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特開2024-37066ヘッド用アダプタ、推進ヘッドシステムおよびヘッド用アダプタの使用方法
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  • 特開-ヘッド用アダプタ、推進ヘッドシステムおよびヘッド用アダプタの使用方法 図1
  • 特開-ヘッド用アダプタ、推進ヘッドシステムおよびヘッド用アダプタの使用方法 図2
  • 特開-ヘッド用アダプタ、推進ヘッドシステムおよびヘッド用アダプタの使用方法 図3
  • 特開-ヘッド用アダプタ、推進ヘッドシステムおよびヘッド用アダプタの使用方法 図4
  • 特開-ヘッド用アダプタ、推進ヘッドシステムおよびヘッド用アダプタの使用方法 図5
  • 特開-ヘッド用アダプタ、推進ヘッドシステムおよびヘッド用アダプタの使用方法 図6
  • 特開-ヘッド用アダプタ、推進ヘッドシステムおよびヘッド用アダプタの使用方法 図7
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024037066
(43)【公開日】2024-03-18
(54)【発明の名称】ヘッド用アダプタ、推進ヘッドシステムおよびヘッド用アダプタの使用方法
(51)【国際特許分類】
   E21D 9/087 20060101AFI20240311BHJP
【FI】
E21D9/087 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022141711
(22)【出願日】2022-09-06
(71)【出願人】
【識別番号】000141060
【氏名又は名称】株式会社関電工
(71)【出願人】
【識別番号】506343704
【氏名又は名称】株式会社トーメック
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】三角 久
(72)【発明者】
【氏名】内田 みつる
(72)【発明者】
【氏名】小林 俊久
(72)【発明者】
【氏名】植野 進一
(72)【発明者】
【氏名】壁内 輝夫
(72)【発明者】
【氏名】菊地 健太
【テーマコード(参考)】
2D054
【Fターム(参考)】
2D054GA01
(57)【要約】
【課題】地盤の性質の変化に対応可能なヘッド用アダプタを提供すること。
【解決手段】ヘッド用アダプタ20は、推進工法用ヘッド30の端面に当接可能な第1面と、前記第1面よりも面積が大きい平面である第2面22と、前記第1面および前記第2面22に連続する円柱面26とを備える。前記第1面は、第1平面部、および前記第1平面部と交差する第2平面部を有し、前記第2面22は、前記第1平面部または前記第2平面部と平行である。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
推進工法用ヘッドの端面に当接可能な第1面と、
前記第1面よりも面積が大きい平面である第2面と、
前記第1面および前記第2面に連続する円柱面とを備える
ヘッド用アダプタ。
【請求項2】
前記第1面は、第1平面部、および前記第1平面部と交差する第2平面部を有し、
前記第2面は、前記第1平面部または前記第2平面部と平行である
請求項1に記載のヘッド用アダプタ。
【請求項3】
前記第1面と、前記第2面との間を貫通する貫通孔を備え、
前記貫通孔は前記第2面側にザグリ部を有する
請求項1に記載のヘッド用アダプタ。
【請求項4】
前記ザグリ部は、深ザグリ部である
請求項3に記載のヘッド用アダプタ。
【請求項5】
推進工法用ヘッドと、ヘッド用アダプタとを備える推進ヘッドシステムであって、
前記推進工法用ヘッドは、端面にネジ穴を有し、
前記ヘッド用アダプタは、
前記推進工法用ヘッドの端面に当接可能な第1面と、
前記第1面よりも面積が大きい平面である第2面と、
前記第1面および前記第2面に連続する円柱面と、
前記第1面と、前記第2面とを貫通し、前記第2面側にザグリ部を有する貫通孔とを有し、
前記貫通孔を介して前記ネジ穴にねじ込まれたボルトにより、前記推進工法用ヘッドに固定される
推進ヘッドシステム。
【請求項6】
推進工法用ヘッドの端面に、第1面と前記第1面よりも面積が大きい平面である第2面と、前記第1面および前記第2面に連続する円柱面とを備えるヘッド用アダプタの前記第1面を当接させ、
前記推進工法用ヘッドと、前記ヘッド用アダプタとを固定する
ヘッド用アダプタの使用方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヘッド用アダプタ、推進ヘッドシステムおよびヘッド用アダプタの使用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
