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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024035777
(43)【公開日】2024-03-14
(54)【発明の名称】クッション体
(51)【国際特許分類】
   A47C 27/12 20060101AFI20240307BHJP
【FI】
A47C27/12 G
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023031366
(22)【出願日】2023-03-01
(31)【優先権主張番号】P 2022139799
(32)【優先日】2022-09-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000196129
【氏名又は名称】西川株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100182006
【弁理士】
【氏名又は名称】湯本 譲司
(72)【発明者】
【氏名】茂木 秀暁
(72)【発明者】
【氏名】諏佐 賢
【テーマコード(参考)】
3B096
【Fターム(参考)】
3B096AA01
3B096AC01
3B096AC02
(57)【要約】
【課題】分離して家庭用の洗濯機で容易に且つ手軽に洗濯できるクッション体を提供する。
【解決手段】一実施形態に係るクッション体は、柔軟性素材によって構成された複数の中芯11と、中芯11、及び中芯11を収容する袋部12を含む複数の袋体10と、袋体10、及び複数の袋体10を収容する側地2wを含む複数のブロック体2と、を備える。複数のブロック体2は、互いに着脱可能とされている。複数の袋体10のそれぞれは、ブロック体2から出し入れ可能とされている。中芯11及び袋部12が洗濯可能な材料である洗濯可能素材によって構成されている。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
柔軟性素材によって構成された複数の中芯と、
前記中芯、及び前記中芯を収容する袋部を含む複数の袋体と、
前記袋体、及び複数の前記袋体を収容する側地を含む複数のブロック体と、
を備え、
複数の前記ブロック体は、互いに着脱可能とされており、
複数の前記袋体のそれぞれは、前記ブロック体から出し入れ可能とされており、
前記中芯及び前記袋部が洗濯可能な材料である洗濯可能素材によって構成されている、クッション体。
【請求項2】
前記中芯が無膜ウレタンによって構成されている、
請求項1に記載のクッション体。
【請求項3】
複数の前記ブロック体は、第1ブロック体と、前記第1ブロック体に着脱可能とされる第2ブロック体と、を含んでおり、
前記第1ブロック体は、前記第2ブロック体が取り付けられるときに前記第2ブロック体に対向する第1対向面と、水平方向に向けられる第1側面とを有し、
前記第2ブロック体は、前記第1ブロック体に取り付けられるときに前記第1対向面に対向する第2対向面と、水平方向に向けられると共に前記第1側面に並ぶ第2側面とを有し、
前記第1対向面及び前記第2対向面の間に形成される隙間に設けられる隙間接続部と、
前記第1側面から前記第2側面まで延在する側面連結部と、
を備える、
請求項1又は2に記載のクッション体。
【請求項4】
複数の前記ブロック体は、第1ブロック体と、前記第1ブロック体よりも小さい第2ブロック体とを含んでおり、
前記第1ブロック体が前記第2ブロック体に対して着脱可能とされている、
請求項1又は2に記載のクッション体。
【請求項5】
前記中芯が固わたによって構成されている、
請求項4に記載のクッション体。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、柔軟性素材によって構成されたクッション体に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、着脱型のクッションが記載されている。クッションは、側面視において、上底部及び下底部を有する台形状を呈する。平面視において、下底部は、クッションの外方に張り出している。上底部の上方に向けられる面に複数の第1のマジックテープ(登録商標)が設けられており、下底部の張り出した部分の面に複数の第2のマジックテープが設けられている。クッションの第1のマジックテープに他のクッションの第2のマジックテープが接合され、当該クッションの第2のマジックテープに当該他のクッションの第1のマジックテープが接合されることにより、当該クッションに当該他のクッションが連結される。
【0003】
特許文献2には、分割できる布団が記載されている。この布団は、互いに着脱可能とされた複数のブロックによって構成される。ブロックは、布団の幅方向に延在する長尺状を呈する。ブロックは、家庭で洗える綿によって構成されている。複数のブロックは、スナップでとめていく方法、マジックテープ(登録商標)でとめていく方法、又はファスナー部を介してとめていく方法によって着脱自在に連結される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009-247862号公報
【特許文献2】特開平9-154675号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述したクッション及び布団では、複数のブロックが互いに着脱可能とされており、ブロックごとに洗濯可能とされている。ところで、複数の中材と、複数の中材を収容する側地とを備えたクッション体では、中材と側地とを別々に洗濯することが求められる場合がある。
【0006】
しかしながら、前述したクッション及び布団では、側地に対して中材が分離可能とはされていないため、ブロック単位でしか洗濯を行うことができない。すなわち、側地から中材を取り出して中材のみ又は側地のみで洗濯できないので、洗濯を容易に行えないという問題がある。ブロックの大きさによっては家庭用洗濯機の洗濯槽に入らないことが想定される。従って、分離して家庭用の洗濯機で容易に且つ手軽に洗濯できることが求められる。
【0007】
本開示は、分離して家庭用の洗濯機で容易に且つ手軽に洗濯できるクッション体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係るクッション体は、柔軟性素材によって構成された複数の中芯と、中芯、及び中芯を収容する袋部を含む複数の袋体と、袋体、及び複数の袋体を収容する側地を含む複数のブロック体と、を備える。複数のブロック体は、互いに着脱可能とされている。複数の袋体のそれぞれは、ブロック体から出し入れ可能とされている。中芯及び袋部が洗濯可能な材料である洗濯可能素材によって構成されている。
【0009】
このクッション体は複数のブロック体を備え、複数のブロック体は互いに着脱可能とされている。よって、クッション体の使用者のニーズによって、互いに連結させるブロック体の数を自在に変更することができる。ブロック体は複数の袋体を有し、各袋体は中芯と当該中芯を収容する袋部を有する。複数の袋体のそれぞれは、ブロック体から出し入れ可能とされている。従って、ブロック体を構成する袋体の数を自在に変更することができる。袋体は中芯と袋部とを有し、中芯と袋部は洗濯可能素材によって構成されている。よって、ブロック体から袋体を取り出して当該袋体を洗濯することができる。複数のブロック体のそれぞれに収容されている複数の袋体から一部の袋体を取り出して当該一部の袋体を洗濯することができる。従って、複数の袋体のうちの一部のみを部分的に洗濯できるので、洗いたい箇所のみを手軽に洗濯することができる。また、洗濯したい袋体のみを部分的に洗濯できるので、洗濯後には袋体を早く乾かすことができる。よって、分離して家庭用の洗濯機で容易に且つ手軽に洗濯することができる。
