(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024036292
(43)【公開日】2024-03-15
(54)【発明の名称】イメージ認証のための方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 21/36 20130101AFI20240308BHJP
H04N 21/835 20110101ALI20240308BHJP
【FI】
G06F21/36
H04N21/835
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023135431
(22)【出願日】2023-08-23
(31)【優先権主張番号】10-2022-0112245
(32)【優先日】2022-09-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】516014409
【氏名又は名称】ライン プラス コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】LINE Plus Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】チャン ヒョクジェ
(72)【発明者】
【氏名】キム テ ホ
(72)【発明者】
【氏名】イ ウンジョン
(72)【発明者】
【氏名】チャン ビョンクク
【テーマコード(参考)】
5C164
【Fターム(参考)】
5C164MB31P
(57)【要約】
【課題】イメージ認証のための方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】イメージ認証方法は、コンピュータ装置のカメラによって直接撮影されたイメージを認証する段階、およびチャットルームで前記イメージが送信されると、直接撮影の認証による認証マークとともに前記イメージを前記チャットルームに表示する段階を含む。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ装置で実行されるイメージ認証方法であって、
前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記イメージ認証方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記コンピュータ装置のカメラによって直接撮影されたイメージを認証する段階、および
前記少なくとも1つのプロセッサが、チャットルームで前記イメージが送信されると、直接撮影の認証による認証マークとともに前記イメージを前記チャットルームに表示する段階
を含む、イメージ認証方法。
【請求項2】
前記認証する段階は、
メッセンジャーのイン-アプリ(in-app)形態で構成されたカメラ機能の実行イベント、または前記コンピュータ装置のオペレーティングシステム(OS)で提供されるカメライベントによって前記イメージが直接撮影されたものであるかを確認する段階
を含む、請求項1に記載のイメージ認証方法。
【請求項3】
前記イメージ認証方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記イメージの送信要求にしたがい、前記直接撮影の認証による認証マークが含まれた前記イメージを前記チャットルームで送信する段階
をさらに含む、請求項1に記載のイメージ認証方法。
【請求項4】
前記イメージ認証方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記イメージが前記チャットルームから他のチャットルームに共有、または、前記チャットルームと連携するメッセンジャーとは異なる媒体を介して送信される場合、前記イメージから前記直接撮影の認証による認証マークを除去して送信する段階
をさらに含む、請求項1に記載のイメージ認証方法。
【請求項5】
前記イメージ認証方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記イメージに対するNFT(Non-Fungible Token)を発行する段階
をさらに含む、請求項1に記載のイメージ認証方法。
【請求項6】
前記イメージ認証方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記イメージの送信要求にしたがい、前記イメージのメタ情報にNFT情報を添付して前記チャットルームで前記イメージを送信する段階
をさらに含む、請求項5に記載のイメージ認証方法。
【請求項7】
前記送信するステップは、
前記NFT情報とともに、前記イメージの原著作者の識別情報を含む前記イメージを送信すること
を特徴とする、請求項6に記載のイメージ認証方法。
【請求項8】
前記表示する段階は、
前記イメージの直接撮影の認証にともなって前記イメージにウォーターマーク(watermark)を追加する段階
を含む、請求項1に記載のイメージ認証方法。
【請求項9】
前記ウォーターマークは、前記イメージのNFT情報を含むこと
を特徴とする、請求項8に記載のイメージ認証方法。
【請求項10】
前記イメージ認証方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記チャットルームで受信された他のイメージに対して、前記他のイメージが直接撮影の認証を含むイメージである場合、前記他のイメージに含まれる原著作者の情報を確認する段階、および