中心軸に対して傾斜した平面状の端面を有する推進工法用のヘッドが使用されている(特許文献1)。特許文献1のヘッドでは、推進に伴う地盤からの反力が端面に作用する。そのためヘッドは、中心軸に対して斜めに進む。オペレータは、中心軸回りにヘッドを適宜回転させることにより、ヘッドが進行する方向を制御し、所望の到達位置への掘進作業を行なえる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2016-160727号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、推進経路の途中に軟弱地盤が存在する場合がある。軟弱地盤では推進時に地盤からヘッドの端面に加わる反力が小さい。そのため、ヘッドの向きによる進行方向の変化が少なく、所定の目標位置への誘導が難しい。
【0005】
ヘッドが軟弱地盤に到達した場合には、ヘッドを出発地点まで引き戻して軟弱地盤用のヘッドに交換する作業が行なわれる場合がある。ヘッドの交換作業では、ヘッドに接続される油圧ホースおよびセンサ等の交換および調整が必要であるため、作業に時間がかかる。
【0006】
一つの側面では、地盤の性質の変化に対応可能なヘッド用アダプタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
ヘッド用アダプタは、推進工法用ヘッドの端面に当接可能な第1面と、前記第1面よりも面積が大きい平面である第2面と、前記第1面および前記第2面に連続する円柱面とを備える。
【発明の効果】
【0008】
一つの側面では、地盤の性質の変化に対応可能なヘッド用アダプタを提供することを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】推進ヘッドシステムの正面図である。
図2図1におけるII矢視図である。
図3図2におけるIII-III線による部分断面図である。
図4】ヘッド用アダプタの正面図である。
図5図4におけるV矢視図である。
図6図4におけるVI矢視図である。
図7】変形例の推進ヘッドシステムの正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[実施の形態1]
図1は、推進ヘッドシステム10の正面図である。推進ヘッドシステム10は、推進工法用ヘッド30と、推進工法用ヘッド30に取り付けられたヘッド用アダプタ20と、図示を省略する推進装置とを含む。推進工法用ヘッド30から推進装置までの間に、円筒形状の推進管40が連続して複数本配置されている。
【0011】
推進工法用ヘッド30は、推進管40とほぼ同一外径を有する円柱面316と、円柱面316の中心軸に対して傾斜した斜切面31とを有する、いわゆる斜切りヘッドである。斜切面31は、推進工法用ヘッド30の先端側の端面を構成している。
【0012】
本実施の形態の斜切面31は、第1斜切面311と第2斜切面312との2つの平面により構成されている。第1斜切面311は、第2斜切面312と交差する平面である。図1においては、第1斜切面311、第2斜切面312、および、第1斜切面311と第2斜切面312との境界に形成されている稜線は、紙面に対して垂直である。
【0013】
第1斜切面311の第2斜切面312から遠い側の縁は、円柱面316よりも内側である。第2斜切面312の、第1斜切面311から遠い側の縁は、円柱面316よりも外側まで張り出して、ヘッド張出部35を形成している。ヘッド張出部35の先端と、円柱面316との間の距離を、距離hと記載する。
【0014】
円柱面316の中心軸と第1斜切面311との成す角度を角度a、円柱面316の中心軸と第2斜切面312との成す角度を角度bと記載する。本実施の形態においては、角度aは30度であり、角度bは60度である。なお、30度および60度は、角度aおよび角度bの例示である。角度aは30度に限定しない。角度bは60度に限定しない。
【0015】
推進工法用ヘッド30は、図示を省略する回転用アクチュエータ、センサおよび発信コイル等を備える。推進工法用ヘッド30と推進装置とは、図示を省略する油圧ホースおよびケーブル等により接続されている。これらの構成要素は、従来から使用されているため、図示および説明を省略する。
【0016】
図2は、図1におけるII矢視図である。図3は、図2におけるIII-III線による部分断面図である。ヘッド用アダプタ20は、図2および図3に示すように2本の第1ボルト51および2本の第2ボルト52により推進工法用ヘッド30に固定されている。第1ボルト51および第2ボルト52は、たとえば六角ボルトである。図3は、第1ボルト51と第2ボルト52とに同一の仕様の六角ボルトを使用する例を示す。
【0017】
図4は、ヘッド用アダプタ20の正面図である。図5は、図4におけるV矢視図である。図6は、図4におけるVI矢視図である。ヘッド用アダプタ20は、円柱面26と、推進工法用ヘッド30に接する側の端面である第1面21と、推進工法用ヘッド30と反対側の端面である第2面22とを備える。第2面22の面積は、第1斜切面311の面積と第2斜切面312の面積との合計である斜切面31の面積よりも大きい。具体的には、第2面22の面積は、第1面21の面積の約1.6倍である。
【0018】