【0010】
中芯が無膜ウレタンによって構成されていてもよい。この場合、無膜ウレタンによって構成された中芯を洗濯することができる。無膜ウレタンは、他の材料と比較して柔らかいので、丸めて洗濯することができる。従って、丸めた袋体を家庭用洗濯機に入れることによって手軽に袋体を洗濯できる。更に、無膜ウレタンは、他の材料と比較して目が粗いので、通気性を良好にでき、使用時における蒸れを抑制できる。
【0011】
複数のブロック体は、第1ブロック体と、第1ブロック体に着脱可能とされる第2ブロック体と、を含んでもよい。第1ブロック体は、第2ブロック体が取り付けられるときに第2ブロック体に対向する第1対向面と、水平方向に向けられる第1側面とを有してもよい。第2ブロック体は、第1ブロック体に取り付けられるときに第1対向面に対向する第2対向面と、水平方向に向けられると共に第1側面に並ぶ第2側面とを有してもよい。クッション体は、第1対向面及び第2対向面の間に形成される隙間に設けられる隙間接続部と、第1側面から第2側面まで延在する側面連結部と、を備えてもよい。この場合、第1ブロック体と第2ブロック体との間に形成される隙間が隙間接続部によって互いに接続される。そして、第1ブロック体の第1側面と、第2ブロック体の第2側面とが側面連結部を介して互いに接続される。従って、第1ブロック体と第2ブロック体の間の隙間を埋めることができるので、クッション体の使用時における寝心地を良好にすることができる。
【0012】
複数のブロック体は、第1ブロック体と、第1ブロック体よりも小さい第2ブロック体とを含んでおり、第1ブロック体が第2ブロック体に対して着脱可能とされていてもよい。この場合、第1ブロック体が第2ブロック体に対して着脱可能とされていることにより、第1ブロック体及び第2ブロック体のそれぞれを単体として用いることができ、第1ブロック体及び第2ブロック体を互いに連結した状態で用いることもできる。従って、クッション体の汎用性を高めることができる。
【0013】
中芯が固わたによって構成されていてもよい。この場合、中芯が洗濯可能な固わたであることにより、中芯を丈夫で長持ちするものとすることができる。
【発明の効果】
【0014】
本開示によれば、分離して家庭用の洗濯機で容易に且つ手軽に洗濯できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】(a)は、実施形態に係るクッション体を示す斜視図である。(b)は、実施形態に係るクッション体を模式的に示す平面図である。
図2図1のクッション体を折り畳む状態を示す斜視図である。
図3図1のクッション体を折り畳んだ状態を示す斜視図である。
図4】(a)及び(b)は、実施形態に係るクッション体の隙間接続部の一例であるフックを示す斜視図である。
図5図1のクッション体のブロック体を示す底面図である。
図6図1のクッション体の縦断面図である。
図7図1のクッション体のブロック体及び袋体の縦断面図である。
図8図7の袋体を示す斜視図である。
図9図7の袋体を丸めた状態を示す図である。
図10図7の袋体を干している状態を示す図である。
図11】変形例に係るクッション体のブロック体を示す斜視図である。
図12】変形例に係るクッション体のブロック体を示す斜視図である。
図13】変形例に係るクッション体のブロック体を示す斜視図である。
図14】変形例に係るクッション体のブロック体の接続構造を示す図である。
図15】変形例に係るクッション体のブロック体の接続構造を示す図である。
図16】変形例に係るクッション体のブロック体の接続構造を示す図である。
図17】変形例に係るクッション体のブロック体を示す斜視図である。
図18】(a)及び(b)は、変形例に係るクッション体の第1ブロック体及び第2ブロック体を示す斜視図である。
図19】(a)及び(b)は、変形例に係るクッション体の第1ブロック体の連結構造を示す斜視図である。
図20】変形例に係るクッション体の第2ブロック体の連結構造を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下では、図面を参照しながら本開示に係るクッション体の実施形態について説明する。図面の説明について同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。図面は、理解の容易化のため、一部を簡略化又は誇張して描いている場合があり、寸法比率等は図面に記載のものに限定されない。
【0017】
クッション体は、柔軟性素材によって構成されている。「柔軟性素材」とは、身体が載せられて荷重を受けたときに変形するクッション性素材を示している。クッション体は、例えば、マットレスである。しかしながら、クッション体は、マットレスに限られず、敷き布団若しくは掛け布団等の布団、座布団、マット、又は枕であってもよい。
【0018】
「クッション体」は、使用者の身体が載せられたときに変形する程度の柔軟性を有する。「使用者」は、自らの身体をクッション体に接触させてクッション体を使用する者である。「使用者」は、例えば、クッション体がマットレスである場合には、マットレスに自らの身体を載せる者である。この場合、具体例として、「使用者」は、購入したマットレスの上に横たわる者、又は購入のためにマットレスの上に横たわる者である。
【0019】
クッション体は、一例として、寝具である。「寝具」は、生地にクッション体が収容されて構成される。「寝具」とは、使用者が身体を休めたり睡眠をとったりするときに使用者の身体が当てられるものを示している。「寝具」は、典型的には、マットレス若しくは敷き布団等の敷き寝具、クッション、ベッドパッド、座布団又は枕である。
【0020】
クッション体は、柔軟性素材によって構成された複数の中芯を有する。「中芯」は、クッション体の内部に配置される芯材である。クッション体は複数の袋体を有する。「袋体」は、中芯と、中芯を収容する袋部とを含む。「袋部」は、クッション体の内部に設けられる袋状の部分を示している。
【0021】
クッション体は、複数のブロック体を有する。「ブロック体」は、複数の袋体と、複数の袋体を収容する側地とを含む。「側地」は、複数の袋体を収容する袋状の生地を示している。中芯及び袋部は洗濯可能素材によって構成されている。「洗濯可能素材」とは、洗濯することが可能な素材である。「洗濯可能素材」は、例えば、そのまま洗濯機に入れて当該洗濯機によって洗濯することが可能な素材である。「洗濯可能素材」とは、洗濯された後に乾燥させて元の状態に戻せる素材を示している。本実施形態に係る袋体は、洗濯可能素材で構成されていることにより、洗濯機によって洗濯した後に短時間で乾かすことが可能である。
【0022】
