード「■■■-FFFF」が含まれる。
そのため、図6に示す例では、照合部11Dは、ユーザ端末12-2の入力部12Bが入力を受け付けた情報(番地「DD-DD」および番地コード「■■■-FFFF」)と、記憶部11Bに記憶されている対象住宅顧客情報(番地「DD-DD」、番地コード「■■■-EEEE」および番地コード「■■■-FFFF」)とが一致すると判定する。
【0051】
図6に示す例では、ユーザ登録部11Eが、対象の地域の住宅の住人(具体的には、番地コード「■■■-EEEE」を用いるユーザ端末12の使用者)をアプリケーションのユーザとして登録する処理を実行する。
また、ユーザ登録部11Eは、対象の地域の住宅の住人(具体的には、番地コード「■■■-FFFF」を用いるユーザ端末12-2の使用者)をアプリケーションのユーザとして登録する処理を実行する。
【0052】
第2実施形態の情報処理システム1の一例では、ユーザ登録部11Eが対象の地域の住宅の住人をアプリケーションのユーザとして登録する前に、場所情報としての番地および対象住宅居住場所コードとしての番地コードが記憶部11Bに記憶されている。
ユーザ登録部11Eが対象の地域の住宅の住人をアプリケーションのユーザとして登録した後には、場所情報としての番地および対象住宅居住場所コードとしての番地コードの他に、ユーザ端末12、12-2、…、12-Nの入力部12Bが入力を受け付ける情報(例えばニックネーム、電話番号など)が、記憶部11Bに記憶され得る。
【0053】
第2実施形態の情報処理システム1の一例では、コンテンツ提供部11Gが、対象の地域の住宅の住人によって構成される会員制コミュニティにおける会員同士の交流を支援するコンテンツを提供する。
例えば、ユーザ端末12の入力部12Bが対象の地域の住宅の住人による助けを求める旨の情報の入力を受け付けた場合に、コンテンツ提供部11Gは、助けの求めに応じることができる他の対象の地域の住宅の住人を募集するコンテンツを生成し、ユーザ端末12-2、…、12-Nに提供する。
例えば、ユーザ端末12の入力部12Bが対象の地域の住宅の住人による質問の入力を受け付けた場合に、コンテンツ提供部11Gは、質問に対する他の対象の地域の住宅の住人(例えばユーザ端末12-Nの使用者)による回答を含むコンテンツを生成し、ユーザ端末12、12-2、…、12-Nに提供する。
例えば、ユーザ端末12の入力部12Bが対象の地域の住宅の住人による物品の譲り渡しを希望する旨の情報の入力を受け付けた場合に、コンテンツ提供部11Gは、物品の譲り受けを希望する他の対象の地域の住宅の住人を募集するコンテンツを生成し、ユーザ端末12-2、…、12-Nに提供する。
【0054】
上述したように、第2実施形態の情報処理システム1では、アプリケーションのユーザとして登録されるために、対象の地域の住宅の住人は、対象の地域の住宅の住人の居住場所を示す場所情報である番地と、場所情報に対応する対象住宅居住場所コードである番地コードとをユーザ端末12、12-2、…、12-Nに入力すればよい。
そのため、第2実施形態の情報処理システム1では、個人を特定できる情報を対象の地域の住宅の住人に入力させる必要なく対象の地域の住宅の住人をアプリケーションのユーザとして登録することができる。
【0055】
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。上述した各実施形態および各例に記載の構成を適宜組み合わせてもよい。
【0056】
なお、上述した実施形態における情報処理システム1が備える各部の機能全体あるいはその一部は、これらの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶部のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
【符号の説明】
【0057】
1…情報処理システム、11…情報処理装置、11A…通信部、11B…記憶部、11C…入力情報取得部、11D…照合部、11E…ユーザ登録部、11F…コード発行部、11G…コンテンツ提供部、12…ユーザ端末、12-2…ユーザ端末、12-N…ユーザ端末、12A…通信部、12B…入力部、12C…出力部、NW…ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7