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記原著作者が前記コンピュータ装置のユーザと関係が設定された友だちである場合、前記他のイメージを友だちマークとともに前記チャットルームに表示する段階
をさらに含む、請求項1に記載のイメージ認証方法。
【請求項11】
請求項1~10のうちのいずれか一項に記載のイメージ認証方法を前記コンピュータ装置に実行させるために非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される、コンピュータプログラム。
【請求項12】
コンピュータ装置であって、
前記メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ
を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記コンピュータ装置のカメラによって直接撮影されたイメージを認証する過程、および
チャットルームで前記イメージが送信されると、前記直接撮影の認証による認証マークととともに前記イメージを前記チャットルームに表示する過程
を処理する、コンピュータ装置。
【請求項13】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
メッセンジャーのインアプリ形態で構成されたカメラ機能の実行イベント、または前記コンピュータ装置のオペレーティングシステムで提供されるカメライベントによって前記イメージが直接撮影されたものであるかを確認すること
を特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【請求項14】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記イメージの送信要求にしたがい、前記直接撮影の認証による認証マークを含む前記イメージを前記チャットルームで送信すること
を特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【請求項15】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記イメージが前記チャットルームから他のチャットルームに共有、または、チャットルームと連携するメッセンジャーとは異なる媒体を介して送信される場合、前記イメージから前記直接撮影の認証による認証マークを除去して送信すること
を特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【請求項16】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記イメージに対するNFTを発行すること
を特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【請求項17】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記イメージの送信要求にしたがい、前記イメージのメタ情報にNFT情報を添付して前記チャットルームで前記イメージを送信すること
を特徴とする、請求項16に記載のコンピュータ装置。
【請求項18】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記NFT情報とともに、前記イメージの原著作者の識別情報を含む前記イメージを送信すること
を特徴とする、請求項17に記載のコンピュータ装置。
【請求項19】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記イメージの直接撮影の認証にともなって前記イメージにウォーターマークを追加し、
前記ウォーターマークは、前記イメージのNFT情報を含むこと
を特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【請求項20】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記チャットルームに受信された他のイメージに対して、前記他のイメージが直接撮影の認証を含むイメージである場合、前記他のイメージに含まれた原著作者の情報を確認し、
前記原著作者が前記コンピュータ装置の使用者と関係が設定された友だちである場合、前記他のイメージを友だちマークととともに前記チャットルームに表示すること
を特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、デジタルイメージの有効性を認証する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
写真著作物や動画著作物のようなイメージ著作物は、文化的な創作物に属するものであるため、無断使用を防ぐために著作権によって法的に保護されているのが一般的である。
【0003】
しかし、インターネットサービスの大衆化にともない、デジタル形式で加工されたイメージ著作物はいとも簡単に無断コピーや無断配布が可能であることから、著作権を法的に保護することが難しい上に、イメージ著作物を正当な方法で取得したとしてもこれを証明するための手段が提供されていないのが現状である。
【0004】