図1(a)は、実施形態に係る一例としてのクッション体1を示す斜視図である。図1(b)は、クッション体1を模式的に示す平面図である。図1(b)では、2つのブロック体2の間に形成される隙間S1,S2を誇張して描いている。図1(a)及び図1(b)に示されるように、クッション体1は、第1方向D1、及び第1方向D1に交差する第2方向D2に延在すると共に、第1方向D1及び第2方向D2の双方に交差する第3方向D3に厚みを有する。例えば、第1方向D1はクッション体1の長手方向であり、第2方向D2はクッション体1の幅方向である。第3方向D3はクッション体1の厚さ方向である。
【0023】
クッション体1は、例えば、マットレスである。クッション体1は、複数のブロック体2と、複数のブロック体2を互いに接続する接続部材3とを備える。ブロック体2は、第1方向D1、第2方向D2及び第3方向D3に延在するシート状を呈する。ブロック体2は、例えば、第2方向D2に延びる複数の長辺2bと、第1方向D1に延びる複数の第1短辺2cと、第3方向D3に延びる複数の第2短辺2dとを有する。長辺2bは第1短辺2cより長く、第2短辺2dは第1短辺2cより短い。
【0024】
クッション体1の第1方向D1の長さは、例えば、100cm以上且つ240cm以下(一例として195cm)である。クッション体1の第2方向D2の長さ(長辺2bの長さ)は、例えば、60cm以上且つ200cm以下(一例として97cm)である。クッション体1の第3方向D3の長さ(厚さ)は、5cm以上且つ15cm以下(一例として8cm)である。しかしながら、クッション体1の各部の長さは上記の例に限られず適宜変更可能である。
【0025】
複数のブロック体2は、第1方向D1に沿って並んだ状態で互いに着脱可能に接続される。クッション体1は、例えば、複数の接続部材3を有する。複数のブロック体2は、接続部材3を介して互いに着脱可能に接続される。例えば、複数のブロック体2は、第1ブロック体2A、第2ブロック体2B及び第3ブロック体2Cを含む。
【0026】
例えば、第1ブロック体2Aは使用者の頭部が載せられる部分であり、第2ブロック体2Bは使用者の腰が載せられる部分である。第3ブロック体2Cは使用者の脚が載せられる部分である。第1ブロック体2A及び第2ブロック体2Bは互いに着脱可能とされており、第2ブロック体2B及び第3ブロック体2Cは互いに着脱可能とされている。
【0027】
第1ブロック体2Aは、第2ブロック体2Bが取り付けられるときに第2ブロック体2Bに対向する第1対向面2fと、水平方向に向けられる第1側面2gとを有する。更に、第1ブロック体2Aは、第2ブロック体2Bとは反対側に向けられる側面2hを有する。第1対向面2fは、第1方向D1を向くと共に、第2方向D2及び第3方向D3の双方に延在する。第1ブロック体2Aは、第2方向D2に沿って並ぶ一対の第1側面2gを有する。第1側面2gは、第1方向D1及び第3方向D3の双方に延在する。側面2hは、第1対向面2fとは反対側に向けられており、第2方向D2及び第3方向D3の双方に延在する。
【0028】
第2ブロック体2Bは、第1ブロック体2Aに取り付けられるときに第1対向面2fに対向する第2対向面2jと、水平方向に向けられると共に第1側面2gに並ぶ第2側面2kとを有する。更に、第2ブロック体2Bは、第3ブロック体2Cに対向する第3対向面2pを有する。
【0029】
第2対向面2jは、第1方向D1を向くと共に、第2方向D2及び第3方向D3の双方に延在する。第2ブロック体2Bは、第2方向D2に沿って並ぶ一対の第2側面2kを有する。第2側面2kは、第1側面2gと同様、第1方向D1及び第3方向D3の双方に延在する。第3対向面2pは、第2対向面2jとは反対側に向けられており、第2方向D2及び第3方向D3の双方に延在する。
【0030】
第3ブロック体2Cは、第2ブロック体2Bに取り付けられるときに第3対向面2pに対向する第4対向面2qと、水平方向に向けられると共に第2側面2kに並ぶ第3側面2rと、第4対向面2qとは反対側を向く側面2sとを有する。第4対向面2qは、第2対向面2jと同様、第1方向D1を向くと共に、第2方向D2及び第3方向D3の双方に延在する。第3ブロック体2Cは、第2方向D2に沿って並ぶ一対の第3側面2rを有し、各第3側面2rは第1方向D1及び第3方向D3の双方に延在する。側面2sは、第2方向D2及び第3方向D3の双方に延在する。
【0031】
接続部材3は、第1対向面2f及び第2対向面2jの間に形成される隙間S1に設けられる隙間接続部4と、第1側面2gから第2側面2kまで延在する側面連結部5とを含む。例えば、接続部材3は、第3対向面2pと第4対向面2qの間に形成される隙間S2に設けられる隙間接続部4と、第2側面2kから第3側面2rまで延在する側面連結部5とを更に含む。
【0032】
例えば、第2方向D2に沿って2つの側面連結部5が配置されると共に第1方向D1に沿って2つの側面連結部5が配置される。例えば、第1方向D1に沿って並ぶ2つの側面連結部5のうちの一方は、第1側面2gに固定された第1ボタン5bと、第2側面2kに固定された第2ボタン5cと、帯状を呈しており一端側が第1ボタン5bにとめられると共に他端側が第2ボタン5cにとめられた伸縮部材5dとを有する。第1方向D1に沿って並ぶ2つの側面連結部5のうちの他方は、第2側面2kに固定された第1ボタン5bと、第3側面2rに固定された第2ボタン5cと、伸縮部材5dとを有する。伸縮部材5dは、例えば、ゴムによって構成されている。一例として、伸縮部材5dはゴムバンドである。伸縮部材5dは、第1ボタン5b及び第2ボタン5cのそれぞれに対して回転可能とされている。
【0033】
例えば、接続部材3は、第1ブロック体2Aの第3方向D3の一端(一例として下端)、及び第2ブロック体2Bの第3方向D3の一端を互いに接続する第1接続部6bと、第2ブロック体2Bの第3方向D3の他端(一例として上端)、及び第3ブロック体2Cの第3方向D3の他端を互いに接続する第2接続部6cとを有する。
【0034】
第1接続部6b以外の箇所において第1ブロック体2A及び第2ブロック体2Bは互いに離隔しており、第2接続部6c以外の箇所において第2ブロック体2B及び第3ブロック体2Cは互いに離隔している。よって、クッション体1は、図2及び図3に示されるように、各伸縮部材5dを伸縮させながら、第2ブロック体2Bを持ち上げて第2ブロック体2Bを第3ブロック体2Cに載せると共に、第1ブロック体2Aを持ち上げて第1ブロック体2Aを第2ブロック体2Bに載せて折り畳むことが可能である。
【0035】
例えば、第1ブロック体2Aの構成、第2ブロック体2Bの構成、及び第3ブロック体2Cの構成は、互いに同一である。よって、以下では第1ブロック体2A、第2ブロック体2B及び第3ブロック体2Cを識別する必要がない場合には、第1ブロック体2A、第2ブロック体2B及び第3ブロック体2Cのそれぞれをブロック体2として説明する。
【0036】
図1(a)及び図1(b)に示されるように、隙間接続部4は、第1対向面2f及び第2対向面2j(又は、第3対向面2p及び第4対向面2q)を互いに接続して隙間S1(又は隙間S2)を埋めるために設けられる。例えば、隙間接続部4は、第3方向D3に沿って見た場合におけるクッション体1の中心1bを通ると共に第1方向D1に延在する中心線L1から見て、第2方向D2の一方側及び他方側のそれぞれに配置されている。この場合、第2方向D2に沿って並ぶ2つの隙間接続部4が設けられる。
【0037】
図4(a)及び図4(b)は、隙間接続部4の一例を示す図である。図1(b)、図4(a)及び図4(b)に示されるように、隙間接続部4は、例えば、カギホック(又はダブル前カン)である。一例として、隙間接続部4はパンツホック(又はスカートホック)であってもよい。また、隙間接続部4は、紐、又は、スナップボタンであってもよい。
