IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ レック株式会社の特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024036054
(43)【公開日】2024-03-15
(54)【発明の名称】コントローラーカバー体
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/98 20140101AFI20240308BHJP
【FI】
A63F13/98
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022140763
(22)【出願日】2022-09-05
(71)【出願人】
【識別番号】390020019
【氏名又は名称】レック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100092680
【弁理士】
【氏名又は名称】入江 一郎
(72)【発明者】
【氏名】大柴 賢太郎
(72)【発明者】
【氏名】門山 稀一
(57)【要約】
【課題】
本発明の目的は、コントローラーを安定して操作することができるコントローラーカバー体を提供するものである。
【解決手段】
コントローラーカバー体Cは、ゲーム機のコントローラー10をカバーするカバー本体1と、このカバー本体1に装着され、カバー本体1の外側に向かって凸状に膨出した当接体2とを備え、当接体2は、カバー本体1の長手方向に沿うように位置する第1の態様と、カバー本体1の長手方向に傾斜して位置する第2の態様とに変換自在に構成したものである。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲーム機のコントローラーをカバーするカバー本体と、
このカバー本体に装着され、前記カバー本体の外側に向かって凸状に膨出した当接体とを備え、
前記当接体は、
前記カバー本体の長手方向に沿うように位置する第1の態様と、
前記カバー本体の長手方向に傾斜して位置する第2の態様とに変換自在に構成した
ことを特徴とするコントローラーカバー体。
【請求項2】
カバー本体に設けられ、前記カバー本体の長手方向に沿うように設けられた第1の案内通路と、
前記カバー本体に設けられ、前記カバー本体の長手方向に傾斜して設けられた第2の案内通路と、
当接体に設けられ、前記第1の案内通路及び前記第2の案内通路に案内される被案内部とを備え、
前記第1の案内通路の前記被案内部を受け入れる受け入れ側は開放され、前記第1の案内通路の受け入れ側から遠い側の端部は第1のストッパ壁であり、
前記第2の案内通路の前記被案内部を受け入れる受け入れ側は開放され、前記第2の案内通路の受け入れ側から遠い側の端部は第2のストッパ壁である
ことを特徴とする請求項1記載のコントローラーカバー体。
【請求項3】
カバー本体に設けられ、前記カバー本体の長手方向に沿うように設けられた第1の案内通路と、
前記カバー本体に設けられ、前記カバー本体の長手方向に傾斜して設けられた第2の案内通路と、
前記第1の案内通路と前記第2の案内通路を接続する接続通路と、
当接体に設けられ、前記第1の案内通路及び前記第2の案内通路に案内される被案内部とを備えている
ことを特徴とする請求項1記載のコントローラーカバー体。
【請求項4】
接続通路は屈曲し、
第2の案内通路の端部は閉塞されて第2のストッパ壁が形成されている
ことを特徴とする請求項3記載のコントローラーカバー体。
【請求項5】
凸状に膨出した当接体は、凸曲面状に膨出した当接体である
ことを特徴とする請求項1記載のコントローラーカバー体。
【請求項6】
カバー本体は、ヒンジを介して開閉自在な一方の面と他方の面でコントローラーを着脱自在に覆い、
覆った状態は、前記一方の面に設けた係止部を前記他方の面に設けた被係止部に係止させて保持し、
前記係止部と前記被係止部との係止状態を解除して、前記コントローラーを前記カバー本体から離脱させる
ことを特徴とする請求項1記載のコントローラーカバー体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コントローラーカバー体に係り、特に、コントローラーを安定して操作することができるコントローラーをカバーするコントローラーカバー体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、ハウジングを手で把持し、その状態でハウジング主面や側面に配置された操作スイッチまたは操作キーを操作する携帯ゲーム機がある(特許文献参照)。
