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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024037067
(43)【公開日】2024-03-18
(54)【発明の名称】ガス燃料用低圧レギュレータ
(51)【国際特許分類】
   F02M 21/06 20060101AFI20240311BHJP
   G05D 16/06 20060101ALI20240311BHJP
   F02M 21/02 20060101ALI20240311BHJP
   F02B 43/00 20060101ALI20240311BHJP
【FI】
F02M21/06 C
G05D16/06 Z
F02M21/02 L
F02B43/00 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022141712
(22)【出願日】2022-09-06
(71)【出願人】
【識別番号】000153122
【氏名又は名称】株式会社ニッキ
(74)【代理人】
【識別番号】100092864
【弁理士】
【氏名又は名称】橋本 京子
(74)【代理人】
【氏名又は名称】橋本 克彦
(74)【代理人】
【識別番号】100226713
【弁理士】
【氏名又は名称】橋本 大輔
(72)【発明者】
【氏名】矢崎 雅則
(72)【発明者】
【氏名】森 健司
【テーマコード(参考)】
5H316
【Fターム(参考)】
5H316AA09
5H316BB05
5H316DD02
5H316EE02
5H316EE10
5H316EE12
5H316GG01
5H316JJ01
5H316KK02
(57)【要約】
【課題】開閉弁を迂回するバイパス燃料通路を備えたガス燃料の低圧レギュレータにおいて、あらゆる運転領域でレギュレータ出口圧力を安定化させる。
【解決手段】ボディ2内部を、燃料導入路3および燃料送出路4と連通させた調圧室7と、大気側に連通させた大気圧室5にダイヤフラム6で区画し、前記燃料導入路3の開口部に設けた開閉弁8および前記開閉弁8を迂回して前記燃料導入路3から前記調圧室7内にガス燃料を噴出させるバイパス燃料通路10を備えたガス燃料用低圧レギュレータ1Aにおいて、前記バイパス燃料通路10の末端側開口部には、ガス燃料の噴流を衝突させて向きを変えながら前記ダイヤフラム6に直接当たらないようにする緩衝手段を配置した。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
燃料導入路および燃料送出路を形成したボディと、
前記ボディ内に形成されて大気側に連通した背圧室と、
前記ボディ内に形成されて前記燃料導入路および前記燃料送出路と連通した調圧室と、
前記背圧室と前記調圧室を区画するダイヤフラムと、
前記燃料導入路と前記調圧室の間に備えられた開閉弁と、
調圧ばねによって付勢されつつ、前記ダイヤフラムの往復変位動作によって揺動し、前記開閉弁を作動させる弁レバーと、
前記燃料導入路から前記開閉弁を迂回して前記調圧室内に連通させるとともに末端側の絞り構造部から前記ダイヤフラム側にガス燃料を噴出させるバイパス燃料通路と、を備え、
前記燃料導入路から前記調圧室内に導入されるガス燃料を所定圧力に減圧・調整して前記燃料送出路から送出するガス燃料用低圧レギュレータにおいて、
前記バイパス燃料通路の末端側開口部には、ガス燃料の噴流を衝突させてその向きを変えながら前記ダイヤフラムに直接当たらないようにする緩衝手段が配置されていることを特徴とするガス燃料用低圧レギュレータ。
【請求項2】
前記緩衝手段は、直線的なバイパス燃料通路末端側の流路をその軸線方向に対し直角方向の2本に分岐させるT字管状とされていることを特徴とする請求項1記載のガス燃料用低圧レギュレータ。
【請求項3】
前記緩衝手段は、直線的なバイパス燃料通路末端側の流路をその軸線方向に対し直角方向の3本以上の放射状に分岐させる形状とされていることを特徴とする請求項1記載のガス燃料用低圧レギュレータ。
【請求項4】
前記緩衝手段は、前記バイパス燃料通路の開口部から所定距離を隔てた位置で前記噴流を衝突させる遮蔽板であることを特徴とする請求項1記載のガス燃料用低圧レギュレータ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、圧力容器から送出されたLPG(液化石油ガス)やCNG(圧縮天然ガス)のような高圧のガス燃料を、大気圧レベルまでに減圧調整してミキサやインジェクタに送出するために用いられる、ガス燃料用低圧レギュレータに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、LPGやCNGなどのガス燃料をエンジンに供給する際には、圧力容器に充填した液状のガス燃料を低圧レギュレータで大気圧程度まで減圧調整したガス燃料とし、これをミキサやインジェクタに送出して吸気管路から供給するのが一般的である。