イメージ著作物の偽造や盗用の事例の増加にともない、これを防ぐための法案が求められるようになった。例えば、特許文献1(公開日2005年2月2日)には、インターネット上で提供されるイメージ著作物データの著作権を保護することができる認証管理技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】韓国公開特許第10-2005-0012297号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
イメージを撮影して送信するときに、直接撮影イメージに対する認証結果を提供することを目的とする。
【0007】
直接撮影イメージに対してブロックチェーンを利用した自動NFT(NON-FUNGIBLE TOKEN)の発給を支援することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
コンピュータ装置で実行されるイメージ認証方法であって、前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記イメージ認証方法は、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記コンピュータ装置のカメラによって直接撮影されたイメージを認証する段階、および前記少なくとも1つのプロセッサが、チャットルームに前記イメージが送信されると、直接撮影の認証による認証マークとともに前記イメージを前記チャットルームに表示する段階を含む、イメージ認証方法を提供する。
【0009】
一側面によると、前記認証する段階は、メッセンジャーのイン-アプリ(IN-APP)形式で構成されたカメラ機能の実行イベント、または前記コンピュータ装置のオペレーティングシステム(OS)で提供するカメライベントによって前記イメージが直接撮影されたものであるか否かを確認する段階を含んでよい。
【0010】
他の側面によると、前記イメージ認証方法は、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記イメージの送信要求にしたがい、前記直接撮影の認証による認証マークが含まれた前記イメージを前記チャットルームで送信する段階をさらに含んでよい。
【0011】
他の側面によると、前記イメージ認証方法は、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記イメージが前記チャットルームから他のチャットルームに共有、または、前記チャットルームと連携するメッセンジャーとは異なる媒体を介して送信される場合、前記イメージから前記直接撮影の認証による認証マークを除去して送信する段階をさらに含んでよい。
【0012】
他の側面によると、前記イメージ認証方法は、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記イメージに対するNFT(NON-FUNGIBLE TOKEN)を発行する段階をさらに含んでよい。
【0013】
他の側面によると、前記イメージ認証方法は、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記イメージの送信要求にしたがい、前記イメージのメタ情報にNFT情報を添付して前記イメージを前記チャットルームで送信する段階をさらに含んでよい。
【0014】
他の側面によると、前記送信する段階は、前記NFT情報とともに、前記イメージの原著作者の識別情報を含む前記イメージを送信してよい。
【0015】
他の側面によると、前記表示する段階は、前記イメージの直接撮影の認証にともなって前記イメージにウォーターマーク(WATERMARK)を追加する段階を含んでよい。
【0016】
他の側面によると、前記ウォーターマークは、前記イメージに対するNFT情報を含んでよい。
【0017】
他の側面によると、前記イメージ認証方法は、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記チャットルームに受信された他のイメージに対して、前記他のイメージが直接撮影の認証を含むイメージである場合、前記他のイメージに含まれる原著作者の情報を確認する段階、および前記少なくとも1つのプロセッサが、前記原著作者が前記コンピュータ装置の使用者と関係が設定された友だちである場合、前記他のイメージを友だちマークとともに前記チャットルームに表示する段階をさらに含んでよい。
【0018】
前記イメージ認証方法を前記コンピュータ装置に実行させるために非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される、コンピュータプログラムを提供する。
【0019】
コンピュータ装置であって、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記コンピュータ装置のカメラによって直接撮影されたイメージを認証する過程、およびチャットルームで前記イメージが送信されると、前記直接撮影の認証による認証マークとともに前記イメージを前記チャットルームに表示する過程を処理する、コンピュータ装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の一例を示した図である。
【
図2】本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の一例を示したブロック図である。
