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特開2024-35848ナレッジ活用支援装置、ユーザ端末装置、ナレッジ活用支援システム、ナレッジ活用支援方法、プログラム、及び記録媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024035848
(43)【公開日】2024-03-15
(54)【発明の名称】ナレッジ活用支援装置、ユーザ端末装置、ナレッジ活用支援システム、ナレッジ活用支援方法、プログラム、及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/10 20230101AFI20240308BHJP
【FI】
G06Q10/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022140433
(22)【出願日】2022-09-05
(71)【出願人】
【識別番号】000232092
【氏名又は名称】NECソリューションイノベータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100115255
【弁理士】
【氏名又は名称】辻丸 光一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100201732
【弁理士】
【氏名又は名称】松縄 正登
(74)【代理人】
【識別番号】100154081
【弁理士】
【氏名又は名称】伊佐治 創
(74)【代理人】
【識別番号】100227019
【弁理士】
【氏名又は名称】安 修央
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 進哉
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA11
(57)【要約】      (修正有)
【課題】埋もれていた各人のナレッジを有効活用し、疑問や質問等に対する回答を得ることができるナレッジ活用支援装置、ユーザ端末装置、ナレッジ活用支援システム、ナレッジ活用支援方法、プログラム及び記録媒体を提供する。
【解決手段】質問受付部、質問送信部、回答受付部及び回答送信部を含むナレッジ活用支援装置であって、質問受付部は、質問者端末から質問を受付ける。質問送信部は、前記質問を一以上の回答者端末に送信する。回答受付部は、前記質問に対する前記回答者端末からの回答を受付ける。回答は、回答者が回答できると判断した場合及び回答者が回答できないと判断した場合を含み、回答できると判断した場合、回答送信部は、受付された回答を質問者端末に送信し、回答できないと判断した場合、質問送信部は、回答が、回答できると判断した場合になるまで質問を他の回答者端末に送信する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
質問受付部、質問送信部、回答受付部、及び回答送信部を含み、
前記質問受付部は、質問者端末から質問を受付け、
前記質問送信部は、前記質問を一以上の回答者端末に送信し、
前記回答受付部は、前記質問に対する前記回答者端末からの回答を受付け、
前記回答は、回答者が回答できると判断した場合、及び前記回答者が回答できないと判断した場合を含み、
前記回答できると判断した場合、前記回答送信部は、前記受付された回答を前記質問者端末に送信し、
前記回答できないと判断した場合、前記質問送信部は、前記回答が、前記回答できると判断した場合になるまで前記質問を他の回答者端末に送信する、
ナレッジ活用支援装置。
【請求項2】
さらに、回答者選定部を含み、
前記回答者選定部は、ランダム、質問者または回答者からの指名、もしくは過去の回答傾向により得られた質問属性及び回答者属性の少なくとも一方、のいずれかにより回答者を選定し、
前記質問送信部は、前記質問を前記選定された回答者の回答者端末に送信する、請求項1記載のナレッジ活用支援装置。
【請求項3】
さらに、質問表示部を含み、
前記回答できないと判断した場合において、前記他の回答者端末への質問の送信回数が1回以上の一定回数となった場合に、前記質問表示部に前記質問を表示する、請求項1又は2記載のナレッジ活用支援装置。
【請求項4】
質問入力部、及び回答取得部を含み、
前記質問入力部は、請求項1記載のナレッジ活用支援装置に質問を入力可能であり、
前記回答取得部は、前記ナレッジ活用支援装置から回答を取得可能である
ユーザ端末装置。
【請求項5】
さらに、質問取得部、及び回答入力部を含み、
前記質問取得部は、前記ナレッジ活用支援装置から前記質問を取得可能であり
前記回答入力部は、前記ナレッジ活用支援装置に前記回答を入力可能である、請求項4記載のユーザ端末装置。
【請求項6】
請求項1又は2記載のナレッジ活用支援装置と、
請求項4又は5記載のユーザ端末装置とを含む、
ナレッジ活用支援システム。
【請求項7】
質問受付工程、質問送信工程、回答受付工程、及び回答送信工程を含み、
前記質問受付工程は、質問者端末から質問を受付け、
前記質問送信工程は、前記質問を一以上の回答者端末に送信し、