【0003】
このような低圧レギュレータとしては、例えば特開2017-020456号公報(特許文献1)や特開2019-015181号公報(特許文献2)に提示され図5に示すような低圧レギュレータ1Dが周知である。その構成は、燃料導入路3および燃料送出路4が形成されたボディ2内部において、大気側に連通した大気圧室5と、前記大気圧室5とダイヤフラム6で区画された調圧室7が形成されており、前記燃料導入路3と前記調圧室7の間に配置された開閉弁8を弁レバー9により作動させるものである。
【0004】
前記弁レバー9は、前記ダイヤフラム6の中央部において前記ダイヤフラム6を挟んで取り付けられたダイヤフラムプレート61,62の中心位置に固定されたロッド63に対して、調圧ばね91で付勢された状態で先端92側を連結されている。そして、前記調圧室7側と前記大気圧室5側との間の圧力差の変化に応じた前記ダイヤフラム6の往復変位による、ピン93を軸とした前記弁レバー9の揺動動作で、弁体81を弁座82に対して離隔または接触させることで前記開閉弁8を開閉しながら前記調圧室7内に導入したガス燃料の圧力をほぼ大気圧レベルの一定圧力に調整して、燃料送出路4から送出する仕組みである。
【0005】
しかし、このようなガス燃料用低圧レギュレータでは、エンジン始動時や低速・低開度域など、レギュレータ出口側に与える吸入圧力が小さい状況では、エンジン要求流量を充分に送出できない場合もある。そのため、図6に示すように、前記燃料導入路3から前記開閉弁8を介さずに前記調圧室7側に連通させるバイパス燃料通路10を形成し、その末端側に絞り構造部111を有するバイパスジェット11を設けて、前記調圧室7内にガス燃料を噴出させる方式も広く採用されている。
【0006】
ところが、このような低圧レギュレータ1Dにおけるように、前記バイパス燃料通路10の下流側に前記ダイヤフラム6が配置された構造を有しながら、微小圧力を制御する機能が求められるものにおいては、前記バイパス燃料通路10を経由して前記バイパスジェット11から出た噴流(図示した黒矢印)が前記ダイヤフラム6に直接当たることで、レギュレータ出口圧力が不安定になりやすくなるという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2017-020456号公報
【特許文献2】特開2019-015181号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記のような問題を解決しようとするものであり、開閉弁を迂回するバイパス燃料通路を備えたガス燃料用低圧レギュレータにおいて、エンジンのあらゆる運転領域において、レギュレータ出口圧力を安定化させることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
そこで、本発明は、燃料導入路および燃料送出路を形成したボディと、前記ボディ内に形成されて大気側に連通した背圧室と、前記ボディ内に形成されて前記燃料導入路および前記燃料送出路と連通した調圧室と、前記背圧室と前記調圧室を区画するダイヤフラムと、前記燃料導入路と前記調圧室の間に備えられた開閉弁と、調圧ばねによって付勢されつつ、前記ダイヤフラムの往復変位動作によって揺動し、前記開閉弁を作動させる弁レバーと、前記燃料導入路から前記開閉弁を迂回して前記調圧室内に連通させるとともに末端側の絞り構造部から前記ダイヤフラム側にガス燃料を噴出させるバイパス燃料通路と、を備え、前記燃料導入路から前記調圧室内に導入されるガス燃料を所定圧力に減圧・調整して前記燃料送出路から送出するガス燃料用低圧レギュレータにおいて、前記バイパス燃料通路の末端側開口部には、ガス燃料の噴流を衝突させてその向きを変えながら前記ダイヤフラムに直接当たらないようにする緩衝手段が配置されていることを特徴とするものとした。
【0010】
このように、レギュレータの開閉弁を迂回するバイパス燃料通路の末端側に、ガス燃料の噴流を衝突させてダイヤフラムに直接当たらないようにする緩衝手段を設けたことで、開閉弁の迂回ルートを経由したガス燃料の噴流によるダイヤフラムへの衝突圧力を緩衝して、その調圧機能への影響を最小限に抑えることができるため、あらゆる運転領域においてレギュレータ出口圧力を安定化させやすいものとなる。