【
図3】本発明の一実施形態における、コンピュータ装置が実行することができる方法の一例を示したフローチャートである。
【
図4】本発明の一実施形態における、直接撮影イメージを表示するチャットルーム画面の一例を示した図である。
【
図5】本発明の一実施形態における、イメージに対してNFTを発行する過程を説明するための図である。
【
図6】本発明の一実施形態における、直接撮影イメージを表示するチャットルーム画面の他の例を示した図である。
【
図7】本発明の一実施形態における、イメージに対して原著作者情報を表示する過程を説明するための図である。
【
図8】本発明の一実施形態における、直接撮影イメージを表示するチャットルーム画面の他の例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。
【0022】
本発明の実施形態は、デジタルイメージの有効性を認証する技術に関する。
【0023】
本明細書で具体的に開示する事項を含む実施形態は、イメージを送信するときに直接撮影イメージであることを認証し、このイメージに対する自動NFT発行を支援することを目的とする。
【0024】
本発明の実施形態に係るイメージ認証システムは、少なくとも1つのコンピュータ装置によって実現されてよく、本発明の実施形態に係るイメージ認証方法は、イメージ認証システムに含まれる少なくとも1つのコンピュータ装置によって実行されてよい。このとき、コンピュータ装置においては、本発明の一実施形態に係るコンピュータプログラムがインストールされて実行されてよく、コンピュータ装置は、実行されたコンピュータプログラムの制御にしたがって本発明の実施形態に係るイメージ認証方法を実行してよい。上述したコンピュータプログラムは、コンピュータ装置と結合してイメージ認証方法をコンピュータに実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0025】
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような
図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が
図1のように限定されることはない。また、
図1のネットワーク環境は、本実施形態に適用可能な環境のうちの一例を説明したものに過ぎず、本実施形態に適用可能な環境が
図1のネットワーク環境に限定されることはない。
【0026】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータ装置によって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、PC(personal computer)、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットなどがある。一例として、
図1では、電子機器110の例としてスマートフォンを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器110は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することのできる多様な物理的なコンピュータ装置のうちの1つを意味してよい。
【0027】
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0028】
サーバ150、160それぞれは、複数の電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140にサービス(一例として、メッセンジャーサービスなど)を提供するシステムであってよい。
【0029】
図2は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。上述した複数の電子機器110、120、130、140それぞれやサーバ150、160それぞれは、
図2に示したコンピュータ装置200によって実現されてよい。
【0030】
このようなコンピュータ装置200は、
図2に示すように、メモリ210、プロセッサ220、通信インタフェース230、および入力/出力インタフェース240を含んでよい。メモリ210は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、およびディスクドライブのような永続的大容量記録装置を含んでよい。ここで、ROMやディスクドライブのような永続的大容量記録装置は、メモリ210とは区分される別の永続的記録装置としてコンピュータ装置200に含まれてもよい。また、メモリ210には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコードが記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ210とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からメモリ210にロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信インタフェース230を通じてメモリ210にロードされてもよい。例えば、ソフトウェア構成要素は、ネットワーク170を介して受信されるファイルによってインストールされるコンピュータプログラムに基づいてコンピュータ装置200のメモリ210にロードされてよい。