前記回答受付工程は、前記質問に対する前記回答者端末からの回答を受付け、
前記回答は、回答者が回答できると判断した場合、及び前記回答者が回答できないと判断した場合を含み、
前記回答できると判断した場合、前記回答送信工程は、前記受付された回答を前記質問者端末に送信し、
前記回答できないと判断した場合、前記質問送信工程は、前記回答が、前記回答できると判断した場合になるまで前記質問を他の回答者端末に送信する、
ナレッジ活用支援方法。
【請求項8】
さらに、回答者選定工程を含み、
前記回答者選定工程は、ランダム、質問者または回答者からの指名、もしくは過去の回答傾向により得られた質問属性及び回答者属性の少なくとも一方、のいずれかにより回答者を選定し、
前記質問送信工程は、前記質問を前記選定された回答者の回答者端末に送信する、請求項7記載のナレッジ活用支援方法。
【請求項9】
質問受付手順、質問送信手順、回答受付手順、及び回答送信手順を含み、
前記質問受付手順は、質問者端末から質問を受付け、
前記質問送信手順は、前記質問を一以上の回答者端末に送信し、
前記回答受付手順は、前記質問に対する前記回答者端末からの回答を受付け、
前記回答は、回答者が回答できると判断した場合、及び前記回答者が回答できないと判断した場合を含み、
前記回答できると判断した場合、前記回答送信手順は、前記受付された回答を前記質問者端末に送信し、
前記回答できないと判断した場合、前記質問送信手順は、前記回答が、前記回答できると判断した場合になるまで前記質問を他の回答者端末に送信する、
前記各手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項10】
質問受付手順、質問送信手順、回答受付手順、及び回答送信手順を含み、
前記質問受付手順は、質問者端末から質問を受付け、
前記質問送信手順は、前記質問を一以上の回答者端末に送信し、
前記回答受付手順は、前記質問に対する前記回答者端末からの回答を受付け、
前記回答は、回答者が回答できると判断した場合、及び前記回答者が回答できないと判断した場合を含み、
前記回答者が回答できると判断した場合、前記回答送信手順は、前記受付された回答を前記質問者端末に送信し、
前記回答者が回答できないと判断した場合、前記質問送信手順は、前記回答が、前記回答者が回答できると判断した場合になるまで前記質問を他の回答者端末に送信する、
前記各手順をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナレッジ活用支援装置、ユーザ端末装置、ナレッジ活用支援システム、ナレッジ活用支援方法、プログラム、及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、何かしらの疑問や質問等がある場合、誰かに質問をするか、あるいは、特許文献1に記載されているようなナレッジ検索装置を使って、必要な情報を収集する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2018-022217号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方で、質問者自らが質問して疑問等を解消する場合には、多くの場合、身近な人にしか質問することができないため、当該疑問等を解消できないケースが多々ある。また、身近な人以外の者が当該疑問等に対する回答を知っている場合であっても、質問者が自力でそのような者にたどり着くことは困難である。さらに、特許文献1記載のナレッジ検索装置は、そもそも当該装置に疑問等に対する回答が用意されていない場合には有用ではない。
【0005】
そこで、本発明は、埋もれていた各人のナレッジを有効活用し、疑問や質問等に対する回答を得ることができる、ナレッジ活用支援装置、ユーザ端末装置、ナレッジ活用支援システム、ナレッジ活用支援方法、プログラム、及び記録媒体の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明のナレッジ活用支援装置は、
質問受付部、質問送信部、回答受付部、及び回答送信部を含み、
前記質問受付部は、質問者端末から質問を受付け、
前記質問送信部は、前記質問を一以上の回答者端末に送信し、
前記回答受付部は、前記質問に対する前記回答者端末からの回答を受付け、
前記回答は、回答者が回答できると判断した場合、及び前記回答者が回答できないと判断した場合を含み、
前記回答できると判断した場合、前記回答送信部は、前記受付された回答を前記質問者端末に送信し、
前記回答できないと判断した場合、前記質問送信部は、前記回答が、前記回答できると判断した場合になるまで前記質問を他の回答者端末に送信する。
【0007】
本発明のユーザ端末装置は、
質問入力部、及び回答取得部を含み、
前記質問入力部は、本発明のナレッジ活用支援装置に質問を入力可能であり、
前記回答取得部は、前記ナレッジ活用支援装置から回答を取得可能である。
【0008】
本発明のナレッジ活用支援システムは、
本発明のナレッジ活用支援装置と、
本発明のユーザ端末装置とを含む。
【0009】
本発明のナレッジ活用支援方法は、
質問受付工程、質問送信工程、回答受付工程、及び回答送信工程を含み、