【0038】
例えば、隙間接続部4は、第1対向面2fに固定された第1部材4bと、第2対向面2jに固定されると共に第1部材4bが接続される第2部材4cとを有する。第1部材4bは、例えば、第2方向D2に沿って並ぶ複数の差込部4dを有し、第2部材4cは各差込部4dが挿し込まれる複数の被差込部4fを有する。
【0039】
第1部材4bは、差込部4dが被差込部4fに差し込まれることによって第2部材4cに接続される。このとき、例えば、第1対向面2fに第2対向面2jが接触し隙間S1が埋まった状態となる。上記では、第1対向面2fに固定された第1部材4b、及び第2対向面2jに固定された第2部材4cについて説明した。しかしながら、第1部材4bが第2対向面2jに固定され、第2部材4cが第1対向面2fに固定されてもよい。また、隙間接続部の構成は、上記の隙間接続部4の構成に限られず適宜変更可能である。
【0040】
図5は、第3方向D3に沿ってブロック体2を見たブロック体2の底面図である。図5に示されるように、ブロック体2は、下側に向けられる底面2tと、底面2tに設けられたファスナー2vとを有する。ファスナー2vは、例えば、コの字状を呈する。しかしながら、ファスナー2vはL字状を呈していてもよく、ファスナー2vの形状、数及び配置態様は特に限定されない。ファスナー2vが開放した状態でブロック体2から後述する袋体10(図6参照)を出し入れすることが可能である。
【0041】
図6は、複数のブロック体2が第1方向D1に沿って互いに連結されたクッション体1の縦断面図である。図6に示されるように、ブロック体2は、複数の袋体10と、複数の袋体10を収容する側地2wとを有する。側地2wの底面2tには前述したファスナー2vが設けられており、ファスナー2vを開放させた状態で側地2wから袋体10を出し入れ可能である。
【0042】
側地2wの内部において、複数の袋体10は、例えば、第1方向D1に沿って並ぶと共に第3方向D3に沿って積層されている。袋体10は洗濯機で洗濯可能とされている。ブロック体2の内部には、一例として、第1方向D1に沿って最大2個の袋体10が配置されると共に、第3方向D3に沿って最大2個の袋体10が積層される。
【0043】
クッション体1は、例えば、最大12個の袋体10を有する。側地2wの内部には最大4個の袋体10が収容可能とされており、4個の袋体10のうち1個、2個又は3個の袋体10を側地2wから取り出すことが可能である。第1方向D1に沿って並ぶ複数の袋体10、及び第3方向D3に沿って並ぶ複数の袋体10のそれぞれが洗濯可能とされていることにより、洗濯が必要な一部の袋体10のみを取り出して洗濯すると共に、洗濯が不要な袋体10を使用し続けることができる。例えば、上下に並ぶ一対の袋体10のうち、一方(例えば上側)の袋体10のみを洗濯しつつ、他方(例えば下側)の袋体10を残して使用し続けることができる。
【0044】
図7は、図6の1つのブロック体2を拡大した縦断面図である。図7に示されるように、袋体10は、中芯11と、中芯11を収容する袋部12とを有する。中芯11及び袋部12は、共に洗濯可能素材によって構成されている。更に、中芯11は柔軟性素材によって構成されている。例えば、中芯11は袋部12から出し入れ不能になっている。すなわち、袋部12は縫い殺しされている。
【0045】
中芯11は、例えば、第1方向D1に沿って並ぶ凹部及び凸部を有する上面11bと、上面11bとは反対側を向く下面11cとを有する。一例として、下面11cは平坦面である。上面11bが凹部及び凸部を有することにより、中芯11を洗濯後に乾きやすくできると共に、中芯11に使用者の荷重が付与されたときにおける体圧分散性を良好にすることができる。従って、更なる寝心地の向上に寄与する。但し、中芯11の上面は、凹凸を有しない平坦面であってもよい。
【0046】
中芯11は、例えば、樹脂によって構成されている。中芯11は、一例として、無膜ウレタンによって構成されている。この場合、中芯11の通気性を良好にできると共に、中芯11を丸める等、中芯11を自在に変形させることができる。例えば、中芯11の材料の100パーセントが無膜ウレタンである。この場合、上記の効果が一層顕著になる。しかしながら、中芯11は、無膜ウレタン以外の洗濯可能素材によって構成されていてもよい。中芯11の繊度は、例えば、20デニール以上且つ50デニール以下である。また、中芯11の繊度は、25デニール以上且つ35デニール以下であってもよく、適宜変更可能である。
【0047】
例えば、中芯11は、複数の線状の樹脂部材が互いに絡み合って形成された三次元樹脂構造体(網状体樹脂とも称される)によって構成されていてもよい。三次元樹脂構造体は、例えば、線状のポリエチレン素材が互いに絡み合って形成されている。また、中芯11は、ダブルラッセル立体編み物によって構成されていてもよい。中芯11が三次元樹脂構造体又はダブルラッセルによって構成されている場合でも、中芯11を洗濯することができる。
【0048】
例えば、袋体10は、第1方向D1に沿って並ぶ一対の袋体10を止める止め具13を有する。第1方向D1に沿って並ぶ一対の袋体10が止め具13を介して接合される。これにより、ブロック体2の内部における袋体10の位置ずれを抑制できる。止め具13は、例えば、スナップボタンである。
【0049】
しかしながら、止め具13はスナップボタン以外のものであってもよく、止め具13の態様は特に限定されない。また、第3方向D3に沿って積層される一対の袋体10の間には、止め具13は設けられていない。これにより、止め具13が使用者の身体に当たって使用者に違和感を生じさせることを抑制できるので、更なる寝心地の向上に寄与する。
【0050】
図8は、袋体10を示す斜視図である。図8に示されるように、袋体10は、第1方向D1及び第2方向D2の双方に延在すると共に、第3方向D3に厚みを有するシート状を呈する。袋体10は、第2方向D2に延びる複数の長辺10bと、第1方向D1に延びる複数の第1短辺10cと、第3方向D3に延びる複数の第2短辺10dとを有する。
【0051】
長辺10bは第1短辺10cより長く、第2短辺10dは第1短辺10cより短い。例えば、長辺10bの長さは60cm以上且つ200cm以下(一例として97cm)であり、第1短辺10cの長さは25cm以上且つ80cm以下(一例として32.5cm)である。第2短辺10dの長さ(袋体10の厚さ)は、例えば、1cm以上且つ10cm以下(一例として4cm)である。しかしながら、長辺10b、第1短辺10c及び第2短辺10dのそれぞれの長さは、上記の各例に限られず適宜変更可能である。
【0052】
袋部12は、例えば、メッシュ状に形成されている。すなわち、袋部12は、メッシュ状の生地によって構成されているメッシュ材である。この場合、袋部12の通気性を良好にして袋体10の外部から中芯11を視認できると共に、袋体10の洗濯を一層容易に行うことが可能となる。但し、袋部12の材料は、メッシュ材以外のものであってもよく適宜変更可能である。また、袋部12はダブルラッセルによって構成されていてもよい。
【0053】
以上のように、例えば、袋体10はシート状を呈すると共に袋体10の袋部12がメッシュ素材によって構成されている。従って、図9に示されるように、袋体10を簡単に丸めて袋体10を家庭用洗濯機の洗濯槽に入れることが可能である。よって、袋体10を丸めた状態で手軽に洗濯することができる。
