(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024035843
(43)【公開日】2024-03-15
(54)【発明の名称】請求書処理装置、請求書処理方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/04 20120101AFI20240307BHJP
G06Q 20/10 20120101ALI20240307BHJP
【FI】
G06Q30/04
G06Q20/10 300
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022139698
(22)【出願日】2022-09-02
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年7月7日 https://jp.corp-sansan.com/news/2022/0707.html https://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/1423071.html https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1423136.html https://it.impress.co.jp/articles/-/23447 https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2207/07/news169.html https://news.mynavi.jp/techplus/article/20220707-2392323/ https://www.excite.co.jp/news/article/Prtimes_2022-07-07-49627-326/ を通じて発表、 令和4年7月11日 https://japan.zdnet.com/article/35190166/ を通じて発表、 令和4年7月12日 https://www.oalife.co.jp/new_p/1554/ を通じて発表、 令和4年7月14日 https://data.swcms.net/file/ir-corp-sansan/dam/jcr:e6e767c3-aeee-4d05-b5b4-e32b44f35770/140120220713599033.pdf https://jp.corp-sansan.com/news/2022/0714.html を通じて発表、 令和4年7月15日 https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2207/15/news052.html https://officenomikata.jp/news/14083/ を通じて発表、 令和4年7月18日 株式会社日刊木材新聞社発行の「日刊木材新聞 令和4年7月18日付朝刊第8面」にて発表、 令和4年7月19日 https://finance.logmi.jp/377179 https://www.youtube.com/watch?v=suhBXNYz5EU を通じて発表、
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年8月2日 https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2208/02/news046.html を通じて発表。
(71)【出願人】
【識別番号】507384939
【氏名又は名称】Sansan株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100115749
【弁理士】
【氏名又は名称】谷川 英和
(72)【発明者】
【氏名】柴野 亮
(72)【発明者】
【氏名】大西 真央
【テーマコード(参考)】
5L049
5L055
【Fターム(参考)】
5L049BB11
5L055AA32
(57)【要約】
【課題】従来、請求書情報に関するコミュニケーションを管理できなかった。
【解決手段】対話情報の入力者を識別するユーザ識別子と、対話の話題の対象である請求書情報を識別する請求書識別子とに対応付く対話情報を受信する対話受信部123と、対話受信部123が受信した対話情報を、ユーザ識別子と請求書識別子とに対応付けて蓄積する対話蓄積部132と、請求書識別子に対応付く出力指示を端末装置2から受信する指示受信部122と、指示受信部122が受信した出力指示に対応付く請求書識別子で識別される請求書情報と、請求書識別子に対応付く対話情報とを取得する情報取得部134と、情報取得部134が取得した請求書情報と対話情報とを端末装置2に送信する情報送信部141とを具備する請求書処理装置により、請求書情報に関するコミュニケーションを管理できる。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
対話情報の入力者を識別するユーザ識別子と、対話の話題の対象である請求書情報を識別する請求書識別子とに対応付く対話情報を受信する対話受信部と、
前記対話受信部が受信した前記対話情報を、前記ユーザ識別子と前記請求書識別子とに対応付けて蓄積する対話蓄積部と、
請求書識別子に対応付く出力指示を端末装置から受信する指示受信部と、
前記指示受信部が受信した前記出力指示に対応付く前記請求書識別子で識別される請求書情報と、当該請求書識別子に対応付く対話情報とを取得する情報取得部と、
前記情報取得部が取得した前記請求書情報と前記対話情報とを前記端末装置に送信する情報送信部とを具備する請求書処理装置。
【請求項2】
前記情報取得部は、
1以上の各ユーザ識別子に対応付けて、1以上のユーザ属性値を有するユーザ情報が格納されるユーザ管理部から、前記請求書識別子に対応付く前記ユーザ識別子と対になるユーザ属性値を取得し、
前記情報送信部は、
前記情報取得部が取得した前記ユーザ属性値をも前記端末装置に送信する請求項1記載の請求書処理装置。
【請求項3】
前記情報取得部は、
前記請求書識別子に対応付く前記ユーザ識別子と対になる前記ユーザ属性値、または当該ユーザ属性値から取得できるユーザ属性値であり、前記入力者が、前記出力指示を送信した前記端末装置のユーザまたは前記請求書情報の請求元のユーザまたは前記請求書情報の請求先のユーザにとって、社内のユーザであるか社外のユーザであるかを特定する社内外情報であるユーザ属性値を取得する、請求項2記載の請求書処理装置。
【請求項4】
前記出力指示は、ユーザ属性値に関する属性値条件を有し、
前記情報取得部は、
前記請求書識別子に対応付く対話情報の中で、前記属性値条件に合致するユーザ属性値に対応するユーザ識別子と対になる対話情報と、前記請求書情報とを取得する請求項1から請求項3いずれか一項に記載の請求書処理装置。
【請求項5】
請求書識別子に対応付くメールを受信するメール受信部と、
前記メールを前記請求書識別子に対応付けて蓄積するメール蓄積部とをさらに具備し、
前記情報取得部は、
前記指示受信部が受信した前記出力指示に対応する前記請求書識別子に対応付くメールをも取得し、
前記情報送信部は、
前記情報取得部が取得した前記メールをも送信する請求項1から請求項4いずれか一項に記載の請求書処理装置。
【請求項6】
前記対話受信部が受信した前記対話情報を、当該請求書識別子に対応するユーザ識別子で識別されるユーザに送信する対話送信部をさらに具備する請求項1から請求項5いずれか一項に記載の請求書処理装置。
【請求項7】
請求書識別子に対応付けて、1以上の請求書情報が格納される請求書管理部と、
請求書情報を受信する請求書受信部と、
前記請求書受信部が受信した前記請求書情報を、当該請求書情報の請求書識別子に対応付けて、前記請求書管理部に蓄積する請求書蓄積部とをさらに具備する請求項1から請求項6いずれか一項に記載の請求書処理装置。
【請求項8】
対話受信部と、対話蓄積部と、指示受信部と、情報取得部と、情報送信部とにより実現される請求書処理方法であって、
前記対話受信部が、対話情報の入力者を識別するユーザ識別子と、対話の話題の対象である請求書情報を識別する請求書識別子とに対応付く対話情報を受信する対話受信ステップと、
前記対話蓄積部が、前記対話受信ステップで受信された前記対話情報を、前記ユーザ識別子と前記請求書識別子とに対応付けて蓄積する対話蓄積ステップと、
前記指示受信部が、請求書識別子に対応付く出力指示を端末装置から受信する指示受信ステップと、
前記情報取得部が、前記指示受信ステップで受信された前記出力指示に対応付く前記請求書識別子で識別される請求書情報と、当該請求書識別子に対応付く対話情報とを取得する情報取得ステップと、
前記情報送信部が、前記情報取得ステップで取得された前記請求書情報と前記対話情報とを前記端末装置に送信する情報送信ステップとを具備する請求書処理方法。
【請求項9】
コンピュータを、
対話情報の入力者を識別するユーザ識別子と、対話の話題の対象である請求書情報を識別する請求書識別子とに対応付く対話情報を受信する対話受信部と、
前記対話受信部が受信した前記対話情報を、前記ユーザ識別子と前記請求書識別子とに対応付けて蓄積する対話蓄積部と、
請求書識別子に対応付く出力指示を端末装置から受信する指示受信部と、
前記指示受信部が受信した前記出力指示に対応付く前記請求書識別子で識別される請求書情報と、当該請求書識別子に対応付く対話情報とを取得する情報取得部と、
前記情報取得部が取得した前記請求書情報と前記対話情報とを前記端末装置に送信する情報送信部として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求書に関する情報を管理する請求書処理装置等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、電子メールを用いて請求書の画像データを取得し、管理する請求書データ管理装置があった(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術においては、請求書情報に関するコミュニケーションを管理できなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本第一の発明の請求書処理装置は、対話情報の入力者を識別するユーザ識別子と、対話の話題の対象である請求書情報を識別する請求書識別子とに対応付く対話情報を受信する対話受信部と、対話受信部が受信した対話情報を、ユーザ識別子と請求書識別子とに対応付けて蓄積する対話蓄積部と、請求書識別子に対応付く出力指示を端末装置から受信する指示受信部と、指示受信部が受信した出力指示に対応付く請求書識別子で識別される請求書情報と、請求書識別子に対応付く対話情報とを取得する情報取得部と、情報取得部が取得した請求書情報と対話情報とを端末装置に送信する情報送信部とを具備する請求書処理装置である。