前記質問受付工程は、質問者端末から質問を受付け、
前記質問送信工程は、前記質問を一以上の回答者端末に送信し、
前記回答受付工程は、前記質問に対する前記回答者端末からの回答を受付け、
前記回答は、回答者が回答できると判断した場合、及び前記回答者が回答できないと判断した場合を含み、
前記回答できると判断した場合、前記回答送信工程は、前記受付された回答を前記質問者端末に送信し、
前記回答できないと判断した場合、前記質問送信工程は、前記回答が、前記回答できると判断した場合になるまで前記質問を他の回答者端末に送信する。
【0010】
本発明のプログラムは、本発明の方法の各工程を、手順として、コンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0011】
本発明の記録媒体は、前記本発明のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、埋もれていた各人のナレッジを有効活用し、疑問や質問等に対する回答を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、実施形態1のナレッジ活用支援装置の一例の構成を示すブロック図である。
図2図2は、実施形態1のナレッジ活用支援装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3図3は、実施形態1のナレッジ活用支援装置における処理の一例を示すフローチャートである。
図4図4は、実施形態2のナレッジ活用支援装置の一例の構成を示すブロック図である。
図5図5は、実施形態2のナレッジ活用支援装置における処理の一例を示すフローチャートである。
図6図6は、実施形態3のナレッジ活用支援装置の一例の構成を示すブロック図である。
図7図7は、実施形態3のナレッジ活用支援装置における処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の実施形態について図を用いて説明する。本発明は、以下の実施形態には限定されない。以下の各図において、同一部分には、同一符号を付している。また、各実施形態の説明は、特に言及がない限り、互いの説明を援用でき、各実施形態の構成は、特に言及がない限り、組合せ可能である。
【0015】
[実施形態1]
図1は、本実施形態のナレッジ活用支援装置10の一例の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本装置10は、質問受付部11、質問送信部12、回答受付部13、及び回答送信部14を含む。本装置10は、例えば、さらに、回答選定部、及び質問表示部の少なくとも一方を含んでもよい。
【0016】
本装置10は、例えば、前記各部を含む1つの装置でもよいし、前記各部が、通信回線網を介して接続可能な装置でもよい。また、本装置10は、前記通信回線網を介して、後述する外部装置と接続可能である。前記通信回線網は、特に制限されず、公知のネットワークを使用でき、例えば、有線でも無線でもよい。前記通信回線網は、例えば、インターネット回線、WWW(World Wide Web)、電話回線、LAN(Local Area Network)、SAN(Storage Area Network)、DTN(Delay Tolerant Networking)、LPWA(Low Power Wide Area)、L5G(ローカル5G)、等があげられる。無線通信としては、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ローカル5G、LPWA等が挙げられる。前記無線通信としては、各装置が直接通信する形態(Ad Hoc通信)、インフラストラクチャ(infrastructure通信)、アクセスポイントを介した間接通信等であってもよい。本装置10は、例えば、システムとしてサーバに組み込まれていてもよい。また、本装置10は、例えば、本発明のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ(PC、例えば、デスクトップ型、ノート型)、スマートフォン、タブレット端末等であってもよい。本装置10は、例えば、前記各部のうち少なくとも一つがサーバ上にあり、その他の前記各部が端末上にあるような、クラウドコンピューティングやエッジコンピューティング等の形態であってもよい。
【0017】
図2に、本装置10のハードウェア構成のブロック図を例示する。本装置10は、例えば、中央処理装置(CPU、GPU等)101、メモリ102、バス103、記憶装置104、入力装置105、出力装置106、通信デバイス107等を含む。本装置10の各部は、それぞれのインタフェース(I/F)により、バス103を介して相互に接続されている。
【0018】