この携帯ゲーム機のコントローラーにあっては、中指と手の腹で携帯ゲーム機のコントローラーを保持し、親指及び人差し指で、操作キーを操作している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007-103380号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、携帯ゲーム機によっては、コンロトローラーを携帯ゲーム機から分離して使用する場合がある。
かかる場合にあっては、コントローラーが扁平なため、コントローラーの安定操作の点で十分でなく、改善の余地があるという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記の問題点を考慮してなされたもので、コントローラーをカバーするコントローラーカバー体に着目してなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載のコントローラーカバー体は、ゲーム機のコントローラーをカバーするカバー本体と、このカバー本体に装着され、前記カバー本体の外側に向かって凸状に膨出した当接体とを備え、前記当接体は、前記カバー本体の長手方向に沿うように位置する第1の態様と、前記カバー本体の長手方向に傾斜して位置する第2の態様とに変換自在に構成したものである。
【0007】
また、請求項2記載のコントローラーカバー体は、請求項1記載のコントローラーカバー体において、カバー本体に設けられ、前記カバー本体の長手方向に沿うように設けられた第1の案内通路と、前記カバー本体に設けられ、前記カバー本体の長手方向に傾斜して設けられた第2の案内通路と、当接体に設けられ、前記第1の案内通路及び前記第2の案内通路に案内される被案内部とを備え、前記第1の案内通路の前記被案内部を受け入れる受け入れ側は開放され、前記第1の案内通路の受け入れ側から遠い側の端部は第1のストッパ壁であり、前記第2の案内通路の前記被案内部を受け入れる受け入れ側は開放され、前記第2の案内通路の受け入れ側から遠い側の端部は第2のストッパ壁である。
【0008】
また、請求項3記載のコントローラーカバー体は、請求項1記載のコントローラーカバー体において、カバー本体に設けられ、前記カバー本体の長手方向に沿うように設けられた第1の案内通路と、前記カバー本体に設けられ、前記カバー本体の長手方向に傾斜して設けられた第2の案内通路と、前記第1の案内通路と前記第2の案内通路を接続する接続通路と、当接体に設けられ、前記第1の案内通路及び前記第2の案内通路に案内される被案内部とを備えているものである。
【0009】
また、請求項4記載のコントローラーカバー体は、請求項3記載のコントローラーカバー体において、接続通路は屈曲し、第2の案内通路の端部は閉塞されて第2のストッパ壁が形成されているものである。
【0010】
また、請求項5記載のコントローラーカバー体は、請求項1記載のコントローラーカバー体において、凸状に膨出した当接体は、凸曲面状に膨出した当接体である。
【0011】
また、請求項6記載のコントローラーカバー体は、請求項3記載のコントローラーカバー体において、カバー本体は、ヒンジを介して開閉自在な一方の面と他方の面でコントローラーを着脱自在に覆い、覆った状態は、前記一方の面に設けた係止部を前記他方の面に設けた被係止部に係止させて保持し、前記係止部と前記被係止部との係止状態を解除して、前記コントローラーを前記カバー本体から離脱させるものである。
【発明の効果】
【0012】
