(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024035760
(43)【公開日】2024-03-14
(54)【発明の名称】麺のすすり音抑制ツール
(51)【国際特許分類】
A47G 21/10 20060101AFI20240307BHJP
【FI】
A47G21/10 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022150711
(22)【出願日】2022-09-03
(71)【出願人】
【識別番号】522236545
【氏名又は名称】中井 雅裕
(72)【発明者】
【氏名】中井 雅裕
【テーマコード(参考)】
3B115
【Fターム(参考)】
3B115AA20
3B115BA06
3B115DA01
3B115DA09
3B115DA15
3B115DC15
(57)【要約】
【課題】 ヌードルハラスメントを解消するための麺のすすり音抑制ツールを提供する。
【解決手段】鈴などの鳴物(2)を投入し、音が鳴り響くための音響孔(3)、鳴物を投入するための鳴物投入部(4)および箸を装着するための箸装着部(5)を設けた鳴物用容器(1)により、ヌードルハラスメントを解消することを特徴とした麺のすすり音抑制ツール。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
鈴などの鳴物(2)を投入し、音が鳴り響くための音響孔(3)、鳴物を投入するための鳴物投入部(4)および箸を装着するための箸装着部(5)を設けた鳴物用容器(1)により、ヌードルハラスメントを解消することを特徴とした麺のすすり音抑制ツール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は麺をすする時の「ずるずる音」によるヌードルハラスメントを抑制するため、鈴などの音を奏でる鳴物を内蔵した、箸に後付け装着できる道具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、安らぎや楽しさなどの感性や感覚を提供するため、金属を内蔵して音を発生させる箸の発明があった(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
、
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記金属内蔵型の箸は感性や感覚に訴えることを目的としている為、音が小さいことからヌードルハラスメント抑制用のツールには適さない。
【0005】
また、箸自体に金属を内蔵する構造である為、割りばしなどのさまざまな箸への本構造の適用が難しく、汎用性に乏しい。
【0006】
更に、従来の箸の構造を変えていることから価格も高くなると推察される。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記課題を解決する為、以下の手段を採用する。
本発明に掛かる麺のすすり音抑制ツールは金属(アルミなど)や木材(竹など)、プラスチックなどの軽量で耐久性がある素材を用いた筒状の鳴物用容器(1)、鳴物(2)、音響孔(3)、鳴物投入部(4)および箸装着部(5)から構成される。
【0008】
本発明は鳴物用容器(1)へ鈴などの鳴物(2)を複数投入できるため、個数を変えることにより音の調整が可能であり、「すすり音」によるヌードルハラスメントへの抑制へつなげられる。
【0009】
また、既存の箸に後付けで装着できる構造であり、ゴムなど弾力性のある素材を用いた箸装着部(5)により、割りばしなどのさまざまな箸へも装着が可能である。
【0010】
更に、従来の箸を改造した構造ではない為、安価であるとともに、軽量であることから高齢者や子供の利用にも適している。
【発明の効果】
【0011】
本発明品を既存の箸に装着することにより、箸の上下運動に連動して音が奏でられる。このため、麺系食品を食する時に外国人に嫌悪感を抱かせる「すすり音」によるヌードルハラスメントを抑制することができるとともに、外国人自身が使用する時にも簡単に使用ができる。
【0012】
また、本発明品は割りばしなどのさまざまな種類の箸への装着が可能である為、麺類を取り扱っているそば店・うどん店・ラーメン店などに広く普及することができる。
【0013】
なお、本発明品は非常に軽量な構造であることから、子供や高齢者にも適しているとともに、コストも安価である為、お土産用としても適している。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】 本発明の構成図(斜視図、上面図、下面図、断面図)
【
図3】 本発明品の他の実施例を示した構成図(斜視図、断面図)
【
図4】 本発明品の他の実施例を示した箸への装着図
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の形態について
図1を参照して説明する。
(イ)鳴物用容器(1)内へ鈴などの鳴物(2)を投入する。
(ロ)鳴物用容器(1)へは鳴物の音が鳴り響くための音響孔(3)を設ける。
(ハ)鳴物用容器(1)へは鳴物を投入するための鳴物投入部(4)および箸を装着す るための箸装着部(5)を設ける。
本発明は以上のような構成である。
【0016】
次に、本発明品を箸に装着して利用する際の方法であるが、箸装着部(5)へ既存の箸の箸頭を差し込み通常通り箸を利用して食事するだけで、鳴物(2)の音が鳴り響く。
【0017】
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものでなく、本説明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、
図3、
図4に示すように筒状の鳴物用容器(1)の代わりに、竹などで格子状に編んだ形状の鳴物用容器(1)としても良い。このとき、音響孔(3)や鳴物投入部(4)は格子の隙間を兼用することも可能である。
【符号の説明】
【0018】
(1)鳴物用容器
(2)鳴物
(3)音響孔
(4)鳴物投入部
(5)箸装着部