【0006】
かかる構成により、請求書情報に関するコミュニケーションを管理できる。
【0007】
また、本第二の発明の請求書処理装置は、第一の発明に対して、情報取得部は、1以上の各ユーザ識別子に対応付けて、1以上のユーザ属性値を有するユーザ情報が格納されるユーザ管理部から、請求書識別子に対応付くユーザ識別子と対になるユーザ属性値を取得し、情報送信部は、情報取得部が取得したユーザ属性値をも端末装置に送信する請求書処理装置である。
【0008】
かかる構成により、請求書情報に関するコミュニケーションを適切に管理できる。
【0009】
また、本第三の発明の請求書処理装置は、第二の発明に対して、情報取得部は、請求書識別子に対応付くユーザ識別子と対になるユーザ属性値、またはユーザ属性値から取得できるユーザ属性値であり、入力者が、出力指示を送信した端末装置のユーザまたは請求書情報の請求元のユーザまたは請求書情報の請求先のユーザにとって、社内のユーザであるか社外のユーザであるかを特定する社内外情報であるユーザ属性値を取得する、請求書処理装置である。
【0010】
かかる構成により、請求書情報に関する対話情報が、社内のユーザが入力した対話情報であるか、社内のユーザが入力した対話情報であるかを容易に把握できる。
【0011】
また、本第四の発明の請求書処理装置は、第一から第三いずれか1つの発明に対して、出力指示は、ユーザ属性値に関する属性値条件を有し、情報取得部は、請求書識別子に対応付く対話情報の中で、属性値条件に合致するユーザ属性値に対応するユーザ識別子と対になる対話情報と、請求書情報とを取得する請求書処理装置である。
【0012】
かかる構成により、ユーザにとって必要な対話情報のみを送信できる。
【0013】
また、本第五の発明の請求書処理装置は、第一から第四いずれか1つの発明に対して、請求書識別子に対応付くメールを受信するメール受信部と、メールを請求書識別子に対応付けて蓄積するメール蓄積部とをさらに具備し、情報取得部は、指示受信部が受信した出力指示に対応する請求書識別子に対応付くメールをも取得し、情報送信部は、情報取得部が取得したメールをも送信する請求書処理装置である。
【0014】
かかる構成により、請求書情報に関するメールを管理できる。
【0015】
また、本第六の発明の請求書処理装置は、第一から第五いずれか1つの発明に対して、対話受信部が受信した対話情報を、請求書識別子に対応するユーザ識別子で識別されるユーザに送信する対話送信部をさらに具備する請求書処理装置である。
【0016】
かかる構成により、ユーザ間のコミュニケーションの機能を提供できる。
【0017】
また、本第七の発明の請求書処理装置は、第一から第六いずれか1つの発明に対して、請求書識別子に対応付けて、1以上の請求書情報が格納される請求書管理部と、請求書情報を受信する請求書受信部と、請求書受信部が受信した請求書情報を、請求書情報の請求書識別子に対応付けて、請求書管理部に蓄積する請求書蓄積部とをさらに具備する請求書処理装置である。
【0018】
かかる構成により、請求書情報を管理できる。
【発明の効果】
【0019】
本発明による請求書処理装置によれば、請求書情報に関するコミュニケーションを管理できる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】実施の形態1における情報システムAの概念図
【
図4】同請求書処理装置1の動作例について説明するフローチャート
【
図5】同請求書処理装置1の動作例について説明するフローチャート
【
図6】同情報取得処理の例について説明するフローチャート
【
図7】同確認支援処理の例について説明するフローチャート
【
図8】同端末装置2の動作例について説明するフローチャート
【
図9】同端末装置2の動作例について説明するフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、請求書処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
【0022】
(実施の形態1)
本実施の形態において、請求書情報に対する関係者の対話情報を受信し、当該対話情報を請求書情報に対応付けて管理する請求書処理装置について説明する。
【0023】
また、本実施の形態において、対話情報に対応付けて、対話情報の入力者のユーザ属性値も管理する請求書処理装置について説明する。なお、入力者のユーザ属性値は、例えば、対話情報を要求したユーザにとって社内の者か社外の者かを示す社内外情報である。
【0024】
また、本実施の形態において、対話情報に対応付くユーザ属性値を用いて、対話情報を選択して、送信する請求書処理装置について説明する。
【0025】
また、本実施の形態において、請求書識別子に対応付いたメールを受信し、当該メールを請求書情報に対応付ける請求書処理装置について説明する。
【0026】
さらに、本実施の形態において、対話情報を送受信するチャット機能を有する請求書処理装置について説明する。
【0027】
なお、本実施の形態において、情報Xが情報Yに対応付いていることは、情報Xから情報Yを取得できること、または情報Yから情報Xを取得できることであり、その対応付けの方法は問わない。情報Xと情報Yとがリンク付いていても良いし、同じバッファに存在していても良いし、情報Xが情報Yに含まれていても良いし、情報Yが情報Xに含まれている等でも良い。
【0028】
図1は、本実施の形態における情報システムAの概念図である。情報システムAは、請求書処理装置1、および1または2以上の端末装置2を備える。
【0029】
請求書処理装置1は、請求書情報に対する関係者の対話情報を管理する装置である。請求書処理装置1は、請求書情報を管理することは好適である。請求書処理装置1は、請求書情報に対するメールをも管理することは好適である。
【0030】
請求書処理装置1は、通常、いわゆるサーバである。請求書処理装置1は、例えば、クラウドサーバ、ASPサーバであるが、その種類は問わない。
【0031】
端末装置2は、請求書処理装置1にアクセスするユーザが使用する端末である。端末装置2は、例えば、対話情報、請求書情報、メールを、請求書処理装置1に送信する端末である。端末装置2は、例えば、請求書処理装置1から対話情報、請求書情報、メールを受信し、出力する端末である。
【0032】
端末装置2は、いわゆるパソコン、スマートフォン、タブレット端末であるが、その種類は問わない。
【0033】
請求書処理装置1と1以上の各端末装置2とは、インターネットやLAN等のネットワークにより通信可能である。
【0034】
図2は、本実施の形態における情報システムAのブロック図である。
図3は、請求書処理装置1のブロック図である。
【0035】
請求書処理装置1は、格納部11、受信部12、処理部13、および送信部14を備える。格納部11は、ユーザ管理部111、請求書管理部112、対話管理部113、およびメール管理部114を備える。受信部12は、請求書受信部121、指示受信部122、対話受信部123、およびメール受信部124を備える。処理部13は、請求書蓄積部131、対話蓄積部132、メール蓄積部133、および情報取得部134を備える。送信部14は、情報送信部141、対話送信部142、およびメール送信部143を備える。
【0036】
端末装置2は、端末格納部21、端末受付部22、端末処理部23、端末送信部24、端末受信部25、および端末出力部26を備える。
【0037】
請求書処理装置1を構成する格納部11には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、後述するユーザ情報、後述する請求書情報、後述する対話情報、メールである。なお、メールは、電子メールと言っても良い。
【0038】
ユーザ管理部111には、1または2以上のユーザ情報が格納される。ユーザ情報とは、端末装置2を使用するユーザの情報である。ユーザ情報は、ユーザを識別するユーザ識別子に対応付いている。ユーザ情報は、1または2以上のユーザ属性値を有する。ユーザ属性値は、例えば、氏名、年齢、性別、組織識別子、部署識別子、メールアドレスである。
組織識別子とは、組織を識別する情報である。組織識別子は、例えば、組織の名称、組織のIDである。組織は、例えば、会社、団体であるが、部署でも良い。部署識別子とは、部署を識別する情報である。部署識別子は、例えば、部署の名称、部署のIDである。
【0039】
請求書管理部112には、1または2以上の請求書情報が格納される。1以上の各請求書情報は、請求書識別子に対応付いている。請求書識別子とは、請求書を識別する情報である。請求書識別子は、例えば、請求書のIDである。
【0040】
請求書情報とは、請求書の情報である。請求書情報は、請求書の画像でも良いし、請求書を構成する文字列の集合でも良いし、請求書の画像と請求書を構成する文字列の集合でも良いし、そのデータ構造は問わない。請求書を構成する文字列の集合は、例えば、宛先、請求人、金額、日付けである。請求書情報は、例えば、売手識別子、買手識別子を有する。
【0041】
売手識別子とは、請求書に対する商品またはサービスの売手を識別する情報である。売手識別子は、例えば、ID、売手名である。売手名は、通常、会社名、団体名等の組織名であるが、例えば、個人事業主の個人名でも良い。
【0042】
買手識別子とは、請求書に対する商品またはサービスの買手を識別する情報である。買手識別子は、例えば、ID、買手名である。買手名は、通常、会社名、団体名等の組織名であるが、例えば、個人事業主の個人名でも良い。
【0043】