中央処理装置101は、コントローラ(システムコントローラ、I/Oコントローラ等)等により、他の構成と連携動作し、本装置10の全体の制御を担う。本装置10において、中央処理装置101により、例えば、本発明のプログラムやその他のプログラムが実行され、また、各種情報の読み込みや書き込みが行われる。具体的には、例えば、中央処理装置101が、質問受付部11、質問送信部12、回答受付部13、及び回答送信部14して機能する。本装置10が、さらに、回答選定部、及び質問表示部を含む場合、中央処理装置101は、例えば、回答選定部、及び質問表示部のそれぞれとして機能する。中央処理装置101は、演算装置として、CPU、GPU(Graphics Processing Unit)、APU(Accelerated Processing Unit)等の演算装置を備えてもよいし、これらの組合せを備えてもよい。
【0019】
バス103は、例えば、外部装置とも接続できる。前記外部装置は、例えば、外部記憶装置(外部データベース等)、プリンタ、外部入力装置、外部表示装置、外部撮像装置等があげられる。本装置10は、例えば、バス103に接続された通信デバイス107により、外部ネットワーク(前記通信回線網)に接続でき、外部ネットワークを介して、他の装置と接続することもできる。
【0020】
メモリ102は、例えば、メインメモリ(主記憶装置)が挙げられる。中央処理装置101が処理を行う際には、例えば、後述する記憶装置104に記憶されている本発明のプログラム等の種々の動作プログラムを、メモリ102が読み込み、中央処理装置101は、メモリ102からデータを受け取って、プログラムを実行する。前記メインメモリは、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)である。また、メモリ102は、例えば、ROM(読み出し専用メモリ)であってもよい。
【0021】
記憶装置104は、例えば、前記メインメモリ(主記憶装置)に対して、いわゆる補助記憶装置ともいう。前述のように、記憶装置104には、本発明のプログラムを含む動作プログラムが格納されている。記憶装置104は、例えば、記録媒体と、記録媒体に読み書きするドライブとの組合せであってもよい。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、内蔵型でも外付け型でもよく、HD(ハードディスク)、CD-ROM、CD-R、CD-RW、MO、DVD、フラッシュメモリー、メモリーカード等が挙げられる。記憶装置104は、例えば、記録媒体とドライブとが一体化されたハードディスクドライブ(HDD)、及びソリッドステートドライブ(SSD)であってもよい。
【0022】
本装置10において、メモリ102及び記憶装置104は、ログ情報、外部データベース(図示せず)や外部の装置から取得した情報、本装置10によって生成した情報、本装置10が処理を実行する際に用いる情報等の種々の情報を記憶することも可能である。この場合、メモリ102及び記憶装置104は、例えば、マーカー情報等を記憶していてもよい。なお、少なくとも一部の情報は、例えば、メモリ102及び記憶装置104以外の外部サーバに記憶されていてもよいし、複数の端末にブロックチェーン技術等を用いて分散して記憶されていてもよい。
【0023】
本装置10は、例えば、さらに、入力装置105、出力装置106を備える。入力装置105は、例えば、タッチパネル、トラックパッド、マウス等のポインティングデバイス;キーボード;カメラ、スキャナ等の撮像手段;ICカードリーダ、磁気カードリーダ等のカードリーダ;マイク等の音声入力手段;等があげられる。出力装置106は、例えば、LEDディスプレイ、液晶ディスプレイ等の表示装置;スピーカ等の音声出力装置;プリンタ;等があげられる。本実施形態1において、入力装置105と出力装置106とは、別個に構成されているが、入力装置105と出力装置106とは、タッチパネルディスプレイのように、一体として構成されてもよい。
【0024】
つぎに、本実施形態のナレッジ活用支援方法の一例を、図3のフローチャートS10に基づき説明する。本実施形態のナレッジ活用支援方法は、例えば、図1又は図2の装置10を用いて、次のように実施する。なお、本実施形態のナレッジ活用支援方法は、図1又は図2の装置10の使用には限定されない。
【0025】
まず、質問受付部11により、質問者端末からの質問を受け付ける(S11)。前記質問者端末は、例えば、後述するユーザ端末装置と同様である。
【0026】
つぎに、質問送信部12により、前記質問を一以上の回答者端末に送信する(S12)。前記回答者端末は、例えば、後述するユーザ端末装置と同様である。質問送信部12は、例えば、前記質問を二以上の回答者端末、すなわち複数の回答者端末に送信してもよい。また、前記回答者端末を一定の属性等に応じてグループ化できる場合、質問送信部12は、前記質問をグループ以上の回答者端末に送信してもよい。前記属性とは、例えば、質問への回答状況、回答回数、正解数、回答に対する評価等の質問属性や、年齢、性別、国籍、職業、職種、部門、部署、平均回答速度等の回答者属性等があげられる。
【0027】
つぎに、回答受付部13により、前記質問に対する前記回答者端末からの回答を受け付ける(S13)。前記回答は、回答者が回答できると判断した場合、及び前記回答者が回答できないと判断した場合を含む。前記回答者は、例えば、前記回答者端末を保有又は管理するユーザであり、前記質問に対して回答の可不可を判断するヒトである。前記回答できると判断した場合とは、例えば、前記質問に対する回答として適切な回答であってもよいし、前記質問に対する回答として適切な回答であるか否かを問わず、回答者自身の主観により判断した回答であってもよい。前記回答できないと判断した場合は、例えば、前記回答者が前記質問に対する回答を有していない場合の回答である。