【0031】
プロセッサ220は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ210または通信インタフェース230によって、プロセッサ220に提供されてよい。例えば、プロセッサ220は、メモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてよい。
【0032】
通信インタフェース230は、ネットワーク170を介してコンピュータ装置200が他の装置(一例として、上述した記録装置)と互いに通信するための機能を提供してよい。一例として、コンピュータ装置200のプロセッサ220がメモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって生成した要求や命令、データ、ファイルなどが、通信インタフェース230の制御にしたがってネットワーク170を介して他の装置に伝送されてよい。これとは逆に、他の装置からの信号や命令、データ、ファイルなどが、ネットワーク170を経てコンピュータ装置200の通信インタフェース230を通じてコンピュータ装置200に受信されてよい。通信インタフェース230を通じて受信された信号や命令、データなどは、プロセッサ220やメモリ210に伝送されてよく、ファイルなどは、コンピュータ装置200がさらに含むことのできる記録媒体(上述した永続的記録装置)に記録されてよい。
【0033】
入力/出力インタフェース240は、入力/出力装置250とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、マイク、キーボード、またはマウスなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェース240は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置250は、コンピュータ装置200と1つの装置で構成されてもよい。
【0034】
また、他の実施形態において、コンピュータ装置200は、
図2の構成要素よりも少ないか多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、コンピュータ装置200は、上述した入力/出力装置250のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。
【0035】
以下では、イメージ認証のための方法および装置の具体的な実施形態について説明する。
【0036】
近年は、中古取引や金融取引を行うときに、物品のイメージや使用者の個人認証の必要性が高まっており、この他にもイメージによる位置や時間に対する認証の必要性も増加している。
【0037】
デジタルコンテンツの場合は、無断コピーや無断配布が極めて容易であるため、原著作者の氏名表示権の保障が難しい環境に置かれている。
【0038】
本実施形態は、イメージの偽造や盗用などの問題を解決するためのものであって、イメージを送信するときに直接撮影イメージであることを認証し、このイメージに対する自動NFT(Non-fungible token:代替不可トークン)の発行を支援することを目的とする。
【0039】
本明細書において、イメージとは、カメラが生成するコンテンツであって、写真と動画を包括したものを意味してよい。
【0040】
本実施形態に係るコンピュータ装置200は、クライアント(client)を対象に、クライアント上にインストールされた専用アプリケーションやコンピュータ装置200と関連するウェブ/モバイルサイトへのアクセスによってメッセンジャーサービスを提供してよい。コンピュータ装置200には、コンピュータで実現されたイメージ認証システムが構成されてよい。一例として、イメージ認証システムは、独立して動作するプログラムの形態で実現されてもよいし、特定のアプリケーションのイン-アプリ(in-app)の形態で構成されて前記特定のアプリケーション上で動作が可能なように実現されてもよい。
【0041】
コンピュータ装置200のプロセッサ220は、以下のイメージ認証方法を実行するための構成要素として実現されてよい。実施形態によって、プロセッサ220の構成要素は、選択的にプロセッサ220に含まれてもよいし除外されてもよい。また、実施形態によって、プロセッサ220の構成要素は、プロセッサ220の機能の表現のために分離されてもよいし併合されてもよい。
【0042】
このようなプロセッサ220およびプロセッサ220の構成要素は、以下のイメージ認証方法に含まれる段階を実行するようにコンピュータ装置200を制御してよい。例えば、プロセッサ220およびプロセッサ220の構成要素は、メモリ210が含むオペレーティングシステムのコードと少なくとも1つのプログラムのコードとによる命令(instruction)を実行するように実現されてよい。
【0043】
ここで、プロセッサ220の構成要素は、コンピュータ装置200に記録されたプログラムコードが提供する命令にしたがってプロセッサ220によって実行される、互いに異なる機能(different functions)の表現であってよい。
【0044】
プロセッサ220は、コンピュータ装置200の制御と関連する命令がロードされたメモリ210から必要な命令を読み込んでよい。この場合、前記読み込まれた命令は、プロセッサ220が以下で説明する段階を実行するように制御するための命令を含んでよい。