請求書情報は、例えば、種類識別子を有する。つまり、請求書管理部112には、2種類以上の請求書情報が格納されることは好適である。2種類以上の請求書情報は、仕入明細書情報、通常請求書情報を含む。仕入明細書情報とは、仕入明細書の情報である。仕入明細書は、買手が発行する請求書である。通常請求書情報とは、通常の請求書の情報である。通常の請求書は、売手が発行する請求書である。種類識別子とは、請求書の種類を特定する情報である。種類識別子は、例えば「仕入明細書」、「通常請求書」である。
【0044】
請求書情報は、確認情報を有しても良い。なお、確認情報とは、仕入明細書情報が売手により確認されたことを示す情報である。確認情報は、例えば、フラグ、確認日、確認日時である。請求書情報が確認情報を有する場合、当該請求書情報は、仕入明細書情報である。
【0045】
対話管理部113には、1または2以上の対話情報が格納される。対話情報とは、一のユーザが他の1以上のユーザに伝えるために入力した情報である。対話情報は、対話の話題の対象である請求書情報を識別する請求書識別子に対応付く。対話情報は、例えば、コメント、伝達事項等の他の用語でも良い。対話情報は、当該対話情報を入力したユーザのユーザ識別子に対応付く。対話情報は、当該対話情報を伝えたいユーザのユーザ識別子に対応付いても良い。対話情報は、通常、チャットにより入力された情報であるが、他の通信手段、伝達手段により、入力された情報でも良い。
【0046】
メール管理部114には、1または2以上のメールが格納される。メールは、電子メールと言っても良い。ここでのメールは、請求書情報に関して、一のユーザが他の1以上のユーザに伝達するために送信した情報である。ここでのメールは、請求書識別子に対応付く。ここでのメールは、当該メールを送信したユーザのユーザ識別子に対応付いても良い。また、メールは、当該メールの送信先のユーザのユーザ識別子に対応付いても良い。
【0047】
受信部12は、各種の指示や情報を受信する。各種の指示や情報は、例えば、請求書情報、出力指示、対話情報、メールである。
【0048】
請求書受信部121は、請求書情報を受信する。請求書受信部121は、例えば、端末装置2から請求書情報を受信するが、図示しない請求書管理サーバから請求書情報を受信しても良い。
【0049】
指示受信部122は、請求書識別子に対応付く出力指示を端末装置2から受信する。なお、出力指示とは、請求書情報の出力の指示である。なお、ここでの出力は、送信である。出力指示は、属性値条件を有しても良い。属性値条件とは、1または2以上のユーザ属性値に関する条件である。属性値条件は、例えば、「社内外情報=「社外」」である。属性値条件を有する出力指示は、属性値条件に合致する1以上の請求書情報の請求書識別子に対応付くと言える。
【0050】
対話受信部123は、ユーザ識別子と請求書識別子とに対応付く対話情報を受信する。ここでのユーザ識別子は、対話情報の入力者を識別する情報である。ここでの請求書識別子は、対話の話題の対象である請求書情報を識別する情報である。つまり、対話受信部123は、請求書情報に関する対話の情報を受信する。
【0051】
対話受信部123は、通常、端末装置2から対話情報を受信するが、図示しないチャットサーバから対話情報を受信しても良い。また、対話受信部123が対話情報を受信するタイミングは、請求書情報の受信と同じでも良いし、請求書情報の受信とは異なるタイミングでも良い。
【0052】
メール受信部124は、請求書識別子に対応付くメールを受信する。メール受信部124は、通常、端末装置2から対話情報を受信するが、図示しないメールサーバから対話情報を受信しても良い。メール受信部124が受信するメールは、図示しない装置からフォワードされたメールでも良い。なお、請求書識別子に対応付くメールは、例えば、メールのタイトルまたは本文に請求書識別子を有するメールである。
【0053】
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、請求書蓄積部131、対話蓄積部132、メール蓄積部133、情報取得部134が行う処理である。
【0054】
処理部13は、請求書受信部121が受信した請求書情報が、仕入明細書情報、通常請求書情報を含む2以上の種類のうち、いずれの種類かを決定しても良い。なお、種類を決定することは、例えば、種類識別子を取得することである。
【0055】
処理部13は、例えば、請求書受信部121が受信した請求書情報に対応付く種類識別子を取得する。
【0056】
処理部13は、例えば、請求書受信部121が受信した請求書情報の中の宛先(請求先)を取得し、当該宛先(組織名)と、請求書情報を送信した端末装置2のユーザ識別子と対になる組織名とが同じである場合は、当該請求書情報の種類識別子「仕入明細書」を取得する。
【0057】
処理部13は、例えば、請求書受信部121が受信した請求書情報の中の宛先(請求先)を取得し、当該宛先(組織名)と、請求書情報を送信した端末装置2のユーザ識別子と対になる組織名とが異なる場合は、当該請求書情報の種類識別子「通常請求書」を取得する。
【0058】
処理部13は、例えば、請求書受信部121が受信した請求書情報の中の発行者(請求する側、商品またはサービスの提供者側)の情報を取得し、当該発行者の情報(組織名)と、請求書情報を送信した端末装置2のユーザ識別子と対になる組織名とが同じである場合は、当該請求書情報の種類識別子「通常請求書」を取得する。
【0059】
処理部13は、例えば、請求書受信部121が受信した請求書情報に含まれる文字列であるタイトル(例えば、「請求書」「仕入明細書」)を取得し、当該タイトルが示す種類識別子(例えば、「通常請求書」「仕入明細書」)を取得する。
【0060】
処理部13は、例えば、請求書受信部121が受信した請求書情報に含まれる請求書画像に対して文字認識処理を行い、タイトル(例えば、「請求書」「仕入明細書」)を取得し、当該タイトルが示す種類識別子(例えば、「通常請求書」「仕入明細書」)を取得する。
【0061】
なお、処理部13が請求書情報の種類を決定する方法は種々あり得、問わない。
【0062】
また、処理部13が、請求書情報の種類を決定するタイミングは問わない。処理部13は、請求書受信部121が請求書情報を受信した際に当該請求書情報の種類を決定しても良いし、請求書情報を端末装置2に送信する際に当該請求書情報の種類を決定する等しても良い。
【0063】
処理部13は、仕入明細書情報が受信された場合に、仕入明細書情報が受信された旨の情報である連絡情報を取得しても良い。
【0064】
また、処理部13は、請求書情報の中の売手識別子、または請求書情報と対になる売手識別子を取得しても良い。そして、処理部13は、当該売手識別子と対になる売手連絡先情報をユーザ管理部111から取得しても良い。
【0065】
処理部13は、請求書受信部121が仕入明細書情報を受信したことに応じて、当該仕入明細書情報に対する期限情報が示す確認の期限に対応する時までに、当該仕入明細書情報を確認することを支援する確認支援処理を行っても良い。
【0066】
処理部13は、例えば、後述する(1)自動確認処理、後述する(2)リマインド処理を行っても良い。
【0067】
処理部13は、仕入明細書情報に関する関連情報が第一条件を満たす場合には自動確認処理を行い、仕入明細書情報に関する関連情報が第二条件を満たす場合にはリマインド処理を行うことは好適である。処理部13は、常に、自動確認処理、またはリマインド処理のいずれかを行っても良い。
【0068】
仕入明細書情報に関する関連情報は、例えば、仕入明細書情報と対になる売手識別子と対になるフラグである。仕入明細書情報に関する関連情報は、例えば、仕入明細書情報に含まれる金額である。フラグは、例えば、自動確認処理を行うことを示す自動確認フラグ、リマインド処理を行うことを示すリマインドフラグである。
【0069】
第一条件は、例えば、「自動確認フラグがONであること」「自動確認フラグがON AND 金額が閾値以下または閾値未満であること」「リマインドフラグがOFFであること」「リマインドフラグがOFF AND 金額が閾値以下または閾値未満であること」である。なお、第一条件は、第二条件を満たさないことでも良い。第一条件は、期限情報に関する条件を含んでも良い。期限情報に関する条件は、例えば、本日が、期限情報が満たす期限となっていることである。
【0070】
第二条件は、例えば、「リマインドフラグがONであること」「リマインドフラグがON AND 金額が閾値以上または閾値より大きいこと」「自動確認フラグがOFFであること」「自動確認フラグがOFF AND 金額が閾値以上または閾値より大きいこと」である。なお、第二条件は、第一条件を満たさないことでも良い。第二条件は、期限情報に関する条件を含んでも良い。
(1)自動確認処理
【0071】
処理部13は、例えば、請求書受信部121が仕入明細書情報を受信したことに応じて、仕入明細書情報に対する期限情報が示す確認の期限に対応する時までに、仕入明細書情報を確認したこととする確認情報を当該請求書識別子と対に蓄積する自動確認処理を行う。
【0072】
処理部13は、例えば、請求書受信部121が仕入明細書情報を受信したことに応じて、仕入明細書情報に対する期限情報が示す確認の期限に対応する時までに、仕入明細書情報を識別する請求書識別子と対になる確認情報が蓄積されているかいなかを判断し、確認情報が蓄積されていない場合に、仕入明細書情報を確認したこととする確認情報を当該請求書識別子と対に蓄積する自動確認処理を行う。
【0073】
仕入明細書情報に対する期限情報は、例えば、仕入明細書情報を受信した時から一定期間後、仕入明細書情報の中の日付けから一定期間後等である。
【0074】
期限情報が示す確認の期限に対応する時とは、例えば、期限情報が示す確認の期限の時であるが、当該期限の時を経過した後の時でも良い。
(2)リマインド処理
【0075】
処理部13は、例えば、請求書受信部121が仕入明細書情報を受信したことに応じて、仕入明細書情報に対する期限情報が示す確認の期限に対応する時までに、仕入明細書情報を識別する請求書識別子と対になる確認情報が蓄積されているかいなかを判断し、蓄積されていない場合に、仕入明細書情報に対応する売手連絡先情報を用いて、売手に仕入明細書情報を確認することを促すリマインド情報を送信するリマインド処理を行う。
【0076】
期限に対応する時とは、例えば、期限の時、期限の少し前、期限の経過後直ちに等である。
【0077】