【0028】
前記回答できると判断した場合、回答送信部14は、前記受付された回答を前記質問者端末に送信し(S14)、終了する(END)。前記回答できると判断した場合、例えば、前記回答が適切でないと判断された場合には、前記受付された回答を前記質問者端末に送信せず、前記回答できないと判断した場合のフローに従って、S12からやり直してもよい。前記やり直しの判断は、例えば、S14の前であってもよいし、後であってもよい。また、図示していないが、前述のとおり、質問送信部12が、前記質問を二以上の回答者端末に送信した場合であって、二以上の回答者端末のうち、いずれかの回答者端末より前記回答を受けつけた場合には、例えば、回答送信部14は、他の回答者から回答がなされたため回答依頼を取り下げる旨を前記回答者端末に通知してもよいし、他の回答者からなされた回答を表示してさらに補足回答をするか、あるいは終了するかを選択させる旨を前記回答者端末に通知してもよい。
【0029】
前記回答できないと判断した場合、質問送信部12は、前記回答が、前記回答できると判断した場合になるまで前記質問を他の回答者端末に送信する。すなわち、前記回答できないと判断した場合は、S12のフローからやり直す。前記他の回答者端末は、例えば、前記質問を取得した前記回答者端末以外の回答者端末である。前記回答が、前記回答できると判断した場合になったとき、前記回答送信部は、前記受付された回答を前記質問者端末に送信し(S14)、終了する(END)。
【0030】
また、図示していないが、S14と同時もしくはS14のあとであって、本フローが終了する(END)前までに、例えば、回答送信部14は、前記質問に対して回答できないと回答した前記回答者端末に対して、前記質問に対する回答がなされた旨を通知してもよい。
【0031】
実施形態1によれば、質問者が質問を行った場合に、答えが得られるまで前記質問が繰り返される。したがって、前記質問に対する回答が得られやすい。また、質問者個人ではたどり着くことができなかった者に対しても質問が届くため、各人が有するナレッジを有効活用することができる。
【0032】
[実施形態2]
実施形態2は、本発明のナレッジ活用支援装置の他の例である。
【0033】
本実施形態のナレッジ活用支援装置10Aは、実施形態1のナレッジ活用支援装置10の構成に加えて、回答選定部を含むこと以外は前記実施形態1のナレッジ活用支援装置10と同様であり、その説明を援用できる。
【0034】
図4は、本装置10Aの一例の構成を示すブロック図である。図4に示すように、本装置10Aは、実施形態1のナレッジ活用支援装置10の構成に加えて、回答選定部15を備える。ナレッジ活用支援装置10Aのハードウェア構成は、図2のナレッジ活用支援装置10のハードウェア構成において、中央処理装置101が、図1のナレッジ活用支援装置10の構成に代えて、図4のナレッジ活用支援装置10Aの構成を備える以外は同様である。
【0035】
つぎに、本実施形態のナレッジ活用支援方法について、図5のフローチャートを用いて説明する。本実施形態のナレッジ活用支援方法は、例えば、図4に示す本実施形態のナレッジ活用支援装置10Aを用いて実施できる。なお、本発明のナレッジ活用支援方法は、ナレッジ活用支援装置10Aの使用に限定されない。
【0036】
まず、実施形態1と同様にS10を実施する。
【0037】
つぎに、回答者選定部15は、例えば、ランダム、質問者または回答者からの指名、もしくは過去の回答傾向により得られた質問属性及び回答者属性の少なくとも一方、のいずれかにより回答者を選定する(S121)。前記質問属性は、例えば、前述の実施形態1における質問属性と同様である。前記回答者属性は、例えば、前述の実施形態1における回答者属性と同様である。過去の回答傾向より得られた質問属性及び回答者属性の少なくとも一方により回答者を選定する場合、例えば、回答者選定部15が備えるAI(人工知能)を利用して選定してもよい。前記回答者は、例えば、一人であってもよいし、複数人であってもよい。後述する回答者端末を複数人が共有する場合、例えば、前記回答者端末を共有するグループ単位で前記選定を行ってもよい。なお、前記回答者からの指名により回答者を指名する場合とは、例えば、後述するように回答者が回答できないと判断した場合においてS121のフローからやり直すとき、回答できなかった回答者が新たな回答者を選定する場合をいう。
【0038】
つぎに、質問送信部は、前記質問を前記選定された回答者の回答者端末に送信する(S122)。なお、前記選定された回答者の回答者端末に前記質問を送信する以外は、例えば、実施形態1におけるS12と同様であってもよい。
【0039】
つぎに、実施形態1と同様にS13を実施する。なお、回答者が回答できないと判断した場合には、S121のフローからやり直す点のみ、実施形態1と相違する。
【0040】