【0054】
次に、本実施形態に係るクッション体1から得られる作用効果についてより詳細に説明する。図6図8に示されるように、クッション体1は複数のブロック体2を備え、複数のブロック体2は互いに着脱可能とされている。よって、クッション体1の使用者のニーズによって互いに連結させるブロック体2の数を自在に変更することができる。ブロック体2は複数の袋体10を有し、各袋体10は中芯11と中芯11を収容する袋部12を有する。複数の袋体10のそれぞれは、ブロック体2から出し入れ可能とされている。従って、ブロック体2を構成する袋体10の数を自在に変更することができる。
【0055】
袋体10は中芯11と袋部12とを有し、中芯11と袋部12は洗濯可能素材によって構成されている。よって、ブロック体2から袋体10を取り出して、取り出した袋体10を洗濯することができる。複数のブロック体2のそれぞれに収容されている複数の袋体10から一部の袋体10を取り出して当該一部の袋体10を洗濯することができる。従って、複数の袋体10のうちの一部のみを部分的に洗濯できるので、洗いたい箇所のみを手軽に洗濯することができる。
【0056】
具体例としては、子どものおねしょ等によってクッション体の一部のみが部分的に汚れる場合がある。このような場合にクッション体の広範囲な部分を洗濯しなければならないとすると、当該部分を家庭用洗濯機の洗濯槽に入れることができず、洗濯が実質的に面倒になることが想定される。これに対し、本実施形態に係るクッション体1では、第1方向D1に沿って並ぶと共に第3方向D3に沿って積層された複数の袋体10から一部の袋体10のみをブロック体2から取り出すことができる。従って、おねしょ等によってクッション体1が部分的に汚れたとしても、汚れた袋体10のみを洗濯できる。例えば、側地2wと上側の袋体10のみを洗濯することが可能である。
【0057】
また、洗濯したい袋体10のみを部分的に洗濯できるので、洗濯後には袋体10を早く乾かすことができる。よって、袋体10を分離して家庭用の洗濯機で容易に且つ手軽に洗濯することができる。前述したように、袋体10はシート状を呈するので、図10に示されるように、袋体10を物干し竿Mにかけて袋体10を早く乾かすことができる。例えば、袋体10の一方の第1短辺10cと、袋体10の他方の第1短辺10cとを洗濯ばさみで挟んだ状態で袋体10を乾かすことが可能である。
【0058】
前述したように、中芯11が無膜ウレタンによって構成されていてもよい。この場合、無膜ウレタンによって構成された中芯11を洗濯することができる。無膜ウレタンは、より簡単に丸めて洗濯を一層手軽に行うことができる。従って、丸めた袋体10を家庭用洗濯機に入れることによって手軽に袋体10を洗濯できる。更に、無膜ウレタンは、他の材料と比較して目が粗いので、通気性を良好にでき、使用時における蒸れを抑制できるという効果を奏する。
【0059】
図1(a)及び図1(b)に示されるように、複数のブロック体2は、第1ブロック体2Aと、第1ブロック体2Aに着脱可能とされる第2ブロック体2Bと、を含んでもよい。第1ブロック体2Aは、第2ブロック体2Bが取り付けられるときに第2ブロック体2Bに対向する第1対向面2fと、水平方向に向けられる第1側面2gとを有してもよい。第2ブロック体2Bは、第1ブロック体2Aに取り付けられるときに第1対向面2fに対向する第2対向面2jと、水平方向に向けられると共に第1側面2gに並ぶ第2側面2kとを有してもよい。クッション体1は、第1対向面2f及び第2対向面2jの間に形成される隙間S1に設けられる隙間接続部4と、第1側面2gから第2側面2kまで延在する側面連結部5と、を備えてもよい。
【0060】
この場合、第1ブロック体2Aと第2ブロック体2Bとの間に形成される隙間S1が隙間接続部4によって互いに接続される。そして、第1ブロック体2Aの第1側面2gと、第2ブロック体2Bの第2側面2kとが側面連結部5を介して互いに接続される。従って、第1ブロック体2Aと第2ブロック体2Bの間の隙間S1を埋めることができるので、クッション体1の使用時における寝心地を良好にすることができる。第3対向面2p及び第4対向面2qの間に形成される隙間S2に設けられる隙間接続部4と、第2側面2kから第3側面2rまで延在する側面連結部5、からも同様の作用効果が得られる。
【0061】
次に、図11を参照しながら、変形例に係るクッション体のブロック体22について説明する。変形例に係るクッション体の一部の構成は、前述したクッション体1の一部の構成と同一である。従って、以降の説明では、クッション体1の説明と重複する説明を適宜省略する。以下では、ブロック体の種々の変形例について説明するが、後述する各ブロック体は、前述したブロック体2と同様、他のブロック体に連結させてクッション体を構成することが可能とされている。
【0062】
ブロック体22は、他のブロック体22に対向する対向面23と、対向面23に形成される隙間を埋める隙間接続部24とを備える。隙間接続部24は、対向面23の下部から対向面23の面外方向(例えば第1方向D1)に突出する突出面24bと、突出面24bに設けられた接合部材24cとを備える。
【0063】
突出面24b及び接合部材24cのそれぞれは、第2方向D2に延びる長辺、及び第1方向D1に延びる短辺を有する長方形状を呈する。接合部材24cは、布製品に接合する材料によって構成されている。一例として、接合部材24cは面ファスナーである。ブロック体22では、接合部材24cの上に他のブロック体22の下面22bを載せることによって他のブロック体22を接合させることが可能である。
【0064】
図12は、ブロック体22とは異なる変形例に係るブロック体32を示す斜視図である。ブロック体32は、対向面23と、前述した隙間接続部24とは異なる隙間接続部34を備える。隙間接続部34は、対向面23に貼り付けられた状態で固定された接合部材34cを有する。隙間接続部34は、例えば、複数の接合部材34cを有する。
【0065】
接合部材34cは、例えば、第2方向D2に延びる長辺、及び第3方向D3に延びる短辺を有する長方形状を呈する。接合部材34cは、接合部材24cと同様、布製品に接合する材料によって構成されている。一例として、接合部材34cは面ファスナーである。例えば、対向面23において、第2方向D2に沿って複数の接合部材34cが並ぶと共に、第3方向D3に沿って複数の接合部材34cが並んでいる。ブロック体32の接合部材34cが他のブロック体32に接合することによって他のブロック体32を接合させることが可能である。
【0066】
図13は、更なる変形例に係るブロック体42を示す斜視図である。ブロック体42は、他のブロック体42に対向する対向面43と、隙間接続部44とを有する。隙間接続部44は、対向面43の下部から対向面43の面外方向(例えば第1方向D1)に突出する突出面44bを有する。
【0067】
更に、隙間接続部44は、突出面44bに設けられた第1接合部材44cと、対向面43に設けられた第2接合部材44dと、ブロック体42の下面42bに固定された第3接合部材44fとを有する。ブロック体42の第1接合部材44cには、他のブロック体42の第3接合部材44fが接合する。
【0068】