第1面21は、第1平面部211と第2平面部212との二つの平面により構成されている。第1平面部211は、第2平面部212と交差する平面である。第2面22は、平面である。図4においては、第1平面部211、第2平面部212、第1平面部211と第2平面部212との境界に形成されている谷線、および第2面22は、紙面に対して垂直である。
【0019】
以後の説明においては、円柱面26の中心軸と第1平面部211との成す角度を角度A、円柱面26の中心軸と第2平面部212との成す角度を角度B、円柱面26の中心軸と第2面22との成す角度を角度Cと記載する。角度Aは角度aと略同一であり、角度Bは角度bと略同一である。したがって、第1面21は斜切面31に当接可能である。円柱面26の直径は、円柱面316の直径とほぼ同一である。
【0020】
第2面22は、第1平面部211と略平行である。すなわち、角度Cは角度Aと略同一である。第2面22の第2平面部212側の縁は、円柱面26よりも外側まで張り出して、アダプタ張出部25を形成している。アダプタ張出部25の先端と、円柱面26との間の距離を、距離Hと記載する。距離Hは距離hと略同一である。
【0021】
第2面22と第1平面部211との間に、2つの第1貫通孔241が設けられている。第1貫通孔241は、第1平面部211に対して垂直である。第1貫通孔241の第2面22側には、第1ボルト51の頭部を収容可能な深ザグリ部が設けられている。
【0022】
第2面22と第2平面部212との間に、2つの第2貫通孔242が設けられている。第2貫通孔242は、第2平面部212に対して垂直である。第2貫通孔242の第2面22側には、第2ボルト52の頭部を収容可能な深ザグリ部が設けられている。
【0023】
図3に戻って説明を続ける。推進工法用ヘッド30には、第1貫通孔241および第2貫通孔242に対応する位置に、ネジ穴が設けられている。それぞれのネジ穴は、斜切面31に対して垂直である。ヘッド用アダプタ20が取り付けられていない場合には、それぞれのネジ穴には、いわゆるイモネジが斜切面31から突出しない状態に挿入されている。イモネジは、たとえば六角穴付き止めネジである。
【0024】
ヘッド用アダプタ20が推進工法用ヘッド30に取り付けられた状態について、説明する。第1ボルト51は、第1貫通孔241を介して、第1斜切面311に設けられたネジ穴にねじ込まれている。第2ボルト52は、第2貫通孔242を介して、第2斜切面312に設けられたネジ穴にねじ込まれている。
【0025】
ヘッド用アダプタ20は、第1ボルト51および第2ボルト52により、推進工法用ヘッド30に固定されている。第1ボルト51および第2ボルト52の頭部は、それぞれ深ザグリ部の中に収容されている。したがって、第1ボルト51および第2ボルト52は第2面22から突出しない。
【0026】
円柱面26の中心軸は、円柱面316の中心軸とほぼ一致する。第1平面部211と第1斜切面311、および、第2平面部212と第2斜切面312がそれぞれ接触した状態である。第2面22は、円柱面316の中心軸に対して傾斜した状態である。
【0027】
ヘッド張出部35の先端と、アダプタ張出部25の先端とを結ぶ線は、円柱面316の中心軸に対して略平行である。推進工法用ヘッド30の先端側から、円柱面316の中心軸に沿う方向に推進ヘッドシステム10を見た場合、ヘッド張出部35を含めて推進工法用ヘッド30全体が、ヘッド用アダプタ20の背後に隠れた状態になる。
【0028】
推進ヘッドシステム10の使用方法の概要について説明する。オペレータは、事前の地盤調査および工事計画に基づいて定められた仕様の推進工法用ヘッド30を準備する。オペレータは、推進装置を使用して発進部から推進工法用ヘッド30を推進する。オペレータは、推進工法用ヘッド30を適宜回転させて、推進工法用ヘッド30が目標位置に到達するように制御する。
【0029】
推進工法用ヘッド30が軟弱地盤に到達した場合、地盤から斜切面31に加わる反力が小さいため、推進工法用ヘッド30の向きを適切に制御することが難しい。具体的には、軟弱地盤においては推進工法用ヘッド30の進行方向が変化しにくいため、掘進経路の曲率半径が大きくなる。
【0030】
そのまま掘進作業を継続することは不適切だと判断した場合、オペレータは、推進工法用ヘッド30を発進部まで引き戻す。オペレータは、推進工法用ヘッド30のネジ穴に取り付けられているイモビスを抜去する。
【0031】
オペレータは、斜切面31と第1面21とを当接させて、斜切面31に設けられたネジ穴と、貫通孔24との位置を合わせる。オペレータは、第1ボルト51および第2ボルト52を使用して推進工法用ヘッド30にヘッド用アダプタ20を取り付ける。
【0032】
推進工法用ヘッド30と推進装置との間を接続する油圧ホースおよびケーブル等の付け替えおよびセンサの再調整等は不要である。したがって、ヘッド用アダプタ20を取り付ける作業は、推進工法用ヘッド30を交換する場合に比べて短時間で、容易に行なえる。
【0033】
オペレータは、ヘッド用アダプタ20を取り付けた推進工法用ヘッド30を、発進部から推進する。ヘッド用アダプタ20および推進工法用ヘッド30は既に掘進済の経路を通って、軟弱地盤まで到達する。