【0045】
以下で説明するイメージ認証方法に含まれる段階は、図に示した順序とは異なる順序で実行されてもよいし、段階の一部が省略されたり追加の過程がさらに含まれたりしてもよい。
【0046】
イメージ認証方法に含まれる段階は、クライアントで実行されてよいが、実施形態によっては、段階の少なくとも一部がサーバ150で実行されることも可能である。
【0047】
図3は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置が実行することができる方法の一例を示したフローチャートである。
【0048】
図3を参照すると、段階310で、プロセッサ220は、メッセンジャー上のチャットルームでカメライベントを利用し、カメラによって撮影されたイメージの直接撮影を認証してよい。プロセッサ220は、使用者がメッセンジャーで送信しようとするイメージを特定する場合、このイメージが、メッセンジャーがインストールされた電子機器のカメラによって直接撮影されたイメージであるか否かを確認してよい。一例として、プロセッサ220は、メッセンジャーのイン-アプリ形式で構成されたカメラ機能をチャットルームで実行してイメージが撮影された場合、このイメージはインアプリカメラを実行したイベントによって直接撮影されたイメージであることを認証してよい。他の例として、プロセッサ220は、メッセンジャーがインストールされた電子機器のシステムカメラを実行してイメージが撮影された場合、このイメージはオペレーティングシステム(OS)で提供されるカメライベントによって直接撮影されたイメージであることを認証してよい。
【0049】
段階320で、プロセッサ220は、使用者がイメージを撮影した後にチャットルームでこのイメージの送信を要求した場合、このイメージに直接撮影の認証による認証マークを含んで送信してよい。すなわち、プロセッサ220は、使用者が直接撮影したイメージをメッセンジャーサーバ(例えば、サーバ150など)に送信してよく、これにより、メッセンジャーサーバは、該当となるチャットルームに参加中のメンバーの電子機器に直接撮影の認証マークが含まれたイメージを送信してよい。他の例として、プロセッサ220は、ユーザが直接撮影したイメージに対して認証マークを含んだイメージを生成してよく、該当となるチャットルームに参加中のメンバーの電子機器に直接撮影の認証マークを含んだイメージを送信してよい。続いて、プロセッサ220は、撮影されたイメージのイメージ情報、撮影されたイメージのメタ情報、撮影されたイメージの暗号化情報、または認証マークを含んだイメージの認証マーク情報の少なくとも1つをメッセンジャーサーバ(例えば、サーバ150など)に送信してよい。イメージに認証マークを直接含んで送信することはもちろん、認証マークの代わりに直接撮影の認証結果をメタデータに含ませて送信することも可能である。
【0050】
プロセッサ220は、直接撮影イメージに対する編集機能をチャットルームで提供してよく、直接撮影イメージの場合、イメージの内容が破損されない範囲に限定された編集機能を提供してよい。一例として、サイズ調整(resize)、トリミング(crop)、回転(rotate)、表示補正のようにイメージ自体に変形を与えない編集機能は許容するが、落書き(doodle)のような描き足しやイメージフィルタ(image filter)のようにイメージの内容に変形を加える編集機能は制限(禁止)してよい。直接撮影イメージに対する編集機能を制限する以外にも、自由な編集機能は提供するものの本来の内容に一定レベル以上の変形が加えられた編集イメージの場合は、直接撮影イメージの認証対象から除外されるようにしてもよい。
【0051】
段階330で、プロセッサ220は、使用者が送信要求したイメージをチャットルームに表示するにあたり、使用者が直接撮影したイメージの場合は、そのイメージを直接撮影の認証マークとともに表示してよい。プロセッサ220は、チャットルームで直接撮影イメージを送受信する場合に、チャットルーム内のUI(user interface)により、直接撮影されたものであると認証されたイメージであることを容易に認識できるようにこのイメージを区分して表示してよい。
【0052】
図4は、本発明の一実施形態における、直接撮影イメージを表示するチャットルーム画面の一例を示した図である。
【0053】
図4を参照すると、プロセッサ220は、メッセンジャーがインストールされた電子機器のカメラを利用して使用者が直接撮影したイメージ410をメッセンジャー上のチャットルーム400で送信すると、使用者が送信したイメージ410をチャットルーム400に表示するが、このとき、このイメージ410が使用者によって直接撮影されたものであることを認証する認証マーク411を表示してよい。
【0054】
プロセッサ220は、イメージ410がチャットルーム400から他のチャットルームに送信されたり、イメージ410がチャットルーム400が含まれたメッセンジャーとは異なる媒体(例えば、他のメッセンジャー、テキストサービス、他のソーシャルサービスなど)で共有されたりする場合、イメージ410から認証マーク411が除去されるように処理してよい。すなわち、直接撮影の認証マーク411があるイメージ410を再送したり外部に共有したりする場合、イメージ410から直接撮影の認証マーク411が除去された状態で送信されるようにしてよい。
【0055】
