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特開2024-37075長手方向に複数の切り込みをいれたストローを備えたポンプ付き容器
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  • 特開-長手方向に複数の切り込みをいれたストローを備えたポンプ付き容器 図1
  • 特開-長手方向に複数の切り込みをいれたストローを備えたポンプ付き容器 図2
  • 特開-長手方向に複数の切り込みをいれたストローを備えたポンプ付き容器 図2a
  • 特開-長手方向に複数の切り込みをいれたストローを備えたポンプ付き容器 図2b
  • 特開-長手方向に複数の切り込みをいれたストローを備えたポンプ付き容器 図2c
  • 特開-長手方向に複数の切り込みをいれたストローを備えたポンプ付き容器 図2d
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024037075
(43)【公開日】2024-03-18
(54)【発明の名称】長手方向に複数の切り込みをいれたストローを備えたポンプ付き容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 47/34 20060101AFI20240311BHJP
【FI】
B65D47/34 100
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022141723
(22)【出願日】2022-09-06
(71)【出願人】
【識別番号】593097890
【氏名又は名称】サンテクス株式会社
(72)【発明者】
【氏名】山田 直美
【テーマコード(参考)】
3E084
【Fターム(参考)】
3E084AB09
3E084KB01
3E084LC06
3E084LD22
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ストローを備えたポンプ付き容器において内容物が少なくなっても、ポンプで内容物を取り出せることを課題とする。
【解決手段】内容物に浸かった吸上ストロー3の先端から、容器内の内容物を吸い込むときに、内容物の表面張力を小さく抑え、内容物が少なくなっても吸い上げができるように、先端(3a)の円周に沿って、長手方向に複数の切り込み(3b)をいれた吸上ストローを備えたことを特徴とするポンプ付き容器。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ストローを備えたポンプ付き容器の吸上ストローの先端から、内容物を吸い込むときに、表面張力を抑え、内容物が少なくなっても吸い上げができるように、先端(3a)の円周に、長手方向に複数の切り込み(3b)をいれた吸上ストローを備えたことを特徴とするポンプ付き容器



【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ストローを備えたポンプ付き容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、粘性のある化粧液等はポンプ付き容器に入れられ、上部の押しボタン(5)を押すとポンプ(7)が押され、内容物が吸上ストロー(3)を通って吸い上げられノズル(6)から、必要量を取り出して使用されている。ところが内容物が少なくなると、吸上ストロー(3)が内容物(2)に浸かっているのにかかわらず、吸上ストロー(3)から吸い上げられず、容器の四分の一ぐらいの残りの部分はキャップ(4)をはずして、容器1を逆さにして直接、取り出さなければならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平10-276885
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ポンプ付き容器において内容物(2)が少なくなっても、内容物(2)をポンプで取り出せることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ストローを備えたポンプ付き容器のストロー先端(3a)の円周に沿って切込み(3b)を入れ、吸上ストロー先端(3a)の内容物に対する表面張力を減少させ、吸上ストロー内の内容物を吸い込み時に、途切れにくくすることにより、内容物が少なくなっても吸い上げができるストローを備えたポンプ付き容器。
【発明の効果】
【0006】
内容物が少なくなってもポンプ付き容器からポンプで内容物を取り出せるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】ポンプ付き容器の全体構成
図2】一般のストローを備えたポンプ付き容器と丸い形状の吸上ストロー先端
図2a】ストローを備えたポンプ付き容器の吸上ストロー先端の円周状に切り込みを入れた吸上ストロー
図2b】ストローを備えたポンプ付き容器の吸上ストロー先端に円周状に斜めに切り込みを入れた吸上ストロー
図2c】ストローを備えたポンプ付き容器の吸上ストロー先端の円周状にショットで傷をつけた吸上ストロー
図2d】ストローを備えたポンプ付き容器の吸上ストロー先端の円周状に切り込みを入れラッパ状にした吸上ストロー
【発明を実施するための形態】
【0008】
ストローを備えたポンプ付き容器1において容器に内容物がたくさん入っているときは、ストローを備えたポンプ付き容器の押しボタン(5)を押すとポンプ(7)が働き吸上ストロー(3)内の内容物がノズルから途切れずに出てくるが、少なくなると吸上ストロー(3)が内容物(2)に浸かっているにもかかわらず、吸上ストロー内の内容物が途切れて出てこなくなる。
吸上ストロー先端は丸い滑らかな筒型だが、内容物に浸かった吸上ストロー先端(3a)に円周に沿って、切込みを入れることにより、吸上ストロー先端(3a)での内容物に対する表面張力を小さく抑えることにより、内容物が少なくなっても、吸上ストローに入ってくる内容物が途切れることがなくなり、内容物が少なくなってもノズルから取り出せるようになる。
【符号の説明】
【0009】
1 容器
2 内容物
3 吸上ストロー
3a 吸上ストロー先端
3b 切り込み
3c ショット
4 キャップ
5 押しボタン
6 ノズル
7 ポンプ


図1
図2
図2a
図2b
図2c
図2d
【手続補正書】
【提出日】2023-03-02
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸い上げストローを備えたポンプ付き容器であって、吸い上げストロー先端(3a)に、吸い上げストローの長手方向に延びる直線状の切込みを、吸い上げストローの円周方向に沿って、複数形成したことを特徴とするポンプ付き容器。