つぎに、実施形態1と同様にS14を実施し、終了する(END)。
【0041】
実施形態2によれば、例えば、ランダムで回答者を選定した場合、回答者の属性に偏りがなく質問をすることができる。また、例えば、質問者または回答者からの指名により回答者を選定した場合、良い回答が得られるであろうというある程度の推測を持って回答者が選定されるため、最短ルートで回答が得られる可能性が高い。さらに、過去の回答傾向により得られた質問属性及び回答者属性により回答者を選定する場合、過去の回答傾向が考慮されるため、回答が得られる可能性が高く、また、回答精度が向上する。
【0042】
[実施形態3]
実施形態3は、本発明のナレッジ活用支援装置の他の例である。
【0043】
本実施形態のナレッジ活用支援装置10Aは、実施形態1のナレッジ活用支援装置10の構成に加えて、回答選定部を含むこと以外は前記実施形態1のナレッジ活用支援装置10と同様であり、その説明を援用できる。本実施形態のナレッジ活用支援装置10Aは、例えば、回答選定部を含む。
【0044】
図6は、本装置10Bの一例の構成を示すブロック図である。図6に示すように、本装置10Bは、実施形態1のナレッジ活用支援装置10の構成に加えて、質問表示部16を備える。ナレッジ活用支援装置10Bのハードウェア構成は、図2のナレッジ活用支援装置10のハードウェア構成において、中央処理装置101が、図1のナレッジ活用支援装置10の構成に代えて、図6のナレッジ活用支援装置10Aの構成を備える以外は同様である。
【0045】
つぎに、本実施形態のナレッジ活用支援方法について、図7のフローチャートを用いて説明する。本実施形態のナレッジ活用支援方法は、例えば、図6に示す本実施形態のナレッジ活用支援装置10Bを用いて実施できる。なお、本発明のナレッジ活用支援方法は、ナレッジ活用支援装置10Bの使用に限定されない。
【0046】
まず、実施形態1と同様にS10~S13を実施する。
【0047】
つぎに、回答者が回答できると判断した場合には、実施形態1と同様にS14を実施し、終了する(END)。
【0048】
前記回答者が回答できないと判断した場合、例えば、他の回答者端末への質問の送信回数が1回以上の一定回数となった場合に、質問表示部16に前記質問を表示する(S15)。一定回数未満である場合には、例えば、S12のフローからやり直す。前記1回以上の一定回数とは、特に限定されないが、例えば、あらかじめ回数を設定しても良いし、回答状況に応じて後から回数を設定しても良いし、本装置10Bが備えるAIを利用して回数を設定してもよい。質問表示部16は、例えば、本装置10Bの出力装置106の表示装置であってもよい。なお、図7のフローにおいては、S15を実施し、終了(END)しているが、例えば、S15を実施したあと、終了せず、再度S12のフローからやり直して質問を繰り返してもよい。
【0049】
なお、図6及び7では図示していないが、例えば、前述の実施形態2と本実施形態を組み合わせる態様であってもよい。すなわち、本装置10Bにおいて、さらに実施形態2における回答選定部15を含んでもよい。また、本実施形態のS12のフローに代えて、実施形態2におけるS121、S122のフローを行ってもよい。さらにこの場合、前記送信回数が一定回数未満である場合には、例えば、S121のフローからやり直してもよい。
【0050】
実施形態3によれば、質問を繰り返して回答が得られなかった場合であっても、質問表示部に未回答の質問が表示されるため、例えば、回答者として選定された者以外の者も質問を見ることができる。すなわち、質問が様々な人の目に止まることとなるため、回答が得られる可能性も高くなる。
【0051】
[実施形態4]
本実施形態では、本発明のユーザ端末装置の一例について説明する。なお、本発明において「ユーザ」は、端末を介して本装置を利用するヒトである。また、本発明における「ユーザ」には、本発明における「質問者」及び「回答者」が含まれる。
【0052】
ユーザ端末装置は、質問入力部、及び回答取得部を含む。前記質問入力部は、例えば、実施形態1~3の装置10、10A、及び10Bに質問を入力可能である。前記質問入力部は、例えば、タッチパネル、トラックパッド、マウス等のポインティングデバイス;キーボード;マイク等の音声入力手段;等であってもよい。なお、前記ポインティングや前記キーボード、前記マイク等を前記ユーザ端末装置自体が必ずしも備える必要はなく、例えば、前記ポインティングや前記キーボード、前記マイク等を前記ユーザ端末装置に外付けする態様であってもよい。前記回答取得部は、例えば、実施形態1~3の装置10、10A、及び10Bから回答を取得可能である。
【0053】
前記ユーザ端末装置は、例えば、さらに、質問取得部、及び回答入力部を含んでも良い。前記質問取得部は、例えば、実施形態1~3の装置10、10A、及び10Bから前記質問を取得可能である。前記回答入力部は、例えば、実施形態1~3の装置10、10A、及び10Bに前記回答入力可能である。前記回答入力部は、例えば、タッチパネル、トラックパッド、マウス等のポインティングデバイス;キーボード;マイク等の音声入力手段;等であってもよい。なお、前記ポインティングや前記キーボード、前記マイク等を前記ユーザ端末装置自体が必ずしも備える必要はなく、例えば、前記ポインティングや前記キーボード、前記マイク等を前記ユーザ端末装置に外付けする態様であってもよい。