請求書蓄積部131は、請求書受信部121が受信した請求書情報を、請求書情報の請求書識別子に対応付けて、請求書管理部112に蓄積する。
【0078】
請求書蓄積部131は、例えば、請求書受信部121が請求書情報を受信した場合に、ユニークな請求書識別子を取得し、当該請求書識別子に対応付けて、当該請求書情報を請求書管理部112に蓄積する。
【0079】
対話蓄積部132は、対話受信部123が受信した対話情報を、ユーザ識別子と請求書識別子とに対応付けて蓄積する。対話蓄積部132は、通常、対話管理部113に対話情報を蓄積する。
【0080】
対話蓄積部132は、例えば、対話受信部123が受信した対話情報に対応付くユーザ識別子と請求書識別子とを取得し、当該ユーザ識別子と請求書識別子とに対応付けて、受信された対話情報を蓄積する。なお、対話蓄積部132は、例えば、対話情報に含まれる請求書識別子を取得しても良い。
【0081】
メール蓄積部133は、メール受信部124が受信したメールを、請求書識別子に対応付けて蓄積する。
【0082】
メール蓄積部133は、例えば、メール受信部124が受信したメールに含まれる請求書識別子を取得する。次に、メール蓄積部133は、例えば、当該請求書識別子に、当該メールをメール管理部114に蓄積する。
【0083】
メール蓄積部133は、例えば、メール受信部124が受信したメールに対応するユーザ識別子と請求書識別子とを取得し、当該ユーザ識別子と請求書識別子とに対応付けて、受信されたメールを蓄積する。
【0084】
情報取得部134は、指示受信部122が受信した出力指示に対応付く1または2以上の各請求書識別子で識別される請求書情報を取得する。
【0085】
情報取得部134は、例えば、指示受信部122が受信した出力指示に対応付く1または2以上の各請求書識別子で識別される請求書情報を請求書管理部112から取得する。
【0086】
情報取得部134は、例えば、指示受信部122が受信した出力指示に対応付く請求書識別子に対応付く1または2以上の対話情報を対話管理部113から取得する。
【0087】
情報取得部134は、請求書識別子に対応付く対話情報の中で、出力指示が有する属性値条件に合致するユーザ属性値に対応するユーザ識別子と対になる対話情報のみを取得しても良い。
【0088】
情報取得部134は、例えば、指示受信部122が受信した出力指示に対応する請求書識別子に対応付く1または2以上のメールをメール管理部114から取得する。
【0089】
情報取得部134は、請求書識別子に対応付くメールの中で、出力指示が有する属性値条件に合致するユーザ属性値に対応するユーザ識別子と対になるメールのみを取得しても良い。
【0090】
情報取得部134は、例えば、ユーザ管理部111から、請求書識別子に対応付くユーザ識別子と対になるユーザ属性値を取得する。情報取得部134は、例えば、請求書識別子に対応付くユーザ属性値、または当該ユーザ属性値から取得できるユーザ属性値であり、対話情報またはメールの入力者が、出力指示を送信した端末装置2のユーザまたは請求書情報の請求元のユーザまたは請求書情報の請求先のユーザにとって、社内のユーザであるか社外のユーザであるかを特定する社内外情報であるユーザ属性値を取得する。
【0091】
送信部14は、各種の情報を送信する。各種の情報は、例えば、請求書情報、対話情報、メールである。
【0092】
送信部14は、処理部13が連絡情報を取得した場合に、当該連絡情報を送信する。送信部14は、処理部13が取得した売手連絡先情報が示す連絡先に連絡情報を送信する。
【0093】
情報送信部141は、情報取得部134が取得した請求書情報、または対話情報、またはメールを端末装置2に送信する。
【0094】
情報送信部141は、例えば、情報取得部134が取得した請求書情報と対話情報とメールのうちの2種類以上の情報を端末装置2に送信する。
【0095】
情報送信部141は、例えば、情報取得部134が取得した請求書情報と情報取得部134が取得したユーザ属性値とを端末装置2に送信する。
【0096】
対話送信部142は、対話受信部123が受信した対話情報を、請求書識別子に対応するユーザ識別子で識別されるユーザに送信する。かかるユーザは、対話の相手である。対話送信部142は、チャット機能を実現するための構成である。
【0097】
メール送信部143は、メール受信部124が受信したメールを送信する。メール送信部143は、メール受信部124が受信したメールを、当該メールの宛先のアドレスに送信する。
【0098】
端末装置2を構成する端末格納部21には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、請求書情報、ユーザ識別子である。
【0099】
端末受付部22は、各種の情報や指示等を受け付ける。各種の情報や指示等とは、例えば、請求書情報、出力指示、対話情報、メールである。
【0100】
各種の情報や指示等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。
【0101】
端末処理部23は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、受け付けられた情報や指示等を、送信する構造の情報や指示等にする処理である。各種の処理は、例えば、受信された情報を出力する構造の情報にする処理である。
【0102】
端末送信部24は、各種の情報や指示等を請求書処理装置1に送信する。各種の情報や指示等は、例えば、請求書情報、出力指示、対話情報、メールである。
【0103】
端末受信部25は、各種の情報を請求書処理装置1から受信する。各種の情報は、例えば、請求書情報である。
【0104】
端末出力部26は、各種の情報を出力する。各種の情報は、例えば、請求書情報、対話情報、メールである。端末出力部26は、請求書情報の種類を明示可能なように、当該請求書情報を出力することは好適である。
【0105】
ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
【0106】
格納部11、ユーザ管理部111、請求書管理部112、対話管理部113、メール管理部114、および端末格納部21は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0107】
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
【0108】
受信部12、請求書受信部121、指示受信部122、対話受信部123、メール受信部124、および端末受信部25は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
【0109】
処理部13、請求書蓄積部131、対話蓄積部132、メール蓄積部133、情報取得部134、および端末処理部23は、通常、プロセッサやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。なお、プロセッサは、CPU、MPU、GPU等であり、その種類は問わない。
【0110】
送信部14、情報送信部141、対話送信部142、メール送信部143、および端末送信部24は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
【0111】
端末受付部22は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0112】
端末出力部26は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部26は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
【0113】
次に、情報システムAの動作例について説明する。まず、請求書処理装置1の動作例について、
図4、
図5のフローチャートを用いて説明する。
【0114】
(ステップS401)請求書受信部121は、端末装置2から請求書情報等を受信したか否かを判断する。請求書情報等を受信した場合はステップS402に行き、受信しなかった場合はステップS410に行く。
【0115】
なお、請求書情報等とは、例えば、請求書情報、ユーザ識別子である。請求書情報等とは、例えば、請求書情報、ユーザ識別子、および種類識別子である。
【0116】
(ステップS402)請求書蓄積部131は、ステップS401で受信された請求書情報等を取得する。
【0117】
(ステップS403)請求書蓄積部131は、ステップS402で取得された請求書情報の種類を識別する種類識別子を取得する。
【0118】
(ステップS404)請求書蓄積部131は、請求書識別子を取得する。次に、請求書蓄積部131は、当該請求書識別子、ステップS401で受信された請求書情報、ステップS403で取得した種類識別子を有する情報であり、蓄積する情報を構成する。
【0119】
(ステップS405)請求書蓄積部131は、ステップS404で構成した情報を、ユーザ識別子に対応付けて、請求書管理部112に蓄積する。
【0120】
(ステップS406)処理部13は、ステップS403で取得された種類識別子が「仕入明細書」であるか否かを判断する。「仕入明細書」であればステップS407に行き、「仕入明細書」でなければステップS401に戻る。
【0121】
(ステップS407)処理部13は、請求書情報の中の売手識別子、または請求書情報と対になる売手識別子を取得する。処理部13は、当該売手識別子と対になる売手連絡先情報をユーザ管理部111から取得する。なお、売手識別子は、ユーザ識別子でもある。
【0122】
(ステップS408)処理部13は、仕入明細書情報が受信された旨の情報である連絡情報を取得する。
【0123】
なお、連絡情報は、例えば、「貴社への仕入明細書が送信されてきました。確認をお願いします。」といった定型文でも良いし、請求書情報等を有する情報でも良い。連絡情報は、売手が仕入明細書を確認することを促進するための情報である。
【0124】
(ステップS409)送信部14は、ステップS408で取得された連絡情報を、 売手連絡先情報が示す連絡先に送信する。ステップS401に戻る。なお、かかる送信は、処理部13が行っても良い。
【0125】
(ステップS410)指示受信部122は、端末装置2から出力指示を受信したか否かを判断する。出力指示を受信した場合はステップS411に行き、受信しなかった場合はステップS413に行く。