他の例として、プロセッサ220は、使用者が直接撮影したイメージ410がこの使用者によってメッセンジャー内の他のチャットルームに送信される場合、またはメッセンジャーと連携する他の媒体で共有される場合、直接撮影の認証マーク411が維持された状態で送信されるようにしてよい。
【0056】
図5は、本発明の一実施形態における、イメージに対してNFTを発行する過程を説明するための図である。
【0057】
図5を参照すると、段階501で、プロセッサ220は、イメージを撮影した後にチャットルームでイメージ送信が要求された場合、直接撮影が認証されたイメージに対してブロックチェーンによる自動NFTを発行してよい。プロセッサ220は、イメージの原著作者の所有権である氏名表示権をNFで発行してよい。プロセッサ220は、直接撮影が認証されたイメージに対するコントラクトアドレス(contract address)、トークンID(token ID)、トークンURI(Uniform Resource Identifier)を含むスマートコントラクト(smart contract)をブロックチェーンに記録することによってイメージの氏名表示権を示すNFTを発行してよい。
【0058】
段階502で、プロセッサ220は、使用者が送信要求したイメージのメタ情報に、このイメージに対して発行されたNFT情報を添付してメッセンジャーサーバに送信してよい。すなわち、プロセッサ220は、イメージのEXIF(exchangeable image file format)のようなメタ情報にNFT情報を添付することで、イメージに対する認証を支援してよい。チャットルームで送信されるイメージにはこのイメージのNFT情報が含まれてよく、メッセンジャー内での照会を目的としてイメージの原著作者に関する識別情報(例えば、メッセンジャー上のプロフィールURL、アカウントIDなど)を含ませてよい。チャットルームで送信されたイメージからNFT情報を照会してよい。
【0059】
上述したNFT発行過程は、メッセンジャーがインストールされたクライアントで実行されるものと説明したが、これに限定されてはならず、実施形態によってはサーバ150で実行されることも可能である。
【0060】
図6は、本発明の一実施形態における、直接撮影イメージを表示するチャットルーム画面の他の例を示した図である。
【0061】
プロセッサ220は、使用者が直接撮影して送信したイメージに対してウォーターマーク(watermark)を利用した認証を追加してよい。
【0062】
図6を参照すると、プロセッサ220は、メッセンジャーがインストールされた電子機器のカメラを利用して使用者が直接撮影したイメージ410をメッセンジャー上のチャットルーム400で送信すると、使用者が送信したイメージ410をチャットルーム400に表示するが、このとき、イメージ410が使用者によって直接撮影されたものであることを認証するウォーターマーク611を表示してよい。
【0063】
プロセッサ220は、イメージ410自体にNFT情報(例えば、token ID)を含むウォーターマーク611を送信して表示してよい。チャットルーム400にイメージ410を表示するにあたり、このイメージ410は直接撮影が認証されたイメージであって、NFTが発行されたイメージであることをウォーターマーク611で示してよい。
【0064】
ウォーターマーク611は、イメージ410自体に表示されるように追加することにより、イメージ410のメタデータが削除されたとしても認証情報は維持されるようにしてよい。イメージ410のメタデータに直接撮影の認証情報を添付する場合は、メタデータに変更や更新が生じる過程で認証情報が消失してしまう恐れがあるため、ウォーターマーク611をイメージ(410)上に挿入する方式で直接撮影の認証情報を維持してよい。
【0065】
動画の場合は、動画に含まれる各キーフレーム(key frame)にウォーターマーク611を追加してよい。
【0066】
図に示してはいないが、プロセッサ220は、イメージ410上に直接撮影と関連して発行されたNFTであることを示すNFT関連UIをさらに表示してよい。このようなNFT関連UIが選択される場合、プロセッサ220は、メッセンジャーサーバ(例えば、サーバ150など)またはNFT管理サーバ(例えば、サーバ160など)を通じてNFT発給履歴を照会して、イメージの生成および以前の関連情報をポップアップまたは他のページで表示してよい。これにより、イメージを最初に撮影あるいは配布した使用者に関する履歴情報を提供することができる。
【0067】
図7は、本発明の一実施形態における、イメージに対して原著作者情報を表示する過程を説明するための図である。
【0068】
図7を参照すると、段階701で、プロセッサ220は、チャットルームで直接撮影イメージを受信して表示するにあたり、このイメージに含まれる原著作者情報を確認してよい。一例として、直接撮影イメージの場合、NFT情報とともに原著作者の識別情報が含まれた状態で送信されてよく、このイメージの原著作者がメッセンジャー上で使用者との関係(例えば、友だち関係や登録関係など)が設定された使用者(以下、「友だち」とする)であるか否かを確認してよい。
【0069】