請求項1記載のコントローラーカバー体によれば、ゲーム機のコントローラーをカバーするカバー本体と、このカバー本体に装着され、前記カバー本体の外側に向かって凸状である当接体とを備え、前記当接体は、前記カバー本体の長手方向に沿うように位置する第1の態様と、前記カバー本体の長手方向に傾斜して位置する第2の態様とに変換自在に構成したため、1個の当接体を利用して、少なくとも、当接体を第1の態様と第2の態様とに変換でき、例えば、コントローラーカバー体を介してコントローラーを片手で操作したいときは、第1の態様にして、カバー本体の外側に向かって凸状である当接体に手の腹、指の腹を当接させて、凸状である分、手の腹、指の腹が当接体に「より多く接触」して、コントローラーカバー体を介してコントローラーを安定して操作することができ、また、コントローラーカバー体を介してコントローラーを両手で操作したいときは、第2の態様にして、カバー本体の外側に向かって凸状である当接体に手の腹、指の腹を当接させて、凸状である分、手の腹、指の腹が当接体に「より多く接触」して、コントローラーカバー体を介してコントローラーを安定して操作することができる。
【0013】
また、請求項2記載のコントローラーカバー体によれば、上述した請求項1記載の発明の効果に加え、当接体が必要な時は、コントローラーカバー体に当接体を装着し、第1のストッパ壁、第2のストッパ壁により、当接体の移動を阻止し、コントローラーカバー体を介してコントローラーを安定して操作することができ、しかも、当接体が不必要な時は、コントローラーカバー体から当接体を除去することもできる。
【0014】
また、請求項3記載のコントローラーカバー体によれば、上述した請求項1記載の発明の効果に加え、1個の当接体を利用して、当接体を接続通路を介して第1の態様と第2の態様とに容易に変換することができる。
【0015】
また、請求項4記載のコントローラーカバー体によれば、上述した請求項3記載の発明の効果に加え、第2のストッパ壁により、当接体の移動を阻止し、コントローラーカバー体を介してコントローラーを安定して操作することができる。
【0016】
また、請求項5記載のコントローラーカバー体によれば、上述した請求項1記載の発明の効果に加え、当接体が凸曲面状に形成されているため、手になじみやすい分、コントローラーカバー体を介してコントローラーを安定して操作することができる。
【0017】
また、請求項6記載のコントローラーカバー体によれば、上述した請求項1記載の発明の効果に加え、カバー本体が不必要な時は、コントローラーからコントローラーカバー体からカバー本体を容易に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1図1は、本発明の一実施例のコントローラーカバー体が適用される携帯ゲーム機のコントローラーが携帯ゲーム機から分離されて使用されている状態を示す写真である。
図2図2は、本発明の一実施例のコントローラーカバー体が図1のコントローラーに装着された状態を示す写真である。
図3図3は、図2のカバー本体に当接体がカバー本体の長手方向に沿うように位置する第1の態様を示す写真である。
図4図4は、図2のカバー本体に当接体がカバー本体の長手方向に傾斜して位置する第2の態様を示す写真である。
図5図5は、図3のコントローラーに装着される前のカバー本体、当接体を正面側から見た3D画像である。
図6図6は、図5を背面側から見た3D画像である。
図7図7は、図6から当接体を取り除いたカバー本体の3D画像である。
図8図8は、図5のカバー本体を開いた状態の3D画像である。
図9図9は、図8を背面側から見た3D画像である。
図10図10は、図8のカバー本体の実施品の一方の面に設けた係止部を他方の面に設けた被係止部に係止する前の状態を撮影した写真である。
図11図11は、図10と異なる角度から撮影した写真である。
図12図12は、図11と異なる角度から撮影した写真である。
図13図13は、図10の状態から一方の面に設けた係止部を他方の面に設けた被係止部に近接した状態を撮影した写真である。
図14図14は、図8のカバー本体の実施品の他方の面に設けた係止部を一方の面に設けた被係止部に係止する前の状態を撮影した写真である。
図15図15は、図14のカバー本体の実施品の他方の面に設けた係止部を一方の面に設けた被係止部に近接した状態を撮影した写真である。
図16図16は、図15のカバー本体の実施品の他方の面に設けた係止部を一方の面に設けた被係止部に係止した状態を撮影した写真である。
図17図17は、図7のカバー本体に当接体をカバー本体の長手方向に沿うように位置させる第1の態様の3D画像である。
図18図18は、図17を平面的に見た3D画像である。
図19図19は、図17を底面側から見た3D画像である。
図20図20は、図17を斜め上方から見た3D画像である。
図21図21は、図17を左側から見た3D画像である。