突出面44bは、対向面43の下部において第2方向D2に延びる軸部44gを中心として回転可能(対向面43に対して開閉可能)とされている。これにより、突出面44bは、対向面43に対して接触又は離隔することが可能である。突出面44bが対向面43から離隔しているときに第1接合部材44cに他のブロック体42の第3接合部材44fが接合する。また、突出面44bが対向面43に接触するときに第1接合部材44cは第2接合部材44dに接合する。
【0069】
突出面44b、第1接合部材44c、第2接合部材44d及び第3接合部材44fは、第2方向D2に沿って延在している。一例として、突出面44b、第1接合部材44c、第2接合部材44d及び第3接合部材44fは、第2方向D2に延びる長辺を有する長方形状を呈する。
【0070】
例えば、第1接合部材44cは面ファスナーのフック(オス)であり、第2接合部材44d及び第3接合部材44fは面ファスナーのループ(メス)である。ところで、面ファスナーのフックが露出した状態でブロック体が洗濯されると、当該フックに埃等が付着したり、損傷を生じさせたりすることが想定される。
【0071】
しかしながら、本変形例に係るブロック体42では、突出面44bが対向面43に対して接触又は離隔することが可能であり、且つ対向面43に突出面44bが接触するときに第2接合部材44dに第1接合部材44cが接合する。このとき、面ファスナーのフックである第1接合部材44cが突出面44bと対向面43の間に隠される。このように、突出面44bを折って(閉じて)対向面43に接合させて第1接合部材44cを隠した状態で洗濯することにより、埃等の付着及び損傷の発生を抑制することができる。
【0072】
図16は、更なる変形例に係るブロック体72A,72B,72Cを備えたクッション体71を示す図である。ブロック体72A,72B,72Cのそれぞれは、分割部73及び側面連結部5を介して分離可能とされている。例えば、ブロック体72A及びブロック体72Cは、側面視における下部であって且つブロック体72A,72B,72Cの並設方向の両端側に位置するファスナー74を有する。ブロック体72Aのファスナー74と、ブロック体72Cのファスナー74とが互いに接続される。これにより、ブロック体72Aにブロック体72Cを接続して物干し竿にクッション体71を吊しやすくすることができる。
【0073】
図17は、更なる変形例に係るブロック体82A,82B,82Cを備えたクッション体81を示す斜視図である。ブロック体82Aは、ブロック体82Bに対向する対向面83と、隙間接続部84とを有する。隙間接続部84は、対向面83の下部から対向面83の面外方向に突出する突出面84bを有する。
【0074】
更に、隙間接続部84は、ブロック体82Aの突出面84bに設けられた第1接合部材84c及び第2接合部材84dと、ブロック体82Bの下面に固定された第3接合部材84fとを有する。突出面84bは、対向面83の下部において水平方向に延在する軸部を中心として回転可能(対向面83に対して開閉可能)とされている。これにより、突出面84bは、対向面83に対して接触又は離隔することが可能である。例えば、第1接合部材84cは、面ファスナーのフック(オス)であり、第2接合部材84d及び第3接合部材84fは面ファスナーのループ(メス)である。また、ブロック体82Aでは、第1接合部材84c及び第2接合部材84dの間においてクッション体81の幅方向に沿って延在する折り曲げ線(図17では第1接合部材84cと第2接合部材84dの間に位置する破線部分)において突出面84bを折り畳み、第1接合部材84cに第2接合部材84dを接合することが可能である。
【0075】
隙間接続部84は、例えば、ブロック体82B及びブロック体82Cの間にも設けられる。ブロック体82B及びブロック体82Cの間に設けられた隙間接続部84は、ブロック体82Bの上端からブロック体82Cに向かって突出する突出面に形成された第4接合部材84g及び第5接合部材84hと、ブロック体82Cのブロック体82Bとの対向面に設けられた第6接合部材84jとを有する。ブロック体82Bからブロック体82Cに向かって突出する突出面が閉じられた状態でブロック体82Bの第4接合部材84gはブロック体82Cの第6接合部材84jに接合する。例えば、第4接合部材84gは面ファスナーのフック(オス)であり、第5接合部材84h及び第6接合部材84jは面ファスンナーのループ(メス)である。以上の変形例に係るクッション体であっても、前述した実施形態のクッション体と同様の作用効果が得られる。また、ブロック体82Bでは、第4接合部材84g及び第5接合部材84hの間においてクッション体81の幅方向に沿って延在する折り曲げ線(図17では第4接合部材84gと第5接合部材84hの間に位置する破線部分)において突出面を折り畳み、第4接合部材84gに第5接合部材84hを接合することが可能である。
【0076】
図18(a)及び図18(b)は、更なる変形例に係るクッション体91を示す斜視図である。クッション体91は、複数のブロック体92を有する。複数のブロック体92は、第1ブロック体92Aと、第1ブロック体92Aよりも小さい第2ブロック体92Bとを含む。
【0077】
第1ブロック体92Aは、第2ブロック体92Bに対して着脱可能とされている。第1ブロック体92Aは折り畳み可能とされている。第1ブロック体92Aは、広げられた状態で単体で用いることが可能である。第1ブロック体92Aは、例えば、ベビーマットレスである。第1ブロック体92Aは、第2ブロック体92Bに連結された状態で用いることも可能である。互いに連結された第1ブロック体92A及び第2ブロック体92Bは、ジュニア用敷き布団を構成する。
【0078】
図19(a)は、第1ブロック体92Aの折り畳み構造を示す斜視図である。図18(a)、図18(b)及び図19(a)に示されるように、第1ブロック体92Aは、第1ブロック部93と、第2ブロック部94と、第1ブロック部93及び第2ブロック部94の間に形成された凹部95とを有する。例えば、凹部95は、第1ブロック体92Aのうち、袋体10が入っておらず側地2w(図6参照)のみで構成された部分である。
【0079】
第1ブロック部93、第2ブロック部94及び第2ブロック体92Bのそれぞれは、前述した袋体10と、袋体10の内部に収容された中芯11とを有する(図6及び図7参照)。但し、第1ブロック部93、第2ブロック部94及び第2ブロック体92Bのそれぞれに収容された中芯11の材料は、前述したブロック体2に収容された中芯11の材料とは異なる。第1ブロック部93、第2ブロック部94及び第2ブロック体92Bのそれぞれに収容された中芯11の材料は固わたである。固わたによって構成された中芯11も洗濯可能とされている。
【0080】
第1ブロック部93及び第2ブロック部94は、凹部95を介して互いに連結されている。第1ブロック部93及び第2ブロック部94の一方は、凹部95を介して、第1ブロック部93及び第2ブロック部94の他方に対して折り曲げ可能とされている。例えば、第1ブロック部93の面93bを下に向けて、凹部95を介して第2ブロック部94を折り曲げることにより、第1ブロック部93の上に第2ブロック部94を載せた状態とすることが可能である。
【0081】