【0034】
まだ掘進を行なっていない軟弱地盤内では、第2面22の前面が軟弱地盤からの反力を受ける。前述の通り、第2面22の面積は斜切面31の面積よりも大きい。したがって、第2面22が受ける反力は、ヘッド用アダプタ20を取り付ける前に斜切面31が受けた反力に比べて大きい。
【0035】
反力が大きいため、推進工法用ヘッド30を回転させた場合の、推進工法用ヘッド30の進行方向の変化が大きい。したがって、オペレータは所望の方向に推進工法用ヘッド30を進めることができる。
【0036】
ヘッド張出部35の先端と、アダプタ張出部25の先端とを結ぶ線が、円柱面316の中心軸に対して略平行であるため、ヘッド用アダプタ20を取り付ける前後で推進工法用ヘッド30の回転角度と、推進工法用ヘッド30が進行する向きとの関係が略同一である。したがって、オペレータがヘッド用アダプタ20を取り付ける前後で同様の操作で、推進作業を行なえる推進ヘッドシステム10を提供できる。
【0037】
軟弱地盤を通過した後であっても、ヘッド用アダプタ20を取り付けた状態で掘進可能である場合には、オペレータはヘッド用アダプタ20を取り付けた推進工法用ヘッド30を目標位置に到達させる。仮に、軟弱地盤を通過した後に、ヘッド用アダプタ20を取り付けた状態では掘進困難な地盤に到達した場合には、オペレータは推進工法用ヘッド30を発進部まで引き戻してヘッド用アダプタ20を取り外した後に、再度掘進作業を行なう。
【0038】
本実施の形態によると、掘進経路に軟弱地盤が存在する場合に推進工法用ヘッド30に取り付けることにより掘進作業を継続可能なヘッド用アダプタ20を提供できる。ヘッド用アダプタ20の着脱は、推進工法用ヘッド30を交換する場合に比べて、短時間で容易に実行できる。したがって、掘進経路の途中で地盤の性質が大きく変化する場合でも対応可能な推進ヘッドシステム10を提供できる。
【0039】
なお、角度Cは、角度Aよりも小さくても良い。角度Cが小さいほど、第2面22の面積が大きいため、さらに軟弱地盤に適したヘッド用アダプタ20を提供できる。角度Cは、角度Aと角度Bとの中間程度の角度であってもよい。第2面22は、斜切面31と同様に二つの平面により構成されていてもよい。
【0040】
同一の推進工法用ヘッド30に対して取り付け可能な複数の仕様のヘッド用アダプタ20が用意されており、オペレータが、使用するヘッド用アダプタ20を現場の状況に応じて選択してもよい。
【0041】
第1貫通孔241の深ザグリと、第2貫通孔242の深ザグリとを同程度の深さにしてもよい。そのようにする場合には、第1ボルト51よりも第2ボルト52を長くする。掘削簿に第2ボルト52の上部に詰まる土の量が少ないため、第2ボルト52を取り外す作業が容易な推進ヘッドシステム10を提供できる。
【0042】
第1貫通孔241および第2貫通孔242に、深ザグリ部の代わりに皿ザグリ部が設けられており、第1ボルト51および第2ボルト52に、皿ネジが使用されてもよい。
【0043】
[変形例]
図7は、変形例の推進ヘッドシステム10の正面図である。本変形例においては、斜切面31は一つの平面である。したがって、第1面21も一つの平面である。
【0044】
斜切面31は、3つ以上の平面により構成されていても良い。斜切面31は、曲面を含んでもよい。斜切面31に当接可能な形状の第1面21を有するヘッド用アダプタ20を容易することにより、様々な形状の推進工法用ヘッド30に対応するヘッド用アダプタ20を提供できる。
【0045】
各実施例で記載されている技術的特徴(構成要件)はお互いに組合せ可能であり、組み合わせすることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものでは無いと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味では無く、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0046】
特許請求の範囲に記載した独立請求項および従属請求項は、引用形式に関わらずのあらゆる組み合わせにおいて、相互に組み合わせることが可能である。さらに、特許請求の範囲には他の2以上のクレームを引用するクレームを記載する形式(マルチクレーム形式)を用いているが、これに限るものではない。マルチクレームを少なくとも一つ引用するマルチクレーム(マルチマルチクレーム)を記載する形式を用いて記載しても良い。
【符号の説明】
【0047】
10 推進ヘッドシステム
20 ヘッド用アダプタ
21 第1面
211 第1平面部
212 第2平面部
22 第2面
24 貫通孔
241 第1貫通孔
242 第2貫通孔
25 アダプタ張出部
26 円柱面
30 推進工法用ヘッド
31 斜切面
311 第1斜切面
312 第2斜切面
316 円柱面
35 ヘッド張出部
40 推進管
51 第1ボルト
52 第2ボルト
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7