図22図22は、図17と異なるもので、当接体をカバー本体の長手方向に傾斜して位置させる第2の態様の3D画像である。
図23図23は、図22を背面側から見た3D画像である。
図24図24(A)は、図19の当接体が装着される前の断面の3D画像であり、図24(B)は、図19の断面の3D画像である。
図25図25(A)は、図23の当接体が装着される前の断面の3D画像であり、図25(B)は、図23の断面の3D画像である。
図26図26は、第1の態様における手による保持前の状態を撮影した写真である。
図27図27は、第1の態様における手による保持した状態を撮影した写真である。
図28図28は、第2の態様における手による保持前の状態を撮影した写真である。
図29図29は、第2の態様における手による保持した状態を撮影した写真である。
図30図30は、本発明の他の実施例のコントローラーカバー体の3D画像である。
図31図31は、図30のカバー本体の長手方向に沿うように当接体を位置させた第1の態様の3D画像である。
図32図32は、図30のカバー本体の長手方向に傾斜して当接体を位置させた第2の態様の3D画像である。
図33図33は、図32の背面側から見た3D画像である。
図34図34(A)は、図31の当接体が装着される前の断面の3D画像であり、図34(B)は、図31の断面の3D画像である。
図35図35(A)は、図32の当接体が装着される前の断面の3D画像であり、図35(B)は、図32の断面の3D画像である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明の一実施例のコントローラーカバー体を図1乃至図35を参照して説明する。
【0020】
実施例1(図1乃至図29
図1に示すCはコントローラーカバー体で、コントローラーカバー体Cは、ゲーム機のコントローラー10をカバーするカバー本体1と、このカバー本体1に装着され、カバー本体1の外側に向かって凸状である当接体(グリップ)2とを備えている。凸状に膨出した当接体2は、望ましくは、凸曲面状に膨出した当接体2である(図19及び図21参照)。
当接体2が凸曲面状に形成されていると、手になじみやすい分、コントローラーカバー体Cを介してコントローラー10を安定して操作することができる。
【0021】
そして、当接体2は、カバー本体1の長手方向に沿うように位置する第1の態様[図3図17図20図24(B)、図26図27]と、カバー本体1の長手方向に傾斜して位置する第2の態様[図4図22図23図25(B)、図28図29]とに変換自在に構成されている。
【0022】
上述したコントローラーカバー体Cによれば、ゲーム機のコントローラー10をカバーするカバー本体1と、このカバー本体1に装着され、カバー本体1の外側に向かって凸状である当接体2とを備え、当接体2は、カバー本体1の長手方向に沿うように位置する第1の態様[図3図17図20図24(B)、図26図27]と、カバー本体1の長手方向に傾斜して位置する第2の態様[図4図22図23図25(B)、図28図29]とに変換自在に構成したため、1個の当接体2を利用して、少なくとも、当接体2を第1の態様と第2の態様とに変換でき、例えば、コントローラーカバー体Cを介してコントローラー10を片手で操作したいときは、第1の態様にして、カバー本体1の外側に向かって凸状である当接体2に手の腹、指の腹を当接させて、凸状である分、手の腹、指の腹が当接体2に「より多く接触」して、コントローラーカバー体Cを介してコントローラー10を安定して操作することができ、また、コントローラーカバー体Cを介してコントローラー10を両手で操作したいときは、第2の態様にして、カバー本体1の外側に向かって凸状である当接体2に手の腹、指の腹を当接させて、凸状である分、手の腹、指の腹が当接体2に「より多く接触」して、コントローラーカバー体Cを介してコントローラー10を安定して操作することができる。
【0023】
なお、ゲーム機のコントローラー10は、例えば、Nintendo Switch(登録商標)などのゲーム機のコントローラーである。
コントローラー10は、(右)と(左)の二種類があり、二つで一セットであるが、それぞれが独立したコントローラー10でもある。コントローラー(左)と(右)を本体(図示せず)に装着して使用することでき、また、両手に持って遊んだり、片方を他の人が使用する使用態様がある。