例えば、第1ブロック部93の厚さ(第3方向D3の長さ)は、第2ブロック部94の厚さと同一であり、且つ第2ブロック体92Bの厚さと同一である。例えば、広げられ且つ第2ブロック体92Bに連結された状態において、第1ブロック部93の第1方向D1の長さE1は、第2ブロック部94の第1方向D1の長さと同一であり、且つ第2ブロック体92Bの第1方向D1の長さと同一である。例えば、第1ブロック部93の第2方向D2の長さE2は、第2ブロック部94の第2方向D2の長さと同一であり、且つ第2ブロック体92Bの第2方向D2の長さと同一である。
【0082】
一例として、長さE1は60cmであり、長さE2は70cmである。この場合、ベビーマットレス(第1ブロック体92A)の第1方向D1の長さは120cm(2×60cm)であり、ベビーマットレスの第2方向D2の長さは70cmである。一方、ジュニア用敷き布団(第1ブロック体92A及び第2ブロック体92B)の第1方向D1の長さは180cm(3×60cm)であり、ジュニア用敷き布団の第2方向D2の長さは70cmである。
【0083】
図19(b)は、第2ブロック体92Bに対する第1ブロック体92Aの連結構造を示す斜視図である。図19(a)及び図19(b)に示されるように、第2ブロック部94は、第2ブロック体92Bに対向する対向面94bと、隙間接続部96とを有する。隙間接続部96は、対向面94bの下部から対向面94bの面外方向に突出する突出面94dを有する。
【0084】
隙間接続部96は、第2ブロック部94の対向面94bに設けられた第1接合部材94fと、第2ブロック部94の突出面94dに設けられた第2接合部材94gとを有する。第1接合部材94f及び第2接合部材94gは互いに接合可能とされている。例えば、第1接合部材94fは面ファスナーのループ(メス)であり、第2接合部材94gは面ファスナーのフック(オス)である。
【0085】
突出面94dは、対向面94bの下部において水平方向に延在する軸部を中心として回転可能(対向面94bに対して開閉可能)とされている。これにより、突出面94dは、対向面94bに対して接触又は離隔させることが可能である。隙間接続部96は、複数の第1接合部材94f、及び複数の第2接合部材94gを有する。複数の第1接合部材94fは第2方向D2に沿って並んでおり、複数の第2接合部材94gは第2方向D2に沿って並んでいる。一例として、第2方向D2に沿って並ぶ第1接合部材94fの数、及び第2方向D2に沿って並ぶ第2接合部材94gの数は3である。
【0086】
図20は、第1ブロック体92Aに対する第2ブロック体92Bの連結構造を示す斜視図である。図19(b)及び図20に示されるように、隙間接続部96は、第2ブロック体92Bの下面に固定された第3接合部材92cを有する。第3接合部材92cは、開いた突出面94dの上面に形成された第2接合部材94gに接合する。例えば、第3接合部材92cは、面ファスナーのループ(メス)である。
【0087】
第2ブロック体92Bは複数の第3接合部材92cを有し、複数の第3接合部材92cは第2方向D2に沿って並んでいる。一例として、第2方向D2に沿って並ぶ第3接合部材92cの数は3である。各第3接合部材92cが各第2接合部材94gに接合することによって、第2ブロック体92Bが第1ブロック体92Aに連結される。第2ブロック体92Bから第1ブロック体92Aを分離したときには、第2接合部材94gを第1接合部材94fに接合することによって突出面94dが閉じられた状態を維持できる。
【0088】
以上、クッション体91において、複数のブロック体92は、第1ブロック体92Aと、第1ブロック体92Aよりも小さい第2ブロック体92Bとを含んでおり、第1ブロック体92Aが第2ブロック体92Bに対して着脱可能とされている。よって、第1ブロック体92Aが第2ブロック体92Bに対して着脱可能とされていることにより、第1ブロック体92A及び第2ブロック体92Bのそれぞれを単体として用いることができ、第1ブロック体92A及び第2ブロック体92Bを互いに連結した状態で用いることもできる。上記の例では、第1ブロック体92Aを単体のベビーマットレスとして用いることができると共に、第1ブロック体92A及び第2ブロック体92Bをジュニア用敷き布団として用いることができる。従って、クッション体91の汎用性を高めることができる。
【0089】
クッション体91では、中芯11が固わたによって構成されている。従って、中芯11が洗濯可能な固わたであることにより、中芯11を丈夫で長持ちするものとすることができる。
【0090】
以上、本開示に係るクッション体の実施形態及び種々の変形例について説明した。しかしながら、本開示は、前述した実施形態又は変形例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した要旨の範囲内において更に変形させることが可能である。すなわち、本開示に係るクッション体の各部の構成、形状、大きさ、材料、数及び配置態様は、上記の要旨の範囲内において更に変形することが可能である。本開示に係るクッション体は、前述した実施形態及び変形例のうちの一部と、前述した実施形態及び変形例のうちの他の部分とが組み合わされたものであってもよい。
【0091】
前述の実施形態では、1つのブロック体2に収容される袋体10の数が4であり、ブロック体2の数が3であるクッション体1について説明した。しかしながら、1つのブロック体に収容される袋体の数は、2又は3であってもよいし、5以上であってもよい。更に、ブロック体の数は、2であってもよいし、4以上であってもよい。このように、1つのブロック体に収容される袋体の数、及びブロック体の数は適宜変更可能である。
【0092】
前述の実施形態では、図1(a)に示されるように、第1接続部6b及び第2接続部6cを有する接続部材3を備えたクッション体1について説明した。図14は、第1接続部6b及び第2接続部6cの具体例である分割ファスナー53を示している。このように、第1接続部6b及び第2接続部6cのそれぞれは分割ファスナー53であってもよい。分割ファスナー53によって、一対のブロック体2を互いに接合及び分離することが可能である。
【0093】
また、図15に示されるように、クッション体は、分割ファスナー53に代えて、凹凸構造63を備えていてもよい。この場合、凹凸構造63は、一対のブロック体2のうち、一方のブロック体2に設けられた凸部63bと、他方のブロック体2に設けられており凸部63bが嵌合する凹部63cとによって構成される。この場合も、一対のブロック体2を互いに接合及び分離することが可能である。
【0094】
前述の実施形態では、隙間接続部4及び側面連結部5を含む複数の接続部材3を備えるクッション体1について説明した。本開示において、複数のブロック体を互いに接続する接続部材の構成は適宜変更可能である。例えば、一方のブロック体から延び出した状態で他方のブロック体に接合すると共に、他方のブロック体に接合しないときには折り畳まれて当該一方のブロック体に隠れた状態で接合するフック(オス)を備えた面ファスナーが接合部材として用いられてもよい。
【0095】
(実施例)
続いて、本開示に係るクッション体の実施例について説明する。なお、本開示は、以下の実施例に限定されない。実施例の実験では、以下の実施例1~実施例4に係るクッション体1に対して乾燥率測定試験を実施した。実施例1~実施例4のそれぞれに係るクッション体1の仕様を以下に示す。
(実施例1)
実施例1に係るクッション体1では、上面11bが凹部及び凸部を有する中芯11を用いた。中芯11の材料を無膜ウレタンとし、中芯11の繊度を25デニールとし、中芯11の厚さを4cmとした。
(実施例2)