【0126】
(ステップS411)情報取得部134は、ステップS410で受信された出力指示に対応する請求書情報等を取得する。かかる情報取得処理の例について、
図6のフローチャートを用いて説明する。
【0127】
(ステップS412)情報送信部141は、ステップS411で取得された請求書情報等を、出力指示を送信してきた端末装置2に送信する。ステップS401に戻る。
【0128】
(ステップS413)対話受信部123は、端末装置2から対話情報を受信したか否かを判断する。対話情報を受信した場合ステップS414に行き、対話情報を受信しなかった場合はステップS420に行く。なお、対話受信部123が受信する対話情報は、請求書識別子に対応付いている。
【0129】
(ステップS414)対話蓄積部132は、ステップS413で受信された対話情報を含む情報を取得する。対話情報を含む情報は、例えば、対話情報と請求書識別子である。
【0130】
(ステップS415)対話蓄積部132は、ステップS414で取得した対話情報を、ステップS414で取得した請求書識別子に対応付けて、対話管理部113に蓄積する。
【0131】
(ステップS416)対話蓄積部132は、ステップS414で取得した対話情報が「仕入明細書を確認した旨」の情報を含むか否かを判断する。かかる情報を含む場合はステップS417に行き、含まない場合はステップS418に行く。
【0132】
(ステップS417)対話蓄積部132は、ステップS414で取得した請求書識別子に対応付けて、確認情報を蓄積する。
【0133】
(ステップS418)対話送信部142は、対話情報の1以上の送信先情報を取得する。なお、かかる送信先情報は、対話情報とチャットしている1以上のユーザの送信先情報である。
【0134】
(ステップS419)対話送信部142は、ステップS418で取得した1以上のユーザの送信先情報が示す送信先(端末装置2)に、ステップS414で取得した対話情報を送信する。
【0135】
(ステップS420)メール受信部124は、端末装置2から送信されたメールを受信したか否かを判断する。メールを受信した場合ステップS421に行き、電子メールを受信しなかった場合はステップS427に行く。
【0136】
(ステップS421)メール蓄積部133は、ステップS420で受信されたメール等を取得する。なお、メール等とは、メールと請求書識別子を含む。
【0137】
(ステップS422)メール蓄積部133は、ステップS421で取得したメールを、ステップS421で取得した請求書識別子と対にして、メール管理部114に蓄積する。
【0138】
(ステップS423)メール蓄積部133は、ステップS421で取得したメールが「仕入明細書を確認した旨」の情報を含むか否かを判断する。かかる情報を含む場合はステップS424に行き、含まない場合はステップS425に行く。
【0139】
(ステップS424)メール蓄積部133は、ステップS421で取得した請求書識別子に対応付けて、確認情報を蓄積する。
【0140】
(ステップS425)メール送信部143は、ステップS420で受信されたメールの宛先アドレスを取得する。
【0141】
(ステップS426)メール送信部143は、ステップS425で取得した宛先アドレスに、ステップS420で受信されたメールを送信する。ステップS401に戻る。
【0142】
(ステップS427)処理部13は、確認支援処理のタイミングであるか否かを判断する。確認支援処理のタイミングあればステップS428に行き、確認支援処理のタイミングでなければステップS401に戻る。
なお、確認支援処理のタイミングは、例えば、予め決められた時刻になったこと、受信部12が確認支援処理の指示を端末装置2から受信したことであるが、問わない。
【0143】
(ステップS428)処理部13は、確認支援処理を行う。ステップS401に戻る。確認支援処理の例について、
図7のフローチャートを用いて説明する。
【0144】
なお、
図4、
図5のフローチャートにおいて、チャット機能の開始の処理、終了の処理は公知技術であるので、説明を省略する。
【0145】
また、
図4、
図5のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0146】
次に、ステップS411の情報取得処理の例について、
図6のフローチャートを用いて説明する。
【0147】
(ステップS601)情報取得部134は、受信された出力指示に対応する請求書識別子を取得する。
【0148】
(ステップS602)情報取得部134は、ステップS601で取得した請求書識別子で識別される請求書情報を請求書管理部112から取得する。
【0149】
(ステップS603)情報取得部134は、ステップS602で取得した請求書情報の種類識別子を取得する。
【0150】
(ステップS604)情報取得部134は、請求書情報と種類識別子とを用いて、送信する請求書情報を構成する。なお、送信する請求書情報は、種類識別子を明示した請求書情報であることは好適である。
【0151】
(ステップS605)情報取得部134は、ステップS601で取得した請求書識別子と対になる1以上の対話情報を対話管理部113から取得する。なお、ここで、対話情報が取得されない場合もあり得る。
【0152】
(ステップS606)情報取得部134は、カウンタiに1を代入する。
【0153】
(ステップS607)情報取得部134は、ステップS605で取得した対話情報の中に、i番目の対話情報が存在するか否かを判断する。i番目の対話情報が存在する場合はステップS608に行き、存在しない場合はステップS611に行く。
【0154】
(ステップS608)情報取得部134は、i番目の対話情報に対応する社内外情報を取得する。
【0155】
(ステップS609)情報取得部134は、i番目の対話情報とステップS608で取得した社内外情報とを用いて、送信するi番目の対話情報を構成する。なお、ここでの送信する対話情報は、社内外情報が明示された情報である。
【0156】
(ステップS610)情報取得部134は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS607に戻る。
【0157】
(ステップS611)情報取得部134は、ステップS601で取得した請求書識別子と対になる1以上のメールをメール管理部114から取得する。なお、ここで、メールが取得されない場合もあり得る。
【0158】
(ステップS612)情報取得部134は、カウンタiに1を代入する。
【0159】
(ステップS613)情報取得部134は、ステップS611で取得したメールの中に、i番目のメールが存在するか否かを判断する。i番目のメールが存在する場合はステップS614に行き、存在しない場合は上位処理にリターンする。
【0160】
(ステップS614)情報取得部134は、i番目のメールに対応する社内外情報を取得する。
【0161】
(ステップS615)情報取得部134は、i番目のメールとステップS614で取得した社内外情報とを用いて、送信するi番目のメールを構成する。なお、ここでの送信するメールは、社内外情報が明示された情報である。
【0162】
(ステップS616)情報取得部134は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS613に戻る。
【0163】
なお、
図6のフローチャートにおいて取得される情報は、請求書情報に加えて、1以上の対話情報、1以上のメール、種類識別子、確認情報、売手識別子、買手識別子のうちの1または2以上の情報を有しても良い。
【0164】
次に、ステップS429の確認支援処理の例について、
図7のフローチャートを用いて説明する。
【0165】
(ステップS701)処理部13は、カウンタiに1を代入する。
【0166】
(ステップS702)処理部13は、i番目の請求書情報が請求書管理部112に存在するか否かを判断する。i番目の請求書情報が存在する場合はステップS703に行き、存在しない場合は上位処理にリターンする。
【0167】
(ステップS703)処理部13は、i番目の請求書情報に対応する種類識別子を請求書管理部112から取得する。
【0168】
(ステップS704)処理部13は、ステップS703で取得した種類識別子が「仕入明細書」であるか否かを判断する。「仕入明細書」であればステップS705に行き、「仕入明細書」でなければステップS711に行く。
【0169】
(ステップS705)処理部13は、i番目の請求書情報に対応する確認情報を請求書管理部112から取得する。なお、ここで、処理部13は、確認情報を取得できない場合もある。
【0170】
(ステップS706)処理部13は、ステップS705での処理の結果、i番目の請求書情報である仕入明細書情報が、売手による確認済みが否かを判断する。確認済みである場合はステップS711に行き、確認済みでない場合はステップS707に行く。
【0171】
(ステップS707)処理部13は、i番目の請求書情報に対応する期限情報を取得する。なお、期限情報は、例えば、i番目の請求書情報と対になる受信日またはi番目の請求書情報の中に含まれる日付けが示す日から、所定日数(例えば、10日)経過後の日である。
【0172】
(ステップS708)処理部13は、図示しない時計から本日の日付けを取得し、本日の日付けがステップS707で取得した期限情報に対して、期限の日となっている場合であり、かつi番目の請求書情報が第一条件を満たすか否かを判断する。第一条件等を満たす場合ステップS709に行き、第一条件等を満たさない場合はステップS712に行く。
【0173】
(ステップS709)処理部13は、i番目の請求書情報に対する確認情報を取得する。
【0174】
(ステップS710)処理部13は、i番目の請求書情報に対応付けて、ステップS709で取得した確認情報を請求書管理部112に蓄積する。
【0175】
(ステップS711)処理部13は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS702に戻る。
【0176】
(ステップS712)処理部13は、図示しない時計から本日の日付けを取得し、本日の日付けがステップS707で取得した期限情報に対して、期限の日となっている場合であり、かつi番目の請求書情報が第二条件を満たすか否かを判断する。第二条件等を満たす場合ステップS713に行き、第二条件等を満たさない場合はステップS711に行く。