【0054】
前記ユーザ端末装置は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC、例えば、デスクトップ型、ノート型)、スマートフォン、タブレット端末等であってもよい。
【0055】
[実施形態5]
つぎに、本発明のナレッジ活用支援装置と、及び本発明のユーザ端末装置とを含むナレッジ活用支援システムについて、実施形態1~3のナレッジ活用支援装置10、10A、及び10B、並びに実施形態4のユーザ端末装置により説明する。
【0056】
質問者は、前記ユーザ端末装置(質問者端末)を用いて、実施形態1~3の装置に質問を入力可能である。前記入力された質問は、実施形態1~3の装置によって受付けされる。前記受付けされた質問は、実施形態1~3の装置によって、前記ユーザ端末装置(回答者端末)に送信される。このとき、実施形態2の装置を使用する場合は、回答者を、ランダム、前記質問者または回答者からの指名、もしくは過去の回答傾向により得られた質問属性及び回答者属性の少なくとも一方により選定してもよい。つぎに、前記質問を取得した前記ユーザ端末装置は、実施形態1~3の装置に回答を入力可能である。実施形態1~3の装置は、受付けた回答に応じて次の処理を行う。前記回答者が回答できると判断した場合、実施形態1~3の装置は、前記受付けされた回答を、前記ユーザ端末装置(前記質問者端末)に送信して、終了する。前記回答者が回答できないと判断した場合、実施形態1~3の装置は、前記回答者が回答できると判断した場合になる場合にまで、前記質問を他のユーザ端末装置(他の回答者端末)に送信する。このとき、実施形態3の装置を使用する場合は、前記質問の送信回数が1回以上の一定回数となった場合に、質問表示部16に前記質問を表示してもよい。
【0057】
[実施形態6]
本実施形態のプログラムは、本発明の各工程を、手順として、コンピュータに実行させるためのプログラムである。本発明において、例えば、「手順」を「処理」と読み替え可能である。また、本実施形態のプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。前記記録媒体は、例えば、非一時的なコンピュータ可読記録媒体(non-transitory computer-readable storage medium)である。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク(HD)、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等があげられる。
【0058】
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をできる。
【0059】
<付記>
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のように記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
質問受付部、質問送信部、回答受付部、及び回答送信部を含み、
前記質問受付部は、質問者端末から質問を受付け、
前記質問送信部は、前記質問を一以上の回答者端末に送信し、
前記回答受付部は、前記質問に対する前記回答者端末からの回答を受付け、
前記回答は、回答者が回答できると判断した場合、及び前記回答者が回答できないと判断した場合を含み、
前記回答できると判断した場合、前記回答送信部は、前記受付された回答を前記質問者端末に送信し、
前記回答できないと判断した場合、前記質問送信部は、前記回答が、前記回答できると判断した場合になるまで前記質問を他の回答者端末に送信する、
ナレッジ活用支援装置。
(付記2)
さらに、回答者選定部を含み、
前記回答者選定部は、ランダム、質問者または回答者からの指名、もしくは過去の回答傾向により得られた質問属性及び回答者属性の少なくとも一方、のいずれかにより回答者を選定し、
前記質問送信部は、前記質問を前記選定された回答者の回答者端末に送信する、付記1記載のナレッジ活用支援装置。
(付記3)
さらに、質問表示部を含み、
前記回答できないと判断した場合において、前記他の回答者端末への質問の送信回数が1回以上の一定回数となった場合に、前記質問表示部に前記質問を表示する、付記1又は2記載のナレッジ活用支援装置。
(付記4)
質問入力部、及び回答取得部を含み、
前記質問入力部は、付記1から3のいずれか一項に記載のナレッジ活用支援装置に質問を入力可能であり、
前記回答取得部は、前記ナレッジ活用支援装置から回答を取得可能である
ユーザ端末装置。
(付記5)
さらに、質問取得部、及び回答入力部を含み、
前記質問取得部は、前記ナレッジ活用支援装置から前記質問を取得可能であり
前記回答入力部は、前記ナレッジ活用支援装置に前記回答を入力可能である、付記4記載のユーザ端末装置。
(付記6)
付記1から3のいずれか一項に記載のナレッジ活用支援装置と、