実施例2に係るクッション体1では、上面11bが凹部及び凸部を有する中芯11を用いた。中芯11の材料を無膜ウレタンとし、中芯11の繊度を35デニールとし、中芯11の厚さを4cmとした。
(実施例3)
実施例3に係るクッション体1では、上面が平坦面である中芯11を用いた。中芯11の材料を無膜ウレタンとし、中芯11の繊度を35デニールとし、中芯11の厚さを4cmとした。
(実施例4)
実施例4に係るクッション体1では、上面が平坦面である中芯11を用いた。中芯11の材料を無膜ウレタンとし、中芯11の繊度を35デニールとし、中芯11の厚さを5cmとした。
【0096】
実施例1~4のそれぞれのクッション体1に対し、洗濯を2回行った。1回目の洗濯では、JIS L 1930(家庭洗濯機法)のC4Mの方法にて洗濯を行い、洗濯ではネットを用い、液状の洗剤を用いた。洗剤としてはアタック(登録商標、花王株式会社製)を用いた。その後脱水を3分行って、温度23.9℃~25.2℃、湿度56.5%~61.8%の室内において吊干しをして、クッション体1の乾燥率を測定した。
【0097】
2回目の洗濯では、JIS L 1930(家庭洗濯機法)のC4Mの方法にて洗濯を行い、洗濯ではネットを用い、液状の洗剤を用いた。洗剤としてはアタック(登録商標、花王株式会社製)を用いた。その後脱水を12分行って、吊干しをして、クッション体1の乾燥率を測定した。
【0098】
乾燥率の測定は、脱水直後のクッション体1の重量(一例として600g)と未洗濯時のクッション体1の重量(一例として370g)の差から脱水直後の含水量(一例として230g)を算出し、脱水直後のクッション体1の重量(一例として600g)と干してから所定時間経過後におけるクッション体1の重量(一例として400g)の差から蒸発水分(一例として200g)を算出し、(蒸発水分×100/脱水直後の含水量)の値を乾燥率とした。
【0099】
実施例1の1回目の洗濯の実験結果を以下に示す。
【表1】
【0100】
表1に示されるように、繊度が25デニールである中芯11を備えた実施例1のクッション体1では、干してから8時間経過後に乾燥率を98%以上に高めることができ、24時間経過後の乾燥率は99.1%であった。
【0101】
実施例1の2回目の洗濯の実験結果を以下に示す。
【表2】
【0102】
表2に示されるように、実施例1のクッション体1の2回目の洗濯では、干してから5時間経過後に乾燥率を98%以上に高めることができ、24時間経過後の乾燥率は98.7%であった。
【0103】
実施例2の1回目の洗濯の実験結果を以下に示す。
【表3】
【0104】
表3に示されるように、繊度が35デニールである中芯11を備えた実施例2のクッション体1では、干してから10時間経過後に乾燥率を98%以上に高めることができ、24時間経過後の乾燥率は99.0%であった。
【0105】
実施例2の2回目の洗濯の実験結果を以下に示す。
【表4】
【0106】
表4に示されるように、実施例2のクッション体1の2回目の洗濯では、干してから6時間経過後に乾燥率を98%以上に高めることができ、24時間経過後の乾燥率は98.6%であった。
【0107】
実施例3の1回目の洗濯の実験結果を以下に示す。
【表5】
【0108】
表5に示されるように、上面が平坦面である繊度が35デニールのクッション体1では、干してから24時間経過後に乾燥率を98.2%にまで高めることができた。
【0109】
実施例3の2回目の洗濯の実験結果を以下に示す。
【表6】
【0110】
表6に示されるように、実施例3のクッション体1の2回目の洗濯では、干してから24時間経過後に乾燥率を99.4%にまで高めることができた。
【0111】
実施例4の1回目の洗濯の実験結果を以下に示す。
【表7】
【0112】
表7に示されるように、上面が平坦面であって且つ厚さが5cmである中芯11を備えた実施例4のクッション体1では、干してから24時間経過後に乾燥率を95.8%にまで高められることが分かった。
【0113】
実施例4の2回目の洗濯の実験結果を以下に示す。
【表8】
【0114】
表8に示されるように、実施例4のクッション体1の2回目の洗濯では、干してから24時間経過後に乾燥率を99.4%にまで高めることができた。
【0115】
以上より、実施例1~4に係るクッション体1では、いずれも24時間経過後に乾燥率を95%以上に高められることが分かった。また、脱水時間が3分である1回目の洗濯よりも、脱水時間が12分である2回目の洗濯の方が短時間で乾燥率を高められることが分かった。
【0116】
更に、上面11bに凹凸を有する実施例1,2では、上面が平坦面である実施例3,4より乾燥率を早期に高められることが分かった。実施例1,2に係るクッション体1の場合、干してから8時間以内に乾燥率を98%以上に高めることができるので、例えば、朝袋体10を洗濯してその後袋体10を干して出勤し、仕事が終わって自宅に帰ってきた後に袋体10を乾いた状態とすることができる。
【0117】
更に、25デニールである中芯11を有する実施例1の方が35デニールである中芯11を有する実施例2よりも一層短時間で乾燥率を高められることが分かった。また、厚さが4cmの中芯11を有する実施例3の方が厚さが5cmの中芯11を有する実施例4よりも短時間で乾燥率を高められることが分かった。
【符号の説明】
【0118】
1…クッション体、1b…中心、2…ブロック体、2A…第1ブロック体、2b…長辺、2B…第2ブロック体、2c…第1短辺、2C…第3ブロック体、2d…第2短辺、2f…第1対向面、2g…第1側面、2h…側面、2j…第2対向面、2k…第2側面、2p…第3対向面、2q…第4対向面、2r…第3側面、2s…側面、2t…底面、2v…ファスナー、2w…側地、3…接続部材、4…隙間接続部、4b…第1部材、4c…第2部材、4d…差込部、4f…被差込部、5…側面連結部、5b…第1ボタン、5c…第2ボタン、5d…伸縮部材、6b…第1接続部、6c…第2接続部、10…袋体、10b…長辺、10c…第1短辺、10d…第2短辺、11…中芯、11b…上面、11c…下面、12…袋部、13…止め具、22…ブロック体、22b…下面、23…対向面、24…隙間接続部、24b…突出面、24c…接合部材、32…ブロック体、34…隙間接続部、34c…接合部材、42…ブロック体、42b…下面、43…対向面、44…隙間接続部、44b…突出面、44c…第1接合部材、44d…第2接合部材、44f…第3接合部材、44g…軸部、53…分割ファスナー、63…凹凸構造、63b…凸部、63c…凹部、71…クッション体、72A,72B,72C…ブロック体、73…分割部、74…ファスナー、81…クッション体、82A,82B,82C…ブロック体、83…対向面、84…隙間接続部、84b…突出面、84c…第1接合部材、84d…第2接合部材、84f…第3接合部材、84g…第4接合部材、84h…第5接合部材、84j…第6接合部材、91…クッション体、92…ブロック体、92A…第1ブロック体、92B…第2ブロック体、93…第1ブロック部、93b…面、94…第2ブロック部、94b…対向面、94d…突出面、94f…第1接合部材、94g…第2接合部材、95…凹部、96…隙間接続部、D1…第1方向、D2…第2方向、D3…第3方向、L1…中心線、M…物干し竿、S1,S2…隙間。
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