【0177】
(ステップS713)処理部13は、i番目の請求書情報と対になる売手識別子を取得する。処理部13は、当該売手識別子と対になる売手連絡先情報を格納部11から取得する。
【0178】
(ステップS714)処理部13は、i番目の請求書情報の確認を行うことのリマインド情報を取得する。
【0179】
(ステップS715)処理部13は、ステップS714で取得したリマインド情報を、ステップS713で取得した売手連絡先情報が示す連絡先に送信する。ステップS711に行く。
【0180】
次に、端末装置2の動作例について、
図8、
図9のフローチャートを用いて説明する。
【0181】
(ステップS801)端末受付部22は、請求書情報を受け付けたか否かを判断する。請求書情報を受け付けた場合はステップS802に行き請求書情報を受け付けなかった場合はステップS804に行く。
【0182】
(ステップS802)端末処理部23は、送信する情報を構成する。なお、送信する情報は、ステップS801で受け付けられた請求書情報を含む。送信する情報は、例えば、ユーザ識別子を含む。送信する情報は、例えば、種類識別子を含む。
【0183】
(ステップS803)端末送信部24は、ステップS802で構成された請求書情報等を請求書情報に送信する。ステップS801に戻る。
【0184】
(ステップS804)端末受付部22は、出力指示を受け付けたか否かを判断する。出力指示を受け付けた場合はステップS805に行き、出力指示を受け付けなかった場合はステップS810に行く。
【0185】
(ステップS805)端末処理部23は、送信する出力指示を構成する。なお、送信する出力指示は、請求書情報を特定する情報を含む。請求書情報を特定する情報は、例えば、請求書識別子、請求書情報の検索条件である。
【0186】
(ステップS806)端末送信部24は、ステップS805で構成された出力指示を請求書処理装置1に送信する。
【0187】
(ステップS807)端末受信部25は、1または2以上の請求書情報等を、請求書処理装置1から受信したか否かを判断する。請求書情報等を受信した場合はステップS808に行き、受信しなかった場合はステップS807に戻る。
【0188】
なお、請求書情報等とは、請求書情報に加えて、例えば、1以上の対話情報、1以上のメールを含む。
【0189】
(ステップS808)端末処理部23は、ステップS807で受信された1または2以上の請求書情報等を用いて、出力する1以上の請求書情報等を構成する。
【0190】
なお、端末処理部23は、1以上の各請求書情報の種類を明示する態様の情報を構成することは好適である。
【0191】
(ステップS809)端末出力部26は、ステップS808で構成された1以上の請求書情報等を出力する。ステップS801に戻る。
【0192】
なお、端末出力部26は、1以上の各請求書情報の種類を明示する態様で、1以上の請求書情報等を出力することは好適である。
【0193】
(ステップS810)端末受付部22は、対話情報を受け付けたか否かを判断する。対話情報を受け付けた場合はステップS811に行き、対話情報を受け付けなかった場合はステップS812に行く。
【0194】
(ステップS811)端末処理部23は、送信する対話情報を取得する。端末送信部24は、当該対話情報を請求書処理装置1に送信する。ステップS801に戻る。
【0195】
(ステップS812)端末受付部22は、メールを受け付けたか否かを判断する。メールを受け付けた場合はステップS813に行き、メールを受け付けなかった場合はステップS814に行く。
【0196】
(ステップS813)端末処理部23は、送信するメールを取得する。端末送信部24は、当該メールを送信する。ステップS801に戻る。なお、電子メールの送信先は、例えば、請求書処理装置1である。
【0197】
(ステップS814)端末受信部25は、請求書処理装置1からリマインド情報を受信したか否かを判断する。リマインド情報を受信した場合はステップS815に行き、受信しなかった場合はステップS817に行く。
【0198】
(ステップS815)端末処理部23は、出力するリマインド情報を構成する。
【0199】
(ステップS816)端末出力部26は、ステップS815で構成されたリマインド情報を出力する。ステップS801に戻る。
【0200】
(ステップS817)端末受信部25は、対話情報を受信したか否かを判断する。対話情報を受信した場合はステップS818に行き、受信しなかった場合はステップS801に戻る。
【0201】
(ステップS818)端末処理部23は、出力する対話情報を構成する。次に、端末出力部26は、構成された対話情報を出力する。ステップS801に戻る。
【0202】
なお、
図8、
図9のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0203】
以下、本実施の形態における情報システムAの具体的な動作例について説明する。
【0204】
今、請求書処理装置1のユーザ管理部111には、
図10に示す構造を有するユーザ管理表が格納されている、とする。ユーザ管理表とは、ユーザ情報を管理する表である。ここでのユーザ管理表は、「ID」「ユーザ識別子」「ユーザ属性値」を有する1以上のレコードを管理する。「ユーザ属性値」は、ここでは「氏名」「会社名」「部署名」「メールアドレス」を有する。「ID」はレコードを識別する情報である。「会社名」はユーザが所属する組織を識別する組織識別子の一例である。「部署名」は部署識別子の一例である。
【0205】
請求書管理部112には、
図11に示す構造を有する請求書管理表が格納されている、とする。請求書管理表とは、1以上の請求書情報を管理する表である。ここでの請求書管理表は、「ID」「請求書識別子」「請求書情報」を有する1以上のレコードを管理する。「請求書情報」は、ここでは「種類識別子」「売手識別子」「買手識別子」「金額」「日付」「アップロード者ID」「請求書画像」「確認情報」を有する。「種類識別子」は、ここでは「通常請求書」または「仕入明細書」のどちらかを採り得る。「アップロード者ID」は、請求書情報を送信したユーザのユーザ識別子である。「確認情報」は、種類識別子が「仕入明細書」である場合のみ必要な属性である。「確認情報」は、ここでは「OFF」または「ON」を採り得る。確認情報「OFF」は、売手が仕入明細書を、まだ確認していないことを示す。確認情報「ON」は、売手が仕入明細書を確認したことを示す。
【0206】
対話管理部113には、
図12に示す構造を有する対話管理表が格納されている、とする。対話管理表は、請求書に関する対話情報を管理する表である。対話管理表は、ここでは「ID」「請求書識別子」「送信元ユーザ識別子」「送信先ユーザ識別子」「送信日時」「対話情報」を有する1以上のレコードを管理する。「請求書識別子」は対話の対象の請求書情報の識別子である。「送信元ユーザ識別子」は対話情報を送信したユーザのユーザ識別子である。「送信先ユーザ識別子」は対話情報を送信されたユーザのユーザ識別子である。「送信日時」は対話情報が送信された日時である。なお、「送信日時」は対話情報が受信された日時でも良い。
【0207】
メール管理部114には、
図13に示す構造を有するメール管理表が格納されている、とする。メール管理表は、請求書に関するメールを管理する表である。メール管理表は、ここでは「ID」「請求書識別子」「送信ユーザ識別子」「送信メールアドレス」「受信ユーザ識別子」「受信メールアドレス」「受信日時」「メール」を有する1以上のレコードを管理する。「メール」は、「タイトル」「本文」を有する。「送信ユーザ識別子」はメールの送信者のユーザ識別子である。「送信メールアドレス」はメールの送信者のメールアドレスである。「受信ユーザ識別子」はメールの受信者のユーザ識別子である。「受信メールアドレス」はメールの受信者のメールアドレスである。「受信日時」はメールの受信日時である。
図13において、送信ユーザ識別子と送信メールアドレスが「-」であるレコードは、請求書処理装置1が送信したリマインド情報を含むメールであることを示す。
【0208】
かかる状況において、以下の3つの具体例について説明する。具体例1は、請求書情報に対する対話情報がチャットにより入力され、管理され、利用される場合である。具体例2は、請求書情報に対するメールが送信され、管理され、利用される場合である。具体例3は、仕入明細書情報に対して、確認のためのリマインド情報が送信され、当該リマインドに対する確認情報がメールにより送信され、管理され、利用される場合である。
【0209】
(具体例1)
ユーザ識別子「U102」の佐藤花子が、受領商事株式会社の山田太郎宛に、
図14の請求書画像を端末装置2から請求書処理装置1に送信した、とする。なお、端末装置2は、ユーザ識別子「U102」と、
図14の請求書画像を含む請求書情報とを、請求書処理装置1に送信した、とする。
【0210】
次に、請求書処理装置1の請求書受信部121は、端末装置2から請求書情報とユーザ識別子「U102」とを受信する。次に、請求書蓄積部131は、受信された請求書情報等を取得する。
【0211】
次に、請求書蓄積部131は、ユニークな請求書識別子「R001」を取得する。また、請求書蓄積部131は、受信された請求書画像に対して文字認識処理を行い、「<売手識別子>発行物産株式会社 <買手識別子>受領商事株式会社 <金額>550,000 <日付>2020年5月3日」を取得する。また、請求書蓄積部131は、ユーザ識別子「U102」をアップロード者IDとして取得する。また、請求書蓄積部131は、アップロード者ID「U102」の会社名「発行物産株式会社」が、請求書画像の売手識別子(請求人)に合致することを検知し、請求書情報の種類識別子「通常請求書」を取得する。また、請求書蓄積部131は、受信された請求書画像をファイル「img1.png」に蓄積する、とする。
【0212】
なお、ここでは、例えば、請求書蓄積部131は、アップロード者IDであるユーザ識別子と対になる会社名であり、ユーザ管理表の会社名が、請求書画像の売手識別子(請求人)に合致する場合は、種類識別子「通常請求書」を取得し、アップロード者IDであるユーザ識別子と対になる会社名が請求書画像の売手識別子(請求人)に合致する場合は、種類識別子「仕入明細書」を取得する。