それに伴い、カバー本体1は(右)と(左)の二種類がある。(右)と(左)は、左右対称であるため、カバー本体1を(右)として、以下、説明する。
なお、図5に示すWは、コントローラー10の操作キーを押すための開口部(窓部)である。
【0024】
上述した「第1の態様[図3図17図20図24(B)、図26図27]と、第2の態様[図4図22図23図25(B)、図28図29]とに変換自在に構成」の具体例を説明する。
P1は、カバー本体1に設けられ、カバー本体1の長手方向に沿うように設けられた第1の案内通路で、P2は、カバー本体1に設けられ、カバー本体1の長手方向に傾斜して設けられた第2の案内通路で、Kは、当接体2に設けられ、第1の案内通路P1及び第2の案内通路P2に案内される被案内部(第1の案内通路P1及び第2の案内通路P2に係合する係合部)である。
【0025】
そして、図7に示すように、第1の案内通路P1の被案内部(第1の案内通路P1及び第2の案内通路P2に係合する係合部)Kを受け入れる受け入れ側U1は開放され、第1の案内通路P1の受け入れ側U1から遠い側の端部は第1のストッパ壁S1であり、また、第2の案内通路P2の被案内部(第1の案内通路P1及び第2の案内通路P2に係合する係合部)Kを受け入れる受け入れ側U2は開放され、第2の案内通路P2の受け入れ側U2から遠い側の端部は第2のストッパ壁S2である。
【0026】
そのため、当接体2が必要な時は、コントローラーカバー体Cに当接体2を装着し、第1のストッパ壁S1、第2のストッパ壁S2により、当接体20の移動を阻止し、コントローラーカバー体Cを介してコントローラー10を安定して操作することができ、しかも、当接体2が不必要な時は、コントローラーカバー体Cから当接体2を除去することもできる。
【0027】
また、カバー本体1は、図8乃至図16に示すようにヒンジ(例えば、プラスティックヒンジ)11を介して開閉自在な一方の面1Aと他方の面1Bでコントローラー10を着脱自在に覆い(図1図4)、覆った状態は、図8乃至図16図20に示すように、一方の面1Aに設けた係止部1Xを他方の面1Bに設けた被係止部1Yに係止させて保持し、また、他方の面1Bに設けた係止部1X’を一方の面1Aに設けた被係止部1Y’に係止させて保持し、係止部1Xと被係止部1Yとの係止状態を解除して、係止部1X’と被係止部1Y’との係止状態を解除して、コントローラー10をカバー本体1から離脱させる(図5)。そのため、カバー本体1が不必要な時は、コントローラー10からコントローラーカバー体Cを容易に除去することができる。
【0028】
実施例2(図30乃至図35
上述した「第1の態様[図31図34(B)]と、第2の態様[図32図33図35(B)]とに変換自在に構成」の具体例を説明する。
図30に示すP1は、カバー本体1に設けられ、カバー本体1の長手方向に沿うように設けられた第1の案内通路で、P2は、カバー本体1に設けられ、カバー本体1の長手方向に傾斜して設けられた第2の案内通路で、P3は、第1の案内通路P1と第2の案内通路P2を接続する接続通路で、図34(B)及び図35(B)に示すKは、当接体2に設けられ、第1の案内通路P1及び第2の案内通路P2に案内される被案内部(第1の案内通路P1及び第2の案内通路P2に係合する係合部)である。
【0029】
そして、図30に示すように、第1の案内通路P1の被案内部Kを受け入れる受け入れ側U1は開放され、接続通路P3は屈曲し、第2の案内通路P2の端部は閉塞されて第2のストッパ壁S2が、それぞれ形成されている。
そのため、1個の当接体2を利用して、当接体2を接続通路P3を介して第1の態様(図31)と第2の態様(図32図33)とに容易に変換することができ、また、第2のストッパ壁S2により、当接体2の移動を阻止し、コントローラーカバー体Cを介してコントローラー10を安定して操作することができる。
【符号の説明】
【0030】
C コントローラーカバー体
K 被案内部
1 カバー本体
2 当接体
10 コントローラー
P1 第1の案内通路
P2 第2の案内通路
P3 接続通路
S1 第1のストッパ壁
S2 第2のストッパ壁
1A 一方の面
1B 他方の面
1X 係止部
1X’ 係止部
1Y 被係止部
1Y’ 被係止部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33
図34
図35