付記4又は5記載のユーザ端末装置とを含む、
ナレッジ活用支援システム。
(付記7)
質問受付工程、質問送信工程、回答受付工程、及び回答送信工程を含み、
前記質問受付工程は、質問者端末から質問を受付け、
前記質問送信工程は、前記質問を一以上の回答者端末に送信し、
前記回答受付工程は、前記質問に対する前記回答者端末からの回答を受付け、
前記回答は、回答者が回答できると判断した場合、及前記回答者が回答できないと判断した場合を含み、
前記回答できると判断した場合、前記回答送信工程は、前記受付された回答を前記質問者端末に送信し、
前記回答できないと判断した場合、前記質問送信工程は、前記回答が、前記回答できると判断した場合になるまで前記質問を他の回答者端末に送信する、
ナレッジ活用支援方法。
(付記8)
さらに、回答者選定工程を含み、
前記回答者選定工程は、ランダム、質問者または回答者からの指名、もしくは過去の回答傾向により得られた質問属性及び回答者属性の少なくとも一方、のいずれかにより回答者を選定し、
前記質問送信工程は、前記質問を前記選定された回答者の回答者端末に送信する、付記7記載のナレッジ活用支援方法。
(付記9)
さらに、質問表示工程を含み、
前記回答できないと判断した場合において、前記他の回答者端末への質問の送信回数が1回以上の一定回数となった場合に、前記質問表示工程に前記質問を表示する、付記7又は8記載のナレッジ活用支援方法。
(付記10)
質問受付手順、質問送信手順、回答受付手順、及び回答送信手順を含み、
前記質問受付手順は、質問者端末から質問を受付け、
前記質問送信手順は、前記質問を一以上の回答者端末に送信し、
前記回答受付手順は、前記質問に対する前記回答者端末からの回答を受付け、
前記回答は、回答者が回答できると判断した場合、及び前記回答者が回答できないと判断した場合を含み、
前記回答できると判断した場合、前記回答送信手順は、前記受付された回答を前記質問者端末に送信し、
前記回答できないと判断した場合、前記質問送信手順は、前記回答が、前記回答できると判断した場合になるまで前記質問を他の回答者端末に送信する、
前記各手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記11)
さらに、回答者選定手順を含み、
前記回答者選定手順は、ランダム、質問者または回答者からの指名、もしくは過去の回答傾向により得られた質問属性及び回答者属性の少なくとも一方、のいずれかにより回答者を選定し、
前記質問送信手順は、前記質問を前記選定された回答者の回答者端末に送信する、付記10記載のプログラム。
(付記12)
さらに、質問表示手順を含み、
前記回答できないと判断した場合において、前記他の回答者端末への質問の送信回数が1回以上の一定回数となった場合に、前記質問表示手順に前記質問を表示する、付記10又は11記載のプログラム。
(付記13)
質問受付手順、質問送信手順、回答受付手順、及び回答送信手順を含み、
前記質問受付手順は、質問者端末から質問を受付け、
前記質問送信手順は、前記質問を一以上の回答者端末に送信し、
前記回答受付手順は、前記質問に対する前記回答者端末からの回答を受付け、
前記回答は、回答者が回答できると判断した場合、及び前記回答者が回答できないと判断した場合を含み、
前記回答できると判断した場合、前記回答送信手順は、前記受付された回答を前記質問者端末に送信し、
前記回答できないと判断した場合、前記質問送信手順は、前記回答が、前記回答できると判断した場合になるまで前記質問を他の回答者端末に送信する、
前記各手順をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
(付記14)
さらに、回答者選定手順を含み、
前記回答者選定手順は、ランダム、質問者または回答者からの指名、もしくは過去の回答傾向により得られた質問属性及び回答者属性の少なくとも一方、のいずれかにより回答者を選定し、
前記質問送信手順は、前記質問を前記選定された回答者の回答者端末に送信する、付記13記載の記録媒体。
(付記15)
さらに、質問表示手順を含み、
前記回答できないと判断した場合において、前記他の回答者端末への質問の送信回数が1回以上の一定回数となった場合に、前記質問表示手順に前記質問を表示する、付記13又は14記載の記録媒体。
【産業上の利用可能性】
【0060】
本発明によれば、例えば、埋もれていた各人のナレッジを有効活用し、疑問や質問等に対する回答を得ることができる。本発明は、例えば、ナレッジの有効活用を目的としたある一定組織(仕事、趣味、ゲーム、クイズ等)におけるナレッジ活用支援装置に適用できるが、適用できる分野は制限されず、ナレッジ活用支援装置を用いた幅広い分野に適用可能である。
【符号の説明】
【0061】
10、10A、10B ナレッジ活用支援装置
11 質問受付部
12 質問送信部
13 回答受付部
14 回答送信部
15 回答者選定部
16 質問表示部
101 CPU
102 メモリ
103 バス
104 記憶装置
105 入力装置
106 出力装置
107 通信デバイス

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7