段階702で、プロセッサ220は、チャットルームに受信されたイメージが直接撮影イメージであって、このイメージの原著作者がメッセンジャー上で使用者との関係が設定された友だちである場合、友だちマークとともに、このイメージをチャットルームに表示してよい。プロセッサ220は、メッセンジャー上のチャットルームで送信されたイメージの原著作者がメッセンジャーの友だちである場合、原著作者がメッセンジャーの友だちでない場合と区別されるように、友だちマークをイメージとともに表示してよい。プロセッサ220は、メッセンジャー上のチャットルームで送信されたイメージの原著作者がメッセンジャーの友だちである場合、原著作者を容易に識別できるように、イメージと関連するUIによって友だちであることを表示してよい。このとき、プロセッサ220は、メッセンジャーの友だちが送った直接撮影イメージに対して、原著作者である友だちのメッセンジャープロフィールを友だちマークで構成して表示してよい。実施形態によっては、メッセンジャーの友だちが送ったイメージに対して、友だちマークの代わりに、そのイメージの表示要素(例えば、イメージフレームなど)を一般イメージとは区別されるように強調表示してよい。このような場合、イメージの追加情報により、このイメージの原著作者が友だちであることが分かるようになる。例えば、使用者がチャットルームで表示要素が強調されたイメージを選択する場合、イメージの追加情報として原著作者が友だちであることを示すために、原著作者のメッセンジャープロファイルをポップアップで提供してよい。
【0070】
図8は、本発明の一実施形態における、原著作者情報を含む直接撮影イメージを表示するチャットルーム画面の一例を示した図である。
【0071】
図8を参照すると、プロセッサ220は、チャットルームで受信されたイメージ410を表示するが、このとき、イメージ410が直接撮影イメージとして認証された場合、原著作者情報を確認し、原著作者がメッセンジャー上の友だちである場合、原著作者を容易に認知できるように原著作者のプロフィールイメージで構成された友だちマーク811を表示してよい。
【0072】
チャットルーム400にイメージ410を表示するときに、このイメージ410は直接撮影イメージであり、メッセンジャー上の友だちが原著作者であることを友だちマーク811で表示してよい。
【0073】
本発明に係るイメージ直接撮影の認証は、中古取引や金融取引を行うときの個人証明に活用することができる。例えば、中古取引の際に、実際に品物を所有しているという認証用として使用することができる。また、イメージの内容物は原物であること、変造のないイメージであること、イメージを撮影した時間などを証明するための認証用としての使用はもちろん、インターネット上に流出しているイメージの原著作者を証明するためにも活用することができる。
【0074】
このように、本発明の実施形態によると、イメージを撮影して送信するときに、直接撮影イメージに対する認証結果を提供することにより、イメージの偽造や盗用などの問題を解決することができる。さらに、本発明の実施形態によると、直接撮影イメージに対してブロックチェーン基盤のNFTを発行することにより、原著作者の氏名表示権を保障することができる。
【0075】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特定用途コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者であれば、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0076】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、所望のように動作するように処理装置を構成したり、個別にまたはまとめて処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で記録されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0077】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。このとき、媒体は、コンピュータによって実行可能なプログラムを継続して記録するものであってもよいし、実行またはダウンロードのために一時的に記録するものであってもよい。また、媒体は、単一または複数のハードウェアが結合した形態の多様な記録手段または格納手段であってよく、あるコンピュータシステムに直接接続させる媒体はもちろん、ネットワーク上に分散して存在するものであってもよい。媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM、DVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令が記録されるように構成されたものが挙げられる。また、他の媒体の例として、アプリケーションを流通するアプリストアや、その他の多様なソフトウェアを供給したり流通したりするサイト、サーバなどで管理する記録媒体や格納媒体も含まれる。
【0078】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0079】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付の特許請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0080】
110、120、130、140:電子機器
150、160:サーバ
170:ネットワーク
【外国語明細書】