【0011】
また、前記緩衝手段は、直線的なバイパス燃料通路末端側の流路をその軸線方向に対し直角方向の2つに分岐させるT字管状とされている場合、ガス燃料の噴流を直線的な流路の末端側で衝突させながら直角方向2本に分岐させてダイヤフラムとは異なる向きに案内することができるため、優れた緩衝機能を発揮することができる。
【0012】
更に、前記緩衝手段は、直線的なバイパス燃料通路末端側の流路をその軸線方向に対し直角方向の3本以上の放射状に分岐させる形状とされている場合、ガス燃料の噴流を直線的な流路の末端側で衝突させながら直角かつ放射状の多数の向きに分岐させてダイヤフラムとは異なる方向に案内することができるため、一層優れた緩衝機能を発揮することができる。
【0013】
また、前記緩衝手段は、バイパス燃料通路の開口部から所定距離を隔てた位置でその噴流を衝突させる遮蔽板である場合、既存のバイパスジェットをそのまま用いながら、低コストで本発明を実施することができる。
【発明の効果】
【0014】
開閉弁を迂回するバイパス燃料通路の末端側にガス燃料の噴流を衝突させてダイヤフラムに直接当たらないようにする緩衝手段を設けた本発明によると、エンジンのあらゆる運転領域においてレギュレータ出口圧力を安定化させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明における好ましい実施の形態であるガス燃料用の低圧レギュレータを示す縦断面図。
図2】本発明における異なる実施の形態である低圧レギュレータを示す縦断面図。
図3】本発明における更に異なる実施の形態である低圧レギュレータを示す縦断面図。
図4】本発明および従来例の低圧レギュレータにおける吐出流量と出口圧力のPQ特性を示すグラフ。
図5】従来例の低圧レギュレータを示す縦断面図。
図6図5の低圧レギュレータを他の方向から切断した縦断面図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を説明する。
【0017】
図1は、本実施の形態であるガス燃料用の低圧レギュレータ1Aを縦断面図で示している。前記低圧レギュレータ1Aは、燃料導入路3および燃料送出路4が形成されたボディ2内部において、大気側に連通した大気圧室5と、前記大気圧室5とダイヤフラム6で区画された調圧室7が形成されており、前記燃料導入路3と前記調圧室7の間に配置された開閉弁8を弁レバー9により作動させるものである。
【0018】
また、前記弁レバー9は、前記ダイヤフラム6の中央部において前記ダイヤフラム6を挟んで取り付けられたダイヤフラムプレート61,62の中心位置に固定されたロッド63に対して、調圧ばね91で付勢された状態で先端92側を連結されている(図5に示した従来例の縦断面図参照)。
【0019】
そして、前記調圧室7側と前記大気圧室5側との間の圧力差の変化に応じた前記ダイヤフラム6の往復変位による、ピン93を軸とした前記弁レバー9の揺動動作で、弁体81を弁座82に対して離隔または接触させることで前記開閉弁8を開閉しながら前記調圧室7内に導入したガス燃料の圧力をほぼ大気圧レベルの一定圧力に調整して、燃料送出路4から送出する仕組みである点においては、従来例の低圧レギュレータ1Dと同様である。
【0020】
更に、先述した従来例と同様に、エンジン始動時から低速・低開度運転のエンジン側吸引圧力の弱い状況等に対応するため、前記燃料導入路3から前記開閉弁8を迂回して前記調圧室7内に連通させて形成されたバイパス燃料通路10と、前記バイパス燃料通路10の末端側開口部に取り付けられており前記ダイヤフラム6側にガス燃料を噴出させるための絞り構造部121を有するバイパスジェット12とを備えている。
【0021】
そして、本発明においては、上述した構成を備えている前記低圧レギュレータ1Aにおいて、ガス燃料の噴流を衝突させてその向きを変えながら前記ダイヤフラム6に直接当たらないようにする緩衝手段として、前記バイパス燃料通路10の末端側開口部に取り付けられた前記バイパスジェット12が、直線的な前記バイパス燃料通路10末端側の流路をその軸線方向に対し直角方向の2つに分岐させる横向きの放出路122,123を備えたT字管状とされている点を特徴としている。
【0022】
前記低圧レギュレータ1Aにおいて上述のような構成を採用したことにより、前記バイパス燃料通路10を通って前記調圧室7内に導入されたガス燃料の噴流(図示した黒矢印)を、直線的な流路の末端側で衝突させながら直角方向2本に分岐させて前記ダイヤフラム6とは異なる方向に案内することができるため、ガス燃料の噴流による前記ダイヤフラム6の往復変位動作への影響を最小限に抑える優れた緩衝機能を発揮することが可能なものとなる。