【0213】
次に、請求書蓄積部131は、取得した情報を用いて、請求書管理表に蓄積するレコードを構成し、当該レコードを蓄積する。なお、かかるレコードは、請求書管理表(
図11)の「ID=1」のレコードである。
【0214】
次に、
図14の請求書情報の受領担当者である「山田太郎」と、同社の経理部の担当者である「経理花子」とのうちの少なくとも一方が、端末装置2から、請求書識別子「R001」を含む出力指示を、請求書処理装置1に送信した、とする。
【0215】
次に、請求書処理装置1は、端末装置2から「R001」を含む出力指示を受信し、請求書識別子「R001」で識別される請求書情報のうち、請求書画像を、端末装置2に送信する。
【0216】
次に、出力指示を送信した端末装置2は、請求書画像(
図14)と請求書識別子「R001」とを受信し、出力する。また、山田太郎と経理花子とは、「R001」で識別される請求書画像を共有し、チャットを行うとする。つまり、山田太郎と経理花子とは、お互い、請求書画像(
図14)を見ながら、チャットを開始する、とする。かかるチャットの画面のイメージは、
図15である。
【0217】
そして、まず、山田太郎は、対話情報の入力フィールド1400に、対話情報「支払いは6/30と記載されていますが、5/30に支払いをお願いします。」(1401)を入力し、「入力完了」ボタン1402を指示した、とする。次に、山田太郎の端末装置2は、当該対話情報を受け付け、山田太郎のユーザ識別子「U001」、当該請求書画像の請求書識別子「R001」、チャットの相手方のユーザ識別子「U002」、および当該対話情報を請求書処理装置1に送信する。
【0218】
次に、請求書処理装置1の対話受信部123は、山田太郎の端末装置2から当該対話情報とユーザ識別子「U001」とユーザ識別子「U002」と請求書識別子「R001」とを受信する。
【0219】
次に、対話蓄積部132は、図示しない時計から現在時刻「2020/05/10 10:00:00」を取得した、とする。また、対話蓄積部132は、請求書識別子「R001」、送信元のユーザ識別子「U001」、送信先のユーザ識別子「U002」、当該対話情報を取得する。そして、対話蓄積部132は、対話管理表に蓄積するレコードを構成する。次に、対話蓄積部132は、当該レコードを対話管理表(
図12)に蓄積する。なお、かかるレコードは、
図12の「ID=1」のレコードである。
【0220】
次に、対話送信部142は、当該対話情報を、経理花子の端末装置2に送信する。次に、経理花子の端末装置2は、当該対話情報を受信し、出力する。
【0221】
次に、経理花子は、対話情報「支払いは6/30と記載されていますが、5/30に支払いをお願いします。」を見て、対話情報「了解です。」をフィールド1500に入力し、「入力完了」ボタン1502を指示した、とする。すると、経理花子の端末装置2は、経理花子のユーザ識別子「U002」と表示されている請求書画像の請求書識別子「R001」とチャットの相手方のユーザ識別子「U001」、および当該対話情報を請求書処理装置1に送信する。
【0222】
次に、請求書処理装置1の対話受信部123は、経理花子の端末装置2から当該対話情報とユーザ識別子「U002」とユーザ識別子「U001」と請求書識別子「R001」とを受信する。
【0223】
次に、対話蓄積部132は、図示しない時計から現在時刻「2020/05/10 10:00:50」を取得する。また、対話蓄積部132は、請求書識別子「R001」、送信元のユーザ識別子「U002」、送信先のユーザ識別子「U001」、当該対話情報を取得する。そして、対話蓄積部132は、対話管理表に蓄積するレコードを構成する。次に、対話蓄積部132は、当該レコードを対話管理表(
図12)に蓄積する。なお、かかるレコードは、
図12の「ID=2」のレコードである。
【0224】
次に、対話送信部142は、当該対話情報「了解です。」を、山田太郎の端末装置2に送信する。
【0225】
次に、山田太郎の端末装置2は、当該対話情報(1402)を受信し、出力する。かかる画面のイメージは、
図15である。
【0226】
さらに、時が経過し、請求書の発行側の発行物産株式会社の佐藤花子と、請求書の受領側の受領商事株式会社の山田太郎とが、お互いの端末装置2で、請求書識別子「R001」の請求書画像を出力し、チャットを行う、とする。かかる場合の二人の端末装置2の画面例は、
図15である。つまり、ユーザは、請求書情報と対話情報とを一緒に見ることができ、当該請求書に対して、関係者が行った対話を把握できる。
【0227】
そして、当該チャットにおいて、佐藤花子は、対話情報「5/30までの支払いは可能でしょうか?」を入力した、とする。そして、山田太郎は、佐藤花子の当該対話情報を見て、対話情報「可能です。」を入力した、とする。
【0228】
すると、佐藤花子と山田太郎の端末装置2は、各ユーザに入力された対話情報等を請求書処理装置1に送信する。
【0229】
そして、請求書処理装置1は、上述した処理と同様の処理により、請求書識別子「R001」等に対応付けて、受信された対話情報を、対話管理表に蓄積する。かかる対話情報の例は、
図12の「ID=3」「ID=4」のレコードである。
【0230】
なお、ユーザは、請求書識別子「R001」に対応付いた対話情報を、請求書識別子「R001」で識別される請求書情報と一緒に、見ることができる。請求書処理装置1におけるかかるための処理は、
図4のS410~S412、
図6のフローチャートで説明した情報取得処理に該当する。
【0231】
また、例えば、山田太郎が、請求書識別子「R001」で識別される請求書情報に対する対話情報を端末装置2で出力する場合、山田太郎と同じ会社の人が入力した対話情報(ID=1、2、4の対話情報)と、山田太郎の社外の人は入力した対話情報(ID=3の対話情報)とが、社内か社外かが視覚的に区別可能な態様で、各々の対話情報が出力される。
【0232】
(具体例2)
今、「山田太郎」が、
図14の請求書情報に関して、自社の経理部の担当者である「経理花子」に電子メールで連絡するために、自分の端末装置2から請求書処理装置1にアクセスし、請求書識別子「R001」を含む出力指示を、請求書処理装置1に送信した、とする。
【0233】
次に、請求書処理装置1は、山田太郎の端末装置2から「R001」を含む出力指示を受信し、請求書識別子「R001」で識別される請求書情報のうち、請求書画像のファイル「img1.png」と請求書識別子「R001」とを含む画面情報であり、電子メールを送信するための画面情報を山田太郎の端末装置2に送信した、とする。
【0234】
次に、山田太郎の端末装置2は、当該画面情報を受信し、当該画面情報から画面を構成し、出力する。かかる画面例は、
図16である。
【0235】
次に、山田太郎は、
図16の宛先フィールド1601に、経理花子のメールアドレス「kh@a.com」を入力し、件名(S)フィールド1602に、文字列「お願い」を入力し、本文フィールド1603に「支払いは6/30と記載されていますが、5/30に支払いをお願いします。」を入力し、「送信」ボタン1604を指示した、とする。
【0236】
すると、山田太郎の端末装置2は、入力されたメールを受け付ける。そして、当該端末装置2は、入力されたメールに請求書画像のファイル「img1.png」を添付し、請求書識別子「R001」を対にして、当該メールを、請求書処理装置1に送信する。
【0237】
次に、請求書処理装置1のメール受信部124は、山田太郎の端末装置2から送信された上記のメールを受信する。
【0238】
次に、メール蓄積部133は、受信されたメールのタイトル「お願い」、本文「支払いは6/30と記載されていますが、5/30に支払いをお願いします。」、および請求書識別子「R001」を取得する。また、メール蓄積部133は、送信メールアドレス「yt@a.com」、受信メールアドレス「kh@a.com」を取得する。また、メール蓄積部133は、図示しない時計から現在時刻「2020/05/10 10:00:00」を取得する。また、メール蓄積部133は、送信メールアドレス「yt@a.com」と対になる送信ユーザ識別子「U001」、および受信メールアドレス「kh@a.com」と対になる受信ユーザ識別子「U002」を、ユーザ管理表(
図10)から取得する。そして、メール蓄積部133は、蓄積する情報を構成する。次に、メール蓄積部133は、構成した情報を蓄積する。かかる情報は、
図13の「ID=1」のレコードである。
【0239】
次に、メール送信部143は、受信されたメールの宛先アドレス「kh@a.com」を取得する。次に、メール送信部143は、宛先アドレス「kh@a.com」に受信されたメールを送信する。なお、当該メールには、メールのタイトル、本文に加え、領収書画像の添付ファイルが含まれる。
【0240】
次に、経理花子の端末装置2は、当該メールを受信し、出力する。次に、経理花子は、出力されたメールに対して、リプライメール「了解です。」を返送した、とする。なお、当該メールのタイトルは「Re:お願い」、本文は「了解です。」である、とする。また、当該メールには、請求書識別子「R001」が対応付いている。
【0241】
次に、請求書処理装置1のメール受信部124は、経理花子の端末装置2から送信された当該メールを受信する。
【0242】
次に、メール蓄積部133は、受信されたメール等を取得する。また、メール蓄積部133は、当該メールと一緒に蓄積する情報(請求書識別子、送信ユーザ識別子、送信メールアドレス、受信ユーザ識別子、受信メールアドレス、受信日時)を取得する。次に、メール蓄積部133は、取得したメールを含む情報であり、蓄積する情報を構成する。次に、メール蓄積部133は、構成した情報をメール管理表(
図13)に蓄積する。かかる情報は、
図13の「ID=2」のレコードである。
【0243】
次に、メール送信部143は、受信されたメールの宛先アドレス「yt@a.com」を取得する。次に、メール送信部143は、宛先アドレス「yt@a.com」に、受信されたメールを送信する。
【0244】
次に、山田太郎の端末装置2は、当該メールを受信し、出力する。
【0245】