【0023】
このとき、向きを変えたガス燃料の噴流は前記ダイヤフラム6を挟んで取り付けられたダイヤフラムプレート61の表面に当たる場合があるが、噴流の影響を比較的受けやすい膨出部64を回避しているため問題はない。
【0024】
図2は、前記低圧レギュレータ1Aの変形例としての低圧レギュレータ1Bを示している。前記低圧レギュレータ1Bも、前記低圧レギュレータ1Aと同様に、エンジン始動時から低速・低開度運転のエンジン側吸引圧力の弱い状況等に対応するため、燃料導入路3から開閉弁8を迂回して調圧室7内に連通させて形成されたバイパス燃料通路10と、前記バイパス燃料通路10の末端側開口部に取り付けられておりダイヤフラム6側にガス燃料を噴出させるための絞り構造部131を有するバイパスジェット13とを備えている。
【0025】
この例では、ガス燃料の噴流を衝突させてその向きを変えながら前記ダイヤフラム6に直接当たらないようにする緩衝手段として、バイパス燃料通路10の末端側開口部に取り付けられた前記バイパスジェット13が、直線的なバイパス燃料通路10末端側の流路をその軸線方向に対し直角方向の4本の放射状(十字状)の放出路132,133,134,135に分岐させた形状を備えている点を特徴としており、ガス燃料の噴流(図示した黒矢印)を直線的な流路の末端側で衝突させながら直角かつ放射状の多数の向きに分岐させてダイヤフラム6とは異なる方向に案内することができるため、一層優れた緩衝機能を発揮可能なものとなる。
【0026】
このとき、向きを変えたガス燃料の噴流は前記ダイヤフラム6を挟んで取り付けられたダイヤフラムプレート61の表面に当たる場合があるが、噴流の影響を比較的受けやすい膨出部64を回避しているため問題はない。
【0027】
図3は、上述したガス燃料用低圧レギュレータ1A,1Bの応用例としての低圧レギュレータ1Cを示している。この例では、ガス燃料の噴流を衝突させてその向きを変えながら前記ダイヤフラム6に直接当たらないようにする緩衝手段として、バイパス燃料通路10の末端側に取り付けられた通常のバイパスジェット11の開口部から所定距離を隔てた位置において、その噴流を衝突させる遮蔽板14を備えた点を特徴としている。
【0028】
このような構成によっても、前記バイパス燃料通路10を経由して噴出したガス燃料の噴流(図示した黒矢印)を衝突させてその向きを変えながら前記ダイヤフラム6に直接当たらないように緩衝することが可能であるが、既存の部品である前記バイパスジェット11をそのまま用いながら、前記遮蔽板14を調圧室7内に固定するだけで済むことから、低コストで本発明を実施しやすいものとしている。
【0029】
このとき、向きを変えたガス燃料の噴流は前記遮蔽板14に沿って、図3に示した横方向に案内されるため、ガス燃料の噴流が前記ダイヤフラム6に当たるおそれがない。
【0030】
次に、上述した図1のガス燃料用の低圧レギュレータ1A,1Cを実際に作成して、従来の低圧レギュレータ1Dとともにその機能を試験した結果について、図4のグラフを用いながら説明する。
【0031】
図4のグラフは、低圧レギュレータによる吐出流量[NL/min]とレギュレータ出口圧力[Pa]の特性(PQ特性)を示すものであるが、従来のバイパスジェットのみの低圧レギュレータ1Dの場合は、グラフがジグザグ状になって不安定であったのに対し、T字管状のバイパスジェットを用いた本発明の実施例である低圧レギュレータ1A、および従来のバイパスジェットに遮蔽板を追加して設けた本発明の実施例である低圧レギュレータ1Cにおいては、両者ともグラフが穏やかな曲線状を示してPQ特性が安定していたことから、これらはエンジンのあらゆる運転領域においてレギュレータ出口圧力を安定化させる機能を備えていると考えられる。
【0032】
以上、述べたように、本発明により、開閉弁を迂回するバイパス燃料通路を備えたガス燃料用低圧レギュレータにおいて、エンジンのあらゆる運転領域においてレギュレータ出口圧力を安定化させることできた。
【符号の説明】
【0033】
1A,1B,1C,1D 低圧レギュレータ、2 ボディ、3 燃料導入路、4 燃料送出路、5 大気圧室、6 ダイヤフラム、7 調圧室、8 開閉弁、9 弁レバー、10 バイパス燃料通路、11,12,13 バイパスジェット、14 遮蔽板、61,62 ダイヤフラムプレート、63 ロッド、64 膨出部、81 弁体、82 弁座、91 調圧ばね、92 先端、93 ピン、111,121,131 絞り構造部、122,123,132,133,134,135 放出路
図1
図2
図3
図4
図5
図6