さらに、時が経過し、請求書の発行側の発行物産株式会社の佐藤花子は、自分の端末装置2で、請求書識別子「R001」の請求書画像を出力し、請求書の受領側の受領商事株式会社の山田太郎に、メール「<タイトル>お伺い <本文>5/30までの支払いは可能でしょうか?」を送信した、とする。
【0246】
そして、請求書処理装置1は、かかるメールを受信し、当該メールを含む情報を、メール管理表(
図13)に蓄積した、とする。かかる情報は、
図13の「ID=3」のレコードである。また、当該メールは、山田太郎のメールアドレス宛に送信される。
【0247】
次に、山田太郎は、当該メールに対して、リプレイのメール「<タイトル>Re:お伺い <本文>可能です。」を送信した、とする。
【0248】
次に、請求書処理装置1は、当該メールを、山田太郎の端末装置2から受信する。そして、請求書処理装置1は、当該メールを含む情報を、メール管理表(
図13)に蓄積した、とする。かかる情報は、
図13の「ID=4」のレコードである。また、当該メールは、佐藤花子のメールアドレス宛に送信される。
【0249】
次に、佐藤花子の端末装置2は、当該メールを受信し、出力する。
【0250】
以上の処理により、請求書識別子「R001」で識別される請求書情報に対して、複数のユーザ間で送受信されたメール、およびメールの関連情報(請求書識別子、送信ユーザ識別子、送信メールアドレス、受信ユーザ識別子、受信メールアドレス、受信日時)が蓄積され、管理されることとなる。
【0251】
そして、例えば、山田太郎が、請求書識別子「R001」で識別される請求書情報に対するメールを端末装置2で出力する場合、山田太郎と同じ会社の人が入力したメール(ID=1、2、4のメール)と、山田太郎の社外の人は入力したメール(ID=3のメール)とが、社内か社外かが視覚的に区別可能な態様で、各々のメールが出力される。
【0252】
(具体例3)
特定の時になり、請求書処理装置1の処理部13は、確認支援処理のタイミングである、と判断した、とする。
【0253】
次に、処理部13は、請求書管理表(
図11)を参照し、種類識別子が「仕入明細書」で、確認情報が「OFF」であり、かつ期限条件に合致する請求書情報を決定する。なお、期限条件とは、期限情報に関する条件であり、ここでは「本日が、請求書情報に対応する期限情報が示す日以降の日であること」である、とする。なお、期限情報は、ここでは、「日付」が示す日から2週間経過した日である、とする。
【0254】
そして、処理部13は、請求書管理表(
図11)の「ID=2」の請求書情報が、確認情報が「OFF」であり、かつ期限条件に合致すると判断した、とする。
【0255】
次に、処理部13は、「ID=2」の請求書情報が有する売手識別子「発行物産株式会社」を請求書管理表(
図11)から取得する。次に、処理部13は、当該売手識別子「発行物産株式会社」と対になる売手連絡先情報(ここでは、例えば「ab@b.jp」)をユーザ管理表(
図10)から取得した、とする。
【0256】
次に、処理部13は、「ID=2」の請求書情報の確認を行うことのリマインド情報を取得する。なお、ここでのリマインド情報は、メールであり、「<タイトル>確認をお願いします[R002] <本文>仕入明細書の確認をお願いします。」である、とする。処理部13は、例えば、リマインド情報の雛形「<タイトル>確認をお願いします[$請求書識別子] <本文>仕入明細書の確認をお願いします。」を格納部11から読出し、当該雛形の変数“$請求書識別子”に請求書識別子(ここでは“R002”)を代入し、リマインド情報を取得する。また、処理部13は、請求書識別子「R002」と対になる請求書画像を、送信するメールに添付する。
【0257】
次に、処理部13は、取得したリマインド情報を、取得した売手連絡先情報が示す連絡先「ab@b.jp」にメール送信する。
【0258】
次に、青木B夫の端末装置2は、上記のメールを受信し、出力する。次に、青木B夫は、出力されているメールの添付ファイルの領収書画像を視て、当該領収書画像を確認し、当該メールに対して、リプライメール「<タイトル>Re:確認のお願い[R002] <本文> <確認情報>ON 確認が完了しました。支払い処理を行います。 </本文>」を作成し、送信した、とする。
【0259】
次に、請求書処理装置1のメール受信部124は、青木B夫の端末装置2から送信された上記のリプライメールを受信する。
【0260】
次に、メール蓄積部133は、受信されたメール等を取得する。なお、メール等は、メール管理表に蓄積する情報である。次に、メール蓄積部133は、取得したメール等をメール管理表に蓄積する。かかるメール等は、メール管理表(
図13)の「ID=582」のレコードである。
【0261】
次に、メール蓄積部133は、取得したメールが「仕入明細書を確認した旨」の情報である「<確認情報>ON」を含む、と判断する。
【0262】
次に、メール蓄積部133は取得した請求書識別子「R002」に対応付けて、確認情報「ON」を蓄積する。
【0263】
以上の処理により、請求書管理表(
図11)の「ID=2」のレコードの確認情報が「OFF」から「ON」に更新された。
【0264】
以上、本具体例において、メールの手段を用いて、仕入明細書の確認が行えた。さらに具体的には、本具体例において、仕入明細書に対する確認を促しメールに対して、ユーザがリプライすることにより、仕入明細書の確認が行えた。
【0265】
以上、本実施の形態によれば、請求書情報に関するコミュニケーションの情報を適切に管理できる。なお、コミュニケーションの情報は、例えば、対話情報、メールである。
【0266】
また、本実施の形態によれば、請求書情報に関する対話情報が、社内のユーザが入力した対話情報であるか、社内のユーザが入力した対話情報であるかを容易に把握できる。
【0267】
また、本実施の形態によれば、請求書情報に関するメールが、社内のユーザが送信したメールであるか、社内のユーザが送信したメールであるかを容易に把握できる。
【0268】
また、本実施の形態によれば、ユーザにとって必要な対話情報のみをユーザに提供できる。
【0269】
さらに、本実施の形態によれば、請求書情報に関する、ユーザ間のコミュニケーションの機能を提供できる。
【0270】
なお、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における請求書処理装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、対話情報の入力者を識別するユーザ識別子と、対話の話題の対象である請求書情報を識別する請求書識別子とに対応付く対話情報を受信する対話受信部と、前記対話受信部が受信した前記対話情報を、前記ユーザ識別子と前記請求書識別子とに対応付けて蓄積する対話蓄積部と、請求書識別子に対応付く出力指示を端末装置から受信する指示受信部と、前記指示受信部が受信した前記出力指示に対応付く前記請求書識別子で識別される請求書情報と、当該請求書識別子に対応付く対話情報とを取得する情報取得部と、前記情報取得部が取得した前記請求書情報と前記対話情報とを前記端末装置に送信する情報送信部として機能させるためのプログラムである。
【0271】
また、
図17は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の請求書処理装置1等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。
図17は、このコンピュータシステム300の概観図であり、
図18は、システム300のブロック図である。
【0272】
図17において、コンピュータシステム300は、CD-ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
【0273】
図18において、コンピュータ301は、CD-ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、CD-ROMドライブ3012等に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
【0274】
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の請求書処理装置1等の機能を実行させるプログラムは、CD-ROM3101に記憶されて、CD-ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD-ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
【0275】
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の請求書処理装置1等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
【0276】
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
【0277】
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0278】
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
【0279】
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0280】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0281】
以上のように、本発明にかかる請求書処理装置は、請求書情報に関するコミュニケーションを管理できるという効果を有し、請求書情報を管理するサーバ等として有用である。
【符号の説明】
【0282】
A 情報システム
1 請求書処理装置
2 端末装置
11 格納部
12 受信部
13 処理部
14 送信部
21 端末格納部
22 端末受付部
23 端末処理部
24 端末送信部
25 端末受信部
26 端末出力部
111 ユーザ管理部
112 請求書管理部
113 対話管理部
114 メール管理部
121 請求書受信部
122 指示受信部
123 対話受信部
124 メール受信部
131 請求書蓄積部
132 対話蓄積部
133 メール蓄積部
134 情報取得部
141 情報送信部
142 対話送信部
143 メール送信部